JPH11129221A - 敷居材及びその製造方法 - Google Patents
敷居材及びその製造方法Info
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- JPH11129221A JPH11129221A JP29379697A JP29379697A JPH11129221A JP H11129221 A JPH11129221 A JP H11129221A JP 29379697 A JP29379697 A JP 29379697A JP 29379697 A JP29379697 A JP 29379697A JP H11129221 A JPH11129221 A JP H11129221A
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
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- Finished Plywoods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 敷居材の敷居溝の長期の使用に亘っての磨耗
を防止することができると共に、建具の開閉動作を長期
に亘り円滑に行なわせることができる敷居材及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 単板5側から樹脂含浸単板4に到達する
まで堀り込まれた敷居溝6の表面が樹脂や共縮合物の硬
化によって堅牢となるため、敷居溝6の磨耗を生じるこ
とがなく、然もその表面の摺動摩擦が低減されるため、
戸・障子・襖等の建具の開閉が円滑に行なわれることか
ら、敷居材の敷居溝の長期の使用に亘っての磨耗が防止
されると共に、建具の開閉動作が長期に亘り円滑に行な
われる。
を防止することができると共に、建具の開閉動作を長期
に亘り円滑に行なわせることができる敷居材及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 単板5側から樹脂含浸単板4に到達する
まで堀り込まれた敷居溝6の表面が樹脂や共縮合物の硬
化によって堅牢となるため、敷居溝6の磨耗を生じるこ
とがなく、然もその表面の摺動摩擦が低減されるため、
戸・障子・襖等の建具の開閉が円滑に行なわれることか
ら、敷居材の敷居溝の長期の使用に亘っての磨耗が防止
されると共に、建具の開閉動作が長期に亘り円滑に行な
われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸・障子・襖等の
建具の開閉を行なわせる敷居材及びその製造方法に係
り、特に敷居材の磨耗防止と建具の円滑な動きをもたら
すようにした敷居材及びその製造方法に関する。
建具の開閉を行なわせる敷居材及びその製造方法に係
り、特に敷居材の磨耗防止と建具の円滑な動きをもたら
すようにした敷居材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、敷居材として、桜、檜、松等
の無垢材が使用されているが、これらの敷居材は良材不
足から価格高騰を招いたり材質のバラツキによる品質低
下が目立つようになっている。また、無垢材の敷居は、
その内部含水率が安定するようになるまで時間がかかる
ため、乾燥不十分のまま冷暖房設備の行き届いた部屋に
使用されると、施工後に乾燥が進み、表面の割れや捻
れ、幅方向、長さ方向の反り等の狂いが生じ、戸・障子
・襖等の建具の開閉がスムーズに行なわれない場合があ
る。
の無垢材が使用されているが、これらの敷居材は良材不
足から価格高騰を招いたり材質のバラツキによる品質低
下が目立つようになっている。また、無垢材の敷居は、
その内部含水率が安定するようになるまで時間がかかる
ため、乾燥不十分のまま冷暖房設備の行き届いた部屋に
使用されると、施工後に乾燥が進み、表面の割れや捻
れ、幅方向、長さ方向の反り等の狂いが生じ、戸・障子
・襖等の建具の開閉がスムーズに行なわれない場合があ
る。
【0003】このような不具合を解消するものとして、
特公昭63−14158号公報では、低含水率の単板か
ら成る積層材の上面に、高含水率の単板から成る単板積
層材を熱圧着すると共に、単板積層材側に溝を形成する
ことで、溝側への凸反りを解消し、建具の開閉をスムー
ズに行なわせるようにしたものが提案されている。
特公昭63−14158号公報では、低含水率の単板か
ら成る積層材の上面に、高含水率の単板から成る単板積
層材を熱圧着すると共に、単板積層材側に溝を形成する
ことで、溝側への凸反りを解消し、建具の開閉をスムー
ズに行なわせるようにしたものが提案されている。
【0004】また、特開昭59−44884号公報で
は、短尺材を繋ぎ合わせた単板を相互に接着して積層材
を形成すると共に、溝部を除いた周囲に化粧版を貼着す
ることで、無垢材の有する価格の問題や乾燥不足等によ
る施工後の狂い等を解消するようにしたものが提案され
ている。また、この先行技術には、溝部に合成樹脂製又
は木製の摺動材等を埋設して使用することも記載されて
