JPH11138998A - 情報記録媒体及びオキソノール化合物 - Google Patents

情報記録媒体及びオキソノール化合物

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JPH11138998A
JPH11138998A JP9322157A JP32215797A JPH11138998A JP H11138998 A JPH11138998 A JP H11138998A JP 9322157 A JP9322157 A JP 9322157A JP 32215797 A JP32215797 A JP 32215797A JP H11138998 A JPH11138998 A JP H11138998A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた記録再生特性を有すると共に、特に耐
光性が改良した情報記録媒体及び該情報記録媒体の製造
に有利に用いることのできる新規なオキソノール色素を
提供する。 【解決手段】 基板上に、レーザ光により情報の記録が
可能な記録層が設けられてなる情報記録媒体において、
該記録層が、対カチオンとしてアミニウムイオン又はジ
インモニウムイオンが導入されたオキソノール系色素を
含むことを特徴とする情報記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高エネルギー密度
のレーザ光を用いて情報の書き込みが可能な情報記録媒
体、及びその情報記録媒体の製造に有利に用いることが
できる色素化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザ光により一回限りの情
報の記録が可能な情報記録媒体(光ディスク)は追記型
CD(所謂CD−R)とも呼ばれ、例えばコンピュータ
用ディスクメモリーなどとして広く利用されている。C
D−R型の光ディスクの基本構造は、ポリマーなどから
なる透明な円盤状基板と、この上に設けられたTe、I
n等の金属又は半金属;又はシアニン系、金属錯体系、
キノン系などの色素からなるレーザ光により情報の記録
が可能な記録層とを有する。なお、通常は、該記録層の
上に金などからなる反射層、更に樹脂製の保護層が順に
積層状態で設けられる。
【0003】CD−R型の光ディスクへの情報の書き込
み(記録)は、通常780nm付近の波長のレーザ光を
光ディスクに照射することにより行われ、記録層の照射
部分がその光を吸収して局所的に温度上昇し、物理的あ
るいは化学的な変化(例えば、ピットなどの生成)が生
じてその光学的特性を変えることにより、情報が記録さ
れる。一方、情報の読み取り(再生)も通常、記録用の
レーザ光と同じ波長のレーザ光を光ディスクに照射する
ことにより行われ、記録層の光学的特性が変化した部位
(ピットの生成などによる記録部分)と変化しない部位
(未記録部分)との反射率の違いを検出することにより
情報が再生される。
【0004】色素からなる記録層は、金属のように蒸着
法でなく、塗布により容易に形成できるため、製造コス
トの面で有利であり、更に金属記録層に比べて高感度で
あるなどの利点を有する。しかし色素記録層は、一般に
熱、あるいは光に対する経時的な安定性が低いなどの問
題がある。従って、長期間にわたって熱、あるいは光に
対しても安定した性能を維持できる記録層の開発が望ま
れる。しかし、今まで必ずしも満足すべき性能を持つ記
録層が開発されていないのが現状である。
【0005】特開昭63−209995号公報には、オ
キソノール色素からなる記録層が基板上に設けられた情
報記録媒体が開示されている。この色素を用いることに
より、長期間にわたり安定した記録再生特性を維持し得
るとされている。そしてここには、分子内に塩の形でア
ンモニウムが導入されたオキソノール色素が記載されて
いる。
【0006】近年、記録密度のより高い情報記録媒体が
求められている。記録密度を高めるには、照射されるレ
ーザの光径を小さく絞ることが有効であり、また波長が
短いレーザ光ほど光径を小さく絞ることができるため、
高密度化に有利であることが理論的に知られている。従
って、従来から一般的に用いられている780nmより
短波長のレーザ光を用いて記録再生を行うための光ディ
スクの開発が進められており、例えば、追記型デジタル
・ビデオ・ディスク(所謂DVD−R)と称される光デ
ィスクが提案されている。DVD−R型の光ディスク
は、可視レーザ光(通常は600nm〜700nmの範
囲の波長のレーザ光)を照射することにより、記録及び
再生が行われ、前述のようなCD−R型の光ディスクに
比べて更に高密度の記録が可能であるとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の検討によれ
ば、上記公報に記載されているオキソノール色素を記録
層に含む情報記録媒体は、熱に対する保存性及び耐久性
(繰り返しの再生)は改善されるものの、長時間日光な
どの光に曝された場合には再生不良が発生し易く、耐光
性に対してはなお充分ではないことが判明した。またこ
の情報記録媒体は、従来から知られているシアニン色素
を記録層に含む情報記録媒体に比べて反射率が低く、ま
た変調度が低い、ジッターが高いなどの記録再生特性に
おいても充分満足できるものではないことがわかった。
【0008】本発明の主な目的は、優れた記録再生特性
を有すると共に、記録特性を長期にわたって充分維持し
得るような高い安定性、特に耐光性や保存耐久性におい
ても高い安定性を有する情報記録媒体(光ディスク)を
提供することである。また本発明の目的は、上記のよう
な高い性能を持つ情報記録媒体の製造に有利に用いるこ
とができる新規なオキソノール色素を提供することでも
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者の研究により、
従来のオキソノール系色素において、その対イオン(カ
チオン)として前記式で示されるアミニウムイオン又は
ジインモニウムイオンを新たに導入した色素を用いるこ
とにより、従来に比べて記録再生特性に優れ、しかも耐
光性や保存耐久性においても更に改良された保存安定性
の高い情報記録媒体を製造できることが見出された。
【0010】本発明は、基板上に、レーザ光により情報
の記録が可能な記録層が設けられてなる情報記録媒体に
おいて、該記録層が、下記一般式(I−1)、一般式
(I−2)、一般式(I−3)及び/又は一般式(I−
4)で表される化合物(色素)を含むことを特徴とする
情報記録媒体にある。
【0011】
【化7】
【0012】
【化8】
【0013】[式中、A1 、A2 、B1 及びB2 は各々
独立に置換基を表し、Y1 及びZ1は各々独立に、炭素
環もしくは複素環を形成するために必要な原子団を表
し、EおよびGは各々独立に、共役二重結合鎖を完成す
るために必要な原子団を表し、X1 は、=O、=NRま
たは=C(CN)2 を表し、X2 は、−O、−NR又は
−C(CN)2 を表し(但し、Rは置換基を表す)、L
1 、L2 、L3 、L4 及びL5 は各々独立に、置換され
ていてもよいメチン基を表し、m及びnは各々独立に
0、1または2を表し、x及びyは各々独立に0または
1を表し、そしてkは対カチオンを中和するのに必要な
整数を表し;R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R
7 及びR8 は、各々独立に、水素原子または置換基を表
し(但し、R1 とR2 、R3 とR4 、R5 とR6 及びR
7 とR8 は、各々連結して窒素原子と共に複素環を形成
してもよい)、R9 、R10、R11、R12、及びR13は、
各々独立に、置換基を表し、pは1または2を表し、そ
してq及びrは各々独立に0〜4の整数を表す]
【0014】また、本発明は、一般式(II−1)、一般
式(II−2)、一般式(II−3)または一般式(II−
4)で表されるオキソノール化合物にもある。
【0015】
【化9】
【0016】
【化10】
【0017】[式中、A3 、A4 、B3 およびB4 は各
々独立に、直鎖状、分岐鎖状又は環状の炭素数1〜18
のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、炭素数
2〜18のアルキニル基、炭素数6〜18のアリール
基、炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数2〜18の
アシル基、炭素数1〜18のアルキル又はアリールスル
ホニル基、炭素数1〜18のアルキルスルフィニル基、
炭素数6〜18のアルコキシカルボニル基、炭素数7〜
18のアリールオキシカルボニル基、炭素数1〜18の
アルコキシ基、炭素数6〜18のアリールオキシ基、炭
素数1〜18のアルキルチオ基、炭素数6〜18のアリ
ールチオ基、炭素数2〜18のアシルオキシ基、炭素数
1〜18のアミド基、炭素数1〜18のウレイド基、ス
ルホニルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アミノ基、
カルバモイル基、スルファモイル基、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、
及び4〜7員の複素環基からなる群より選ばれる一つの
置換基を表し(これらの置換基は更に上記のA3 、A
4 、B3 及びB4 で表される置換基からなる群より選ば
れる少なくとも一つの基で置換されていてもよい)、Y
2 及びZ2 は、各々独立に、4〜7員の炭素環もしくは
4〜7員の複素環を形成するために必要な原子団を表し
(これらの環は更に上記のA3 、A4 、B3 及びB4
表される置換基からなる群より選ばれる少なくとも一つ
