JPH1084175A - 電気部品の放熱用熱伝導手段 - Google Patents

電気部品の放熱用熱伝導手段

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JPH1084175A
JPH1084175A JP8236512A JP23651296A JPH1084175A JP H1084175 A JPH1084175 A JP H1084175A JP 8236512 A JP8236512 A JP 8236512A JP 23651296 A JP23651296 A JP 23651296A JP H1084175 A JPH1084175 A JP H1084175A
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heat
solder
cpu
substrate
electric
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JP8236512A
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Hironari Miura
裕也 三浦
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Canon Inc
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    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
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    • H05K3/325Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching; Mechanical auxiliary parts therefor
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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気/電子機器等に一般的に用いられる電気
回路の例えばCPUなど、発熱量の大きい電気部品の放
熱を促進するために、スペースやコストの大きな増加を
伴わない放熱用熱伝導手段を提供する。 【解決手段】 このため、例えば、発熱部品の信号端子
102に接続されたプリント基板106の表層の銅箔上
に連続的にはんだ201等の熱伝導体を形成し、あるい
はスルーホール305を意図的にはんだ308で埋める
等、熱伝導を促進する手段を連続して配置するよう構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品,特に、
電気/電子機器等に一般的に用いられている電気回路
の、電気配線プリント基板上に実装したICなどの電気
部品の発熱体から出る熱を、電気配線プリントと熱伝導
体を通じて、放熱部まで効率的に放熱するための熱伝導
手段の提供に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CPUや2次キャッシュメモ
リ,パワーMOS−FETなど、発熱量の比較的多い電
気部品を使用する際には、部品の動作保証温度を超えな
いように放熱する必要がある。その対策として、発熱す
るこの種の電気部品のパッケージに、熱伝導パッドやシ
リコングリース等を介して放熱板を付けたり、ファンで
空冷したりすることが行われている。
【0003】また、小形のノートパソコン等では、発熱
部上に放熱板やファンを置くことはスペースの制限から
困難であり、ファンによる電力消費を避けて、ヒートパ
イプなどにより放熱部まで熱を伝達するなどの手法が用
いられている。
【0004】そして、前記CPU等に近年用いられてい
るTCP(Tape Carrier Package)においては、パッケ
ージ上面から放熱するだけでなく、このパッケージを実
装した基板の裏側からも放熱することが多い。そのた
め、前記TCPと基板とを、熱硬化特性を有し、熱伝導
の良好な銀ペーストで接着し、接着面の直下に熱伝導用
のスルーホールを設け、基板裏面へ熱を伝達することに
より、パッケージと反対側の基板面からの放熱を可能と
している。
【0005】さらにまた、電気基板自体の素材として、
アルミニウムを中心に挟み込んで熱を拡散するアルミ基
