JPH11100193A5 - - Google Patents
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- JPH11100193A5 JPH11100193A5 JP1997282504A JP28250497A JPH11100193A5 JP H11100193 A5 JPH11100193 A5 JP H11100193A5 JP 1997282504 A JP1997282504 A JP 1997282504A JP 28250497 A JP28250497 A JP 28250497A JP H11100193 A5 JPH11100193 A5 JP H11100193A5
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Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】 トラック搭載型クレーンの遠隔操作装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】トラックAの運転室Bと荷台C間のシャーシフレーム上に架装されその左右位置にトラックAの左右外側方へ張り出して接地可能な左右一対のアウトリガ5を備えた基台1と、この基台1上に旋回駆動自在に搭載した旋回台2と、旋回台2に起伏駆動自在に取り付けられた伸縮駆動自在な伸縮ブーム3と、伸縮ブーム3の先端部に巻上巻下駆動自在に吊下した吊具4とを有し、
旋回台2の旋回駆動用油圧アクチュエータ7の駆動を制御する旋回制御弁6、伸縮ブーム3の起伏駆動用油圧アクチュエータ9の駆動を制御する起伏制御弁8、伸縮ブーム3の伸縮駆動用油圧アクチュエータの駆動を制御する伸縮制御弁10、および、吊具4の巻上巻下駆動用油圧アクチュエータの駆動を制御する巻上巻下制御弁11を備えてなるトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置であって、
前記各制御弁6,8,10,11にそれぞれ取り付けられ該当する制御弁を切換駆動する弁駆動手段6a,8a,10a,11a、オペレータの操作に基づき前記各弁駆動手段を駆動するための操作信号を電波に乗せて発信する携帯型の操作入力部14、および、操作入力部14から電波に乗せて送られてくる操作信号を受信し受信に係る操作信号に応じて弁駆動手段6a,8a,10a,11aを駆動するための駆動信号を対応する弁駆動手段に出力するコントローラ15とを備えたものにおいて、
前記トラック搭載型クレーンに、前記アウトリガ5,5の接地状態を検出するアウトリガ接地状態検出手段、および、当該アウトリガ接地状態検出手段の検出結果をアウトリガ接地状態信号として電波に乗せて発信する発信手段を取り付けると共に、前記携帯型の操作入力部に、表示手段、および、前記発信手段から電波に乗せて送られてくるアウトリガ接地状態信号を受信し受信内容に応じて前記表示手段を作動させるための表示信号を出力する表示信号出力部、とを取り付けたことを特徴とするトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【請求項2】アウトリガ接地状態検出手段が、アウトリガ5,5の支持力の有無を検出する検出手段であり、表示手段がアウトリガ5,5の支持力の有無を判別可能に表示するよう構成してあることを特徴とする請求項1のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【請求項3】アウトリガ接地状態検出手段が、アウトリガ5,5の支持力が所定値以下に低下したことを検出する検出手段であり、表示手段がアウトリガ5,5の支持力が所定値以下に低下しているかどうかを判別可能に表示するよう構成してあることを特徴とする請求項1のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【請求項4】表示手段が、携帯型の操作入力部に取り付けられた液晶表示手段、または、ランプで構成されており、表示信号出力部が、受信に係るアウトリガ接地状態信号に応じて前記液晶表示手段にアウトリガ5,5の接地状態を判別視認可能に表示させるための表示信号を出力するよう構成してあることを特徴とする請求項2あるいは請求項3に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【請求項5】表示手段が、アウトリガの非接地を警報するブザーまたは音声警報手段で構成されており、表示信号出力部が、アウトリガ接地状態信号に応じて表示手段たるブザーまたは音声警報手段を作動させるよう構成してあることを特徴とする請求項2または請求項3に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示す如く、トラック搭載型クレーンは、トラックAの運転室Bと荷台C間のシャーシフレーム上に架装された基台1と、この基台1上に旋回駆動自在に搭載した旋回台2と、旋回台2に起伏駆動自在に取り付けた伸縮自在な伸縮ブーム3と、伸縮ブーム3の先端部に巻上巻下駆動自在に吊下した吊具4とを備えている。前記基台1は、その左右位置にトラックAの左右外側方へ張り出して接地可能な左右一対のアウトリガ5,5を備えている。
