JPH11143120A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JPH11143120A
JPH11143120A JP32229197A JP32229197A JPH11143120A JP H11143120 A JPH11143120 A JP H11143120A JP 32229197 A JP32229197 A JP 32229197A JP 32229197 A JP32229197 A JP 32229197A JP H11143120 A JPH11143120 A JP H11143120A
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JP
Japan
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toner
glass transition
outer shell
resin
parts
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JP32229197A
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English (en)
Inventor
Giichi Kaneko
義一 金子
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温で定着でき、しかも保存時のブロッキン
グや定着時のオフセット現象を防止し得る加熱定着性ト
ナーを提供すること。 【解決手段】 樹脂及び着色剤を主成分とする芯材とそ
の表面を被覆する外殻層により構成された二層構造を有
するトナーにおいて、外殻のガラス転移温度が50℃〜
70℃であり、芯材のガラス転移温度が75℃以上であ
る電子写真用トナーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真や静電記
録等に於ける静電荷像を現像するためのトナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気潜像を現像剤により現像して可視画
像を形成する電子写真方式は、光導電性物質からなる感
光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像を現像剤で
現像し、必要に応じて紙等にトナー粉像を転写した後、
加熱、加圧等により定着して可視像を得るものである。
ところで、複写機やプリンターの高速化や省エネルギー
化という最近の技術動向に対応して電子写真方式におい
ても、低温で定着する事が強く求められている。
【0003】上記の要求に対して、結着剤樹脂を低分子
量化したり、低軟化温度のポリエステル樹脂を用いるこ
とで定着温度を低くしようとする試みがなされている
が、これらの方法では低温定着性は向上するが、保存時
にトナー同士が融着(ブロッキング)を起こしやすくま
たトナーの一部が加熱ローラーの表面に移行し易くな
り、オフセット現象が発生してくるという欠点を生じ
る。
【0004】このような問題を解決するために特開昭5
6−158340号公報、特開昭58−202455号
公報ではトナーに使用する樹脂を低分子量の重合体成分
と高分子量の重合体成分とからなる樹脂で構成した技術
が提案されている。また特開平8−22146号公報、
特開平8−22147号公報では、架橋したポリエステ
ル樹脂を用いることで低温定着性、オフセットの防止を
改良した提案がなされ、また圧力定着用トナーとしてマ
イクロカプセルトナーが提案されている。更に、特公昭
46−15876号公報、特開昭48−7503号公
報、特開昭48−75033号公報等には、芯材が低融
点ワックス等を使用したものが提案されている。また特
開昭59−148066号公報、特開昭61−5635
2号公報等には、芯材にガラス転移温度の低い樹脂を用
い、外殻として界面縮合法にて高融点の樹脂を用いたも
のが提案されている。また特開昭63−128357号
公報では、芯材のガラス転移温度の低い樹脂からなる芯
材にスプレードライ法で高融点の樹脂からなる外殻を形
成したものが提案されている。また特開平4−2121
69号公報、特開平8−179550号公報等にはガラ
ス転移温度の低い熱溶融性芯材をイソシアネートと活性
水素を有する化合物とを反応させる事により外殻を形成
するもの、特開平7−120965号公報等にはガラス
転移温度の低い芯材を用い、in situ重合法によ
り外殻を形成したものが提案されている。
【0005】一方、複写機やプリンターでは省エネルギ
ー化の目的で使用時以外に定着部の温度を低く設定し、
使用時だけ所定の温度にする工夫が近年なされている。
これらの複写機やプリンターに使用するトナーは所定の
温度になるまでの時間を短縮する(立ち上がりを早くす
る)事や使用時のエネルギーを下げる必要が生じてきて
いる。これらの事から今までよりもさらに低温で定着す
るトナーが強く要請されているが、前述した従来のトナ
ーはこれらの要求を満足するものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は低温で定着で
き、しかも保存時のブロッキングや定着時のオフセット
現象を防止しうる加熱定着性トナーを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、樹脂及び着色剤を主成分とする芯材
とその表面を被覆する外殻層により構成された二層構造
を有するトナーにおいて、外殻層のガラス転移温度が5
0℃〜70℃であり、芯材のガラス転移温度が75℃以
上である事を特徴とする電子写真用トナーである。
【0008】本発明の電子写真用トナーは、定着時に低
温で外殻層部が溶融し定着機能を有するため、省エネル
ギーで定着が可能であり、高速定着に対応できる、また
保存時にトナーが熱溶融し融着したり、コピー直後にト
レー上でコピー面とコピー用紙の裏面が融着するなどが
防止される。
【0009】本発明の外殻層はガラス転移温度が50℃
〜70℃の範囲の樹脂から構成される。ガラス転移温度
が50℃未満であると、保存時にトナーが熱溶融し融着
したり、コピー直後にトレー上でコピー面と重ね合わせ
たコピー裏面とが融着し易くなり、また70℃を超える
と低温での定着性が劣るようになる。また、本発明の外
殻層はガラス転移温度が50℃〜70℃の樹脂を用いる
ものであるが、好ましくは50℃〜100℃までの間ま
では安定であって、シャープに溶融する樹脂を用いるこ