の基で置換されていても良く、また、4〜7員の炭素環
もしくは4〜7員の複素環と縮合していても良い)、L
6 、L7 、L8 、L9 及びL10は、各々独立に、上記A
3 、A4 、B3 及びB4 で表される置換基からなる群よ
り選ばれる一つ又は二つの基で置換されていてもよいメ
チン基を表し、m1及びn1は各々独立に0、1または
2を表し、そしてk1は対カチオンを中和するのに必要
な整数を表し;R21、R22、R23、R24、R25、R26
27及びR28は、各々独立に、水素原子または上記A
3 、A4 、B3 及びB4 で表される置換基からなる群よ
り選ばれる一つの基を表し(但し、R21とR22、R23
24、R25とR26及びR27とR28は、各々連結して窒素
原子と共に複素環を形成してもよい)、R29、R30、R
31、R32及びR33は、各々独立に、上記A3 、A4 、B
3 及びB4 で表される置換基からなる群より選ばれる一
つの基を表し、p1は1または2を表し、そしてq1及
びr1は各々独立に0〜4の整数を表す]
【0018】本発明の情報記録媒体およびオキソノール
化合物は、以下の態様であることが好ましい。 (1)一般式(I−1)、一般式(I−2)、一般式
(I−3)または一般式(I−4)において、R1 〜R
8 が、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1
〜8のアルキル基、炭素数2〜8のアルケニル基、炭素
数2〜8のアルキニル基、炭素数6〜10のアリール
基、炭素数7〜10のアラルキル基、又は炭素数1〜8
のアルコキシ基を表す。 (2)一般式(I−1)、一般式(I−2)、一般式
(I−3)または一般式(I−4)において、R1 とR
2 、R3 とR4 、R5 とR6 、及びR7 とR8 が各々連
結して窒素原子と共に形成される複素環が4〜7員(更
に好ましくは5〜6員)の無置換の複素環である。 (3)一般式(I−1)、一般式(I−2)、一般式
(I−3)または一般式(I−4)において、R9 〜R
13が、各々独立に、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアル
キル基、炭素数2〜8のアルケニル基、炭素数2〜8の
アルキニル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7
〜10のアラルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基、
炭素数1〜8のアミド基、炭素数1〜8のウレイド基、
炭素数1〜8のカルバモイル基、炭素数1〜8のアルキ
ルチオ基、または無置換又は炭素数1〜8のアミノ基を
表す。
【0019】(4)記録層に含まれる化合物(色素)
が、下記の一般式(II−1)、一般式(II−2)、一般
式(II−3)、及び/又は一般式(II−4)で表される
オキソノール化合物である。
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】
【0022】[式中、A3 、A4 、B3 およびB4 は各
々独立に、直鎖状、分岐鎖状又は環状の炭素数1〜18
のアルキル基、炭素数2〜18のアルケニル基、炭素数
2〜18のアルキニル基、炭素数6〜18のアリール
基、炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数2〜18の
アシル基、炭素数1〜18のアルキル又はアリールスル
ホニル基、炭素数1〜18のアルキルスルフィニル基、
炭素数6〜18のアルコキシカルボニル基、炭素数7〜
18のアリールオキシカルボニル基、炭素数1〜18の
アルコキシ基、炭素数6〜18のアリールオキシ基、炭
素数1〜18のアルキルチオ基、炭素数6〜18のアリ
ールチオ基、炭素数2〜18のアシルオキシ基、炭素数
1〜18のアミド基、炭素数1〜18のウレイド基、ス
ルホニルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アミノ基、
カルバモイル基、スルファモイル基、ハロゲン原子、ヒ
ドロキシル基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、
及び4〜7員の複素環基からなる群より選ばれる一つの
置換基を表し(これらの置換基は更に上記のA3 、A
4 、B3 及びB4 で表される置換基からなる群より選ば
れる少なくとも一つの基で置換されていてもよい)、Y
2 及びZ2 は、各々独立に、4〜7員の炭素環もしくは
4〜7員の複素環を形成するために必要な原子団を表し
(これらの環は更に上記のA3 、A4 、B3 及びB4
表される置換基からなる群より選ばれる少なくとも一つ
の基で置換されていても良く、また、4〜7員の炭素環
もしくは4〜7員の複素環と縮合していても良い)、L
6 、L7 、L8 、L9 及びL10は、各々独立に、上記A
3 、A4 、B3 及びB4 で表される置換基からなる群よ
り選ばれる一つ又は二つの基で置換されていてもよいメ
チン基を表し、m1及びn1は各々独立に0、1または
2を表し、そしてk1は対カチオンを中和するのに必要
な整数を表し;R21、R22、R23、R24、R25、R26
27及びR28は、各々独立に、水素原子または上記A
3 、A4 、B3 及びB4 で表される置換基からなる群よ
り選ばれる一つの基を表し(但し、R21とR22、R23
24、R25とR26及びR27とR28は、各々連結して窒素
原子と共に複素環を形成してもよい)、R29、R30、R
31、R32及びR33は、各々独立に、上記A3 、A4 、B
3 及びB4 で表される置換基からなる群より選ばれる一
つの基を表し、p1は1または2を表し、そしてq1及
びr1は各々独立に0〜4の整数を表す]
【0023】(5)上記(4)の化合物(色素)におい
て、上記R21、R22、R23、R24、R25、R26、R27
びR28が、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素
数1〜8のアルキル基、炭素数2〜8のアルケニル基、
炭素数2〜8のアルキニル基、炭素数6〜10のアリー
ル基、炭素数7〜10のアラルキル基、又は炭素数1〜
8のアルコキシ基を表す。 (6)上記(4)の化合物(色素)において、R21とR
22、R23とR24、R25とR26、及びR27とR28が各々連
結して窒素原子と共に形成される複素環が4〜7員(更
に好ましくは、5〜6員)の無置換の複素環である。 (7)一般式(I−1)、一般式(I−2)、一般式
(I−3)または一般式(I−4)において、m、nが
共に1であるか、mが0でnが2、又はmが2でnが0
であるかのいずれかである。 (8)一般式(I−1)、一般式(I−2)、一般式
(I−3)または一般式(I−4)において、X1 が、
=Oであり、X2 が、−Oである。 (9)記録層上に更に反射層が設けられている。 (10)上記(8)において、反射層上に更に保護層が
設けられている。
【0024】(11)一般式(II−1)、一般式(II−
2)、一般式(II−3)または一般式(II−4)におい
て、m1、n1が共に1であるか、m1が0でn1が
2、又はm1が2でn1が0であるかのいずれかであ
る。 (12)一般式(II−3)または一般式(II−4)にお
いて、Y2 及びZ2 が形成する炭素環が、各々独立に、
下記のA−1、A−4、A−6、及びA−7からなる群
より選ばれる一つの炭素環である。
【0025】
【化13】
【0026】(13)一般式(II−3)または一般式
(II−4)において、Y2 及びZ2 が形成する複素環
が、各々独立に、下記のA−8、A−9、A−10、A
−12、A−13、A−16、A−36、A−39、及
びA−41からなる群より選ばれる一つの複素環であ
る。
【0027】
【化14】
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録媒体は、記録層
が、下記一般式(I−1)、一般式(I−2)、一般式
(I−3)及び/又は一般式(I−4)で表される化合
物(色素)を含むことを特徴とする。
【0029】
【化15】
【0030】
【化16】
【0031】以下に、本発明に用いられる上記色素につ
いて説明する。本発明に用いられる色素は、色素成分で
あるアニオン性の成分(単に、アニオン部)とカチオン
性の成分(単に、カチオン部)からなる。まず、アニオ
ン部(色素成分)について詳述する。上記式において、
1 、A2 、B1 及びB2 で表される置換基としては、
例えば以下のものを挙げることができる。炭素数1〜1
8(好ましくは炭素数1〜8)の置換もしくは無置換の
直鎖状、分岐鎖状または環状のアルキル基(例、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、シクロヘキシ
ル、メトキシエチル、エトキシカルボニルエチル、シア
ノエチル、ジエチルアミノエチル、ヒドロキシエチル、
クロロエチル、アセトキシエチル、トリフルオロメチル
等);炭素数2〜18(好ましくは炭素数2〜8)のア
ルケニル基(例、ビニル等);炭素数2〜18(好まし
くは炭素数2〜8)のアルキニル基(例、エチニル
等);炭素数6〜18(好ましくは炭素数6〜10)の
置換もしくは無置換のアリール基(例、フェニル、4−
メチルフェノル、4−メトキシフェニル、4−カルボキ
シフェニル、3,5−ジカルボキシフェニル等);炭素
数7〜18(好ましくは炭素数7〜12)の置換もしく
は無置換のアラルキル基(例、ベンジル、カルボキシベ
ンジル等);
【0032】炭素数2〜18(好ましくは炭素数2〜
8)の置換もしくは無置換のアシル基(例、アセチル、
プロピオニル、ブタノイル、クロロアセチル等);炭素
数1〜18(好ましくは炭素数1〜8)の置換もしくは
無置換のアルキルまたはアリールスルホニル基(例、メ
タンスルホニル、p−トルエンスルホニル等);炭素数
1〜18(好ましくは炭素数1〜8)のアルキルスルフ
ィニル基(例、メタンスルフィニル、エタンスルフィニ
ル、オクタンスルフィニル等);炭素数2〜18(好ま
しくは炭素数2〜8)のアルコキシカルボニル基(例、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル等);炭素数
7〜18(好ましくは炭素数7〜12)のアリールオキ
シカルボニル基(例、フェノキシカルボニル、4−メチ
ルフェノキシカルボニル、4−メトキシフェニルカルボ
ニル等);炭素数1〜18(好ましくは炭素数1〜8)
の置換もしくは無置換のアルコキシ基(例、メトキシ、
エトキシ、n−ブトキシ、メトキシエトキシ等);炭素
数6〜18(好ましくは炭素数6〜10)の置換もしく
は無置換のアリールオキシ基(例、フェノキシ、4−メ
トキシフェノキシ等);炭素数1〜18(好ましくは炭
素数1〜8)のアルキルチオ基(例、メチルチオ、エチ
ルチオ等);炭素数6〜10(好ましくは炭素数1〜
8)のアリールチオ基(例、フェニルチオ等);
【0033】炭素数2〜18(好ましくは炭素数2〜
8)の置換もしくは無置換のアシルオキシ基(例、アセ
トキシ、エチルカルボニルオキシ、シクロヘキシルカル
ボニルキシ、ベンゾイルオキシ、クロロアセチルオキシ
等);炭素数1〜18(好ましくは炭素数1〜8)の置
換もしくは無置換のスルホニルオキシ基(例、メタンス
ルホニルオキシ等);炭素数2〜18(好ましくは炭素
数2〜8)の置換もしくは無置換のカルバモイルオキシ
基(例、メチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモ
イルオキシ等);無置換のアミノ基、もしくは炭素数1
〜18(好ましくは炭素数1〜8)の置換アミノ基
(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、アニリノ、メトキシフェニルアミノ、クロロフェニ
ルアミノ、ピリジルアミノ、メトキシカルボニルアミ
ノ、n−ブトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボ
ニルアミノ、メチルカルバモイルアミノ、フェニルカル
バモイルアミノ、エチルチオカルバモイルアミノ、メチ
ルスルファモイルアミノ、フェニルスルファモイルアミ
ノ、アセチルアミノ、エチルカルボニルアミノ、エチル
チオカルボニルアミノ、シクロヘキシルカルボニルアミ
ノ、ベンゾイルアミノ、クロロアセチルアミノ、メタン
スルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノ等);
【0034】炭素数1〜18(好ましくは炭素数1〜
8)のアミド基(例、アセトアミド、アセチルメチルア
ミド、アセチルオクチルアミド等);炭素数1〜18
(好ましくは炭素数1〜8)の置換もしくは無置換のウ
レイド基(例、無置換のウレイド、メチルウレイド、エ
チルウレイド、ジメチルウレイド等);炭素数1〜18
(好ましくは炭素数1〜8)の置換もしくは無置換のカ
ルバモイル基(例、無置換のカルバモイル、メチルカル
バモイル、エチルカルバモイル、n−ブチルカルバモイ
ル、t−ブチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、
モルホリノカルバモイル、ピロリジノカルバモイル
等);無置換のスルファモイル基もしくは炭素数1〜1
8(好ましくは炭素数1〜8)の置換スルファモイル基
(例、メチルスルファモイル、フェニルスルファモイル
等);ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素等);水
酸基;ニトロ基;シアノ基;カルボキシル基;ヘテロ環
基(例、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、チア
ゾール環、ベンゾチアゾール環、イミダゾール環、ベン
ゾイミダゾール環、インドレニン環、ピリジン環、モル
ホリン環、ピペリジン環、ピロリジン環、スルホラン
環、フラン環、チオフェン環、ピラゾール環、ピロール
環、クロマン環、及びクマリン環など)。
【0035】A1 及びA2 で表される置換基は、ハメッ
トの置換基定数(σp )値が0.2以上のものであるこ
とが好ましい。ハメットの置換基定数は例えば、Che
m.Rev.91,165(1991)に記載されてい
る。特に好ましい置換基は、シアノ基、ニトロ基、アル
コキシカルボニル基、アシル基、カルバモイル基、スル
ファモイル基、アルキルスルホニル基及びアリールスル
ホニル基である。
【0036】B1 及びB2 で表される置換基は、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、又はアミノ基である
ことが好ましい。
【0037】Y1 に結合する[−C(=L1 )−(E)
x −C(=X1 )−](以下、便宜的に、W1と称す
る。)と、Z1 に結合する[−C(−L5 )=(G)y
=C(−X2 - ) −](以下、便宜的に、W2と称す
る)とはそれぞれ共役状態にあるため、Y1 とW1とで
形成される炭素環もしくは複素環、及びZ1 とW2とで
形成される炭素環もしくは複素環はそれぞれ共鳴構造の
1つとして考えられる。上記Y1 とW1、及びZ1 とW
2とで形成される炭素環もしくは複素環は、4〜7員環
が好ましく、特に好ましくは、5員環または6員環であ
る。これらの環は更に他の4〜7員環と縮合環を形成し
ていても良い。またこれらは置換基を有していてもよ
い。置換基としては、例えば、上記A1 、A2 、B1
びB2 で表される置換基として示したものが挙げられ
る。複素環を形成するヘテロ原子として好ましいもの
は、B、N、O、S、Se、及びTeである。特に好ま
しくは、N、O及びSである。x及びyは、それぞれ独
立に0または1であり、好ましくは共に0である。
【0038】X1 は、=O、=NR又は=C(CN)2
を表す。またX2 は、−O、−NR又は−C(CN)2
を表す。Rは置換基を表す。Rで表される置換基は、前
述したA1 、A2 、B1 及びB2 で表される置換基とし
て示したものが挙げられる。Rは、アリール基であるこ
とが好ましい。特に好ましくはフェニルである。本発明
においては、X1 は、=Oであり、またX2 は、−Oで
ある場合が好ましい。
【0039】Y1 とW1、およびZ1 とW2で形成され
る炭素環としては例えば、以下のものが挙げられる。な
お、例示中、Ra 及びRb は各々独立に、水素原子また
は置換基を表す。
【0040】
【化17】
【0041】好ましい炭素環は、A−1、A−4、A−
6及びA−7で示される炭素環である。特に好ましく
は、A−1で示される炭素環である。
【0042】Y1 とW1、およびZ1 とW2で形成され
る複素環としては例えば、以下のものが挙げられる。な
お、例示中、Ra 、Rb 及びRc は各々独立に、水素原
子または置換基を表す。
【0043】
【化18】
【0044】
【化19】
【0045】
【化20】
【0046】
【化21】
【0047】
【化22】
【0048】
【化23】
【0049】好ましい複素環は、A−8、A−9、A−
10、A−12、A−13、A−16、A−36、A−
39及びA−41で示される複素環である。特に好まし
くは、A−8、A−9、A−10、A−13、A−36
及びA−41で示される複素環である。最も好ましく
は、A−9及びA−10で示される複素環である。
【0050】Ra 、Rb 及びRc で表される置換基は、
それぞれ前記A1 、A2 、B1 及びB2 で表される置換
基として挙げたものと同義である。またRa 、Rb 及び
Rcはそれぞれ互いに連結して炭素環又は複素環を形成
してもよい。炭素環としては、例えば、シクロヘキシル
環、シクロペンチル環、シクロヘキセン環、及びベンゼ
ン環などの飽和または不飽和の4〜7員の炭素環を挙げ
ることができる。また複素環としては、例えば、ピペリ
ジン環、ピペラジン環、モルホリン環、テトラヒドロフ
ラン環、フラン環、チオフェン環、ピリジン環、及びピ
ラジン環などの飽和または不飽和の4〜7員の複素環を
挙げることができる。これらの炭素環または複素環は更
に置換されていてもよい。更に置換し得る基としては、
前記A1、A2 、B1 、及びB2 で表される置換基とし
て挙げたものと同義である。
【0051】L1 、L2 、L3 、L4 及びL5 で表され
るメチン基は各々独立に、置換基を有していてもよいメ
チン基である。その置換基としては、例えば、前述した
1、A2 、B1 及びB2 で表される置換基として挙げ
たものが挙げられる。好ましい置換基は、アルキル基、
アラルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ハロゲン原
子、アミノ基、カルバモイル基及び複素環基である。又
置換基同志が連結して5〜7員環(例、シクロペンテン
環、1−ジメチルアミノシクロペンテン環、1−ジフェ
ニルアミノシクロペンテン環、シクロヘキセン環、1−
クロロシクロヘキセン環、イソホロン環、1−モルホリ
ノシクロペンテン環、シクロヘプテン環)を形成しても
よい。m及びnが共に1であるか、mが0でnが2、又
はmが2でnが0である場合のいずれかの場合が好まし
い。kは対カチオンを中和するのに必要な整数を表す。
【0052】次に、カチオン部について詳述する。R
1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 及びR8 は各
々独立に水素原子または置換基を表す。またR1 とR
