JPH1114837A - 光ファイバの切断方法 - Google Patents
光ファイバの切断方法Info
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- JPH1114837A JPH1114837A JP18176197A JP18176197A JPH1114837A JP H1114837 A JPH1114837 A JP H1114837A JP 18176197 A JP18176197 A JP 18176197A JP 18176197 A JP18176197 A JP 18176197A JP H1114837 A JPH1114837 A JP H1114837A
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- notch
- cutting
- connection end
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接続端面側となる光ファイバ側にベロを生じ
させない光ファイバの切断方法を提供する。 【解決手段】 光ファイバ10の切断位置Cに、光ファイ
バ10の光軸(X軸)とほぼ直交する方向に向けて光ファ
イバ外周の一側部に切り欠き3を形成し、光ファイバ10
を接続端面側(B側)と否接続端面側(A側)とに分割
切断する。前記切断位置Cの両側をX軸方向に間隔を介
して光りファイバ固定部材12で挟んで固定し、切り欠き
3からX軸方向に間隔sを介したB側の光ファイバ10の
力印加位置Dに、切り欠き3と反対側の光ファイバ外周
側からX軸と直交するY軸方向に力Fを加え、この力F
によって切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同時に
加え、その最大主応力に対する垂直方向の切断面を光フ
ァイバ10の光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成す
る。それにより、A側にベロを形成し、B側にベロが残
ることを確実に防止する。
させない光ファイバの切断方法を提供する。 【解決手段】 光ファイバ10の切断位置Cに、光ファイ
バ10の光軸(X軸)とほぼ直交する方向に向けて光ファ
イバ外周の一側部に切り欠き3を形成し、光ファイバ10
を接続端面側(B側)と否接続端面側(A側)とに分割
切断する。前記切断位置Cの両側をX軸方向に間隔を介
して光りファイバ固定部材12で挟んで固定し、切り欠き
3からX軸方向に間隔sを介したB側の光ファイバ10の
力印加位置Dに、切り欠き3と反対側の光ファイバ外周
側からX軸と直交するY軸方向に力Fを加え、この力F
によって切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同時に
加え、その最大主応力に対する垂直方向の切断面を光フ
ァイバ10の光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成す
る。それにより、A側にベロを形成し、B側にベロが残
ることを確実に防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの鏡面
切断に用いられる光ファイバの切断方法に関するもので
ある。
切断に用いられる光ファイバの切断方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ同士を物理的直接接続(Phys
ical Contact,以下PC接続と称する)する場合、接続
に用いられる光ファイバの端面を鏡面切断の方法で得る
ことが必要となる場合がある。
ical Contact,以下PC接続と称する)する場合、接続
に用いられる光ファイバの端面を鏡面切断の方法で得る
ことが必要となる場合がある。
【0003】光ファイバの鏡面切断の方法としては、例
えば、図9に示すように、光ファイバ10の切断位置Cの
両側を光ファイバ長手方向に間隔(例えば10mm程度)を
介して光ファイバ固定部材12により挟んで固定した後、
光ファイバ固定部材12により挟まれた光ファイバ10の真
ん中の光ファイバ切断位置Cに、切り刃等で光ファイバ
10の光軸とほぼ直交する方向に向けて光ファイバ10の外
周の一側部に小さい切り欠き3を形成し、切り欠き形成
位置に、切り欠き3と反対側の光ファイバ外周側(図の
上方側)から、光ファイバ10の光軸とほぼ直交する方向
に力Fを加えることより、光ファイバ10を切り欠き3か
ら折り曲げた状態として光ファイバ10を接続端面側と否
接続端面側とに分割切断する方法が用いられている。な
お、図中13は力印加部材である。
えば、図9に示すように、光ファイバ10の切断位置Cの
両側を光ファイバ長手方向に間隔(例えば10mm程度)を
介して光ファイバ固定部材12により挟んで固定した後、
光ファイバ固定部材12により挟まれた光ファイバ10の真
ん中の光ファイバ切断位置Cに、切り刃等で光ファイバ
10の光軸とほぼ直交する方向に向けて光ファイバ10の外
周の一側部に小さい切り欠き3を形成し、切り欠き形成
位置に、切り欠き3と反対側の光ファイバ外周側(図の
上方側)から、光ファイバ10の光軸とほぼ直交する方向
に力Fを加えることより、光ファイバ10を切り欠き3か
ら折り曲げた状態として光ファイバ10を接続端面側と否
接続端面側とに分割切断する方法が用いられている。な
お、図中13は力印加部材である。
【0004】このような方法で光ファイバ10を切断した
場合、光ファイバ10の刃断面は、図8の(a)〜(c)
に示す3つのタイプのいずれかの刃断面となる。同図の
(a)に示す光ファイバ10の刃断面8は、切り欠き3の
反対側に例えば長さ数十μmから数百μm以上のベロ4
と呼ばれる長い突起が形成されたものであり、同図の
(c)に示すものは、このベロ4の発生により、切り欠
き3の反対側に欠け部6が形成されてしまったものであ
る。また、同図の(b)に示すものは、このようなベロ
4や欠け部6の発生なしに、光ファイバ10の光軸に垂直
の刃断面8のみが形成されたものである。
場合、光ファイバ10の刃断面は、図8の(a)〜(c)
に示す3つのタイプのいずれかの刃断面となる。同図の
(a)に示す光ファイバ10の刃断面8は、切り欠き3の
反対側に例えば長さ数十μmから数百μm以上のベロ4
と呼ばれる長い突起が形成されたものであり、同図の
(c)に示すものは、このベロ4の発生により、切り欠
き3の反対側に欠け部6が形成されてしまったものであ
る。また、同図の(b)に示すものは、このようなベロ
4や欠け部6の発生なしに、光ファイバ10の光軸に垂直
の刃断面8のみが形成されたものである。
【0005】光ファイバ10の鏡面切断により、同図の
(b)に示したような刃断面8の形成が望まれている
が、実際には、同図の(a)に示したようなベロ4が刃
断面8に形成されたり、同図の(c)に示すような欠け
部6が刃断面8に形成されたりする。
(b)に示したような刃断面8の形成が望まれている
が、実際には、同図の(a)に示したようなベロ4が刃
断面8に形成されたり、同図の(c)に示すような欠け
部6が刃断面8に形成されたりする。
【0006】これらの光ファイバ10の刃断面8のうち、
図8の(a)に示したようなベロ4が形成された刃断面
8は、光ファイバの前記PC接続に用いられる光ファイ
バ10の接続端面として適用させることはできない。それ
というのは、ベロ4の存在が、光ファイバ10の中心部に
形成されていて光通路として主に機能しているコア部同
士のPC接続を妨げ、光ファイバ10同士の接続損失の増
大と接続の不安定化を引き起こすことになるからであ
る。
図8の(a)に示したようなベロ4が形成された刃断面
8は、光ファイバの前記PC接続に用いられる光ファイ
バ10の接続端面として適用させることはできない。それ
というのは、ベロ4の存在が、光ファイバ10の中心部に
形成されていて光通路として主に機能しているコア部同
士のPC接続を妨げ、光ファイバ10同士の接続損失の増
