JPH1112242A - 重合性光学活性光異性化液晶性化合物 - Google Patents

重合性光学活性光異性化液晶性化合物

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JPH1112242A
JPH1112242A JP9168617A JP16861797A JPH1112242A JP H1112242 A JPH1112242 A JP H1112242A JP 9168617 A JP9168617 A JP 9168617A JP 16861797 A JP16861797 A JP 16861797A JP H1112242 A JPH1112242 A JP H1112242A
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JP
Japan
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group
optically active
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liquid crystal
represented
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JP9168617A
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English (en)
Inventor
Joji Kawamura
丞治 河村
Masao Aizawa
政男 相澤
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光異性化アゾベンゼン骨格を有する可逆的に
光書き込み可能なメモリー材料として使用可能な重合性
光異性化光学活性液晶性化合物を提供すること。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 (A;(メタ)アクリル、エホ゜キシ、ヒ゛ニル、イソシアナート、m;8〜20、
Y及びZ;-O-、-COO-、-OCO-、-NHCO-、-CONH-、単結
合、環D、J;1,4-フェニレン、ヒ゜リミシ゛ン-2,5-シ゛イル、ヒ゜リシ゛ン-
2,5-シ゛イル、トランス-1,4-シクロヘキシレン、環E、G;1,4-フェニレン、
ヒ゜リミシ゛ン-2,5-シ゛イル、ヒ゜リシ゛ン-2,5-シ゛イル、n及びk;0、
1、R1;-CH3、-C2H5、-CHF2、-CF3、-F、-CN、R2;C
2〜18のアルキル、R1=R2≠-C2H5、 C*;(R)又は(S)配置
の不整炭素)で表わされる重合性光学活性光異性化液晶
性化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光照射によって可
逆的に書き込みが可能なメモリー材料を構成する、光異
性化基を有する重合性光学活性液晶性化合物及びそれを
含有する重合性光学活性液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶の電気光学特性を利用した表示素子
は、時計、ワープロ、車載テレビをはじめ、各種ディス
プレイに広く利用されている。これらは、通常、電界の
印加によって制御されている。
【0003】一方、光エネルギーを用いて液晶を駆動さ
せる試みもなされている。東京工業大学の市村、池田ら
によれば、フォトクロミック化合物を含有する液晶材料
を用い、光照射によるフォトクロミズムにより誘起され
る液晶の相変化を利用して、高密度での情報の保存や消
去が可能となることが知られている。特に、メモリー性
を有する強誘電性液晶を利用することにより、安定した
情報保存が期待できる。最近、フォトクロミック化合物
を含有する強誘電性液晶を利用することにより、極めて
高速で情報を記録あるいは保存することも可能であるこ
とが報告されている。
【0004】また、側鎖型高分子液晶を利用した光記録
材料の研究もなされている。高分子液晶は低分子液晶と
比べて、成膜性、ガラス転移点など材料性の面から非常
に有利である。例えば、高分子液晶は成膜性を有するの
で、通常セルに入れて用いる液晶を膜の状態で使用する
ことが可能であり、また、ガラス転移点以下では、高分
子主鎖のセグメントの熱運動が凍結されるため、ガラス
転移点以上で記録した記録を、ガラス転移点以下で長期
間にわたって安定に保存することが可能である。
【0005】しかしながら、高分子液晶には、応答速度
が低分子液晶と比較して劣るという難点がある。これは
液晶の粘度が大きいためと考えられる。そこで、強誘電
性を有する高分子液晶を使用して応答速度を改善する試
みもなされている。これによると、従来の非強誘電高分
子液晶と比較して、大幅な応答速度の改善が見られた、
と報告されている。(「機能材料」1993、Vol.13)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】以上の先行技術を考慮して、高解像度、高
速応答性、メモリー性、記録の長期安定保存性に優れた
光記録用途のメモリー材料は、光異性化強誘電性高分子
液晶を利用すれば可能であると期待される。しかしなが
ら、強誘電性、光応答性を両立させた高分子液晶は未だ
に合成されていない。その原因は、強誘電性を示す液晶
分子の構造が限られることと、液晶になりうるフォトク
ロミック分子の構造が数少なく、その上、高分子液晶の
原料となりうる化合物が、重合性の官能基を有していな
ければならない点にある。
【0008】なお、光異性化強誘電性液晶として、アゾ
ベンゼン骨格を有する強誘電性液晶が数点報告されてい
るが、重合性を有する構造ではなかった。そのため、光
異性化強誘電性高分子液晶の原料となり得る重合性光学
活性光異性化液晶性化合物が望まれていた。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、可逆的
に光書き込み可能なメモリー材料として使用可能な光異
性化強誘電性高分子液晶を与えるために、光異性化部位
としてアゾベンゼン骨格を有する重合性光異性化光学活
性液晶性化合物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、一般式(I)
【0011】
【化2】
【0012】(式中、Aは、重合性のアクリル基、メタ
クリル基、エポキシ基、ビニル基、イソシアナート基を
表わし、mは、8〜20の整数を表わし、Y及びZは、
各々独立的に、−O−、−COO−、−OCO−、−N
HCO−、−CONH−又は単結合を表わし、環D及び
環Jは、各々独立的に、フッ素、塩素、シアノ基及びト
リフルオロメチル基から成る群から選ばれる置換基で置
換されていてもよい1,4−フェニレン基、ピリミジン
−2,5−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基又は
トランス−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、環E
及び環Gは、各々独立的に、フッ素、塩素、シアノ基及
びトリフルオロメチル基から成る群から選ばれる置換基
で置換されていてもよい1,4−フェニレン基、ピリミ
ジン−2,5−ジイル基又はピリジン−2,5−ジイル
基を表わし、n及びkは、各々独立的に、0又は1を表
わし、R1は、 メチル基、エチル基、ジフルオロメチル
基、トリフルオロメチル基、フッ素又はシアノ基を表わ
し、R2は、 炭素原子数2〜18のアルキル基を表わす
が、R1がエチル基である場合は、R2は、エチル基を表
わさない。 C*は(R)又は(S)配置の不整炭素であ
ることを表わす。)で表わされる重合性光異性化光学活
性液晶性化合物を提供する。
【0013】本発明の一般式(I)で表わされる化合物
は、式中のA、Y、Z、環D、環E、環G、環J、m、
n、k、R1、R2の選択により多くの種類の化合物を含
み得るが、その中でも以下の一般式(Ia)〜(Id)
【0014】
【化3】
【0015】(式中、Aは、重合性のアクリル基、メタ
クリル基、エポキシ基、ビニル基、イソシアナート基を
表わし、mは、8〜20の整数を表わし、 R1は、メチ
ル基、エチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメ
チル基、フッ素又はシアノ基を表わし、R2は、炭素原
子数2〜18のアルキル基を表わすが、R1がエチル基
である場合は、R2は、エチル基を表わさない。C*
(R)又は(S)配置の不整炭素であることを表わ
す。)で表わされる化合物が好ましく、特に一般式(I
e)
【0016】
【化4】
【0017】(式中、Aは、重合性のアクリル基を表わ
し、mは、11を表わし、 C*は(R)又は(S)配置
の不整炭素であることを表わす。)で表わされる化合物
が好ましい。
【0018】本発明の一般式(I)で表わされる化合物
は、官能基A、結合基Y、Z及び環数を表わすn、kに
よってそれらの製造方法が異なるが、以下に示す方法に
よって製造することができる。
【0019】(i)2環である場合[n=k=0、一般
式(II)
【0020】
【化5】
【0021】(式中、 A、Y、環E、環G、R1、R2
及びC*は一般式(I)の場合と同じものを表わす。)
で表わされる化合物]
【0022】(i−a)Yが単結合である場合 一般式(III)
【0023】
【化6】
【0024】(式中、Rx はアルコール性水酸基、ビニ
ル基、保護アミノ基を表わし、m及び環Eは、一般式
(I)の場合と同じものを表わす。)で表わされる4−
置換アニリン誘導体をジアゾ化した後、一般式(IV)
【0025】
【化7】
【0026】(式中、環Gは、一般式(I)の場合と同
じものを表わす。)で表わされるフェノール誘導体と反
応させて、一般式(V)
【0027】
【化8】
【0028】で表わされるアゾ基を有するフェノール誘
導体を製造する。次に、一般式(V)で表わされるフェ
ノール誘導体のフェノール性水酸基と、一般式(VI)
【0029】
【化9】
【0030】(式中、R1、R2及びC*は、一般式
(I)の場合と同じものを表わす。)で表わされる光学
活性アルコールの水酸基とを、常法に従って脱水させ
て、エーテル結合を形成させることにより、中間体であ
る一般式(VII)
【0031】
【化10】
【0032】で表わされる光学活性化合物を製造する。
【0033】(i−a−1)Aがアクリル基又はメタク
リル基である場合 Rxがアルコール性水酸基である上記一般式(VII)で表
わされる光学活性化合物と、アクリル酸クロリド又はメ
タクリル酸クロリドとを、ピリジンなどの塩基性化合物
存在下に反応させて、エステル結合を形成させることに
より、一般式(II)
【0034】
【化11】
【0035】(式中、 A、Y、環E、環G、R1、R2
及びC*は一般式(I)の場合と同じものを表わす。)
で表わされる重合性光異性化光学活性化合物を製造する
ことができる。
【0036】(i−a−2)Aがビニル基である場合 上記(i−a)の方法において、Rxがビニル基である
一般式(III)で表わされる4−置換アニリン誘導体を
用いることによって、上記一般式(II)で表わされる重
合性光異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0037】(i−a−3)Aがエポキシド基である場
合 Rxがビニル基である上記一般式(VII)で表わされる光
学活性化合物を、ハロゲンを用いてハロヒドリン化し
た後、環化させる方法によって、あるいは過安息香酸
などの過酸化物を用いて直接酸化する方法によって、上
記一般式(II)で表わされる重合性光異性化光学活性化
合物を製造することができる。
【0038】(i−a−4)Aがイソシアナート基であ
る場合 Rxが保護アミノ基である上記一般式(VII)で表わされ
る光学活性化合物の保護アミノ基を脱離させた後、ホス
ゲンを用いてイソシアナート化することによって、上記
一般式(II)で表わされる重合性光異性化光学活性化合
物を製造することができる。
【0039】(i−b)Yが−O−、−COO−である
場合 一般式(VIII)
【0040】
【化12】
【0041】(式中、環Gは一般式(I)で表わされる