板も用いられており、このアルミ基板を外部筐体などに
接続して熱を伝え、放熱することが行われている。
【0006】一方、発熱源である電気デバイスも、その
動作電圧を低くするなどの手法により、その発熱量を抑
制するように考慮されてきているが、同時に動作周波数
が高速となり、結果として発熱量が減少するには至って
いない。
【0007】以上から理解されるように、現在の各手法
では、ICなどのパッケージに直接、放熱板やファン,
ヒートパイプ等を付加することにより放熱したり、電源
回路等では、通常基板よりコスト高となるアルミ基板な
どを用いて放熱を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のような局面にお
いて、発熱する電気部品のパッケージに放熱板等を付加
するだけでなく、部品から出る入出力信号や電源,グラ
ンドの端子部分からの放熱を促進し、例えば、放熱板無
しや、放熱板の小形化が可能なように、放熱対策を行っ
ていくことが求められている。ただし、それには、スペ
ース増加や、大きなコストアップなしに実現することが
必要である。
【0009】本発明は、以上のような局面にかんがみて
なされたもので、これらの課題を解決することのできる
この種の電気部品の放熱のための熱伝導手段の提供を目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記(1)〜(5)項の少なくともいずれかの電
気部品の放熱用熱伝導手段を提供することにより、前記
目的を達成しようとするものである。
【0011】(1)電気部品を実装する電気配線プリン
ト基板において、前記基板上の任意の配線上に、前記電
気部品の発生する熱を伝達するための任意の熱伝導体を
連続して配置することを特徴とする電気部品の放熱用熱
伝導手段。
【0012】(2)前記連続して配置した任意の熱伝導
体から、前記基板に隣接する任意の熱伝導体に熱を伝達
する構造を備えたことを特徴とする前記(1)項記載の
電気部品の放熱用熱伝導手段。
【0013】(3)前記基板の表裏両面の任意の配線を
接続するスルーホールと、このスルーホール内を前記任
意の熱伝導体で埋める手段を備えることを特徴とする前
記(1)項記載の電気部品の放熱用熱伝導手段。
【0014】(4)前記スルーホールを前記基板の内層
配線に接続する構造を備えることを特徴とする前記
(3)項記載の電気部品の放熱用熱伝導手段。
【0015】(5)前記電気部品と反対側の前記基板面
の前記配線上に、任意の熱伝導体を配置する手段を備え
ることを特徴とする前記(3)項記載の電気部品の放熱
用熱伝導手段。
【0016】
【作用】以上のような本発明手段により、例えば、プリ
ント基板での熱伝導/拡散を助けるために、発熱部品の
信号端子(リード/足)に接続されたプリント基板の表
層の銅箔上に、連続的にはんだ等の熱伝導体を形成し
て、熱の伝導抵抗(熱抵抗)を下げることができる。
【0017】また、スルーホールが介在しても、例え
ば、そのスルーホールを意図的にはんだ等の熱伝導体で
埋めることにより、スルーホールの熱抵抗を軽減し、ス
ルーホールを形成している銅メッキのみの場合よりも効
率的に熱を伝導することができる。
【0018】これらにより、簡便かつ、実質的な、コス
トアップを伴うことなしに発熱部から放熱部への熱伝導
の効率を上げ、熱対策の一助を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
複数の実施例に基づいて説明する。
【0020】
【実施例】
(実施例1)図1に、本発明に係る第1の実施例とし
て、電気配線プリント基板上に発熱部品としてCPUが
実装されている外観イメージ図を示す。
【0021】図1において、101はCPUで、パッケ
ージはQFP(Quad flat Package)である。102
は、CPU101の信号端子の一つで、ここではグラン
ド信号とする。103は、CPU101を実装するため
のランド部分で、通常の電気配線プリント基板では35
μm程度の銅箔である。104は、ランド103からつ
ながるグランド線(信号線)で、プリント基板を作る同
一行程で形成する35μm程度の銅箔である。ランド1
03とグランド線104とは、図中では便宜上、切れ目
があるように見えるが、切れ目無く連続している。
【0022】105は、プリント基板106の取り付け
穴で、基板106を固定するねじが貫通する。また、取
り付け穴105の周りを囲むように、グランド線104
が配置してある。そして、この取り付け穴105に取り
