JPH11140215A - 熱可塑性樹脂発泡体製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂発泡体製造方法

Info

Publication number
JPH11140215A
JPH11140215A JP9301368A JP30136897A JPH11140215A JP H11140215 A JPH11140215 A JP H11140215A JP 9301368 A JP9301368 A JP 9301368A JP 30136897 A JP30136897 A JP 30136897A JP H11140215 A JPH11140215 A JP H11140215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polypropylene resin
foam
melt
modified
extruder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9301368A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Murata
嵩洋 村田
Osamu Miyama
治 三山
Haruo Tomita
春生 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP9301368A priority Critical patent/JPH11140215A/ja
Publication of JPH11140215A publication Critical patent/JPH11140215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリプロピレン系樹脂から、高発泡倍率で、
独立気泡率が高く、肉厚の発泡体を製造する。 【解決手段】 ポリプロピレン系樹脂にイソプレン、ラ
ジカル重合開始剤とを添加して溶融変性し、溶融張力を
付与した改質ポリプロピレン系樹脂に対して、加熱によ
り化学的に分解し、二酸化炭素、窒素、又は酸素を発生
する有機分解性発泡造核剤を添加せず、該改質ポリプロ
ピレン樹脂を押出機内で溶融し、有機揮発性化合物であ
る物理発泡剤を圧入して混練・溶解し、その後、矩形開
口形状を有する金型より押し出して、金型開口面積の2
0倍以上の断面積を有し、発泡倍率30倍以上、独立気
泡率60%以上の矩形状発泡体を得る発泡体の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は改質ポリプロピレン
系樹脂の発泡体に関する。さらに詳しくは、本発明は、
ホモポリプロピレン、エチレンランダム共重合ポリプロ
ピレン等のポリプロピレン系樹脂にイソプレン、ラジカ
ル重合開始剤とを添加して溶融変性し、溶融張力を付与
した改質ポリプロピレン系樹脂を、肉厚な発泡体に成形
加工する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に発泡体は軽量であり、断熱性に優
れ、また衝撃力などの外部応力の緩衝性に優れているた
めに、断熱材、外部からの応力の緩衝材、芯材、包装
材、食品容器など様々な用途に用いられている。またそ
の素材としてはポリスチレン系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂など様々なものがあげられ
る。
【0003】ポリオレフィン系樹脂を基材樹脂とする発
泡体は、低密度ポリエチレン・高密度ポリエチレンなど
ポリエチレン系樹脂を中心に利用されているが、ポリエ
チレン系樹脂は、耐熱性に劣るという欠点を有してい
る。一方、ポリプロピレン系樹脂は、弾性が高く、耐溶
剤性、耐熱性などに優れていることから、発泡体として
極めて広い利用範囲が期待できる。しかしながら、溶融
時の粘度、張力が低く、そのため発泡時に気泡壁の強度
が充分に保持されず、ポリエチレン系樹脂の如く肉厚の
発泡体を得ることが困難であった。
【0004】ポリプロピレン系樹脂の発泡性を改良する
方法として、たとえば特表平5−506875号公報、
特開平4−363227号公報などには、電子線照射に
より長鎖分岐構造を付与したポリプロピレンからシート
状の発泡体を製造する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法によるものは、発泡性の改良が充分ではなく、ま
た、特殊な装置や複雑な工程を要するものであり、ま
