JPH1088508A - 造成体構築工法 - Google Patents
造成体構築工法Info
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- JPH1088508A JPH1088508A JP24022196A JP24022196A JPH1088508A JP H1088508 A JPH1088508 A JP H1088508A JP 24022196 A JP24022196 A JP 24022196A JP 24022196 A JP24022196 A JP 24022196A JP H1088508 A JPH1088508 A JP H1088508A
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Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 園内作業道や畦畔等をコンクリートで構築す
ると、耐久性はよいものの、構築コストが高価となると
ともに、工期が長期に亘るという欠点がある。 【解決手段】 果樹園内の作業道や田畑の畦畔等の造成
体を構築するのに際して、カルボキシルメチルセルロー
ス、塩化カルシウム、珪酸ナトリウム、及びマンナンを
主成分とする膨潤剤を混合した土壌凝固剤と、セメント
と、水とを、構築現場の表層土壌中に所定量づつ混入し
て撹拌した後、硬化させるようにすることにより、安価
に且つ短期間で造成体を構築でき、且つ土壌凝固剤によ
り土壌モルタル製であっても高強度の造成体を構築でき
るようにした。
ると、耐久性はよいものの、構築コストが高価となると
ともに、工期が長期に亘るという欠点がある。 【解決手段】 果樹園内の作業道や田畑の畦畔等の造成
体を構築するのに際して、カルボキシルメチルセルロー
ス、塩化カルシウム、珪酸ナトリウム、及びマンナンを
主成分とする膨潤剤を混合した土壌凝固剤と、セメント
と、水とを、構築現場の表層土壌中に所定量づつ混入し
て撹拌した後、硬化させるようにすることにより、安価
に且つ短期間で造成体を構築でき、且つ土壌凝固剤によ
り土壌モルタル製であっても高強度の造成体を構築でき
るようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば傾斜地果
樹園内の作業道や田畑の畦畔等の造成体を構築するため
の造成体構築工法に関するものである。
樹園内の作業道や田畑の畦畔等の造成体を構築するため
の造成体構築工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ミカン
園のような果樹園は、一般に山肌の傾斜地に造られてい
るが、このような傾斜地果樹園では、害虫の防除や収穫
等の果樹園管理をするのが大変であり、それらの管理作
業のための機械化導入が望まれている。
園のような果樹園は、一般に山肌の傾斜地に造られてい
るが、このような傾斜地果樹園では、害虫の防除や収穫
等の果樹園管理をするのが大変であり、それらの管理作
業のための機械化導入が望まれている。
【0003】ところで、傾斜地果樹園に管理機械を導入
するには、園内作業道が必要となるが、園内に作業道を
造成する場合、山肌を単に削土しただけ(地肌が剥き出
しのまま)では、降雨による土壌の侵食や雑草の繁殖等
が発生して、短期間で作業道の機能を果たさなくなって
しまう。又、園内作業道をコンクリートで舗装すると、
園内作業道として長期に亘って良好な状態を維持できる
が、山肌のような傾斜地果樹園では、コンクリートの舗
装装置を搬入し得るような作業道がなく、従ってそれら
の舗装のためのコストが極めて高価となるとともに、工
期が長期に亘るという問題がある。
するには、園内作業道が必要となるが、園内に作業道を
造成する場合、山肌を単に削土しただけ(地肌が剥き出
しのまま)では、降雨による土壌の侵食や雑草の繁殖等
が発生して、短期間で作業道の機能を果たさなくなって
しまう。又、園内作業道をコンクリートで舗装すると、
園内作業道として長期に亘って良好な状態を維持できる
が、山肌のような傾斜地果樹園では、コンクリートの舗
装装置を搬入し得るような作業道がなく、従ってそれら
の舗装のためのコストが極めて高価となるとともに、工
期が長期に亘るという問題がある。
