JPH11103237A - ハイインピーダンス回路 - Google Patents

ハイインピーダンス回路

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JPH11103237A
JPH11103237A JP9263962A JP26396297A JPH11103237A JP H11103237 A JPH11103237 A JP H11103237A JP 9263962 A JP9263962 A JP 9263962A JP 26396297 A JP26396297 A JP 26396297A JP H11103237 A JPH11103237 A JP H11103237A
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JP
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transistor
circuit
high impedance
collector
resistance element
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JP9263962A
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Atsushi Hirabayashi
敦志 平林
Kosuke Fujita
幸祐 藤田
Kenji Komori
健司 小森
Nobuhiro Murayama
宜弘 村山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/56Modifications of input or output impedances, not otherwise provided for
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/28Impedance matching networks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイナミックレンジの縮小がなく、低電圧動
作が可能なハイインピーダンス回路を提供する。 【解決手段】 ハイインピーダンス回路は、差動対回路
を構成するトランジスタQ1,Q2、トランジスタQ
3,Q4、コレクタ抵抗素子R2,R2、抵抗素子2R
1、電流源回路I0、電流源回路I1から構成されてい
る。トランジスタQ3,Q4は差動対回路に対してDC
シフトを兼ねたエミッタフォロワー回路およびトランジ
スタQ3,Q4のベース側から見たトランジスタQ1,
Q2の入力インピーダンスZ1を高めるためのバッファ
回路として機能する。トランジスタQ3,Q4により、
抵抗素子2R1に流れる電流i1は抵抗素子R2,R2
に対して電流帰還される。入力インピーダンスは、Z1
=V1/i3=(R1×R2)/(R1−R2)として
規定され、R1=R2とすれば、ハイインピーダンス回
路は無限大のインピーダンスとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、信号入
力回路と用いられるハイインピーダンス回路に関するも
のであり、特に、本発明はラジオ受信機、テレビ受信
機、衛星放送受信機、ビデオレコーダー、移動体通信機
などの高周波信号の信号入力回路として好適に使用でき
るハイインピーダンス回路およびハイゲインアンプ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】信号入力回路は、高いインピーダンスを
持つことが必要である。加えて、ラジオ受信機、テレビ
受信機、衛星放送受信機、ビデオレコーダー、移動体通
信機などにおけるビデオ信号などの高周波信号用の信号
入力回路は高速動作が要求されるから、通常、差動対回
路を有するハイインピーダンス回路となる。本発明のハ
イインピーダンス回路の背景技術として、そのような高
周波信号用信号入力回路に適した差動対回路を有する差
動対型ハイインピーダンス回路の回路例を下記に例示す
る。
【0003】図8は本発明のハイインピーダンス回路の
背景技術としての差動対型ハイインピーダンス回路の回
路図である。図8に例示した差動対型ハイインピーダン
ス回路の構成を述べる。この差動対型ハイインピーダン
ス回路は、エミッタが共通接続された抵抗素子R10を
介して大地電位GNDに接地されている差動対回路を構
成するNPN型トランジスタQ11とNPN型トランジ
スタQ12を有する。NPN型トランジスタQ11とN
PN型トランジスタQ2のベースは共通接続され、これ
らのベースにはさらに抵抗素子R11,R12が接続さ
れている。ハイインピーダンス回路はさらに、ベースが
NPN型トランジスタQ11のコレクタに接続されエミ
ッタが電流源回路I11と抵抗素子R11を介してNP
N型トランジスタQ11のベースに接続されたNPN型
トランジスタQ13と、ベースがNPN型トランジスタ
Q12のコレクタに接続され、エミッタが電流源回路I
11と抵抗素子R12を介してNPN型トランジスタQ
12のベースに接続されたNPN型トランジスタQ14
を有する。
【0004】ハイインピーダンス回路はさらに、差動対
回路をハイインピーダンスにするため、NPN型トラン
ジスタQ11,Q12のコレクタに接続されたPNP型
トランジスタQ21,Q22と、これらトランジスタQ
21,Q22と第1電位電源線VCCとの間に接続された
抵抗素子R21,R22とを有する。トランジスタQ2
1のベースとトランジスタQ22のベースとは共通接続
されている。これらのPNP型トランジスタQ21,Q
22、抵抗素子R21,R22は、差動対回路の直流電
源として機能する。ハイインピーダンス回路はさらに、
直流電源回路として、PNP型トランジスタQ23〜Q
24、これらのPNP型トランジスタQ23〜Q24の
負荷抵抗素子としての抵抗素子R23〜R24、これら
の回路の電流源回路I12が設けられている。
