JPH11148549A - ローラクラッチ内蔵型プーリ - Google Patents
ローラクラッチ内蔵型プーリInfo
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- JPH11148549A JPH11148549A JP9315103A JP31510397A JPH11148549A JP H11148549 A JPH11148549 A JP H11148549A JP 9315103 A JP9315103 A JP 9315103A JP 31510397 A JP31510397 A JP 31510397A JP H11148549 A JPH11148549 A JP H11148549A
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Abstract
置部分への異物の進入防止を図りつつ、軸方向寸法を小
さくして、限られた空間内への設置を可能にする。 【解決手段】 サポート軸受用内輪8a、8aの外端部
に形成した内輪側鍔部10a、10aの外周縁部に、シ
ールリップ23、23の内周縁部を装着する。これら各
シールリップ23、23の外周縁部を、プーリ3aの端
面に形成した環状凹部22、22の側面に摺接させる。
この構成により、シールの為の構造で軸方向寸法が大き
くなる事を防止して、上記課題を解決する。
Description
型プーリは、例えば各種エンジン用補機の一種であるオ
ルタネータの回転軸の端部に固定し、エンジンのクラン
クシャフトの端部に固定した駆動プーリとの間にベルト
を掛け渡す事により、上記オルタネータを駆動する為に
利用する。
えば自動車の駆動用エンジンのクランクシャフトの端部
に固定した駆動プーリにその一部を掛け渡したベルトに
より駆動する。即ち、エンジン用補機の回転軸の端部に
固定した従動プーリと上記駆動プーリとの間に無端ベル
トを掛け渡し、上記エンジン用補機を、駆動用エンジン
と同期して回転駆動自在とする。
に上記回転軸に固定しただけのものを使用していた。こ
れに対して近年、ベルトの走行速度が一定若しくは上昇
傾向にある場合には、ベルトから回転軸への動力の伝達
を自在とし、ベルトの走行速度が低下傾向にある場合に
は、プーリと回転軸との相対回転を自在とする、ローラ
クラッチ内蔵型プーリが各種提案され、一部で使用され
ている。例えば、特開平7−31807〜8号公報、同
8−61443号公報、特公平7−72585号公報、
フランス特許公報FR2726059A1等に、上述の
様な機能を有するローラクラッチ内蔵型プーリが記載さ
れている。
内蔵型プーリは、回転軸に外嵌固定自在なスリーブを有
する。そして、このスリーブの周囲に、円筒状の内周面
を有するプーリを、このスリーブと同心に配置してい
る。そして、これらスリーブの外周面とプーリの内周面
との間に、1対のサポート軸受とローラクラッチとを設
けている。このうちのサポート軸受は、上記プーリに加
わるラジアル荷重を支承しつつ、これらスリーブとプー
リとの相対回転を自在とする。又、上記ローラクラッチ
は、上記プーリがスリーブに対して所定方向に回転する
場合にのみ、プーリからスリーブへの回転力の伝達を自
在とする。
用する理由は、次の2通りである。先ず、第一の理由
は、無端ベルトの寿命を延長する為である。例えば、上
記駆動用エンジンがディーゼルエンジンであった場合、
アイドリング時等、低回転時にはクランクシャフトの回
転角速度の変動が大きくなる。この結果、上記駆動プー
リに掛け渡した無端ベルトの走行速度も細かく変動する
事になる。一方、この無端ベルトにより従動プーリを介
して回転駆動されるオルタネータの回転軸は、この回転
軸並びにこの回転軸に固定したロータ等の慣性質量に基
づき、それ程急激には変動しない。従って、上記従動プ
ーリを回転軸に対し単に固定した場合には、クランクシ
ャフトの回転角速度の変動に伴い、上記無端ベルトと従
動プーリとが両方向に擦れ合う傾向となる。この結果、
この従動プーリと擦れ合う無端ベルトに、繰り返し異な
る方向の応力が作用して、この無端ベルトと従動プーリ
との間に滑りが発生し易くなったり、或はこの無端ベル
トの寿命が短くなったりする原因となる。
ローラクラッチ内蔵型プーリを使用する事により、上記
無端ベルトの走行速度が一定若しくは上昇傾向にある場
合には、上記従動プーリから回転軸への回転力の伝達を
自在とし、反対に上記無端ベルトの走行速度が低下傾向
にある場合には、これら従動プーリと回転軸との相対回
転を自在とする。即ち、上記無端ベルトの走行速度が低
下傾向にある場合には、上記従動プーリの回転角速度を
上記回転軸の回転角速度よりも遅くして、上記無端ベル
トと従動プーリとの当接部が強く擦れ合う事を防止す
る。この様にして、従動プーリと無端ベルトとの擦れ合
い部に作用する応力の方向を一定にし、この無端ベルト
と従動プーリとの間に滑りが発生したり、或はこの無端
ベルトの寿命が低下する事を防止する。
向上させる為である。オルタネータのロータを固定した
回転軸は、自動車の駆動用エンジンにより、無端ベルト
と従動プーリとを介して回転駆動する。一般的な従動プ
ーリを使用すると、上記駆動用エンジンの回転速度が急
激に低下した場合に、上記ロータの回転速度も急激に低
下して、上記オルタネータによる発電量も急激に減少す
る。これに対して、上記オルタネータに付属の従動プー
リとして、上記ローラクラッチ内蔵型プーリを使用すれ
ば、上記駆動用エンジンの回転速度が急激に低下した場
合でも、上記ロータの回転速度が慣性力により徐々に低
下して、その間も発電を続ける。この結果、固定式の従
動プーリを使用した場合に比べて、上記回転軸及びロー
タの運動エネルギを有効に利用して、オルタネータの発
電量の増大を図れる。
チ内蔵型プーリの場合には、回転軸に外嵌固定するスリ
ーブの外周面とプーリの内周面との間にサポート軸受と
ローラクラッチとを組み込む事に伴って必要になる、耐
久性確保に関する考慮が必ずしも十分とは言えない。即
ち、オルタネータ等、エンジンルーム等の内部に組み込
むエンジン用補機の駆動に利用するローラクラッチ内蔵
型プーリの場合、周囲空間に多くの塵芥が存在する為、
耐久性を確保する為には、この塵芥が内部に入り込む事
を防止すると共に、この塵芥に基づく構成各部の摩耗防
止を考慮する必要がある。
に、図5〜6に示す様なローラクラッチ内蔵型プーリを
発明した(特願平8−319849号)。先ず、この先
発明に関するローラクラッチ内蔵型プーリに就いて説明
する。スリーブ1は、全体を円筒状に形成しており、オ
ルタネータ等のエンジン用補機の回転軸(図示せず)の
端部に外嵌固定して、この回転軸と共に回転自在であ
る。この為に、上記スリーブ1の中間部内周面には雌ス
プライン部2を形成し、この雌スプライン部2と上記回
転軸の端部外周面に形成した雄スプライン部とを係合自
在としている。この様なスリーブ1の周囲にはプーリ3
を、このスリーブ1と同心に配置している。このプーリ
3は、円筒状の内周面と段付(歯車状)の外周面とを有
する。尚、外周面は、V溝等、他の形状としても良い。
又、回転軸とスリーブ1との相対回転を防止する為の構
造を、スプラインに代えて、ねじ、或は非円筒面同士の
嵌合、キー係合等としても良い。
周面との間には、1対のサポート軸受4、4と、1個の
ローラクラッチ5とを設けている。このうちのサポート
軸受4、4は、上記プーリ3に加わるラジアル荷重を支
承しつつ、上記スリーブ1とプーリ3との相対回転を自
在とする。又、上記ローラクラッチ5は、このプーリ3
がスリーブ1に対して所定方向に回転する場合にのみ、
プーリ3とスリーブ1との間での回転力の伝達を自在と
する。
上記スリーブ1の中間部外周面にローラクラッチ用内輪
6を、締まり嵌めにより外嵌固定している。このローラ
クラッチ用内輪6は、軸受鋼等の硬質金属により全体を
円筒状に形成し、外周面は図6に示す様な凹凸を有する
カム面7としている。又、上記各サポート軸受4、4を
構成する為、上記スリーブ1の両端部外周面には、それ
ぞれサポート軸受用内輪8、8を、締まり嵌めにより外
嵌固定している。やはり、軸受鋼等の硬質金属により造
った、これら各サポート軸受用内輪8、8は、それぞれ
円筒部9の外端縁に外向フランジ状の内輪側鍔部10を
形成する事により、断面L字形で全体を円筒状に形成し
ている。この様な各サポート軸受用内輪8、8は、上記
内輪側鍔部10を互いに反対側に位置させた状態で上記
スリーブ1に外嵌し、それぞれの先端縁を上記ローラク
ラッチ用内輪6の軸方向両端縁に突き当てている。尚、
上記サポート軸受用内輪6は、上記スリーブ1の中間部
外周面に、このスリーブ1と一体に形成する事もでき
る。
を、締まり嵌めにより内嵌固定している。この外輪11
は、やはり軸受鋼等の硬質金属製の板材にプレス加工を
施す等により、全体を円筒状に形成しており、軸方向両
端縁に、それぞれ内向フランジ状の外輪側鍔部12a、
12bを形成している。尚、これら両外輪側鍔部12
a、12bのうち、一方(図5の左方)の外輪側鍔部1
2aは、他の構成各部材と組み合わせる以前に形成する
為、上記外輪11の本体部分と同様の厚さ寸法を有す
る。これに対して、他方(図5の右方)の外輪側鍔部1
2bは、他の構成各部材と組み合わせた後に形成する
為、薄肉にしている。
輪11の中間部内周面と上記ローラクラッチ用内輪6の
外周面とを含んで構成している。即ち、上記外輪11の
中間部内周面と上記ローラクラッチ用内輪6の外周面と
の間に、合成樹脂により籠型円筒状に形成した保持器1
3と、それぞれ複数ずつのローラ14及びばね15とを
設けている。又、保持器13の内周面は上記ローラクラ
ッチ用内輪6のカム面7と係合させて、このローラクラ
ッチ用内輪6に対する相対回転を阻止している。尚、こ
の保持器13の軸方向に亙る位置決めは、上記各サポー
ト軸受用内輪8、8の円筒部9、9の端面により上記保
持器13の動きを規制する事で行なっている。又、上記
ローラ14は、それぞれ上記保持器13に転動自在に保
持している。又、ばね15は、それぞれ保持器13とロ
ーラ14との間に設けて、これら各ローラ14を、円周
方向に関して同方向に、弾性的に押圧している。尚、図
5でばね15は、直径方向から見た形状を示す為、実際
に円周方向から見た場合に見える形状とは異なった状態
で、摸式的に描いている。この様に、ローラクラッチ用
内輪6と、外輪11と、保持器13と、それぞれ複数個
ずつのローラ14及びばね15とから成る、上記ローラ
クラッチ5は、周知の作用に基づき、上記ローラクラッ
チ用内輪6を外嵌固定した前記スリーブ1と、上記外輪
11を内嵌固定した前記プーリ3との間で、一方向の回
転運動のみを伝達自在とする。
サポート軸受用内輪8、8と上記外輪11の軸方向両端
部寄り部分とを含んで構成している。即ち、上記各サポ
ート軸受用内輪8、8の外周面と上記外輪11の軸方向
両端部寄り部分の内周面との間に、それぞれ合成樹脂に
より籠型円筒状に形成された保持器16と、この保持器
16により転動自在に保持された複数のローラ17とを
配置して、ラジアルころ軸受を構成している。
側面と前記各内輪側鍔部10、10の内側面との間に
は、それぞれフローティングワッシャ18、18を、こ
れら各外輪側鍔部12a、12bと内輪側鍔部10、1
0とに対する相対回転を自在に装着している。上記各フ
ローティングワッシャ18、18は、銅等の自己潤滑性
を有する金属、タフトライド処理した金属、或は含油メ
タル等の潤滑油を含浸させた金属材、若しくはポリアミ
ド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ四弗化エチレン樹脂
等の摩擦係数の低い合成樹脂により、円輪状に形成して
いる。この様なフローティングワッシャ18、18は、
上記各外輪側鍔部12a、12bと内輪側鍔部10、1
0との間に、緩く挟持している。又、このフローティン
グワッシャ18、18は、上記各サポート軸受用内輪
8、8の外周面、又は上記プーリ3の内周面により案内
(ラジアル方向の変位を防止)する。
記各サポート軸受用内輪8、8の外周面との間の隙間
は、それぞれシールリング19、19により塞いでい
る。これら各シールリング19、19は、それぞれ芯金
20と弾性材21とにより構成しており、上記外輪11
の両端部内周面に、上記弾性材21の外径を弾性的に縮
めた状態で、内嵌支持している。そして、各弾性材2
1、21にそれぞれ複数本ずつ設けたシールリップの先
端縁を、上記サポート軸受用内輪8、8の中間部外周
面、並びに上記各外輪側鍔部12a、12bの内側面に
摺接若しくは当接させている。
12b、10とフローティングワッシャ18、18とを
設けた部分に、ラビリンスシールを設けている。即ち、
上記各内輪側鍔部10、10の外径を、前記プーリ3の
内径よりも僅かに小さくし、これら各内輪側鍔部10、
10の外周縁を上記プーリ3の内周面に近接させてい
る。又、上記各フローティングワッシャ18、18の外
径を上記プーリ3の内径よりも僅かに小さくし、これら
各フローティングワッシャ18、18の内径を上記各サ
ポート軸受用内輪8、8の円筒部9、9の外径よりも僅
かに大きくして、これら各フローティングワッシャ1
8、18の内外両周縁を、上記各円筒部9、9の外周面
又は上記プーリ3の内周面に近接させている。更に、上
記各外輪側鍔部12a、12bの内径を、上記各円筒部
9、9の外径よりも僅かに大きくして、これら各外輪側
鍔部12a、12bの内周縁と各円筒部9、9の外周面
とを近接させている。これら各部材の周縁と周面との近
接部分は、それぞれラビリンスシールとして機能し、周
囲に存在する塵芥等の異物が、上記各シールリング1
9、19側に入り込む事に対する抵抗となる。
チ内蔵型プーリにより、例えばエンジンのクランクシャ
フトによりオルタネータの回転軸を回転駆動する場合に
は、この回転軸の端部でオルタネータのケースから突出
した部分に、前記スリーブ1を外嵌固定する。そして、
上記クランクシャフトの端部に固定した駆動シャフトと
上記プーリ3との間に、無端ベルトを掛け渡す。この
際、上記回転軸の回転方向に関して、上記プーリ3の回
転角速度が回転軸の回転角速度よりも速くなる傾向の場
合に、前記ローラクラッチ5がロックされ、上記プーリ
3の回転が上記スリーブ1を介して上記回転軸に伝達さ
れる様に、その装着方向を規制する。逆に言えば、上記
回転軸の回転方向に関して、上記プーリ3の回転角速度
が回転軸の回転角速度よりも遅い場合には、前記ローラ
クラッチ5がフリーとなり、上記プーリ3と上記回転軸
との間で回転力の伝達が行なわれない様にする。
リの場合には、周囲に存在する塵芥等の異物により構成
各部が摩耗する事を防止して、十分な耐久性を確保でき
る。即ち、外輪側鍔部12a、12bと内輪側鍔部1
0、10とに対する相対回転を自在に装着したフローテ
ィングワッシャ18、18は、前記外輪11と上記各サ
ポート軸受用内輪8、8との間に作用するスラスト荷重
を支承しつつ、上記外輪側鍔部12a、12bと内輪側
鍔部10、10との互いに対向する面が摩耗する事を防
止する。即ち、前記ローラクラッチ5には、スリーブ1
とプーリ3との間での回転力の伝達方向を規制する機能
はあるが、これらスリーブ1とプーリ3とがスラスト方
向にずれる事を防止する機能はない。又、それぞれがラ
ジアルころ軸受である、前記各サポート軸受4、4は、
大きなラジアル荷重を支承する機能を有する反面、やは
り上記スリーブ1とプーリ3とがスラスト方向にずれる
事を防止する機能はない。そこで、図示のローラクラッ
チ内蔵型プーリの場合には、上記各外輪側鍔部12a、
12bと、内輪側鍔部10、10と、フローティングワ
ッシャ18、18とにより、上記スリーブ1とプーリ3
とがスラスト方向にずれる事を防止している。しかも、
それぞれが硬質金属により造られた上記各外輪側鍔部1
2a、12bと内輪側鍔部10、10とが直接擦れ合う
事を防止して、これら各鍔部12a、12b、10の摩
耗防止を図ると同時に、上記スリーブ1とプーリ3との
相対変位が円滑に行なわれる様にしている。
シールリング19、19を内蔵している。これら各シー
ルリング19、19は、上記外輪11の両端部内周面と
上記各サポート軸受用内輪8、8の中間部外周面との間
の隙間を塞ぎ、上記各サポート軸受4、4及びローラク
ラッチ5の設置部分に塵芥等の異物が進入する事を防止
する。そして、これら各サポート軸受4、4及びローラ
クラッチ5の構成部品の摩耗防止に寄与する。特に、図
示の例の場合には、これら各シールリング19、19の
外側部分に、それぞれ複数段のラビリンスシールを設け
ている為、上記各シールリング19、19の外側に達す
る異物の量自体が少なくなる。この為、これら各シール
リング19、19を越えて上記サポート軸受4、4及び
ローラクラッチ5の設置部分に達する異物の量が極く少
なくなる。この結果、これら各サポート軸受4、4及び
ローラクラッチ5の構成部品の摩耗防止効果をより一層
向上させる事ができる。
ラクラッチ内蔵型プーリの場合には、サポート軸受4、
4及びローラクラッチ5と、比較的軸方向寸法が嵩むシ
ールリング19、19とを、軸方向に亙って互いに直列
に配置していた。この為、ローラクラッチ内蔵型プーリ
全体としての軸方向寸法(厚さ寸法)が大きくなる事が
避けられない。これに対して、ローラクラッチ内蔵型プ
ーリを組み込む為の空間は限られており、特に、軸方向
寸法は小さい場合が多い。この為、より軸方向寸法が小
さいローラクラッチ内蔵型プーリの実現が望まれてい
る。本発明のローラクラッチ内蔵型プーリは、この様な
事情に鑑みて発明したものである。
内蔵型プーリは、前述した各公報に記載される等により
従来から知られているローラクラッチ内蔵型プーリと同
様に、回転軸に外嵌固定自在なスリーブと、このスリー
ブの周囲にこのスリーブと同心に配置した、円筒状の内
周面を有するプーリと、これらスリーブの外周面とプー
リの内周面との間に設け、このプーリに加わるラジアル
荷重を支承しつつこれらスリーブとプーリとの相対回転
を自在とするサポート軸受と、上記スリーブの外周面と
プーリの内周面との間に設け、このプーリとスリーブと
が所定方向に相対回転する場合にのみプーリとスリーブ
との間での回転力の伝達を自在とするローラクラッチと
を備える。
リに於いては、上記スリーブとプーリとのうちの一方の
部材の軸方向端部に円輪状の鍔部の一方の周縁部を、こ
の一方の部材の軸方向端部と直径方向に重畳する状態で
固定している。又、上記スリーブとプーリとのうちの他
方の部材の軸方向端部で上記鍔部の他方の周縁部と対向
する部分に、軸方向に凹んだ環状凹部を形成している。
そして、上記鍔部の他方の周縁部にその基端部を添着し
た弾性材製のシールリップの先端縁を、上記環状凹部の
一部に摺接させている。
蔵型プーリの場合には、前述した先発明のローラクラッ
チ内蔵型プーリと同様に、周囲に存在する塵芥により構
成各部が摩耗する事を防止して、十分な耐久性を確保で
きる。即ち、スリーブの外周面とプーリの内周面との間
に存在する環状空間の開口端部は、鍔部とシールリップ
とにより塞いでいるので、この環状空間内に塵芥等の異
物が入り込まない。従って、この環状空間内に設置した
サポート軸受及びローラクラッチ等の構成部品が著しく
摩耗する事を有効に防止できる。しかも、上記サポート
軸受及びローラクラッチと軸方向に亙り直列に配置する
部材は、厚さ寸法の小さい鍔部である。厚さ寸法が大き
いシールリップは、上記サポート軸受及びローラクラッ
チと軸方向に亙り重畳しない。従って、ローラクラッチ
内蔵型プーリ全体としての軸方向寸法を小さくして、限
られた空間内への設置が容易になる。
1例を示している。尚、本発明のローラクラッチ内蔵型
プーリの特徴は、軸方向寸法を抑えつつ(小さくしつ
つ)、サポート軸受4、4及びローラクラッチ5の設置
部分に異物が入り込むのを防止すべく、スリーブ1の外
周面とプーリ3aの内周面との間の環状空間の両端開口
部を塞ぐシール構造を工夫した点にある。サポート軸受
4、4及びローラクラッチ5の構造、フローティングワ
ッシャ18、18設置部分の構造等、他の部分の構造及
び作用は、前述の図5〜6に示した先発明の構造と同様
であるから、同等部分には同一符号を付して重複する説
明を省略若しくは簡略にし、以下、本発明の特徴部分を
中心に説明する。
L字形である、1対のサポート軸受用内輪8a、8aを
外嵌固定している。軸受鋼等の硬質金属により造った、
これら各サポート軸受用内輪8a、8aは、それぞれ円
筒部9の外端縁に、特許請求の範囲の鍔部に相当する、
外向フランジ状の内輪側鍔部10aを形成して成る。本
例の場合には、これら各内輪側鍔部10a、10aの外
径を上記プーリ3aの内径よりも大きくして、これら各
内輪側鍔部10a、10aの外周縁部分とプーリ3aの
軸方向端部とを、軸方向に亙って互いに重畳させてい
る。又、上記プーリ3aの軸方向端部内径側半部には、
軸方向に凹んだ環状凹部22、22を形成している。上
記各内輪側鍔部10a、10aは、これら各環状凹部2
2、22の内径側に配置する事により、これら各内輪側
鍔部10a、10aと上記プーリ3aの軸方向端部と
を、直径方向に重畳させている。そして、上記内輪側鍔
部10a、10aの外周縁部にその基端部である内周縁
部を添着した弾性材製のシールリップ23、23の先端
縁を、上記各環状凹部22、22の側面に摺接させてい
る。
チ内蔵型プーリの場合には、前述した先発明のローラク
ラッチ内蔵型プーリと同様に、周囲に存在する塵芥によ
り構成各部が摩耗する事を防止して、十分な耐久性を確
保できる。即ち、上記スリーブ1の外周面とプーリ3a
の内周面との間に存在する環状空間の開口端部は、上記
各内輪側鍔部10a、10aとシールリップ23、23
とにより塞いでいるので、この環状空間内に塵芥等の異
物が入り込まない。従って、この環状空間内に設置した
サポート軸受4、4及びローラクラッチ5等の構成部品
が著しく摩耗する事を有効に防止できる。
ラクラッチ5と軸方向に亙り直列に配置する部材は、外
径側鍔部12a、12b及びフローティングワッシャ1
8、18の他は、厚さ寸法の小さい内輪側鍔部10a、
10aのみである。前述の従来構造でこれらサポート軸
受4、4及びローラクラッチ5と軸方向に亙り直列に配
置していたシールリング19、19(図5)は省略して
おり、厚さ寸法が大きいシールリップ23、23は、上
記サポート軸受4、4及びローラクラッチ5と軸方向に
亙り重畳しない。従って、ローラクラッチ内蔵型プーリ
全体としての軸方向寸法を小さくして、限られた空間内
への設置が容易になる。尚、図示は省略するが、ローラ
クラッチ5を構成する為のカム面は、ローラクラッチ用
内輪6の外周面に代えて、外輪11の中間部内周面に形
成しても良い。
例を示している。本例の場合には、プーリ3bの幅(軸
方向寸法)をスリーブ1の幅よりも大きくしている。そ
して、各内輪側鍔部10a、10aの外周縁部に装着し
た各シールリップ23、23の外周縁を、上記プーリ3
bの両端面に形成した環状凹部22、22の内周面に摺
接させている。本例の構造は、幅の広い無端ベルトを掛
け渡す必要がある場合に有効である。その他の構成及び
作用は、上述した第1例の場合と同様であるから、同等
部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
例を示している。本例の場合には、プーリ3cに内嵌固
定する外輪11a、並びにスリーブ1aの両端部に外嵌
固定するサポート軸受用内輪8b、8bを、外輪側鍔部
12a、12b及び内輪側鍔部10、10a(図1、
2、5)を持たない、単なる円筒状に形成している。
又、上記プーリ3cの両端面の直径方向中間部に、それ
ぞれ係止溝24、24を形成している。上記プーリ3c
の幅は、これら各係止溝24、24よりも外径側で広
く、内径側で狭くしている。そして、これら各係止溝2
4、24に、それぞれ芯金25、25の外周縁部を係止
している。これら各芯金25、25は、金属板を折り曲
げる事により、断面L字形で全体を円環状に形成したも
ので、それぞれが特許請求範囲の鍔部に相当する、円輪
状の鍔部26の外周縁に、嵌合筒部27を形成して成
る。又、この鍔部26の内径は、スリーブ1aの外径よ
りも小さくしている。この様な芯金25は、各嵌合筒部
27、27を上記各係止溝24、24に嵌合固定する事
により、上記プーリ3cの両端開口部に固定している。
cの両端開口部に固定した状態で、上記各鍔部26、2
6の内周縁部分と上記スリーブ1aの軸方向端部とを、
軸方向に亙って互いに重畳させている。又、上記スリー
ブ1aの軸方向端部外径側半部には、軸方向に凹んだ環
状凹部22a、22aを形成している。上記各鍔部2
6、26は、これら各環状凹部22a、22aの外径側
に配置する事により、これら各鍔部26、26と上記ス
リーブ1aの軸方向端部とを、直径方向に重畳させてい
る。そして、上記鍔部26、26の内周縁部にその基端
部である外周縁部を添着した弾性材製のシールリップ2
3a、23aの先端縁を、上記各環状凹部22a、22
aの側面に摺接させている。
面の外径寄り部分には、それぞれ係止突条28、28を
形成している。そして、これら各係止突条28、28の
周囲に、それぞれフローティングワッシャ18、18を
回転自在に係止している。この様に構成する本例の構造
の場合も、サポート軸受4、4及びローラクラッチ5等
の構成部品が著しく摩耗する事を有効に防止できる構造
で、しかもローラクラッチ内蔵型プーリ全体としての軸
方向寸法を小さくして、限られた空間内への設置が容易
になる。
例を示している。本例の場合には、プーリ3c及びスリ
ーブ1bの一端(図4の左端)開口部を、円板状の蓋板
29により塞いでいる。この蓋板29は、金属板を折り
曲げる事によりシャーレ状に形成したもので、外周縁部
に形成した嵌合筒部27aを上記プーリ3cの端面に形
成した係止溝24に嵌合させる事により、上記プーリ3
cの一端開口部を塞いでいる。又、上記スリーブ1bの
一端面(図4の左端面)外径寄り部分には段部30を形
成し、この段部30と上記蓋板29との間にフローティ
ングワッシャ18を設けている。図示しない回転軸は、
上記スリーブ1b内に、このスリーブ1bの他端開口側
から挿入する。その他の部分の構成及び作用は、上述し
た第3例の場合と同様であるから、同等部分には同一符
号を付して、重複する説明を省略する。
は、以上に述べた通り構成され作用するので、プーリを
回転駆動する為のベルトの寿命延長効果と、オルタネー
タと組み合わせた場合には発電効率の向上効果とを確保
し、しかもローラクラッチ内蔵型プーリ自体の耐久性向
上並びに小型化を図れる。
て示す、部分拡大断面図。
面図。
面図。
面図。
を模式的にして示す、部分拡大断面図。
側方から見た図。
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸に外嵌固定自在なスリーブと、こ
のスリーブの周囲にこのスリーブと同心に配置した、円
筒状の内周面を有するプーリと、これらスリーブの外周
面とプーリの内周面との間に設け、このプーリに加わる
ラジアル荷重を支承しつつこれらスリーブとプーリとの
相対回転を自在とするサポート軸受と、上記スリーブの
外周面とプーリの内周面との間に設け、このプーリとス
リーブとが所定方向に相対回転する場合にのみプーリと
スリーブとの間での回転力の伝達を自在とするローラク
ラッチとを備えたローラクラッチ内蔵型プーリに於い
て、上記スリーブとプーリとのうちの一方の部材の軸方
向端部に円輪状の鍔部の一方の周縁部を、この一方の部
材の軸方向端部と直径方向に重畳する状態で固定し、上
記スリーブとプーリとのうちの他方の部材の軸方向端部
で上記鍔部の他方の周縁部と対向する部分に、軸方向に
凹んだ環状凹部を形成し、上記鍔部の他方の周縁部にそ
の基端部を添着した弾性材製のシールリップの先端縁を
上記環状凹部の一部に摺接させた事を特徴とするローラ
クラッチ内蔵型プーリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9315103A JPH11148549A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ローラクラッチ内蔵型プーリ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9315103A JPH11148549A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ローラクラッチ内蔵型プーリ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148549A true JPH11148549A (ja) | 1999-06-02 |
| JPH11148549A5 JPH11148549A5 (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=18061463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9315103A Pending JPH11148549A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ローラクラッチ内蔵型プーリ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11148549A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2391049B (en) * | 2002-07-23 | 2006-05-31 | Nsk Europ Technology Co Ltd | A unit combining a rolling-element rotary bearing and a uni-directional clutch |
| JP2006234008A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Nsk Ltd | 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 |
| WO2023194248A1 (de) * | 2022-04-08 | 2023-10-12 | Zf Friedrichshafen Ag | Freilauf für ein fahrzeug, fahrzeug mit freilauf und montageverfahren |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP9315103A patent/JPH11148549A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2391049B (en) * | 2002-07-23 | 2006-05-31 | Nsk Europ Technology Co Ltd | A unit combining a rolling-element rotary bearing and a uni-directional clutch |
| JP2006234008A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Nsk Ltd | 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 |
| WO2023194248A1 (de) * | 2022-04-08 | 2023-10-12 | Zf Friedrichshafen Ag | Freilauf für ein fahrzeug, fahrzeug mit freilauf und montageverfahren |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040629 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040629 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060517 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060926 |