大と接続の不安定化を引き起こすことになるからであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ファイバの切断方法のように、光ファイバ10の外周の
一側部に切り欠き3を形成して光ファイバ10を分割切断
する場合、切り刃等で光ファイバ10に付ける微細な切り
欠き3は、光ファイバ10の光軸と直交する垂直面と完全
に対称とすることが不可能であるために、切断における
き裂形成の最終段階で、き裂が光ファイバ光軸の垂直面
に対して斜めに進展してしまうことを防ぐことはできな
い。したがって、ベロ4又は欠け部6の発生を防ぐこと
は困難であり、そのき裂進展方向を規制することはでき
ないために、接続端面側となる光ファイバ10にベロ4が
形成されることを防ぐことはできなかった。
光ファイバの切断方法のように、光ファイバ10の外周の
一側部に切り欠き3を形成して光ファイバ10を分割切断
する場合、切り刃等で光ファイバ10に付ける微細な切り
欠き3は、光ファイバ10の光軸と直交する垂直面と完全
に対称とすることが不可能であるために、切断における
き裂形成の最終段階で、き裂が光ファイバ光軸の垂直面
に対して斜めに進展してしまうことを防ぐことはできな
い。したがって、ベロ4又は欠け部6の発生を防ぐこと
は困難であり、そのき裂進展方向を規制することはでき
ないために、接続端面側となる光ファイバ10にベロ4が
形成されることを防ぐことはできなかった。
【0008】また、石英系のようなガラスの光ファイバ
10の内部と表面には、数多くのグリフィスき裂が存在し
ており、このグリフィスき裂が刃断面8でのき裂進展方
向に大きな影響を及ぼすために、上記と同様に、刃断面
8でのき裂進展方向を規制することができず、接続端面
側となる光ファイバ10の切断面にベロ4が形成されるこ
とを防げなかった。
10の内部と表面には、数多くのグリフィスき裂が存在し
ており、このグリフィスき裂が刃断面8でのき裂進展方
向に大きな影響を及ぼすために、上記と同様に、刃断面
8でのき裂進展方向を規制することができず、接続端面
側となる光ファイバ10の切断面にベロ4が形成されるこ
とを防げなかった。
【0009】さらに、光ファイバ10の刃断面8でのき裂
進展は、殆ど単純曲げと引っ張りによって生じた引っ張
り応力で決められており、き裂進展過程、特にき裂進展
の最終過程での最大主応力の方向が意図的に規制された
ものではないために、き裂の進展方向を規制することが
できず、したがって、接続端面側となる光ファイバ10に
ベロ4が発生することを防ぐことはできなかった。
進展は、殆ど単純曲げと引っ張りによって生じた引っ張
り応力で決められており、き裂進展過程、特にき裂進展
の最終過程での最大主応力の方向が意図的に規制された
ものではないために、き裂の進展方向を規制することが
できず、したがって、接続端面側となる光ファイバ10に
ベロ4が発生することを防ぐことはできなかった。
【0010】以上のことから、従来の光ファイバの切断
方法においては、切断により得られる光ファイバの接続
端面にベロ4が形成されることを防ぐことができないた
めに、光ファイバ10同士の良好なPC接続を可能とする
光ファイバ端面を確実に得ることができなかった。
方法においては、切断により得られる光ファイバの接続
端面にベロ4が形成されることを防ぐことができないた
めに、光ファイバ10同士の良好なPC接続を可能とする
光ファイバ端面を確実に得ることができなかった。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、接続端面側となる光ファイバの切
断面(刃断面)にベロが発生することを抑制可能で、そ
れにより、良好なPC接続可能な光ファイバ接続端面を
得ることができる光ファイバの切断方法を提供すること
にある。
なされたものであり、接続端面側となる光ファイバの切
断面(刃断面)にベロが発生することを抑制可能で、そ
れにより、良好なPC接続可能な光ファイバ接続端面を
得ることができる光ファイバの切断方法を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成により課題を解決するため
の手段としている。すなわち、本第1の発明は、光ファ
イバの切断位置に、光ファイバの光軸とほぼ直交する方
向に向けて光ファイバ外周の一側部に切り欠きを形成
し、光ファイバを接続端面側と否接続端面側とに分割切
断する光ファイバの切断方法であって、光ファイバの切
断位置の両側を光ファイバ長手方向に間隔を介して挟ん
で固定した後、前記切り欠きから光ファイバ長手方向に
間隔を介した前記接続端面側となる光ファイバの力印加
位置に該切り欠きと反対側の光ファイバ外周側から光フ
ァイバの光軸とほぼ直交する方向に力を加えることによ
りこの力によって切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力
を同時に加えてその最大主応力に対する垂直方向の切断
面を光ファイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に
形成して光ファイバを切断することを特徴として構成さ
れている。
に、本発明は次のような構成により課題を解決するため
の手段としている。すなわち、本第1の発明は、光ファ
イバの切断位置に、光ファイバの光軸とほぼ直交する方
向に向けて光ファイバ外周の一側部に切り欠きを形成
し、光ファイバを接続端面側と否接続端面側とに分割切
断する光ファイバの切断方法であって、光ファイバの切
断位置の両側を光ファイバ長手方向に間隔を介して挟ん
で固定した後、前記切り欠きから光ファイバ長手方向に
間隔を介した前記接続端面側となる光ファイバの力印加
位置に該切り欠きと反対側の光ファイバ外周側から光フ
ァイバの光軸とほぼ直交する方向に力を加えることによ
りこの力によって切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力
を同時に加えてその最大主応力に対する垂直方向の切断
面を光ファイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に
形成して光ファイバを切断することを特徴として構成さ
れている。
【0013】また、本第2の発明は、光ファイバの切断
位置に、光ファイバの光軸とほぼ直交する方向に向けて
光ファイバ外周の一側部に切り欠きを形成し、光ファイ
バを接続端面側と否接続端面側とに分割切断する光ファ
イバの切断方法であって、光ファイバの切断位置から光
ファイバ長手方向に間隔を介した前記否接続端面側を固
定した後、前記切り欠きから光ファイバ長手方向に間隔
を介した前記接続端面側となる光ファイバの力印加位置
に該切り欠きと同じ側の光ファイバ外周側から光ファイ
バの光軸とほぼ直交する方向に力を加えることによりこ
の力によって切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同
時に加えてその最大主応力に対する垂直方向の切断面を
光ファイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成
して光ファイバを切断することを特徴として構成されて
いる。
位置に、光ファイバの光軸とほぼ直交する方向に向けて
光ファイバ外周の一側部に切り欠きを形成し、光ファイ
バを接続端面側と否接続端面側とに分割切断する光ファ
イバの切断方法であって、光ファイバの切断位置から光
ファイバ長手方向に間隔を介した前記否接続端面側を固
定した後、前記切り欠きから光ファイバ長手方向に間隔
を介した前記接続端面側となる光ファイバの力印加位置
に該切り欠きと同じ側の光ファイバ外周側から光ファイ
バの光軸とほぼ直交する方向に力を加えることによりこ
の力によって切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同
時に加えてその最大主応力に対する垂直方向の切断面を
光ファイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成
