JPH11118030A - ホイールクレーンのトランスミッション制御方法およびその制御装置 - Google Patents

ホイールクレーンのトランスミッション制御方法およびその制御装置

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JPH11118030A
JPH11118030A JP28556397A JP28556397A JPH11118030A JP H11118030 A JPH11118030 A JP H11118030A JP 28556397 A JP28556397 A JP 28556397A JP 28556397 A JP28556397 A JP 28556397A JP H11118030 A JPH11118030 A JP H11118030A
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cooling water
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般公道の長い坂道を制動しながら前後の他
の自動車に追随させて安全走行させ得るホイールクレー
ンのトランスミッション制御装置を提供する。 【解決手段】 リターダ7を備えたホイールクレーンの
トランスミッション3を制御するトランスミッション制
御装置20のコントローラ22に、リターダオイル冷却
後の冷却水の実冷却水温度を水温センサ24で検出し、
水温センサ24で検出された実冷却水温度が予め定めた
既定温度よりも高いときは、ブレーキベダルの踏込みで
走行速度が予め定めた既定速度以下になると自動的にト
ランスミッション3をシフトダウンさせる制御部を付加
すれば、エンジン1の回転数の上昇による冷却水の増量
によりリターダオイルが効果的に冷却され、リターダ7
のダウンレギュレーションが行われないので、一般公道
の長い坂道を制動しながら前後の他の自動車に追随させ
て安全走行させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイールクレーン
のトランスミッション制御方法およびホイールクレーン
のトランスミッション制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】大型車両、建設機械用車両のように車両
総重量が大きい車両では、坂道を降坂するときや車速が
速いときには速度エネルギーが非常に大きくなるため、
走行輪を制動するドラムブレーキやディスクブレーキ等
の主ブレーキ装置だけでは制動持続による温度上昇に伴
って次第に制動力が低下する。これを補うために、例え
ば排気ブレーキ、リターダ等の補助ブレーキが設けられ
ている。以下、このような補助ブレーキを備えた従来例
1に係る典型的な車両の構成を、その模式的平面構成図
の図5を参照しながら説明する。
【0003】エンジン1の駆動力がトルクコンバータ
2、トランスミッション3、補助ブレーキである流体式
のリターダ7、アクスル4を経て走行輪であるタイヤ
5,5に伝達されて車両が走行されるようになってい
る。そして、トランスミッション装置20では、平坦路
や降坂路・登坂路等を走行する場合に、走行速度、エン
ジン回転数、アクセルペダルの踏込み量に応じて自動的
にトランスミッション3の速度段が走行速度に応じてシ
ョックなくシフトする駆動系(エンジン、トルクコクバ
ータ、トランスミッション等)の自動制御(以下、通常
の自動変速プログラム制御という。)が行われるように
なっている。また、車両の減速時や降坂時ではタイヤ
5,5が主ブレーキ装置により制動されると共に、タイ
ヤ5,5から伝達される動力がエンジン1およびリター
ダ7によって吸収されるように構成されている。そし
て、上記リターダ7の制動力は、リターダ制御装置10
を構成するリターダコントロールレバー装置11のコン
トロールレバー11aを操作して、その操作角度に応じ
て制御されるリターダ制御バルブ13により制御される
ようになっている。
【0004】このようなリターダ7は運動エネルギーを
リターダオイルの循環で熱に変換させる構成であるた
め、このリターダ7に内蔵されてなるオイルクーラ7a
にエンジン冷却後の冷却水を循環させてリターダオイル
を冷却するために、このオイルクーラ7aとエンジン1
とは、冷却水供給管路6aと冷却水戻し管路6bとから
なる冷却水循環管路6を介して連通している。そして、
この冷却水循環管路6を構成する冷却水戻し管路6bに
設けられているリターダ制御用水温センサ14で検出さ
れるリターダオイル冷却後の冷却水の実冷却水温度が予
め定めた既定温度(例えば96℃)を超えると、エンジ
ン1、リターダ7ならびにその他の冷却系を保護するた
めに、リターダ7の制動力を漸減させるという制御(以
下、ダウンレギュレーションという。)が行われるよう
になっている。なお、エンジン1の排気管部に設けられ
