JPH11112338A - 周波数制御方式 - Google Patents

周波数制御方式

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JPH11112338A
JPH11112338A JP9266192A JP26619297A JPH11112338A JP H11112338 A JPH11112338 A JP H11112338A JP 9266192 A JP9266192 A JP 9266192A JP 26619297 A JP26619297 A JP 26619297A JP H11112338 A JPH11112338 A JP H11112338A
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JP9266192A
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English (en)
Inventor
Tadashi Toshitani
匡史 利谷
Kinya Inoue
欣也 井上
Hiroki Imura
浩己 井村
Hitoshi Koseki
斉 古関
Sadayuki Narisawa
貞之 成澤
Shuichi Ezaki
修一 江崎
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成が簡単で、引き込み速度も速く、し
かも異なる周波数比の入出力信号に対して柔軟に対処す
ることができる周波数制御方式を提供する。 【解決手段】 バッファ12は、外部から入力されるデ
ータDiを格納し、CPU13の制御のもと、データを
VCO16の出力に周波数同期させて出力する。CPU
13は、データDiに同期して入力される同期の基準と
なるタイミング信号SYNCが外部から入力されたタイ
ミングでバッファ12のデータ残量をチェックし、この
チェック時のデータ残量と目標値との差分を吸収するよ
うにVCO16の出力周波数を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部から入力さ
れるタイミング信号に同期した周波数出力を生成する周
波数制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力信号に同期した周波数出
力信号を生成する方式としてPLL(位相ロックルー
プ)回路が知られている。一般的なPLL回路は、入力
信号と出力信号(再生クロック信号等)とを位相比較す
る位相比較器と、その出力を平滑化するループフィルタ
と、その出力によって周波数が変化する再生クロックを
出力するVCO(電圧制御発振器)とを基本として構成
される。また、例えば1kHzの入力信号からこれに同
期する44.1kHzのサンプリングクロックを再生す
るような場合、44.1kHzの再生クロックの周波数
を1kHzまで低減させるための分周回路が位相比較器
へのフィードバック経路に必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
PLL回路の場合、全ての素子をハードウェアで構成し
なくてはならないため、特に分周段数が多いと素子数も
多くなり、回路構成が複雑になるという問題がある。ま
た、従来の回路は、引き込み時の応答性がループフィル
タの時定数に依存し、この時定数は容易に変更できない
ため、入力信号と出力周波数とが大きくかけ離れている
と、引き込みに時間がかかるという問題がある。更に、
従来の回路は回路素子が特定の入出力周波数比を想定し
て作り込まれているため、異なる周波数比の入出力信号
に柔軟に対処することができないという問題もある。
【0004】この発明は、このような問題点に鑑みなさ
れたもので、回路構成が簡単で、引き込み速度も速く、
しかも異なる周波数比の入出力信号に対して柔軟に対処
することができる周波数制御方式を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る周波数制
御方式は、制御入力に基づいて出力周波数を変化させる
可変周波数発振器と、この可変周波数発振器の出力によ
って変化する監視量を、同期の基準となるタイミング信
号が外部から入力されたタイミングでチェックすると共
に、このチェック時の監視量と予め定めた目標値との差
分を求め、この差分を吸収するように前記可変周波数発
振器の出力周波数を制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】この発明では、可変周波数発振器の出力に
よって監視量を変化させながら、同期の基準となるタイ
ミング信号が外部から入力されるタイミングで制御手段
