JPH11106973A - 連続酸洗設備における金属帯の特異点のトラッキング装置 - Google Patents
連続酸洗設備における金属帯の特異点のトラッキング装置Info
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- JPH11106973A JPH11106973A JP9266884A JP26688497A JPH11106973A JP H11106973 A JPH11106973 A JP H11106973A JP 9266884 A JP9266884 A JP 9266884A JP 26688497 A JP26688497 A JP 26688497A JP H11106973 A JPH11106973 A JP H11106973A
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Landscapes
- Control Of Metal Rolling (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧延機を酸洗槽の入側に備える連続酸洗設備
において、トラッキング精度を向上し、溶接点検出器の
設置個数を低減する。 【解決手段】 トラッキング処理回路34は、鋼帯3の
溶接点が第1WPD23を通過してからトリマ装置11
に到達するまでの所要移動距離を板厚比および酸洗槽1
6のカテナリ量の設定値に基づいて求め、移動距離検出
器25によって測定される溶接点の実績移動距離が前記
求めた所要移動距離に一致すると到達信号を発信する。
学習処理回路35は、カテナリ量の設定値と実績値との
偏差に基づいてカテナリ学習値を求める。トラッキング
処理回路34と学習処理回路35とが設けられているの
で、トラッキング精度が向上する。また溶接点の移動距
離に基づいて演算によってトラッキング処理が行われる
ので、溶接点検出器の設置個数が低減される。
において、トラッキング精度を向上し、溶接点検出器の
設置個数を低減する。 【解決手段】 トラッキング処理回路34は、鋼帯3の
溶接点が第1WPD23を通過してからトリマ装置11
に到達するまでの所要移動距離を板厚比および酸洗槽1
6のカテナリ量の設定値に基づいて求め、移動距離検出
器25によって測定される溶接点の実績移動距離が前記
求めた所要移動距離に一致すると到達信号を発信する。
学習処理回路35は、カテナリ量の設定値と実績値との
偏差に基づいてカテナリ学習値を求める。トラッキング
処理回路34と学習処理回路35とが設けられているの
で、トラッキング精度が向上する。また溶接点の移動距
離に基づいて演算によってトラッキング処理が行われる
ので、溶接点検出器の設置個数が低減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続酸洗設備、特
に酸洗槽の入側に圧延機を備える連続酸洗設備におい
て、金属帯の特異点が予め定める位置に到達したか否か
を検出するためのトラッキング装置に関する。
に酸洗槽の入側に圧延機を備える連続酸洗設備におい
て、金属帯の特異点が予め定める位置に到達したか否か
を検出するためのトラッキング装置に関する。
【0002】本明細書中、用語「特異点」とは鋼帯など
の金属帯の長手方向の予め定める途中位置をいい、たと
えば板厚変更点、板幅変更点および鋼種変更点等を表し
ている。また特異点は、通常これらの変更が行われる溶
接点を意味し、同一素材内でこれらの変更が行われる場
合には製造変更点を意味する。
の金属帯の長手方向の予め定める途中位置をいい、たと
えば板厚変更点、板幅変更点および鋼種変更点等を表し
ている。また特異点は、通常これらの変更が行われる溶
接点を意味し、同一素材内でこれらの変更が行われる場
合には製造変更点を意味する。
【0003】
【従来の技術】従来から金属帯、たとえば熱間圧延鋼帯
(以後、鋼帯と略称することがある)を連続的に搬送し
て酸化スケールを除去する連続酸洗設備では、設備内に
設置される各種装置の制御タイミングを与えるために、
鋼帯の特異点が所定位置に到達すると、到達信号を発信
するいわゆるトラッキング処理が行われている。
(以後、鋼帯と略称することがある)を連続的に搬送し
て酸化スケールを除去する連続酸洗設備では、設備内に
設置される各種装置の制御タイミングを与えるために、
鋼帯の特異点が所定位置に到達すると、到達信号を発信
するいわゆるトラッキング処理が行われている。
【0004】トラッキング処理は、通常鋼帯の特異点を
検出する検出器を所定箇所に設けることによって行われ
るので、前記特異点検出器の設置個数が多くなるほどト
ラッキング精度が向上する。連続酸洗設備は、酸洗槽内
において鋼帯の垂下による板長の増加が生じるので、ト
ラッキング精度が低下しやすく、特に圧延機を酸洗槽の
入側に備える連続酸洗設備では圧延による板長の増加と
いうトラッキング精度低下要因が加わるので、さらにト
ラッキング精度が低下しやすい。したがって、従来から
連続酸洗設備には多数の特異点検出器が設置されてい
る。
検出する検出器を所定箇所に設けることによって行われ
るので、前記特異点検出器の設置個数が多くなるほどト
ラッキング精度が向上する。連続酸洗設備は、酸洗槽内
において鋼帯の垂下による板長の増加が生じるので、ト
ラッキング精度が低下しやすく、特に圧延機を酸洗槽の
入側に備える連続酸洗設備では圧延による板長の増加と
いうトラッキング精度低下要因が加わるので、さらにト
ラッキング精度が低下しやすい。したがって、従来から
連続酸洗設備には多数の特異点検出器が設置されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように連続酸洗
設備は、多数の特異点検出器を設けることによってトラ
ッキング精度の向上を図っている。しかしながら、特異
点検出器を多数設けることは、設備費の増大や故障の危
険率の拡大等の問題がある。さらに、連続酸洗設備のよ
うに酸洗槽の占有率の高い設備では、特異点検出器の設
置可能位置に制約があり、特異点検出器を所望の位置に
設置することが困難であるので、トラッキング精度が低
下するという問題がある。
設備は、多数の特異点検出器を設けることによってトラ
ッキング精度の向上を図っている。しかしながら、特異
点検出器を多数設けることは、設備費の増大や故障の危
険率の拡大等の問題がある。さらに、連続酸洗設備のよ
うに酸洗槽の占有率の高い設備では、特異点検出器の設
置可能位置に制約があり、特異点検出器を所望の位置に
設置することが困難であるので、トラッキング精度が低
下するという問題がある。
【0006】本発明の目的は、前記問題を解決し、トラ
ッキング精度の良好な、かつ特異点検出器の設置個数を
大幅に低減することができる連続酸洗設備における金属
帯の特異点のトラッキング装置を提供することにある。
ッキング精度の良好な、かつ特異点検出器の設置個数を
大幅に低減することができる連続酸洗設備における金属
帯の特異点のトラッキング装置を提供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、酸洗効率が良好
で、かつトラッキング精度の良好な連続酸洗設備を提供
することにある。
で、かつトラッキング精度の良好な連続酸洗設備を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧延機を酸洗
装置の入側に備える連続酸洗設備に設けられ、走行する
金属帯の特異点が所定位置に到達すると到達信号を連続
酸洗設備の所定の装置に送信するトラッキング装置にお
いて、圧延機の入側に設けられ、走行する金属帯の特異
点を検出する第1特異点検出手段と、酸洗槽と、金属帯
の走行方向に間隔をあけて配置される支持ロールとを有
する酸洗装置の出側に設けられ、走行する金属帯の特異