【0004】他方、田畑の畦畔は、地肌のままである
と、土の崩壊が生じ、且つ雑草が繁殖してその草刈り作
業に多大の時間及び労力を必要とする。又、畦畔の雑草
対策として、畦畔表面にビニールシートを被覆すること
により、雑草の生育を抑制するようにしたものがよく見
受けられるが、この場合は簡易且つ安価であるものの、
耐久性に乏しいという欠点がある。さらに、畦畔をコン
クリートで造成したものもあるが、この場合は耐久性が
高いものの、造成コストが高価となるとともに工期が長
くなるという欠点がある。
と、土の崩壊が生じ、且つ雑草が繁殖してその草刈り作
業に多大の時間及び労力を必要とする。又、畦畔の雑草
対策として、畦畔表面にビニールシートを被覆すること
により、雑草の生育を抑制するようにしたものがよく見
受けられるが、この場合は簡易且つ安価であるものの、
耐久性に乏しいという欠点がある。さらに、畦畔をコン
クリートで造成したものもあるが、この場合は耐久性が
高いものの、造成コストが高価となるとともに工期が長
くなるという欠点がある。
【0005】本願発明は、上記のような各種の問題点に
鑑み、傾斜地果樹園内の作業道や畦畔等の構築におい
て、構築現場の土壌とセメントを混合させた土壌モルタ
ルによる造成体を構築するとともに、短期間でしかも高
強度の造成体を構築し得るようにした造成体構築工法を
提供することを目的としている。
鑑み、傾斜地果樹園内の作業道や畦畔等の構築におい
て、構築現場の土壌とセメントを混合させた土壌モルタ
ルによる造成体を構築するとともに、短期間でしかも高
強度の造成体を構築し得るようにした造成体構築工法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。
解決するための手段として次の構成を有している。
【0007】本願請求項1の発明 本願請求項1の発明の造成体構築工法は、果樹園のよう
な傾斜地に作業道を造成するためのものであって、土壌
凝固剤とセメントと水とを、構築現場の表層土壌中に所
定量づつ混合・撹拌した後、その土壌モルタルを硬化さ
せることを特徴としている。
な傾斜地に作業道を造成するためのものであって、土壌
凝固剤とセメントと水とを、構築現場の表層土壌中に所
定量づつ混合・撹拌した後、その土壌モルタルを硬化さ
せることを特徴としている。
【0008】土壌凝固剤としては、カルボキシルメチル
セルロース、塩化カルシウム、珪酸ナトリウム(粉
末)、及びマンナンを主成分とする膨潤剤とを混合した
ものが使用されている。
セルロース、塩化カルシウム、珪酸ナトリウム(粉
末)、及びマンナンを主成分とする膨潤剤とを混合した
ものが使用されている。
【0009】土壌凝固剤中のカルボキシルメチルセルロ
ースは、水溶性で高い接着性を有し、土壌粒子間に入り
込むとセルロース分子同士が束状となって緻密なミセル
配列を形成し、微細結晶を造る作用がある。
ースは、水溶性で高い接着性を有し、土壌粒子間に入り
込むとセルロース分子同士が束状となって緻密なミセル
配列を形成し、微細結晶を造る作用がある。
【0010】又、土壌凝固剤中の塩化カルシウムは、石
灰質や珪酸質の急速結合作用を有することから、施工後
の硬化時間を短縮させる作用がある。
灰質や珪酸質の急速結合作用を有することから、施工後
の硬化時間を短縮させる作用がある。
【0011】さらに、土壌凝固剤中の珪酸ナトリウム
は、加水分解してシロップ状となり、土壌を形成する各
成分間に浸透して水素結合を促し、凝固を促進させる作
用がある。
は、加水分解してシロップ状となり、土壌を形成する各
成分間に浸透して水素結合を促し、凝固を促進させる作
用がある。
【0012】又、土壌凝固剤中の膨潤剤(マンナンを主
成分とする)は、土壌中の空隙部の水あるいは各土壌成
分の吸着水や付着水を吸収しながら膨潤して、空隙部の
物理的空間や成分の違いを越えて各成分を抱え込み、各
成分間をノリ状となって結合させる。そして、この膨潤
剤は、その後の土壌中あるいはセメント成分であるカル
シウムやマグネシウムとの接触により凝固及び体積の減
容化が進み、各成分をより密に充填し、強度を増す作用
がある。尚、膨潤剤としては、こんにゃくマンナンの微
細粉末が適当であり、特にこんにゃく精粉過程で得られ
る副産物である飛び粉が価格の面で有利である。
成分とする)は、土壌中の空隙部の水あるいは各土壌成
