JPH1082312A - 内燃機関のシリンダヘッド装置 - Google Patents
内燃機関のシリンダヘッド装置Info
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- JPH1082312A JPH1082312A JP9200103A JP20010397A JPH1082312A JP H1082312 A JPH1082312 A JP H1082312A JP 9200103 A JP9200103 A JP 9200103A JP 20010397 A JP20010397 A JP 20010397A JP H1082312 A JPH1082312 A JP H1082312A
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダヘッド内の油の案内を改善する。
【解決手段】 本発明によるシリンダヘッド装置は、カ
ム29,45またはカム軸11,13を浸漬潤滑するた
めの油溝31,34を備えている。この油溝は上側が開
放した槽として形成されている。この槽内には常に所定
の量の油が溜まっており、内燃機関を停止した後再び始
動する際に、カムを直ちに浸漬循環する。下側のカム軸
13に付設された油溝45は下側のケース壁47から離
して形成されているので、再始動するときに浸漬潤滑が
確実に行われ、同時にシリンダヘッド装置の下側で還流
が妨害されない。
ム29,45またはカム軸11,13を浸漬潤滑するた
めの油溝31,34を備えている。この油溝は上側が開
放した槽として形成されている。この槽内には常に所定
の量の油が溜まっており、内燃機関を停止した後再び始
動する際に、カムを直ちに浸漬循環する。下側のカム軸
13に付設された油溝45は下側のケース壁47から離
して形成されているので、再始動するときに浸漬潤滑が
確実に行われ、同時にシリンダヘッド装置の下側で還流
が妨害されない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス交換弁を操作
するためのカムを備えた上側に位置する2本のカム軸
と、内燃機関の組み込み状態でカム軸の下方に配置され
た少なくとも1つの油溝とを備え、この油溝内に少なく
ともカムの尖端が浸漬する、内燃機関のシリンダヘッド
装置に関する。
するためのカムを備えた上側に位置する2本のカム軸
と、内燃機関の組み込み状態でカム軸の下方に配置され
た少なくとも1つの油溝とを備え、この油溝内に少なく
ともカムの尖端が浸漬する、内燃機関のシリンダヘッド
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなシリンダヘッド装置は例えば
ヨーロッパ特許第0377829号明細書に記載されて
いる。この明細書は傾斜組み込みのためのシリンダヘッ
ド装置を示している。この場合、カム軸の下方に油溝が
形成され、この油溝内に油だめを形成可能である。この
油だめは特に、内燃機関を停止した後再び始動する際に
カムとカム軸を直ちに跳ねかけ潤滑(浸漬潤滑)するた
めに役立つ。その際、組み込み状態で下側のカム軸のた
めの油溝はシリンダヘッド基礎ケースの下側の壁と、シ
リンダヘッドカバーの隣接する下側の壁によって形成さ
れる。このような内燃機関の運転中、シリンダヘッド装
置内に流出するすべての潤滑剤はシリンダヘッド装置の
下側範囲で捕集される。従って、シリンダヘッドからオ
イルポンプまたはオイルパンへの油還流部は内燃機関の
下側範囲に配置されている。しかしながら、上記のよう
に下側のカム軸の範囲においてシリンダヘッド基礎ケー
スとシリンダヘッドカバーの壁によって油溝を形成する
ことにより、カムが絶えず浸漬するので、潤滑剤(油)
の還流時に、事情によっては非常に泡立つという重大な
障害が生じる。更に、還流する油に浸漬されるカムの油
跳ね損失は大きな出力損失を意味する。
ヨーロッパ特許第0377829号明細書に記載されて
いる。この明細書は傾斜組み込みのためのシリンダヘッ
ド装置を示している。この場合、カム軸の下方に油溝が
形成され、この油溝内に油だめを形成可能である。この
油だめは特に、内燃機関を停止した後再び始動する際に
カムとカム軸を直ちに跳ねかけ潤滑(浸漬潤滑)するた
めに役立つ。その際、組み込み状態で下側のカム軸のた
めの油溝はシリンダヘッド基礎ケースの下側の壁と、シ
