JPH11136511A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11136511A
JPH11136511A JP9298738A JP29873897A JPH11136511A JP H11136511 A JPH11136511 A JP H11136511A JP 9298738 A JP9298738 A JP 9298738A JP 29873897 A JP29873897 A JP 29873897A JP H11136511 A JPH11136511 A JP H11136511A
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淳史 石川
Kenichi Sawada
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    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/405Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels
    • H04N1/4051Halftoning, i.e. converting the picture signal of a continuous-tone original into a corresponding signal showing only two levels producing a dispersed dots halftone pattern, the dots having substantially the same size
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差拡散2値化処理の高速化を図ることが可
能な画像処理装置を提供する。 【解決手段】 多値階調の入力画像を誤差拡散2値化処
理可能な画像処理装置において、誤差重み付けフィルタ
22で重み付けされる2値化誤差のうち、入力画素Ixy
の1画素前に入力された画素Ix-1,y の2値化誤差を除
いて重み付き平均誤差E’avexyを先に算出する積和
演算器20と、積和演算器20の算出結果をIxyに加算
してI”xyを算出する加算器16と、Ix-1,y の2値化
誤差Ex-1, y からIxyに誤差拡散される拡散誤差E’
x-1,y を算出する積算器25と、「E’x-1,y ≧Th−
I”xy」成立時に出力画素Bxyを1とし、不成立時にB
xyを0とする比較器17とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、M値階調画像をN
(N<M)値階調再現する画像処理装置に関し、詳しく
は、M値階調画像を構成する画素のうちN(N<M)値
階調再現対象である注目画素を誤差拡散法を利用し、該
注目画素に対して所定の周辺位置に存在する周辺画素の
濃度値を該注目画素に拡散して、順次、N値階調再現処
理可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像処理装置として従来から知
られているものに、入力された多値階調画像を誤差拡散
法を利用して2値階調再現可能な画像処理装置がある。
この種の従来の画像処理装置で利用される誤差拡散法
は、読取り画像の注目画素の濃度と表示濃度との差(2
値化誤差)を所定の誤差拡散マトリクスを用いて所定の
周辺画素に拡散していく方法であり、換言すれば、注目
画素の濃度に所定の周辺画素の2値化誤差を所定割合ず
つ拡散させて重み付けを行なった後、表示濃度を算出す
る方法である。以下にその概要について説明する。
【0003】図5は、従来の誤差拡散法を示すブロック
図である。多値階調入力画像を構成する各画素の濃度デ
ータを Ixy(0≦Ixy≦1) Ixyに対応して出力される2値化画像を構成する各画素
の濃度データを Bxy(Bxy=0or1) とすれば、後述する重み付き平均誤差Eavexyによる
補正を考慮しない場合には、2値化誤差Exyは、次の
(1)式で算出される。
【0004】 Exy=Ixy−Bxy・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 誤差拡散法は、2値化誤差を周辺画素に拡散することで
その2値化誤差を平均して小さくする手法であり、図5
には、周辺画素の2値化誤差を処理対象画素に誤差拡散
する際に用いられる誤差重み付けフィルタ15が示され
ている。*は、処理対象の画素(この画素を特に注目画
素という)であり、この注目画素の画素データIxyに対
して、誤差重み付けフィルタ15の点線枠内に属する位
置の他の処理済の周辺画素の2値化誤差Exyが、それぞ