付けねじを通し、基板106を筐体に固定することで、
CPU101から伝わってくる熱を筐体に伝熱する。プ
リント基板106は、CPU101を実装している電気
配線プリント基板で、ガラスエポキシと、銅箔を重ね合
わせて形成してある。なお、本発明実施例で使用する部
分以外は絶縁性のあるレジストで覆われているものとす
る。
【0023】図2に、図1中の矢印A方向から視た拡大
断面図を示す。ただし、拡大比は均一ではない。
【0024】図2において、101,102,103,
104,105,106は、それぞれ図1に準じる。2
01ははんだで、信号端子102の周りは、通常電気部
品を基板に実装する際にも電気的な接続を得るために必
要なものであり、そこから基板取り付け穴105まで連
続してグランド線104上にある部分が、本発明の要点
である。202は、ランド103とグランド線104と
の直下はガラスエポキシであり、グランド線104と合
わせて電気配線プリント基板106を構成する。ただ
し、図中では詳細に記していないが、場合によってガラ
スエポキシと銅箔を任意に重ね合わせることにより多層
基板を構成する。
【0025】203は、基板106取り付けねじであ
り、材質は伝熱量の大きいアルミや銅等が望ましい。2
04は、基板106を取り付ける筐体で、熱伝導率が良
い材質(例えばアルミダイキャストやマグネシウム等)
であり、放熱板をも兼ねている。
【0026】ここにおいて、熱の出入りがない物体の内
部を熱が伝わる場合、伝熱量Qは、フーリエの法則よ
り、次の(11)式で表すことができる。
【0027】 Q=λ・A・(T1−T2)/L =λ・A・ΔT/L ……(11) ここに、 Q:伝熱量〔Kcal/h〕 λ:熱伝導体の熱伝導率〔kcal/m・h・℃〕 A:熱伝導体の断面積〔m2 〕 T1:高温側温度〔℃〕 T2:低温側温度〔℃〕 L:熱伝導体の長さ〔m〕 ΔT=T1−T2〔℃〕 以下、CPU101内から、信号端子102を通じて、
基板取り付けねじ203部分までの熱の伝わり易さを考
える。このとき、電気配線プリント基板106の構成要
素の一つであるガラスエポキシ部202は、銅の部分に
比較して、熱伝導を無視できる程度であるので、無視す
ることとする。
【0028】まず、CPU101の信号端子102部分
を通じてCPU101が発した熱が、ランド103部分
へ伝達する際の、伝熱量Q12を求める。ただし、ここ
では、信号端子102とランド103間のはんだ201
を介した伝熱量は両者の距離が十分近いので、必要十分
に大きいものとして考える。
【0029】信号端子102の材質が鉄であった場合、
鉄の熱伝導率を50kcal/m・h・℃、信号端子1
02の厚さを0.15mm、幅を0.25mm、長さを3m
m、ΔT=ΔT12とすると、前記(11)式より、 Q12=λ・A・ΔT12/L =50×0.25×10^-3×0.15×10^ΔT12/(3×10^-3) ≒0.63×10^-3×ΔT12 ……(12) また、(11)式を用いて、信号端子102のランド1
03に接している部分から、基板取り付け穴105まで
のグランド線104部分(ランド103も一部含む)
の、熱の伝わり易さとして、伝熱量Q13を求める。
【0030】銅の熱伝導率を300kcal/m・h・
℃、銅箔の厚さを35μm、幅を1mm、ΔT=ΔT13
とすると、信号端子102から基板取り付け穴105ま
での距離を30mmとすると、 Q13=λ・A・ΔT/L =330 ×35×10^-6×1 ×10^-3×ΔT13/(30×10^-3) ≒0.39×10^-3×ΔT13 ……(13) ここで、特に絶対的な意味はないが、一つの目安として
Q12=Q13となるのは、(12),(13)式よ
り、 ΔT13≒1.62×ΔT12 ……(14) となる。
【0031】ここで、本発明実施例では、CPU101
から信号端子102を通じてランド103まで伝達して
きた、CPU101で発生した熱が、グランド線104
を通って基板取り付け穴105まで、より少ない温度勾
配でスムーズに伝わるように、上記のランド103及び
グランド線104の上に、図2に示すように、はんだ2
01を連続して形成することを考える。
【0032】(11)式を用いて、(13)式と同様
に、はんだ201をランド103及びグランド線104
の銅箔上に形成したときの、CPU101から、基板取
り付けねじ203までの熱の伝わり易さ、即ち伝熱量Q
14を求める。
【0033】通常、クリームはんだを塗布してリフロー
をかけた場合には、はんだの表面張力により、はんだの
