JPH1096968A - 光軸角可変装置及び振れ補正装置 - Google Patents

光軸角可変装置及び振れ補正装置

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JPH1096968A
JPH1096968A JP8250725A JP25072596A JPH1096968A JP H1096968 A JPH1096968 A JP H1096968A JP 8250725 A JP8250725 A JP 8250725A JP 25072596 A JP25072596 A JP 25072596A JP H1096968 A JPH1096968 A JP H1096968A
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JP
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optical axis
lens
axis angle
variable
plano
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JP8250725A
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English (en)
Inventor
Koji Suzuki
浩次 鈴木
Nobumoto Momochi
伸元 百地
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光軸角可変機構として、アフォーカル系の光
学系を用いた光軸角可変機構を用いる手振れ補正装置に
適用した場合であっても、撮像光学系との干渉の問題等
を解決可能な振れ補正装置を提供する。 【解決手段】 平凹レンズ211(P)と平凸レンズ2
11(Y)とは、アフォーカル系の光学系を構成し、回
動軸212(P)は、平凹レンズ211(P)を、光軸
に垂直な面内で回動自在に軸支し、回動軸212(Y)
は、平凸レンズ211(Y)を、光軸に垂直な面内で回
動自在に軸支する。回動角検出器213(P),213
(Y)と、振れ検出器215(P),215(Y)と、
演算部220と、駆動回路230(P),230(Y)
と、駆動モータ213(P)、213(Y)とは、手振
れ補正のために、レンズ211(P),211(Y)を
回動駆動するとともに、この回動によって発生する直交
方向誤差を打ち消すために、他方のレンズ211
(Y),211(P)を回動駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、カメラ一
体型ビデオテープレコーダ(以下「ビデオカメラ」とい
う。)に設けられる手振れ補正装置に適した振れ補正装
置に関する。また、本発明は、この振れ補正装置を実現
するのに適した光軸角可変装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、放送業務用のビデオカメラにおい
ても、熟練したカメンラマンの減少等により、手振れに
よる撮影画像の振れを抑制するための手振れ補正装置が
要求されるようになってきた。
【0003】この要求に応えるためには、一般消費者用
のビデオカメラで用いられている手振れ補正装置を用い
ることが考えられる。
【0004】一般消費者用のビデオカメラで用いられて
いる手振れ補正装置としては、従来、光学式の手振れ補
正装置が知られている。この光学式の手振れ補正装置
は、ビデオカメラの手振れの大きさ(角度変位)に基づ
いて、透過光軸角を制御することにより、手振れによる
撮影画像の振れを抑制するものである。ここで、透過光
軸角とは、光学系の入射側光軸に対する出射側光軸の角
度である。
【0005】この光学式の手振れ補正装置を実現するた
めには、透過光軸角の補正要求に従って、この透過光軸
角を補正可能な光軸角可変装置が必要になる。また、こ
の光軸角可変装置を実現するためには、透過光軸角を変
えることが可能な光軸角可変機構が必要になる。
【0006】光軸角可変機構としては、従来、頂角可変
プリズムを用いた機構と、アフォーカル系の光学系を用
いた機構とが知られている。
【0007】頂角可変プリズムを用いた光軸角可変機構
としては、例えば、下記の文献1に記載された機構が知
られている。この文献1に記載された光軸角可変機構
は、回動可能な一対の硝子基板間に液体を封入すること
によって頂角可変プリズムを形成し、一対の硝子基板の
角度(頂角可変プリズムの頂角)を変えることにより、
透過光軸角を変えるようになっている。 文献1:特開昭61−269572号
【0008】また、頂角可変プリズムを用いた光軸角可
変機構の他の例としては、例えば、下記の文献2,3,
4に記載された機構が知られている。この文献2,3,
4に記載された光軸角可変機構は、球面曲率が近似した
平凸レンズと平凹レンズとを球面同士が対向するように
配置することにより、頂角可変プリズムを形成し、これ
ら2つのレンズをその曲率中心を回動中心として回動さ
せることにより、2つのレンズの平面同士がなす角度
(頂角可変プリズムの頂角)を変え、これによって透過
光軸角を変えるようになっている。
【0009】文献2:特開昭57−25803号 文献3:特開平06−070220号 文献4:特開平06−281889号
【0010】アフォーカル系の光学系を用いた光軸角可
変機構としては、例えば、下記の文献5,6に記載され
た光軸角可変機構が知られている。この文献5,6に記
載された光軸角可変機構は、1つの凹レンズと1つの凸
レンズとによりアフォーカル系の光学系を構成し、各レ
ンズを光軸に垂直で、かつ、直交する方向に移動させる