化合物の場合と同じものを表わす。) 4−ニトロフェノール誘導体と前記一般式(VI)で表わ
される光学活性アルコールとを、常法に従って脱水反応
させて、エーテル結合を形成させることにより、一般式
(IX)
【0042】
【化13】
【0043】で表わされる光学活性4−ニトロベンゼン
誘導体を製造する。次に、一般式(IX)で表わされる光
学活性4−ニトロベンゼン誘導体のニトロ基を、(1)
パラジウムカーボン触媒下で水素化ホウ素ナトリウムを
作用させて還元する方法、(2)アルコール中で塩化ス
ズ(II)を作用させて還元する方法、あるいは(3)接
触還元する方法によって、一般式(X)
【0044】
【化14】
【0045】で表わされる4−置換光学活性アニリン誘
導体を製造する。さらに、一般式(X)で表わされる4
−置換光学活性アニリン誘導体をジアゾ化した後、一般
式(XI)
【0046】
【化15】
【0047】(式中、環Eは一般式(I)で表わされる
化合物の場合と同じものを表わす。)で表わされるフェ
ノール誘導体と反応させることによって、一般式(XI
I)
【0048】
【化16】
【0049】で表わされるアゾ基を有する光学活性フェ
ノール誘導体を製造する。
【0050】(i−b−1)Yが−O−である場合 上記一般式(XII) で表わされるアゾ基を有する光学活
性フェノール誘導体と一般式(XIII)
【0051】
【化17】
【0052】(式中、Rx はアルコール性水酸基、ビニ
ル基又は保護アミノ基を表わし、Xはハロゲンなどの脱
離基を表わし、mは一般式(I)で表わされる化合物の
場合と同じものを表わす。)で表わされる直鎖アルキル
を有する化合物とを、常法に従って脱水素させて、エー
テル結合を形成させることにより、一般式(XIV)
【0053】
【化18】
【0054】で表わされる光学活性な中間体を製造す
る。以降の重合性官能基の導入は、前述した方法(i−
a−1)〜(i−a−3)と同様に行なうことによっ
て、上記一般式(II)で表わされる重合性光異性化光学
活性化合物を製造することができる。
【0055】(i−b−2)Yが−COO−である場合 上記一般式(XII) で表わされるアゾ基を有する光学活
性フェノール誘導体と一般式(XV)
【0056】
【化19】
【0057】(式中、Rc はアクリル基、メタクリル
基、ビニル基又は保護アミノ基を表わし、mは一般式
(I)で表わされる化合物の場合と同じものを表わ
す。)で表わされる直鎖アルキルを有するカルボン酸誘
導体とを、常法によりエステル化反応させて、一般式
(XVI)
【0058】
【化20】
【0059】で表わされる光学活性なエステル体を製造
する。
【0060】Rc がアクリル基、 メタクリル基又はビ
ニル基である一般式(XV)で表わされる化合物を用いた
場合は、 得られた一般式(XVI)で表わされるエステル
体が一般式(II)で表わされる重合性光異性化光学活性
化合物に相当する。
【0061】その他の重合性官能基の導入は、エポキシ
ド基を導入する場合は前述の(i−a−2)の方法、イ
ソシアナート基を導入する場合は前述の(i−a−3)
の方法と同様に行なうことによって、上記一般式(II)
で表わされる重合性光異性化光学活性化合物を製造する
ことができる。
【0062】(i−c)Yが−CONH−である場合 上記(i−b)の方法において、一般式(XI)で表わさ
れるフェノール誘導体に代えて、一般式(XVII)
【0063】
【化21】
【0064】(式中、環Eは一般式(I)で表わされる
化合物の場合と同じものを表わす。)で表わされるアニ
リン誘導体と反応させることによって、一般式(XVII
I)
【0065】
【化22】
【0066】で表わされるアゾ基を有する光学活性アニ
リン誘導体を製造する。次に、一般式(XVIII) で表わ
されるアゾ基を有する光学活性アニリン誘導体と前記一
般式(XV)で表わされる直鎖アルキルを有するカルボン
酸誘導体とを、常法により反応させてアミド結合を生成
させることによって、一般式(XIV')
【0067】
【化23】
【0068】で表わされる光学活性なアミド体(前記一
般式(XIV) においてRa=Rc及びY=CONHである
化合物)を製造する。
【0069】Rc がアクリル基、メタクリル基又はビニ
ル基である一般式(XV)で表わされる化合物を用いた場
合は、得られた一般式(XIV')で表わされるアミド体が
一般式(II)で表わされる重合性光異性化光学活性化合
物に相当する。
【0070】その他の重合性官能基の導入は、エポキシ
ド基を導入する場合は前述の(i−a−2)の方法、イ
ソシアナート基を導入する場合は前述の(i−a−3)
の方法と同様に行なうことによって、上記一般式(II)
で表わされる重合性光異性化光学活性化合物を製造する
ことができる。
【0071】(i−c)Yが−OCO−又は−NHCO
−である場合 一般式(XIX)
【0072】
【化24】
【0073】(式中、環Eは一般式(I)で表わされる
化合物の場合と同じものを表わす。)で表わされる4−
アミノ安息香酸誘導体をジアゾ化した後、前記一般式
(IV)で表わされるフェノール誘導体と反応させること
によって、一般式(XX)
【0074】
【化25】
【0075】で表わされる4−ヒドロキシ−4−カルボ
ン酸アゾベンゼン誘導体を製造する。次に、一般式(X
X)で表わされるアゾベンゼン誘導体と前記一般式(V
I)で表わされる光学活性アルコールとを、常法に従っ
て脱水させて、エーテル結合を形成させることにより、
一般式(XXI)
【0076】
【化26】
【0077】で表わされるアゾ基を有する安息香酸誘導
体を製造する。さらに、 一般式(XXI)で表わされる安
息香酸誘導体をジメチルホルムアミドの存在下に塩化チ
オニルで処理して酸塩化物を合成した後、Yが−OCO
−である化合物を得る場合には、前記一般式(XV)で表
わされる直鎖アルキルを有するカルボン酸誘導体とエス
テル化反応させることにより、Yが−NHCO−である
化合物を得る場合には、一般式(XXII)
【0078】
【化27】
【0079】(式中、Rc はアクリル基、メタクリル
基、ビニル基又は保護アミノ基を表わし、mは一般式
(I)で表わされる化合物の場合と同じものを表わ
す。)で表わされる直鎖アルキルを有する第一級アミン
と反応させて、アミド結合を形成させることによって、
一般式(XIV'')
【0080】
【化28】
【0081】で表わされる光学活性な中間体(前記一般
式(XIV) においてRa=Rcなる化合物)を製造する。
【0082】Rc がアクリル基、メタクリル基又はビニ
ル基である一般式(XXII)で表わされる化合物を用いた
場合は、得られた一般式(XIV')で表わされる中間体が
前記一般式(II)で表わされる重合性光異性化光学活性
化合物に相当する。
【0083】その他の重合性官能基の導入は、エポキシ
ド基を導入する場合は前述の(i−a−2)の方法、イ
ソシアナート基を導入する場合は前述の(i−a−3)
の方法と同様に行なうことによって、上記一般式(II)
で表わされる重合性光異性化光学活性化合物を製造する
ことができる。
【0084】(ii)3環である場合[n=1、k=0、
一般式(XXII)
【0085】
【化29】
【0086】(式中、 A、m、Y、環D、環E、環
G、R1、R2及びC*は一般式(I)の場合と同じもの
を表わす。)で表わされる化合物]
【0087】前記(i−a)の方法において、 一般式
(III)で表わされる4−置換アニリン誘導体(III)に
代えて、一般式(XXIV)
【0088】
【化30】
【0089】(式中、Rxは、アルコール性水酸基、ビ
ニル基、保護アミノ基を表わす。)
【0090】で表わされる4−置換−4’−アミノビフ
ェニル誘導体を用い、これをジアゾ化した後、一般式
(IV)で表わされるフェノール誘導体と反応させて、一
般式(XXV)
【0091】
【化31】
【0092】で表わされるアゾ基を有する中間体を製造
する。一般式(XXV) で表わされるアゾ基を有する中間
体と一般式(VI)で表わされる光学活性アルコールと
を、常法に従って脱水素させて、エーテル結合を形成さ
せることにより、一般式(XXVI)
【0093】
【化32】
【0094】で表わされる光学活性な中間体を製造す
る。
【0095】Rx がアクリル基、メタクリル基又はビニ
ル基である一般式(XXIV)で表わされる化合物を用いた
場合は、得られた一般式(XXVI)で表わされる中間体が
前記一般式(XXIII)で表わされる重合性光異性化光学
活性化合物に相当する。
【0096】その他の重合性官能基の導入は、エポキシ
ド基を導入する場合は前述の(i−a−2)の方法と同
様に行なうことによって、イソシアナート基を導入する
場合は前述の(i−a−3)の方法と同様に行なうこと
によって、上記一般式(XXIII)で表わされる重合性光
異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0097】(iii)3環である場合[n=0,k=
1、一般式(XXVII)
【0098】
【化33】
【0099】(式中、 A、m、Y、環E、環G、Z、
環J、R1、R2及びC*は一般式(I)の場合と同じも
のを表わす。)で表わされる化合物]
【0100】(iii−a)Zが単結合である場合 (iii−a−1)Yが−O−、−COO−である場合 一般式(XXVIII)
【0101】
【化34】
【0102】(式中、環G及び環Jは一般式(I)の場
合と同じものを表わす。)で表わされる4−ヒドロキシ
−4’−ニトロビフェニル誘導体と前記一般式(VI)で
表わされる光学活性アルコールとを、常法に従って脱水
させて、エーテル結合を形成させることにより、光学活
性4−置換−4’−ニトロビフェニル誘導体を製造し、
この化合物のニトロ基をアミノ基の還元することによ
り、一般式(XXIX)
【0103】
【化35】
【0104】で表わされる光学活性アミノ化合物を製造
する。次に、一般式(XXIX)で表わされる光学活性アミ
ノ化合物をジアゾ化した後、前記一般式(XI)で表わさ
れるフェノール誘導体と反応させて、一般式(XXX)
【0105】
【化36】
【0106】で表わされるアゾ基を有する光学活性化合
物を製造する。
【0107】Yが−O−である化合物を得る場合には、
前記一般式(XXX)で表わされるアゾ基を有する光学活
性化合物と前記一般式直鎖アルキルを有する化合物(XI
II)とを、常法に従って脱水素させて、エーテル結合を
形成させることにより、下記一般式(XXXIa)で表わさ
れる光学活性中間体を製造する。
【0108】Yが−COO−である化合物を得る場合に
は、 前記一般式(XXX)で表わされるアゾ基を有する光
学活性化合物と前記一般式(XV)で表わされる直鎖アル
キルを有するカルボン酸誘導体(Rcはアクリル基、メ
タクリル基、 ビニル基又は保護アミノ基)とエステル
化反応させることにより、 下記一般式(XXXIb)で表わ
される光学活性中間体を製造する。
【0109】
【化37】
【0110】重合性官能基Aを導入する方法は、前述し
た(i−a−1)〜(i−a−3)と同様の方法で行な
うことにより、 前記一般式(XXVII)で表わされる重合
性光異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0111】(iii−a−2)Yが−CONH−である
場合 前記(i−a−1)において、一般式(XXVIII)で表わ
される4−ヒドロキシ−4’−ニトロビフェニル誘導体
をジアゾ化した後、一般式(XI)で表わされるフェノー
ル誘導体に代えて、一般式(XL)
【0112】
【化38】
【0113】(式中、環Eは一般式(I)の場合と同じ
ものを表わす。)で表わされるアニリン誘導体を反応さ
せることによって、一般式(XXXII)
【0114】
【化39】
【0115】で表わされるアゾ基を有する光学活性アミ
ノ化合物を製造する。次に、一般式(XXXII)で表わさ
れるアゾ基を有する光学活性アミノ化合物と前記一般式
(XV)で表わされる直鎖アルキルを有するカルボン酸誘
導体とをアミド化反応させて、前記一般式(XXXIb)で
表わされる光学活性中間体を製造する。
【0116】重合性官能基Aを導入する方法は、前述し
た(i−a−1)〜(i−a−3)と同様の方法で行な