てなる符号8は排気ブレーキであり、また符号20は、
トランスミッション制御装置である。
【0005】ところで、坂道を降坂するときには、当然
リターダを作動(主ブレーキ装置だけによる制動である
と、主ブレーキ装置の加熱→ベーパーロック、フェード
等の発生→主ブレーキ装置の制動力低下をきたすため)
させて車両を制動するが、車両が急勾配の坂道を登坂す
るときには大動力を要するため、登坂直後ではエンジン
の冷却水の温度が必然的に高温になっているので、坂道
を降坂するためにリターダの制動力を大きくすると発熱
量が増大してさらに冷却水の温度が高温になるのに加え
て、速度低下に伴い、トルクコンバータのロックアップ
クラッチが切れた場合は、トルクコンバータ状態となっ
てエンジンの回転数がアイドリング状態まで低下してエ
ンジン冷却水量が減少してさらに冷却水が高温になり、
ついにはリターダがダウンレギュレーションされてしま
い、リターダによる制動降坂が不可能になって非常に危
険な状態に陥ることがある。この際、運転者は制動しな
がら坂道を安全走行するために、 ブレーキペダルの踏込みにより主ブレーキ装置を操
作する。 制御段を上げて、リターダの制動力を強める。 トランスミッションの変速段をシフトダウンさせ
る。 等の操作を瞬時に行うことによって上記のような危険を
回避することができる。
【0006】しかしながら、一旦上記のような危険な状
態に陥ってしまうと、運転者がパニック状態になり、適
切な処置を取ることができなくなってしまう恐れがあ
る。ところで、リターダを自動的に制御してリターダの
ダウンレギュレーションを回避することにより、上記の
ような不具合の発生を防止するようにしたものが、例え
ば特公昭63−12827号公報(従来例2)、特公平
2−19023号公報(従来例3)あるいは特開平8−
26093号公報(従来例4)に開示されているので、
以下これらの概要を順次説明する。
【0007】特公昭63−12827号公報に開示され
てなる従来例2に係るリターダブレーキ(以下、リター
ダという。)自動制御装置は、一定の距離を往復走行す
るダンプトラックに適用されるもので、指令車速を設定
する車速設定器、および実車速、変速装置の変速段、ブ
レーキ冷却油温をそれぞれ検出する検出器と、エンジン
回転速度と車速との関係を表す走行曲線を記憶し、前記
各検出器の出力を入力としてブレーキ冷却油温が所定値
を超えたときに変速段をシフトさせ、指令車速以下にし
てかつエンジン回転速度を上昇させるべく前記走行曲線
から仮指令車速を算出して対応するブレーキ信号を出力
する制御装置と、このブレーキ信号を対応するブレーキ
力に変換してダンプトラックに加える変換器とを具え、
ブレーキ冷却油温上昇時にエンジン回転速度を上昇させ
てブレーキ冷却油量を増加させて冷却油温を下げるよう
に構成されている。
【0008】従って、この従来例2に係るリターダ自動
制御装置によれば、車速設定器や各検出器から出力され
る指令車速信号、実車速信号、変速段信号、ブレーキ冷
却油温信号がマイクロコンピュータに読込まれると、指
令車速Vs と実車速Vとを比較し、実車速Vが指令車速
s より大きい場合には車速を下げる必要があると判断
されてブレーキ信号が出力され、ブレーキがかけられて
車速が下げられる。次に、ブレーキ冷却油温Tと予設定
油温T1 とを比較し、TがT1 未満の場合にはVs =V
となるまでブレーキが掛けられるが、TがT1 以上の場
合にはブレーキ信号を出力して車速を仮指定車速VS
まで下げ、変速段を一段シフトダウンさせ、VS ′をV
s 以下でかつエンジン回転速度ができる限り高くなるよ
うに走行曲線から算出してVS ′で所定時間走行させ
る。このようにして、エンジン回転速度を上げてブレー
キ冷却油量を増加させ、冷却油温度を下げるようにし
て、その制動機能を保持させる。そして、このようにし
てもブレーキ冷却油温Tが予設定油温T1 より高い場合
には、さらにもう一段シフトダウンさせるようにしたも
のである。
【0009】特公平2−19023号公報に開示されて
なる従来例3に係るリターダ自動制御装置も一定の距離
を往復走行するダンプトラックに適用されるもので、車
速の減少に応じてシフトダウンする自動変速機と、エン
ジンの回転速度に応じた流量の冷却油によって油冷却さ
れるリターダとを搭載した車両におけるリターダ自動制
御装置において、車両の目標速度を設定する車速設定手
段と、リターダの冷却油温を検出する温度センサと、車
両の実車速を検出する車速センサと、低温側から高温側
に向って油温安定域、油温注意域および油温危険域の順
になるように冷却油温を少なくとも3つの領域に分類
し、温度センサで検出した冷却油温が3領域の何れに属
しているかを判定すると共に、検出冷却油温が油温安定
域に属していると判定された場合は、車速設定手段で設
定されている目標速度と実車速との偏差に応じたリター
ダ制御信号を出力し、検出冷却油温が油温注意領域に属