分の吸着水や付着水を吸収しながら膨潤して、空隙部の
物理的空間や成分の違いを越えて各成分を抱え込み、各
成分間をノリ状となって結合させる。そして、この膨潤
剤は、その後の土壌中あるいはセメント成分であるカル
シウムやマグネシウムとの接触により凝固及び体積の減
容化が進み、各成分をより密に充填し、強度を増す作用
がある。尚、膨潤剤としては、こんにゃくマンナンの微
細粉末が適当であり、特にこんにゃく精粉過程で得られ
る副産物である飛び粉が価格の面で有利である。
【0013】土壌凝固剤中の各成分の混合割合は、とく
に限定するものではないが、次の割合が好適である。即
ち、例えば、カルボキシルメチルセルロースが20重量
%、塩化カルシウムが20重量%、珪酸ナトリウムが2
0重量%、膨潤剤が40重量%、程度の混合比率が適当
である。
に限定するものではないが、次の割合が好適である。即
ち、例えば、カルボキシルメチルセルロースが20重量
%、塩化カルシウムが20重量%、珪酸ナトリウムが2
0重量%、膨潤剤が40重量%、程度の混合比率が適当
である。
【0014】土壌に対する土壌凝固剤とセメントと水と
の好適な混合割合は、構築現場の土壌の性質や含水量等
の条件によって異なるが、概ね次ぎの割合が適当であ
る。即ち、土壌100重量部に対して、土壌凝固剤が0.
3〜0.4重量部、セメントが10〜15重量部、水が8〜
10重量部、程度が適当である。尚、現場土壌の粒子が
粗い場合には、セメント混合割合を少な目にすることが
できる。
の好適な混合割合は、構築現場の土壌の性質や含水量等
の条件によって異なるが、概ね次ぎの割合が適当であ
る。即ち、土壌100重量部に対して、土壌凝固剤が0.
3〜0.4重量部、セメントが10〜15重量部、水が8〜
10重量部、程度が適当である。尚、現場土壌の粒子が
粗い場合には、セメント混合割合を少な目にすることが
できる。
【0015】そして、本願請求項1の造成体構築工法で
傾斜地果樹園内の作業道を構築する場合には、次のよう
にして行われる。
傾斜地果樹園内の作業道を構築する場合には、次のよう
にして行われる。
【0016】 傾斜地果樹園に新規に作業道を構築す
る場合には、まずミニバックホー等の作業機で所定幅
(例えば60cm〜1m幅)の作業道を粗整地する。 粗整地した作業道の表層土壌を、中耕管理機により
所定深さ(例えば10〜15cm深さ)で必要長さだけ耕
運する。尚、粗整地した表層土壌が比較的柔らかいとき
には、この耕運作業を省略してもよい。 その上に散布機によりセメントを一定面積当たり所
定割合で散布し、再度中耕管理機で撹拌する。尚、この
とき土壌凝固剤も同時に混合するようにしてもよく、あ
るいは予めセメント中に所定割合で土壌凝固剤を混入し
ておき、その土壌凝固剤入りのセメントを散布するよう
にしてもよい。 セメントを混入した作業道上に土壌凝固剤を所定割
合で散布する。尚、この場合、先立って土壌凝固剤を土
壌中に混合しているときには土壌凝固剤の散布は不要で
ある。 次に、作業道上に水を一定面積当たり所定割合で散
布する。 セメントと土壌凝固剤と水とを混入した作業道の所
定深さ範囲を中耕管理機で撹拌し、その後、そのまま数
日間放置すると、路面が硬化し、土壌モルタルによる作
業道が完成する。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明の造成体構築工法は、田畑の畦畔と
なる造成体を構築するものであって、カルボキシルメチ
ルセルロース、塩化カルシウム、珪酸ナトリウム、及び
マンナンを主成分とする土壌凝固剤と、セメントと、水
とを、構築現場付近の表層土壌中に所定量づつ混入・撹
拌して土壌モルタルを造り、その土壌モルタルで畦畔の
表面を被覆した後、硬化させることを特徴としている。
る場合には、まずミニバックホー等の作業機で所定幅
(例えば60cm〜1m幅)の作業道を粗整地する。 粗整地した作業道の表層土壌を、中耕管理機により
所定深さ(例えば10〜15cm深さ)で必要長さだけ耕
運する。尚、粗整地した表層土壌が比較的柔らかいとき
には、この耕運作業を省略してもよい。 その上に散布機によりセメントを一定面積当たり所
定割合で散布し、再度中耕管理機で撹拌する。尚、この
とき土壌凝固剤も同時に混合するようにしてもよく、あ
るいは予めセメント中に所定割合で土壌凝固剤を混入し
ておき、その土壌凝固剤入りのセメントを散布するよう