点を検出する第2特異点検出手段と、圧延機の入側に設
けられ、金属帯の特異点の移動距離を前記第1特異点検
出手段の設置位置を起点として計測する移動距離検出手
段と、金属帯の圧延前の板厚と圧延後の板厚との板厚比
または板厚比に相当する比率を求める演算手段と、酸洗
槽における金属帯の垂下による板長増加量を予め設定
し、移動距離検出手段の出力、演算手段の出力および前
記板長増加量の設定値に基づいて、金属帯の特異点が圧
延機よりも金属帯の走行方向下流側の所定位置に到達し
たか否かを判定し、金属帯の特異点が所定位置に到達す
ると到達信号を連続酸洗設備の所定の装置に送信し、第
2特異点検出手段の出力、移動距離検出手段の出力、演
算手段の出力および前記板長増加量の設定値に基づい
て、前記板長増加量の設定値を補正して更新するトラッ
キング手段とを含んで構成されることを特徴とする連続
酸洗設備における金属帯の特異点のトラッキング装置で
ある。
装置の入側に備える連続酸洗設備に設けられ、走行する
金属帯の特異点が所定位置に到達すると到達信号を連続
酸洗設備の所定の装置に送信するトラッキング装置にお
いて、圧延機の入側に設けられ、走行する金属帯の特異
点を検出する第1特異点検出手段と、酸洗槽と、金属帯
の走行方向に間隔をあけて配置される支持ロールとを有
する酸洗装置の出側に設けられ、走行する金属帯の特異
点を検出する第2特異点検出手段と、圧延機の入側に設
けられ、金属帯の特異点の移動距離を前記第1特異点検
出手段の設置位置を起点として計測する移動距離検出手
段と、金属帯の圧延前の板厚と圧延後の板厚との板厚比
または板厚比に相当する比率を求める演算手段と、酸洗
槽における金属帯の垂下による板長増加量を予め設定
し、移動距離検出手段の出力、演算手段の出力および前
記板長増加量の設定値に基づいて、金属帯の特異点が圧
延機よりも金属帯の走行方向下流側の所定位置に到達し
たか否かを判定し、金属帯の特異点が所定位置に到達す
ると到達信号を連続酸洗設備の所定の装置に送信し、第
2特異点検出手段の出力、移動距離検出手段の出力、演
算手段の出力および前記板長増加量の設定値に基づい
て、前記板長増加量の設定値を補正して更新するトラッ
キング手段とを含んで構成されることを特徴とする連続
酸洗設備における金属帯の特異点のトラッキング装置で
ある。
【0009】本発明に従えば、金属帯の特異点の移動距
離に基づいて演算によって金属帯の特異点のトラッキン
グ処理が行われるので、直接金属帯の特異点を検出する
手段である特異点検出手段の設置個数を従来よりも大幅
に低減することができる。またトラッキング精度を低下
させる要因である圧延による板長の増加と酸洗槽におけ
る金属帯の垂下による板長の増加とを考慮してトラッキ
ング処理が行われるので、トラッキング精度が向上す
る。
離に基づいて演算によって金属帯の特異点のトラッキン
グ処理が行われるので、直接金属帯の特異点を検出する
手段である特異点検出手段の設置個数を従来よりも大幅
に低減することができる。またトラッキング精度を低下
させる要因である圧延による板長の増加と酸洗槽におけ
る金属帯の垂下による板長の増加とを考慮してトラッキ
ング処理が行われるので、トラッキング精度が向上す
る。
【0010】また本発明の前記トラッキング手段は、金
属帯の板厚、板幅および比重と、前記板長増加量の設定
値との予め定める対応関係を格納するメモリと、通板す
べき金属帯の板厚、板幅および比重に対応する前記板長
増加量の設定値を前記メモリに格納されている対応関係
に基づいて求め、前記移動距離検出手段および演算手段
の出力を収集する実績収集処理回路と、金属帯の特異点
が第1特異点検出手段を通過してから、前記第2特異点
検出手段の設置位置を含む圧延機出側の1または複数箇
所の所定位置に到達するまでの所要移動距離を、前記求
めた板厚比または板厚比に相当する比率と、前記板長増
加量の設定値とに基づいてそれぞれ求め、前記移動距離
検出手段の測定値が前記求めた所要移動距離に一致する
と、金属帯の特異点が所定位置に到達したことを表す信
号を、連続酸洗設備の所定の装置に発信するトラッキン
グ処理回路と、第1特異点検出手段から第2特異点検出
手段までの前記求めた所要移動距離と、金属帯の特異点
が第2特異点検出手段に到達したときの移動距離検出手
段の測定値との偏差を求め、前記板長増加量の設定値に
前記求めた偏差を加算して前記板長増加量の補正値を求
め、前記求めた補正値に基づいて前記メモリに格納され
ている前記板長増加量の設定値を更新する学習処理回路
とを含むことを特徴とする。
属帯の板厚、板幅および比重と、前記板長増加量の設定
値との予め定める対応関係を格納するメモリと、通板す
べき金属帯の板厚、板幅および比重に対応する前記板長
増加量の設定値を前記メモリに格納されている対応関係
に基づいて求め、前記移動距離検出手段および演算手段
の出力を収集する実績収集処理回路と、金属帯の特異点
が第1特異点検出手段を通過してから、前記第2特異点
検出手段の設置位置を含む圧延機出側の1または複数箇
所の所定位置に到達するまでの所要移動距離を、前記求
めた板厚比または板厚比に相当する比率と、前記板長増
加量の設定値とに基づいてそれぞれ求め、前記移動距離
検出手段の測定値が前記求めた所要移動距離に一致する
と、金属帯の特異点が所定位置に到達したことを表す信
号を、連続酸洗設備の所定の装置に発信するトラッキン
グ処理回路と、第1特異点検出手段から第2特異点検出
手段までの前記求めた所要移動距離と、金属帯の特異点
が第2特異点検出手段に到達したときの移動距離検出手
段の測定値との偏差を求め、前記板長増加量の設定値に
前記求めた偏差を加算して前記板長増加量の補正値を求
め、前記求めた補正値に基づいて前記メモリに格納され
ている前記板長増加量の設定値を更新する学習処理回路
とを含むことを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、トラッキング処理回路に
おいて前記所要移動距離が求められ、前記移動距離検出
手段によって測定された実績移動距離が前記求めた所要
移動距離に一致すると到達信号が発信されるので、金属
帯の特異点のトラッキングを精度よく行うことができ
る。また学習処理回路において、前記偏差が求められ、
前記偏差に基づいて前記板長増加量の補正値が求められ
る。前記偏差は、前記板長増加量の設定値と測定値との
差を表しているので、前記求めた補正値は操業実績を適
正に反映している。さらにメモリに格納されている前記
板長増加量の設定値の更新が前記求めた補正値に基づい
て行われるので、操業中に常時適正な前記板長増加量が
設定され、高精度なトラッキング処理を維持することが
できる。
おいて前記所要移動距離が求められ、前記移動距離検出
手段によって測定された実績移動距離が前記求めた所要
移動距離に一致すると到達信号が発信されるので、金属
帯の特異点のトラッキングを精度よく行うことができ
る。また学習処理回路において、前記偏差が求められ、
前記偏差に基づいて前記板長増加量の補正値が求められ
る。前記偏差は、前記板長増加量の設定値と測定値との
差を表しているので、前記求めた補正値は操業実績を適
正に反映している。さらにメモリに格納されている前記
板長増加量の設定値の更新が前記求めた補正値に基づい
て行われるので、操業中に常時適正な前記板長増加量が
設定され、高精度なトラッキング処理を維持することが
できる。
【0012】また本発明は、酸洗槽と、走行する金属帯
の走行方向に間隔をあけて配置される支持ロールとを有
し、金属帯の酸化スケールを除去する酸洗装置と、酸洗
装置の入側に設けられ、金属帯を圧延する圧延機と、圧
延機の入側に設けられ、走行する金属帯の特異点を検出
する第1特異点検出手段と、酸洗装置の出側に設けら
れ、走行する金属帯の特異点を検出する第2特異点検出
手段と、圧延機の入側に設けられ、金属帯の特異点の移
