JPH11130933A - ポリオキシメチレン樹脂組成物 - Google Patents
ポリオキシメチレン樹脂組成物Info
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- JPH11130933A JPH11130933A JP29678997A JP29678997A JPH11130933A JP H11130933 A JPH11130933 A JP H11130933A JP 29678997 A JP29678997 A JP 29678997A JP 29678997 A JP29678997 A JP 29678997A JP H11130933 A JPH11130933 A JP H11130933A
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- polyoxymethylene resin
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Abstract
シメチレン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 アルカリ分解率の低いポリオキシメチレ
ンに対し、(a)立体障害性フェノール系酸化防止剤0.
01〜3重量%と(b)層状珪酸塩0.1 〜10重量%を配合
する。
Description
ンと酸化防止剤及び層状珪酸塩からなる機械的性質、熱
的性質の改良されたポリオキシメチレン樹脂組成物に関
するものである。
キシメチレン樹脂は、バランスのとれた機械的性質を有
し、耐摩擦・摩耗特性、耐薬品性、耐熱性、電気特性等
に優れるため、自動車、電気・電子製品等の分野で広く
利用されている。しかし、かかる分野における要求特性
は次第に高度化しつつあり、特に弾性率、耐熱性の一層
の向上が望まれている。かかる機械的・熱的特性の向上
のため、ガラス繊維をはじめとする各種フィラーの複合
化が試みられているが、流動性の低下、表面荒れ等が起
こり、薄肉成形など精密成形にはそぐわない。また、層
状珪酸塩の添加は良表面性を保持しつつ機械物性の改良
には有効であるが、層間表面にある金属イオンにより樹
脂の熱分解が起こる。特に、分散性を改良するため高剪
断条件での混練、長時間溶融滞留により変色、発泡等が
起こり、材料使用上甚だ好ましくない。これは、膨潤剤
等で処理した層状珪酸塩でも同様であり、層状珪酸塩を
複合化したポリオキシメチレンの持つ熱分解挙動の改善
が望まれていた。
き問題を解決すべく、ポリオキシメチレンの層状珪酸塩
添加による熱分解を低く抑えること、更に、溶融滞留よ
りしばしば促進されるポリオキシメチレンの黄変傾向の
抑制に関して詳細な検討を行うことによって、諸問題を
バランス良く解決する手法を見出し、本発明を完成する
に到った。即ち、本発明は、アルカリ分解率の低いポリ
オキシメチレンに対し、(a)立体障害性フェノール系
酸化防止剤0.01〜3重量%と(b)層状珪酸塩0.1 〜10
重量%を配合してなるポリオキシメチレン樹脂組成物に
関するものである。
について詳しく説明する。本発明に用いるポリオキシメ
チレンとは、オキシメチレン基(−CH2O−)を主た
る構成単位とする高分子化合物で、ポリオキシメチレン
ホモポリマー、オキシメチレン基以外に他の構成単位を
少量含有するコポリマー、ターポリマー、ブロックコポ
リマーの何れにてもよく、又、分子が線状のみならず、
分岐、架橋構造を有するものであってもよい。又、その
重合度等に関しても特に制限はない。本発明において
は、かかるポリオキシメチレンの内、発泡、変色等の原
因となるホルムアルデヒドの発生の少ないアルカリ分解
率の低いポリオキシメチレンが用いられる。ここでアル
カリ分解率とは、ポリオキシメチレン重合体粉末の1g
を0.5 %のアンモニアを含む50%メタノール水溶液100m
l に入れ密閉容器中で180 ℃、45分間加熱した後、液中
に分解溶出したホルムアルデヒド量を測定し、これを重
合体に対する割合として算出したものであり、本発明に
おいては、かかるアルカリ分解率が2%以下であるポリ
オキシメチレンが好ましい。
障害性フェノール系酸化防止剤としては、2,2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート〕、ペンタエリスリトールテトラキス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、トリエチレングリコールビス〔3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート〕、1,3,5−トリメチル−2,4,
6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−(4’−
ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)プ
ロピオネート、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス−
(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、ジ−ステ
アリル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジルホスホネート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブ
チル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メ
チルフェニルアクリレート、N,N’−ヘキサメチレン
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒド
ロシンナマミド)が挙げられる。
障害性フェノール系酸化防止剤の量は、ポリオキシメチ
レンを基準として0.01〜3重量%、好ましくは0.05〜0.