いる。
は、短尺材を繋ぎ合わせた単板を相互に接着して積層材
を形成すると共に、溝部を除いた周囲に化粧版を貼着す
ることで、無垢材の有する価格の問題や乾燥不足等によ
る施工後の狂い等を解消するようにしたものが提案され
ている。また、この先行技術には、溝部に合成樹脂製又
は木製の摺動材等を埋設して使用することも記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の先行技術のうち、前者の特公昭63−14158号
公報のものでは、建具の開閉をスムーズに行なわせるた
めに、単に溝側への凸反りを解消するようにしたもので
あるため、長期使用に際して溝の磨耗が進み、建具の開
閉動作を長期に亘り円滑に行なわせることが困難になる
ものと予測される。
来の先行技術のうち、前者の特公昭63−14158号
公報のものでは、建具の開閉をスムーズに行なわせるた
めに、単に溝側への凸反りを解消するようにしたもので
あるため、長期使用に際して溝の磨耗が進み、建具の開
閉動作を長期に亘り円滑に行なわせることが困難になる
ものと予測される。
【0006】また、後者の特開昭59−44884号公
報のものでは、溝部に合成樹脂製又は木製の摺動材等を
埋設して使用することで、長期使用に際しての溝部の磨
耗を低減することは可能とされるものの、溝部に対する
摺動材等の埋設は後付けとされるため、溝部と摺動材等
との寸法が狂ってしまった場合には、溝部の仕上がり感
を良好なものとすることができないといった不具合を生
じる。しかも、吸水や吸湿によって溝部の寸法に狂いが
生じると、後付けされる摺動材等の摺動面に凹凸が発生
したり、摺動材等に部分的に剥離等が生じてしまい、結
果的に建具の開閉動作を長期に亘り円滑に行なわせるこ
とが困難になるものと予測される。
報のものでは、溝部に合成樹脂製又は木製の摺動材等を
埋設して使用することで、長期使用に際しての溝部の磨
耗を低減することは可能とされるものの、溝部に対する
摺動材等の埋設は後付けとされるため、溝部と摺動材等
との寸法が狂ってしまった場合には、溝部の仕上がり感
を良好なものとすることができないといった不具合を生
じる。しかも、吸水や吸湿によって溝部の寸法に狂いが
生じると、後付けされる摺動材等の摺動面に凹凸が発生
したり、摺動材等に部分的に剥離等が生じてしまい、結
果的に建具の開閉動作を長期に亘り円滑に行なわせるこ
とが困難になるものと予測される。
【0007】ちなみに、たとえば特開昭61−4510
6号公報では、合成樹脂を含浸させた強化材を用いるこ
とで、磨耗等を解消するようにした技術が提案されては
いるが、この先行技術は化粧板の角部の強化や面取り加
工後の周囲部材との同一色調を図ることを狙いとしたも
のであり、建具の摺動を円滑に行なわせるとした技術思
想を有するものではない。本発明は、このような問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的は、敷居材の
敷居溝の長期の使用に亘っての磨耗を防止することがで
きると共に、建具の開閉動作を長期に亘り円滑に行なわ
せることができる敷居材及びその製造方法を提供するこ
とである。
6号公報では、合成樹脂を含浸させた強化材を用いるこ
とで、磨耗等を解消するようにした技術が提案されては
いるが、この先行技術は化粧板の角部の強化や面取り加
工後の周囲部材との同一色調を図ることを狙いとしたも
のであり、建具の摺動を円滑に行なわせるとした技術思
想を有するものではない。本発明は、このような問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的は、敷居材の
敷居溝の長期の使用に亘っての磨耗を防止することがで
きると共に、建具の開閉動作を長期に亘り円滑に行なわ
せることができる敷居材及びその製造方法を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る敷居材は、フェノール樹脂・メラミン樹脂
・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させた樹脂含浸
単板を接合するか、もしくは、基材の上面側にフェノー
ル樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物
を含浸させた樹脂含浸層を形成するかして、該樹脂含浸
単板、もしくは、該樹脂含浸層を単板によって覆うと共
に、前記単板側から前記樹脂含浸層に到達するまで堀り
込まれた敷居溝を形成して成ることを特徴としている。
本発明に係る敷居材は、フェノール樹脂・メラミン樹脂
・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させた樹脂含浸
単板を接合するか、もしくは、基材の上面側にフェノー
ル樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物
を含浸させた樹脂含浸層を形成するかして、該樹脂含浸
単板、もしくは、該樹脂含浸層を単板によって覆うと共
