JPH1084652A - 無軸受回転機械 - Google Patents

無軸受回転機械

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JPH1084652A
JPH1084652A JP25777496A JP25777496A JPH1084652A JP H1084652 A JPH1084652 A JP H1084652A JP 25777496 A JP25777496 A JP 25777496A JP 25777496 A JP25777496 A JP 25777496A JP H1084652 A JPH1084652 A JP H1084652A
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rotor
magnetic
rotation
rotating shaft
displacement
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JP25777496A
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Tadashi Kayashima
直史 茅島
Susumu Osawa
将 大沢
Satoshi Mori
敏 森
Kazuki Sato
一樹 佐藤
Tadashi Sato
忠 佐藤
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸の回転速度、回転角、半径方向変位を
共通に測定することができる検出部を備えた無軸受回転
機械を提供する。 【解決手段】 m極からなる回転駆動磁界に同期したm
±2極の回転制御磁界を重畳し、回転子2に回転力を与
えると同時に、回転子2の変位検出手段によって検出し
た回転子2の変位から制御磁界を増減して、回転子2を
磁気浮上しつつ回転駆動する無軸受回転機械において、
無軸受回転機械の回転軸1に同心に固着された円板体2
0と、円板体20の外周部に直交方向に配置された少な
くとも2個の検出装置21X,21Yを備え、円板体2
0にはその外周に円周方向に沿って規則的に配置された
被検出部22を備え、検出装置は回転軸1と共に回転す
る円板体外周に配置された被検出部22の数を計測する
ことにより、回転軸1の回転速度及び回転角を検出する
と共に、被検出部22の接近の度合から、回転軸1の直
交方向の変位を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、m極からなる回転
駆動磁界に同期したm±2極の回転制御磁界を重畳し、
回転体を回転駆動する作用と共に回転体の半径方向位置
を制御する磁気軸受作用とを兼ね備えた無軸受回転機械
に係り、特にその制御に必要な回転軸の回転速度、回転
角及び半径方向変位を検出する検出部分の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平2−193547号公報、特開平
6−133493号公報等には、円筒型固定子内に円柱
型回転子を組み込み、固定子に励磁回路を形成し、ここ
で回転子に回転駆動力を与えると同時に半径方向所定位
置に非接触浮上保持する磁気軸受制御力を作用させる無
軸受回転機械が開示されている。
【0003】これは、固定子に回転駆動用の巻線と制御
巻線とを備え、それぞれにm極からなる回転磁界と、m
±2極からなる回転磁界を形成する三相交流電流を流す
ことにより、回転駆動磁界を形成すると共に、円柱型回
転子の半径方向に磁気的な浮上作用を及ぼすものであ
る。これにより、回転子に磁気的な浮上力を作用させ
て、その位置と姿勢を制御して、固定子に対して非接触
浮上位置決めの機能を有すると共に、回転子に回転駆動
力を付与することができる。
【0004】このため、従来必要とされていた磁気軸受
に相当する電磁石及びターゲット部分が不要となり回転
軸の軸長を短縮して、回転機械を小型軽量化することが
できる。また、制御巻線の電流と駆動巻線の電流との相
乗効果的な機能により、磁気軸受に相当する動作を行え
るので、従来の磁気軸受と比較してはるかに小さな制御
電流で回転子の浮上位置及び姿勢の制御が可能で、大幅