【0003】前記旋回台2は、旋回制御弁6により駆動制御される旋回駆動用油圧アクチュエータ7により旋回駆動されるようになっている。前記伸縮ブーム3は、起伏制御弁8により駆動制御される起伏駆動用油圧アクチュエータ9により起伏駆動され、伸縮制御弁10により駆動制御される伸縮駆動用油圧アクチュエータ(図示せず)により伸縮駆動されるようになっている。また、前記吊具4は、その巻上巻下駆動を制御する巻上巻下制御弁11により駆動制御される巻上巻下駆動用油圧アクチュエータ(図示せず)により駆動されるようになっている。前記各制御弁6,8,10,11は、基台1の左右位置に配置した操作レバー群12,12で切り換え操作できるようになっている。
【0004】なお、前記左右一対のアウトリガ5,5は、それぞれ、基台1に設けた外筒5aと、この外筒5a内に伸縮自在に嵌挿された内筒5bと、内筒5bの先端部に垂設され下端部に接地板を備えた油圧ジャッキ5cとで構成されている。そして、各油圧ジャッキ5c,5cの伸縮(接地並びに格納)は、それぞれジャッキ用制御弁5d,5dにより駆動制御されるようになっている。ジャッキ用制御弁5d,5dは、基台1の左右両側
に配置した操作レバー群13,13で切り換え操作できるようになっている。
【0005】このようなトラック搭載型クレーンは、アウトリガ5,5の油圧ジャッキ5c,5cを伸長駆動して当該油圧ジャッキ5c,5cの下端の接地板を接地し、トラックAを安定させた上で、クレーン作業をするものである。クレーン作業は、基台1の左右位置から操作レバー群12,12を適宜操作して行うものである。
【0006】ところで、近年、この種のトラック搭載型クレーンには、基台1の左右位置に配置されている操作レバー群12,12を直接操作することなく任意な位置からクレーンの駆動を制御できるようにするため、旋回制御弁6、起伏制御弁8、伸縮制御弁10、および、巻上巻下制御弁11を無線電波を介して遠隔的に操作するようにした遠隔操作装置が装備されている。
【0007】従来のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、図3に示すように、旋回制御弁6,起伏制御弁8,伸縮制御弁10,巻上巻下制御弁11の弁スプールにそれぞれ直結されこれら制御弁を切り換え駆動する弁駆動手段6a,8a,10a,11a、オペレータの操作に基づき前記各弁駆動手段6a,8a,10a,11aを駆動するための操作信号を電波に乗せて発信する携帯型の操作入力部14、および、操作入力部14から電波に乗せて送られてくる操作信号を受信し受信に係る操作信号に応じて弁駆動手段6a,8a,10a,11aを駆動するための駆動信号を対応する弁駆動手段に出力するコントローラ15とから構成されている。上記した従来のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、クレーンオペレータが操作入力部14を携帯して任意の位置からトラック搭載型クレーンを遠隔操作してクレーン作業をすることができるので極めて便利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遠隔操作装置を用いてのクレーン作業は、通常トラックAから離れた位置に操作入力部14を携帯して行うものであるから、オペレータが、クレーン作業時におけるトラックAの転倒の前兆としてのトラックAの傾斜を感知し難いという問題がある。このため、
(1)トラックAを安定させるためのアウトリガ5,5の接地を忘れてクレーン作業をしてトラックAを転倒させてしまうという危険があった。(基台1の左右位置に配置されている操作レバー群12,12を操作してクレーン作業をする場合には、トラックAの転倒の前兆としてのトラックAの傾斜を容易に感知できるものの、遠隔操作装置を用いてのクレーン作業はこの転倒の前兆としてのトラックAの傾斜を感知できない。)
(2)アウトリガ5,5を接地させてクレーン作業をしている状態でも、過大な吊荷を吊ってトラックAを転倒させる危険がある。(この場合でも、トラックAの転倒の前兆としてのトラックAの傾斜、あるいはこの傾斜に基づく一方のアウトリガの浮き上がり(非接地)を感知できない。)
【0009】これらの危険は、遠隔操作装置における操作入力部14においてアウトリガの接地状態を知ることができれば解消するものである。従って、本発明の目的は、操作入力部14においてアウトリガ5,5の接地状態を知ることのできる遠隔操作装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、従来のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置への付加構成として、トラック搭載型クレーンに、アウトリガ5,5の接地状態を検出するアウトリガ接地状態検出手段、および、当該アウトリガ接地状態検出手段の検出結果をアウトリガ接地状態信号として電波に乗せて発信する発信手段を取り付けると共に、携帯型の操作入力部に、表示手段、および、前記発信手段から電波に乗せて送られてくるアウトリガ接地状態信号を受信し受信内容に応じて前記表示手段を作動させるための表示信号を出力する表示信号出力部を設けて構成している。