とが好ましい。これは、保存性が良好で、省エネルギー
の定着が可能となるからである。
【0010】これらの材料としては低分子量ポリスチレ
ン、ポリエステル樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹
脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂から誘導されるポリ
オール樹脂、水添石油樹脂、ロジンエステル、低分子量
ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、酸化ポリエチ
レン、等の低分子量ポリオレフィン類、密ロウ、カルナ
ウバワックス、モンタンワックス、等の天然ワックス
類、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、等の
高級脂肪酸及び高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸アミド
類等の他融点が70℃〜120℃の2量体、3量体、オ
リゴマーが用いられる。またこれらの材料は混合して使
用することもできる。
【0011】本発明の芯材は、ガラス転移温度が75℃
以上の樹脂から構成される。また、本発明の芯材として
用いる樹脂は外殻層の材料に比べ熱変形し難い樹脂を用
いることが望ましい。これは、複写機やプリンターの加
熱、定着の条件で変形し難い材料を芯材として用いる
と、定着時に発生するオフセット現象や紙の巻き付きを
防止できるからである。
【0012】芯材としては、例えば、スチレン、パラク
ロルスチレン、ビニルトルエン、塩化ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸
イソブチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウ
リル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル
酸2−クロロエチル、(メタ)アクリロニトリル、(メ
タ)アクリアミド、(メタ)アクリル酸、ビニルメチル
エーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエ
ーテル、ビニルメチルケトン、N−ビニルピロリドン、
N−ビニルピリジン、ブタジエン等の単量体の重合体、
又は、これら単量体の2種類以上からなる共重合体、2
官能性モノマーとの架橋構造を有する共重合体、或いは
それらの混合物が挙げられる。その他ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ロジン、変性
ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂
環族系炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂などが挙げられ
る。
【0013】本発明で用いる着色剤としては、以下のよ
うなものが挙げられる。 黒色顔料:カーボンブラック(オリルファーネスブラッ
ク、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレン
ブラック等);アニリンブラックのようなアジン系色
素、金属塩アゾ色素、金属化合物、複合金属化合物。 黄色顔料:カドミウムイエロー、ミネラルファストイエ
ロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、
ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンダイエ
ロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエロ
ーレーキ、パーマネントイエローNCG、タートランジ
ンレーキ。 橙色顔料:モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジ
GTR、ポラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、イン
ダンスレンブリリアンオレンジRK、ベンジジンオレン
ジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK。 赤色顔料:ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネント
レッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォ
ッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリ
アントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレー
キB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B。 紫色顔料:ファストバイオレットB、メチルバイオレッ
トレーキ。 青色顔料:コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリ
アブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロ
シアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、
ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC。 緑色顔料:クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグ
リーンB、マラカイトグリーンレーキ。 これらの着色剤の使用量は熱可塑性樹脂に対し1%〜2
0%程度が好ましい。
【0014】また本発明においては、帯電を制御するた
めに帯電制御剤が用いられる。このような帯電防止剤と
しては、例えば、ニグロシン、炭素数2〜16ノアレキ
ル基を含むアジン系染料(特公昭42−1627号公
報)、塩基性染料(例えば、C.I.Basic Ye
llo 2(C.I.41000)C.I.Basic
Yello 3、C.I.Basic Red 1
(C.I.45160)、C.I.Basic Red
9(C.I.42500)、C.I.BasicVi
olet 1(C.I.42535)、C.I.Bas
ic Violet 3(C.I.42555)、C.
I.Basic Violet 10(C.I.451
70)、C.I.Basic Violet 14
(C.I.42510)、C.I.Basic Blu
e 1(C.I.42025)、C.I.Basic
Blue 3(C.I.51005)、C.I.Bas
ic Blue 5(C.I.42140)、C.I.
Basic Blue 7(C.I.42595)、
C.I.Basic Blue 9(C.I.5201
5)、C.I.Basic Blue 24(C.I.
52030)、C.I.Basic Blue 25
(C.I.52025)、C.I.Basic Blu
e 26(C.I.44045)、C.I.Basic
Green 1(C.I.42040)、C.I.B
asic Green 4(C.I.42000)、)
など、これらの塩基性染料のレーキ顔料、C.I.So
lvent Black 8(C.I.26150)、
ベンゾイルメチル−ヘキサデシルアンモニウムクロライ
ド、デシルトリメチルクロライド、等の4吸アンモニウ
ム塩あるいは、ジブチル又はジオクトルなどのジアルキ
ル錫化合物、ジアルキル錫ボレート化合物、グアニジン
誘導体、アミノ基を含有するビニル系ポリマー、アミノ
基を含有する縮合ポリマー等のポリアミン樹脂、特公昭
41−20153号、同43−27596号、同44−
6397号、同45−26478号に記載されているモ
ノアゾ染料の金属錯塩、特公昭55−42752号、特
公昭59−7385号に記載されているサルチル酸、ジ
アルキルサルチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のZ
n、Al、Co、Cr、Feの金属錯体、スルホン化し
た銅フタロシアニン顔料、特開平4−151168号に
記載されているフッソ系化合物が挙げられる。
【0015】また本発明においては、定着時における、
定着ローラーとトナーの離型性を向上させるため離型性
物質を添加する事ができる。このような離型性物質とし
ては、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレ
ン、酸化ポリエチレン等の天然ワックス類、ステアリン
酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、等の高級脂肪酸及び
高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸アミド類等がある。こ
れらは1種又は2種以上用いることが出来る。本発明で
は低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレンやカ
ルナウバワックスが好ましく使用される。
【0016】芯粒子の平均粒径は3〜10μm程度であ
り、外殻の層厚は芯粒子の粒径にもよるが、0.1μm
〜2μm程度が好ましい。0.1μm未満の場合は定着
性が劣り、2μmを超えるとオフセットが発生し易くな
る。
【0017】本発明の二層構造のトナーは、従来公知の
コアセルベーション法、insitu法、噴霧乾燥法、
界面重合法、の他機械的な方法による微粒子表面へのコ
ーティング、液中でゼータ電位を利用した表面改質等に
より製造することができる。
【0018】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明する。
【0019】実施例1 ポリスチレン(Tg:76℃)100重量部、カーボン
ブラック10重量部、低分子量ポリプロピレン5重量
部、鉄錯塩アゾ染料5重量部よりなる混合物を熱ロール
により加熱混練し粉砕、分級して体積平均粒径7μmの
芯粒子を得た。この芯粒子10部をメタノール30部に