して光ファイバを切断することを特徴として構成されて
いる。
【0014】さらに、本第3の発明は、光ファイバの切
断位置に、光ファイバの光軸とほぼ直交する方向に向け
て光ファイバ外周の一側部に切り欠きを形成し、光ファ
イバを接続端面側と否接続端面側とに分割切断する光フ
ァイバの切断方法であって、光ファイバの切断位置の両
側を光ファイバ長手方向に間隔を介して挟んで固定した
後、切り欠き近傍の前記否接続端面側となる光ファイバ
の圧縮応力印加位置に圧縮応力を加えながら前記切り欠
きから光ファイバ長手方向に間隔を介した前記接続端面
側となる光ファイバの力印加位置に該切り欠きと反対側
の光ファイバ外周側から光ファイバの光軸とほぼ直交す
る方向に力を加えることによりこの力によって切り欠き
部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加えてその最大主
応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバの光軸に対
して反時計回りの鋭角角度に形成して光ファイバを切断
することを特徴として構成されている。
断位置に、光ファイバの光軸とほぼ直交する方向に向け
て光ファイバ外周の一側部に切り欠きを形成し、光ファ
イバを接続端面側と否接続端面側とに分割切断する光フ
ァイバの切断方法であって、光ファイバの切断位置の両
側を光ファイバ長手方向に間隔を介して挟んで固定した
後、切り欠き近傍の前記否接続端面側となる光ファイバ
の圧縮応力印加位置に圧縮応力を加えながら前記切り欠
きから光ファイバ長手方向に間隔を介した前記接続端面
側となる光ファイバの力印加位置に該切り欠きと反対側
の光ファイバ外周側から光ファイバの光軸とほぼ直交す
る方向に力を加えることによりこの力によって切り欠き
部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加えてその最大主
応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバの光軸に対
して反時計回りの鋭角角度に形成して光ファイバを切断
することを特徴として構成されている。
【0015】さらに、前記圧縮応力印加位置と切り欠き
との間隔は約0.1mm以上約3mm以下とすることを特徴と
することも本第3の発明の特徴的な構成とされている。
との間隔は約0.1mm以上約3mm以下とすることを特徴と
することも本第3の発明の特徴的な構成とされている。
【0016】前記切り欠きから力印加位置までの間隔は
約0.5mmから約10mmとすることを特徴とすることも本第
1から第3の発明の特徴的な構成とされている。
約0.5mmから約10mmとすることを特徴とすることも本第
1から第3の発明の特徴的な構成とされている。
【0017】一般に、光ファイバはガラスによって形成
されるが、ガラスのような脆性材料のき裂進展や破壊
は、破壊面に垂直した引っ張り応力によって引き起こさ
れるものである。このため、き裂の進展とその進展方向
は、主にき裂先端部分に与えられる最大主応力の値とそ
の方向に支配される。
されるが、ガラスのような脆性材料のき裂進展や破壊
は、破壊面に垂直した引っ張り応力によって引き起こさ
れるものである。このため、き裂の進展とその進展方向
は、主にき裂先端部分に与えられる最大主応力の値とそ
の方向に支配される。
【0018】上記構成の本発明においては、光ファイバ
に形成した切り欠きから光ファイバ長手方向に間隔を介
した前記接続端面側となる光ファイバの力印加位置に力
を加えて、切り欠き部のき裂先端部分に引っ張り応力を
与えると同時に、剪断応力も与えることにより、き裂の
進展に支配的な役割を果たす最大主応力の値とその方向
の制御を行い、最大主応力(接続端面側となる光ファイ
バ側に働く)に対する垂直方向の切断面を光ファイバの
光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成して光ファイ
バを切断するために、この切断面によってき裂の最終段
階に形成されるベロは否接続端面側となる光ファイバに
形成され、接続端面側となる光ファイバにベロが形成さ
れること防ぐことが可能となる。
に形成した切り欠きから光ファイバ長手方向に間隔を介
した前記接続端面側となる光ファイバの力印加位置に力
を加えて、切り欠き部のき裂先端部分に引っ張り応力を
与えると同時に、剪断応力も与えることにより、き裂の
進展に支配的な役割を果たす最大主応力の値とその方向
の制御を行い、最大主応力(接続端面側となる光ファイ
バ側に働く)に対する垂直方向の切断面を光ファイバの
光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成して光ファイ
バを切断するために、この切断面によってき裂の最終段
階に形成されるベロは否接続端面側となる光ファイバに
形成され、接続端面側となる光ファイバにベロが形成さ
れること防ぐことが可能となる。
【0019】例えば、本第1の発明は、図1の(a)に
示すように、光ファイバ10の切断位置Cの両側を光ファ
イバ長手方向に間隔Lを介して挟んで固定し、前記光フ
ァイバ切断位置Cの図1において右側の光ファイバ10を
接続端面側、左側の光ファイバ10を否接続端面側とし
て、切り欠き3から光ファイバ長手方向に間隔sを介し
た接続端面側となる光ファイバ10の力印加位置Dに、切
り欠き3と反対側の光ファイバ外周側から光ファイバ10
の光軸とほぼ直交する方向に力Fを加えるものである。
示すように、光ファイバ10の切断位置Cの両側を光ファ
イバ長手方向に間隔Lを介して挟んで固定し、前記光フ
ァイバ切断位置Cの図1において右側の光ファイバ10を
接続端面側、左側の光ファイバ10を否接続端面側とし
て、切り欠き3から光ファイバ長手方向に間隔sを介し
た接続端面側となる光ファイバ10の力印加位置Dに、切
り欠き3と反対側の光ファイバ外周側から光ファイバ10
の光軸とほぼ直交する方向に力Fを加えるものである。
【0020】なお、同図において、光ファイバ10の光軸
方向をX軸とし、切り欠き3の中心を通るX軸に直交す
る軸をそれぞれY軸、Z軸とする。また、光ファイバ10
の左側の固定位置から切り欠き3までの光ファイバ長手
方向の距離をxとし、同じく、光ファイバ10の左側の固
定位置から前記力印加位置Dまでの距離をa、この力印
加位置Dから光ファイバ10の右側の固定位置までの距離
をbとする。そうすると、上記方法により光ファイバ10
を切断するときの剪断応力は同図の(b)に示すものと
なり、曲げモーメントは、同図の(c)に示すものとな
る。
方向をX軸とし、切り欠き3の中心を通るX軸に直交す
る軸をそれぞれY軸、Z軸とする。また、光ファイバ10
の左側の固定位置から切り欠き3までの光ファイバ長手
方向の距離をxとし、同じく、光ファイバ10の左側の固
定位置から前記力印加位置Dまでの距離をa、この力印
加位置Dから光ファイバ10の右側の固定位置までの距離
をbとする。そうすると、上記方法により光ファイバ10
を切断するときの剪断応力は同図の(b)に示すものと
なり、曲げモーメントは、同図の(c)に示すものとな
る。
【0021】図2の(a),(b)には、図1の(a)
に示した光ファイバの切断方法を用いて力印加位置Dに
力Fを加えてから時間taが経過した瞬間の、否接続端
面側となる光ファイバ10(A側)の応力状態が示されて
いる。周知のモールの応力円により、このときのき裂先
端の微少領域dsでの応力状態は、図2の(c)に示す
ように、曲げ応力σxtaと剪断応力τytaとなっているこ
とから、最大主応力σta1の大きさは次式(1)により
示され、その方向角度αは次式(2)により示され、剪
断応力τytaは、例えば図1,2の状態では次式(3)
により示すことができる。
に示した光ファイバの切断方法を用いて力印加位置Dに
力Fを加えてから時間taが経過した瞬間の、否接続端
面側となる光ファイバ10(A側)の応力状態が示されて
いる。周知のモールの応力円により、このときのき裂先
