JPH11114439A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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JPH11114439A
JPH11114439A JP9280690A JP28069097A JPH11114439A JP H11114439 A JPH11114439 A JP H11114439A JP 9280690 A JP9280690 A JP 9280690A JP 28069097 A JP28069097 A JP 28069097A JP H11114439 A JPH11114439 A JP H11114439A
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JP
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separator
ring
processed material
chamber
stirring member
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Pending
Application number
JP9280690A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ishikawa
剛 石川
Susumu Gunji
進 郡司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さなメディアにも対応できるセパレーター
を具えた粉砕機を提供する。 【解決手段】 粉砕室3内に複数の攪拌羽根20を有す
る攪拌部材18を回転可能に設ける一方、粉砕室3内の
排出口5の近傍にセパレーター11を設ける。セパレー
ター11は、複数枚のリング状板12を重ね合わせると
ともに、隣接するリング状板12、12間にディスタン
スピース13を介在させて、隣接するリング状板12、
12間にディスタンスピース13の厚みに相当する隙間
14を形成したものであって、セパレーター11の内周
面に攪拌部材18の一部の攪拌羽根20が近接した状態
で位置する。攪拌部材18を回転させると、処理物はメ
ディアと一緒に攪拌されて粉砕され、セパレーター11
の隙間14によってメディアから分離され、排出口5か
ら粉砕室3外に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は粉砕機に関し、特
に、インク、塗料、セラミックス等の製造工程における
粉砕に有効に用いられるメディア攪拌型の粉砕機に関す
るものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】メディア攪拌型の粉砕機
は、乾式又は湿式で用いることができる。乾式で用いた
場合には、粒状又は粉状の処理物を供給口から粉砕室内
に供給すると、処理物は粉砕室内においてメディアと共
に攪拌されて粉砕され、粉砕された処理物は、排出口近
傍のセパレーターによってメディアから分離され、メデ
ィアを粉砕室内に残したまま排出口から粉砕室外に排出
され、所定の粒子径の処理物が得られることになる。
【0003】湿式で用いた場合には、粒状又は粉状の処
理物を含む懸濁液を供給口から粉砕室内に供給すると、
処理物は粉砕室内においてメディアと共に攪拌されて粉
砕され、粉砕された処理物は、排出口近傍のセパレータ
ーによってメディアから分離され、メディアを粉砕室に
残したまま排出口から粉砕室外に排出され、所定の粒子
径の処理物が得られることになる。
【0004】メディア攪拌型の粉砕機は、非常に微細な
固形物の粉砕にも用いられ、目標とする粒子径がミクロ
ンオーダー又はサブミクロンオーダーであることも多
い。このような微粉砕においては、使用するメディアを
小さくした方が粉砕効率が良く、最近では直径1mm以
下のメディアを使用することも多い。
【0005】乾式で用いるメディア攪拌型の粉砕機の一
例が実公平6−21559号公報(従来例1)に記載さ
れている。この粉砕機では、処理物は回転軸の駆動側に
