JPH1088031A - 蓄光性道路標示材 - Google Patents

蓄光性道路標示材

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JPH1088031A
JPH1088031A JP8239181A JP23918196A JPH1088031A JP H1088031 A JPH1088031 A JP H1088031A JP 8239181 A JP8239181 A JP 8239181A JP 23918196 A JP23918196 A JP 23918196A JP H1088031 A JPH1088031 A JP H1088031A
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luminous
road marking
resin
marking material
weight
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JP8239181A
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Hideyuki Taguchi
秀之 田口
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光輝度が高く、暗所での視認性に優れ、
実用上で十分に満足できる蓄光性道路標示材を得る。 【解決手段】 ゴム又は樹脂に平均粒径が40〜400
μmのアルミナを主成分とする蓄光性顔料が10〜45
重量%含有されてなる。なお、必要に応じて、道路標示
として必要な白色又は黄色に着色するために着色顔料を
含有させる。また、必要に応じて、光反射性を得るため
に、ガラスビーズ、アルミニウム片、アクリルビーズ、
スチレンビーズ等の無機又は有機の粉末又は粒子を含有
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光輝度が高く、
暗所での視認性に優れた蓄光性道路標示材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、暗所での視認性を得るための手段
として、蓄光性顔料が利用されている。蓄光性顔料は、
太陽光や電灯の光エネルギーを吸収して蓄え、数時間に
わたってそのエネルギーを再び光として外部に放出する
もので、夜間や暗闇において有用な表示材に使用されて
いる。
【0003】例えば、特開昭52−89137号公報に
は、熱可塑性樹脂に、蓄光性顔料(蓄光性粉末)及び必
要に応じて任意の色調の顔料を加え、これを均一に混合
してなる熱溶着性蓄光ペイント(防災用のトラフィック
ペイントなど)が提案されている。
【0004】また、特開昭49−17197号公報に
は、基板上に合成樹脂系の接着剤層を形成し、これにガ
ラス粉末又は粒子を埋め込み、さらに接着剤層とガラス
粉末又は粒子の少なくとも一方に発光物質を混入してな
る路面標識体が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
蓄光性道路標示材にあっては、発光輝度が低く、実用上
で十分に満足できるものではない。また、蓄光性道路標
示材の表面付近に存在する蓄光性顔料は接着性が十分で
なく、施工後や使用中に脱離しやすく、発光輝度が低下
するという問題もある。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するものであ
り、その目的とするところは、発光輝度が高く、暗所で
の視認性に優れ、実用上で十分に満足できる蓄光性道路
標示材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、ゴム又は
樹脂に平均粒径が40〜400μmのアルミナを主成分
とする蓄光性顔料が10〜45重量%含有されているこ
とを特徴とする蓄光性道路標示材によって、達成するこ
とができる。
【0008】本発明において、ゴム又は樹脂としては、
通常、透明或いは半透明のゴム又は樹脂が用いられ、道
路標示に要求される物性、主に引張り強度、曲げ強度、
耐磨耗性、耐候性、耐水性、耐久性等の物性を満足する
ものであれば、特に限定されない。
【0009】ゴムとしては、例えば、イソプレンゴム、
