JPH08150911A - 車両のアンチロックブレ−キ装置 - Google Patents
車両のアンチロックブレ−キ装置Info
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- JPH08150911A JPH08150911A JP31761894A JP31761894A JPH08150911A JP H08150911 A JPH08150911 A JP H08150911A JP 31761894 A JP31761894 A JP 31761894A JP 31761894 A JP31761894 A JP 31761894A JP H08150911 A JPH08150911 A JP H08150911A
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- valve
- pressure
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- brake
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ブレーキ液を圧送するポンプの回転チェック時
期に制約を与えることなく、回転チェック時の振動を防
止する。 【構成】マスタシリンダ1とホイ−ルシリンダ2(FL
〜RR)との間のブレーキ配管11、12に対して、ブ
レーキ液を圧送するポンプ49が接続される。ブレーキ
配管11、12には、ポンプ49の接続部位よりもホイ
−ルシリンダ2側において第1開閉弁41が接続され、
マスタシリンダ1側において第2開閉弁21が接続され
る。両開閉弁21、41は、ポンプの回転チェック時に
閉とされる。ポンプの回転チェック時に、ポンプを空運
転させるようにしてもよい。
期に制約を与えることなく、回転チェック時の振動を防
止する。 【構成】マスタシリンダ1とホイ−ルシリンダ2(FL
〜RR)との間のブレーキ配管11、12に対して、ブ
レーキ液を圧送するポンプ49が接続される。ブレーキ
配管11、12には、ポンプ49の接続部位よりもホイ
−ルシリンダ2側において第1開閉弁41が接続され、
マスタシリンダ1側において第2開閉弁21が接続され
る。両開閉弁21、41は、ポンプの回転チェック時に
閉とされる。ポンプの回転チェック時に、ポンプを空運
転させるようにしてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のアンチロックブ
レーキ装置に関するものである。
レーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の車両では、ABS制御装置と呼ば
れるように、ブレーキ時に車輪が路面に対してロックす
るのを防止するアンチロックブレーキ装置を搭載したも
のが増加する傾向にある。このABS制御装置にあって
は、ホイ−ルシリンダに対するブレーキ液圧を制御する
ことになるが、増圧のために、ブレーキ液をホイ−ルシ
リンダ側へ圧送するためのポンプを備えており、このポ
ンプは通常モータによって駆動される。
れるように、ブレーキ時に車輪が路面に対してロックす
るのを防止するアンチロックブレーキ装置を搭載したも
のが増加する傾向にある。このABS制御装置にあって
は、ホイ−ルシリンダに対するブレーキ液圧を制御する
ことになるが、増圧のために、ブレーキ液をホイ−ルシ
リンダ側へ圧送するためのポンプを備えており、このポ
ンプは通常モータによって駆動される。
【0003】また、アンチロックブレーキ装置にあって
は、制御が正常に行なわれるか否かのチェックつまりイ
ニシャルチェックの1つの態様として、ポンプが正常に
回転されるか否かのチェックを行う(例えばポンプ駆動
用モータに対する通電が正常に行なわれているか否かの
通電チェックを行なう)のが一般的であり、このポンプ
の回転チェック時には、ABS制御の実行条件を満たし
ていなくても、ポンプが一時的に駆動されることにな
る。
は、制御が正常に行なわれるか否かのチェックつまりイ
ニシャルチェックの1つの態様として、ポンプが正常に
回転されるか否かのチェックを行う(例えばポンプ駆動
用モータに対する通電が正常に行なわれているか否かの
通電チェックを行なう)のが一般的であり、このポンプ
の回転チェック時には、ABS制御の実行条件を満たし
ていなくても、ポンプが一時的に駆動されることにな
る。
【0004】ポンプの回転チェック時には、ポンプの駆
動によって、ブレ−キ配管に圧力つまり脈動が発生し、
このポンプ圧力が振動源となって、車体に不快な振動を
発生させることになる。このポンプ圧力に起因する振動
は、種々の態様で生じる可能性があるが、例えば、ブレ
−キ配管から直接車体へ伝達される場合や、ブレ−キ配
管を介してマスタシリンダに伝達されてマスタシリンダ
そのものはもちろんのことその取付部位やブレーキペダ
ルを振動させる場合、さらにはホイ−ルシリンダやその
取付部位を振動させる場合がある。
動によって、ブレ−キ配管に圧力つまり脈動が発生し、
このポンプ圧力が振動源となって、車体に不快な振動を
発生させることになる。このポンプ圧力に起因する振動
は、種々の態様で生じる可能性があるが、例えば、ブレ
−キ配管から直接車体へ伝達される場合や、ブレ−キ配
管を介してマスタシリンダに伝達されてマスタシリンダ
そのものはもちろんのことその取付部位やブレーキペダ
ルを振動させる場合、さらにはホイ−ルシリンダやその
取付部位を振動させる場合がある。
【0005】特開平5−170072号公報には、ブレ
ーキペダルを踏み込み操作しているときは、ポンプの回
転チェックを行わないようにすることによって、ブレー
キペダルから運転者への不快なキックバックを防止する
ことが提案されている。
ーキペダルを踏み込み操作しているときは、ポンプの回
転チェックを行わないようにすることによって、ブレー
キペダルから運転者への不快なキックバックを防止する
ことが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載のものでは、ブレーキペダルを踏み込み操作して
いる限りポンプの回転チェックが行われないので、ポン
プの回転チェックを行う時期に大きな制約を受けてしま
うことになる。また、ブレーキペダルからのキックバッ
ク以外の不快な振動を防止することは意図されていな
い。
報記載のものでは、ブレーキペダルを踏み込み操作して
いる限りポンプの回転チェックが行われないので、ポン
プの回転チェックを行う時期に大きな制約を受けてしま
うことになる。また、ブレーキペダルからのキックバッ
ク以外の不快な振動を防止することは意図されていな
い。
【0007】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、ブレ−キ用ポンプの回転チェックの時期に
対して制約を与えることなく、当該回転チェック時にお
ける不快な振動を防止あるいは低減できるようにした車
両のブレ−キ装置を提供することにある。
れたもので、ブレ−キ用ポンプの回転チェックの時期に
対して制約を与えることなく、当該回転チェック時にお
ける不快な振動を防止あるいは低減できるようにした車
両のブレ−キ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はその第1の構成として次のようにしてあ
る。すなわち、ブレーキ液をホイ−ルシリンダ側へ圧送
するためのポンプを備えた車両のアンチロックブレーキ
装置において、前記ポンプとホイ−ルシリンダとの連
通、遮断を切換える開閉弁が設けられ、前記開閉弁は、
車室フロアよりも前方に位置され、前記ポンプの回転チ
ェック時に、前記開閉弁が遮断状態とされるように設定
されている、ような構成としてある。
め、本発明はその第1の構成として次のようにしてあ
る。すなわち、ブレーキ液をホイ−ルシリンダ側へ圧送
するためのポンプを備えた車両のアンチロックブレーキ
装置において、前記ポンプとホイ−ルシリンダとの連
通、遮断を切換える開閉弁が設けられ、前記開閉弁は、
車室フロアよりも前方に位置され、前記ポンプの回転チ
ェック時に、前記開閉弁が遮断状態とされるように設定
されている、ような構成としてある。
【0009】前記目的を達成するため、本発明はその第
2の構成として次のようにしてある。すなわち、ブレー
キ液をマスタシリンダ側へ圧送するためのポンプを備え
た車両のアンチロックブレーキ装置において、前記ポン
プとマスタシリンダとの連通、遮断を切換える開閉弁が
設けられ、前記ポンプの回転チェック時に、前記開閉弁
が遮断状態とされるように設定されている、ような構成
としてある。
2の構成として次のようにしてある。すなわち、ブレー
キ液をマスタシリンダ側へ圧送するためのポンプを備え
た車両のアンチロックブレーキ装置において、前記ポン
プとマスタシリンダとの連通、遮断を切換える開閉弁が
設けられ、前記ポンプの回転チェック時に、前記開閉弁
が遮断状態とされるように設定されている、ような構成
としてある。
【0010】前記目的を達成するため、本発明はその第
3の構成として次のようにしてある。すなわち、ブレー
