JPH109066A - エンジンの蒸発燃料処理装置 - Google Patents
エンジンの蒸発燃料処理装置Info
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- JPH109066A JPH109066A JP16002696A JP16002696A JPH109066A JP H109066 A JPH109066 A JP H109066A JP 16002696 A JP16002696 A JP 16002696A JP 16002696 A JP16002696 A JP 16002696A JP H109066 A JPH109066 A JP H109066A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パージ量を変化させる信号が出力されたとき
に、エンジン吸気系における実際のパージ量変化を決定
するための遅れ補正を適切なものとする。 【解決手段】酸素センサ27L、27Rを用いた空燃比
フィ−ドバック制御が行われる。燃料タンク31からの
蒸発燃料がキャニスタ33に吸着され、パ−ジバルブを
開くことにより、キャニスタからの蒸発燃料が、空気と
共にサ−ジタンク3へ供給される。パ−ジバルブ36
は、目標パージ量となるようにその開度が制御される。
目標パージ量に対して遅れ補正することにより、サ−ジ
タンク3へ実際に供給されているパージ量が決定され
る。遅れ補正の度合が、パージ量増大時の方がパージ量
減少時よりも大きくされる。遅れ補正された後の実パー
ジ量に含まれる燃料量分だけ、燃料噴射弁12L、12
からの燃料噴射量が低減される。
に、エンジン吸気系における実際のパージ量変化を決定
するための遅れ補正を適切なものとする。 【解決手段】酸素センサ27L、27Rを用いた空燃比
フィ−ドバック制御が行われる。燃料タンク31からの
蒸発燃料がキャニスタ33に吸着され、パ−ジバルブを
開くことにより、キャニスタからの蒸発燃料が、空気と
共にサ−ジタンク3へ供給される。パ−ジバルブ36
は、目標パージ量となるようにその開度が制御される。
目標パージ量に対して遅れ補正することにより、サ−ジ
タンク3へ実際に供給されているパージ量が決定され
る。遅れ補正の度合が、パージ量増大時の方がパージ量
減少時よりも大きくされる。遅れ補正された後の実パー
ジ量に含まれる燃料量分だけ、燃料噴射弁12L、12
からの燃料噴射量が低減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクからの
蒸発燃料をエンジン吸気系にパージするようにしてなる
エンジンの蒸発燃料処理装置に関するものである。
蒸発燃料をエンジン吸気系にパージするようにしてなる
エンジンの蒸発燃料処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン、特に自動車等の車両用エンジ
ンでは、燃料タンクからの蒸発燃料をエンジンの吸気系
にパージすることも行われている。この蒸発燃料は、通
常はキャニスタに吸着されており、所定のパージ実行条
件が満たされると、キャニスタとエンジン吸気通路との
間のパージ経路に設けられたパ−ジバルブが開通され
て、キャニスタに吸着されていた蒸発燃料が当該キャニ
スタの大気開放口からの空気と共に、吸気通路へパージ
されることになる(例えば特開平5ー202815号公
報参照)。
ンでは、燃料タンクからの蒸発燃料をエンジンの吸気系
にパージすることも行われている。この蒸発燃料は、通
常はキャニスタに吸着されており、所定のパージ実行条
件が満たされると、キャニスタとエンジン吸気通路との
間のパージ経路に設けられたパ−ジバルブが開通され
て、キャニスタに吸着されていた蒸発燃料が当該キャニ
スタの大気開放口からの空気と共に、吸気通路へパージ
されることになる(例えば特開平5ー202815号公
報参照)。
【0003】エンジン吸気系にパージされるパージガス
は、空気と燃料との混合であり、したがって、パージガ
ス量つまりパージ量を精度よく知ることは、燃料供給量
を精度よく行う上で、あるいはアイドル回転数を精度よ
く制御する上で重要となる。
は、空気と燃料との混合であり、したがって、パージガ
ス量つまりパージ量を精度よく知ることは、燃料供給量
を精度よく行う上で、あるいはアイドル回転数を精度よ
く制御する上で重要となる。
【0004】一方、パージガスの供給経路は遅れ系とな
り、このため、パ−ジバルブの開度を変化されてパージ
量を変化させたとき、パージ量の変化が実際にエンジン
吸気系に伝達されるまでには応答遅れを生じることにな
る。このため、エンジン吸気系に供給される実際のパー
ジ量を決定する場合、所定の遅れ補正を行って、実際の
パージ量を算出することが提案されている(特開平6−
229294号公報参照)。
り、このため、パ−ジバルブの開度を変化されてパージ
量を変化させたとき、パージ量の変化が実際にエンジン
吸気系に伝達されるまでには応答遅れを生じることにな
る。このため、エンジン吸気系に供給される実際のパー
ジ量を決定する場合、所定の遅れ補正を行って、実際の
パージ量を算出することが提案されている(特開平6−
229294号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、遅れ補
正によって、実際にエンジン吸気系に供給されるパージ
量を決定した場合、例えば空燃比制御が必ずしも良好に
行われない場合がある、ということが判明した。このよ
うな原因を追及したところ、パージ量が増大するとき
と、減少するときとで、遅れ度合が相違するためであ
る、ということが判明した。すなわち、パージ量を増大
させるときは、エンジン吸気系からキャニスタまでのパ
−ジ経路長さが遅れ系となる一方、パージ量を減少させ
る場合、エンジン吸気系からパ−ジバルブまでのパ−ジ
経路長さが遅れ系となり、パージガス増量のときの方が
減量のときよりも遅れ度合が大きいということが判明し
た。
正によって、実際にエンジン吸気系に供給されるパージ
量を決定した場合、例えば空燃比制御が必ずしも良好に
行われない場合がある、ということが判明した。このよ
うな原因を追及したところ、パージ量が増大するとき
と、減少するときとで、遅れ度合が相違するためであ
る、ということが判明した。すなわち、パージ量を増大
させるときは、エンジン吸気系からキャニスタまでのパ
−ジ経路長さが遅れ系となる一方、パージ量を減少させ
る場合、エンジン吸気系からパ−ジバルブまでのパ−ジ
経路長さが遅れ系となり、パージガス増量のときの方が
減量のときよりも遅れ度合が大きいということが判明し
た。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、エンジン吸気系に実際に供給されるパージ