ことにより、透過光軸角を変えるようになっている。 文献5:特開平6−118471号 文献6:特開平7−168235号
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献1
に記載された光軸角可変機構には、液体の粘性のため
に、高速応答性が悪く、消費電力が大きいという問題が
あった。また、この光軸角可変機構には、液体が漏れた
り、気圧が低くなると、液体中に泡が発生し、画質が低
下したりするという問題もあった。このため、この光軸
角可変機構は、大口径レンズを用いる放送業務用のビデ
オカメラに用いることが難しかった。
【0012】また、文献2,3,4に記載された光軸角
可変機構では、2つのレンズの回動中心が光路中に存在
する。このため、この光軸角可変機構では、2つのレン
ズを回動自在に支持する支持機構として、小型の支持機
構が必要になる。しかしながら、この光軸角可変機構で
は、この支持機構として、未だ、小型で、有効な支持機
構が開発されていない。また、この光軸角可変機構に
は、大口径レンズの慣性に対抗して高速応答を実現する
ためには、大電力が必要になるなどの問題があった。こ
のため、この光軸角可変機構も、放送業務用のビデオカ
メラに用いることが難しかった。
【0013】さらに、文献5,6に記載された光軸角可
変機構においては、従来、レンズを光軸に垂直な方向に
移動可能なように支持する支持機構として、光軸方向に
配設された板ばねなどからなるサスペンションを用いる
ようになっていた。しかしながら、このような構成で
は、大口径レンズを支持する場合、長大なサスペンショ
ンが必要となり、支持機構とビデオカメラの撮像光学系
とが干渉するという問題と、撮像光学系への組付けが難
しいという問題と、サスペンションの駆動制御が難しい
という問題があった。この問題は、レンズの支持機構と
して、直交スライドガイドを用いた支持機構を用いた場
合も生じる。このため、この光軸角可変機構は、放送業
務用のビデオカメラに用いることが難しかった。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、光軸角可変機構として、アフォーカ
ル系の光学系を用いた光軸角可変機構を用いる手振れ補
正装置に適用した場合であっても、撮像光学系との干渉
の問題と、撮像光学系への組付けの困難性の問題と、駆
動系の制御の困難性の問題を解決可能な光軸角可変装置
及び振れ補正装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
方が光軸に垂直な方向に移動することより透過光軸角を
変えることが可能な光軸角可変レンズである第1,第2
のレンズを含む光学系と、上記第1のレンズを光軸に垂
直な面内で回動自在に軸支する第1の軸支手段と、上記
第2のレンズを光軸に垂直な面内で、かつ、上記第1の
レンズの回動方向とは異なる方向に回動自在に軸支する
第2の軸支手段と、上記透過光軸角を補正するために、
上記第1,第2のレンズのうち、上記光軸角可変レンズ
である方のレンズを回動駆動する光軸角補正用回動駆動
手段と、この光軸角補正用回動駆動手段によって上記光
軸角可変レンズであるレンズが回動駆動されることより
発生するこのレンズの光軸角可変方向からのずれを打ち
消すために、他方のレンズを回動駆動するずれ打消し用
回動駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明では、透過光軸角の補正要求が発生
すると、第1,第2のレンズのうち、光軸角可変レンズ
であるレンズが光軸角補正用回動手段によって回動駆動
される。これにより、透過光軸角が目標値に設定され
る。但し、この場合、光軸角可変レンズであるレンズ
は、直線運動ではなく、円運動を行う。このため、この
レンズは、目的方向、すなわち、光軸角可変方向からず
れる。このずれを打ち消すために、ずれ打消し用回動駆
動手段により他方のレンズが回動駆動される。これによ
り、光軸角可変レンズであるレンズの光軸角可変方向か
らのずれが打ち消される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の振れ補正装置の一実施の
形態の構成を示す図である。なお、図1には、本発明の
振れ補正装置をビデオカメラの手振れ補正装置に適用し
た場合を代表として示す。また、図1には、本実施の形
態の振れ補正装置を備えたビデオカメラ全体の構成を示
す。
【0019】図1に示すビデオカメラは、被写体像を撮
影するカメラ本体100と、ビデオカメラの手振れによ
る撮影画像の振れを抑制する手振れ補正装置200とを
有する。手振れ補正装置200は、カメラ本体100に
着脱自在に構成されている。すなわち、手振れ補正装置
200は、必要に応じて使用可能なアダプタとして構成
されている。
【0020】カメラ本体100は、被写体像を電気的な
撮像信号に変換するカメラ部110と、このカメラ部1
10から出力される撮像信号を映像信号に変換する映像
信号処理回路120とを有する。カメラ部110は、被
写体像を取り込む撮像光学系111と、この撮像光学系
111により取り込まれた被写体像を電気的な撮像信号
に変換する撮像素子112とを有する。ここで、撮像光
学系111は、焦点距離を変化させることができるよう
になっている。また、撮像素子112は、例えば、電荷
結合素子によって構成されている。
【0021】なお、カメラ部110の撮像構成として
は、単板式の撮像構成であってもよいし、ダイクロック
プリズムやダイクロックミラーを用いた2板式、3板
式、4板式の撮像構成であってもよい。
【0022】手振れ補正装置200は、ビデオカメラの
手振れ(向きの変化)の大きさ(撮影光軸の相対的な角
