JPH11158138A - 安息香酸フェニル誘導体とそれを含有する液晶組成物 - Google Patents
安息香酸フェニル誘導体とそれを含有する液晶組成物Info
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- JPH11158138A JPH11158138A JP9325972A JP32597297A JPH11158138A JP H11158138 A JPH11158138 A JP H11158138A JP 9325972 A JP9325972 A JP 9325972A JP 32597297 A JP32597297 A JP 32597297A JP H11158138 A JPH11158138 A JP H11158138A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式(I)
【化1】
(R:C数1〜7の直鎖状のアルキル基、n:1〜5の
整数、X及びY:独立的にH原子又はF原子)の安息香
酸フェニル誘導体及びこれを含有する液晶組成物。 【効果】 本発明の化合物は、熱、光、水に対し化学的
に安定で、本発明の提供する合成方法に基づき工業的に
も容易に製造でき、また、誘電率異方性が極めて大きい
ので、現在汎用のホスト液晶組成物に添加することによ
りその閾値電圧を大幅に低減することができ、しかも液
晶性にも優れ、従来液晶との相溶性も良好である。従っ
て、温度範囲が広く、低電圧駆動が可能な特にSTN液
晶表示素子用の液晶材料の構成成分として非常に有用で
ある。
整数、X及びY:独立的にH原子又はF原子)の安息香
酸フェニル誘導体及びこれを含有する液晶組成物。 【効果】 本発明の化合物は、熱、光、水に対し化学的
に安定で、本発明の提供する合成方法に基づき工業的に
も容易に製造でき、また、誘電率異方性が極めて大きい
ので、現在汎用のホスト液晶組成物に添加することによ
りその閾値電圧を大幅に低減することができ、しかも液
晶性にも優れ、従来液晶との相溶性も良好である。従っ
て、温度範囲が広く、低電圧駆動が可能な特にSTN液
晶表示素子用の液晶材料の構成成分として非常に有用で
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気光学的液晶表示
材料として有用な、安息香酸フェニル誘導体誘導体であ
る液晶性化合物とそれを含む液晶組成物に関する。
材料として有用な、安息香酸フェニル誘導体誘導体であ
る液晶性化合物とそれを含む液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、時計、電卓をはじめと
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、パソコン、テレビ等に用いられるよ
うになっている。液晶表示方式としては、その代表的な
ものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩れネマ
チック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲスト・ホ
スト)型あるいは高速応答が可能なFLC(強誘電性液
晶)等を挙げることができる。また駆動方式としても従
来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一般
的になり、単純マトリックス駆動からさらにアクティブ
マトリックス駆動が実用化されている。
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、パソコン、テレビ等に用いられるよ
うになっている。液晶表示方式としては、その代表的な
ものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩れネマ
チック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲスト・ホ
スト)型あるいは高速応答が可能なFLC(強誘電性液
晶)等を挙げることができる。また駆動方式としても従
来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一般
的になり、単純マトリックス駆動からさらにアクティブ
マトリックス駆動が実用化されている。
【0003】現在、ノートパソコンや液晶テレビ等の高
精細表示には、アクティブマトリックス駆動方式が主流
となりつつあるが、製造コストが高く、大画面化が容易