うことにより、 前記一般式(XXVII)で表わされる重合
性光異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0117】(iii−a−3)Yが−NHCO−、−O
CO−である場合 一般式(XXXIII)
【0118】
【化40】
【0119】(式中、Rc はアクリル基、メタクリル
基、ビニル基又は保護基を表わし、m、Y及び環Eは一
般式(I)の場合と同じものを表わす。)で表わされる
4−置換アニリン誘導体をジアゾ化した後、一般式(XX
XIV)
【0120】
【化41】
【0121】(式中、環G及び環Jは一般式(I)の場
合と同じものを表わす。)で表わされる4−ヒドロキシ
ビフェニル誘導体と反応させることによって、一般式
(XXXV)
【0122】
【化42】
【0123】で表わされるアゾ基を有する中間化合物を
製造する。つぎに、一般式(XXXV)で表わされるアゾ基
を有する中間化合物と、光学活性アルコール(VI)と
を、常法に従って脱水素させて、エーテル結合を形成さ
せることにより、前記一般式(XXXIb)で表わされる光
学活性中間体を製造する。
【0124】重合性官能基Aを導入する方法は、前述し
た(i−a−1)〜(i−a−3)と同様の方法で行な
うことにより、 前記一般式(XXVII)で表わされる重合
性光異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0125】(iii−b)Zが−O−、−OCO−、−
NHCO−である場合 前記(iii−a−3)において、一般式(XXIII)で表わ
される4−置換アニリン誘導体をジアゾ化した後、Zが
−O−又は−OCO−である化合物を得る場合には、前
記一般式(IV)で表わされるフェノール誘導体とカップ
リングさせて、Zが−NHCO−である化合物を得る場
合には、一般式(XXXVI)
【0126】
【化43】
【0127】(式中、環Gは一般式(I)の場合と同じ
ものを表わす。)で表わされるアニリン誘導体とカップ
リングさせて、一般式(XXXVII)
【0128】
【化44】
【0129】(式中、Rd はフェノール性水酸基又はア
ミノ基を表わす。)で表わされるアゾ基を有する中間化
合物を製造する。
【0130】(iii−b−1)Zが−O−又は−OCO
−である場合 Rd がフェノール性水酸基である前記一般式(XXXVII)
で表わされるアゾ基を有する中間化合物と、Zが−O−
である化合物を得る場合には、一般式(XXXVIII)
【0131】
【化45】
【0132】(式中、環J、R1、R2及びC*は一般式
(I)の場合と同じものを表わす。)で表わされる光学
活性ヒドロキノン誘導体とを、常法に従って脱水させ
て、エーテル結合を形成させることにより、Zが−OC
O−である化合物を得る場合には、一般式(XXXIX)
【0133】
【化46】
【0134】(式中、環J、R1、R2及びC*は一般式
(I)の場合と同じものを表わす。)で表わされる光学
活性安息香酸誘導体との間でエステル化反応させること
により、一般式(XXXX)
【0135】
【化47】
【0136】で表わされる光学活性前駆体を製造する。
【0137】重合性官能基Aを導入する方法は、前述し
た(i−a−1)〜(i−a−3)と同様の方法で行な
うことにより、 前記一般式(XXVII)で表わされる重合
性光異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0138】(iii−b−2)Zが−NHCO−である
場合 Rd がアミノ基である前記一般式(XXXVII)で表わされ
るアゾ基を有する中間化合物と、 前記一般式(XXXIX)
で表わされる光学活性安息香酸誘導体とをアミド化反応
させることにより、前記一般式(XXXX)で表わされる光
学活性前駆体を製造する。
【0139】重合性官能基Aを導入する方法は、前述し
た(i−a−1)〜(i−a−3)と同様の方法で行な
うことにより、 前記一般式(XXVII)で表わされる重合
性光異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0140】(iii−c)Zが−COO−又は−CON
H−である場合 (iii−c−1)Yが−O−、−COO−又は−CONH
−である場合 一般式(XL)
【0141】
【化48】
【0142】(式中、環Gは一般式(I)の場合と同じ
ものを表わす。)で表わされる4−アミノ安息香酸誘導
体をジアゾ化した後、一般式(XIL)
【0143】
【化49】
【0144】(式中、Ry はフェノール性水酸基又はア
ミノ基を表わし、環Eは一般式(I)の場合と同じもの
を表わす。) 芳香族化合物と反応させることによって、一般式(XLI
I)
【0145】
【化50】
【0146】で表わされるアゾ基を有する化合物を製造
する。
【0147】Yが−O−である化合物を得る場合には、
Ry がフェノール性水酸基である前記一般式(XLII)で
表わされる化合物と前記一般式(XIII)で表わされる直
鎖アルキル基を有する化合物とを、常法に従って脱水素
させて、エーテル結合を形成させ、更に必要に応じて、
前記(i−a−1)に記載の方法に従ってRx をアクリ
ル基又はメタクリル基に置換させ、Yが−COO−であ
る化合物を得る場合には、Ry がフェノール性水酸基で
ある前記一般式(XLII)で表わされる化合物と前記一般
式(XV)で表わされる直鎖アルキルを有するカルボン酸
誘導体とをエステル化反応させ、Yが−CONH−であ
る化合物を得る場合には、Ry がアミノ基である前記一
般式(XLII)で表わされる化合物と前記一般式(XV)で
表わされる直鎖アルキルを有するカルボン酸誘導体とを
アミド化反応させることにより、一般式(XLIII)
【0148】
【化51】
【0149】(式中、Rc はアクリル基、メタクリル
基、ビニル基又はアミノ基を表わす。)で表わされる中
間体を製造する。
【0150】Zが−COO−である化合物を製造する場
合、前記一般式(XLIII) で表わされる中間体(XLII
I)と前記一般式(XXXVIII)で表わされる光学活性フェ
ノール誘導体とを、常法に従って脱水素させて、エーテ
ル結合を形成させた後、前述した(i−a−1)〜(i
−a−3)と同様の方法で重合性官能基Aを導入するこ
とにより、 前記一般式(XXVII)で表わされる重合性光
異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0151】Zが−CONH−である化合物を製造する
場合、 前記一般式(XLIII)で表わされる中間体(XLII
I) と前記一般式(X)で表わされる光学活性アニリン
誘導体(X)とをアミド化反応させた後、前述した(i
−a−1)〜(i−a−3)と同様の方法で重合性官能
基Aを導入することにより、 前記一般式(XXVII)で表
わされる重合性光異性化光学活性化合物を製造すること
ができる。
【0152】(iii−c−2)Yが−、−OCO−、−N
HCO−である場合 一般式(XLIV)
【0153】
【化52】
【0154】で表わされる4−置換芳香族ニトロソ化合
物と前記一般式(XL)で表わされる4−アミノ安息香酸
誘導体(XL)とを、氷酢酸中で縮合させて前記一般式
(XLIII)で表わされるアゾ基を有するカルボン酸を製
造する。
【0155】光学活性基及び重合性官能基の導入は、前
述の(iii−c−1)と同様の操作で行なうことができ
る。ただし、一般式(XLIV)で表わされる4−置換芳香
族ニトロソ化合物は、対応するアミノ化合物を穏やかな
条件で酸化して製造することができる。
【0156】(iv)4環である場合[n=k=1、一般
式(XLV)
【0157】
【化53】
【0158】(式中、 A、m、Y、環D、環E、環
G、Z、環J、R1、R2及びC*は一般式(I)の場合
と同じものを表わす。)で表わされる化合物]
【0159】(iv−a)Zが−O−又は−OCO−であ
る場合 前記(ii)で合成した前記一般式(XXIV)で表わされる
アゾ基を有する中間体と、Zが−O−である化合物を得
る場合には、 前記一般式(XXXVIII)で表わされる光学
活性ヒドロキノン誘導体とを、常法に従って脱水素させ
て、エーテル結合を形成させることにより、Zが−OC
O−である化合物を得る場合には、前記一般式(XXXI
X) で表わされる光学活性安息香酸誘導体とをエステル
化反応させることにより、一般式(XLVI)
【0160】
【化54】
【0161】で表わされる光学活性前駆体を製造する。
【0162】重合性官能基Aを導入する方法は、前述し
た(i−a−1)〜(i−a−3)と同様の方法で行な
うことにより、 前記一般式(XLV)で表わされる重合性
光異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0163】(iv−b)Zが−COO−又は−CONH
−である場合 一般式(XLVII)
【0164】
【化55】
【0165】(式中、Rc はアクリル基、メタクリル
基、ビニル基又は保護アミノ基を表わし、m、Y、環D
及び環Eは一般式(I)の場合と同じものを表わす。)
で表わされる4−置換芳香族ニトロソ化合物と前記一般
式(XL)で表わされる4−アミノ安息香酸誘導体とを、
氷酢酸中で縮合させることによって、一般式(XLVIII)
【0166】
【化56】
【0167】で表わされるアゾ基を有するカルボン酸を
製造する。
【0168】Zが−COO−である化合物を得る場合に
は、前記一般式(XLVIII)で表わされるアゾ基を有する
カルボン酸と前記一般式(XXXVIII) で表わされる光学
活性ヒドロキノン誘導体とをエステル化反応させること
によって、Zが−CONH−である化合物を得る場合に
は、前記一般式(XLVIII)で表わされるアゾ基を有する
カルボン酸と前記一般式(X)で表わされる光学活性ア
ニリン誘導体とをアミド化反応させることにより、一般
式(XLVI)
【0169】
【化57】
【0170】で表わされる光学活性な前駆体を製造す
る。
【0171】重合性官能基Aを導入する方法は、前述し
た(i−a−1)〜(i−a−3)と同様の方法で行な
うことにより、 前記一般式(XLV)で表わされる重合性
光異性化光学活性化合物を製造することができる。
【0172】以上が、本発明の一般式(I)で表わされ
る重合性光学活性光異性化液晶性化合物の製造方法であ
る。
【0173】本発明の一般式(I)で表わされる重合性
光学活性光異性化液晶性化合物の構造的な特徴は、下記
のとおりである。
【0174】(1)分子内にアゾ基を有すること。 一般式(I)で表わされる化合物が優れた液晶性を示す
のは、このアゾ基がトランス配置の場合であるが、これ
は紫外線照射によってシス体に異性化し、また別の波長
の光(一般的には可視光)の照射や熱によりトランス体
に戻る。
【0175】(2)重合性の官能基を有すること。 材料性を考えたとき、高分子の方が低分子より有利であ
ることは言うまでもないが、一般式(I)で表わされる
化合物は重合性を有するために、適当な重合方法によっ
て高分子を合成することができる。また、一般式(I)
で表わされる化合物は、単体で用いることもでき、混合
物として用いることもできる。
【0176】以上より、本発明の一般式(I)で表わさ
れる重合性光学活性光異性化液晶性化合物は、前述の光
制御型重合性光学活性液晶組成物のフォトクロミック化
合物として有用である。
【0177】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説
明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例の範囲
に限定されるものではない。
【0178】<実施例1>{(R)−4−(1−メチル
ヘプチルオキシ)フェニル−4’−[4−(11−アク
リロイルオキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]ベン
ゾエートの合成} (1−a)[4−(4−ヒドロキシフェニルアゾ)安息
香酸の合成] 容量5リットルの4口フラスコに、水500ml及び塩酸
250ml(塩化水素2.5モルに相当する。)を入れ、
これに、激しく撹拌しながら4−アミノ安息香酸50.