動距離を前記第1特異点検出手段の設置位置を起点とし
て計測する移動距離検出手段と、金属帯の圧延前の板厚
を検出する第1板厚検出手段と、金属帯の圧延後の板厚
を検出する第2板厚検出手段と、第1および第2板厚検
出手段の出力に応答し、金属帯の圧延前の板厚と圧延後
の板厚との板厚比または板厚比に相当する比率を求める
演算手段と、酸洗槽における金属帯の垂下による板長増
加量を予め設定し、移動距離検出手段の出力、演算手段
の出力および前記板長増加量の設定値に基づいて、金属
帯の特異点が圧延機よりも金属帯の走行方向下流側の所
定位置に到達したか否かを判定し、金属帯の特異点が所
定位置に到達すると到達信号を連続酸洗設備の所定の装
置に送信し、第2特異点検出手段の出力、移動距離検出
手段の出力、演算手段の出力および前記板長増加量の設
定値に基づいて、前記板長増加量の設定値を補正して更
新するトラッキング手段とを含んで構成されることを特
徴とする連続酸洗設備である。
の走行方向に間隔をあけて配置される支持ロールとを有
し、金属帯の酸化スケールを除去する酸洗装置と、酸洗
装置の入側に設けられ、金属帯を圧延する圧延機と、圧
延機の入側に設けられ、走行する金属帯の特異点を検出
する第1特異点検出手段と、酸洗装置の出側に設けら
れ、走行する金属帯の特異点を検出する第2特異点検出
手段と、圧延機の入側に設けられ、金属帯の特異点の移
動距離を前記第1特異点検出手段の設置位置を起点とし
て計測する移動距離検出手段と、金属帯の圧延前の板厚
を検出する第1板厚検出手段と、金属帯の圧延後の板厚
を検出する第2板厚検出手段と、第1および第2板厚検
出手段の出力に応答し、金属帯の圧延前の板厚と圧延後
の板厚との板厚比または板厚比に相当する比率を求める
演算手段と、酸洗槽における金属帯の垂下による板長増
加量を予め設定し、移動距離検出手段の出力、演算手段
の出力および前記板長増加量の設定値に基づいて、金属
帯の特異点が圧延機よりも金属帯の走行方向下流側の所
定位置に到達したか否かを判定し、金属帯の特異点が所
定位置に到達すると到達信号を連続酸洗設備の所定の装
置に送信し、第2特異点検出手段の出力、移動距離検出
手段の出力、演算手段の出力および前記板長増加量の設
定値に基づいて、前記板長増加量の設定値を補正して更
新するトラッキング手段とを含んで構成されることを特
徴とする連続酸洗設備である。
【0013】本発明に従えば、酸洗装置の入側に圧延機
が設けられているので、酸化スケールにクラックが発生
し、酸洗時間を大幅に短縮することができる。またトラ
ッキング機能と学習機能とが設けられているので、金属
帯の特異点のトラッキング処理を高精度に行うことがで
きる。
が設けられているので、酸化スケールにクラックが発生
し、酸洗時間を大幅に短縮することができる。またトラ
ッキング機能と学習機能とが設けられているので、金属
帯の特異点のトラッキング処理を高精度に行うことがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある連続酸洗設備およびそれに設けられる金属帯の特異
点のトラッキング装置の構成を簡略化して示すブロック
図である。連続酸洗設備1は、金属帯、たとえば酸化ス
ケールを有する熱間圧延鋼帯3(以後、鋼帯と略称す
る)を順次溶接接合し、連続的に搬送して酸化スケール
を除去する設備である。連続酸洗設備1は、第1〜第3
ブライドルロール4〜6と、第1および第2板厚検出手
段7,8と、圧延機9と、酸洗装置10と、トリマ装置
11と、トラッキング装置13とを含んで構成される。
第1ブライドルロール4、第1板厚検出手段7、圧延機
9、第2板厚検出手段8、第2ブライドルロール5、酸
洗装置10、第3ブライドルロール6およびトリマ装置
11は、鋼帯3の走行方向上流側からこの順序に配置さ
れている。
ある連続酸洗設備およびそれに設けられる金属帯の特異
点のトラッキング装置の構成を簡略化して示すブロック
図である。連続酸洗設備1は、金属帯、たとえば酸化ス
ケールを有する熱間圧延鋼帯3(以後、鋼帯と略称す
る)を順次溶接接合し、連続的に搬送して酸化スケール
を除去する設備である。連続酸洗設備1は、第1〜第3
ブライドルロール4〜6と、第1および第2板厚検出手
段7,8と、圧延機9と、酸洗装置10と、トリマ装置
11と、トラッキング装置13とを含んで構成される。
第1ブライドルロール4、第1板厚検出手段7、圧延機
9、第2板厚検出手段8、第2ブライドルロール5、酸
洗装置10、第3ブライドルロール6およびトリマ装置
11は、鋼帯3の走行方向上流側からこの順序に配置さ
れている。
【0015】第1ブライドルロール4および第2ブライ
ドルロール5は、圧延機9の入出側にそれぞれ設けら
れ、圧延中の鋼帯3の張力を所定値になるように制御す
る。第2ブライドルロール5および第3ブライドルロー
ル6は、酸洗装置10の入出側にそれぞれ設けられ、酸
洗中の鋼帯3の張力を所定値になるように制御する。第
1板厚検出手段である第1板厚計7は、圧延機9の入側
に設けられ、X線によって鋼帯3の圧延前の板厚を測定
する。第2板厚検出手段である第2板厚計8は、圧延機
9の出側に設けられ、X線によって鋼帯3の圧延後の板
厚を測定する。圧延機9は、たとえば4段圧延機であ
り、酸化スケールを有する鋼帯3を所定の板厚になるよ
うに冷間圧延する。冷間圧延は、水などの圧延剤を噴射
しながら行われる。したがって、第2ブライドルロール
5は湿った状態の鋼帯3と接触し、第1ブライドルロー
ル4は乾燥状態の鋼帯3と接触する。また鋼帯3の酸化
スケールには、冷間圧延によってクラックが発生するの
で、後続する酸洗装置10における酸洗性が大幅に向上
する。
ドルロール5は、圧延機9の入出側にそれぞれ設けら
れ、圧延中の鋼帯3の張力を所定値になるように制御す
る。第2ブライドルロール5および第3ブライドルロー
ル6は、酸洗装置10の入出側にそれぞれ設けられ、酸
洗中の鋼帯3の張力を所定値になるように制御する。第
1板厚検出手段である第1板厚計7は、圧延機9の入側
に設けられ、X線によって鋼帯3の圧延前の板厚を測定
する。第2板厚検出手段である第2板厚計8は、圧延機
9の出側に設けられ、X線によって鋼帯3の圧延後の板
厚を測定する。圧延機9は、たとえば4段圧延機であ
り、酸化スケールを有する鋼帯3を所定の板厚になるよ
うに冷間圧延する。冷間圧延は、水などの圧延剤を噴射
しながら行われる。したがって、第2ブライドルロール
5は湿った状態の鋼帯3と接触し、第1ブライドルロー
ル4は乾燥状態の鋼帯3と接触する。また鋼帯3の酸化
スケールには、冷間圧延によってクラックが発生するの
で、後続する酸洗装置10における酸洗性が大幅に向上
する。
【0016】酸洗装置10は、図2に示すように酸洗槽
16と複数の支持ロール17とを含む。酸洗槽16は酸
洗溶液18、たとえば塩酸水溶液を貯留する鋼製容器で
あり、その内面は耐酸性合成樹脂によって内張りされて
いる。支持ロール17は、たとえば耐酸性合成樹脂皮膜
を被覆した鋼製ロールであり、走行する鋼帯3を走行方
向に間隔をあけて回転自在に支持する。支持ロール17
の間隔は大きく明けられているので、鋼帯3は支持ロー
ル17間で垂れ下がり、酸洗溶液18中に浸漬される。
鋼帯3の垂下量は、鋼帯3の自重と鋼帯3の張力とによ
って定まり、自重が大きくなるほど、かつ張力が小さく
なるほど垂下量が大きくなる。通常鋼帯3の張力はほぼ
一定に保たれるので、鋼帯3の垂下量は鋼帯3の自重に
よって定まる。また鋼帯3の垂下量が大きくなると酸洗
槽16における鋼帯3の長さが増加する。前記酸洗槽1
6における鋼帯3の垂下による板長増加量ΔLは、図2
に示すように垂下状態における鋼帯3の板長をL1、非
垂下状態における鋼帯3の板長をL2とすると、(1)
式によって表される。なお以後、前記鋼帯3の垂下によ
る板長増加量をカテナリ量と称する。 ΔL = L1−L2 …(1)
