JPH11116312A - 耐火被覆用コンクリートおよびコンクリート成形体 - Google Patents
耐火被覆用コンクリートおよびコンクリート成形体Info
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- JPH11116312A JPH11116312A JP29347697A JP29347697A JPH11116312A JP H11116312 A JPH11116312 A JP H11116312A JP 29347697 A JP29347697 A JP 29347697A JP 29347697 A JP29347697 A JP 29347697A JP H11116312 A JPH11116312 A JP H11116312A
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- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
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- C04B2103/465—Water-sorbing agents, hygroscopic or hydrophilic agents
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- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、耐火被覆を目的としたコンクリートは
存在しなかった。そこで本発明は、軽量で作業性が良好
であり、外観に優れ、しかも強度が高い耐火被覆用コン
クリートと、前記コンクリートの生コンクリートを型枠
に打設して得られう成形体を得ようとするものである。 【解決手段】 比重が1. 0未満である絶乾状態の軽量
骨材、セメント、減水剤および水を混練して生コンクリ
ートを調製し、これを硬化させて耐火被覆用コンクリー
トとした。またこの生コンクリートを所望の形状の型枠
に打設し、これを硬化させて成形体とした。
存在しなかった。そこで本発明は、軽量で作業性が良好
であり、外観に優れ、しかも強度が高い耐火被覆用コン
クリートと、前記コンクリートの生コンクリートを型枠
に打設して得られう成形体を得ようとするものである。 【解決手段】 比重が1. 0未満である絶乾状態の軽量
骨材、セメント、減水剤および水を混練して生コンクリ
ートを調製し、これを硬化させて耐火被覆用コンクリー
トとした。またこの生コンクリートを所望の形状の型枠
に打設し、これを硬化させて成形体とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐火被覆用コンク
リートおよびコンクリート成形体に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は、軽量で作業性が良好であ
り、外観に優れ、しかも強度が高い耐火被覆用コンクリ
ートおよびコンクリート成形体に関するものである。
リートおよびコンクリート成形体に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は、軽量で作業性が良好であ
り、外観に優れ、しかも強度が高い耐火被覆用コンクリ
ートおよびコンクリート成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、耐火被覆を目的としたコンクリー
トは存在しなかった。なお、レンガは耐火被覆によく用
いられているが、言うまでもなく、これはコンクリート
ではない。レンガ以外の耐火被覆としては、例えば、鉄
骨にロックウール入り湿式耐火被覆材を吹付け、これを
耐火被覆材とする例が見られる。しかしながら、この耐
火被覆材は強度が低い上、外観上もよくない。このため
に、外部から見えないところにしか適用できないという
問題点がある。このように、高い強度で、美観に優れた
耐火被覆材が要求されている。
トは存在しなかった。なお、レンガは耐火被覆によく用
