JPH1096879A - 半導体光変調器とこれを用いた光通信装置 - Google Patents
半導体光変調器とこれを用いた光通信装置Info
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- JPH1096879A JPH1096879A JP8249527A JP24952796A JPH1096879A JP H1096879 A JPH1096879 A JP H1096879A JP 8249527 A JP8249527 A JP 8249527A JP 24952796 A JP24952796 A JP 24952796A JP H1096879 A JPH1096879 A JP H1096879A
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- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/015—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on semiconductor elements having potential barriers, e.g. having a PN or PIN junction
- G02F1/017—Structures with periodic or quasi periodic potential variation, e.g. superlattices, quantum wells
- G02F1/01708—Structures with periodic or quasi periodic potential variation, e.g. superlattices, quantum wells in an optical wavequide structure
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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- G02F1/0159—Red-shift of the absorption band
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速長距離光通信システムに用いられる半導
体光変調器のうち、電界吸収型光変調器では、チャーピ
ングを抑制するために予め一定バイアスを印加すると、
光ON時での出射パワーの減少と消光比の劣化が生じ
る。 【解決手段】 半導体基板101上に少なくとも半導体
バッファ層102、半導体吸収層104、半導体クラッ
ド層103,105が順次積層され、吸収層104の一
端より入射された光波の吸収を吸収層に印加した電界強
度を変える事により変化させる電界吸収型変調器におい
て、吸収層に印加する電界強度を増加させた時に、入射
光に対する吸収層の屈折率が減少しかつ吸収係数が増加
するように、吸収層の積層方向に沿って吸収端波長が短
い第1の吸収層201と、これよりも吸収単波長が長い
第2の吸収層202とを積層した構成とする。
体光変調器のうち、電界吸収型光変調器では、チャーピ
ングを抑制するために予め一定バイアスを印加すると、
光ON時での出射パワーの減少と消光比の劣化が生じ
る。 【解決手段】 半導体基板101上に少なくとも半導体
バッファ層102、半導体吸収層104、半導体クラッ
ド層103,105が順次積層され、吸収層104の一
端より入射された光波の吸収を吸収層に印加した電界強
度を変える事により変化させる電界吸収型変調器におい
て、吸収層に印加する電界強度を増加させた時に、入射
光に対する吸収層の屈折率が減少しかつ吸収係数が増加
するように、吸収層の積層方向に沿って吸収端波長が短
い第1の吸収層201と、これよりも吸収単波長が長い
第2の吸収層202とを積層した構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体光変調器に関
し、特に電界を印加してその吸収を変化させる電界吸収
型光変調器と、この光変調器を用いた光通信装置に関す
る。
し、特に電界を印加してその吸収を変化させる電界吸収
型光変調器と、この光変調器を用いた光通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信システムの高速・長距離化
に伴い、従来の半導体レーザによる直接変調方式の問題
点が顕在化しつつある。即ち、半導体レーザ直接変調方
式においては変調時に波長チャーピングが生じ、これに
よりファイバー伝送後の波形が劣化するが、この現象は
信号伝送速度が速い程、また伝送距離が長い程顕著にな
る。特に、既存の1.3μm零分散ファイバーを用いた
システムにおいてこの問題は深刻であり、ファイバー伝