設けられた供給口から粉砕タンク内に供給され、反対側
に設けられた排出槽から粉砕タンク外に排出される。排
出槽の近傍にはスクリーンが設けられており、このスク
リーンで処理物とメディアとが分離される。
【0006】処理物の目標粒子径が小さくなるにしたが
って、大きなメディアでは目標粒子径を達成できないた
め、小さなメディアを使用することが必要となった。更
に、小さなメディアを使用する場合には、攪拌羽根の回
転速度をより速くすることが必要となった。これは、メ
ディアの質量が小さくなると、粉砕エネルギーが小さく
なり、これを補うためには攪拌を強くする必要があるか
らである。
【0007】しかし、上記のような構成の粉砕機におい
て、メディアを小さくし、同時に攪拌羽根の回転速度を
速くすると、処理物が供給口から吹出し、処理物の供給
が困難になったり、供給口が閉塞する現象が生じた。こ
れは、攪拌羽根の回転が速くなったために遠心力が強く
なり、供給口の近くのメディアと処理物が吐き出される
ためである。
【0008】上記のような処理物の供給の問題を解決し
た粉砕機が実公平7−8034号公報(従来例2)に記
載されている。この粉砕機では、回転軸の駆動側に処理
物の排出口が設けられ、反対側に供給口が設けられてい
る。供給口は、回転軸の軸心部分に開口している。この
部分では遠心力の影響を受けないため、処理物の供給を
容易に行うことができる。排出口側には、タンク側に固
定されたセパレーター形成板と、回転軸側に固定された
円板部材との間で所定の隙間が形成され、この隙間によ
ってメディアと処理物との分離を行っている。
【0009】ところで、小さなメディアを使用するよう
になると、当然目開きの細かいセパレーターが要求さ
れ、例えば、スリットを形成する場合には、その隙間を
メディアの粒径の1/3程度とする必要があるため、粒
径が1mmのメディアを使用する場合には隙間を0.3
mmとする必要がある。
【0010】しかし、このような細かいスリットは、上
記のような構成の粉砕機のセパレーターでは、製作が困
難であるばかりでなく、セパレーター全体の開口面積が
小さくなり、処理物が流れ難くなる。乾式で用いる場合
には、処理物に圧力を加えて排出させることも困難とな
る。
【0011】一方、湿式で用いるメディア攪拌型の粉砕
機の一例が特開平9−164342号公報(従来例3)
に記載されている。この粉砕機では、処理物は、回転軸
の駆動側に設けられた供給口から粉砕室内に供給され、
反対側に設けられた排出口から粉砕室外に排出される。
排出口の近くにはセパレーターが設けられており、この
セパレーターで処理物とメディアとが分離される。
【0012】セパレーターは、環状をなす環状部材を複
数個軸線方向に重ねて筒状に形成し、隣接する環状部材
間で内外を連通する狭い隙間を形成したものであって、
処理物はこの隙間を介して筒の外側から内側に向かって
流れるようになっている。
【0013】しかしながら、乾式処理の場合と同様に、
メディアが小さくなるにしたがって、セパレーターの隙
間が狭くなると、固体粒子がセパレーターの外周側に付
着して処理物の流れが悪くなる。
【0014】以上のように、乾式処理及び湿式処理のど
ちらにおいても、セパレーターや排出方法が大きな課題
となっていた。
【0015】従来からセパレーターには色々なタイプの
ものがある。従来例1の粉砕機のセパレーターは、粉砕
室の軸線に対して直角に設けられる円板状のセパレータ
ーである。そして、円板には丸い孔やスリットが多数設
けられているので、多孔板タイプと呼ばれている。円板
の大きさは、粉砕室の断面積以上にすることは難しい。
又、孔やスリットが細かくなるに従って、全体の開口面
積が小さくなることも避けられない。
【0016】従来例2の粉砕機のセパレーターは、粉砕
室の内側に固定された板と、回転軸に固定された円板と
の間に隙間を設けるものであって、回転円板タイプと呼
ばれている。隙間の部分が摺動部となるので、開口面積
が小さい割には処理物が流れやすい。しかし、隙間を複
数個設けることは困難であるため、開口面積は大きくで
きない。
【0017】従来例3の粉砕機のセパレーターは、リン
グセパレーターと呼ばれるものであって、リングの数を
