JPH1097240A - 金管楽器のロータリーバルブ - Google Patents

金管楽器のロータリーバルブ

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JPH1097240A
JPH1097240A JP8247599A JP24759996A JPH1097240A JP H1097240 A JPH1097240 A JP H1097240A JP 8247599 A JP8247599 A JP 8247599A JP 24759996 A JP24759996 A JP 24759996A JP H1097240 A JPH1097240 A JP H1097240A
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rotor
valve casing
valve
radial ball
rotary valve
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JP8247599A
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晋二 ▲濱▼永
Shinji Hamanaga
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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    • G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D9/00—Details of, or accessories for, wind musical instruments
    • G10D9/04—Valves; Valve controls

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Taps Or Cocks (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動部の摩耗によるがたつき、雑音の発生等
を防止し、操作性および耐久性を向上させる。 【解決手段】 ロータ3の両端部に設けた軸部3A,3
Bをラジアル玉軸受30によってそれぞれ回転自在に軸
支する。ラジアル玉軸受30のアウターレース35は、
バルブケーシング2の内周に嵌合し、外径がロータ3の
外径より30μm程度大きく設定されている。押圧部材
36は、ラジアル玉軸受30を介してロータ3を軸線方
向に押圧する。軸部3Bの下端面に回転台13を固定
し、この回転台13をレバー4によって回動させ、ロー
タ3の切替路を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共鳴管の管長を選
択的に切替え、異なった音高の音を発音させる金管楽器
のロータリーバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】ホルン、トロンボーン等の金管楽器はロ
ータリーバルブを備え、これによって共鳴管の管長を切
り替えて異なった音高の演奏音を発音させるようにして
いる(特開平1−280797号公報、実開平3−29
53号公報、実公昭59−13652号公報等)。この
ようなロータリーバルブは、ロータの周面に所要個数の
切替路を設け、このロータをレバーによって回動させる
ことにより、切替路を切り替えるように構成されてい
る。
【0003】図6〜図8に4つの切替路を備えたロータ
リーバルブの従来例を示す。図6は同バルブの一部を破
断して示す側面図、図7は同バルブの分解断面図、図8
(A)、(B)は切替路の切替状態を示す図7のA−A
線およびB−B線断面図である。これらの図において、
ロータリーバルブ1は、バルブケーシング2内に回転自
在に嵌挿したロータ3をレバー4の操作によって回動さ
せることにより、ロータ3に設けた切替路5(5a〜5
d)を切り替えてバルブケーシング2のポート6(6a
〜6h)に接続するように構成されている。
【0004】バルブケーシング2は両端開放の筒状体に
形成され、周面に合計8個のポート6a〜6hが90°