れ図示する重み付け係数(1/16、2/16、3/1
6)分だけ誤差拡散され、注目画素Ixyの濃度データが
補正される。したがって、実際には、注目画素データI
xyの補正後のデータI’xyに基づいて先の(1)式に示
した2値化誤差Exyが算出されるのであり、図5に示す
ように誤差拡散のための誤差フィードバックループが形
成されている。注目画素データIxyのデータ補正値をE
avexyとすると、補正後のデータI’xyは、次の
(2)式により、算出される。
【0005】 I’xy=Ixy+Eavexy・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) ここで、補正値Eavexyは、入力された注目画素デー
タIxyに対する重み付き平均誤差であり、誤差重み付け
フィルタ15の重み付け係数をKi ,j(iは主走査方向
のマトリクスサイズであり、たとえば、i=5、jは副
走査方向のマトリクスサイズであり、たとえば、j=
3)とすると、次の(3)式で算出される。
【0006】 Eavexy=Σ(Ki ,j×Ei ,j)・・・・・・・・・・・・・・・・(3) 図5において、9は注目画素の濃度データとその周辺誤
差の重み付き平均誤差Eavexyとの加算を行なう加算
器であり、上記式(2)による補正後のデータI’xy
2値化のための比較器10および2値化誤差算出のため
の減算器11に出力する。
【0007】比較器10では、上記(2)式で得られた
補正後のデータI’xyと所定のしきい値Thとの比較が
行なわれて、その結果が出力され、その結果に応じて2
値化が行なわれる。これにより、次の(4)式に示すよ
うに2値化画像を構成する画素の濃度データBxyが定め
られる。
【0008】 Bxy=1(I’xy≧Th)or0(I’xy<Th)・・・・・・・・・(4) また、比較器10の比較結果はセレクタ12へも入力さ
れる。セレクタ12では、比較器10からの入力結果に
応じて次の(5)式に示すように2値化誤差E xyを算出
する際の基準値B’xyが選択されて、減算器11にその
値が出力される。
【0009】 B’xy=HB(Bxy=1)orLB(Bxy=0)・・・・・・・・・・(5) 上記(5)式において、HB(High基準値)および
LB(Low基準値)は、それぞれ、出力される画素濃
度のダイナミックレンジの上限値と下限値で与えられる
値であり、たとえば、HB=1、LB=0となる。
【0010】次に、減算器11では、2値化誤差E
xyが、先の(1)式に対して、次の(6)式で算出され
ることになる。
【0011】 Exy=I’xy−B’xy・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) 減算器11の算出結果は誤差格納部14に格納され、加
算器9に次のIxyが入力されるごとに積和演算器13に
その格納データが出力される。積和演算器13は、入力
データIxyに応じて誤差格納部14に格納されている2
値化誤差Ei ,jを順次読出して重み付け係数Ki ,jと2
値化誤差Ei ,jとを乗じ、重み付き平均誤差Eavexy
を算出する。そして、その結果を加算器9へ出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上、概説した誤差拡
散法は、優れた解像度と階調性が得られる点にその特徴
を有する。しかしながら、2値化処理直前(1画素前)
に注目画素として選択された直前選択画素の2値化誤差
xyが算出されるのを待って、初めて次の注目画素に加
算すべき重み付き平均誤差Eavexyが算出可能とな
り、次の注目画素を取り込んで加算器9で注目画素の演
算が開始可能となるために、処理の高速化が課題となっ
ている。
【0013】そこで、たとえば、特開平6−98157
号公報には、多値ディザ法により、誤差拡散回路の演算
ビット精度を小さくする技術が開示されている。しかし
ながら、この技術によると、低濃度部におけるディザテ
クスチャや回路規模の増大といった新たな問題が生じて
しまう。
【0014】本発明は、従来方式において処理の高速化
を妨げる要因が、図5の破線で示した誤差フィードバッ
クループが注目画素1つを処理する1画素サイクル全体
に係わっていることにあることに着目してなされたもの
であり、その目的は、誤差拡散法本来のもつ、解像度と
階調性とを損ねることなく、高速処理が可能な画像処理
装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、M値階調画像を構成する画素のうちN(N<M)値
階調再現対象である注目画素を誤差拡散法を利用し、該
注目画素に対して所定の周辺位置に存在する周辺画素の
濃度値を該注目画素に拡散して、順次、N値階調再現処
理可能な画像処理装置であって、前記周辺画素のうち、