量をより精度よく決定できるようにしたエンジンの蒸発
燃料処理装置を提供することにある。
れたもので、エンジン吸気系に実際に供給されるパージ
量をより精度よく決定できるようにしたエンジンの蒸発
燃料処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にあっては、次のような手法を採択してあ
る。すなわち、エンジンの吸気系に燃料タンクからの蒸
発燃料をパージするようにしたエンジンの蒸発燃料処理
装置において、パージ量に対応した制御信号に対して遅
れ補正を行って、エンジン吸気系に実際に供給される実
パージ量を決定する実パージ量決定手段と、パージ量が
増大するときと減少するときとで、前記遅れ補正の度合
を変更する補正度合変更手段と、を備えたものとしてあ
る。上記のような手法を前提とした好ましい態様は、特
許請求の範囲における請求項2〜請求項6に記載のとお
りである。
め、本発明にあっては、次のような手法を採択してあ
る。すなわち、エンジンの吸気系に燃料タンクからの蒸
発燃料をパージするようにしたエンジンの蒸発燃料処理
装置において、パージ量に対応した制御信号に対して遅
れ補正を行って、エンジン吸気系に実際に供給される実
パージ量を決定する実パージ量決定手段と、パージ量が
増大するときと減少するときとで、前記遅れ補正の度合
を変更する補正度合変更手段と、を備えたものとしてあ
る。上記のような手法を前提とした好ましい態様は、特
許請求の範囲における請求項2〜請求項6に記載のとお
りである。
【0008】また、前記目的を達成するため、本発明で
は、次のようにしてある。すなわち、燃料タンクとエン
ジン吸気系とを接続するパ−ジ経路に、キャニスタが接
続されると共に、該キャニスタとエンジン吸気系との間
にパ−ジバルブが接続されたエンジンの蒸発燃料処理装
置において、空燃比が所定の目標空燃比となるようにフ
ィ−ドバック制御するフィ−ドバック制御手段と、前記
空燃比フィ−ドバック制御が行われているときに、所定
の目標パージ流量となるように前記パ−ジバルブに開度
指令信号を出力するパージ制御手段と、前記空燃比フィ
−ドバック制御手段のフィ−ドバック補正値に基いて、
前記パ−ジ経路からエンジン吸気系にパージされるパー
ジガスの燃料濃度を決定する濃度決定手段と、前記目標
パージ流量に遅れ補正を行って、エンジン吸気系に実際
に供給される実際のパージ量を決定する実パージ量決定
手段と、前記実際のパージ量と前記燃料濃度とから、前
記パ−ジ経路からエンジン吸気系に実際に供給される実
燃料量を決定する実燃料量決定手段と、エンジンに対す
る燃料供給手段からの燃料供給量より、前記実燃料量を
減量させる減量補正手段と、前記遅れ補正の度合を、パ
−ジバルブの開度が増大されるときは減少されるときよ
りも大きくする遅れ補正度合変更手段と、を備えるよう
にしてある。
は、次のようにしてある。すなわち、燃料タンクとエン
ジン吸気系とを接続するパ−ジ経路に、キャニスタが接
続されると共に、該キャニスタとエンジン吸気系との間
にパ−ジバルブが接続されたエンジンの蒸発燃料処理装
置において、空燃比が所定の目標空燃比となるようにフ
ィ−ドバック制御するフィ−ドバック制御手段と、前記
空燃比フィ−ドバック制御が行われているときに、所定
の目標パージ流量となるように前記パ−ジバルブに開度
指令信号を出力するパージ制御手段と、前記空燃比フィ
−ドバック制御手段のフィ−ドバック補正値に基いて、
前記パ−ジ経路からエンジン吸気系にパージされるパー
ジガスの燃料濃度を決定する濃度決定手段と、前記目標
パージ流量に遅れ補正を行って、エンジン吸気系に実際
に供給される実際のパージ量を決定する実パージ量決定
手段と、前記実際のパージ量と前記燃料濃度とから、前
記パ−ジ経路からエンジン吸気系に実際に供給される実
燃料量を決定する実燃料量決定手段と、エンジンに対す
る燃料供給手段からの燃料供給量より、前記実燃料量を
減量させる減量補正手段と、前記遅れ補正の度合を、パ
−ジバルブの開度が増大されるときは減少されるときよ
りも大きくする遅れ補正度合変更手段と、を備えるよう
にしてある。
【0009】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、遅
れ補正の度合を、パージ量の増大と減少とに応じて適切
に設定して、エンジン吸気系に実際に供給されるパージ
量を精度よく決定することができる。
れ補正の度合を、パージ量の増大と減少とに応じて適切
に設定して、エンジン吸気系に実際に供給されるパージ
量を精度よく決定することができる。
【0010】請求項2に記載したような構成とすること
により、パ−ジバルブの開度指令信号に対応した信号を
遅れ補正することにより、請求項1に対応した効果を得
ることができる。
により、パ−ジバルブの開度指令信号に対応した信号を
遅れ補正することにより、請求項1に対応した効果を得
ることができる。
【0011】請求項3に記載したような構成とすること
により、パージ量の増大と減少とでので遅れ系の長さの
相違に対応して、遅れ度合を適切に設定して、請求項1
に対応した効果を得ることができる。
により、パージ量の増大と減少とでので遅れ系の長さの
相違に対応して、遅れ度合を適切に設定して、請求項1
に対応した効果を得ることができる。
【0012】請求項4に記載したような構成とすること
により、エンジンに実際に供給されるパージガス中の実
際の燃料量を精度よく決定することができる。
により、エンジンに実際に供給されるパージガス中の実
際の燃料量を精度よく決定することができる。
【0013】請求項5に記載したような構成とすること
により、エンジン吸気系に供給されるパージガス中の実
際の燃料量を加味した空燃比フィ−ドバック制御を行う
ことが可能になって、空燃比制御を精度よく行う上で好
ましいものが得られる。
により、エンジン吸気系に供給されるパージガス中の実
際の燃料量を加味した空燃比フィ−ドバック制御を行う
ことが可能になって、空燃比制御を精度よく行う上で好
ましいものが得られる。
【0014】請求項6に記載したような構成とすること
により、請求項5に対応した効果を得るための具体的な
手法が提供される。
により、請求項5に対応した効果を得るための具体的な
手法が提供される。
【0015】請求項7に記載したような構成とすること
により、請求項5、請求項6に対応した効果を得ること
ができる。
により、請求項5、請求項6に対応した効果を得ること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1において、1は多気筒エンジ
ンで、実施例ではV型多気筒エンジン(V型6気筒エン
ジン)とされている。エンジン1の吸気通路2は、サ−
ジタンク3を有し、サ−ジタンク3に連なる共通吸気通
路4には、その上流側から下流側へ順次、エアクリ−ナ
