JPH1114045A - 送風量制御装置の動作判定方法および給湯装置 - Google Patents

送風量制御装置の動作判定方法および給湯装置

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JPH1114045A
JPH1114045A JP18437597A JP18437597A JPH1114045A JP H1114045 A JPH1114045 A JP H1114045A JP 18437597 A JP18437597 A JP 18437597A JP 18437597 A JP18437597 A JP 18437597A JP H1114045 A JPH1114045 A JP H1114045A
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exhaust
combustion
hot water
water supply
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JP18437597A
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English (en)
Inventor
Hiroki Obara
浩樹 小原
Masamitsu Ishizuno
正光 石角
Hidenori Okamoto
英典 岡本
Yasuhiko Sato
康彦 佐藤
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼装置の送風量制御装置が正常に機能して
いるかどうかを施工現場でも容易に確認可能な送風量制
御装置の動作判定方法および当該方法を実現した給湯装
置を提供する。 【解決手段】 燃焼装置に対する燃焼用空気の送風量を
制御する送風量制御装置において、燃焼装置を燃焼状態
とさせつつ、送風用ファンのファンモータの回転数を強
制的に変化させて、その変化後の回転数における燃焼排
気中に含まれる排気CO値を検出し、この検出された排
気CO値と前記変化後の回転数に応じて予め設定された
基準CO値とを比較して、検出された排気CO値が予め
設定された基準CO値の許容範囲内にあれば送風量制御
動作を正常と判定し、前記基準CO値と異なれば送風量
制御動作を異常と判定することを特徴とする。また、こ
の送風量制御動作の判定は、たとえば大小二回回転数を
変えるなどして行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送風量制御装置の動
作判定方法および給湯装置に関し、より詳細には、燃焼
装置の送風量制御装置が正常に機能しているか否かを容
易に判定可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス給湯器などの燃焼装置におけ
るバーナへの燃焼用空気の供給は、当該バーナに供給さ
れるガスなどの燃料の供給量とファンモータの回転数と
を予め関連付けておき、当該燃料供給量に応じてファン
モータの回転数を上下させることにより制御されてい
た。
【0003】しかしながら、送風用ファンの回転によっ
て燃焼装置に供給される送風量は、燃焼用空気が通過す
る送風流路の形状や経年変化さらには周囲の風による影
響など様々な要因によって当該送風流路内の空気抵抗
(流路抵抗)が変化するため、実際に送風流路を流れる
送風量(以下、「実送風量」と称する)はファンモータ
の回転数と一致しない。そのため、近時、この種の燃焼
装置においては、燃焼量に応じた送風量を確保するため
に、実送風量の変化に応じてファンモータの回転数を制
御する送風量制御装置を備えるに至った。
【0004】このような送風量制御装置として、本願出
願人は、ファンモータの回転数Nと、該ファンモータに
流れる電流(駆動電流)Iと、送風流路の流路抵抗Φの
三者間には、たとえば図4に示すような一定の相関関係
がある(図4右象限)ことに着目して、ファンモータの
回転数Nと駆動電流Iとを検出してこれらの値から流路
抵抗Φを演算し、この演算された流路抵抗Φに基づいて
燃料供給量に応じて適正な送風量が得られるようにファ
ンモータの回転数Nを変化させる送風量制御装置を提案
している。そして、この場合の流路抵抗Φの演算は、送
風量制御装置内に備えられたマイクロコンピュータの記
憶素子に記憶された演算プログラムに従って行なわれる