に例えば割り込みをかけて、この監視量をチェックす
る。そして、監視量と目標値との差分を求め、これを吸
収するように可変周波数発振器の発振周波数を制御す
る。従って、この発明によれば、監視量のチェック、監
視量と目標値との差分算出及び可変周波数発振器の制御
量算出は、全てソフトウェアによって実現することがで
き、必要とする素子数を大幅に削減することができる。
また、監視量と目標値との差分によって可変周波数発振
器の出力周波数のずれ量が正負の方向も含めて直接的に
求められるので、このずれ量を吸収すべく素早い周波数
引き込みが可能になる。更に、入出力信号の周波数比
は、外部からのタイミング信号の入力時における監視量
の目標値によって決定されるため、目標値を変更するこ
とで入出力周波数比も簡単に変更可能である。
【0007】外部からのタイミング信号と共に所定のデ
ータが入力される場合には、このデータを一時的に格納
するデータ格納手段を設け、このデータ格納手段のデー
タ残量を監視量として用いることができる。即ち、この
発明の一つの好適な周波数制御方式は、制御入力に基づ
いて出力周波数を変化させる可変周波数発振器と、外部
から入力されるデータを格納しこのデータを前記可変周
波数発振器の出力に基づいて出力するデータ格納手段
と、前記データに同期して入力される同期の基準となる
タイミング信号が外部から入力されたタイミングで前記
データ格納手段のデータ残量をチェックし、このチェッ
ク時のデータ残量と目標値との差分を吸収するように前
記可変周波数発振器の出力周波数を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、タイミング信号が入力
されたタイミングでデータ格納手段のデータ残量を監視
量としてチェックし、このデータ残量と目標値(目標残
量)との差分に基づいて可変周波数発振器の出力周波数
を制御するようにしているので、データがタイミング信
号の1周期の間にどのような形態で(例えばバースト状
に)入力されても、出力サンプリングレートが予め決ま
っていれば、タイミング信号の周期に基づいて目標残量
を決定することにより、タイミング信号に同期した一定
の出力サンプリングレートのデータ出力が簡単に得られ
る。
【0009】この場合、制御手段が、データ格納手段に
データが格納される毎にライトポインタを1つ進め、デ
ータ格納手段からデータが出力される毎にリードポイン
タを1つ進めるという制御を行うことにより、ライトポ
インタとリードポインタとの差分からデータ残量が求め
られる。
【0010】監視量としては、可変周波数発振器の出力
をカウントするカウント手段のカウント値を用いること
もできる。この場合、タイミング信号と共に入力される
データの有無に拘わらず、タイミング信号に同期した周
波数出力を得ることができる。
【0011】制御手段は、ソフトウェアによる動作を考
慮すると、監視量と目標値との差分に応じたパルス幅の
パルス幅制御信号に基づいて可変周波数発振器を制御す
るものであることが望ましい。また、制御手段は、監視
量と目標値との差分に基づいて可変周波数発振器の出力
周波数を線形に変化させる他に、非線形に変化させるよ
うにすることもできる。この場合、目標値からのずれ量
がある範囲を越えた場合に、最大の制御量を可変周波数
発振器に与えることで、引き込み時の応答速度を更に向
上させることができる。
【0012】また、この発明は、全ての処理をソフトウ
ェアによって実行することもできる。この場合、この発
明に係る媒体に記録された周波数制御プログラムは、制
御量に基づいて出力サンプリング信号の周波数を変化さ
せる出力周波数可変処理と、前記出力サンプリング信号
によって変化する監視量を、同期の基準となるタイミン
グ信号が外部から入力されたタイミングでチェックする
と共に、このチェック時の監視量と予め定めた目標値と
の差分を求め、この差分を吸収するように前記出力サン
プリング信号の出力周波数を制御する出力周波数制御処
理とを含む。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の好ましい実施の形態について説明する。図1は、この
発明の一実施例に係る周波数制御回路を適用したシステ
ムの構成例を示す図である。同期の基準となるタイミン
グを与えるコンピュータ1と、このコンピュータ1から
の出力に同期する同期対象機器2とは、例えばUSB
(Universal Serial Bus)等の信号ケーブル3を介して
接続されている。同期対象機器2としては、例えばコン
ピュータ1から出力される音楽データを受信して楽音を
生成出力する簡易型オーディオ機器等が考えられる。こ
の同期対象機器2の中にこの発明に係る周波数制御回路
が内蔵されている。