2 、R3 とR4 、R5 とR6 及びR7 とR8 は各々連結
して窒素原子と共に複素環を形成してもよい。R9 、R
10、R11、R12及びR13は置換基を表す。pは1または
2を表し、そしてq及びrは各々独立に0〜4の整数を
表す。
【0053】R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R
7 及びR8 で表される置換基としては、例えば、一般式
(I−1)、一般式(I−2)、一般式(I−3)また
は一般式(I−4)におけるアニオン部の説明におい
て、A1 、A2 、B1 及びB2で表される置換基の例と
同じものを挙げることができる。上記R1 〜R8 で表さ
れる置換基の好ましい例としては、水素原子、ハロゲン
原子(例、F、C、l、Br)、炭素数1〜8のアルキ
ル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル)、炭素
数2〜8のアルケニル基(例、ビニル、アリル、2−メ
チルブテニル)、炭素数2〜8のアルキニル基(例、エ
チニル)、炭素数6〜10のアリール基(例、フェニ
ル)、炭素数7〜10のアラルキル基(例、ベンジ
ル)、及び炭素数1〜8のアルコキシ基(例、メトキ
シ、エトキシ)を挙げることができる。上記R1 〜R8
で表される置換基は、炭素数1〜6の無置換のアルキル
基であることが特に好ましい。
【0054】また上記の基は可能な場合には、更に置換
されていてもよく、その置換基の例としては、ヒドロキ
シ基、ハロゲン原子(例、F、C、l、Br等)、炭素
数6〜10のアリール基(例、フェニル)、炭素数1〜
8のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ)、炭素数
6〜10のアリールオキシ基(例、フェノキシ)、炭素
数1〜8のアルキルチオ基(例、メチルチオ、エチルチ
オ)、炭素数6〜10のアリールチオ基(例、フェニル
チオ)、無置換のアミノ基、炭素数1〜8のアミノ基
(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ)、炭素数1〜8
のカルボンアミド基(メチルカルボニルアミド)、炭素
数1〜8のスルホンアミド基(例、メタンスルホンアミ
ド)、炭素数1〜8のアシル基(例、アセチル、ブタノ
イル)、炭素数2〜8のアルコキシカルボニル基(例、
メトキシカルボニル)、及び炭素数1〜8のカルバモイ
ル基(例、カルバモイル)等を挙げることができる。
【0055】R1 とR2 、R3 とR4 、R5 とR6 、及
びR7 とR8 が各々連結して窒素原子と共に形成される
複素環は4〜7員の無置換の複素環であることが好まし
い。更に好ましくは、5〜6員の無置換の複素環であ
る。好ましい複素環の例としては、ピロリジン環、ピペ
リジン環、及びモルホリン環を挙げることができる。特
に好ましくは、ピペリジン環である。
【0056】R9 、R10、R11、R12及びR13で表され
る置換基は、前記A1 、A2 、B1及びB2 で表される
置換基の具体例と同じものを挙げることができる。上記
9〜R13で表される置換基の好ましい例としては、ハ
ロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜8
のアルケニル基、炭素数2〜8のアルキニル基、炭素数
6〜10のアリール基、炭素数7〜10のアラルキル
基、炭素数1〜8のアルコキシ基、炭素数1〜8のアミ
ド基、炭素数1〜8のウレイド基、炭素数1〜8のカル
バモイル基、炭素数1〜8のアルキルチオ基、または無
置換又は炭素数1〜8のアミノ基を挙げることができ
る。上記R9 〜R12で表される置換基は、炭素数1〜8
のアルキル基(例、メチル、エチル)、炭素数1〜8の
アルコキシ基(例、メトキシ)、炭素数1〜8のウレイ
ド基(例、ウレイド、メチルウレイド)、または無置換
又は炭素数1〜8のアミノ基(例、ジメチルアミノ)で
あることが更に好ましい。上記R13で表される置換基
は、ハロゲン原子(例、F、Cl)、炭素数1〜8のア
ルキル基(例、メチル、エチル)、炭素数1〜8のアル
コキシ基(例、メトキシ)、炭素数1〜8のアミド基
(例、アセトアミド)、炭素数1〜8のウレイド基
(例、ウレイド)、炭素数1〜8のカルバモイル基
(例、カルバモイル)、又は炭素数1〜8のアルキルチ
オ基(例、メチルチオ)であることが更に好ましい。q
及びrは、それぞれ0〜2であることが好ましく、特に
好ましくは0である。pは1であることが好ましい。
【0057】なお、一般式(II−1)〜一般式(II−
4)で表されるオキソノール化合物において、そのアニ
オン部における表示:A3 、A4 、B3 及びB4 、Y2
およびZ2 、L6 、L7 、L8 、L9 及びL10、m1及
びn1、そしてk1、並びにそのカチオン部における表
示:R21〜R33、そしてp1、q1およびr1は、それ
ぞれ前述した一般式(I−1)〜一般式(I−4)のア
ニオン部における表示:A1 、A2 、B1 及びB2 、Y
1 及びZ1 、L1 、L2 、L3 、L4 及びL5 、m及び
n、そしてk、並びにそのカチオン部における表示:R
1 〜R13、そしてp、q、及びrとそれぞれ同義であ
り、またそれぞれについて好ましい範囲も同義である。
【0058】本発明で用いられる一般式(I−1)、一
般式(I−2)、一般式(I−3)又は一般式(I−
4)で表される化合物(色素)のアニオン部(C)とカ
チオン部(D)の具体例を以下に記載する。
【0059】
【化24】
【0060】
【化25】
【0061】
【化26】
【0062】
【化27】
【0063】
【化28】
【0064】
【化29】
【0065】
【化30】
【0066】
【化31】
【0067】
【化32】
【0068】
【化33】
【0069】
【化34】
【0070】
【化35】
【0071】
【化36】
【0072】
【化37】
【0073】
【化38】
【0074】
【化39】
【0075】
【化40】
【0076】
【化41】
【0077】
【化42】
【0078】
【化43】
【0079】
【化44】
【0080】
【化45】
【0081】
【化46】
【0082】
【化47】
【0083】
【化48】
【0084】
【化49】
【0085】
【化50】
【0086】
【化51】
【0087】
【化52】
【0088】
【化53】
【0089】
【化54】
【0090】
【化55】
【0091】
【化56】
【0092】
【化57】
【0093】
【化58】
【0094】
【化59】
【0095】
【化60】
【0096】
【化61】
【0097】
【化62】
【0098】
【化63】
【0099】
【化64】
【0100】本発明で用いられる好ましい具体的な化合
物(色素)例を下記の表1に示す。表1において、化合
物(色素)例は、アニオン部(C)とカチオン部(D)
とを組み合わせてなるものである。以下に化合物1(色
素1)の例を挙げて説明する。 化合物1[アニオン部(C−1)/カチオン部(D−
5)]で示される化合物は下記の式で示される。なお、
化合物2以降の化合物例についても同様な意味である。
【0101】
【化65】
【0102】
【表1】 表1(その1) ──────────────────────────────────── 化合物 化合物 No.アニオン部 カチオン部 No.アニオン部 カチオン部 ──────────────────────────────────── 1 C− 1 D− 5 2 C− 1 D−38 3 C− 1 D−51 4 C− 6 D−79 5 C− 6 D− 2 6 C− 6 D−22 7 C− 6 D−51 8 C− 14 D− 5 9 C− 14 D−59 10 C− 21 D− 5 11 C− 21 D− 9 12 C− 34 D−15 13 C− 34 D−51 14 C− 34 D−71 15 C− 47 D− 1 16 C− 47 D−30 17 C− 47 D−49 18 C− 63 D− 5 19 C− 63 D−51 20 C− 77 D− 5 21 C− 77 D−51 22 C− 77 D−79 23 C− 86 D−39 24 C− 86 D−46 25 C− 86 D−49 26 C−101 D− 5 27 C−101 D−51 28 C−101 D−78 29 C−117 D− 5 30 C−117 D−51 ────────────────────────────────────
【0103】
【表2】 表1(その2) ──────────────────────────────────── 化合物 化合物 No.アニオン部 カチオン部 No.アニオン部 カチオン部 ──────────────────────────────────── 31 C−117 D−79 32 C−122 D−51 33 C−122 D−68 34 C−122 D−79 35 C−127 D−51 36 C−127 D−62 37 C−143 D− 5 38 C−143 D−19 39 C−143 D−51 40 C−147 D− 5 41 C−147 D−51 42 C−148 D− 5 43 C−148 D−51 44 C−148 D−79 45 C−153 D− 5 46 C−153 D−51 47 C−153 D−79 48 C−154 D−51 49 C−157 D−79 50 C−164 D−33 51 C−171 D−49 52 C−171 D−59 53 C−171 D−79 54 C−174 D− 3 55 C−174 D−36 56 C−174 D−51 57 C−180 D−51 58 C−180 D−79 59 C−182 D−51 60 C−182 D−79 61 C−194 D−12 62 C−194 D−32 63 C−208 D−29 64 C−208 D−64 ────────────────────────────────────