でないなど、従来からの問題点は依然解決されたとは言
い難い。
精細表示には、アクティブマトリックス駆動方式が主流
となりつつあるが、製造コストが高く、大画面化が容易
でないなど、従来からの問題点は依然解決されたとは言
い難い。
【0004】一方、単純マトリックス駆動によるSTN
表示方式はアクティブマトリックス駆動方式と比較する
と製造コストが低く、大画面化も比較的容易である。最
大の問題点であった表示品質も、駆動法の改良により大
幅に向上し、カラー表示はもとより、ある程度の動画表
示も可能となり、コンピューター用大型モニターへの搭
載も開始されている。
表示方式はアクティブマトリックス駆動方式と比較する
と製造コストが低く、大画面化も比較的容易である。最
大の問題点であった表示品質も、駆動法の改良により大
幅に向上し、カラー表示はもとより、ある程度の動画表
示も可能となり、コンピューター用大型モニターへの搭
載も開始されている。
【0005】これらのSTN表示方式に用いられる液晶
材料にはその用途に応じて種々の特性が要求されている
が、イ)低電圧駆動性、ロ)高速応答性、及びハ)化学的安定
性は他の表示方式にも共通して非常に重要である。
材料にはその用途に応じて種々の特性が要求されている
が、イ)低電圧駆動性、ロ)高速応答性、及びハ)化学的安定
性は他の表示方式にも共通して非常に重要である。
【0006】液晶素子の駆動電圧を低減するためには液
晶組成物の閾値電圧(Vth)を低くする必要がある。こ
こで、閾値電圧(Vth)は式(II)
晶組成物の閾値電圧(Vth)を低くする必要がある。こ
こで、閾値電圧(Vth)は式(II)
【0007】
【数1】
【0008】(式中、Kは弾性定数を、Δは誘電率異方
性を、kは比例定数を表す。)で表されることから、閾
値電圧を低くするためには誘電率異方性(Δ)を大きく
することが有効である。その目的から、液晶組成物中に
は誘電率異方性の極めて大きい化合物(以下、強P化合
物と称する。)が添加されることが多い。
性を、kは比例定数を表す。)で表されることから、閾
値電圧を低くするためには誘電率異方性(Δ)を大きく
することが有効である。その目的から、液晶組成物中に
は誘電率異方性の極めて大きい化合物(以下、強P化合
物と称する。)が添加されることが多い。
【0009】現在よく用いられている強P化合物として
は一般式(A)
は一般式(A)
【0010】
【化2】
【0011】(式中、Raはアルキル基を表す。)で表
される安息香酸エステル化合物をあげることができる。
この一般式(A)の化合物は誘電率異方性が大きいため
に閾値電圧の低減効果が比較的大きく、また応答性にも
優れるという特長を有する。しかしながら、液晶素子に
おける低電圧化の要求には充分応えられなくなっている
のが実情である。
される安息香酸エステル化合物をあげることができる。
この一般式(A)の化合物は誘電率異方性が大きいため
に閾値電圧の低減効果が比較的大きく、また応答性にも
優れるという特長を有する。しかしながら、液晶素子に
おける低電圧化の要求には充分応えられなくなっている
のが実情である。
【0012】一般式(A)の化合物において、その安息
香酸ユニットにさらにフッ素原子を導入した一般式
(B)あるいは一般式(C)
香酸ユニットにさらにフッ素原子を導入した一般式
(B)あるいは一般式(C)
【0013】
【化3】
【0014】(式中、Raはアルキル基を表す。)で表
される化合物も報告(特表平3−503637号公報)
されている。これらはいずれも一般式(A)の化合物と
比較すると誘電率異方性が大きく、特に一般式(C)の
化合物では著しく大きく、従って閾値電圧の低減効果に
おいてもさらに改善が可能である。
される化合物も報告(特表平3−503637号公報)
されている。これらはいずれも一般式(A)の化合物と
比較すると誘電率異方性が大きく、特に一般式(C)の
化合物では著しく大きく、従って閾値電圧の低減効果に
おいてもさらに改善が可能である。
【0015】しかしながら、これらにおいても低電圧化
要求に決して満足できるものではなく、また、特に一般
式(C)の化合物の場合ではその応答性が一般式(A)
の化合物の場合と比較して劣るという問題点もあった。
要求に決して満足できるものではなく、また、特に一般
式(C)の化合物の場合ではその応答性が一般式(A)
の化合物の場合と比較して劣るという問題点もあった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、その誘電率異方性が非常に大きい強P化合
物であって、その添加により液晶組成物の閾値電圧の低
