JPH1081224A - ブレーキ制御装置 - Google Patents
ブレーキ制御装置Info
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- JPH1081224A JPH1081224A JP24059896A JP24059896A JPH1081224A JP H1081224 A JPH1081224 A JP H1081224A JP 24059896 A JP24059896 A JP 24059896A JP 24059896 A JP24059896 A JP 24059896A JP H1081224 A JPH1081224 A JP H1081224A
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- brake
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧ユニットおよび装置全体の小型化、低価
格化を図りつつ、ポンプが作動を開始してからホイール
シリンダ内の液圧が規定圧に上昇するまでの昇圧応答時
間を短くして、優れたブレーキ制御および車両の姿勢制
御を実現すること。 【解決手段】 ブレーキマスタシリンダ12側のブレー
キ液の液圧をブレーキホイールシリンダに導出可能な主
ブレーキ液通路13と、ブレーキマスタシリンダ12側
のブレーキ液を直列配備された上流側の補助ポンプ25
と下流側の加圧ポンプ24により加圧してブレーキホイ
ールシリンダ14に導出可能な副ブレーキ液通路20と
を備えたブレーキ制御装置において、上流側の補助ポン
プ25によって加圧されたブレーキ液を逆止め弁10を
介してブレーキホイールシリンダ14に導出可能なバイ
パス通路Lを備えた。
格化を図りつつ、ポンプが作動を開始してからホイール
シリンダ内の液圧が規定圧に上昇するまでの昇圧応答時
間を短くして、優れたブレーキ制御および車両の姿勢制
御を実現すること。 【解決手段】 ブレーキマスタシリンダ12側のブレー
キ液の液圧をブレーキホイールシリンダに導出可能な主
ブレーキ液通路13と、ブレーキマスタシリンダ12側
のブレーキ液を直列配備された上流側の補助ポンプ25
と下流側の加圧ポンプ24により加圧してブレーキホイ
ールシリンダ14に導出可能な副ブレーキ液通路20と
を備えたブレーキ制御装置において、上流側の補助ポン
プ25によって加圧されたブレーキ液を逆止め弁10を
介してブレーキホイールシリンダ14に導出可能なバイ
パス通路Lを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の駆動輪に過
大な駆動トルクが負荷した場合に発生する駆動輪のスリ
ップを抑制したり、車両の制動時に発生する車輪のロッ
クを防止するようにしたブレーキ制御装置に関する。
大な駆動トルクが負荷した場合に発生する駆動輪のスリ
ップを抑制したり、車両の制動時に発生する車輪のロッ
クを防止するようにしたブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の加速時や路面状況の急激な変化な
どによって駆動輪に過大な駆動トルクが負荷した場合、
路面と駆動輪との間で急激なスリップが発生してしま
い、エンジンからの駆動力を路面に有効に伝達すること
ができなくなる場合がある。また、車両の急制動時や凍
結路などでの車両の制動時には、車輪に対する制動力が
過大となって車輪がロックし易くなり、このような車両
の制動時に車輪がロックしてしまうと、車両のコントロ
ールが著しく困難となってしまう。
どによって駆動輪に過大な駆動トルクが負荷した場合、
路面と駆動輪との間で急激なスリップが発生してしま
い、エンジンからの駆動力を路面に有効に伝達すること
ができなくなる場合がある。また、車両の急制動時や凍
結路などでの車両の制動時には、車輪に対する制動力が
過大となって車輪がロックし易くなり、このような車両
の制動時に車輪がロックしてしまうと、車両のコントロ
ールが著しく困難となってしまう。
【0003】従来より、このような駆動輪のスリップ回
転(以下、これを「加速スリップ」という)を抑制した
り、あるいは制動時における車輪のロック(以下、これ
を「制動スリップ」という)を防止するために、例え
ば、特公平7−80445号公報などに記載されている
ように、各車輪のブレーキホイールシリンダ(以下、こ
れを「ホイールシリンダ」という)に対するブレーキ液
圧を制御するようにしたブレーキ制御装置が提案されて
いる。
転(以下、これを「加速スリップ」という)を抑制した
り、あるいは制動時における車輪のロック(以下、これ
を「制動スリップ」という)を防止するために、例え
ば、特公平7−80445号公報などに記載されている
ように、各車輪のブレーキホイールシリンダ(以下、こ
れを「ホイールシリンダ」という)に対するブレーキ液
圧を制御するようにしたブレーキ制御装置が提案されて
いる。
【0004】このブレーキ制御装置は、ブレーキマスタ
シリンダ(以下、これを「マスタシリンダ」という)側
のブレーキ液の液圧を開閉弁を介してブレーキホイール
シリンダに導出可能な主ブレーキ液通路と、ブレーキマ
スタシリンダ側のブレーキ液を開閉弁を介して導入しか
つポンプにより加圧して主ブレーキ液通路からブレーキ
ホイールシリンダに導出可能な副ブレーキ液通路と、ブ
レーキホイールシリンダ側のブレーキ液を開閉弁を介し
て主ブレーキ液通路に戻すことが可能なブレーキ液戻し
通路とを備えた構成となっている。さらに、副ブレーキ
液通路中のポンプとして、その副ブレーキ液通路中に直
列に介装される補助ポンプと加圧ポンプとが備えられる
と共に、ブレーキ液戻し通路は、それらのポンプの間に
おける副ブレーキ液通路中に、ブレーキホイールシリン
ダ側のブレーキ液を戻すようになっている。副ブレーキ
液通路中において、補助ポンプは、加圧ポンプよりもマ
スタシリンダ寄りつまり上流側に位置し、その補助ポン
プとマスタシリンダとの間に、ブレーキ液導入用の開閉
弁が備えられている。
シリンダ(以下、これを「マスタシリンダ」という)側
のブレーキ液の液圧を開閉弁を介してブレーキホイール
シリンダに導出可能な主ブレーキ液通路と、ブレーキマ
スタシリンダ側のブレーキ液を開閉弁を介して導入しか
つポンプにより加圧して主ブレーキ液通路からブレーキ
ホイールシリンダに導出可能な副ブレーキ液通路と、ブ
レーキホイールシリンダ側のブレーキ液を開閉弁を介し
て主ブレーキ液通路に戻すことが可能なブレーキ液戻し
通路とを備えた構成となっている。さらに、副ブレーキ
液通路中のポンプとして、その副ブレーキ液通路中に直
列に介装される補助ポンプと加圧ポンプとが備えられる
