JPH11118025A - オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置 - Google Patents

オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置

Info

Publication number
JPH11118025A
JPH11118025A JP9281869A JP28186997A JPH11118025A JP H11118025 A JPH11118025 A JP H11118025A JP 9281869 A JP9281869 A JP 9281869A JP 28186997 A JP28186997 A JP 28186997A JP H11118025 A JPH11118025 A JP H11118025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driven pulley
roller clutch
peripheral surface
sleeve
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9281869A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11118025A5 (ja
Inventor
Hiroshi Aida
博 相田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP9281869A priority Critical patent/JPH11118025A/ja
Publication of JPH11118025A publication Critical patent/JPH11118025A/ja
Publication of JPH11118025A5 publication Critical patent/JPH11118025A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Pulleys (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラクラッチ16の負荷容量を高くして、
大きなトルクを伝達する場合でも、十分な耐久性を確保
する。 【解決手段】 ローラクラッチ16を構成するローラク
ラッチ用内輪17を、引き抜き材を切断する事により造
る。軸方向両端部にだれが存在しない為、カム面18と
ローラ25の転動面との当接面積、並びにローラクラッ
チ用内輪17の内周面とスリーブ18の外周面との当接
面積を確保して、上記ローラクラッチ16の負荷容量を
高くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のオルタネータ用ロー
ラクラッチ内蔵型プーリ装置は、自動車用の発電機であ
るオルタネータの回転軸の端部に固定し、エンジンのク
ランクシャフトの端部に固定した駆動プーリとの間に無
端ベルトを掛け渡す事により、上記オルタネータを駆動
する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の駆動用エンジンを駆動源とし
て、自動車に必要な発電を行なうオルタネータの構造
が、例えば特開平7−139550号公報に記載されて
いる。図5は、この公報に記載されたオルタネータ1を
示している。ハウジング2の内側に回転軸3を、1対の
転がり軸受4、4により、回転自在に支持している。こ
の回転軸3の中間部には、ロータ5と整流子6とを設け
ている。又、この回転軸3の一端部(図5の右端部)で
上記ハウジング2外に突出した部分には、従動プーリ7
を固定している。エンジンへの組み付け状態では、この
従動プーリ7に無端ベルトを掛け渡し、エンジンのクラ
ンクシャフトにより、上記回転軸3を回転駆動自在とす
る。
【0003】上記従動プーリ7として従来一般的には、
単に上記回転軸3に固定しただけのものを使用してい
た。これに対して近年、無端ベルトの走行速度が一定若
しくは上昇傾向にある場合には、無端ベルトから回転軸
への動力の伝達を自在とし、無端ベルトの走行速度が低
下傾向にある場合には、従動プーリと回転軸との相対回
転を自在とする、オルタネータ用クラッチ内蔵型プーリ
装置が各種提案され、一部で使用されている。例えば、
特開昭56−101353号公報、特開平8−6144
3号公報、特公平7−72585号公報、フランス特許
公報FR2726059A1等に、上述の様な機能を有
するオルタネータ用クラッチ内蔵型プーリ装置が記載さ
れている。又、一部ではこの様なオルタネータ用クラッ