た、肉厚発泡体ではなく厚さ5mm以下のシート状の発
泡体しか得られない。このようにポリプロピレン系樹脂
から、見かけ密度が低く、発泡倍率が高く、独立気泡率
が高い、肉厚の発泡体を容易に製造する方法が見出され
ていないのが現状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】ポリプロピレン系樹脂
は、発泡に際して通常発泡造核剤を用い、その発泡造核
剤はしばしば固体状であり加熱により炭酸ガス、窒素、
酸素のいずれかを分解発生して発泡体に悪影響を与え
る。本発明は、前記のごとき従来の技術における問題を
解決し、特定の方法で得られる改質ポリプロピレン系樹
脂に対して、加熱により二酸化炭素・窒素・酸素を発生
する有機分解性化合物である発泡造核剤を添加せずに、
該改質ポリプロピレン系樹脂を物理発泡剤とともに押し
出すことにより、発泡倍率、独立気泡率が高く、肉厚の
発泡体が得られることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】また、本発明は特定の方法で得られる改質
ポリプロピレン系樹脂に対して、特定の無機粉体を気泡
調整剤として特定量添加して、該改質ポリプロピレン系
樹脂を物理発泡剤とともに押し出すことにより、発泡倍
率、独立気泡率が高く、肉厚の発泡体が得られることを
見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
はホモポリプロピレン、エチレンランダム共重合ポリプ
ロピレン等のポリプロピレン系樹脂(以下反応させる前
のポリプロピレン系樹脂を「原料ポリプロピレン系樹
脂」という)にイソプレン、ラジカル重合開始剤とを添
加して溶融変性し、溶融張力を付与した改質ポリプロピ
レン系樹脂に対して、加熱により化学的に分解して二酸
化炭素・窒素・酸素を発生する有機分解性発泡造核剤を
添加せず、該改質ポリプロピレン系樹脂を押出機内で溶
融し、有機揮発性化合物である物理発泡剤を圧入して混
練・溶解し、その後、矩形開口形状を有する金型より押
し出して、金型開口面積の20倍以上の断面積を有し、
発泡倍率30倍以上、独立気泡率60%以上の矩形状発
泡体を得る発泡体の製造方法に関する。
【0008】また、本発明はホモポリプロピレン、エチ
レンランダム共重合ポリプロピレンなどのポリプロピレ
ン系樹脂にイソプレン、ラジカル重合開始剤とを添加し
て溶融変性し、溶融張力を付与した改質ポリプロピレン
系樹脂に対して、加熱により化学的に分解し二酸化炭素
・窒素・酸素を発生する有機分解性発泡造核剤を添加せ
ず、粒径0.1〜100ミクロンの無機粉体を気泡調整
剤として0.001〜10重量部添加して、該改質ポリ
プロピレン系樹脂を押出機内で溶融し、有機揮発性化合
物である物理発泡剤を圧入して混練・溶解し、その後、
矩形開口形状を有する金型より押し出して、金型開口面
積の20倍以上の断面積を有し、発泡倍率30倍以上、
独立気泡率60%以上の矩形状発泡体を得る方法に関す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明はホモポリプロピレン、エ
チレンランダム共重合ポリプロピレン等のポリプロピレ
ン系樹脂にイソプレン、ラジカル重合開始剤とを添加し
て溶融変性し、溶融張力を付与した改質ポリプロピレン
系樹脂に対して、加熱により二酸化炭素・窒素・酸素を
発生し発泡造核作用を引き起こす有機分解性化合物を添
加せずに、該改質ポリプロピレン系樹脂に有機揮発性物
理発泡剤を圧入して混練・溶解し、その後、矩形開口形
状を有する金型より押し出して発泡させることにより、
所望の発泡倍率、独立気泡率、および肉厚の発泡体を得
ることができるものである。
【0010】また、本発明はホモポリプロピレン、エチ
レンランダム共重合ポリプロピレン等のポリプロピレン
系樹脂にイソプレン、ラジカル重合開始剤とを添加して
溶融変性し、溶融張力を付与した改質ポリプロピレン系
樹脂に対して、これに上記の有機分解性化合物を添加せ
ずに、気泡調整剤として無機粉体を添加して、該改質ポ
リプロピレン系樹脂に有機揮発性物理発泡剤を圧入し混
練・溶解し、その後、矩形開口形状を有する金型より押
し出して発泡させることにより、所望の発泡倍率、独立
気泡率、および肉厚の発泡体を得ることができるもので
ある。
【0011】本発明では、300℃以下、好ましくは2
50℃以下、更に好ましくは200℃以下の加熱により
化学的に分解し二酸化炭素・窒素・酸素を発生して発泡
造核作用を引き起こす有機分解性化合物を総して有機分