していると判定された場合は、自動変速機で現在選択さ
れている速度段がシフトダウンするまでリターダ制御信
号を増加させ、シフトダウンが行われた後はシフトダウ
ンが行われた時点の実車速を仮設定車速として設定し、
この仮設定車速と実車速との偏差に応じたリターダ制御
信号を出力し、検出冷却油温が油温危険領域に属してい
ると判定された場合は車両を停止させるリターダ制御信
号を出力するリターダ制御装置と、リターダ制御装置か
ら出力された各リターダ制御信号に応じてリターダを駆
動するリターダ駆動手段とからなっている。
【0010】このようなリターダ自動制御装置による
と、油温危険領域と油温安全域との間に油温注意域を設
定し、冷却油温が油温注意域に入ると、シフトダウンに
よりエンジン回転数を増大させて冷却油の油量を増大さ
せてリターダの冷却油の温度を下げる。さらに、シフト
ダウンが行われたときの車速を仮設定車速とし、この仮
設定車速と実車速との偏差に対応するリターダ制御信号
を出力することにより、車速が増大するのを防ぐように
したものである。
【0011】特開平8−26093号公報に開示されて
なる従来例4に係る制動力制御方法を説明すると、各補
助制動装置の作動状態を制御する制動装置制御ユニット
には、温度検出センサによってリターダ温度を監視さ
せ、リターダ温度が基準値よりも低いときにはリターダ
を最優先で作動させ、リターダ温度が基準値よりも高い
ときにはリターダ以外の補助制動装置を最優先で作動さ
せて、走行状態に応じた制動力を得るようにしたもので
ある。なお、この従来例4に係る制動力制御方法におけ
る補助制動装置は排気ブレーキ装置と、第3弁方式のエ
ンジンブレーキ補助システムとである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例2乃至4に
係るものは何れもリターダのダウンレギュレーションを
自動的に回避して、車両を確実に制動することができる
ので、従来例1よりも優れていると考えられるが、それ
ぞれ下記のような解決すべき課題を持っている。先ず、
従来例2,3に係るリターダ自動制御装置は、鉱山等で
鉱石運搬用として用いられるダンプトラックに適用され
るもので、下り坂を走行する場合、リターダにより指令
車速設定器で設定した指令車速になるように制御するも
のであるから、前後の種々の車両の動向に注意しながら
走行しなければならない一般公道を走行するホイールク
レーンにこのような技術を適用すると、種々の速度変化
に対応できないので、ホイールクレーンに適用すること
ができない。
【0013】また、従来例4に係る制動力制御方法で
は、リターダ温度が基準値よりも高いときに優先的に作
動させるリターダ以外の補助制動装置に第3弁方式のエ
ンジンブレーキ補助システムを用いている。このような
第3弁方式のエンジンブレーキ補助システムは、一般的
なエンジンには設けられていないので、この方法を一般
的なエンジンを搭載した車両に適用することができな
い。勿論、第3弁方式のエンジンブレーキ補助システム
を持つエンジンを採用すれば済むことであるが、エンジ
ンが特殊仕様となるために高価であり、経済上の観点か
ら好ましくない。
【0014】従って、本発明の目的とするところは、一
般的なエンジンを搭載したホイールクレーンに適用し得
て、常に安定した制動力を発揮させ、またリターダがダ
ウンレギュレーション状態になっても速やかに正常な制
動力を発揮し得る状態に復帰させることを可能ならしめ
るホイールクレーンのトランスミッション制御方法およ
びその制御装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記実情に鑑み
てなされたものであって、従って上記課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に係るホイールクレーンのトラ
ンスミッション制御方法が採用した手段は、エンジン側
から供給されてリターダオイルを冷却した後の冷却水の
温度を検出し、検出された実冷却水温度と予め定めた既
定温度との高低を比較して、前記実冷却水温度が既定温
度を超えているときは、主ブレーキ装置を作動させるブ
レーキペダルの踏込みによりホイールクレーンが既定速
度以下または既定エンジン回転数以下になると、トラン
スミッションを自動的にシフトダウンさせる一方、前記
実冷却水温度が既定温度以下のときは、通常の自動変速
制御に基づいてトランスミッションの速度段の制御を行
うことを特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項2に係るホイールク
レーンのトランスミッション制御方法が採用した手段
は、請求項1に記載のホイールクレーンのトランスミッ
ション制御方法において、前記トランスミッションの制
御を、アクセルペダルの踏込みにより通常の自動変速制
御に復帰させることを特徴とする。
【0017】また、本発明の請求項3に係るホイールク
レーンのトランスミッション制御装置が採用した手段
は、走行輪を制動する主ブレーキ装置を作動させるブレ
ーキペダルが設けられ、リターダ制御装置により制動力
が制御され、前記走行輪の駆動源であるエンジンを冷却
した後の冷却水によりリターダオイルを冷却するオイル
クーラを有する流体式のリターダが設けられてなるホイ
ールクレーンの前記トランスミッションを制御するホイ
ールクレーンのトランスミッション制御装置において、
前記トランスミッション制御装置に、前記オイルクーラ
からエンジン側に戻されるリターダオイルを冷却した後
の冷却水の実冷却水温度と予め定めた既定温度とを比較
して、実冷却水温度が既定温度を超えているときは、ブ
レーキペダルの踏込みによりホイールクレーンが既定速
度以下または既定エンジン回転数以下になると、トラン
スミッションを自動的にシフトダウンさせる制御部を付
加したことを特徴とする。
【0018】また、本発明の請求項4に係るホイールク
レーンのトランスミッション制御装置が採用した手段
は、請求項3に記載のホイールクレーンのトランスミッ
ション制御装置において、前記トランスミッション制御
装置に、アクセルペダルの踏込みにより通常の自動変速
制御に復帰させる自動復帰制御部を付加したことを特徴
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のホイールクレーン
のトランスミッション制御方法を実施する実施の形態に
係るトランスミッション制御装置を、ホイールクレーン
の各主要機器類の配置を模式的に示す平面図の図1と、
図1に示すトランスミッション制御装置によるトランス
ミッション制御の動作を説明するためのフローチャート
図の図2乃至図4とを順次参照しながら、従来例1と同
一のもの並びに同一機能を有するものには同一符号を用
いて説明する。
【0020】先ず、図1を参照しながらホイールクレー
ンの各主要機器類の配置構成を説明すると、同図に示す
符号1は、ラジェータ1aと、ウオータジャケット1b
とを有するディーゼルエンジンである。このエンジン1
の駆動力がトルクコンバータ2、後述するトランスミッ
ション制御装置20で速度段が自動的にシフトされるト
ランスミッション3、後述するリターダ制御装置10で
制動力が制御される補助ブレーキである流体式のリター
ダ7、アクスル(車軸)4を経て走行輪であるタイヤ
5,5に伝達されるようになっている。また、エンジン
1の排気マニホールド1cにはリターダ7以外の補助ブ
レーキである排気ブレーキ8が設けられている。なお、
この実施の形態にあっては、リターダ7がトランスミッ
ション3とアクスル4との間に設けられているが、リタ
ーダはエンジン1とトルクコンバータ2の間に設けられ
ていても、またトルクコンバータ2とトランスミッショ
ン3の間に設けられていても良い。
【0021】上記リターダ7にはホイールクレーンの制
動のための運動エネルギーを吸収して高温になったリタ
ーダオイルを冷却するオイルクーラ7aが設けられてい
る。リターダオイルを冷却するために、このオイルクー
ラ7aとエンジン1とは、ウオータジャケット1bから
連通する冷却水供給管路6aと、このオイルクーラ7a
からラジェータ1aに連通する冷却水戻し管路6bとか
らなる冷却水循環管路6を介して連通している。従っ
て、ラジェータ1aで冷却された冷却水がウオータジャ
ケット1bに流入してエンジン1を冷却し、次いで冷却
水供給管路6aを通ってオイルクーラ7aに流入してリ
ターダ7のリターダオイルを冷却すると共に、冷却水戻
し管路6bを通ってラジェータ1aに戻されて冷却され
再びエンジン1とリターダオイルを冷却するということ
が繰返される。
【0022】次に、上記リターダ7の制動力を制御する
リターダ制御装置10は、コントロールレバー11aを
有するリターダコントロールレバー装置11と、前記冷
却水戻し管路6bの冷却水流出口付近に配設され、リタ
ーダオイル冷却後の冷却水の温度を検出するリターダ制
御用水温センサ14で検出された水温が入力されるリタ
ーダコントローラ12と、リターダ制御バルブ13とか
ら構成されている。つまり、リターダコントロールレバ
ー装置11のシフトレバー11aを操作して、その操作
角度に応じて制御されるリターダ制御バルブ13によっ
てリターダ7の制動力が制御されるものである。
【0023】勿論、このリターダ7は、従来例に係るリ
ターダと同様に、リターダ制御用水温センサ14で検出
される冷却水の実冷却水温度が予め定めた既定温度(例
えば96℃)を超えると、エンジン1、このリターダ7
ならびにその他の冷却系を保護するために、リターダコ
ントローラ12によってダウンレギュレーションされる
ように構成されている。なお、符号15は圧縮空気供給
源であり、この圧縮空気供給源15は、空気圧を変化さ
せることによりリターダ7の制動力を制御するリターダ
制御バルブ13に圧縮空気を供給するためのものであ
る。