な省エネルギー化が可能である。
【0005】しかしながら、上述した構造の無軸受回転
機械においては、浮上位置制御のために回転軸の回転速
度、回転角、及び回転軸の半径方向変位等の情報が必要
である。図11は、従来の扁平なディスク型回転子を用
いた無軸受回転機械(モータ)を示す。図中、符号1は
回転軸であり、符号2はディスク型の回転子である。こ
の回転子2は同様にディスク型の固定子3にm極からな
る回転駆動磁界とこれに同期したm±2極の回転制御磁
界とが形成されることにより、回転駆動されると共に磁
気浮上制御される。回転軸1には、回転速度センサ及び
回転角センサのターゲットである円板体7が固着されて
いる。この円板体7の外周部と対向する位置に回転速度
センサ4及び回転角度センサ5がケーシング10に取り
付けられている。
【0006】図12は、従来のスラスト磁気軸受を備え
た無軸受回転機械の一例を示す。回転軸1には円柱状の
回転子2が固着されている。回転子2は固定子3にm極
からなる回転駆動磁界に同期したm±2極の回転制御磁
界が重畳して形成されることにより回転駆動されると共
に半径方向に浮上位置制御される。この無軸受回転機械
2,3の浮上位置制御は、半径方向のみであるため、軸
方向(スラスト方向)の浮上位置制御が必要である。こ
のため回転軸1にはスラストディスク8が固着され、そ
の両側には磁気軸受としての電磁石9が配置され、スラ
スト変位センサ11の信号により軸方向に浮上位置制御
される。このスラスト磁気軸受を備えた無軸受回転機械
においても、駆動磁界及び制御磁界の制御の為に、回転
軸1に円板体7が固着され、それに対向する位置に配置
された回転速度センサ4及び回転角度センサ5により回
転速度及び回転角が計測される。そして回転軸の半径方
向変位は回転子2の両側に配置されたラジアル変位セン
サ6によって計測される。
【0007】ラジアル変位センサ6は、通常、渦電流セ
ンサ或いはインダクタンス型センサが用いられ、ターゲ
ットである回転軸に固定された磁性材とケーシング側に
固定された変位センサの検出面との間隔を、センサ側に
発生する渦電流の変化或いはインダクタンスの変化とし
て捉えることにより、回転軸の変位を計測する。又、回
転速度センサ及び回転角センサは、例えば円板体7の外
周に多数のスリットを設け、このスリットに光軸が鎖交
する発光素子及び受光素子からなる光学式センサを用
い、単位時間に回転軸の回転に伴い通過するスリット数
をパルスとし計測し、これから回転速度或いは回転角を
求める。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の無軸
受回転機械においても、その制御のために回転軸の回転
速度、回転角、半径方向変位等の情報が必要となり、そ
れぞれのセンサターゲットを回転軸に取り付け、又その
近傍にセンサ自体を配置しなければならない。このた
め、回転軸にセンサターゲット部分のスペース、或いは
センサ自体のスペースを必要とし、その分、回転軸が長
くなるという問題がある。又、回転軸が長くなると、危
険速度が低下し、無軸受回転機械の安定性が損なわれる
という問題が生じる。
【0009】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、回転軸の回転速度、回転角、半径方向変位を共通
に測定することができる検出部を備えた無軸受回転機械
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の無軸受回転機械
は、m極からなる回転駆動磁界に同期したm±2極の回
転制御磁界を重畳し、回転子に回転力を与えると同時
に、該回転子の変位検出手段によって検出した該回転子
の変位から前記制御磁界を増減して、該回転子を磁気浮
上しつつ回転駆動する無軸受回転機械において、該無軸
受回転機械の回転軸に同心に固着された円板体と、該円
板体の外周部に直交方向に配置された少なくとも2個の
検出装置を備え、前記円板体にはその外周に円周方向に
沿って規則的に配置された被検出部を備え、前記検出装
置は回転軸と共に回転する前記円板体外周に配置された
被検出部の数を計測することにより、前記回転軸の回転
速度及び回転角を検出すると共に、前記被検出部の接近
の度合から、前記回転軸の直交方向の変位を検出するこ