解性発泡造核剤と称し、また、300℃、好ましくは2
50℃、更に好ましくは200℃に加熱しても化学的に
分解せず二酸化炭素・窒素・酸素を発生しない無機粉体
を総して気泡調整剤と称して区別する。
【0012】本発明における改質ポリプロピレン系樹脂
はポリプロピレン系樹脂にイソプレンおよびラジカル重
合開始剤を添加し、溶融変性して得られる改質ポリプロ
ピレン系樹脂である。前記の改質ポリプロピレン系樹脂
の発泡性が改善される理由は明らかでないが、原料ポリ
プロピレン系樹脂とイソプレンおよびラジカル重合開始
剤のうちいずれが欠けた場合であっても、所望の特性を
有する改質ポリプロピレン系樹脂が得られない。
【0013】本発明に用いられる原料ポリプロピレン系
樹脂としては、プロピレンの単独重合体、プロピレンと
他のモノマーとのブロック共重合体およびランダム共重
合体のいずれでもよい。前記プロピレンの共重合体とし
ては、プロピレンを75重量%以上、とくに90重量%
以上含有しているものが、ポリプロピレン系樹脂の特徴
である結晶性、剛性、耐薬品性などが保持されている点
で好ましい。前記の共重合可能なモノマーとしては、エ
チレン、ブテン−1、イソブテン、ペンテン−1、3−
メチル−ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチル−ペン
テン−1、3,4−ジメチル−ブテン−1、ヘプテン−
1、3−メチル−ヘキセン−1、オクテン−1、デセン
−1などの炭素数2または4〜12の、α−オレフィ
ン、シクロペンテン、ノルボルネン、1,4,5,8−
ジメタノ−1,2,3,4,4a,8,8a−6−オク
タヒドロナフタレンなどの環状オレフィン、5−メチレ
ン−2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボル
ネン、1,4−ヘキサジエン、メチル−1,4−ヘキサ
ジエン、7−メチル−1,6−オクタジエンなどのジエ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、
酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸ブ
チル、メタクリル酸メチル、無水マレイン酸などのビニ
ルなどの1種または2種以上が挙げられる。これらのう
ちエチレン、ブテン−1が安価という点で好ましい。
【0014】前記原料ポリプロピレン系樹脂の分子量
(重量平均分子量)は容易に入手可能である点から5万
〜200万の範囲内にあることが好ましい。なお、原料
ポリプロピレン系樹脂の形状、大きさに制限はなく、粒
子状でもペレット状でもよい。さらに、前記原料ポリプ
ロピレン系樹脂には必要に応じて、酸化防止剤、金属不
活性剤、燐系加工安定剤、紫外線吸収剤、紫外線安定
剤、蛍光増白剤、金属石鹸などの安定剤または架橋剤、
連鎖移動剤、核剤、滑剤、可塑剤、充填剤、強化剤、顔
料、染料、難燃剤、帯電防止剤などの添加剤を本発明に
効果を阻害しない範囲において添加してもよい。
【0015】イソプレンの添加量としては、原料ポリプ
ロピレン系樹脂100重量部に対して、0.1〜100
重量部、とくに0.1〜50重量部が好ましい。イソプ
レンの量が0.1未満の場合、ポリプロピレン系樹脂の
発泡性改善効果が十分に得られず、100重量部を越え
る場合には、ポリプロピレン系樹脂の優れた化学的性
質、物理的性質、機械的性質などを損なうこととなり、
また多量のラジカル重合開始剤が必要となるためにコス
ト的に不利になる傾向がある。さらにイソプレンと共重
合可能なビニルモノマーをイソプレンとの合計比50重
量%以下、好ましくは30重量%以下、更に好ましくは
10重量%以下併用してもよい。ビニルモノマーとして
は、たとえばスチレン;α−メチルスチレンまたはβ−
メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレンなどのメチルスチレン、o−
クロロスチレン、またはm−クロロスチレン、p−クロ
ロスチレンなどのクロロスチレン;o−ブロモスチレン
またはm−ブロモスチレン、p−ブロモスチレンなどの
ブロモスチレン、o−フルオロスチレンまたはm−フル
オロスチレン、p−フルオロスチレンなどのフルオロス
チレン、o−ニトロスチレンまたはm−ニトロスチレ
ン、p−ニトロスチレンなどのニトロスチレン;o−ヒ
ドロキシスチレンまたはm−ヒドロキシスチレン、p−
ヒドロキシスチレンなどのヒドロキシスチレン;o−ジ
ビニルベンゼンまたはm−ジビニルベンゼン、p−ジビ