前記注目画素の少なくとも1画素前にN値階調再現処理
対象として選択された直前選択画素を除外した周辺画素
から該注目画素に拡散すべき拡散濃度値を演算する第1
演算手段と、該第1演算手段で演算された拡散濃度値を
前記注目画素の濃度値に加算する加算手段と、前記第1
演算手段で除外された周辺画素から該注目画素に拡散す
べき拡散濃度値を演算する第2演算手段と、該第2演算
手段の演算結果と、前記加算手段の加算結果と、所定の
基準値とから、前記注目画素をN値階調再現するN値階
調再現手段とを含むことを特徴とする。
【0016】請求項1に記載の発明によると、前記加算
手段は、前記第2演算手段による前記演算の完了を待つ
ことなく、すでに第1演算手段で演算されている拡散濃
度値を前記注目画素の濃度値に加算する処理を開始でき
るようになる。したがって、少なくとも前記直前選択画
素の前記N値階調再現手段による処理の完了を待たずし
て、前記注目画素のN値階調再現処理を開始させること
が可能となる。これにより、N値階調再現処理の高速化
を図ることができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、前記N値階調再現手段は、前記
基準値から前記加算手段の加算結果を差し引いた値と、
前記第2演算手段の演算結果とを比較して前記注目画素
をN値階調再現することを特徴とする。
【0018】請求項2に記載の発明によると、前記基準
値から前記加算手段の加算結果を差し引いた値、すなわ
ち、少なくとも前記直前選択画素のN値階調再現処理の
終了を待つことなく予め演算可能な値と、前記第2演算
手段の演算結果、すなわち、前記直前選択画素のN値階
調再現処理の終了を待って演算可能となる値とが比較さ
れて前記注目画素がN値階調再現される。このため、N
値階調再現処理の高速化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
における実施の形態の1つである画像処理装置について
説明する。
【0020】図1は、画像処理装置1の構成および処理
概要を説明するためのブロック図である。画像処理装置
1は、MPU2、CCDなどの光電変換素子およびこれ
を走査する駆動系からなる画像入力装置3、A/D変換
装置4、Log変換装置5、先鋭度補正装置(MTF補
正装置)6、ガンマ補正装置7、画像2値化装置8、画
像記録装置9を含む。
【0021】画像入力装置3は、たとえば連続階調画
像、線画などからなる混在原稿を読取って標本化アナロ
グ信号を生成する。A/D変換装置4は、画像入力装置
3で生成された標本化アナログ信号を1画素がたとえば
8ビット(256階調)の値を持つ連続階調反射率デー
タとして量子化する。Log変換装置5は、量子化され
た連続階調反射率データを対数変換して8ビット連続階
調濃度データを算出する。先鋭度補正装置(MTF補正
装置)6は、たとえばラプラシアンフィルタなどのデジ
タルフィルタを用いて、8ビット連続階調濃度データ画
像の先鋭度補正を行なう。ガンマ補正装置7は、画像入
力装置3と画像記録装置9の階調カーブの差異を補正し
て画像処理装置1全体として望ましいガンマ特性を実現
するために、ガンマ補正を行なう。このガンマ補正は、
たとえば256ワード8ビット程度のLUT(ルックア
ップテーブル)として機能するRAMを用いて、MPU
2により非線形ガンマ補正データが設定されることによ
り行なわれる。画像2値化装置8は、後述する誤差拡散
2値化法を用いて、ガンマ補正された8ビット連続階調
濃度データを明暗に応じた1ビット2値データに変換す
る。変換された1ビット2値データは、電子写真プリン
タあるいはインクジェットプリンタなどからなる画像記
録装置9により所定の記録媒体に印字される。
【0022】図2は、画像処理装置1で行なわれる誤差
拡散2値化処理を説明するためのブロック線図である。
また、図3および図4は、図2の誤差拡散2値化処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【0023】図2を参照して、画像処理装置1は、重み
付き平均誤差Eave’xyを算出する積和演算器20、
多値階調から成る注目画素データIxyの画素濃度と重み
付き平均誤差Eave’xyとを加算して、その加算結果
I”xyを減算器23と加算器24へ出力する加算器1
6、所定のしきい値Thから加算器16の加算結果I”
xyを減算して、その減算結果を比較器17へ出力する減
算器23、Ixyの処理直前(1画素前)に入力された注
目画素データIx-1,y の2値化誤差Ex-1,y からIxy
誤差拡散される拡散誤差E’x-1,y を算出して、その算
出結果を比較器17と加算器24に出力する乗算器2
5、乗算器25から出力されたE’x-1,y と減算器23
から出力された「Th−I”xy」とを比較して2値化出
力画素データBxyを出力する比較器17、比較器17か
ら出力されたBxyと基準値(High基準値HBまたは
Low基準値LB)とから2値化誤差算出の際の基準値
B’xyを算出して、その算出結果を減算器18へ出力す
るセレクタ19、加算器16と積算器25とからそれぞ
れ出力されたデータを加算してIxyの補正後のデータ
I’xyを算出し、算出結果I’xyを減算器18へ出力す
る加算器24、加算器24から出力されたI’xyとセレ
クタ19から出力された基準値とから2値化誤差E xy
算出し、算出結果をラインメモリ21に出力する減算器
18、減算器18から出力された2値化誤差Exyを走査
ラインごとに記憶し、必要に応じて積和演算器20へ出
力するラインメモリ21を含む。
【0024】従来技術として説明した図5のブロック線
図と比較して特に注目すべき相違点は、入力された注目
画素データIxyに対して加算される重み付き平均誤差E
ave’xyが、Ixyの1画素前に入力された注目画素デ
ータIx-1,y の2値化誤差E x-1,y を除外して算出され
る点にある。したがって、注目画素データIx-1,y の2
値化誤差Ex-1,y が算出されるのを待たずして、次の注
目画素データIxyの処理を開始可能である。
【0025】以下に、処理内容の詳細について、図2を
参照しつつ、図3および図4のフローチャートに基づい
て説明する。まず、図3を参照して、注目画素データI
xyが加算器16に入力されたか否かが判断される(S
1)。注目画素データIxyは、前述のガンマ補正された
8ビット連続階調濃度データを構成する画素の1つであ
って、2値化対象となる画素の濃度データである。
【0026】注目画素の入力がない場合には処理が終了
したか否か、すなわち、多値階調入力画像のすべての画
素について2値化処理が終了したか否かが判断される
(S12)。
【0027】そして、すべての画素について2値化処理
が終了していない限り処理が再びS1に戻る。
【0028】注目画素が入力されれば、この注目画素の
濃度データに加算すべき重み付き平均誤差E’avexy
が算出される(S2)。この重み付き平均誤差E’av
xyは、Ixyの1画素前に入力された注目画素データI
x-1,y の2値化誤差Ex-1,yを除外して算出される。具
体的には、図2の誤差重み付けフィルタ22に示される
注目画素Ixy位置(*)の左隣の画素がIx-1,y の位置
であり、次の(7)式で算出される、Ix-1,y の2値化
誤差Ex-1,y からIxyに誤差拡散される拡散誤差E’
x-1,y が重み付き平均誤差E’avexyには含まれてい
ない。
【0029】 E’x-1,y =2/16×Ex-1,y ・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) 次に、加算器16において重み付き平均誤差E’ave
xyがIxyに加算されてI”xyが算出され、算出された
I”xyが減算器23と加算器24とに出力される(S
3)。
【0030】 I”xy=Ixy+E’avexy・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(8) 前述のように、重み付き平均誤差E’avexyには、拡
散誤差E’x-1,y が含まれないために、加算器16で
は、次の注目画素データIxyが入力されば、先に入力さ
れたIx-1,y の2値化誤差Ex-1,y が算出されてるいる
か否かに係わらず、即座に加算処理を実行できる。
【0031】次に、減算器23において、所定のしきい
値ThからI”xyが減算されて減算結果が比較器17の
ポートBへ出力される(S4)。次に、比較器17にお
いて、比較器17のポートAに入力されたデータとポー
トBに入力されたデータとが比較される(S5)。ここ
で、比較器17のポートAには、図4で後述するよう
に、注目画素データIxyの1画素前に入力されたI
x-1,y の2値化誤差Ex-1,yからIxyに誤差拡散される
拡散誤差E’x-1,y が入力されている。比較器17は、
ポートAに入力されたデータE’x-1,y とポートBに入
力されたデータTh−I”xyとを比較して、次の(9)
式が成立する場合には2値化画像を構成する画素の濃度
データBxyを1とし(S6)、不成立の場合にはBxy
0とする(S7)。
【0032】 E’x-1,y ≧Th−I”xy・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(9) ここで、S5〜S7の処理により定められるBxyが、先
の(4)式に示した基準と同一基準で定められるもので
あることを以下に説明する。
【0033】まず、(9)式に先の(8)式を代入する
と、E’x-1,y ≧Th−(Ixy+E’avexy)とな
り、これを変形すると、(Ixy+E’avexy)+E’
x-1,y ≧Thとなる。
【0034】また、E’avexy+E’x-1,y は、すな
わち、先の(2)式で示した、Eavexyに等しいため
に、上記(9)式は、以下のように変形できる。
【0035】 Ixy+Eavexy≧Th・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(9)’ さらに、先に示した(2)式の、Ixy+Eavexy
I’xyを上記(9)’式に代入すると次の(9)”式と
なる。
【0036】 I’xy≧Th・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(9)” 上記(9)”式、およびS9,S10より、Bxyは、次
の(10)式に従って定められることになり、この条件
は先に示した(4)式と同一となる。
【0037】 Bxy=1(I’xy≧Th)or0(I’xy<Th)・・・・・・・・(10) 上記手順で設定されたBxyは、画像記録装置9(図1参
照)とセレクタ19へ出力される。
【0038】次に、S6またはS7で設定されたBxy
1であるか否かが判断される(S8)。Bxyが1の場合
には、High基準値HBがセレクタ19で選択され、
HBが基準値B’xyとして減算器18に出力される(S
9)。一方、Bxyが1でない場合には、すなわちBxy
0であり、Low基準値LBがセレクタ19で選択さ
れ、LBが基準値B’xyとして減算器18に出力される
(S10)。
【0039】次に、注目画素位置が更新され(S1
1)、すべての画素について2値化処理が終了していな
い場合には再度処理が前記S1に戻り(S12)、上記
処理が繰返し行なわれる。
【0040】引き続いて図4を参照して、処理内容を説
明する。まず、乗算器25において、Ixyの1画素前に
入力されたIx-1,y の2値化誤差Ex-1,y からIxyに誤
差拡散される拡散誤差E’x-1,y が算出される(S2
1)。次に、算出された拡散誤差E’x-1,y が比較器1
7のポートAと、加算器24とに出力される。これによ
り、比較器17では、S5の比較処理が可能となる。
【0041】次に、加算器24において、加算器16か
らI”xyが入力されるのを待って(S23)、I”xy
x-1,y とが加算されて、誤差重み付けフィルタ22に
よる重み付けがなされたI’xyが算出され、減算器18
に出力される(S24)。
【0042】次に、減算器18において、セレクタ19
から前記S9またはS10によるB’xyが入力されるの
を待って(S25)、I’xyからB’xyが減算されて2
値化誤差Exyが算出され、ラインメモリ21に出力され
る(S26)。出力された2値化誤差Exyがラインメモ
リ21内に格納された後(S27)、処理上、先のE xy
がEx-1,y に置き換えられて次に入力される注目画素デ
ータIxyの処理のために前記S21以降の処理が繰返し
行なわれる。
【0043】以上説明したようにこの実施形態によれ
ば、注目画素データIx-1,y の2値化誤差Ex-1,y が算
出されるのを待たずして、次の注目画素データIxyの処
理を開始可能であるために、従来の処理手順に比較して
高速処理が可能である。しかも、図2の破線に示すよう
に誤差フィードバックループが1画素サイクル全体に係
わることのないようにすることで高速処理を実現可能に
したために、誤差拡散法本来のもつ、解像度と階調性と
を損ねることもない。
【0044】すなわち、従来の処理方法では、誤差拡散
法の原理式の順序に従って忠実に回路が構成されていた
ために、予め処理を行なうことが可能な演算であって
も、1画素サイクル内で行なわざるを得ない演算(E
x-1,y に関わる誤差フィードバック量)とともに誤差フ
ィードバックループ内で処理され、2値化処理全体とし
ての時間が大きくなっていた。そのため、高速な画素サ
イクルに対応することが困難であった。この実施形態に
よれば、1画素サイクル内で処理すべき演算結果と、予
め処理できる演算結果とを比較することにより、高速な
画素サイクルへの対応が可能となる。
【0045】次に、以上説明した実施形態の変形例を列
挙する。 (1) 比較器17では、Th−I”xyとE’x-1,y
が比較されるように構成したが、I”xyとTh−E’
x-1,y とが比較されるように構成し、次の条件に従って
xyが定められるように構成してもよい。
【0046】Bxy=1(I’xy≧Th−E’x-1,y ) Bxy=0(I’xy<Th−E’x-1,y ) この場合、しきい値Thが入力される減算器23は、加
算器16と加算器24との間に設けられることになる。
【0047】(2) この実施形態では、注目画素デー