【0011】このように構成した本発明のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、トラック搭載型クレーンに設けたアウトリガ接地状態検出手段により検出されたアウトリガ5,5の接地状態が、発信手段(トラック搭載型クレーンに配置)、表示信号出力部(操作入力部に配置)を介して、操作入力部に設けた表示手段に表示されるので、遠隔操作装置における操作入力部を携帯するクレーンオペレータは、表示手段の表示によりアウトリガ5,5の接地状態を確認することができるのである。
【0012】従って、トラックAを安定させるためのアウトリガ5,5の接地を忘れてクレーン作業をしてトラックAを転倒させてしまうという危険、および、アウトリガ5,5を接地させてクレーン作業をしている状態でも、過大な吊荷を吊ってトラックAを転倒させる危険を、可及的に解消することができるのである。
【0013】なお、アウトリガ接地状態検出手段としては、アウトリガ5,5の支持力の有無を検出する検出手段、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以下に低下したことを検出する検出手段を用い、表示手段としては、このようなアウトリガ接地状態検出手段の検出結果(アウリトガ5,5の接地状態)を判別視認可能に表示する液晶表示手段、あるいは、ブザーまたは音声警報手段を用いることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施例)以下本発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置の実施例を図1に基づいて説明する。本発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、図3に示し上述した従来の遠隔操作装置に、下記の構成を付加したものである。
1.トラック搭載型クレーンに、アウトリガ5,5の接地状態を検出するアウトリガ接地状態検出手段16,16、および、当該アウトリガ接地状態検出手段16,16の検出結果をアウトリガ接地状態信号として電波に乗せて発信する発信手段17を取り付ける。
2.携帯型の操作入力部14に、表示手段18、および、前記発信手段17から電波に乗せて送られてくるアウトリガ接地状態信号を受信し受信内容に応じて前記表示手段18を作動させるための表示信号出力部19、とを取り付ける。
【0015】前記アウリトガ接地状態検出手段16,16は、アウトリガ5,5の支持力の有無を検出する検出手段としても良いし、アウトリガ5,5の支持力が所定値以下に低下したことを検出する検出手段としても良い。前者の場合、アウトリガ5,5の各外筒5a外端部に設けられ、外筒5a外端部に対する内筒5bの上下方向における相対位置変化を検出するリミットスイッチ16a,16aで構成すればよい。アウトリガ5,5に支持力が作用していない場合には外筒5a外端部内で内筒5bが下方に偏寄し、支持力が作用している場合には外筒5a外端部内で内筒5bが上方に偏寄するので、リミットスイッチ16a,16aはこの偏寄を検出するよう配置する。このリミットスイッチ16a,16aは図1に実線で図示している。
【0016】また、後者の場合、アウトリガ5,5の各油圧ジャッキ5c,5cの伸長動作側油室(アウトリガの支持力保持側、図示せず)に油圧的に連結され当該油室の油圧が所定値以下になったことを検出する圧力スイッチ16b,16bで構成すればよい。この圧力スイッチ16b,16bは、図1に仮想線で示している。
【0017】トラック搭載型クレーンの適所(具体的には基台1の適所)に配置された前記発信手段17は、アウトリガ接地状態検出手段16,16からの検出結果を取り込み、それを電波に乗せて発信するものである。
【0018】次に、携帯型の操作入力部14に取り付けた表示手段18、および、表示信号出力部19、について説明する。
【0019】まず、表示信号出力部19であるが、この表示信号出力部19は、トラック搭載型クレーンに配置された前記発信手段17からのアウトリガ接地状態信号(前記アウトリガ接地状態検出手段16,16(16a,16aまたは16b,16b)の検出に係るアウトリガ接地状態信号)を受信し、この受信内容に応じて後述する表示手段18を作動させるための表示信号を出力するものである。表示信号出力部19から出力される表示信号は、アウトリガ5,5の支持力の有無、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以上であるか否かを表示手段18をしてクレーンオペレータに判別可能に知らせるための信号である。