【0005】このハイインピーダンス回路においては、
NPN型トランジスタQ13から見た入力インピーダン
スZinは非常に高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示したハイイン
ピーダンス回路においては、ハイインピーダン成分がト
ランジスタQ11,Q12のコレクタ・インピーダン
ス、すなわち、PNP型トランジスタQ21,Q22な
どの回路によるインピーダンスに依存している。したが
って、ハイインピーダンス回路の差動対回路の上下に直
流電流源を設けるためバイアスを必要とし、そのバイア
スのため第1の電位電源Vcc,第2電位電源GNDか
ら約1ボルト以上のダイナミックレンジの縮小が生じ
る。その結果、このハイインピーダンス回路は低電圧動
作には不向きな回路である。特に、最近の高周波信号用
のハイインピーダンス回路においては、広いダイナミッ
クレンジと、一層の低電圧動作が要求されているので、
上述した不利益は高周波動作用ハイインピーダンス回路
としては課題がある。
【0007】また図8のハイインピーダンス回路におい
ては、NPN型トランジスタQ11〜Q14と、これら
のトランジスタと逆極性のPNP型トランジスタQ21
〜Q24とを用いるから、たとえば、これらの回路を1
つの集積回路(IC)で構成する場合など製造が複雑に
なる。
【0008】したがって、本発明の目的は、ダイナミッ
クレンジの縮小がなく、低電圧動作が可能なハイインピ
ーダンス回路を提供することにある。本発明の他の目的
は、製造方法が簡単で、IC化に適したハイインピーダ
ンス回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のハイインピーダ
ンス回路の基本回路構成は、第1のトランジスタ(Q
1)と、該第1のトランジスタ(Q1)の一方の端子
(C)と第1の電位電源線(Vcc)との間に接続された
第1の抵抗素子(R2)と、前記第1のトランジスタ
(Q1)の他方の端子(E)と第2の電位電源(GN
D)との間に接続された第1の電流源回路(I0)と、
前記第1のトランジスタ(Q1)と同じ特性の第2のト
ランジスタ(Q2)と、該第2のトランジスタ(Q2)
の一方の端子(C)と前記第1の電位電源線(Vcc)と
の間に接続された前記第1の抵抗素子(R2)と同じ抵
抗値の第2の抵抗素子(R2)と、前記第2のトランジ
スタ(Q2)の他方の端子(E)と前記第2の電位電源
(GND)との間に接続された前記第1の電流源回路
(I0)と同じ特性の第2の電流源回路(I0)と、前
記第1トランジスタ(Q1)の他方の端子(E)と前記
第2のトランジスタ(Q2)の他方の端子(E)との間
に接続された第3の抵抗素子(2R1)と、前記第2の
トランジスタ(Q2)の前記一方の端子(C)と前記第
1のトランジスタ(Q1)の制御端子(B)との間に接
続された第1のバッファ回路要素(Q3,R3)と、前
記第1のトランジスタ(Q1)の前記一方の端子(C)
と前記第2のトランジスタ(Q2)の制御端子(B)と
の間に接続された第2のバッファ回路要素(Q4,R
3)とを有する。
【0010】基本ハイインピーダンス回路の作用 上述した第1のトランジスタと第2のトランジスタとは
差動対回路を構成している。この差動対回路において、
第1のバッファ回路と第2のバッファ回路が、DCバイ
アス回路として機能している。さらに、第1のトランジ
スタと第2のトランジスタの他方の端子の間に接続され
た第3の抵抗素子が負性抵抗として、帰還されるよう
に、差動対回路におけるトランジスタの制御端子、たと
えば、ベースを差動対回路におけるトランジスタの一方
の端子、たとえば、コレクタにバイアスシフトする。す
なわち、本発明のハイインピーダンス回路は、電流帰還
回路として動作する。
【0011】本発明のハイインピーダンス回路が極力大
きなインピーダンスを持つようにするため、前記第3の
抵抗素子(2R1)の抵抗値の半分を、前記第1の抵抗
素子(R2)および前記第2の抵抗素子(R2)の抵抗
値(R2)より大きくかつ前記第1の抵抗素子(R2)
および前記第2の抵抗素子(R2)に近い値に設定する
ことが望ましい。
【0012】特定的には、前記第1のトランジスタ(Q
1)がNPN型バイポーラトランジスタであり、前記第
2のトランジスタ(Q2)がNPN型バイポーラトラン
ジスタである。
【0013】本発明のハイインピーダンス回路の第1の
態様として、好適には、前記第1のバッファ回路要素
は、ベースが前記第2のトランジスタのコレクタに接続
され、エミッタが前記第1のトランジスタのベースに接
続された前記第1のトランジスタと同じ極性の第3のト
ランジスタと、該第3のトランジスタのエミッタと前記
第2の電位電源との間に接続された第3の電流源回路と
を有する。また、前記第2のバッファ回路要素は、ベー
スが前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、エ
ミッタが前記第2のトランジスタのベースに接続された
前記第1のトランジスタと同じ極性の第4のトランジス
タと、該第4のトランジスタのエミッタと前記第2の電
位電源との間に接続された前記第3の電流源回路と同じ
第4の電流源回路とを有する。この回路構成において
は、ハイインピーダンス回路におけるバイアス用のDC
シフトの部分(バッファ回路要素)に、第3のトランジ
スタおよび第4のトランジスタを用いている。
【0014】本発明のハイインピーダンス回路の第2の
態様として、好適には、上記第1の態様のハイインピー
ダンス回路に、下記回路を付加してハイゲインアンプ回
路としても機能させることができる。すなわち、上述し
たハイインピーダンス回路に、コレクタが前記第1のト
ランジスタ(Q1)のコレクタおよび前記第4のトラン
ジスタ(Q4)のベースに接続された第5のNPN型ト
ランジスタ(Q5)と、コレクタが前記第2のトランジ
スタ(Q2)のコレクタおよび前記第3のトランジスタ
(Q3)のベースに接続された、前記第5のトランジス
タと同じ特性の第6のNPN型トランジスタ(Q6)