に、前記単板側から前記樹脂含浸層に到達するまで堀り
込まれた敷居溝を形成して成ることを特徴としている。
【0009】上述の如く構成された本発明に係る敷居材
では、単板側から樹脂含浸単板もしくは樹脂含浸層に到
達するまで堀り込まれた敷居溝の表面が、前記樹脂や共
縮合物の硬化によって堅牢となっているため、長期に亘
る使用に際しても、敷居溝の磨耗を生じることがなく、
然もその表面の摺動摩擦が低減されるため、戸・障子・
襖等の建具の開閉が円滑に行なわれる。また、基材を複
数の単板を積層させた単板積層基材とすることで、たと
えば吸水や吸湿による敷居溝の寸法の狂いが低減される
ため、敷居溝の磨耗防止や円滑な開閉動作が更に確実な
ものとされる。
では、単板側から樹脂含浸単板もしくは樹脂含浸層に到
達するまで堀り込まれた敷居溝の表面が、前記樹脂や共
縮合物の硬化によって堅牢となっているため、長期に亘
る使用に際しても、敷居溝の磨耗を生じることがなく、
然もその表面の摺動摩擦が低減されるため、戸・障子・
襖等の建具の開閉が円滑に行なわれる。また、基材を複
数の単板を積層させた単板積層基材とすることで、たと
えば吸水や吸湿による敷居溝の寸法の狂いが低減される
ため、敷居溝の磨耗防止や円滑な開閉動作が更に確実な
ものとされる。
【0010】更に、本発明に係る敷居材の製造方法は、
基材の上面側にフェノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹
脂又はこれらの共縮合物を含浸させて乾燥或いは硬化さ
せて樹脂含浸層を形成し、前記樹脂含浸層上にフェノー
ル樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等の熱硬化型の樹脂接
着剤を用いて単板を貼着した後、前記単板側から前記樹
脂含浸層に到達するまで堀り込みを入れて敷居溝を形成
することを特徴としている。
基材の上面側にフェノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹
脂又はこれらの共縮合物を含浸させて乾燥或いは硬化さ
せて樹脂含浸層を形成し、前記樹脂含浸層上にフェノー
ル樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等の熱硬化型の樹脂接
着剤を用いて単板を貼着した後、前記単板側から前記樹
脂含浸層に到達するまで堀り込みを入れて敷居溝を形成
することを特徴としている。
【0011】上述の如く構成された本発明に係る敷居材
の製造方法では、基材の上面側にフェノール樹脂・メラ
ミン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させ乾
燥或いは硬化させて形成した樹脂含浸層上にフェノール
樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等の熱硬化型の樹脂接着
剤を用いて単板を貼着した後、単板側から樹脂含浸層に
到達するまで堀り込みを入れることで敷居溝が形成され
るので、敷居溝面を均一且つ容易に形成することができ
る。
の製造方法では、基材の上面側にフェノール樹脂・メラ
ミン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させ乾
燥或いは硬化させて形成した樹脂含浸層上にフェノール
樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等の熱硬化型の樹脂接着
剤を用いて単板を貼着した後、単板側から樹脂含浸層に
到達するまで堀り込みを入れることで敷居溝が形成され
るので、敷居溝面を均一且つ容易に形成することができ
る。
【0012】また、単板積層基材上面に、樹脂含浸単板
及び単板をフェノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等
の熱硬化型の樹脂接着剤を用いて貼着した後、単板側か
ら樹脂含浸単板に到達するまで堀り込みを入れて敷居溝
を形成することでも敷居溝面を均一且つ容易に形成する
ことができる。更に、単板積層基材を形成する前記複数
の単板と、樹脂含浸単板と、該樹脂含浸単板の上面側に
貼着される単板とを常温硬化型の樹脂接着剤を用いて同
時に貼り合わせることで、作業工程の簡素化が可能とな
る。
及び単板をフェノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等
の熱硬化型の樹脂接着剤を用いて貼着した後、単板側か
ら樹脂含浸単板に到達するまで堀り込みを入れて敷居溝
を形成することでも敷居溝面を均一且つ容易に形成する
ことができる。更に、単板積層基材を形成する前記複数
の単板と、樹脂含浸単板と、該樹脂含浸単板の上面側に
貼着される単板とを常温硬化型の樹脂接着剤を用いて同
時に貼り合わせることで、作業工程の簡素化が可能とな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態
に係る敷居材を示す斜視図、図2は、敷居材の製造方法
を説明するための斜視図である。図1に示す敷居材1