【0024】トランスミッション3の速度段を制御する
トランスミッション制御装置20は、後述する速度段位
置をオペレータが選択するシフトレバー21aを有する
シフトレバー装置21と、トランスミッション3の速度
段をシフトさせる制御信号を出力するコントローラ22
とを備えている。このコントローラ22には、前記冷却
水戻し管路6bの冷却水流出口付近であって、かつ前記
リターダ制御用水温センサ14よりも下流側に配設さ
れ、冷却水の温度を検出する水温センサ24で検出され
た実冷却水温度が入力され、トランスミッション3の出
力軸の回転数を検出する車速センサ25で検出されたホ
イールクレーンの走行速度が入力されると共に、タイヤ
5,5の回転を制動する主ブレーキ装置を作動させる図
示しないブレーキペタルの踏込みを検出するブレーキ踏
込み検出センサからの踏込み信号が入力されるようにな
っている。
【0025】また、オペレータが上記エンジン1への燃
料供給量を調整するためのアクセルペダル9の踏込み量
を検出するアクセル踏込みセンサからの信号が入力され
る速度段位置信号および、走行速度、エンジン回転数や
アクセルペダル9の踏込み量に応じてショックなくシフ
トするよう、駆動系(エンジン、トルクコンバータ、ト
ランスミッション等)が、通常の自動変速プログラムで
制御される従来例1と同じ制御部を備えている。なお、
この実施の形態に係るトランスミッション制御装置にあ
っては、上記のとおり、別途設けた水温センサ24で検
出される実冷却水温度を入力するようにしたが、リター
ダ制御用水温センサ14で検出される実冷却水温度を利
用することも可能であり、またその配設位置もこれに限
られるものではない。
【0026】なお、上記シフトレバー装置21の速度段
位置は、マニュアル切換えされる前進1速だけの1F位
置と前進2速までとする2F位置、自動的にトランスミ
ッション3の速度段をシフトさせる前進1速、前進2
速、前進3速、前進4速とを有するドライブ位置D、お
よびマニュアル切換えされるニュートラル位置Nと後進
位置Rとである。
【0027】上記コントローラ22には、図示しない走
行モードスイッチからの信号と、リターダスイッチ(以
下、リターダSWという。)からの信号と、オンジンキ
ースイッチの信号と、上記トランスミッション3の速度
信号とが入力されている。また、速度段に応じて駆動系
保護のため予め定められた上限値である第1の既定速度
と、下限値である第2の既定速度、および予め定められ
た既定冷却水温度とが記憶させた記憶部が備えられてお
り、そして上記各センサおよび各スイッチ等からの入力
信号と記憶部の記憶値とを比較演算し、水温センサ24
で検出されるリターダオイル冷却後の冷却水の実冷却水
温度が予め定めた既定温度(例えば90℃)になり、ブ
レーキペタルの踏込みによる主ブレーキ装置の作動で車
両が既定速度以下に低下すると、トランスミッション3
を自動的に4段から3段にシフトダウンさせる。また、
このようなシフトダウン制御が行われた場合ONとな
り、上記通常のプログラム制御が行われるとOFFとな
るトランスミッション3の速度段維持フラグを発進する
比較演算制御部を備えている。
【0028】なお、トランスミッション3のシフトダウ
ンに際しては、ショックトルクを緩和するために、トル
クコンバータ2に内蔵されているロックアップクラッチ
2aが開放されるが、ロックアップクラッチ2aは一定
時間後、例えば0.5秒後には再び係合するので、この
トルクコンバータ2の滑りは殆ど問題になることがな
く、エンジン1の回転数は支障なく上昇する。また、各
駆動系の保護のために、トランスミッションのシフトダ
ウン時にエンジン1の回転数が既定回転数を超えること
がないように制御され、シフトダウン時に車両の速度が
既定速度以下になった時にのみトランスミッション3の
シフトダウン制御が行われるものである。
【0029】ところで、このようなトランスミッション
3のシフトダウン制御は、平坦路や降坂路・登坂路走行
のための通常の自動変速プログラム制御と異なるもので
あり、アクセルペダル9の踏込みにより通常の自動変速
プログラム制御へ復帰するように構成されている。な
お、通常の自動変速プログラム制御とは、平坦路や降坂
路・登坂路等を走行する場合に、走行速度、エンジン回
転数やアクセルペダルの踏込量に応じてドライバビリテ
ィを優先して、走行に際してショックや速度変化を伴う
不必要な速度段のシフトが行われないようにする(走行
フィーリングの向上。)ための駆動系(エンジン、トル
クコンバータ、トランスミッション)の制御方法、およ
びその制御装置のことである。
【0030】以下、図2乃至図4に示すフローチャート
図(図中に記載されている英文字のA/P、T/Mおよ
びB/Pはそれぞれアクセルペダル、トランスミッショ
ンおよびブレーキペダルのことである。)にしたがって
ホイールクレーンのトランスミッション制御装置20に
よる制動の仕方を説明すると、先ず、ステップ1におい