0g(365ミリモル)を加えて懸濁させた。この懸濁
液に、氷1.5kgを入れて液温を約−10℃に冷却した
後、亜硝酸ナトリウム28.0g(410ミリモル)の
水溶液300mlを約1時間かけて滴下したところ、徐々
に均一な溶液(反応液1)になった。
【0179】フェノール35.0g(370ミリモ
ル)、水酸化ナトリウム50g(1.3モル)及び炭酸
ナトリウム130g(1.2モル)を含有するアルカリ
水溶液1リットルを、先の反応液1に約3時間かけて滴
下した。滴下直後から、オレンジ色の沈澱を生じた。な
お、このアルカリ水溶液を滴下している間、液温が0℃
以上にならないように、氷を少しずつ加えた。滴下終了
後、更に約2時間撹拌を続けた後、反応を終了した。
【0180】反応液に硫酸を加えて酸性(pH=2)に
調整することによって析出した沈澱を濾過した。濾取し
た沈澱を水で一度洗浄して目的物96.2g(収率10
9%)を得た。
【0181】得られた目的物には多少の塩や水を含むと
考えられるが、次の反応に影響しないので、これ以上の
精製は行わなかった。
【0182】1H−核磁気共鳴スペクトル(NMR)
(399.65MHz,CD3OD溶液):δ=8.16(d,J=8.8H
z,2H),7.89(d,J=8.3Hz,2H),7.87(d,J=8.3Hz,2
H),6.96(d,J=8.8Hz,2H)
【0183】質量分析(MS)(70eV):m/z=
242(M+,30),121(78),93(100),65(64)
【0184】(1−b){4−[4−(11−ヒドロキ
シウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸の合成} コンデンサーを備えた容量2リットルの4口フラスコ
に、4−(4−ヒドロキシフェニルアゾ)安息香酸5
0.0g(210ミリモル)を秤取し、エタノール50
0mlに還流しながら溶解させた。この溶液に、炭酸カリ
ウム86.0g(620ミリモル)及びヨウ化カリウム
6gをよくすり潰して加えたところ、直ちに沈澱を生じ
たので、更に、エタノール100ml及び水200mlを加
えて溶解させた。約30分間還流させた後、11−ブロ
モ−1−ウンデカノール57.0g(230ミリモル)
のエタノール溶液300mlを、約4時間かけて滴下し
た。滴下終了後、更に約20時間還流を続けた後、反応
を終了した。
【0185】反応液に水500ml及び塩酸適当量を加え
て酸性(pH=2)に調整することによって、析出した
固体を濾過した。濾取した固体を水洗し、テトラヒドロ
フランから再結晶させてオレンジ色の目的物60g(収
率70%)を得た。
【0186】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド(DMSO)−d6溶液):δ=13.19(s,1
H),8.12(d,J=8.8Hz,2H),7.94〜7.90(m,4H),7.14
(d,J=8.8Hz,2H),4.09(t,J=6.6Hz,2H),3.37(d,J=
4.4Hz,2H),1.75(t,J=7.3Hz,2H),1.40〜1.26(m,16
H)
【0187】MS(70eV):m/z=412(M+),24
2,149,137,121,109,93,55(100),41
【0188】(1−c){4−[4−(11−アクリロ
イルオキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸
の合成} 容量500mlのナスフラスコに、4−[4−(11−ヒ
ドロキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸
5.0g(12ミリモル)を秤取し、ピリジン110ml
及び4−ジメチルアミノピリジン0.2gを加えて加熱
溶解させた。このナスフラスコを水浴中にいれ、窒素気
流下、室温付近に保ったまま、撹拌しながらアクリル酸
クロリド4ml(40ミリモル)を10分かけて滴下し
た。滴下終了後、水浴中で50℃に保ったまま更に4時
間撹拌を続けた後、反応を終了した。
【0189】反応液から溶媒を除去し、析出した固体を
水洗した。沈澱を濾別した後、n−ブタノール200ml
から再結晶させて、オレンジ色の固体を得た。得られた
固体を石油エーテルで洗浄して、減圧乾燥させて、目的
物4.9g(収率87%)を得た。
【0190】1H−NMR(399.65MHz,C55N溶
液):δ=8.60(d,J=8.3Hz,2H),8.21〜8.16(m,4
H),7.24〜7.20(m,2H),6.49(d,J=19.0Hz,1H),6.28
(dd,J=10.3Hz,17.6Hz,1H),5.76(d,J=10.3Hz,1
H),3.91(t,J=6.6Hz,2H),3.78(t,J=6.1Hz,2H),1.
78〜1.18(m,18H)
【0191】MS(70eV):m/z=466(M+,2
3),242(7),165(14),121(65),109(33),97(38),69
(69),55(100),41(48)
【0192】(1−d){(R)−4−(1−メチルヘ
プチルオキシ)フェニル−4’−[4−(11−アクリ
ロイルオキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]ベンゾ
エートの合成} 容量300mlの4口フラスコに、4−[4−(11−ア
クリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安
息香酸3.0g(6.4ミリモル)、4−ジメチルアミ
ノピリジン0.79g(6.4ミリモル)、ピリジン3
0ml及び(R)−4−(1−メチルヘプチルオキシ)フ
ェノール2.9g(12.9ミリモル)を秤取し、加熱
溶解させた。この溶液を含むフラスコを氷水浴中に入れ
て10℃以下に保ったまま、N,N’−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド6.6g(32ミリモル)を5分間に
2回に分けて加えた。20分後に室温に戻して、薄層ク
ロマトグラフィーで反応を追跡しながら約5時間撹拌を
続けた。
【0193】反応液から溶媒を除去し、トルエンを加え
て反応混合物を溶解させた。このとき生じた白色沈澱を
濾別し、溶媒除去、減圧乾固させた。減圧乾固させた反
応生成物をトルエン:酢酸エチル=2:1の混合溶媒を
展開溶媒とするシリカゲルカラムクロマトグラフィーを
用いて精製し、低極性部分を収集した。溶媒を除去し、
減圧乾燥させてオレンジ色の固体とオイルの混合物を得
た。この混合物にヘキサン10mlを加えて再結晶させた
ところ、オレンジ色の結晶1.8g(収率42%)を得
た。さらに、エタノールから再結晶させて、さらに純度
の高い目的物1.0g(収率23%)を得た。
【0194】1H−NMR(399.65MHz,CDCl3):
δ=8.32(d,J=8.8Hz,2H),7.96(d,J=8.8Hz,4H),7.
13(d,J=8.8Hz,2H),7.02(d,J=8.8Hz,2H),6.92(d,
J=9.3Hz,2H),6.40(dd,J=1.5Hz,17.1Hz,1H),6.12
(dd,J=10.3Hz,17.1Hz,1H),5.81(dd,J=1.5Hz,10.3
Hz,1H),4.4〜4.3(m,1H),4.15(t,J=6.8Hz,2H),4.
06(t,J=6.4Hz,2H),1.9〜1.2(m,31H),0.89(m,3H)
【0195】MS(70eV):m/z=670(M+,3),
449(100),225(51),120(58),110(40),55(30),41(2
5)
【0196】 (上記において、Iは等方相、Nはネマチック相、SA
はスメクチックA相、Sxは帰属不明のスメクチック相
を表わす。)
【0197】チルト角:約20度 分極反転電流は確認されなかった。
【0198】<実施例2>{(R)−4−(1−メチル
ヘプチルオキシ)フェニル−4’−[3−クロロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]ベンゾエートの合成} (2−a)[4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ルアゾ)安息香酸の合成] 容量5リットルの4口フラスコに、水500ml及び塩酸
250ml(塩化水素2.5モルに相当する。)を入れ、
これに、激しく撹拌しながら4−アミノ安息香酸50.
0g(365ミリモル)を加えて懸濁させた。この懸濁
液に氷1.5kgを入れて約−10℃に冷却した後、亜硝
酸ナトリウム28.0g(410ミリモル)の水溶液3
00mlを約1時間かけて滴下したところ、徐々に均一な
溶液(反応液2)になった。
【0199】2−クロロフェノール48.0g(370
ミリモル)、水酸化ナトリウム50g(1.3モル)、
炭酸ナトリウム130g(1.2モル)を含有する水溶
液1.5リットルを、先の反応液2に約3時間かけて滴
下した。滴下直後から、オレンジ色の沈澱を生じた。な
お、滴下している間、液温が0℃以上にならないよう
に、氷を少しずつ加えた。滴下終了後、更に約2時間撹
拌を続けた後、反応を終了した。
【0200】反応液を塩酸で酸性(pH=2)に調整す
ることによって析出した沈澱を濾過した。得られた沈澱
をアセトンに溶解し、不溶部(塩)を濾別した。溶媒を
除去して目的物92.8g(収率91.9%)を得た。
【0201】得られた目的物には多少の塩や水を含むと
考えられるが、次の反応に影響しないので、これ以上の
精製は行わなかった。
【0202】1H−NMR(60.0MHz,CD3OD溶
液):δ=8.5〜7.5(m,5H),7.3〜6.8(m,2H)
【0203】MS(70eV):m/z=276(M+,3
8),155(57),129(33),127(100),121(51),99(34),6
5(48)
【0204】(2−b){4−[3−クロロ−4−(1
1−ヒドロキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息
香酸の合成} コンデンサーを備えた容量1リットルの3口フラスコ
に、4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニルアゾ)
−安息香酸30.0g(108ミリモル)を秤取し、エ
タノール220mlを加えて還流しながら溶解させた。こ
の溶液に、炭酸カリウム45g(330ミリモル)及び
痕跡量のヨウ化カリウムをよくすり潰して加えたとこ
ろ、直ちに固体を生じたので、更に、エタノール60ml
及び水50mlを加えて均一な溶液とした。約1時間還流
した後、11−ブロモ−1−ウンデカノール30.0g
(120ミリモル)のエタノール溶液100mlを一度に
加え、更に、約24時間還流を続けた後、反応を終了し
た。
【0205】反応混合物に水500ml及び塩酸適当量を
加えて酸性(pH=1)に調整したところ、固体が析出
した。この液に、3倍量の酢酸エチル(2.5リット
ル)を加え、加熱して固体を溶解させた。有機層を酸性
水(pH=3)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウム50
0gで乾燥させた後、溶媒除去して得られた固体を集め
て、メタノール1リットルから再結晶させて精製して目
的物34g(収率70%)を得た。
【0206】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=13.2(s,1H),8.14(d,J=
8.3Hz,2H),8.0〜7.9(m,4H),7.36(d,J=9.3Hz,1
H),4.17(t,J=6.4Hz,2H),3.38(t,J=6.4Hz,2H),1.
8〜1.7(m,2H),1.5〜1.2(m,16H)
【0207】13C−NMR(100.40MHZ,DM
SO−D6):δ=166.69,156.96,154.15,145.77,1
32.58,130.57,125.72,122.68,122.41,122.33,11
3.65,69.21,60.72,32.53,29.07,28.97,28.94,2
8.65,28.36,25.51,25.34
【0208】MS(70eV):m/z=446(M+),27
6,155(100),143,127,121,109,97,69,55,41
【0209】(2−c){4−[3−クロロ−4−(1
1−アクリロイロキシウンデシロキシ)フェニルアゾ]
安息香酸の合成} 滴下漏斗を備えた容量200mlの丸底フラスコに、窒素
気流下、4−{3−クロロ−4−(11−ヒドロキシウ
ンデシロキシ)フェニルアゾ}安息香酸5.2g(12
ミリモル)を秤取し、テトラヒドロフラン55mlを加え
て溶解させた。この溶液にトリエチルアミン3.5g
(35ミリモル)を加えて水浴中で撹拌しながら、アク
リル酸クロリド3.2g(35ミリモル)のテトラヒド
ロフラン溶液10mlを15分かけて滴下した。滴下終了
後、室温で更に約4時間撹拌を続けた後、反応を終了し
た。
【0210】反応液に酢酸エチル400mlを加えて飽和
食塩水200mlで4回洗浄した。有機層に硫酸ナトリウ
ム400gを加えて乾燥させた後、溶媒除去して赤色オ
イル状の粗生成物を得た。アセトニトリルから再結晶さ
せて精製して目的物3.9g(収率67%)を得た。
【0211】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=8.13(d,J=8.3Hz,2H),8.