キ液をホイ−ルシリンダ側およびマスタシリンダ側へ圧
送するためのポンプを備えた車両のアンチロックブレー
キ装置において、前記ポンプとホイ−ルシリンダとの連
通、遮断を切換える第1開閉弁と、該ポンプとマスタシ
リンダとの連通、遮断を切換える第2開閉弁とが設けら
れ、前記第1開閉弁が、車室フロアよりも前方に位置さ
れ、前記ポンプの回転チェック時に、前記第1開閉弁と
第2開閉弁との少なくとも一方が遮断状態とされるよう
に設定されている、ような構成としてある。
3の構成として次のようにしてある。すなわち、ブレー
キ液をホイ−ルシリンダ側およびマスタシリンダ側へ圧
送するためのポンプを備えた車両のアンチロックブレー
キ装置において、前記ポンプとホイ−ルシリンダとの連
通、遮断を切換える第1開閉弁と、該ポンプとマスタシ
リンダとの連通、遮断を切換える第2開閉弁とが設けら
れ、前記第1開閉弁が、車室フロアよりも前方に位置さ
れ、前記ポンプの回転チェック時に、前記第1開閉弁と
第2開閉弁との少なくとも一方が遮断状態とされるよう
に設定されている、ような構成としてある。
【0011】前記目的を達成するため、本発明はその第
4の構成として次のようにしてある。すなわち、マスタ
シリンダとホイ−ルシリンダとの間のブレーキ配管にブ
レーキ液を圧送するためのポンプを備えた車両のアンチ
ロックブレーキ装置において、前記ポンプの回転チェッ
ク時に、該ポンプの圧送作動を規制する圧送規制手段を
備えている、ような構成としてある。
4の構成として次のようにしてある。すなわち、マスタ
シリンダとホイ−ルシリンダとの間のブレーキ配管にブ
レーキ液を圧送するためのポンプを備えた車両のアンチ
ロックブレーキ装置において、前記ポンプの回転チェッ
ク時に、該ポンプの圧送作動を規制する圧送規制手段を
備えている、ような構成としてある。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、ポ
ンプの回転チェック時には、開閉弁が遮断状態とされる
ことにより、当該開閉弁からホイ−ルシリンダ側へのブ
レーキ配管系やホイ−ルシリンダそのものの不快な振動
が防止あるいは低減されることになる。勿論、ポンプの
回転チェックの時期に制約を与えることもない。特に、
開閉弁が車室フロアよりも前方に位置されているので、
ポンプの回転チェック時に、車室フロア側への不快な振
動伝達防止という点で好ましいものとなる。
ンプの回転チェック時には、開閉弁が遮断状態とされる
ことにより、当該開閉弁からホイ−ルシリンダ側へのブ
レーキ配管系やホイ−ルシリンダそのものの不快な振動
が防止あるいは低減されることになる。勿論、ポンプの
回転チェックの時期に制約を与えることもない。特に、
開閉弁が車室フロアよりも前方に位置されているので、
ポンプの回転チェック時に、車室フロア側への不快な振
動伝達防止という点で好ましいものとなる。
【0013】請求項2に記載された発明によれば、ポン
プの回転チェック時には、開閉弁が遮断されることによ
り、開閉弁からマスタシリンダ側へのブレーキ配管系や
マスタシリンダそのものの不快な振動が防止あるいは低
減されることになる。勿論、ポンプの回転チェックの時
期に制約を与えることもない。特に、マスタシリンダへ
のポンプ圧伝達が防止されて、ブレーキペダルへのキッ
クバック防止の点からも好ましいものとなる。
プの回転チェック時には、開閉弁が遮断されることによ
り、開閉弁からマスタシリンダ側へのブレーキ配管系や
マスタシリンダそのものの不快な振動が防止あるいは低
減されることになる。勿論、ポンプの回転チェックの時
期に制約を与えることもない。特に、マスタシリンダへ
のポンプ圧伝達が防止されて、ブレーキペダルへのキッ
クバック防止の点からも好ましいものとなる。
【0014】請求項3に記載された発明によれば、請求
項1または請求項3に対応した効果の少なくも一方の効
果を得ることができる。
項1または請求項3に対応した効果の少なくも一方の効
果を得ることができる。
【0015】請求項4に記載したような構成とすること
により、車室フロアの下方を配設される後輪用ブレーキ
配管の振動を効果的に防止あるいは低減して、ポンプの
回転チェック時における車室での振動を防止あるいは低
減する上で好ましいものとなる。
により、車室フロアの下方を配設される後輪用ブレーキ
配管の振動を効果的に防止あるいは低減して、ポンプの
回転チェック時における車室での振動を防止あるいは低
減する上で好ましいものとなる。
【0016】請求項5に記載された発明によれば、ポン
プの回転チェック時において、ポンプでの圧力発生を防
止あるいは抑制して、振動を防止あるいは低減すること
ができる。勿論、ポンプの回転チェックの時期に特別の
制約を受けることもないものである。
プの回転チェック時において、ポンプでの圧力発生を防
止あるいは抑制して、振動を防止あるいは低減すること
ができる。勿論、ポンプの回転チェックの時期に特別の
制約を受けることもないものである。
【0017】請求項6に記載したような構成とすること
により、ポンプの空運転により、ポンプ圧力が実質的に
零あるいは零に近い状態となるので、ポンプの回転チェ
ック時における振動を極めて効果的に防止あるいは低減
することができる。
により、ポンプの空運転により、ポンプ圧力が実質的に
零あるいは零に近い状態となるので、ポンプの回転チェ
ック時における振動を極めて効果的に防止あるいは低減
することができる。
【0018】請求項7に記載したような構成とすること
により、ブレ−キペダルの踏込み操作と同期してポンプ
によるブレーキ液の圧送状態が規制されるので、ブレ−
キペダルに対する振動いわゆるキックバックを防止ある
いは低減する上で好ましいものとなる。また、油圧を利
用してブレーキペダルと圧送規制手段とを連動させてい
るので、構成も簡単かつ安価なものとなる。
により、ブレ−キペダルの踏込み操作と同期してポンプ
によるブレーキ液の圧送状態が規制されるので、ブレ−
キペダルに対する振動いわゆるキックバックを防止ある
いは低減する上で好ましいものとなる。また、油圧を利
用してブレーキペダルと圧送規制手段とを連動させてい
るので、構成も簡単かつ安価なものとなる。
【0019】請求項8に記載したような構成とすること
により、プランジャ式のポンプを利用した場合に、圧送
規制状態とするための具体的な構造を提供することがで
きる。
により、プランジャ式のポンプを利用した場合に、圧送
規制状態とするための具体的な構造を提供することがで
きる。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。 ブレーキ系統の説明(図1) 図1において、1はマスタシリンダ、2FL〜2RRは
それぞれホイ−ルシリンダであり、2FLが左前輪用、
2FRが右前輪用、2RLが左後輪用、2RRが右後輪
用である。マスタシリンダ1は、倍力装置3を介して、
ブレーキペダル4に連結され、ブレーキペダル4を踏み
込み操作することによって、マスタシリンダ1にブレー
キ液圧が発生される。この倍力装置3は、例えば真空倍
力式あるいは液圧倍力式のものとされている。
て説明する。 ブレーキ系統の説明(図1) 図1において、1はマスタシリンダ、2FL〜2RRは
それぞれホイ−ルシリンダであり、2FLが左前輪用、
2FRが右前輪用、2RLが左後輪用、2RRが右後輪
用である。マスタシリンダ1は、倍力装置3を介して、
ブレーキペダル4に連結され、ブレーキペダル4を踏み
込み操作することによって、マスタシリンダ1にブレー
キ液圧が発生される。この倍力装置3は、例えば真空倍
力式あるいは液圧倍力式のものとされている。
【0021】マスタシリンダ1は、2つの吐出口1aと
1bとを有するタンデム型とされている。一方の吐出口
1aには第1ブレーキ配管11が接続され、この第1ブ
レーキ配管11からは、2本の分岐配管11Aと11B
とが分岐されている。分岐配管11Aにホイ−ルシリン
ダ2FLが接続され、分岐配管11Bにホイ−ルシリン
ダ2RRが接続されている。他方の吐出口1bには第2
ブレーキ配管12が接続され、この第2ブレーキ配管1
2からは、2本の分岐配管12Aと12Bとが分岐され
ている。分岐配管12Aにホイ−ルシリンダ2FRが接
続され、分岐配管12Bにホイ−ルシリンダ2RLが接
続されている。このように、ブレーキ配管系は、いわゆ
る2系統X字型配管とされている。
1bとを有するタンデム型とされている。一方の吐出口
1aには第1ブレーキ配管11が接続され、この第1ブ
レーキ配管11からは、2本の分岐配管11Aと11B
とが分岐されている。分岐配管11Aにホイ−ルシリン
ダ2FLが接続され、分岐配管11Bにホイ−ルシリン
ダ2RRが接続されている。他方の吐出口1bには第2
ブレーキ配管12が接続され、この第2ブレーキ配管1
2からは、2本の分岐配管12Aと12Bとが分岐され
ている。分岐配管12Aにホイ−ルシリンダ2FRが接
続され、分岐配管12Bにホイ−ルシリンダ2RLが接
続されている。このように、ブレーキ配管系は、いわゆ
る2系統X字型配管とされている。
【0022】前記ブレーキ配管11、12には、その上
流側つまりマスタシリンダ1に近い側において、トラク