5、エアフロ−メ−タ(吸入空気量検出手段)6、スロ
ットル弁(吸入空気量調整手段、つまりエンジン負荷調
整手段)7が配設されている。また、共通吸気通路4に
は、スロットル弁7をバイパスするバイパス通路8が設
けられ、このバイパス通路8には、開度が連続可変式の
ISCバルブ(回転数調整手段)9が接続されている。
ンで、実施例ではV型多気筒エンジン(V型6気筒エン
ジン)とされている。エンジン1の吸気通路2は、サ−
ジタンク3を有し、サ−ジタンク3に連なる共通吸気通
路4には、その上流側から下流側へ順次、エアクリ−ナ
5、エアフロ−メ−タ(吸入空気量検出手段)6、スロ
ットル弁(吸入空気量調整手段、つまりエンジン負荷調
整手段)7が配設されている。また、共通吸気通路4に
は、スロットル弁7をバイパスするバイパス通路8が設
けられ、このバイパス通路8には、開度が連続可変式の
ISCバルブ(回転数調整手段)9が接続されている。
【0017】サ−ジタンク3とエンジン1の左バンク1
Lの各気筒とが、気筒毎に個々独立した独立吸気通路1
1Lを介して接続され、各独立吸気通路11Lにはそれ
ぞれ燃料噴射弁(燃料供給手段)12Lが接続されてい
る。同様に、サ−ジタンク3とエンジン1の右バンク1
Rの各気筒とが、気筒毎に個々独立した独立吸気通路1
1Rを介して接続され、各独立吸気通路11Rにはそれ
ぞれ燃料噴射弁12Rが接続されている。
Lの各気筒とが、気筒毎に個々独立した独立吸気通路1
1Lを介して接続され、各独立吸気通路11Lにはそれ
ぞれ燃料噴射弁(燃料供給手段)12Lが接続されてい
る。同様に、サ−ジタンク3とエンジン1の右バンク1
Rの各気筒とが、気筒毎に個々独立した独立吸気通路1
1Rを介して接続され、各独立吸気通路11Rにはそれ
ぞれ燃料噴射弁12Rが接続されている。
【0018】エンジン1の排気通路21は、左バンク1
1L用の左分岐排気通路22Lと、右バンク11R用の
分岐排気通路22Rと、該22Lと22Rとが集合され
た集合排気通路23とを有する。集合排気通路23に
は、その上流側から下流側へ順次、上流側酸素センサ
(O2 センサ)24、排気ガス浄化触媒(三元触媒)2
5、下流側酸素センサ26が配設されている。また、上
記分岐排気通路22L、22Rには、各気筒からの排気
集合部分よりも下流位置において、酸素センサ27Lあ
るいは27Rが配設されている。
1L用の左分岐排気通路22Lと、右バンク11R用の
分岐排気通路22Rと、該22Lと22Rとが集合され
た集合排気通路23とを有する。集合排気通路23に
は、その上流側から下流側へ順次、上流側酸素センサ
(O2 センサ)24、排気ガス浄化触媒(三元触媒)2
5、下流側酸素センサ26が配設されている。また、上
記分岐排気通路22L、22Rには、各気筒からの排気
集合部分よりも下流位置において、酸素センサ27Lあ
るいは27Rが配設されている。
【0019】後の説明からより明確になるが、左バンク
用の気筒が左側気筒分類とされて、燃料噴射弁12Lと
酸素センサ27Lとが、左バンク気筒の空燃比が理論空
燃比となるようにフィ−ドバック制御する左側独立制御
系の構成要素となる。同様に、右バンク用の気筒が右側
気筒分類とされて、燃料噴射弁12Rと酸素センサ27
Rとが、右バンク気筒の空燃比が理論空燃比となるよう
にフィ−ドバック制御する右側独立制御系の構成要素と
なる。また、酸素センサ24と左右の燃料噴射弁12
L、12Rとが、左右バンク気筒全体の空燃比が理論空
燃比となるようにフィ−ドバック制御する統合制御系の
構成要素となる。
用の気筒が左側気筒分類とされて、燃料噴射弁12Lと
酸素センサ27Lとが、左バンク気筒の空燃比が理論空
燃比となるようにフィ−ドバック制御する左側独立制御
系の構成要素となる。同様に、右バンク用の気筒が右側
気筒分類とされて、燃料噴射弁12Rと酸素センサ27
Rとが、右バンク気筒の空燃比が理論空燃比となるよう
にフィ−ドバック制御する右側独立制御系の構成要素と
なる。また、酸素センサ24と左右の燃料噴射弁12
L、12Rとが、左右バンク気筒全体の空燃比が理論空
燃比となるようにフィ−ドバック制御する統合制御系の
構成要素となる。
【0020】31は燃料タンクであり、この燃料タンク
31とサ−ジタンク3とが、パ−ジ経路32によって接
続されている。このパ−ジ経路32は、キャニスタ3
3、キャニスタ33と燃料タンクク3とを接続する上流
側パ−ジ通路34、キャニスタ33とサ−ジタンク3と
を接続する下流側パ−ジ通路35、および下流側パ−ジ
通路35に接続されたパ−ジバルブ36を有する。な
お、符号33aは、キャニスタ33の大気開放口であ
る。
31とサ−ジタンク3とが、パ−ジ経路32によって接
続されている。このパ−ジ経路32は、キャニスタ3
3、キャニスタ33と燃料タンクク3とを接続する上流
側パ−ジ通路34、キャニスタ33とサ−ジタンク3と
を接続する下流側パ−ジ通路35、および下流側パ−ジ
通路35に接続されたパ−ジバルブ36を有する。な
お、符号33aは、キャニスタ33の大気開放口であ
る。
【0021】前記各酸素センサ24、26、27L、2
7Rはそれぞれ、理論空燃比よりもリッチであるかリタ
−ンであるかによって出力信号が反転する(出力電圧が
大きく変化する)ものである。そして、酸素センサ24
は、酸素センサ26と共働して、排気ガス浄化触媒25
の劣化判定(診断)を行うためにも用いられる。より具
体的には、酸素センサ24を用いた統合制御での空燃比
フィ−ドバック制御時に、所定時間における酸素センサ
24の出力信号の反転回数(H1)と、酸素センサ26
の出力信号の反転回数(H2)とを比較することによ
り、触媒25が劣化しているか否かの判定が行われる
(例えばH1/H2で示される反転比が、所定の基準値
以上であるときは正常で、基準値未満のときに劣化と判
定)。
7Rはそれぞれ、理論空燃比よりもリッチであるかリタ
−ンであるかによって出力信号が反転する(出力電圧が
大きく変化する)ものである。そして、酸素センサ24
は、酸素センサ26と共働して、排気ガス浄化触媒25
の劣化判定(診断)を行うためにも用いられる。より具
体的には、酸素センサ24を用いた統合制御での空燃比
フィ−ドバック制御時に、所定時間における酸素センサ
24の出力信号の反転回数(H1)と、酸素センサ26
の出力信号の反転回数(H2)とを比較することによ
り、触媒25が劣化しているか否かの判定が行われる
(例えばH1/H2で示される反転比が、所定の基準値
以上であるときは正常で、基準値未満のときに劣化と判
定)。
【0022】アイドル時において、ISCバルブ9をフ
ィ−ドバック制御することにより、エンジン回転数が所
定の目標アイドル回転数となるようにフィ−ドバック制
御され、合わせて学習制御も行われる。また、アイドル
時および後述する空燃比フィ−ドバック制御時には、パ
ージ制御が行われて、パ−ジバルブ36を適宜開通させ
ることにより、キャニスタ33に吸着されている蒸発燃
料が、大気開放口33aからの空気と共に、吸気系の一
部を構成するサ−ジタンク3へパージされる。なお、ア
イドル回転数制御時において蒸発燃料をパージするとき
は、パージ流量分だけバイパスエア量が減量されるよう
に、ISCバルブ9の開度が低減される。
ィ−ドバック制御することにより、エンジン回転数が所
定の目標アイドル回転数となるようにフィ−ドバック制
御され、合わせて学習制御も行われる。また、アイドル
時および後述する空燃比フィ−ドバック制御時には、パ
ージ制御が行われて、パ−ジバルブ36を適宜開通させ
ることにより、キャニスタ33に吸着されている蒸発燃
料が、大気開放口33aからの空気と共に、吸気系の一
部を構成するサ−ジタンク3へパージされる。なお、ア
イドル回転数制御時において蒸発燃料をパージするとき
は、パージ流量分だけバイパスエア量が減量されるよう
に、ISCバルブ9の開度が低減される。
【0023】空燃比フィ−ドバック制御およびパージ制
御のための制御系統が簡略的に図2に示される。この図
2において、Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成
された制御ユニットで、この制御ユニットUからは、I
SCバルブ9、パ−ジバルブ36、燃料噴射弁12L、
12Rに出力される。制御ユニットUには、エアフロ−
メ−タ6、酸素センサ24、26、27L、27Rから
の出力信号の他、適宜のセンサあるいはスイッチ(検出
手段)からなるセンサ群SGからの信号が入力される。
センサ群SGは、後述する制御のために必要な各種デー
タを検出するためのもので、エンジン回転数、冷却水温
度、外気温度、大気圧等が含まれる。
御のための制御系統が簡略的に図2に示される。この図
2において、Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成
された制御ユニットで、この制御ユニットUからは、I
SCバルブ9、パ−ジバルブ36、燃料噴射弁12L、
12Rに出力される。制御ユニットUには、エアフロ−
メ−タ6、酸素センサ24、26、27L、27Rから
の出力信号の他、適宜のセンサあるいはスイッチ(検出
手段)からなるセンサ群SGからの信号が入力される。
センサ群SGは、後述する制御のために必要な各種デー
タを検出するためのもので、エンジン回転数、冷却水温
度、外気温度、大気圧等が含まれる。
【0024】制御ユニットUによる蒸発燃料のパージを
加味した空燃比フィ−ドバック制御の概要について、図
3を参照しつつ説明する。まず、浄化触媒25の劣化判
定を行わないときは、酸素センサ27L、27Rを利用
した左右バンク1L、1R毎に独立した独立制御とされ
る。このとき、左バンク1L用の燃料噴射弁12Lから
の燃料噴射量は、当該左バンク1Lに分配されるパージ
ガス中の含有燃料量に応じて減量される。同様に、右バ
ンク1R用の燃料噴射弁12Rからの燃料噴射量は、当
該右バンク1Rに分配されるパージガス中の含有燃料量
に応じて減量される。
加味した空燃比フィ−ドバック制御の概要について、図
3を参照しつつ説明する。まず、浄化触媒25の劣化判
定を行わないときは、酸素センサ27L、27Rを利用
した左右バンク1L、1R毎に独立した独立制御とされ
る。このとき、左バンク1L用の燃料噴射弁12Lから
の燃料噴射量は、当該左バンク1Lに分配されるパージ
ガス中の含有燃料量に応じて減量される。同様に、右バ
ンク1R用の燃料噴射弁12Rからの燃料噴射量は、当
該右バンク1Rに分配されるパージガス中の含有燃料量
に応じて減量される。
【0025】上記左右バンク1L、1Rへの含有燃料量
は、パージガス濃度として、それぞれ、左右バンク1
L、1R毎に個々独立して、空燃比フィ−ドバック補正
値に基いて推定される(1次推定)。すなわち、フィ−
ドバック補正値のなまし値に基いて、濃度学習値が演算
(更新)、記憶される。図3には、左バンク1L用の濃
度学習値が一転鎖線で示され、右バンク1R用の濃度学
習値が破線で示される。
は、パージガス濃度として、それぞれ、左右バンク1
L、1R毎に個々独立して、空燃比フィ−ドバック補正
値に基いて推定される(1次推定)。すなわち、フィ−
ドバック補正値のなまし値に基いて、濃度学習値が演算
(更新)、記憶される。図3には、左バンク1L用の濃
度学習値が一転鎖線で示され、右バンク1R用の濃度学
習値が破線で示される。
【0026】上記独立制御を行っているとき、所定の浄
化触媒劣化判定の実行条件が満足されると、統合制御に
切換えられる。この統合制御では、酸素センサ24の出
力に基いて、左右の燃料噴射弁12L、12Rが共通に
空燃比フィ−ドバック制御される。そして、この統合制
御時にも、前述の独立制御時と同様に、空燃比フィ−ド
バック補正値のなまし値に基いて、パージガス中の含有
燃料量としてのパージガス濃度の学習値が演算、記憶さ
れる(2次推定)。この統合制御時の濃度学習値が、図
3の実線で示される。
化触媒劣化判定の実行条件が満足されると、統合制御に
切換えられる。この統合制御では、酸素センサ24の出
力に基いて、左右の燃料噴射弁12L、12Rが共通に
空燃比フィ−ドバック制御される。そして、この統合制
御時にも、前述の独立制御時と同様に、空燃比フィ−ド
バック補正値のなまし値に基いて、パージガス中の含有
燃料量としてのパージガス濃度の学習値が演算、記憶さ
れる(2次推定)。この統合制御時の濃度学習値が、図
3の実線で示される。
【0027】独立制御時における左右バンク1L、1R
の間での濃度学習値の対応関係が、図3において、L/
Rの比率として示される。つまり、左バンク1Lの含有
燃料量がLで、右バンク1Rの含有燃料量がRであり、
その比率が例えばL/Rとして示すことができ。
の間での濃度学習値の対応関係が、図3において、L/
Rの比率として示される。つまり、左バンク1Lの含有
燃料量がLで、右バンク1Rの含有燃料量がRであり、
その比率が例えばL/Rとして示すことができ。
【0028】統合制御時において、統合制御用の濃度学
習値がMの大きさのとき、このMが、上記比率、L/R
に基いて分配される。すなわち、統合制御時において、
左バンク1L用の濃度学習値が、「2・M・L/(R+
L)」として決定され、右バンク1R用の濃度学習値
が、「2・M・R/(R+L)」として決定される(3
次推定)。そして、統合制御時において、左バンク1L
用の燃料噴射弁12Lからの燃料噴射量として、上述の
ように推定分配された濃度学習値「2・M・L/(R+
L)」だけ減量され、右バンク1R用の燃料噴射弁12
Rからの燃料噴射量として、上述のように推定分配され
た濃度学習値「2・M・R/(R+L)」だけ減量され
る。
習値がMの大きさのとき、このMが、上記比率、L/R
に基いて分配される。すなわち、統合制御時において、
左バンク1L用の濃度学習値が、「2・M・L/(R+
L)」として決定され、右バンク1R用の濃度学習値
が、「2・M・R/(R+L)」として決定される(3
次推定)。そして、統合制御時において、左バンク1L
用の燃料噴射弁12Lからの燃料噴射量として、上述の
ように推定分配された濃度学習値「2・M・L/(R+
L)」だけ減量され、右バンク1R用の燃料噴射弁12
Rからの燃料噴射量として、上述のように推定分配され
た濃度学習値「2・M・R/(R+L)」だけ減量され
る。
【0029】次に、図4、図5のフロ−チャ−トを参照
しつつ、パージ制御と空燃比フィ−ドバック制御につい
て説明するが、以下の説明でQはステップを示す。
しつつ、パージ制御と空燃比フィ−ドバック制御につい
て説明するが、以下の説明でQはステップを示す。
【0030】図4は、パージ流量つまり、パージ流量に
対応したパ−ジバルブ36の開度(駆動時間)を決定す
るためのものである。先ず、Q21において、目標パー
ジ率が決定されるが、これは、パージガスを大気とみた
ときに、エアフロ−メ−タ6により検出される吸入空気
量に対するパージガスの質量割合として決定される(単
位%)。この目標パージ率は、当所は0にイニシャライ
ズされているが、空燃比フィ−ドバック制御におけるフ
ィ−ドバック補正量(理論空燃比からのずれ量)に応じ
て、適宜増減される。
対応したパ−ジバルブ36の開度(駆動時間)を決定す
るためのものである。先ず、Q21において、目標パー
ジ率が決定されるが、これは、パージガスを大気とみた
ときに、エアフロ−メ−タ6により検出される吸入空気
量に対するパージガスの質量割合として決定される(単
位%)。この目標パージ率は、当所は0にイニシャライ
ズされているが、空燃比フィ−ドバック制御におけるフ
ィ−ドバック補正量(理論空燃比からのずれ量)に応じ
て、適宜増減される。
【0031】極力多量のパージ行われるような設定とす
べく、空燃比フィ−ドバック補正量がリッチ側に大きく
ずれない範囲において、目標パージ率は大きく設定され
る。すなわち、目標パージ率は、空燃比フィ−ドバック
補正量が10%以上ずれているときに漸減され、空燃比
フィ−ドバック補正量が5〜10%の範囲ならばホ−ル
ドされ、空燃比フィ−ドバック補正量が5%未満ならば
漸増される。
べく、空燃比フィ−ドバック補正量がリッチ側に大きく
ずれない範囲において、目標パージ率は大きく設定され
る。すなわち、目標パージ率は、空燃比フィ−ドバック
補正量が10%以上ずれているときに漸減され、空燃比
フィ−ドバック補正量が5〜10%の範囲ならばホ−ル
ドされ、空燃比フィ−ドバック補正量が5%未満ならば
漸増される。
【0032】Q22では、パ−ジバルブ36の前後の差
圧が決定(推定)される。すなわち、エンジン運転状態
(例えばエンジン回転数とエアフロ−メ−タ6で検出さ
れる吸入空気量)をパラメ−タとして設定されたマップ
値を吸気温度に応じて補正することにより吸気圧が決定
され、この決定された吸気圧と検出される大気圧との差
圧が、パ−ジバルブ36前後での差圧とされる。
圧が決定(推定)される。すなわち、エンジン運転状態
(例えばエンジン回転数とエアフロ−メ−タ6で検出さ
れる吸入空気量)をパラメ−タとして設定されたマップ
値を吸気温度に応じて補正することにより吸気圧が決定
され、この決定された吸気圧と検出される大気圧との差
圧が、パ−ジバルブ36前後での差圧とされる。
【0033】Q23では、パ−ジガスの上限値設定が行
われる。この上限値設定は、パ−ジバルブ36を全開と
したとき、その前後差圧で決定される最大体積流量に相
当する(単位は毎分あたりのリットル)。次いで、Q2
4において、上述した上限値の質量変換がなされる(単
位は毎秒あたり質量)。
われる。この上限値設定は、パ−ジバルブ36を全開と
したとき、その前後差圧で決定される最大体積流量に相
当する(単位は毎分あたりのリットル)。次いで、Q2
4において、上述した上限値の質量変換がなされる(単
位は毎秒あたり質量)。
【0034】Q25では、Q21での目標パージ率とエ
アフロ−メ−タ6で検出された吸入空気量の質量流量と
から、Q24で決定された上限値の範囲において、目標
パージ質量(単位は毎秒あたりの質量)が決定される
(パージガスは大気と同等とみる)。
アフロ−メ−タ6で検出された吸入空気量の質量流量と
から、Q24で決定された上限値の範囲において、目標
パージ質量(単位は毎秒あたりの質量)が決定される
(パージガスは大気と同等とみる)。
【0035】Q26では、Q25での質量流量を、体積
流量に変換して、目標パージ体積流量が決定される(単
位は毎分あたりのリットル)。Q27では、Q26の目
標体積流量に相当するパ−ジバルブ36の駆動時間(単
位周期あたりの開時間つまりデュ−ティ比で、Q22で
決定された前後差圧を考慮して決定される)。
流量に変換して、目標パージ体積流量が決定される(単
位は毎分あたりのリットル)。Q27では、Q26の目
標体積流量に相当するパ−ジバルブ36の駆動時間(単
位周期あたりの開時間つまりデュ−ティ比で、Q22で
決定された前後差圧を考慮して決定される)。
【0036】Q28では、Q27での駆動時間が、バッ
テリ電圧、無効デュ−ティ(駆動初期時の無効時間)に
よって補正され、この補正後の駆動時間(デュ−ティ
比)、パ−ジバルブ36が開かれる。
テリ電圧、無効デュ−ティ(駆動初期時の無効時間)に
よって補正され、この補正後の駆動時間(デュ−ティ
比)、パ−ジバルブ36が開かれる。
【0037】図5は、燃料供給の制御を示すもので、ま
ずQ31において、図4のQ25において決定された目
標パージ流量を、実際に吸気系にパージされるまでの応
答遅れ分を勘案して、実パージ重量として決定される
(後述する遅れ補正の実行)。次に、Q32において、
サ−ジタンク3に流入される全吸気量に対するパージガ
スの比率(単位は%)が決定される。
ずQ31において、図4のQ25において決定された目
標パージ流量を、実際に吸気系にパージされるまでの応
答遅れ分を勘案して、実パージ重量として決定される
(後述する遅れ補正の実行)。次に、Q32において、
サ−ジタンク3に流入される全吸気量に対するパージガ
スの比率(単位は%)が決定される。
【0038】Q33では、浄化触媒25の劣化判定を行
う時期であるか否かが判別される。このQ33の判別で
NOのときは、独立制御を行うときであり、このとき
は、Q34に移行して、前述した独立制御が行われる。
Q35では、独立制御時におけるフィ−ドバック補正値
(CFB)のなまし値に基いて、濃度学習値が演算、記
憶される。具体的には、濃度学習値は、CFBのなまし
値が理論空燃比からのずれ量として燃料増量方向に2%
以上であれば、所定ゲイン分づつ徐々に小さくされ(漸
減)、CFBのなまし値が燃料減量方向に2%以上であ
れば所定ゲイン分づつ徐々に大きくされる(漸増)。
う時期であるか否かが判別される。このQ33の判別で
NOのときは、独立制御を行うときであり、このとき
は、Q34に移行して、前述した独立制御が行われる。
Q35では、独立制御時におけるフィ−ドバック補正値
(CFB)のなまし値に基いて、濃度学習値が演算、記
憶される。具体的には、濃度学習値は、CFBのなまし
値が理論空燃比からのずれ量として燃料増量方向に2%
以上であれば、所定ゲイン分づつ徐々に小さくされ(漸
減)、CFBのなまし値が燃料減量方向に2%以上であ
れば所定ゲイン分づつ徐々に大きくされる(漸増)。
【0039】なお、濃度学習値は、工場出荷段階では0
にセットされていて、イグニッションスイッチをOFF
したときも記憶保持されるようになっている。また、濃
度学習値の演算(更新)は、パージガス流量が所定以下
(例えば毎分3リットル以下)の少量であるとき、冷却
水温度が所定温度(例えば80度C)未満のとき、エン
ジン過渡運転時(定常以外)、およびエンジン始動直後
は、それぞれ行われないようにされる(前回の値をその
ま保持)。
にセットされていて、イグニッションスイッチをOFF
したときも記憶保持されるようになっている。また、濃
度学習値の演算(更新)は、パージガス流量が所定以下
(例えば毎分3リットル以下)の少量であるとき、冷却
水温度が所定温度(例えば80度C)未満のとき、エン
ジン過渡運転時(定常以外)、およびエンジン始動直後
は、それぞれ行われないようにされる(前回の値をその
ま保持)。
【0040】Q35の後、Q36において、前述したよ
うに、左右バンク1L、1R用にそれぞれ決定されてい
る最新の濃度学習値に基いて、その比率(前述したL/
R)が決定、記憶される。この後、Q37において、最
終的に、Q36に記憶されている左右バンク用の各濃度
学習値と、Q32で決定されたパージガス含有率とか
ら、左右バンク1L、1Rに分配されるパージガス中の
燃料量つまり含有燃料量が決定される。
うに、左右バンク1L、1R用にそれぞれ決定されてい
る最新の濃度学習値に基いて、その比率(前述したL/
R)が決定、記憶される。この後、Q37において、最
終的に、Q36に記憶されている左右バンク用の各濃度
学習値と、Q32で決定されたパージガス含有率とか
ら、左右バンク1L、1Rに分配されるパージガス中の
燃料量つまり含有燃料量が決定される。
【0041】前記Q37で決定された左右バンクへ分配
される含有燃料量は、左右の燃料噴射弁12L、12R
からの燃料噴射量から減量される補正値として使用され
るものである。すなわち、燃料噴射量は、通常、エンジ
ン回転数とエンジン負荷とに基づいて基本燃料噴射量が
決定され、この基本燃料噴射量を、フィ−ドバック補正
値、バッテリ電圧、吸気温度、大気圧等の各種補正値に
よって補正されるが、濃度学習値は燃料噴射量を減量さ
せる補正値として使用されることになる。
される含有燃料量は、左右の燃料噴射弁12L、12R
からの燃料噴射量から減量される補正値として使用され
るものである。すなわち、燃料噴射量は、通常、エンジ
ン回転数とエンジン負荷とに基づいて基本燃料噴射量が
決定され、この基本燃料噴射量を、フィ−ドバック補正
値、バッテリ電圧、吸気温度、大気圧等の各種補正値に
よって補正されるが、濃度学習値は燃料噴射量を減量さ
せる補正値として使用されることになる。
【0042】前記Q33の判別でYESのときは、Q3
8に移行して、統合制御が行われる。次いで、Q39に
おいて、統合制御用の濃度学習値が決定される。この
後、Q40において、左右バンクへの含有燃料量の分配
比が、Q36に記憶されている分配比として設定され
て、前述のQ37へ移行する。
8に移行して、統合制御が行われる。次いで、Q39に
おいて、統合制御用の濃度学習値が決定される。この
後、Q40において、左右バンクへの含有燃料量の分配
比が、Q36に記憶されている分配比として設定され
て、前述のQ37へ移行する。
【0043】ここで、パージ量が変化したときに、エン
ジン吸気系(実施例ではサ−ジタンク3)において実際
にパージ量が変化するときの様子が図6に示される。こ
の図6において、実線はパ−ジバルブ36への開度指令
信号であり、破線がパージ量増大のときの様子を示し、
一点鎖線がパージ量減少のときの様子を示す。この図6
から明らかなように、パージ量を増大させるときの方
が、減少させるときよりも、エンジン吸気系でのパージ
量変化は遅れて生じることになる。
ジン吸気系(実施例ではサ−ジタンク3)において実際
にパージ量が変化するときの様子が図6に示される。こ
の図6において、実線はパ−ジバルブ36への開度指令
信号であり、破線がパージ量増大のときの様子を示し、
一点鎖線がパージ量減少のときの様子を示す。この図6
から明らかなように、パージ量を増大させるときの方
が、減少させるときよりも、エンジン吸気系でのパージ
量変化は遅れて生じることになる。
【0044】パージ量の増大と減少とで遅れ度合が異な
るのは、パ−ジバルブ36と大気開放口33a間のパ−
ジ経路長さに起因したものとなる。すなわち、増大のと
きの遅れ系の長さが、サ−ジタンク3から大気開放口3
3aまでのパ−ジ経路長さであり(長い)、減少のとき
の遅れ系の長さが、サ−ジタンク3からパ−ジバルブ3
3までのパ−ジ経路長さである(短い)。
るのは、パ−ジバルブ36と大気開放口33a間のパ−
ジ経路長さに起因したものとなる。すなわち、増大のと
きの遅れ系の長さが、サ−ジタンク3から大気開放口3
3aまでのパ−ジ経路長さであり(長い)、減少のとき
の遅れ系の長さが、サ−ジタンク3からパ−ジバルブ3
3までのパ−ジ経路長さである(短い)。
【0045】前記Q31での遅れ補正の詳細について、
図7のフロ−チャ−トを参照しつつ説明する。まず、Q
81において、パージ量の増量時であるか否かが判別さ
れる、このQ81の判別でYESのときは、Q82にお
いて、遅れ補正係数KがK1として設定される。また、
Q81の判別でNOのときは、Q83において、パージ
量の減量のときであるか否かが判別される。このQ83
の判別でYESのときは、Q84において、遅れ補正係
数KがK2として設定される(0<K2<K1<1)。
図7のフロ−チャ−トを参照しつつ説明する。まず、Q
81において、パージ量の増量時であるか否かが判別さ
れる、このQ81の判別でYESのときは、Q82にお
いて、遅れ補正係数KがK1として設定される。また、
Q81の判別でNOのときは、Q83において、パージ
量の減量のときであるか否かが判別される。このQ83
の判別でYESのときは、Q84において、遅れ補正係
数KがK2として設定される(0<K2<K1<1)。
【0046】Q82、Q84の後、あるいはQ83の判
別でNOのときは、それぞれQ85に移行する。このQ
85では、図4のQ25で決定された目標パージ流量
(質量流量)と、Q85で前回決定された実パージ重量
とを用いて、ここ示す式にしたがって、今回の実パージ
重量が決定される。Q85に示す式はいわゆるなまし処
理であり、遅れ補正係数Kが小さいほど応答性が良いも
のとなる。つまり、遅れ補正係数が小さいパージ量減少
時の方が、遅れ補正係数の大きいパージ量増大時より
も、実パージ重量がゆっくりと変化されるように決定さ
れることになる。
別でNOのときは、それぞれQ85に移行する。このQ
85では、図4のQ25で決定された目標パージ流量
(質量流量)と、Q85で前回決定された実パージ重量
とを用いて、ここ示す式にしたがって、今回の実パージ
重量が決定される。Q85に示す式はいわゆるなまし処
理であり、遅れ補正係数Kが小さいほど応答性が良いも
のとなる。つまり、遅れ補正係数が小さいパージ量減少
時の方が、遅れ補正係数の大きいパージ量増大時より
も、実パージ重量がゆっくりと変化されるように決定さ
れることになる。
【0047】Q85の後は、Q86において、Q85で
決定された今回の実パージ重量が、前回実パージ重量と
して更新される。
決定された今回の実パージ重量が、前回実パージ重量と
して更新される。
【0048】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。
【0049】(1)蒸発燃料のパージ実行条件としては適
宜設定できるが、次のように設定するのが好ましい。す
なわち、システムに異常がないことを前提として、冷却
水温度が所定温度以上であること(燃料の暖機増量が行
われていないこと)、外気温度が所定温度以上もしくは
濃度学習値が所定値以上のとき(蒸発燃料の発生量が多
いと予測されるとき)、エンジンの要求吸気量よりもパ
ージ流量が小さいこと、エンジンの要求燃料量よりもパ
ージガス中の含有燃料量が少ないことの全ての条件を満
たした時に、パージの実行を行うようにする。
宜設定できるが、次のように設定するのが好ましい。す
なわち、システムに異常がないことを前提として、冷却
水温度が所定温度以上であること(燃料の暖機増量が行
われていないこと)、外気温度が所定温度以上もしくは
濃度学習値が所定値以上のとき(蒸発燃料の発生量が多
いと予測されるとき)、エンジンの要求吸気量よりもパ
ージ流量が小さいこと、エンジンの要求燃料量よりもパ
ージガス中の含有燃料量が少ないことの全ての条件を満
たした時に、パージの実行を行うようにする。
【0050】(2)供給燃料量中に占めるパージガス中の
含有燃料量が所定値以上のときは、所定値未満になるま
でパージ量を減量するのが好ましい。また、フィ−ドバ
ック補正値が所定時間以上継続して燃料減量方向の値を
示すときも、パージ量を減量するのが好ましい。さら
に、ある一部の気筒が失火したようなときは、パージを
禁止あるいはパージ量を減量させるのが好ましい。
含有燃料量が所定値以上のときは、所定値未満になるま
でパージ量を減量するのが好ましい。また、フィ−ドバ
ック補正値が所定時間以上継続して燃料減量方向の値を
示すときも、パージ量を減量するのが好ましい。さら
に、ある一部の気筒が失火したようなときは、パージを
禁止あるいはパージ量を減量させるのが好ましい。
【0051】(3)フィ−ドバック補正値(のなまし値)
から濃度学習値を得るときのゲインは、ある一定値とし
てもよいが、所定条件に基いて、可変式(連続可変式あ
るいは3段階等の段階式)とすることもできる。例え
ば、所定時間内における酸素センサ出力の反転回数が少
ない場合は多い場合に比して、濃度学習値のゲインを大
きく設定することができる。また、濃度学習値が大きい
ときは小さいときに比して、ゲインを小さく設定するよ
うにしてもよい。
から濃度学習値を得るときのゲインは、ある一定値とし
てもよいが、所定条件に基いて、可変式(連続可変式あ
るいは3段階等の段階式)とすることもできる。例え
ば、所定時間内における酸素センサ出力の反転回数が少
ない場合は多い場合に比して、濃度学習値のゲインを大
きく設定することができる。また、濃度学習値が大きい
ときは小さいときに比して、ゲインを小さく設定するよ
うにしてもよい。
【0052】(4)アイドル回転数フィ−ドバック制御の
ときに、エンジン吸気系に実際に供給パージ流量を遅れ
補正によって決定して、ISCバルブ9の開度補正に利
用するようにしてもよい。
ときに、エンジン吸気系に実際に供給パージ流量を遅れ
補正によって決定して、ISCバルブ9の開度補正に利
用するようにしてもよい。
【0053】(5)遅れ補正は、パージ量に対応した適宜
の制御信号に対して行うことができる。例えば、図4の
Q21、Q25〜Q28のいずれかを遅れ補正すること
ができる。
の制御信号に対して行うことができる。例えば、図4の
Q21、Q25〜Q28のいずれかを遅れ補正すること
ができる。
【0054】(6)濃度学習値の更新がされたときは、更
新前の濃度学習値と更新後の濃度学習値との偏差分だ
け、一気にフィ−ドバック補正値を変更するようにして
もよい。すなわち、例えば更新によって濃度学習値が小
さくつまり減量されたとき、この減量分だけフィ−ドバ
ック補正値を燃料増量方向に一気に大きくすることによ
って(濃度学習値が大きくされたときは、この逆)、空
燃比のずれを防止すると共に、フィ−ドバック制御の追
従性を高める上で好ましいものとなる。
新前の濃度学習値と更新後の濃度学習値との偏差分だ
け、一気にフィ−ドバック補正値を変更するようにして
もよい。すなわち、例えば更新によって濃度学習値が小
さくつまり減量されたとき、この減量分だけフィ−ドバ
ック補正値を燃料増量方向に一気に大きくすることによ
って(濃度学習値が大きくされたときは、この逆)、空
燃比のずれを防止すると共に、フィ−ドバック制御の追
従性を高める上で好ましいものとなる。
【0055】(7)システムの異状発生時には、蒸発燃料
のパージを禁止するのが好ましいが(特にアイドル時に
パージする場合)、基本のパージ量よりも減量させてパ
ージを行うようにすることもでき、異状発生時用の特別
の目標パージ量を設定することもできる。
のパージを禁止するのが好ましいが(特にアイドル時に
パージする場合)、基本のパージ量よりも減量させてパ
ージを行うようにすることもでき、異状発生時用の特別
の目標パージ量を設定することもできる。
【0056】(8)システムの異状発生時には、誤学習防
止のために、濃度学習を禁止するのが好ましい。なお、
異状発生時としては、例えば濃度学習値が所定値以上に
なったとき、あるいは濃度学習値の変動幅が大きすぎる
とき(例えば所定時間内の変動幅が所定値以上となった
とき)として設定することができる。
止のために、濃度学習を禁止するのが好ましい。なお、