リンダヘッドカバーの隣接する下側の壁によって形成さ
れる。このような内燃機関の運転中、シリンダヘッド装
置内に流出するすべての潤滑剤はシリンダヘッド装置の
下側範囲で捕集される。従って、シリンダヘッドからオ
イルポンプまたはオイルパンへの油還流部は内燃機関の
下側範囲に配置されている。しかしながら、上記のよう
に下側のカム軸の範囲においてシリンダヘッド基礎ケー
スとシリンダヘッドカバーの壁によって油溝を形成する
ことにより、カムが絶えず浸漬するので、潤滑剤(油)
の還流時に、事情によっては非常に泡立つという重大な
障害が生じる。更に、還流する油に浸漬されるカムの油
跳ね損失は大きな出力損失を意味する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、本発明
の課題は、シリンダヘッド装置内の油の案内を改善する
ことである。その際特に、シリンダヘッド装置内に流出
する潤滑剤を、油跳ね損失なしにまたは油跳ね損失をで
きるだけ少なくして、還流させることができるようにす
べきである。同時に、内燃機関の始動時にカムが既に充
分に潤滑されるようにすべきである。
の課題は、シリンダヘッド装置内の油の案内を改善する
ことである。その際特に、シリンダヘッド装置内に流出
する潤滑剤を、油跳ね損失なしにまたは油跳ね損失をで
きるだけ少なくして、還流させることができるようにす
べきである。同時に、内燃機関の始動時にカムが既に充
分に潤滑されるようにすべきである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、組み込み状態で下側のカム軸に付設された油溝が、
少なくともこのカム軸の下方でシリンダヘッド装置の壁
部から離れて延びていることによって解決される、内燃
機関の組み込み状態で下側のカム軸の下方にシリンダヘ
ッド装置の壁部から離して油溝を配置したことにより、
内燃機関の際始動時に、付設されたカムの充分な跳ねか
け潤滑(浸漬潤滑)が達成される。その際、シリンダヘ
ッド装置の下側の壁部から離したことにより、油還流
(油戻し)のために充分なスペースが形成されるので、
回転するカムが還流する油内に絶えず浸漬されることは
なく、油を泡立てない。それによって、還流する油の質
が改善され、同時に油跳ね損失が大幅に減少する。
い、組み込み状態で下側のカム軸に付設された油溝が、
少なくともこのカム軸の下方でシリンダヘッド装置の壁
部から離れて延びていることによって解決される、内燃
機関の組み込み状態で下側のカム軸の下方にシリンダヘ
ッド装置の壁部から離して油溝を配置したことにより、
内燃機関の際始動時に、付設されたカムの充分な跳ねか
け潤滑(浸漬潤滑)が達成される。その際、シリンダヘ
ッド装置の下側の壁部から離したことにより、油還流
(油戻し)のために充分なスペースが形成されるので、
回転するカムが還流する油内に絶えず浸漬されることは
なく、油を泡立てない。それによって、還流する油の質
が改善され、同時に油跳ね損失が大幅に減少する。
【0005】この油溝は、大きく傾斜させたまたは横に
寝かせたシリンダヘッド装置の場合、シリンダヘッド基
礎ケースとシリンダヘッドカバーに二分割して形成する
と非常に有利である。その際同時に、シリンダヘッド基
礎ケースとシリンダヘッドカバーの下側の壁が還流する
油のための溝または通路を形成することができる。更
に、シリンダヘッド装置内に流出する潤滑剤の戻しは、
内燃機関の組み込み状態でシリンダヘッド装置の下側の
壁部が水平線に対して傾斜していると、きわめて有利に
改善される。それによって、自然落下部が形成され、こ
の自然落下部の端部に、内燃機関の油だめに通じる接続
部(還流部)を設けることができる。
寝かせたシリンダヘッド装置の場合、シリンダヘッド基
礎ケースとシリンダヘッドカバーに二分割して形成する
と非常に有利である。その際同時に、シリンダヘッド基
礎ケースとシリンダヘッドカバーの下側の壁が還流する
油のための溝または通路を形成することができる。更
に、シリンダヘッド装置内に流出する潤滑剤の戻しは、
内燃機関の組み込み状態でシリンダヘッド装置の下側の
壁部が水平線に対して傾斜していると、きわめて有利に
改善される。それによって、自然落下部が形成され、こ
の自然落下部の端部に、内燃機関の油だめに通じる接続
部(還流部)を設けることができる。