と、前記第5のトランジスタ(Q5)のエミッタと前記
第2の電位電源との間に接続された第5の電流源回路
(Ie)と、前記第6のトランジスタ(Q6)のエミッ
タと前記第2の電位電源との間に接続された前記第5の
電流源回路と同じ第6の電流源回路(Ie)と、前記第
5のトランジスタのエミッタと前記第6のトランジスタ
のエミッタとの間に接続された第5の抵抗素子(2R
e)と、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第2
のトランジスタのコレクタとの間に接続された第6の抵
抗素子(2RL)とをさらに有する。この回路において
も、第5のトランジスタと第6のトランジスタで付加的
な差動対回路を構成している。この回路において、ハイ
インピーダンスバイアス部に第6の抵抗素子を負荷抵抗
として橋渡しし、新たに設けた付加的な差動対回路によ
ってその付加抵抗素子としての第6の抵抗素子を電流ド
ライブする。
【0015】所定の増幅率に設定されるように、前記第
6の抵抗素子の抵抗値と前記第5の抵抗素子の抵抗値と
の比を規定する。
【0016】本発明のハイインピーダンス回路の第3の
態様として、好適には、前記第1のバッファ回路要素
は、前記第2のトランジスタのコレクタと前記第1のト
ランジスタのベースに接続された第4の抵抗素子(R
3)と、該第4の抵抗素子の他方の端子と前記第1のト
ランジスタのベースとの接続点と前記第2の電位電源と
の間に接続された第3の電流源回路(I1)とを有し、
前記第2のバッファ回路要素は、前記第1のトランジス
タのコレクタと前記第2のトランジスタのベースに接続
された前記第4の抵抗素子(R3)と同じ抵抗値の第5
の抵抗素子(R5)と、該第5の抵抗素子の他方の端子
と前記第2のトランジスタのベースとの接続点と前記第
2の電位電源との間に接続された前記第3の電流源回路
(I1)と同じ第4の電流源回路(I1)とを有する。
この回路構成においては、ハイインピーダンス回路にお
けるバイアス用のDCシフトの部分(バッファ回路要
素)に、第4の抵抗素子および第5の抵抗素子を用いて
いる。
【0017】本発明の第4の態様として、好適には、上
記第3の態様のハイインピーダンス回路に、下記回路を
付加してハイゲインアンプ回路としても機能させること
ができる。すなわち、上述したハイインピーダンス回路
に、コレクタが前記第1のトランジスタ(Q1)のコレ
クタおよび前記第4の抵抗素子(R3)の接続点に接続
された第5のNPN型トランジスタ(Q5)と、コレク
タが前記第2のトランジスタ(Q2)のコレクタおよび
前記第5の抵抗素子(R3)の接続点に接続された第6
のNPN型トランジスタ(Q6)と、前記第5のトラン
ジスタ(Q5)のエミッタと前記第2の電位電源との間
に接続された第5の電流源回路(Ie)と、前記第6の
トランジスタ(Q6)のエミッタと前記第2の電位電源
との間に接続された前記第5の電流源回路と同じ第6の
電流源回路(Ie)と、前記第5のトランジスタのエミ
ッタと前記第6のトランジスタのエミッタとの間に接続
された第5の抵抗素子(2Re)と、前記第5のトラン
ジスタのコレクタと前記第6のトランジスタのコレクタ
との間に接続された第6の抵抗素子(2RL)とをさら
に有する。この回路においても、第5のトランジスタと
第6のトランジスタで付加的な差動対回路を構成してい
る。この回路において、ハイインピーダンスバイアス部
に第6の抵抗素子を負荷抵抗として橋渡しし、新たに設
けた付加的な差動対回路によってその付加抵抗素子とし
ての第6の抵抗素子を電流ドライブする。
【0018】好ましくは、所定の増幅率に設定されるよ
うに、前記第6の抵抗素子の抵抗値と前記第5の抵抗素
子の抵抗値との比を規定する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のハイインピーダンス回路
の種々の実施の形態を添付図面を参照して述べる。
【0020】第1実施の形態 図1は本発明のハイインピーダンス回路の第1の実施の
形態としての差動対型ハイインピーダンス回路図であ
る。図1に図解したハイインピーダンス回路の回路構成
を述べる。このハイインピーダンス回路は、同じ特性の
NPN型トランジスタQ1,Q2、同じ特性のNPN型
トランジスタQ3,Q4、トランジスタQ1 ,Q2のコ
レクタに接続された同じ抵抗値の抵抗素子R2,R2、
トランジスタQ1のエミッタとトランジスタQ2のエミ
ッタとの間に接続された抵抗素子R3(=2R1)、2
つの電流源回路I0、および、2つの電流源回路I1か
ら構成されている。
【0021】トランジスタQ1が本発明の第1のトラン
ジスタに該当し、トランジスタQ2が本発明の第2のト
ランジスタに該当し、抵抗素子R2,R2がそれぞれ本
発明の第1および第2の抵抗素子に該当し、抵抗素子2
R1が本発明の第3の抵抗素子に該当し、2つの2つの
電流源回路I0,I0が本発明の第1および第2の電流
源回路に該当する。また、トランジスタQ3が本発明の
第3のトランジスタに該当し、トランジスタQ4が本発
明の第4のトランジスタに該当し、2つの電流源回路I
1,I1が本発明の第3および第4の電流源回路に該当
する。電源Vccが本発明の第1の電位電源に該当し、大
地電位GNDが本発明の第2の電位電源に該当してい
る。
【0022】図1に図解したハイインピーダンス回路に
おいて、同じ極性であり、かつ、同じ特性のNPN型ト
ランジスタQ1とNPN型トランジスタQ2とは差動対
回路を構成している。これらのトランジスタQ1,Q2
それぞれのエミッタと第2の電位電源としての大地電位
GNDとの間に第1の電流源回路I0,I0が接続され
ており、トランジスタQ1,Q2のコレクタと第1電位
電源線Vccとの間にトランジスタQ1,Q2のコレクタ
抵抗素子としての抵抗要素R2,R2が接続されてい
る。
【0023】このハイインピーダンス回路において、N
PN型トランジスタQ3のベースはトランジスタQ2の
コレクタに接続され、トランジスタQ3のエミッタはト
ランジスタQ1のベースと第2の電流源回路I1に接続