て、車速センサ25から入力されるホイールクレーンの
走行速度の読込み、その時のトランスミッション3の速
度段の読込みおよび水温センサ24から入力されるリタ
ーダオイル冷却後の冷却水の実冷却水温度の読込みが行
われてステップ2に進む。
【0031】ステップ2において、作業用のポンプが作
動されているか否か、つまりホイールクレーンがクレー
ン作業を行う作業モードであるか一般公道を走行する走
行モードであるかの判定が行われる。ホイールクレーン
が走行モードであると判定されたYesの場合にはステ
ップ3に進み、クレーン作業モードであると判定された
Noの場合にはステップ12に進み、通常の自動変速プ
ログラム制御でホイールクレーンの走行が制御される。
【0032】ステップ3において、リターダSWがON
であるか否か、つまりリターダ7が作動可能か否かの判
定が行われる。リターダ7が作動可能であって、制動力
を発揮し得る状態になっているYesの場合にはステッ
プ4に進み、リターダ7が作動されていないNoの場合
にはステップ12に進み、通常の自動変速プログラム制
御でホイールクレーンの走行が制御される。
【0033】ステップ4において、アクセルペダル9が
踏込まれているかいないか、つまり走行中のホイールク
レーンが加速されているか(オペレータに加速の意思が
あるか。)否かが判定される。アクセルペダル9が踏込
まれておらず、このホイールクレーンが加速されていな
いと判定されたYesの場合には、リターダ制御装置1
0による制御に入ってステップ5に進み、アクセルペダ
ル9が踏込まれていてホイールクレーンが加速されてい
ると判定されたNoの場合にはステップ12に進み、通
常の自動変速プログラム制御でホイールクレーンの走行
が制御される。(アクセルベダル9の踏込みにより、ト
ランスミッション制御装置20による制御状態にあって
も通常の自動変速プログラム制御に復帰。)
【0034】ステップ5において、シフトレバー装置2
1のシフトレバー21aがトランスミッション3を自動
的にシフトさせるドライブ位置Dに切換えられているか
否かが判定される。シフトレバー21aがドライブ位置
Dに切換えられていると判定されたYesの場合にはス
テップ6に進み、シフトレバー21aがドライブ位置D
に切換えられていないと判定されたNoの場合にはステ
ップ12に進み、通常の自動変速プログラム制御でホイ
ールクレーンの走行が制御される。
【0035】ステップ6において、トランスミッション
制御装置20によってトランスミッション3が3段位置
に維持フラグOFFか否かの判定が行われる。即ち、ト
ランスミッション3が3段位置に維持されていないと判
定されたYesの場合にはステップ7に進み、速度段位
置維持フラグONであり、既にトランスミッション3が
3段位置に維持されていると判定されたNoの場合には
ステップ11に進む。
【0036】ステップ7において、トランスミッション
3の速度段が4段位置であるか否かの判定が行われる。
即ち、速度段が4段であると判定されたYesの場合に
はステップ8に進み、3段以下であると判定されたNo
の場合にはステップ12に進み、通常の自動変速プログ
ラム制御でホイールクレーンの走行が制御される。
【0037】ステップ8において、水温センサ24によ
り検出されたリターダオイル冷却後の冷却水の実冷却水
温度が予め定めた既定温度(例えば90℃)との高低比
較が行われ、実冷却水温度が既定温度よりも高いと判定
されたYesの場合にはステップ9に進み、実冷却水温
度が既定温度よりも低いと判定されたNoの場合にはス
テップ12に進み、通常の自動変速プログラム制御でホ
イールクレーンの走行が制御される。
【0038】ステップ9において、タイヤ5,5を制動
する主ブレーキ装置を作動させるブレーキペダルが踏込
れているか否かが判定される。ブレーキペダルが踏込れ
ていると判定されたYesの場合にはステップ10に進
み、ブレーキペダルが踏込れていないと判定されたNo
の場合にはステップ12に進み、通常の自動変速プログ
ラム制御でホイールクレーンの走行が制御される。
【0039】ステップ10において、ホイールクレーン
の走行速度の判定が行われ、走行速度が予め定めた第1
の既定速度V1 (例えば30km/h)以下であると判
定されたYesの場合には、トランスミッション3がト
ランスミッション制御装置20を構成するコントローラ
22のシフトダウン制御によって自動的に4段から3段
にシフトダウンされてステップ11に進み、走行速度が
第1の既定速度V1 よりも速いと判定されたNoの場合
にはステップ12に進み、通常の自動変速プログラム制
御でホイールクレーンの走行が制御される。そして、こ
のシフトダウン制御が行われると、トランスミッション
3の速度段維持フラグがONとなる。なお、シフトダウ
ンによりエンジン1がオーバーランする恐れがあるとき
には、エンジン回転数検出センサ26で検出されるエン
ジン回転数により作動されるブザー等によって警報が発