0〜7.9(m,4H),7.33(d,J=8.3Hz,1H),6.30(d,J=17.
1Hz,1H),6.2〜6.1(m,1H),5.90(d,J=10.3Hz,1H),
4.16(t,J=6.4Hz,2H),4.08(t,J=6.8Hz,2H),1.8〜
1.7(m,2H),1.7〜1.5(m.2H),1.5〜1.4(m,2H),1.4〜
1.2(m,12H)
【0212】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=166.56,156.98,
154.24,145.89,132.62,130.89,130.48,128.43,12
5.41,122.77,122.45,122.30,113.78,69.28,63.9
8,28.80,28.76,28.72,28.51,28.32,28.04,25.24
【0213】MS(70eV):m/z=500(M+),44
5,428,367,276,155,55(100),41
【0214】(2−d){(R)−4−(1−メチルヘ
プチルオキシ)フェニル−4’−[3−クロロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]ベンゾエートの合成} カルシウム管を備えた容量100mlのナス型フラスコ
に、4−[3−クロロ−4−(11−アクリロイルオキ
シウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸2.0g
(4.0ミリモル)、4−ジメチルアミノピリジン0.
5g(4.1ミリモル)及び(R)−4−(1−メチル
ヘプチルオキシ)フェノール(1.8g(8.0ミリモ
ル)を秤取し、テトラヒドロフラン25mlを加えて溶解
させた。これをドライアイス−エチレングリコールバス
中で約−15℃に保ちながら、N,N’−ジシクロヘキ
シルカルボジイミド4.1g(20ミリモル)を15分
間に3回に分けて加えた。これを室温で約12時間撹拌
を続けた後、反応を終了した。
【0215】反応液に酢酸エチル300mlを加えて、飽
和食塩水150mlで2回洗浄した。析出したジシクロヘ
キシル尿素を濾別し、有機層に硫酸ナトリウム100g
を加えて乾燥させた後、溶媒除去して赤褐色オイル状の
粗生成物を得た。これをトルエン:酢酸エチル=2:
1、続いてヘキサン:トルエン:酢酸エチル=6:2:
1の混合溶媒を移動相とするシリカゲルカラムクロマト
グラフィーを用いて低極性部を収集し、溶媒除去して赤
色オイルを得た。これに石油エーテルを加えて均一な溶
液とし、ドライアイス−アセトンバス中で冷却して固体
を析出させた。これを低温に保ったまま濾別して目的物
0.8g(収率28%)を得た。
【0216】1H−NMR(399.65MHz,CDCl3
液):δ=8.32(d,J=8.8Hz,2H),8.05(d,J=2.4Hz,1
H),7.96(d,J=8.3Hz,2H),7.91(dd,J=8.8Hz,2.4H
z,1H),7.13(d,J=8.8Hz,2H),7.05(d,J=9.3Hz,1
H),6.93(d,J=9.3Hz,2H),6.40(dd,J=17.1Hz,1.5H
z,1H),6.12(dd,J=10.3Hz,17.6Hz,1H),5.81(dd,J
=1.5Hz,10.8Hz,1H),4.4〜4.3(m,1H),4.2〜4.1(m,
4H),2.0〜1.8(m,2H),1.8〜1.2(m,34H),1.0〜0.8
(m,3H)
【0217】 (上記において、Iは等方相、Chはコレステリック
相、SAはスメクチックA相をそれぞれ表わす。)
【0218】この化合物は、−10℃以上では強誘電性
液晶相を確認することができなかった。
【0219】<実施例3>{(R)−4−(1−メチル
ヘプチルオキシ)フェニル−4’−[2−トリフルオロ
メチル−4−(11−アクリロイロキシウンデシルオキ
シ)フェニルアゾ]ベンゾエートの合成} (3−a)[4−(2−トリフルオロメチル−4−ヒド
ロキシフェニルアゾ)安息香酸の合成] 容量5リットルの4口フラスコに、水200ml及び塩酸
80ml(塩化水素0.8モルに相当)を入れ、これに、
激しく撹拌しながら4−アミノ安息香酸20.0g(1
46ミリモル)を加えて懸濁させた。この懸濁液に氷
0.6kgを入れて約−10℃に冷却した後、亜硝酸ナト
リウム19.0g(275ミリモル)の水溶液100ml
を約1時間かけて滴下したところ、徐々に均一な溶液
(反応液3)になった。
【0220】3−トリフルオロメチルフェノール25.
0g(154ミリモル)、水酸化ナトリウム20g
(0.5モル)及び炭酸ナトリウム32g(0.3モ
ル)を含有する水溶液200mlを調製し、先の反応液3
に約2.5時間かけて滴下した。滴下直後から、オレン
ジ色の沈澱を生じた。なお、この間、温度が0℃以上に
ならないように、氷を少しずつ加えた。滴下終了後、更
に3時間撹拌を続けた後、反応を終了した。
【0221】反応液に塩酸を加えて酸性(pH=2)に
調整することによって析出した沈澱を濾過した。得られ
た沈澱をアセトンに溶解し、不溶部(塩)を濾別した。
溶媒を除去して目的物47.5g(収率105%)を得
た。
【0222】得られた目的物には多少の塩や水を含むと
考えられるが、次の反応に影響しないので、これ以上の
精製は行わなかった。
【0223】1H−NMR(399.65MHz,CD3OD溶
液):δ=8.18(d,J=8.8Hz,2H),7.92(d,J=8.3Hz,2
H),7.89(d,J=8.8,1H),7.26(d,J=2.5Hz,1H),7.08
(dd,J=9.3Hz,2.9Hz,1H)
【0224】MS(70eV):m/z=310(M+,3
1),189(38),161(100),149(29),121(83),113(13),
65(58)
【0225】(3−b){4−[2−トリフルオロメチ
ル−4−(11−ヒドロキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]安息香酸の合成} コンデンサーを備えた容量1リットルの3口フラスコ
に、4−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニルアゾ)
−安息香酸30g(97ミリモル)を秤取し、エタノー
ル250mlを加えて、還流しながら溶解させた。この溶
液に、炭酸カリウム40g(290ミリモル)及び痕跡
量のヨウ化カリウムをよくすり潰して加えたところ、直
ちに固体を生じたので、更に水50mlを加えて均一な溶
液とした。約1時間還流した後、11−ブロモ−1−ウ
ンデカノール27g(110ミリモル)のエタノール溶
液100mlを一度に加えた後、更に約22時間還流、撹
拌を続けた後、反応を終了した。
【0226】反応液に水500ml及び塩酸50ml加えて
酸性(pH=1)に調整することによって、固体を析出
させた。この液に、2倍量の酢酸エチル(1.5リット
ル)を加え、加熱して固体を溶解し、抽出を行った。有
機層を酸性水(pH=3)で洗浄し、有機層を硫酸ナト
リウム300gで乾燥させた。溶媒除去して得られた固
体を集めて、エタノール300mlから再結晶させて精製
して目的物33g(収率71%)を得た。
【0227】1H−NMR(60.0MH,CD3OD溶
液):δ=8.3〜7.8(m,5H),7.5〜7.3(m,2H),4.4〜
4.0(m,2H),3.6〜3.2(m,2H),2.0〜1.2(m,18H)
【0228】MS(70eV):m/z=480(M+),35
9,310,291,189,176,161,149,121,95,83,69,
55,41
【0229】(3−c){4−[2−トリフルオロメチ
ル−4−(11−アクリロイルオキシウンデシルオキ
シ)フェニルアゾ]安息香酸の合成} 滴下漏斗及びカルシウム管を備えた容量100mlの2口
フラスコに、4−[2−トリフルオロメチル−4−(1
1−ヒドロキシウンデシロキシ)フェニルアゾ]安息香
酸5.0g(10ミリモル)を秤取し、テトラヒドロフ
ラン50mlを加えて溶解させた。この溶液にトリエチル
アミン2.1g(21ミリモル)を加えて水浴中に入
れ、アクリル酸クロリド1.9g(21ミリモル)のテ
トラヒドロフラン溶液10mlを30分かけて滴下した。
滴下終了後、室温で更に5時間撹拌を続けた後、反応を
終了させた。
【0230】反応液に酢酸エチル500mlを加えて、飽
和食塩水100mlで4回洗浄した。有機層を硫酸ナトリ
ウム100gで乾燥させた後、溶媒除去して赤色固体の
粗生成物を得た。これをアセトニトリル50mlから再結
晶させて目的物4.3g(収率77%)を得た。
【0231】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=13.08(s,1H),8.24(d,J=
8.3Hz,2H),8.00(t,J=7.8Hz,3H),7.5〜7.4(m,2
H),6.37(t,J=17.1Hz,1H),6.3〜6.1(m,1H),5.99
(d,10.7Hz,1H),4.24(t,J=5.9Hz,2H),4.18(t,J=
6.6Hz,2H),1.84(t,J=6.6Hz,2H),1.68(t,J=6.3H
z,2H),1.6〜1.3(m,14H)
【0232】MS(70eV):m/z=534(M+),41
3,310,291,189,177,149,121,97,83,69,55,4
1
【0233】(3−d){(R)−4−(1−メチルヘ
プチルオキシ)フェニル−4’−[2−トリフルオロメ
チル−4−(11−アクリロイルオキシウンデシルオキ
シ)フェニルアゾ]ベンゾエートの合成} カルシウム管を備えた容量200mlの丸底フラスコに、
4−[2−トリフルオロメチル−4−(11−アクリロ
イルオキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸
2.0g(3.7ミリモル)、4−ジメチルアミノピリ
ジン0.46g(3.7ミリモル)及び(R)−4−
(1−メチルヘプチルオキシ)フェノール1.7g
(7.5ミリモル)を秤取し、ドライアイス−エチレン
グリコールバス中で約−15℃に保ちながら撹拌した。
これに、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド
3.9g(19ミリモル)を15分間に3回に分けて加
えた。その後、室温に戻して更に8時間撹拌を続けた
後、反応を終了させた。
【0234】反応液中に析出したジシクロヘキシル尿素
を濾別して、濾液をトルエン300mlで希釈した。有機
層を飽和食塩水100mlで4回洗浄し、硫酸ナトリウム
200gで乾燥させた後、溶媒除去して、赤褐色の粗生
成物を得た。ヘキサン:トルエン:酢酸エチル=6:
2:1の混合溶媒を移動相とするシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーを用いて低極性部を収集し、溶媒除去し
て赤色の生成物を得た。さらに石油エーテル40mlから
再結晶させて精製して目的物1.5g(収率54%)を
得た。
【0235】1H−NMR(399.65MHz,CDCl3
液):δ=8.34(d,J=8.3Hz,2H),8.02(d,J=8.8Hz,2
H),7.95(d,J=9.3Hz,1H),7.34(d,J=2.4Hz,1H),7.