いられているが、言うまでもなく、これはコンクリート
ではない。レンガ以外の耐火被覆としては、例えば、鉄
骨にロックウール入り湿式耐火被覆材を吹付け、これを
耐火被覆材とする例が見られる。しかしながら、この耐
火被覆材は強度が低い上、外観上もよくない。このため
に、外部から見えないところにしか適用できないという
問題点がある。このように、高い強度で、美観に優れた
耐火被覆材が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実状に鑑みてなされたものであり、軽量で作業性が良好
であり、外観に優れ、しかも強度が高い耐火被覆用コン
クリートおよびコンクリート成形体を提供することを目
的とするものである。
実状に鑑みてなされたものであり、軽量で作業性が良好
であり、外観に優れ、しかも強度が高い耐火被覆用コン
クリートおよびコンクリート成形体を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、絶乾
状態ないし吸水率50%以下の割合で乾燥している軽量
骨材、セメント、減水剤および水を配合して得られる耐
火被覆用コンクリートを提供するものである。また本発
明は、軽量骨材の絶乾状態の比重が1. 0未満である前
記の耐火被覆用コンクリートを提供するものである。さ
らに本発明は、水セメント比が30%以下として調製さ
れる前記の耐火被覆用コンクリートを提供するものであ
る。さらにまた本発明は、絶乾状態ないし吸水率50%
以下の割合で乾燥している軽量骨材、セメント、減水剤
および水を配合し、生コンクリートを調製し、前記生コ
ンクリートを所望の形状の型枠に打設し、これを硬化さ
せて得られる耐火被覆用コンクリート成形体を提供する
ものである。
状態ないし吸水率50%以下の割合で乾燥している軽量
骨材、セメント、減水剤および水を配合して得られる耐
火被覆用コンクリートを提供するものである。また本発
明は、軽量骨材の絶乾状態の比重が1. 0未満である前
記の耐火被覆用コンクリートを提供するものである。さ
らに本発明は、水セメント比が30%以下として調製さ
れる前記の耐火被覆用コンクリートを提供するものであ
る。さらにまた本発明は、絶乾状態ないし吸水率50%
以下の割合で乾燥している軽量骨材、セメント、減水剤
および水を配合し、生コンクリートを調製し、前記生コ
ンクリートを所望の形状の型枠に打設し、これを硬化さ
せて得られる耐火被覆用コンクリート成形体を提供する
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】従来のコンクリートは、極めて極
端に乾かさない限り爆裂するので耐火被覆材としては適
していなかった。一般に、コンクリートは重く、その成
形品を扱うことは作業性の観点から容易なことではなか
った。このことは従来の技術において常識であった。し
かしながら、絶乾状態ないし吸水率50%以下の割合で
乾燥している軽量骨材を用い、好ましくは水セメント比
を30%未満としたコンクリートは爆裂しない。また強
度が高く、比重が軽いために作業性がよい。さらに生コ
ンクリートを所望の形状の型枠に打設すれば、板状等の
どのような形態にも成形できる。得られる本発明の耐火
被覆用コンクリートは、一般のコンクリートと外観は変
わらず、また耐久性に優れているので、いわゆる打放し
コンクリートとしても使用できる。
端に乾かさない限り爆裂するので耐火被覆材としては適
していなかった。一般に、コンクリートは重く、その成
形品を扱うことは作業性の観点から容易なことではなか
った。このことは従来の技術において常識であった。し
かしながら、絶乾状態ないし吸水率50%以下の割合で
乾燥している軽量骨材を用い、好ましくは水セメント比
を30%未満としたコンクリートは爆裂しない。また強
度が高く、比重が軽いために作業性がよい。さらに生コ
ンクリートを所望の形状の型枠に打設すれば、板状等の
どのような形態にも成形できる。得られる本発明の耐火
被覆用コンクリートは、一般のコンクリートと外観は変
わらず、また耐久性に優れているので、いわゆる打放し
コンクリートとしても使用できる。