せられる。
【0040】ステップ11において、ホイールクレーン
の走行速度の比較判定が行われる。ホイールクレーンの
走行速度が第2の既定速度V2 (例えば16km/h)
以下と判定されたYesの場合にはステップ12に進ん
で通常の自動変速プログラム制御でこのホイールクレー
ンの走行が制御されてステップ13に進み、ホイールク
レーンの走行速度が第2の既定速度V2 よりも速いと判
定されたNoの場合にはトランスミッション制御装置2
0によるトランスミッション制御を継続させるためにス
テップ1に戻されて、再び上記と同様な各ステップを経
る制御が行われる。なお、通常の自動変速プログラム制
御が行われることにより、上記トランスミッション3の
速度段維持フラグはOFFとなる。
【0041】ステップ13において、エンジンキースイ
ッチが切られ、ホイールクレーンの走行が停止されたか
否かが判定される。ホイールクレーンの走行が停止され
たと判断されたYesの場合にはトランスミッション制
御装置20によるトランスミッション3の制御が停止さ
れ、またホイールクレーンが走行中であると判断された
Noの場合にはトランスミッション制御装置20による
トランスミッション3の制御の継続のためにステップ1
に戻されて、再び上記と同様なトランスミッションの制
御が行われる。
【0042】このような構成になるトランスミッション
制御装置20によれば、ダウンレギュレーションを回避
し得る温度領域でのトランスミッション3の4段から3
段へのシフトダウンにより、エンジン1の回転数が上昇
し、冷却水ポンプ1dおよび冷却ファン1eが増速さ
れ、より冷却されると共に多量の冷却水がオイルクーラ
8aに供給されることとなる。そして、これに伴って、
エンジン1で吸収し得る制動力が増加するので、リター
ダ7の制動力の負担割合が低下し、ダウンレギュレーシ
ョンを容易に回避することができ、長い坂道でもリター
ダ7で制動しながら安全に降坂することができる。そし
て、従来例1,2に係るリターダ自動制御装置のよう
に、指令車速設定器で設定された指令車速で走行するも
のではないから、一般公道の長い坂道でも制動しながら
前後の各種自動車の走行に追随して安全走行することが
できる。さらに、ブレーキペダル9の踏込みだけで自動
的にトランスミッション制御装置20によるトランスミ
ッション制御を行えるようになり、またアクセルペダル
の踏込みだけでトランスミッション制御装置20による
トランスミッション制御が解除されると共に、通常の自
動変速プログラム制御に切換えられ、煩わしいシフトレ
バーの切換え操作を行う必要がないので、運転者は運転
に専念することができ、ホイールクレーンの安全走行の
向上に寄与することができる。また、従来例3に係る制
動力制御方法のように、エンジン1に第3弁方式のエン
ジンブレーキ補助システムを装着する必要がなく、エン
ジン1を特殊仕様にする必要がないから安価(汎用エン
ジンの使用が可能になる。)であり、経済上の観点から
有利になる。
【0043】以上では、自動的にトランスミッション3
の速度段をシフトさせる前進4段のドライブ位置Dを持
つシフトレバー装置21を備えたトランスミッション制
御装置20を例として説明した。しかしながら、前進6
段のドライブ位置Dを持つシフトレバー装置を採用する
ことができる。そして、このようなドライブ位置Dを持
つシフトレバー装置の場合には、従来例2,3のよう
に、トランスミッションを先ず6段から5段にシフトダ
ウンさせ、それにもかかわらず冷却水の実冷却水温度が
既定温度よりも高い場合にさらに5段から4段にシフト
ダウンさせるという2段シフトダウン制御にすることが
可能であり、その他前進3段、5段等の少なくとも前進
3段以上のトランスミッションを搭載している車両であ
れば、本発明の技術的思想を適用することができる。
【0044】また、以上では、このトランスミッション
制御装置20によるトランスミッション制御をホイール
クレーンに適用した場合を例として説明したが、ダンプ
トラックには勿論のこと、その他多くの大型車両、建設
機械用車両のように車両総重量が大きい車両に対して適
用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
または2に係るホイールクレーンのトランスミッション
制御方法、本発明の請求項3または4に係るホイールク
レーンのトランスミッション制御装置によれば、リター
ダオイル冷却後の冷却水の実冷却水温度が既定温度より
も高い場合に、ブレーキペダルを踏込んでホイールクレ
ーンの走行速度が予め定めた既定速度以下になると、自
動的にトランスミッションがシフトダウンされてエンジ
ンの回転数が上昇するので、より冷却された冷却水がよ
り多量にリターダオイルを冷却するオイルクーラに供給
されるので、リターダのダウンレギュレーションが回避
され、正常な制動力を発揮するリターダと主ブレーキ装