【0006】軸受台から離してこの油溝を配置したこと
により、シリンダヘッド内に流出する油がこの軸受台と
油溝の間にある最も高い個所の自由空間を通過し、還流
部に達する。油溝がシリンダヘッドケースの下側部分か
ら出発してあるいはシリンダヘッドカバーの上面から出
発して平らな底と立上り側方縁部を備えていると、シリ
ンダヘッド装置のケース要素を鋳造で有利に製作可能で
ある。このような平らな構造は鋳型の製作およびブラン
クの成形にとってきわめて有利である。
により、シリンダヘッド内に流出する油がこの軸受台と
油溝の間にある最も高い個所の自由空間を通過し、還流
部に達する。油溝がシリンダヘッドケースの下側部分か
ら出発してあるいはシリンダヘッドカバーの上面から出
発して平らな底と立上り側方縁部を備えていると、シリ
ンダヘッド装置のケース要素を鋳造で有利に製作可能で
ある。このような平らな構造は鋳型の製作およびブラン
クの成形にとってきわめて有利である。
【0007】本発明の他の効果と有利な実施形は従属請
求項と以下の記載から明らかである。
求項と以下の記載から明らかである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態が図に示して
ある。次に、この実施の形態を詳しく説明する。内燃機
関は図示していないシリンダブロックに載置されたシリ
ンダヘッド装置を備えている。このシリンダヘッド装置
のケースは3個のケース要素、すなわちシリンダヘッド
基礎ケース1とタペットケース2とシリンダヘッドカバ
ー3とからなっている。この実施の形態において、内燃
機関は6気筒のボクサーエンジンのシリンダ列の形をし
ている。このボクサーエンジンは1シリンダあたり4個
の弁と、オーバーヘッド式の2本のカム軸を備えてい
る。しかし、本発明は横にしてあるいは水平に対して傾
斜させて組み込まれた直列型内燃機関やV型内燃機関に
も適している。シリンダヘッド基礎ケース1は下側部分
4を備えている。この下側部分内には吸気通路5と排気
通路6が形成され、この通路はそれぞれシリンダの燃焼
室7に開口している。この下側部分4内で各シリンダあ
たり4個のガス交換弁、すなわち2個の吸気弁8と2個
の排気弁9が案内されている。吸気弁8はタペット(バ
ルブリフタ)10を介して吸気カム軸11によって操作
され、排気弁9はタペット12を介して排気カム軸13
によって操作される。タペット10,12はシリンダヘ
ッド基礎ケース1の下側部分4に載置されたタペットケ
ース2内で案内されている。吸気カム軸11と排気カム
軸13はシリンダヘッド装置内に回転可能に軸承されて
いる。そのために、シリンダヘッド基礎ケース内に、下
側部分から延びる2列の軸受台半部14,15が形成さ
れている。この軸受台半部はシリンダヘッドカバー内の
2列の軸受台半部16,17と共にそれぞれ軸受を形成
している。
ある。次に、この実施の形態を詳しく説明する。内燃機
関は図示していないシリンダブロックに載置されたシリ
ンダヘッド装置を備えている。このシリンダヘッド装置
のケースは3個のケース要素、すなわちシリンダヘッド
基礎ケース1とタペットケース2とシリンダヘッドカバ
ー3とからなっている。この実施の形態において、内燃
機関は6気筒のボクサーエンジンのシリンダ列の形をし
ている。このボクサーエンジンは1シリンダあたり4個
の弁と、オーバーヘッド式の2本のカム軸を備えてい
る。しかし、本発明は横にしてあるいは水平に対して傾
斜させて組み込まれた直列型内燃機関やV型内燃機関に
も適している。シリンダヘッド基礎ケース1は下側部分
4を備えている。この下側部分内には吸気通路5と排気
通路6が形成され、この通路はそれぞれシリンダの燃焼
室7に開口している。この下側部分4内で各シリンダあ
たり4個のガス交換弁、すなわち2個の吸気弁8と2個
の排気弁9が案内されている。吸気弁8はタペット(バ
ルブリフタ)10を介して吸気カム軸11によって操作
され、排気弁9はタペット12を介して排気カム軸13
によって操作される。タペット10,12はシリンダヘ
ッド基礎ケース1の下側部分4に載置されたタペットケ
ース2内で案内されている。吸気カム軸11と排気カム
軸13はシリンダヘッド装置内に回転可能に軸承されて
いる。そのために、シリンダヘッド基礎ケース内に、下
側部分から延びる2列の軸受台半部14,15が形成さ
れている。この軸受台半部はシリンダヘッドカバー内の