【0014】図2は、この周波数制御回路の構成を示す
ブロック図である。この回路は、データ格納手段として
のFIFO(First In First Out)11及びバッファ1
2と、制御手段としてのCPU13、ROM14及びV
CO制御部15と、可変周波数発振器としてのVCO
(電圧制御発振器)16とを備えて構成されている。
【0015】図3にはこの回路に入力される入力データ
Di及びデータバス上での同期の基準となるタイミング
信号としてのSYNC信号が示されている。なお、US
B規格では、同等の同期信号をSOF(Start of Fram
e)信号と呼んでいる。SYNC信号に続くバースト状
の入力データDiは、FIFO11に格納されたのち、
CPU13の制御のもと、バッファ12に格納され所定
タイミングで出力データDoとして出力される。CPU
13は、ROM14に格納されたマイクロプログラムに
よって動作し、一定間隔でバッファ12のリード・ライ
ト制御を実行すると共に、周期TでSYNC信号が外部
から割り込み入力される度に、バッファ12のデータ残
量を監視量としてチェックし、データ残量と目標残量と
の差分に基づいてVCO制御部15にPWM(パルス幅
変調)のアップパルスPU又はダウンパルスPDを出力す
る。VCO制御部15は、アップパルスPU又はダウン
パルスPDに基づいてVCO16の発振周波数を制御す
る。VCO16の出力は、出力データDoに同期した出
力サンプリング信号Fsとして次段の回路、例えば出力
データDoをD/A変換するためのD/A変換器等に出
力されると共に、バッファ13からのデータ読出タイミ
ングを与えるために、CPU13に供給される。
【0016】CPU13は、内部のレジスタ群にバッフ
ァ12のリードポインタRP及びライトポインタWP並
びにVCO16からの出力によってセットされる出力要
求フラグORQを保持している。また、図示しないがF
IFO11のデータ残量等もCPU13の内部に保持さ
れる。
【0017】図3には、データ及びSYNC信号の入力
タイミングに合わせてFIFO11及びバッファ12の
データ残量状態並びに出力データDo、アップ・ダウン
パルスPU,PDの出力状態も示されている。SYNC信
号の周期Tの期間に出力すべきデータ数は、出力サンプ
リングレートFsにより決定される。例えば周期Tが1
msで、出力サンプリングレートが44.1kHzであ
れば、周期Tの間に44ビット分のデータを一定間隔で
出力することになる。ここでは、SYNC信号に続く一
群の入力データDiが例えば44ビット分のデータであ
ることを前提としている。しかし、入力データDiのデ
ータ量はバッファ12の容量によって許容される範囲内
であれば、どのような量であっても良く、可変長符号で
あっても良い。
【0018】各SYNC信号は、CPU13への割り込
み信号となり、CPU13は、この割り込み信号によっ
てバッファ12のデータ残量のチェック、データ残量に
基づくVCO16の出力周波数の決定、FIFO11の
データ残量取り込みの処理を実行する。
【0019】図4は、SYNC信号の割り込みによりC
PU13が実行する上述の手順を示すフローチャートで
ある。SYNC信号の割り込みが発生すると、CPU1
3は、まずFIFO11にデータが存在するかどうかチ
ェックし(S1)、データが存在しない場合にはそのま
ま処理を終了するが、データが存在する場合には、FI
FO11のデータ数を保存する(S2)。次に、バッフ
ァ12のデータ残量Rと目標値R0との差分ΔRを計算
する(S3)。バッファ12のデータ残量Rと差分ΔR
は、次のように求められる。
【0020】
【数1】データ残量(R)=ライトポインタ(WP)−
リードポインタ(RP) 差分(ΔR)=データ残量(R)−目標値(R0
【0021】差分ΔRが0であれば、そのまま処理を終
了するが(S4)、ΔRが0でなければΔRに応じた適
正なパルス幅のパルスPU,PDを生成し、PWMパルス
をVCO制御部15に出力する(S5)。即ち、差分Δ
Rが正の値であるとき(図3の時刻t4のようにデータ
残量が多いとき)は、データの出力速度が遅いと判断し
てアップパルスPUを生成し、差分ΔRが負の値である
とき(図3の時刻t6のようにデータ残量が少ないと
き)は、データの出力速度が速いと判断してダウンパル
スPDを生成する。パルスPU,PDのパルス幅は、例え
ば差分ΔRの絶対値と比例した値とする。なお、データ
残量Rや目標値R0は、ビット数とは限らず、データバ
イト数に比例する値であればどのような値でも良い。例
えば16ビットのステレオオーディオデータの場合、1
サンプル=4バイトであるから、44.1kHzの場
合、1msの期間におけるデータ残量の目標値R0は、
176バイトに相当する量となる。