端の微少領域dsでの応力状態は、図2の(c)に示す
ように、曲げ応力σxtaと剪断応力τytaとなっているこ
とから、最大主応力σta1の大きさは次式(1)により
示され、その方向角度αは次式(2)により示され、剪
断応力τytaは、例えば図1,2の状態では次式(3)
により示すことができる。
【0022】 σta1=σxta/2+{(σxta/2)2+τyta 2}1/2・・・・・(1)
【0023】 tan2αta=−2τyta/σxta・・・・・(2)
【0024】 τyta=F{b/(a+b)}/Ata・・・・・(3)
【0025】なお、上記式(3)のAtaは、時間ta瞬
間の光ファイバ10の断面積である。また、上記式(2)
に示されるように、tan2αtaがマイナス(−)とな
り、角度αが負であることは、最大主応力がX軸から時
計方向に傾くことを意味する。
間の光ファイバ10の断面積である。また、上記式(2)
に示されるように、tan2αtaがマイナス(−)とな
り、角度αが負であることは、最大主応力がX軸から時
計方向に傾くことを意味する。
【0026】き裂進展の初期は、Ataが大きくτtaの値
が小さいことや、切り欠き3による応力拡大係数等の影
響を受けて、ほぼσx軸の垂直面、すなわち、光ファイ
バ10の光軸に対して直交する面に沿ってき裂が進展する
が、例えば図3に示すように、き裂進展の最終段階(力
印加開始から時間tb経過した瞬間)においては、その
剪断応力τytbの値が大きくなり、最大主応力σtb1の角
度αの絶対値は大きくなり、光ファイバ10の刃断面は、
主応力σtb1に対する垂直方向の切断面mtb−ntb
となる。本発明において、この切断面mtb−ntbを
光ファイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成
して光ファイバを切断するために、この切断面によって
形成されるベロは必ず図のA側、すなわち、否接続端面
側となる光ファイバに形成される。したがって、接続端
面側となる光ファイバの切断面にベロが形成されること
を防ぐことが可能となり、良好なPC接続可能な光ファ
イバ接続端面を得ることが可能となり、上記課題が解決
される。
が小さいことや、切り欠き3による応力拡大係数等の影
響を受けて、ほぼσx軸の垂直面、すなわち、光ファイ
バ10の光軸に対して直交する面に沿ってき裂が進展する
が、例えば図3に示すように、き裂進展の最終段階(力
印加開始から時間tb経過した瞬間)においては、その
剪断応力τytbの値が大きくなり、最大主応力σtb1の角
度αの絶対値は大きくなり、光ファイバ10の刃断面は、
主応力σtb1に対する垂直方向の切断面mtb−ntb
となる。本発明において、この切断面mtb−ntbを
光ファイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成
して光ファイバを切断するために、この切断面によって
形成されるベロは必ず図のA側、すなわち、否接続端面
側となる光ファイバに形成される。したがって、接続端
面側となる光ファイバの切断面にベロが形成されること
を防ぐことが可能となり、良好なPC接続可能な光ファ
イバ接続端面を得ることが可能となり、上記課題が解決
される。
【0027】また、上記本第2、第3の発明において
も、上記本第1の発明と同様に、力印加位置に加える力
により切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加
えて、その最大主応力に対する垂直方向の切断面を光フ
ァイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成する
ことにより、上記本第1の発明と同様に、接続端面側と
なる光ファイバ側にベロを形成させずに光ファイバの切
断を行うことが可能となり、上記課題が解決される。
も、上記本第1の発明と同様に、力印加位置に加える力
により切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加
えて、その最大主応力に対する垂直方向の切断面を光フ
ァイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成する
ことにより、上記本第1の発明と同様に、接続端面側と
なる光ファイバ側にベロを形成させずに光ファイバの切
断を行うことが可能となり、上記課題が解決される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例において、こ
れまでの説明と同一名称部分には同一符号を付し、その
重複説明は省略する。図1の(a)には、本発明に係る
光ファイバの切断方法の第1実施形態例が示されてい
る。本実施形態例は、前述した本第1の発明の実施形態
例であり、同図において、光ファイバ10の切断位置Cの
両側を光ファイバ10の長手方向に間隔を介して光ファイ
バ固定部材12によって固定した後、光ファイバの切断位
置Cに、光ファイバ10の光軸(図のX軸)とほぼ直交す
る方向に向けて光ファイバ10の外周の一側部に切り欠き
3を形成してファイバ10を接続端面側(図のB側)と否
接続端面側(図のA側)とに分割切断するものである。
なお、同図において、切り欠き3の中心を通す断面の直
交軸をY軸、Z軸とする。
に基づいて説明する。なお、本実施形態例において、こ
れまでの説明と同一名称部分には同一符号を付し、その
重複説明は省略する。図1の(a)には、本発明に係る
光ファイバの切断方法の第1実施形態例が示されてい
る。本実施形態例は、前述した本第1の発明の実施形態
例であり、同図において、光ファイバ10の切断位置Cの
両側を光ファイバ10の長手方向に間隔を介して光ファイ
バ固定部材12によって固定した後、光ファイバの切断位
置Cに、光ファイバ10の光軸(図のX軸)とほぼ直交す
る方向に向けて光ファイバ10の外周の一側部に切り欠き
3を形成してファイバ10を接続端面側(図のB側)と否
接続端面側(図のA側)とに分割切断するものである。
なお、同図において、切り欠き3の中心を通す断面の直
交軸をY軸、Z軸とする。
【0029】本実施形態例の特徴的なことは、切り欠き
3から光ファイバ10の長手方向に間隔sを介した前記接
続端面側となる光ファイバ10(B側)の力印加位置D
に、切り欠き3と反対側の光ファイバ10の外周側から光
ファイバ10の光軸とほぼ直交する方向に力を加えること
により、この力によって切り欠き部に引っ張り応力と剪
断応力を同時に加えて、その最大主応力に対する垂直方
向の切断面を光ファイバ10の光軸に対して反時計回りの
鋭角角度に形成して光ファイバ10を切断することであ
る。
3から光ファイバ10の長手方向に間隔sを介した前記接
続端面側となる光ファイバ10(B側)の力印加位置D
に、切り欠き3と反対側の光ファイバ10の外周側から光
ファイバ10の光軸とほぼ直交する方向に力を加えること
により、この力によって切り欠き部に引っ張り応力と剪
断応力を同時に加えて、その最大主応力に対する垂直方
向の切断面を光ファイバ10の光軸に対して反時計回りの
鋭角角度に形成して光ファイバ10を切断することであ
る。
【0030】本実施形態例では、図の左側の光ファイバ
固定部材12による光ファイバ10の固定位置から力印加位
置DまでのX軸方向の距離aを6mm、力印加位置Dから
図の右側の光ファイバ固定部材12による光ファイバ10の
固定位置までのX軸方向の距離bを8mmとし、光ファイ
バ切断位置Cから力印加位置DまでのX軸方向の距離s
を0.5mmとした。
固定部材12による光ファイバ10の固定位置から力印加位
置DまでのX軸方向の距離aを6mm、力印加位置Dから
図の右側の光ファイバ固定部材12による光ファイバ10の
固定位置までのX軸方向の距離bを8mmとし、光ファイ
バ切断位置Cから力印加位置DまでのX軸方向の距離s
を0.5mmとした。
【0031】上記パラメータのもとに、力印加位置Dに
力を加えたときの剪断応力が同図の(b)に、曲げモー
メントは同図の(c)にそれぞれ示されており、力印加
開始から時間ta経過後の、否接続端面側となる光ファ