14(d,J=9.3Hz,3H),6.94(d,J=8.8Hz,2H),6.41(d
d,J=2.0Hz,17.6Hz,1H),6.13(dd,J=10.8Hz,17.6H
z,1H),5.82(dd,J=1.5Hz,10.4Hz,1H),4.4〜4.3
(m,1H),4.16(t,J=6.8Hz,2H),4.09(t,J=6.4Hz,2
H),1.9〜1.2(m,31H),1.0〜0.8(m,3H)
【0236】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=161.28,156.62,
153.61,152.79,130.89,128.43,128.22,121.99,12
1.95,118.88,118.00,112.49,68.70,63.98,53.8
7,49.12,33.27,31.10,31.04,30.31,28.73,28.5
5,28.49,28.35,28.04,25.53,25.30,25.26,25.0
8,24.88,24.36,23.94
【0237】相転移温度:降温時 34℃(I→K) (上記において、Iは等方相、Kは結晶相をそれぞれ表
わす。)
【0238】この化合物は、強誘電性液晶相を発現しな
かった。
【0239】<実施例4>{(R)−4−(1−メチル
ヘプチルオキシ)フェニル−4’−[3−フルオロ−4
−(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェ
ニルアゾ]ベンゾエートの合成} (4−a)[4−(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニルアゾ)安息香酸の合成] 容量5リットルのセパラブルフラスコに、塩酸100ml
(塩化水素1.0モルに相当)及び氷500gを入れ、
これに、激しく撹拌しながら4−アミノ安息香酸30.
0g(220ミリモル)を加えて懸濁させた。この懸濁
液に亜硝酸ナトリウム30.0g(440ミリモル)の
水溶液100mlを約1時間かけて滴下したところ、徐々
に均一な溶液(反応液4)になった。
【0240】2−フルオロフェノール24.0g(22
0ミリモル)、水酸化ナトリウム24g(0.6モル)
及び炭酸ナトリウム42g(0.4モル)を含有する水
溶液250mlを調製し、先の反応液4に約2時間かけて
滴下した。滴下直後から、オレンジ色の沈澱を生じた。
なお、この間、温度が0℃以上にならないように、氷を
少しずつ加えた。滴下終了後、更に7時間撹拌を続けた
後、反応を終了した。
【0241】反応液に塩酸を加えて酸性(pH=1)に
調整することによって析出した沈澱を濾過した。濾取し
た沈澱を酢酸エチル1.5リットルに加熱溶解し、50
0mlの水で3回洗浄した。有機層に硫酸ナトリウム50
0gを加えて乾燥させた後、溶媒を除去して粗生成物を
得た。アセトニトリル−水から再結晶させて精製して、
目的物41g(収率72%)を得た。
【0242】(4−b){4−[3−フルオロ−4−
(11−ヒドロキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]
安息香酸の合成} コンデンサーを備えた容量1リットルの3口セパラブル
フラスコに、4−(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニルアゾ)安息香酸20g(77ミリモル)を秤取し、
エタノール100mlを加えて、還流しながら懸濁した。
この懸濁液に、炭酸カリウム16g(115ミリモル)
及び痕跡量のヨウ化カリウムをよくすり潰して加えたと
ころ、直ちに固体を生じたので、更に水100mlを加え
て懸濁溶液にした。1時間還流を続けた後、11−ブロ
モ−1−ウンデカノール21g(85ミリモル)のエタ
ノール溶液100mlを一度に加えた。その後、更に24
時間還流、撹拌を続けた後、反応を終了させた。
【0243】反応液に、水300ml及び塩酸50ml加え
て酸性(pH=2)に調整することによって析出した固
体を濾過した。濾取した固体をエタノール1リットルか
ら再結晶させて精製して目的物20g(収率60%)を
得た。
【0244】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=8.13(d,J=8.3Hz,2H),7.
91(d,J=8.8Hz,2H),7.83(d,J=8.3Hz,1H),7.70(d
d,J=2.0Hz,11.7Hz,1H),7.37(t,J=9.0Hz,1H),4.1
7(t,J=6.6Hz,2H),3.39(t,J=6.6Hz,2H),1.77(t,J
=7.3H,2H),1.5〜1.3(m,2H),1.3〜1.1(m,14H)
【0245】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=166.59,154.23,
153.31,150.85,150.15,150.05,145.75,145.70,13
2.63,130.49,123.22,122.28,122.16,114.56,107.
60,107.41,69.22,60.76,32.51,29.01,28.29,28.
80,28.63,28.43,25.47,25.27
【0246】MS(70eV):m/z=430(M+),26
0,149,139(100),127,111,95,83,69,55,41
【0247】(4−c){4−[3−フルオロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]安息香酸の合成} 滴下漏斗及びカルシウム管を備えた容量500mlの5口
フラスコに、4−[3−フルオロ−4−(11−ヒドロ
キシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸19.
2g(44.7ミリモル)及びトリエチルアミン7.0
g(70ミリモル)秤取し、無水テトラヒドロフラン3
00mlを加えて溶解させた。この溶液に4−ジメチルア
ミノピリジンを少量加えた後、アクリル酸クロリド8.
4g(89ミリモル)の無水ジエチルエーテル溶液20
mlを、約1時間かけて滴下した。滴下終了後、約5時間
撹拌を続けた後、反応を終了した。
【0248】反応液中に析出したトリエチルアミンの塩
酸塩を濾別し、アセトニトリルで洗浄し、濾液にジエチ
ルエーテル1リットルを加えて、有機層を飽和食塩水3
00mlと酢酸30mlの水溶液で1回、飽和食塩水で4回
洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム500gで乾燥
させた後、溶媒除去してオレンジ色固体の粗生成物を得
た。アセトニトリルから再結晶させて精製して目的物1
7.8g(収率82%)を得た。
【0249】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=8.13(d,J=8.8Hz,2H),7.
9(d,J=8.8Hz,2H),7.83(d,J=8.8Hz,1H),7.71(dd,
J=2.0Hz,11.7Hz,1H),7.38(t,J=8.8Hz,1H),6.30(d
d,J=2.0Hz,17.1Hz,1H),6.18〜6.11(m,1H),5.90(d
d,J=1.5Hz,10.3Hz,1H),4.17(t,J=6.6Hz,2H),4.0
9(t,J=6.6Hz,2H),1.77(t,J=7.3Hz,2H),1.59(t,J
=6.8Hz,2H),1.45〜1.40(m,2H),1.40〜1.00(m,12H)
【0250】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=166.61,165.42,
154.22,153.31,150.85,150.15,150.05,145.75,14
5.70,132.67,130.90,130.56,130.49,128.46,123.
24,122.66,122.28,114.57,107.60,107.41,69.2
0,64.01,28.78,28.58,28.54,28.42,28.07,25.3
0,25.26
【0251】MS(70eV):m/z=484(M+),26
0,149,139(100),127,111,97,69,55,41
【0252】(4−d){(R)−4−(1−メチルヘ
プチルオキシ)フェニル−4’−[3−フルオロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]ベンゾエートの合成} カルシウム管を備えた容量300mlの4口フラスコに、
4−[3−フルオロ−4−(11−アクリロイルオキシ
ウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸5.0g
(10.3ミリモル)、(R)−4−(1−メチルヘプ
チルオキシ)フェノール2.3g(10.3ミリモル)
及び4−ジメチルアミノピリジン1.3g(10.3ミ
リモル)を秤取し、無水テトラヒドロフラン60mlを加
えて溶解させた。これをドライアイス−エチレングリコ
ールバス中で冷却した後、撹拌しながらN,N’−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド11g(52ミリモル)の
無水テトラヒドロフラン溶液10mlを、30分かけて5
回に分けて加えた。10分間低温で撹拌した後、冷媒を
外し、徐々に室温に戻し、室温で更に12時間撹拌を続
けた後、反応を終了した。
【0253】反応液中に析出した固体を濾別し、固体を
アセトニトリル、ジエチルエーテルで洗浄した。濾液に
ジエチルエーテルを500ml加えて、飽和食塩水200
mlで3回洗浄した後、無水硫酸ナトリウム200gで乾
燥させた。溶媒を除去して、赤色オイル状の粗生成物を
得た。固定相シリカゲル、移動相クロロホルムのフラッ
シュクロマトグラフィーを用いて低極性部を集め、溶媒
除去すると赤色オイルが得られた。これにメタノール5
0mlから再結晶させて精製して、オレンジ色固体の目的
物が得られた。これをさらにエタノール50mlから再結
晶させて精製して目的物2.1g(収率30%)を得
た。
【0254】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=8.29(d,J=8.8Hz,2H),8.
00(d,J=8.8Hz,2H),7.87(d,J=8.8Hz,1H),7.75(d,
J=12.2Hz,1H),7.41(t,J=8.8Hz,1H),7.20(d,J=8.3
Hz,2H),6.98(d,J=8.8Hz,2H),6.30(dd,J=1.5Hz,1
7.1Hz,1H),6.15(dd,J=10.3Hz,17.1Hz,1H),5.90(d
d,J=2.0Hz,10.3Hz,1H),4.5〜4.3(m,1H),4.19(t,
J=6.6Hz,2H),4.09(t,J=6.6Hz,2H),1.9〜1.7(m,2
H),1.7〜1.5(m,4H),1.5〜1.2(m,25H),0.9〜0.8
(m,3H)
【0255】13C−NMR(100.4MHz,ジメチ
ルスルホキシド−d6溶液):δ=165.42,155.63,14
3.78,131.03,130.93,130.74,128.43,123.48,123.
45,122.54,116.30,114.62,107.65,107.45,73.7
1,69.20,62.98,35.81,31.12,28.78,28.72,28.5
5,28.49,28.35,28.02,25.26,25.21,24.73,21.8
9,19.49,13.77
【0256】MS(70eV):m/z=688(M+),63
4,467(100),395,243,139,127,120,110,92,6
9,55,41
【0257】 (上記において、Kは結晶相、Aは帰属不明の相、Sx
は帰属不明の強誘電性液晶相、SAはスメクチックA
相、Chはコレステリック相、Iは等方相をそれぞれ表
わす。)
【0258】本実施例の化合物は、モノトロピック強誘
電性液晶と考えられる。
【0259】<実施例5>{(R)−4−(1−メチル
ヘプチルオキシ)フェニル−4’−[2−フルオロ−4
−(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェ
ニルアゾ]ベンゾエートの合成} (5−a)[4−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニルアゾ)安息香酸の合成] 容量5リットルのセパラブルフラスコに、塩酸150ml
(塩化水素1.5モルに相当)を入れ、これに、激しく
撹拌しながら4−アミノ安息香酸37.0g(270ミ
リモル)を加えて懸濁させた。この懸濁液に氷550g
を加えて反応液を0℃以下に保ちながら、亜硝酸ナトリ
ウム28.0g(410ミリモル)の水溶液250mlを
約1.5時間かけて滴下したところ、徐々に均一な溶液
(反応液5)になった。
【0260】3−フルオロフェノール30.5g(27
0ミリモル)、水酸化ナトリウム36g(0.9モル)
及び炭酸ナトリウム64g(0.6モル)を含有する水
溶液300mlを調製し、先の反応液5に約1.5時間か
けて滴下した。滴下直後から、オレンジ色の沈澱を生じ
た。なお、この間、温度が0℃以上にならないように、
氷を少しずつ加えた。滴下終了後、更に5時間撹拌を続
けた後、反応を終了した。
【0261】反応液に氷500g及び塩酸50mlを加え
て酸性(pH=3)に調整することによって固体が析出
した。これに酢酸エチル3リットルを加えて析出した固
体を加熱溶解し、300mlの水で5回洗浄した。有機層
に硫酸ナトリウム500gを加えて乾燥させた後、溶媒
を除去して粗生成物を得た。アセトニトリル−水から再
結晶させて精製して、目的物55g(収率78%)を得
た。
【0262】(5−b){4−[2−フルオロ−4−
(11−ヒドロキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]
安息香酸の合成} コンデンサーを備えた容量1リットルの3口セパラブル
フラスコに、4−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニルアゾ)安息香酸20g(77ミリモル)を秤取し、
エタノール200mlを加えて還流しながら溶解させた。
この溶液に、炭酸カリウム16g(115ミリモル)及
び痕跡量のヨウ化カリウムをよくすり潰して加えたとこ
ろ、直ちに固体を生じたので、更に水50mlを加えて均
一な溶液とした。1時間還流させた後、11−ブロモ−
1−ウンデカノール21g(85ミリモル)のエタノー
ル溶液60mlを一度に加えた。その後、更に24時間還
流、撹拌を続けた後、反応を終了した。
【0263】反応液に水500ml及び塩酸50mlを加え
て酸性(pH=1)に調整することによって析出した固
体を濾過した。濾取した固体をエタノール1リットルか
ら再結晶させて精製して、目的物19g(収率57%)
を得た。
【0264】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=8.12(d,J=8.8Hz,2H),7.