置と排気ブレーキとにより制動しながら長い坂道を安全
走行して降坂することができる。
【0046】そして、従来例2または3に係るリターダ
自動制御装置のように指令車速で走行するのではなく、
既定速度以内であればいかなる走行速度でも走行するこ
とができるので、一般公道を走行するホイールクレーン
に採用することができ、また、従来例3に係る制動力制
御方法のように、エンジンに第3弁方式のエンジンブレ
ーキ補助システムを装着する必要がなく、エンジンを特
殊仕様にする必要がないから安価であり、経済上の観点
から有利になるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係り、ホイールクレーン
の各主要機器類の配置を模式的に示す平面図である。
【図2】図1に示すトランスミッション制御装置による
トランスミッション制御の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
【図3】図1に示すトランスミッション制御装置による
トランスミッション制御の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
【図4】図1に示すトランスミッション制御装置による
トランスミッション制御の動作を説明するためのフロー
チャート図である。
【図5】従来例1に係る典型的な車両の模式的平面構成
図である。
【符号の説明】
1…エンジン,1a…ラジェータ,1b…エンジンウォ
ータジャケット,1c…排気マニホールド,1d…冷却
水ポンプ,1e…冷却ファン 2…トルクコンバータ,2a…ロックアップクラッチ 3…トランスミッション 4…アクスル 5…タイヤ 6…冷却水循環管路,6a…冷却水供給管路,6b…冷
却水戻し管路 7…リターダ.7a…オイルクーラ 8…排気ブレーキ 9…アクセルペダル 10…リターダ制御装置,11…リターダコントロール
レバー装置,11a…コントロールレバー,12…リタ
ーダコントローラ,13…リターダ制御バルブ,14…
リターダ制御用水温センサ,15…圧縮空供給気源 20…トランスミッション制御装置,21…シフトレバ
ー装置,21a…シフトレバー,22…コントローラ,
23…アクセル踏込み検出センサ,24…水温センサ,
25…車速センサ,26…エンジン回転数検出センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン側から供給されてリターダオイ
    ルを冷却した後の冷却水の温度を検出し、検出された実
    冷却水温度と予め定めた既定温度との高低を比較して、
    前記実冷却水温度が既定温度を超えているときは、主ブ
    レーキ装置を作動させるブレーキペダルの踏込みにより
    ホイールクレーンが既定速度以下または既定エンジン回
    転数以下になると、トランスミッションを自動的にシフ
    トダウンさせる一方、前記実冷却水温度が既定温度以下
    のときは、通常の自動変速制御に基づいてトランスミッ
    ションの速度段の制御を行うことを特徴とするホイール
    クレーンのトランスミッション制御方法。
  2. 【請求項2】 前記トランスミッションの制御を、アク
    セルペダルの踏込みにより通常の自動変速制御に復帰さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のホイールクレー
    ンのトランスミッション制御方法。
  3. 【請求項3】 走行輪を制動する主ブレーキ装置を作動
    させるブレーキペダルが設けられ、リターダ制御装置に
    より制動力が制御され、前記走行輪の駆動源であるエン
    ジンを冷却した後の冷却水によりリターダオイルを冷却
    するオイルクーラを有する流体式のリターダが設けられ
    てなるホイールクレーンの前記トランスミッションを制
    御するホイールクレーンのトランスミッション制御装置
    において、前記トランスミッション制御装置に、前記オ
    イルクーラからエンジン側に戻されるリターダオイルを
    冷却した後の冷却水の実冷却水温度と予め定めた既定温
    度とを比較して、実冷却水温度が既定温度を超えている
    ときは、ブレーキペダルの踏込みによりホイールクレー
    ンが既定速度以下または既定エンジン回転数以下になる
    と、トランスミッションを自動的にシフトダウンさせる
    制御部を付加したことを特徴とするホイールクレーンの
    トランスミッション制御装置。
  4. 【請求項4】 前記トランスミッション制御装置に、ア
    クセルペダルの踏込みにより通常の自動変速制御に復帰
    させる自動復帰制御部を付加したことを特徴とする請求
    項3に記載のホイールクレーンのトランスミッション制
    御装置。
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