にしてもよい。 セメントを混入した作業道上に土壌凝固剤を所定割
合で散布する。尚、この場合、先立って土壌凝固剤を土
壌中に混合しているときには土壌凝固剤の散布は不要で
ある。 次に、作業道上に水を一定面積当たり所定割合で散
布する。 セメントと土壌凝固剤と水とを混入した作業道の所
定深さ範囲を中耕管理機で撹拌し、その後、そのまま数
日間放置すると、路面が硬化し、土壌モルタルによる作
業道が完成する。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明の造成体構築工法は、田畑の畦畔と
なる造成体を構築するものであって、カルボキシルメチ
ルセルロース、塩化カルシウム、珪酸ナトリウム、及び
マンナンを主成分とする土壌凝固剤と、セメントと、水
とを、構築現場付近の表層土壌中に所定量づつ混入・撹
拌して土壌モルタルを造り、その土壌モルタルで畦畔の
表面を被覆した後、硬化させることを特徴としている。
【0017】この請求項2で使用される土壌凝固剤内の
各成分割合や、該土壌凝固剤、セメント、水等の土壌に
対する混合割合は、請求項1の場合とほぼ同様である。
各成分割合や、該土壌凝固剤、セメント、水等の土壌に
対する混合割合は、請求項1の場合とほぼ同様である。
【0018】そして、本願請求項2の造成体構築工法で
田畑の畦畔の造成する場合には、次のようにして行われ
る。
田畑の畦畔の造成する場合には、次のようにして行われ
る。
【0019】 畦畔部分の雑草やゴミを除去する。 畦畔際の田面部分に、例えば40cm幅で長さ1m当
たり、セメント10Kgと土壌凝固剤0.5Kgを撒く。尚、
土壌凝固剤の散布は、セメントと同時でも後からでもよ
い。 中耕管理機で、土壌と土壌凝固剤とセメントとを撹
拌する。このとき、土壌は乾燥状態が好ましい。 例えば、動力噴霧機を使用して、長さ1m当たり7
〜10リットルの水を散水し、再度中耕管理機でよく撹
拌する。この場合、深さ10〜15cm程度の範囲を撹拌
するとよい。 撹拌した土壌モルタルをくわ等で畦畔上に載せる。 畦塗り機又は手作業で畦畔上の土壌モルタルを均
し、その後、そのまま数日間放置すると、乾燥して仕上
がる。尚、畦畔の場合は、土壌モルタルの塗布厚さを3
〜5cm程度にするとよい。
たり、セメント10Kgと土壌凝固剤0.5Kgを撒く。尚、
土壌凝固剤の散布は、セメントと同時でも後からでもよ
い。 中耕管理機で、土壌と土壌凝固剤とセメントとを撹
拌する。このとき、土壌は乾燥状態が好ましい。 例えば、動力噴霧機を使用して、長さ1m当たり7
〜10リットルの水を散水し、再度中耕管理機でよく撹
拌する。この場合、深さ10〜15cm程度の範囲を撹拌
するとよい。 撹拌した土壌モルタルをくわ等で畦畔上に載せる。 畦塗り機又は手作業で畦畔上の土壌モルタルを均
し、その後、そのまま数日間放置すると、乾燥して仕上
がる。尚、畦畔の場合は、土壌モルタルの塗布厚さを3
〜5cm程度にするとよい。
【0020】
【発明の効果】本願の造成体構築工法は、上記のように
構築現場の土壌中に土壌凝固剤とセメントと水とを混合
して、土壌モルタルによる造成体を構築するようにして
いるので、コンクリートを使用したものに比して強度面
ではやや劣るものの、構築現場が傾斜地果樹園のような
コンクリート舗装が難しい場所であっても比較的簡単な
作業及び短い工期で造成体を構築することができ、且つ
舗装材料として構築現場の土壌を利用するので材料費を
大幅に軽減できて安価に造成体を構築できるという効果
がある。
構築現場の土壌中に土壌凝固剤とセメントと水とを混合
して、土壌モルタルによる造成体を構築するようにして
いるので、コンクリートを使用したものに比して強度面
ではやや劣るものの、構築現場が傾斜地果樹園のような
コンクリート舗装が難しい場所であっても比較的簡単な
作業及び短い工期で造成体を構築することができ、且つ
舗装材料として構築現場の土壌を利用するので材料費を
大幅に軽減できて安価に造成体を構築できるという効果
がある。
【0021】又、本願の造成体構築工法では、上記土壌
凝固剤を使用しているので、そのカルボキシルメチルセ
ルロースにより土壌粒子間に微細結晶を造り、塩化カル
シウムにより施工後の硬化時間を短縮させ、珪酸ナトリ
ウムにより凝固を促進させ、膨潤剤(マンナン)により