ウレタンゴム、アクリルゴム、スチレン−イソプレン−
スチレンブロック共重合体などの合成ゴム或いは天然ゴ
ムが用いられる。
【0010】また、樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、スチレン樹脂、ポリウレタン、ポリカーボネート、
フッ素樹脂、アクリルシリコーン樹脂、石油樹脂、ウレ
タン変性アルキド樹脂、マレイン酸変性ロジンエステ
ル、クマロンインデン樹脂、テルペン樹脂、不飽和ポリ
エステル等の合成樹脂或いは天然樹脂が挙げられる。
【0011】これ等のゴム又は樹脂のなかでも、特に透
明性に優れた(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ス
チレン樹脂が好適である。なお、これ等の樹脂は単独で
用いてもよく、二種以上を混合して用いてもよい。
【0012】上記(メタ)アクリル樹脂としては、具体
的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アク
リル酸ブチル(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸、N
−メチル(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルア
ミド、(メタ)アクリロニトリル、ヒドロキシ(メタ)
アクリレートなどから重合されるホモポリマーやコポリ
マーが好適である。
【0013】上記エポキシ樹脂としては、具体的には、
ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボ
ラック等のフェノール類のグリシジルエーテル、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のアルコール類
のグリシジルエーテル、フタル酸等のグリシジルエーテ
ルなどから重合されるホモポリマーやコポリマーが好適
である。
【0014】上記スチレン樹脂としては、具体的には、
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、エチルスチ
レン、ジメチルスチレン、ブチルスチレン等のアルキル
スチレン、クロルスチレンなどから重合されるホモポリ
マーやコポリマーが好適である。
【0015】また、蓄光性顔料は、燐光現象を有する物
質からなり、太陽光や電灯などの光を吸収し蓄積し、そ
の蓄積した光を徐々に放出し発光し、光の吸収−蓄積−
発光を何度も繰り返すことができるものを意味する。
【0016】本発明では、各種の蓄光性顔料の中から、
特にアルミナを主成分とする蓄光性顔料を選択して用い
る。アルミナを主成分とする蓄光性顔料は、アルミナと
Eu(ユーロピウム)、Dy(ジスプロシウム)、Lu
(ルテチウム)、Tb(テルビウム)等の希土類元素と
を焼成して得られるもので、例えば、日本ケミックス社
製の「ケミカラーNL」や根本特殊化学社製の「N夜光
ルミノーバ」などが挙げられる。
【0017】これ等の蓄光性顔料の粒径は、平均粒径が
40〜400μmでなければならず、特に50〜300
μmが好ましく、60〜200μmがさらに好ましい。
平均粒径が40μmよりも小さいと、蓄光性道路標示材
として十分な発光輝度が得られず、また粒子同士が凝集
して分散が困難となる。逆に、平均粒径が400μmよ
りも大きくなると、蓄光性道路標示材の表面付近に存在
する蓄光性顔料が施工後や使用中に脱離しやすくなり、
また蓄光性顔料自体の粒径が崩壊するようになり、また
道路標示材に亀裂が発生しやすくなり、また外界からの
水分の影響を受けることによる蓄光性顔料の失活が大き
くなる。
【0018】一方、ゴム又は樹脂中の蓄光性顔料の含有
量は、10〜45重量%でなければならず、特に15〜
43重量%が好ましく、20〜40重量%がさらに好ま
しい。含有量が10重量%よりも少ないと、道路標示材
としての必要な輝度が得られない。逆に、含有量が45
重量%を越えると、道路標示材としての物性が低下し、
表面状態も悪くなり、また路面への密着性や伸びが悪く
なり施工性に支障が生じ、また道路標示材の耐磨耗性が
低下し、さらに蓄光性顔料のもつ隠蔽性が大きくなって
道路標示材として必要な白色や黄色への着色が行いにく
くなる。
【0019】本発明の蓄光性道路標示材は、上記ゴム又
は樹脂に平均粒径が40〜400μmのアルミナを主成