されている。図8においては、NPN型トランジスタQ
13のベースはNPN型トランジスタQ11のコレクタ
に接続されていたが、図1のハイインピーダンス回路に
おいては、トランジスタQ3のベースはトランジスタQ
1の反対側のNPN型トランジスタQ2のコレクタに接
続されている。同様に、このハイインピーダンス回路に
おいて、NPN型トランジスタQ4のベースはトランジ
スタQ1のコレクタに接続され、トランジスタQ4のエ
ミッタはトランジスタQ2のベースと第2の電流源回路
I1に接続されている。また上記同様に、図8において
は、NPN型トランジスタQ14のベースはNPN型ト
ランジスタQ12のコレクタに接続されていたが、図1
のハイインピーダンス回路においては、トランジスタQ
4のベースはトランジスタQ2の反対側のNPN型トラ
ンジスタQ1のコレクタに接続されている。トランジス
タQ1およびトランジスタQ2のベースが各々、トラン
ジスタQ3およびトランジスタQ4のエミッタに接続さ
れている。
【0024】図1に図解したハイインピーダンス回路に
おいて、トランジスタQ1のエミッタとトランジスタQ
2のエミッタとが抵抗素子2R1で共通接続されてい
る。この抵抗素子2R1は後述する負性抵抗素子として
機能する。
【0025】図8に図解したハイインピーダンス回路と
の回路構成の比較を行う。図1に図解のハイインピーダ
ンス回路は、NPN型トランジスタQ1〜Q4のみが用
いられている。したがって、1つの集積回路(IC)と
して実現する場合に製造が容易な回路構成である。さら
に、図1に図解したハイインピーダンス回路には、図8
に図解したハイインピーダンス回路におけるPNP型ト
ランジスタQ21〜Q24、それらのトランジスタに付
随する抵抗素子R21〜R24、さらには電流源回路I
12が存在しないので、図1に図解したハイインピーダ
ンス回路は回路構成が非常に簡単である。
【0026】図1に図解したハイインピーダンス回路に
おいて、トランジスタQ3およびトランジスタQ4はそ
れぞれ、差動対回路を構成するトランジスタQ1とトラ
ンジスタQ2に対してDCシフトを兼ねたエミッタフォ
ロワー回路として機能し、さらにトランジスタQ3,Q
4のベース側から見たトランジスタQ1,Q2の入力イ
ンピーダンスZ1を高めるためのバッファ回路の役目も
兼ねている。トランジスタQ3,Q4により、トランジ
スタQ1,Q2、および、これらのトランジスタQ1,
Q2のエミッタ間の抵抗素子2R1に流れる電流i1は
トランジスタQ1,Q2のコレクタ側の抵抗素子(以
下、コレクタ抵抗素子)R2,R2に対して電流帰還さ
れる。
【0027】図1のハイインピーダンス回路の上記電流
帰還の現象を図2を参照して述べる。図2はトランジス
タQ3とトランジスタQ4とのベース間に、電圧V1の
差動入力信号dV1と,電圧−V1の差動入力信号−d
V1を提供するために、交流電源P1,P2を設けた回
路である。すなわち、図1に図解したハイインピーダン
ス回路は、たとえば、図2に図解した回路構成で使用さ
れる。電源P1から電圧V1を出力したとき、トランジ
スタQ4のベース方向に流れる入力電流をi3とすると
電源P1から見た入力インピーダンスZ1は下記式で表
される。
【0028】 i3+(0−V1)/R2=−V1/R1
【0029】ここで、i3は電源P1からトランジスタ
Q4のベース方向に流れる電流で
あり、V1は電源P1から出力される差動入力信号d
V1の電圧であり、−V1は電源P2から出力される差
動入力信号−dV2の電圧であり、R1はトランジスタ
Q1とトランジスタQ2のエミッタ間に接続された抵抗
素子2R1の半分の抵抗値であり、R2はコレクタ抵抗
素子R2の抵抗値である。便宜的に、抵抗素子、たとえ
ば、抵抗素子R2とその抵抗値を同じ記号R2で表す。
他の抵抗素子も同様である。以上の式を整理すると下記
式になる。
【0030】 i3=V1(1/R2−1/R1) =V1×(R1−R2)/(R1×R2)
【0031】故に、入力インピーダンスZ1=V1/i
3は下記式1で表される。
【0032】 Z1=V1/i3=(R1×R2)/(R1−R2) ・・・(1)
【0033】式1から、図2のハイインピーダンス回路
は、等価的に電源P1に対して、すなわち、入力信号に
対して、抵抗素子−R1と抵抗素子R2が並列に存在し
ていることになる。つまり、式1から明白なようにコレ
クタ抵抗素子R2に対してエミッタ間抵抗素子2R1の
半分の抵抗値R1の抵抗素子によって電流が帰還される
ことを意味している。したがって、抵抗素子2R1の半
分の抵抗値R1を有する抵抗素子は、負性抵抗−R1と
して機能している。換言すれば、トランジスタQ1とト
ランジスタQ2のエミッタ相互間に接続されたエミッタ
間抵抗素子2R1は、その抵抗値2R1の半分の抵抗値
で、電流帰還素子として機能する負性抵抗素子である。
この負性抵抗素子によって図1および図2に図解したハ
イインピーダンス回路は高インピーダンスを持つ回路と
なる。その詳細を以下に考察する。
【0034】エミッタ間抵抗素子(負性抵抗素子)2R
1と、コレクタ抵抗素子R2との抵抗値との関係によっ
て入力インピーダンスZ1が最大になる条件を考察す
る。式1において、R1=R2である場合、電源P1か
ら見た入力インピーダンスZ1は無限大のインピーダン
スとなる。したがって、R1=R2とすれば、図1に図
解したハイインピーダンス回路は、入力インピーダンス
Z1が無限大になる理想的なハイインピーダンス回路と
なる。
【0035】しかしながら現実には、完全には、R1=
R2の条件が満足されない。たとえば、製造上の抵抗値
のバラツキがあったり、温度変化による抵抗変化などが
発生するからである。この時注意せねばならないのは負
性抵抗素子(エミッタ間抵抗素子)R1の抵抗値R1
と、コレクタ抵抗素子R2の抵抗値R2の絶対値であ
る。負性抵抗素子R1の抵抗値R1がコレクタ抵抗素子
R2の抵抗値R2に比して大きい場合、電源P1から見
た入力インピーダンスZ1は正の方向でハイインピーダ
ンスを示し、逆に、コレクタ抵抗素子R2の抵抗値R2