とを特徴とする。
【0011】又、前記無軸受回転機械は、前記回転子又
はスラストディスクが前記円板体を兼用したものであ
り、該回転子又はスラストディスクの外周部に前記磁気
的な凹凸を設け、該円板体の外周近傍には磁気検出器を
備え、前記回転軸と共に回転する前記凹凸の検出数から
前記回転軸の回転速度及び回転角を検出すると共に、前
記凹凸の磁気量の変化から前記回転軸の変位を検出する
ことを特徴とする。
【0012】上述した本発明の構成によれば、回転軸に
固着された円板体の外周には、規則的に配置された被検
出部と、該円板体の外周近傍に配置された検出装置とを
備えることから、被検出部の数を計測することにより、
回転軸の回転速度及び回転角度を検出することができ
る。同時に被検出部の検出装置に対する接近の度合か
ら、回転軸の半径方向の変位を検出することができる。
【0013】このように回転軸の回転速度、回転角及び
半径方向変位を検出する被検出部(ターゲット)を共用
することができるので、従来必要であった回転軸の変位
センサのターゲット又は回転速度及び回転角を検出する
ための円板体が不要となる。これにより部品点数を減ら
し、又、回転軸長を短縮することができるので、危険速
度を高くして無軸受回転機械の安定性を高めると共に、
装置を小型化、低コスト化することができる。
【0014】更に被検出部を外周に備えた円板体とし
て、回転子又はスラストディスク自体を兼用することに
より、半径方向変位センサのターゲット及び回転速度及
び回転角の検出のための回転円板が不要となり、更に回
転軸長を短縮して安定性を高めると共に装置の小型化、
低コスト化を図ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例の回転軸の回転
速度、回転角、半径方向変位を計測する検出装置と被検
出部の概要を示す。図中(A)に示すように、無軸受回
転機械の回転軸1には、同心状に被検出部である円周方
向に沿って規則的に配置されたスリット22を備えた円
板体20が固着されている。図1(C)は、そのスリッ
ト22の部分拡大図を示す。このスリット22は、半径
方向に開度が変化する。即ち、最外周に近い半径ra部
分では開度はLaであるが、その内周側の半径rb部分
では、その開度はLbとなり、半径rが小さくなるとそ
の開度が小さくなるようになっている。
【0017】そして円板体の外周部に直交方向に配置さ
れた検出装置21X,21Yを備える。検出装置21
X,21Yは、図1(B)に示すように光学式のセンサ
23が用いられている。このセンサ23は、LED24
とフォトトランジスタ25とを組み合わせたものであ
り、円板体20のスリット部分22を光が通過すると、
トランジスタ25がONとなり、円板体により光が遮断
されるとトランジスタ25がOFFとなる。このように
して光学式のセンサ25を通過するスリットのパルス信
号が作られる。
【0018】図2(A)(B)(C)は、フォトトラン
ジスタの出力波形の一例を示す。図2(A)は、図1
(A)に示す円板体20が回転軸1の回転に伴ない回転
しており、その際、光学式センサで検出される基準とな
るパルス波形である。あらかじめ、円板体20の外周の
全スリット数を、例えば360個と定めておくことによ
り、回転軸の回転に伴ない、例えば10個のパルスが検
出されたならば、回転角を10゜と検出できる。
【0019】時間Taは、立ち上がりパルス間の経過時
間であり、1個のスリット部分と遮蔽部分との通過に要
する合計時間である。時間Tbはスリット部分のパルス
の立ち上がりから立ち下がりに至る時間である。これは
スリット部分の回転角に相当する。
【0020】図2(B)は、回転軸の回転速度が低下し
た状態を示す。この場合、Ta′/Tb′の比は、Ta
/Tbと変わらないが、パルスの時間Ta′,Tb′が
Ta,Tbと比較して長くなる。このような関係から、
単位時間当りのパルス数を計測することにより、回転軸
の回転速度を求めることができる。
【0021】図2(C)は、回転軸が半径方向に変位し
た時のパルス波形を示す。図1(A)に示す状態から円
板体20がY方向に変化したとする。この場合回転軸の
回転速度が図2(A)と変わらなければ、センサ21Y
で検出されるパルス波形は、一つのスリットの立ち上が