ション制御用の調圧機構13が構成され、該調圧機構1
3の下流側においてABS制御用の調圧機構14が構成
されている。
流側つまりマスタシリンダ1に近い側において、トラク
ション制御用の調圧機構13が構成され、該調圧機構1
3の下流側においてABS制御用の調圧機構14が構成
されている。
【0023】トラクション制御用の調圧機構13は、次
のように構成されている。先ず、ブレーキ配管11に
は、電磁開閉弁からなる遮断弁21が接続されると共
に、該遮断弁21よりも下流側において加圧機構22が
接続されている。この加圧機構22は、シリンダ22a
と、該シリンダ22a内に摺動自在に嵌挿されたピスト
ン22bと、該ピストン22bを戻り位置に付勢するリ
タ−ンスプリング22cとから構成されて、スプリング
22cに抗してピストン22bを変位させることによ
り、当該ピストン22bによってブレーキ配管11内に
圧力発生(圧縮)可能とされている。ブレーキ配管12
にも、上記と同様に、遮断弁21と加圧機構22が接続
されている。
のように構成されている。先ず、ブレーキ配管11に
は、電磁開閉弁からなる遮断弁21が接続されると共
に、該遮断弁21よりも下流側において加圧機構22が
接続されている。この加圧機構22は、シリンダ22a
と、該シリンダ22a内に摺動自在に嵌挿されたピスト
ン22bと、該ピストン22bを戻り位置に付勢するリ
タ−ンスプリング22cとから構成されて、スプリング
22cに抗してピストン22bを変位させることによ
り、当該ピストン22bによってブレーキ配管11内に
圧力発生(圧縮)可能とされている。ブレーキ配管12
にも、上記と同様に、遮断弁21と加圧機構22が接続
されている。
【0024】調圧機構13は、ブレーキ液を貯溜したリ
ザ−バ23と、該リザ−バ23内のブレーキ液を汲み上
げて加圧機構22へ吐出するためのポンプ24とを有す
る。各加圧機構22は、供給配管25を介してポンプ2
4の吐出側へ接続されると共に、戻り配管26を介して
リザ−バ23へ接続されている。ポンプ24の吐出側つ
まり供給配管25には、加圧機構22側へ向けての流れ
のみを許容するチェック弁27が接続され、リザ−バ2
3に連なるポンプ24の吸い込み側には、当該ポンプ2
4側へ向けての流れのみを許容するチェック弁28が接
続されている。
ザ−バ23と、該リザ−バ23内のブレーキ液を汲み上
げて加圧機構22へ吐出するためのポンプ24とを有す
る。各加圧機構22は、供給配管25を介してポンプ2
4の吐出側へ接続されると共に、戻り配管26を介して
リザ−バ23へ接続されている。ポンプ24の吐出側つ
まり供給配管25には、加圧機構22側へ向けての流れ
のみを許容するチェック弁27が接続され、リザ−バ2
3に連なるポンプ24の吸い込み側には、当該ポンプ2
4側へ向けての流れのみを許容するチェック弁28が接
続されている。
【0025】前記供給配管25と戻り配管26とは、供
給配管25の圧力が所定値以上になると開弁される調圧
弁29が接続されている。また、戻り配管26には、調
圧弁29に対する接続部分よりも加圧機構22側におい
て、電磁式開閉弁からなる制御弁30が接続されてい
る。
給配管25の圧力が所定値以上になると開弁される調圧
弁29が接続されている。また、戻り配管26には、調
圧弁29に対する接続部分よりも加圧機構22側におい
て、電磁式開閉弁からなる制御弁30が接続されてい
る。
【0026】ポンプ24は、DCモータ等の電気式のモ
ータ31により駆動されるもので、このモータ31は、
後述するように、ABS制御用のポンプ駆動用として兼
用されている。このモータ31に通電してポンプ24を
駆動した状態で、制御弁30を例えばデュ−ティ制御す
ることにより、加圧機構22に印加される圧力、つまり
トラクション制御時におけるブレーキ液圧(つまり制動
力)が制御される。
ータ31により駆動されるもので、このモータ31は、
後述するように、ABS制御用のポンプ駆動用として兼
用されている。このモータ31に通電してポンプ24を
駆動した状態で、制御弁30を例えばデュ−ティ制御す
ることにより、加圧機構22に印加される圧力、つまり
トラクション制御時におけるブレーキ液圧(つまり制動
力)が制御される。
【0027】ABS制御用の調圧機構14は、次のよう
に構成されている。先ず、分岐配管11Aには、電磁式
の開閉弁からなる増圧弁41が接続されると共に、該増
圧弁41をバイパスするバイパス通路42が接続され
て、該バイパス通路42には、マスタシリンダ1側へ向
けての流れのみを許容するチェック弁43が接続されて
いる。分岐配管11Aには、上記増圧弁41の下流側つ
まりホイ−ルシリンダ2FL側において、リザ−バ44
に連なる解放配管45が接続され、この解放配管45に
は、電磁開閉弁からなる減圧弁46が接続されている。
分岐配管11Bに対しても、上記分岐配管11Aと同様
に各構成要素41〜46が設けられているが、リザ−バ
44は、各分岐配管11Aと11Bとで共通とされてい
る。
に構成されている。先ず、分岐配管11Aには、電磁式
の開閉弁からなる増圧弁41が接続されると共に、該増
圧弁41をバイパスするバイパス通路42が接続され
て、該バイパス通路42には、マスタシリンダ1側へ向
けての流れのみを許容するチェック弁43が接続されて
いる。分岐配管11Aには、上記増圧弁41の下流側つ
まりホイ−ルシリンダ2FL側において、リザ−バ44
に連なる解放配管45が接続され、この解放配管45に
は、電磁開閉弁からなる減圧弁46が接続されている。
分岐配管11Bに対しても、上記分岐配管11Aと同様
に各構成要素41〜46が設けられているが、リザ−バ
44は、各分岐配管11Aと11Bとで共通とされてい
る。
【0028】前記リザ−バ44と、増圧弁41よりも上
流側(遮断弁21よりも下流側)のブレーキ配管(上流
側ブレーキ配管となる)11とが、戻し配管47により
接続されている。この戻し配管47には、リザ−バ44
側から順次、第1チェック弁48、ポンプ49、第2チ
ェック弁50、脈動吸収用のタンク51、オリフィス5
2、第3チェック弁53が接続されている。この戻し配
管47は、リザ−バ44と同様に、2つの分岐配管11
A用と11B用とで共通とされている。なお、ポンプ2
4、49は、容積型つまり容積変化によって吸込みと吐
出とを行なう型式のものとされて、実施例ではプランジ
ャ式とされている。
流側(遮断弁21よりも下流側)のブレーキ配管(上流
側ブレーキ配管となる)11とが、戻し配管47により
接続されている。この戻し配管47には、リザ−バ44
側から順次、第1チェック弁48、ポンプ49、第2チ
ェック弁50、脈動吸収用のタンク51、オリフィス5
2、第3チェック弁53が接続されている。この戻し配
管47は、リザ−バ44と同様に、2つの分岐配管11
A用と11B用とで共通とされている。なお、ポンプ2
4、49は、容積型つまり容積変化によって吸込みと吐
出とを行なう型式のものとされて、実施例ではプランジ
ャ式とされている。
【0029】ホイ−ルシリンダ2FR、2RL用のブレ
ーキ配管12(分岐配管12A、12B)に対しても、
前記ブレーキ配管11(分岐配管11A、11B)と同
様に構成されている。ただし、モータ31は、トラクシ
ョン制御用ポンプ24と、ABS制御用の2つのポンプ
49用との共通とされている。
ーキ配管12(分岐配管12A、12B)に対しても、
前記ブレーキ配管11(分岐配管11A、11B)と同
様に構成されている。ただし、モータ31は、トラクシ
ョン制御用ポンプ24と、ABS制御用の2つのポンプ
49用との共通とされている。
【0030】前記リザ−バ44は、シリンダ44aと、
該シリンダ44a内に摺動自在に画成されたピストン4
4bとを有し、該ピストン44bによってシリンダ44
a内には、ブレ−キ液が出入りされる作動室(貯留室)
44cが画成されている。ピストン44bを挟んで作動
室44cとは反対側の室には、リタン−ンスプリング4
4dが配設されて、このスプリング44dによって、ピ
ストン44bが作動室44cを圧縮する方向、つまり作
動室44c内のブレ−キ液を排出する方向に所定の付勢
力でもって付勢されている。
該シリンダ44a内に摺動自在に画成されたピストン4
4bとを有し、該ピストン44bによってシリンダ44
a内には、ブレ−キ液が出入りされる作動室(貯留室)
44cが画成されている。ピストン44bを挟んで作動
室44cとは反対側の室には、リタン−ンスプリング4
4dが配設されて、このスプリング44dによって、ピ
ストン44bが作動室44cを圧縮する方向、つまり作
動室44c内のブレ−キ液を排出する方向に所定の付勢
力でもって付勢されている。
【0031】上記スプリング44dの付勢力(によって
生じる作動室44cでの発生圧力)は、戻し配管47の
通路抵抗よりも若干大きい程度に設定されている。より
具体的には、戻し配管47における通路抵抗は、実質的
に各チェック弁48、50、53のチェック圧(開弁
圧)によって決定されるが、スプリング44dの付勢力
は、各チェック弁48、50、53のチェック圧の総和
よりも若干大きくなるように設定されている(スプリン
グ44dにより生じる作動室44cでの発生圧が上記各