は、単板積層基材2、樹脂含浸単板4及び敷居溝6を有
する単板5が積層されて形成されている。単板積層基材
2は、1〜5mmの複数枚の単板3を積層させたもので
ある。樹脂含浸単板4は、前記同様に1〜5mmの厚さ
を有する単板であって、フェノール樹脂・メラミン樹脂
・尿素樹脂又はこれらの共縮合物が含浸されたものであ
る。
形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態
に係る敷居材を示す斜視図、図2は、敷居材の製造方法
を説明するための斜視図である。図1に示す敷居材1
は、単板積層基材2、樹脂含浸単板4及び敷居溝6を有
する単板5が積層されて形成されている。単板積層基材
2は、1〜5mmの複数枚の単板3を積層させたもので
ある。樹脂含浸単板4は、前記同様に1〜5mmの厚さ
を有する単板であって、フェノール樹脂・メラミン樹脂
・尿素樹脂又はこれらの共縮合物が含浸されたものであ
る。
【0014】単板5は、前記単板3と同様に、1〜5m
mの厚さを有するものである。このような構成の敷居材
1は、次のようにして製造される。即ち、図2(a)に
示すように、単板にフェノール樹脂・メラミン樹脂・尿
素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させることで、樹脂
含浸単板4を形成すると共に、該樹脂含浸単板4に含浸
させた前記樹脂又は共縮合物を乾燥或いは硬化させる。
次いで、同図(b)に示すように、エポキシ樹脂、酢酸
ビニル樹脂、ウレタン系樹脂等の常温硬化型の樹脂接着
剤等を用いて、単板3同士を貼着し、単板積層基材2を
形成する。
mの厚さを有するものである。このような構成の敷居材
1は、次のようにして製造される。即ち、図2(a)に
示すように、単板にフェノール樹脂・メラミン樹脂・尿
素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させることで、樹脂
含浸単板4を形成すると共に、該樹脂含浸単板4に含浸
させた前記樹脂又は共縮合物を乾燥或いは硬化させる。
次いで、同図(b)に示すように、エポキシ樹脂、酢酸
ビニル樹脂、ウレタン系樹脂等の常温硬化型の樹脂接着
剤等を用いて、単板3同士を貼着し、単板積層基材2を
形成する。
【0015】次に、同図(c)に示すように、単板積層
基材2の上面に樹脂含浸単板4及び単板5を重ね合わせ
ると共に、フェノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等
の熱硬化型の樹脂接着剤を用いてこれら単板積層基材
2、樹脂含浸単板4及び単板5を貼着する。最後に、同
図(d)に示すように、単板5に点線に沿って堀り込み
を入れ、断面四角の矩形の敷居溝6を形成することで、
前記図1に示す敷居材1が完成する。ここで、単板5に
堀り込みを入れる場合には、単板5の下方に位置する樹
脂含浸単板4を露出させるようにする。
基材2の上面に樹脂含浸単板4及び単板5を重ね合わせ
ると共に、フェノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等
の熱硬化型の樹脂接着剤を用いてこれら単板積層基材
2、樹脂含浸単板4及び単板5を貼着する。最後に、同
図(d)に示すように、単板5に点線に沿って堀り込み
を入れ、断面四角の矩形の敷居溝6を形成することで、
前記図1に示す敷居材1が完成する。ここで、単板5に
堀り込みを入れる場合には、単板5の下方に位置する樹
脂含浸単板4を露出させるようにする。
【0016】このようにして製造された敷居材1では、
戸・障子・襖等の建具の開閉を行なわせる際、樹脂含浸
単板4上をこれら戸・障子・襖等の建具が摺動しつつ移
動することになるが、樹脂含浸単板4自体は前記樹脂や
共縮合物の硬化によって堅牢となっているため、長期に
亘る使用に際しても、敷居溝6の磨耗を生じることはな
い。また、樹脂含浸単板4への前記樹脂や共縮合物の含
浸により、その敷居溝6の摺動摩擦が低減されるため、
前記戸・障子・襖等の建具の開閉が円滑に行なわれる。
戸・障子・襖等の建具の開閉を行なわせる際、樹脂含浸
単板4上をこれら戸・障子・襖等の建具が摺動しつつ移
動することになるが、樹脂含浸単板4自体は前記樹脂や
共縮合物の硬化によって堅牢となっているため、長期に
亘る使用に際しても、敷居溝6の磨耗を生じることはな
い。また、樹脂含浸単板4への前記樹脂や共縮合物の含
浸により、その敷居溝6の摺動摩擦が低減されるため、
前記戸・障子・襖等の建具の開閉が円滑に行なわれる。
【0017】なお、前記実施の形態では、図2(b)の
ように、単板3同士を貼着する行程と、図2(c)のよ
うに単板積層基材2、樹脂含浸単板4及び単板5を貼着
する行程とを分けて行う場合について説明したが、これ
ら図2(b),(c)の行程を一度で行うようにするこ
ともできる。また、図2(c)の行程において、樹脂含
浸単板4の樹脂材等の硬化が完全であれば、エポキシ樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン系樹脂等の常温硬化型の