搬損失の小さい波長1.55μm帯の光源を用いて伝送
距離を伸ばそうとしても、チャーピングに起因する分散
制限により伝送距離が制限される。この問題は、半導体
レーザを一定の光出力で発光させておき、半導体レーザ
出射光を半導体レーザとは別の光変調器により変調する
外部変調方式を採用する事により改善できる。そのた
め、外部光変調器の開発が活発化している。外部変調器
としては、LiNbO3 等の誘電体を用いたものと、I
nPやGaAs等の半導体を用いたものとが考えられる
が、半導体レーザ、光アンプ等の他の光素子やFET等
の電子回路との集積化が可能で、小型化、低電圧化も容
易なことから半導体変調器への期待が高まりつつある。
に伴い、従来の半導体レーザによる直接変調方式の問題
点が顕在化しつつある。即ち、半導体レーザ直接変調方
式においては変調時に波長チャーピングが生じ、これに
よりファイバー伝送後の波形が劣化するが、この現象は
信号伝送速度が速い程、また伝送距離が長い程顕著にな
る。特に、既存の1.3μm零分散ファイバーを用いた
システムにおいてこの問題は深刻であり、ファイバー伝
搬損失の小さい波長1.55μm帯の光源を用いて伝送
距離を伸ばそうとしても、チャーピングに起因する分散
制限により伝送距離が制限される。この問題は、半導体
レーザを一定の光出力で発光させておき、半導体レーザ
出射光を半導体レーザとは別の光変調器により変調する
外部変調方式を採用する事により改善できる。そのた
め、外部光変調器の開発が活発化している。外部変調器
としては、LiNbO3 等の誘電体を用いたものと、I
nPやGaAs等の半導体を用いたものとが考えられる
が、半導体レーザ、光アンプ等の他の光素子やFET等
の電子回路との集積化が可能で、小型化、低電圧化も容
易なことから半導体変調器への期待が高まりつつある。
【0003】半導体変調器としては、バルク半導体のフ
ランツケルディッシュ効果や多重量子井戸における量子
閉じこめシュタルク効果のように電界を印加する事によ
り吸収端が長波側へシフトする効果を利用し、光吸収係
数を変えて強度変調を行う吸収型光変調器と、バルク半
導体の電気光学効果(ポッケルス効果)や量子閉じこめ
シュタルク効果によって生じる屈折率変化を利用したマ
ッハツェンダー型変調器がある。マッハツェンダー型変
調器は原理的にチャーピングを零にする事ができるが構
造的に干渉型を有し、吸収型変調器のように単純な直線
導波路構造にはならず製造及び駆動方法が複雑になる。
一方、吸収型変調器は半導体レーザ直接変調方式に比べ
ると波長チャーピングが遥かに小さいが、それでも零で
はない。
ランツケルディッシュ効果や多重量子井戸における量子
閉じこめシュタルク効果のように電界を印加する事によ
り吸収端が長波側へシフトする効果を利用し、光吸収係
数を変えて強度変調を行う吸収型光変調器と、バルク半
導体の電気光学効果(ポッケルス効果)や量子閉じこめ
シュタルク効果によって生じる屈折率変化を利用したマ
ッハツェンダー型変調器がある。マッハツェンダー型変
調器は原理的にチャーピングを零にする事ができるが構
造的に干渉型を有し、吸収型変調器のように単純な直線
導波路構造にはならず製造及び駆動方法が複雑になる。
一方、吸収型変調器は半導体レーザ直接変調方式に比べ
ると波長チャーピングが遥かに小さいが、それでも零で
はない。
【0004】電界吸収型光変調器は電気信号に相当する
電界が光吸収層に印加されると、変調器の光吸収層の吸
収端波長よりも長い波長λopをもつ入射光に対して吸
収係数が増大し入射光が消光する。図6は、吸収係数の
離長Δλ(吸収層の吸収端波長と入射光の波長差)及び
印加電界依存性を示しており、離長を適当に設定する事
により効果的な消光特性を得ることができる。これによ
り、外部電気信号を光のON/OFFに変換する。この
時、入射光に対する光吸収層の屈折率も図7に示す様に
変化する。即ち、電界強度を零からある値に変化させて
吸収変調を行うと光吸収層の屈折率も変化する。光ON
/OFF時のチャーピングの大きさは、吸収変化Δαに
対する屈折率変化Δnの比Δn/Δαに比例する。従っ
て、通常ではΔn≧0かつΔα≧0であるから正のチャ
ーピングが生じる事になる。ところが、入射光波長λo
pに対する吸収層の吸収端波長λgの差(離長)Δλo
p=λop−λgを小さくすると、Δn≦0でかつΔα
≧0を満たし負チャープ動作が可能となる。しかしなが
ら、吸収係数が増大し光ON状態での十分な光出力が得
られない。
電界が光吸収層に印加されると、変調器の光吸収層の吸
収端波長よりも長い波長λopをもつ入射光に対して吸
収係数が増大し入射光が消光する。図6は、吸収係数の
離長Δλ(吸収層の吸収端波長と入射光の波長差)及び
印加電界依存性を示しており、離長を適当に設定する事
により効果的な消光特性を得ることができる。これによ
り、外部電気信号を光のON/OFFに変換する。この
時、入射光に対する光吸収層の屈折率も図7に示す様に