チェック圧の総和よりも若干大きい)。これにより、マ
スタシリンダ1にブレ−キ液圧が発生されていないとき
は、モ−タ31つまりポンプ49が停止していても、作
動室44c内に残留したブレ−キ液は、スプリング44
dの付勢力によって、戻し配管47を経てブレ−キ配管
11あるいは12(つまりマスタシリンダ1)へ戻すこ
とが可能とされている。
生じる作動室44cでの発生圧力)は、戻し配管47の
通路抵抗よりも若干大きい程度に設定されている。より
具体的には、戻し配管47における通路抵抗は、実質的
に各チェック弁48、50、53のチェック圧(開弁
圧)によって決定されるが、スプリング44dの付勢力
は、各チェック弁48、50、53のチェック圧の総和
よりも若干大きくなるように設定されている(スプリン
グ44dにより生じる作動室44cでの発生圧が上記各
チェック圧の総和よりも若干大きい)。これにより、マ
スタシリンダ1にブレ−キ液圧が発生されていないとき
は、モ−タ31つまりポンプ49が停止していても、作
動室44c内に残留したブレ−キ液は、スプリング44
dの付勢力によって、戻し配管47を経てブレ−キ配管
11あるいは12(つまりマスタシリンダ1)へ戻すこ
とが可能とされている。
【0032】前述した遮断弁21が特許請求の範囲にお
ける第2開閉弁に相当し、増圧弁41が特許請求の範囲
における第1開閉弁に相当するものである。
ける第2開閉弁に相当し、増圧弁41が特許請求の範囲
における第1開閉弁に相当するものである。
【0033】ここで、駆動輪を前輪(ホイ−ルシリンダ
2FL、2FRが対応)とした場合、トラクション制御
に際しては、ABS制御用の各弁のうち、全ての減圧弁
46が閉じられると共に、従動輪用となる分岐配管11
Bと12Bの各増圧弁41も閉じられ、駆動輪用の分岐
配管11A、12A用の増圧弁41のみが開かれる。こ
の状態で、モータ31に通電することによりポンプ24
を駆動しつつ、各制御弁30を個々独立して制御(例え
ばデュ−ティ制御)することにより、駆動輪の路面に対
する過大なスリップが防止される。
2FL、2FRが対応)とした場合、トラクション制御
に際しては、ABS制御用の各弁のうち、全ての減圧弁
46が閉じられると共に、従動輪用となる分岐配管11
Bと12Bの各増圧弁41も閉じられ、駆動輪用の分岐
配管11A、12A用の増圧弁41のみが開かれる。こ
の状態で、モータ31に通電することによりポンプ24
を駆動しつつ、各制御弁30を個々独立して制御(例え
ばデュ−ティ制御)することにより、駆動輪の路面に対
する過大なスリップが防止される。
【0034】トラクション制御に際しては、例えば、駆
動輪の路面に対するスリップ値を、車速と各駆動輪の回
転速度とから決定して(例えば、車速と駆動輪回転速度
との偏差、あるいは比でスリップ値を決定する)、この
スリップ値が所定の目標値となるように、制御弁30が
フィ−ドバック制御される。
動輪の路面に対するスリップ値を、車速と各駆動輪の回
転速度とから決定して(例えば、車速と駆動輪回転速度
との偏差、あるいは比でスリップ値を決定する)、この
スリップ値が所定の目標値となるように、制御弁30が
フィ−ドバック制御される。
【0035】ABS制御に際しては、トラクション制御
用の遮断弁21が開かれた状態とされる。この状態で、
増圧弁41と減圧弁46とを制御することにより、各車
輪毎つまり各ホイ−ルシリンダ2FL〜2RR毎に個々
独立して、ブレーキ液圧の増圧、減圧、保持の制御が行
われる。勿論、増圧は、減圧弁46を閉じて増圧弁41
を開くことにより行われ、減圧は、増圧弁41を閉じて
減圧弁46を開くことにより行われ、保持は、増圧弁4
1と減圧弁46とを共に閉じることにより行われる。な
お、ABS制御の具体的な手法の一例については、後述
する。
用の遮断弁21が開かれた状態とされる。この状態で、
増圧弁41と減圧弁46とを制御することにより、各車
輪毎つまり各ホイ−ルシリンダ2FL〜2RR毎に個々
独立して、ブレーキ液圧の増圧、減圧、保持の制御が行
われる。勿論、増圧は、減圧弁46を閉じて増圧弁41
を開くことにより行われ、減圧は、増圧弁41を閉じて
減圧弁46を開くことにより行われ、保持は、増圧弁4
1と減圧弁46とを共に閉じることにより行われる。な
お、ABS制御の具体的な手法の一例については、後述
する。
【0036】減圧により、リザ−バ44内にはブレーキ
液が排出されるが、このリザ−バ44内のブレーキ液
は、ポンプ49によって、増圧弁41より上流側のブレ
ーキ配管11あるいは12へ戻されるが、このブレーキ
液が戻されるブレーキ配管11、12の圧力は、マスタ
シリンダ1での発生ブレーキ液圧と同じ高圧であり、ポ
ンプ49(モータ31)は、この高圧に抗してブレーキ
液を戻すことになる。
液が排出されるが、このリザ−バ44内のブレーキ液
は、ポンプ49によって、増圧弁41より上流側のブレ
ーキ配管11あるいは12へ戻されるが、このブレーキ
液が戻されるブレーキ配管11、12の圧力は、マスタ
シリンダ1での発生ブレーキ液圧と同じ高圧であり、ポ
ンプ49(モータ31)は、この高圧に抗してブレーキ
液を戻すことになる。
【0037】ABS制御の一例(図2、図3) ABS制御に際しては、フェ−ズ0、フェ−ズ1、フェ
−ズ2、フェ−ズ3、フェ−ズ5が用いられるが、この
意味するところは次の通りである。 フェ−ズ0:非ABS制御中を意味する。 フェ−ズ1:増圧を意味する。 フェ−ズ2:非ABS制御後あるいは増圧後の保持を意
味する。 フェ−ズ3:減圧を意味する。 フェ−ズ5:減圧後の保持を意味する。
−ズ2、フェ−ズ3、フェ−ズ5が用いられるが、この
意味するところは次の通りである。 フェ−ズ0:非ABS制御中を意味する。 フェ−ズ1:増圧を意味する。 フェ−ズ2:非ABS制御後あるいは増圧後の保持を意
味する。 フェ−ズ3:減圧を意味する。 フェ−ズ5:減圧後の保持を意味する。
【0038】また、車輪のロック傾向を示すスリップ値
は、例えば次式により決定されるが、疑似車体速の推定
は、既知の適宜の手法によって行われる(もっとも簡単
な手法は、ハンドル舵角つまり旋回半径の相違を補償す
るように補正された後の各車輪速のうち、もっとも大き
い車輪速を擬似車体速とすればよい)。 ABS制御用のスリップ値=(車輪速/疑似車体速)×
100%
は、例えば次式により決定されるが、疑似車体速の推定
は、既知の適宜の手法によって行われる(もっとも簡単
な手法は、ハンドル舵角つまり旋回半径の相違を補償す
るように補正された後の各車輪速のうち、もっとも大き
い車輪速を擬似車体速とすればよい)。 ABS制御用のスリップ値=(車輪速/疑似車体速)×
100%
【0039】以上のことを前提として、図2において、
t1時点となるまではABS制御が行なわれないときで
あり、ブレ−キ液圧の上昇につれて車輪速が疑似車体速
よりも徐々に低下されていく。車輪速の低下により、t
1時点すなわちA時点では、車輪速の減速度がABS制
御開始条件としての所定値にまで低下する。
t1時点となるまではABS制御が行なわれないときで
あり、ブレ−キ液圧の上昇につれて車輪速が疑似車体速
よりも徐々に低下されていく。車輪速の低下により、t
1時点すなわちA時点では、車輪速の減速度がABS制
御開始条件としての所定値にまで低下する。
【0040】A時点からABS制御が開始されるが、先
ずブレ−キ液圧を保持することから行なわれる。この保
持中も車輪速が低下していき、B時点で示すようにスリ
ップ値が所定のしきい値にまで低下すると、減圧が行な
われる。この減圧により、車輪速の低下度合が弱まって
いき、C時点では減速度が0付近になる。
ずブレ−キ液圧を保持することから行なわれる。この保
持中も車輪速が低下していき、B時点で示すようにスリ
ップ値が所定のしきい値にまで低下すると、減圧が行な
われる。この減圧により、車輪速の低下度合が弱まって
いき、C時点では減速度が0付近になる。
【0041】減速度が0付近になったC時点では、保持
が行なわれ、これにより車輪速が徐々に上昇して、D時
点でスリップ値が前記所定のしきい値にまで復帰する。
このD時点からは、増圧されるが、初期は急増圧とさ
れ、その後緩増圧とされる。
が行なわれ、これにより車輪速が徐々に上昇して、D時
点でスリップ値が前記所定のしきい値にまで復帰する。
このD時点からは、増圧されるが、初期は急増圧とさ
れ、その後緩増圧とされる。
【0042】増圧により、E時点において再び車輪速の
減速度が、ABS制御開始条件として設定した前記所定
の値にまで小さくなる。これにより、ブレ−キ液圧の保
持が行なわれた後、F時点でスリップ値が所定のしきい
値にまで低下すると、減圧が行なわれる。そして、前記
C時点に対応したG時点から、ブレ−キ液圧の保持が行
なわれる。
減速度が、ABS制御開始条件として設定した前記所定
の値にまで小さくなる。これにより、ブレ−キ液圧の保
持が行なわれた後、F時点でスリップ値が所定のしきい
値にまで低下すると、減圧が行なわれる。そして、前記
C時点に対応したG時点から、ブレ−キ液圧の保持が行
なわれる。
【0043】以上がABS制御の概略であり、減圧後の
保持となるフェ−ズ5の終了(増圧開始)から次のフェ