タIxyに対して、その直前(1画素前)に注目画素とし
て選択された直前選択画素の画素データIx-1,y の2値
化誤差E’x-1,y を除外して重み付き平均誤差E’av
xyを先に算出し、これをI xyに加算する処理を行なっ
ている。
【0048】しかしながら、これに代えて、たとえば、
注目画素データIxyに対して、その直前(1画素前)に
注目画素として選択された直前選択画素の画素データI
x-1, y の2値化誤差E’x-1,y と、さらにその1画素前
に注目画素として選択された画素データIx-2,y の2値
化誤差E’x-2,y とを除外して重み付き平均誤差E”a
vexyを先に算出し、これをIxyに加算する処理を行な
ってもよい。この場合には、図2の比較器17のポート
Bに「Ixy+E”avexy−Th」を、ポートAに
「E’x-1,y +E’x-2,y 」を、それぞれ入力して両者
を比較してBxyを算出することになる。この構成によれ
ば、先に示した実施形態に比較して1画素サイクル内で
処理すべき演算量が増える(E’x-1,y +E’x-2,y
演算)結果、その分だけ処理遅延が発生するが、図5の
従来構成に比較すれば処理の高速化を図ることができ
る。なお、この構成では、注目画素データIxyに対し
て、その2画素前までのデータIx-1,y 、Ix-2,y の2
値化誤差を除外して重み付き平均誤差を算出することに
ついて説明したが、Ix-2,y 以前に注目画素として選択
された画素の2値化誤差をも除外して先に重み付き平均
誤差を算出するように構成してもよい。すなわち、少な
くとも、Ix-1,y の2値化誤差を除外して先に重み付き
平均誤差を算出し、処理を進めることで、2値化処理の
高速化を図ることができる。ただし、より処理の高速化
を図る場合には、図2に示したように画素データI
x-1,y の2値化誤差E’x-1,y のみを除外する構成とす
ることが望ましい。1画素サイクル内で処理すべき演算
量が最も少なくなるためである。
【0049】(3)この実施形態では、5×3のマトリ
クスから成る誤差重み付けフィルタ22を例に挙げて説
明しているが、たとえば、3×2など他のマトリクスサ
イズから成る誤差重み付けフィルタを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置1の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】画像処理装置1の制御処理を説明するためのブ
ロック線図である。
【図3】画像処理装置1の制御処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】画像処理装置1の制御処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図5】従来の画像処理装置の制御処理を説明するため
のブロック線図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 8 画像2値化装置 17 比較器 19 セレクタ 21 ラインメモリ 20 積和演算器 22 誤差重み付けフィルタ 24 加算器 25 積算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M値階調画像を構成する画素のうちN
    (N<M)値階調再現対象である注目画素を誤差拡散法
    を利用し、該注目画素に対して所定の周辺位置に存在す
    る周辺画素の濃度値を該注目画素に拡散して、順次、N
    値階調再現処理可能な画像処理装置であって、 前記周辺画素のうち、前記注目画素の少なくとも1画素
    前にN値階調再現処理対象として選択された直前選択画
    素を除外した周辺画素から該注目画素に拡散すべき拡散
    濃度値を演算する第1演算手段と、 該第1演算手段で演算された拡散濃度値を前記注目画素
    の濃度値に加算する加算手段と、 前記第1演算手段で除外された周辺画素から該注目画素
    に拡散すべき拡散濃度値を演算する第2演算手段と、 該第2演算手段の演算結果と、前記加算手段の加算結果
    と、所定の基準値とから、前記注目画素をN値階調再現
    するN値階調再現手段とを含むことを特徴とする、画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記N値階調再現手段は、前記基準値か
    ら前記加算手段の加算結果を差し引いた値と、前記第2
    演算手段の演算結果とを比較して前記注目画素をN値階
    調再現することを特徴とする、請求項1に記載の画像処
    理装置。
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