2列の軸受台半部16,17と共にそれぞれ軸受を形成
している。
【0009】シリンダヘッド基礎ケース1の下側部分4
から、 上側の壁18と端壁19と下側の壁20が延び
ている。これらの壁は共通のフランジ平面21に達し、
軸受台半部14,15とタペットケース2を取り囲んで
いる。上側の壁18と下側の壁20には、端壁19に対
向する曲がった壁22が連結されている。この壁22は
チェーンケース23を取り囲んでいる。このチェーンケ
ース23は、本実施の形態ではチェーン装置として形成
された、排気カム軸13用の図示していないタイミング
装置を収容するために役立つ。排気カム軸は更に、図示
していない方法で(本実施の形態では第2のチェーン装
置を介して)吸気カム軸11を駆動する。壁18,2
0,22によって取り囲まれたシリンダヘッド基礎ケー
ス1の内室24は、シリンダヘッドカバー3によって覆
われている。このシリンダヘッドカバーの壁25〜28
はフランジ平面21内でシリンダヘッド基礎ケースの対
応する壁に接触している。
から、 上側の壁18と端壁19と下側の壁20が延び
ている。これらの壁は共通のフランジ平面21に達し、
軸受台半部14,15とタペットケース2を取り囲んで
いる。上側の壁18と下側の壁20には、端壁19に対
向する曲がった壁22が連結されている。この壁22は
チェーンケース23を取り囲んでいる。このチェーンケ
ース23は、本実施の形態ではチェーン装置として形成
された、排気カム軸13用の図示していないタイミング
装置を収容するために役立つ。排気カム軸は更に、図示
していない方法で(本実施の形態では第2のチェーン装
置を介して)吸気カム軸11を駆動する。壁18,2
0,22によって取り囲まれたシリンダヘッド基礎ケー
ス1の内室24は、シリンダヘッドカバー3によって覆
われている。このシリンダヘッドカバーの壁25〜28
はフランジ平面21内でシリンダヘッド基礎ケースの対
応する壁に接触している。
【0010】タペットケース2は上側のカム軸(吸気カ
ム軸11)の下方に、カム29あたり1個の突起30を
備えている。この突起には、上側が開放した凹部31が
形成されている。この凹部は、回転するカム29が凹部
31内に集まる潤滑剤に浸漬されるように形成されてい
る。内燃機関の運転中、それ自体公知のごとく、シリン
ダヘッド装置内にある軸受個所と潤滑個所から潤滑剤が
出て、内室24に達する。この軸受個所と潤滑個所は例
えばカム軸軸受(軸受台14〜17)の範囲と、タペッ
ト10,12のガイドの範囲に設けられている。凹部3
1は内燃機関の組み込み状態で上方が開放した槽を形成
するので、内燃機関の停止後潤滑剤が凹部31内に残
る。この潤滑剤は内燃機関の再始動時にカム29の即時
の跳ねかけ潤滑のために役立つ。
ム軸11)の下方に、カム29あたり1個の突起30を
備えている。この突起には、上側が開放した凹部31が
形成されている。この凹部は、回転するカム29が凹部
31内に集まる潤滑剤に浸漬されるように形成されてい
る。内燃機関の運転中、それ自体公知のごとく、シリン
ダヘッド装置内にある軸受個所と潤滑個所から潤滑剤が
出て、内室24に達する。この軸受個所と潤滑個所は例
えばカム軸軸受(軸受台14〜17)の範囲と、タペッ
ト10,12のガイドの範囲に設けられている。凹部3
1は内燃機関の組み込み状態で上方が開放した槽を形成
するので、内燃機関の停止後潤滑剤が凹部31内に残
る。この潤滑剤は内燃機関の再始動時にカム29の即時
の跳ねかけ潤滑のために役立つ。
【0011】シリンダヘッドカバー3の上面32から突
起33が延びている。この突起は、平らな底35と2個
の側方縁部36,37を有するU字形横断面の油溝34
を形成する。この突起33はフランジ平面21まで延
び、シリンダヘッドカバー3の下側の壁27に対して間
隔をおいて延びている。シリンダヘッド基礎ケース1の
下側の壁20は、下側部分4から延びる第1の区間38
を備えている。この区間は低い位置にある第2の区間3
9に接続している。この第2の区間39はフランジ平面
21まで達している。下側の壁20の第1の区間38と
第2の区間39の間の接続部40から、3個の突起41
が延びている。この突起は突起33と同様に、平らな底
42と2個の側方の縁部43,44を備えている。突起
41はフランジ平面21まで達し、それによってシリン