多くすれば開口面積を自由に大きくできる利点がある。
又、製作も比較的容易である。しかし、前述のように、
外周に固形物が付着しやすい欠点がある。
【0018】この発明は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、開口面積が大きく、処
理物が流れやすく、製作が容易なセパレーターを具える
ことによって、目標とする粒子径がミクロンオーダー又
はサブミクロンオーダーの処理物の粉砕にも充分に対応
することができて、高い粉砕効率が得られる粉砕機を提
供することを目的とするものである。
【0019】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの発明は、一端に処理物の供給口を有し、他
端に排出口を有する円筒状の粉砕室と、該粉砕室内の前
記排出口の近傍に設けられる円筒状のセパレーターと、
該粉砕室内に回転可能に設けられるとともに、端部が前
記セパレーターの内周側に位置する回転軸と、該回転軸
に全体に渡って設けられる攪拌部材とを具え、該攪拌部
材の直径が前記セパレーターの内径よりも小さくなるよ
うに構成した手段を採用したものである。また、前記セ
パレーターは、複数枚の環状のリング状板を重ね合わせ
るとともに、隣接するリング状板間にディスタンスピー
スを介在させて、隣接するリング状板間にディスタンス
ピースの厚みに相当する隙間を形成してなり、該隙間を
介して前記粉砕室と排出口との間を連通するように構成
した手段を採用したものである。さらに、前記セパレー
ターの内周側に位置する攪拌部材の部分を、セパレータ
ーの内周面全体に近接する形状とした手段を採用したも
のである。
【0020】
【作用】この発明は前記のような手段を採用したことに
より、処理物を供給口から粉砕室内に供給すると、処理
物は粉砕室内において攪拌部材の回転によってメディア
と共に攪拌されて粉砕される。粉砕された処理物は、粉
砕室の排出口近傍に設けられているセパレーターによっ
てメディアから分離され、排出口を介して粉砕室外に排
出される。セパレーターは円筒状に形成されるととも
に、セパレーターの内径は攪拌部材の直径よりも大きく
形成されているので、セパレーターの開口面積を大きく
とることができることになり、粉砕室内における処理物
及びメディアの流れの量を多くすることができることに
なる。また、セパレーターの内周側でメディア同士を激
しく接触させることができることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】前述したように、開口面積を簡単
に、自由な大きさにすることができるのは、リングセパ
レーターである。そこで、リングセパレーターの従来の
問題点、すなわち、リング外周に固形物が付着する現象
について研究を重ねた。
【0022】一般に、処理物中の固体粒子は、セパレー
ターの隙間に比べて非常に小さいので、1個の粒子によ
って目詰まりを起こすことはない。そこで、目詰まりの
原因としては、セパレーターの近くに粒子が付着しやす
い箇所があり、付着した粒子が成長して大きくなること
が考えられる。
【0023】この点に着目して研究を重ねた結果、従来
例1の多孔板タイプのセパレーター及び従来例2の回転
円板タイプのセパレーターの場合は、セパレーター及び
その近くにはメディアが活発に接触するのに対して、従
来例3のセパレーターの場合は、その外周にメディアが
接触し難いことを発見した。
【0024】つまり、従来例3のリングセパレーター
は、攪拌部材の内側に設けられているために、メディア
は攪拌部材の遠心力によってセパレーターの外周に近寄
らず、処理物中の固体粒子がセパレーターの外周に付着
し、目詰まりの原因となるものである。
【0025】この発見に基づいて更に研究を重ねた結
果、従来例3のリングセパレーターを攪拌部材の外側に
設けることによって全ての問題が一挙に解決することを
発見し、本発明に到達した。
【0026】すなわち、従来例3のリングセパレーター
を攪拌部材の外側に設けることによって、処理物は、リ
ングセパレーターの内側から外側に向かって流れること
になる。このとき、リングセパレーターの内側では、攪
拌部材が回転しているので、遠心力によってメディアが