りから次のスリットの立上り迄の一周期の時間Taは変
わらない。スリットの立上りから立下りの時間Tbは、
スリットの開度が小さくなるので図2(C)に示すよう
に小さくなる。例えば、 La/Lb=ra/rb の関係であれば、Tb′/Tbの関係からY方向の回転
軸の変位を算出することができる。
【0022】図3は、検出装置の出力信号の処理回路の
一例を示す。光学式センサ21X,21Yのパルス出力
信号はパルス弁別回路で弁別される。ここでセンサ21
X,21Yの信号に予め位相差を持たせておくことによ
り回転方向が検出される。パスル弁別回路で弁別された
信号はカウンタで計数され、回転角が検出される。又、
単位時間当たりのパルス入力数が計数され、f/Vコン
バータにより、回転軸の回転速度が検出される。又、セ
ンサ21X,21Yの出力信号はそれぞれローパスフィ
ルタ及びピーク検出回路により、パルスのデューティ比
に相当する出力が得られ、これによりY方向変位及びX
方向変位が検出される。
【0023】図4は、本発明の第2実施例の回転速度、
回転角、半径方向変位の検出装置を示す。この実施例で
は図示しない無軸受回転機械の回転軸に固着された円板
体30の外周端面にNS極が交互に配置された永久磁石
からなる磁気的な凹凸が設けられている。そして、その
周囲には空間的に離隔して磁気検知器31X,31X,
31Y,31Yがそれぞれ回転軸心から見て直交方向に
配置されている。磁気検知器31X,31Xの出力は、
差動アンプ32Xに入力され、この出力からX方向の変
位が検出される。同様に磁気検知器31Y,31Yの出
力はそれぞれ差動アンプ32Yに入力され、この出力か
らY方向変位が検出される。
【0024】図5は、この検出装置による回転軸の半径
方向変位検出の原理を示す。回転軸がX方向に移動した
とすると、検知器31Xで検知される磁界の強さは、永
久磁石の磁極が近接するためα0からα1へと大きくな
る。これに対して、反対側に配置された検出器31Xで
は、円板体の永久磁石の磁極が離れる方向であるので、
その検出出力はα0からα2へと小さくなる。即ち、通常
の変位センサと同様な原理で回転軸が変位したことを検
出することができる。予め、回転軸の変位量に対応した
磁界の強さの変化を較正しておくことにより、検出器の
差動出力から絶対的なX,Y方向の変位量を算定するこ
とが可能である。
【0025】回転軸に固着された円板体が回転すると、
磁気検知器31X,31Yには、それぞれ図6に示すよ
うな正弦波状の波形が検出される。これをコンパレータ
により整形すると、図6に示すような矩形波状のパルス
波形が得られる。カウンタでは磁気検知器31X,31
Yで検出されたパルスがカウントされ、このカウント数
から回転角が得られる。又、単位時間当たりのパルス数
をカウントすることにより、回転軸の回転速度を得るこ
とができる。
【0026】図7は、本発明の第3実施例のディスク型
の無軸受回転機械(モータ)の縦断面を示す。これはデ
ィスク状の回転子35が、対向する固定子3にm極の駆
動電流とm±2極の制御電流とを重畳して流すことによ
り、非接触浮上支持されるととも回転駆動されるモータ
である。ディスク状の回転子35の外周端面には図8
(B)に示すように磁性材の凹凸36が形成されてい
る。そして、図8(A)に示すように、この外周端面の
近傍に変位センサ37X,37X,37Y,37Y,,
37θ,37Sが配置されている。回転子2の外周に設
けられた6個の変位センサはそれぞれ回転子外周端面に
配置された磁気的な凹凸36を検出する。
【0027】変位センサ37θは、この磁気的な凹凸の
数をパルス数として計測することにより、回転軸の回転
角を算出することができる。又、同様に変位センサ37
Sは単位時間当たりのパルス数を計測することにより回
転軸の回転速度を算出することができる。尚、センサ3
7θと37Sとは共通でもよい。又、片方をリセットパ
ルス用に使用してもよい。又、対向する変位センサ37
X,37Xの差動出力を取出すことによりX方向の変位
を取出すことができ、対向する変位センサ37Y,37
Yの差動出力を取出すことにより、Y方向の変位をそれ
ぞれ検出することができる。
【0028】このように構成されたディスク型の無軸受