変化する。即ち、電界強度を零からある値に変化させて
吸収変調を行うと光吸収層の屈折率も変化する。光ON
/OFF時のチャーピングの大きさは、吸収変化Δαに
対する屈折率変化Δnの比Δn/Δαに比例する。従っ
て、通常ではΔn≧0かつΔα≧0であるから正のチャ
ーピングが生じる事になる。ところが、入射光波長λo
pに対する吸収層の吸収端波長λgの差(離長)Δλo
p=λop−λgを小さくすると、Δn≦0でかつΔα
≧0を満たし負チャープ動作が可能となる。しかしなが
ら、吸収係数が増大し光ON状態での十分な光出力が得
られない。
【0005】最近、電界吸収型変調器に一定電界を印加
した状態で電気信号に対応する信号電界を重畳すること
によりチャーピングを低減できることが実験的に確かめ
られ、将来の超高速・長距離光通信用変調器として大き
な期待がかけられている。この例としては、山田らによ
り1995年電子情報通信学会総合大会講演論文集、分
冊1、349頁(講演番号C−349)に報告されたも
のがある。この報告では、変調器に予め一定バイアスを
印加したのちに電気信号を重畳する事により10Gb/
s伝送において、1.55μmに対するファイバー分散
の耐性を高め伝送距離の分散制限を克服できる事が述べ
られている。また、多重量子井戸構造を有する電界吸収
型光変調器の例として、DFBレーザと集積化した素子
が森戸らにより1995年電子情報通信学会エレクトロ
ニクスソサイエティ大会講演論文集、分冊1、301頁
(講演番号C−301)に報告されている。この報告で
は、変調器側に予め一定バイアス1.1Vを印加する事
により、分散耐性を向上させ10Gb/s−100km
伝送に成功している。
した状態で電気信号に対応する信号電界を重畳すること
によりチャーピングを低減できることが実験的に確かめ
られ、将来の超高速・長距離光通信用変調器として大き
な期待がかけられている。この例としては、山田らによ
り1995年電子情報通信学会総合大会講演論文集、分
冊1、349頁(講演番号C−349)に報告されたも
のがある。この報告では、変調器に予め一定バイアスを
印加したのちに電気信号を重畳する事により10Gb/
s伝送において、1.55μmに対するファイバー分散
の耐性を高め伝送距離の分散制限を克服できる事が述べ
られている。また、多重量子井戸構造を有する電界吸収
型光変調器の例として、DFBレーザと集積化した素子
が森戸らにより1995年電子情報通信学会エレクトロ
ニクスソサイエティ大会講演論文集、分冊1、301頁
(講演番号C−301)に報告されている。この報告で
は、変調器側に予め一定バイアス1.1Vを印加する事
により、分散耐性を向上させ10Gb/s−100km
伝送に成功している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、電界吸収
型光変調器は予め一定バイアスを印加するプリバイアス
印加法を採用することにより、チャーピングを低減し分
散による伝送距離制限を克服できるという利点がある。
しかしながら、プリバイアスを印加すると光ON時での
出射パワーが減少しかつ消光比が劣化するという問題が
生じる。更に、外部電気信号に一定バイアスを印加する
駆動回路(バイアスT回路)が必要となり、この種変調
器を用いた光システムの構造が複雑化するという問題が
ある。
型光変調器は予め一定バイアスを印加するプリバイアス
印加法を採用することにより、チャーピングを低減し分
散による伝送距離制限を克服できるという利点がある。
しかしながら、プリバイアスを印加すると光ON時での
出射パワーが減少しかつ消光比が劣化するという問題が
生じる。更に、外部電気信号に一定バイアスを印加する
駆動回路(バイアスT回路)が必要となり、この種変調
器を用いた光システムの構造が複雑化するという問題が
ある。
【0007】本発明の目的は、予め一定バイアスを印加
する事なく変調時のチャーピングを負にし、かつ、光O
N時での出射パワー及び消光比の劣化を抑制できる電界
吸収型光変調器からなる半導体光変調器と、この光変調
器を用いた光通信装置を提供する事にある。
する事なく変調時のチャーピングを負にし、かつ、光O
N時での出射パワー及び消光比の劣化を抑制できる電界
吸収型光変調器からなる半導体光変調器と、この光変調
器を用いた光通信装置を提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板上
に少なくとも半導体バッファ層、半導体吸収層、半導体
クラッド層が順次積層された層構造を有し、前記吸収層
の一端より入射された光波の吸収を前記吸収層に印加し
た電界強度を変える事により変化させる電界吸収型変調
器であって、その吸収層に印加する電界強度を増加させ
た時に、前記入射光に対する前記吸収層の屈折率が減少
しかつ吸収係数が増加するように、前記吸収層の積層方
向に沿って一部の吸収端波長を他の吸収端波長に比べて
短く設定した事を特徴とする。この場合、前記吸収層
は、一部の吸収端波長を前記吸収層の積層方向に沿っ
て、段階的に変化させることが好ましい。また、前記吸
収層が多重量子井戸構造からなる事が好ましい。
に少なくとも半導体バッファ層、半導体吸収層、半導体
クラッド層が順次積層された層構造を有し、前記吸収層
の一端より入射された光波の吸収を前記吸収層に印加し
た電界強度を変える事により変化させる電界吸収型変調
器であって、その吸収層に印加する電界強度を増加させ
た時に、前記入射光に対する前記吸収層の屈折率が減少
しかつ吸収係数が増加するように、前記吸収層の積層方
向に沿って一部の吸収端波長を他の吸収端波長に比べて
短く設定した事を特徴とする。この場合、前記吸収層
は、一部の吸収端波長を前記吸収層の積層方向に沿っ
て、段階的に変化させることが好ましい。また、前記吸
収層が多重量子井戸構造からなる事が好ましい。
【0009】また、本発明では、前記半導体光変調器
と、この光変調器の光吸収層に入力光を光学的に結合さ
せるための集光手段と、前記半導体光変調器の光吸収層
からの出力光を外部の光ファイバーに光学的に結合させ
るための集光手段を内蔵して光通信用モジュールを構成
する。さらに、この光通信用モジュールを有する送信手
段と、この送信手段からの出力光を外部に導波するため
の導波手段と、この導波手段からの出力光を受信するた
めの受信手段とを備えて光通信システム装置を構成す
る。
と、この光変調器の光吸収層に入力光を光学的に結合さ
せるための集光手段と、前記半導体光変調器の光吸収層
からの出力光を外部の光ファイバーに光学的に結合させ
るための集光手段を内蔵して光通信用モジュールを構成
する。さらに、この光通信用モジュールを有する送信手
段と、この送信手段からの出力光を外部に導波するため
の導波手段と、この導波手段からの出力光を受信するた
めの受信手段とを備えて光通信システム装置を構成す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による電界吸収型光変
調器の一例としてInP系多重量子井戸(MQW)電界
吸収型光変調器の実施形態例を示す斜視図である。この
InP系MQW電界吸収型光変調器は、(100)面方
位のn−InP基板101の全面にn−InPバッファ
層102(膜厚0.8μm、キャリアー濃度1×1017
cm-3)が、また、その上部にn−InPクラッド層1
03(膜厚700Å、キャリアー濃度1×1017c
m-3)、MQW光吸収層104、p−InPクラッド層
105(膜厚:1600Å、キャリアー濃度5×1017
cm-3)が順次積層されており、該クラッド層105及
び光吸収層104がpクラッド層106(膜厚1.6μ
m、キャリアー濃度5×1017cm-3)により埋め込ま
れている。ここで、前記MQW光吸収層104は、上層
の第1MQW光吸収層201(InGaAsP/InG
aAsP8周期:吸収端波長λg1=1.48μm、キ
ャリアー濃度5×1015cm-3)と、これよりも吸収端
波長の長い下層の第2MQW光吸収層202(InGa
AsP/InGaAsP2周期:吸収端波長λg2=
1.51μm)で構成される。
参照して説明する。図1は本発明による電界吸収型光変
調器の一例としてInP系多重量子井戸(MQW)電界
吸収型光変調器の実施形態例を示す斜視図である。この
InP系MQW電界吸収型光変調器は、(100)面方
位のn−InP基板101の全面にn−InPバッファ
層102(膜厚0.8μm、キャリアー濃度1×1017
cm-3)が、また、その上部にn−InPクラッド層1
03(膜厚700Å、キャリアー濃度1×1017c
m-3)、MQW光吸収層104、p−InPクラッド層
105(膜厚:1600Å、キャリアー濃度5×1017
cm-3)が順次積層されており、該クラッド層105及
び光吸収層104がpクラッド層106(膜厚1.6μ
m、キャリアー濃度5×1017cm-3)により埋め込ま
れている。ここで、前記MQW光吸収層104は、上層
の第1MQW光吸収層201(InGaAsP/InG
aAsP8周期:吸収端波長λg1=1.48μm、キ
ャリアー濃度5×1015cm-3)と、これよりも吸収端
波長の長い下層の第2MQW光吸収層202(InGa
AsP/InGaAsP2周期:吸収端波長λg2=
1.51μm)で構成される。
【0011】更に、その上部にp−InGaAsキャッ
プ層107(膜厚:0.25μm、キャリアー濃度1×
1019cm-3)が形成されている。また、このp−In
GaAsキャップ層107上部にはCr/Auよりなる
p側パッド電極108が、素子裏面にはCr/Auより
なるn側電極109が形成されている。また、p側パッ
ド電極108の下部には、ポリイミド膜110が埋め込
まれており、更に、素子劈開端面には、無反射コーティ
ング膜が施されている。
プ層107(膜厚:0.25μm、キャリアー濃度1×