位相をずらして4つずつバルブケーシング2の軸線方向
に2段に形成されている。上段側の4つのポート6a〜
6dのうち、2つのポート6a,6cには抜差管7が接
続され、残り2つのポート6b,6dには共鳴管8が接
続されている。同様に、下段側の4つのポート6e〜6
hのうち、2つのポート6e,6gには図示しない抜差
管が接続され、残り2つのポート6f,6hには共鳴管
が接続されている。バルブケーシング2の上端側開口部
には、植込底蓋9をロータ3の上面に押し付ける植込底
10が螺合されている。植込底蓋9は、ロータ3の軸線
方向の移動を規制する部材を構成するととともに、ロー
タ3の上面中央に突設した軸部3Aが回転自在に嵌挿さ
れる軸孔9aを有することによりロータ3の軸受部材を
構成している。一方、バルブケーシング2の下端側開口
部は、植込上蓋12が嵌合され、かつ半田付け等によっ
て接合されている。また、植込管2と植込上蓋12一体
削り出しで製作される場合もある。この植込上蓋12は
ロータ3の軸受部材を構成するもので、ロータ3の下面
中央に突設した軸部3Bが回転自在に嵌挿される軸孔1
2aを有している。
【0005】ロータ3は円柱状に形成され、周面に半円
形(またはU字状)の溝からなる4つの切替路5a〜5
dが、バルブケーシング2のポート6a〜6hと対応す
るよう180°位相をずらして2つずつロータ3の軸線
方向に2段に形成されている。ロータ3の下面側に突設
されている軸部3Bは、前記植込上蓋12の軸孔12a
を貫通して下方に突出し、その突出端部に回転台13が
嵌合され、かつねじ15によって固定されている。ま
た、植込上蓋12と回転台13との間には、回転台13
の回動角度を規制するストッパ14が設けられている。
このストッパ14は平面視C字状で、植込上蓋12の下
面に一体に突設した円筒部16の外周に嵌合され、かつ
2本のねじ17によって固定されている。また、ストッ
パ14の下面側には、回転台13に突設したピン18に
対応して2つのストッパゴム19,19が180°位相
を異ならせて設けられている。この場合、2つのストッ
パゴム19,19は180°位相が異なるが、ピン18
は所要の外径を有して2つのストッパゴム19,19間
に位置しているため、回転台13の回動角度は90°に
設定される。
【0006】レバー4は、バルブケーシング2の外周に
レバー取付台21を介して取付けられたレバー支持台2
2に上下方向に回動自在に枢支されて配設され、かつば
ね23によって上方への復帰習性が付与されている。こ
のレバー4の下端は、レバー4の運動を前記回転台13
に伝達するレバー連絡棒24に当接している。レバー連
絡棒24の他端は、ロッドエンドベアリング25を介し
て回転台13の下面でかつ回転台13の中心から偏心し
た位置に連結されている。
【0007】このようなロータリーバルブ1において、
通常図8(A)に示す状態、すなわちポート6a,6b
を切替路5aで連通し、ポート6c,6dを切替路5b
で連通し、ポート6e,6fを切替路5cで連通し、ポ
ート6g,6hを切替路5dで連通した状態に保持され
ている。この状態において、レバー4をばね23に抗し
て回動させると、レバー4の下端が連絡棒24を押圧す
る。このため、連絡棒24は右方向に移動して回転台1
3を90°回動させる。この結果、ロータ3も回転台1
3と一体に回動し、切替路5a〜5dを切り替える。図
8(B)はこの状態を示し、ポート6a,6cが切替路
5aを介して連通し、ポート6b,6dが切替路5bを
介して連通し、ポート6e,6gが切替路5cを介して
連通し、ポート6f,6hが切替路5dを介して連通す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のロータリーバルブ1においては、摺動部は全て
面接触(すべり摩擦)であるため摩擦が大きく、切替路
5の切替操作に相対的に大きな力を必要とし、操作性に
問題があった。また、長期にわたる使用による摺動によ
り摩耗すると、ロータ3が遊動したり、息が漏れたり、
雑音が生じる等の問題があった。従来の加工法はバルブ
ケーシング2の内周面、ロータ3の外周面、軸部3A,
3B、植込底蓋9、植込上蓋12の軸孔9a,12aを
それぞれラッピングにより現物合わせにより精度を得よ