激しく接触することになる。したがって、処理物中の固
体粒子がセパレーターの外周に付着して、目詰まりを起
こすようなことはなくなる。また、リングセパレーター
は、攪拌部材の外側に設けられるので、従来のものより
も直径を大きくすることができ、開口面積を非常に大き
くすることができる。
【0027】以下、この発明による粉砕機の実施例につ
いて説明する。図1には、この発明による粉砕機の第1
の実施例が示されている。この粉砕機1は、乾式のメデ
ィア攪拌型の粉砕機であって、粉砕室3を有する粉砕タ
ンク2と、粉砕タンク2内に回転可能に設けられる回転
軸16と、回転軸16に設けられる攪拌部材18と、粉
砕室3内に設けられるセパレーター11とを具えてい
る。
【0028】粉砕タンク2は、両端が閉塞された円筒状
をなすものであって、軸線方向の一端中央部には、粉砕
室3内外を貫通する供給口4が設けられ、軸線方向の他
端外周部には、粉砕室3内外を貫通する排出口5が設け
られている。
【0029】供給口4にはスクリューフィーダー6が取
り付けられるようになっている。スクリューフィーダー
6は、供給口4の周縁部に取り付けられる筒状の供給管
7と、供給管7内に回転可能に設けられるスクリュー8
と、スクリュー8の駆動源(図示せず)と、供給管7に
取り付けられる漏斗形状のホッパ9とからなるものであ
って、スクリュー8の回転によってホッパ9から供給管
7内に投入した処理物が供給口4を介して粉砕室3内に
導かれるようになっている。
【0030】排出口5には筒状の排出管10が取り付け
られ、この排出管10を介して粉砕室3内で所定の粒子
径に粉砕された処理物が粉砕室3外に排出されるように
なっている。
【0031】粉砕室3内の排出口5の近傍には、円筒状
のセパレーター11が粉砕タンク2の軸線と軸線を一致
させた状態で取り付けられるようになっている。セパレ
ーター11は、複数枚の環状のリング状板12を重ね合
わせるとともに、各隣接するリング状板12、12間の
複数箇所(この実施例では4箇所)に環状のディスタン
スピース13を介在させて、各隣接するリング状板1
2、12間にディスタンスピース13の厚みに相当す
る、セパレーター11内外を径方向に連通する隙間14
を形成したものである。
【0032】この場合、リング状板12の内径は粉砕タ
ンク2の内径とほぼ等しく形成されている。複数枚のリ
ング状板12は、4本のボルト15の内側に内接するよ
うに位置し、各ディスタンスピース13の中心部を各ボ
ルト15が挿通するようになっている。
【0033】各リング状板12のボルト15に対応する
部分は断面が四角形状に形成されるとともに、隣接する
ボルト15、15間に位置する部分は外周側が薄くなる
ように断面略三角形状に形成されている(図3、図4参
照)。このようにリング状板12に傾斜を付けること
で、リング状板12、12間に位置する隙間14は、外
周側が内周側よりも広く形成され、処理物の流出をスム
ーズにすることができるものである。
【0034】回転軸16は、粉砕タンク2内に軸線を一
致させた状態で回転可能に設けられるものであって、中
心部には冷却水を流通させるための流体通路17が形成
されている。
【0035】攪拌部材18は、粉砕室3内に位置する回
転軸16の部分に嵌合される筒状の本体部19と、本体
部19の外周面に所定の間隔ごとに他段に設けられる複
数枚の攪拌羽根20とから構成されている。本体部19
の内周面と回転軸16の外周面との間には冷却水を流通
させるための流体通路21が形成され、この流体通路2
1は回転軸16の流体通路17と連通孔22を介して相
互に連通するようになっている。
【0036】そして、スクリューフィーダー6を介して
粉砕室3内に処理物を供給し、回転軸16と一体に攪拌
部材18を回転させると、処理物は粉砕室3内において
メディアと一緒に攪拌されて粉砕される。そして、所定
の粒子径に粉砕された処理物は、セパレーター11によ
ってメディアから分離され、メディアを粉砕室3内に残
したまま排出口5、排出管10を介して粉砕室3外に排
出される。
【0037】上記のように構成したこの実施例による粉
砕機1にあっては、セパレーター11を所謂リングセパ
レーターとするとともに、セパレーター11を攪拌部材