ニルベンゼンなどのジビニルベンゼンなどの1種または
2種以上が挙げられる。
【0016】本発明におけるラジカル発生剤としては、
一般に過酸化物、アゾ化合物などが挙げられ、とくにケ
トンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパ
ーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパ
ーオキサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシ
エステルなどの有機過酸化物が好適に用いられる。前記
有機過酸化物として、たとえば1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキ
サン、n−ブチル4,4−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)バレレート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ブタンなどのパーオキシケタール、ジクミルパーオ
キサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキサン、α,α’−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン、t−ブチルク
ミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3などのジアルキルパーオキサイド、ベ
ンゾイルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシオクテート、t−ブチルパー
オキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシラウレー
ト、t−ブチルパーオキシ3,5,5−トリメチルヘキ
サノエート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボ
ネート、2,5−ジメチル−2,5ジ(ベンゾイルパー
オキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、
t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−t−ブチルパ
ーオキシイソフタレートなどのパーオキシエステル、な
どの1種または2種以上が挙げられる。
【0017】ラジカル発生剤の添加量としては、ポリプ
ロピレン系樹脂100重量部に対して、0.01〜10
重量部、とくに0.1〜5.0重量部が、ポリプロピレ
ン系樹脂の過度の溶融粘度の低下を抑え、かつ経済的で
あるという点で好ましい。ポリプロピレン系樹脂、イソ
プレン、ラジカル発生剤からなる配合物を反応させる方
法及び装置には何ら制限を受けないが、ロール、コニー
ダ、バンバリーミキサー、ブラベンダー、単軸押出機、
二軸押出機などの混練機、二軸表面更新機、二軸多円板
装置などの横型攪拌機、ダブルヘリカルリボン攪拌機な
どの縦型攪拌機などにより溶融混練させつつ反応させる
方法が好適に用いられ、更に、これらのうち、とくに押
出機により連続的に溶融混練して反応させる方法が生産
性の点から最も好ましい。
【0018】ポリプロピレン系樹脂、イソプレン、ラジ
カル重合開始剤を、混合、混練(攪拌)する順序、方法
にはとくに制限はない。ポリプロピレン系樹脂と、イソ
プレン、ラジカル重合開始剤とを混合したのち溶融混練
(攪拌)してもよいし、ポリプロピレン系樹脂を溶融混
練(攪拌)したのち、イソプレン単量体あるいはラジカ
ル重合開始剤を同時にあるいは別々に、一括してあるい
は分割して混合してもよい。
【0019】混練時の温度は130〜400℃が、ポリ
プロピレン系樹脂が溶融し、かつ熱分解しないという点
で好ましい。またその時間は一般に1〜60分である。
本発明に用いられる発泡剤は、有機揮発性化合物である
物理発泡剤である。前記揮発型発泡剤として、たとえば
プロパンまたはブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン
などの脂肪族炭化水素類;シクロブタン、シクロペンタ
ン、シクロヘキサンなどの脂環式炭化水素類;クロロジ
フルオロメタン、ジフルオロメタン、トリフルオロメタ
ン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメ
タン、クロロメタン、ジクロロメタン、クロロエタン、