−ズ5の終了までの期間が制御1サイクルとなる。ただ
し、ABS制御開始時に限りこの1サイクルが、フェ−
ズ2の保持開始からフェ−ズ5の終了時点までとなる
(ABS制御がフェ−ズ2から開始されるため)。フェ
−ズが変更されるときのしきい値は、路面μ(摩擦係
数)に応じて変更され、この路面μに応じたしきい値の
具体的設定例例を、図3に示してある。なお、ABS制
御にさいしては、保持制御をなくして、増圧制御と減圧
制御のみを行うようにしてもよい。
保持となるフェ−ズ5の終了(増圧開始)から次のフェ
−ズ5の終了までの期間が制御1サイクルとなる。ただ
し、ABS制御開始時に限りこの1サイクルが、フェ−
ズ2の保持開始からフェ−ズ5の終了時点までとなる
(ABS制御がフェ−ズ2から開始されるため)。フェ
−ズが変更されるときのしきい値は、路面μ(摩擦係
数)に応じて変更され、この路面μに応じたしきい値の
具体的設定例例を、図3に示してある。なお、ABS制
御にさいしては、保持制御をなくして、増圧制御と減圧
制御のみを行うようにしてもよい。
【0044】振動防止(図4、図5) 図4は、モ−タ31の通電チェックつまりポンプ24、
49の回転チェックを行なうための制御系統の一例を示
すものである。この図4において、Uはマイクロコンピ
ュ−タを利用して構成された制御ユニットで、この制御
ユニットUは、前述したトラクション制御やABS制御
を行なうため、各輪の回転速度を個々独立して検出する
センサや、この他例えば舵角、路面μ(既知のように推
定でも可)等の各種信号が入力されるが、これ等のセン
サ類は図示を略してある。勿論、この制御ユニットUか
らは、図1に示す各種弁21、30、41、46やモ−
タ31に制御信号(駆動信号)が出力される。
49の回転チェックを行なうための制御系統の一例を示
すものである。この図4において、Uはマイクロコンピ
ュ−タを利用して構成された制御ユニットで、この制御
ユニットUは、前述したトラクション制御やABS制御
を行なうため、各輪の回転速度を個々独立して検出する
センサや、この他例えば舵角、路面μ(既知のように推
定でも可)等の各種信号が入力されるが、これ等のセン
サ類は図示を略してある。勿論、この制御ユニットUか
らは、図1に示す各種弁21、30、41、46やモ−
タ31に制御信号(駆動信号)が出力される。
【0045】図4において、81はバッテリ、82はイ
グニッションスイッチ、83は、ブザ−や運転者から目
視し易い位置に設けたランプ等の警報器である。モ−タ
31に対する通電は、リレ−84の常開型接点スイッチ
85を介しておこなわれるようになっており、このリレ
−84のコイル86に対する通電制御が、制御ユニット
UにおけるスイッチングトランジスタSTRを利用して
行われる。すなわち、トランジシタSTRをONしてコ
イル86を励磁することによりスイッチ85が閉となっ
て、モータ31に対して通電される。コイル86の制御
ユニットUに対する接続ポートが、符合αで示される。
スイッチ85とモータ31との間の給電系路が、制御ユ
ニットUの接続ポートβに接続されている。この接続ポ
ートβは、モータ31の端子電圧検出用となる(トラン
ジスタSTRをONにするコントロ−ル信号が発生され
たとき、ポ−トβに所定電圧が検出されれば通電正常と
なる)。なお、実施例では、モ−タ31はDCモ−タと
されている。
グニッションスイッチ、83は、ブザ−や運転者から目
視し易い位置に設けたランプ等の警報器である。モ−タ
31に対する通電は、リレ−84の常開型接点スイッチ
85を介しておこなわれるようになっており、このリレ
−84のコイル86に対する通電制御が、制御ユニット
UにおけるスイッチングトランジスタSTRを利用して
行われる。すなわち、トランジシタSTRをONしてコ
イル86を励磁することによりスイッチ85が閉となっ
て、モータ31に対して通電される。コイル86の制御
ユニットUに対する接続ポートが、符合αで示される。
スイッチ85とモータ31との間の給電系路が、制御ユ
ニットUの接続ポートβに接続されている。この接続ポ
ートβは、モータ31の端子電圧検出用となる(トラン
ジスタSTRをONにするコントロ−ル信号が発生され
たとき、ポ−トβに所定電圧が検出されれば通電正常と
なる)。なお、実施例では、モ−タ31はDCモ−タと
されている。
【0046】なお、図示は略すが、各電磁式の弁21、
30、41、46に対する給電および通電チェックも、
モ−タ31に対するものとと同じように行なわれる。
30、41、46に対する給電および通電チェックも、
モ−タ31に対するものとと同じように行なわれる。
【0047】モ−タ31の通電チェックを含む制御ユニ
ットUにおけるイニシャルチェックに関連した制御の一
例について、図5のフロ−チャ−トを参照しつつ説明す
るが、以下の説明でQはステップを示す。なお、図5に
示す制御は、イニシャルチェックを行なう条件を満たし
たときに行なわれるが、この条件としては、例えば、イ
グニッションスイッチがOFFからONになった時点、
あるいはイグニッションスイッチがOFFからONにな
った後に始めて車速が所定車速(例えば10km/h)
にまで上昇した時点等、従来設定されている条件と同じ
ように設定される。
ットUにおけるイニシャルチェックに関連した制御の一
例について、図5のフロ−チャ−トを参照しつつ説明す
るが、以下の説明でQはステップを示す。なお、図5に
示す制御は、イニシャルチェックを行なう条件を満たし
たときに行なわれるが、この条件としては、例えば、イ
グニッションスイッチがOFFからONになった時点、
あるいはイグニッションスイッチがOFFからONにな
った後に始めて車速が所定車速(例えば10km/h)
にまで上昇した時点等、従来設定されている条件と同じ
ように設定される。
【0048】イニシャルチェックを実行する条件が満足
されると、Q1において、各ソレノイドつまり各電磁弁
21、30、41、49に対して通電されて、Q2にお
いて、当該各弁21、30、41、49の通電が全て正
常に行なわれているか否かが判別される。
されると、Q1において、各ソレノイドつまり各電磁弁
21、30、41、49に対して通電されて、Q2にお
いて、当該各弁21、30、41、49の通電が全て正
常に行なわれているか否かが判別される。
【0049】Q2の判別でYESのときは、Q3におい
て、各弁21、30、41、49に対する通電がカット
された後、Q4において、モ−タ31に対する通電チェ
ックに備えて、各遮断弁21および増圧弁41が閉とさ
れる。これにより、ポンプ24(加圧機構22)および
49からの圧力がブレ−キ配管11、12に作用する受
圧部分に対して、マスタシリンダ1およびホイ−ルシリ
ンダ2FL、2FR、2RL、2RRに対する連通関係
が遮断される。
て、各弁21、30、41、49に対する通電がカット
された後、Q4において、モ−タ31に対する通電チェ
ックに備えて、各遮断弁21および増圧弁41が閉とさ
れる。これにより、ポンプ24(加圧機構22)および
49からの圧力がブレ−キ配管11、12に作用する受
圧部分に対して、マスタシリンダ1およびホイ−ルシリ
ンダ2FL、2FR、2RL、2RRに対する連通関係
が遮断される。
【0050】Q5でモ−タ31に対して通電された後、
Q6において、モ−タ31に対する通電が正常に行なわ
れているか否かが判別される。このQ6の判別でYES
のときは、Q7においてモ−タ31に対する通電がカッ
トされた後、Q8において、遮断弁21、増圧弁41が
開かれて、図1の状態に復帰される(ブレ−キペダルの
踏込み応じて通常のブレ−キが得られる状態へ復帰)。
そして、Q9において、システムの起動が行なわれる
(トラクション制御およびABS制御を実行するための
前提条件満足)。
Q6において、モ−タ31に対する通電が正常に行なわ
れているか否かが判別される。このQ6の判別でYES
のときは、Q7においてモ−タ31に対する通電がカッ
トされた後、Q8において、遮断弁21、増圧弁41が
開かれて、図1の状態に復帰される(ブレ−キペダルの
踏込み応じて通常のブレ−キが得られる状態へ復帰)。
そして、Q9において、システムの起動が行なわれる
(トラクション制御およびABS制御を実行するための
前提条件満足)。
【0051】前記Q2あるいはQ6の判別でNOのとき
は、トラクション制御あるいはABS制御が正常に行な
われなくなるときなので、Q10において、警報器83
を作動させた後、Q11においてシステムダウンされる
(トラクション制御およびABS制御の実行禁止)。
は、トラクション制御あるいはABS制御が正常に行な
われなくなるときなので、Q10において、警報器83
を作動させた後、Q11においてシステムダウンされる
(トラクション制御およびABS制御の実行禁止)。
【0052】ここで、モ−タ31に対する通電チェック
時には、極めて短時間ではあるが、ポンプ24、49が
作動されるため、当該ポンプ24、49で発生されるポ
ンプ圧力がブレ−キ配管1、12に作用することにな
る。しかしながら、モ−タ31に対する通電チェック時
には、遮断弁21が閉じられているため、上記ポンプ圧
力(脈動)がマスタシリンダ1へ伝達されるのが防止さ
れて、振動が防止あるいは低減されることになる。
時には、極めて短時間ではあるが、ポンプ24、49が
作動されるため、当該ポンプ24、49で発生されるポ
ンプ圧力がブレ−キ配管1、12に作用することにな
る。しかしながら、モ−タ31に対する通電チェック時
には、遮断弁21が閉じられているため、上記ポンプ圧
力(脈動)がマスタシリンダ1へ伝達されるのが防止さ
れて、振動が防止あるいは低減されることになる。
【0053】すなわち、通常、マスタシリンダ1は倍力
装置3を介して、車室とその前方に位置するエンジンル
−ムとを仕切る仕切壁に取付けられるが、上記ポンプ圧
がマスタシリンダ1に伝達されると、マスタシリンダ1
や倍力装置3を振動させるばかりでなく、上記仕切壁を
も振動させることになるが、ポンプ圧力のマスタシリン
ダ1への伝達を阻止することにより、この振動が防止あ
るいは低減されることになる。また、マスタシリンダ1
へのポンプ圧力の伝達防止によって、ブレ−キペダル4
に置かれた足に対する不快な振動(いわゆるキックバッ
ク)も防止されることになる。
装置3を介して、車室とその前方に位置するエンジンル
−ムとを仕切る仕切壁に取付けられるが、上記ポンプ圧
がマスタシリンダ1に伝達されると、マスタシリンダ1
や倍力装置3を振動させるばかりでなく、上記仕切壁を
も振動させることになるが、ポンプ圧力のマスタシリン
ダ1への伝達を阻止することにより、この振動が防止あ
るいは低減されることになる。また、マスタシリンダ1
へのポンプ圧力の伝達防止によって、ブレ−キペダル4
に置かれた足に対する不快な振動(いわゆるキックバッ
ク)も防止されることになる。
【0054】モ−タ31に対する通電チェック時に増圧
弁41が閉じられていることにより、前記ポンプ圧力が
ホイ−ルシリンダ側へ伝達されるのが防止されて、当該
ホイ−ルシリンダ部分での振動が防止あるいは低減され
ることになる。また、増圧弁41からホイ−ルシリンダ
までの分岐ブレ−キ配管11A、11B、12A、12
Bは、相当長くなって振動され易いものとなるが、この
長い分岐ブレ−キ配管そのものがポンプ圧力によって振
動されようとするのも防止あるいは低減されることにな
る(長い分岐ブレ−キ配管11A、11B、12A、1
2Bは、複数箇所において車体に取付、保持されるた
め、分岐ブレ−キ配管にポンプ圧力が作用すると車体も
振動されようとするが、このような振動も防止あるいは
低減されることになる)。
弁41が閉じられていることにより、前記ポンプ圧力が
ホイ−ルシリンダ側へ伝達されるのが防止されて、当該
ホイ−ルシリンダ部分での振動が防止あるいは低減され
ることになる。また、増圧弁41からホイ−ルシリンダ
までの分岐ブレ−キ配管11A、11B、12A、12
Bは、相当長くなって振動され易いものとなるが、この
長い分岐ブレ−キ配管そのものがポンプ圧力によって振
動されようとするのも防止あるいは低減されることにな
る(長い分岐ブレ−キ配管11A、11B、12A、1
2Bは、複数箇所において車体に取付、保持されるた
め、分岐ブレ−キ配管にポンプ圧力が作用すると車体も
振動されようとするが、このような振動も防止あるいは
低減されることになる)。
【0055】なお、実施例では、各調圧機構13と14
とは、1ユニット化されて、マスタシリンダ1近傍のエ
ンジンル−ム内(つまり車室フロアよりも前方位置)配
設されており、分岐ブレ−キ配管11A、11B、12
A、12Bの長さは、相当長いものとなる(調圧機構1
3と14とは、互いに独立したユニット体として、各ユ
ニット体同士を近接配置あるいは互いに固定することも
できる)。
とは、1ユニット化されて、マスタシリンダ1近傍のエ
ンジンル−ム内(つまり車室フロアよりも前方位置)配
設されており、分岐ブレ−キ配管11A、11B、12
A、12Bの長さは、相当長いものとなる(調圧機構1
3と14とは、互いに独立したユニット体として、各ユ
ニット体同士を近接配置あるいは互いに固定することも
できる)。
【0056】モータ31の通電チェック時において、増
圧弁41のうち、後輪用の増圧弁41のみを閉とするよ
うにしてもよい。すなわち、前輪用ブレーキ配管は、車
室前方にあるため車室への振動の影響が小さい一方、後
輪用増圧弁41は、車室フロア下方に配設される共にか
なり長くなるので、車室への振動の影響が大きくなり、
したがって、後輪用増圧弁41のみを閉とすることによ
っても振動防止あるいは低減を十分得ることができる
(前輪用ホイ−ルシリンダへは確実にマスタシリンダで
の発生ブレーキ液が作用するようにして、前輪の制動力
確保を保持する上でも好ましいものとなる)。なお、前
輪用は、後輪用に比して、ブレーキ液の消費量が大きい
ため(前輪用ブレーキの方が後輪用ブレーキよりも負担
が大きいため一般にこのような設定とされる)、ポンプ
回転に起因して生じる圧力(脈動)の吸収性がよいの
で、前輪用増圧弁41をポンプ回転チェック時に開とし
たままでも、振動防止の点では実質的に問題とならない
場合も多いものである。
圧弁41のうち、後輪用の増圧弁41のみを閉とするよ
うにしてもよい。すなわち、前輪用ブレーキ配管は、車
室前方にあるため車室への振動の影響が小さい一方、後
輪用増圧弁41は、車室フロア下方に配設される共にか
なり長くなるので、車室への振動の影響が大きくなり、
したがって、後輪用増圧弁41のみを閉とすることによ
っても振動防止あるいは低減を十分得ることができる
(前輪用ホイ−ルシリンダへは確実にマスタシリンダで
の発生ブレーキ液が作用するようにして、前輪の制動力
確保を保持する上でも好ましいものとなる)。なお、前
輪用は、後輪用に比して、ブレーキ液の消費量が大きい
ため(前輪用ブレーキの方が後輪用ブレーキよりも負担
が大きいため一般にこのような設定とされる)、ポンプ
回転に起因して生じる圧力(脈動)の吸収性がよいの
で、前輪用増圧弁41をポンプ回転チェック時に開とし
たままでも、振動防止の点では実質的に問題とならない
場合も多いものである。
【0057】振動防止の他の実施例(図6) 図6は、モ−タ31に対する通電チェック時つまりポン
プ回転チェック時における振動防止あるいは低減を行な
うための他の実施例を示し、ABS制御用のポンプ49
を、モ−タ31に対する通電チェック時に空運転を行
う、つまりポンプによるブレーキ液圧送に規制を与える
ようにしたものである(トラクション制御用ポンプ24
についても同じようにすることができる)。
プ回転チェック時における振動防止あるいは低減を行な
うための他の実施例を示し、ABS制御用のポンプ49
を、モ−タ31に対する通電チェック時に空運転を行
う、つまりポンプによるブレーキ液圧送に規制を与える
ようにしたものである(トラクション制御用ポンプ24
についても同じようにすることができる)。
【0058】ポンプ49は、シリンダ61と、該シリン
ダ61内にそれぞれ摺動自在に嵌挿されたピストン62
およびプランジャ63とを有し、ピストン62とプラン
ジャ63とは互いに直列に配設されている。シリンダ6
1内には、ピストン62の一端面が臨むポンプ室64が
画成されて、該ポンプ室64には、前記チェック弁4
8、50が接続されている。これにより、ピストン62
の往復動に応じたポンプ室64の容積変化によって、チ
ェック弁48側から吸込まれたブレ−キ液がチェック弁
50側へと吐出される。
ダ61内にそれぞれ摺動自在に嵌挿されたピストン62
およびプランジャ63とを有し、ピストン62とプラン
ジャ63とは互いに直列に配設されている。シリンダ6
1内には、ピストン62の一端面が臨むポンプ室64が
画成されて、該ポンプ室64には、前記チェック弁4
8、50が接続されている。これにより、ピストン62
の往復動に応じたポンプ室64の容積変化によって、チ
ェック弁48側から吸込まれたブレ−キ液がチェック弁
50側へと吐出される。
【0059】プランジャ63は、ピストン62を挟んで
ポンプ室64とは反対側に位置されている。プランジャ
63のピストン62とは反対側端面には、モ−タ31に
より回転駆動されるカム65が配設されている。そし
て、ポンプ室64に配設されたリタ−ンスプリング66
により、ピストン62を介してプランジャ63がカム6
5に当接するように付勢されている。カム65は、円板
状の偏心カムとされて、その回転中心65aが偏心され
ている。これにより、カム65の回転に応じて、プラン
ジャ63つまりピストン62が往復動されて、ポンプ室
64の容積変化が行なわれる。
ポンプ室64とは反対側に位置されている。プランジャ
63のピストン62とは反対側端面には、モ−タ31に
より回転駆動されるカム65が配設されている。そし
て、ポンプ室64に配設されたリタ−ンスプリング66
により、ピストン62を介してプランジャ63がカム6
5に当接するように付勢されている。カム65は、円板
状の偏心カムとされて、その回転中心65aが偏心され
ている。これにより、カム65の回転に応じて、プラン
ジャ63つまりピストン62が往復動されて、ポンプ室
64の容積変化が行なわれる。
【0060】ポンプ49には、圧送規制手段としての油
圧式の切換機構71が付設されている。この切換機構7