うとする加工方法のため、バルブケーシング2、ロータ
3、植込底蓋9、植込上蓋12の製作が煩雑になるとい
う問題があった。特に、バルブケーシング2の内周面と
ロータ3の外周面とのクリアランスを両端軸部(12a
と3B,9aと3A)のクリアランスより大きく仕上げ
なければならないため、ラップ剤の粒度を変える必要が
ある。言い換えれば、従来のロータリーバルブの精度は
機械加工精度ではなく、ラップ剤の粒度やラップ時間、
回数等により成り行き的に決まってしまうので、品質の
安定が難しいのである。また、植込底蓋9の場合は、軸
方向の精度を得るため最終組立調整時に図7のL寸法を
最後に調整する必要があった。その結果として、ロータ
リーバルブ1の製造コストが高くなる。
【0009】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、摺
動部の摩耗による遊動や雑音の発生等を防止するととも
に、操作性および耐久性を向上させるようにした金管楽
器のロータリーバルブを提供することにある。また、本
発明は、精度管理が容易な円筒形状を基本とするため構
成部品の製造が容易で、安価でかつ高精度な金管楽器の
ロータリーバルブを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、周面に切替路を有し共鳴管の管長を切り替
えるロータと、このロータが嵌挿される円筒状のバルブ
ケーシングと、このバルブケーシングの両端開口部をそ
れぞれ塞ぐ植込底および植込上蓋と、前記ロータに固定
された回転台と、この回転台を回動させるレバーとを備
えた金管楽器のロータリーバルブにおいて、前記バルブ
ケーシングの内部に2つのラジアル玉軸受をそれぞれ嵌
合し、これらのラジアル玉軸受によって前記ロータの各
端面に一体に突設した軸部をそれぞれ軸支し、前記植込
底または植込上蓋に前記ラジアル玉軸受を介してロータ
を軸線方向に押圧する押圧部材を配設したことを特徴と
する。また、本発明は、バルブケーシングの内径を一端
から他端までを同一の口径によって形成し、ロータの外
径をラジアル玉軸受のアウターレースの外径より僅かに
小さく設定しバルブケーシング内にそれぞれ嵌合したこ
とを特徴とする。また、本発明は、ロータの一方の軸部
にレバーによって回動される回転台を固定し、バルブケ
ーシングの植込上蓋側開口端面と植込上蓋に互いに嵌合
する位置決め部を設け、植込上蓋に前記回転台の回動角
度を規制するストッパ部を設けたことを特徴とする。さ
らに、本発明は、回転台と植込上蓋にロータの回転角度
確認用のマークを表示したことを特徴とする。
【0011】本発明において、ラジアル玉軸軸受は、ロ
ータの軸部を回転自在に軸支する。したがって、ロータ
は安定した状態で回転する。また、バルブケーシングを
直管状に形成し、ロータの外径をラジアル玉軸受のアウ
ターレースの外径を基準として僅かに小さく設定したの
で、バルブケーシングおよびロータの製造が容易で、し
かも円滑な回動が得られる。また、ラジアル玉軸受とし
て市販のものがそのまま使用できる。押圧部材はロータ
を軸線方向に押圧する。したがって、ロータの軸線方向
の遊動を防止できる。その結果として、ロータが径方向
に遊動したり、雑音が生じることがなく、製造コストを
低減できる。回転台と植込上蓋に表示されたマークのず
れの度合いによって組付け後のロータの回転角を確認で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る金
管楽器のロータリーバルブの実施の形態を示す一部を破
断した側面図、図2は同バルブの分解断面図、図3は押
圧部材の底面図、図4(A)、(B)は植込上蓋の平面
図および底面図、図5は回転台の底面図である。なお、
図中従来技術の欄で示した構成部材等と同一のものにつ
いては同一符号をもって示し、その説明を適宜省略す
る。これらの図において、ロータ3を回転自在に収納す
るバルブケーシング2は両端開放の筒状体に形成され、
内径が全長にわたって同一径に設定されている。
【0013】前記ロータ3は、円柱状に形成されて周面
に4つの切替路5(5a〜5d)を有し、両端面中央に
一体に突設した軸部3A,3Bがラジアル玉軸受30,