18の外側に設けるようにしたことにより、セパレータ
ー11の開口面積を大きくすることができることにな
る。したがって、攪拌部材18の回転時に遠心力によっ
て粉砕室3内に多量の空気を流すことができることにな
るので、固体粒子のセパレーター11への付着、目詰ま
り、排出管10内面への付着等を防止することができる
ことになる。
【0038】また、セパレーター11の内周側でメディ
ア同士を激しく接触させることもできるので、セパレー
ター11の内外周面を常に清浄な状態に保つことができ
ることになり、処理物及びメディアの流通をスムーズに
することができることになる。
【0039】本願発明者らは、上記の粉砕機1を用いて
粉砕テストを行った。この結果、固体粒子のセパレータ
ー11への付着、目詰まりは全く起こらず、セパレータ
ー11は常に清浄な状態を保っていることが確認され
た。更に、セパレーター11から排出された処理物が排
出管10内面等に付着することが懸念されたが、全く問
題のないことが確認された。
【0040】図5には、この発明による粉砕機の第2の
実施例が示されている。この粉砕機31は、湿式のメデ
ィア攪拌型の粉砕機であって、内部に粉砕室33を有す
る粉砕タンク32と、粉砕タンク32内に回転可能に設
けられる回転軸46と、回転軸46に設けられる攪拌部
材48と、粉砕室33内に設けられるセパレーター41
とを具えている。
【0041】粉砕タンク32は、両端が閉塞された円筒
状をなすものであって、軸線方向の一端には、粉砕室3
3内外を貫通する供給口34が設けられ、軸線方向の他
端外周部には、粉砕室33内外を貫通する排出口35が
設けられ、排出口35の周縁部には筒状の排出管40が
取り付けられるようになっている。
【0042】粉砕室33内の排出口35の近傍には、円
筒状のセパレーター41が粉砕タンク32の軸線と軸線
を一致させた状態で取り付けられるようになっている。
このセパレーター41は前記第1の実施例に示すものと
同様の構成を有するものであって、複数枚の環状のリン
グ状板42を重ね合わせるとともに、各隣接するリング
状板42、42間の複数箇所(この実施例では4箇所)
に環状のディスタンスピース43を介在させて、各隣接
するリング状板42、42間にディスタンスピース43
の厚みに相当する、セパレーター41内外を径方向に連
通する隙間44を形成したものである。
【0043】この場合、リング状板42の内径は粉砕タ
ンク32の内径とほぼ等しく形成されている。複数枚の
リング状板42は、4本のボルト45の内側に内接する
ように位置し、各ディスタンスピース43の中心部を各
ボルト45が挿通するようになっている。
【0044】各リング状板42のボルト45に対応する
部分は断面が四角形状に形成されるとともに、隣接する
ボルト45、45間に位置する部分は外周側が薄くなる
ように断面略三角形状に形成されている(図3、図4参
照)。そして、このようにリング状板42に傾斜を付け
ることで、リング状板42、42間に位置する隙間44
は、外周側が内周側よりも広く形成され、処理物の流出
をスムーズにすることができるものである。
【0045】回転軸46は、粉砕タンク32内に軸線を
一致させた状態で回転可能に設けられるものであって、
中心部には冷却水を流通させるための流体通路47が形
成されている。
【0046】攪拌部材48は、粉砕室33内に位置する
回転軸46の部分に嵌合される筒状の本体部49と、本
体部49の外周面全体に所定の間隔ごとに他段に設けら
れる複数枚の攪拌羽根50とから構成されている。
【0047】本体部49の内周面と回転軸46の外周面
との間には冷却水を流通させるための流体通路51が形
成され、この流体通路51と回転軸46の流体通路47
とは連通孔52を介して相互に連通するようになってい
る。
【0048】そして、供給口34から粉砕室33内に懸
濁液状の処理物を供給し、回転軸46と一体に攪拌部材
48を回転させると、処理物は粉砕室33内においてメ
ディアと一緒に攪拌されて粉砕される。そして、所定の
粒子径に粉砕された処理物は、セパレーター41の隙間
44によってメディアから分離され、メディアを粉砕室
33内に残したまま排出口35、排出管40を介して粉