ように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな送風量制御装置が正常に機能しているか否かを燃焼
装置の施工現場で確認することは容易ではなく、特に、
上記のようにマイクロコンピュータを用いて演算処理が
なされる送風量制御装置では、その初期調整は全て商品
の出荷前に生産工場の内部等で専門家の手により行なわ
れるため、このような専門知識および専門技術を持たな
い燃焼装置の施工現場では、送風量制御装置が正常に機
能しているか否かを確認することは極めて困難な状況に
あった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みて提案された
もので、燃焼装置の送風量制御装置が正常に機能してい
るかどうかを施工現場でも容易に確認可能とする送風量
制御装置の動作判定方法および当該方法を実現した給湯
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、燃焼装置に対する燃焼用
空気の送風量を制御する送風量制御装置において、上記
燃焼装置を燃焼状態とさせつつ、送風用ファンのファン
モータの回転数を変化させて、その変化後の回転数にお
ける燃焼排気中に含まれる排気CO値を検出し、この検
出された排気CO値と、上記変化後の回転数に応じて予
め設定された基準CO値とを比較して、検出された排気
CO値が予め設定された基準CO値と一致する場合には
送風量制御動作を正常と判定し、上記基準CO値と異な
れば送風量制御動作を異常と判定することを特徴とす
る。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、送風量制
御装置の動作判定が、燃焼装置を燃焼させた状態でファ
ンモータの回転数を強制的に変化させて、当該変化後の
回転数における排気CO値を検出することにより行なわ
れる。すなわち、送風量制御装置が工場での初期調整に
より正常に動作していれば、燃焼装置の燃焼量を上昇さ
せてファンモータの回転数を強制的に上昇(変化)させ
ても、そこで検出される排気CO値は正常な燃焼運転時
に排出されるCO値と同じ値となるはずである。そのた
め、請求項1の発明では、この正常な燃焼運転時に排出
されるCO値を基準CO値として用いて、これと実際に
検出された排気CO値を比較することにより、送風量制
御装置が適正に動作しているか否の判定を行うものであ
る。
【0009】そして、請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の送風量制御装置の動作判定方法における上記
排気CO値と基準CO値との比較に際し、基準CO値に
一定の許容範囲を設けておき、検出された排気CO値が
この許容範囲内にあるか否かによって送風量制御動作の
異常の有無を判定することを特徴とする。
【0010】すなわち、送風量制御装置が正常に動作し
ていると、上述したように、理論上は検出される排気C
O値と基準CO値は一致することになるが、実際にはC
Oセンサのばらつきや燃焼状態のばらつき等の種々の原
因によって検出される排気CO値の値もわずかに変動す
る。そのため、請求項2の発明では、この変動分をあら
かじめ許容範囲として基準CO値自体に一定の幅を持た
せることにより、このような排気CO値のわずかな変動
による誤判定の防止を図っている。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の送風量制御装置の動作判定方法
において、上記ファンモータの回転数の変化を、少なく
とも二回以上行わせ、そこで検出された各回転数におけ
る排気CO値の全てが基準CO値と一致する場合には送
風量制御動作を正常と判定し、いずれか一回でも基準C
O値と異なる場合には異常と判定することを特徴とす
る。したがって、この請求項3の発明によれば、上述し
た送風量制御装置の動作判定が二回以上繰り返されるこ
とになるため、請求項1または請求項2の場合に比べ、
誤判定を少なくすることが可能となる。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
からは請求項3に記載の送風量制御装置の動作判定方法
において、上記変化後の回転数における排気CO値の検
出に際し、検出される排気CO値が安定するのを待って
排気CO値の検出を行うことを特徴とする。すなわち、
請求項4の発明は、ファンモータの回転数を強制的に変
化させた直後の排気CO値は、たとえ送風量制御装置が