【0006】本発明の耐火被覆用コンクリートに用いら
れるセメントは、特に制限はない。例えば、アルミナセ
メントも、普通ポルトランドセメントも、早強ポルトラ
ンドセメントもビーライトセメント等も利用することが
できる。本発明の耐火被覆用コンクリートに用いられる
減水剤は、特に制限はない。例えば、ポリカルボン酸系
の減水剤も好適に用いられる。このポリカルボン酸系減
水剤の具体例としては、主成分がポリカルボン酸エーテ
ル系の複合物(カルシウム・ベース)等が挙げられる。
市販されているものも好適に利用することができ、例え
ばエヌエムビー社製の商品名SP−8HE、花王(株)
社製の商品名マイテイ2000TH等が挙げられる。そ
の他の減水剤も利用することができる。その他、減水剤
と一緒にAE剤と消泡剤を利用することができる。本発
明の耐火被覆用コンクリートに用いられるAE剤と消泡
剤は、特に制限はない。例えば、AE剤としてエヌエム
ビー社製の商品名775S、消泡剤としてエヌエムビー
社製の商品名404、竹本油脂社製AFK−2等が挙げ
られる。その他のAE剤と消泡剤も利用することができ
る。
れるセメントは、特に制限はない。例えば、アルミナセ
メントも、普通ポルトランドセメントも、早強ポルトラ
ンドセメントもビーライトセメント等も利用することが
できる。本発明の耐火被覆用コンクリートに用いられる
減水剤は、特に制限はない。例えば、ポリカルボン酸系
の減水剤も好適に用いられる。このポリカルボン酸系減
水剤の具体例としては、主成分がポリカルボン酸エーテ
ル系の複合物(カルシウム・ベース)等が挙げられる。
市販されているものも好適に利用することができ、例え
ばエヌエムビー社製の商品名SP−8HE、花王(株)
社製の商品名マイテイ2000TH等が挙げられる。そ
の他の減水剤も利用することができる。その他、減水剤
と一緒にAE剤と消泡剤を利用することができる。本発
明の耐火被覆用コンクリートに用いられるAE剤と消泡
剤は、特に制限はない。例えば、AE剤としてエヌエム
ビー社製の商品名775S、消泡剤としてエヌエムビー
社製の商品名404、竹本油脂社製AFK−2等が挙げ
られる。その他のAE剤と消泡剤も利用することができ
る。
【0007】本発明における減水剤の配合割合は、採用
される減水剤の種類、採用されるセメントの種類や水セ
メント比によっても相違するが、例えば1. 2〜6. 0
リットル/m3 、好ましくは3. 0〜5. 0リットル/
m3 がよい。本発明の耐火被覆用コンクリートに用いら
れる軽量骨材は、配合時に絶乾状態ないし吸水率50%
以下の割合で乾燥しているものである。軽量骨材におけ
る粗骨材および細骨材は共に限定されるものではなく、
目的に応じて種々選択することができる。例えば大島産
天然軽量骨材と人工軽量骨材とを併用することができ
る。人工軽量骨材の具体的な例としては、細骨材として
(株)サンライト社製、商品名Gライトを、粗骨材とし
て日本メサライト工業社製、商品名スーパーメサライト
を用いることができる。その他の人工軽量粗骨材と人工
軽量細骨材も用いることができる。このような軽量骨材
の配合割合は、使用目的に応じて適宜決定することがで
きる。
される減水剤の種類、採用されるセメントの種類や水セ
メント比によっても相違するが、例えば1. 2〜6. 0
リットル/m3 、好ましくは3. 0〜5. 0リットル/
m3 がよい。本発明の耐火被覆用コンクリートに用いら
れる軽量骨材は、配合時に絶乾状態ないし吸水率50%
以下の割合で乾燥しているものである。軽量骨材におけ
る粗骨材および細骨材は共に限定されるものではなく、
目的に応じて種々選択することができる。例えば大島産
天然軽量骨材と人工軽量骨材とを併用することができ
る。人工軽量骨材の具体的な例としては、細骨材として
(株)サンライト社製、商品名Gライトを、粗骨材とし
て日本メサライト工業社製、商品名スーパーメサライト
を用いることができる。その他の人工軽量粗骨材と人工
軽量細骨材も用いることができる。このような軽量骨材
の配合割合は、使用目的に応じて適宜決定することがで
きる。
【0008】本発明の耐火被覆用軽量コンクリートに用
いられる軽量骨材は濡らす必要がなく、絶乾状態で用い