30によってそれぞれ回転自在に軸支されている。ロー
タ3の外径は、全長にわたって同一径に設定され、前記
バルブケーシング2の内径より息が漏れない程度に僅か
に小さく、具体的には後述するラジアル玉軸受のアウタ
ーレースの外径を基準として、それより30μm程度小
さく設定されている。前記軸部3A,3Bのラジアル玉
軸受30によって軸支される部分31A,31Bも、全
長にわたって同一径の円柱状に形成されている。下側の
軸部3Bは、上側の軸部3Aより長く形成され、後述す
る上蓋止めねじ40の下方に突出している。また、この
軸部3Bの下面には、回転台13を固定するねじ15が
ねじ込まれるねじ孔32が形成されている。
【0014】前記ラジアル玉軸受30は市販のボールベ
アリングで、複数個のボール33と、このボール33を
回転自在に保持するインナーレース34およびアウター
レース35とからなり、このアウターレース35の外径
を基準として前記ロータ3とバルブケーシング2の口径
は設定される。したがって、ラジアル玉軸受30は、前
記バルブケーシング2の開口端部寄り内周面に嵌合さ
れ、このため、バルブケーシング2の内周面とロータ3
の外周面との間には、30μm程度の隙間が形成され
る。
【0015】植込底10は、下面が開放するカップ状に
形成され、内部に前記ラジアル玉軸受30を介してロー
タ3を下方に押圧する押圧部材36を収納し、バルブケ
ーシング2の上端側開口部に螺合されている。押圧部材
36は、薄い金属板の打ち抜き加工によって植込底10
に嵌挿され得る大きさの円板状に形成され、外周部に片
持ち支持された4つの押圧片37が周方向に等配されて
形成され、これらの押圧片37によってラジアル玉軸受
30のアウターレース35をロータ3に押し付けてい
る。このため、ロータ3は、下方に付勢され軸方向の移
動を規制されている。なお、植込底10の内周面には、
バルブケーシング2の上端側外周面に形成した雄ねじ3
8に螺合する雌ねじ39が形成されている。
【0016】植込上蓋12は、バルブケーシング2の下
端面に回転を防止されて位置決めされ、上蓋止めねじ4
0によってバルブケーシング2に押し付けられる。この
植込上蓋12は、円板状に形成されて中央にロータ3の
軸部3Bが遊嵌状態で貫通する挿通孔42を有し、また
上面外周部には複数個の位置決め部43が一体に突設さ
れている。この位置決め部43は台形状の突起からな
り、バルブケーシング2の下端面に形成した台形状の凹
部からなる位置決め部44に嵌合することにより、植込
上蓋12をバルブケーシング2に対して位置決めし回転
を防止する。位置決め部43としては、台形状に限らず
適宜な形状とすることができる。また、位置決め部43
を凹部とし、バルブケーシング2側に設けられる位置決
め部をこの凹部に嵌合する突起で構成してもよい。
【0017】また、前記植込上蓋12は、回転台13の
回動を規制するストッパとしても機能する。そのため、
植込上蓋12の下面中央には、ゴム取付部45が一体に
突設されている。このゴム取付部45は、前記挿通孔4
2を取り囲む円筒部45aと、この円筒部45aの外周
に左右対称に突設された2つの板状部45b,45cと
からなる突状体に形成され、各板状部45b,45cに
ストッパゴム19が嵌着されるゴム取付孔47がそれぞ
れ形成されている。ストッパゴム19は、径が異なる2
つの円柱部19a,19bと、これらの円柱部19a,
19bを連結する連結部19cとからなり、この連結部
19cが前記ゴム取付孔47にはめ込まれる。また、円
筒部45aの外周面には、回転台13の外周面に形成し
たマーク49とともに、組立後のロータ3の回転角度を
確認するためのマーク48が形成されている。これらの
マーク48,49は、細い溝または突状体、印刷等から
なり、マーク48に対するマーク49のずれ具合によっ
てロータ3の回動角度を知ることができる。
【0018】前記上蓋止めねじ40は、両端が開放する
筒状体に形成され、バルブケーシング2の下端側開口部
に螺合されることにより、前記植込上蓋12を押圧しバ
ルブケーシング3に固定している。この上蓋止めねじ4
0の内周面には、バルブケーシング2の下端側外周面に
形成した雄ねじ50に螺合する雌ねじ51が形成されて
いる。上蓋止めねじ40をバルブケーシング2に取付け