正常に動作していても、その結果が正常な排気CO値と
して現れるのには時間的にずれがあることに鑑みたもの
であって、検出された排気CO値が安定するのを待つこ
とにより、このような時間的なずれによる誤検出を防止
するものである。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、上記請求
項1ないし請求項4に記載の方法を給湯装置に適用した
ものであって、少なくともバーナと、バーナによって加
熱される熱交換器と、この熱交換器に接続される入水管
と出湯管と、上記バーナに燃焼用空気を送出するための
ファンモータと、設定された給湯温度に向けて上記給湯
装置の各部を制御する給湯制御部と、上記ファンモータ
の駆動電流を検出し、この駆動電流と上記ファンモータ
の回転数とから送風流路の流路抵抗を求め、上記給湯制
御部からの燃焼運転指令信号と上記流路抵抗とに基づい
て上記ファンモータの回転数を制御する送風量制御部と
を有する給湯装置において、上記バーナからの燃焼排気
に含まれる一酸化炭素量を検出するCOセンサを備える
とともに、上記バーナを燃焼状態としつつ、ファンモー
タの回転数を少なくとも二回以上変化させてそれぞれの
回転数における排気CO値を検出し、上記各回転数にお
ける排気CO値と予め各回転数に対応して記憶された基
準CO値とを比較して送風量制御動作が正常か否かを判
定する送風動作判定手段を備えることを特徴とするし、
また、請求項6に記載の発明は、上記送風動作判定手段
において送風量制御動作が異常と判定された場合に、当
該送風動作の異常を外部に知らせる報知手段を備えたこ
とを特徴とする。なお、この請求項5および請求項6に
記載の発明は、送風量制御部として特に上述した本願出
願人の提案に係る送風量制御装置を備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る送風量制御装
置の動作判定方法および給湯装置の一実施形態を図面に
基づいて具体的に説明する。
【0015】図1は、本発明に係る送風量制御装置の動
作判定方法を給湯装置に適用した場合の概略全体構成図
であり、この給湯装置1は図示されるように、バーナ2
と、バーナ2によって加熱される熱交換器3と、この熱
交換器3に接続される入水管4と出湯管5と、設定され
た給湯温度に向けて給湯装置1の各部を制御する給湯制
御部6と、上記バーナ2に燃焼用空気を送出するための
シロッコファン(送風用ファン)7およびそのファンモ
ータ8と、該ファンモータ8の回転数を制御することに
よりバーナ2での燃焼に必要とされる適切な送風量を供
給する送風量制御部(送風量制御装置)9と、上記バー
ナ2からの燃焼排気に含まれる一酸化炭素量を検出する
COセンサ10と、上記送風量制御部9の送風量制御動
作の異常判定を行なう送風動作判定手段11とを主要部
として備えている。なお、給湯制御部6、送風量制御部
9および送風動作判定手段11の一部はいずれもマイク
ロコンピュータにより実現されている。
【0016】また、図において12は上記バーナ2にガ
スや石油等の燃料を供給する燃料供給管を示しており、
この燃料供給管12には燃料供給弁13が設けられると
ともに、上記給水管4には給水弁14が設けられてい
る。これら燃料供給弁13および給水弁14はともに比
例弁で構成され、上記給湯制御部6により制御可能とさ
れている。また、15は給湯装置1のケーシングを示し
ており、このケーシング15の下部には上記バーナ2が
配置される燃焼室Aに連通して上記シロッコファン7を
備えたファンケース16が接続されるとともに、該ケー
シング15の上部には外部に開放された排気筒17が設
けられている。また、18は給湯装置1のリモートコン
トローラを示しており、このリモートコントローラ18
により給湯温度の設定等、給湯装置1に対する各種の遠
隔操作が可能とされている。
【0017】そして、このリモートコントローラ18を
操作することにより給湯装置1に対する運転開始が指令
されると、給湯制御部6は、リモートコントローラ18
で設定された給湯設定温度に応じて給湯制御を開始す
る。具体的には、上記送風量制御部9に対して上記バー
ナ2での燃焼量に応じた送風量制御に必要な情報を燃焼
運転指令信号として送出するとともに、上記燃料供給弁
13および給水弁14を開弁させ、バーナ2を点火し
て、給湯装置1の燃焼運転を開始させる。一方、上記燃
焼運転指令信号を受信した送風量制御部9では、一旦、
ファンモータ8を初期回転数で回転させた後、バーナ2