16と複数の支持ロール17とを含む。酸洗槽16は酸
洗溶液18、たとえば塩酸水溶液を貯留する鋼製容器で
あり、その内面は耐酸性合成樹脂によって内張りされて
いる。支持ロール17は、たとえば耐酸性合成樹脂皮膜
を被覆した鋼製ロールであり、走行する鋼帯3を走行方
向に間隔をあけて回転自在に支持する。支持ロール17
の間隔は大きく明けられているので、鋼帯3は支持ロー
ル17間で垂れ下がり、酸洗溶液18中に浸漬される。
鋼帯3の垂下量は、鋼帯3の自重と鋼帯3の張力とによ
って定まり、自重が大きくなるほど、かつ張力が小さく
なるほど垂下量が大きくなる。通常鋼帯3の張力はほぼ
一定に保たれるので、鋼帯3の垂下量は鋼帯3の自重に
よって定まる。また鋼帯3の垂下量が大きくなると酸洗
槽16における鋼帯3の長さが増加する。前記酸洗槽1
6における鋼帯3の垂下による板長増加量ΔLは、図2
に示すように垂下状態における鋼帯3の板長をL1、非
垂下状態における鋼帯3の板長をL2とすると、(1)
式によって表される。なお以後、前記鋼帯3の垂下によ
る板長増加量をカテナリ量と称する。 ΔL = L1−L2 …(1)
【0017】トリマ装置11は、酸洗後の鋼帯3の板端
部をトリムして所定の製品幅に仕上げる装置であり、ト
リミング幅を変更する場合には、トリマ装置11および
鋼帯3を停止してトリミング幅の設定変更を行う。トリ
マ装置11には、トリマ制御装置20が接続されてい
る。トラッキング装置13は、走行する鋼帯3の特異点
(以後、溶接点と称する)が所定位置に到達すると、所
定位置に対応する所定の装置、たとえばトリマ制御装置
20等に到達信号を発信する装置であり、後述するよう
な構成を有している。
部をトリムして所定の製品幅に仕上げる装置であり、ト
リミング幅を変更する場合には、トリマ装置11および
鋼帯3を停止してトリミング幅の設定変更を行う。トリ
マ装置11には、トリマ制御装置20が接続されてい
る。トラッキング装置13は、走行する鋼帯3の特異点
(以後、溶接点と称する)が所定位置に到達すると、所
定位置に対応する所定の装置、たとえばトリマ制御装置
20等に到達信号を発信する装置であり、後述するよう
な構成を有している。
【0018】鋼帯3は、第1ブライドルロール4の上流
側に設けられている溶接機(図示せず)において先行材
の後端部と、後行材の先端部とを溶接され、溶接機出側
で溶接点にパンチャで直径20mm程度の穴を明けら
れ、圧延機9で冷間圧延され、酸洗装置10で酸化スケ
ールを除去され、トリマ装置11で板端部をトリムさ
れ、トリマ装置11の下流側に設けられている切断機
(図示せず)で切断され、巻取装置(図示せず)で巻取
られる。
側に設けられている溶接機(図示せず)において先行材
の後端部と、後行材の先端部とを溶接され、溶接機出側
で溶接点にパンチャで直径20mm程度の穴を明けら
れ、圧延機9で冷間圧延され、酸洗装置10で酸化スケ
ールを除去され、トリマ装置11で板端部をトリムさ
れ、トリマ装置11の下流側に設けられている切断機
(図示せず)で切断され、巻取装置(図示せず)で巻取
られる。
【0019】トラッキング装置13は、第1特異点検出
手段23と、第2特異点検出手段24と、移動距離検出
手段25と、演算手段26と、トラッキング手段27と
を含んで構成される。第1特異点検出手段である第1溶
接点検出器23(以後、第1WPDと称する)は、投光
器と光センサとを含んで構成される穴検出器であり、第
1ブライドルロール4近傍の固定位置に設けられる。第
1WPD23は、鋼帯3の溶接点に形成されている穴を
検出し、検出信号を発信する。第2特異点検出手段であ
る第2溶接点検出器24(以後、第2WPDと称する)
は、トリマ装置11の入側に近接して設けられる穴検出
器であり、その構成は第1WPD23と全く同一であ
る。なお、穴検出器に代わって溶接部自体を直接渦流式
センサによって検出してもよい。
手段23と、第2特異点検出手段24と、移動距離検出
手段25と、演算手段26と、トラッキング手段27と
を含んで構成される。第1特異点検出手段である第1溶
接点検出器23(以後、第1WPDと称する)は、投光
器と光センサとを含んで構成される穴検出器であり、第
1ブライドルロール4近傍の固定位置に設けられる。第
1WPD23は、鋼帯3の溶接点に形成されている穴を
検出し、検出信号を発信する。第2特異点検出手段であ
る第2溶接点検出器24(以後、第2WPDと称する)
は、トリマ装置11の入側に近接して設けられる穴検出
器であり、その構成は第1WPD23と全く同一であ
る。なお、穴検出器に代わって溶接部自体を直接渦流式
センサによって検出してもよい。
【0020】移動距離検出手段である移動距離検出器2
5は、パルス発生器29とパルスカウンタ30とを含ん
で構成される。パルス発生器29は、第1ブライドルロ
ール4に取付けられており、発生パルス数はパルスカウ
ンタ30によってカウントされる。第1ブライドルロー
ル4は、前述のように乾燥状態で鋼帯3と接触し、すべ
りの発生が生じないので、第1ブライドルロール4の回
転速度と鋼帯3の走行速度とは一致する。したがって、
移動距離検出器25は鋼帯3の溶接点の移動距離を前記
第1WPD23の設置位置を起点として正確に計測する
ことができる。演算手段である演算器26は、第1板厚
計7および第2板厚計8の出力に応答し、鋼帯3の圧延
前の板厚t0と圧延後の板厚t1との板厚比α(=t0
/t1)を算出する。なお板厚比に代わって、板厚比に
相当する比率である圧延後の板速度と圧延前の板速度と
の速度比を算出してもよい。
5は、パルス発生器29とパルスカウンタ30とを含ん
で構成される。パルス発生器29は、第1ブライドルロ
ール4に取付けられており、発生パルス数はパルスカウ
ンタ30によってカウントされる。第1ブライドルロー
ル4は、前述のように乾燥状態で鋼帯3と接触し、すべ
りの発生が生じないので、第1ブライドルロール4の回
転速度と鋼帯3の走行速度とは一致する。したがって、
移動距離検出器25は鋼帯3の溶接点の移動距離を前記
第1WPD23の設置位置を起点として正確に計測する
ことができる。演算手段である演算器26は、第1板厚
計7および第2板厚計8の出力に応答し、鋼帯3の圧延
前の板厚t0と圧延後の板厚t1との板厚比α(=t0
/t1)を算出する。なお板厚比に代わって、板厚比に
相当する比率である圧延後の板速度と圧延前の板速度と
の速度比を算出してもよい。
【0021】トラッキング手段27は、コンピュータに
よって実現され、メモリ31と、実績収集処理回路33
と、トラッキング処理回路34と、学習処理回路35と
を含んで構成される。メモリ31は、データの格納手段
であり、メモリ31には鋼帯3の板厚、板幅および比重
(鋼種)と、酸洗槽16における前記カテナリ量の設定
値との対応関係が図3に示すように学習テーブルとして
格納されている。前記カテナリ量は、鋼帯3の自重が増
大するほど大きくなるので、図3に示す学習テーブルで
は板厚および板幅が大きくなるにつれてカテナリ量が大
きくなるように設定されている。したがって、板厚3.
0mm,板幅1000mmのカテナリ量の設定値a(m
m)は板厚3.2mm,板幅1000mmのカテナリ量
の設定値b(mm)よりも小さい。この対応関係は、鋼
種毎に予め定められる。
よって実現され、メモリ31と、実績収集処理回路33
と、トラッキング処理回路34と、学習処理回路35と
を含んで構成される。メモリ31は、データの格納手段
であり、メモリ31には鋼帯3の板厚、板幅および比重
(鋼種)と、酸洗槽16における前記カテナリ量の設定
値との対応関係が図3に示すように学習テーブルとして
格納されている。前記カテナリ量は、鋼帯3の自重が増
大するほど大きくなるので、図3に示す学習テーブルで
は板厚および板幅が大きくなるにつれてカテナリ量が大
きくなるように設定されている。したがって、板厚3.