樹脂接着剤等を用いることができる。
ように、単板3同士を貼着する行程と、図2(c)のよ
うに単板積層基材2、樹脂含浸単板4及び単板5を貼着
する行程とを分けて行う場合について説明したが、これ
ら図2(b),(c)の行程を一度で行うようにするこ
ともできる。また、図2(c)の行程において、樹脂含
浸単板4の樹脂材等の硬化が完全であれば、エポキシ樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン系樹脂等の常温硬化型の
樹脂接着剤等を用いることができる。
【0018】更に、前記実施の形態では、単板積層基材
2を、複数の単板3を積層させた場合について説明した
が、この例に限らず、例えば図3に示すように、その単
板積層基材2を単一の木質材料によって構成することも
できる。この場合には、その単一の木質材料から成る基
材2aの上部側に予め上述したフェノール樹脂・メラミ
ン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させた
後、乾燥或いは硬化させて樹脂含浸層4aを形成するこ
とで、前記実施の形態と同等の効果を期待できる。
2を、複数の単板3を積層させた場合について説明した
が、この例に限らず、例えば図3に示すように、その単
板積層基材2を単一の木質材料によって構成することも
できる。この場合には、その単一の木質材料から成る基
材2aの上部側に予め上述したフェノール樹脂・メラミ
ン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させた
後、乾燥或いは硬化させて樹脂含浸層4aを形成するこ
とで、前記実施の形態と同等の効果を期待できる。
【0019】更にまた、前記実施の形態では、樹脂含浸
単板4に含浸させる素材として、フェノール樹脂・メラ
ミン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物とした場合に
ついて説明したが、これらに限らず、例えばビニモノマ
ー類(スチレン、メタクリル酸メチル、酢酸ビニル、ア
クリロニトリル等)、親水性アクリル系モノマー類(ポ
リエチレングリコールメタクリレート、メタクリル酸グ
リシジル等)、不飽和ポリエステル、アクリル系オリゴ
マー(フェニルグリシジルエーテルとアクリル酸の反応
液等)の単独又は混合液を用いることもできる。更に、
前記実施の形態においては、断面四角の矩形の敷居溝6
としているが、図4に示すように断面V字状の敷居溝
6’とすることもできる等、種々の断面形状の敷居溝と
することができる。
単板4に含浸させる素材として、フェノール樹脂・メラ
ミン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物とした場合に
ついて説明したが、これらに限らず、例えばビニモノマ
ー類(スチレン、メタクリル酸メチル、酢酸ビニル、ア
クリロニトリル等)、親水性アクリル系モノマー類(ポ
リエチレングリコールメタクリレート、メタクリル酸グ
リシジル等)、不飽和ポリエステル、アクリル系オリゴ
マー(フェニルグリシジルエーテルとアクリル酸の反応
液等)の単独又は混合液を用いることもできる。更に、
前記実施の形態においては、断面四角の矩形の敷居溝6
としているが、図4に示すように断面V字状の敷居溝
6’とすることもできる等、種々の断面形状の敷居溝と
することができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る敷居材及びその製造方法によれば、単板側から
樹脂含浸層に到達するまで堀り込まれた敷居溝の表面が
前記樹脂や共縮合物の硬化によって堅牢となるため、敷
居溝の磨耗を生じることがなく、然もその表面の摺動摩
擦が低減されるため、戸・障子・襖等の建具の開閉が円
滑に行なわれることから、敷居材の敷居溝の長期の使用
に亘っての磨耗を防止することができると共に、建具の
開閉動作を長期に亘り円滑に行なわせることができる。
明に係る敷居材及びその製造方法によれば、単板側から
樹脂含浸層に到達するまで堀り込まれた敷居溝の表面が
前記樹脂や共縮合物の硬化によって堅牢となるため、敷
居溝の磨耗を生じることがなく、然もその表面の摺動摩
擦が低減されるため、戸・障子・襖等の建具の開閉が円
滑に行なわれることから、敷居材の敷居溝の長期の使用
に亘っての磨耗を防止することができると共に、建具の
開閉動作を長期に亘り円滑に行なわせることができる。
【図1】本発明の敷居材に係る実施の形態を示す斜視
図。
図。
【図2】本発明の敷居材の製造方法に係る実施の形態を
示す工程斜視図。
示す工程斜視図。
【図3】本発明の敷居材に係る他の実施の形態を示す斜
視図。
視図。
【図4】本発明の敷居材に係る更に他の実施の形態を示
す斜視図。
す斜視図。
1 敷居材 2 単板積層基材 2a 基材 3,5 単板 4 樹脂含浸単板 4a 樹脂含浸層 6 敷居溝
Claims (6)
- 【請求項1】 基材の上面側にフェノール樹脂・メラミ
ン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させた樹