異状発生時としては、例えば濃度学習値が所定値以上に
なったとき、あるいは濃度学習値の変動幅が大きすぎる
とき(例えば所定時間内の変動幅が所定値以上となった
とき)として設定することができる。
【0057】(9)本発明は、制御方法としても把握する
ことが可能であり、また、フロ−チャ−トに示す各ステ
ップ、センサや弁等の各種吸気類は、その機能内容(の
上位概念)に手段の名称を付して表現することもでき
る。さらに、本発明の目的は、明記されたものに限ら
ず、実質的に利点としてあるいは好ましいとして記載さ
れた内容に相当するものを提供することをも暗黙的に含
むものである。
ことが可能であり、また、フロ−チャ−トに示す各ステ
ップ、センサや弁等の各種吸気類は、その機能内容(の
上位概念)に手段の名称を付して表現することもでき
る。さらに、本発明の目的は、明記されたものに限ら
ず、実質的に利点としてあるいは好ましいとして記載さ
れた内容に相当するものを提供することをも暗黙的に含
むものである。
【図1】本発明の一実施例を示す全体系統図。
【図2】制御系統例を示す簡略図。
【図3】パージガスの濃度学習値を図式的に示すタイム
チャ−ト。
チャ−ト。
【図4】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図5】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図6】パージ量増大と減少のときの遅れの様子を示す
図。
図。
【図7】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
1:エンジン 2:吸気通路 3:サ−ジタンク 12L:燃料噴射弁 12R:燃料噴射弁 22L:排気通路 22R:排気通路 23:共通排気通路 24:酸素センサ 25:浄化触媒 27L:酸素センサ 27R:酸素センサ 31:燃料タンク 33:キャニスタ 35:パージ通路 36:パ−ジバルブ U:制御ユニット
Claims (7)
- 【請求項1】エンジンの吸気系に燃料タンクからの蒸発
燃料をパージするようにしたエンジンの蒸発燃料処理装
置において、 パージ量に対応した制御信号に対して遅れ補正を行っ
て、エンジン吸気系に実際に供給される実パージ量を決
定する実パージ量決定手段と、 パージ量が増大するときと減少するときとで、前記遅れ
補正の度合を変更する補正度合変更手段と、を備えてい
ることを特徴とするエンジンの蒸発燃料処理装置。 - 【請求項2】請求項1において、 燃料タンクとエンジン吸気系とを接続するパ−ジ経路
に、キャニスタが接続されると共に、該キャニスタとエ
ンジン吸気系との間にパ−ジバルブが接続されて、該パ
−ジバルブの開度を変化させることによりパージ量が変
化されるように設定され、 前記制御信号が、前記パ−ジバルブに対する開度指令信
号に対応した信号とされている、ことを特徴とするエン
ジンの蒸発燃料処理装置。 - 【請求項3】請求項2において、 前記遅れ補正の度合が、パージ量が増大されるときの方
が減少されるときよりも大きくされている、ことを特徴
とするエンジンの蒸発燃料処理装置。 - 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
おいて、 前記遅れ補正後の制御値に基いて、エンジンの吸気系に
供給されるパージガス中の実際の燃料量を決定するよう
に設定されている、ことを特徴とするエンジンの蒸発燃
料処理装置。 - 【請求項5】請求項4において、 空燃比が所定の目標空燃比となるようにフィ−ドバック
制御する空燃比フィ−ドバック制御手段を備え、 前記空燃比フィ−ドバック制御手段によるフィ−ドバッ
ク補正値に基いて、パージガスの濃度を決定する濃度決
定手段を備え、 前記実際の燃料量が、前記濃度に基いて決定される、こ
とを特徴とするエンジンの蒸発燃料処理装置。 - 【請求項6】請求項5において、 前記実際の燃料量分だけ、エンジンに対する燃料供給手
段からの供給燃料量が減少されるように設定されてい
る、ことを特徴とするエンジンの蒸発燃料処理装置。 - 【請求項7】燃料タンクとエンジン吸気系とを接続する
パ−ジ経路に、キャニスタが接続されると共に、該キャ
ニスタとエンジン吸気系との間にパ−ジバルブが接続さ
れたエンジンの蒸発燃料処理装置において、 空燃比が所定の目標空燃比となるようにフィ−ドバック
制御するフィ−ドバック制御手段と、 前記空燃比フィ−ドバック制御が行われているときに、
所定の目標パージ流量となるように前記パ−ジバルブに
開度指令信号を出力するパージ制御手段と、 前記空燃比フィ−ドバック制御手段のフィ−ドバック補
正値に基いて、前記パ−ジ経路からエンジン吸気系にパ
ージされるパージガスの燃料濃度を決定する濃度決定手
段と、 前記目標パージ流量に遅れ補正を行って、エンジン吸気
系に実際に供給される実際のパージ量を決定する実パー
ジ量決定手段と、 前記実際のパージ量と前記燃料濃度とから、前記パ−ジ
経路からエンジン吸気系に実際に供給される実燃料量を
決定する実燃料量決定手段と、 エンジンに対する燃料供給手段からの燃料供給量より、
前記実燃料量を減量させる減量補正手段と、 前記遅れ補正の度合を、パ−ジバルブの開度が増大され
るときは減少されるときよりも大きくする遅れ補正度合
変更手段と、を備えていることを特徴とするエンジンの
蒸発燃料処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16002696A JPH109066A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16002696A JPH109066A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH109066A true JPH109066A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15706364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16002696A Pending JPH109066A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | エンジンの蒸発燃料処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH109066A (ja) |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP16002696A patent/JPH109066A/ja active Pending
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