【0022】図5は、SYNC信号の入力とSYNC信
号の入力との間の期間TにCPU13が繰り返す処理を
示すフローチャートである。この処理は、周期Tの間に
入力される入力データ量をNとしたとき、T/Nよりも
短い周期で繰り返し実行される。まず、出力要求フラグ
ORQがアクティブであるかどうか、即ちVCO16の
出力が入力された直後かどうかを判定し(S11)、O
RQがアクティブである場合には、データDoを1ビッ
ト出力し、リードポインタRPを1つ進めると共に、デ
ータ残量R=WP−RPを1つ減らしたのち、ORQを
リセットする(S12)。ORQがインアクティブのと
きはこの処理を行わない。次にFIFO11のデータ残
量が0かどうかを確認する(S13)。FIFO11の
データ残量が0でない場合には、バッファ12にデータ
Diをライトし、ライトポインタWPを1つ進め、デー
タ残量R=WP−RPに1を加えてFIFO11残量を
1つ減らす(S14)。FIFO11のデータ残量が0
の場合には、この処理を行わない(S13)。
【0023】このような処理を行うと、図3に示すよう
に、時刻t1でSYNC信号に続いて入力されるデータ
Di1がFIFO11に蓄積開始され、FIFO11に
データDi1が全て格納されると、次のSYNC信号の
入力時点t2でFIFO11に格納されたデータ量がC
PU13に取り込まれ、FIFO11からバッファ12
への入力データDi1の格納が開始される。これによ
り、バッファ12のライトポインタWPが順次進められ
る。これと同時に次のデータDi2がFIFO11に格
納される。CPU13に取り込まれたFIFO11のデ
ータ量が0になった時点でFIFO11からバッファ1
2へのデータの格納が停止され、次のSYNC信号の入
力タイミングt3では、バッファ12のライトポインタ
WPとリードポインタRPの差分からバッファ12のデ
ータ残量R1が求められ、残量R1によって出力サンプリ
ングレートが定まる。また、この残量R1と目標値R0
の差分ΔRによってCPU13はVCO制御部15を介
してVCO16を制御する。
【0024】VCO16からの出力サンプリング信号F
sは、CPU13内の出力要求フラグORQをセットす
るので、これによってCPU13は、バッファ12から
データを1つ出力させ、リードポインタRPを1つ進め
る。以上の処理により、図3の斜線で示したように、S
YNC信号入力時点でバッファ12に常に一定量のデー
タが残るような制御がなされ、これによって出力データ
DoがSYNC信号に周波数同期することになる。
【0025】なお、データ出力は、この例のように出力
要求フラグORQによらず、CPU13への割り込みに
よって行うようにしても良い。この場合には、図6に示
すように、CPU13は出力サンプリング信号Fsの割
り込みによってデータDoを出力し、リードポインタR
Pを1つ進めると共に、データ残量Rを1つ減らす処理
を実行する(S21)。また、この場合、SYNC信号
とSYNC信号との間で繰り返し実行される処理は、図
5のステップS13,S14のみとなる。
【0026】CPU13によって生成されるアップパル
スPU及びダウンパルスPDのパルス幅は、例えば図7
(a)に示すように、差分ΔRに応じて線形に変化する
他、同図(b)に示すように、ΔRがある範囲を超える
と最大値となるように非線形に変化するようにしても良
い。この場合、引き込み時間が更に短くなるという利点
がある。なお、図中右側(正方向側)はアップパルスP
U、左側(負方向側)はダウンパルスPDの出力範囲をそ
れぞれ示している。ROM14の内部にテーブル等を持
つ場合には、図7(a),(b)の第1象限の関係テー
ブルのみを作成し、|ΔR|を求めると共に、その符号
によってアップダウンを切り換えるように構成すればテ
ーブルの容量が半分で済む。
【0027】また、例えば図8(a),(b)に示すよ
うに、差分ΔRが最小値から最大値まで変化する間にデ
ューティー比が0から100%まで変化するパルスをV
CO16の制御信号として用いれば、前述のように2種
類のパルスを用いなくても、1種類の制御信号によって
VCO16をコントロールすることが可能になり、CP
U13のポート数を削減することができる。
【0028】図9は、この発明の他の実施例を示すブロ
ック図である。この回路は、データ格納手段としてのF
IFO21と、制御手段としてのカウンタ22、CPU
23、ROM24及びVCO制御部25と、可変周波数
発振器としてのVCO26とを備えて構成されている。
【0029】この回路では、カウンタ22のカウント値
を監視量として利用している。即ち、入力データDiは
FIFO21に格納され、VCO26の出力サンプリン