ることができる。しかしながら、必要に応じて軽量骨材
を濡らすこともでき、その軽量骨材の吸水率の半分程度
までの吸水状態でも使用できる。本発明の耐火被覆用コ
ンクリートに用いられる軽量骨材において、粗骨材また
は細骨材は、絶乾状態の比重が1. 0未満であることが
望ましい。本発明の耐火被覆用コンクリートの水セメン
ト比は、35%以下であることが好ましい。水セメント
比は、さらに低い値であることもできるが、通常、16
〜30%、好ましくは26%以下である。
いられる軽量骨材は濡らす必要がなく、絶乾状態で用い
ることができる。しかしながら、必要に応じて軽量骨材
を濡らすこともでき、その軽量骨材の吸水率の半分程度
までの吸水状態でも使用できる。本発明の耐火被覆用コ
ンクリートに用いられる軽量骨材において、粗骨材また
は細骨材は、絶乾状態の比重が1. 0未満であることが
望ましい。本発明の耐火被覆用コンクリートの水セメン
ト比は、35%以下であることが好ましい。水セメント
比は、さらに低い値であることもできるが、通常、16
〜30%、好ましくは26%以下である。
【0009】本発明の耐火被覆用コンクリートは、従来
の軽量コンクリートと同様に、ミキサー中に材料を投入
してから練りを行い、調合水および減水剤を投入、本練
りを行うことができ、所望の型枠に所望の手段をもって
打設することができる。また、その他の混和材料も必要
に応じて配合することができる。本発明の耐火被覆用コ
ンクリートの養生も、従来のコンクリートと同様の手段
を採用することができる。例えば蒸気養生も採用するこ
とができ、これによりひび割れ等の悪影響が発現するこ
とがない。
の軽量コンクリートと同様に、ミキサー中に材料を投入
してから練りを行い、調合水および減水剤を投入、本練
りを行うことができ、所望の型枠に所望の手段をもって
打設することができる。また、その他の混和材料も必要
に応じて配合することができる。本発明の耐火被覆用コ
ンクリートの養生も、従来のコンクリートと同様の手段
を採用することができる。例えば蒸気養生も採用するこ
とができ、これによりひび割れ等の悪影響が発現するこ
とがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに説明する。 (実施例1)下記表1に示す配合率に従って本発明の耐
火被覆用コンクリートを調製した。なお表1において、
人工軽量細骨材および人工軽量粗骨材は、(株)サンラ
イト社製、商品名Gライトであり、減水剤は、ポリカル
ボン酸系減水剤であり、エヌエムビー社製、商品名SP
−8HEである。Gライトの絶乾比重は1. 0未満であ
る。
らに説明する。 (実施例1)下記表1に示す配合率に従って本発明の耐
火被覆用コンクリートを調製した。なお表1において、
人工軽量細骨材および人工軽量粗骨材は、(株)サンラ
イト社製、商品名Gライトであり、減水剤は、ポリカル
ボン酸系減水剤であり、エヌエムビー社製、商品名SP
−8HEである。Gライトの絶乾比重は1. 0未満であ
る。
【0011】
【表1】
【0012】上記配合率に従って、各材料をミキサー中
に投入してから練りを行い、調合水および減水剤を投入
し本練りを行った。生コンクリートの作業性は十分であ
った。スランプ値は16cmであった。厚さ4cmの板
状部材を造って見たが、製造は難しくなかった。上記の
生コンクリートを規定の型枠に打設し、φ10×20c
mの寸法の供試体を得て、その圧縮強度と比重を測定し
た。その結果を表2に示す。
に投入してから練りを行い、調合水および減水剤を投入
し本練りを行った。生コンクリートの作業性は十分であ
った。スランプ値は16cmであった。厚さ4cmの板
状部材を造って見たが、製造は難しくなかった。上記の
生コンクリートを規定の型枠に打設し、φ10×20c
mの寸法の供試体を得て、その圧縮強度と比重を測定し
た。その結果を表2に示す。
【0013】
【表2】
【0014】[耐火実験結果]上記の生コンクリート
で、幅10cmで1m×2mの鉄筋入り平板を製造し
た。表面仕上げ作業に問題はなかった。材齢90日目の
平板の片側全面に、推定温度約900℃の炎を3時間当