た状態において、植込上蓋12のゴム取付部45は上蓋
止めねじ40の下方に突出している。
【0019】このような構成からなるロータリーバルブ
にあっては、ロータ3の両端に設けた軸部3A,3Bを
ラジアル玉軸受30によってそれぞれ回転自在に軸支し
ているので、図6〜図8に示した従来のロータリーバル
ブに比べてロータ3を安定に軸支し、径方向の遊動を防
止することができる。すなわち、従来の装置において
は、植込底蓋9と植込上蓋12の軸孔9a,12aによ
って軸部3A,3Bを軸支しているので、軸孔9a,1
2aと軸部3A,3Bとの隙間による軸部3A,3Bの
径方向の遊動を防止するためにはこれらをテーパ状に形
成する必要があったが、本発明においてはラジアル玉軸
受30を用いているため、軸部3A,3Bをわざわざテ
ーパ状に形成する必要がなく、製作が容易で、ロータ3
の径方向の遊動を確実に防止することができる。
【0020】また、ラジアル玉軸受30のアウターレー
ス35の外径を基準としてバルブケーシング2の口径お
よびロータ3の外径を設定し、バルブケーシング2の内
周とロータ3の外周との間に息が漏れない程度の僅かな
隙間を形成しているので、ロータ3の回動が円滑で、バ
ルブケーシング2およびロータ3の摩耗を防止すること
ができる。したがって、ロータ3を小さな力で回動させ
ることができ、操作性に優れているとともに、摺動によ
る雑音の発生がなく、静粛に動作させることができる。
また、摩耗しなければ、バルブケーシング2の内周面と
ロータ3の外周面をテーパ状に形成する必要がなく、こ
の点からもバルブケーシング2とロータ3の製作が容易
で、ロータリーバルブの耐久性を向上させることができ
る。また、ラジアル玉軸受30は市販のものを使用する
ことができるので、安価に入手することができる。
【0021】また、植込上蓋12を位置決め部43,4
4の嵌合によってバルブケーシング2に位置決めし、上
蓋止めねじ40によって植込上蓋12をバルブケーシン
グ2に押しつけているので、ねじを必要とせず、植込上
蓋12の取付作業が容易である。さらに、植込上蓋12
と回転台13にロータ3の回転角度確認用のマーク4
8,49を表示しているので、ロータ3をバルブケーシ
ング2内に組込み、植込上蓋12をバルブケーシング2
の下端側開口部に位置決めし上蓋止めねじ40により固
定し、回転台13を軸部3Bの下端にねじ15によって
固定した組立状態において、マーク48,49が一致し
ているか否かを見ることによりロータ3の回転角度を確
認することができる。
【0022】なお、上記した実施の形態においては、植
込底10内にロータ3を軸線方向に押圧する押圧部材3
6を組み込んだが、植込上蓋12側に設けることも可能
である。また、押圧部材36として薄い円板状の金属板
を用いたが、スプリング、ゴム等の弾性部材を用いても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る金管楽
器のロータリーバルブは、周面に切替路を有し共鳴管の
管長を切り替えるロータと、このロータが嵌挿される円
筒状のバルブケーシングと、このバルブケーシングの両
端開口部をそれぞれ塞ぐ植込底および植込上蓋と、前記
ロータに固定された回転台と、この回転台を回動させる
レバーとを備えた金管楽器のロータリーバルブにおい
て、前記バルブケーシングの内部に2つのラジアル玉軸
受をそれぞれ嵌合し、これらのラジアル玉軸受によって
前記ロータの各端面に一体に突設した軸部をそれぞれ軸
支し、前記植込底または植込上蓋に前記ラジアル玉軸受
を介してロータを軸線方向に押圧する押圧部材を配設し
たので、ロータを安定に軸支することができ、径方向お
よび軸線方向の遊動を防止することができる。また、ロ
ータの軸部をテーパ状に形成する必要もなく、軸部の形
成が容易である。
【0024】また、本発明は、バルブケーシングの内径
を一端から他端までを同一の口径によって形成し、ロー
タの外径をラジアル玉軸受のアウターレースの外径より
僅かに小さく設定しバルブケーシング内にそれぞれ嵌合
したので、バルブケーシングの内周とロータの外周との
間に僅かな隙間が形成され、ロータの回動が円滑であ
る。また、バルブケーシングとロータの摩耗を防止する
ことができる。その結果として、ロータを小さな力で回