ダヘッドカバーの突起33と共に油溝34を延長形成し
ている。その際、縁部43,44はシリンダヘッド基礎
ケース1の下側部分4まで達している。それぞれ2個の
突起33,41によって形成された油溝34は、内燃機
関の組み込み状態で上方に開放した槽を形成している。
この槽内に潤滑剤(油)が溜まる。このようにして形成
された油溝は、本実施の形態では、シリンダヘッド基礎
ケース1の下側部分4からシリンダヘッドカバー3の上
面32まで延びている。油溝34に溜まる潤滑剤は主と
してタペット12のガイドから出た潤滑剤である。油溝
34はそれぞれ、カム45の尖端が回転の度に油内に浸
漬するように配置されている。そのために、この油溝3
4はそれぞれ、シリンダに付設された両カム45が浸漬
するように、隣接する2個の軸受台の間に配置されてい
る。
起33が延びている。この突起は、平らな底35と2個
の側方縁部36,37を有するU字形横断面の油溝34
を形成する。この突起33はフランジ平面21まで延
び、シリンダヘッドカバー3の下側の壁27に対して間
隔をおいて延びている。シリンダヘッド基礎ケース1の
下側の壁20は、下側部分4から延びる第1の区間38
を備えている。この区間は低い位置にある第2の区間3
9に接続している。この第2の区間39はフランジ平面
21まで達している。下側の壁20の第1の区間38と
第2の区間39の間の接続部40から、3個の突起41
が延びている。この突起は突起33と同様に、平らな底
42と2個の側方の縁部43,44を備えている。突起
41はフランジ平面21まで達し、それによってシリン
ダヘッドカバーの突起33と共に油溝34を延長形成し
ている。その際、縁部43,44はシリンダヘッド基礎
ケース1の下側部分4まで達している。それぞれ2個の
突起33,41によって形成された油溝34は、内燃機
関の組み込み状態で上方に開放した槽を形成している。
この槽内に潤滑剤(油)が溜まる。このようにして形成
された油溝は、本実施の形態では、シリンダヘッド基礎
ケース1の下側部分4からシリンダヘッドカバー3の上
面32まで延びている。油溝34に溜まる潤滑剤は主と
してタペット12のガイドから出た潤滑剤である。油溝
34はそれぞれ、カム45の尖端が回転の度に油内に浸
漬するように配置されている。そのために、この油溝3
4はそれぞれ、シリンダに付設された両カム45が浸漬
するように、隣接する2個の軸受台の間に配置されてい
る。
【0012】軸受台と油溝の間にはそれぞれ、中間室4
6が形成されている。油溝の上方で軸受個所から出る潤
滑剤はこの中間室46を通過することができる。この潤
滑剤は共通の下側壁部を形成する、シリンダヘッド基礎
ケース1とシリンダヘッドカバー3の壁20,28まで
達する。この共通の壁部47は水平線Hに対して傾斜
し、それによって内燃機関の組み込み状態でチェーンケ
ース23の方へ自然落下部が形成される。このチェーン
ケースはシリンダヘッド装置の範囲内でオイルシンクを
形成する。捕集された潤滑剤はこのオイルシンクから図
示していない方法で内燃機関のオイルだめ(オイルパ
ン)に達する。その際、下側の壁部47は表面32の隣
接する部分または壁20の第2の区間39と共に、油通
路48を形成している。この油通路はその上側の一部が
油溝34によって覆われている。この油通路48内に
は、シリンダヘッド装置内に流出する潤滑剤を、シリン
ダヘッド装置内の最も低い個所(チェーンケース23)
に戻すための油還流部を形成することができる。
6が形成されている。油溝の上方で軸受個所から出る潤
滑剤はこの中間室46を通過することができる。この潤
滑剤は共通の下側壁部を形成する、シリンダヘッド基礎
ケース1とシリンダヘッドカバー3の壁20,28まで
達する。この共通の壁部47は水平線Hに対して傾斜
し、それによって内燃機関の組み込み状態でチェーンケ
ース23の方へ自然落下部が形成される。このチェーン
ケースはシリンダヘッド装置の範囲内でオイルシンクを
形成する。捕集された潤滑剤はこのオイルシンクから図
示していない方法で内燃機関のオイルだめ(オイルパ
ン)に達する。その際、下側の壁部47は表面32の隣
接する部分または壁20の第2の区間39と共に、油通
路48を形成している。この油通路はその上側の一部が
油溝34によって覆われている。この油通路48内に
は、シリンダヘッド装置内に流出する潤滑剤を、シリン