チ内蔵型プーリ装置が、実際に使用されている。
【0004】図6は、このうち特開平8−61443号
公報に記載されているオルタネータ用クラッチ内蔵型プ
ーリ装置を示している。このオルタネータ用クラッチ内
蔵型プーリ装置は、上記回転軸3に外嵌固定自在なスリ
ーブ8を有する。そして、このスリーブ8の周囲に従動
プーリ7aを、このスリーブ8と同心に配置している。
そして、これらスリーブ8の外周面と従動プーリ7aの
内周面との間に、1対のサポート軸受9a、9aと一方
向クラッチ10とを設けている。このうちのサポート軸
受9a、9aは、上記従動プーリ7aに加わるラジアル
荷重を支承しつつ、上記スリーブ8と従動プーリ7aと
の相対回転を自在とする。又、上記一方向クラッチ10
は、上記従動プーリ7aが上記スリーブ8に対して所定
方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、この従動プ
ーリ7aからスリーブ8への回転力の伝達を自在とす
る。
【0005】この様なオルネータ用クラッチ内蔵型プー
リ装置を使用する理由は、次の通りである。例えば、上
記駆動用エンジンがディーゼルエンジンである場合、ア
イドリング時等、低回転時にはクランクシャフトの回転
角速度の変動が大きくなる。この結果、上記クランクシ
ャフトの端部に固定した駆動プーリに掛け渡した無端ベ
ルト11の走行速度も細かく変動する事になる。一方、
この無端ベルト11により従動プーリ7aを介して回転
駆動されるオルタネータ1(図5)の回転軸3は、この
回転軸3並びにこの回転軸3に固定したロータ5及び整
流子6(図5)等の慣性質量に基づき、それ程急激には
変動しない。従って、上記従動プーリ7aを回転軸3に
対し単に固定した場合には、クランクシャフトの回転角
速度の変動に伴い、上記無端ベルト11と従動プーリ7
aとが両方向に擦れ合う傾向となる。この結果、この従
動プーリ7aと擦れ合う無端ベルト11に、繰り返し異
なる方向の応力が作用して、この無端ベルト11と従動
プーリ7aとの間に滑りが発生し易くなったり、或はこ
の無端ベルト11の寿命が短くなったりする原因とな
る。
【0006】又、上述の様な従動プーリ7aの外周面と
無端ベルト11の内周面との摩擦に基づく無端ベルト1
1の寿命低下は、走行時に加減速を繰り返す事によって
も生じる。即ち、加速時には無端ベルト11側から従動
プーリ7a側に駆動力が伝達されるのに対し、減速時に
は上述の様に慣性に基づいて回転し続けようとする従動
プーリ7aに、上記無端ベルト11から制動力が作用す
る。この制動力と上記駆動力とは、上記無端ベルト11
の内周面に対して逆方向の摩擦力として作用するので、
やはり上記無端ベルト11の寿命低下の原因となる。特
に、トラックの様に排気ブレーキを備えた車両の場合に
は、アクセルオフ時に於けるクランクシャフトの回転低
下の減速度が著しく、上記制動力に基づいて上記無端ベ
ルト11の内周面に加わる摩擦力が大きくなる結果、上
記寿命低下が著しい。
【0007】そこで、上述の様な従動プーリ7aとし
て、前記オルタネータ用クラッチ内蔵型プーリ装置を使
用する事により、上記無端ベルト11の走行速度が一定
若しくは上昇傾向にある場合には、上記従動プーリ7a
から回転軸3への回転力の伝達を自在とし、反対に上記
無端ベルト11の走行速度が低下傾向にある場合には、
これら従動プーリ7aと回転軸3との相対回転を自在と
する。即ち、上記無端ベルト11の走行速度が低下傾向
にある場合には、上記従動プーリ7aの回転角速度を上
記回転軸3の回転角速度よりも遅くして、上記無端ベル
ト11と従動プーリ7aとの当接部が強く擦れ合う事を
防止する。この様にして、従動プーリ7aと無端ベルト
11との擦れ合い部に作用する応力の方向を一定にし、
この無端ベルト11と従動プーリ7aとの間に滑りが発
生したり、或はこの無端ベルト11の寿命が低下する事
を防止する。
【0008】上述の様に構成され作用するオルタネータ
用クラッチ内蔵型プーリ装置を構成する一方向クラッチ
10としてローラクラッチを使用する場合、このローラ
クラッチを構成する外輪の内周面又は内輪の外周面に、
円周方向に亙る凹凸である、カム面を形成する必要があ
る。この様なカム面を有する外輪又は内輪を従来は、プ
レス加工、鍛造加工、燒結により造っていた。プレス加
工により造った外輪又は内輪は、従動プーリ7aに内嵌
固定若しくはスリーブ8に外嵌固定し、鍛造加工、燒結
により造った外輪又は内輪は、上記従動プーリ7a又は
スリーブ8と一体に構成していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】外輪又は内輪をプレス
加工により造った場合には、材料コスト並びに加工コス