と共に、ブレーキ液戻し通路は、それらのポンプの間に
おける副ブレーキ液通路中に、ブレーキホイールシリン
ダ側のブレーキ液を戻すようになっている。副ブレーキ
液通路中において、補助ポンプは、加圧ポンプよりもマ
スタシリンダ寄りつまり上流側に位置し、その補助ポン
プとマスタシリンダとの間に、ブレーキ液導入用の開閉
弁が備えられている。
【0005】そして、加速スリップが発生した場合に、
ブレーキ液導入用の開閉弁を開いて補助ポンプと加圧ポ
ンプを作動させ、マスタシリンダ内のブレーキ液を補助
ポンプから加圧ポンプを介して駆動輪のホイールシリン
ダに供給し、駆動輪の過大なスリップを抑制してエンジ
ンからの駆動力を路面に有効に伝達させるようにしてい
る。
ブレーキ液導入用の開閉弁を開いて補助ポンプと加圧ポ
ンプを作動させ、マスタシリンダ内のブレーキ液を補助
ポンプから加圧ポンプを介して駆動輪のホイールシリン
ダに供給し、駆動輪の過大なスリップを抑制してエンジ
ンからの駆動力を路面に有効に伝達させるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブレーキ制
御装置によって加速スリップを抑制したり旋回中の車両
姿勢を制御する場合には、ポンプが作動を開始してか
ら、ホイールシリンダ内の液圧が規定圧に上昇するまで
の昇圧応答時間を短くすることが重要である。
御装置によって加速スリップを抑制したり旋回中の車両
姿勢を制御する場合には、ポンプが作動を開始してか
ら、ホイールシリンダ内の液圧が規定圧に上昇するまで
の昇圧応答時間を短くすることが重要である。
【0007】しかし、上記従来のブレーキ制御装置にお
いて、昇圧応答時間を短くしようとした場合には、ポン
プの大容積化、およびポンプ駆動源の大出力化を図らな
ければならず、装置全体の大型化、高価格化を招くとい
う問題があった。また、上流側の補助ポンプにより下流
側の加圧ポンプの吸入口側を加圧して、その加圧ポンプ
の作動効率を上げようとした場合には、その加圧ポンプ
の吐出口側の副ブレーキ液通路中に備わるオリフィスや
電磁弁の絞り作用のために、ポンプ作動直後における昇
圧応答性を充分に高めることが難しく、図6のように、
ポンプが作動開始(ON)した時点t1から所定時間遅
れた時点t2より、ホイールシリンダが昇圧されること
になる。このような昇圧応答性は、ブレーキ液の温度が
低くなるほど悪化する傾向にある。昇圧応答性向上のた
めの対策としては、加圧ポンプの吐出口側の副ブレーキ
液通路中に備わるオリフィスや電磁弁に関し、オリフィ
ス径を大きくしたり、電磁弁内部の流路径を大きくする
ことが考えられる。しかし、前者の場合には、ブレーキ
制御装置の制御動作時に、ブレーキ液の脈動を充分に抑
えることができず振動が発生するおそれがあり、また後
者の場合には、電磁弁の圧力保持能力を充分に確保する
ためにコイルや電磁弁自体を大きくする必要が生じ、装
置全体の大型化および高価格化をまねくおそれがある。
いて、昇圧応答時間を短くしようとした場合には、ポン
プの大容積化、およびポンプ駆動源の大出力化を図らな
ければならず、装置全体の大型化、高価格化を招くとい
う問題があった。また、上流側の補助ポンプにより下流
側の加圧ポンプの吸入口側を加圧して、その加圧ポンプ
の作動効率を上げようとした場合には、その加圧ポンプ
の吐出口側の副ブレーキ液通路中に備わるオリフィスや
電磁弁の絞り作用のために、ポンプ作動直後における昇
圧応答性を充分に高めることが難しく、図6のように、
ポンプが作動開始(ON)した時点t1から所定時間遅
れた時点t2より、ホイールシリンダが昇圧されること
になる。このような昇圧応答性は、ブレーキ液の温度が
低くなるほど悪化する傾向にある。昇圧応答性向上のた
めの対策としては、加圧ポンプの吐出口側の副ブレーキ
液通路中に備わるオリフィスや電磁弁に関し、オリフィ
ス径を大きくしたり、電磁弁内部の流路径を大きくする
ことが考えられる。しかし、前者の場合には、ブレーキ
制御装置の制御動作時に、ブレーキ液の脈動を充分に抑
えることができず振動が発生するおそれがあり、また後
者の場合には、電磁弁の圧力保持能力を充分に確保する
ためにコイルや電磁弁自体を大きくする必要が生じ、装
置全体の大型化および高価格化をまねくおそれがある。
【0008】本発明の目的は、油圧ユニットおよび装置
全体の小型化、低価格化を図りつつ、ポンプが作動を開
始してからホイールシリンダ内の液圧が規定圧に上昇す
るまでの昇圧応答時間を短くして、優れたブレーキ制御
および車両の姿勢制御を実現することができるブレーキ
制御装置を提供することにある。
全体の小型化、低価格化を図りつつ、ポンプが作動を開
始してからホイールシリンダ内の液圧が規定圧に上昇す
るまでの昇圧応答時間を短くして、優れたブレーキ制御
および車両の姿勢制御を実現することができるブレーキ
制御装置を提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、優れた昇圧応
答性を確保しつつ、ブレーキ液の脈動を抑えて、ブレー
キ制御装置の制御動作時における振動の発生を防止する
ことにもある。
答性を確保しつつ、ブレーキ液の脈動を抑えて、ブレー
キ制御装置の制御動作時における振動の発生を防止する
ことにもある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
のブレーキ制御装置は、ブレーキマスタシリンダ側のブ
レーキ液を開閉弁を介してブレーキホイールシリンダに
導出可能な主ブレーキ液通路と、前記ブレーキマスタシ
リンダ側のブレーキ液を開閉弁を介して導入しかつ直列
配備された上流側ポンプと下流側ポンプにより加圧して
前記ブレーキホイールシリンダに導出可能な副ブレーキ
液通路とを備えたブレーキ制御装置において、前記上流
側ポンプによって加圧されたブレーキ液を逆止め弁を介
して前記ブレーキホイールシリンダに導出可能なバイパ
ス通路を備えたことを特徴とする。
のブレーキ制御装置は、ブレーキマスタシリンダ側のブ
レーキ液を開閉弁を介してブレーキホイールシリンダに
導出可能な主ブレーキ液通路と、前記ブレーキマスタシ
リンダ側のブレーキ液を開閉弁を介して導入しかつ直列
配備された上流側ポンプと下流側ポンプにより加圧して
前記ブレーキホイールシリンダに導出可能な副ブレーキ
液通路とを備えたブレーキ制御装置において、前記上流
側ポンプによって加圧されたブレーキ液を逆止め弁を介
して前記ブレーキホイールシリンダに導出可能なバイパ
ス通路を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の本発明のブレーキ制御装
置は、請求項1において、前記上流側ポンプは、単位時
間当たりにおけるブレーキ液の吐出量が前記下流側のポ