てた。3時間後、炎を受けた面には若干の微細なひび割
れが認められたが、爆裂はなかった。なお、裏面では炎
を受け初めから約20分経過した時点で水気の噴出が見
られ、目視では炎を受け初めから約55分経過する時ま
で水気の噴出が認められた。
で、幅10cmで1m×2mの鉄筋入り平板を製造し
た。表面仕上げ作業に問題はなかった。材齢90日目の
平板の片側全面に、推定温度約900℃の炎を3時間当
てた。3時間後、炎を受けた面には若干の微細なひび割
れが認められたが、爆裂はなかった。なお、裏面では炎
を受け初めから約20分経過した時点で水気の噴出が見
られ、目視では炎を受け初めから約55分経過する時ま
で水気の噴出が認められた。
【0015】(実施例2)下記表3に示す配合率に従っ
て本発明の耐火被覆用コンクリートを調製した。なお表
3において、人工軽量細骨材(株)サンライト社製、商
品名Gライトであり、人工軽量粗骨材は日本メサライト
工業社製、商品名スーパーメサライト、減水剤は、ポリ
カルボン酸系減水剤であり、花王(株)社製の商品名マ
イテイ2000THである。Gライトおよびスーパーメ
サライトの絶乾比重は1. 0未満である。
て本発明の耐火被覆用コンクリートを調製した。なお表
3において、人工軽量細骨材(株)サンライト社製、商
品名Gライトであり、人工軽量粗骨材は日本メサライト
工業社製、商品名スーパーメサライト、減水剤は、ポリ
カルボン酸系減水剤であり、花王(株)社製の商品名マ
イテイ2000THである。Gライトおよびスーパーメ
サライトの絶乾比重は1. 0未満である。
【0016】
【表3】
【0017】上記配合率に従って、各材料をミキサー中
に投入してから練りを行い、調合水および減水剤を投入
し本練りを行った。コンクリートの作業性は十分であっ
た。スランプ値は20cmであった。厚さ4cmの板状
部材、幅15cmで2m×3mの鉄筋入り平板を製造し
て見たが、製造は難しくなかった。上記の生コンクリー
トを規定の型枠に打設し、φ10×20cmの寸法の供
試体を得て、その圧縮強度と比重を測定した。その結果
を表4に示す。
に投入してから練りを行い、調合水および減水剤を投入
し本練りを行った。コンクリートの作業性は十分であっ
た。スランプ値は20cmであった。厚さ4cmの板状
部材、幅15cmで2m×3mの鉄筋入り平板を製造し
て見たが、製造は難しくなかった。上記の生コンクリー
トを規定の型枠に打設し、φ10×20cmの寸法の供
試体を得て、その圧縮強度と比重を測定した。その結果
を表4に示す。
【0018】
【表4】
【0019】(比較例1)下記表5に示す配合率に従っ
て従来の軽量コンクリートを調製した。なお表5におい
て、人工軽量細骨材および人工軽量粗骨材は、日本メサ
ライト工業社製、商品名メサライトであり、両方共に表
乾状態(骨材の吸水率は50%以上である)で用いた。
減水剤は、ポリカルボン酸系減水剤であり、エヌエムビ
ー社製、商品名SP−8HEである。
て従来の軽量コンクリートを調製した。なお表5におい
て、人工軽量細骨材および人工軽量粗骨材は、日本メサ
ライト工業社製、商品名メサライトであり、両方共に表
乾状態(骨材の吸水率は50%以上である)で用いた。
減水剤は、ポリカルボン酸系減水剤であり、エヌエムビ
ー社製、商品名SP−8HEである。
【0020】
【表5】
【0021】上記配合率に従って、各材料をミキサー中
に投入してから練りを行い、調合水および減水剤を投入
し本練りを行った。生コンクリートの作業性は十分であ
った。スランプ値は18cmであった。上記の生コンク
リートを規定の型枠に打設し、φ10×20cmの寸法
の供試体を得て、その圧縮強度と比重を測定した。その
結果を表6に示す。
に投入してから練りを行い、調合水および減水剤を投入
し本練りを行った。生コンクリートの作業性は十分であ
った。スランプ値は18cmであった。上記の生コンク
リートを規定の型枠に打設し、φ10×20cmの寸法
の供試体を得て、その圧縮強度と比重を測定した。その
結果を表6に示す。
【0022】
【表6】
【0023】[耐火実験結果]実施例2(表3)と比較
例1(表5)の生コンクリートで各々、幅10cmで1