ジクロロトリフルオロエタン、ジクロロフルオロエタ
ン、クロロジフルオロエタン、ジクロロペンタフルオロ
エタン、テトラフルオロエタン、ジフルオロエタン、ペ
ンタフルオロエタン、トリフルオロエタン、トリクロロ
トリフルオロエタン、ジクロロテトラフルオロエタン、
クロロペンタフルオロエタン、パーフルオロシクロブタ
ンなどのハロゲン化炭化水素類などがあげられ、これら
は単独でまたは2種以上を混合して用いることができ
る。
【0020】前記発泡剤の使用量は、発泡剤の種類およ
び目標発泡倍率によって選択されるが、一般に樹脂10
0重量部に対して0.5〜50重量部が好ましい。前記
有機分解性発泡造核剤としては300℃以下、好ましく
は250℃以下、更に好ましくは200℃以下の加熱に
より化学的に分解し、二酸化炭素・窒素・酸素の気体を
発生する有機分解型化合物のことであり、たとえばN,
N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミンやN,N’
−ジメチル−N,N’−ジニトロソテレフタルアミドな
どのニトロソ系化合物;アゾジカルボンアミドやアゾジ
カルボン酸バリウムなどのアゾ系化合物;p,p’−オ
キシビスベンゼンスルホニルヒドラジドやp−トルエン
スルホニルセミカルバジドなどのスルホヒドラジド系化
合物;あるいは重曹−クエン酸等が挙げられる。これら
を用いた際には、押出機の内部あるいは矩形開口形状を
有する金型内部で発泡が発生して、発泡状態が悪化し、
さらに金型から押し出された後の発泡セルの有効な成長
が阻害され、発泡体の厚み方向ではなく押出方向のみに
発泡が促進されて、大きな断面積を有し肉厚の発泡体を
得るのが困難となる。
【0021】前記気泡調整剤としては300℃、好まし
くは250℃、更に好ましくは200℃の加熱により化
学的に分解せず、二酸化炭素・窒素・酸素の気体を発生
しない粒径0.1〜100ミクロンの無機粉体のことで
あり、たとえばタルク、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム、シリカ等が挙げられる。これら気泡調整剤を用い
た際には、発泡体の状態を悪化させる押出機の内部ある
いは矩形開口形状を有する金型内部で発泡が生じにく
く、さらに発泡体が良好な緩衝特性を有するのに充分な
気泡径に調整することが可能となり、加えて、金型から
押し出された後の発泡セルが良好に成長して大きな断面
積を有する肉厚の発泡体を得ることが可能となる。ま
た、前記気泡調整剤である無機粉体の粒径が0.1ミク
ロン以下である場合、さらに粒径が100ミクロン以上
の場合にはセルの破泡が生じ、高発泡倍率・高独立気泡
率・大きな断面積の発泡体を得る上で好ましくない。
【0022】また、本発明ではステアリン酸ナトリウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カリウム等の滑剤、また、二塩基性ス
テアリン酸鉛、オクチル錫マレエート、エポキシ化大豆
油、ヒンダードフェノール系抗酸化剤などの安定剤を本
発明の効果を損なわない範囲で添加物として改質ポリプ
ロピレン系樹脂に対して適宜配合することができる。さ
らに前記気泡調整剤、滑剤、安定剤などの添加物は、そ
れぞれ単独でまたは2種以上混合して用いてもよい。
【0023】前記気泡調整剤、滑剤、安定剤の添加物を
改質ポリプロピレン系樹脂に配合させる際にはそれらの
分散性を向上させるために、例えば改質ポリプロピレン
系樹脂にブレンドオイルを添加し攪拌した後に、前記気
泡調整剤、滑剤、安定剤などの添加物を配合して攪拌分
散させることが可能である。 <発泡体の倍率>ASTM D2856に基づいて一辺
2.5cmの直方体にに発泡体を切削し、その重量から
発泡体の密度を算出し、改質ポリプロピレン系樹脂の密
度から発泡倍率を算出した <発泡体の独立気泡率>東芝ベックマン(株)製エアーピ
クノメータを用い、ASTM D2856に準じて測定
した。 <発泡体(板状発泡体)の断面積>押し出される発泡体
の方向と垂直方向に発泡体を切断し、その断面の面積を
測定した。
【0024】
【実施例1】ポリプロピレン系樹脂としてエチレン−プ
ロピレンランダムコポリマー(三井石油化学製ランダム
PPハイポールB230;エチレン含量3重量%)1
00重量部と、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.5重量部
と、安定剤(日本チバガイギー(株)製、イルガノック
スB225)0.2重量部をリボンブレンダーで攪拌混