【0020】表示手段18は、表示信号出力部19からの表示信号により作動し、アウトリガ5,5の支持力の有無、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以上であるか否かをクレーンオペレータに判別可能に知らせるための装置であり、具体的には液晶表示手段またはランプ、あるいは、ブザーまたは音声警報手段で構成している。
【0021】表示手段18を液晶表示手段またはランプで構成した場合、アウトリガ5,5の接地状態(アウトリガ5,5の支持力の有無、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以上であるか否か)を判別視認可能に表示させることができる。また、表示手段18をブザーまたは音声警報手段で構成した場合には、アウトリガ5,5の接地状態(アウトリガ5,5の支持力の有無、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以上であるか否か)を、ブザー音または音声(「アウトリガの支持力が不十分です」等の音声)で警報することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、トラック搭載型クレーンから離れた位置、即ちクレーン作業時においてトラックAが転倒する前兆としてのトラックAの傾斜を感知し難い位置で使用される操作入力部14で、当該操作入力部14に設けられた表示手段18によりアウトリガ5,5の接地状態を知ることができるので、トラックAを安定させるためのアウトリガ5,5の接地を忘れてクレーン作業をしてトラックAを転倒させてしまうという危険、および、アウトリガ5,5を接地させてクレーン作業をしている状態でも過大な吊荷を吊ってトラックAを転倒させる危険を、可及的に解消することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置の説明図である。
【図2】トラック搭載型クレーンの説明図である。
【図3】トラック搭載型クレーンに用いられる従来の遠隔操作装置の説明図である。
【符号の説明】
A;トラック、B;運転室、C;荷台、1;基台、2;旋回台、3;伸縮ブーム、4;吊具、5;アウトリガ、5a,5a;外筒、5b,5b;内筒、5c,5c;油圧ジャッキ、6;旋回制御弁、7;旋回駆動用油圧アクチュエータ、8;起伏制御弁、9;起伏駆動用油圧アクチュエータ、10;伸縮制御弁、11;巻上巻下制御弁、12,12;操作レバー群、6a,8a,10a,11a;弁駆動手段、13,13;操作レバー群、14;操作入力部、15;コントローラ、16,16;アウトリガ接地状態検出手段(16a,16a;リミットスイッチ、16b,16b;圧力スイッチ)、17;発信手段、18;表示手段、19;表示信号出力部、
【発明の名称】 トラック搭載型クレーンの遠隔操作装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】トラックAの運転室Bと荷台C間のシャーシフレーム上に架装されその左右位置にトラックAの左右外側方へ張り出して接地可能な左右一対のアウトリガ5を備えた基台1と、この基台1上に旋回駆動自在に搭載した旋回台2と、旋回台2に起伏駆動自在に取り付けられた伸縮駆動自在な伸縮ブーム3と、伸縮ブーム3の先端部に巻上巻下駆動自在に吊下した吊具4とを有し、
旋回台2の旋回駆動用油圧アクチュエータ7の駆動を制御する旋回制御弁6、伸縮ブーム3の起伏駆動用油圧アクチュエータ9の駆動を制御する起伏制御弁8、伸縮ブーム3の伸縮駆動用油圧アクチュエータの駆動を制御する伸縮制御弁10、および、吊具4の巻上巻下駆動用油圧アクチュエータの駆動を制御する巻上巻下制御弁11を備えてなるトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置であって、
前記各制御弁6,8,10,11にそれぞれ取り付けられ該当する制御弁を切換駆動する弁駆動手段6a,8a,10a,11a、オペレータの操作に基づき前記各弁駆動手段を駆動するための操作信号を電波に乗せて発信する携帯型の操作入力部14、および、操作入力部14から電波に乗せて送られてくる操作信号を受信し受信に係る操作信号に応じて弁駆動手段6a,8a,10a,11aを駆動するための駆動信号を対応する弁駆動手段に出力するコントローラ15とを備えたものにおいて、