断面は、四角にならず、銅箔と反対側は丸みを帯びる。
しかし、ここでは計算を簡略化するために、銅箔上に、
銅箔の幅ではんだが均一の厚さに形成できたものと仮定
する。
【0034】はんだ201の熱伝導率を29kcal/
m・h・℃、厚さを0.3mm、幅を1mm、(13)式の
場合と同じく、CPU101の信号端子102から基板
取り付け穴105までの距離を30mmとすると、ランド
103及びグランド線104である銅箔と、はんだ20
1は物理的に密着して一体化しているので、ΔT=ΔT
13と考えられる。よって、 Q14=λ・A・ΔT/L =29×0.3 ×10^-3×1 ×10^-3×ΔT13/(30×10^-3) ≒0.29×10^-3×ΔT13 ……(15) (14)式と(15)式とから、ランド103及びグラ
ンド線104の銅箔上に形成したはんだ201による伝
熱量Q15を計算すると、 Q15=Q13+Q14 =0.39×10^-3×ΔT13+0.29×10^-3×ΔT13 ≒0.68×10^-3×ΔT13 ……(16) よって、Q12=Q15となるのは、(12),(1
6)式より、 ΔT13≒0.93×ΔT12 ……(17) となり、(14)式と比較すると、CPU101で発生
した熱は、信号端子102を通じて、ランド103を通
り、グランド線104及びはんだ201を通って、筐体
204へ伝熱するための基板取り付けねじ203まで、
スムーズに伝わるようになることが分る。このあとは、
基板取り付けねじ203を介して、筐体204へ伝熱
し、拡散/放熱する。
【0035】以上により、発熱する電気部品が実装さ
れ、直接接続している基板106上の銅箔パターン(信
号線)だけではなく、銅箔上にはんだを形成することに
より、熱抵抗を下げてCPU101等の発熱するデバイ
スの信号端子(リード/足)からも、積極的に熱伝導し
て放熱部分まで熱をスムーズに伝えることが可能とな
る。
【0036】また、ここではCPU101のパッケージ
を前記QFPとして考えており、その信号端子102の
材質が鉄であると考えているが、鉄よりも熱伝導率がよ
い金,銅,銀などの場合においても、本発明実施例の熱
伝導手段がスムーズな熱伝導に有効であることは自明で
ある。
【0037】さらに、パッケージが前記QFPでなく、
PGA(Pin Grid Array)やBGA(Ball Grid Array
)等の場合には、一般的に同一の材質ならば信号端子
が太くなるので、QFPの信号端子より伝熱量が多い
が、やはり、本発明の熱伝導手段によりスムーズな熱伝
導が実現可能である。
【0038】(実施例2)前記第1の実施例において
は、電気基板上の発熱部品が実装されている面のグラン
ド線(信号線)の銅箔と、その上に形成したはんだを通
じて熱伝導している。これに加え、本第2の実施例にお
いては、熱伝導の経路の自由度を増すために、スルーホ
ール(以下、TH)を通じて基板106の反対側の面に
も、スムーズに熱を伝えることを実現するようにしたも
のである。そのために、THを形成する薄い銅メッキの
みに伝熱を頼るのではなく、はんだでTH内を埋めるこ
とにより、熱伝導効率を向上している。
【0039】図3に本発明に係る第2の実施例として、
発熱部品として前記PGAパッケージのCPUを電気基
板に実装した場合の、基板を真横から見た断面図を示
す。一般的に、PGAタイプの部品を実装する場合は、
PGAソケットを利用することも多いが、ここでは、説
明を簡略化するために、直接PGAパッケージのCPU
301を基板に実装したものを考える。
【0040】301はCPUで、パッケージはPGA
(Pin Grid Array)である。302は、CPU301の
信号端子の一つで、ここではグランド信号とする。30
3は、CPU301を実装したときに、信号端子302
をはんだで接続するためのドーナツ状のランド部分で、
通常の電気配線プリント基板では35μm程度の銅箔で
ある。304は、ランド303からつながるグランド線
(信号線)で、プリント基板を作成する同一行程で形成
する35μm程度の銅箔である。ランド303とグラン
ド線304とは、図中では便宜上、切れ目があるように
見えるが、切れ目無く連続している。
【0041】305は、スルーホール(TH)であり、
基板の両面の銅箔、グランド線304とグランド線30
6とを接続する。このTHも35μm程度の銅メッキと
する。306は、TH305から基板取り付け穴309
部までをつなぐグランド線である。307ははんだで、