合した配合物を、計量フィーダで(株)日本製鋼所製2
軸押出機(TEX44XCT−38)に供給し、液添ポ
ンプを用いて押出機途中からイソプレンを2.5重量部
供給し、前記2軸押出機中で溶融混練し、溶融押出する
事により、改質ポリプロピレン樹脂のペレットを得た。
【0025】この改質ポリプロピレン樹脂をオンレータ
が併設されたタンデム型押出機(第一段押出機(シリン
ダー径65mmφ)、第二段押出機(シリンダー径90
mmφ)、オンレータ(混練・冷却装置 シリンダー径1
50mm)が継続管により連結された発泡押出装置)に
供給し、第一段押出機にて、230℃で溶融した後、発
泡剤としてイソブタンガスを溶融樹脂に対して15重量
部圧入して混練し、これを第二段押出機内で樹脂温度が
140℃になるように冷却し、さらにオンレータに導入
し140℃で混練を行い、スリット幅60mm、スリッ
ト厚3mmの矩形ダイスより押し出して、板状の発泡体
をえた。
【0026】得られた板状の発泡体は発泡倍率、独立気
泡率、発泡体断面積を測定したところ、それぞれ37
倍、73%、55cm2となり、金型開口面積の30.
6倍の断面積をもつ発泡体が得られた。
【0027】
【実施例2】ポリプロピレン系樹脂としてエチレン−プ
ロピレンランダムコポリマー(三井石油化学製ランダム
PP ハイポールB230)100重量部と、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン0.5重量部と、安定剤(日本チバガ
イギー(株)製、イルガノックスB225)0.2重量
部をリボンブレンダーで攪拌混合した配合物を、計量フ
ィーダで(株)日本製鋼所製2軸押出機(TEX44XC
T−38)に供給し、液添ポンプを用いて押出機途中か
らイソプレンを2.5重量部供給し、前記2軸押出機中
で溶融混練し、溶融押出する事により、改質ポリプロピ
レン樹脂のペレットを得た。
【0028】得られた改質ポリプロピレン樹脂100重
量部とブレンドオイル(越谷化成工業(株)製スーパー
イーズ0.05重量部、タルク0.01重量部(日本タ
ルク(株)ミクロエースK−1 平均粒径3.2ミクロ
ン)を添加してリボンブレンダーで混合した。この混合
物をオンレータが併設されたタンデム型押出機(第一段
押出機(シリンダー径65mmφ)、第二段押出機(シ
リンダー径90mmφ)、オンレータ(混練・冷却装置
シリンダー径150mm)が継続管により連結された発
泡押出装置)に供給し、第一段押出機にて、230℃で
溶融した後、発泡剤としてイソブタンガスを溶融樹脂に
対して15重量部圧入して混練し、これを第二段押出機
内で樹脂温度が140℃になるように冷却し、さらにオ
ンレータに導入し140℃で混練を行い、スリット幅6
0mm、スリット厚3mmの矩形ダイスより押し出し
て、板状の発泡体をえた。
【0029】得られた板状の発泡体は発泡倍率、独立気
泡率、発泡体断面積を測定したところ、それぞれ35
倍、61%、45cm2となり、金型開口面積の25倍
の断面積をもつ発泡体が得られた。
【0030】
【比較例1】ポリプロピレン系樹脂としてエチレン−プ
ロピレンランダムコポリマー(三井石油化学製ランダム
PP ハイポールB230)100重量部と、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン0.5重量部と、安定剤(日本チバガ
イギー(株)製、イルガノックスB225)0.2重量
部をリボンブレンダーで攪拌混合した配合物を、計量フ
ィーダで(株)日本製鋼所製2軸押出機(TEX44XC
T−38)に供給し、液添ポンプを用いて押出機途中か
らイソプレンを2.5重量部供給し、前記2軸押出機中
で溶融混練し、溶融押出する事により、改質ポリプロピ
レン樹脂のペレットを得た。
【0031】得られた改質ポリプロピレン樹脂100重
量部とブレンドオイル(越谷化成工業(株)製スーパー
イーズ0.05重量部、重曹−クエン酸0.1重量部
(永和化成(株)セルボンSC−K)を添加してリボン
ブレンダーで混合した。この混合物をオンレータが併設
されたタンデム型押出機(第一段押出機(シリンダー径
65mmφ)、第二段押出機(シリンダー径90mm
φ)、オンレータ(混練・冷却装置 シリンダー径150
mm)が継続管により連結された発泡押出装置)に供給
し、第一段押出機にて、230℃で溶融した後、発泡剤
としてイソブタンガスを溶融樹脂に対して15重量部圧
入して混練し、これを第二段押出機内で樹脂温度が14
0℃になるように冷却し、さらにオンレータに導入し1
40℃で混練を行い、スリット幅60mm、スリット厚
3mmの矩形ダイスより押し出して、板状の発泡体をえ
た。
【0032】得られた板状の発泡体は発泡倍率、独立気
泡率、発泡体断面積を測定したところ、それぞれ18
倍、26%、16cm2となり、発泡体断面積は金型開
口面積の9倍に過ぎなかった。
【0033】
【比較例2】ポリプロピレン系樹脂としてエチレン−プ
ロピレンランダムコポリマー(三井石油化学製ランダム
PP ハイポールB230)100重量部と、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン0.5重量部と、安定剤(日本チバガ
イギー(株)製、イルガノックスB225)0.2重量
部をリボンブレンダーで攪拌混合した配合物を、計量フ
ィーダで(株)日本製鋼所製2軸押出機(TEX44XC
T−38)に供給し、液添ポンプを用いて押出機途中か
らイソプレンを2.5重量部供給し、前記2軸押出機中
で溶融混練し、溶融押出する事により、改質ポリプロピ
レン樹脂のペレットを得た。
【0034】得られた改質ポリプロピレン樹脂100重
量部とブレンドオイル(越谷化成工業(株)製スーパー
イーズ0.05重量部、タルク30重量部(日本タルク
(株)ミクロエースK−1 平均粒径3.2ミクロ
ン)を添加してリボンブレンダーで混合した。この混合
物をオンレータが併設されたタンデム型押出機(第一段
押出機(シリンダー径65mmφ)、第二段押出機(シ
リンダー径90mmφ)、オンレータ(混練・冷却装置
シリンダー径150mm)が継続管により連結された発
泡押出装置)に供給し、第一段押出機にて、230℃で
溶融した後、発泡剤としてイソブタンガスを溶融樹脂に
対して15重量部圧入して混練し、これを第二段押出機
内で樹脂温度が140℃になるように冷却し、さらにオ
ンレータに導入し140℃で混練を行い、スリット幅6
0mm、スリット厚3mmの矩形ダイスより押し出し
て、板状の発泡体をえた。
【0035】得られた板状の発泡体は発泡倍率、独立気
泡率、発泡体断面積を測定したところ、それぞれ23
倍、24%、25cm2となり、発泡体断面積は金型開
口面積の14倍に過ぎなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂にイソプレン、ラ
    ジカル重合開始剤とを添加して溶融変性し、溶融張力を
    付与した改質ポリプロピレン系樹脂に対して、加熱によ
    り化学的に分解し二酸化炭素、窒素又は酸素を発生する
    有機分解性発泡造核剤を添加せず、該改質ポリプロピレ
    ン樹脂を押出機内で溶融し、有機揮発性化合物である物
    理発泡剤を圧入して混練・溶解し、その後、矩形開口形
    状を有する金型より押し出して、金型開口面積の20倍
    以上の断面積を有し、発泡倍率30倍以上、独立気泡率
    60%以上の矩形状発泡体を得る発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレン系樹脂にイソプレン、ラ
    ジカル重合開始剤とを添加して溶融変性し、溶融張力を
    付与した改質ポリプロピレン系樹脂に対して、加熱によ
    り化学的に分解し二酸化炭素、窒素又は酸素を発生する
    有機分解性発泡造核剤を添加せず、粒径0.1〜100
    ミクロンの無機粉体を気泡調整剤として0.001〜1
    0重量部添加して、該改質ポリプロピレン系樹脂を押出
    機内で溶融し、有機揮発性化合物である物理発泡剤を圧
    入して混練・溶解し、その後、矩形開口形状を有する金
    型より押し出して、金型開口面積の20倍以上の断面積
    を有し、発泡倍率30倍以上、独立気泡率60%以上の
    矩形状発泡体を得る発泡体の製造方法。
JP9301368A 1997-11-04 1997-11-04 熱可塑性樹脂発泡体製造方法 Pending JPH11140215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9301368A JPH11140215A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 熱可塑性樹脂発泡体製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9301368A JPH11140215A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 熱可塑性樹脂発泡体製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11140215A true JPH11140215A (ja) 1999-05-25

Family

ID=17896032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9301368A Pending JPH11140215A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 熱可塑性樹脂発泡体製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11140215A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6077878A (en) Foam made from modified polypropylene resin and process for the production thereof
JP4011962B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂押出発泡シートの製造方法、製造された押出発泡シートおよび該発泡シートからなる成形体
JP2004330464A (ja) ポリプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法、発泡シートおよびその成形体
US5902858A (en) Modified polypropylene resin, foam made thereof and processes for the preparation of them
JPH09302131A (ja) 変性ポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡粒子およびその製法
KR20010033980A (ko) 개질 폴리프로필렌계 수지 및 폴리스티렌계 수지의혼합수지 압출발포 보드
JPH11140215A (ja) 熱可塑性樹脂発泡体製造方法
JP3563518B2 (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂からなる発泡体およびその製法
JP3662728B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物および押出発泡体
JP2001055463A (ja) ポリプロピレン系樹脂押出発泡シート
JPH10316789A (ja) ポリプロピレン系樹脂押出発泡体
JPH09309966A (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡体
JPH10306171A (ja) 熱可塑性樹脂発泡体
JP3561078B2 (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡体およびその製法
JP2001187824A (ja) ポリプロピレン系樹脂およびポリスチレン系樹脂の混合樹脂押出発泡ボード
JPH09124818A (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂からなる発泡体およびその製法
JPH10195219A (ja) ポリプロピレン系樹脂押出発泡体
JPH09316225A (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡体の製法
JP3545562B2 (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡体およびその製法
JPH10147657A (ja) ポリプロピレン系樹脂発泡体
JPH09316223A (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂組成物からなる板状発泡体
JPH10298337A (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂発泡体の製造方法
JPH09302127A (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂組成物からなる発泡体の製法
JPH1077357A (ja) 改質ポリプロピレン系樹脂発泡体およびその製造方法
JPH1135724A (ja) ポリプロピレン系樹脂発泡体