分散し、この中にビスフェノール型エポキシ樹脂から誘
導されたポリオール樹脂(Tg;65.6,Ts;6
8.3,Tf94.8)2部メタノール10部の溶液を
加え、スプレードライ法により芯粒子表面に約0.2μ
mのポリオール樹脂の樹脂層を形成したトナーを形成し
た。このトナーの芯材のガラス転移温度は76℃、外殻
層のガラス転移温度は65.6℃であった。このトナー
100部に対してコロイダルシリカ0.3部を添加、混
合し、このトナー3部を鉄粉キャリア100部と混合し
2成分系現像剤を作成した。この現像剤を磁気ブラシ現
像装置に入れ、有機感光体上に通常の電子写真法で形成
された静電潜像を現像し、これを普通紙にコロナ放電を
与えながら転写した転写画像をシリコーンオイルを供給
しない定着ローラーで熱定着したところ、定着温度12
0〜200℃の範囲で十分に定着し、紙の巻き付きやオ
フセット現象の発生は無い、良好な画像がえられた。ま
たこのトナーを50℃の恒温槽中に1週間保存したが粉
体の融着は見られず、トナーブロッキングのない良好な
ものであった。
【0020】実施例2 ポリスチレン(Tg:76℃)40部、ポリエステル樹
脂(Tg;56℃、Ts;63.9℃、Tf85.4
℃)8部カーボンブラック4部、鉄錯塩染料2部と共に
ボールミルで24時間分散したついでカルナウバワック
ス2部を加えた後、2,2‘アソビス(2,4ジメチル
バレロニトリル)0.9部を加え溶解した。この溶液を
2%ポリビニールアルコール水溶液150部中に加えホ
モミキサーで3分間分散し、撹拌機、温度計、窒素導入
管、冷却器を備えた4つ口フラスコに移し70℃で10
時間重合した。この重合液を1500回転で8分間遠心
分離を行い上澄み液を除き、水100部を加えて撹拌分
散し、1500回転で8分間遠心分離を行って洗浄し
た。この洗浄操作は同様にしてさらに2回繰り返し濾過
乾燥して平均粒径7μmのトナーを得た。このトナーを
透過型電子顕微鏡で観察(1万倍および4万倍)したと
ころ、芯材粒子表層に0.3μmの外殻層が形成されて
おり、また芯材のガラス転移温度は76℃、外殻層のガ
ラス転移温度は56℃であることを確認した。このトナ
ー100部に対してコロイダルシリカ0.3部を添加、
混合し、このトナー3部を鉄粉キャリア100部と混合
し2成分系現像剤を作成した。この現像剤を実施例1と
同様にして静電潜像を現像し、転写画像をシリコーンオ
イルを供給しない定着ローラーで熱定着したところ、定
着温度120〜200℃の範囲で十分に定着し、紙の巻
き付きやオフセット現象の発生のない、良好な黒色画像
が得られた。またこのトナーを50℃の恒温槽中に1週
間保存したが粉体の融着は見られず、トナーブロッキン
グのない良好なものであった。
【0021】実施例3 実施例2において、ポリエステル樹脂の代わりにロジン
エステル(酸化;3,150℃に於ける溶融粘度107
2)を用いた以外は実施例2と同様にしてトナーを作成
した。このトナーの芯材のガラス転移温度は76℃、外
殻層のガラス転移温度は58℃であった。このトナー1
00部に対してコロイダルシリカ0.3部を添加、混合
し、次にこのトナー3部を鉄粉キャリア100部と混合
し2成分系現像剤とし、デジタル複写機を用いて画像形
成を行い、100℃〜200℃の定着温度範囲で定着試
験をした結果、120℃以上で定着し、オフセット現像
や紙の巻き付きがなくドット再現性の優れた黒色画像を
えた。またこのトナーを50℃の恒温槽中に1週間保存
したが粉体の融着は見られず、トナーブロッキングのな
い良好なものであった。
【0022】実施例4 実施例1において、ポリスチレンの代わりに部分架橋し
たポリエステル樹脂(Tg;71.4℃、Ts;73.