0mm,板幅1000mmのカテナリ量の設定値a(m
m)は板厚3.2mm,板幅1000mmのカテナリ量
の設定値b(mm)よりも小さい。この対応関係は、鋼
種毎に予め定められる。
【0022】実績収集処理回路33は、上位コンピュー
タである操業命令送信装置36からの命令に応答し、指
令された通板すべき鋼帯3の板厚、板幅および鋼種に対
応するカテナリ量の設定値を前記学習テーブルから取出
す。さらに実績収集処理回路33は、前記移動距離検出
器25および演算器26の出力を収集する。
タである操業命令送信装置36からの命令に応答し、指
令された通板すべき鋼帯3の板厚、板幅および鋼種に対
応するカテナリ量の設定値を前記学習テーブルから取出
す。さらに実績収集処理回路33は、前記移動距離検出
器25および演算器26の出力を収集する。
【0023】トラッキング処理回路34は、走行する鋼
帯3の溶接点の移動距離に基づいて、溶接点が所定位置
に到達したか否かを判定し、溶接点が所定位置に到達し
たと判断されるときには到達信号を所定位置に対応する
所定の装置に発信する処理回路である。前記所定位置
は、圧延機9よりも下流側の1または複数箇所の位置に
予め定められる。所定位置としては、トリマ装置11、
切断機および巻取装置などの連続酸洗設備を構成する各
装置の設置位置が選ばれるほか、各装置の制御開始位置
などが選ばれる。本実施の形態では、所定位置としてト
リマ装置11の設置位置と、トリマ装置11の制御開始
位置37が選ばれ、所定位置に対応する所定の装置とし
てトリマ制御装置20が選ばれる。溶接点の所定位置へ
の到達判定は、溶接点が第1WPD23の設置位置を通
過してから所定位置に到達するまでの所要移動距離を演
算によって求め、移動距離検出器25の測定値である実
績移動距離が前記求めた所要移動距離に一致するか否か
を判断することによって行われる。
帯3の溶接点の移動距離に基づいて、溶接点が所定位置
に到達したか否かを判定し、溶接点が所定位置に到達し
たと判断されるときには到達信号を所定位置に対応する
所定の装置に発信する処理回路である。前記所定位置
は、圧延機9よりも下流側の1または複数箇所の位置に
予め定められる。所定位置としては、トリマ装置11、
切断機および巻取装置などの連続酸洗設備を構成する各
装置の設置位置が選ばれるほか、各装置の制御開始位置
などが選ばれる。本実施の形態では、所定位置としてト
リマ装置11の設置位置と、トリマ装置11の制御開始
位置37が選ばれ、所定位置に対応する所定の装置とし
てトリマ制御装置20が選ばれる。溶接点の所定位置へ
の到達判定は、溶接点が第1WPD23の設置位置を通
過してから所定位置に到達するまでの所要移動距離を演
算によって求め、移動距離検出器25の測定値である実
績移動距離が前記求めた所要移動距離に一致するか否か
を判断することによって行われる。
【0024】溶接点が第1WPD23を通過してからト
リマ装置11に到達するまでの所要移動距離Ltr(m
m)は(2)式によって算出される。 Ltr = Lti+{(Ltj+Lct)/α} …(2) ここで、Lti:第1WPC23から圧延機9までの設
備距離(mm) Ltj:圧延機9からトリマ装置11までの設備距離
(mm) Lct:カテナリ量
リマ装置11に到達するまでの所要移動距離Ltr(m
m)は(2)式によって算出される。 Ltr = Lti+{(Ltj+Lct)/α} …(2) ここで、Lti:第1WPC23から圧延機9までの設
備距離(mm) Ltj:圧延機9からトリマ装置11までの設備距離
(mm) Lct:カテナリ量
【0025】(2)式の右辺第2項において圧延後の溶
接点の所要移動距離である(Ltj+Lct)を板厚比
αで除算しているのは、圧延後の溶接点の所要移動距離
を圧延前の溶接点の所要移動距離に換算するためであ
る。このように、圧延後の溶接点の所要移動距離が圧延
前の溶接点の所要移動距離に換算されるのは、移動距離
検出器25が圧延機9の入側に設けられているからであ
る。さらに本実施の形態では、移動距離がパルス発生器
29とパルスカウンタ30とによって計測されるので、
移動距離はパルスカウンタ30のカウント値に換算する
ことができる。
接点の所要移動距離である(Ltj+Lct)を板厚比
αで除算しているのは、圧延後の溶接点の所要移動距離
を圧延前の溶接点の所要移動距離に換算するためであ
る。このように、圧延後の溶接点の所要移動距離が圧延
前の溶接点の所要移動距離に換算されるのは、移動距離
検出器25が圧延機9の入側に設けられているからであ
る。さらに本実施の形態では、移動距離がパルス発生器
29とパルスカウンタ30とによって計測されるので、
移動距離はパルスカウンタ30のカウント値に換算する
ことができる。
【0026】溶接点が第1WPD23を通過してからト
リマ装置11に到達するまでの所要パルス積算値Ptr
(パルス)は、第1WPD23におけるPtrを零とす
ると(3)式によって表される。 Ptr = Ltr/Rbr …(3) ここで、Rbr:第1ブライドルロール4のパルスレー
ト(mm/パルス)
リマ装置11に到達するまでの所要パルス積算値Ptr
(パルス)は、第1WPD23におけるPtrを零とす
ると(3)式によって表される。 Ptr = Ltr/Rbr …(3) ここで、Rbr:第1ブライドルロール4のパルスレー
ト(mm/パルス)
【0027】これによって、溶接点が第1WPD23を
通過してからトリマ装置11に到達するまでの所要移動
距離Ltrは、所要パルス積算値Ptrに換算されるの
で、溶接点の移動距離の測定値(実績移動距離)を表す
パルスカウンタ30のカウント値PpiがPtrに達し
たとき、溶接点がトリマ装置11に到達したと判定され
る。
通過してからトリマ装置11に到達するまでの所要移動
距離Ltrは、所要パルス積算値Ptrに換算されるの
で、溶接点の移動距離の測定値(実績移動距離)を表す
パルスカウンタ30のカウント値PpiがPtrに達し
たとき、溶接点がトリマ装置11に到達したと判定され
る。
【0028】溶接点が第1WPD23を通過してからト
リマ装置11の制御開始位置37に到達するまでの所要
移動距離は、同様に所要パルス積算値Ptc(パルス)
に換算される。所要パルス積算値Ptcは(4),
(5)式によって算出される。 Ptn = Ntr/Rbr/α …(4) ここでPtn:溶接点が制御開始位置37を通過してか
らトリマ装置11に到達するまでの所要パルス積算値
(パルス) Ntr:制御開始位置37からトリマ装置11までの距
離(mm) Ptc = Ptr−Ptn …(5)
リマ装置11の制御開始位置37に到達するまでの所要
移動距離は、同様に所要パルス積算値Ptc(パルス)
に換算される。所要パルス積算値Ptcは(4),
(5)式によって算出される。 Ptn = Ntr/Rbr/α …(4) ここでPtn:溶接点が制御開始位置37を通過してか
らトリマ装置11に到達するまでの所要パルス積算値
(パルス) Ntr:制御開始位置37からトリマ装置11までの距
離(mm) Ptc = Ptr−Ptn …(5)
【0029】これによって、パルスカウンタ30のカウ
ント値PpiがPtcに達したとき、溶接点が制御開始
位置37に到達したと判定される。またこのようにして
溶接点が制御開始位置37およびトリマ装置11に到達
したと判断されると、トラッキング処理回路34は到達
信号をトリマ制御装置20に送信する。
ント値PpiがPtcに達したとき、溶接点が制御開始
位置37に到達したと判定される。またこのようにして
溶接点が制御開始位置37およびトリマ装置11に到達
したと判断されると、トラッキング処理回路34は到達
信号をトリマ制御装置20に送信する。
【0030】学習処理回路35は、前記カテナリ量の設
定値と実績値との偏差を求め、前記求めた偏差を前記カ
テナリ量の設定値に加算して前記カテナリ量の補正値を
求め、前記求めた補正値に基づいて前記学習テーブルの
対応するカテナリ量の設定値を更新する処理回路であ
る。前記偏差は、溶接点が第1WPD23を通過してか
ら第2WPD24に到達するまでの所要移動距離と、溶
接点が第2WPD24に到達したときの実績移動距離と
の差を算出することによって求められる。前記偏差がこ
のようにして求められるのは、前記所要移動距離には前
記カテナリ量の設定値が含まれており、前記実績移動距
離には前記カテナリ量の実績値が含まれており、さらに
カテナリ量にかかわる酸洗槽16以外の部分は両者とも
同一で距離に差がないからである。なお、第1WPD2
3から圧延機9までの距離は所要移動距離を算出する場
合も実績移動距離を算出する場合も同一であるので、前
記偏差の算出においては除外することができる。したが
って、前記偏差の算出は溶接点が圧延機9を通過してか
ら第2WPD24に到達するまでの距離を対象として行
われる。
定値と実績値との偏差を求め、前記求めた偏差を前記カ
テナリ量の設定値に加算して前記カテナリ量の補正値を
求め、前記求めた補正値に基づいて前記学習テーブルの
対応するカテナリ量の設定値を更新する処理回路であ
る。前記偏差は、溶接点が第1WPD23を通過してか
ら第2WPD24に到達するまでの所要移動距離と、溶
接点が第2WPD24に到達したときの実績移動距離と