ンプよりも多く設定されていることを特徴とする。
置は、請求項1において、前記上流側ポンプは、単位時
間当たりにおけるブレーキ液の吐出量が前記下流側のポ
ンプよりも多く設定されていることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の本発明のブレーキ制御装
置は、請求項1または2において、前記下流側ポンプの
吐出側における前記副ブレーキ液通路中に介在し、かつ
前記バイパス通路中には介在しないオリフィスを備えた
ことを特徴とする。
置は、請求項1または2において、前記下流側ポンプの
吐出側における前記副ブレーキ液通路中に介在し、かつ
前記バイパス通路中には介在しないオリフィスを備えた
ことを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の本発明のブレーキ制御装
置は、請求項1から3のいずれかにおいて、前記ブレー
キホイールシリンダ側のブレーキ液を開閉弁を介して前
記主ブレーキ液通路に戻すことが可能なブレーキ液戻し
通路を備えたことを特徴とする。
置は、請求項1から3のいずれかにおいて、前記ブレー
キホイールシリンダ側のブレーキ液を開閉弁を介して前
記主ブレーキ液通路に戻すことが可能なブレーキ液戻し
通路を備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0015】(第1の実施形態)図1から図4は、本発
明の第1の実施形態を説明するための図である。本例
は、後輪駆動の自動車用のブレーキ制御装置としての適
用例である。
明の第1の実施形態を説明するための図である。本例
は、後輪駆動の自動車用のブレーキ制御装置としての適
用例である。
【0016】図1は、本例におけるブレーキ液圧回路の
説明図であり、ドライバーによって踏み込まれるブレー
キペダル11が連結されたマスタシリンダ12には、2
系統の主ブレーキ液通路13a, 13b(以下、これら
を単に「主ブレーキ液通路13」と記述することもあ
る)の一端部が連通しており、一方の主ブレーキ液通路
13a他端部は、右前輪および左後輪のホイールシリン
ダ14FR, 14RLに対する油圧回路に接続し、他方の主
ブレーキ液通路13bの他端部は、左前輪および右後輪
のホイールシリンダ14FL, 14RRに対する油圧回路に
接続している。
説明図であり、ドライバーによって踏み込まれるブレー
キペダル11が連結されたマスタシリンダ12には、2
系統の主ブレーキ液通路13a, 13b(以下、これら
を単に「主ブレーキ液通路13」と記述することもあ
る)の一端部が連通しており、一方の主ブレーキ液通路
13a他端部は、右前輪および左後輪のホイールシリン
ダ14FR, 14RLに対する油圧回路に接続し、他方の主
ブレーキ液通路13bの他端部は、左前輪および右後輪
のホイールシリンダ14FL, 14RRに対する油圧回路に
接続している。
【0017】また、各主ブレーキ液通路13の途中に
は、非通電時に開となる制動スリップ用電磁切換弁15
a, 15b(以下、これらを単に「制動スリップ用電磁
切換弁15」と記述することもある)と、ホイールシリ
ンダ14FR, 14RL, 14FL,14RR(以下、これらを
単に「ホイールシリンダ14」と記述する場合もある)
側からマスタシリンダ12側へのブレーキ液の逆流を阻
止する第1の逆止め弁16a, 16b(以下、これらを
単に「第1の逆止め弁16」と記述する)とが並列に介
装されている。さらに、これら制動スリップ用電磁切換
弁15および第1の逆止め弁16と各ホイールシリンダ
14との間の主ブレーキ液通路13の途中には、非通電
時に開となる供給用電磁切換弁17a, 17b(以下、
これらを単に「供給用電磁切換弁17」と記述する)が
各ホイールシリンダ14に対応して介装されている。供
給用電磁切換弁17には、ホイールシリンダ14側の異
常な高圧を主ブレーキ液通路13側に逃がすための逆止
め弁90a、90b(以下、これらを単に「逆止め弁9
0」と記述する)が並列に接続されている。
は、非通電時に開となる制動スリップ用電磁切換弁15
a, 15b(以下、これらを単に「制動スリップ用電磁
切換弁15」と記述することもある)と、ホイールシリ
ンダ14FR, 14RL, 14FL,14RR(以下、これらを
単に「ホイールシリンダ14」と記述する場合もある)
側からマスタシリンダ12側へのブレーキ液の逆流を阻
止する第1の逆止め弁16a, 16b(以下、これらを
単に「第1の逆止め弁16」と記述する)とが並列に介
装されている。さらに、これら制動スリップ用電磁切換
弁15および第1の逆止め弁16と各ホイールシリンダ
14との間の主ブレーキ液通路13の途中には、非通電
時に開となる供給用電磁切換弁17a, 17b(以下、
これらを単に「供給用電磁切換弁17」と記述する)が
各ホイールシリンダ14に対応して介装されている。供
給用電磁切換弁17には、ホイールシリンダ14側の異
常な高圧を主ブレーキ液通路13側に逃がすための逆止
め弁90a、90b(以下、これらを単に「逆止め弁9
0」と記述する)が並列に接続されている。
【0018】上述した制動スリップ用電磁切換弁15
は、駆動輪の加速スリップが発生した場合、後述する制
御装置18(図2参照)からの指令に基づいて閉となる
以外は、常時開の状態が維持されるようになっている。
また、供給用電磁切換弁17は、制動スリップ時に、制
御装置18からの指令に基づいてホイールシリンダ14
内のブレーキ液の液圧をそのまま保持するか、あるいは
減圧する場合に閉となる以外は、常時開の状態が維持さ
れるようになっている。
は、駆動輪の加速スリップが発生した場合、後述する制
御装置18(図2参照)からの指令に基づいて閉となる
以外は、常時開の状態が維持されるようになっている。
また、供給用電磁切換弁17は、制動スリップ時に、制
御装置18からの指令に基づいてホイールシリンダ14
内のブレーキ液の液圧をそのまま保持するか、あるいは
減圧する場合に閉となる以外は、常時開の状態が維持さ
れるようになっている。
【0019】したがって、ドライバーがブレーキペダル
11を踏み込むと、マスタシリンダ12内で発生するブ
レーキ液圧が制動スリップ用電磁切換弁15および主ブ
レーキ液通路13から供給用電磁切換弁17を介して各
ホイールシリンダ14に伝えられ、ブレーキ液圧に基づ
いた制動力が発生する。また19は、マスタシリンダ1
2に連通する第1のリザーバタンクである。
11を踏み込むと、マスタシリンダ12内で発生するブ
レーキ液圧が制動スリップ用電磁切換弁15および主ブ
レーキ液通路13から供給用電磁切換弁17を介して各
ホイールシリンダ14に伝えられ、ブレーキ液圧に基づ
いた制動力が発生する。また19は、マスタシリンダ1