減効果に極めて優れ、かつその応答性を劣化させること
のない新規液晶化合物を提供することにあり、またそれ
を用いて、特にSTN液晶表示用に適した実用的な液晶
組成物を提供することにある。
する課題は、その誘電率異方性が非常に大きい強P化合
物であって、その添加により液晶組成物の閾値電圧の低
減効果に極めて優れ、かつその応答性を劣化させること
のない新規液晶化合物を提供することにあり、またそれ
を用いて、特にSTN液晶表示用に適した実用的な液晶
組成物を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、 1.一般式(I)
決するために、 1.一般式(I)
【0018】
【化4】
【0019】(式中、 Rは炭素原子数1〜7の直鎖状
のアルキル基を表し、nは1〜5の整数を表し、X及び
Yはそれぞれ独立的に水素原子又はフッ素原子を表
す。)で表される安息香酸フェニル誘導体。 2.一般式(I)においてnが1を表すところの上記1
記載の安息香酸フェニル誘導体。 3.一般式(I)においてXがフッ素原子を表し、Yが
水素原子を表すところの上記1又は2記載の安息香酸フ
ェニル誘導体。 4.上記1、2又は3記載の一般式(I)で表される化
合物を含有する液晶組成物。 5.上記4記載の液晶組成物を構成要素とする液晶表示
素子。 6.STN表示方式による上記5記載の液晶表示素子。 を前記課題の解決手段として見出した。
のアルキル基を表し、nは1〜5の整数を表し、X及び
Yはそれぞれ独立的に水素原子又はフッ素原子を表
す。)で表される安息香酸フェニル誘導体。 2.一般式(I)においてnが1を表すところの上記1
記載の安息香酸フェニル誘導体。 3.一般式(I)においてXがフッ素原子を表し、Yが
水素原子を表すところの上記1又は2記載の安息香酸フ
ェニル誘導体。 4.上記1、2又は3記載の一般式(I)で表される化
合物を含有する液晶組成物。 5.上記4記載の液晶組成物を構成要素とする液晶表示
素子。 6.STN表示方式による上記5記載の液晶表示素子。 を前記課題の解決手段として見出した。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一例について説明
する。本発明は、一般式(I)
する。本発明は、一般式(I)
【0021】
【化5】
【0022】で表される安息香酸フェニル誘導体である
新規液晶化合物を提供する。式中、Rは炭素原子数1〜
7の直鎖状のアルキル基を表すが、炭素原子数1〜3の
直鎖状アルキル基が好ましい。nは1〜5の整数を表す
が、1又は2が好ましく、1が最も好ましい。X及びY
はそれぞれ独立的にフッ素原子又は水素原子を表すが、
Xがフッ素原子でYが水素原子を表す場合が最も好まし
い。
新規液晶化合物を提供する。式中、Rは炭素原子数1〜
7の直鎖状のアルキル基を表すが、炭素原子数1〜3の
直鎖状アルキル基が好ましい。nは1〜5の整数を表す
が、1又は2が好ましく、1が最も好ましい。X及びY
はそれぞれ独立的にフッ素原子又は水素原子を表すが、
Xがフッ素原子でYが水素原子を表す場合が最も好まし
い。
【0023】一般式(I)の化合物は以下のようにして
製造することができる。即ち、一般式(III)
製造することができる。即ち、一般式(III)
【0024】
【化6】
【0025】(式中、R及びnは前述の意味を表す。)
で表される4−アルコキシアルキル−2,6−ジフルオ
ロ安息香酸を塩化チオニルとの塩素化剤で対応する酸ク
ロリドとし、次いでこれを一般式(IV)
で表される4−アルコキシアルキル−2,6−ジフルオ
ロ安息香酸を塩化チオニルとの塩素化剤で対応する酸ク
ロリドとし、次いでこれを一般式(IV)
【0026】
【化7】
【0027】(式中、X及びYは前述の意味を表す。)
で表される4−シアノフェノール又はそのフッ素置換体
とピリジン等の塩基存在下に反応させることにより、一
般式(I)の化合物を容易に得ることができる。あるい
は一般式(III)の化合物を酸クロリドに導くことな
く、直接一般式(IV)の化合物とジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(DCC)との縮合剤存在下に反応させる
ことによっても得ることができる。
で表される4−シアノフェノール又はそのフッ素置換体
とピリジン等の塩基存在下に反応させることにより、一
般式(I)の化合物を容易に得ることができる。あるい
は一般式(III)の化合物を酸クロリドに導くことな