が負性抵抗素子R1の抵抗値R1に比して大きい場合、
電源P1から見た入力インピーダンスZ1は負の方向で
ハイインピーダンスを示す。入力インピーダンスZ1が
負の方向の場合、入力インピーダンスZ1に並列に静電
容量成分(キャパシタ)などが接続されるとハイインピ
ーダンス回路が発振して(発散して)、回路的にラッチ
アップを起こすことになる。従って、式1を用いてハイ
インピーダンス回路を形成する場合、下記式2の条件が
必要となる。
【0036】 R1>R2 ・・・(2)
【0037】この条件のもとで、負性抵抗素子2R1の
抵抗値の半分の抵抗値R1を、コレクタ抵抗素子R1の
抵抗値R1に近づけると、図1に図解したハイインピー
ダンス回路は、高インピーダンスの信号入力回路とな
る。下記式3にトランジスタQ3およびトランジスタQ
4のベースバイアスを示す。
【0038】 (Q3,Q4のベースバイアス)=Vcc−I0×R2 ・・・(3)
【0039】図3は、R1に対するR2の絶対値の比を
ω=|R1|/|R2|と正規化したときの入力インピ
ーダンスZ1の特性を示すグラフである。ω=1、すな
わち、抵抗値R1=抵抗値R2のとき、ハイインピーダ
ンス回路の入力インピーダンスZ1が最大になり、ω=
1を挟んで、入力インピーダンスZ1の曲線が双曲線と
なる。
【0040】第1実施の形態の効果 以上のように、本発明のハイインピーダンス回路の第1
の実施の形態においては、差動対回路を構成するトラン
ジスタQ1とトランジスタQ2のエミッタ相互間を接続
する負性抵抗素子2R1を用いて等価的にハイインピー
ダンス回路を構成している。その結果、図8を参照して
背景技術として例示したように、低電圧に不向きであっ
たハイインピーダンスバイアスを持つハイインピーダン
ス回路を、PNP型トランジスタを使用せずに1つのI
C内に作りだすことが出来る。
【0041】また、本発明のハイインピーダンス回路の
第1の実施の形態によれば、トランジスタQ1とトラン
ジスタQ2のコレクタ側のハイインピーダンス・バイア
ス間に抵抗素子RL,RLを接続することによりゼロバ
イアス電流の抵抗素子となり、従来困難であったハイゲ
イン回路を構成できる。したがって、本発明のハイイン
ピーダンス回路の第1の実施の形態によれば、NPN型
トランジスタで構成されるアンプ1段あたりのゲインを
上げることが出来るので、より複雑な回路において、I
Cの素子数の削減、SNの向上、回路面積の縮小とな
る。すなわち、本実施の形態のハイインピーダンス回路
は、ハイインピーダンスであると同時に適切なバイアス
を与えることが出来、更にその差動性を有する利点があ
るため、図8に図解したハイインピーダンス回路に比し
て、飛躍的にアンプゲインを上げることが可能となり、
ハイインピーダンス回路であるとともに、ハイゲインア
ンプを低消費電力で実現できる。
【0042】本実施の形態のハイインピーダンス回路
は、図8に例示したような、PNP型トランジスタによ
る直流電流源を必要としないためダイナミックレンジが
広く取れ、結果として低電圧動作に十分対応可能であ
る。
【0043】以上の利点から、本発明のハイインピーダ
ンス回路の実施の形態によるハイインピーダンス回路
は、高性能化、低消費電力、ICチップ面積の縮小、I
Cコストの低下、製造コストの大幅な削減を実現するこ
とが可能である。また、本発明の実施の形態によれば、
ハイインピーダンスバイアスを作りだすことにより、そ
の応用範囲が広がり、位相同期回路(PLL),振幅検
波回路(AMDET),周波数検波回路(FMDE
T),フィルタ回路(FILTER)などに広範囲な信
号入力回路として利用可能である。
【0044】なお、図1および図2に図解したハイイン
ピーダンス回路が、図8に図解したハイインピーダンス
回路に比較して簡単な回路構成であることは上述した。
【0045】第2実施の形態 本発明のハイインピーダンス回路の第2実施の形態を述
べる。図4は本発明の第2の実施の形態としてのハイイ
ンピーダンス回路の例を示す図である。図4に図解した
ハイインピーダンス回路の回路構成を述べる。図4に図
解した本発明の第2の実施の形態としてのハイインピー
ダンス回路は、図1に示したハイインピーダンス回路に
おけるバッファ用NPN型トランジスタQ3,Q4を削
除し、差動対回路のDCシフトを兼ねた抵抗素子R3,
R3を、NPN型トランジスタQ1のコレクタとNPN
型トランジスタQ2のベース間、および、NPN型トラ
ンジスタQ2のコレクタとNPN型トランジスタQ1の
ベース間に接続したものである。その他の回路構成は図
1に図解したハイインピーダンス回路と同様であり、図
4に図解したハイインピーダンス回路においても、基本
的事項は、図1に図解した第1実施の形態のハイインピ
ーダンス回路が適用される。すなわち、図4に図解した
ハイインピーダンス回路は、トランジスタQ1とトラン
ジスタQ2とを有し、これらのトランジスタのコレクタ
に抵抗素子R2,R2を接続し、トランジスタQ1とト
ランジスタQ2の電流源回路I0,I0を有する差動対
回路を有するハイインピーダンス回路であり、差動対回
路のトランジスタQ1とトランジスタQ2のエミッタ相
互を負性抵抗素子2R1を接続している。
【0046】図5は図4に図解したハイインピーダンス
回路の動作を示す回路図である。図5において、図2と
同様、トランジスタQ1のベースとトランジスタQ2の
ベース間に、差動入力信号V1,−V1を提供するため
に、交流電源P1,P2を設けている。図2の回路と同
様、図5に示す回路において、電源P1からトランジス
タQ1のベースを見た入力インピーダンスZ5を求めた
結果を下記に示す。
【0047】i5=V1×(R1−R2)/((R2+
R3)×R1)
【0048】したがって、入力インピーダンスZ5を下
記のごとく表すことができる。
【0049】 Z5=V1/I5=((R2+R3)×R1)/(R1−R2) ・・・(4)
【0050】式4から、R1=R2である場合、第1の
実施の形態と同様、電源P1から見た入力インピーダン
スZ5は無限大の大きさのインピーダンスを示すことに