2に連通する第1のリザーバタンクである。
【0020】一方、マスタシリンダ12には、2系統の
副ブレーキ液通路20a, 20b(以下、これらを単に
「副ブレーキ液通路20」と記述する)の一端部がそれ
ぞれ連通し、これら副ブレーキ液通路20の他端部は、
制動スリップ用電磁切換弁15および第1の逆止め弁1
6と供給用電磁切換弁17との間における主ブレーキ液
通路13の中途位置に連通している。この副ブレーキ液
通路20の途中には、主ブレーキ液通路13側から順
に、オリフィス21a, 21b(以下、これらを単に
「オリフィス21」と記述する)と、副ブレーキ液通路
20内を流れるブレーキ液の脈動を抑制するダンパタン
ク22a, 22b(以下、これらを単に「ダンパタンク
22」と記述する)と、一台のポンプ駆動モータ23に
よってブレーキ液を主ブレーキ液通路13側に送給する
ように作動する2系統の下流側ポンプとしての加圧ポン
プ24a, 24b(以下、これらを単に「加圧ポンプ2
4」と記述する)と、これら加圧ポンプ24と一体に駆
動されてマスタシリンダ12側のブレーキ液を加圧ポン
プ24側に供給するための上流側ポンプとしての補助ポ
ンプ25a, 25b(以下、これらを単に「補助ポンプ
25」と記述する)と、非通電時に閉となるブレーキ液
導入用の開閉弁としての加速スリップ用電磁切換弁26
a, 26b(以下、これらを単に「加速スリップ用電磁
切換弁26」と記述する)とが直列に介装されている。
副ブレーキ液通路20a, 20b(以下、これらを単に
「副ブレーキ液通路20」と記述する)の一端部がそれ
ぞれ連通し、これら副ブレーキ液通路20の他端部は、
制動スリップ用電磁切換弁15および第1の逆止め弁1
6と供給用電磁切換弁17との間における主ブレーキ液
通路13の中途位置に連通している。この副ブレーキ液
通路20の途中には、主ブレーキ液通路13側から順
に、オリフィス21a, 21b(以下、これらを単に
「オリフィス21」と記述する)と、副ブレーキ液通路
20内を流れるブレーキ液の脈動を抑制するダンパタン
ク22a, 22b(以下、これらを単に「ダンパタンク
22」と記述する)と、一台のポンプ駆動モータ23に
よってブレーキ液を主ブレーキ液通路13側に送給する
ように作動する2系統の下流側ポンプとしての加圧ポン
プ24a, 24b(以下、これらを単に「加圧ポンプ2
4」と記述する)と、これら加圧ポンプ24と一体に駆
動されてマスタシリンダ12側のブレーキ液を加圧ポン
プ24側に供給するための上流側ポンプとしての補助ポ
ンプ25a, 25b(以下、これらを単に「補助ポンプ
25」と記述する)と、非通電時に閉となるブレーキ液
導入用の開閉弁としての加速スリップ用電磁切換弁26
a, 26b(以下、これらを単に「加速スリップ用電磁
切換弁26」と記述する)とが直列に介装されている。
【0021】加圧ポンプ24および補助ポンプ25は、
ポンプ駆動モータ23のカム軸32を間に挟んで相互に
180度隔てて配置され、一つのケーシング内に収納さ
れている。本例の場合、加圧ポンプ24はプランジャ3
6を備えた往復ポンプとなっており、そのプランジャ3
6は、図2のように、カム軸32に設けられた加圧ポン
プ用偏心カム35に当接する。そして、プランジャ36
が偏芯カム35の回転に応じて往復動するこにより、ブ
レーキ液を図1中の吸入弁52から吸入して、吐出弁5
0から吐出するようになっている。図2においては、吸
入弁52およびそれが備わる後述のブレーキ液戻し通路
29の図示を省略している。この加圧ポンプ24によ
り、ブレーキ液は副ブレーキ液通路20から主ブレーキ
液通路13側に吐出されることになる。
ポンプ駆動モータ23のカム軸32を間に挟んで相互に
180度隔てて配置され、一つのケーシング内に収納さ
れている。本例の場合、加圧ポンプ24はプランジャ3
6を備えた往復ポンプとなっており、そのプランジャ3
6は、図2のように、カム軸32に設けられた加圧ポン
プ用偏心カム35に当接する。そして、プランジャ36
が偏芯カム35の回転に応じて往復動するこにより、ブ
レーキ液を図1中の吸入弁52から吸入して、吐出弁5
0から吐出するようになっている。図2においては、吸
入弁52およびそれが備わる後述のブレーキ液戻し通路
29の図示を省略している。この加圧ポンプ24によ
り、ブレーキ液は副ブレーキ液通路20から主ブレーキ
液通路13側に吐出されることになる。
【0022】同様に、補助ポンプ25はプランジャ58
を備えた往復ポンプとなっており、そのプランジャ58
は、図2のように、カム軸32に設けられた補助ポンプ
用偏心カム57に当接する。そして、プランジャ58が
偏芯カム57の回転に応じて往復動するこにより、ブレ
ーキ液を吸入弁76から吸入して、吐出弁74から加圧
ポンプ24側に吐出するようになっている。
を備えた往復ポンプとなっており、そのプランジャ58
は、図2のように、カム軸32に設けられた補助ポンプ
用偏心カム57に当接する。そして、プランジャ58が
偏芯カム57の回転に応じて往復動するこにより、ブレ
ーキ液を吸入弁76から吸入して、吐出弁74から加圧
ポンプ24側に吐出するようになっている。
【0023】また、補助ポンプ25は、単位時間当たり
におけるブレーキ液の吐出量が加圧ポンプ24よりも多
くなるように設定されている。本例の場合は、補助ポン
プ25のポンプ室の内径D2を加圧ポンプ24のポンプ
室の内径D1よりも大きくして、プランジャ55の一往
復当たりにおけるブレーキ液の吐出量を、プランジャ3
6の一往復当たりにおけるブレーキ液の吐出量よりも多
くしている。また、プランジャ55のストローク長をプ
ランジャ36のストローク長よりも大きくするように、
偏芯カム35、57の形状を設定してもよい。
におけるブレーキ液の吐出量が加圧ポンプ24よりも多
くなるように設定されている。本例の場合は、補助ポン
プ25のポンプ室の内径D2を加圧ポンプ24のポンプ
室の内径D1よりも大きくして、プランジャ55の一往
復当たりにおけるブレーキ液の吐出量を、プランジャ3
6の一往復当たりにおけるブレーキ液の吐出量よりも多
くしている。また、プランジャ55のストローク長をプ
ランジャ36のストローク長よりも大きくするように、
偏芯カム35、57の形状を設定してもよい。
【0024】このような加圧ポンプ24と補助ポンプ2
5のプランジャ36、58の往復動により、マスタシリ
ンダ12側のブレーキ液が副ブレーキ液通路20から主
ブレーキ液通路13側に間欠的に吐出される。なお、本
例におけるポンプ25は、主ブレーキ液通路13が接続
されるマスタシリンダ12の出力部からブレーキ液を吸
入するようになっているが、マスタシリンダ12のリザ
ーバタンク19からブレーキ液を吸入するようにしても