く、直接一般式(IV)の化合物とジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(DCC)との縮合剤存在下に反応させる
ことによっても得ることができる。
【0028】ここで一般式(III)の4−アルコキシ
アルキル−2,6−ジフルオロ安息香酸は以下のように
して製造することができる。 1)n=1の場合 式(V)
アルキル−2,6−ジフルオロ安息香酸は以下のように
して製造することができる。 1)n=1の場合 式(V)
【0029】
【化8】
【0030】の3,5−ジフルオロ−1−ブロモベンゼ
ンから調製したグリニヤール反応剤あるいはフェニルリ
チウム反応剤をN,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)等のホルミル化剤と反応させ、次いで水素化ホウ素
ナトリウム等の還元剤で処理することにより式(VI
a)
ンから調製したグリニヤール反応剤あるいはフェニルリ
チウム反応剤をN,N−ジメチルホルムアミド(DM
F)等のホルミル化剤と反応させ、次いで水素化ホウ素
ナトリウム等の還元剤で処理することにより式(VI
a)
【0031】
【化9】
【0032】の3,5−ジフルオロベンジルアルコール
を得る。あるいは式(VIa)の化合物はグリニヤール
反応剤又はフェニルリチウム反応剤を、ホルミル化剤に
換えてホルムアルデヒドと反応させることにより1工程
で得ることもできる。
を得る。あるいは式(VIa)の化合物はグリニヤール
反応剤又はフェニルリチウム反応剤を、ホルミル化剤に
換えてホルムアルデヒドと反応させることにより1工程
で得ることもできる。
【0033】この式(VIa)の化合物を臭素化して得
られた式(VIIa)
られた式(VIIa)
【0034】
【化10】
【0035】の3,5−ジフルオロベンジルブロミド
に、一般式(VIIIa)
に、一般式(VIIIa)
【0036】
【化11】
【0037】(式中、Rは前述の意味を表し、Mはナト
リウムあるいはカリウムを表す。)で表されるアルカリ
金属アルコラートを反応させることにより、一般式(I
Xa)
リウムあるいはカリウムを表す。)で表されるアルカリ
金属アルコラートを反応させることにより、一般式(I
Xa)
【0038】
【化12】
【0039】(式中、Rは前述の意味を表す。)で表さ
れる1−アルコキシメチル−3,5−ジフルオロベンゼ
ンを得る。これをブチルリチウム等のアルキルリチウム
でリチオ化した後、二酸化炭素と反応させることにより
一般式(III)においてn=1の化合物である一般式
(IIIa)
れる1−アルコキシメチル−3,5−ジフルオロベンゼ
ンを得る。これをブチルリチウム等のアルキルリチウム
でリチオ化した後、二酸化炭素と反応させることにより
一般式(III)においてn=1の化合物である一般式
(IIIa)
【0040】
【化13】
【0041】(式中、Rは前述の意味を表わす。)の4
−アルコキシメチル−2,6−ジフルオロ安息香酸を得
ることができる。あるいは一般式(IIIa)の化合物
は一般式(VI)の3,5−ジフルオロベンジルアルコ
ールをアルコラートとした後、式(VIIIb)
−アルコキシメチル−2,6−ジフルオロ安息香酸を得
ることができる。あるいは一般式(IIIa)の化合物
は一般式(VI)の3,5−ジフルオロベンジルアルコ
ールをアルコラートとした後、式(VIIIb)
【0042】
【化14】
【0043】(式中、Rは前述の意味を表し、Wは塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子、P-トルエンスルホニル基
等の脱離基を表す。)で表される化合物と反応させるこ
とによっても得ることができる。 2)n=2の場合 1)において、グリニヤール反応剤又はフェニルリチウ
ム反応剤を、ホルミル化剤に換えてエチレンオキシドと
触媒存在下に反応させることにより、式(VIb)
原子、臭素原子、ヨウ素原子、P-トルエンスルホニル基
等の脱離基を表す。)で表される化合物と反応させるこ
とによっても得ることができる。 2)n=2の場合 1)において、グリニヤール反応剤又はフェニルリチウ
ム反応剤を、ホルミル化剤に換えてエチレンオキシドと
触媒存在下に反応させることにより、式(VIb)
【0044】
【化15】
【0045】の2−(3,5−ジフルオロ)フェニルエ
タノールを得る。あるいは式(VIb)の化合物は、式
(VIa)の化合物あるいは式(VIIa)の化合物か
ら通常の炭素鎖伸張反応により容易に得ることもでき
る。この式(VIb)の化合物から、1)と同様にし
て、一般式(III)においてn=2の化合物である一