動させることができ、操作性に優れているとともに、摺
動による雑音の発生がなく、静粛に動作させることがで
きる。また、摩耗しなければ、バルブケーシングの内周
面とロータの外周面をテーパ状に形成する必要もなく、
バルブケーシングとロータの製作が容易で、ロータリー
バルブの耐久性を向上させることができる。さらに、ラ
ジアル玉軸受は市販のものを使用することができるの
で、安価に入手することができる。
【0025】また、本発明は、ロータの一方の軸部にレ
バーによって回動される回転台を固定し、バルブケーシ
ングの植込上蓋側開口端面と植込上蓋に互いに嵌合する
位置決め部を設け、植込上蓋に前記回転台の回動角度を
規制するストッパ部を設けたので、植込上蓋の回転を確
実に防止することができる。さらに、ストッパ部材を別
個に設ける必要がなく、部品点数を削減することができ
る。さらに、本発明は、回転台と植込上蓋にロータの回
転角度確認用のマークを表示したので、組立後にロータ
の回転角を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る金管楽器のロータリーバルブの
実施の形態を示す一部を破断した側面図である。
【図2】 同バルブの分解断面図である。
【図3】 押圧部材の底面図である。
【図4】 (A)、(B)は植込上蓋の平面図および底
面図である。
【図5】 回転台の底面図である。
【図6】 従来のロータリーバルブの一部を破断した側
面図である。
【図7】 同バルブの分解断面図である。
【図8】 (A)、(B)は切替路の切替状態を示す図
7のA−A’線およびB−B’線断面図である。
【符号の説明】
1…ロータリーバルブ、2…バルブケーシング、3…ロ
ータ、3A,3B…軸部、4…レバー、5a〜5d…切
替路、6a〜6h…ポート、9…植込底蓋、10…植込
底、12…植込上蓋、13…回転台、14…ストッパ、
30…ラジアル玉軸受、33…ボール、34…インナー
レース、35…アウターレース、36…押圧部材、40
…上蓋止めねじ、43,44…位置決め部突起、48,
49…マーク。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に切替路を有し共鳴管の管長を切り
    替えるロータと、このロータが嵌挿される円筒状のバル
    ブケーシングと、このバルブケーシングの両端開口部を
    それぞれ塞ぐ植込底および植込上蓋と、前記ロータに固
    定された回転台と、この回転台を回動させるレバーとを
    備えた金管楽器のロータリーバルブにおいて、前記バル
    ブケーシングの内部に2つのラジアル玉軸受をそれぞれ
    嵌合し、これらのラジアル玉軸受によって前記ロータの
    各端面に一体に突設した軸部をそれぞれ軸支し、前記植
    込底または植込上蓋に前記ラジアル玉軸受を介してロー
    タを軸線方向に押圧する押圧部材を配設したことを特徴
    とする金管楽器のロータリーバルブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金管楽器のロータリーバ
    ルブにおいて、バルブケーシングの内径を一端から他端
    までを同一の口径によって形成し、ロータの外径をラジ
    アル玉軸受のアウターレースの外径より僅かに小さく設
    定しバルブケーシング内にそれぞれ嵌合したことを特徴
    とする金管楽器のロータリーバルブ。
  3. 【請求項3】 請求項1,2または3記載の金管楽器の
    ロータリーバルブにおいて、ロータの一方の軸部にレバ
    ーによって回動される回転台を固定し、バルブケーシン
    グの植込上蓋側開口端面と植込上蓋に互いに嵌合する位
    置決め部を設け、植込上蓋に前記回転台の回動角度を規
    制するストッパ部を設けたことを特徴とする金管楽器の
    ロータリーバルブ。
  4. 【請求項4】 請求項4記載の金管楽器のロータリーバ
    ルブにおいて、回転台と植込上蓋にロータの回転角度確
    認用のマークを表示したことを特徴とする金管楽器のロ
    ータリーバルブ。
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