脂含浸単板を接合し、該樹脂含浸単板を単板によって覆
うと共に、前記単板側から前記樹脂含浸単板に到達する
まで堀り込まれた敷居溝を形成して成ることを特徴とす
る敷居材。 - 【請求項2】 基材の上面側にフェノール樹脂・メラミ
ン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させた樹
脂含浸層を形成し、該樹脂含浸層を単板によって覆うと
共に、前記単板側から前記樹脂含浸層に到達するまで堀
り込まれた敷居溝を形成して成ることを特徴とする敷居
材。 - 【請求項3】 前記基材が複数の単板を積層した積層基
材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の敷居
材。 - 【請求項4】 基材の上面側にフェノール樹脂・メラミ
ン樹脂・尿素樹脂又はこれらの共縮合物を含浸させて乾
燥或いは硬化させて樹脂含浸層を形成し、前記樹脂含浸
層上にフェノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等の熱
硬化型の樹脂接着剤を用いて単板を接合した後、前記単
板側から前記樹脂含浸層に到達するまで堀り込みを入れ
て敷居溝を形成することを特徴とする敷居材の製造方
法。 - 【請求項5】 複数の単板同士をエポキシ樹脂、酢酸ビ
ニル樹脂、ウレタン系樹脂等の常温硬化型の樹脂接着剤
を用いて貼着し単板積層基材を形成すると共に、単板に
フェノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂又はこれらの
共縮合物を含浸させた後、これらの樹脂又は共縮合物を
硬化或いは乾燥させて樹脂含浸単板を形成した後、前記
単板積層基材上面に、前記樹脂含浸単板及び単板をフェ
ノール樹脂・メラミン樹脂・尿素樹脂等の熱硬化型の樹
脂接着剤を用いて貼着した後、前記単板側から前記樹脂
含浸単板に到達するまで堀り込みを入れて敷居溝を形成
することを特徴とする敷居材の製造方法。 - 【請求項6】 前記単板積層基材を形成する前記複数の
単板と、前記樹脂含浸単板と、該樹脂含浸単板の上面側
に貼着される単板とを前記常温硬化型の樹脂接着剤を用
いて同時に貼り合わせることを特徴とする請求項5記載
の敷居材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29379697A JPH11129221A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 敷居材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29379697A JPH11129221A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 敷居材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11129221A true JPH11129221A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17799277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29379697A Pending JPH11129221A (ja) | 1997-10-27 | 1997-10-27 | 敷居材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11129221A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013063619A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-11 | Asao Shimazaki | 木質化粧板及びその製造方法 |
| JP2013184314A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Dic Corp | 凹凸模様付き化粧板及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-10-27 JP JP29379697A patent/JPH11129221A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013063619A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-11 | Asao Shimazaki | 木質化粧板及びその製造方法 |
| JP2013184314A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Dic Corp | 凹凸模様付き化粧板及びその製造方法 |
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