の燃焼運転開始に伴って上記燃焼運転指令信号に基づ
き、後述するようにファンモータ8の回転数の制御を開
始する。
【0018】なお、このようにして燃焼運転が開始され
た後は、給湯制御部6は上記リモートコントローラ18
で適宜設定変更される給湯設定温度に対して、出湯管5
に設けられた図外の水量センサ等からの各種情報等を加
味しつつ上記燃料供給弁13の開弁を調節し、給湯設定
温度での給湯を維持するように給湯制御を行う。また、
その情報は適宜燃焼運転指令信号として送風量制御部9
に対して送出される。
【0019】一方、送風量制御部9では、燃焼運転指令
信号によって指令された燃焼量に応じてファンモータ8
の回転数を決定するとともに、この燃焼量に応じて決定
されたファンモータ8の回転数を送風流路の流路抵抗に
基づいて適宜補正して、送風流路内に常にバーナ2の燃
焼量に応じた適正な送風量が得られるように送風流路内
の送風量を制御する。すなわち、上述したように、送風
用ファン7によって実際に燃焼室Aに供給される実送風
量は流路抵抗の変化に伴って変動するので、送風量制御
部9ではこの流路抵抗による実送風量の変動分を補正し
ている。
【0020】具体的には、ファンモータ8の回転数N
と、該ファンモータ8の駆動電流Iと、送風流路の流路
抵抗Φの三者間には、図4の右象限に示すような一定の
相関関係が認められることから、この送風量制御部9で
はファンモータ8の回転数Nと駆動電流Iとを検出して
これらの値から流路抵抗Φを演算し、この演算された流
路抵抗Φに基づいてバーナ2の燃焼量に応じた送風量Q
を得るのに必要な回転数Nを図4の左象限の関係に基づ
いて演算して、実際のファンモータ8の回転数を補正し
ている。
【0021】たとえば、検出された実際のファンモータ
8の回転数がN1 で駆動電流がI0とすると流路抵抗は
Φ1 となる。そして、バーナ2の燃焼量に応じた送風用
ファン7での目標送風量をQ2 とすると、ファンモータ
8で必要となる回転数はN2であると判断されることか
ら、送風量制御部9では(N2 −N1 )分だけファンモ
ータ8の回転数を上昇するようにファンモータ8の回転
数の補正を行う。
【0022】なお、この送風量制御部9は、上述したよ
うにその一部がマイクロコンピュータで構成されるた
め、これらの演算は全てマイクロコンピュータの記憶素
子に記憶された演算プログラムにしたがって実現され
る。また、この他、送風量制御部9には図示しないが、
ファンモータ8の回転数を検出する回転数検出手段やフ
ァンモータ8の駆動電流を検出する電流検出手段など上
記演算処理を行なうに必要な各種の検出手段、およびそ
の演算結果に基づいてファンモータ8に駆動電力を供給
するモータ駆動ICを備えている。
【0023】しかして、本発明はこのように構成された
給湯装置1の送風量制御部9が正常に動作しているか否
かを施工現場等でも簡単に確認可能とするためのもので
あって、そのために、上記COセンサ10および送風動
作判定手段11を備えている。
【0024】COセンサ10は、上述したように、上記
バーナ2からの燃焼排気に含まれる一酸化炭素量を検出
するものであって、バーナ2からの燃焼排気の排気流路
内に設けられている。具体的には、図1に示すように、
給湯装置1の排気筒17内に設けられ、このCOセンサ
10からの検出信号が送風動作判定手段11に送出され
る。
【0025】一方、送風動作判定手段11は、送風量制
御部9の送風量制御動作の異常判定を行なうものであっ
て、具体的には、上記バーナ2を燃焼状態としつつ、フ
ァンモータ8の回転数を少なくとも一回以上(本実施形
態では2回とする)変化させる回転数設定手段(図示せ
ず)を備えており、この回転数設定手段によって設定さ
れる回転数における排気CO値を上記COセンサ10で
検出して、この排気CO値と、あらかじめこの回転数設
定手段に設定された回転数に応じて決められた基準CO
値とを比較して、両CO値が一致するか否かを判定する
ものである。
【0026】より具体的には、たとえば、上記回転数設
定手段で設定される回転数が図2に示すように、大小二
つの回転数とされる場合、あらかじめこの大小二つの回
転数で正常な燃焼運転を行わせた際の排気CO値を基準
CO値(x,y)としてマイクロコンピュータの記憶素
子に記憶させておき、上記回転数設定手段を動作させて
給湯制御部6からこの大小二つの回転数に対応した燃焼
運転指令信号を順次送風量制御部9に出力させ、それぞ
れの回転数における実際に検出された排気CO値が上記