トが低い為、上記外輪又は内輪を安価に得られるのに対
して、得られる外輪又は内輪の軸方向両端部にだれが生
じ、この軸方向両端部周面が、中間部周面よりも直径方
向に凹む事が避けられない。この様にだれに基づいて凹
んだ部分は、ローラの転動面と当接しない為、この転動
面と上記外輪又は内輪に形成したカム面との当接面積が
その分減少し、ローラクラッチの負荷容量が小さくなっ
て、このローラクラッチの耐久性が損なわれる。又、鍛
造加工、燒結により造る場合、それ自体の加工コストが
高いだけでなく、十分な精度を得る事が難しい為、後加
工が必要になり、更にコストが嵩んでしまう。本発明の
オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置は、こ
の様な事情に鑑みて発明したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のローラクラッチ
内蔵型プーリ装置は、オルタネータの回転軸の周囲に、
この回転軸と同心に配置する従動プーリと、これら回転
軸の外周面と従動プーリの内周面との間に設け、この従
動プーリに加わるラジアル荷重を支承しつつこれら回転
軸と従動プーリとの相対回転を自在とするサポート軸受
と、上記回転軸の外周面と従動プーリの内周面との間に
設け、この従動プーリが上記回転軸に対し所定方向に相
対回転する傾向となる場合にのみ従動プーリとスリーブ
との間での回転力の伝達を自在とするローラクラッチと
を備える。そして、このローラクラッチを構成する為の
カム面を、上記従動プーリに内嵌固定した外輪の内周面
又は上記回転軸に直接又はスリーブを介して外嵌固定し
た内輪の外周面に形成すると共に、このカム面を形成し
た外輪又は内輪を引き抜き材製とする。
【0011】
【作用】上述の様に構成する本発明のローラクラッチ内
蔵型プーリ装置の場合には、カム面を形成した外輪又は
内輪を引き抜き材製としているので、この外輪又は内輪
を精度良く、且つ、安価に造れる。しかも、引き抜き材
製の外輪又は内輪の軸方向両端部周面には、プレス加工
により生じる様なだれが発生する事がないので、上記外
輪の内周面又は内輪の外周面とローラの転動面との当接
面積を広くして、ローラクラッチの負荷容量を確保でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜3は、本発明の実施の形態
の第1例を示している。スリーブ8は、全体を円筒状に
形成しており、オルタネータの回転軸3(図5〜6参
照)の端部に外嵌固定して、この回転軸3と共に回転自
在である。この為に図示の例では、上記スリーブ8の中
間部内周面に雌スプライン部12を形成し、この雌スプ
ライン部12と上記回転軸3の端部外周面に形成した雄
スプライン部(図示省略)とを係合自在としている。
尚、上記回転軸3とスリーブ8との相対回転を防止する
為の構造は、スプラインに代えて、ねじ、或は非円筒面
同士の嵌合、キー係合等としても良い。
【0013】上述の様なスリーブ8の周囲には従動プー
リ7bを、このスリーブ8と同心に配置している。この
従動プーリ7bは、鋼板、アルミニウム合金板等の金属
素材にプレス加工、絞り加工、鍛造加工等の塑性加工を
施す事により、一体に造っており、内径側円筒部13と
外径側円筒部14と連結部15とを有する、断面略コ字
形に形成している。このうちの内径側円筒部13は、そ
の内側に次述するサポート軸受9、9及びローラクラッ
チ16を装着する為、比較的厚肉に形成している。又、
上記外径側円筒部14は、内周面の幅方向に亙る断面形
状を波形として、上記内径側円筒部13と同心に配置し
ている。この様な外径側円筒部14の外周面には、所謂
ポリVベルトと呼ばれる無端ベルトの一部を掛け渡す。
更に、円輪状に形成された上記連結部15の外周縁は上
記外径側円筒部14の軸方向一端縁(図1の右端縁)
に、同じく内周縁は上記内径側円筒部13の軸方向一端
縁に、それぞれ連続させて、これら外径側円筒部14と
内径側円筒部13とを互いに同心に結合している。尚、
上記連結部15の設置位置は特に問わず、外径側、内径
側両円筒部の軸方向中央でも、或は軸方向他端縁でも良
い。
【0014】前述の様に構成するスリーブ8の外周面と
上述の様に構成する従動プーリ7bの内周面との間に
は、1対のサポート軸受9、9と、1個のローラクラッ
チ16とを設けている。このうちのサポート軸受9、9
は、上記従動プーリ7bに加わるラジアル荷重を支承し
つつ上記スリーブ8と従動プーリ7bとの相対回転を自
在とする。図示の例では、大きなラジアル荷重を支承自
在とすべく、上記各サポート軸受9、9として、ころ軸
受を使用している。又、上記ローラクラッチ16は、上
記従動プーリ7bがスリーブ8に対して所定方向に回転