m×2mの鉄筋入り平板を製造した。両方共に、表面仕
上げ作業に問題はなかった。材齢130日目の平板の片
側全面に、推定温度約900℃の炎を当てた。表5に示
した従来の生コンクリートで造った平板は炎を受け初め
から約15分経過した時点で爆裂し原形が残らなかっ
た。表3の生コンクリートで造った平板は炎を受け初め
てから約2時間後、炎を受けた面には若干の微細なひび
割れが認められたが、爆裂はなかった。なお、裏面では
炎を受け初めから約15分経過した時点で水気の噴出が
見られ、目視では炎を受け初めから約40分経過する時
まで水気の噴出が認められた。本発明の耐火被覆用コン
クリートと従来の軽量コンクリートとは、耐火性が大き
く異なることが確認できた。
例1(表5)の生コンクリートで各々、幅10cmで1
m×2mの鉄筋入り平板を製造した。両方共に、表面仕
上げ作業に問題はなかった。材齢130日目の平板の片
側全面に、推定温度約900℃の炎を当てた。表5に示
した従来の生コンクリートで造った平板は炎を受け初め
から約15分経過した時点で爆裂し原形が残らなかっ
た。表3の生コンクリートで造った平板は炎を受け初め
てから約2時間後、炎を受けた面には若干の微細なひび
割れが認められたが、爆裂はなかった。なお、裏面では
炎を受け初めから約15分経過した時点で水気の噴出が
見られ、目視では炎を受け初めから約40分経過する時
まで水気の噴出が認められた。本発明の耐火被覆用コン
クリートと従来の軽量コンクリートとは、耐火性が大き
く異なることが確認できた。
【0024】(実施例3)下記表7に示す配合率に従っ
て本発明の耐火被覆用コンクリートを調製した。配合率
は表5とほぼ同じである。なお表7において、人工軽量
細骨材および人工軽量粗骨材は、日本メサライト工業社
製、商品名メサライトであり、両方共に絶乾状態で用い
た。減水剤は、ポリカルボン酸系減水剤であり、花王
(株)社製の商品名マイテイ2000THである。
て本発明の耐火被覆用コンクリートを調製した。配合率
は表5とほぼ同じである。なお表7において、人工軽量
細骨材および人工軽量粗骨材は、日本メサライト工業社
製、商品名メサライトであり、両方共に絶乾状態で用い
た。減水剤は、ポリカルボン酸系減水剤であり、花王
(株)社製の商品名マイテイ2000THである。
【0025】
【表7】
【0026】上記表7の配合率に従って、各材料をミキ
サー中に投入してから練りを行い、調合水および減水剤
を投入し本練りを行った。コンクリートの作業性は十分
であった。スランプ値は16cmであった。厚さ4cm
の板状部材、幅15cmで2m×3mの鉄筋入り平板を
製造して見たが、製造は難しくなかった。上記の生コン
クリートを規定の型枠に打設し、φ10×20cmの寸
法の供試体を得て、その圧縮強度と比重を測定した。そ
の結果を表8に示す。
サー中に投入してから練りを行い、調合水および減水剤
を投入し本練りを行った。コンクリートの作業性は十分
であった。スランプ値は16cmであった。厚さ4cm
の板状部材、幅15cmで2m×3mの鉄筋入り平板を
製造して見たが、製造は難しくなかった。上記の生コン
クリートを規定の型枠に打設し、φ10×20cmの寸
法の供試体を得て、その圧縮強度と比重を測定した。そ
の結果を表8に示す。
【0027】
【表8】
【0028】[耐火実験結果]表7の生コンクリート
で、幅10cmで1m×2mの鉄筋入り平板を製造し
た。材齢123日目の平板の片側全面に、推定温度約9
00℃の炎を当てた。平板は炎を受け初めから約2時間
後、炎を受けた面には若干の微細なひび割れが認められ
たが、爆裂はなかった。なお、裏面では炎を受け初めか
ら約15分経過した時点で水気の噴出が見られ、目視で
は炎を受け初めから約45分経過する時まで水気の噴出
が認められた。本発明の耐火被覆用コンクリートと従来
の軽量コンクリートとは、耐火性が大きく異なることが
ここでも確認できた。
で、幅10cmで1m×2mの鉄筋入り平板を製造し
た。材齢123日目の平板の片側全面に、推定温度約9
00℃の炎を当てた。平板は炎を受け初めから約2時間
後、炎を受けた面には若干の微細なひび割れが認められ