基準CO値に対して許容範囲に入っているか否かを判断
するものである。つまり、ファンモータ8の回転数を大
とした場合の基準CO値は図2のxで示される値とする
と、このときに検出された排気CO値が基準CO値x±
αの範囲内に入っていれば送風量制御部9は正常に動作
していると判断し、また許容範囲内に入っていなければ
送風量制御部9が正常に動作していないと判断するもの
である。
【0027】これは、上記回転数設定手段によってファ
ンモータ8の回転数を燃焼運転開始時の初期回転数とは
異なる回転数となるように強制的に変化させた状態で検
出される排気CO値は、送風量制御部9が正常に動作し
ていれば基準CO値に近い値となるはずであることか
ら、両CO値を比較することによって送風量制御部9の
送風量制御動作が正常に機能しているか否かの判定を行
うものである。なお、その際、基準CO値に許容範囲を
設けるのは、実際に検出される排気CO値は上述したよ
うな種々の理由から若干のずれがあるため、そのずれを
あからじめ考慮したものである。また、本実施形態が、
回転数設定手段においてファンモータ8の回転数を大小
二つに変更させるは、排気CO値の検出回数を増やすこ
とによってより正確な判定を行なわせるためである。し
たがって、回転数設定手段で設定される回転数は、上記
大小二つの回転数に限られず、初期回転数と異なる回転
数であれば特に限定されるものではなく、また、排気C
O値の検出回数も少なくとも一回以上(好ましくは二回
以上)であれば適宜設定変更可能である。さらに、上記
基準CO値の許容範囲も適宜設定変更可能であることは
もちろんである。
【0028】そして、このような送風動作判定手段11
による送風量制御部9の動作判定は、図示こそしない
が、制御動作の判定の開始を指令するための「判定開始
スイッチ」を給湯装置1の操作パネル(具体的には、給
湯装置1を施工する際に設置業者等が操作し易い位置)
等に設けておき、この判定開始スイッチの操作によって
開始されるように構成することが好ましく、また、送風
動作判定手段11での判定結果を知らせるための報知手
段(たとえば、ブザーによる警報音の発音や、LED表
示等により目視確認可能とする等)を給湯装置1の本体
またはリモートコントローラ18に設けておくことが好
ましい。
【0029】しかして、このように構成された給湯装置
1における送風量制御部9の動作判定手順について、図
3のフローチャートを基に説明する。
【0030】(1) まず、給湯装置1に設けられた上記判
定開始スイッチを投入する(図3ステップS1)。
【0031】(2) これにより、送風量判定手段11は、
給湯制御部6に対して予め設定されたファンモータ8の
回転数を「大」とする旨の指令を発し、これに応じて給
湯制御部6が当該ファンモータ8の回転数「大」に対応
する燃焼量での燃焼運転の開始を送風量制御部9を含む
給湯装置1の各部に対して指令する(図3ステップS
2)。これにより、送風量制御部9は、給湯制御部6か
らの燃焼運転指令信号に基づいて初期回転数から上述し
た流路抵抗も考慮にいれた送風量制御を開始する。
【0032】(3) このようにして燃焼運転が開始される
と、送風量判定手段11は上記COセンサ10からの検
出信号の監視を開始して、排気CO値が安定したか否か
を判別する(図3ステップS3)。ここでの排気CO値
が安定した否かの判断は、好ましくは、たとえば、CO
センサ10からの検出信号を一定のタイミングでサンプ
リングしつつ、前回の検出値と今回の検出値とを比較し
て、両検出値の差が所定の値以下になったか否かによっ
て判定される。そして、この両検出値の差が所定値以下
になった場合には排気CO値が安定したと判断して続く
図3ステップS4に進み、また、この差が所定値以下に
ならない場合には再び図3ステップS3での監視を続行
する。
【0033】(4) そして、排気CO値が安定すると、図
3ステップS4に進んで、この検出された排気CO値
と、上記ファンモータ8の回転数が「大」の時の基準C
O値xとを比較して、排気CO値の値がその許容範囲で
あるx±αの範囲内か否かを判断する(図3ステップS
4)。
【0034】(5) そして、上記図3ステップS4での判
定結果が許容範囲内であると判断された場合は、続く図
3ステップS5に進み、今度は、給湯制御部6に対して
ファンモータ8の回転数を予め設定された「小」とする
旨の指令を発し、これに応じて給湯制御部6が当該ファ
ンモータ8の回転数「小」に対応する燃焼量での燃焼運