各成分をより密に充填して強度を増すことができる。従
って、例えば園内作業道や畦畔のような簡易な造成体で
は土壌モルタルを使用したものであっても、強度を増
し、且つ工期をより一層短縮することができるという効
果がある。
凝固剤を使用しているので、そのカルボキシルメチルセ
ルロースにより土壌粒子間に微細結晶を造り、塩化カル
シウムにより施工後の硬化時間を短縮させ、珪酸ナトリ
ウムにより凝固を促進させ、膨潤剤(マンナン)により
各成分をより密に充填して強度を増すことができる。従
って、例えば園内作業道や畦畔のような簡易な造成体で
は土壌モルタルを使用したものであっても、強度を増
し、且つ工期をより一層短縮することができるという効
果がある。
【0022】
【発明の実施の形態】本願の造成体構築工法を行うにあ
たっては、先立ってカルボキシルメチルセルロースと塩
化カルシウムと珪酸ナトリウムと膨潤剤とを所定量づつ
混合して、土壌凝固剤を生成しておく。
たっては、先立ってカルボキシルメチルセルロースと塩
化カルシウムと珪酸ナトリウムと膨潤剤とを所定量づつ
混合して、土壌凝固剤を生成しておく。
【0023】土壌凝固剤中の各成分は、それぞれ次の作
用を有する。即ち、カルボキシルメチルセルロースは、
高い接着性を有し、土壌粒子間に入り込んで微細結晶を
造る作用がある。塩化カルシウムは、石灰質や珪酸質の
急速結合作用を有することから、施工後の硬化時間を短
縮させる作用がある。珪酸ナトリウムは、土壌を形成す
る各成分間に浸透して水素結合を促し、凝固を促進させ
る作用がある。膨潤剤(マンナンを主成分とする)は、
土壌中あるいはセメント成分であるカルシウムやマグネ
シウムとの接触により凝固及び体積の減容化が進み、各
成分をより密に充填し、強度を増す作用がある。尚、膨
潤剤としては、こんにゃくマンナンの微細粉末が適当で
あり、特にこんにゃく精粉過程で得られる副産物である
飛び粉が価格の面で有利である。
用を有する。即ち、カルボキシルメチルセルロースは、
高い接着性を有し、土壌粒子間に入り込んで微細結晶を
造る作用がある。塩化カルシウムは、石灰質や珪酸質の
急速結合作用を有することから、施工後の硬化時間を短
縮させる作用がある。珪酸ナトリウムは、土壌を形成す
る各成分間に浸透して水素結合を促し、凝固を促進させ
る作用がある。膨潤剤(マンナンを主成分とする)は、
土壌中あるいはセメント成分であるカルシウムやマグネ
シウムとの接触により凝固及び体積の減容化が進み、各
成分をより密に充填し、強度を増す作用がある。尚、膨
潤剤としては、こんにゃくマンナンの微細粉末が適当で
あり、特にこんにゃく精粉過程で得られる副産物である
飛び粉が価格の面で有利である。
【0024】又、土壌凝固剤中の各成分の混合割合は、
カルボキシルメチルセルロースが20重量%、塩化カル
シウムが20重量%、珪酸ナトリウムが20重量%、膨
潤剤が40重量%、程度が適当である。
カルボキシルメチルセルロースが20重量%、塩化カル
シウムが20重量%、珪酸ナトリウムが20重量%、膨
潤剤が40重量%、程度が適当である。
【0025】そして、本願発明の造成体構築工法では、
上記土壌凝固剤を使用して行うが、その実施形態とし
て、傾斜地果樹園内の作業道を構築する場合と、田畑の
畦畔を構築する場合について以下に説明する。
上記土壌凝固剤を使用して行うが、その実施形態とし
て、傾斜地果樹園内の作業道を構築する場合と、田畑の
畦畔を構築する場合について以下に説明する。
【0026】1.傾斜地果樹園内に作業道を構築する場
合 (1) 傾斜地果樹園内に新規に作業道を構築する場合に
は、まずミニバックホー等の作業機で幅60cm〜1m程
度の作業道を粗整地する。この場合、地表が傾斜してい
るので、山側の土を谷側に埋めて所定幅の平坦地を造成
する。
合 (1) 傾斜地果樹園内に新規に作業道を構築する場合に
は、まずミニバックホー等の作業機で幅60cm〜1m程
度の作業道を粗整地する。この場合、地表が傾斜してい
るので、山側の土を谷側に埋めて所定幅の平坦地を造成
する。
【0027】(2) その粗整地した作業道の表層土壌を、
中耕管理機により10〜15cmの深さまで耕運する。
尚、粗整地した作業道の表層土壌が比較的柔らかいとき
には、この耕運作業を省略してもよい。
中耕管理機により10〜15cmの深さまで耕運する。
尚、粗整地した作業道の表層土壌が比較的柔らかいとき
には、この耕運作業を省略してもよい。
【0028】(3) その整地作業道の上に散布機によりセ
メントを一定面積当たり所定割合で散布し、再度中耕管
理機で撹拌する。土壌に対するセメント量の混合割合
は、土壌100重量部に対して10〜15重量部程度が
適当である。例えば、1m3(幅1m×深さ10cm×長
さ10m)の土壌(比重が1.6として1600Kg)に
対して、セメントを160〜240Kg程度を混入する。
メントを一定面積当たり所定割合で散布し、再度中耕管
理機で撹拌する。土壌に対するセメント量の混合割合
は、土壌100重量部に対して10〜15重量部程度が
適当である。例えば、1m3(幅1m×深さ10cm×長
さ10m)の土壌(比重が1.6として1600Kg)に
対して、セメントを160〜240Kg程度を混入する。
【0029】(4) セメントを混入した作業道上に土壌凝
固剤を散布する。この土壌凝固剤の混合割合は、土壌1
00重量部に対して0.3〜0.4重量部程度が適当である。
尚、この土壌凝固剤の量は、セメント量に対して2.5
%程度が適当である。
固剤を散布する。この土壌凝固剤の混合割合は、土壌1
00重量部に対して0.3〜0.4重量部程度が適当である。
尚、この土壌凝固剤の量は、セメント量に対して2.5
%程度が適当である。
【0030】(5) 次に、作業道上に水を散布する。この
水の混合量は、土壌100重量部に対して8〜10重量
部(土壌1m3に対して130〜160リットル)程度
が適当であるが、土壌の含水量に応じて適宜に増減可能
である。
水の混合量は、土壌100重量部に対して8〜10重量
部(土壌1m3に対して130〜160リットル)程度
が適当であるが、土壌の含水量に応じて適宜に増減可能
である。
【0031】(6) 続いて、セメントと土壌凝固剤と水と
を混入した作業道を10〜15cmの深さまで中耕管理機
で撹拌し、表面を均しておく。
を混入した作業道を10〜15cmの深さまで中耕管理機
で撹拌し、表面を均しておく。
【0032】(7) その後、そのまま数日間放置すると、
路面が硬化し、土壌モルタルによる作業道が完成する。
尚、上記(6)において、表面を作業道の山側が谷側より
やや低くなるようにしておくと、乾燥・硬化後に作業道
の低くした側を雨水の排水通路として利用することがで
きる。
路面が硬化し、土壌モルタルによる作業道が完成する。
尚、上記(6)において、表面を作業道の山側が谷側より
やや低くなるようにしておくと、乾燥・硬化後に作業道
の低くした側を雨水の排水通路として利用することがで
きる。
【0033】このようにして構築された造成体(作業
道)は、土壌を土壌凝固剤とセメントで凝固させている
ので、園内作業機が通行する程度では、ひび割れや崩壊
することがなく、長期に亘って安定した状態を維持する
ようになる。
道)は、土壌を土壌凝固剤とセメントで凝固させている
ので、園内作業機が通行する程度では、ひび割れや崩壊
することがなく、長期に亘って安定した状態を維持する
ようになる。
【0034】2.田畑の畦畔を構築する場合 この畦畔構築工法は、次のようにして行う。 (1) 単に土盛りした既製の畦畔部分の雑草やゴミを除去
しておく。
しておく。
【0035】(2) 畦畔際の田面部分に、例えば40cm幅
で長さ1m当たり、セメント10Kgと土壌凝固剤0.5Kg
を撒く。尚、土壌凝固剤は、予めセメント中に所定割合
で混入させておいて、その土壌凝固剤入りのセメントを
使用してもよい。
で長さ1m当たり、セメント10Kgと土壌凝固剤0.5Kg
を撒く。尚、土壌凝固剤は、予めセメント中に所定割合
で混入させておいて、その土壌凝固剤入りのセメントを
使用してもよい。
【0036】(3) 中耕管理機で、土壌と土壌凝固剤とセ
メントとを撹拌する。このとき、土壌は乾燥状態が好ま
しい。
メントとを撹拌する。このとき、土壌は乾燥状態が好ま
しい。
【0037】(4) 動力噴霧機を使用して、長さ1m当た
り7〜10リットルの水を散水し、再度中耕管理機でよ
く撹拌して土壌モルタルを造る。この場合、田面から深
さ10〜15cm程度の範囲を撹拌するとよい。
り7〜10リットルの水を散水し、再度中耕管理機でよ
く撹拌して土壌モルタルを造る。この場合、田面から深
さ10〜15cm程度の範囲を撹拌するとよい。
【0038】(5) 撹拌した土壌モルタルをくわ等で畦畔
上に載せる。
上に載せる。
【0039】(6) 畦塗り機又は手作業で畦畔の上面及び
側面部分に土壌モルタルを塗り付けて均す。その際、土
壌モルタルの厚さを3〜5cm程度にするとよい。又、畦
畔の上面を30cm幅程度以上の平面にすると、畦上を歩
行するのに安全でありしかも小型の作業機も走行可能と
なる。
側面部分に土壌モルタルを塗り付けて均す。その際、土
壌モルタルの厚さを3〜5cm程度にするとよい。又、畦
畔の上面を30cm幅程度以上の平面にすると、畦上を歩
行するのに安全でありしかも小型の作業機も走行可能と
なる。
【0040】(7) その後、そのまま数日間放置すると、
乾燥して仕上がる。
乾燥して仕上がる。
【0041】このようにして構築した畦畔では、表面が
土壌モルタルで被覆されているために、雑草が生えず、
且つ土の崩壊が発生しない。
土壌モルタルで被覆されているために、雑草が生えず、
且つ土の崩壊が発生しない。
Claims (2)
- 【請求項1】 果樹園のような傾斜地の作業道となる造
成体を構築するのに際して、カルボキシルメチルセルロ
ース、塩化カルシウム、珪酸ナトリウム、及びマンナン
を主成分とする膨潤剤を混合した土壌凝固剤と、セメン
トと、水とを、構築現場の表層土壌中に所定量づつ混入
・撹拌した後、その土壌モルタルを硬化させることを特
徴とする造成体構築工法。 - 【請求項2】 田畑の畦畔となる造成体を構築するのに
際して、カルボキシルメチルセルロース、塩化カルシウ
ム、珪酸ナトリウム、及びマンナンを主成分とする膨潤
剤を混合した土壌凝固剤と、セメントと、水とを、構築
現場付近の表層土壌中に所定量づつ混入・撹拌して土壌
モルタルを造り、その土壌モルタルで畦畔の表面を被覆
した後、硬化させることを特徴とする造成体構築工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24022196A JPH1088508A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 造成体構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24022196A JPH1088508A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 造成体構築工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1088508A true JPH1088508A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17056259
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24022196A Pending JPH1088508A (ja) | 1996-09-11 | 1996-09-11 | 造成体構築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1088508A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004076808A1 (en) * | 2003-02-27 | 2004-09-10 | Halliburton Energy Services, Inc. | Compositions and methods of cementing in subterranean formations using a swelling agent to inhibit the influx of water into a cement slurry |
| KR100455916B1 (ko) * | 2001-04-19 | 2004-11-08 | 서동혁 | 습식혼합방식의 도로포장용 재료의 제조방법 |
| US7642223B2 (en) | 2004-10-18 | 2010-01-05 | Halliburton Energy Services, Inc. | Methods of generating a gas in a plugging composition to improve its sealing ability in a downhole permeable zone |