5 重量%である。この添加量が、過小の場合は十分なる
効果が得られず、また過大の場合には、熱安定性の効果
が飽和に達し、むしろ変色傾向が生じ好ましくない。
塩としては、珪酸マグネシウム又は珪酸アルミニウムの
層から構成される層状フィロ珪酸鉱物を例示することが
できる。具体的には、モンモリロナイト、サポナイト、
バイデライト、ノントロナイト、ヘクトライト、ステイ
ブンサイトなどのスメクタイト系粘土鉱物、カオリナイ
ト、デッィカイト、ナクライトなどのカオリン鉱物、リ
ザータイトなどの蛇紋石系鉱物、マイカ、雲母、タル
ク、パーミキュライト、バイロサイトなどを例示するこ
とができ、これらは天然物であっても、合成されたもの
でもよい。これらの中でもモンモリロナイト、合成スメ
クタイト、合成マイカが好ましい。また、本発明で使用
される層状珪酸塩は、ポリオキシメチレンの発泡、変色
を防ぐために、表面処理することが好ましく、その処理
剤は有機酸又は有機塩で表面処理してあることが好まし
く、処理手法として溶媒中での撹拌処理のし易さから、
特に溶剤による膨潤性を有する層状珪酸塩が好ましい。
本発明での層状珪酸塩の表面処理剤とは、分子中にオニ
ウムイオンを有するオニウム塩であるアンモニウム塩、
ピリジニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、ま
た、脂肪酸を代表とする有機酸などを例示することがで
きる。更に具体的にはオクタデシルアンモニウム、モノ
メチルオクタデシルアンモニウム、ジメチルオクタデシ
ルアンモニウム、ドデシルアンモニウム等の塩化物、6
−アミノ−n−カプロン酸、12−アミノラウリル酸等の
有機酸又はその塩化物を例示できる。特に芳香族系オニ
ウム塩であるベンジルトリデシルアンモニウム、N,N
−ジエチルアニリン、ベンジルトリフェニルホスホニウ
ム、p−メトキシベンジル等の塩化物を例示できる。溶
剤による膨潤性は処理剤を溶解しうる溶媒に対するもの
であり、処理温度において溶液であれば特に制限するも
のではない。例えば、ベンゼン等の芳香族炭化水素、シ
クロヘキサン等の脂肪族炭化水素、エーテル類、エステ
ル類、アルコール類、ケトン類、エーテル類、水等があ
る。本発明において添加配合される(b)層状珪酸塩の
量は、ポリオキシメチレンを基準として0.1 〜10重量%
である。この添加量が、過小の場合は十分なる効果が得
られず、また過大の場合には、流動性の低下、成形品の
表面の荒れ等が起こり、目的とする材料にそぐわない。
さらに公知の各種添加剤を配合し得る。例えば、各種の
着色剤、摺動性改良剤、離型剤、核剤、帯電防止剤、耐
候(光)安定剤、その他の界面活性剤、各種ポリマーで
ある。また、本発明の目的とする成形品の性能を大幅に
低下させない範囲内であるならば、公知の無機、有機、
金属等の繊維状、板状、粉粒状等の充填剤を1種又は2
種以上複合させて配合することも可能である。このよう
な無機充填剤の例としては、ガラス繊維、チタン酸カリ
ウム繊維、ガラスビーズ、タルク、ウォラストナイト等
が挙げられるが、何らこれらに限定されるものではな
い。又、本発明のポリオキシメチレン組成物成形品の調
製は、従来の樹脂成形品調製法として一般に用いられる
公知の方法により容易に調製される。例えば、各成分を
混合後、一軸又は二軸の押出機により、練り込み押出し
てペレット調製し、そのペレットを所定量混合(希釈)
して成形に供し、成形後に目的組成の成形品を得る方法
等、何れも使用できる。又、かかる成形品に用いられる
組成物の調製において、基体であるポリアセタール樹脂
の一部又は全部を粉砕し、これをその他の成分と混合し
た後、押出し等を行うことは、添加物の分散性を良くす
る上で好ましい方法である。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。尚、
以下に示した評価の方法は次の通りである。 1)曲げ弾性率及びHDT 曲げ弾性率はASTM−D695、HDT(熱変形温度
<1.82MPa>)はASTM−D648に準拠し、測定
した。 2)表面性 試料ポリオキシメチレン組成物を、下記条件で平板形状
の成形品に成形し、その表面平滑度を目視により良−可
−不可の3段階で評価した。 (成形条件) 射出成形機:東芝IS30EPN(東芝機械(株)製) シリンダー温度:210 ℃ 射出圧力:750kg/cm2 射出時間:15sec 冷却時間:10sec 金型温度:80℃ 3)発泡(溶融滞留時の発泡) 試料ポリオキシメチレン組成物を、射出成形機を用い
て、210 ℃に設定されたシリンダー内で10分間滞留させ
た後、パージし、その溶融塊の発泡状況を評価した。
化防止剤(a)、特定の層状珪酸塩(b)を表1に示し
た割合で添加混合し押出機にてペレット状の組成物を得
て上記評価を行った。結果を表1に示す。 比較例1〜4 表2に示す材料、添加割合にて、実施例1と同様にして
ペレット状の組成物を得て上記評価を行った。結果を表
2に示す。尚、実施例及び比較例で用いたポリオキシメ
チレン(p)、立体障害性フェノール系酸化防止剤
(a)及び層状珪酸塩(b)は以下の通りである。 (p)ポリオキシメチレン p−1:アルカリ分解率が0.6 %であるオキシメチレン
共重合体 p−2:アルカリ分解率が0.8 %であるオキシメチレン
共重合体 p−3:アルカリ分解率が1.2 %であるオキシメチレン
共重合体 p−4:アルカリ分解率が2.5 %であるオキシメチレン
共重合体 (a)立体障害性フェノール系酸化防止剤 a−1:ペンタエリスリトールテトラキス〔3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕 a−2 トリエチレングリコールビス〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕 (b)層状珪酸塩 b−1:コープケミカル(株)製合成スメクタイトを水
に分散させ、塩化ジメチルオクタデシルアンモニウムを