1019cm-3)が形成されている。また、このp−In
GaAsキャップ層107上部にはCr/Auよりなる
p側パッド電極108が、素子裏面にはCr/Auより
なるn側電極109が形成されている。また、p側パッ
ド電極108の下部には、ポリイミド膜110が埋め込
まれており、更に、素子劈開端面には、無反射コーティ
ング膜が施されている。
【0012】以上の構造からなる図1に示したInP系
多重量子井戸電界吸収型光変調器の動作について説明す
る。第1MQW吸収層201における吸収端波長λg1
は、第2MQW吸収層202における吸収端波長λg2
よりも短く設定されている。このInP系多重量子井戸
電界吸収型光変調器に入射された波長1.55μmの光
波は、該変調器に印加される外部バイアスが0Vの時
は、ほとんど吸収されずに出射されるため、光信号ON
状態となる。また、外部バイアスが2V印加されたとき
は、吸収されて消光状態になるため、光OFF状態とな
る。このときの電界吸収型光変調器の短波側及び長波側
の光吸収層における吸収係数及び屈折率の変化が図2、
図3に示されている。
多重量子井戸電界吸収型光変調器の動作について説明す
る。第1MQW吸収層201における吸収端波長λg1
は、第2MQW吸収層202における吸収端波長λg2
よりも短く設定されている。このInP系多重量子井戸
電界吸収型光変調器に入射された波長1.55μmの光
波は、該変調器に印加される外部バイアスが0Vの時
は、ほとんど吸収されずに出射されるため、光信号ON
状態となる。また、外部バイアスが2V印加されたとき
は、吸収されて消光状態になるため、光OFF状態とな
る。このときの電界吸収型光変調器の短波側及び長波側
の光吸収層における吸収係数及び屈折率の変化が図2、
図3に示されている。
【0013】図2、図3において、印加される信号バイ
アス0V〜2Vに対する電界強度は0kV/cm〜90
kV/cmに対応し、この時、短波側の離長(入射光波
長と光吸収層の吸収端波長の差)Δλ1 =40nmにお
いては、屈折率変化はΔn1=0.013であり、これ
に対して、長波側の離長Δλ2 =70nmではΔn2=
0.0025である。短波側の光吸収層の入射光に対す
る閉じ込め係数はΓ1=0.02、長波側の光吸収層の
閉じ込め係数はΓ2 =0.1となっており、OFF状態
からON状態への信号バイアスの変化によって生じる入
射光の位相変化Δφは、変調器長をLとすると、 ΔΦ=2π・L・(Γ1 ・Δn1 +Γ2 ・Δn2 )/λ
≦0 (λは入射光波長) となる。チャーピングを表すαパラメータは、入射光強
度をI、その変化をΔIとすると、 α=2I・ΔI/ΔΦ と書くことができ、前記電界吸収型光変調器はα≦0の
特性を示す事になる。また、ON状態(信号印加バイア
ス0V)での吸収係数は、離長が短波側になるほど増大
するが前記電界吸収型光変調器においては、短波側の離
長を有する光吸収層の入射光に対する閉じ込め率は2%
と十分に小さく、ON状態での吸収損失にはほとんど寄
与しない。
アス0V〜2Vに対する電界強度は0kV/cm〜90
kV/cmに対応し、この時、短波側の離長(入射光波
長と光吸収層の吸収端波長の差)Δλ1 =40nmにお
いては、屈折率変化はΔn1=0.013であり、これ
に対して、長波側の離長Δλ2 =70nmではΔn2=
0.0025である。短波側の光吸収層の入射光に対す
る閉じ込め係数はΓ1=0.02、長波側の光吸収層の
閉じ込め係数はΓ2 =0.1となっており、OFF状態
からON状態への信号バイアスの変化によって生じる入
射光の位相変化Δφは、変調器長をLとすると、 ΔΦ=2π・L・(Γ1 ・Δn1 +Γ2 ・Δn2 )/λ
≦0 (λは入射光波長) となる。チャーピングを表すαパラメータは、入射光強
度をI、その変化をΔIとすると、 α=2I・ΔI/ΔΦ と書くことができ、前記電界吸収型光変調器はα≦0の
特性を示す事になる。また、ON状態(信号印加バイア
ス0V)での吸収係数は、離長が短波側になるほど増大
するが前記電界吸収型光変調器においては、短波側の離
長を有する光吸収層の入射光に対する閉じ込め率は2%
と十分に小さく、ON状態での吸収損失にはほとんど寄
与しない。
【0014】以上により本発明によれば、予めDCバイ
アスを印加せずに、かつ、吸収損失を増大させずに負チ
ャープ変調動作を実現することができる。なお、この実
施形態の電界吸収型光変調器においては、パッド電極1
08の下部にポリイミド膜110が厚く埋め込まれてお
り、パッド容量の低減が図られている。このように、電
極容量低減化の手法を用いる事により、本発明による電
界吸収型光変調器は10Gb/sオーダの高速変調も可
能である。
アスを印加せずに、かつ、吸収損失を増大させずに負チ
ャープ変調動作を実現することができる。なお、この実
施形態の電界吸収型光変調器においては、パッド電極1
08の下部にポリイミド膜110が厚く埋め込まれてお