度変位)を検出し、この検出出力に基づいて、透過光軸
角を補正することにより、ビデオカメラの手振れによる
撮影画像の振れを抑制するようになっている。この場
合、手振れの角度変位は、例えば、光軸に垂直で、か
つ、互いに直交する2つの軸を使って検出される。この
軸としては、例えば、ピッチングP方向(チルト方向)
の軸と、ヨーイングY方向(パン方向)の軸とが用いら
れる。
【0023】以下、この手振れ補正装置200の構成を
詳細に説明する。なお、以下の説明では、ピッチングP
方向に関連する構成要素の符号には、Pを付加し、ヨー
イングY方向に関連する構成要素の符号には、Yを付加
して説明する。
【0024】図1に示す手振れ補正装置200は、光軸
角可変機構等を備えた備えた振れ補正機構210と、後
述するレンズ211(P),211(Y)の回動角の目
標値を演算する演算部220と、後述するピッチングP
方向の駆動モータ213(P)を回動駆動する駆動回路
230(P)と、後述するヨーイングY方向の駆動モー
タ213(Y)を回動駆動する駆動回路230(Y)と
を有する。演算部220は、例えば、中央処理装置(C
PU)により構成されている。なお、この演算部220
の機能については、後で詳細に説明する。
【0025】振れ補正機構210は、アフォーカル系の
光学系を構成する平凹レンズ211(P)及び平凸レン
ズ211(Y)と、平凹レンズ211(P)をその光軸
に垂直な面内で回動自在に軸支する回動軸212(P)
と、平凸レンズ211(Y)をその光軸に垂直な面内で
回動自在に軸支する回動軸212(Y)とを有する。こ
れらは、光軸角可変機構を構成する。この光軸角可変機
構の構成については、あとで詳細に説明する。
【0026】また、この振れ補正機構210は、平凹レ
ンズ211(Y)を回動駆動する駆動モータ213
(P)と、平凸レンズ211(Y)を回動駆動する駆動
モータ213(Y)と、平凸レンズ211(Y)を回動
駆動する駆動モータ213(Y)と、平凹レンズ211
(P)の回動角を検出する回動角検出器214(P)
と、平凸レンズ211(Y)の回動角を検出するための
回動角検出器214(Y)とを有する。
【0027】また、この振れ補正機構210は、ビデオ
カメラの手振れのピッチングP方向の単位時間当りの角
度変位(角速度)を検出する振れ検出器215(P)
と、同じく、ヨーイングY方向の単位時間当りの角度変
位(角速度)を検出する振れ検出器215(Y)とを有
する。これらは、例えば、振動ジャイロなどからなる角
速度センサにより構成されている。
【0028】また、この振れ補正機構210は、レンズ
211(P),211(Y)等を収容する鏡筒筐体21
6を有する。この鏡筒筐体216は、中心軸が撮像光学
系111の光軸に一致するように配設されている。この
鏡筒筐体216の内部には、レンズ211(P),21
1(Y)と、回動軸212(P),212(Y)と、駆
動モータ213(P),213(Y)と、回動角検出器
214(P),214(Y)とが収容され、外部には、
振れ検出器215(P),215(Y)が取り付けられ
ている。
【0029】以上は、ビデオカメラ全体の構成である。
ここで、光軸角変換機構の構成と演算部220の機能に
ついて説明する。
【0030】まず、図2を参照しながら、光軸角可変機
構の構成を説明する。ここで、図2は、光軸角可変機構
の構成を示す斜視図である。
【0031】図2に示すごとく、平凹レンズ211
(P)と平凸レンズ211(Y)とは、ほぼ同じ口径
と、ほぼ同じ焦点距離とを有するように構成されてい
る。そして、両レンズ211(P),211(Y)は、
仮想平面A1を介して微少間隔離れるように対向配置さ
れている。これにより、両レンズ211(P),211
(Y)は、全体として、アフォーカル系の光学系を構成
する。
【0032】この場合、両レンズ211(P),211
(Y)は、図1に示すごとく、平面同士が向かい合うよ
うに対向配置されている。また、両レンズ211
(P),211(Y)は、同軸光軸B(図2参照)が撮
像光学系111の光軸と一致するように配設されてい
る。これにより、両レンズ211(P),211(Y)
は同軸光軸Bが、イメージエリアの中心に一致するよう
に配設されている。ここで、同軸光軸Bとは、両レンズ
211(P),211(Y)の光軸を一致させたときの
光軸をいう。
【0033】平凹レンズ211(P)は、その外縁に設
けられた軸受け1a(P)を介して回動軸212(P)
に回動自在に軸支されている。この回動軸212(P)
は、平レンズ211(P)の光軸に平行に配設されてい
る。これにより、平凹レンズ211(P)は、光軸に垂
直な面内で回動自在なように軸支されている。
【0034】平凸レンズ211(Y)は、その外縁に設
けられた軸受け1a(Y)を介して回動軸212(Y)
に回動自在に軸支されている。この回動軸212(Y)
は、平凸レンズ211(P)の光軸に平行に配設されて
いる。これにより、平凸レンズ211(P)は、その光
軸に垂直な面内で回動自在なように軸支されている。
【0035】この場合、回動軸212(P),212
(Y)は、回動軸212(P)と同軸光軸Bとを含む平
面A2と、回動軸212(Y)と同軸光軸Bとを含む平
面A3とがほぼ直交するように位置決めされている。こ
れにより、レンズ211(P),211(Y)は、互い
にほぼ直交する方向に回動する。
【0036】また、回動軸212(P)は、同軸光軸B
を通る水平線(ヨーイングY方向の直線)C(Y)上に
位置決めされている。これにより、平凹レンズ211
(P)は、ピッチングP方向に沿って回動する。同様
に、回動軸212(Y)は、同軸光軸Bを通る垂直線
(ピッチングP方向の直線)C(P)上に位置決めされ
ている。これにより、平凹レンズ211(Y)は、ヨー