回転機械によれば、回転子35自体の外周部が、回転軸
の回転速度、回転角及び半径方向変位検出のための被検
出部となるので、従来の回転軸に回転円板を装着し、こ
の近傍に回転角センサ及び回転速度センサを配置したス
ペースが不要となり回転軸の軸長を短くすることができ
る。又、図11に示すような従来のモータと比較して、
半径方向変位を計測できるので、半径方向の振動をモニ
タすることが可能となり、振動の減衰制御を行うことが
できる。尚、上述した実施例では、ディスク型の回転子
が一枚のものを例示したが、ディスク型の回転子を複数
枚、回転軸に取付けた多段構成としてもよい。
【0029】図9は、本発明の他の実施例の無軸受回転
機械を示す。この無軸受回転機械は、m極からなる回転
駆動磁界に同期したm±2極の回転制御磁界を重畳した
磁界を生成する励磁電流を固定子に供給することによ
り、回転子に回転力を与えると同時に回転子を磁気力で
非接触浮上支持する回転子と固定子の対が2台備えられ
ている。回転軸の略中央には磁性材料からなるスラスト
ディスクが固着されており、スラストディスクの両側に
は磁気軸受を構成する電磁石の磁極面が対向して配置さ
れている。上述した原理の無軸受回転機械は、回転軸に
対して半径方向の浮上位置制御力を与えるのみで、回転
軸方向の浮上位置制御を行うことはできない。このため
回転軸の略中央に固着したスラストディスクと制御用電
磁石とでスラスト磁気軸受を構成し、これにより軸方向
の浮上位置制御が行われる。
【0030】本実施例においては、スラストディスクの
外周面には図8(B)に示すような磁性材の凹凸が設け
られている。そして、スラストディスクの外周端面近傍
には図8(A)に示すように変位センサが設けられてい
る。そしてこの変位センサで上述したのと同様に、回転
軸の回転速度、回転角及び回転軸の変位を検出すること
ができる。
【0031】このように構成した本実施例によれば、回
転速度、回転角及び変位の検出をスラストディスクの外
周部を用いて行うことができるので、従来の回転角等の
検出のための回転円盤に相当するものが不要となる。こ
のため、部品点数を低減でき、回転軸を短縮することが
でき、装置を小型コンパクト化することができる。又、
回転軸の略中央にスラスト磁気軸受を配置する構造とし
たので、2つのラジアル軸受の中間の軸振れが小さい所
で軸変位を検出することができ、回転軸の高速回転にお
ける安定性を向上させることができる。
【0032】図9(B)は、上記実施例の一変形例の縦
断面を示す。図10(A)はスラストディスクと変位セ
ンサの配置を示し、図10(B)はスラストディスクの
外周部の拡大図である。この実施例は、磁性材で製作さ
れたスラストディスク38の外周面38Aは平坦面と
し、この外周面近傍に変位センサ39X,39X,39
Y,39Yを配置して回転軸1のラジアル方向変位を検
出する。そして、スラストディスク外周端面より内側の
部分に凹部又は空隙40を円周方向に規則的に多数配置
する。更にその内周側に、凹部又は空隙41を1個配置
する。そして、この凹部又は空隙40,41に対向する
位置に変位センサ42,43を配置する。この変位セン
サ42はスラストディスク38に設けられた凹部又は空
隙40による磁気的な凹凸を検出して、この検出パルス
数から回転軸の回転角を検出する。変位センサ43は、
スラストディスク38に設けられた内周側の凹部又は空
隙41を検出し、単位時間当りのパルス数から回転速度
を検出する。尚、変位センサ43は、リセットパルス用
として使用してもよい。
【0033】尚、上記第2実施例では磁気的な凹凸とし
て円板体の外周に永久磁石のNS極の磁極を交互に配列
した例について説明したが、第3実施例に示す磁性材の
凹凸面を用いたものでもよいことは勿論のことである。
同様に、第3又は第4実施例の回転子又はスラストディ
スクの外周面の磁気的な凹凸として、永久磁石のNS極
の磁極を交互に配列したものでもよい。又、以上に説明
した例では正逆転判断のセンサは特に設けていないが、
必要があれば取り付けても勿論よい。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
回転軸の回転速度、回転角、及び回転軸の変位の検出
を、被検出部を共用した1個の円板体と検出装置との組