よい。
5のプランジャ36、58の往復動により、マスタシリ
ンダ12側のブレーキ液が副ブレーキ液通路20から主
ブレーキ液通路13側に間欠的に吐出される。なお、本
例におけるポンプ25は、主ブレーキ液通路13が接続
されるマスタシリンダ12の出力部からブレーキ液を吸
入するようになっているが、マスタシリンダ12のリザ
ーバタンク19からブレーキ液を吸入するようにしても
よい。
【0025】上述した加速スリップ用電磁切換弁26
は、加速スリップが発生した場合、制御装置18からの
指令に基づいて開となる以外は、常時閉の状態が維持さ
れるようになっている。
は、加速スリップが発生した場合、制御装置18からの
指令に基づいて開となる以外は、常時閉の状態が維持さ
れるようになっている。
【0026】また、マスタシリンダ12と制動スリップ
用電磁切換弁15との間における主ブレーキ液通路13
の中途位置と、オリフィス21と加圧ポンプ24との間
における副ブレーキ液通路20の中途位置との間には、
ブレーキ液逃がし通路27a, 27b(以下、これらを
単に「ブレーキ液逃がし通路27」と記述する)が接続
されている。このブレーキ液逃がし通路27には、加圧
ポンプ24から吐出されるブレーキ液圧を所定以下に保
持するためのリリーフ弁28a, 28b(以下、これら
を単に「リリーフ弁28」と記述する)が設けられてい
る。
用電磁切換弁15との間における主ブレーキ液通路13
の中途位置と、オリフィス21と加圧ポンプ24との間
における副ブレーキ液通路20の中途位置との間には、
ブレーキ液逃がし通路27a, 27b(以下、これらを
単に「ブレーキ液逃がし通路27」と記述する)が接続
されている。このブレーキ液逃がし通路27には、加圧
ポンプ24から吐出されるブレーキ液圧を所定以下に保
持するためのリリーフ弁28a, 28b(以下、これら
を単に「リリーフ弁28」と記述する)が設けられてい
る。
【0027】加圧ポンプ24と補助ポンプ25との間に
おける副ブレーキ液通路20の中途位置には、ブレーキ
液戻し通路29a, 29b(以下、これらを単に「ブレ
ーキ液戻し通路29」と記述する)の一端側が連通し、
その他端側は、それぞれ二股に分岐して、ホイールシリ
ンダ14と供給用電磁切換弁17との間における主ブレ
ーキ液通路13の中途位置にそれぞれ連通している。こ
れらブレーキ液戻し通路29の他端側には、非通電時に
閉となる排出用電磁切換弁30a, 30b(以下、これ
らを単に「排出用電磁切換弁」と記述する)が各ホイー
ルシリンダ14に対応して介装されている。
おける副ブレーキ液通路20の中途位置には、ブレーキ
液戻し通路29a, 29b(以下、これらを単に「ブレ
ーキ液戻し通路29」と記述する)の一端側が連通し、
その他端側は、それぞれ二股に分岐して、ホイールシリ
ンダ14と供給用電磁切換弁17との間における主ブレ
ーキ液通路13の中途位置にそれぞれ連通している。こ
れらブレーキ液戻し通路29の他端側には、非通電時に
閉となる排出用電磁切換弁30a, 30b(以下、これ
らを単に「排出用電磁切換弁」と記述する)が各ホイー
ルシリンダ14に対応して介装されている。
【0028】これら排出用電磁切換弁30は、制動スリ
ップ時に、制御装置18からの指令に基づいてホイール
シリンダ14内のブレーキ液の液圧を減圧する場合に開
となる以外は、常時閉の状態が維持されるようになって
いる。
ップ時に、制御装置18からの指令に基づいてホイール
シリンダ14内のブレーキ液の液圧を減圧する場合に開
となる以外は、常時閉の状態が維持されるようになって
いる。
【0029】また、ブレーキ液戻し通路29には、ブレ
ーキ液を一時的に蓄える第2のリザーバタンク31a,
31b(以下、これらを単に「リザーバタンク31」と
記述する場合がある)が介装されている。
ーキ液を一時的に蓄える第2のリザーバタンク31a,
31b(以下、これらを単に「リザーバタンク31」と
記述する場合がある)が介装されている。
【0030】さらに、補助ポンプ25の吐出口側とホイ
ールシリンダ14との間にはバイパス通路La、Lb
(以下、これらを単に「バイパス通路L」と記述する)
が形成され、このバイパス通路L中に、補助ポンプ25
側からホイールシリンダ14側へのブレーキ液の供給を
許容する逆止め弁10a、10b(以下、これらを単に
「逆止め弁10」と記述する)が介装されている。
ールシリンダ14との間にはバイパス通路La、Lb
(以下、これらを単に「バイパス通路L」と記述する)
が形成され、このバイパス通路L中に、補助ポンプ25
側からホイールシリンダ14側へのブレーキ液の供給を
許容する逆止め弁10a、10b(以下、これらを単に
「逆止め弁10」と記述する)が介装されている。
【0031】図3に、制御系のブロック構成を示す。制
御装置18は、図示しないエンジンからの動力が伝達さ
れる後輪の回転速度を検出する駆動輪速センサ80RL,
80RR(以下、これらを単に「駆動輪速センサ80」と
記述する)や、車両と路面との相対移動に伴って連れ回
りする前輪の回転速度を検出する従動輪速センサ8
1FL, 81FR(以下、これらを単に「従動輪速センサ8
1」と記述する)などからの検出信号に基づき、各車輪
に制動スリップが発生しているか、あるいは後輪に加速
スリップが発生しているか否かを判定する。そして、こ
の判定結果に基づいて、制動スリップ用電磁切換弁15
および加速スリップ用電磁切換弁26に対する通電のオ
ン/オフを切り換え、さらに各車輪のスリップの度合い
に応じて供給用電磁切換弁17や排出用電磁切換弁30
に対する通電のオン/オフを切り換えると共に、ポンプ
駆動モータ23に対する通電のオン/オフにより加圧ポ
ンプ24および補助ポンプ25の動作を切り換えて、所
望の特性を得るようにしている。
御装置18は、図示しないエンジンからの動力が伝達さ
れる後輪の回転速度を検出する駆動輪速センサ80RL,
80RR(以下、これらを単に「駆動輪速センサ80」と
記述する)や、車両と路面との相対移動に伴って連れ回
りする前輪の回転速度を検出する従動輪速センサ8
1FL, 81FR(以下、これらを単に「従動輪速センサ8
1」と記述する)などからの検出信号に基づき、各車輪
に制動スリップが発生しているか、あるいは後輪に加速
スリップが発生しているか否かを判定する。そして、こ
の判定結果に基づいて、制動スリップ用電磁切換弁15
および加速スリップ用電磁切換弁26に対する通電のオ
ン/オフを切り換え、さらに各車輪のスリップの度合い
に応じて供給用電磁切換弁17や排出用電磁切換弁30
に対する通電のオン/オフを切り換えると共に、ポンプ
駆動モータ23に対する通電のオン/オフにより加圧ポ
ンプ24および補助ポンプ25の動作を切り換えて、所