たが、爆裂はなかった。なお、裏面では炎を受け初めか
ら約15分経過した時点で水気の噴出が見られ、目視で
は炎を受け初めから約45分経過する時まで水気の噴出
が認められた。本発明の耐火被覆用コンクリートと従来
の軽量コンクリートとは、耐火性が大きく異なることが
ここでも確認できた。
【0029】(実施例4:施工性と充填性)表1、表
3、表5、表7の生コンクリートで30cm角の高さ2
mの柱を施工した。表5のコンクリートは従来の人工軽
量コンクリートである。材齢56日において各々の柱を
コアボウリングし、柱の上部・中部・下部において粗骨
材の分布状況を調べた。各々の柱共に、上部・中部・下
部における粗骨材の分布状況はバラツキが少ないことが
判った。各々のコンクリートの施工性と充填性はほぼ同
等な水準であった。
3、表5、表7の生コンクリートで30cm角の高さ2
mの柱を施工した。表5のコンクリートは従来の人工軽
量コンクリートである。材齢56日において各々の柱を
コアボウリングし、柱の上部・中部・下部において粗骨
材の分布状況を調べた。各々の柱共に、上部・中部・下
部における粗骨材の分布状況はバラツキが少ないことが
判った。各々のコンクリートの施工性と充填性はほぼ同
等な水準であった。
【0030】(実施例5:蒸気養生)表1、表3、表
5、表7の生コンクリートで高さ20cmの2m×2m
の鉄筋入りPC版を製造し、50℃・3時間の蒸気養生
を行った。表5のコンクリートは従来の人工軽量コンク
リートである。各々のPC版は打設後16時間で脱型し
たが、何の問題もなかった。ひび割れも発生しなかっ
た。仕上げ作業性もほぼ同等であった。
5、表7の生コンクリートで高さ20cmの2m×2m
の鉄筋入りPC版を製造し、50℃・3時間の蒸気養生
を行った。表5のコンクリートは従来の人工軽量コンク
リートである。各々のPC版は打設後16時間で脱型し
たが、何の問題もなかった。ひび割れも発生しなかっ
た。仕上げ作業性もほぼ同等であった。
【0031】(実施例6)表1、表3、表5、表7の生
コンクリートで高さ5cmの1m×1mの無筋ブロック
版を製造し、40℃・2時間の蒸気養生を行った。表5
のコンクリートは従来の人工軽量コンクリートである。
各々のブロック版は打設後18時間で脱型したが、何の
問題もなかった。ひび割れも発生しなかった。仕上げ作
業性もほぼ同等であった。
コンクリートで高さ5cmの1m×1mの無筋ブロック
版を製造し、40℃・2時間の蒸気養生を行った。表5
のコンクリートは従来の人工軽量コンクリートである。
各々のブロック版は打設後18時間で脱型したが、何の
問題もなかった。ひび割れも発生しなかった。仕上げ作
業性もほぼ同等であった。
【0032】
【発明の効果】本発明の耐火被覆用コンクリートまたは
コンクリート成形体は、絶乾状態ないし吸水率50%以
下の割合で乾燥している軽量骨材、セメント、減水剤お
よび水を配合して得られるために、従来の軽量コンクリ
ートには見られない耐火性を備え、軽量で作業性が良好
であり、外観に優れ、しかも強度が高いものである。し
たがって本発明の耐火被覆用コンクリートは、耐火のた
めに特別な措置を必要とせず、また設計上の制約を受け
ない。本発明の耐火被覆用コンクリートは、任意の型枠
に、任意の打設方法を適用できるため、鉄筋コンクリー
ト構造、鉄骨構造、木構造等の如何なる形状・形態の構
造物に対しても耐火性を付与することができる。また本
発明の耐火被覆用コンクリートは、仕上げ性が従来の軽
量コンクリートと同等であるので、耐火性を付与しなが
ら、外観的にも優れ、外壁材、内壁材等としても使用可
能である。また外壁材、内壁材の一部を構成する外壁部
材または内壁部材としても使用できる。
コンクリート成形体は、絶乾状態ないし吸水率50%以
下の割合で乾燥している軽量骨材、セメント、減水剤お
よび水を配合して得られるために、従来の軽量コンクリ
ートには見られない耐火性を備え、軽量で作業性が良好
であり、外観に優れ、しかも強度が高いものである。し
たがって本発明の耐火被覆用コンクリートは、耐火のた
めに特別な措置を必要とせず、また設計上の制約を受け
ない。本発明の耐火被覆用コンクリートは、任意の型枠