ダヘッド装置内の最も低い個所(チェーンケース23)
に戻すための油還流部を形成することができる。
【0013】壁20の第1の区間38と突起41の底4
2が内燃機関の組み込み状態で水平線Hに対してやや傾
斜しているので、油はシリンダヘッドカバー3に自然落
下する。それによって、排気カム軸13またはカム45
の範囲において内燃機関の運転中充分な潤滑剤レベルが
生じ、同時に油溝34内にある油量が少なく保たれる。
2が内燃機関の組み込み状態で水平線Hに対してやや傾
斜しているので、油はシリンダヘッドカバー3に自然落
下する。それによって、排気カム軸13またはカム45
の範囲において内燃機関の運転中充分な潤滑剤レベルが
生じ、同時に油溝34内にある油量が少なく保たれる。
【0014】排気カム軸13と吸気カム軸11の間のチ
ェーン装置を潤滑するために、他の油溝49が形成され
ている。この油溝は同様に2個の突起50,51によっ
て形成されている。この突起はシリンダヘッドカバー3
またはシリンダヘッド基礎ケース1内に形成されてい
る。この付加的な油溝49はチェーンケースに直接隣接
する油溝34のチェーンケース側に接続している。
ェーン装置を潤滑するために、他の油溝49が形成され
ている。この油溝は同様に2個の突起50,51によっ
て形成されている。この突起はシリンダヘッドカバー3
またはシリンダヘッド基礎ケース1内に形成されてい
る。この付加的な油溝49はチェーンケースに直接隣接
する油溝34のチェーンケース側に接続している。
【図1】開放したシリンダヘッド基礎ケースを示す図で
ある。
ある。
【図2】開放したシリンダヘッドカバーを示す図であ
る。
る。
【図3】図1のIII−III線に沿ったシリンダヘッ
ド装置の断面図である。
ド装置の断面図である。
1 シリンダヘッド基礎ケー
ス 3 シリンダヘッドカバー 4 シリンダヘッド基礎ケー
スの下側部分 8,9 ガス交換弁 11,13 カム軸 15,17 軸受台 23 流出個所 29,45 カム 31,34 油溝 32 シリンダヘッドカバーの
上面 33 油溝の第2の部分 41 油溝の第1の部分 42 底 43,44 縁部 47 壁部 48 油戻し通路 H 水平線
ス 3 シリンダヘッドカバー 4 シリンダヘッド基礎ケー
スの下側部分 8,9 ガス交換弁 11,13 カム軸 15,17 軸受台 23 流出個所 29,45 カム 31,34 油溝 32 シリンダヘッドカバーの
上面 33 油溝の第2の部分 41 油溝の第1の部分 42 底 43,44 縁部 47 壁部 48 油戻し通路 H 水平線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム・シユマウダー ドイツ連邦共和国、71272 レンニンゲン、 コルンブルーメンウエーク、11
Claims (10)
- 【請求項1】 ガス交換弁(8,9)を操作するための
カム(29,45)を備えた上側に位置する2本のカム
軸(11,13)と、内燃機関の組み込み状態でカム軸
の下方に配置された少なくとも1つの油溝(31,3
4)とを備え、この油溝内に少なくともカムの尖端が浸
漬する、内燃機関のシリンダヘッド装置において、組み
込み状態で下側のカム軸(13)に付設された油溝(3
4)が、少なくともこのカム軸の下方でシリンダヘッド
装置の壁部(47)から離れて延びていることを特徴と
する内燃機関のシリンダヘッド装置。 - 【請求項2】 下側のカム軸(13)がそれぞれ2個の
カム(45)によって、内燃機関のシリンダあたり2個
のガス交換弁(9)を操作し、2個のカムにそれぞれ一
つの共通の油溝(34)が付設されていることを特徴と
する請求項1記載の内燃機関のシリンダヘッド装置。 - 【請求項3】 油溝(34)が二分割され、油溝の一方
の部分(41)がシリンダヘッド基礎ケース(1)内に
形成され、第2の部分(33)がシリンダヘッドカバー
(3)内に形成されていることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の内燃機関のシリンダヘッド装置。 - 【請求項4】 シリンダヘッド装置の下側の壁部(4
7)が内燃機関の組み込み状態で水平線(H)に対して
傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