| US7690429B2 (en) | 2004-10-21 | 2010-04-06 | Halliburton Energy Services, Inc. | Methods of using a swelling agent in a wellbore |
| US7870903B2 (en) | 2005-07-13 | 2011-01-18 | Halliburton Energy Services Inc. | Inverse emulsion polymers as lost circulation material |
| US7891424B2 (en) | 2005-03-25 | 2011-02-22 | Halliburton Energy Services Inc. | Methods of delivering material downhole |
| JP2017145675A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 株式会社技研 | 振動締固め固化工法 |
-
1996
- 1996-09-11 JP JP24022196A patent/JPH1088508A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100455916B1 (ko) * | 2001-04-19 | 2004-11-08 | 서동혁 | 습식혼합방식의 도로포장용 재료의 제조방법 |
| WO2004076808A1 (en) * | 2003-02-27 | 2004-09-10 | Halliburton Energy Services, Inc. | Compositions and methods of cementing in subterranean formations using a swelling agent to inhibit the influx of water into a cement slurry |
| US7866394B2 (en) * | 2003-02-27 | 2011-01-11 | Halliburton Energy Services Inc. | Compositions and methods of cementing in subterranean formations using a swelling agent to inhibit the influx of water into a cement slurry |
| US7642223B2 (en) | 2004-10-18 | 2010-01-05 | Halliburton Energy Services, Inc. | Methods of generating a gas in a plugging composition to improve its sealing ability in a downhole permeable zone |
| US7690429B2 (en) | 2004-10-21 | 2010-04-06 | Halliburton Energy Services, Inc. | Methods of using a swelling agent in a wellbore |
| US7891424B2 (en) | 2005-03-25 | 2011-02-22 | Halliburton Energy Services Inc. | Methods of delivering material downhole |
| US7870903B2 (en) | 2005-07-13 | 2011-01-18 | Halliburton Energy Services Inc. | Inverse emulsion polymers as lost circulation material |
| JP2017145675A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 株式会社技研 | 振動締固め固化工法 |
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