グ信号Fsに同期してFIFO21から出力される。出
力サンプリング信号Fsは、カウンタ22のクロックと
しても供給される。CPU23は、一定周期で入力され
るSYNC信号による割り込み処理において、カウンタ
22のカウント値を取り込み、このカウント値が目標値
よりも少ない場合には、VCO26の出力周波数を上昇
させるための制御信号PWMを出力し、カウント値が目
標値よりも多い場合には、VCO26の出力周波数を低
下させるための制御信号PWMを出力する。これによ
り、VCO26からの出力サンプリング信号Fsは、S
YNC信号に同期し、その周波数はカウント値の目標値
によって決定される値に収束する。
【0030】図10は、この発明の更に他の実施例を示
すブロック図であり、図9と同一部分には同一符号を示
している。この回路は、外部からデータが入力されず、
タイミング信号としてSYNC信号のみが与えられる例
を示している。この例では、CPU23の内部のカウン
タ31を利用してこのカウント値を監視量として使用す
る。VCO26の出力周波数の制御方法は、図9の例と
同様である。この実施例は、同期対象機器2側に蓄積さ
れたデータを、コンピュータ1側のタイミング制御のも
とで読み出すような用途に有効である。
【0031】また、この発明は、全ての処理をソフトウ
ェアによって実現することも可能である。この場合、周
波数制御プログラムには、出力周波数可変処理と出力周
波数制御処理とを備えるようにすればよい。出力周波数
可変処理は、制御量に基づいて出力サンプリング信号F
sの周波数を変化させるような発振処理をタイマー処理
によって実現する。出力周波数制御処理は、出力サンプ
リング信号Fsによって変化する監視量を、同期の基準
となるタイミング信号SYNCが外部から入力されたタ
イミングでチェックすると共に、このチェック時の監視
量と予め定めた目標値との差分を求め、この差分を吸収
するように出力サンプリング信号Fsの出力周波数を制
御する処理となる。このようなプログラムはFD,CD
−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるか、又は
適当な通信媒体を介して提供される。
【0032】上述した実施の態様において、図2の回路
は、データ格納手段をFIFO11とバッファ12の2
段構成としているが、これは大きな周波数の変動にも対
応できるようにするためのものであり、出力周波数が基
準の値に比べて高いようなときにもバッファ内のデータ
が欠落するような事態をできるだけ回避するためのもの
である。基準となる出力周波数は、入力されたデータ数
に対応しているので、特にデータが初めて送信されてく
るときの出力周波数の設定処理は、比較的大きな出力周
波数の変動を伴いやすいが、図2の回路によれば、十分
な余裕を持たせることができる。なお、このような問題
の生じる可能性が少ない場合には、上記バッファ12を
省略し、FIFO11の内部のデータ残量を監視量とし
て利用するようにしても良いことはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
可変周波数発振器の出力によって監視量を変化させなが
ら、同期の基準となるタイミング信号が外部から入力さ
れるタイミングでこの監視量をチェックし、監視量と目
標値との差分を求めて、これを吸収するように可変周波
数発振器の発振周波数を制御するようにしているので、
監視量のチェック、監視量と目標値との差分算出及び可
変周波数発振器の制御量算出は、全てソフトウェアによ
って実現することができ、必要とする素子数を大幅に削
減することができる。また、監視量と目標値との差分に
よって可変周波数発振器の出力周波数のずれ量が正負の
方向も含めて直接的に求められるので、このずれ量を吸
収すべく素早い同期確立が可能になる。更に、入出力信
号の周波数比は、外部からのタイミング信号の入力時に
おける監視量の目標値によって決定されるため、目標値
を変更することで入出力周波数比も簡単に変更可能であ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る周波数制御回路が
適用されるシステムの構成を示す図である。
【図2】 同システムで使用される実施例の周波数制御
回路のブロック図である。
【図3】 同回路への入力データ及び各部の状態を示す
タイミングチャートである。
【図4】 同回路のSYNC信号割り込み時の処理を示
すフローチャートである。
【図5】 同回路の定常的処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】 図5の処理の一部を割り込み処理とした例を
示すフローチャートである。
【図7】 同回路における差分ΔRと制御パルスのパル
ス幅との関係を示すグラフである。
【図8】 同回路における他の例の差分ΔRと制御パル
スの関係を示すグラフである。
【図9】 この発明の他の実施例に係る周波数制御回路
のブロック図である。
【図10】 この発明の更に他の実施例に係る周波数制
御回路のブロック図である。
【符号の説明】
1…コンピュータ、2…同期対象機器、3…信号ケーブ
ル、11,21…FIFO、12…バッファ、13,2
3…CPU、14,24…ROM、15,25…VCO
制御部、16,26…VCO、22,31…カウンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古関 斉 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 成澤 貞之 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 江崎 修一 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御入力に基づいて出力周波数を変化さ
    せる可変周波数発振器と、 この可変周波数発振器の出力によって変化する監視量
    を、同期の基準となるタイミング信号が外部から入力さ
    れたタイミングでチェックすると共に、このチェック時
    の監視量と予め定めた目標値との差分を求め、この差分
    を吸収するように前記可変周波数発振器の出力周波数を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする周波数制
    御方式。
  2. 【請求項2】 制御入力に基づいて出力周波数を変化さ
    せる可変周波数発振器と、 外部から入力されるデータを格納しこのデータを前記可
    変周波数発振器の出力に基づいて出力するデータ格納手
    段と、 前記データに同期して入力される同期の基準となるタイ
    ミング信号が外部から入力されたタイミングで前記デー
    タ格納手段のデータ残量を監視量としてチェックし、こ
    のチェック時のデータ残量と目標値との差分を吸収する
    ように前記可変周波数発振器の出力周波数を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする周波数制御方式。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記データ格納手段に
    データが格納される毎にライトポインタを1つ進めると
    共に、前記データ格納手段からデータが出力される毎に
    リードポインタを1つ進め、前記ライトポインタと前記
    リードポインタとの差分から前記データ残量を求めるも
    のであることを特徴とする請求項2記載の周波数制御方
    式。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記可変周波数発振器
    の出力をカウントするカウント手段を備え、このカウン
    ト手段のカウント値を前記監視量としてチェックするも
    のであることを特徴とする請求項1記載の周波数制御方
    式。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記監視量と目標値と
    の差分に応じたパルス幅のパルス幅制御信号に基づいて
    前記可変周波数発振器を制御するものであることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項記載の周波数制御方
    式。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記監視量と目標値と
    の差分に対して前記可変周波数発振器の出力周波数を非
    線形に変化させるものであることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項記載の周波数制御方式。
  7. 【請求項7】 制御量に基づいて出力サンプリング信号
    の周波数を変化させる出力周波数可変処理と、 前記出力サンプリング信号によって変化する監視量を、
    同期の基準となるタイミング信号が外部から入力された
    タイミングでチェックすると共に、このチェック時の監
    視量と予め定めた目標値との差分を求め、この差分を吸
    収するように前記出力サンプリング信号の出力周波数を
    制御する出力周波数制御処理とを含む周波数制御プログ
    ラムを記録してなる媒体。
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