90(d,J=8.8Hz,2H),7.77(t,J=8.8Hz,1H),7.08(d
d,J=13.2Hz,2.4Hz,1H),6.91(dd,J=9.3Hz,2.0Hz,
1H),4.11(t,J=6.3Hz,2H),3.38(t,J=6.6Hz,2H),
1.8〜1.7(m,2H),1.5〜1.2(m,16H)
【0265】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=166.59,163.68,
163.57,162.46,159.90,154.64,134.11,134.03,13
2.54,130.51,130.19,122.27,118.49,112.02,102.
76,102.53,68.76,60.72,32.48,28.98,28.87,28.
60,28.35,25.44,25.29
【0266】MS(70eV):m/z=430(M+),30
9,297,260,149,139,127(100),121,111,95,8
3,69,55,41
【0267】(5−c){4−[2−フルオロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]安息香酸の合成} 滴下漏斗及びカルシウム管を備えた容量500mlの5口
フラスコに、4−[2−フルオロ−4−(11−ヒドロ
キシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸10g
(23ミリモル)及びトリエチルアミン3.5g(35
ミリモル)を秤取し、無水テトラヒドロフラン200ml
を加えて、溶解させた。この溶液に、4−ジメチルアミ
ノピリジンを少量加えた後、アクリル酸クロリド4.2
g(47ミリモル)の無水ジエチルエーテル溶液15ml
を、約1時間かけて滴下した。滴下終了後、約5時間撹
拌を続けた後、反応を終了した。
【0268】反応液中に析出したトリエチルアミンの塩
酸塩を濾別し、塩酸塩をアセトニトリルで洗浄し、濾液
にジエチルエーテル400mlを加えて、飽和食塩水20
0mlで3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム30
0gで乾燥させ、溶媒除去してオレンジ色固体の粗生成
物を得た。アセトニトリルから再結晶させて精製して、
目的物8.4g(収率75%)を得た。
【0269】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=12.7(s,1H),8.13(s,J=
7.8Hz,2H),7.90(d,J=7.3Hz,2H),7.76(t,J=8.5H
z,1H),7.05(d,J=11.7Hz,1H),6.89(d,J=7.3Hz,1
H),6.30(d,J=17.1Hz,1H),6.2〜6.1(m,1H),5.90
(d,J=10.3Hz,1H),4.1〜4.0(m,4H),1.8〜1.7(m,2
H),1.7〜1.5(m,2H),1.5〜1.2(m,14H)
【0270】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=166.75,166.64,
165.44,163.71,163.58,162.52,159.97,154.69,13
4.15,132.57,130.87,130.52,130.30,129.54,128.
48,122.300,28.47,111.98,102.75,102.52,68.7
8,64.03,28.87,28.84,28.64,28.58,28.40,28.1
0,25.33
【0271】MS(70eV):m/z=484(M+),44
2,429,412,363,260,149,139,127,121,111,9
7,69,55(100),41
【0272】(5−d){(R)−4−(1−メチルヘ
プチルオキシ)フェニル−4’−[2−フルオロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]ベンゾエートの合成} カルシウム管を備えた容量300mlの4口フラスコに、
4−[2−フルオロ−4−(11−アクリロイルオキシ
ウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸5.0g
(10.3ミリモル)、(R)−4−(1−メチルヘプ
チルオキシ)フェノール2.3g(10.3ミリモル)
及び4−ジメチルアミノピリジン1.3g(10.3ミ
リモル)を秤取し、これに無水テトラヒドロフラン60
mlを加えて溶解させた。これをドライアイス−エチレン
グリコールバス中で冷却し、撹拌しながらN,N’−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド11g(52ミリモル)
の無水テトラヒドロフラン溶液10mlを、30分かけて
5回に分けて加えた後、10分間低温で撹拌を続けた。
次いで、冷媒を外して徐々に室温に戻し、室温で更に1
2時間撹拌を続けた後、反応を終了した。
【0273】反応液中に析出した固体を濾別し、固体を
アセトニトリル、ジエチルエーテルで洗浄した。濾液に
ジエチルエーテルを500ml加え、飽和食塩水150ml
で3回洗浄し、無水硫酸ナトリウム200gで乾燥させ
た。溶媒を除去して、赤色オイル状の粗生成物を得た。
固定相シリカゲル、移動相クロロホルムのフラッシュク
ロマトグラフィーを用いて低極性部を集め、溶媒除去す
ることによって赤色オイルが得られた。これにヘキサン
50mlから再結晶させて精製して、オレンジ色固体の目
的物が得られた。これをさらにエタノール80mlから再
結晶させて精製して、目的物4.6g(収率65%)を
得た。
【0274】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=8.3〜7.6(m,6H),7.2〜6.
9(m,5H),6.30(dd,J=1.5Hz,15.6Hz,1H),6.15(dd,
J=10.3Hz,17.6Hz,1H),5.90(dd,J=1.0Hz,10.3Hz,1
H),4.2〜4.0(m,4H),1.9〜1.2(m,31H),0.9〜0.7
(m,3H)
【0275】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=152.90,139.30,
131.04,130.92,128.42,122.53,121.74,118.44,10
2.72,102.52,68.70,63.98,53.86,49.12,35.81,3
1.13,30.31,28.78,28.73,28.54,28.48,28.32,2
8.02,25.52,25.26,25.08,24.88,24.73,23.97,2
1.89,19.49
【0276】MS(70eV):m/z=688(M+),467
(25),363(31),243(32),139(32),127(87),120(9
5),69(59),55(100),41(45)
【0277】相転移温度:降温時 110℃(I→K) (上記において、Kは結晶相、Iは等方相をそれぞれ表
わす。)
【0278】本実施例の化合物は、強誘電液晶相を発現
しなかった。
【0279】<実施例6>{(R)−3−フルオロ−4
−(1−メチルヘプチルオキシ)フェニル−4’−[2
−フルオロ−4−(11−アクリロイルオキシウンデシ
ルオキシ)フェニルアゾ]ベンゾエート} (6−a)[4−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニルアゾ)安息香酸の合成] 容量5リットルのセパラブルフラスコに、塩酸150ml
(塩化水素1.5モルに相当)を入れ、これに、激しく
撹拌しながら4−アミノ安息香酸37.0g(270ミ
リモル)を加えて懸濁させた。この懸濁液に氷550g
を加えて反応液を0℃以下に保ちながら、亜硝酸ナトリ
ウム28.0g(410ミリモル)の水溶液250mlを
約1.5時間かけて滴下したところ、徐々に均一な溶液
(反応液5)になった。
【0280】3−フルオロフェノール30.5g(27
0ミリモル)、水酸化ナトリウム36g(0.9モル)
及び炭酸ナトリウム64g(0.6モル)の水溶液30
0mlを調製し、先の反応液4に約1.5時間かけて滴下
した。滴下直後から、オレンジ色の沈澱を生じた。この
間、温度が0℃以上にならないように、氷を少しずつ加
えた。滴下終了後、更に5時間撹拌した後、反応を終了
した。
【0281】反応液に氷500g及び塩酸50mlを加え
て酸性(pH=3)に調整することによって固体が析出
した。反応液に、酢酸エチル3リットルを加えて析出し
た固体を加熱溶解し、300mlの水で5回洗浄した。有
機層に硫酸ナトリウム500gを加えて乾燥させ、溶媒
を除去して粗生成物を得た。アセトニトリル−水から再
結晶させて精製して、目的物55g(収率78%)を得
た。
【0282】(6−b){4−[2−フルオロ−4−
(11−ヒドロキシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]
安息香酸の合成} コンデンサーを備えた容量1リットルの3口セパラブル
フラスコに、4−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニルアゾ)安息香酸20g(77ミリモル)を秤取し、
エタノール200mlを加え、還流しながら溶解させた。
この溶液に、炭酸カリウム16g(115ミリモル)及
び痕跡量のヨウ化カリウムをよくすり潰して加えたとこ
ろ、直ちに固体を生じたので、更に水50mlを加えて均
一な溶液とした。1時間還流を続けた後、11−ブロモ
−1−ウンデカノール21g(85ミリモル)のエタノ
ール溶液60mlを一度に加えた。その後、24時間還
流、撹拌を続けた後、反応を終了させた。
【0283】反応液に水500ml及び塩酸50mlを加え
て酸性(pH=1)に調整することによって析出した固
体を濾過した。濾取した固体をエタノール1リットルか
ら再結晶させて精製して、目的物19g(収率57%)
を得た。
【0284】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=8.12(d,J=8.8Hz,2H),7.
90(d,J=8.8Hz,2H),7.77(t,J=8.8Hz,1H),7.08(d
d,J=13.2Hz,2.4Hz,1H),6.91(dd,J=9.3Hz,2.0Hz,
1H),4.11(t,J=6.3Hz,2H),3.38(t,J=6.6Hz,2H),
1.8〜1.7(m,2H),1.5〜1.2(m,16H)
【0285】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=166.59,163.68,
163.57,162.46,159.90,154.64,134.11,134.03,13
2.54,130.51,130.19,122.27,118.49,112.02,102.
76,102.53,68.76,60.72,32.48,28.98,28.87,28.
60,28.35,25.44,25.29
【0286】MS(70eV):m/z=430(M+),30
9,297,260,149,139,127(100),121,111,95,8
3,69,55,41
【0287】(6−c){4−[2−フルオロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]安息香酸の合成} 滴下漏斗及びカルシウム管を備えた容量500mlの5口
フラスコに、4−[2−フルオロ−4−(11−ヒドロ
キシウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸10g
(23ミリモル)及びトリエチルアミン3.5g(35
ミリモル)を秤取した後、無水テトラヒドロフラン20
0mlを加えて溶解させた。この溶液に4−ジメチルアミ
ノピリジンを少量加えた後、アクリル酸クロリド4.2
g(47ミリモル)の無水ジエチルエーテル溶液15ml
を、約1時間かけて滴下した。滴下終了後、更に5時間
撹拌した後、反応を終了させた。
【0288】反応液中に析出したトリエチルアミンの塩
酸塩を濾別した後、塩酸塩をアセトニトリルで洗浄し、
濾液にジエチルエーテル400mlを加えて、飽和食塩水
200mlで3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウム
300gで乾燥させ、溶媒除去してオレンジ色固体の粗
生成物を得た。アセトニトリルから再結晶させて精製し
て、目的物8.4g(収率75%)を得た。
【0289】1H−NMR(399.65MHz,ジメチルスル
ホキシド−d6溶液):δ=12.7(s,1H),8.13(s,J=
7.8Hz,2H),7.90(d,J=7.3Hz,2H),7.76(t,J=8.5H
z,1H),7.05(d,J=11.7Hz,1H),6.89(d,J=7.3Hz,1
H),6.30(d,J=17.1Hz,1H),6.2〜6.1(m,1H),5.90
(d,J=10.3Hz,1H),4.1〜4.0(m,4H),1.8〜1.7(m,2
H),1.7〜1.5(m,2H),1.5〜1.2(m,14H)
【0290】13C−NMR(100.40MHz,ジメ
チルスルホキシド−d6溶液):δ=166.75,166.64,
165.44,163.71,163.58,162.52,159.97,154.69,13
4.15,132.57,130.87,130.52,130.30,129.54,128.