転の開始を給湯装置1の各部に対して指令する(図3ス
テップS5)。これにより、送風量制御部9は、上記図
3ステップS2の場合と同様に、給湯制御部6からの燃
焼運転指令信号に基づいて送風量制御を開始する。
【0035】(6) このようにしてバーナ2での燃焼量を
変えて燃焼運転が開始されると、上記図3ステップS3
と同様に排気CO値が安定したか否かが判別され(図3
ステップS6)、排気CO値が安定したと判断される
と、続く図3ステップS7に進み、また、安定していな
い場合には再び図3ステップS6での監視を続行する。
【0036】(7) そして、再び排気CO値が安定する
と、図3ステップS7では、検出された排気CO値と、
上記ファンモータ8の回転数が「小」の時の基準CO値
yとを比較して、排気CO値がその許容範囲であるy±
βの範囲内か否かを判断する(図3ステップS7)。
【0037】(8) そして、この図3ステップS7で排気
CO値が許容範囲(y±β)の範囲内にあると判断され
た場合には、送風量制御部9の送風量制御動作は正常に
動作していると判断され、上記報知手段に対して送風量
制御動作が正常である旨の信号を送出する。該報知手段
では、たとえば「OKブザー」を鳴動させる(図3ステ
ップS8)等により、送風量制御動作が正常である旨の
報知を行なう。
【0038】(9) その一方、図3ステップS7での排気
CO値が許容範囲(y±β)の範囲外であると判断され
た場合には、送風量制御部9の送風量制御動作が異常で
あると判断され、上記報知手段に対して送風量制御動作
の異常を知らせる信号が送出される。該報知手段では、
上記同様にたとえば「NGブザー」を鳴動させる(図3
ステップS9)等の報知を行なう。なお、送風量制御動
作が異常である旨の判定は、上記図3ステップS4にお
いて排気CO値が許容範囲(x±α)の範囲外であると
判断された場合も行なわれ、この場合も報知手段を通じ
てその旨が報知される。
【0039】このように、本発明においては、送風量制
御部9の送風量制御動作の判定を、上記判定開始スイッ
チの操作一つで行なうことが可能となるため、送風量制
御部9が正常に動作しているか否かを容易に確認するこ
とが可能となる。しかも、この場合の判定結果は、報知
手段を介して報知されるため、給湯装置1の構造を熟知
しない者であっても、送風量制御部9の動作異常を容易
に知ることができる。
【0040】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
に限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可
能である。
【0041】たとえば、上記実施形態においては、送風
量制御部9での送風量制御が流路抵抗の演算に基づいて
行なわれていたが、本発明は他の方法による送風量制御
装置の場合にも適用可能である。すなわち、送風量制御
装置の送風量制御方法として上記実施形態のように流路
抵抗を基に実送風量を演算する以外に、たとえば風量セ
ンサ等を用いて直接実送風量を検出して送風量制御を行
う場合にも本発明は適用可能である。
【0042】また、上記実施形態では、送風量制御動作
の判定が図外の判定開始スイッチの操作により行なわれ
るように構成されているが、もちろんこのようなスイッ
チ操作に代えて自動化することも可能であり、また、報
知手段をLED表示等の目視可能な表示に変更したり、
またこれと併用させることも可能である。
【0043】また、上記実施形態では、送風量制御動作
の判定に際してバーナの燃焼量を変化させる構成を採用
しているが、本発明は燃焼量を一定としつつ回転数の設
定だけを変えることによっても実現可能である。なお、
その場合には、基準CO値やその許容範囲の設定等が適
宜変更されることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る送風
量制御装置の動作判定方法によれば、燃焼装置の送風量
制御装置が正常に機能しているか否かを特別な検査装置
等を用いずに施工現場等で容易かつ確実に確認すること
ができる。
【0045】しかも、本発明に係る送風量制御装置の動
作判定方法を適用した給湯装置は、送風量制御装置の動
作判定を行なう送風動作判定手段をマイクロコンピュー
タで構成でき、しかも排気CO値の検出はCOセンサに
よって行なえることから、従来の給湯装置の簡易な設計