ランド303及びグランド線304の上に、TH305
まで連続して形成されている。308ははんだで、TH
305内に充填されていて、はんだ307とはんだ30
7aとを接続している。
【0042】309は前記実施例1の図2の場合と同様
に、基板取り付け穴で、基板を固定するねじが貫通す
る。また、取り付け穴の周りを囲むように、グランド線
306が配置してある。そして、この取り付け穴309
に取り付けねじ310を通し、基板を筐体311に固定
することで、CPU301から伝わってくる熱を筐体3
11に伝熱する。310は基板取り付けねじであり、材
質は伝熱量の大きいアルミや銅が望ましい。311は、
基板を取り付ける筐体で、熱伝導率が良い材質(例えば
アルミダイキャストやマグネシウム)であり、放熱板を
も兼ねている。
【0043】312は、ランド303とグランド線30
4,TH305,グランド線306の直下はガラスエポ
キシであり、上記ランド303とグランド線304と合
わせて電気配線プリント基板を構成する。ただし、図中
では詳細に記していないが、場合によってガラスエポキ
シと銅箔とを任意に重ね合わせることにより多層基板を
構成する。また、図示していないが、本発明実施例で使
用する部分以外は絶縁性のあるレジストで覆われている
ものとする。
【0044】まず、CPU301の信号端子302部分
を通じてランド303までの間の、伝熱量Q21を求め
る。信号端子302の材質が鉄であった場合、鉄の熱伝
導率を50kcal/m・h・℃、直径を0.5mm、信
号端子302の根本からランド303までの距離を1m
m、ΔT=ΔT21とすると、(11)式より、 Q21=λ・A・ΔT/L =50×(0.5×10^-3/2)^2 ×π×ΔT6/(1×10^-3) ≒9.82×10^-3×ΔT21 ……(21) 次に、信号端子302のランド303に接している部分
からTH305までの、ランド303及びグランド線3
04と、その上に形成したはんだ307を含む、伝熱量
Q22を求める。
【0045】銅の熱伝導率を300kcal/m・h・
℃、厚さを35μm、幅を1mm、はんだの熱伝導率を2
9kcal/m・h・℃、厚さを0.3mm、幅を1mm、
ΔT=ΔT22、信号端子302からTH305までの
距離を2mmとすると、 Q22=λ・A・ΔT/L+λ’・A’・ΔT/L =330 ×(0.035×10^-3×1 ×10^-3)×ΔT22/(2×10^-3) =29×(0.3×10^-3×1 ×10^-3)×ΔT22/(2×10^-3) ≒10.13 ×10^-3×ΔT22 ……(22) ここで、一つの目安として、Q21=Q22となるに
は、(21),(22)式より、 ΔT22≒0.97×ΔT21 ……(23) となるため、CPU301で発生した熱が信号端子30
2を通じてTH305まで障害無く伝わる。
【0046】次に、TH305部分の熱の伝わり易さを
表わす伝熱量Q23を求める。
【0047】銅の熱伝導率を300kcal/m・h・
℃、TH銅メッキの厚さを35μm、THの内径を0.
4mm、ΔT=ΔT23、THの長さを1mmとすると、 Q23=λ・A・ΔT/L =330 ×{(0.435×10^-3/2)^2 ×π−(0.4×10^-3/2)^2 ×π} ×ΔT23/(1 ×10^-3) ≒7.56×10^-3×ΔT23 ……(24) ここで、同様に一つの目安として、Q21=Q23とな
るには、(21),(24)式より、 ΔT23≒1.30×ΔT21 ……(25) となる。
【0048】ここで、本発明実施例では、CPU301
で発生した熱を、信号端子302とランド303,グラ
ンド線304及びはんだ307,TH305を通じて、
グランド線306まで、より少ない温度勾配でスムーズ
に伝えるため、TH305の内部にはんだ308を充填
することを考える。
【0049】そこで、TH305の内部に充填したはん
だ308部分の熱の伝わり易さを表わす伝熱量Q24を
求める。はんだの熱伝導率を29kcal/m・h・
℃、THの内径を0.4mm、TH305の長さ(基板厚
さ)を1mmとすると、TH305を形成する銅箔とはん
だ308とは物理的に密着しているので、ΔT=ΔT2
3と考えられるので、 Q24=λ・A・ΔT/L =29×(0.4×10^-3/2)^2 ×π×ΔT23/(1×10^-3) ≒3.64×10^-3×ΔT23 ……(26) (23)式と(24)式とから、TH305とその内部