48,122.300,28.47,111.98,102.75,102.52,68.7
8,64.03,28.87,28.84,28.64,28.58,28.40,28.1
0,25.33
【0291】MS(70eV):m/z=484(M+),44
2,429,412,363,260,149,139,127,121,111,9
7,69,55(100),41
【0292】(6−d){(R)−3−フルオロ−4−
(1−メチルヘプチルオキシ)フェニル−4’−[2−
フルオロ−4−(11−アクリロイルオキシウンデシル
オキシ)フェニルアゾ]ベンゾエート} カルシウム管を備えた容量300mlの4口フラスコに、
4−[2−フルオロ−4−(11−アクリロイルオキシ
ウンデシルオキシ)フェニルアゾ]安息香酸5.2g
(11ミリモル)、(R)−3−フルオロ−4−(1−
メチルヘプチルオキシ)フェノール2.6g(11ミリ
モル)、4−ジメチルアミノピリジン1.3g(11ミ
リモル)を秤取し、無水テトラヒドロフラン80mlを加
えて、溶解させた。この溶液に、室温で撹拌しながら
N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド11g(5
5ミリモル)の無水テトラヒドロフラン溶液20mlを、
30分かけて滴下した。滴下終了後、更に、室温で18
時間撹拌を続けた後、反応を終了させた。
【0293】反応液中に析出した固体を濾別し、固体を
アセトニトリル、ジエチルエーテルで洗浄した。濾液に
ジエチルエーテルを500ml加えて、飽和食塩水150
mlで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウム200gで乾燥さ
せた後、溶媒を除去して、赤色オイル状の粗生成物を得
た。固定相シリカゲル、移動相クロロホルムのフラッシ
ュクロマトグラフィーを用いて低極性部を集め、溶媒除
去することによって赤色オイルを得た。これをヘキサン
50mlから再結晶させて精製して、オレンジ色固体の目
的物を得た。これをさらにエタノール80mlから再結晶
させて精製して目的物4.9g(収率65%)を得た。
【0294】1H−NMR(399.65MHz,CDCl3
液):δ=8.30(d,J=8.3Hz,2H),7.99(d,J=8.8Hz,2
H),7.83(t,J=9.0Hz,1H),7.1〜6.9(m,3H),7.9〜7.
7(m,2H),6.40(dd,J=1.5Hz,17.6Hz,1H),6.12(dd,
J=10.8Hz,17.6Hz,1H),5.81(dd,J=1.5Hz,10.3Hz,1
H),4.4〜4.3(m,1H),4.15(t,J=6.6Hz,2H),4.04
(t,J=6.6Hz,1H),1.9〜1.2(m,31H),1.0〜0.8(m,3
H)
【0295】13C−NMR(100.40MHz,CD
Cl3溶液):δ=166.36,164.65,163.87,155.95,1
54.74,144.17,131.22,130.49,130.42,128.67,12
2.78,118.62,118.00,117.92,117.11,117.08,111.
55,111.52,110.97,110.75,102.47,102.25,68.9
3,64.71,36.52,31.82,29.48,29.31,29.28,29.2
4,29.01,28.63,25.93,25.47,22.62,19.84,14.09
【0296】MS(70eV):m/z=706(M+),65
1,635,595,647,395,243,139,127,120(100),5
5,43
【0297】 (上記において、Kは結晶相、Aは帰属不明の相、SA
はスメクチックA相、Chはコレステリック相、Iは等
方相をそれぞれ表わす。なお、降温時のCh 相を示す温
度範囲を確認することは困難であった。)
【0298】本実施例の化合物をイー・エイチ・シー
(EHC)社製のセル(セル間距離2μm)に封入し、
印加電圧50V以上で、1Hzの電圧を印加したところ、
応答速度及び分極反転電圧は測定不能であったが、72
℃付近で電界応答が確認され、帰属不明の強誘電性液晶
相を確認することができた。
【0299】<実施例7>(重合性光学活性光異性化液
晶組成物) 実施例1で得た(R)−4−(1−メチルヘプチルオキ
シ)フェニル−4’−[4−(11−アクリロイルオキ
シウンデシロキシ)フェニルアゾ]ベンゾエート75重
量%及び実施例4で得た(R)−4−(1−メチルヘプ
チルオキシ)フェニル−4’−[3−フルオロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]ベンゾエート25重量%からなる重合性光学活
性光異性化液晶組成物を調製した。
【0300】この組成物の相転移温度は以下の通りであ
った。 (上記において、Iは等方相、Chはコレステリック
相、SAはスメクチックA相、Sxは帰属不明の強誘電性
液晶相をそれぞれ表わす。なお、降温時のCh相は不安
定で、すぐにSA相に転移してしまうので、Ch相を示す
温度範囲を確認することは困難であった。)
【0301】本実施例の組成物をイー・エイチ・シー
(EHC)社製のセル(セル間距離2μm)に封入し、
印加電圧50V以上で、1Hzの電圧を印加したところ、
応答速度及び分極反転電圧は測定不能であったが、Sx
相において電界応答を確認することができた。
【0302】<実施例8>(重合性光学活性光異性化液
晶組成物) 実施例1で得た(R)−4−(1−メチルヘプチルオキ
シ)フェニル−4’−[4−(11−アクリロイルオキ
シウンデシルオキシ)フェニルアゾ]ベンゾエート50
重量%及び実施例4で得た(R)−4−(1−メチルヘ
プチルオキシ)フェニル−4’−[3−フルオロ−4−
(11−アクリロイルオキシウンデシルオキシ)フェニ
ルアゾ]ベンゾエート50重量%からなる重合性光学活
性光異性化液晶組成物を調製した。
【0303】この組成物の相転移温度は以下の通りであ
った。 (上記において、Iは等方相、Chはコレステリック
相、SAはスメクチックA相、Sxは帰属不明の強誘電性
液晶相をそれぞれ表わす。なお、降温時のCh相は不安
定で、すぐにSA相に転移してしまうので、Ch相を示す
温度範囲を確認することは困難であった。)
【0304】本実施例の組成物をイー・エイチ・シー
(EHC)社製のセル(セル間距離2μm)に封入し、
印加電圧50V以上で、1Hzの電圧を印加したところ、
応答速度及び分極反転電圧は測定不能であったが、Sx
相において電界応答を確認することができた。
【0305】この組成物に、液晶相を示す温度範囲で紫
外線を照射すると、より低次の相に相転移することが確
認できた。また、紫外線照射を止めると元の状態に復帰
することが確認できた。
【0306】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表わされる化合
物は、分子内にアゾ基と重合性官能基を有し、単独で強
誘電性を示すこともある液晶性化合物である。単独で強
誘電性を示さない化合物であっても、他の液晶、特に強
誘電性を示す母体液晶と混合することによって、得られ
る混合液晶も強誘電性を示す化合物である。
【0307】従って、本発明の一般式(I)で表わされ
る化合物は、光制御可能な強誘電性素子の構成要素とし
て非常に有用である。また、本発明の一般式(I)で表
わされる化合物を用いて高分子液晶を合成することがで
き、セルの不必要な光記録媒体の構成要素としても非常
に有用である。しかも、実施例に示したように、本発明
の一般式(I)で表わされる化合物は、工業的にも容易
に製造でき、現在汎用されている液晶化合物、液晶組成
物あるいは重合性化合物との相溶性にも優れているの
で、液晶を含む光機能材料の原料として非常に有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09K 19/38 C09K 19/38 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 // C07M 7:00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Aは、重合性のアクリル基、メタクリル基、エ
    ポキシ基、ビニル基、イソシアナート基を表わし、m
    は、8〜20の整数を表わし、Y及びZは、各々独立的
    に、−O−、−COO−、−OCO−、−NHCO−、
    −CONH−又は単結合を表わし、環D及び環Jは、各
    々独立的に、フッ素、塩素、シアノ基及びトリフルオロ
    メチル基から成る群から選ばれる置換基で置換されてい
    てもよい1,4−フェニレン基、ピリミジン−2,5−
    ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基又はトランス−
    1,4−シクロヘキシレン基を表わし、環E及び環G
    は、各々独立的に、フッ素、塩素、シアノ基及びトリフ
    ルオロメチル基から成る群から選ばれる置換基で置換さ
    れていてもよい1,4−フェニレン基、ピリミジン−
    2,5−ジイル基又はピリジン−2,5−ジイル基を表
    わし、n及びkは、各々独立的に、0又は1を表わし、
    1は、 メチル基、エチル基、ジフルオロメチル基、ト
    リフルオロメチル基、フッ素又はシアノ基を表わし、R
    2は、 炭素原子数2〜18のアルキル基を表わすが、R
    1がエチル基である場合は、R2は、エチル基を表わさな
    い。 C*は(R)又は(S)配置の不整炭素であること
    を表わす。)で表わされる重合性光学活性光異性化液晶
    性化合物。
  2. 【請求項2】 R1がメチル基であり、R2が炭素原子数
    5〜12の直鎖状アルキル基を表わす請求項1記載の重
    合性光学活性光異性化液晶性化合物。
  3. 【請求項3】 Zが−COO−である請求項1又は2記
    載の重合性光学活性光異性化液晶性化合物。
  4. 【請求項4】 nが0である請求項1、2又は3記載の
    重合性光学活性光異性化液晶性化合物。
  5. 【請求項5】 環Eがフッ素、塩素又はシアノ基で置換
    されていてもよい1,4−フェニレン基である請求項
    1、2、3又は4記載の重合性光学活性光異性化液晶性
    化合物。
  6. 【請求項6】 環Gがフッ素、塩素又はシアノ基で置換
    されていてもよい1,4−フェニレン基である請求項
    1、2、3、4又は5記載の重合性光学活性光異性化液
    晶性化合物。
  7. 【請求項7】 環Jがフッ素、塩素又はシアノ基で置換
    されていてもよい1,4−フェニレン基である請求項
    1、2、3、4、5又は6記載の重合性光学活性光異性
    化液晶性化合物。
  8. 【請求項8】 Yが−O−、−COO−又は単結合であ
    る請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の重合性光
    学活性光異性化液晶性化合物。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の重合性光学活性光異性化
    液晶性化合物を含有する重合性光学活性光異性化液晶組
    成物。
  10. 【請求項10】 強誘電性を示す請求項9記載の重合性
    光学活性光異性化液晶組成物。
  11. 【請求項11】 反強誘電性を示す請求項9記載の重合
    性光学活性光異性化液晶組成物。
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