変更により実現でき、コスト的にも安価に抑えることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る給湯装置の全体概略
構成図である。
【図2】本発明に係る送風量制御装置の動作判定方法の
説明図である。
【図3】本発明に係る給湯装置の送風動作判定手段にお
ける動作判定の手順を示すフローチャートである。
【図4】送風用ファンのファンモータの回転数、駆動電
流、流路抵抗および送風量の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 給湯装置 2 バーナ 3 熱交換器 4 入水管 5 出湯管 6 給湯制御部 7 送風用ファン 8 ファンモータ 9 送風量制御部(送風量制御装置) 10 COセンサ 11 送風動作判定手段 12 燃料供給管 17 排気筒 18 リモートコントローラ x,y 基準CO値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 康彦 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼装置に対する燃焼用空気の送風量を
    制御する送風量制御装置において、 前記燃焼装置を燃焼状態とさせつつ、送風用ファンのフ
    ァンモータの回転数を変化させて、その変化後の回転数
    における燃焼排気中に含まれる排気CO値を検出し、 この検出された排気CO値と、前記変化後の回転数に応
    じて予め設定された基準CO値とを比較して、 検出された排気CO値が予め設定された基準CO値と一
    致する場合には送風量制御動作を正常と判定し、前記基
    準CO値と異なれば送風量制御動作を異常と判定するこ
    とを特徴とする送風量制御装置の動作判定方法。
  2. 【請求項2】 前記排気CO値と基準CO値との比較に
    際し、基準CO値に一定の許容範囲を設けておき、検出
    された排気CO値がこの許容範囲内にあるか否かによっ
    て送風量制御動作の異常の有無を判定することを特徴と
    する請求項1に記載の送風量制御装置の動作判定方法。
  3. 【請求項3】 前記ファンモータの回転数の変化を、少
    なくとも二回以上行わせ、そこで検出された各回転数に
    おける排気CO値の全てが基準CO値と一致する場合に
    は送風量制御動作を正常と判定し、いずれか一回でも基
    準CO値と異なる場合には異常と判定することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の送風量制御装置の
    動作判定方法。
  4. 【請求項4】 前記変化後の回転数における排気CO値
    の検出に際し、検出される排気CO値が安定するのを待
    って排気CO値の検出を行うことを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれか一つに記載の送風量制御装置の
    動作判定方法。
  5. 【請求項5】 少なくともバーナと、バーナによって加
    熱される熱交換器と、この熱交換器に接続される入水管
    と出湯管と、前記バーナに燃焼用空気を送出するための
    ファンモータと、設定された給湯温度に向けて前記給湯
    装置の各部を制御する給湯制御部と、前記ファンモータ
    の駆動電流を検出し、この駆動電流と前記ファンモータ
    の回転数とから送風流路の流路抵抗を求め、前記給湯制
    御部からの燃焼運転指令信号と前記流路抵抗とに基づい
    て前記ファンモータの回転数を制御する送風量制御部と
    を有する給湯装置において、 前記バーナからの燃焼排気に含まれる一酸化炭素量を検
    出するCOセンサを備えるとともに、 前記バーナを燃焼状態としつつ、ファンモータの回転数
    を少なくとも二回以上変化させてそれぞれの回転数にお
    ける排気CO値を検出し、前記各回転数における排気C
    O値と予め各回転数に対応して記憶された基準CO値と
    を比較して送風量制御動作が正常か否かを判定する送風
    動作判定手段を備えることを特徴とする給湯装置。
  6. 【請求項6】 前記送風動作判定手段において送風量制
    御動作が異常と判定された場合に、当該送風量制御動作
    の異常を外部に知らせる報知手段を備えたことを特徴と
    する請求項5に記載の給湯装置。
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