イバ10の応力状態が図2に示されている。前述の如く、
時間taの瞬間のき裂先端の微少領域dsでの応力状態
は、モールの応力円により、曲げ応力σxtaと剪断応力
τytaとなっており、最大主応力τta1の大きさは前記式
(1)により、その方向角度αは前記式(2)により示
され、剪断応力τytaは、図1,2の状態では前記式
(3)で表すことができる。
力を加えたときの剪断応力が同図の(b)に、曲げモー
メントは同図の(c)にそれぞれ示されており、力印加
開始から時間ta経過後の、否接続端面側となる光ファ
イバ10の応力状態が図2に示されている。前述の如く、
時間taの瞬間のき裂先端の微少領域dsでの応力状態
は、モールの応力円により、曲げ応力σxtaと剪断応力
τytaとなっており、最大主応力τta1の大きさは前記式
(1)により、その方向角度αは前記式(2)により示
され、剪断応力τytaは、図1,2の状態では前記式
(3)で表すことができる。
【0032】そして、き裂進展の初期は、前記式(3)
のAtaが大きく、τtaの値が小さいことや、切り欠き3
による応力拡大係数などの影響を受けて、き裂の進展が
ほぼσx軸の垂直面に沿って進むが、き裂進展の最終段
階、すなわち時間tb経過後には、前記式(3)のτ
ytbが大きくなり、最大主応力τtb1の方向角度αの絶対
値が大きくなることから、き裂進展方向は、最大主応力
σtb1の大きさと方向角度αにより支配され、図3に示
すように、光ファイバ10の切断面5a,5bは、最大主
応力に対する垂直方向の切断面となるmtb−ntbの
方向、すなわち、光ファイバ10の光軸に対して反時計回
りの鋭角角度に形成される。
のAtaが大きく、τtaの値が小さいことや、切り欠き3
による応力拡大係数などの影響を受けて、き裂の進展が
ほぼσx軸の垂直面に沿って進むが、き裂進展の最終段
階、すなわち時間tb経過後には、前記式(3)のτ
ytbが大きくなり、最大主応力τtb1の方向角度αの絶対
値が大きくなることから、き裂進展方向は、最大主応力
σtb1の大きさと方向角度αにより支配され、図3に示
すように、光ファイバ10の切断面5a,5bは、最大主
応力に対する垂直方向の切断面となるmtb−ntbの
方向、すなわち、光ファイバ10の光軸に対して反時計回
りの鋭角角度に形成される。
【0033】そのため、光ファイバ10に形成されるベロ
4は、同図に示すように、否接続端面側となる光ファイ
バ10(A側)に形成され、接続端面側となる光ファイバ
10(B側)には形成されないことになる。実際に、前記
パラメータのもとに光ファイバ10の切断を行ったとこ
ろ、接続端面側となる光ファイバ10側にベロ4が形成さ
れないことを確認できた。
4は、同図に示すように、否接続端面側となる光ファイ
バ10(A側)に形成され、接続端面側となる光ファイバ
10(B側)には形成されないことになる。実際に、前記
パラメータのもとに光ファイバ10の切断を行ったとこ
ろ、接続端面側となる光ファイバ10側にベロ4が形成さ
れないことを確認できた。
【0034】図4には、本発明に係る光ファイバの切断
方法の第2実施形態例が示されている。本実施形態例も
上記第1実施形態例と同様に光ファイバ10の切断位置C
に、光ファイバ10の光軸とほぼ直交する方向に向けて光
ファイバ10の外周の一側部に切り欠き3を形成し、光フ
ァイバ10を接続端面側と否接続端面側とに分割切断する
ものである。
方法の第2実施形態例が示されている。本実施形態例も
上記第1実施形態例と同様に光ファイバ10の切断位置C
に、光ファイバ10の光軸とほぼ直交する方向に向けて光
ファイバ10の外周の一側部に切り欠き3を形成し、光フ
ァイバ10を接続端面側と否接続端面側とに分割切断する
ものである。
【0035】本実施形態例では、光ファイバ切断位置C
から光ファイバ10の長手方向に間隔(x)を介した否接
続端面側となる光ファイバ10を光ファイバ固定部材12に
より固定した後、光ファイバ切断位置Cに切り欠き3を
形成し、切り欠き3から光ファイバ長手方向に間隔
(s)を介した接続端面側となる光ファイバ10の力印加
位置Dに、切り欠き3と同じ側の光ファイバ外周側から
光ファイバ10の光軸とほぼ直交する方向に力を加える。
そして、この力によって、上記第1実施形態例と同様
に、切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加え
て、その最大主応力に対する垂直方向の切断面を光ファ
イバ10の光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成して
光ファイバ10を切断する。
から光ファイバ10の長手方向に間隔(x)を介した否接
続端面側となる光ファイバ10を光ファイバ固定部材12に
より固定した後、光ファイバ切断位置Cに切り欠き3を
形成し、切り欠き3から光ファイバ長手方向に間隔
(s)を介した接続端面側となる光ファイバ10の力印加
位置Dに、切り欠き3と同じ側の光ファイバ外周側から
光ファイバ10の光軸とほぼ直交する方向に力を加える。
そして、この力によって、上記第1実施形態例と同様
に、切り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加え
て、その最大主応力に対する垂直方向の切断面を光ファ
イバ10の光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成して
光ファイバ10を切断する。
【0036】本実施形態例において、光ファイバ切断位
置Cから力印加位置DまでのX軸方向の距離sは5mm、
光ファイバ固定部材12から力印加位置DまでのX軸方向
の距離aは12mmとした。
置Cから力印加位置DまでのX軸方向の距離sは5mm、
光ファイバ固定部材12から力印加位置DまでのX軸方向
の距離aは12mmとした。
【0037】本実施形態例における剪断応力および曲げ
モーメントは、それぞれ、図4の(b),(c)にそれ
ぞれ示され、本実施形態例でも、上記第1実施形態例と
同じ原理により、力印加位置Dに加える力によって、切
り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加え、その
最大主応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバ10の
光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成することによ
り、ベロ4を接続端面側となる光ファイバ10に形成する
ことを防ぎ、ベロ4のない光ファイバ接続端面を得るこ
とができる。実際に、上記パラメータにより光ファイバ
10の切断を行ったところ、接続端面側となる光ファイバ
10に確実にベロ4が形成されないことを確認できた。
モーメントは、それぞれ、図4の(b),(c)にそれ
ぞれ示され、本実施形態例でも、上記第1実施形態例と
同じ原理により、力印加位置Dに加える力によって、切
り欠き部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加え、その
最大主応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバ10の
光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成することによ
り、ベロ4を接続端面側となる光ファイバ10に形成する
ことを防ぎ、ベロ4のない光ファイバ接続端面を得るこ
とができる。実際に、上記パラメータにより光ファイバ
10の切断を行ったところ、接続端面側となる光ファイバ
10に確実にベロ4が形成されないことを確認できた。
【0038】図5には、本発明に係る光ファイバの切断
方法の第3実施形態例が示されている。本実施形態例は
上記第1実施形態例とほぼ同様の方法により光ファイバ
の切断を行うものであり、本実施形態例が上記第1実施
形態例と異なる特徴的なことは、光ファイバ切断位置C
の両側を光ファイバ長手方向に間隔を介して挟んで固定