前記トラック搭載型クレーンに、前記アウトリガ5,5の接地状態を検出するアウトリガ接地状態検出手段、および、当該アウトリガ接地状態検出手段の検出結果をアウトリガ接地状態信号として電波に乗せて発信する発信手段を取り付けると共に、前記携帯型の操作入力部に、表示手段、および、前記発信手段から電波に乗せて送られてくるアウトリガ接地状態信号を受信し受信内容に応じて前記表示手段を作動させるための表示信号を出力する表示信号出力部、とを取り付けたことを特徴とするトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【請求項2】アウトリガ接地状態検出手段が、アウトリガ5,5の支持力の有無を検出する検出手段であり、表示手段がアウトリガ5,5の支持力の有無を判別可能に表示するよう構成してあることを特徴とする請求項1のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【請求項3】アウトリガ接地状態検出手段が、アウトリガ5,5の支持力が所定値以下に低下したことを検出する検出手段であり、表示手段がアウトリガ5,5の支持力が所定値以下に低下しているかどうかを判別可能に表示するよう構成してあることを特徴とする請求項1のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【請求項4】表示手段が、携帯型の操作入力部に取り付けられた液晶表示手段、または、ランプで構成されており、表示信号出力部が、受信に係るアウトリガ接地状態信号に応じて前記液晶表示手段にアウトリガ5,5の接地状態を判別視認可能に表示させるための表示信号を出力するよう構成してあることを特徴とする請求項2あるいは請求項3に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【請求項5】表示手段が、アウトリガの非接地を警報するブザーまたは音声警報手段で構成されており、表示信号出力部が、アウトリガ接地状態信号に応じて表示手段たるブザーまたは音声警報手段を作動させるよう構成してあることを特徴とする請求項2または請求項3に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示す如く、トラック搭載型クレーンは、トラックAの運転室Bと荷台C間のシャーシフレーム上に架装された基台1と、この基台1上に旋回駆動自在に搭載した旋回台2と、旋回台2に起伏駆動自在に取り付けた伸縮自在な伸縮ブーム3と、伸縮ブーム3の先端部に巻上巻下駆動自在に吊下した吊具4とを備えている。前記基台1は、その左右位置にトラックAの左右外側方へ張り出して接地可能な左右一対のアウトリガ5,5を備えている。
【0003】前記旋回台2は、旋回制御弁6により駆動制御される旋回駆動用油圧アクチュエータ7により旋回駆動されるようになっている。前記伸縮ブーム3は、起伏制御弁8により駆動制御される起伏駆動用油圧アクチュエータ9により起伏駆動され、伸縮制御弁10により駆動制御される伸縮駆動用油圧アクチュエータ(図示せず)により伸縮駆動されるようになっている。また、前記吊具4は、その巻上巻下駆動を制御する巻上巻下制御弁11により駆動制御される巻上巻下駆動用油圧アクチュエータ(図示せず)により駆動されるようになっている。前記各制御弁6,8,10,11は、基台1の左右位置に配置した操作レバー群12,12で切り換え操作できるようになっている。
【0004】なお、前記左右一対のアウトリガ5,5は、それぞれ、基台1に設けた外筒5aと、この外筒5a内に伸縮自在に嵌挿された内筒5bと、内筒5bの先端部に垂設され下端部に接地板を備えた油圧ジャッキ5cとで構成されている。そして、各油圧ジャッキ5c,5cの伸縮(接地並びに格納)は、それぞれジャッキ用制御弁5d,5dにより駆動制御されるようになっている。ジャッキ用制御弁5d,5dは、基台1の左右両側
に配置した操作レバー群13,13で切り換え操作できるようになっている。
【0005】このようなトラック搭載型クレーンは、アウトリガ5,5の油圧ジャッキ5c,5cを伸長駆動して当該油圧ジャッキ5c,5cの下端の接地板を接地し、トラックAを安定させた上で、クレーン作業をするものである。クレーン作業は、基台1の左右位置から操作レバー群12,12を適宜操作して行うものである。
【0006】ところで、近年、この種のトラック搭載型クレーンには、基台1の左右位置に配置されている操作レバー群12,12を直接操作することなく任意な位置からクレーンの駆動を制御できるようにするため、旋回制御弁6、起伏制御弁8、伸縮制御弁10、および、巻上巻下制御弁11を無線電波を介して遠隔的に操作するようにした遠隔操作装置が装備されている。
【0007】従来のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、図3に示すように、旋回制御弁6,起伏制御弁8,伸縮制御弁10,巻上巻下制御弁11の弁スプールにそれぞれ直結されこれら制御弁を切り換え駆動する弁駆動手段6a,8a,10a,11a、オペレータの操作に基づき前記各弁駆動手段6a,8a,10a,11aを駆動するための操作信号を電波に乗せて発信する携帯型の操作入力部14、および、操作入力部14から電波に乗せて送られてくる操作信号を受信し受信に係る操作信号に応じて弁駆動手段6a,8a,10a,11aを駆動するための駆動信号を対応する弁駆動手段に出力するコントローラ15とから構成されている。上記した従来のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、クレーンオペレータが操作入力部14を携帯して任意の位置からトラック搭載型クレーンを遠隔操作してクレーン作業をすることができるので極めて便利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遠隔操作装置を用いてのクレーン作業は、通常トラックAから離れた位置に操作入力部14を携帯して行うものであるから、オペレータが、クレーン作業時におけるトラックAの転倒の前兆としてのトラックAの傾斜を感知し難いという問題がある。このため、