に、任意の打設方法を適用できるため、鉄筋コンクリー
ト構造、鉄骨構造、木構造等の如何なる形状・形態の構
造物に対しても耐火性を付与することができる。また本
発明の耐火被覆用コンクリートは、仕上げ性が従来の軽
量コンクリートと同等であるので、耐火性を付与しなが
ら、外観的にも優れ、外壁材、内壁材等としても使用可
能である。また外壁材、内壁材の一部を構成する外壁部
材または内壁部材としても使用できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 絶乾状態ないし吸水率50%以下の割合
で乾燥している軽量骨材、セメント、減水剤および水を
配合して得られる耐火被覆用コンクリート。 - 【請求項2】 軽量骨材の絶乾状態の比重が1. 0未満
である請求項1記載の耐火被覆用コンクリート。 - 【請求項3】 水セメント比が30%以下として調製さ
れる請求項1または2に記載の耐火被覆用コンクリー
ト。 - 【請求項4】 絶乾状態ないし吸水率50%以下の割合
で乾燥している軽量骨材、セメント、減水剤および水を
配合し、生コンクリートを調製し、前記生コンクリート
を所望の形状の型枠に打設し、これを硬化させて得られ
る耐火被覆用コンクリート成形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29347697A JPH11116312A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 耐火被覆用コンクリートおよびコンクリート成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29347697A JPH11116312A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 耐火被覆用コンクリートおよびコンクリート成形体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11116312A true JPH11116312A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17795241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29347697A Pending JPH11116312A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | 耐火被覆用コンクリートおよびコンクリート成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11116312A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110240447A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-09-17 | 东南大学 | 一种清水混凝土表面气孔的控制方法 |
| CN112374841A (zh) * | 2020-09-16 | 2021-02-19 | 湖州上建华煜混凝土有限公司 | 一种耐火混凝土及其制备方法 |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP29347697A patent/JPH11116312A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110240447A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-09-17 | 东南大学 | 一种清水混凝土表面气孔的控制方法 |
| CN112374841A (zh) * | 2020-09-16 | 2021-02-19 | 湖州上建华煜混凝土有限公司 | 一种耐火混凝土及其制备方法 |
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