JPH1082196A - 多段式駐車装置 - Google Patents

多段式駐車装置

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JPH1082196A
JPH1082196A JP23538396A JP23538396A JPH1082196A JP H1082196 A JPH1082196 A JP H1082196A JP 23538396 A JP23538396 A JP 23538396A JP 23538396 A JP23538396 A JP 23538396A JP H1082196 A JPH1082196 A JP H1082196A
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JP
Japan
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pallet
chain
slack
storage space
elevating
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Withdrawn
Application number
JP23538396A
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English (en)
Inventor
Masatsugu Nakase
雅嗣 中瀬
Kentaro Miyoshi
健太郎 三好
So Murakami
創 村上
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降チェーンを覆うカバー材を取り付け易く
するとともに、昇降チェーンの接触音による騒音をなく
し、かつカバー材が錆びないようにする。 【解決手段】 昇降パレットP4を駆動スプロケット2
6に掛け渡された昇降チェーン28で昇降可能に支持す
る。駆動スプロケット26の下方に樹脂製の筒体からな
る保護カバー39を設ける。保護カバー39に昇降チェ
ーン28の弛み側余剰部分28cを駆動スプロケット2
6の正逆回転動作により上下方向に垂下量を変えながら
移動するように収容する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段式駐車装置の
改良に関し、特にパレットを昇降チェーンの引込み動作
と送出し動作とによって昇降させるようにした多段式駐
車装置において、昇降チェーンの弛み側余剰部分の保護
対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多段式駐車装置は、格納スペースを上下
多段に備え、出庫車両が格納されている格納スペース又
は入庫車両を格納しようとする格納スペースと車両乗入
れ・乗出し部との間でパレットを昇降させるようになっ
ている。
【0003】このような多段式駐車装置として、例えば
実開平7−34153号公報に開示されているように、
パレットを昇降チェーンで吊下げ支持し、該昇降チェー
ンを複数のスプロケット及び昇降モータに駆動連結され
た駆動スプロケットに掛け渡し、その余剰部分を駆動ス
プロケットから弛みをもって垂れ下がらせ、上記昇降モ
ータの正転・逆転駆動により上記昇降チェーンの弛み側
余剰部分を引き込んだり、送り出したりしてパレットを
昇降させるようにした多段式駐車装置が知られている。
【0004】しかし、この多段式駐車装置では、上記昇
降チェーンの弛み側余剰部分が外部に露呈していること
から、粉塵が付着して美観を損うおそれがあるととも
に、風圧により昇降チェーンの弛み側余剰部分が揺れて
構築物と干渉し、事故を誘発するおそれがある。また、
昇降チェーンの弛み側余剰部分が雨水に晒されて錆が発
生するおそれもある。
【0005】そこで、例えば特開平6−33630号公
報や特開平6−136985号公報に開示されているよ
うに、装置後端部に箱状のチェーン溜室を設け、昇降チ
ェーンの弛み側余剰部分を外部から見えないように上記
チェーン溜室に収容することにより、上述の如き問題点
を解決するようにした多段式駐車装置が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の後者
の公報例の多段式駐車装置では、昇降チェーンの弛み側
余剰部分を折り畳むようにしてチェーン溜室に収容して
いることから、該チェーン溜室には昇降チェーンの弛み
側余剰部分の荷重が常に掛り、この荷重に耐え得るべく
チェーン溜室を鋼材で製作する必要がある。したがっ
て、個々のチェーン溜室の重量が大きくなって取り扱い
難くなり、取付け作業性が低下することになる。また、
昇降チェーンの折畳みや引延ばしに伴い接触音が発生
し、騒音になる。さらに、鋼材製のチェーン溜室は雨水
に晒されると錆が発生するので、防錆処理が必要にな
り、製作工数が増える。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、昇降チェーンを覆うカ
バー材を取り付け易くするとともに、昇降チェーンの接
触音による騒音をなくし、かつカバー材を錆びないよう
にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、昇降チェーンをカバー材で外部から見え
ないように覆い隠すとともに、カバー材の材質を特定し
たことを特徴とする。
【0009】具体的には、本発明は、パレットを駆動ス
プロケットに掛け渡された昇降チェーンで昇降可能に支
持し、上記駆動スプロケットの一方向の回転動作により
上記昇降チェーンを引き込んでパレットを上昇させると
ともに、引き込んだ昇降チェーン部分を駆動スプロケッ
トから弛みをもって垂れ下がらせて弛み側余剰部分とす
る一方、上記駆動スプロケットの他方向の回転動作によ
り上記昇降チェーンの弛み側余剰部分を送り出してパレ
ットを下降させることにより、車両をパレットに搭載し
て上下多段の格納スペースと車両乗入れ・乗出し部との
間で出入れするようにした多段式駐車装置を対象とし、
次のような解決手段を講じた。
【0010】すなわち、本発明の解決手段は、上記駆動
スプロケットの下方に樹脂製の筒体からなる保護カバー
を設ける。そして、該保護カバーに上記昇降チェーンの
弛み側余剰部分を駆動スプロケットの正逆回転動作によ
り上下方向に垂下量を変えながら移動するように収容し
たことを特徴とする。
【0011】上記の構成により、本発明の解決手段で
は、昇降チェーンの弛み側余剰部分が、パレット上昇時
には樹脂製の保護カバー内に引き込まれる一方、パレッ
ト下降時には保護カバー内から送り出される。
【0012】このように、上記保護カバーは樹脂製で軽
量であることから、取り扱い易く、取付け作業に手間取
らないとともに、雨水で晒されても錆が発生せず、防錆
処理が不要で製作工数が低減する。
【0013】さらに、上記昇降チェーンの弛み側余剰部
分は、保護カバー内で自重により垂れ下がっているだけ
でその内周壁には接触しておらず、騒音の原因となる接
触音が発生しない。
【0014】しかも、この昇降チェーンの弛み側余剰部
分は、外部に露呈しないように保護カバーで覆われてい
ることから、粉塵が付着せず、美観が保たれるととも
に、風雨からも守られて構築物との干渉による事故や錆
付きが回避される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0016】図1及び図2は多段(4段2列の昇降横
行)式駐車装置を示す。図1及び図2において、1は多
段式駐車装置の骨格をなす枠組体であり、該枠組体1
は、地面2に立設された4本の支柱3,3,…と、前後
左右で隣り合う支柱3,3の上端及び中程をそれぞれ連
結する複数の梁4,4,…とで枠組まれて構築されてい
る。上記枠組体1は、上下方向に4分割されかつ左右方
向に2分割され、各々の分割スペースを車両Cをパレッ
トごと格納する格納スペースSとして該格納スペースS
が上下方向及び左右方向に8つ並設され、最下段の格納
スペースS,S前方(図1左側、図2手前側)を車両乗
入れ・乗出し部5としている。なお、上記8つの格納ス
ペースS,S,…のうち最下段の格納スペースS,S
は、入出庫時の利用者の乗降を考慮してその上方の格納
スペースS,S,…よりも上下方向に広く形成されてい
る。
【0017】この8つの格納スペースS,S,…は、全
てが常に格納スペースとして利用されるのではなく、そ
のうちの3つが空スペースになっている。つまり、8つ
の格納スペースS,S,…の全てにパレットが配置され
ているのではなく、そのうちの3つの格納スペースS,
S,Sにはパレットがなく、最上段の格納スペースSに
車両Cを入庫する際や最上段の格納スペースSから車両
Cを出庫する際には、その下方の車両乗入れ・乗出し部
5との間の3つの格納スペースS,S,Sからパレット
P1,P2,P3をその隣の格納スペースS,S,Sに
横移動させて昇降路6を形成するようになっている。図
2では、昇降路6が右側の最上段の格納スペースSを除
いてその下方の3つの格納スペースS,S,Sで形成さ
れている場合を示す。
【0018】下から3段目の格納スペースSで車両Cを
入庫する際や下から3段目の格納スペースSから車両C
を出庫する際には、その下方の車両乗入れ・乗出し部5
との間の2つの格納スペースS,SからパレットP1,
P2をその隣の格納スペースS,Sに横移動させて昇降
路6を形成するようになっている。
【0019】下から2段目の格納スペースSに車両Cを
入庫する際や下から2段目の格納スペースSから車両C
を出庫する際には、その下方の車両乗入れ・乗出し部5
との間の最下段の格納スペースSからパレットP1をそ
の隣の格納スペースSに横移動させて昇降路6を形成す
るようになっている。
【0020】最下段の格納スペースSに車両Cを入庫す
る際には、車両乗入れ・乗出し部5から最下段の格納ス
ペースSのパレットP1上にそのまま乗り入れればよ
く、逆に最下段の格納スペースSから車両Cを出庫する
際には、最下段の格納スペースSのパレットP1から車
両乗入れ・乗出し部5に乗り出せばよく、この場合には
昇降路6を形成する必要はない。なお、上記最下段の2
つの格納スペースS,Sは2つが同時に格納スペースS
となるのではなく、いずれか一方の格納スペースSは入
出庫時の昇降路6となる。
【0021】上記最下段の格納スペースS,Sの地面2
には、2条のレール7,7が両格納スペースS,Sを連
絡するように全幅に亘って敷設され、該レール7,7に
は、1台の自走式パレット(以下、横行パレットとい
う)P1が四隅に転動自在に設けられた車輪8,8,…
を係合させて配置され、後側(図1右側)の2個の車輪
8,8の一方は横行モータ9の出力軸に駆動連結されて
いる。そして、上記横行パレットP1は、入出庫時、昇
降路6を形成すべく上記横行モータ9の駆動によりレー
ル7,7を走行して左右に隣り合う最下段の格納スペー
スS,Sを横移動するようになっている。
【0022】上記横行パレットP1の後端にはスタンド
10が立設され、該スタンド10には給電線11の一端
側が支持され、その先は図示しないが上記横行モータ9
に接続されている。また、上記給電線11の他端側は、
上記左右に隣り合う最下段の格納スペースS,S間でか
つその上方の構築材である後部の梁4側で支持部材12
によって支持され、その先は図示しないが電力供給源に
接続されている。上記給電線11は、上記横行パレット
P1の横移動量を考慮して十分な長さに設定され、上記
スタンド10と支持部材12との間で余裕をもって垂れ
下がっている。
【0023】上記最下段の格納スペースS,Sと上下に
隣り合う下から2段目の格納スペースS,Sとを仕切る
前後の梁4,4には、2条のレール13,13が両格納
スペースS,Sを連絡するように全幅に亘って敷設さ
れ、該レール13,13には、矩形フレームからなる1
台の横行装置14が四隅に転動自在に設けられた車輪1
5,15,…を係合させて配置されている。上記横行装
置14の後部一端には駆動手段としての横行モータ16
が据え付けられ、該横行モータ16の出力軸は出力スプ
ロケット17、従動スプロケット18、アイドラー19
及びチェーン20を介して後側(図2右側)の2個の車
輪15,15に駆動連結されている。そして、上記横行
装置14は、入出庫時、昇降路6を形成すべく上記横行
モータ16の駆動によりレール13,13を走行して左
右に隣り合う下から2段目の格納スペースS,Sを移動
するようになっている。
【0024】上記横行装置14の後部で上記横行モータ
16の反対側には、別の駆動手段としての昇降モータ2
1が据え付けられているとともに、その下方には横行装
置14の左右両側に延びるシャフト22が設けられ、上
記昇降モータ21の出力軸は該シャフト22の一端側に
出力スプロケット23、従動スプロケット24及びチェ
ーン25を介して駆動連結されている。
【0025】図7にも示すように、上記シャフト22の
両端には駆動スプロケット26が2つずつ取り付けられ
ているとともに、上記横行装置14の左右のフレームに
も吊下げ用の前後2つの従動スプロケット27a,27
aとテンション用スプロケット27bとが取り付けら
れ、4条の昇降チェーン28,28,…が横行装置14
の左右両側で2条ずつ各々のスプロケット26,27
a,27bに掛け渡されて各々の両端がパレットP2の
四隅に連結され、該パレットP2を昇降可能に吊下げ支
持して昇降装置を構成している。
【0026】具体的には、前側の昇降チェーン28は、
下側のジョイントリンク37によってエンドレスに連結
されたエンドレス部28aと吊下げ部28bとからな
り、上記エンドレス部28aは横行装置14の左右のフ
レーム内で内側の駆動スプロケット26、前側の従動ス
プロケット27a及びテンション用スプロケット27b
に掛け渡され、上記吊下げ部28bは、上端が下側のジ
ョイントリンク37に連結されているとともに、中途部
が前側の従動スプロケット27aに掛け渡されて下方に
垂れ下がり、下端がパレットP2の前端に連結されてい
る。一方、後側のチェーン28は、上端が上側のジョイ
ントリンク38によって前側の昇降チェーン28のエン
ドレス部28a下側部分に連結されているとともに、中
途部が外側の駆動スプロケット26及び後側の従動スプ
ロケット27aに掛け渡されて下方に垂れ下がり、下端
がパレットP2の後端に連結されている。そして、上記
パレットP2は、入出庫時、上記昇降モータ21の駆動
により4条の昇降チェーン28,28,…を上げ下げす
ることによって昇降路6を昇降するようになっている。
つまり、このパレットP2は、上記昇降モータ21及び
横行モータ16の駆動により昇降及び横移動の2つの動
作を行うようになっている。以下、このパレットP2を
昇降横行パレットP2という。
【0027】下から3段目の格納スペースS,Sにも横
行装置及び昇降横行パレットが配置され、各々の動作は
下から2段目の格納スペースS,Sに配置した横行装置
14及び昇降装置と同じ機構にて行われるので、同一の
構成部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略
する。以下、この段の昇降横行パレットを昇降横行パレ
ットP3という。
【0028】最上段の格納スペースS,Sには横行装置
14はなく昇降装置のみである。この昇降装置は、下か
ら2段目及び3段目の格納スペースSの昇降装置とはチ
ェーン掛けが異なるほかは同じであるので、ここではチ
ェーン掛けの説明のみに止め、他の同一の構成部分には
同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。すなわ
ち、図6にも示すように、シャフト22の両端には駆動
スプロケット26が2つずつ取り付けられているととも
に、左右のフレーム4a,4aにも吊下げ用の前後2つ
の従動スプロケット27a,27aとガイド用スプロケ
ット27c,27cとが取り付けられ、4条の昇降チェ
ーン28,28,…が2条ずつ各々のスプロケット2
6,27a,27cに掛け渡されて各々の両端がパレッ
トP4の四隅に連結され、該パレットP4を昇降可能に
吊下げ支持して昇降装置を構成している。
【0029】具体的には、前側の昇降チェーン28は、
上端が枠組体1後端の梁4に固定されているとともに、
中途部がフレーム4a内で内側の駆動スプロケット2
6、ガイド用スプロケット27c及び前側の従動スプロ
ケット27aに掛け渡されて下方に垂れ下がり、下端が
パレットP4の前端に連結されている。一方、後側のチ
ェーン28は、上端が装置後端の梁4に固定されている
とともに、中途部がフレーム4a内で外側の駆動スプロ
ケット26及び後側の従動スプロケット27aに掛け渡
されて下方に垂れ下がり、下端がパレットP4の後端に
連結されている。そして、上記パレットP4は、入出庫
時、上記昇降モータ21の駆動により4条のチェーン2
8,28,…を上げ下げすることによって昇降路6を昇
降するようになっている。以下、この段のパレットを昇
降パレットP4という。
【0030】この最上段の各昇降チェーン28は、固定
側である枠組体1後端の梁4と駆動スプロケット26と
の間で弛みをもって垂れ下がっており、この弛み側余剰
部分28cが昇降パレットP4の昇降に伴って長くなっ
たり、逆に短くなったりするようになっている。つま
り、駆動スプロケット26の一方向(図6で時計回り方
向)の回転動作により昇降チェーン28を引き込んで昇
降パレットP4を上昇させるとともに、引き込んだ昇降
チェーン28部分を駆動スプロケット26から弛みをも
って下方に長く垂れ下がらせて弛み側余剰部分28cと
する一方、上記駆動スプロケット26の他方向(図6で
反時計回り方向)の回転動作により上記昇降チェーン2
8の弛み側余剰部分28cを送り出して昇降パレットP
4を下降させることにより、車両Cを昇降パレットP4
に搭載して上下多段の格納スペースSと車両乗入れ・乗
出し部5との間で出入れするようになっている。
【0031】上記駆動スプロケット26の後側近傍に
は、金属製のチェーン押えプレート41が上端側を駆動
スプロケット26に上方から覆い被せるとともに、下端
側を下方に延出して配置されている。上記駆動スプロケ
ット26の下方には、同じく金属製のチェーン噛込み防
止プレート42が上記チェーン押えプレート41の下半
部分と平行になるように上下方向に延びて配置され、こ
のチェーン押えプレート41とチェーン噛込み防止プレ
ート42との間に上記昇降チェーン28の弛み側余剰部
分28cが移動可能に配置されている。そして、上記チ
ェーン押えプレート41がない場合には、昇降チェーン
28がその負荷により駆動スプロケット26から脱落
(コマブレ)するおそれがあるが、このチェーン脱落
(コマブレ)を上記チェーン押えプレート41で防止す
るようにしている。また、昇降パレットP4の下降時に
おいて昇降チェーン28の弛み側余剰部分28cを送り
出す際、該弛み側余剰部分28cが駆動スプロケット2
6下方で屈曲していると、該屈曲部分で噛込みやコマ飛
びが発生するおそれがあるが、これらを上記チェーン噛
込み防止プレート42で防止するようにしている。さら
に、昇降パレットP4の上昇時において昇降チェーン2
8を引き込む際、該昇降チェーン28の弛み側余剰部分
28cが駆動スプロケット26の下側に巻き付くおそれ
があるが、このチェーン巻付きをも上記チェーン噛込み
防止プレート42で防止するようにしている。つまり、
上記昇降チェーン28の弛み側余剰部分8cは、弛みを
もって下方に垂れ下がっていてウエイト処理されておら
ず、上述の如きチェーン脱落(コマブレ)等の不都合が
発生しないように昇降チェーン28の弛み側余剰部分8
cを上記チェーン押えプレート41とチェーン噛込み防
止プレート42とでガイドするようにしているものであ
る。
【0032】図3〜5に示すように、本発明の特徴とし
て、上記枠組体1後端の最下段を除く位置には、上下方
向に延びる円筒形の例えば硬質ポリ塩化ビニル等の樹脂
製の筒体からなる保護カバー39が左右の各格納スペー
スSの両端に対応するようブラケット40,40により
上下の梁4,4,4に取り付けられて配置され、該保護
カバー39には、上記昇降チェーン28の弛み側余剰部
分28cが駆動スプロケット26の正逆回転動作により
上下方向に垂下量を変えながら移動するように収容され
ている。なお、上記保護カバー39の形状は円筒形に限
らず、角筒形やその他の筒形であってもよい。
【0033】なお、上記最下段の格納スペースS上方の
3段の格納スペースS,S,Sにおいても、昇降横行パ
レットP2,P3を横移動及び昇降させる横行モータ1
6及び昇降モータ21への電力供給や、昇降パレットP
4を昇降させる昇降モータ21への電力供給は、最下段
の横行パレットP1の横行モータ9と同様に電力供給源
(図示せず)から行われ、最上段では昇降モータ21に
電力を供給する給電線は図示していないが、その下段側
である下から2段目及び3段目の格納段では給電線29
をそれぞれ表している。
【0034】下から2段目及び3段目の格納段の各給電
線29は、給電線支持装置30によりそれぞれ支持され
ている。これらの給電線支持装置30,30は後述する
ブラケット35,35の上下寸法が異なるほかは同一に
構成されているので、ここでは下から2段目の格納段に
設けられた給電線支持装置30の構造を説明することと
し、下から3段目に設けられた給電線支持装置30につ
いては同一の構成部分に同一の符号を付してその詳細な
説明を省略する。
【0035】上記給電線支持装置30は、昇降横行パレ
ットP2側である横行装置14側と、枠組体1を構成す
る後部の梁4側とに分けて設けられている。すなわち、
この給電線支持装置30は、昇降横行パレットP2側で
ある横行装置14の後端フレームに立設されたスタンド
31を備えてなり、該スタンド31の上端には2本の給
電線29,29(図1及び図2では1本のみ表れる)の
各々の一端側が支持され、その先は図示しないが上記横
行モータ16及び昇降モータ21にそれぞれ接続されて
いる。
【0036】一方、下から2段目の格納段上方の後部の
梁4には、クランプ部材32が左右に隣り合う格納スペ
ースS,S間に位置するようにブラケット33,33を
介して取り付けられ、上記2本の給電線29,29の各
々の他端側が上記クランプ部材32に巻き付けられて支
持され、その先は図示しないが電力供給源にそれぞれ接
続されている。
【0037】上記梁4の下方には、左右に延びる水平部
材としての例えば丸棒、ワイヤ又はロープ等からなる線
状材34が上記左右に隣り合う格納スペースS,S間に
跨がるようにブラケット35,35を介して水平に取り
付けられている。
【0038】上記線状材34には、移動体36が移動自
在に取り付けられ、該移動体36で上記2本の給電線2
9,29の中途部(スタンド31とクランプ部材32と
のほぼ中間位置)をそれぞれ挟み込んで持上げ支持する
ようになっている。これにより、各給電線29の垂れ下
がり部を移動体36で上方に持ち上げてその両側の2箇
所で分担し、その垂れ下がり量を半減するようになって
いる。
【0039】そして、入出庫時、昇降路6を形成すべく
昇降横行パレットP2つまり横行装置14が隣り合う格
納スペースSに横移動すると、移動体36が図2実線の
状態から図2仮想線の状態へと引っ張られて移動体36
が線状材34を横行装置14と同じ方向に横移動するよ
うになっている。
【0040】次に、上述の如き多段(4段2列の昇降横
行)式駐車装置の入庫例を説明する。なお、出庫例は入
庫の場合と逆動作で行われるのでここでは説明を省略す
る。
【0041】<最下段の格納スペースSへの入庫>入庫
車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から横行パレットP1
上にそのまま乗り入れればよい。
【0042】<下から2段目の格納スペースSへの入庫
>入庫しようとする下から2段目の格納スペースSの下
方に横行パレットP1がなく昇降路6が形成されていれ
ば、その状態から昇降横行パレットP2を昇降モータ2
1の駆動により下降させて接地させ、入庫車両Cを車両
乗入れ・乗出し部5から昇降横行パレットP2上に乗り
入れた後、該昇降横行パレットP2を元の格納スペース
Sに上昇させればよい。
【0043】一方、入庫しようとする下から2段目の格
納スペースSの下方に横行パレットP1があれば、該横
行パレットP1を横行モータ9の駆動により隣の格納ス
ペースSに横移動させて昇降路6を形成し、その後、昇
降横行パレットP2を昇降モータ21の駆動により下降
させて接地させ、入庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5
から昇降横行パレットP2上に乗り入れた後、該昇降横
行パレットP2を元の格納スペースSに上昇させればよ
い。あるいは、横行パレットP1をそのままの状態にし
ておき、昇降横行パレットP2を横行モータ16の駆動
により隣の格納スペースSに横移動させた後、昇降モー
タ21の駆動により下降させて接地させ、入庫車両Cを
車両乗入れ・乗出し部5から昇降横行パレットP2上に
乗り入れるようにしてもよい。
【0044】<下から3段目の格納スペースSへの入庫
>入庫しようとする下から3段目の格納スペースSの下
方に昇降横行パレットP2及び横行パレットP1が共に
なく昇降路6が形成されていれば、その状態から昇降横
行パレットP3を昇降モータ21の駆動により下降させ
て接地させ、入庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から
昇降横行パレットP3上に乗り入れた後、該昇降横行パ
レットP3を元の格納スペースSに上昇させればよい。
【0045】一方、入庫しようとする下から3段目の格
納スペースSの下方に横行パレットP1がなく昇降横行
パレットP2のみがあれば、該昇降横行パレットP2を
横行モータ16の駆動により隣の格納スペースSに横移
動させ、その後、昇降横行パレットP3を昇降モータ2
1の駆動により下降させて接地させ、入庫車両Cを車両
乗入れ・乗出し部5から昇降横行パレットP3上に乗り
入れればよい。逆に、入庫しようとする下から3段目の
格納スペースSの下方に昇降横行パレットP2がなく横
行パレットP1のみがあれば、該横行パレットP1を横
行モータ9の駆動により隣の格納スペースSに横移動さ
せて昇降路6を形成し、その後、昇降横行パレットP3
を昇降モータ21の駆動により下降させて接地させ、入
庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から昇降横行パレッ
トP3上に乗り入れた後、該昇降横行パレットP3を元
の格納スペースSに上昇させればよい。なお、入庫しよ
うとする下から3段目の格納スペースSの下方に昇降横
行パレットP2及び横行パレットP1の両者があれば、
この両者を横移動させて昇降路6を形成することとな
る。
【0046】<最上段の格納スペースSへの入庫>入庫
しようとする最上段の格納スペースSの下方に昇降横行
パレットP3,P2及び横行パレットP1が共になく昇
降路6が形成されていれば、その状態から昇降パレット
P4を昇降モータ21の駆動により下降させて接地さ
せ、入庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から昇降パレ
ットP4上に乗り入れた後、該昇降パレットP4を元の
格納スペースSに上昇させればよい。
【0047】一方、入庫しようとする最上段の格納スペ
ースSの下方に横行パレットP1のみがなく2台の昇降
横行パレットP3,P2があれば、該両昇降横行パレッ
トP3,P2を横行モータ16,16の駆動により隣の
格納スペースS,Sにそれぞれ横移動させて昇降路6を
形成し、その後、昇降パレットP4を昇降モータ21の
駆動により下降させて接地させ、入庫車両Cを車両乗入
れ・乗出し部5から昇降パレットP4上に乗り入れた
後、該昇降パレットP4を元の格納スペースSに上昇さ
せればよい。逆に、入庫しようとする最上段の格納スペ
ースSの下方に昇降横行パレットP3,P2の双方がな
く横行パレットP1のみがあれば、該横行パレットP1
を横行モータ9の駆動により隣の格納スペースSに横移
動させて昇降路6を形成し、その後、昇降パレットP4
を昇降モータ21の駆動により下降させて接地させ、入
庫車両Cを車両乗入れ・乗出し部5から昇降パレットP
4上に乗り入れた後、該昇降パレットP4を元の格納ス
ペースSに上昇させればよい。なお、入庫しようとする
最上段の格納スペースSの下方に昇降横行パレットP
3,P2の一方と横行パレットP1とがある場合や、昇
降横行パレットP3,P2の一方だけがある場合、さら
には昇降横行パレットP3,P2及び横行パレットP1
の3枚のパレットがある場合も、上記と同様にしてそれ
らを横移動させ、昇降路6を形成すればよい。
【0048】そして、この最上段の格納スペースSに対
する入庫時、昇降チェーン28の弛み側余剰部分28c
が昇降パレットP4の昇降に伴い保護カバー39内に引
き込まれたり、逆に保護カバー39内から送り出される
が、この弛み側余剰部分28cは、保護カバー39内で
自重により垂れ下がっているだけでその内周壁には接触
していないので、接触音が発生せず、騒音を防止するこ
とができる。
【0049】しかも、この弛み側余剰部分28cを外部
に露呈しないように保護カバー39で覆っていることか
ら、粉塵の付着を防止できて美観を保つことができると
ともに、風雨からも守って構築物との干渉による事故や
錆付きを回避することができる。
【0050】さらに、保護カバー39を軽量である樹脂
で製作していることから、取り扱い易くて取付け作業を
短時間に行うことができるとともに、雨水に晒されても
錆び付かず防錆処理をなくして製作工数を低減すること
ができる。
【0051】なお、上記の実施の形態では、最上段の昇
降パレットP4を昇降させる昇降チェーン28の駆動ス
プロケット26側を弛み側余剰部分28cとして保護カ
バー39内に垂れ下がらせたが、その下段の横行パレッ
トP1や昇降横行パレットP2,P3を昇降させる昇降
チェーン28のチェーン掛けを最上段のチェーン掛けと
同様にし、その弛み側余剰部分を保護カバー内に垂れ下
がらせるようにしてもよい。
【0052】さらに、上記の実施の形態では、多段式駐
車装置が4段2列の昇降横行式駐車装置である場合を示
したが、その格納段数及び並列数は問わない。
【0053】また、上記の実施の形態では、パレットP
2〜P4を昇降チェーン28で吊り下げて昇降させるタ
イプであるが、例えば上下多段のパレットが一体になっ
たパレット昇降体を昇降チェーンでの中途部で下方から
支持するとともに、その一端をピット上端の固定側に固
定し、他端側を上記固定側と反対側上方に設置した駆動
スプロケットに掛け渡してその余剰部分を下方に弛みを
もって垂れ下がらせるようにしたチェーン掛け方式等の
多段式駐車装置にも当然に適用することができるもので
ある。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パレットを昇降可能に支持する昇降チェーンの駆動スプ
ロケットから弛みをもって垂れ下がる弛み側余剰部分
を、樹脂製の筒体からなる保護カバーに上記駆動スプロ
ケットの正逆回転動作により上下方向に垂下量を変えな
がら移動するように収容したので、上記昇降チェーンの
弛み側余剰部分の保護カバー内周壁への接触を防止して
騒音の原因となる接触音をなくすことができる。しか
も、この昇降チェーンの弛み側余剰部分を外部に露呈し
ないように保護カバーで覆っているので、粉塵の付着を
防止して美観を保つことができるとともに、風雨からも
守って構築物との干渉による事故や錆付きを回避するこ
とができる。特に、保護カバーを樹脂製で軽量にしたの
で、取扱いを容易にして取付け作業を迅速に行うことが
できるとともに、雨水による錆び付きをなくして防錆処
理工程を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る多段(4段2列の昇
降横行)式駐車装置であって図2のI−I線における断
面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1の保護カバー取付け部分の拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る多段(4段2列の昇
降横行)式駐車装置の後端部分を最上段から見た平面図
である。
【図5】図3のV−V線における断面図である。
【図6】最上段のチェーン掛けを示す斜視図である。
【図7】下から2段目及び3段目のチェーン掛けを示す
斜視図である。
【符号の説明】
5 車両乗入れ・乗出し部 26 駆動スプロケット 28 昇降チェーン 28c 弛み側余剰部分 39 保護カバー C 車両 P4 昇降パレット S 格納スペース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットを駆動スプロケットに掛け渡さ
    れた昇降チェーンで昇降可能に支持し、 上記駆動スプロケットの一方向の回転動作により上記昇
    降チェーンを引き込んでパレットを上昇させるととも
    に、引き込んだ昇降チェーン部分を駆動スプロケットか
    ら弛みをもって垂れ下がらせて弛み側余剰部分とする一
    方、 上記駆動スプロケットの他方向の回転動作により上記昇
    降チェーンの弛み側余剰部分を送り出してパレットを下
    降させることにより、 車両をパレットに搭載して上下多段の格納スペースと車
    両乗入れ・乗出し部との間で出入れするようにした多段
    式駐車装置であって、 上記駆動スプロケットの下方には、樹脂製の筒体からな
    る保護カバーが設けられ、 該保護カバーには、上記昇降チェーンの弛み側余剰部分
    が駆動スプロケットの正逆回転動作により上下方向に垂
    下量を変えながら移動するように収容されていることを
    特徴とする多段式駐車装置。
JP23538396A 1996-09-05 1996-09-05 多段式駐車装置 Withdrawn JPH1082196A (ja)

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JP23538396A JPH1082196A (ja) 1996-09-05 1996-09-05 多段式駐車装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107013069A (zh) * 2017-04-10 2017-08-04 浙舞产业投资有限公司 一种升降式汽车停车架

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107013069A (zh) * 2017-04-10 2017-08-04 浙舞产业投资有限公司 一种升降式汽车停车架

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Effective date: 20031202