1は、ポンプ24のシリンダ61に一体化されたシリン
ダ72と、該シリンダ71内に摺動自在に嵌挿されたピ
ストン73と、該ピストン73を戻り方向(図6左方)
に向けて付勢するリタ−ンスプリング74とを有する。
シリンダ71内には、ピストン73によって作動油室7
5が画成され、この作動油室75が、配管76を介して
マスタシリンダ1に接続されている(ブレ−キ配管11
あるいは12のうち、マスタシリンダ1に常時連通され
ている部分に接続)。この配管76には、モータ31の
通電チェック時にのみ開となる電磁式の開閉77が接続
されている。
圧式の切換機構71が付設されている。この切換機構7
1は、ポンプ24のシリンダ61に一体化されたシリン
ダ72と、該シリンダ71内に摺動自在に嵌挿されたピ
ストン73と、該ピストン73を戻り方向(図6左方)
に向けて付勢するリタ−ンスプリング74とを有する。
シリンダ71内には、ピストン73によって作動油室7
5が画成され、この作動油室75が、配管76を介して
マスタシリンダ1に接続されている(ブレ−キ配管11
あるいは12のうち、マスタシリンダ1に常時連通され
ている部分に接続)。この配管76には、モータ31の
通電チェック時にのみ開となる電磁式の開閉77が接続
されている。
【0061】前記プランジャ63の側面には凹部63a
が形成されて、該凹部63aのピストン側端部が係止段
部63bとされている。また、ポンプ用シリンダ61に
は、凹部63aの移動軌跡に対応した位置において、開
口部61aが形成されている。切換機構71のピストン
73先端部には、開口部61aを介して凹部63aに臨
む凸部73aが形成されている。この凸部ピストン73
aは、ピストン73の往復動に応じて、凹部63a内に
進退出可能とされている。
が形成されて、該凹部63aのピストン側端部が係止段
部63bとされている。また、ポンプ用シリンダ61に
は、凹部63aの移動軌跡に対応した位置において、開
口部61aが形成されている。切換機構71のピストン
73先端部には、開口部61aを介して凹部63aに臨
む凸部73aが形成されている。この凸部ピストン73
aは、ピストン73の往復動に応じて、凹部63a内に
進退出可能とされている。
【0062】凸部73aが凹部63aから退出した図6
に示す状態では、プランジャ63は凸部73aに邪魔さ
れることなく所定ストロ−ク分だけ往復動可能とされ
て、ポンプ24は通常のポンプ機能を発揮する。
に示す状態では、プランジャ63は凸部73aに邪魔さ
れることなく所定ストロ−ク分だけ往復動可能とされ
て、ポンプ24は通常のポンプ機能を発揮する。
【0063】スプリング74に抗してピストン73が図
6右方動されると、凸部73aが凹部63aに進出す
る。これにより、プランジャ63は図中下方つまりポン
プ室64を膨張させる戻り方向へ変位しようとしたと
き、ピストン73の凸部73aが係止段部63bに当接
して、プランジャ63は所定以上戻り位置へ復帰するこ
とが規制される。この戻り位置が規制されたときのプラ
ンジャ63のストロ−ク位置は、ほぼ圧縮上死点位置
(ポンプ室64のほぼ最大圧縮位置)とされており、こ
れによりカム65が回転されても、プランジャ63はほ
とんどストロ−ク動しないもの、つまりポンプ室64の
容積変化がほとんど生じない空運転状態とされる(ポン
プ圧力の発生が事実上なし)。
6右方動されると、凸部73aが凹部63aに進出す
る。これにより、プランジャ63は図中下方つまりポン
プ室64を膨張させる戻り方向へ変位しようとしたと
き、ピストン73の凸部73aが係止段部63bに当接
して、プランジャ63は所定以上戻り位置へ復帰するこ
とが規制される。この戻り位置が規制されたときのプラ
ンジャ63のストロ−ク位置は、ほぼ圧縮上死点位置
(ポンプ室64のほぼ最大圧縮位置)とされており、こ
れによりカム65が回転されても、プランジャ63はほ
とんどストロ−ク動しないもの、つまりポンプ室64の
容積変化がほとんど生じない空運転状態とされる(ポン
プ圧力の発生が事実上なし)。
【0064】モータ31の通電チェック時に、ブレ−キ
ペダル4が踏込み操作されてマスタシリンダ1にレ−キ
液圧が発生されたとき、開閉弁77が開となっているの
で、マスタシリンダ1での発生ブレ−キ液圧が作動油室
75に導入されて、凸部73aが凹部63a内に進出し
て、前記空運転状態とされる。すなわち、ブレ−キペダ
ル4が踏込み操作されているときは、ポンプ24が空運
転状態とされて、当該ポンプ24での発生圧力がほとん
ど生じないものとなり、ブレ−キペダル4へのキックバ
ックが防止される。このように、図6に示す実施例で
は、モ−タ31に対する通電チェック時にブレ−キペダ
ル4が踏込み操作されたときに、当該ブレ−キペダル4
の振動(キックバック)防止あるいは低減を行なうもの
となっている。
ペダル4が踏込み操作されてマスタシリンダ1にレ−キ
液圧が発生されたとき、開閉弁77が開となっているの
で、マスタシリンダ1での発生ブレ−キ液圧が作動油室
75に導入されて、凸部73aが凹部63a内に進出し
て、前記空運転状態とされる。すなわち、ブレ−キペダ
ル4が踏込み操作されているときは、ポンプ24が空運
転状態とされて、当該ポンプ24での発生圧力がほとん
ど生じないものとなり、ブレ−キペダル4へのキックバ
ックが防止される。このように、図6に示す実施例で
は、モ−タ31に対する通電チェック時にブレ−キペダ
ル4が踏込み操作されたときに、当該ブレ−キペダル4
の振動(キックバック)防止あるいは低減を行なうもの
となっている。
【0065】図6の変形例として、ピストン73を電磁
式に駆動するようにして、前述したモ−タ31への通電
チェック時にポンプ49を空運転状態とするように設定
することもできる。また、空運転状態の切換が行なわれ
るポンプとしては、トラクション制御用のポンプ24と
することもできる(この場合は、通電チェック時に空運
転状態とする)。勿論、モータ31の通電チェック時
に、両方のポンプ24、49共に空運転を行うようにす
ることもできる。
式に駆動するようにして、前述したモ−タ31への通電
チェック時にポンプ49を空運転状態とするように設定
することもできる。また、空運転状態の切換が行なわれ
るポンプとしては、トラクション制御用のポンプ24と
することもできる(この場合は、通電チェック時に空運
転状態とする)。勿論、モータ31の通電チェック時
に、両方のポンプ24、49共に空運転を行うようにす
ることもできる。
【0066】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。 (1)駆動輪が後輪のみの場合でもよく、4輪全てが駆動
輪の場合であってもよい。 (2)ABS制御のみを行うものであってもよい。ABS
制御のみを行なう場合に、遮断弁21を別途設けて、モ
−タ31に対する通電チェック時に、遮断弁21および
増圧弁41を共に閉としてもよく、あるいはいずれか一
方のみを閉とするようにしてもよい。 (3)リザ−バ44やポンプ49は、各車輪毎に個々独立
して設けてもよい。 (4)増圧弁41と減圧弁46とは、1ユニット化したも
のとしてもよい。この場合、ブレーキ液圧の保持の状態
を確保するため、1ユニット化された弁装置は、増圧位
置と減圧位置と保持位置との3ポジションを取りえる構
造のものを採択すればよい。 (5)モ−タ31は、ポンプ24用と49用とで別個独立
して設けてもよい。 (6)図1に示す構成において、モ−タ31への通電チェ
ック時に、遮断弁21と増圧弁41とのいずれか一方の
みを閉としてもよい。 (7)図5において、モ−タ31への通電チェックを、各
弁21、30、41、46の通電チェック後に行なって
もよいが、モ−タ31への通電チェック時において、事
前に遮断弁21や増圧弁41を確実に閉にすることが可
能なことを確認しておくために、モ−タ31の通電チェ
ックを各弁の通電チェックよりも先に行なうのが好まし
い。 (8)モ−タ31への通電チェック時における遮断弁21
や増圧弁41の閉作動に加えて、図6に示す構成の少な
くとも一方をも合わせて採択するようにしてもよい。 (9)モータ31の通電チェックは、要はモータ31つま
りポンプ24、49が正常に作動されるか否かをチェッ
クするものなので、例えばモータ31あるいはポンプ2
4、49の回転数を検出するセンサの出力をチェックす
ることにより、ポンプの回転チェックを行うようにして
もよい。 (10)ポンプ24あるいは49は、エンジンにより駆動す
るようにしてもよい。
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。 (1)駆動輪が後輪のみの場合でもよく、4輪全てが駆動
輪の場合であってもよい。 (2)ABS制御のみを行うものであってもよい。ABS
制御のみを行なう場合に、遮断弁21を別途設けて、モ
−タ31に対する通電チェック時に、遮断弁21および
増圧弁41を共に閉としてもよく、あるいはいずれか一
方のみを閉とするようにしてもよい。 (3)リザ−バ44やポンプ49は、各車輪毎に個々独立
して設けてもよい。 (4)増圧弁41と減圧弁46とは、1ユニット化したも
のとしてもよい。この場合、ブレーキ液圧の保持の状態