イングY方向に沿って回動する。
【0037】以上が光軸角可変機構の構成である。な
お、平凹レンズ211(P)の回動軸212(P)に
は、上述した駆動モータ213(P)と回動角検出器2
14(P)とが、仮想平面A1側とは反対側から直結さ
れている。同様に、平凸レンズ211(Y)の回動軸2
12(Y)には、上述した駆動モータ213(Y)と回
動角検出器214(Y)とが、仮想平面A1側とは反対
側から直結されている。
【0038】次に、演算部220の機能について説明す
る。この演算部220は、対応する振れ検出器215
(P),215(Y)の検出出力に基づいて、レンズ2
11(P),211(Y)の手振れ補正回動角を演算す
る機能を有する。ここで、手振れ補正回動角とは、手振
れによる画像の振れを抑制するのに必要なレンズ211
(P),211(Y)の回動角をいう。
【0039】また、この演算部220は、一方のレンズ
211(P)あるいは211(Y)の手振れ補正回動角
に基づいて、他方のレンズ211(Y)あるいは211
(P)のずれ打消し回動角を演算する機能を有する。こ
こで、ずれ打消し回動角とは、レンズ211(P),2
11(Y)を手振れ補正回動角だけ回動させることによ
って発生するこのレンズ211(P),211(Y)の
光軸角可変方向からのずれを打ち消すための回動角をい
う。なお、光軸角可変方向とは、平凹レンズ211
(P)の場合、ピッチングP方向であり、平凸レンズ2
11(Y)の場合、ヨーイングY方向である。
【0040】また、演算部220は、レンズ211
(P),211(Y)の要求回動角を演算する機能を有
する。ここで、要求回動角とは、レンズ211(P),
211(Y)を現在の回動角(以下「姿勢回動角」とい
う。)から実際に回動しなければならない回動角をい
う。この要求回動角は、手振れ補正回動角とずれ打消し
回動角との和から姿勢回動角を引くことにより求められ
る。以上が、演算部220の機能である。
【0041】上記構成において、動作を説明する。
【0042】まず、ビデオカメラの撮像動作を説明す
る。図1において、被写体像は、レンズ211(P),
211(Y)と、撮像光学系111を介して撮像素子1
12上に結ばれる。撮像素子112上に結ばれた被写体
像は、この撮像素子112により、電気的な撮像信号に
変換される。この撮像信号は、映像信号処理回路120
に供給され、映像信号に変換される。この映像信号は、
例えば、図示しない記録・再生部に供給され、磁気テー
プに記録される。以上が、ビデオカメラの撮像動作であ
る。
【0043】次に、手振れ補正装置200の手振れ補正
動作を説明する。ここで、この手振れ補正装置200の
全体的な動作を説明する前に、この全体的な動作を分か
りやすくするために、光軸角可変機構の動作と、この機
構が持つ問題及びその解決方法とを説明する。
【0044】まず、光軸角可変機構の動作を説明する。
図3乃至図5は、レンズ211(P),211(Y)の
回動を示す図である。なお、図3乃至図5は、レンズ2
11(P),211(Y)を、例えば、ビデオカメラの
前方から見た正面図である。ここで、図3は、平凹レン
ズ211(P)の回動軌跡を示し、図4は、平凸レンズ
211(Y)の回動軌跡を示し、図5は、レンズ211
(P),211(Y)の回動軌跡を重ねた状態を示す。
【0045】図3に示すごとく、平凹レンズ211
(1)は、回動軸212(P)を通る水平線C(Y)を
中心にして回動する。図には、平凹レンズ211(1)
が、水平線C1を中心にして、正側(例えば、図中、上
側)あるいは負側(例えば、図中、下側)に角度θだけ
回動した状態を示す。
【0046】ここで、手振れによるビデオカメラのピッ
チングP方向の角度変位は、通常、±0.3度程度であ
る。したがって、この手振れを補正するのに必要な平凹
レンズ221(P)の回動角は小さいもので済む。これ
により、平凹レンズ221(P)の回動軌跡は、概ねピ
ッチングP方向に沿ったものとなる。その結果、透過光
軸角は概ねピッチングP方向に沿って変位させられるこ
とになる。
【0047】また、図4に示すごとく、平凸レンズ21
1(Y)は、回動軸212(Y)を通る垂直線C(P)
を中心にして回動する。図には、平凹レンズ211
(1)が、垂直線C(P)を中心にして、正側(例え
ば、図中、上側)あるいは負側(例えば、図中、下側)
に角度θだけ回動した状態を示す。
【0048】ここで、手振れによるビデオカメラのヨー
イングY方向の角度変位は、通常、±0.3度程度であ
る。したがって、この手振れを補正するのに必要な平凸
レンズ221(Y)の回動角は小さいもので済む。これ
により、平凸レンズ221(Y)の回動軌跡は、概ねヨ
ーイングY方向に沿ったものとなる。その結果、透過光
軸角は概ねヨーイングY方向に沿って変位させられるこ
とになる。
【0049】以上から、図5に示すごとく、平凹レンズ
211(P)の回動軌跡と平凸レンズ211(Y)の回
動軌跡とを重ねると、2次元的に角度変位可能な頂角可
変プリズムと同様に、透過光軸角を直交2軸で規定され
る全方向に変位させることができる。
【0050】図6は、透過光軸角をピッチングP方向の
正側に変位させた状態の一例を示す図である。
【0051】今、レンズ211(P),211(Y)
は、光軸が一致する位置にあるものとする。この状態
で、平凹レンズ211(P)に、その光軸に平行な被写
体光などの光線が入射すると、この平凹レンズ211
(P)の焦点Fに虚像が形成される。これにより、この
平凹レンズ211(P)からは、その焦点Fを虚光源と
して発散光が出射される。この発散光は、平凹レンズ2
11(P)と焦点距離が同じ平凸レンズ211(Y)に
入射される。これにより、この平凸レンズ211(Y)
からは、上記虚光源を焦点Fの光源として、平行光が出
射される。
【0052】この状態で、図6に示すごとく、平凹レン
ズ211(P)をピッチングP方向の負側に距離yだけ
変位させると、透過光軸角がピッチングP方向の正側に
αだけ変位させられる。これにより、平凸レンズ211
(Y)からは、図6に示すごとく、入射光の光軸より角
度αだけ変位された平行光が出射される。
【0053】この場合、角度αは、レンズ211
(P),211(Y)の焦点距離をfとすると、次式
(1)で表される。 α=tan-1(y/f) …(1)
【0054】なお、詳細な説明は省略するが、平凹レン
ズ211(P)をピッチングP方向の正側に変位させた
場合は、透過光軸角をピッチングP方向の負側に変位さ
せることができる。また、平凸レンズ211(Y)をヨ
ーイングY方向の正側あるいは負側に変位させた場合
は、透過光軸角をヨーイングY方向の負側あるいは正側
に変位させることができる。
【0055】このように、レンズ211(P),211
(Y)を回動させることにより、透過光軸角を直交2軸
で規定される全方向に補正することができる。これによ
り、手振れによる撮像画像の振れを抑制することができ
る。以上が光軸角可変機構の動作である。
【0056】次に、この光軸角可変機構の持つ問題及び
その解決方法を説明する。レンズ211(P),211
(Y)を光軸角可変方向に沿って回動させると、確か
に、手振れによる撮像画像の振れを抑制することができ
る。
【0057】しかしながら、この場合、レンズ211
(P),211(Y)は、光軸角可変方向と直交する方
向にも少しずれる。これにより、手振れによる撮影画像
の振れの方向とは、直交する方向に撮影画像が振れる。
したがって、透過光軸角を補正するために、レンズ21
1(P),211(Y)を回動させた場合は、この回動
によって発生するレンズ211(P),211(Y)の
ずれ(以下「直交方向誤差」という)を打ち消す必要が
ある。
【0058】そこで、本実施の形態では、透過光軸角を
補正するために、一方のレンズ211(P)あるいは2
11(Y)を回動させた場合は、この回動量に応じて、
他方のレンズ211(Y)あるいは211(P)を回動
させることにより、直交方向誤差を打ち消すようになっ
ている。
【0059】以下、これを、図7乃至図9を参照しなが
ら詳細に説明する。図7は、平凹レンズ211(P)を
ピッチングP方向の正側にθだけ回動させた状態を示
す。この場合、平凹レンズ211(P)の中心点D
(P)は、図8に示すごとく、ピッチングP方向の正側
にyだけ移動するとともに、ヨーイングY方向の負側に
もΔxだけ移動する。
【0060】この場合、y,Δxは、平凹レンズ211
(P)の半径をrとすると、それぞれ次式(2),
(3)で表される。 y=r・sinθ …(2) Δx=y・tanθ =r・sinθ・tanθ …(3)
【0061】ここで、Δxは、直交方向誤差に相当す
る。この直交方向誤差Δxの発生により、撮像画像がヨ
ーイングY方向の正側に振れる。
【0062】この問題に対処するために、本実施の形態
では、図9に示すように、平凸レンズ211(P)の中
心点D(Y)をヨーイングY方向の負側に角度ψだけ回
動させることにより、垂直方向誤差Δxを打ち消すよう
になっている。この場合、角度ψは、次式(4)より次
式(5)で表される。 sinψ=x/r =sinθ・tanθ …(4) ψ=sin-1(sinθ・tanθ) …(5)
【0063】なお、平凸レンズ211(P)をヨーイン
グY方向の負側に角度ψだけ回動させることにより、平
凸レンズ211(P)は、ヨーイングY方向の負側だけ
でなく、ピッチングP方向の負側にもΔyだけずれる。
これにより、撮像画像がピッチングP方向の正側に振れ
る。
【0064】しかしながら、この直交方向誤差Δyは極
めて小さい。例えば、直交方向誤差Δxは、yの100
分の1程度であり、直交方向誤差Δyは、さらに、その
100分の1程度である。したがって、この誤差Δyに
よる撮影画像の振れは視覚上ほとんど問題にならない。
そこで、本実施の形態では、この直交方向誤差Δyの打
消しは行わないようにしている。
【0065】なお、詳細な説明は省略するが、上述した
ような問題は、平凹レンズ211(P)をピッチングP
方向の正側に回動させた場合だけでなく、負側に回動さ
せた場合も生じる。この場合は、平凸レンズ211
(Y)をヨーイングY方向の正側に回動させればよい。
また、このような問題は、平凸レンズ211(Y)をヨ
ーイングY方向に回動させた場合も生じる。この場合
は、平凹レンズ211(P)をピッチングP方向に回動
させればよい。以上が、光軸角可変機構の問題とその解
決方法である。
【0066】次に、手振れ補正装置200の全体的な動
作を説明する。手振れがない場合、レンズ211
(P),211(Y)は、光軸がイメージエリアの中心
に一致するように位置決めされている。この状態で、手
振れが発生すると、この振れの角度変位が振れ検出器2
15(P),215(Y)により検出される。この場
合、振れのピッチングP方向の角度変位Psは振れ検出
器215(P)で検出され、ヨーイングY方向の角度変
位Ysは振れ検出器215(Y)で検出される。これに
より、ビデオカメラの全方向に渡る振れが直交する2軸
方向の成分として検出される。
【0067】この検出出力は、演算部220に供給され
る。この演算部220には、さらに、回動角検出器21
4(P),214(Y)の検出出力が供給される。演算
部2220は、これら複数の検出出力の基づいて、レン
ズ211(P),211(Y)の要求回動角を演算す
る。各要求回動角を示すデータは、それぞれ駆動回路2
30(P),230(Y)に供給される。これにより、
駆動モータ213(P),213(Y)が回転駆動され