望の特性を得るようにしている。
【0032】ところで、上述した制動スリップや加速ス
リップの判定方法や、これらに対する具体的な制御方法
は、従来から周知の方法と同様である。そこで、以下に
おいては、上述の判定後における具体的な動作の形態に
ついて説明する。
リップの判定方法や、これらに対する具体的な制御方法
は、従来から周知の方法と同様である。そこで、以下に
おいては、上述の判定後における具体的な動作の形態に
ついて説明する。
【0033】例えば、ドライバーがブレーキペダル11
を踏み込むと、マスタシリンダ12内のブレーキ液圧が
制動スリップ用電磁切換弁15を介して主ブレーキ液通
路13に伝わり、供給用電磁切換弁17を介してホイー
ルシリンダ14に供給され、各車輪に対する制動力が発
生する。また、主ブレーキ液通路13内のブレーキ液圧
は、オリフィス21を介してダンパタンク22にも次第
に蓄圧される。
を踏み込むと、マスタシリンダ12内のブレーキ液圧が
制動スリップ用電磁切換弁15を介して主ブレーキ液通
路13に伝わり、供給用電磁切換弁17を介してホイー
ルシリンダ14に供給され、各車輪に対する制動力が発
生する。また、主ブレーキ液通路13内のブレーキ液圧
は、オリフィス21を介してダンパタンク22にも次第
に蓄圧される。
【0034】ここで、制御装置18が駆動輪速センサ8
0および従動輪速センサ81などからの検出信号に基づ
き、何れかの車輪に制動スリップが発生してそのホイー
ルシリンダ14内のブレーキ液圧を減少させる必要が生
じたと判断した場合、制御装置18は減圧信号を出力す
る。その減圧信号により、供給用電磁切換弁17および
排出用電磁切換弁30に通電し、供給用電磁切換弁17
とホイールシリンダ14との間の主ブレーキ液通路13
のブレーキ液圧を遮断すると共に、ホイールシリンダ1
4に対してブレーキ液戻し通路29を連通状態とする。
さらにポンプ駆動モータ23を駆動して加圧ポンプ24
を作動させ、ホイールシリンダ14内のブレーキ液を排
出用電磁切換弁30を介してブレーキ液戻し通路29に
通し、第2のリザーバタンク31内に蓄える一方、その
一部が加圧ポンプ24によってダンパタンク22内に蓄
圧される。これによって、ホイールシリンダ14内のブ
レーキ液圧が迅速に減少することとなる。
0および従動輪速センサ81などからの検出信号に基づ
き、何れかの車輪に制動スリップが発生してそのホイー
ルシリンダ14内のブレーキ液圧を減少させる必要が生
じたと判断した場合、制御装置18は減圧信号を出力す
る。その減圧信号により、供給用電磁切換弁17および
排出用電磁切換弁30に通電し、供給用電磁切換弁17
とホイールシリンダ14との間の主ブレーキ液通路13
のブレーキ液圧を遮断すると共に、ホイールシリンダ1
4に対してブレーキ液戻し通路29を連通状態とする。
さらにポンプ駆動モータ23を駆動して加圧ポンプ24
を作動させ、ホイールシリンダ14内のブレーキ液を排
出用電磁切換弁30を介してブレーキ液戻し通路29に
通し、第2のリザーバタンク31内に蓄える一方、その
一部が加圧ポンプ24によってダンパタンク22内に蓄
圧される。これによって、ホイールシリンダ14内のブ
レーキ液圧が迅速に減少することとなる。
【0035】なお、上述したポンプ駆動モータ23の駆
動に伴って加圧ポンプ24と共に補助ポンプ25も同時
に作動するが、加速スリップ用電磁切換弁26は非通電
状態に保持されたままのため、副ブレーキ液通路20が
閉鎖されており、補助ポンプ25は単に空転するに留ま
る。
動に伴って加圧ポンプ24と共に補助ポンプ25も同時
に作動するが、加速スリップ用電磁切換弁26は非通電
状態に保持されたままのため、副ブレーキ液通路20が
閉鎖されており、補助ポンプ25は単に空転するに留ま
る。
【0036】また、ホイールシリンダ14内のブレーキ
液圧をそのまま保持する必要が生じたと判断した場合、
制御装置18は保持信号を出力する。その保持信号によ
り、供給用電磁切換弁17に通電し、この供給用電磁切
換弁17とホイールシリンダ14との間の主ブレーキ液
通路13内のブレーキ液圧を遮断することにより、ホイ
ールシリンダ14を密閉系に保持してブレーキ液圧の変
化を抑制する。
液圧をそのまま保持する必要が生じたと判断した場合、
制御装置18は保持信号を出力する。その保持信号によ
り、供給用電磁切換弁17に通電し、この供給用電磁切
換弁17とホイールシリンダ14との間の主ブレーキ液
通路13内のブレーキ液圧を遮断することにより、ホイ
ールシリンダ14を密閉系に保持してブレーキ液圧の変
化を抑制する。
【0037】一方、制御装置18が駆動輪速センサ80
および従動輪速センサ81などからの検出信号に基づ
き、駆動輪に加速スリップが発生してそのホイールシリ
ンダ14RL, 14RR内のブレーキ液圧を増大させる必要
が生じたと判断した場合、制御装置18は増圧信号を出
力する。その増圧信号により、制動スリップ用電磁切換
弁15および加速スリップ用電磁切換弁26に通電し、
制動スリップ用電磁切換弁15を閉にすると共に加速ス
リップ用電磁切換弁26を開に切り換える。同時に、ポ
ンプ駆動モータ23を駆動して加圧ポンプ24および補
助ポンプ25を作動させ、補助ポンプ25によって、マ
スタシリンダ12側のブレーキ液を加速スリップ用電磁
切換弁26を介して副ブレーキ液通路20から加圧ポン
プ24に供給し、さらに加圧ポンプ24によって、その
ブレーキ液を主ブレーキ液通路13から供給用電磁切換
弁17を介してホイールシリンダ14RL, 14RRに供給
し、これによって後輪の空転を抑制し、効率良く後輪か
ら路面へ駆動力を伝達させることができる。
および従動輪速センサ81などからの検出信号に基づ
き、駆動輪に加速スリップが発生してそのホイールシリ
ンダ14RL, 14RR内のブレーキ液圧を増大させる必要
が生じたと判断した場合、制御装置18は増圧信号を出
力する。その増圧信号により、制動スリップ用電磁切換
弁15および加速スリップ用電磁切換弁26に通電し、
制動スリップ用電磁切換弁15を閉にすると共に加速ス
リップ用電磁切換弁26を開に切り換える。同時に、ポ
ンプ駆動モータ23を駆動して加圧ポンプ24および補
助ポンプ25を作動させ、補助ポンプ25によって、マ
スタシリンダ12側のブレーキ液を加速スリップ用電磁
切換弁26を介して副ブレーキ液通路20から加圧ポン
プ24に供給し、さらに加圧ポンプ24によって、その
ブレーキ液を主ブレーキ液通路13から供給用電磁切換
弁17を介してホイールシリンダ14RL, 14RRに供給
し、これによって後輪の空転を抑制し、効率良く後輪か
ら路面へ駆動力を伝達させることができる。
【0038】その際、補助ポンプ25による単位時間当
たりのブレーキ液の吐出流量をQ2、加圧ポンプ24に
よる単位時間当たりのブレーキ液の吐出流量をQ1とし
た場合、前述したようにQ2>Q1となるため、それら
の差分(Q2−Q1)のブレーキ液がバイパス通路Lか
ら逆止め弁10を介してホイールシリンダ14に供給さ
れることになる。その差分(Q2−Q1)のブレーキ液
は、ポンプ24、25の作動開始と同時にバイパス通路
Lから供給されるため、図4中の曲線Aのように、ホー
ルシリンダ14をポンプ24、25の作動開始(ON)
の時点t1からホイールシリンダ14を昇圧させること
になる。特に、その差分(Q2−Q1)のブレーキ液は
オリフィス21を通らないため、応答性よくホイールシ
リンダ14を昇圧させることになる。図4中の曲線B
は、Q1分のブレーキ液によるホイールシリンダ14の
昇圧特性であり、そのQ1分のブレーキ液がオリフィス
21を通るため、ポンプが作動開始(ON)した時点t
1から所定時間遅れた時点t2より、ホイールシリンダ
14を昇圧させることになる。結局、ホイールシリンダ
14は、図4中の曲線A、Bを合わせた曲線Cのように
昇圧されることになり、前述した図6の従来例の曲線と
の比較からも明らかなように、ホイールシリンダ14に
対する昇圧応答性が向上することになる。
たりのブレーキ液の吐出流量をQ2、加圧ポンプ24に
よる単位時間当たりのブレーキ液の吐出流量をQ1とし
た場合、前述したようにQ2>Q1となるため、それら
の差分(Q2−Q1)のブレーキ液がバイパス通路Lか
ら逆止め弁10を介してホイールシリンダ14に供給さ
れることになる。その差分(Q2−Q1)のブレーキ液
は、ポンプ24、25の作動開始と同時にバイパス通路
Lから供給されるため、図4中の曲線Aのように、ホー
ルシリンダ14をポンプ24、25の作動開始(ON)
の時点t1からホイールシリンダ14を昇圧させること
になる。特に、その差分(Q2−Q1)のブレーキ液は
オリフィス21を通らないため、応答性よくホイールシ
リンダ14を昇圧させることになる。図4中の曲線B
は、Q1分のブレーキ液によるホイールシリンダ14の
昇圧特性であり、そのQ1分のブレーキ液がオリフィス
21を通るため、ポンプが作動開始(ON)した時点t
1から所定時間遅れた時点t2より、ホイールシリンダ
14を昇圧させることになる。結局、ホイールシリンダ
14は、図4中の曲線A、Bを合わせた曲線Cのように
昇圧されることになり、前述した図6の従来例の曲線と
の比較からも明らかなように、ホイールシリンダ14に
対する昇圧応答性が向上することになる。
【0039】また、制御装置18は、操舵角センサやヨ
ーセンサからの検出信号に基づいて、旋回中の車両姿勢
を安定化させる制御を実行することもできる。すなわ
ち、それらの検出信号に基づいて、車両に旋回スピンが
発生するおそれがあると判断した場合に、旋回中心の外
側に位置する前輪および/または旋回中心の内側に位置
する後輪のホイールシリンダ15に、副ブレーキ液通路
20から加圧したブレーキ液を供給することによって、
車両の姿勢を安定させることができる。
ーセンサからの検出信号に基づいて、旋回中の車両姿勢
を安定化させる制御を実行することもできる。すなわ
ち、それらの検出信号に基づいて、車両に旋回スピンが
発生するおそれがあると判断した場合に、旋回中心の外
側に位置する前輪および/または旋回中心の内側に位置
する後輪のホイールシリンダ15に、副ブレーキ液通路
20から加圧したブレーキ液を供給することによって、
車両の姿勢を安定させることができる。
【0040】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態を説明するための回路構成図である。
の実施形態を説明するための回路構成図である。
【0041】本例の場合は、バイパス通路Lの一端側を
補助ポンプ25の吐出口側に連通させ、その他端側は、
オリフィス21と供給用電磁切換弁17との間の通路中
に連通させた。そして、このバイパス通路中に逆止め弁
10を介装させた。したがって、バイパス通路Lを通る
(Q2−Q1)分のブレーキ液は、供給用電磁弁17を
介してホイールシリンダ14に供給されることになる。
その他は、前述した実施形態と同様である。
補助ポンプ25の吐出口側に連通させ、その他端側は、
オリフィス21と供給用電磁切換弁17との間の通路中
に連通させた。そして、このバイパス通路中に逆止め弁
10を介装させた。したがって、バイパス通路Lを通る
(Q2−Q1)分のブレーキ液は、供給用電磁弁17を
介してホイールシリンダ14に供給されることになる。
その他は、前述した実施形態と同様である。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明のブレーキ制御
装置は、ブレーキマスタシリンダ側のブレーキ液を加圧
してホイールシリンダに供給可能な副ブレーキ液通路中
に、上流側ポンプと下流側ポンプとを直列配備した上、
その上流側ポンプによって加圧されたブレーキ液の液圧
を逆止弁を介してブレーキホイールシリンダに導出可能
なバイパス通路を備えたことにより、ポンプの作動開始
時に、バイパス通路を介して直ちにホイールシリンダに
ブレーキ液を供給することができる。この結果、油圧ユ
ニットおよび装置全体の小型化、低価格化を図りつつ、
ポンプが作動を開始してからホイールシリンダ内の液圧
が規定圧に上昇するまでの昇圧応答時間を短くして、優
れたブレーキ制御および車両の姿勢制御を実現すること
ができる。
装置は、ブレーキマスタシリンダ側のブレーキ液を加圧
してホイールシリンダに供給可能な副ブレーキ液通路中
に、上流側ポンプと下流側ポンプとを直列配備した上、
その上流側ポンプによって加圧されたブレーキ液の液圧
を逆止弁を介してブレーキホイールシリンダに導出可能
なバイパス通路を備えたことにより、ポンプの作動開始
時に、バイパス通路を介して直ちにホイールシリンダに
ブレーキ液を供給することができる。この結果、油圧ユ
ニットおよび装置全体の小型化、低価格化を図りつつ、
ポンプが作動を開始してからホイールシリンダ内の液圧
が規定圧に上昇するまでの昇圧応答時間を短くして、優
れたブレーキ制御および車両の姿勢制御を実現すること
ができる。
【0043】請求項2に記載の本発明のブレーキ制御装
置は、上流側ポンプの単位時間当たりにおけるブレーキ
液の吐出量を下流側のポンプよりも多く設定することに
より、ブレーキ液をバイパス通路に積極的に送り込むこ
とができて、昇圧応答性をさらに向上させることができ
る。
置は、上流側ポンプの単位時間当たりにおけるブレーキ
液の吐出量を下流側のポンプよりも多く設定することに
より、ブレーキ液をバイパス通路に積極的に送り込むこ
とができて、昇圧応答性をさらに向上させることができ
る。