の差を算出することによって求められる。前記偏差がこ
のようにして求められるのは、前記所要移動距離には前
記カテナリ量の設定値が含まれており、前記実績移動距
離には前記カテナリ量の実績値が含まれており、さらに
カテナリ量にかかわる酸洗槽16以外の部分は両者とも
同一で距離に差がないからである。なお、第1WPD2
3から圧延機9までの距離は所要移動距離を算出する場
合も実績移動距離を算出する場合も同一であるので、前
記偏差の算出においては除外することができる。したが
って、前記偏差の算出は溶接点が圧延機9を通過してか
ら第2WPD24に到達するまでの距離を対象として行
われる。
【0031】溶接点が圧延機9を通過してから第2WP
D24に到達するまでの実績移動距離Lcr(mm)は
6式によって算出される。 Lcr = (Pct・Rbr−Lti)×αav …(6) ここで、Pct:溶接点が第2WPD24に到達したと
きのパルスカウンタ30のパルス積算値(パルス) αav:溶接点が第1WPD23を通過してから第2W
PD24に到達するまでの板厚比αの平均値
D24に到達するまでの実績移動距離Lcr(mm)は
6式によって算出される。 Lcr = (Pct・Rbr−Lti)×αav …(6) ここで、Pct:溶接点が第2WPD24に到達したと
きのパルスカウンタ30のパルス積算値(パルス) αav:溶接点が第1WPD23を通過してから第2W
PD24に到達するまでの板厚比αの平均値
【0032】溶接点が圧延機9を通過して第2WPD2
4に到達するまでの所要移動距離Lxx(mm)は7式
によって算出される。 Lxx = Ltk+Lct …(7) ここで、Ltk:圧延機9から第2WPD24までの設
備距離(mm)
4に到達するまでの所要移動距離Lxx(mm)は7式
によって算出される。 Lxx = Ltk+Lct …(7) ここで、Ltk:圧延機9から第2WPD24までの設
備距離(mm)
【0033】前記カテナリ量の設定値と実績値との偏差
Llnは、(8)式によって算出される。 Lln = Lxx−Lcr …(8)
Llnは、(8)式によって算出される。 Lln = Lxx−Lcr …(8)
【0034】ただし、前記偏差Llnは下記(9)式を
満足する場合に限って、カテナリ量の補正値の算出に採
用される。これは、第1WPD23および第2WPD2
4の誤検出などによるカテナリ量の補正値の誤差が前記
学習テーブルに反映されるのを防止するためである。 Llnmin ≦ Lln ≦ Llnmax …(9) ここで、Llnmin:偏差の下限値 Llnmax:偏差の上限値
満足する場合に限って、カテナリ量の補正値の算出に採
用される。これは、第1WPD23および第2WPD2
4の誤検出などによるカテナリ量の補正値の誤差が前記
学習テーブルに反映されるのを防止するためである。 Llnmin ≦ Lln ≦ Llnmax …(9) ここで、Llnmin:偏差の下限値 Llnmax:偏差の上限値
【0035】カテナリ量の補正値であるカテナリ学習値
Lctnewは(10)式によって算出される。 Lctnew=Lct+Lln …(10)
Lctnewは(10)式によって算出される。 Lctnew=Lct+Lln …(10)
【0036】前記トラッキング処理回路34および学習
処理回路35の演算周期は、周期タイマ38によって設
定される。演算周期は、たとえば50msecである。
処理回路35の演算周期は、周期タイマ38によって設
定される。演算周期は、たとえば50msecである。
【0037】このように本実施の形態の連続酸洗設備に
は、酸洗装置10の入側に圧延機9が設けられているの
で、圧延によって酸化スケールにクラックが形成された
状態で酸洗を行うことができ、酸洗効率を大幅に向上す
ることができる。またトラッキング処理回路34と学習
処理回路35とを有するトラッキング装置13が設けら
れているので、高精度なトラッキング処理を行うことが
できる。
は、酸洗装置10の入側に圧延機9が設けられているの
で、圧延によって酸化スケールにクラックが形成された
状態で酸洗を行うことができ、酸洗効率を大幅に向上す
ることができる。またトラッキング処理回路34と学習
処理回路35とを有するトラッキング装置13が設けら
れているので、高精度なトラッキング処理を行うことが
できる。
【0038】図4は、図1に示すトラッキング装置のト
ラッキング処理回路の動作を説明するためのフローチャ
ートである。ステップs1では動作が開始され、ステッ
プs2では、操業命令が指令される。操業命令は操業命
令送信装置36によって指令され、通板すべき鋼帯3の
板厚、板幅および鋼種が実績収集処理回路33に送られ
る。ステップs3では、溶接点が第1WPD23を通過
し、第1WPD23から通過信号が送信される。ステッ
プs4では、通板すべき鋼帯3の板厚、板幅および鋼種
に対応するカテナリ量の設定値Lctがメモリ31に格
納されている学習テーブルから取出される。またパルス
発生器29のパルスカウンタ30のカウント値Ppiは
零にされ、引続きカウントが開始される。ステップs5
では、板厚比αが演算される。板厚比αの演算は、溶接
点が圧延機9を通過した後に第1および第2板厚計7,
8の出力に基づいて行われる。
ラッキング処理回路の動作を説明するためのフローチャ
ートである。ステップs1では動作が開始され、ステッ
プs2では、操業命令が指令される。操業命令は操業命
令送信装置36によって指令され、通板すべき鋼帯3の
板厚、板幅および鋼種が実績収集処理回路33に送られ
る。ステップs3では、溶接点が第1WPD23を通過
し、第1WPD23から通過信号が送信される。ステッ
プs4では、通板すべき鋼帯3の板厚、板幅および鋼種
に対応するカテナリ量の設定値Lctがメモリ31に格
納されている学習テーブルから取出される。またパルス
発生器29のパルスカウンタ30のカウント値Ppiは
零にされ、引続きカウントが開始される。ステップs5
では、板厚比αが演算される。板厚比αの演算は、溶接
点が圧延機9を通過した後に第1および第2板厚計7,
8の出力に基づいて行われる。
【0039】ステップs6では、所要パルス積算値Pt
r,Ptcが前記(2)〜(5)式に基づいて算出され
る。所要パルス積算値Ptr,Ptcは、溶接点が第1
WPD23を通過してからトリマ装置11およびその制
御開始位置37に到達するまでの所要移動距離をそれぞ
れ表す。ステップs7では、パルスカウンタ30のカウ
ント値Ppiが所要パルス積算値Ptcに達しているか
否かが判断される。この判断が肯定であれば、ステップ
s8に進み、否定であれば前記判断が肯定になるまで待
機する。ステップs8では、溶接点がトリマ装置11の
制御開始位置37に到達したことを表す信号がトリマ制
御装置20に発信される。トリマ制御装置20は、トリ
ミング幅を変更する場合にはこのタイミングでトリマ装
置11の回転速度および鋼帯3の走行速度を減速させ
る。
r,Ptcが前記(2)〜(5)式に基づいて算出され
る。所要パルス積算値Ptr,Ptcは、溶接点が第1
WPD23を通過してからトリマ装置11およびその制
御開始位置37に到達するまでの所要移動距離をそれぞ
れ表す。ステップs7では、パルスカウンタ30のカウ
ント値Ppiが所要パルス積算値Ptcに達しているか
否かが判断される。この判断が肯定であれば、ステップ
s8に進み、否定であれば前記判断が肯定になるまで待
機する。ステップs8では、溶接点がトリマ装置11の
制御開始位置37に到達したことを表す信号がトリマ制
御装置20に発信される。トリマ制御装置20は、トリ
ミング幅を変更する場合にはこのタイミングでトリマ装
置11の回転速度および鋼帯3の走行速度を減速させ
る。
【0040】ステップs9では、パルスカウンタ30の
カウント値Ppiが所要パルス積算値Ptrに達してい
るか否かが判断される。この判断が肯定であればステッ
プs10に進み、否定であれば前記判断が肯定になるま
で待機する。ステップs10では、溶接点がトリマ装置
11に到達したことを表す信号がトリマ制御装置20に
発信される。トリマ制御装置20は、トリミング幅を変
更する場合にはこのタイミングでトリマ装置11および
鋼帯3を停止させ、トリミング幅設定を後行材設定に変
更させる。また刃物交換時期に達していれば刃物交換を
行う。なおトリミング幅を変更しない場合には、前記減
速および停止は共に行われない。ステップs11では、
前記一連の動作が終了する。
カウント値Ppiが所要パルス積算値Ptrに達してい
るか否かが判断される。この判断が肯定であればステッ
プs10に進み、否定であれば前記判断が肯定になるま
で待機する。ステップs10では、溶接点がトリマ装置
11に到達したことを表す信号がトリマ制御装置20に
発信される。トリマ制御装置20は、トリミング幅を変
更する場合にはこのタイミングでトリマ装置11および
鋼帯3を停止させ、トリミング幅設定を後行材設定に変
更させる。また刃物交換時期に達していれば刃物交換を
行う。なおトリミング幅を変更しない場合には、前記減
速および停止は共に行われない。ステップs11では、
前記一連の動作が終了する。
【0041】このように、溶接点の所要移動距離が板厚
比およびカテナリ設定値に基づいて求められ、実績移動
距離が前記所要移動距離に一致すると到達信号が発信さ
れるので、溶接点のトラッキング処理を精度よく行うこ
とができる。したがって、トリマ装置11のように高精
度なトラッキング処理が必要な装置に対して、鋼帯3の
仕様に拘わらず常に適正な制御開始タイミングを与える
ことができる。
比およびカテナリ設定値に基づいて求められ、実績移動
距離が前記所要移動距離に一致すると到達信号が発信さ
れるので、溶接点のトラッキング処理を精度よく行うこ
とができる。したがって、トリマ装置11のように高精
度なトラッキング処理が必要な装置に対して、鋼帯3の
仕様に拘わらず常に適正な制御開始タイミングを与える
ことができる。
【0042】図5は、図1に示すトラッキング装置の学
習処理回路の動作を説明するためのフローチャートであ
る。ステップc1からステップc4では、前記図4に示
すステップs1からステップs4と全く同一の処理が行
われるので、説明を省略する。ステップc5では、溶接
点が第2WPD24に到達しているか否かが判断され
る。前記判断が肯定であればステップc6に進み、否定
であれば前記判断が肯定になるまで待機する。ステップ
c6では、溶接点が第2WPD24に到達したときのパ
ルス積算値Pctが測定される。ステップc7では、板
厚比の平均値αavが算出される。αavは溶接点が第
1WPD23を通過してから第2WPD24に到達する
間の板厚比を平均することによって算出される。
習処理回路の動作を説明するためのフローチャートであ
る。ステップc1からステップc4では、前記図4に示
すステップs1からステップs4と全く同一の処理が行
われるので、説明を省略する。ステップc5では、溶接
点が第2WPD24に到達しているか否かが判断され
る。前記判断が肯定であればステップc6に進み、否定
であれば前記判断が肯定になるまで待機する。ステップ
c6では、溶接点が第2WPD24に到達したときのパ
ルス積算値Pctが測定される。ステップc7では、板
厚比の平均値αavが算出される。αavは溶接点が第
1WPD23を通過してから第2WPD24に到達する
間の板厚比を平均することによって算出される。
【0043】ステップc8では、溶接点が圧延機9を通
過してから第2WPD24に到達するまでの実績移動距
離Lcrが(6)式に基づいて算出される。ステップc
9では、溶接点が圧延機9を通過してから第2WPD2
4に到達するまでの所要移動距離Lxxが(7)式に基
づいて算出される。ステップc10では、カテナリ量の
設定値と実績値の偏差Llnが(8)式に基づいて算出
される。ステップc11では、前記求めた偏差Llnが
予め定める偏差の範囲内、すなわち偏差の上限値Lln
max以下で、かつ偏差の下限値Llnmin以上であ
るか否かが判断される。この判断が肯定であれば、ステ
ップc12に進み、否定であればステップc14に進
む。すなわち、前記判断が肯定であれば偏差Llnは採
用され、前記判断が否定であれば偏差Llnは異常値で
あるとみなされて排除される。ステップc12では、カ
テナリ学習値Lctnewが(10)式に基づいて算出
される。ステップc13では、学習テーブルのカテナリ
量の設定値の更新が行われ、前記算出したカテナリ学習
値Lctnewが学習テーブルの該当エリアに格納され
る。ステップc14では、前記一連の動作が終了する。
過してから第2WPD24に到達するまでの実績移動距
離Lcrが(6)式に基づいて算出される。ステップc
9では、溶接点が圧延機9を通過してから第2WPD2
4に到達するまでの所要移動距離Lxxが(7)式に基
づいて算出される。ステップc10では、カテナリ量の
設定値と実績値の偏差Llnが(8)式に基づいて算出
される。ステップc11では、前記求めた偏差Llnが
予め定める偏差の範囲内、すなわち偏差の上限値Lln
max以下で、かつ偏差の下限値Llnmin以上であ
るか否かが判断される。この判断が肯定であれば、ステ
ップc12に進み、否定であればステップc14に進
む。すなわち、前記判断が肯定であれば偏差Llnは採
用され、前記判断が否定であれば偏差Llnは異常値で
あるとみなされて排除される。ステップc12では、カ
テナリ学習値Lctnewが(10)式に基づいて算出
される。ステップc13では、学習テーブルのカテナリ
量の設定値の更新が行われ、前記算出したカテナリ学習
値Lctnewが学習テーブルの該当エリアに格納され
る。ステップc14では、前記一連の動作が終了する。
【0044】このように、カテナリ量の設定値と実績値
との偏差に基づいてカテナリ学習値が求められ、前記求
めたカテナリ学習値に基づいて学習テーブルのカテナリ
量の設定値の更新が行われるので、鋼帯3の仕様が変化
しても、操業中に常時適正なカテナリ量が設定される。
またこれによって、操業中に自動的にトラッキング精度
が調整されるので、高精度なトラッキング処理を維持す
ることができる。
との偏差に基づいてカテナリ学習値が求められ、前記求
めたカテナリ学習値に基づいて学習テーブルのカテナリ
量の設定値の更新が行われるので、鋼帯3の仕様が変化
しても、操業中に常時適正なカテナリ量が設定される。
またこれによって、操業中に自動的にトラッキング精度
が調整されるので、高精度なトラッキング処理を維持す
ることができる。
【0045】なお、このようなトラッキング処理回路3
4および学習処理回路35の動作は、トリマ装置11ば
かりでなく、切断機および巻取装置に対しても同様に適
用できる。
4および学習処理回路35の動作は、トリマ装置11ば
かりでなく、切断機および巻取装置に対しても同様に適
用できる。
【0046】以上述べたように、本実施の形態では鋼帯
3の溶接点の移動距離に基づいて鋼帯3の溶接点のトラ
ッキング処理が行われるので、直接溶接点を検出する検
出器は第1WPD23および第2WPD24の2個でよ
く、溶接点検出器の設置個数を従来に比べて大幅に低減
することができる。
3の溶接点の移動距離に基づいて鋼帯3の溶接点のトラ
ッキング処理が行われるので、直接溶接点を検出する検
出器は第1WPD23および第2WPD24の2個でよ
く、溶接点検出器の設置個数を従来に比べて大幅に低減
することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、演算によ
って金属帯の特異点のトラッキング処理が行われるの
で、特異点検出手段の設置個数を従来よりも大幅に低減
することができる。したがって、設備費を大幅に低減す
ることができ、特異点検出手段に起因する不具合の発生
率を大幅に低減することができる。また、トラッキング
精度を低下させる要因である圧延による板長の増加と酸
洗槽における金属帯の垂下による板長の増加とを考慮し
てトラッキング処理が行われるので、トラッキング精度
が向上する。
って金属帯の特異点のトラッキング処理が行われるの
で、特異点検出手段の設置個数を従来よりも大幅に低減
することができる。したがって、設備費を大幅に低減す
ることができ、特異点検出手段に起因する不具合の発生
率を大幅に低減することができる。また、トラッキング
精度を低下させる要因である圧延による板長の増加と酸
洗槽における金属帯の垂下による板長の増加とを考慮し
てトラッキング処理が行われるので、トラッキング精度
が向上する。
【0048】また本発明によれば、金属帯の特異点のト
ラッキング処理を精度よく行うことができるので、金属
帯の寸法、材質に拘わらず、各種装置に常に適正な制御
タイミングを与えることができる。したがって製品歩留
りが向上する。また操業実績を適正に反映した前記板長
増加量の補正値が求められ、メモリの内容が前記求めた
補正値に更新されるので、金属帯の寸法、材質が変化し
ても、操業中に常時適正な前記板長増加量が設定され
る。したがって、高精度なトラッキング処理を維持する
ことができる。また作業者の介入も低減され省力化が可
能となる。
ラッキング処理を精度よく行うことができるので、金属
帯の寸法、材質に拘わらず、各種装置に常に適正な制御
タイミングを与えることができる。したがって製品歩留
りが向上する。また操業実績を適正に反映した前記板長
増加量の補正値が求められ、メモリの内容が前記求めた
補正値に更新されるので、金属帯の寸法、材質が変化し
ても、操業中に常時適正な前記板長増加量が設定され
る。したがって、高精度なトラッキング処理を維持する
ことができる。また作業者の介入も低減され省力化が可
能となる。
【0049】また本発明によれば、酸洗装置の入側に圧
延機が設けられているので、酸化スケールにクラックが
発生し、酸洗効率を大幅に向上することができる。また
トラッキング処理回路と学習処理回路とが設けられてい
るので、金属帯の特異点のトラッキング処理を高精度に
行うことができる。
延機が設けられているので、酸化スケールにクラックが
発生し、酸洗効率を大幅に向上することができる。また
トラッキング処理回路と学習処理回路とが設けられてい
るので、金属帯の特異点のトラッキング処理を高精度に
行うことができる。
【図1】本発明の実施の一形態である連続酸洗設備およ
びそれに設けられる金属帯の特異点のトラッキング装置
の構成を簡略化して示すブロック図である。
びそれに設けられる金属帯の特異点のトラッキング装置