に充填したはんだによる伝熱量Q25を計算すると、 Q27=Q23+Q24 =7.56×10^-3×ΔT23+3.64×10^-3×ΔT23 =11.20 ×10^-3×ΔT23 ……(27) よって、Q21=Q25となるのは、(21),(2
7)式より、 ΔT23≒0.88×ΔT21 ……(28) となり、前記(25)式と比較すると、CPU301で
発生した熱は、信号端子302とランド303、グラン
ド線304及びはんだ307、TH305及びはんだ3
08を通って、基板の反対面のグランド線306まで、
スムーズに伝わるようになるのが分かる。その先の、基
板取り付け穴309までは、前記実施例1に示したもの
と同様に熱伝導を行えば良い。
【0050】以上により、基板の銅箔パターンだけでは
なく、この銅箔上にはんだを形成することにより、CP
U301などの発熱するデバイスの信号端子(リード/
足)からも、積極的に熱伝導して、スルーホールTH及
びその中に充填したはんだを介して、放熱部分まで熱を
スムーズに伝えることが可能となる。
【0051】また、前記実施例1と同様、CPU301
の信号端子302の材質は、より熱伝導率の高いもので
も良く、また、パッケージも上記PGAに限らず、前記
QFPやBGAでも、本発明の熱伝導手段によりスムー
ズな熱伝導が実現可能である。
【0052】(実施例3)本発明に係る第3の実施例で
は、前記第2の実施例に加えて、熱伝導の経路の自由度
を増し、更なる伝熱量を確保するために、スルーホール
(TH)を通じて基板の内層の銅箔にも熱を伝え、より
スムーズな熱の伝達及び拡散を実現するものである。
【0053】本実施例3に対しては特に図示していない
が、図3に準じてTH305部分の基板内層への熱の伝
わり易さ、伝熱量Q31を求める。
【0054】銅の熱伝導率を330kcal/m・h・
℃、TH銅メッキの厚さを35μm、THの内径を0.
4mm、ΔT=ΔT31、伝わる距離を2mm固定と仮定す
ると、 Q31=λ・A・ΔT/L =330 ×0.4 ×10^-3×π×0.035 ×10^-3×ΔT31/(2×10^-3) ≒7.26×10^-3×ΔT31 ……(31) となる。ここで、(21)式より、 Q21≒9.82×10^−3×ΔT21 であるが、CPU301で発生した熱は、信号端子30
2とランド303、グランド線304及びはんだ307
を通って、TH305にて、基板の内層まで伝わるよう
になる。
【0055】そして、内層はグランドプレーンなので、
熱は同心円上に拡散していく。放熱に際しては、スルー
ホールTHにて、放熱部分で、基板の表層に熱伝達する
ことでも可能となる。
【0056】(実施例4)本発明に係る第4の実施例に
おいては、発熱部品から、熱伝導を行った先の放熱部分
への熱伝導に関してであり、熱伝導パッドなどを用い
て、基板上の熱源と放熱筐体を接続して熱伝導する際の
効率アップを実現するものである。
【0057】そのため、基板上の銅箔上に例えば、円形
の銅や銀の山を形成し、表面積を増やすことで熱伝導の
効率を上げている。図4に本実施例4の発熱部品として
BGAパッケージのCPUを電気基板に実装した場合
の、基板を真横から見た断面図を示す。
【0058】401はCPUで、パッケージはBGA
(Ball Grid Array )であり、402は、CPU401
の信号端子(放熱用サーマル端子)、403は、信号端
子402とランド404を接続するはんだ、404は、
信号端子402が実装されているランド(銅箔)の断
面、405はスルーホール(TH)であり、基板の両面
の銅箔を接続する。406は銀ペーストで、TH405
に充填されている。
【0059】407は、電気基板を構成するガラスエポ
キシ部の断面であり、408は銅箔のグランドパターン
で、CPU401からの熱がTH405を通じて伝わっ
てくる。409は、銀ペーストを用いて形成した層でグ
ランドパターン408の上にあり、銀ペースト406と
連続している。410は、熱伝導パッドで、グランドパ
ターン408の上に形成された銀ペーストの層409に
密着し、放熱のために筐体411へ熱を伝達する。41
1は、基板を取り付ける筐体で、熱の拡散・放熱を担っ
ている。
【0060】まず、CPU401の信号端子402を通
じて伝達可能な伝熱量Q41を求める。
【0061】信号端子402の材質が鉄であった場合、
鉄の熱伝導率を50kcal/m・h・℃、直径を1m
m、端子の高さ(厚さ)を0.5mm、ΔT=ΔT41と
すると、信号端子402は半球状であるので、円柱の断
面で考えた場合よりも伝熱量は大きくなる。