3℃、Tf122.1℃)を用いた他は実施例−1と同
様にしてトナーを作成した。このトナーの芯材のガラス
転移温度は76℃、外殻層のガラス転移温度は56℃で
あった。このトナー100部に対してコロイダルシリカ
0.3部を添加、混合し、次にこのトナー3部を鉄粉キ
ャリア100部と混合し2成分系現像剤とし、デジタル
複写機を用いて画像形成を行い、100℃〜200℃の
定着温度範囲で定着試験をした結果、120℃以上で定
着し、オフセット現像や紙の巻き付きがなくドット再現
性の優れた黒色画像をえた。またこのトナーを50℃の
恒温槽中に1週間保存したが粉体の融着は見られず、ト
ナーブロッキングのない良好なものであった。
【0023】実施例5 スチレン15部、ブチルアクリレート20部、アクリル
酸5部、ポリエステル樹脂(Tg;77.4℃、Ts;
73.3℃、Tf122.1℃)20部カーボンブラッ
ク4部、鉄錯塩染料2部と共にボールミルで24時間分
散したついでカルナウバワックス2部を加えた後、2,
2‘アソビス(2,4ジメチルバレロニトリル)0.9
部を加え溶解した。この溶液を2%ポリビニールアルコ
ール水溶液150部中に加えホモミキサーで3分間分散
し、撹拌機、温度計、窒素導入管、冷却器を備えた4つ
口フラスコに移し70℃で10時間重合した。この重合
液を1500回転で8分間遠心分離を行い上澄み液を除
き、水100部を加えて撹拌分散し、1500回転で8
分間遠心分離を行って洗浄した。この洗浄操作は同様に
してさらに2回繰り返し濾過乾燥して平均粒径7μmの
トナーを得た。このトナーを透過型電子顕微鏡で観察
(1万倍および4万倍)したところ、粒子表層0.5μ
mの層が形成されており、また芯材のガラス転移温度は
77℃、外殻層のガラス転移温度は58℃であることを
確認した。このトナー100部に対してコロイダルシリ
カ0.3部を添加、混合し、このトナー3部を鉄粉キャ
リア100部と混合し2成分系現像剤を作成した。この
現像剤を実施例−1と同様にして静電潜像を現像し、転
写画像をシリコーンオイルを供給しない定着ローラーで
熱定着したところ、定着温度120〜200℃の範囲で
十分に定着し、紙の巻き付きやオフセット現象の発生は
無い、良好な黒色画像がえられた。またこのトナーを5
0℃の恒温槽中に1週間保存したが粉体の融着は見られ
ず、トナーブロッキングのない良好なものであった。
【0024】実施例6 実施例1と同様にして作成した芯粒子100部に、水添
石油樹脂10部を微粉砕して混合しハイブリダイザー
(奈良機械製)を用いて芯粒子表面に機械的に固着さ
せ、さらに水添石油樹脂10部の微粉砕品を添加し、こ
の表面に機械的に固着させてトナーを作成した。このト
ナーの芯材のガラス転移温度は78℃、外殻層のガラス
転移温度は56℃であった。このトナー100部に対し
てコロイダルシリカ0.3部を添加、混合し、このトナ
ー3部を鉄粉キャリア100部と混合し2成分系現像剤
を作成した。この現像剤を実施例1と同様にして静電潜
像を現像し、転写画像をシリコーンオイルを供給しない
定着ローラーで熱定着したところ、定着温度120〜2
00℃の範囲で十分に定着し、紙の巻き付きやオフセッ
ト現象の発生は無い、良好な黒色画像がえられた。また
このトナーを50℃の恒温槽中に1週間保存したが粉体
の融着は見られず、トナーブロッキングのない良好なも
のであった。
【0025】比較例1 実施例2において、ポリエステル樹脂(Tg:56℃)
の代わりにポリエステル樹脂(Tg:48℃)を用いた
以外は実施例2と同様にしてトナーを作成した。このト
ナーの芯材のガラス転移温度は78℃、外殻層のガラス
転移温度は48℃であった。またこのトナーを40℃で
8時間保存したところブロッキングをおこし、固化して
しまった。
【0026】比較例2 実施例2において、ポリエステル樹脂(Tg:56℃)
の代わりにポリエステル樹脂(Tg:75℃)を用いた
以外は実施例2と同様にしてトナーを作成した。このト
ナーの芯材のガラス転移温度は78℃、外殻層のガラス
転移温度は75℃であった。このトナーは定着試験によ
り100〜170℃の定着温度範囲では定着しないもの
であった。
【0027】
【発明の効果】本発明のトナーは、低温で定着できると
共に、保存性が優れ、しかも定着時に於けるオフセット
現象や、定着ローラーへの紙の巻き付きのない実用的価
値の高いものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂及び着色剤を主成分とする芯材とそ
    の表面を被覆する外殻層により構成された二層構造を有
    するトナーにおいて、外殻層のガラス転移温度が50℃
    〜70℃であり、芯材のガラス転移温度が75℃以上で
    ある事を特徴とする電子写真用トナー。
JP32229197A 1997-11-07 1997-11-07 電子写真用トナー Pending JPH11143120A (ja)

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