の構成を簡略化して示すブロック図である。
【図2】図1に示す酸洗装置の構成を簡略化して示す断
面図である。
面図である。
【図3】学習テーブルの内容を示す模式図である。
【図4】図1に示すトラッキング装置のトラッキング処
理回路の動作を説明するためのフローチャートである。
理回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1に示すトラッキング装置の学習処理回路の
動作を説明するためのフローチャートである。
動作を説明するためのフローチャートである。
1 連続酸洗設備 3 熱間圧延鋼帯 4 第1ブライドルロール 9 圧延機 10 酸洗装置 11 トリマ装置 13 トラッキング装置 16 酸洗槽 20 トリマ制御装置 23 第1溶接点検出器 24 第2溶接点検出器 25 移動距離検出器 26 演算器 29 パルス発生器 30 パルスカウンタ 31 メモリ 33 実績収集処理回路 34 トラッキング処理回路 35 学習処理回路 36 操業命令送信装置 37 制御開始位置 38 周期タイマ
Claims (3)
- 【請求項1】 圧延機を酸洗装置の入側に備える連続酸
洗設備に設けられ、走行する金属帯の特異点が所定位置
に到達すると到達信号を連続酸洗設備の所定の装置に送
信するトラッキング装置において、 圧延機の入側に設けられ、走行する金属帯の特異点を検
出する第1特異点検出手段と、 酸洗槽と、金属帯の走行方向に間隔をあけて配置される
支持ロールとを有する酸洗装置の出側に設けられ、走行
する金属帯の特異点を検出する第2特異点検出手段と、 圧延機の入側に設けられ、金属帯の特異点の移動距離を
前記第1特異点検出手段の設置位置を起点として計測す
る移動距離検出手段と、 金属帯の圧延前の板厚と圧延後の板厚との板厚比または
板厚比に相当する比率を求める演算手段と、 酸洗槽における金属帯の垂下による板長増加量を予め設
定し、移動距離検出手段の出力、演算手段の出力および
前記板長増加量の設定値に基づいて、金属帯の特異点が
圧延機よりも金属帯の走行方向下流側の所定位置に到達
したか否かを判定し、金属帯の特異点が所定位置に到達
すると到達信号を連続酸洗設備の所定の装置に送信し、
第2特異点検出手段の出力、移動距離検出手段の出力、
演算手段の出力および前記板長増加量の設定値に基づい
て、前記板長増加量の設定値を補正して更新するトラッ
キング手段とを含んで構成されることを特徴とする連続
酸洗設備における金属帯の特異点のトラッキング装置。 - 【請求項2】 前記トラッキング手段は、 金属帯の板厚、板幅および比重と、前記板長増加量の設
定値との予め定める対応関係を格納するメモリと、 通板すべき金属帯の板厚、板幅および比重に対応する前
記板長増加量の設定値を前記メモリに格納されている対
応関係に基づいて求め、前記移動距離検出手段および演
算手段の出力を収集する実績収集処理回路と、 金属帯の特異点が第1特異点検出手段を通過してから、
前記第2特異点検出手段の設置位置を含む圧延機出側の
1または複数箇所の所定位置に到達するまでの所要移動
距離を、前記求めた板厚比または板厚比に相当する比率
と、前記板長増加量の設定値とに基づいてそれぞれ求
め、前記移動距離検出手段の測定値が前記求めた所要移
動距離に一致すると、金属帯の特異点が所定位置に到達
したことを表す信号を、連続酸洗設備の所定の装置に発
信するトラッキング処理回路と、 第1特異点検出手段から第2特異点検出手段までの前記
求めた所要移動距離と、金属帯の特異点が第2特異点検
出手段に到達したときの移動距離検出手段の測定値との
偏差を求め、前記板長増加量の設定値に前記求めた偏差
を加算して前記板長増加量の補正値を求め、前記求めた
補正値に基づいて前記メモリに格納されている前記板長
増加量の設定値を更新する学習処理回路とを含むことを
特徴とする請求項1記載の連続酸洗設備における金属帯
の特異点のトラッキング装置。 - 【請求項3】 酸洗槽と、走行する金属帯の走行方向に
間隔をあけて配置される支持ロールとを有し、金属帯の
酸化スケールを除去する酸洗装置と、酸洗装置の入側に
設けられ、金属帯を圧延する圧延機と、 圧延機の入側に設けられ、走行する金属帯の特異点を検
出する第1特異点検出手段と、 酸洗装置の出側に設けられ、走行する金属帯の特異点を
検出する第2特異点検出手段と、 圧延機の入側に設けられ、金属帯の特異点の移動距離を
前記第1特異点検出手段の設置位置を起点として計測す
る移動距離検出手段と、 金属帯の圧延前の板厚を検出する第1板厚検出手段と、 金属帯の圧延後の板厚を検出する第2板厚検出手段と、 第1および第2板厚検出手段の出力に応答し、金属帯の
圧延前の板厚と圧延後の板厚との板厚比または板厚比に
相当する比率を求める演算手段と、 酸洗槽における金属帯の垂下による板長増加量を予め設
定し、移動距離検出手段の出力、演算手段の出力および
前記板長増加量の設定値に基づいて、金属帯の特異点が
圧延機よりも金属帯の走行方向下流側の所定位置に到達
したか否かを判定し、金属帯の特異点が所定位置に到達
すると到達信号を連続酸洗設備の所定の装置に送信し、
第2特異点検出手段の出力、移動距離検出手段の出力、
演算手段の出力および前記板長増加量の設定値に基づい
て、前記板長増加量の設定値を補正して更新するトラッ
キング手段とを含んで構成されることを特徴とする連続
酸洗設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9266884A JPH11106973A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 連続酸洗設備における金属帯の特異点のトラッキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9266884A JPH11106973A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 連続酸洗設備における金属帯の特異点のトラッキング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11106973A true JPH11106973A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17437004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9266884A Withdrawn JPH11106973A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 連続酸洗設備における金属帯の特異点のトラッキング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11106973A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100467717B1 (ko) * | 2000-12-08 | 2005-01-24 | 주식회사 포스코 | 스트립 용접부 표면형상 개선장치 |
| JP2007245215A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 冷間連続圧延設備 |
| JP2008238262A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Jfe Steel Kk | 異厚鋼板の圧延成形方法 |
| JP2017070953A (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 圧延機のスリップ防止装置 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP9266884A patent/JPH11106973A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100467717B1 (ko) * | 2000-12-08 | 2005-01-24 | 주식회사 포스코 | 스트립 용접부 표면형상 개선장치 |
| JP2007245215A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 冷間連続圧延設備 |
| WO2007108356A1 (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery, Inc. | 冷間連続圧延設備 |
| JP2008238262A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Jfe Steel Kk | 異厚鋼板の圧延成形方法 |
| JP2017070953A (ja) * | 2015-10-05 | 2017-04-13 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 圧延機のスリップ防止装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |