JPH1090925A - 有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体 - Google Patents
有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体Info
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- JPH1090925A JPH1090925A JP24393896A JP24393896A JPH1090925A JP H1090925 A JPH1090925 A JP H1090925A JP 24393896 A JP24393896 A JP 24393896A JP 24393896 A JP24393896 A JP 24393896A JP H1090925 A JPH1090925 A JP H1090925A
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Abstract
センサー材料、EL素子、静電記録素子などに使用可能
な有機光導伝材料を提供すること。 【解決手段】導電性支持体上に有機光導伝性材料とし
て、下記一般式(1)または(2)で示されるエナミン
化合物を1種または2種以上含有させる。 【化1】 一般式(1)、または(2)において、R1、R2、
R6、R7は置換基を有していてもよいアルキル基、アリ
ール基、複素環を示し、R3、R8は水素原子、ハロゲン
原子、置換基を有していてもよいアルキル基、アルコキ
シ基を示す。R4、R5は、水素原子、置換基を有してい
てもよいアルキル基、アリール基、複素環基を示す。但
し、R4、R5のどちらか一つに必ずアリール基、あるい
は複素環を有する。R9、R10は置換基を有していても
よいアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリー
ル基、複素環を示す。m、nは0〜2までの整数を示
す。Zはインドリン環の2つの炭素と共に飽和の炭化水
素環あるいは複素5〜8員環を形成するのに必要な原子
群を示す。
Description
びそれを用いた電子写真感光感光体に関し、詳しくは特
定の有機光導電性材料を含有することを特徴とする電子
写真感光体に関するものである。
野に限らず印刷版材、スライドフィルム、マイクロフィ
ルムなどの従来では写真技術が使われていた分野へ広が
り、またレーザーやLED、CRTを光源とする高速プ
リンターへの応用も検討されている。また最近では光導
電性材料の電子写真感光体以外の用途、例えば静電記録
素子、センサー材料、EL素子などへの応用も検討され
始めた。従って光導電性材料及びそれを用いた電子写真
感光体に対する要求も高度で幅広いものになりつつあ
る。これまで電子写真方式の感光体としては無機系の光
導電性物質、例えばセレン、硫化カドミウム、酸化亜
鉛、シリコンなどが知られており、広く研究され、かつ
実用化されている。これらの無機物質は多くの長所を持
っているのと同時に、種々の欠点をも有している。例え
ばセレンには製造条件が難しく、熱や機械的衝撃で結晶
化しやすいという欠点があり、硫化カドミウムや酸化亜
鉛は耐湿性、耐久性に難がある。シリコンについては帯
電性の不足や製造上の困難さが指摘されている。更に、
セレンや硫化カドミウムには毒性の問題もある。
性がよく、可撓性も優れていて、軽量であり、透明性も
よく、適当な増感方法により広範囲の波長域に対する感
光体の設計が容易であるなどの利点を有していることか
ら、次第にその実用化が注目を浴びている。
感光体は、一般的に基本的な性質として次のような事が
要求される。即ち、(1) 暗所におけるコロナ放電に対し
て帯電性が高いこと、(2) 得られた帯電電荷の暗所での
漏洩(暗減衰)が少ないこと、(3) 光の照射によって帯
電電荷の散逸(光減衰)が速やかであること、(4) 光照
射後の残留電荷が少ないことなどである。
質としてポリビニルカルバゾールを始めとする光導電性
ポリマーに関して多くの研究がなされてきたが、これら
は必ずしも皮膜性、可撓性、接着性が十分でなく、また
上述の感光体としての基本的な性質を十分に具備してい
るとはいい難い。
いては、感光体形成に用いる結着剤などを選択すること
により、皮膜性や接着性、可撓性など機械的強度に優れ
た感光体を得ることができ得るものの、高感度の特性を
保持し得るのに適した化合物を見出すことは困難であ
る。
能と電荷輸送機能とを異なる物質に分担させ、より高感
度の特性を有する有機感光体が開発されている。機能分
離型と称されているこのような感光体の特徴はそれぞれ
の機能に適した材料を広い範囲から選択できることであ
り、任意の性能を有する感光体を容易に作製し得ること
から多くの研究が進められてきた。
しては、フタロシアニン顔料、スクエアリウム色素、ア
ゾ顔料、ペリレン顔料などの多種の物質が検討され、中
でもアゾ顔料は多様な分子構造が可能であり、また、高
い電荷発生効率が期待できることから広く研究され、実
用化も進んでいる。しかしながら、このアゾ顔料におい
ては、分子構造と電荷発生効率の関係はいまだに明らか
になっていない。膨大な合成研究を積み重ねて、最適の
構造を探索しているのが実情であるが、先に掲げた感光
体として求められている基本的な性質や高い耐久性など
の要求を十分に満足するものは、未だ得られていない。
孔輸送物質と電子輸送物質がある。正孔輸送物質として
はヒドラゾン化合物やスチルベン化合物など、電子輸送
物質としては2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノ
ン、ジフェノキノン誘導体など多種の物質が検討され、
実用化も進んでいるが、こちらも膨大な合成研究を積み
重ねて最適の構造を探索しているのが実情である。事
実、これまでに多くの改良がなされてきたが、先に掲げ
た感光体として求められている基本的な性質や高い耐久
性などの要求を十分に満足するものは、未だ得られてい
ない。
は種々の改良が成されてきたが、先に掲げた感光体とし
て要求される基本的な性質や高い耐久性などの要求を十
分に満足するものは未だ得られていないのが現状であ
る。
電位が高く高感度で、繰返し使用しても諸特性が変化せ
ず安定した性能を発揮できる電子写真感光体及びセンサ
ー材料、EL素子、静電記録素子などにも使用可能な有
機光導電性材料を提供することである。
達成すべく光導電性材料の研究を行なった結果、特定の
構造を有する有機光導電性材料が有効であることを見出
し、本発明に至った。上記で特定の構造を有する有機光
導電性材料とは、下記一般式(1)、あるいは(2)で
示される化合物である。
1、R2、R6、R7は置換基を有していてもよいアルキル
基、アリール基、複素環を示し、R3、R8は水素原子、
ハロゲン原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
アルコキシ基を示す。R4、R5は、水素原子、置換基を
有していてもよいアルキル基、アリール基、複素環基を
示す。但し、R4、R5のどちらか一つに必ずアリール
基、あるいは複素環を有する。R9、R10は置換基を有
していてもよいアルキル基、アルケニル基、アラルキル
基、アリール基、複素環を示す。m、nは0〜2までの
整数を示す。Zはインドリン環の2つの炭素と共に飽和
の炭化水素環あるいは複素5〜8員環を形成するのに必
要な原子群を示す。
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基などのアルキル基、フェニル基、ナフチル基などの
アリール基、あるいはフリル基、チエニル基などの複素
環などを挙げることができる。また、R1、R2、R6、
R7は置換基を有していてもよいが、その置換基の具体
例としては弗素原子、塩素原子などのハロゲン原子、メ
トキシ基、エトキシ基、イソプロピルオキシ基などのア
ルコキシ基、上述のアルキル基などを挙げることができ
る。
子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基などのアルキル基、メトキシ基、エトキシ基などの
アルコキシ基、あるいは弗素原子、塩素原子などのハロ
ゲン原子を挙げることができる。また、R3、R8は置換
基を有していてもよいが、その置換基の具体例としては
上述のアルキル基、上述のハロゲン原子などを挙げるこ
とができる。
子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基などのアルキル基、フェニル基、ナフチル基などの
アリール基、あるいはフリル基、チエニル基などの複素
環などを挙げることができる。また、R4、R5は置換基
を有していてもよく、その具体例としては、弗素原子、
塩素原子などのハロゲン原子、上述のアルキル基、メト
キシ基、エトキシ基などのアルコキシ基、そして上述の
アリール基などを挙げることができる。
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基など
のアルキル基、アリル基、メタリル基などのアルケニル
基、ベンジル基、1−ナフチルメチル基などのアラルキ
ル基、フェニル基、ナフチル基などのアリール基、ある
いはフリル基、チエニル基などの複素環などを挙げるこ
とができる。また、R9、R10は置換基を有していても
よいが、その置換基の具体例としては弗素原子、塩素原
子などのハロゲン原子、メトキシ基、エトキシ基などの
アルコキシ基、上述のアルキル基などを挙げることがで
きる。
ものを挙げることができる。
(2)で示される有機光導電性材料の具体例としては、
以下に示すC−01〜84の構造を有するものが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
(1)、あるいは(2)で示される有機光導電性材料及
び電荷発生物質をそれぞれ1種類あるいは2種類以上含
有することにより得られる。電荷発生物質には無機系電
荷発生物質と有機系電荷発生物質があり、前者の例とし
ては例えばセレン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素
合金、硫化カドミウム、酸化亜鉛、アモルファスシリコ
ンなどが挙げられる。有機系電荷発生物質の例として
は、例えばメチルバイオレット、ブリリアントグリー
ン、クリスタルバイオレットなどのトリフェニルメタン
系染料、メチレンブルーなどのチアジン染料、キニザリ
ンなどのキノン染料、シアニン染料、アクリジン染料、
ピリリウム色素、チアピリリウム色素、スクエアリウム
色素、ペリノン系顔料、アントラキノン系顔料、金属含
有あるいは無金属のフタロシアニン系顔料、ペリレン系
顔料などが挙げられ、また、アゾ顔料も用いられる。
7543号公報、特開昭53−95033号公報、特開
昭53−132347号公報、特開昭53−13344
5号公報、特開昭54−12742号公報、特開昭54
−20736号公報、特開昭54−20737号公報、
特開昭54−21728号公報、特開昭54−2283
4号公報、特開昭55−69148号公報、特開昭55
−69654号公報、特開昭55−79449号公報、
特開昭55−117151号公報、特開昭56−462
37号公報、特開昭56−116039号公報、特開昭
56−116040号公報、特開昭56−119134
号公報、特開昭56−143437号公報、特開昭57
−63537号公報、特開昭57−63538号公報、
特開昭57−63541号公報、特開昭57−6354
2号公報、特開昭57−63549号公報、特開昭57
−66438号公報、特開昭57−74746号公報、
特開昭57−78542号公報、特開昭57−7854
3号公報、特開昭57−90056号公報、特開昭57
−90057号公報、特開昭57−90632号公報、
特開昭57−116345号公報、特開昭57−202
349号公報、特開昭58−4151号公報、特開昭5
8−90644号公報、特開昭58−144358号公
報、特開昭58−177955号公報、特開昭59−3
1962号公報、特開昭59−33253号公報、特開
昭59−71059号公報、特開昭59−72448号
公報、特開昭59−78356号公報、特開昭59−1
36351号公報、特開昭59−201060号公報、
特開昭60−15642号公報、特開昭60−1403
51号公報、特開昭60−179746号公報、特開昭
61−11754号公報、特開昭61−90164号公
報、特開昭61−90165号公報、特開昭61−90
166号公報、特開昭61−112154号公報、特開
昭61−269165号公報、特開昭61−28124
5号公報、特開昭61−51063号公報、特開昭62
−267363号公報、特開昭63−68844号公
報、特開昭63−89866号公報、特開昭63−13
9355号公報、特開昭63−142063号公報、特
開昭63−183450号公報、特開昭63−2827
43号公報、特開昭64−21455号公報、特開昭6
4−78259号公報、特開平1−200267号公
報、特開平1−202757号公報、特開平1−319
754号公報、特開平2−72372号公報、特開平2
−254467号公報、特開平3−95561号公報、
特開平3−278063号公報、特開平4−96068
号公報、特開平4−96069号公報、特開平4−14
7265号公報、特開平5−142841号公報、特開
平5−303226号公報、特開平6−324504号
公報、特開平7−168379号公報などに記載の化合
物が挙げられる。
ラー成分の構造は多岐に渡る。例えば特開昭54−17
735号公報、特開昭54−79632号公報、特開昭
57−176055号公報、特開昭59−197043
号公報、特開昭60−130746号公報、特開昭60
−153050号公報、特開昭60−103048号公
報、特開昭60−189759号公報、特開昭63−1
31146号公報、特開昭63−155052号公報、
特開平2−110569号公報、特開平4−14944
8号公報、特開平6−27705号公報、特開平6−3
48047号公報などに記載の化合物が挙げられる。
〜40に示す化合物と表1〜14に示すカプラーとの組
み合わせからなる全ての化合物を挙げることができる
が、これらに限定されるものではない。また、これらの
化合物と他の電荷発生物質を併用することも可能であ
る。
ているが、そのいずれにも用いることができる。例え
ば、導電性支持体上に電荷発生物質、電荷輸送物質、お
よびフィルム形成性結着剤樹脂からなる感光層を設けた
ものがある。また、導電性支持体上に、電荷発生物質と
結着剤樹脂からなる電荷発生層と、電荷輸送物質と結着
剤樹脂からなる電荷輸送層を設けた積層型の感光体も知
られている。電荷発生層と電荷輸送層はどちらが上層と
なっても構わない。また、必要に応じて導電性支持体と
感光層の間に下引き層を、感光体表面にオーバーコート
層を、積層型感光体の場合は電荷発生層と電荷輸送層と
の間に中間層を設けることもできる。本発明の化合物を
用いて感光体を作製する支持体としては、金属製ドラ
ム、金属板、導電性加工を施した紙やプラスチックフィ
ルムのシート状、ドラム状あるいはベルト状の支持体な
どが使用される。
に用いるフィルム形成性結着剤樹脂としては利用分野に
応じて種々のものが挙げられる。例えば複写用感光体の
用途ではポリスチレン樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリスルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、酢ビ・
クロトン酸共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェ
ニレンオキサイド樹脂、ポリアリレート樹脂、アルキッ
ド樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、フェノキシ樹
脂などが挙げられる。これらの中でも、ポリスチレン樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂などは感光
体としての電位特性に優れている。また、これらの樹脂
は、単独あるいは共重合体として1種または2種以上を
混合して用いることができる。これら結着剤樹脂の光導
電性化合物に対して加える量は、20〜1000重量%
が好ましく、50〜500重量%がより好ましい。
れるこれらの樹脂は、電荷発生物質に対して10〜50
0重量%が好ましく、50〜150重量%がより好まし
い。樹脂の比率が高くなりすぎると電荷発生効率が低下
し、また樹脂の比率が低くなりすぎると成膜性に問題が
生じる。また、電荷輸送層に含有されるこれらの樹脂
は、電荷輸送物質に対して20〜1000重量%が好ま
しく、50〜500重量%がより好ましい。樹脂の比率
が高すぎると感度が低下し、また、樹脂の比率が低くな
りすぎると繰り返し特性の悪化や塗膜の欠損を招くおそ
れがある。
圧縮などの機械的強度に弱いものがある。この性質を改
良するために、可塑性を与える物質を加えることができ
る。具体的には、フタル酸エステル(例えばDOP、D
BPなど)、リン酸エステル(例えばTCP、TOPな
ど)、セバシン酸エステル、アジピン酸エステル、ニト
リルゴム、塩素化炭化水素などが挙げられる。これらの
物質は、必要以上に添加すると電子写真特性の悪影響を
及ぼすので、その割合は結着剤樹脂に対し20重量%以
下が好ましい。
止剤やカール防止剤など、塗工性の改良のためレベリン
グ剤などを必要に応じて添加することができる。
有機光導伝性材料であるエナミン化合物は更に他の電荷
輸送物質と組み合わせて用いることができる。電荷輸送
物質には正孔輸送物質と電子輸送物質がある。前者の例
としては、例えば特公昭34−5466号公報などに示
されているオキサジアゾール類、特公昭45−555号
公報などに示されているトリフェニルメタン類、特公昭
52−4188号公報などに示されているピラゾリン
類、特公昭55−42380号公報などに示されている
ヒドラゾン類、特開昭56−123544号公報などに
示されているオキサジアゾール類などを挙げることがで
きる。一方、電子輸送物質としては、例えばクロラニ
ル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタ
ン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,
4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,
4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−ト
リニトロチオキサントン、1,3,7−トリニトロジベ
ンゾチオフェン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオ
フェン−5,5−ジオキシドなどがある。これらの電荷
輸送物質は単独または2種以上組み合わせて用いること
ができる。
されるエナミン化合物と電荷移動錯体を形成し、更に増
感効果を増大させる増感剤として、ある種の電子吸引性
化合物を添加することもできる。この電子吸引性化合物
としては例えば、2,3−ジクロロ−1,4−ナフトキ
ノン、1−ニトロアントラキノン、1−クロロ−5−ニ
トロアントラキノン、2−クロロアントラキノン、フェ
ナントレンキノンなどのキノン類、4−ニトロベンズア
ルデヒドなどのアルデヒド類、9−ベンゾイルアントラ
セン、インダンジオン、3,5−ジニトロベンゾフェノ
ン、3,3′,5,5′−テトラニトロベンゾフェノン
などのケトン類、無水フタル酸、4−クロロナフタル酸
無水物などの酸無水物、テレフタラルマロノニトリル、
9−アントリルメチリデンマロノニトリル、4−ニトロ
ベンザルマロノニトリル、4−(p−ニトロベンゾイル
オキシ)ベンザルマロノニトリルなどのシアノ化合物、
3−ベンザルフタリド、3−(α−シアノ−p−ニトロ
ベンザル)フタリド、3−(α−シアノ−p−ニトロベ
ンザル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリドなど
のフタリド類などを挙げることができる。
態に応じて上記の種々の添加物質と共に適当な溶剤中に
溶解または分散し、その塗布液を先に述べた導電性支持
体上に塗布し、乾燥して感光体を製造することができ
る。
エタン、ジクロロメタン、トリクロロエタン、トリクロ
ロエチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどの
ハロゲン化炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、エチレング
リコールジメチルエーテルなどのエーテル系溶剤、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソ
プロピルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶
剤、酢酸エチル、ギ酸メチル、メチルセロソルブアセテ
ートなどのエステル系溶剤、N,N−ジメチルホルムア
ミド、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、ジメチ
ルスルホキシドなどの非プロトン性極性溶剤及びn−ブ
タノール、2−プロパノールなどのアルコール系溶剤な
どを挙げることができる。これらの溶剤は単独または2
種以上の混合溶剤として使用することができる。
るが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
エチルベンズヒドリルフォスフォネート2.52gを溶
かしたN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)80m
l溶液に、室温で撹拌下、カリウムt−ブトキシド1.
30gをゆっくりと加えた。30分撹拌を続けた後、反
応液を500mlの氷水に注ぎ込んで反応を停止し、酢
酸エチルで有機成分を抽出した。分離した有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得ら
れたオイル状物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製して化合物C−24を1.99g得た。収率7
0%。融点152℃。
エチルベンズヒドリルフォスフォネート1.51gを溶
かしたN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)30m
l溶液に、室温で撹拌下、カリウムt−ブトキシド0.
66gをゆっくりと加えた。30分撹拌を続けた後、反
応液を500mlの氷水に注ぎ込んで反応を停止し、酢
酸エチルで有機成分を抽出した。分離した有機層を無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得ら
れたオイル状物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製して化合物C−30を1.20g得た。収率5
0%。融点158℃。
チルフェニルヒドラジン1.01gを溶かしたエタノー
ル80ml溶液に、室温で撹拌下、酢酸5滴を加えた。
60℃で3時間撹拌を続けた後、反応液を500mlの
氷水に注ぎ込んで反応を停止し、酢酸エチルで有機成分
を抽出した。分離した有機層を無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧下溶媒を留去した。得られたオイル状物質を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して化合物
C−62を1.94g得た。収率78%。オイル状。
エステル樹脂(東洋紡製バイロン200)1重量部をテ
トラヒドロフラン100重量部と混合し、ペイントコン
ディショナー装置でガラスビーズと共に2時間分散し
た。こうして得た分散液を、アプリケーターにてアルミ
蒸着ポリエステル上に塗布して乾燥し、膜厚約0.2μ
mの電荷発生層を形成した。次にエナミン化合物(例示
化合物C−01)を、ポリアリレート樹脂(ユニチカ製
U−ポリマー)と1:1の重量比で混合し、ジクロロエ
タンを溶媒として10重量%の溶液を作り、上記の電荷
発生層の上にアプリケーターで塗布して膜厚約20μm
の電荷輸送層を形成した。
て、静電記録試験装置(川口電機製SP−428)を用
いて電子写真特性の評価を行なった。 測定条件:印加電圧−6kV、スタティックNo. 3(タ
ーンテーブルの回転スピードモード:10m/min
)。その結果、帯電電位(V0)が−780V、半減
露光量(E1/2)が1.2ルックス・秒と高感度の値を
示した。
光:白色光で400ルックス×1秒照射)を1サイクル
とする繰返し使用に対する特性評価を行った。5000
回での繰返しによる帯電電位の変化を求めたところ、1
回目の帯電電位(V0)−780Vに対し、5000回
目の帯電電位(V0)は−760Vであり、繰返しによ
る電位の低下がほとんどなく安定した特性を示した。ま
た、1回目の半減露光量(E1/2)1.2ルックス・秒
に対して5000回目の半減露光量(E1/2)は1.2
ルックス・秒と変化がなく優れた特性を示した。
示化合物C−01の代わりに、それぞれ表15、表16
に示すアゾ顔料及びエナミン化合物を用いた他は、実施
例1と同様にして感光体を作製してその特性を評価し
た。結果を表15、表16に示す。
ヒドロフラン40重量部を、ペイントコンディショナー
装置でガラスビーズと共に8時間分散処理した。こうし
て得た分散液に、エナミン化合物(例示化合物C−0
1)を2.5重量部、ポリカーボネート樹脂(三菱ガス
化学製PCZ−200)10重量部、テトラヒドロフラ
ン60重量部を加え、更にペイントコンディショナー装
置で30分間分散処理を行った後、アプリケーターにて
アルミ蒸着ポリエステル上に塗布し、膜厚約15μmの
感光層を形成した。この感光体の電子写真特性を、実施
例1と同様にして評価した。ただし、印加電圧のみ+5
kVに変更した。その結果、1回目の帯電電位(V0)
+400V、半減露光量(E1/2)1.4ルックス・
秒、5000回繰り返し後の帯電電位(V0)+400
V、半減露光量(E1/2)1.4ルックス・秒と、高感
度でしかも変化の少ない、優れた特性を示した。
び例示化合物C−01の代わりに、それぞれ表17、表
18に示すアゾ顔料及びエナミン化合物を用いた他は、
実施例48と同様にして感光体を作製してその特性を評
価した。結果を表17、表18に示す。
ンを、例示化合物C−01の代わりにそれぞれ表19に
示すエナミン化合物を用いた他は、実施例1と同様にし
て感光体を作製してその特性を評価した。結果を表19
に示す。
タロシアニンを、例示化合物C−01の代わりにそれぞ
れ表20に示すエナミン化合物を用いた他は、実施例4
8と同様にして感光体を作製してその特性を評価した。
結果を表20に示す。
に示す比較化合物(5)を用いた他は、実施例1と同様
に感光体を作製してその特性を評価した。その結果、1
回目の帯電電位は(V0)−730V、 半減露光量
(E1/2)は3.9ルックス・秒と感度が低く、また5
000回目の帯電電位(V0)は−500V、半減露光
量(E1/2)4.3ルックス・秒であり、繰り返しによ
る大幅な電位の低下がみられた。
に示す比較化合物(6)を用いた他は、実施例48と同
様に感光体を作製してその特性を評価した。その結果、
1回目の帯電電位(V0)は+300V、半減露光量
(E1/2)は3.6ルックス・秒と感度が低く、また5
000回目の帯電電位(V0)は+115V、半減露光
量(E1/2)3.9ルックス・秒であり、繰り返しによ
る大幅な電位の低下がみられた。