り、パッド容量の低減が図られている。このように、電
極容量低減化の手法を用いる事により、本発明による電
界吸収型光変調器は10Gb/sオーダの高速変調も可
能である。
【0015】本発明は前記の実施形態例に限定されるも
のではない。実施形態例としては、InP系の多重量子
井戸構造の電界吸収型光変調器を取り上げたが、これに
限るものではなく、同じくInP系のInGaAs/I
nP多重量子井戸やAl系多重量子井戸に対しても本発
明は適用できる。また、InP系バルク導波路構造の電
界吸収型光変調器に対しても本発明は同様に適用可能で
ある。また、本発明は、実施形態例で示した素子形状、
即ち各層の厚さや各層の組成及び導波路寸法等に限定さ
れるものではない事は言うまでもない。
のではない。実施形態例としては、InP系の多重量子
井戸構造の電界吸収型光変調器を取り上げたが、これに
限るものではなく、同じくInP系のInGaAs/I
nP多重量子井戸やAl系多重量子井戸に対しても本発
明は適用できる。また、InP系バルク導波路構造の電
界吸収型光変調器に対しても本発明は同様に適用可能で
ある。また、本発明は、実施形態例で示した素子形状、
即ち各層の厚さや各層の組成及び導波路寸法等に限定さ
れるものではない事は言うまでもない。
【0016】ここで、図1に示した電界吸収型光変調器
を光通信装置に適用した応用例を説明する。図4は、サ
ブマウント11上に図1に示した電界吸収型光変調器1
2と、その光軸上に非球面レンズ13を介して光ファイ
バ14を固定した光通信用変調器モジュール15であ
る。本モジュールを用いれば低挿入損失、低チャーピン
グの高速送信光信号を容易に作り出す事ができる。
を光通信装置に適用した応用例を説明する。図4は、サ
ブマウント11上に図1に示した電界吸収型光変調器1
2と、その光軸上に非球面レンズ13を介して光ファイ
バ14を固定した光通信用変調器モジュール15であ
る。本モジュールを用いれば低挿入損失、低チャーピン
グの高速送信光信号を容易に作り出す事ができる。
【0017】また、図5は、図4の光通信用変調器モジ
ュール15を用いた幹線系光通信システムである。送信
装置20は変調器モジュール15に光を入力するための
光源21とこの変調器モジュール及び光源を駆動する為
の駆動系22とを有する。光源21からの光は変調器モ
ジュール18で光信号に変換され、光ファイバ23を通
って受信装置24内の受光部25で検出される。本実施
形態例に係る光通信システムによれば100km以上の
無中継光伝送が容易に実現できる。これは、負方向のチ
ャーピングが生じる為に、光ファイバ23の分散による
信号劣化が著しく低減される事に基づく。
ュール15を用いた幹線系光通信システムである。送信
装置20は変調器モジュール15に光を入力するための
光源21とこの変調器モジュール及び光源を駆動する為
の駆動系22とを有する。光源21からの光は変調器モ
ジュール18で光信号に変換され、光ファイバ23を通
って受信装置24内の受光部25で検出される。本実施
形態例に係る光通信システムによれば100km以上の
無中継光伝送が容易に実現できる。これは、負方向のチ
ャーピングが生じる為に、光ファイバ23の分散による
信号劣化が著しく低減される事に基づく。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は光吸収層に
印加する電界強度を増加させた時に、入射光に対する光
吸収層の屈折率が減少しかつ吸収係数が増加するよう
に、光吸収層の積層方向に沿って一部の吸収端波長を他
の吸収端波長に比べて短く設定した構成とすることによ
り、予め一定バイアスを印加せずに、かつ、光ON状態
の吸収損失を増加させずに負チャープ変調が可能な電界
吸収型光変調器を複雑な製造プロセスなしに簡便な方法
で実現できる。また、本発明によれば、負チャーピング
を実現する為に予め一定バイアスを印加する必要がな
く、バイアス回路などの外部回路が不要で駆動回路系へ
の負担が軽減する事ができる。
印加する電界強度を増加させた時に、入射光に対する光
吸収層の屈折率が減少しかつ吸収係数が増加するよう
に、光吸収層の積層方向に沿って一部の吸収端波長を他
の吸収端波長に比べて短く設定した構成とすることによ
り、予め一定バイアスを印加せずに、かつ、光ON状態
の吸収損失を増加させずに負チャープ変調が可能な電界
吸収型光変調器を複雑な製造プロセスなしに簡便な方法
で実現できる。また、本発明によれば、負チャーピング
を実現する為に予め一定バイアスを印加する必要がな
く、バイアス回路などの外部回路が不要で駆動回路系へ
の負担が軽減する事ができる。
【図1】本発明の半導体光変調器の実施形態の斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の光吸収層における吸収係数の印加電界
および離長依存性を示す図である。
および離長依存性を示す図である。