砕室33外に排出される。
【0049】上記のように構成したこの実施例による粉
砕機31にあっても、前記第1の実施例に示すものと同
様に、セパレーター41を所謂リングセパレーターとす
るとともに、セパレーター41を攪拌部材48の外側に
設けるようにしたことにより、セパレーター41の開口
面積を大きくすることができることになる。したがっ
て、粉砕室33内における懸濁液の流れを多くすること
ができるので、粉砕室33内において懸濁液が滞留する
ようなことはなく、固体粒子のセパレーター41への付
着、目詰まり、排出管40の内面への付着等を防止する
ことができることになる。
【0050】また、セパレーター41の内周側でメディ
ア同士を激しく接触させることができるので、セパレー
ター41の内外周面を常に清浄な状態に保つことができ
ることになり、粉砕室33内における処理物及びメディ
アの流れをスムーズにすることができることになる。
【0051】本願発明者らは、上記の粉砕機31を用い
て粉砕テストを行った。この結果、固体粒子のセパレー
ター41への付着、目詰まりは全く起こらず、セパレー
ター41は常に清浄な状態を保っていることが確認され
た。更に、セパレーター41から排出された処理物が排
出管40内面に付着することが懸念されたが、このよう
な付着も全く起こらなかった。
【0052】図6にこの発明による粉砕機の第3の実施
例を示す。この粉砕機55は、湿式のメディア攪拌型の
粉砕機であって、攪拌部材48の先端に、外周面がセパ
レーター41の内周面に近接する攪拌リング56を設け
たものであって、その他の構成は前記第2の実施例に示
すものと同様の構成を有しているので、第2の実施例に
示すものと同様の部分には同一の番号を付してその構成
の詳細な説明は省略するものとする。
【0053】攪拌リング56は、一端が閉塞された筒状
をなすものであって、外周面には周方向に向かって所定
の間隔ごとに攪拌羽根57が一体に設けられるととも
に、周壁の複数箇所には内外周面間を貫通する貫通孔5
8が設けられ、この貫通孔58を介して攪拌リング56
の内外周面間をメディア及び処理物が相互に流通するよ
うになっている。
【0054】そして、上記のような構成のこの実施例に
よる粉砕機55にあっても、前記第2の実施例に示すも
のと同様に、セパレーター41を所謂リングセパレータ
ーとするとともに、セパレーター41を攪拌部材48の
外側に設けるようにしたことにより、セパレーター41
の開口面積を大きくすることができることになる。した
がって、粉砕室33内における懸濁液の流れの量を多く
することができるので、懸濁液が粉砕室33内において
滞留するようなことはなくなり、固体粒子のセパレータ
ー41への付着、目詰まり、排出管40の内面へに着等
を防止することができることになる。
【0055】また、セパレーター41の内周側でメディ
ア同士を激しく接触させることができるので、セパレー
ター41の内外周面を常に清浄な状態に保つことができ
ることになり、粉砕室33内におけるメディア及び処理
物の流れをスムーズにすることができることになる。
【0056】さらに、この実施例においては、攪拌部材
48の先端に攪拌リング56を設けて、セパレーター4
1の内周面に近接させるようにしたので、セパレーター
41の表面部分において、メディアに働く遠心力を強く
することができることになる。したがって、メディアが
相互に強く密着した状態で攪拌されることになるので、
メディアが小さい場合であっても大きな粉砕エネルギー
が得られることになる。しかも、攪拌リング56には周
壁の内外周面間を貫通する複数の貫通孔58が設けられ
ているので、この貫通孔58を介してメディア及び処理
物を循環させることができ、攪拌リング56の内外周面
に固体粒子が付着するのを防止することができ、攪拌リ
ング56を常に清浄な状態に保つことができることにな
る。
【0057】本願発明者らは、上記の粉砕機55を用い
て粉砕テストを行った。この結果、固体粒子のセパレー
ター41への付着、目詰まりは全く起こらず、セパレー
ター41は常に清浄な状態を保っていることが確認され
た。更に、セパレーター41から排出された処理物が排
出管40内面等に付着することも全くなかった。さら