した後に、切り欠き3の近傍の否接続端面側となる光フ
ァイバの圧縮応力印加位置Gに圧縮応力を加えながら光
ファイバの切断を行うことである。
方法の第3実施形態例が示されている。本実施形態例は
上記第1実施形態例とほぼ同様の方法により光ファイバ
の切断を行うものであり、本実施形態例が上記第1実施
形態例と異なる特徴的なことは、光ファイバ切断位置C
の両側を光ファイバ長手方向に間隔を介して挟んで固定
した後に、切り欠き3の近傍の否接続端面側となる光フ
ァイバの圧縮応力印加位置Gに圧縮応力を加えながら光
ファイバの切断を行うことである。
【0039】なお、同図において、14は圧縮応力印加部
材を示しており、この圧縮応力印加部材14の右端から切
り欠き3までのX軸方向の距離(圧縮応力印加位置Gと
切り欠き3との間隔)wは2mm,切り欠き3から力印加
位置DまでのX軸方向の距離sは6mm,力印加位置Dか
ら右側の光ファイバ固定部材12までのX軸方向の距離b
は6mm,力印加位置Fから圧縮応力印加部材14の右端ま
でのX軸方向の距離aは6.5mmとし、圧縮応力印加部材1
4から光ファイバ10に加える圧縮応力は光ファイバ一心
当り500gfとした。また、本実施形態例において切断さ
れる光ファイバ10は直径125μmのものを用いた。
材を示しており、この圧縮応力印加部材14の右端から切
り欠き3までのX軸方向の距離(圧縮応力印加位置Gと
切り欠き3との間隔)wは2mm,切り欠き3から力印加
位置DまでのX軸方向の距離sは6mm,力印加位置Dか
ら右側の光ファイバ固定部材12までのX軸方向の距離b
は6mm,力印加位置Fから圧縮応力印加部材14の右端ま
でのX軸方向の距離aは6.5mmとし、圧縮応力印加部材1
4から光ファイバ10に加える圧縮応力は光ファイバ一心
当り500gfとした。また、本実施形態例において切断さ
れる光ファイバ10は直径125μmのものを用いた。
【0040】図6の(b)には、上記本第3実施形態例
の光ファイバの切断方法により光ファイバ10を切断する
ときの、切断開始から時間ta経過した瞬間の、否接続
端面側となる光ファイバ10のき裂近傍の微少面積dv
(同図の(a))の応力状態が示されている。図6の
(b)において、σytaは、圧縮応力印加部材14から光
ファイバ10に与えられた圧縮応力であり、σxtaは、力
印加部材13から光ファイバ10に与えられたX軸方向の引
っ張り応力であり、τytaは、力印加部材13から光ファ
イバ10に与えられた光ファイバ断面での剪断応力であ
る。
の光ファイバの切断方法により光ファイバ10を切断する
ときの、切断開始から時間ta経過した瞬間の、否接続
端面側となる光ファイバ10のき裂近傍の微少面積dv
(同図の(a))の応力状態が示されている。図6の
(b)において、σytaは、圧縮応力印加部材14から光
ファイバ10に与えられた圧縮応力であり、σxtaは、力
印加部材13から光ファイバ10に与えられたX軸方向の引
っ張り応力であり、τytaは、力印加部材13から光ファ
イバ10に与えられた光ファイバ断面での剪断応力であ
る。
【0041】これらの各力σyta,σxta,τtaをモール
の応力円で解析すると同図の(c)に示すようになり、
最大主応力σta1の大きさは次式(4)により示され、
その方向角度αは次式(5)により示され、剪断応力τ
ytaは次式(6)により示すことができる。
の応力円で解析すると同図の(c)に示すようになり、
最大主応力σta1の大きさは次式(4)により示され、
その方向角度αは次式(5)により示され、剪断応力τ
ytaは次式(6)により示すことができる。
【0042】 σta1=(σxta+σyta)/2+{(σxta−σyta)/2+τyta 2}1/2・・・ ・・(4)
【0043】 tan2α=−2τyta/(σxta−σyta)・・・・・(5)
【0044】 τyta=F{b/(a+b)}/Ata・・・・・(6)
【0045】なお、上記式(3)のAtaは、き裂進展の
時間ta瞬間の光ファイバの断面積である。また、上記
式(5)に示されるように、ある時間ta瞬間の最大主
応力の方向角度αが負になるのは、最大主応力σta1の
方向は、図4に示したようにX軸から時針向きであるこ
とを意味する。
時間ta瞬間の光ファイバの断面積である。また、上記
式(5)に示されるように、ある時間ta瞬間の最大主
応力の方向角度αが負になるのは、最大主応力σta1の
方向は、図4に示したようにX軸から時針向きであるこ
とを意味する。
【0046】本実施形態例においても、上記第1、第2
実施形態例と同様に、き裂進展の初期は、Ataが大き
く、τtaの値が小さいことや、切り欠き3による応力拡
大係数等の影響を受けて、き裂の進展がほぼσxの垂直
面に沿って進むことができるが、き裂進展の最終段階
(時間tbの瞬間)では、上記式(4)〜(6)からも
分かるようにτytbの値は大きくなり、最大主応力σtb1
の方向角度αの絶対値は大きくなることにより、き裂の
進展方向は、図3に示したように、最大主応力σtb1に
よって、最大主応力に対する垂直方向の切断面であるm
b−nb方向に向かうことになり、上記第1、第2実施
形態例と同様の効果を奏することができる。
実施形態例と同様に、き裂進展の初期は、Ataが大き
く、τtaの値が小さいことや、切り欠き3による応力拡
大係数等の影響を受けて、き裂の進展がほぼσxの垂直
面に沿って進むことができるが、き裂進展の最終段階
(時間tbの瞬間)では、上記式(4)〜(6)からも
分かるようにτytbの値は大きくなり、最大主応力σtb1
の方向角度αの絶対値は大きくなることにより、き裂の
進展方向は、図3に示したように、最大主応力σtb1に
よって、最大主応力に対する垂直方向の切断面であるm
b−nb方向に向かうことになり、上記第1、第2実施
形態例と同様の効果を奏することができる。
【0047】また、前記の如く、石英系のようなガラス
の光ファイバ10の内部と表面には、数多くのグリフィス
き裂が存在しているが、本実施形態例のように、光ファ
イバ10に圧縮応力を印加すると、圧縮応力印加位置近傍
においてはき裂の進展が抑制されるために、例えば図7
に示されるように、光ファイバ切断のき裂が否接続端面
側となる光ファイバ10(図のA側)の圧縮応力印加位置
近傍のグリフィスき裂に到達しても、光ファイバ切断の
き裂はグリフィスき裂に沿って進展しない。そして、接
続端面側となる光ファイバ10(図のB側)のグリフィス
き裂に光ファイバ切断のき裂が到達すると、そのグリフ
ィスき裂に沿って光ファイバ切断のき裂が進展し、同図
に示すように、図のA側にベロ4が形成されることにな
る。
の光ファイバ10の内部と表面には、数多くのグリフィス
き裂が存在しているが、本実施形態例のように、光ファ
イバ10に圧縮応力を印加すると、圧縮応力印加位置近傍
においてはき裂の進展が抑制されるために、例えば図7
に示されるように、光ファイバ切断のき裂が否接続端面
側となる光ファイバ10(図のA側)の圧縮応力印加位置
近傍のグリフィスき裂に到達しても、光ファイバ切断の
き裂はグリフィスき裂に沿って進展しない。そして、接
続端面側となる光ファイバ10(図のB側)のグリフィス
き裂に光ファイバ切断のき裂が到達すると、そのグリフ
ィスき裂に沿って光ファイバ切断のき裂が進展し、同図
に示すように、図のA側にベロ4が形成されることにな
る。
【0048】すなわち、本実施形態例によれば、切り欠
き3の近傍の否接続端面側となる光ファイバ10の圧縮応
力印加位置Gに圧縮応力を加えながら光ファイバ10の切
断を行うことにより、否接続端面側となる光ファイバ10
の切り欠き近傍にグリフィスき裂に沿った光ファイバ切
断のき裂が生じることを抑制することができるために、
接続端面側となる光ファイバ10にベロ4が形成されるこ
とをより一層確実に防ぐことができる。
き3の近傍の否接続端面側となる光ファイバ10の圧縮応
力印加位置Gに圧縮応力を加えながら光ファイバ10の切
断を行うことにより、否接続端面側となる光ファイバ10
の切り欠き近傍にグリフィスき裂に沿った光ファイバ切
断のき裂が生じることを抑制することができるために、
接続端面側となる光ファイバ10にベロ4が形成されるこ
とをより一層確実に防ぐことができる。
【0049】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記第1〜第3実施形態例におけるX軸方向の距離a,
b,x,s,w等の距離パラメータは特に限定されるも
のではなく、適宜設定されるものであり、上記第1〜第
3実施形態例における切り欠き3と力印加位置Dとの間
隔sは、他の距離x,a,dよりも小さい適宜の値に設
定されるものである。
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記第1〜第3実施形態例におけるX軸方向の距離a,
b,x,s,w等の距離パラメータは特に限定されるも
のではなく、適宜設定されるものであり、上記第1〜第
3実施形態例における切り欠き3と力印加位置Dとの間
隔sは、他の距離x,a,dよりも小さい適宜の値に設
定されるものである。
【0050】なお、上記間隔(距離)sを約0.5mmから
約10mmとすることにより、力印加位置Dへの力の印加を
行い易くすることが可能となり、この力によって確実に
切り欠き部3に引っ張り応力と剪断応力を同時に加え、
その最大主応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバ
10の光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成すること
ができるために、上記間隔sを約0.5mmから約10mmに設
定することが好ましい。
約10mmとすることにより、力印加位置Dへの力の印加を
行い易くすることが可能となり、この力によって確実に
切り欠き部3に引っ張り応力と剪断応力を同時に加え、
その最大主応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバ
10の光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成すること
ができるために、上記間隔sを約0.5mmから約10mmに設
定することが好ましい。
【0051】また、上記間隔(距離)wを約0.1mm以上
約3mm以下とすることにより、切り欠き3の近傍への圧
縮応力印加操作を非常に行い易くすることが可能とな
り、この圧縮応力によって否接続端面側となる光ファイ
バ10に光ファイバ切断のき裂が生じることを確実に防止
することができるために、上記間隔wは約0.1mm以上約
3mm以下とすることが好ましい。
約3mm以下とすることにより、切り欠き3の近傍への圧
縮応力印加操作を非常に行い易くすることが可能とな
り、この圧縮応力によって否接続端面側となる光ファイ
バ10に光ファイバ切断のき裂が生じることを確実に防止
することができるために、上記間隔wは約0.1mm以上約
3mm以下とすることが好ましい。
【0052】さらに、上記第3実施形態例では、圧縮応
力印加部材14から光ファイバ10に加える圧縮応力は光フ
ァイバ一心当り500gfとしたが、この圧縮応力は特に限
定されるものではなく適宜設定されるものである。
力印加部材14から光ファイバ10に加える圧縮応力は光フ
ァイバ一心当り500gfとしたが、この圧縮応力は特に限
定されるものではなく適宜設定されるものである。
【0053】さらに、上記第1〜第3実施形態例では、
1本(一心)の光ファイバ10の切断方法としたが、本発
明の光ファイバ切断方法は複数の光ファイバをまとめて
同時に切断する複数光ファイバの切断方法としても適用
されるものである。
1本(一心)の光ファイバ10の切断方法としたが、本発
明の光ファイバ切断方法は複数の光ファイバをまとめて
同時に切断する複数光ファイバの切断方法としても適用
されるものである。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、光ファイバに形成した
切り欠きから光ファイバ長手方向に間隔を介した接続端
面側となる光ファイバの力印加位置に力を加えて、切り
欠き部のき裂先端部分に引っ張り応力を与えると同時
に、剪断応力も与えることにより、光ファイバを形成す
るガラスのような脆性材料のき裂の進展に支配的な役割
を果たす最大主応力の値とその方向の制御を行うことが
できる。そして、前記接続端面となる光ファイバ側に働
く前記最大主応力に対する垂直方向の切断面を、光ファ
イバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成して光
ファイバを切断することにより、この切断面によってき
裂の最終段階に形成されるベロを否接続端面側となる光
ファイバに形成し、接続端面側となる光ファイバにベロ
が形成されることを防ぐことができる。
切り欠きから光ファイバ長手方向に間隔を介した接続端
面側となる光ファイバの力印加位置に力を加えて、切り
欠き部のき裂先端部分に引っ張り応力を与えると同時
に、剪断応力も与えることにより、光ファイバを形成す
るガラスのような脆性材料のき裂の進展に支配的な役割
を果たす最大主応力の値とその方向の制御を行うことが
できる。そして、前記接続端面となる光ファイバ側に働
く前記最大主応力に対する垂直方向の切断面を、光ファ
イバの光軸に対して反時計回りの鋭角角度に形成して光
ファイバを切断することにより、この切断面によってき
裂の最終段階に形成されるベロを否接続端面側となる光
ファイバに形成し、接続端面側となる光ファイバにベロ
が形成されることを防ぐことができる。
【0055】また、切り欠き近傍の否接続端面側となる
光ファイバの圧縮応力印加位置に圧縮応力を加えながら
光ファイバを切断する本第3の発明によれば、たとえ光
ファイバに数多くのグリフィスき裂が存在していても、
圧縮応力印加側、すなわち、否接続端面側となる光ファ
イバ側において、光ファイバ切断のき裂がグリフィスき
裂に沿って進展することを抑制できるために、グリフィ
スき裂によってき裂進展方向が左右されることを確実に
抑制し、接続端面側となる光ファイバにベロが形成され
ることをより一層確実に防ぐことができる。
光ファイバの圧縮応力印加位置に圧縮応力を加えながら
光ファイバを切断する本第3の発明によれば、たとえ光
ファイバに数多くのグリフィスき裂が存在していても、
圧縮応力印加側、すなわち、否接続端面側となる光ファ
イバ側において、光ファイバ切断のき裂がグリフィスき
裂に沿って進展することを抑制できるために、グリフィ
スき裂によってき裂進展方向が左右されることを確実に
抑制し、接続端面側となる光ファイバにベロが形成され
ることをより一層確実に防ぐことができる。
【0056】さらに、前記圧縮応力印加位置と切り欠き
との間隔は約0.1mm以上約3mm以下とする本第3の発明
によれば、切り欠き近傍への圧縮応力印加操作を非常に
行い易くすることが可能となり、前記の如く圧縮応力に
よって否接続端面側となる光ファイバに光ファイバ切断
のき裂が生じることを確実に防止することができる。
との間隔は約0.1mm以上約3mm以下とする本第3の発明
によれば、切り欠き近傍への圧縮応力印加操作を非常に
行い易くすることが可能となり、前記の如く圧縮応力に
よって否接続端面側となる光ファイバに光ファイバ切断
のき裂が生じることを確実に防止することができる。
【0057】さらに、前記切り欠きから力印加位置まで
の間隔は約0.5mmから約10mmとする本発明によれば、力
印加位置への力の印加を行い易くすることが可能とな
り、この力によって確実に切り欠き部に引っ張り応力と
剪断応力を同時に加えることができる。そして、その最
大主応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバの光軸
に対して反時計回りの鋭角角度に形成し、上記の如く、
ベロのない光ファイバ接続端面形成をより一層確実に行
うことができる。
の間隔は約0.5mmから約10mmとする本発明によれば、力
印加位置への力の印加を行い易くすることが可能とな
り、この力によって確実に切り欠き部に引っ張り応力と
剪断応力を同時に加えることができる。そして、その最
大主応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバの光軸
に対して反時計回りの鋭角角度に形成し、上記の如く、
ベロのない光ファイバ接続端面形成をより一層確実に行
うことができる。
【図1】本発明に係る光ファイバの切断方法の第1実施
形態例を、その剪断応力および曲げモーメントと共に示
す説明図である。
形態例を、その剪断応力および曲げモーメントと共に示
す説明図である。
【図2】上記第1実施形態例における時間ta瞬間の否
接続端面側となる光ファイバの応力状態を示す説明図で
ある。
接続端面側となる光ファイバの応力状態を示す説明図で
ある。
【図3】本発明に係る実施形態例において、き裂進展の
最終段階(時間tbの瞬間)の最大主応力とこの最大主
応力に対する垂直方向の切断面形成状態を示す説明図で
ある。
最終段階(時間tbの瞬間)の最大主応力とこの最大主
応力に対する垂直方向の切断面形成状態を示す説明図で
ある。
【図4】本発明に係る光ファイバの切断方法の第2実施
形態例を、その剪断応力および曲げモーメントと共に示
す説明図である。
形態例を、その剪断応力および曲げモーメントと共に示
す説明図である。
【図5】本発明に係る光ファイバの切断方法の第3実施
形態例を、その剪断応力と曲げモーメントと共に示す説
明図である。
形態例を、その剪断応力と曲げモーメントと共に示す説
明図である。
【図6】上記第3実施形態例における時間taの瞬間の
否接続端面側となる光ファイバの応力状態を示す説明図
である。
否接続端面側となる光ファイバの応力状態を示す説明図
である。
【図7】上記第3実施形態例において、光ファイバ中の
グリフィスき裂に沿った光ファイバ切断のき裂進展を圧
縮応力印加により防ぐ効果を示す説明図である。
グリフィスき裂に沿った光ファイバ切断のき裂進展を圧
縮応力印加により防ぐ効果を示す説明図である。
【図8】光ファイバの鏡面切断により形成される光ファ
イバ10の刃断面8の例を示す説明図である。
イバ10の刃断面8の例を示す説明図である。
【図9】従来の光ファイバの切断方法の一例を示す説明
図である。
図である。
3 切り欠き 4 ベロ 5a,5b 切断面 10 光ファイバ 13 力印加部材 14 圧縮応力印加部材
Claims (5)
- 【請求項1】 光ファイバの切断位置に、光ファイバの
光軸とほぼ直交する方向に向けて光ファイバ外周の一側
部に切り欠きを形成し、光ファイバを接続端面側と否接
続端面側とに分割切断する光ファイバの切断方法であっ
て、光ファイバの切断位置の両側を光ファイバ長手方向
に間隔を介して挟んで固定した後、前記切り欠きから光
ファイバ長手方向に間隔を介した前記接続端面側となる
光ファイバの力印加位置に該切り欠きと反対側の光ファ
イバ外周側から光ファイバの光軸とほぼ直交する方向に
力を加えることによりこの力によって切り欠き部に引っ
張り応力と剪断応力を同時に加えてその最大主応力に対
する垂直方向の切断面を光ファイバの光軸に対して反時
計回りの鋭角角度に形成して光ファイバを切断すること
を特徴とする光ファイバ切断方法。 - 【請求項2】 光ファイバの切断位置に、光ファイバの
光軸とほぼ直交する方向に向けて光ファイバ外周の一側
部に切り欠きを形成し、光ファイバを接続端面側と否接
続端面側とに分割切断する光ファイバの切断方法であっ
て、光ファイバの切断位置から光ファイバ長手方向に間
隔を介した前記否接続端面側を固定した後、前記切り欠
きから光ファイバ長手方向に間隔を介した前記接続端面
側となる光ファイバの力印加位置に該切り欠きと同じ側
の光ファイバ外周側から光ファイバの光軸とほぼ直交す
る方向に力を加えることによりこの力によって切り欠き
部に引っ張り応力と剪断応力を同時に加えてその最大主
応力に対する垂直方向の切断面を光ファイバの光軸に対
して反時計回りの鋭角角度に形成して光ファイバを切断
することを特徴とする光ファイバの切断方法。 - 【請求項3】 光ファイバの切断位置に、光ファイバの
光軸とほぼ直交する方向に向けて光ファイバ外周の一側
部に切り欠きを形成し、光ファイバを接続端面側と否接
続端面側とに分割切断する光ファイバの切断方法であっ
て、光ファイバの切断位置の両側を光ファイバ長手方向
に間隔を介して挟んで固定した後、切り欠き近傍の前記
否接続端面側となる光ファイバの圧縮応力印加位置に圧
縮応力を加えながら前記切り欠きから光ファイバ長手方
向に間隔を介した前記接続端面側となる光ファイバの力
印加位置に該切り欠きと反対側の光ファイバ外周側から
光ファイバの光軸とほぼ直交する方向に力を加えること
によりこの力によって切り欠き部に引っ張り応力と剪断
応力を同時に加えてその最大主応力に対する垂直方向の
切断面を光ファイバの光軸に対して反時計回りの鋭角角
度に形成して光ファイバを切断することを特徴とする光
ファイバの切断方法。 - 【請求項4】 圧縮応力印加位置と切り欠きとの間隔は
約0.1mm以上約3mm以下とすることを特徴とする請求項
3記載の光ファイバの切断方法。 - 【請求項5】 切り欠きから力印加位置までの間隔は約
0.5mmから約10mmとすることを特徴とする請求項1又は
請求項2又は請求項3記載の光ファイバの切断方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18176197A JPH1114837A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 光ファイバの切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18176197A JPH1114837A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 光ファイバの切断方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114837A true JPH1114837A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16106434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18176197A Pending JPH1114837A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 光ファイバの切断方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1114837A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150052507A (ko) | 2013-11-06 | 2015-05-14 | 삼성전기주식회사 | 적층 세라믹 커패시터 및 그 실장 기판 |
| JP2021026139A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 株式会社フジクラ | 光ファイバカッタ及び光ファイバ切断方法 |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP18176197A patent/JPH1114837A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150052507A (ko) | 2013-11-06 | 2015-05-14 | 삼성전기주식회사 | 적층 세라믹 커패시터 및 그 실장 기판 |
| JP2021026139A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 株式会社フジクラ | 光ファイバカッタ及び光ファイバ切断方法 |
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