【0104】本発明に係る一般式(I−1)、一般式
(I−2)、一般式(I−3)及び一般式(I−4)で
表される化合物(色素)は、下記の一般式(III −1)
及び(III −2)で表される化合物(色素)の非解離
体、あるいはアルカリ金属塩(例、Li塩、Na塩、K
塩など)、アンモニウム塩(NH4+塩)、あるいはトリ
エチルアンモニウム塩(Et3 NH+ 塩)などの塩化合
物と、下記一般式(IV−1)及び一般式(IV−2)で表
されるオニウム塩との水または有機溶媒中(メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、ジメチルホルムア
ミドなど)における塩交換反応によって容易に合成でき
る。
【0105】
【化66】
【0106】式中、A5 及びA6 、B5 及びB6 、Y3
及びZ3 、並びにL11、L12、L13、L14及びL15、X
3 及びX4 、E1及びG1、m2及びn2、並びにx
1、及びy1は、それぞれ前述した一般式(I−1)、
一般式(I−2)、一般式(I−3)または一般式(I
−4)におけるA1 、A2 、B1 及びB2 、Y1 及びZ
1 、L1 、L2 、L3 、L4 及びL5 、X1 及びX2
E及びG、m及びn、並びにx及びyとそれぞれ同義で
ある。
【0107】
【化67】
【0108】式中、R41〜R53、そしてp2、q2およ
びr2は、それぞれ前述した一般式(I−1)〜(I−
4)のR1 〜R13、そしてp、qおよびrとそれぞれ同
義である。またMk2- 及びMk3- はそれぞれ陰イオンを
表し、k2及びk3は対カチオンを中和するのに必要な
1以上(好ましくは1〜8、更に好ましくは1〜6、特
に1〜4)の整数を表す。陰イオンとしては、例えば、
ハライドイオン(Cl- 、Br- 、I- )、スルホナー
トイオン(CH3 SO3 -、p−トルエンスルホナートイ
オン、ナフタレン−1,5−ジスルホナートイオン)、
ClO4 -、BF4 - 、及びPF6 -等を挙げることができ
る。
【0109】なお、一般式(III −1)及び一般式(II
I −2)で表される化合物は、一般に該当する活性メチ
レン化合物(例、ピラゾロン、チオバルビツール酸、バ
ルビツール酸、インダンジオン、ヒドロキシフェナレン
オン等)とメチン染料にメチン基またはポリメチン基を
導入するためのメチン源との縮合反応によって合成する
ことができる。この種の化合物の合成についての詳細
は、特公昭39−22069号、同43−3504号、
同52−38056号、同54−38129号、同55
−10059号、同58−35544号、特開昭49−
99620号、同52−92716号、同59−168
34号、同63−316853号、及び同64−408
27号各公報、並びに英国特許第1133986号、米
国特許第3247127号、同4042397号、同4
1813225号、同5213956号、及び同526
0179号各明細書を参照することができる。
【0110】具体的には、モノメチン基の導入には、オ
ルトギ酸エチル、オルト酢酸エチルなどのオルトエステ
ル類またはN,N−ジフェニルホルムアミジン塩酸塩等
が、トリメチン鎖の導入には、トリメトキシプロペン、
1,1,3,3−テトラメトキシプロパンまたはマロン
アルデヒドジアニル塩酸塩(あるいはこれらの誘導体)
等が、またペンタメチン鎖の導入には、グルタコンアル
デヒドジアニル塩酸塩または1−(2,4−ジニトロフ
ェニル)−ピリジニウムクロリド(あるいはこれらの誘
導体)等がそれぞれ使用される。
【0111】また、一般式(IV−1)及び一般式(IV−
2)で表される化合物は、米国特許第3251881
号、同第3575871号、及び第同3484467号
の各明細書、及び特開昭61−69991号公報に記載
された方法により、容易に合成することができる。
【0112】以下に、一般式(I−1)、一般式(I−
2)、一般式(I−3)及び一般式(I−4)で表され
る化合物の合成例を記載する。
【0113】(合成例1) 化合物4(アニオン部:C−6、カチオン部:D−7
9)の合成 ジメチルホルムアミド(DMF)10mLの中に下記の
化合物a0.27gを室温にて添加し撹拌した。この溶
液にトリブチルアミン1.2mLを滴下し、30分間攪
拌した後、下記の化合物b0.30gを添加した。同温
度で2時間撹拌後、メタノール60mLを添加し、メタ
ノールで洗浄後、乾燥して、目的物0.29gを得た。
λmax (最大吸収波長、以下同じ)=607nm(メタ
ノール中)。
【0114】
【化68】
【0115】
【化69】
【0116】(合成例2) 化合物7(アニオン部:C−6、カチオン部:D−5
1)の合成 合成例1において、化合物bの代わりに下記の化合物c
0.28gを用いた以外は、同様な操作にて目的物0.
3gを得た。λmax =607nm(メタノール中)。
【0117】
【化70】
【0118】(合成例3) 化合物13(アニオン部:C−34、カチオン部:D−
51)の合成 合成例1において、化合物aの代わりに下記の化合物d
0.30gを用いた以外は、同様な操作にて目的物0.
25gを得た。λmax =581nm(メタノール中)。
【0119】
【化71】
【0120】(合成例4) 化合物17(アニオン部:C−47、カチオン部:D−
49)の合成 下記の化合物e0.55gをDMF10mLに溶解し、
トリエチルアミン0.2mLを滴下した。更に下記の化
合物f0.50gをこの溶液に添加し、室温で1時間攪
拌した。その後、メタノール70mLを加え、析出した
結晶を濾過し、メタノールで洗浄後乾燥して、目的物
0.4gを得た。λmax =607nm(メタノール
中)。
【0121】
【化72】
【0122】
【化73】
【0123】(合成例5) 化合物25(アニオン部:C−86、カチオン部:D−
49)の合成 下記の化合物g1.0gをメタノール30mLに加え攪
拌しながら、25%アンモニア水0.1mLを室温で滴
下した。この溶液に、前記化合物f0.9gをDMF1
0mLに溶解した溶液を添加し、そのまま2時間攪拌を
続けた。析出した結晶を濾過し、メタノールで洗浄後乾
燥して、目的物0.89gを得た。λmax =637nm
(メタノール中)。
【0124】
【化74】
【0125】(合成例6) 化合物34(アニオン部:C−122、カチオン部:D
−79)の合成 下記の化合物h0.70gをDMF10mLに溶解し、
トリエチルアミン2mLを滴下した。この溶液に前記で
用いた化合物b0.75gを添加し、室温で1時間攪拌
した後、メタノール40mLを加えた。析出した結晶を
濾過し、メタノールで洗浄後乾燥して、目的物1.12
gを得た。λmax =652nm(メタノール中)。
【0126】
【化75】
【0127】(合成例7) 化合物44(アニオン部:C−148、カチオン部:D
−79)の合成 下記の化合物i0.25gをDMF10mLに溶解し、
トリエチルアミン1mLを滴下した。この溶液に前記で
用いた化合物b0.27gを添加し、室温で1時間攪拌
した後、メタノール40mLを加えた。析出した結晶を
濾過し、メタノールで洗浄後乾燥して、目的物0.22
gを得た。λmax =642nm(DMF中)。
【0128】
【化76】
【0129】(合成例8) 化合物46(アニオン部:C−153、カチオン部:D
−51)の合成 下記の化合物j0.25gをDMF10mLに加え攪拌
しながら、トリエチルアミン1mLを室温で滴下した。
この溶液に前記で用いた化合物c0.23gを添加し、
そのまま2時間攪拌を続けた後、メタノール30mLを
加えた。析出した結晶を濾過し、メタノールで洗浄後乾
燥して、目的物0.28gを得た。λmax =622nm
(DMF中)。
【0130】
【化77】
【0131】(合成例9〜11) 化合物53、59及び62についても前記合成例7と同
様な操作で合成した。以下に合成した化合物のメタノー
ル中における最大吸収波長を示す。 化合物53:λmax =672(nm) 化合物59:λmax =642(nm) 化合物62:λmax =603(nm)
【0132】本発明に係る一般式(I−1)、一般式
(I−2)、一般式(I−3)及び一般式(I−4)で
示される化合物は、それぞれ単独で用いてもよいし、あ
るいは2種以上を併用してもよい。また一般式(I−
1)、一般式(I−2)、一般式(I−3)あるいは一
般式(I−4)で示される化合物を組み合わせて用いて
もよい。あるいはまた本発明に係る化合物とこれら以外
の従来から情報記録媒体用の色素として知られている化
合物と併用してもよい。これらの例としては、本発明で
使用されている以外のオキソノール系色素、シアニン系
色素、フタロシアニン系色素、ピリリウム系・チオピリ
リウム系色素、アズレニウム系色素、スクワリリウム系
色素、ナフトキノン系色素、トリフェニルメタン系色
素、およびトリアリルメタン系色素を挙げることができ
る。
【0133】本発明の情報記録媒体は、前記一般式(I
−1)、一般式(I−2)、一般式(I−3)及び/又
は一般式(I−4)で示される化合物(色素)を含む記
録層を基板上に設けてなるものである。本発明の情報記
録媒体は、所謂CD−R型の情報記録媒体、あるいはD
VD−R型の情報記録媒体として構成することができ
る。CD−R型の情報記録媒体として構成する場合に
は、トラックピッチが1.4〜1.6μmのプレグルー
ブが形成された円盤状透明基板に、前記一般式(I−
1)、一般式(I−2)、一般式(I−3)及び/又は
一般式(I−4)で示される化合物を含む記録層を設け
た構成とすることが好ましい。また、DVD−R型の情
報記録媒体として構成する場合には、トラックピッチが
0.6〜0.9μmのプレグルーブが形成された円盤状
透明基板に、前記一般式(I−1)、一般式(I−
2)、一般式(I−3)及び/又は一般式(I−4)で
示される化合物を含む記録層を設けた構成とすることが
好ましい。上記のいずれの態様の情報記録媒体において
も該記録層の上には光反射層が設けられていることが好
ましく、更にその光反射層の上には保護層が設けられて
いることが好ましい。
【0134】上記DVD−R型の情報記録媒体は、具体
的には以下の二つの形態で構成されていることが好まし
い。 (1)トラックピッチが0.6〜0.9μmのプレグル
ーブが形成された、厚さが0.6±0.1mmの円盤状
透明基板の該プレグルーブが設けられている側の表面
に、前記一般式(I−1)、一般式(I−2)、一般式
(I−3)及び/又は一般式(I−4)で示される化合
物を含む記録層が設けられてなる二枚の積層体をそれぞ
れの記録層が内側となるように接合してなる情報記録媒
体。
【0135】(2)トラックピッチが0.6〜0.9μ
mのプレグルーブが形成された、厚さが0.6±0.1
mmの円盤状透明基板の該プレグルーブが設けられてい
る側の表面に、前記一般式(I−1)、一般式(I−
2)、一般式(I−3)及び/又は一般式(I−4)で
示される化合物を含む記録層が設けられてなる積層体
と、該積層体の基板と略同じ直径の円盤状透明基板と
を、それぞれの記録層が内側となるように接合してなる
情報記録媒体。なお、上記の形態の情報記録媒体におい
ても、記録層の上に更に反射層が設けられていることが
好ましく、更に反射層の上には、保護層が設けられてい
ることが好ましい。本発明の情報記録媒体は、例えば、
以下に述べるような方法により製造することができる。
【0136】基板は、従来の情報記録媒体の基板として
用いられている各種の材料から任意に選択することがで
きる。基板材料としては、例えば、ガラス;ポリカーボ
ネート;ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂;
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系
樹脂;エポキシ樹脂;アモルファスポリオレフィンおよ
びポリエステル等を挙げることができ、所望によりそれ
らを併用してもよい。なお、これらの材料はフィルム状
としてまたは剛性のある基板として使うことができる。
上記材料の中では、耐湿性、寸法安定性および価格など
の点からポリカーボネートが好ましい。これらの材料
は、レーザ光が透過し得る材料が選ばれるが、透過率
は、好ましくは、70〜100%である。CD−R型の
情報記録媒体では、厚さが1.2mmで直径が120m
mの透明基板が、そしてDVD−R型の情報記録媒体で
は、厚さが0.6mmで直径が120mmあるいは厚さ
が0.6mmで直径が80mmの透明基板がそれぞれ用
いられる。
【0137】記録層が設けられる側の基板表面には、平
面性の改善および接着力の向上および記録層の変質防止
などの目的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材
料としては例えば、ポリメチルメタクリレート、アクリ
ル酸・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン
酸共重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロールア
クリルアミド、スチレン・ビニルトルエン共重合体、ク
ロルスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ
塩化ビニル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポ
リイミド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート等の高分子物質;およびシランカ
ップリング剤などの表面改質剤をあげることができる。
下塗層は、上記物質を適当な溶剤に溶解または分散して
塗布液を調製したのち、この塗布液をスピンコート、デ
ィップコート、エクストルージョンコートなどの塗布法
により基板表面に塗布することにより形成することがで
きる。下塗層の層厚は一般に0.005〜20μmの範
囲にあり、好ましくは0.01〜10μmの範囲であ
る。
【0138】また、基板(または下塗層)上には、トラ
ッキング用溝またはアドレス信号等の情報を表す凹凸
(プレグルーブ)が形成されていることが好ましい。こ
のプレグルーブは、ポリカーボネートなどの樹脂材料を
射出成形あるいは押出成形する際に直接基板上に形成さ
れることが好ましい。
【0139】また、プレグルーブの形成を、プレグルー
ブ層が設けられることにより行ってもよい。プレグルー
ブ層の材料としては、アクリル酸のモノエステル、ジエ
ステル、トリエステルおよびテトラエステルのうち少な
くとも一種のモノマー(またはオリゴマー)と光重合開
始剤との混合物を用いることができる。プレグルーブ層
の形成は、例えば、まず精密に作られた母型(スタンパ
ー)上に上記のアクリル酸エステルおよび重合開始剤か
らなる混合液を塗布し、更にこの塗布液層上に基板を載
せたのち、基板または母型を介して紫外線を照射するこ
とにより塗布層を硬化させて基板と塗布層とを固着させ
る。次いで、基板を母型から剥離することにより得るこ
とができる。プレグルーブ層の層厚は、一般に0.05
〜100μmの範囲にあり、好ましくは0.1〜50μ
mの範囲である。
【0140】プレグルーブの深さは300〜2000Å
の範囲にあることが好ましく、またその半値幅は0.2
〜0.9μmの範囲にあることが好ましい。またプレグ
ルーブ層の深さを1500〜2000Åの範囲にするこ
とにより反射率をほとんど低下させることなく感度を向
上させることができ、特に好ましい。従って、このよう
な光ディスクは、高い感度を有することから、低いレー
ザパワーでも記録が可能となり、これにより安価な半導
体レーザの使用が可能となる、あるいは半導体レーザの
使用寿命を延ばすことができる。
【0141】基板上(又は下塗層)の表面(プレグルー
ブが形成されている場合には、その表面上)には、本発
明に係る前記一般式(I−1)〜一般式(I−4)で示
される化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の
色素を含む記録層が設けられる。なお、記録層には、更
に耐光性を向上させるために一重項酸素クエンチャーと
して知られる種々の化合物を含有することができる。ク
エンチャーの代表例としては、特開平3−224793
号公報に記載の一般式(III)、(IV)もしくは(V)で
表される金属錯体、ジインモニウム塩、アミニウム塩や
特開平2−300287号公報や特開平2−30028
8号公報に示されているニトロソ化合物などを挙げるこ
とができる。
【0142】記録層の形成は、本発明に係る前記一般式
(I−1)〜一般式(I−4)で示される色素、更に所
望によりクエンチャー、結合剤などを溶剤に溶解して塗
布液を調製し、次いでこの塗布液を基板表面に塗布して
塗膜を形成したのち乾燥することにより行うことができ
る。色素記録層形成用の塗布液の溶剤としては、酢酸ブ
チル、セロソルブアセテートなどのエステル;メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケト
ンなどのケトン;ジクロルメタン、1,2−ジクロルエ
タン、クロロホルムなどの塩素化炭化水素;ジメチルホ
ルムアミドなどのアミド;シクロヘキサンなどの炭化水
素;テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジオキサン
などのエーテル;エタノ−ル、n−プロパノール、イソ
プロパノール、n−ブタノール、ジアセトンアルコール
などのアルコール;2,2,3,3−テトラフロロプロ
パノールなどのフッ素系溶剤;エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグ
リコールエーテル類などを挙げることができる。上記溶
剤は使用する化合物の溶解性を考慮して単独または二種
以上組み合わせて用いることができる塗布液中にはさら
に酸化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、潤滑剤などの各種
の添加剤を目的に応じて添加してもよい。
【0143】結合剤を使用する場合に結合剤の例として
は、例えばゼラチン、セルロース誘導体、デキストラ
ン、ロジン、ゴムなどの天然有機高分子物質;およびポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイソ
ブチレン等の炭化水素系樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・ポリ酢酸ビニル共重合
体等のビニル系樹脂;ポリアクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸メチルなどのアクリル樹脂;ポリビニルアルコ
ール、塩素化ポリエチレン、エポキシ樹脂、ブチラール
樹脂、ゴム誘導体、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂
等の熱硬化性樹脂の初期縮合物などの合成有機高分子を
挙げることができる。記録層の材料として結合剤を併用
する場合に、結合剤の使用量は、色素1重量部に対して
一般に10重量部以下であり、好ましくは5重量部以下
である。このようにして調製される塗布液の濃度は一般
に0.01〜10重量%の範囲にあり、好ましくは0.
1〜5重量%の範囲にある。
【0144】塗布方法としては、スプレー法、スピンコ
ート法、ディップ法、ロールコート法、ブレードコート
法、ドクターロール法、スクリーン印刷法などを挙げる
ことができる。記録層は単層でも重層でもよい。記録層
の層厚は一般に20〜500nmの範囲にあり、好まし
くは50〜300nmの範囲にある。また、記録層は基
板の片面のみならず両面に設けられていてもよい。
【0145】上記記録層の上に、情報の再生時における
反射率の向上の目的で、反射層が設けられる。反射層の
材料である光反射性物質はレーザ光に対する反射率が高
い物質であり、その例としては、Mg、Se、Y、T
i、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、M
n、Re、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、I
r、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、G
a、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Bi
などの金属及び半金属あるいはステンレス鋼を挙げるこ
とができる。これらのうちで好ましいものは、Cr、N
i、Pt、Cu、Ag、Au、Alおよびステンレス鋼
である。これらの物質は単独で用いてもよいし、あるい
は二種以上の組み合わせで、または合金として用いても
よい。反射層は、例えば上記反射性物質を蒸着、スパッ
タリングまたはイオンプレーティングすることにより記
録層の上に形成することができる。反射層の層厚は一般
には10〜300nmの範囲にあり、好ましくは50〜
200nmの範囲である。
【0146】反射層の上には、記録層などを物理的およ
び化学的に保護する目的で保護層が設けられていること
が好ましい。この保護層は、基盤の記録層が設けられて
いない側にも耐傷性、耐湿性を高める目的で設けられて
もよい。保護層に用いられる材料としては、例えば、S
iO、SiO2 、MgF2 、SnO2 、Si3 4 など
の無機物質、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性
樹脂等の有機物質を挙げることができる。
【0147】保護層は、たとえばプラスチックの押出加
工で得られたフィルムを接着層を反射層上及び/または
基板上にラミネートすることにより形成することができ
る。あるいは真空蒸着、スパッタリング、塗布等の方法
により設けられてもよい。また、熱可塑性樹脂、熱硬化
性樹脂の場合には、これらの適当な溶剤に溶解して塗布
液を調製したのち、この塗布液を塗布し、乾燥すること
によっても形成することができる。UV硬化性樹脂の場
合には、そのままもしくは適当な溶剤に溶解して塗布液
を調製したのちこの塗布液を塗布し、UV光を照射して
硬化させることによっても形成することができる。これ
らの塗布液中には、更に帯電防止剤、酸化防止剤、UV
吸収剤等の各種添加剤を目的に応じて添加してもよい。
保護層の層厚は一般には0.1〜100μmの範囲にあ
る。
【0148】本発明の情報記録媒体は、上述した構成か
らなる単板であってもよいが、あるいは更に上記構成を
有する二枚の基板を記録層が内側となるように向かい合
わせ、接着剤等を用いて接合することにより、貼り合わ
せタイプの記録媒体を製造することもできる。あるいは
また、二枚の円盤状基板のうち少なくとも一方に上記構
成を有する基板を用いて、リング状内側スペーサとリン
グ状外側スペーサとを介して接合することにより、エア
ーサンドイッチタイプの記録媒体を製造することができ
る。
【0149】上記のような方法で製造できる本発明のC
D−R型の情報記録媒体は、反射率が70%前後と高い
ため、市販のCDプレーヤで再生することができる。従
って、高反射率を有しかつ耐光性に優れた光ディスクも
得ることができる。
【0150】また、上記のようにして製造した、基板上
に記録層、及び反射層、そして所望により保護層を設け
た二枚の積層体を各々の記録層が内側となるように接着
剤で貼り合わせることにより、二つの記録層を持つDV
D−R型の情報記録媒体を製造することができる。ま
た、上記のようにして得られた一枚の積層体と、該積層
体の基板と略同じ直径の円盤状保護基板とを記録層が内
側となるように接着剤で貼り合わせることにより、片面
のみに記録層を持つDVD−R型の情報記録媒体を製造
することができる。
【0151】情報記録方法は、本発明の情報記録媒体を
用いて、例えば、次のように行われる。まず、情報記録
媒体を所定の定線速度(CDフォーマットの場合は1.
2〜14m/秒)または所定の定角速度にて回転させな
がら、基板側から半導体レーザー光などの記録用の光を
照射する。この光の照射により、記録層の照射部分がそ
の光を吸収して局所的に温度が上昇し、物理的あるいは
化学的な変化が生じてその光学的特性を変えることによ
り、情報が記録される。記録光としては500nm〜8
50nmの範囲の発振波長を有する半導体レーザービー
ムが用いられる。用いられるレーザービームの波長は好
ましくは500nm〜800nmの範囲である。そして
CD−R型の情報記録媒体においては、レーザービーム
の波長は750〜850nm(更に好ましくは、770
〜795nm、特に775〜790nm)の範囲にある
ことが好ましい。またはDVD−R型の情報記録媒体に
おいては、レーザービームの波長は600〜700nm
(更に好ましくは、620〜680nm、特に630〜
645nm)の範囲にあることが好ましい。上記のよう
に記録された情報の再生は、情報記録媒体を所定の定線
速度で回転させながら記録時と同じ波長を持つ半導体レ
ーザ光を基板側から照射して、その反射光を検出するこ
とにより行うことができる。なお、本発明の情報記録媒
体は、通常のCDフォーマットの場合の1倍速はもとよ
り、4倍速、あるいはそれ以上の高速での記録再生も可
能である。
【0152】
【実施例】以下に本発明の実施例及び比較例を記載す
る。
【0153】[実施例1]本発明に係る前記オキソノー
ル系色素(化合物4)20gを、2,2,3,3−テト
ラフルオロプロパノール100mLに溶解し、記録層形
成用塗布液を調製した。この塗布液を、表面にスパイラ
ルプレグルーブ(トラックピッチ:1.7μm、グルー
ブ幅:0.4μm、グルーブ深さ:0.16μm)が射
出成形により形成されたポリカーボネート基板(直径:
120mm、厚さ:1.2mm)のそのプレブルーブ面
に、スピンコートにより塗布し、記録層を形成した。記
録層の厚さは、プレグルーブ内で約140nmであっ
た。
【0154】次に、記録層上にAuをスパッタして、厚
さ約100nmの金属反射層を形成した。更に反射層上
にUV硬化性樹脂(UV硬化剤SD−220、大日本イ
ンキ化学工業(株))を塗布し、紫外線を照射して層厚
5μmの保護層を形成した。以上の工程により本発明に
従うCD−R型の情報記録媒体(光ディスク)を得た。
【0155】[実施例2〜10]実施例1において、前
記オキソノール色素(化合物4)の代わりに、表2に示
す、本発明に係るオキソノール色素を同量使用した以外
は、実施例1と同様にして本発明に従う情報記録媒体を
得た。
【0156】[比較例1]実施例1において、前記オキ
ソノール色素(化合物4)の代わりに、下記の従来から
知られているシアニン色素(化合物A)を同量使用した
以外は、実施例1と同様にして比較用の情報記録媒体を
得た。
【0157】
【化78】
【0158】[比較例2]実施例1において、前記オキ
ソノール色素(化合物4)の代わりに、カチオン部に、
三個のエチル基で置換されたアンモニウム塩を持つ下記
のオキソノール色素(化合物B)を同量使用した以外
は、実施例1と同様にして比較用の情報記録媒体を得
た。
【0159】
【化79】
【0160】[情報記録媒体の評価] (Xeランプ照射前(フレッシュ)の記録再生特性の評
価)得られた光ディスクをOMT2000(パルスティ
ック社製)評価機を用いて波長780nm、定線速度
1.2m/秒で、レーザパワーを5〜15mWの範囲で
振って記録した。レーザパワーを0.5mWで信号を再
生し、最適パワーでの3T、11T信号での変調度及び
グルーブ反射率を測定した。なお、3T信号の変調度の
規格は、0.3〜0.7であり、11T信号の変調度の
規格は、0.6以上であるが、規格内であれば変調度が
高い方が特性は良いことを示す。また反射率は高い程特
性が良いことを示す。
【0161】(Xeランプ照射後の記録再生特性の評
価)更に、これらの光ディスクにXeランプ(28万ル
クス)を24h(時間)、48h、又は72h照射し、
その後の記録再生信号の変調度及びグルーブ反射率を調
べた。以上のようにして得られた評価結果をまとめて表
2に示す。
【0162】
【表3】
【0163】
【表4】
【0164】上記表2の結果から、本発明に係る前記一
般式(I−1)〜(I〜4)で示される色素を含有する
記録層を有する本発明に従う光ディスク(実施例1〜1
0)の場合には、第三級アンモニウム塩を導入してなる
オキソノール化合物を含有する記録層を有する比較用の
光ディスク(比較例2)に比べて、良好な記録再生特性
が得られることがわかる。また本発明に従う光ディスク
は、比較例2の光ディスクや従来から知られているシア
ニン色素を含有する記録層を有する比較用の光ディスク
(比較例1)に比べて、Xeランプ照射後の性能の劣化
も極めて少なく、耐光性が格段に向上していることがわ
かる。
【0165】
【発明の効果】一般式(I−1)〜(I〜4)で示され
る色素を用いることにより、優れた記録再生特性が得ら
れ、かつ耐光性や保存耐久性においても高い安定性を有
する情報記録媒体を製造することができる。特に本発明
の新規なオキソノール化合物は情報記録媒体の製造に有
利に用いることができる。
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】
【化62】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、レーザ光により情報の記録が
    可能な記録層が設けられてなる情報記録媒体において、
    該記録層が、下記一般式(I−1)、一般式(I−
    2)、一般式(I−3)及び/又は一般式(I−4)で
    表される化合物を含むことを特徴とする情報記録媒体。 【化1】 【化2】 [式中、A1 、A2 、B1 及びB2 は各々独立に置換基
    を表し、Y1 及びZ1は各々独立に、炭素環もしくは複
    素環を形成するために必要な原子団を表し、EおよびG
    は各々独立に、共役二重結合鎖を完成するために必要な
    原子団を表し、X1 は、=O、=NRまたは=C(C
    N)2 を表し、X2 は、−O、−NR又は−C(CN)
    2 を表し(但し、Rは置換基を表す)、L1 、L2 、L
    3 、L4 及びL5 は、各々独立に、置換されていてもよ
    いメチン基を表し、m及びnは各々独立に0、1または
    2を表し、x及びyは各々独立に0または1を表し、そ
    してkは対カチオンを中和するのに必要な整数を表し;
    1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 及びR8
    は、各々独立に、水素原子または置換基を表し(但し、
    1 とR2 、R3 とR4 、R5 とR6 及びR7 とR8
    は、各々連結して窒素原子と共に複素環を形成してもよ
    い)、R9 、R10、R11、R12、及びR13は、各々独立
    に、置換基を表し、pは1または2を表し、そしてq及
    びrは各々独立に0〜4の整数を表す]
  2. 【請求項2】 R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6
    7 及びR8 が、各々独立に、水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜8のアルケ
    ニル基、炭素数2〜8のアルキニル基、炭素数6〜10
    のアリール基、炭素数7〜10のアラルキル基、又は炭
    素数1〜8のアルコキシ基を表す請求項1に記載の情報
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 R1 とR2 、R3 とR4 、R5 とR6
    及びR7 とR8 が各々連結して窒素原子と共に形成され
    る複素環が4〜7員の無置換の複素環である請求項1に
    記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 記録層に含まれる化合物が、下記の一般
    式(II−1)、一般式(II−2)、一般式(II−3)、
    及び/又は一般式(II−4)で表されるオキソノール化
    合物である請求項1に記載の情報記録媒体。 【化3】 【化4】 [式中、A3 、A4 、B3 およびB4 は各々独立に、直
    鎖状、分岐鎖状又は環状の炭素数1〜18のアルキル
    基、炭素数2〜18のアルケニル基、炭素数2〜18の
    アルキニル基、炭素数6〜18のアリール基、炭素数7
    〜18のアラルキル基、炭素数2〜18のアシル基、炭
    素数1〜18のアルキル又はアリールスルホニル基、炭
    素数1〜18のアルキルスルフィニル基、炭素数6〜1
    8のアルコキシカルボニル基、炭素数7〜18のアリー
    ルオキシカルボニル基、炭素数1〜18のアルコキシ
    基、炭素数6〜18のアリールオキシ基、炭素数1〜1
    8のアルキルチオ基、炭素数6〜18のアリールチオ
    基、炭素数2〜18のアシルオキシ基、炭素数1〜18
    のアミド基、炭素数1〜18のウレイド基、スルホニル
    オキシ基、カルバモイルオキシ基、アミノ基、カルバモ
    イル基、スルファモイル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
    ル基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、及び4〜
    7員の複素環基からなる群より選ばれる一つの置換基を
    表し(これらの置換基は更に上記のA3 、A4 、B3
    びB4 で表される置換基からなる群より選ばれる少なく
    とも一つの基で置換されていてもよい)、Y2 及びZ2
    は、各々独立に、4〜7員の炭素環もしくは4〜7員の
    複素環を形成するために必要な原子団を表し(これらの
    環は更に上記のA3 、A4 、B3 及びB4 で表される置
    換基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基で置換
    されていても良く、また、4〜7員の炭素環もしくは4
    〜7員の複素環と縮合していても良い)、L6 、L7
    8 、L9 及びL10は、各々独立に、上記のA3 、A
    4 、B3 及びB4 で表される置換基からなる群より選ば
    れる一つ又は二つの基で置換されていてもよいメチン基
    を表し、m1及びn1は各々独立に0、1または2を表
    し、そしてk1は対カチオンを中和するのに必要な整数
    を表し;R21、R22、R23、R24、R25、R26、R27
    びR28は、各々独立に、水素原子または上記A3 、A
    4 、B3 及びB4 で表される置換基からなる群より選ば
    れる一つの基を表し(但し、R21とR22、R23とR24
    25とR26及びR27とR28は、各々連結して窒素原子と
    共に複素環を形成してもよい)、R29、R30、R31、R
    32及びR33は、各々独立に、上記A3 、A4 、B3 及び
    4 で表される置換基からなる群より選ばれる一つの基
    を表し、p1は1または2を表し、そしてq1及びr1
    は各々独立に0〜4の整数を表す]
  5. 【請求項5】 R21、R22、R23、R24、R25、R26
    27及びR28が、各々独立に、水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2〜8のアルケ
    ニル基、炭素数2〜8のアルキニル基、炭素数6〜10
    のアリール基、炭素数7〜10のアラルキル基、又は炭
    素数1〜8のアルコキシ基を表す請求項4に記載の情報
    記録媒体。
  6. 【請求項6】 R21とR22、R23とR24、R25とR26
    及びR27とR28が各々連結して窒素原子と共に形成され
    る複素環が4〜7員の無置換の複素環である請求項4に
    記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 X1 が、=Oであり、X2 が、−0であ
    る請求項1に記載の情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 m及びnが共に1であるか、あるいはm
    が0でnが2、又はmが2でnが0である請求項1に記
    載の情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 記録層上に更に反射層が設けられている
    請求項1〜8のいずれかの項に記載の情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 一般式(II−1)、一般式(II−
    2)、一般式(II−3)、又は一般式(II−4)で表さ
    れるオキソノール化合物。 【化5】 【化6】 [式中、A3 、A4 、B3 およびB4 は各々独立に、直
    鎖状、分岐鎖状又は環状の炭素数1〜18のアルキル
    基、炭素数2〜18のアルケニル基、炭素数2〜18の
    アルキニル基、炭素数6〜18のアリール基、炭素数7
    〜18のアラルキル基、炭素数2〜18のアシル基、炭
    素数1〜18のアルキル又はアリールスルホニル基、炭
    素数1〜18のアルキルスルフィニル基、炭素数6〜1
    8のアルコキシカルボニル基、炭素数7〜18のアリー
    ルオキシカルボニル基、炭素数1〜18のアルコキシ
    基、炭素数6〜18のアリールオキシ基、炭素数1〜1
    8のアルキルチオ基、炭素数6〜18のアリールチオ
    基、炭素数2〜18のアシルオキシ基、炭素数1〜18
    のアミド基、炭素数1〜18のウレイド基、スルホニル
    オキシ基、カルバモイルオキシ基、アミノ基、カルバモ
    イル基、スルファモイル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
    ル基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、及び4〜
    7員の複素環基からなる群より選ばれる一つの置換基を
    表し(これらの置換基は更に上記のA3 、A4 、B3
    びB4 で表される置換基からなる群より選ばれる少なく
    とも一つの基で置換されていてもよい)、Y2 及びZ2
    は、各々独立に、4〜7員の炭素環もしくは4〜7員の
    複素環を形成するために必要な原子団を表し(これらの
    環は更に上記のA3 、A4 、B3 及びB4 で表される置
    換基からなる群より選ばれる少なくとも一つの基で置換
    されていても良く、また、4〜7員の炭素環もしくは4
    〜7員の複素環と縮合していても良い)、L6 、L7
    8 、L9 及びL10は、各々独立に、上記A3 、A4
    3 及びB4 で表される置換基からなる群より選ばれる
    一つ又は二つの基で置換されていてもよいメチン基を表
    し、m1及びn1は各々独立に0、1または2を表し、
    そしてk1は対カチオンを中和するのに必要な整数を表
    し;R21、R22、R23、R24、R25、R26、R27及びR
    28は、各々独立に、水素原子または上記A3 、A4 、B
    3 及びB4 で表される置換基からなる群より選ばれる一
    つの基を表し(但し、R21とR22、R23とR24、R25
    26及びR27とR28は、各々連結して窒素原子と共に複
    素環を形成してもよい)、R29、R30、R31、R32及び
    33は、各々独立に、上記A3 、A4 、B3 及びB4
    表される置換基からなる群より選ばれる一つの基を表
    し、p1は1または2を表し、そしてq1及びr1は各
    々独立に0〜4の整数を表す]
  11. 【請求項11】 m1及びn1が共に1であるか、m1
    が0でn1が2、又はm1が2でn1が0であるかのい
    ずれかである請求項10に記載のオキソノール化合物。
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