に、攪拌リング56への固体粒子の付着も全くなかっ
た。
【0058】
【発明の効果】この発明は前記のように構成したことに
より、攪拌部材の外側に円筒状のセパレーターを位置さ
せるとともに、攪拌部材の直径をセパレーターの内径よ
りも小さくしたことにより、セパレーター全体としての
開口面積を大きくとることができることになる。したが
って、粉砕室内における空気又は懸濁液の流れの量を多
くすることができるので、セパレーターの内外周面や排
出口の内面等に固体粒子が付着するのを防止できること
になる。また、セパレーターの内周面側でメディア同士
を激しく接触させることができるので、セパレーターを
常に清浄な状態に保つことができることになる。そし
て、攪拌部材のセパレーターの内周側に位置する部分を
セパレーターの内周面に近接する形状としたことによ
り、セパレーターの表面部分において、メディアに働く
遠心力を強くすることができることになる。したがっ
て、メディアを相互に強く密着させた状態で攪拌するこ
とができるので、小さなメディアを使用した場合でも高
い粉砕エネルギーが得られることになり、小さなメディ
アの使用にも充分に対応することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による粉砕機の第1の実施例を示した
概略断面図である。
【図2】図1のセパレーターの部分平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】この発明による粉砕機の第2の実施例を示した
概略断面図である。
【図6】この発明による粉砕機の第3の実施例を示した
概略断面図である。
【符号の説明】
1、31、55……粉砕機 2、32……粉砕タンク 3、33……粉砕室 4、34……供給口 5、35……排出口 6……スクリューフィーダー 7……供給管 8……スクリュー 9……ホッパ 10、40……排出管 11、41……セパレーター 12、42……リング状板 13、43……ディスタンスピース 14、44……隙間 15、45……ボルト 16、46……回転軸 17、21、47、51……流体通路 18、48……攪拌部材 19、49……本体部 20、50、57……攪拌羽根 22、52……連通孔 56……攪拌リング 58……貫通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に処理物の供給口を有し、他端に排
    出口を有する円筒状の粉砕室と、該粉砕室内の前記排出
    口の近傍に設けられる円筒状のセパレーターと、該粉砕
    室内に回転可能に設けられるとともに、端部が前記セパ
    レーターの内周側に位置する回転軸と、該回転軸に全体
    に渡って設けられる攪拌部材とを具え、該攪拌部材の直
    径が前記セパレーターの内径よりも小さくなるように構
    成したことを特徴とする粉砕機。
  2. 【請求項2】 前記セパレーターは、複数枚の環状のリ
    ング状板を重ね合わせるとともに、隣接するリング状板
    間にディスタンスピースを介在させて、隣接するリング
    状板間にディスタンスピースの厚みに相当する隙間を形
    成してなり、該隙間を介して前記粉砕室と排出口との間
    を連通するように構成した請求項1記載の粉砕機。
  3. 【請求項3】 前記セパレーターの内周側に位置する攪
    拌部材の部分を、セパレーターの内周面全体に近接する
    形状とした請求項1又は2記載の粉砕機。
JP9280690A 1997-10-14 1997-10-14 粉砕機 Pending JPH11114439A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028514A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Mitsui Mining Co Ltd 粉砕機
CN111516144A (zh) * 2020-06-07 2020-08-11 赵亚蕊 一种建筑混凝土砂砾均匀混合装置

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