【図3】本発明の光吸収層における屈折率変化の印加電
界および離長依存性を示す図である。
界および離長依存性を示す図である。
【図4】本発明の半導体光変調器を内蔵した光通信モジ
ュールの模式構成図である。
ュールの模式構成図である。
【図5】本発明にかかる光通信モジュールを内蔵した光
通信システム装置の模式構成図である。
通信システム装置の模式構成図である。
【図6】従来の半導体光変調器の光吸収層における吸収
係数の印加電界および離長依存性を示す図である。
係数の印加電界および離長依存性を示す図である。
【図7】従来の半導体光変調器の光吸収層における屈折
率変化の印加電界および離長依存性を示す図である。
率変化の印加電界および離長依存性を示す図である。
11 サブマウント 12 電界吸収型光変調器 13 非球面レンズ 14 光ファイバ 15 光通信モジュール 20 送信装置 21 光源 22 駆動系 23 光ファイバ 24 受信装置 25 受光部 101 n−InP基板 102 n−InPバッファ層 103 n−InPクラッド層 104 MQW光吸収層 105 p−InPクラッド層 106 pクラッド層 107 p−InGaAsキャップ層 108 パッド電極 201 第1MQW光吸収層 202 第2MQW光吸収層
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体基板上に少なくとも半導体バッフ
ァ層、半導体吸収層、半導体クラッド層が順次積層され
た層構造を有し、前記吸収層の一端より入射された光波
の吸収を前記吸収層に印加した電界強度を変える事によ
り変化させる電界吸収型変調器であって、前記吸収層に
印加する電界強度を増加させた時に、前記入射光に対す
る前記吸収層の屈折率が減少しかつ吸収係数が増加する
ように、前記吸収層の積層方向に沿って一部の吸収端波
長を他の吸収端波長に比べて短く設定した事を特徴とす
る半導体光変調器。 - 【請求項2】 前記吸収層は、一部の吸収端波長を前記
吸収層の積層方向に沿って、段階的に変化させた事を特
徴とする請求項1記載の半導体光変調器。 - 【請求項3】 前記吸収層が多重量子井戸構造からなる
事を特徴とする請求項1または2記載の半導体光変調
器。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3記載の半導体光変
調器と、この光変調器の光吸収層に入力光を光学的に結
合させるための集光手段と、前記半導体光変調器の光吸
収層からの出力光を外部の光ファイバーに光学的に結合
させるための集光手段を内蔵したことを特徴とする光通
信用モジュール。 - 【請求項5】 請求項4の光通信用モジュールを有する
送信手段と、この送信手段からの出力光を外部に導波す
るための導波手段と、この導波手段からの出力光を受信
するための受信手段とを有する光通信システム装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8249527A JPH1096879A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 半導体光変調器とこれを用いた光通信装置 |
| CA002215811A CA2215811C (en) | 1996-09-20 | 1997-09-18 | Electroabsorption optical intensity modulator having a plurality of absorption edge wavelengths |
| US08/933,012 US5999298A (en) | 1996-09-20 | 1997-09-18 | Electroabsorption optical intesity modulator having a plurality of absorption edge wavelengths |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8249527A JPH1096879A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 半導体光変調器とこれを用いた光通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1096879A true JPH1096879A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17194316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8249527A Pending JPH1096879A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 半導体光変調器とこれを用いた光通信装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5999298A (ja) |