光導電性材料を用いれば高感度で高耐久性を有する電子
写真感光体を提供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1)、または(2)で示さ
れることを特徴とする有機光導電性材料。 【化1】 (一般式(1)、または(2)において、R1、R2、R
6、R7は置換基を有していてもよいアルキル基、アリー
ル基、複素環を示し、R3、R8は水素原子、ハロゲン原
子、置換基を有していてもよいアルキル基、アルコキシ
基を示す。R4、R5は、水素原子、置換基を有していて
もよいアルキル基、アリール基、複素環基を示す。但
し、R4、R5のどちらか一つに必ずアリール基、あるい
は複素環を有する。R9、R10は置換基を有していても
よいアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリー
ル基、複素環を示す。m、nは0〜2までの整数を示
す。Zはインドリン環の2つの炭素と共に飽和の炭化水
素環あるいは複素5〜8員環を形成するのに必要な原子
群を示す。) - 【請求項2】 導電性支持体上に上記一般式(1)、ま
たは(2)で示される有機光導電性材料のいずれか一種
類、あるいはそれらのうちの2種類以上を含む感光層を
有することを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項3】 感光層が電荷発生物質と電荷輸送物質と
を含有し、この電荷輸送物質が上記一般式(1)、ある
いは(2)で示される有機光導電性材料であることを特
徴とする請求項2記載の電子写真感光体。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP24393896A JP3587942B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP24393896A JP3587942B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1090925A true JPH1090925A (ja) | 1998-04-10 |
| JP3587942B2 JP3587942B2 (ja) | 2004-11-10 |
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ID=17111275
Family Applications (1)
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| JP24393896A Expired - Fee Related JP3587942B2 (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 有機光導電性材料及びそれを用いた電子写真感光体 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3587942B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10123733A (ja) * | 1996-10-23 | 1998-05-15 | Mitsubishi Chem Corp | 電子写真感光体 |
| JP2012022137A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
| JP2012022144A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Ricoh Co Ltd | 感光体、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
| JP2012022138A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
| JP2012027315A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
| JP2012027314A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
| JP2019151570A (ja) * | 2018-03-01 | 2019-09-12 | 国立大学法人お茶の水女子大学 | 含フッ素化合物の製造方法 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP24393896A patent/JP3587942B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10123733A (ja) * | 1996-10-23 | 1998-05-15 | Mitsubishi Chem Corp | 電子写真感光体 |
| JP2012022137A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
| JP2012022144A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Ricoh Co Ltd | 感光体、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
| JP2012022138A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
| JP2012027315A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3587942B2 (ja) | 2004-11-10 |
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