分とする蓄光性顔料を10〜45重量%配合し、これを
溶融混練して蓄光性顔料を均一に分散させ、例えばシー
ト状に成形することにより得ることができる。
【0020】また、蓄光性道路標示材は、上記ゴム又は
樹脂を適当な有機溶剤に溶解し、これに平均粒径が40
〜400μmのアルミナを主成分とする蓄光性顔料を1
0〜45重量%配合し、これを攪拌混合して蓄光性顔料
を均一に分散させ、ペイント状で得ることができる。ま
た、上記分散溶液からキャスティング法や押出法によ
り、例えばシート状に成形することにより得ることがで
きる。
【0021】なお、通常、蓄光性顔料とともに、これを
道路標示として必要な白色又は黄色に着色するために、
白色或いは黄色の着色用顔料が配合される。これ等の着
色用顔料としては、主に酸化チタンやクロムイエローが
使用され、必要に応じて、その他の着色用顔料や染料が
配合される。
【0022】また、蓄光性道路標示材は、JIS K5
665 1種、2種、3種に準じる路面標示塗料(白色
又は黄色のトラフィックペイント)に、平均粒径が40
〜400μmのアルミナを主成分とする蓄光性顔料を1
0〜45重量%配合し、これを攪拌混合して蓄光性顔料
を均一に分散させ、ペイント状で得ることができる。こ
の場合は、コスト的に有利となる。
【0023】上記した各種の蓄光性道路標示材には、必
要に応じて、光反射性(乱反射や再帰反射)を得るため
に、ガラスビーズ、アルミニウム片、アクリルビーズ、
スチレンビーズ等の無機又は有機の粉末又は粒子を含有
させることができる。
【0024】また、充填剤として、必要に応じて、炭酸
カルシウム、滑石粉、珪石粉、ガラス繊維粉、マイカ、
タルク等を含有させたり、着色剤として、必要に応じ
て、ニッケル粉、金粉、銀粉等の金属粉や酸化鉄、カー
ボンブラック等の顔料、アゾ系、インジゴ系、スチルベ
ン系、アントラキノン等の染料を含有させてもよい。
【0025】さらに、耐汚染性を向上させるために、必
要に応じて、パラフィンワックス、マイクロクリスタリ
ンワックス、ポリエチレンワックス等の滑剤を配合する
ことができる。その他、老化防止剤、紫外線吸収剤、硬
化剤を配合することができる。
【0026】また、本発明の蓄光性道路標示材は、上記
のような単層構成のほか、例えば白色又は黄色の基材層
(ゴム又は樹脂層)の上に、平均粒径が40〜400μ
mのアルミナを主成分とする蓄光性顔料が10〜45重
量%含有された透明或いは半透明のゴム又は樹脂層を形
成した複層構成とすることもできる。
【0027】蓄光性道路標示材の全体の厚さは0.5m
m以上が好ましく、0.7mm以上がさらに好ましい。
全体の厚さが0.5mmに満たないと、強度や耐久性が
問題になることがある。
【0028】さらに、蓄光性道路標示材の表面の蓄光性
樹脂層には、蓄光性粒子の離脱をより一層防止したり、
蓄光性粒子を保護するために、透明或いは半透明のゴム
又は樹脂で被覆してもよい。
【0029】また、蓄光性道路標示材の裏面には、路面
への接着性や施工性を改善するために、EVA(エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体)系、SIS(スチレン−イソ
プレンブロック−スチレンブロック共重合体)系、アク
リル系などのホットメルト接着剤、アクリル系粘着剤、
熱又は紫外線硬化性のアクリル接着剤などの接着剤層を
設けてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例及び比較例
を示して、この発明の利点を説明する。 (実施例1)アルミナを主成分とする蓄光性顔料(アル
ミン酸ストロンチウムと少量のEu及びDyとを焼成し
て得られたもの)(根本特殊化学社製の「N夜光ルミノ
ーバG300」)を、分級器(日清エンジニアリング社
製のターボラッシファイヤーTC−15)を用いて分級
し、平均粒径70μm (±10μm )の蓄光性顔料とし
た。
【0031】メチルメタクリレート−ブチルメタクリレ
ート共重合体からなるメタクリル樹脂(63重量%)
に、上記平均粒径70μm ±10μm の蓄光性顔料を3
3重量%及び酸化チタンを4重量%配合して均一に溶融
混合し、この溶融混合物を、路面を想定したコンクリー
ト板にシート状に溶融塗工して、幅15cm×長さ15
0cm×厚さ1.5mmの蓄光性道路標示材(評価用試