一つに記載の内燃機関のシリンダヘッド装置。 - 【請求項5】 油溝(34)がそれぞれ下側のカム軸の
隣接する2個の軸受台(15,17)の間に配置され、
油溝がこの軸受台に対して間隔をおいて延びていること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の内燃
機関のシリンダヘッド装置。 - 【請求項6】 油溝(34)がそれぞれ、シリンダヘッ
ド基礎ケース(1)の下側部分(4)から延びる平らな
底(42)と、この底から立ち上がっている側方縁部
(43,44)を備えていることを特徴とする請求項1
〜5のいずれか一つに記載の内燃機関のシリンダヘッド
装置。 - 【請求項7】 油溝(34)がそれぞれシリンダヘッド
カバー(3)の上面(32)から延びる平らな底(3
5)と、この底から立ち上がっている側方縁部(36,
37)を備えていることを特徴とすることを特徴とする
請求項1〜6のいずれか一つに記載の内燃機関のシリン
ダヘッド装置。 - 【請求項8】 油溝(34)とシリンダヘッド装置の下
側の壁部(47)との間に、一部が閉じた油戻し通路
(48)が形成されていることを特徴とする請求項1〜
7のいずれか一つに記載の内燃機関のシリンダヘッド装
置。 - 【請求項9】 油戻し通路(48)が下側の軸受台(1
5,17)に隣接したところで上側が開放していること
を特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の内燃
機関のシリンダヘッド装置。 - 【請求項10】 油戻し通路(48)が一方のシリンダ
列のシリンダの下方で延び、勾配を有し、そして共通の
流出個所(23)に通じていることを特徴とする請求項
1〜9のいずれか一つに記載の内燃機関のシリンダヘッ
ド装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19630192:0 | 1996-07-26 | ||
| DE19630192A DE19630192C2 (de) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | Zylinderkopfanordnung einer Brennkraftmaschine |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082312A true JPH1082312A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=7800922
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9200103A Pending JPH1082312A (ja) | 1996-07-26 | 1997-07-25 | 内燃機関のシリンダヘッド装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0821144B1 (ja) |
| JP (1) | JPH1082312A (ja) |
| DE (2) | DE19630192C2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009270495A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジン及びスクータ型自動二輪車 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19828308A1 (de) * | 1998-06-25 | 1999-12-30 | Porsche Ag | Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine |
| DE19828307A1 (de) * | 1998-06-25 | 1999-12-30 | Porsche Ag | Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine |
| DE10118888B4 (de) * | 2001-04-18 | 2006-08-17 | Josef Radermacher | Zusatzeinlaßsteuerung durch einen Zusatzeinlaßkanal, Zwischenventil, Auslaßkanal und das Auslaßventil |