なる。したがって、R1=R2とすれば、図4に図解し
たハイインピーダンス回路は、入力インピーダンスZ5
が無限大になる理想的なハイインピーダンス回路とな
る。
【0051】しかしながら、図4のハイインピーダンス
回路においても、現実には、完全には、R1=R2の条
件が満足されない。たとえば、製造上の抵抗値のバラツ
キがあったり、温度変化による抵抗変化などが発生す
る。したがって、図4のハイインピーダンス回路におい
ても、図1に図解したハイインピーダンス回路と同様、
負性抵抗素子(エミッタ間抵抗素子)R1の抵抗値R1
と、コレクタ抵抗素子R2の抵抗値R2の絶対値に注意
せねばならない。すなわち、図4に図解した第2の実施
の形態のハイインピーダンス回路においても、第1の実
施の形態としてのハイインピーダンス回路と同様に、抵
抗値R1と抵抗値R2との絶対値の差が合成インピーダ
ンスの極性を決めるため、上述した式2の条件:R1>
R2が必要となる。
【0052】図4のハイインピーダンス回路において
は、電流源回路I1により抵抗素子R3の両端にDCオ
フセットが生ずる。このオフセットを用いてトランジス
タQ1およびトランジスタQ2のベースとコレクタとの
間をバイアスすることが出来る。
【0053】一般に、R3=k×R2であるとすると、
式4および式1から、下記式5に示すように入力インピ
ーダンスZ5=(k+1)×Z1となる。
【0054】 Z5=((R2+K×R2)×R1)/(R1−R2) =(k+1)×R2×R1/(R1−R2) =(k+1)×Z1 ・・・(5)
【0055】すなわち、図4に図解したハイインピーダ
ンス回路の入力インピーダンスZ5は、図1に図解した
ハイインピーダンス回路の入力インピーダンスZ1の
(k+1)倍となる。下記式6にトランジスタQ1およ
びトランジスタQ2のベースバイアスを示した。
【0056】 (Q1,Q2のベースバイアス) =Vcc−I0×R2−I1×(R2+R3) ・・・(6)
【0057】図1に図解したハイインピーダンス回路の
ベースバイアスは式3に示したように、(Q3,Q4の
ベースバイアス)=Vcc−I0×R2であるから、図4
に図解したハイインピーダンス回路のベースバイアス
は、図1に図解したハイインピーダンス回路のベースバ
イアスより、I1×(R2+R3)だけ低くなる。図4
のハイインピーダンス回路の入力インピーダンスZ5の
特性も、図3に図解したω=|R1|/|R2|と正規
化した特性と同様となる。
【0058】第2実施の形態の効果 以上のように、本発明のハイインピーダンス回路の第2
の実施の形態においても、差動対回路を構成するトラン
ジスタQ1のエミッタとトランジスタQ2のエミッタと
の相互間を接続する負性抵抗素子2R1を用いて等価的
にハイインピーダンス回路を構成している。図4のハイ
インピーダンス回路は図1のハイインピーダンス回路に
比較して、NPN型トランジスタQ3,Q4を用いず、
抵抗素子R3,R3を用いているので、2個のトランジ
スタが削減されている。第2実施の形態のハイインピー
ダンス回路のその他の特徴および効果は、第1の実施の
形態のハイインピーダンス回路と同様である。
【0059】第3実施の形態 本発明のハイインピーダンス回路の第3の実施の形態を
述べる。図6は本発明のハイインピーダンス回路の第3
の実施の形態としてのハイインピーダンス回路、より特
定的にはハイインピーダンス回路およびハイゲインアン
プ回路の回路図である。図6に図解したハイゲインアン
プ回路の回路構成を述べる。このハイインピーダンス回
路は、ハイインピーダンス回路としての機能の他に、ハ
イゲインアンプ回路としても機能するように、図4に図
解したハイインピーダンス回路の前段に、NPN型トラ
ンジスタQ5とNPN型トランジスタQ6とで構成され
る第2の差動対回路を付加した回路である。この第2の
差動対回路においても、トランジスタQ5のエミッタと
トランジスタQ6のエミッタとの間に負性抵抗素子2R
eを設け、トランジスタQ5のコレクタとトランジスタ
Q6のコレクタとの間に負荷抵抗素子2RLを接続して
いる。トランジスタQ5のエミッタと第2の電位電源G
NDとの間に第5の電流源回路Ieが接続されており、
トランジスタQ6のエミッタと第2の電位電源GNDと
の間に第5の電流源回路Ieと同じ第6の電流源回路I
eが接続されている。図6において、図2および図4と
同様、トランジスタQ5のベースとトランジスタQ6の
ベース間に、差動入力信号Vin,−Vinを提供するため
に、交流電源P1,P2を設けている。
【0060】下記式7に図6のハイインピーダンス回路
におけるハイゲインアンプ回路の伝達関数を示す。
【0061】 Vout /Vin =1/(1/RL+1/(R2×R1)/(R1−R2))/Re =RL/Re ・・・(7)
【0062】∵RL≪(R2×R1)/(R1−R2)
【0063】第3実施の形態の効果 式7から明らかなように、図6の回路のうち、図4のハ
イインピーダンス回路と同等のハイインピーダンス回路
部分の入力インピーダンスが負荷抵抗RLより十分大き
ければそのゲインは入力側のエミッタ抵抗Reとの比R
L/Reで決まることが分かる。また負荷抵抗2RLに
はバイアス電流が流れないためDCシフトを生じない。
したがって、ハイインピーダンス回路部分の入力インピ
ーダンスを越えない範囲で大きくすることが出来る。よ
って図6に図解した回路は、ハイインピーダンス回路の
他、少ない回路素子でハイゲインアンプ回路を構成でき
る。第3実施の形態のハイインピーダンス回路のその他
の特徴および効果は上述した第1実施の形態および第2
実施の形態の効果と同様である。
【0064】第4実施の形態 本発明のハイインピーダンス回路の第4の実施の形態を
述べる。図7は本発明のハイインピーダンス回路の第4
の実施の形態としてのハイインピーダンス回路、より特
定的にはハイインピーダンス回路およびハイゲインアン
プ回路の回路図である。図7に図解したハイゲインアン
プ回路の回路構成を述べる。図7に図解したハイインピ
ーダンス回路は、ハイインピーダンス回路としての機能
の他に、ハイゲインアンプ回路としても機能するよう
に、図1に図解したハイインピーダンス回路の前段に、
図6の回路と同様に、NPN型トランジスタQ5とNP
N型トランジスタQ6とで構成される第2の差動対回路
を付加している。この第2の差動対回路においても、ト
ランジスタQ5のエミッタとトランジスタQ6のエミッ
タとの間に抵抗素子2Reを設けている。トランジスタ
Q5のエミッタと第2の電位電源GNDとの間に第5の
電流源回路Ieが接続されており、トランジスタQ6の
エミッタと第2の電位電源GNDとの間に第5の電流源
回路Ieと同じ第6の電流源回路Ieが接続されてい
る。しかしながら、図7の回路においては、図6に図解
の回路とは異なり、トランジスタQ1のコレクタとトラ
ンジスタQ2のコレクタとの間に抵抗素子2RLを接続
している。図7において、図6と同様、トランジスタQ
5のベースとトランジスタQ6のベース間に、差動入力
信号Vin,−Vinを提供するために、交流電源P1,P
2を設けている。
【0065】下記式8に図7の回路のハイゲインアンプ
回路の部分の伝達関数を示す。
【0066】 Vout /Vin =1/(1/RL+1/(R2+R3)×R1)/(R1−R2))/Re =RL/Re ・・・(8)
【0067】 ∵RL≪((R2+R3)×R1)/(R1−R2)
【0068】第4実施の形態の効果 式8から明らかなように、ハイインピーダンス回路部分
の入力インピーダンスが抵抗素子の抵抗値RLより十分
大きければそのゲインは入力側のエミッタ抵抗Reとの
比RL/Reで決まることが分かる。図7の回路におい
ても、抵抗素子2RLにはバイアス電流が流れないため
DCシフトを生じない。したがって、ハイインピーダン
ス回路部分の入力インピーダンスを越えない範囲で大き
くすることが出来る。よって図7の回路も少ない回路素
子でハイゲインアンプを構成できた回路である。第4実
施の形態のハイインピーダンス回路のその他の特徴およ
び効果は上述した第1実施の形態〜第3実施の形態の効
果と同様である。
【0069】本発明の実施に際しては上述した実施の態
様に限定されず、種々の変形態様をとることができる。
たとえば、上述した実施の態様においては、特に高速動
作用のハイインピーダンス回路として、バイポーラトラ
ンジスタを用いて差動対回路およびバッファ回路を構成
した場合を例示したが、本発明においては、FETを用
いて差動対回路およびバッファ回路を構成することもで
きる。さらに、好適実施の態様として、バイポーラトラ
ンジスタとして、NPN型トランジスタを用いて例を示
したが、本発明においては、PNP型トランジスタを用
いてハイインピーダンス回路を構成することもできる。
【0070】
【発明の効果】本発明のハイインピーダンス回路の基本
回路によれば、負性抵抗素子を用いて等価的にハイイン
ピーダンス回路を構成しているので、1種のトランジス
タ、すなわち、NPN型トランジスタのみを用いて全て
IC内に構築可能である。特に、たとえば、PNP型ト
ランジスタなどの1種のトランジスタによる直流電流源
を必要としないためダイナミックレンジが広く取れ、そ
の結果として低電圧動作に十分対応可能である。
【0071】また本発明のハイインピーダンス回路によ
れば、ハイインピーダンスであると同時にバイアスを与
えることが出来、更にその差動性を有する利点があるた
め飛躍的にアンプゲインを上げることが可能となり、ハ
イゲインアンプを低消費電力で実現できる。したがっ
て、本発明のハイインピーダンス回路は、低消費電力、
ICチップ面積の縮小が期待でき、ICコスト、およ
び、製造コストの大幅な削減が可能である。
【0072】また本発明のハイインピーダンス回路によ
れば、ハイインピーダンスバイアス間に抵抗を接続する
ことによりゼロバイアス電流の抵抗素子となり、従来困
難であったハイゲイン回路を構成できる。したがって、
本発明のハイインピーダンス回路によれば、アンプ1段
あたりのゲインを上げることが出来、ICの素子数の削
減、SNの向上、面積の縮小となる。
【0073】上述したことから、本発明のハイインピー
ダンス回路は、商品の性能向上、製造コストの削減、基
板面積縮小などの利点をもたらす。
【0074】また、本発明のハイインピーダンス回路に
おけるハイインピーダンスバイアスを作りだすことによ
り、その応用範囲が広がり、高周波信号を扱う、位相同
期回路(PLL),振幅検波回路(AMDET),周波
数検波回路(FMDET),フィルタ回路(FILTE
R)などに利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のハイインピーダンス回路の第1
の実施の形態としてのハイインピーダンス回路の回路図
である。
【図2】図2は図1に図解したハイインピーダンス回路
の動作を説明する回路図である。
【図3】図3は図1に図解したハイインピーダンス回路
のインピーダンス特性を示すグラフである。
【図4】図4は本発明のハイインピーダンス回路の第2
の実施の形態としてのハイインピーダンス回路の回路図
である。
【図5】図5は図4に図解したハイインピーダンス回路
の動作を説明する回路図である。
【図6】図6は本発明のハイインピーダンス回路の第3
の実施の形態としてのハイゲインアンプ回路の回路図で
ある。
【図7】図7は本発明のハイインピーダンス回路の第4
の実施の形態としてのハイゲインアンプ回路の回路図で
ある。
【図8】図8は本発明のハイインピーダンス回路の背景
技術としてのハイインピーダンス回路の回路図である。
【符号の説明】
Q1,Q2・・主差動対回路用NPN型トランジスタ Q3,Q4・・バッファ回路用NPN型トランジスタ R2・・・・・コレクタ抵抗素子 2R1・・・・エミッタ抵抗素子(負性抵抗素子) R3・・・・・バッファ回路用抵抗素子 I0〜I1・・電流源回路 Q5,Q6・・付加差動対回路用NPN型トランジスタ 2Re・・・・付加差動対回路用エミッタ抵抗素子(負
性抵抗素子) RL・・・・・付加抵抗素子 Ie・・・・・電流源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 宜弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のトランジスタと、 該第1のトランジスタの一方の端子と第1の電位電源線
    との間に接続された第1の抵抗素子と、 前記第1のトランジスタの他方の端子と第2の電位電源
    との間に接続された第1の電流源回路と、 前記第1のトランジスタと同じ特性の第2のトランジス
    タと、 該第2のトランジスタの一方の端子と前記第1の電位電
    源線との間に接続された前記第1の抵抗素子と同じ抵抗
    値の第2の抵抗素子と、 前記第2のトランジスタの他方の端子と前記第2の電位
    電源との間に接続された前記第1の電流源回路と同じ特
    性の第2の電流源回路と、 前記第1トランジスタの他方の端子と前記第2のトラン
    ジスタの他方の端子との間に接続された第3の抵抗素子
    と、 前記第2のトランジスタの前記一方の端子と前記第1の
    トランジスタの制御端子との間に接続された第1のバッ
    ファ回路要素と、 前記第1のトランジスタの前記一方の端子と前記第2の
    トランジスタの制御端子との間に接続された第2のバッ
    ファ回路要素とを有し、 前記第3の抵抗素子の抵抗値の半分を、前記第1の抵抗
    素子および前記第2の抵抗素子の抵抗値より大きくかつ
    前記第1の抵抗素子および前記第2の抵抗素子に近い値
    に設定したハイインピーダンス回路。
  2. 【請求項2】前記第1のトランジスタがNPN型バイポ
    ーラトランジスタであり、前記第2のトランジスタがN
    PN型バイポーラトランジスタである請求項1記載のハ
    イインピーダンス回路。
  3. 【請求項3】前記第1のバッファ回路要素は、ベースが
    前記第2のトランジスタのコレクタに接続され、エミッ
    タが前記第1のトランジスタのベースに接続された前記
    第1のトランジスタと同じ極性の第3のトランジスタ
    と、該第3のトランジスタのエミッタと前記第2の電位
    電源との間に接続された第3の電流源回路とを有し、 前記第2のバッファ回路要素は、ベースが前記第1のト
    ランジスタのコレクタに接続され、エミッタが前記第2
    のトランジスタのベースに接続された前記第2のトラン
    ジスタと同じ極性の第4のトランジスタと、該第4のト
    ランジスタのエミッタと前記第2の電位電源との間に接
    続された前記第3の電流源回路と同じ第4の電流源回路
    とを有する請求項2記載のハイインピーダンス回路。
  4. 【請求項4】コレクタが前記第1のトランジスタのコレ
    クタおよび前記第4のトランジスタのベースに接続され
    た第5のNPN型トランジスタと、 コレクタが前記第2のトランジスタのコレクタおよび前
    記第3のトランジスタのベースに接続された、前記第5
    のトランジスタと同じ特性の第6のNPN型トランジス
    タと、 前記第5のトランジスタのエミッタと前記第2の電位電
    源との間に接続された第5の電流源回路と、 前記第6のトランジスタのエミッタと前記第2の電位電
    源との間に接続された前記第5の電流源回路と同じ第6
    の電流源回路と、 前記第5のトランジスタのエミッタと前記第6のトラン
    ジスタのエミッタとの間に接続された第5の抵抗素子
    と、 前記第1のトランジスタのコレクタと前記第2のトラン
    ジスタのコレクタとの間に接続された第6の抵抗素子と
    をさらに有する、請求項3記載のハイインピーダンス回
    路。
  5. 【請求項5】所定の増幅率に設定されるように、前記第
    6の抵抗素子の抵抗値と前記第5の抵抗素子の抵抗値と
    の比を規定する請求項4記載のハイインピーダンス回
    路。
  6. 【請求項6】前記第1のバッファ回路要素は、前記第2
    のトランジスタのコレクタと前記第1のトランジスタの
    ベースに接続された第4の抵抗素子と、該第4の抵抗素
    子の他方の端子と前記第1のトランジスタのベースとの
    接続点と前記第2の電位電源との間に接続された第3の
    電流源回路とを有し、 前記第2のバッファ回路要素は、前記第1のトランジス
    タのコレクタと前記第2のトランジスタのベースに接続
    された前記第4の抵抗素子と同じ抵抗値の第5の抵抗素
    子と、該第5の抵抗素子の他方の端子と前記第2のトラ
    ンジスタのベースとの接続点と前記第2の電位電源との
    間に接続された前記第3の電流源回路と同じ第4の電流
    源回路とを有する、請求項2記載のハイインピーダンス
    回路。
  7. 【請求項7】コレクタが前記第1のトランジスタのコレ
    クタおよび前記第4の抵抗素子の接続点に接続された第
    5のNPN型トランジスタと、 コレクタが前記第2のトランジスタのコレクタおよび前
    記第5の抵抗素子の接続点に接続された第6のNPN型
    トランジスタと、 前記第5のトランジスタのエミッタと前記第2の電位電
    源との間に接続された第5の電流源回路と、 前記第6のトランジスタのエミッタと前記第2の電位電
    源との間に接続された前記第5の電流源回路と同じ第6
    の電流源回路と、 前記第5のトランジスタのエミッタと前記第6のトラン
    ジスタのエミッタとの間に接続された第5の抵抗素子
    と、 前記第5のトランジスタのコレクタと前記第6のトラン
    ジスタのコレクタとの間に接続された第6の抵抗素子と
    をさらに有する、請求項6記載のハイインピーダンス回
    路。
  8. 【請求項8】所定の増幅率に設定されるように、前記第
    6の抵抗素子の抵抗値と前記第5の抵抗素子の抵抗値と
    の比を規定する請求項7記載のハイインピーダンス回
    路。
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