する傾向となる場合にのみ、従動プーリ7bとスリーブ
8との間での回転力の伝達を自在とする。
【0015】この様なローラクラッチ16を構成する
為、上記スリーブ8の中間部外周面に請求項の内輪に相
当するローラクラッチ用内輪17を、締まり嵌めにより
外嵌固定している。このローラクラッチ用内輪17は、
冷間圧延用鋼、クロムモリブデン鋼等の金属により全体
を円筒状に形成し、外周面は、図2(A)に示す様な凹
凸を有するカム面18としている。本発明の場合には、
この様な形状を有するローラクラッチ用内輪17を、引
き抜き材により形成している。即ち、上記金属の材料に
引き加工を施す事により、長尺な円管状の素材を造り、
この素材を所望の長さに切断して、上記ローラクラッチ
用内輪17とする。切断方法は、従来から各種知られた
方法を適宜選択するが、例えば、レーザカッタによる切
断方法は、切断面にバリやだれが発生しない事から、好
ましく使用できる。
【0016】又、上記各サポート軸受9、9を構成する
為、上記スリーブ8の両端部外周面には、それぞれサポ
ート軸受用内輪19、19を、締まり嵌めにより外嵌固
定している。やはり、軸受鋼等の硬質金属により造っ
た、これら各サポート軸受用内輪19、19は、それぞ
れ円筒部20の一端縁に外向フランジ状の内輪側鍔部2
1を形成する事により、断面L字形で全体を円筒状に形
成している。この様な各サポート軸受用内輪19、19
は、上記内輪側鍔部21を互いに反対側に位置させた状
態で上記スリーブ8に締まり嵌めにより外嵌し、それぞ
れの先端縁を上記ローラクラッチ用内輪17の軸方向両
端縁に突き当てている。
【0017】一方、上記従動プーリ7bの中間部内周面
には外輪22を、締まり嵌めにより内嵌固定している。
この外輪22は、やはり冷間圧延用鋼やクロムモリブデ
ン鋼等の金属製の板材にプレス加工を施す等により、全
体を円筒状に形成しており、軸方向両端縁に、それぞれ
内向フランジ状の外輪側鍔部23a、23bを形成して
いる。尚、これら両外輪側鍔部23a、23bのうち、
一方(図1の左方)の外輪側鍔部23aは、他の構成各
部材と組み合わせる以前に形成する為、上記外輪22の
本体部分と同等の厚さ寸法を有する。これに対して、他
方(図1の右方)の外輪側鍔部23bは、他の構成各部
材と組み合わせた後に形成する為、薄肉にしている。
【0018】そして、前記ローラクラッチ16は、上記
外輪22の中間部内周面と上記ローラクラッチ用内輪1
7の外周面とを含んで構成している。即ち、上記外輪2
2の中間部内周面と上記ローラクラッチ用内輪17の外
周面との間に、合成樹脂により籠型円筒状に形成した保
持器24と、それぞれ複数ずつのローラ25及びばね2
6とを設けている。又、保持器24の内周面は上記ロー
ラクラッチ用内輪17のカム面18と係合させて、この
ローラクラッチ用内輪17に対する相対回転を阻止して
いる。又、上記各ローラ25は、それぞれ上記保持器2
4に転動自在に保持している。又、上記ばね26は、そ
れぞれ保持器24とローラ25との間に設けて、これら
各ローラ25を、円周方向に関して同方向に、弾性的に
押圧している。尚、図1には、ばね26を模式的に示し
ている。従って、実際に図1の方向から見た場合のばね
26の形状とは異なる状態を描いている。この様に、ロ
ーラクラッチ用内輪17と、外輪22と、保持器24
と、それぞれ複数個ずつのローラ25及びばね26とか
ら成る、上記ローラクラッチ16は、周知の作用に基づ
き、上記ローラクラッチ用内輪17を外嵌固定した前記
スリーブ8と、上記外輪22を内嵌固定した前記従動プ
ーリ7bとの間で、一方向の回転運動のみを伝達自在と
する。
【0019】又、前記各サポート軸受9、9は、前記各
サポート軸受用内輪19、19と上記外輪22の軸方向
両端部寄り部分とを含んで構成している。即ち、上記各
サポート軸受用内輪19、19の外周面と上記外輪22
の軸方向両端部寄り部分の内周面との間に、それぞれ合
成樹脂により籠型円筒状に形成された保持器27と、こ
の保持器27により転動自在に保持された複数のローラ
28とを配置して、ラジアルころ軸受を構成している。
【0020】又、前記各外輪側鍔部23a、23bの外
側面と前記各内輪側鍔部21、21の内側面との間に
は、それぞれフローティングワッシャ29、29を、こ
れら各外輪側鍔部23a、23bと内輪側鍔部21、2
1とに対する相対回転を自在に装着している。上記各フ
ローティングワッシャ29、29は、銅等の自己潤滑性
を有する金属、タフトライド処理した金属、或は含油メ
タル等の潤滑油を含浸させた金属材、若しくはポリアミ
ド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂
等の摩擦係数の低い合成樹脂により、円輪状に形成して