滴下し撹拌後、沈殿物を回収、乾燥したもの。600 ℃で
の熱減量より、処理剤添加量は18重量%である。 b' −1:b−1で用いた合成スメクタイトをフッ素樹
脂含有合成スメクタイトに変え、同様の処理を行ったも
の。 b−2:b−1で用いた処理剤を塩化ベンジルトリデシ
ルアンモニウムに変え、同様の処理を行ったもの。処理
剤添加量は20重量%である。 b−3:b−1で用いた処理剤を塩化ベンジルトリエチ
ルアンモニウムに変え、同様の処理を行ったもの。処理
剤添加量は22重量%である。 b−4:b−1で用いた処理剤を塩化ベンジルトリフェ
ニルホスホニウムに変え、同様の処理を行ったもの。処
理剤添加量は29重量%である。 b−5:コープケミカル(株)製非膨潤性雲母
Claims (5)
- 【請求項1】 アルカリ分解率の低いポリオキシメチレ
ンに対し、(a)立体障害性フェノール系酸化防止剤0.
01〜3重量%と(b)層状珪酸塩0.1 〜10重量%を配合
してなるポリオキシメチレン樹脂組成物。 - 【請求項2】 アルカリ分解率の低いポリオキシメチレ
ンが、本文中に記載したアルカリ分解率測定法により2
%以下の分解率を示すものである請求項1記載のポリオ
キシメチレン樹脂組成物。 - 【請求項3】 (b)層状珪酸塩が有機酸又は有機塩で
表面処理したものである請求項1又は2記載のポリオキ
シメチレン樹脂組成物。 - 【請求項4】 有機酸又は有機塩が芳香族系化合物であ
る請求項3記載のポリオキシメチレン樹脂組成物。 - 【請求項5】 (b)層状珪酸塩が溶剤による膨潤性を
有するものである請求項1〜3の何れか1項記載のポリ
オキシメチレン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29678997A JPH11130933A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ポリオキシメチレン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29678997A JPH11130933A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ポリオキシメチレン樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11130933A true JPH11130933A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17838159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29678997A Pending JPH11130933A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | ポリオキシメチレン樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11130933A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003238819A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-27 | Co-Op Chem Co Ltd | 耐熱性フィラー |
| JP2008063544A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Thai Polyacetal Co Ltd | ポリオキシメチレンナノコンポジット |
| DE10134992B4 (de) * | 2001-07-18 | 2010-08-05 | Ticona Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Polyacetalkompositen mit hoher Steifigkeit und verbesserten Barriereeigenschaften |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29678997A patent/JPH11130933A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10134992B4 (de) * | 2001-07-18 | 2010-08-05 | Ticona Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Polyacetalkompositen mit hoher Steifigkeit und verbesserten Barriereeigenschaften |
| JP2003238819A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-27 | Co-Op Chem Co Ltd | 耐熱性フィラー |
| JP2008063544A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Thai Polyacetal Co Ltd | ポリオキシメチレンナノコンポジット |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040401 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040401 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050428 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050927 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |