JPH11145009A - 電気二重層キャパシター - Google Patents

電気二重層キャパシター

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JPH11145009A
JPH11145009A JP9301913A JP30191397A JPH11145009A JP H11145009 A JPH11145009 A JP H11145009A JP 9301913 A JP9301913 A JP 9301913A JP 30191397 A JP30191397 A JP 30191397A JP H11145009 A JPH11145009 A JP H11145009A
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聡 平原
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Kohei Okuyama
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 非水系溶液を電解液とし、両極に活性炭電極
を用いた印加電圧が3.35V以上の電気二重層キャパ
シターにおいて、活性炭電極両極中に含まれるLi量が
0.02重量%以上2重量%以下であることを特徴とす
る電気二重層キャパシター。 【効果】 3.35V以上の高電圧を印加することがで
き、エネルギー密度を大幅に改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐電圧、エネルギ
ー密度が大きく、急速充放電でき、耐久性に優れた電気
二重層キャパシターに関する。
【0002】
【従来の技術】大電流で充放電できる電気二重層キャパ
シターは、電気自動車、補助電源等の用途に有望であ
る。そのために、エネルギー密度が高く、急速充放電が
可能であり、高電圧印加時の耐久性及び充放電サイクル
耐久性に優れた電気二重層キャパシターの実現が望まれ
ている。
【0003】キャパシターのセルに蓄積されるエネルギ
ーは、1/2・C・V2 で算出され、Cはセル当たりの
容量(F)、Vはセルに印加可能な電圧(V)である。
印可可能電圧Vは、その値の二乗がエネルギーに反映さ
れるため、エネルギー密度の向上にはキャパシターに印
加する電圧を上げるの効果的であるが、大きな電圧では
電解液の分解が起こる。
【0004】そのため、従来の電気二重層キャパシター
では使用する電解液の溶媒と溶質の種類にもよるが、単
位セルあたりの耐電圧は、非水系電解液の電気二重層キ
ャパシターの場合、約2.4Vであり(特開平7−14
5001号公報)、2.5V以上の高電圧で使用する
と、内部直列抵抗の増加あるいは静電容量の減少が短時
間で発生する。そこで、正負側の電極、セパレータ、電
解液、容器等を詳細に検討し、2.5V〜2.8Vの電
圧を印加することが試みられている。例えば、フェノー
ル樹脂、石油コークス等をKOH賦活して得られる活性
炭を用いた電極を不活性雰囲気中で熱処理して耐久性は
向上するさせる方法や、原料を選定した結果、フェノー
ル樹脂、フラン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂の場合
に耐久性がわずかに向上したこと(特開平8−1623
75号公報)、キャパシターの集電体に多孔質アルミニ
ウムを用いて耐久性向上を図る手法(特開平8−339
941号公報)等が知られている。
【0005】エネルギー密度を大きくするため、印加電
圧を3V以上にする方法としては、特開平8−1070
48号公報にリチウム箔を接触させてリチウムを吸蔵さ
せた黒鉛電極を負極に、活性炭を正極に、リチウムイオ
ンを溶質に含んだ電解液を用いたキャパシターや特開平
9−232190号公報では、活性炭粉末を含む分極性
電極材料にステンレス鋼繊維の集電体が混在状態で組み
合わしたものを正極としたキャパシターが提案されてい
る。また、特開平9−205041号公報では、電解液
に2−メチルスルホランを溶媒の主体とする電解液を用
いて、耐電圧の向上を図っている。
【0006】
【発明が解決すべき課題】しかしながらこれらの例は、
いずれの程度の差こそあれ満足すべきものではなかっ
た。例えば前述の、フェノール樹脂、石油コークス等を
KOH賦活して得られる活性炭を用いた電極を不活性雰
囲気中で熱処理する方法では、同時に初期静電容量も小
さくなるという問題があった。また、特開平8−162
375号公報、特開平8−339941号公報の方法で
は、根本的には耐久性を改善することはできないと言っ
てよい。印加電圧を3V以上にすることによるエネルギ
ー密度向上策として、特開平9−232190号公報、
特開平9−205041号公報は、最大の印加電圧は
3.3Vであり、それより大きい電圧を印加することが
できない。また、特開平8−107048号公報の方法
では、電極−電解液間で酸化還元反応を伴うため、耐久
性が問題がある。また、負極(非分極性電極)にリチウ
ムを含有するため、未充電の状態ですでに正極(分極性
電極)は約3Vであり、記載の実施例のように4.3V
まで電圧を印加した場合の充電による電位変化は1.3
V程度となる。従って、キャパシターとして使用した場
合のエネルギー密度は通常のキャパシターより小さくな
る。
【0007】従来の電気二重層キャパシターに用いたら
れた活性炭電極では、2.5Vを越える高電圧の連続印
加によって、ガス発生あるいは分極性電極上への反応生
成物の付着が発生していた。これが、原因となって、著
しい内部抵抗の増加あるいは静電容量の減少を起こすと
いう欠点を有していた。そこで、本発明者らは、特願平
9−183670号公報において、炭素質電極の自然電
位を任意に調節して充電時の電位を、電解液の高電位側
(酸化側)の実質的な分解開始電圧以下にすることによ
り、電解液の分解が抑制され、電気二重層キャパシター
の印加可能電圧、及び耐久性が改善できることを提案し
てる。
【0008】これについて、簡単に説明する。代表的な
非水系の電解液である4級アルキルアンモニウム塩のプ
ロピレンカーボネート溶液の実質的に炭素質物質からな
る電極を用いた場合、電解液の酸化側の分解開始電圧は
4.4V(対Li/Li+ )付近であると言われてい
る。一方、通常の活性炭電極の自然電位は3V(対Li
/Li+ )付近であり、キャパシターの印加電圧が2.
8Vの場合、充電後の正極側の分極は約1.4Vとな
り、酸化側の電位は4.4V(対Li/Li+ )以上を
示し、電解液の電気化学的分解がおこると考えられる。
その結果、従来の活性炭電極を用いた場合、その電解液
の分解により発生するガス等により容量は低下するた
め、長期間使用した場合に耐久性に問題であった。現行
の電気二重層キャパシターの印加電圧2.5V以上で使
用した場合、耐久性が低いのはキャパシターの正極、負
極の電位変化と電解液の分解電圧との関係にある。従っ
て、特願平9−183670号の発明では活性炭電極の
自然電位を下げて充電後の正極側の電位が電解液の酸化
分解開始電圧以下とすることによて、キャパシターの実
質的な印加可能電圧が大幅に増加し、エネルギー密度を
向上できることを見出した。
【0009】しかしながら、高いエネルギー密度を有し
且つ高い耐久性を示す活性炭電極の自然電位の調節に最
適な物質及びその添加量については不明であった。ま
た、キャパシター用活性炭電極の最大電圧を印加した際
の電解液の分解が起こりにくい正極、負極の適切な電位
についても不明であった。
【0010】
【発明が解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記の課題を検討すべく鋭意検討した結果、従来の電解
液を分解しにくいものにしたり、電極の不純物を低減さ
せたりするという方法とは異なる抜本的解決方法とし
て、非水系溶液を電解液とし、両極に活性炭を用いた印
加電圧が3.35V以上とすることが可能な電気二重層
キャパシターにおいて、活性炭電極の自然電位を調節す
る物質及びその添加量を最適化して、最大電圧を印加し
た時の正極および負極の電位を非水系電解液の酸化また
は還元反応による分解が起こらない範囲にすることによ
り、高電圧印加時の耐久性を有し、かつ、エネルギー密
度が大きいキャパシターが得られることを見出し、本発
明に到達した。すなわち、本発明の目的は、3.35V
以上の高電圧時の耐久性に優れ、かつエネルギー密度の
大きい電気二重層キャパシターを提供することにあり、
かかる目的は、活性炭電極両極中に含まれるLi量が
0.02重量%以上2重量%以下とし、かつ、活性炭電
極に最大許容印加電圧を印加した時の該電解液中での正
極側の電位がLi/Li+ を対極とした場合、3.5V
以上4.2V以下であり、かつ該電解液中での負極側で
の電位がLi/Li+ を対極とした場合、0.1V以上
0.8V以下とすることにより容易に達成される。尚、
最大許容印加電圧とは、電解液が分解したりする等、キ
ャパシターに実用上、不可逆なダメージを与えることな
く印加できる最大電圧のことを言う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明を最大の特徴は、非水系溶液を電解液とし、両極
に活性炭電極を用いた電気二重層キャパシターにおい
て、活性炭電極両極中のLi量が0.02重量%以上2
重量%以下として自然電位を下げた電極を用いると活性
炭電極に最大許容電圧を印加した時の該電解液中での正
極側の電位が、3.5V以上4.2V以下(対Li/L
+ )であり、かつ負極側での電位が0.1V以上0.
8V以下(対Li/Li+ )とすることにより、3.3
5V以上の高電圧を印加してもキャパシターの破壊が生
じず、エネルギー密度を大幅に改善することができる点
にある。
【0012】本発明において、活性炭電極中へリチウム
を導入することにより、電極の自然電位を下げる手法は
特に限定するものではないが、電気化学的手法、化学的
手法、物理的手法等により電極体に添加することが可能
である。例えば、簡便な方法の一つとして、非常に卑な
金属である金属リチウムまたはリチウムを含む物質から
なるリチウム含有電極、活性炭を主とする炭素質電極、
セパレータ及び非水系電解液で構成される電気化学セル
において、リチウム含有電極と炭素質電極を短絡または
リチウム含有電極を正極、炭素質電極を負極として充電
することにより活性炭電極中にリチウムを導入させるこ
とができる。リチウムを含む物質としては、特に限定す
るものではないが、例えば、リチウム−アルミニウム合
金、リチウム−マグネシウム合金等のリチウムを含む合
金、リチウム金属間化合物、リチウムを含むマンガン酸
化物、コバルト酸化物、ニッケル酸化物、バナジウム酸
化物等の複合酸化物、リチウムを含む硫化チタン、セレ
ン化ニオブ、硫化モリブデン等のカルコゲナイト、リチ
ウムを含む炭素から選ばれる少なくとも1つ以上の物質
を用いることが好ましい。卑な電位をもつ金属として、
リチウム以外に、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、
イットリウム、ネオジウム等の希土類金属または、これ
らの金属を含む物質をリチウムの場合と同様に自然電位
を下げる物質として用いてもよい。
【0013】こうして得たリチウムが導入された活性炭
電極を少なくとも1つの極に用いて、電気二重層キャパ
シターを組み立てる。一方の極のみリチウムが導入され
た活性炭電極を用いると、動作が不安定になるため好ま
しくない。電極中の微量なリチウム量の定量は、ICP
発光分析装置、原子吸光分光光度計等を用いることによ
り可能である。リチウムを添加した電極体の充電後の正
極及び負極の電位測定は、通常の電気化学的手法を用い
て行われる。非水系での電位測定は、水溶液での標準水
素電極のような電位基準は厳密には定義されていない
が、実際には、銀−塩化銀電極、白金電極、リチウム電
極等の電極を用いて一般に広く行われている。本発明に
おいても同様な方法で測定可能である。
【0014】電極中のリチウムの含有量を0.01重量
%以上2重量%以下、特に好ましくは0.2重量%以
上、2重量%以下にすることにより、活性炭の嵩密度、
比表面積、表面性状等により若干異なるにしても、活性
炭電極の充電後の電位が、正極側(酸化側)が3.8V
以上4.2V以下(対Li/Li+ )かつ負極側(負極
側)での電位が0.1V以上0.8V以下(対Li/L
+ )となり非水系電解液の分解が起こりにくい電位範
囲に調節することができる。特に、キャパシター用電極
に好適な比表面積が約300〜2300m2 /gの活性
炭を電極に用いる場合、リチウムの含有量が0.01重
量%以上1.50重量%以下より好ましくは0.2重量
%以上、2重量%以下であることが好ましい。リチウム
の含有量が2重量%より大きい場合、キャパシターの充
放電時に、電極上への金属リチウム、リチウム化合物の
析出がおこり容量の低下を起こす場合がある。
【0015】リチウムを導入する前の活性炭は、電気二
重層キャパシターを大容量とするために比表面積の大き
な活性炭を用いるのが好ましい。活性炭の比表面積は大
きすぎると嵩密度が低下してエネルギー密度が低下する
ので、200〜3000m2/gが好ましく、さらに好
ましくは300〜2300m2 /gである。活性炭の原
料としては、植物物系の木材、のこくず、ヤシ殻、パル
プ廃液、化石燃料系の石炭、石油重質油、あるいはそれ
らを熱分解した石炭および石油系ピッチ、タールピッチ
を紡糸した繊維、合成高分子、フェノール樹脂、フラン
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、
ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、液晶高分子、プラス
チック廃棄物、廃タイヤ等多種多用である。これらの原
料を炭化後、賦活するが、賦活法は、ガス賦活と薬品賦
活に大別される。ガス賦活法は、薬品賦活が化学的な活
性化であるのに対して、物理的な活性化ともいわれ、炭
化された原料を高温で水蒸気、炭酸ガス、酸素、その他
の酸化ガスなどと接触反応させて、活性炭が得られる。
薬品賦活法は、原料に賦活薬品を均等に含侵させて、不
活性ガス雰囲気中で加熱し、薬品の脱水および酸化反応
により活性炭を得る方法である。使用される薬品として
は、塩化亜鉛、りん酸、りん酸ナトリウム、塩化カルシ
ウム、硫化カリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、
硫酸カリウム、炭酸カルシウム等がある。活性炭の製法
に関しては、上記に各種あげたが、特に問わない。活性
炭はの形状は、破砕、造粒、顆粒、繊維、フェルト、織
物、シート状等各種の形状があるが、いずれも本発明に
使用することができる。これらの活性炭のうち、KOH
を用いた薬品賦活で得られる活性炭は、水蒸気賦活品と
比べて容量が大きい傾向にあることから、特に好まし
い。さらに好ましくは、水蒸気賦活後にKOH賦活する
ことである。
【0016】賦活処理後の活性炭を、窒素、アルゴン、
ヘリウム、キセノン等の不活性雰囲気下で、500〜2
500℃、好ましくは700〜1500℃で熱処理し、
不要な表面官能基を除去したり、炭素の結晶性を発達さ
せて電子伝導性を増加させても良い。粒状の活性炭の場
合、電極の嵩密度の向上、内部抵抗の低減という点で、
平均粒子径は30μm以下が好ましい。活性炭を主体と
する分極性電極は、活性炭、導電剤とバインダーから構
成される。分極性電極は、従来より知られている方法に
より成形することが可能である。例えば、活性炭とアセ
チレンブラックの混合物に、ポリテトラフルオロエチレ
ンを添加・混合した後、プレス成形して得られる。ま
た、導電剤、バインダーを用いず、活性炭のみを焼結し
て分極性電極とすることも可能である。電極は、薄い塗
布膜、シート状または板状の成形体、さらには複合物か
らなる板状成形体のいずれであっても良い。
【0017】分極性電極に用いられる導電剤として、ア
セチレンブラック、ケッチェンブラック等のカーボンブ
ラック、天然黒鉛、熱膨張黒鉛、炭素繊維、酸化ルテニ
ウム、酸化チタン、アルミニウム、ニッケル等の金属フ
ァイバーからなる群より選ばれる少なくとも一種の導電
剤が好ましい。少量で効果的に導電性が向上する点で、
アセチレンブラック及びケッチェンブラックが特に好ま
しく、活性炭との配合量は、活性炭の嵩密度により異な
るが多すぎると活性炭の割合が減り容量が減少するた
め、活性炭の重量の5〜50%、特には10〜30%程
度が好ましい。バインダーとしては、ポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、カルボキシメチル
セルロース、フルオロオレフィン共重合体架橋ポリマ
ー、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリイミ
ド、石油ピッチ、石炭ピッチ、フェノール樹脂のうち少
なくとも1種類以上用いるのが好ましい。
【0018】集電体は電気化学的及び化学的に耐食性が
あればよく、特に限定するものではないが、例えば、正
極ではステンレス、アルミニウム、チタン、タンタルが
あり、負極では、ステンレス、ニッケル、銅等が好適に
使用される。非水系電解液の溶質は特に限定するもので
はないが、R4N+ 、R4P+ (ただし、RはCn
2n+1で示されるアルキル基)、トリエチルメチルアンモ
ニウムイオン等でなる第4級オニウムカチオン及び、リ
チウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属カチオ
ンと、BF4 - 、PF6 - 、ClO4 - 、またはCF3
SO3 - なるアニオンとを組み合わせた塩を使用するの
が好ましい。これらの塩の非水系電解液中の濃度は電気
二重層キャパシターの特性が十分引き出せるように、
0.1〜2.5モル/リットル、特に、0.3〜2.0
モル/リットルが好ましい。また、非水系電解液の溶質
は特に限定するものではないが、プロピレンカーボネー
ト、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジ
メチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエ
チルカーボネート、スルホラン、メチルスルホラン、γ
−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、N−メチルオ
キサゾリジノン、ジメチルスルホキシド、及びトリメチ
ルスルホキシドから選ばれる1種類以上からなる有機溶
媒が好ましい。電気化学的及び化学的安定性、電気伝導
性に優れる点から、プロピレンカーボネート、エチレン
カーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボ
ネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、スルホラン、メチルスルホラン、γ−ブチロラク
トンから選ばれる1種類以上の有機溶媒が特に好まし
い。高い耐電圧が得られるように、非水系電解液中の水
分は200ppm以下、さらには50ppm以下が好ま
しい。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例で説明する
が、本発明は以下の実施例により限定されない。 (実施例1)はじめに、活性炭電極へのリチウムの添加
方法について述べる。KOH賦活処理して得られたリチ
ウム元素を含まないコークス系活性炭粉末(比表面積1
550m2 /g、平均粒子径10μm)80重量%、ア
セチレンブラック10重量%、ポリテトラフルオロエチ
レン10重量%からなる混合物を混練した後、日本分光
製錠剤成型器を用い、油圧プレスで直径10mm,厚さ
0.5mmとなるように50kgf/cm2 の圧力で加
圧成形して円盤状の成型体を得た。この成型体を0.1
torr以下の真空中、300℃で3時間乾燥し電極体
とした。この方法で作製した2枚の電極の間に三菱化学
製ポリエチレン製セパレータを入れた後、集電体に使う
白金板2枚で全体を挟み込み、さらに集電体、活性炭電
極、セパレータがよく接触するように一番外側から2枚
の厚さ5mmで4個のボルト孔をもつテフロン板で挟み
込んで、オープンセル型キャパシターを組み立てた。こ
うして得たオープンセル型キャパシターと白金板の先端
に金属リチウム箔を圧着することにより作製したリチウ
ム極をビーカー内の1モル/リットルの濃度のLiBF
4 のプロピレンカーボネート溶液中に浸漬させた。次
に、リチウム極と活性炭電極をリード線でつなぎ、約1
時間短絡させた。その後、電極部を分解して活性炭電極
体2枚を取り出した。得た活性炭電極中のリチウム含有
量をバリアンインスツルメントリミテッド社製Spec
tr AA−40P型原子吸光分光光度計により定量し
たところ、0.26重量%であった。また、オープンセ
ル型キャパシターに北斗電工製充放電装置「HJ201
−B」を用いて、室温下で3.4Vの電圧を1時間印加
した後の正極側の電位は4.0V(対Li/Li+ )、
負極側の電位は0.6V(対Li/Li+ )を示した。
同様に、3.8Vを印加した場合、正極側は、4.2V
(対Li/Li+ )、負極側は0.4V(対Li/Li
+ )の電位を示した。
【0020】次に、リチウムを添加した活性炭電極を用
いたキャパシターの作製方法について述べる。上記の方
法で得たリチウムを含有する活性炭電極2枚に1モル/
リットルの濃度の(C2 5 4 NBF4 のプロピレン
カーボネート+エチレンカーボネート溶液を充分に含浸
させたものを各々正極、負極とし、ポリエチレンセパレ
ータを両極間に配置して図1に示すようなコインセル型
電気二重層キャパシターを得た。得た電気二重層キャパ
シターに、北斗電工製充放電装置「HJ201−B」を
用いて、室温下で3.4Vの電圧を1時間印加した後、
1.16mAで1.0Vまで定電流放電して求めた初期
のエネルギー密度は、15.1Wh/lであった。同様
に3.8Vを印加したときのエネルギー密度は、19.
2Wh/lであった。電圧印加条件下におけるキャパシ
ターの長期的な作動信頼性を評価するため、このキャパ
シターを3.4Vの電圧を印加し、500時間経過後の
エネルギー密度は14.5Wh/l(−4%)となり殆
ど低下はなかった。また、印加電圧3.8Vで500時
間経過後のエネルギー密度は、18.2Wh/l(−5
%)であり初期の密度と比べて殆ど変化はなかった。
【0021】(実施例2)活性炭粉末を石炭ピッチをK
OH賦活して得られたもの(比表面積1550m 2
g、平均粒子径10μm)とした以外は実施例1と同様
な電気二重層キャパシターを構成した。活性炭両極中の
リチウム含有量は0.16重量%であった。3.4Vで
充電後の正極側の電位は3.9V(対Li/Li+ )、
負極極側の電位は0.5V(対Li/Li+ )を示し
た。同様に、3.8Vで充電した場合、正極の電位は、
4.1V(対Li/Li+)、負極極側の電位は0.3
V(対Li/Li+ )を示した。得た電気二重層キャパ
シターの初期のエネルギー密度は、印加電圧3.4Vの
場合では10.5Wh/l、印加電圧3.8Vの場合で
は、13.4Wh/lを示した。500時間後のエネル
ギー密度は、印加電圧3.4Vの場合では10.0Wh
/l(−5%)、印加電圧3.8Vの場合では、12.
5Wh/l(−7%)を示した。
【0022】(実施例3)活性炭粉末を石炭ピッチをK
OH賦活して得られたもの(比表面積550m2/g、
平均粒子径10μm)としたことと、キャパシターの電
解液をトリエチルメチルアンモニウム系電解液とした以
外は実施例1と同様な電気二重層キャパシターを構成し
た。活性炭両極中のリチウム含有量は0.20重量%で
あった。3.4Vで充電後の正極側の電位は3.9V
(対Li/Li+ )、負極極側の電位は0.5V(対L
i/Li+ )を示した。同様に、3.8Vで充電した場
合、正極の電位は、4.1V(対Li/Li+)、負極
極側の電位は0.3V(対Li/Li+ )を示した。得
た電気二重層キャパシターの初期のエネルギー密度は、
印加電圧3.4Vの場合では16.6Wh/l、印加電
圧3.8Vの場合では、23.3Wh/lを示した。5
00時間後のエネルギー密度は、印加電圧3.4Vの場
合では16.0Wh/l(−4%)、印加電圧3.8V
の場合では、21.5Wh/l(−8%)を示した。
【0023】(比較例1)リチウム極と活性炭極の短絡
処理を28時間行った以外は実施例1と同様な電気二重
層キャパシターを構成した。活性炭両極中のリチウム含
有量は2.3重量%であった。得た電気二重層キャパシ
ターに3.4V及び3.8Vの電圧を印加したところ1
時間以内に電圧降下が起こりエネルギー密度を測定する
ことができなかった。
【0024】(比較例2)リチウム極と活性炭極の短絡
処理を20秒間行った以外は実施例1と同様な電気二重
層キャパシターを構成した。活性炭両極中のリチウム含
有量は0.005重量%であった。また、3.4Vで充
電後の正極側の電位は、4.5V(対Li/Li+ )、
負極側は1.1V(対Li/Li+ )を示した。3.8
Vで充電した場合、正極側は4.6V(対Li/L
+ )、負極側は0.8Vを示した。得た電気二重層キ
ャパシターの初期のエネルギー密度は、印加電圧3.4
Vの場合では10.9Wh/l、印加電圧3.8Vの場
合では、13.7Wh/lを示した。500時間後のエ
ネルギー密度は、印加電圧3.4Vの場合では6.2W
h/l(−43%)、印加電圧3.8Vの場合では、
6.4Wh/l(−53%)を示し、大幅なエネルギー
密度の低下が見られた。
【0025】(比較例3)リチウム極と活性炭極の短絡
処理を行わない以外は実施例1と同様な電気二重層キャ
パシターを構成した。3.4Vで充電後の正極側の電位
は4.6V(対Li/Li+ )、負極側は1.2V(対
Li/Li+ )を示した。得た電気二重層キャパシター
の初期のエネルギー密度は、印加電圧3.4Vの場合で
は10.8Wh/l、印加電圧3.8Vの場合では、1
3.7Wh/lを示した。500時間後のエネルギー密
度は、印加電圧3.4Vの場合では5.5Wh/l(−
49%)、印加電圧3.8Vの場合では、5.5Wh/
l(−60%)を示し、大幅なエネルギー密度の低下が
見られた。
【0026】
【発明の効果】本発明により、3.35V以上の高電圧
をかけることのできる電気二重層キャパシターを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例1で測定用に用いたコイ
ンセル型キャパシターの模式図である。
【符号の説明】
1:ステンレス製容器のケース 2:活性炭成型体 3:ガスケット 4:セパレータ 5:活性炭成型体 6:ステンレス製容器の上蓋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非水系溶液を電解液とし、両極に活性炭
    電極を用いた最大許容印加電圧が3.35V以上の電気
    二重層キャパシターにおいて、活性炭電極両極中に含ま
    れるLi量が0.02重量%以上2重量%以下であるこ
    とを特徴とする電気二重層キャパシター。
  2. 【請求項2】 該活性炭電極に最大許容印加電圧を印加
    した時の該電解液中での正極側の電位がLi/Li+
    対極とした場合、3.5V以上4.2V以下であり、か
    つ該電解液中での負極側での電位がLi/Li+ を対極
    とした場合、0.1V以上0.8V以下であること特徴
    とする請求項1記載の電気二重層キャパシター。
  3. 【請求項3】 該Li量が0.2重量%以上である請求
    項1記載の電気二重層キャパシター。
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