料)を形成した。
【0032】上記コンクリート板上の蓄光性道路標示材
(評価用試料)を水平な台の上に固定し、2本の蛍光灯
(40W×2本)を用い、垂直上方の1mの距離から光
を60分間照射し、照射直後に評価用試料を暗闇に置
き、評価用試料の長さ150cmの延長線上で20m遠
方の地点で、高さ1.5mの位置から目視による視認性
(輝度)を評価した。
【0033】また、照射後に評価用試料を暗闇に40分
間放置し、同様にして20m遠方の地点から目視による
視認性(輝度)を評価した。なお、照射後に評価用試料
を暗闇に40分間放置した後、輝度計(ミノルタカメラ
社製のミノルタ輝度計LS−100)を用いて輝度値を
測定した。
【0034】さらに、上記蓄光性道路標示材(評価用試
料)の表面状態(均一性や荒れ)を評価し、また表面を
清掃することにより、表面からの蓄光性顔料の脱離の有
無をを評価た。その結果を表1に示す。
【0035】(実施例2)蓄光性顔料の平均粒径を15
0μm(±10μm)とし、メタクリル樹脂への含有量
を20重量%に変更したこと以外は、実施例1と同様に
して、その性能を評価した。その結果を表1に示す。
【0036】(実施例3)酸化チタンを7重量%配合し
たメタクリル樹脂(メチルメタクリレート−ブチルメタ
クリレート共重合体)シート(厚さ1mm)と、蓄光性
顔料の平均粒径を100μm(±10μm)を25重量
%配合したメタクリル樹脂(メチルメタクリレート−ブ
チルメタクリレート共重合体)シート(厚さ0.5m
m)とを積層して、幅15cm×長さ150cm×厚さ
1.5mmの蓄光性道路標示材(評価用試料)を形成し
た。
【0037】この蓄光性道路標示材(評価用試料)を用
い、実施例1と同様にして、その性能を評価した。その
結果を表1に示す。
【0038】(比較例1)蓄光性顔料の平均粒径を25
μm(±10μm)とし、メタクリル樹脂への含有量を
20重量%に変更したこと以外は、実施例1と同様にし
て、その性能を評価した。その結果を表1に示す。
【0039】(比較例2)蓄光性顔料の平均粒径を50
0μm(±10μm)とし、メタクリル樹脂への含有量
を10重量%に変更したこと以外は、実施例1と同様に
して、その性能を評価した。その結果を表1に示す。な
お、この場合、平均粒径が大きいので、アルミン酸スト
ロンチウムと少量のEu及びDyとを焼成したインゴッ
ト品を粉砕して蓄光性顔料を調製した。
【0040】(比較例3)蓄光性顔料の平均粒径を70
μm(±10μm)とし、メタクリル樹脂への含有量を
5重量%に変更したこと以外は、実施例1と同様にし
て、その性能を評価した。その結果を表1に示す。
【0041】(比較例4)蓄光性顔料の平均粒径を70
μm(±10μm)とし、メタクリル樹脂への含有量を
60重量%に変更したこと以外は、実施例1と同様にし
て、その性能を評価した。その結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明の蓄光性道路標示材は、ゴム又は
樹脂に平均粒径が40〜400μmのアルミナを主成分
とする蓄光性顔料が10〜45重量%含有されているこ
とを特徴とし、このように蓄光性顔料の種類を特定する
とともに、その平均粒径及び含有量を特定することによ
り、従来の蓄光性道路標示材に比べ、発光輝度が高く、
暗所での視認性に優れ、実用上で十分に満足できる蓄光
性道路標示材が得られる。
【0044】また、この蓄光性道路標示材において、そ
の表面付近に存在する蓄光性顔料は接着性が良好で使用
中に脱離することがなく、そのため使用中に発光輝度が
低下しないという利点がある。
【0045】したがって、本発明の蓄光性道路標示材
は、特に夜間や暗闇における道路の区画線や停止線、横
断歩道や危険箇所の標示線などの帯線、記号、文字の標
示に優れた効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム又は樹脂に平均粒径が40〜400
    μmのアルミナを主成分とする蓄光性顔料が10〜45
    重量%含有されていることを特徴とする蓄光性道路標示
JP8239181A 1996-09-10 1996-09-10 蓄光性道路標示材 Pending JPH1088031A (ja)

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