る。その結果、レンズ211(P),211(Y)が要
求回動角だけ回動駆動される。これにより、透過光軸角
が目標値に補正される。その結果、手振れにより撮像画
像の振れが抑制されるとともに、直交方向誤差による撮
像画像の振れが抑制される。以上が、手振れ補正装置2
00の全体的な動作である。
【0068】次に、図10を参照しながら、演算部22
0の動作を詳細に説明する。なお、図10は、演算部2
20の処理を示すフローチャートである。手振れ補正装
置200の駆動制御系(演算部220,駆動回路230
(P),230(Y),駆動モータ213(P),21
3(Y)からなる部分)は、メインスイッチ(図示せ
ず)の投入により起動し、切断により終了状態となる。
そして、図10の処理は、手振れ補正装置200の電源
スイッチ(図示せず)が投入されることにより開始さ
れ、この電源スイッチが遮断されることにより終了す
る。
【0069】この処理においては、演算部220は、ま
ず、振れ検出器215(P),215(Y)の検出出力
を取り込む(ステップS101)。これにより、ビデオ
カメラのピッチングP方向の振れの角度変位Psと、ヨ
ーイングY方向の振れの角度変位Ysとが取り込まれ
る。
【0070】次に、演算部220は、ピッチングP方向
の振れの角度変位Psに基づいて、平凹レンズ221
(P)の手振れ補正回動角θpを演算する(ステップS
102)。これとともに、演算部220は、ヨーイング
Y方向の振れの角度変位Ysに基づいて、平凸レンズ2
21(Y)の手振れ補正回動角ψyを演算する(ステッ
プS102)。
【0071】次に、演算部220は、平凹レンズ221
(P)の手振れ補正回動角θpに基づいて、このレンズ
221(P)の直交方向誤差Δxを打つ消すための平凸
レンズ221(Y)のずれ打消し回動角Δψyを演算す
る(ステップS103)。このずれ打消し回動角Δψy
は、次式(6)で表される。 Δψy=sin-1(sinθ・tanθ) …(6)
【0072】これとともに、演算部220は、平凸レン
ズ221(Y)の手振れ補正回動角ψyに基づいて、こ
の平凸レンズ211(Y)の直交方向誤差Δyを打ち消
すための平凹レンズ221(P)のずれ打消し回動角Δ
θpを演算する(ステップS103)。このずれ打消し
回動角Δθpは、次式(7)で表される。 Δθp=sin-1(sinψ・tanψ) …(7)
【0073】次に、演算部220は、平凹レンズ221
(P)の回動角θp,Δθpを加算して、平凹レンズ2
21(P)の総合回動角θp+Δθpを演算する(ステ
ップS104)。これとともに、演算部220は、平凸
レンズ221(Y)の回動角ψp,Δψpを加算して、
平凸レンズ221(Y)の総合回動角ψp+Δψpを演
算する(ステップS104)。
【0074】次に、演算部220は、振れ検出器215
(P),215(Y)の検出信号を取り込む(ステップ
S105)。これにより、レンズ211(P),211
(Y)の姿勢回動角θ0,ψ0が取り込まれる。
【0075】次に、演算部220は、平凹レンズ221
(P)の総合回動角θp+Δθpから平凹レンズ221
(P)の姿勢回動角θ0を引いて、平凹レンズ221
(P)の要求回動角(θp+Δθp)−θ0を演算し、
この演算結果をピッチングP方向の駆動回路230
(P)に供給する(ステップS106)。これにより、
平凹レンズ221(P)が回動駆動され、その回動角が
目標値(手振れ補正回動角θp)に設定される。
【0076】これとともに、演算部220は、平凸レン
ズ221(Y)の総合回動角ψy+Δψyから平凸レン
ズ221(Y)の姿勢回動角θ0を引いて、平凸レンズ
221(Y)の要求回動角(ψy+Δψy)−ψ0を演
算し、この演算結果をヨ々イングY方向の駆動回路23
0(Y)に供給する(ステップS106)。これによ
り、平凸レンズ221(Y)が回動駆動され、その回動
角が目標値(手振れ補正回動角ψy)に設定される。
【0077】以上により、透過光軸角が目標値に補正さ
れる。その結果、手振れによる撮影画像の振れが抑制さ
れるとともに、レンズ211(P),211(Y)の直
交方向誤差Δx,Δyによる撮影画像の振れが抑制され
る。
【0078】ステップS106の処理が終了すると、1
回分の補正動作が終了する。このあと、演算部220
は、再び、ステップS101から処理を実行する。以
下、同様に、1回分の補正動作が終了するたびに、上述
した動作が繰り返される。そして、この動作は、上記の
ごとく、電源スイッチが遮断状態に設定された時点で終
了する。
【0079】以上詳述した本実施の形態によれば、レン
ズ211(P),211(Y)を光軸角可変方向に移動
可能なように支持する支持機構として、レンズ211
(P),211(Y)を光軸に垂直名面内で回動自在に
軸支する軸支機構を用いるようにしたので、この支持機
構を小型化することができる。これにより、光軸角可変
機構と撮像光学系111との干渉を防止することができ
るとともに、光軸角可変機構の撮像光学系111への組
付けを容易にすることができる。
【0080】また、このような構成によれば、レンズ2
11(P),211(Y)を回動させるだけで、レンズ
211(P),211(Y)を光軸角可変方向に移動さ
せることができるので、レンズ211(P),211
(Y)を光軸角可変方向に移動させるための駆動制御を
簡単化することができる。
【0081】さらに、このような構成によれば、レンズ
211(P),211(Y)の荷重を回動軸212
(P),212(Y)で受けることができるので、レン
ズ211(P),211(Y)の円滑な揺動を実現する
ことができる。これにより、高速応答、省電力化を図る
ことができる。
【0082】また、本実施の形態によれば、一方のレン