| JP (1) | JPH1096879A (ja) |
| CA (1) | CA2215811C (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001281609A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Mitsubishi Electric Corp | 光変調器及び光変調器付半導体レーザ装置、並びに光通信装置 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11266200A (ja) * | 1998-03-18 | 1999-09-28 | Fujitsu Ltd | 光ファイバ通信のための方法並びに該方法の実施に使用される装置及びシステム |
| US6665457B2 (en) | 2001-09-10 | 2003-12-16 | Altitun Ab | Tunable electro-absorption modulator and tunable laser |
| KR100473491B1 (ko) * | 2002-03-05 | 2005-03-08 | 삼성전기주식회사 | 가변 광감쇠기 및 이의 제조방법 |
| JP2015082573A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | 住友電気工業株式会社 | エピタキシャルウエハおよびその製造方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2917333B2 (ja) * | 1989-11-30 | 1999-07-12 | 日本電気株式会社 | 光送信方法及び光送信装置 |
| JPH06181366A (ja) * | 1992-12-14 | 1994-06-28 | Fujitsu Ltd | 光半導体装置 |
| JPH06235889A (ja) * | 1993-02-12 | 1994-08-23 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体光強度変調器及びその製造方法 |
| US5663824A (en) * | 1993-11-02 | 1997-09-02 | Lucent Technologies Inc. | Optical modulators as monolithically integrated optical isolators |
| JPH07230066A (ja) * | 1994-02-18 | 1995-08-29 | Hitachi Ltd | 半導体光変調器 |
| US5754714A (en) * | 1994-09-17 | 1998-05-19 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor optical waveguide device, optical control type optical switch, and wavelength conversion device |
| JP2955986B2 (ja) * | 1996-05-22 | 1999-10-04 | 日本電気株式会社 | 半導体光変調器及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP8249527A patent/JPH1096879A/ja active Pending
-
1997
- 1997-09-18 US US08/933,012 patent/US5999298A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-09-18 CA CA002215811A patent/CA2215811C/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001281609A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Mitsubishi Electric Corp | 光変調器及び光変調器付半導体レーザ装置、並びに光通信装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2215811A1 (en) | 1998-03-20 |
| US5999298A (en) | 1999-12-07 |
| CA2215811C (en) | 2001-04-10 |
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