| DE50211849D1 (de) | 2001-09-11 | 2008-04-17 | Porsche Ag | Ventiltrieb für eine brennkraftmaschine |
| JP4625425B2 (ja) | 2006-05-22 | 2011-02-02 | 本田技研工業株式会社 | シリンダヘッドのオイル通路構造 |
| FR2959683B1 (fr) * | 2010-05-06 | 2012-05-25 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Procede d'elimination du copeau residuel d'usinage de l'alesage d'un logement en forme de manchon cylindrique, en particulier d'un logement de poussoir sur une culasse de moteur de vehicule. |
| FR3016409B1 (fr) | 2014-01-13 | 2018-11-16 | Rdmo | Moteur a explosion comprenant des augets de graissage des cames |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2737901C2 (de) * | 1977-08-23 | 1983-01-05 | Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag, 7000 Stuttgart | Gehäuse für eine Nockenwelle einer Brennkraftmaschine für Kraftfahrzeuge |
| JP2911463B2 (ja) * | 1988-12-09 | 1999-06-23 | ヤマハ発動機株式会社 | 動弁機構の潤滑構造 |
| JP3235159B2 (ja) * | 1992-01-31 | 2001-12-04 | いすゞ自動車株式会社 | V型ohvエンジンの潤滑装置 |
| JPH08128311A (ja) * | 1994-11-01 | 1996-05-21 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の潤滑システム |
-
1996
- 1996-07-26 DE DE19630192A patent/DE19630192C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-06-05 EP EP97109097A patent/EP0821144B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-06-05 DE DE59704174T patent/DE59704174D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-07-25 JP JP9200103A patent/JPH1082312A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009270495A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Yamaha Motor Co Ltd | エンジン及びスクータ型自動二輪車 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0821144A1 (de) | 1998-01-28 |
| EP0821144B1 (de) | 2001-08-01 |
| DE19630192A1 (de) | 1998-01-29 |
| DE59704174D1 (de) | 2001-09-06 |
| DE19630192C2 (de) | 1998-05-28 |
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