を確保するため、1ユニット化された弁装置は、増圧位
置と減圧位置と保持位置との3ポジションを取りえる構
造のものを採択すればよい。 (5)モ−タ31は、ポンプ24用と49用とで別個独立
して設けてもよい。 (6)図1に示す構成において、モ−タ31への通電チェ
ック時に、遮断弁21と増圧弁41とのいずれか一方の
みを閉としてもよい。 (7)図5において、モ−タ31への通電チェックを、各
弁21、30、41、46の通電チェック後に行なって
もよいが、モ−タ31への通電チェック時において、事
前に遮断弁21や増圧弁41を確実に閉にすることが可
能なことを確認しておくために、モ−タ31の通電チェ
ックを各弁の通電チェックよりも先に行なうのが好まし
い。 (8)モ−タ31への通電チェック時における遮断弁21
や増圧弁41の閉作動に加えて、図6に示す構成の少な
くとも一方をも合わせて採択するようにしてもよい。 (9)モータ31の通電チェックは、要はモータ31つま
りポンプ24、49が正常に作動されるか否かをチェッ
クするものなので、例えばモータ31あるいはポンプ2
4、49の回転数を検出するセンサの出力をチェックす
ることにより、ポンプの回転チェックを行うようにして
もよい。 (10)ポンプ24あるいは49は、エンジンにより駆動す
るようにしてもよい。
【図1】ブレーキ系統の一例を示す全体系統図。
【図2】ABS制御の一例を示す図。
【図3】ABS制御を行う場合の制御しきい値の設定例
を示す図。
を示す図。
【図4】モ−タ31に対する通電チェックを行なうため
の一例を示す制御系統図。
の一例を示す制御系統図。
【図5】イニシャルチェック時の制御内容を示すフロ−
チャ−ト。
チャ−ト。
【図6】ポンプを空運転状態とするための構成例を示す
要部断面図。
要部断面図。
1:マスタシリンダ 2:ホイ−ルシリンダ 4:ブレーキペダル 11:ブレーキ配管 12:ブレーキ配管 14:調圧機構(ABS制御用) 21:遮断弁(第2開閉弁) 31:モータ 41:増圧弁(第1開閉弁) 44:リザ−バ 49:ポンプ(ABS制御用) 71:ポンプの運転状態切換機構(圧送規制手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 知之 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】ブレーキ液をホイ−ルシリンダ側へ圧送す
るためのポンプを備えた車両のアンチロックブレーキ装
置において、 前記ポンプとホイ−ルシリンダとの連通、遮断を切換え
る開閉弁が設けられ、 前記開閉弁は、車室フロアよりも前方に位置され、 前記ポンプの回転チェック時に、前記開閉弁が遮断状態
とされるように設定されている、ことを特徴とする車両
のアンチロックブレーキ装置。 - 【請求項2】ブレーキ液をマスタシリンダ側へ圧送する
ためのポンプを備えた車両のアンチロックブレーキ装置
において、 前記ポンプとマスタシリンダとの連通、遮断を切換える
開閉弁が設けられ、 前記ポンプの回転チェック時に、前記開閉弁が遮断状態
とされるように設定されている、ことを特徴とする車両
のアンチロックブレーキ装置。 - 【請求項3】ブレーキ液をホイ−ルシリンダ側およびマ
スタシリンダ側へ圧送するためのポンプを備えた車両の
アンチロックブレーキ装置において、 前記ポンプとホイ−ルシリンダとの連通、遮断を切換え
る第1開閉弁と、該ポンプとマスタシリンダとの連通、
遮断を切換える第2開閉弁とが設けられ、 前記第1開閉弁が、車室フロアよりも前方に位置され、 前記ポンプの回転チェック時に、前記第1開閉弁と第2
開閉弁との少なくとも一方が遮断状態とされるように設
定されている、ことを特徴とする車両のアンチロックブ
レーキ装置。 - 【請求項4】請求項1または請求項3において、 前記ポンプとホイ−ルシリンダとの連通、遮断をおこな
うための開閉弁のうち、ポンプの回転チェック時に遮断
状態とされるのが後輪用開閉弁のみとされているもの。 - 【請求項5】マスタシリンダとホイ−ルシリンダとの間
のブレーキ配管にブレーキ液を圧送するためのポンプを
備えた車両のアンチロックブレーキ装置において、 前記ポンプの回転チェック時に、該ポンプの圧送作動を
規制する圧送規制手段を備えている、ことを特徴とする
車両のアンチロックブレーキ装置。 - 【請求項6】請求項5において、 前記圧送規制手段が、前記ポンプを空運転状態とするも
の。 - 【請求項7】請求項5において、 前記圧送規制手段が、前記マスタシリンダで発生される
ブレ−キ液圧を受けたときに作動される油圧式とされて
いるもの。 - 【請求項8】請求項5において、 前記ポンプが、往復駆動されるプランジャを備えたプラ
ンジャ式とされ、 前記圧送規制手段が、前記プランジャの戻り位置へ向け
ての変位を規制するように設定されているもの。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31761894A JPH08150911A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 車両のアンチロックブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31761894A JPH08150911A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 車両のアンチロックブレ−キ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08150911A true JPH08150911A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=18090194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31761894A Abandoned JPH08150911A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 車両のアンチロックブレ−キ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08150911A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007238084A (ja) * | 2006-03-04 | 2007-09-20 | Continental Teves Ag & Co Ohg | オートバイブレーキ装置 |
| GB2484586A (en) * | 2010-10-13 | 2012-04-18 | Bosch Gmbh Robert | Slip regulated hydraulic vehicle braking system having and additional pump |
| JP2016190610A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社アドヴィックス | 車両用制動装置 |
| JP2018176814A (ja) * | 2017-04-04 | 2018-11-15 | トヨタ自動車株式会社 | 偏向制御装置 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP31761894A patent/JPH08150911A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007238084A (ja) * | 2006-03-04 | 2007-09-20 | Continental Teves Ag & Co Ohg | オートバイブレーキ装置 |
| GB2484586A (en) * | 2010-10-13 | 2012-04-18 | Bosch Gmbh Robert | Slip regulated hydraulic vehicle braking system having and additional pump |
| GB2484586B (en) * | 2010-10-13 | 2013-12-04 | Bosch Gmbh Robert | Slip-regulated, hydraulic vehicle braking system |
| JP2016190610A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社アドヴィックス | 車両用制動装置 |
| JP2018176814A (ja) * | 2017-04-04 | 2018-11-15 | トヨタ自動車株式会社 | 偏向制御装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A762 | Written abandonment of application |
Effective date: 20031224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 |