いる。尚、上記各フローティングワッシャ29、29の
全面にグリースを塗布すれば、上記各サポート軸受用内
輪19、19と上記外輪22との相対回転に対する抵抗
をより小さくできる。この様なフローティングワッシャ
29、29は、上記各外輪側鍔部23a、23bと内輪
側鍔部21、21との間に、緩く挟持している。又、こ
のフローティングワッシャ29、29は、上記各サポー
ト軸受用内輪19、19の外周面、又は上記従動プーリ
7bを構成する内径側円筒部13の内周面により案内
(ラジアル方向の偏心を防止)する。
【0021】又、上記外輪22の軸方向両端部内周面と
上記各サポート軸受用内輪19、19の外周面との間の
隙間は、それぞれシールリング30、30により塞いで
いる。これら各シールリング30、30はそれぞれ、鋼
板等の金属板により円環状に構成した芯金31と、ゴ
ム、エラストマー等の弾性材32とから成る。この様な
上記各シールリング30、30は、上記弾性材32の外
径を弾性的に縮めた状態で、上記外輪22の両端部内周
面に、締り嵌めにより内嵌支持している。そして、各弾
性材32、32にそれぞれ複数本ずつ設けたシールリッ
プの先端縁を、上記サポート軸受用内輪19、19の中
間部外周面、並びに上記各外輪側鍔部23a、23bの
内側面に摺接させている。
【0022】更に、上記外輪側、内輪側両鍔部23a、
23b、21とフローティングワッシャ29、29とを
設けた部分を、ラビリンスにしている。即ち、上記各内
輪側鍔部21、21の外径を、前記従動プーリ7bを構
成する内径側円筒部13の内径よりも僅かに小さくし、
これら各内輪側鍔部21、21の外周縁を上記内径側円
筒部13の内周面に近接させている。又、上記各フロー
ティングワッシャ29、29の外径を上記内径側円筒部
13の内径よりも僅かに小さくし、これら各フローティ
ングワッシャ29、29の内径を上記各サポート軸受用
内輪19、19の円筒部20、20の外径よりも僅かに
大きくして、これら各フローティングワッシャ29、2
9の内外両周縁を、上記各円筒部20、20の外周面又
は上記内径側円筒部13の内周面に近接させている。更
に、上記各外輪側鍔部23a、23bの内径を、上記各
円筒部20、20の外径よりも僅かに大きくして、これ
ら各外輪側鍔部23a、23bの内周縁と各円筒部2
0、20の外周面とを近接させている。これら各部材の
周縁と周面との近接部分は、それぞれラビリンスシール
として機能し、周囲に存在する塵芥等の異物が、上記各
シールリング30、30側に入り込む事に対する抵抗と
なる。又、これら各シールリング30、30は、上記各
フローティングワッシャ29、29と上記外輪側、内輪
側両鍔部23a、23b、21との擦れ合いに基づいて
発生する摩耗粉が、内部に入り込む事を防止する。
【0023】上述の様に構成する本例のローラクラッチ
内蔵型プーリ装置により、例えばエンジンのクランクシ
ャフトによりオルタネータ1の回転軸3を回転駆動する
場合には、この回転軸3の端部でオルタネータ1のハウ
ジング2(図5)から突出した部分に、前記スリーブ8
を外嵌固定する。そして、上記クランクシャフトの端部
に固定した駆動シャフトと上記従動プーリ7bとの間
に、無端ベルト11(図6)を掛け渡す。この際、上記
回転軸3の回転方向に関して、上記従動プーリ7bの回
転角速度が回転軸3の回転角速度よりも早くなる傾向の
場合に、前記ローラクラッチ16がロックされ、上記従
動プーリ7bの回転が上記スリーブ8を介して上記回転
軸3に伝達される様に、その装着方向を規制する。逆に
言えば、上記回転軸3の回転方向に関して、上記従動プ
ーリ7bの回転角速度が回転軸3の回転角速度よりも遅
い場合には、上記ローラクラッチ16がフリーとなり、
上記従動プーリ7bと上記回転軸3との間で回転力の伝
達が行なわれない様にする。
【0024】前述の様に構成され、上述の様にオルタネ
ータ1の回転軸3に組み付ける、本発明のオルタネータ
用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置の場合には、外周面
にカム面18を形成したローラクラッチ用内輪17を引
き抜き材製としているので、このローラクラッチ用内輪
17を精度良く、しかも安価に造れる。しかも、引き抜
き材製のローラクラッチ用内輪17の軸方向両端部周面
には、プレス加工により生じる様なだれが発生する事が
ない。即ち、本発明のローラクラッチ内蔵型プーリ装置
に組み込むローラクラッチ用内輪17の場合には、図2
(B)及び図3に示す様に、軸方向両端縁部にだれが存
在しない。従って、上記ローラクラッチ用内輪17の外
周面に形成したカム面18と前記各ローラ25が、これ
ら各ローラ25の転動面の幅で互いに当接する。又、上
記ローラクラッチ用内輪17の内周面は、軸方向両端縁
まで単一円筒面上に位置するので、この内周面と前記ス
リーブ8の外周面とが、この内周面の軸方向両端縁まで
密接する。従って、上記各ローラ25に加わる負荷トル
クを、これら各ローラ25の転動面のほぼ全幅に亙って
上記カム面18により支承し、且つ、このカム面18か
ら上記ローラクラッチ用内輪17に加わった負荷トルク
を、このローラ25の転動面のほぼ全幅に亙って、上記
スリーブ8に伝達できる。この様に本発明によれば、上
記ローラクラッチ用内輪17の外周面に設けたカム面1
8と上記各ローラ25の転動面との当接面積、並びにこ
のローラクラッチ用内輪17の内周面と上記スリーブ8
の外周面との当接面積を広くして、前記ローラクラッチ
16のトルク負荷容量を確保すると共に、上記スリーブ
8との抜け力や振動下でのクリープ防止力の向上を図る
事ができる。
【0025】これに対して、上記ローラクラッチ用内輪
17をプレス加工により造ると、図4に示す様に、内外
両周面の軸方向両端部にだれ34a、34bが生じる。
これらのだれ34a、34bのうち、外周面側のだれ3
4aは、カム面18とローラ25の転動面との当接面積
を減少させ、内周面側のだれ34bは、この内周面とス
リーブ8(図1)の外周面との当接面積を減少させて、
何れもローラクラッチ16(図1)の負荷容量の減少及
びスリーブ8からの抜け力及びクリープ力の低下を生じ
させる。本発明は、上記ローラクラッチ用内輪17を引
き抜き材で造る事により、図2〜3に示す様な形状を得
て、上述の様な不都合をなくすものである。
【0026】又、図示の例の場合には、前記従動プーリ
7bの直径を確保したまま(小さくする事なく)、この
従動プーリ7bの慣性質量を軽減できる。即ち、前記無
端ベルトの一部を掛け渡すべき前記外径側円筒部14は
薄肉であり、この外径側円筒部14の慣性質量は限られ
たものである。又、この外径側円筒部14の内周面と前
記内径側円筒部13の外周面との間には空間33が存在
する。従って、前記回転軸3を駆動する為のトルクを確
保すべく、上記外径側円筒部14の直径を確保しても、
上記従動プーリ7bの回転に伴うモーメントが徒に大き
くなる事はない。この為、上記ローラクラッチ16が繋
がる(ロックする)瞬間に、ローラ25、外輪22、ロ
ーラクラッチ用内輪17等、このローラクラッチ16の
構成部品に加わる衝撃荷重を小さくして、このローラク
ラッチ16の耐久性向上を図れる。
【0027】更に、図示の例の場合には、周囲に存在す
る塵芥等の異物により構成各部材が摩耗する事を防止し
て、十分な耐久性を確保できる。即ち、外輪側鍔部23
a、23bと内輪側鍔部21、21とに対する相対回転
を自在に装着したフローティングワッシャ29、29
は、前記外輪22の鍔部23a、23bと上記各サポー
ト軸受用内輪19、19の鍔部21、21との間に作用
するスラスト荷重を支承しつつ、上記外輪側鍔部23
a、23bと内輪側鍔部21、21との互いに対向する
面が摩耗する事を防止する。即ち、上記ローラクラッチ
16には、スリーブ8と従動プーリ7bとの間での回転
力の伝達方向を規制する機能はあるが、これらスリーブ
8と従動プーリ7bとがスラスト方向にずれる事を防止
する機能はない。又、それぞれがラジアルころ軸受であ
る、前記各サポート軸受9、9は、大きなラジアル荷重
を支承する機能を有する反面、やはり上記スリーブ8と
従動プーリ7bとがスラスト方向にずれる事を防止する
機能はない。そこで、図示のローラクラッチ内蔵型プー
リ装置の場合には、上記各外輪側鍔部23a、23b
と、内輪側鍔部21、21と、フローティングワッシャ
29、29とにより、上記スリーブ8と従動プーリ7b
とがスラスト方向にずれる事を防止している。しかも、
それぞれが金属により造られた上記各外輪側鍔部23
a、23bと内輪側鍔部21、21との間に上記各フロ
ーティングワッシャ29、29を組み込む事により、互
いに擦れ合う面の相対回転速度を半減させて、これら各
鍔部23a、23b、21の摩耗防止を図ると同時に、
上記スリーブ8と従動プーリ7bとの相対回転が円滑に
行なわれる様にしている。
【0028】又、上記外輪22の両端部には、それぞれ
シールリング30、30を装着している。これら各シー
ルリング30、30は、上記外輪22の両端部内周面と
上記各サポート軸受用内輪19、19の中間部外周面と
の間の隙間を塞ぎ、上記各サポート軸受9、9及びロー
ラクラッチ16の設置部分に塵芥等の異物が進入する事
や、上記各フローティングワッシャ29、29と上記外
輪側、内輪側両鍔部23a、23b、21との擦れ合い
に基づいて発生した摩耗粉が上記設置部分に進入する事
を防止する。そして、これら各サポート軸受9、9及び
ローラクラッチ16の構成部品の摩耗防止に寄与する。
更に、図示の例の場合には、これら各シールリング3
0、30の外側部分に、それぞれ複数段のラビリンスシ
ールを設けている為、上記各シールリング30、30の
外側に達する異物の量自体が少なくなる。この為、これ
ら各シールリング30、30を越えて上記サポート軸受
9、9及びローラクラッチ16の設置部分に達する異物
の量が極く少なくなる。この結果、これら各サポート軸
受9、9及びローラクラッチ16の構成部品の摩耗防止
効果をより一層向上させる事ができる。
【0029】尚、図示の例では、上記各サポート軸受
9、9及びローラクラッチ16を、回転軸3(図5〜
6)の端部に外嵌固定するスリーブ8の外周面と従動プ
ーリ7bの内周面との間に設ける場合に就いて示した
が、上記スリーブ8を省略する事もできる。この場合に
は、上記各サポート軸受9、9及びローラクラッチ16
を、回転軸3の端部外周面と従動プーリ7bの内周面と
の間に設ける。又、カム面をローラクラッチ用内輪の外
周面に代えて、ローラクラッチ用外輪の内周面に設ける
構造でも、本発明を実施する事は可能である。この場合
には、ローラクラッチ用内輪をサポート軸受用外輪と別
体とし、ローラクラッチ用外輪の両端部には鍔部は設け
ない。
【0030】
【発明の効果】本発明のオルタネータ用ローラクラッチ
内蔵型プーリ装置は、以上に述べた通り構成され作用す
るので、ローラクラッチの負荷容量を増大させて、この
ローラクラッチの耐久性向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す部分断面図。
【図2】ローラクラッチ用内輪のみを取り出して示して
おり、(A)は図1の側方から見た図、(B)は(A)
のX−X断面図。
【図3】図2(B)のY部拡大図。
【図4】ローラクラッチ用内輪をプレス加工により造っ
た場合の形状を示す、図3と同様の図。
【図5】従来から知られているオルタネータの1例を示
す断面図。
【図6】従来構造の1例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 オルタネータ 2 ハウジング 3 回転軸 4 転がり軸受 5 ロータ 6 整流子 7、7a、7b 従動プーリ 8 スリーブ 9、9a サポート軸受 10 一方向クラッチ 11 無端ベルト 12 雌スプライン部 13 内径側円筒部 14 外径側円筒部 15 連結部 16 ローラクラッチ 17 ローラクラッチ用内輪 18 カム面 19 サポート軸受用内輪 20 円筒部 21 内輪側鍔部 22 外輪 23a、23b 外輪側鍔部 24 保持器 25 ローラ 26 ばね 27 保持器 28 ローラ 29 フローティングワッシャ 30 シールリング 31 芯金 32 弾性材 33 空間 34a、34b だれ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オルタネータの回転軸の周囲に、この回
    転軸と同心に配置する従動プーリと、これら回転軸の外
    周面と従動プーリの内周面との間に設け、この従動プー
    リに加わるラジアル荷重を支承しつつこれら回転軸と従
    動プーリとの相対回転を自在とするサポート軸受と、上
    記回転軸の外周面と従動プーリの内周面との間に設け、
    この従動プーリが上記回転軸に対し所定方向に相対回転
    する傾向となる場合にのみ従動プーリとスリーブとの間
    での回転力の伝達を自在とするローラクラッチとを備
    え、このローラクラッチを構成する為のカム面を、上記
    従動プーリに内嵌固定した外輪の内周面又は上記回転軸
    に直接又はスリーブを介して外嵌固定した内輪の外周面
    に形成すると共に、このカム面を形成した外輪又は内輪
    を引き抜き材製としたオルタネータ用ローラクラッチ内
    蔵型プーリ装置。
JP9281869A 1997-10-15 1997-10-15 オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置 Pending JPH11118025A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9281869A JPH11118025A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9281869A JPH11118025A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11118025A true JPH11118025A (ja) 1999-04-30
JPH11118025A5 JPH11118025A5 (ja) 2005-05-12

Family

ID=17645122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9281869A Pending JPH11118025A (ja) 1997-10-15 1997-10-15 オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11118025A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056676A (ja) * 2002-06-25 2003-02-26 Koyo Seiko Co Ltd プーリユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056676A (ja) * 2002-06-25 2003-02-26 Koyo Seiko Co Ltd プーリユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6464057B2 (en) Pulley with a built-in one-way clutch
JPWO2003067128A1 (ja) エンジン始動用ローラクラッチ内蔵型回転伝達装置
US6237736B1 (en) One-way clutch built-in type pulley apparatus for alternator and method for preventing squeal of endless belt for driving alternator
JP2004144252A (ja) 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
JP2001271853A (ja) 一方向クラッチ内蔵型回転伝達装置
JPH10213207A (ja) ローラクラッチ内蔵型プーリ
JP4111556B2 (ja) エンジンの補機用高速回転プーリユニット
JPH11118025A (ja) オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置
JPH1163170A (ja) オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置
JP2000337405A (ja) 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
JPH10184853A (ja) ローラクラッチ内蔵型プーリ
JPH11118026A (ja) オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置
JP3646941B2 (ja) 軸受装置およびそれを備える発電機
JP2000291782A (ja) オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
JP4539150B2 (ja) クラッチ内蔵型プーリ装置
JPH11148549A (ja) ローラクラッチ内蔵型プーリ
JPH11148549A5 (ja)
JP2000227151A (ja) オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
JP2000234667A (ja) オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置
JP2004225751A (ja) 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
JP4899343B2 (ja) 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
JP2000320578A (ja) オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
JP2000283267A (ja) オルタネータ用一方向クラッチ内蔵型プーリ装置
JP2000240687A (ja) ローラクラッチ及びオルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置
JP2000253620A (ja) オルタネータ用ローラクラッチ内蔵型プーリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040629

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926