【0062】よって、 Q41>λ・A・ΔT/+L =50×(1×10^-3/2)^2 ×π×ΔT41/(0.5×10^-3) ≒78.54 ×10^-3×ΔT41 ……(41) 次に、CPU401から信号端子402,はんだ403
を介してランド404までの間の伝熱量Q42を求め
る。
【0063】はんだ403の熱伝導率を29kcal/
m・h・℃、ランド404の直径を1.8mm、ランド4
04と信号端子402の根本(CPU401パッケー
ジ)の距離を0.8mm、ΔT=ΔT42とすると、信号
端子402は半球状であるので、ランド404と信号端
子402の根本(CPU401パッケージ)との距離
は、一律に0.8mm以下である。よって、 Q42>λ・A・ΔT/L =29×(1.8×10^-3/2) ^2 ×π×ΔT41/(0.8×10^-3) ≒92.25 ×10^-3×ΔT42 ……(42) ここで、一つの目安として、Q41=Q42となるに
は、(41),(42)式より、Q41=78.54×
10^−3×ΔT41、Q42=92.25×10^−
3×ΔT42とすると、 ΔT42≒0.85×ΔT41 ……(43) となるため、CPU401で発生した熱が信号端子40
2から、はんだ403を通じて、ランド404まで少な
い温度勾配で伝わる。
【0064】次に、TH405部分の熱の伝わり易さを
表わす伝熱量Q43は、(24)式と同様と考えると、
ΔT=ΔT43とすると、 Q43≒7.56×10^−3×ΔT43 ……(44) ここで、一つの目安としてQ41=Q43となるには、
(41),(44)式より、Q41=78.54×10
^−3×ΔT41とすると、 ΔT43≒10.39×ΔT41 ……(45) となるため、CPU401で発生した熱が信号端子40
2,TH405を通じて部品と反対側のグランドパター
ン408まで、少ない温度勾配でスムーズに伝わらな
い。
【0065】そこで、ここではTH405の内部に銀ペ
ースト406を充填することを考え、TH405の内部
に充填した銀ペースト406部分の熱の伝わり易さ、伝
熱量Q45を求める。
【0066】銀ペースト406の熱伝導率を360kc
al/m・h・℃(実際には、銀以外の不純物が混ざっ
ているので、これより若干小さな値となるが、ここでは
その影響を無視することとする)、TH405の内径を
0.4mm、TH405の長さを1mmとすると、TH40
5を形成する銅箔と銀ペースト406とは、物理的に密
着しているので、ΔT=ΔT43と考えられるので、 Q45=λ・A・ΔT/L =360 ×(0.4×10^-3/2)^2 ×π×ΔT43/(1×10^-3) ≒45.24 ×10^-3×ΔT43 ……(46) (44)式と(46)式とから、TH405とその内部
に充填した銀ペースト406による伝熱量Q46を計算
すると、 Q46=Q43+Q45 =7.56×10^-3×ΔT43+45.24 ×10^-3×ΔT43 =52.80 ×10^-3×ΔT23 ……(47) ここで、Q41=Q46となるのは、(41),(4
7)式より、 ΔT23≒1.47×ΔT21 ……(48) となり、前記(45)式と比較して、CPU401で発
生した熱は、信号端子402を通じて、はんだ403,
ランド404を通って、TH405と銀ペースト406
を介して、基板の反対面まで急な温度勾配なしに伝わる
ようになることが分かる。
【0067】ここで、本発明実施例では、グランドパタ
ーン408及びTH405と銀ペースト406上に、銀
ペーストの層409を形成する。
【0068】この銀ペーストの層409は、TH405
内に充填した銀ペースト406と確実に接続しており、
熱伝導パッド410への伝熱量を確保する。ここでは、
特に伝熱量を算出しないが、銅箔であるグランドパター
ン408のみで熱伝導パッドと接触するよりも、熱抵抗
の小さい銀ペースト406,409によりTH405内
から連続して熱伝導を行うことの効果は明らかである。
そして、熱伝導パッド410から筐体411へ伝熱し
て、熱の拡散・放熱を行う。
【0069】以上により、BGAパッケージのCPU4
01など、発熱するデバイスのサーマル端子からも、ス
ルーホールTH内に充填した銀ペースト406と、それ
に連続した銀ペーストの層409とを設けることによ
り、基板407を挟んでデバイスとは反対側から、熱伝
導パッド410等を介して、効率的に放熱部分まで熱を
伝えることが可能となる。
【0070】また、ここではCPU401の信号端子4
02の材質を鉄として考えているが、鉄よりも熱伝導率
がよい銅などの場合においても、TH405の直径を大