合せで行うことができる。従って、従来回転軸の回転速
度及び回転角と、回転軸の変位とは別々の被検出部と検
出装置を用いていたことと比べて、部品点数を削減する
ことができ、回転軸を短縮して装置を小型コンパクト化
することができる。
【0035】更に、回転速度、回転角、変位を計測する
ための被検出部を回転子又はスラストディスクと兼用す
ることにより、更に回転軸を短縮することができ、無軸
受回転機械の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施例の円板体と光学式
センサの配置の関係を示す説明図であり、(B)は光学
式センサを示す説明図であり、(C)は円板体の外周部
分の拡大図である。
【図2】図1における光学式センサのパルス検出波形を
示す。
【図3】回転軸の回転速度、回転角、半径方向変位の検
出装置の概要を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例の磁気的な凹凸を外周部に
設けた円板体と磁気センサの配置の関係を示す説明図で
ある。
【図5】図4に示す磁気センサによる軸変位検出の原理
を示す説明図である。
【図6】図4に示す磁気センサの検出波形をパルス波形
に変換する説明図である。
【図7】本発明の第3実施例の無軸受回転機械の縦断面
図である。
【図8】(A)は回転子外周部と変位センサの配置を示
す説明図であり、(B)は回転子外周部の部分拡大図で
ある。
【図9】(A)(B)は本発明の第4実施例の無軸受回
転機械の縦断面図である。
【図10】(A)は図9(B)に示す無軸受回転機械の
スラストディスクと変位センサの配置を示す説明図であ
り、(B)はスラストディスク外周部の部分拡大図であ
る。
【図11】従来のディスク型の無軸受回転機械の一例を
示す縦断面図である。
【図12】従来のスラスト磁気軸受を備えた無軸受回転
機械の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 回転子 3 固定子 20 円板体 21X,21Y 光学検知器 22 スリット(被検出部) 30 外周部に永久磁石磁極を有する円板体 31X,31Y 磁気センサ 35 外周部に磁性材の凹凸を有する回転子 37X,37Y,37θ,37S,39X,39Y,4
2,43 変位センサ 38 外周部に磁性材の凹凸を有するスラストディス
ク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 一樹 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 佐藤 忠 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m極からなる回転駆動磁界に同期したm
    ±2極の回転制御磁界を重畳し、回転子に回転力を与え
    ると同時に、該回転子の変位検出手段によって検出した
    該回転子の変位から前記制御磁界を増減して、該回転子
    を磁気浮上しつつ回転駆動する無軸受回転機械におい
    て、 該無軸受回転機械の回転軸に同心に固着された円板体
    と、該円板体の外周部に直交方向に配置された少なくと
    も2個の検出装置を備え、 前記円板体にはその外周に円周方向に沿って規則的に配
    置された被検出部を備え、前記検出装置は回転軸と共に
    回転する前記円板体外周に配置された被検出部の数を計
    測することにより、前記回転軸の回転速度及び回転角を
    検出すると共に、前記被検出部の接近の度合から、前記
    回転軸の直交方向の変位を検出することを特徴とする無
    軸受回転機械。
  2. 【請求項2】 前記円板体はその外周に半径方向に開度
    が変化する多数のスリットを備え、該円板体の近傍には
    前記スリットに光軸が鎖交する光学式の検出器を備え、
    前記回転軸と共に回転する前記スリットの検出数から回
    転軸の回転速度及び回転角を検出すると共に、半径方向
    に開度が変化するスリットの通過光量から、前記回転軸
    の変位を検出することを特徴とする請求項1記載の無軸
    受回転機械。
  3. 【請求項3】 前記円板体はその外周に磁気的な凹凸を