(1)トラックAを安定させるためのアウトリガ5,5の接地を忘れてクレーン作業をしてトラックAを転倒させてしまうという危険があった。(基台1の左右位置に配置されている操作レバー群12,12を操作してクレーン作業をする場合には、トラックAの転倒の前兆としてのトラックAの傾斜を容易に感知できるものの、遠隔操作装置を用いてのクレーン作業はこの転倒の前兆としてのトラックAの傾斜を感知できない。)
(2)アウトリガ5,5を接地させてクレーン作業をしている状態でも、過大な吊荷を吊ってトラックAを転倒させる危険がある。(この場合でも、トラックAの転倒の前兆としてのトラックAの傾斜、あるいはこの傾斜に基づく一方のアウトリガの浮き上がり(非接地)を感知できない。)
【0009】これらの危険は、遠隔操作装置における操作入力部14においてアウトリガの接地状態を知ることができれば解消するものである。従って、本発明の目的は、操作入力部14においてアウトリガ5,5の接地状態を知ることのできる遠隔操作装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、従来のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置への付加構成として、トラック搭載型クレーンに、アウトリガ5,5の接地状態を検出するアウトリガ接地状態検出手段、および、当該アウトリガ接地状態検出手段の検出結果をアウトリガ接地状態信号として電波に乗せて発信する発信手段を取り付けると共に、携帯型の操作入力部に、表示手段、および、前記発信手段から電波に乗せて送られてくるアウトリガ接地状態信号を受信し受信内容に応じて前記表示手段を作動させるための表示信号を出力する表示信号出力部を設けて構成している。
【0011】このように構成した本発明のトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、トラック搭載型クレーンに設けたアウトリガ接地状態検出手段により検出されたアウトリガ5,5の接地状態が、発信手段(トラック搭載型クレーンに配置)、表示信号出力部(操作入力部に配置)を介して、操作入力部に設けた表示手段に表示されるので、遠隔操作装置における操作入力部を携帯するクレーンオペレータは、表示手段の表示によりアウトリガ5,5の接地状態を確認することができるのである。
【0012】従って、トラックAを安定させるためのアウトリガ5,5の接地を忘れてクレーン作業をしてトラックAを転倒させてしまうという危険、および、アウトリガ5,5を接地させてクレーン作業をしている状態でも、過大な吊荷を吊ってトラックAを転倒させる危険を、可及的に解消することができるのである。
【0013】なお、アウトリガ接地状態検出手段としては、アウトリガ5,5の支持力の有無を検出する検出手段、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以下に低下したことを検出する検出手段を用い、表示手段としては、このようなアウトリガ接地状態検出手段の検出結果(アウリトガ5,5の接地状態)を判別視認可能に表示する液晶表示手段、あるいは、ブザーまたは音声警報手段を用いることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施例)以下本発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置の実施例を図1に基づいて説明する。本発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、図3に示し上述した従来の遠隔操作装置に、下記の構成を付加したものである。
1.トラック搭載型クレーンに、アウトリガ5,5の接地状態を検出するアウトリガ接地状態検出手段16,16、および、当該アウトリガ接地状態検出手段16,16の検出結果をアウトリガ接地状態信号として電波に乗せて発信する発信手段17を取り付ける。
2.携帯型の操作入力部14に、表示手段18、および、前記発信手段17から電波に乗せて送られてくるアウトリガ接地状態信号を受信し受信内容に応じて前記表示手段18を作動させるための表示信号出力部19、とを取り付ける。
【0015】前記アウリトガ接地状態検出手段16,16は、アウトリガ5,5の支持力の有無を検出する検出手段としても良いし、アウトリガ5,5の支持力が所定値以下に低下したことを検出する検出手段としても良い。前者の場合、アウトリガ5,5の各外筒5a外端部に設けられ、外筒5a外端部に対する内筒5bの上下方向における相対位置変化を検出するリミットスイッチ16a,16aで構成すればよい。アウトリガ5,5に支持力が作用していない場合には外筒5a外端部内で内筒5bが下方に偏寄し、支持力が作用している場合には外筒5a外端部内で内筒5bが上方に偏寄するので、リミットスイッチ16a,16aはこの偏寄を検出するよう配置する。このリミットスイッチ16a,16aは図1に実線で図示している。