ズ211(P)あるいは212(Y)を手振れ補正回動
角分回動させることによって発生する直交方向誤差を、
他方のレンズ211(Y)あるいは211(P)の回動
によって打ち消すようにしたので、直交方向誤差による
撮影画像の振れを抑制することができる。
【0083】以上、本発明の一実施の形態を詳細に説明
したが、本実施の形態は、上述したような実施の形態に
限定されるものではない。
【0084】例えば、先の実施の形態では、手振れ補正
装置200全体をアダプタとして構成する場合を説明し
た。しかしながら、本発明では、その一部をアダプタと
して構成するようにしてもよい。例えば、演算部220
や駆動回路230(Y),230(P)は、カメラ本体
100に組み込んでおき、手振れ補正機構210のみを
アダプタとして構成するようにしてもよい。
【0085】また、先の実施の形態では、手振れ補正装
置200をアダプタとして構成する場合を説明した。し
かしながら、本発明では、これをビデオカメラに内蔵す
るようにしてもよい。この場合、本発明では、レンズ2
11(P),211(Y)の支持機構が小型であるた
め、この内蔵が容易となる。
【0086】また、先の実施の形態では、本発明を、光
学系として、1つの凹レンズと1つの凸レンズとからな
るアフォーカル系の光学系を有する手振れ補正装置に適
用する場合を説明した。しかしながら、本発明は、複数
の凹レンズと複数の凸レンズとからなるアフォーカル系
の光学系を有する手振れ補正装置にも適用することがで
きる。
【0087】また、先の実施の形態では、本発明を、凹
レンズと凸レンズを直交する方向に移動させる手振れ補
正装置に適用する場合を説明した。しかしながら、本発
明は、両者を異なる方向に移動させる手振れ補正装置一
般に適用することができる。
【0088】また、先の実施の形態では、本発明を、光
軸角可変レンズとして、2つのレンズを有する手振れ補
正装置に適用する場合を説明した。しかしながら、本発
明は、光軸角可変レンズとして、1つのレンズを有する
手振れ補正装置にも適用可能である。すなわち、1軸方
向の振れのみを補正するような手振れ補正装置にも適用
することができる。
【0089】また、先の実施の形態では、本発明を、光
学系として、アフォーカル系の光学系を有する手振れ補
正装置に適用する場合を説明した。しかしながら、本発
明は、レンズを光軸に垂直な方向に移動させることによ
り、透過光軸角を変えることが可能な光学系を有する手
振れ補正装置一般に適用することができる。
【0090】また、先の実施の形態では、本発明を、ビ
デオカメラの手振れ補正装置に適用する場合を説明し
た。しかしながら、本発明は、ビデオカメラ以外の光学
システムの手振れ補正装置にも適用することができる。
例えば、電子スチルカメラの手振れ補正装置にも適用す
ることができる。
【0091】また、先の実施の形態では、本発明を、手
振れ補正装置に適用する場合を説明した。しかしなが
ら、本発明は、手振れ以外の振れによる画像の振れを抑
制する振れ補正装置にも適用することができる。したが
って、本発明は、映画用の撮影機や映写機のように、三
脚に固定して使用するような光学システムの振れ補正装
置にも適用することができる。このような光学システム
であっても、外部から加わる振動により、画像の振れが
発生する場合があるからである。
【0092】また、以上の説明では、本発明を、振れを
補正するために、透過光軸角を補正する振れ補正装置に
適用する場合を説明した。しかしながら、本発明は、透
過光軸角を積極的に変えるような装置にも適用すること
ができる。
【0093】このほかにも、本発明は、その要旨を逸脱
しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿論であ
る。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の光軸角可変
装置及び振れ補正装置によれば、光軸角可変レンズを光
軸角可変方向に移動可能なように支持する支持機構とし
て、光軸角可変レンズをその光軸に回動自在に軸支する
軸支機構を用いるようにしたので、この支持機構を小型
化することができる。
【0095】これにより、光軸角可変機構と撮像光学系
との干渉を防止することができるとともに、光軸角可変
機構の撮像光学系への組付けを容易にすることができ
る。
【0096】また、このような構成によれば、光軸角可
変レンズを回動させるだけで、光軸角可変レンズを光軸
角可変方向に移動させることができるので、光軸角可変
レンズの駆動制御を簡単化することができる。
【0097】さらに、このような構成によれば、光軸角
可変レンズの荷重を回動軸で受けることができるので、
このレンズの円滑な揺動を実現することができる。これ
により、高速応答、省電力化を図ることができる。
【0098】また、本発明の光軸角可変装置及び振れ補
正装置によれば、光軸角可変レンズの回動によって発生
するこのレンズの光軸角可変方向からのずれを、このレ
ンズ以外のレンズの回動によって打ち消すようにしたの
で、光軸角可変レンズが光軸角可変方向からずれること
による画像の振れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】一実施の形態の光軸角可変機構の構成を示す斜
視図である。
【図3】一実施の形態の平凹レンズの回動軌跡を示す図
である。
【図4】一実施の形態の平凸レンズの回動軌跡を示す図
である。
【図5】一実施の形態の平凹レンズと平凸レンズの回動
軌跡の合成を示す図である。
【図6】一実施の形態の光軸角可変機構の動作を説明す
るための図である。
【図7】一実施の形態の光軸角可変機構の動作を説明す
るための図である。
【図8】一実施の形態の光軸角可変機構の動作を説明す