きくするなどの対応により、本発明実施例の熱伝導手段
がスムーズな熱伝導に有効であることは自明である。
【0071】さらに、銀ペースト層409の形状を均一
な厚さの層ではなく、波打たせたり、ギザギザ形状にす
るなどの工夫により、熱伝導パッド410との接触面積
の増加を図り、より大きい伝熱量の実現も可能である。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPUや2次キャッシュ,メモリコントローラなど、発
熱量の多い電子部品を使用する際に、電気配線プリント
基板での熱伝導/拡散を助けるためにプリント基板の銅
箔の上に連続的にはんだなどの熱伝導体を塗布して、熱
が伝わる方向の断面積を大きくして熱の伝導抵抗を下げ
ることができる。
【0073】また、スルーホールが介在しても、そのス
ルーホールをはんだなどの熱伝導体で埋めることによ
り、熱抵抗を軽減しスルーホールを形成する銅メッキの
みの場合よりも効率的に熱を伝導でき、さらに、前記ス
ルーホールから連続して銅箔上に形成した銀ペーストに
より、そこに接触させる熱伝導パッドへの伝熱量を確保
し得る。
【0074】以上、任意の部分の熱抵抗を下げて、伝熱
量を簡便かつ、熱伝導体にはんだを用いた際には安価
に、増加させることが可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の外観イメージ図
【図2】 図1の矢印A方向の拡大断面図
【図3】 実施例2の断面図
【図4】 実施例4の断面図
【符号の説明】
101 CPU(パッケージはQFP(Quad Flat Pa
ckage )) 102 CPU101の信号端子の一つでグランド信
号 103 CPU101を実装するためのランド 104 ランド103からつながるグランド線(信号
線) 105 基板取り付け穴 106 CPU101を実装している電気配線プリン
ト基板 201 はんだ 202 ガラスエポキシ基板 203 基板取り付けねじ 204 基板を取り付ける筐体 301 CPU(パッケージはPGA(Pin Grid Arr
ay)) 302 CPU301の信号端子の一つ 303 信号端子302をはんだで接続するためのド
ーナツ状のランド 304 ランド303からつながりグランド線(信号
線) 305 スルーホール(TH) 306 グランド線 307 はんだ 307a はんだ 308 はんだ 309 基板取り付け穴 310 基板取り付けねじ 311 基板を取り付ける筐体 312 ガラスエポキシ基板 401 CPU(パッケージはBGA(Ball Grid Ar
ray )) 402 CPU401の信号端子(放熱用サーマル端
子) 403 はんだ 404 ランド(銅箔) 405 スルーホール(TH) 406 銀ペースト 407 ガラスエポキシ基板 408 銅箔のグランドパターン 409 銀ペーストを用いて形成した層 410 熱伝導パッド 411 基板を取り付ける筐体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品を実装する電気配線プリント基
    板において、前記基板上の任意の配線上に、前記電気部
    品の発生する熱を伝達するための任意の熱伝導体を連続
    して配置することを特徴とする電気部品の放熱用熱伝導
    手段。
  2. 【請求項2】 前記連続して配置した任意の熱伝導体か
    ら、前記基板に隣接する任意の熱伝導体に熱を伝達する
    構造を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気部品
    の放熱用熱伝導手段。
  3. 【請求項3】 前記基板の表裏両面の任意の配線を接続
    するスルーホールと、このスルーホール内を前記任意の
    熱伝導体で埋める手段を備えることを特徴とする請求項
    1記載の電気部品の放熱用熱伝導手段。
  4. 【請求項4】 前記スルーホールを前記基板の内層配線
    に接続する構造を備えることを特徴とする請求項3記載
    の電気部品の放熱用熱伝導手段。
  5. 【請求項5】 前記電気部品と反対側の前記基板面の前
    記配線上に、任意の熱伝導体を配置する手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項3記載の電気部品の放熱用熱伝導
    手段。
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