【0016】また、後者の場合、アウトリガ5,5の各油圧ジャッキ5c,5cの伸長動作側油室(アウトリガの支持力保持側、図示せず)に油圧的に連結され当該油室の油圧が所定値以下になったことを検出する圧力スイッチ16b,16bで構成すればよい。この圧力スイッチ16b,16bは、図1に仮想線で示している。
【0017】トラック搭載型クレーンの適所(具体的には基台1の適所)に配置された前記発信手段17は、アウトリガ接地状態検出手段16,16からの検出結果を取り込み、それを電波に乗せて発信するものである。
【0018】次に、携帯型の操作入力部14に取り付けた表示手段18、および、表示信号出力部19、について説明する。
【0019】まず、表示信号出力部19であるが、この表示信号出力部19は、トラック搭載型クレーンに配置された前記発信手段17からのアウトリガ接地状態信号(前記アウトリガ接地状態検出手段16,16(16a,16aまたは16b,16b)の検出に係るアウトリガ接地状態信号)を受信し、この受信内容に応じて後述する表示手段18を作動させるための表示信号を出力するものである。表示信号出力部19から出力される表示信号は、アウトリガ5,5の支持力の有無、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以上であるか否かを表示手段18をしてクレーンオペレータに判別可能に知らせるための信号である。
【0020】表示手段18は、表示信号出力部19からの表示信号により作動し、アウトリガ5,5の支持力の有無、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以上であるか否かをクレーンオペレータに判別可能に知らせるための装置であり、具体的には液晶表示手段またはランプ、あるいは、ブザーまたは音声警報手段で構成している。
【0021】表示手段18を液晶表示手段またはランプで構成した場合、アウトリガ5,5の接地状態(アウトリガ5,5の支持力の有無、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以上であるか否か)を判別視認可能に表示させることができる。また、表示手段18をブザーまたは音声警報手段で構成した場合には、アウトリガ5,5の接地状態(アウトリガ5,5の支持力の有無、または、アウトリガ5,5の支持力が所定値以上であるか否か)を、ブザー音または音声(「アウトリガの支持力が不十分です」等の音声)で警報することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置は、トラック搭載型クレーンから離れた位置、即ちクレーン作業時においてトラックAが転倒する前兆としてのトラックAの傾斜を感知し難い位置で使用される操作入力部14で、当該操作入力部14に設けられた表示手段18によりアウトリガ5,5の接地状態を知ることができるので、トラックAを安定させるためのアウトリガ5,5の接地を忘れてクレーン作業をしてトラックAを転倒させてしまうという危険、および、アウトリガ5,5を接地させてクレーン作業をしている状態でも過大な吊荷を吊ってトラックAを転倒させる危険を、可及的に解消することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトラック搭載型クレーンの遠隔操作装置の説明図である。
【図2】トラック搭載型クレーンの説明図である。
【図3】トラック搭載型クレーンに用いられる従来の遠隔操作装置の説明図である。
【符号の説明】
A;トラック、B;運転室、C;荷台、1;基台、2;旋回台、3;伸縮ブーム、4;吊具、5;アウトリガ、5a,5a;外筒、5b,5b;内筒、5c,5c;油圧ジャッキ、6;旋回制御弁、7;旋回駆動用油圧アクチュエータ、8;起伏制御弁、9;起伏駆動用油圧アクチュエータ、10;伸縮制御弁、11;巻上巻下制御弁、12,12;操作レバー群、6a,8a,10a,11a;弁駆動手段、13,13;操作レバー群、14;操作入力部、15;コントローラ、16,16;アウトリガ接地状態検出手段(16a,16a;リミットスイッチ、16b,16b;圧力スイッチ)、17;発信手段、18;表示手段、19;表示信号出力部、
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP28250497A JPH11100193A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | トラック搭載型クレーンの遠隔操作装置 |
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