    設け、該円板体の外周近傍には磁気検出器を備え、前記
    回転軸と共に回転する前記凹凸の検出数から前記回転軸
    の回転速度及び回転角を検出すると共に、前記凹凸の磁
    気量の変化から前記回転軸の変位を検出することを特徴
    とする請求項1記載の無軸受回転機械。
  4. 【請求項4】 前記磁気的な凹凸は、円板体の外周端面
    に配置された磁性材の凹凸であることを特徴とする請求
    項3記載の無軸受回転機械。
  5. 【請求項5】 前記磁気的な凹凸は、円板体の外周端面
    に配置されたNS極が交互に配置された永久磁石からな
    るものであることを特徴とする請求項3記載の無軸受回
    転機械。
  6. 【請求項6】 前記無軸受回転機械は、前記回転子が前
    記円板体を兼用したものであり、該回転子の外周部に前
    記磁気的な凹凸を設け、該円板体の外周近傍には磁気検
    出器を備え、前記回転軸と共に回転する前記凹凸の検出
    数から前記回転軸の回転速度及び回転角を検出すると共
    に、前記凹凸の磁気量の変化から前記回転軸の変位を検
    出することを特徴とする請求項1記載の無軸受回転機
    械。
  7. 【請求項7】 前記無軸受回転機械は、前記回転軸にス
    ラストディスクを備え、該スラストディスクを軸方向に
    浮上位置制御するスラスト磁気軸受を更に備え、該スラ
    ストディスクが前記円板体を兼用したものであり、その
    外周部に磁気的な凹凸を設け、該スラストディスクの外
    周近傍には磁気検出器を備え、前記回転軸と共に回転す
    る前記凹凸の検出数から前記回転軸の回転速度及び回転
    角を検出すると共に、前記凹凸の磁気量の変化から前記
    回転軸の変位を検出することを特徴とする請求項1記載
    の無軸受回転機械。
  8. 【請求項8】 前記磁気的な凹凸は、前記回転子又はス
    ラストディスクの外周端面に配置された磁性材の凹凸で
    あることを特徴とする請求項6又は7記載の無軸受回転
    機械。
  9. 【請求項9】 前記回転子又はスラストディスクの外周
    端面は、磁気的には平坦な面であり、前記回転子又はス
    ラストディスクの外周端面より内周側の平板面に磁性材
    の凹凸を配置したことを特徴とする請求項6又は7記載
    の無軸受回転機械。
  10. 【請求項10】 m極からなる回転駆動磁界に同期した
    m±2極の回転制御磁界を重畳し、回転子に回転力を与
    えると同時に、該回転子の変位検出手段によって検出し
    た該回転子の変位から前記制御磁界を増減して、該回転
    子を磁気浮上しつつ回転駆動する無軸受回転機械におい
    て、 回転軸に前記半径方向に浮上位置制御されると共に回転
    駆動される少なくとも2個の回転子と、該回転子間に配
    置されたスラストディスクとを備え、前記回転軸の周囲
    には前記回転子を半径方向に浮上支持すると共に回転駆
    動する固定子と、前記スラストディスクを軸方向に浮上
    位置制御するスラスト磁気軸受とを備え、該スラストデ
    ィスクの外周部に前記磁気的な凹凸を設けると共に、こ
    の近傍に該磁気的な凹凸を検出する磁気検出器を備え、
    これを計数して回転速度及び回転角を計測すると共に、
    前記回転軸の変位を計測することを特徴とする請求項
    7、8又は9記載の無軸受回転機械。
JP25777496A 1996-09-06 1996-09-06 無軸受回転機械 Pending JPH1084652A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112805537A (zh) * 2018-09-20 2021-05-14 卡科有限责任两合公司 用于传感器-发送器系统的传感器单元以及具有这种传感器单元的传感器-发送器系统
CN113566887A (zh) * 2021-07-26 2021-10-29 山东大学 一种悬浮电机转子悬浮位置、偏转角度及转速一体化检测系统及应用

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