【0044】請求項3に記載の本発明のブレーキ制御装
置は、下流側ポンプの吐出側における副ブレーキ液通路
中に介在し、かつバイパス通路中には介在しないオリフ
ィスを備えることにより、優れた昇圧応答性を確保しつ
つ、ブレーキ液の脈動を抑えて、ブレーキ制御装置の制
御動作時における振動の発生を防止することができる。
置は、下流側ポンプの吐出側における副ブレーキ液通路
中に介在し、かつバイパス通路中には介在しないオリフ
ィスを備えることにより、優れた昇圧応答性を確保しつ
つ、ブレーキ液の脈動を抑えて、ブレーキ制御装置の制
御動作時における振動の発生を防止することができる。
【0045】請求項4に記載の本発明のブレーキ制御装
置は、ブレーキホイールシリンダ側のブレーキ液を開閉
弁を介して主ブレーキ液通路に戻すことが可能なブレー
キ液戻し通路を備えることにより、ブレーキ制御および
車両の姿勢制御の多様化を図ることができる。
置は、ブレーキホイールシリンダ側のブレーキ液を開閉
弁を介して主ブレーキ液通路に戻すことが可能なブレー
キ液戻し通路を備えることにより、ブレーキ制御および
車両の姿勢制御の多様化を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の回路構成図である。
【図2】図1のブレーキ制御装置の要部の概略構成図で
ある。
ある。
【図3】図1のブレーキ制御装置の制御系のブロック構
成図である。
成図である。
【図4】図1のブレーキ制御装置の昇圧応答性能の説明
図である。
図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の回路構成図である。
【図6】従来のブレーキ制御装置の昇圧応答特性の説明
図である。
図である。
L バイパス通路 10 逆止め弁 12 マスタシリンダ 13 主ブレーキ液通路 14 ホイールシリンダ 15 制動スリップ用電磁切換弁 17 供給用電磁切換弁 18 制御装置 19 第1のリザーバタンク 20 副ブレーキ液通路 23 ポンプ駆動モータ 24 加圧ポンプ(下流側ポンプ) 25 補助ポンプ(上流側ポンプ) 26 加速スリップ用電磁切換弁 29 ブレーキ液戻し通路 30 排出用電磁切換弁 31 第2のリザーバタンク 33 ケーシング 41 ポンプ室 45 止まり孔 52 吸入用弁板 55 圧縮ばね 63 ポンプ室 65 環状隙間 66 環状溝 67 連通孔
Claims (4)
- 【請求項1】 ブレーキマスタシリンダ側のブレーキ液
を開閉弁を介してブレーキホイールシリンダに導出可能
な主ブレーキ液通路と、前記ブレーキマスタシリンダ側
のブレーキ液を開閉弁を介して導入しかつ直列配備され
た上流側ポンプと下流側ポンプにより加圧して前記ブレ
ーキホイールシリンダに導出可能な副ブレーキ液通路と
を備えたブレーキ制御装置において、 前記上流側ポンプによって加圧されたブレーキ液を逆止
め弁を介して前記ブレーキホイールシリンダに導出可能
なバイパス通路を備えたことを特徴とするブレーキ制御
装置。 - 【請求項2】 前記上流側ポンプは、単位時間当たりに
おけるブレーキ液の吐出量が前記下流側のポンプよりも
多く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の
ブレーキ制御装置。 - 【請求項3】 前記下流側ポンプの吐出側における前記
副ブレーキ液通路中に介在し、かつ前記バイパス通路中
には介在しないオリフィスを備えたことを特徴とする請
求項1または2に記載のブレーキ制御装置。 - 【請求項4】 前記ブレーキホイールシリンダ側のブレ
ーキ液を開閉弁を介して前記主ブレーキ液通路に戻すこ
とが可能なブレーキ液戻し通路を備えたことを特徴とす
る請求項1から3のいずれかに記載のブレーキ制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24059896A JPH1081224A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | ブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24059896A JPH1081224A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | ブレーキ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1081224A true JPH1081224A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17061885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24059896A Pending JPH1081224A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | ブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1081224A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008524512A (ja) * | 2004-12-22 | 2008-07-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 少なくとも1つのピストンエレメントを備えたピストンポンプ |
| WO2020250055A1 (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 車両用のブレーキシステムの液圧制御ユニツト |
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1996
- 1996-09-11 JP JP24059896A patent/JPH1081224A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008524512A (ja) * | 2004-12-22 | 2008-07-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 少なくとも1つのピストンエレメントを備えたピストンポンプ |
| WO2020250055A1 (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 車両用のブレーキシステムの液圧制御ユニツト |
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