るための図である。
【図9】一実施の形態の光軸角可変機構の動作を説明す
るための図である。
【図10】一実施の形態の演算部の動作を説明するため
のフローチャートである。
【符号の説明】
100…カメラ本体、110…撮像部110、111…
撮像光学系、112…撮像素子、120…映像信号処理
回路、200…手振れ補正装置、210…振れ補正機
構、220…演算部、230(P),230(Y)…駆
動回路、211(P)…平凹レンズ、211(Y)…平
凸レンズ、212(P),212(Y)…回動軸、21
3(P),213(Y)…駆動モータ、214(P),
214(Y)…回動角検出器、215(P),215
(Y)…振れ検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が光軸に垂直な方向に移
    動することより透過光軸角を変えることが可能な光軸角
    可変レンズである第1,第2のレンズを含む光学系と、 前記第1のレンズを光軸に垂直な面内で回動自在に軸支
    する第1の軸支手段と、 前記第2のレンズを光軸に垂直な面内で、かつ、前記第
    1のレンズの回動方向とは異なる方向に回動自在に軸支
    する第2の軸支手段と、 前記透過光軸角を補正するために、前記第1,第2のレ
    ンズのうち、前記光軸角可変レンズであるレンズを回動
    駆動する光軸角補正用回動駆動手段と、 この光軸角補正用回動駆動手段によって前記光軸角可変
    レンズであるレンズが回動駆動されることより発生する
    このレンズの光軸角可変方向からのずれを打ち消すため
    に、他方のレンズを回動駆動するずれ打消し用回動駆動
    手段とを備えたことを特徴とする光軸角可変装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2のレンズは、いずれも前
    記光軸角可変レンズであり、 前記光軸角補正用回動駆動手段は、 前記透過光軸角を補正するために、前記第1のレンズを
    回動駆動する第1の光軸角補正用回動駆動手段と、 前記透過光軸角を補正するために、前記第2のレンズを
    回動駆動する第2の光軸角補正用回動駆動手段とを備
    え、 前記ずれ打消し用回動駆動手段は、 前記第1のレンズが前記第1の光軸角補正用回動駆動手
    段によって回動駆動されることにより発生するこのレン
    ズの光軸角可変方向からのずれを打ち消すために、前記
    第2のレンズを回動駆動する第1のずれ打消し用回動駆
    動手段と、 前記第2のレンズが前記第2の光軸角補正用回動駆動手
    段によって回動駆動されることにより発生するこのレン
    ズの光軸角可変方向からのずれを打ち消すために、前記
    第1のレンズを回動駆動する第2のずれ打消し用回動駆
    動手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の光軸
    角可変装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のレンズは凹レンズであり、前
    記第2のレンズは凸レンズであり、前記光学系は、前記
    凹レンズと前記凸レンズとを組み合わせることにより得
    られるアフォ−カル系の光学系であることを特徴とする
    請求項1記載の光軸角可変装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の方向と前記第2の方向とは互
    いに直交する方向であることを特徴とする請求項1記載
    の光軸角可変装置。
  5. 【請求項5】 光学システムの振れによる画像の振れを
    抑制する振れ補正装置において、 少なくとも一方が光軸に垂直な方向に移動することより
    透過光軸角を変えることが可能な光軸角可変レンズであ
    る第1,第2のレンズを含む光学系と、 前記第1のレンズを光軸に垂直な面内で回動自在に軸支
    する第1の軸支手段と、 前記第2のレンズを光軸に垂直な面内で、かつ、前記第
    1のレンズの回動方向とは異なる方向に回動自在に軸支
    する第2の軸支手段と、 前記光学システムの振れを検出する振れ検出手段と、 前記光学システムの振れによる画像の振れを抑制するた
    めに、前記振れ検出手段の検出出力に基づいて、前記第
    1,第2のレンズのうち、前記光軸角可変レンズである
    レンズを回動駆動する光軸角補正用回動駆動手段と、 この光軸角補正用回動駆動手段によって前記光軸角可変
    レンズであるレンズが回動駆動されることより発生する
    このレンズの光軸角可変方向からのずれを打ち消すため
    に、他方のレンズを回動駆動するずれ打消し用回動駆動
    手段とを備えたことを特徴とする振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一部が前記光学システムに着
    脱自在なアダプタとして構成されていることを特徴とす
    る請求項5記載の振れ補正装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009133691A1 (ja) * 2008-04-30 2009-11-05 日本電産サンキョー株式会社 振れ補正機能付き光学ユニット
US8224169B2 (en) 2008-04-30 2012-07-17 Nidec Sankyo Corporation Optical unit with shake correcting function

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