般式(IIIb)
タノールを得る。あるいは式(VIb)の化合物は、式
(VIa)の化合物あるいは式(VIIa)の化合物か
ら通常の炭素鎖伸張反応により容易に得ることもでき
る。この式(VIb)の化合物から、1)と同様にし
て、一般式(III)においてn=2の化合物である一
般式(IIIb)
【0046】
【化16】
【0047】(式中、Rは前述の意味を表わす。)の化
合物を得ることができる。以下、同様にしてn≧3の場
合の化合物も得ることができる。
合物を得ることができる。以下、同様にしてn≧3の場
合の化合物も得ることができる。
【0048】上記製造方法により斯くして製造された一
般式(I)で表される化合物の代表例を第1表に掲げ
る。
般式(I)で表される化合物の代表例を第1表に掲げ
る。
【0049】
【表1】
【0050】(表中、Crは結晶相を、Iは等方性液体
相をそれぞれ表す。相転移温度は「℃」である。) 前述の一般式(C)の化合物に対する本発明の一般式
(I)の化合物の構造的な特徴は、側鎖基としてアルキ
ル基に換えて、アルコキシアルキル基を有することにあ
る。側鎖としてアルコキシアルキル基を有するような化
合物は以前から多く知られており、対応する側鎖がアル
キル基の化合物と比較して種々の特徴を有することも報
告されているが、例えば一般式(C)の化合物のような
強P型の化合物の側鎖に導入した例はほとんどしられて
いない。本化合物においてはその構造にこの特徴を与え
ることにより、前記の課題の解決を可能としたものであ
る。
相をそれぞれ表す。相転移温度は「℃」である。) 前述の一般式(C)の化合物に対する本発明の一般式
(I)の化合物の構造的な特徴は、側鎖基としてアルキ
ル基に換えて、アルコキシアルキル基を有することにあ
る。側鎖としてアルコキシアルキル基を有するような化
合物は以前から多く知られており、対応する側鎖がアル
キル基の化合物と比較して種々の特徴を有することも報
告されているが、例えば一般式(C)の化合物のような
強P型の化合物の側鎖に導入した例はほとんどしられて
いない。本化合物においてはその構造にこの特徴を与え
ることにより、前記の課題の解決を可能としたものであ
る。
【0051】また、第1表からわかるように一般式
(I)で表される化合物は単独ではネマチック液晶性を
示さない。しかしながら、ホスト液晶組成物に添加した
場合のネマチック相上限温度(TN-I)の降下度合いは
前述の一般式(C)の化合物の場合と同程度で置換フッ
素数の少ない一般式(A)の化合物の場合と比較しても
あまり変わらない。従って、他の液晶化合物との混合物
の状態で、特にTN型やSTN型といった電界効果型表
示セルの材料として、好適に用いることができる。
(I)で表される化合物は単独ではネマチック液晶性を
示さない。しかしながら、ホスト液晶組成物に添加した
場合のネマチック相上限温度(TN-I)の降下度合いは
前述の一般式(C)の化合物の場合と同程度で置換フッ
素数の少ない一般式(A)の化合物の場合と比較しても
あまり変わらない。従って、他の液晶化合物との混合物
の状態で、特にTN型やSTN型といった電界効果型表
示セルの材料として、好適に用いることができる。
【0052】本発明の一般式(I)の化合物を液晶組成
物の成分として用いることによる優れた効果を以下に示
す。n型液晶からなる以下の組成のホスト液晶組成物
(H)
物の成分として用いることによる優れた効果を以下に示
す。n型液晶からなる以下の組成のホスト液晶組成物
(H)
【0053】
【化17】
【0054】(等量混合物)を調製した。ホスト液晶
(H)のネマチック相上限温度(TN-I)は72.5℃
でその融点は17℃である。このホスト液晶(H)の電
気光学的特性を測定したところ、誘電率異方性(Δε)
は−1.3であり、屈折率異方性(Δn)は0.085
であった。
(H)のネマチック相上限温度(TN-I)は72.5℃
でその融点は17℃である。このホスト液晶(H)の電
気光学的特性を測定したところ、誘電率異方性(Δε)
は−1.3であり、屈折率異方性(Δn)は0.085
であった。
【0055】このホスト液晶(H)の90重量%及び前
述の汎用強p化合物である前記の一般式(A)で表され
る式(A−1)
述の汎用強p化合物である前記の一般式(A)で表され
る式(A−1)
【0056】
【化18】
【0057】の化合物10重量%からなる液晶組成物
(H−A)のネマチック相上限温度(T N-I)ならびに
電気光学的特性は以下の通りであった。 ネマチック相上限温度(TN-I):65.5℃ 閾値電圧(Vth): 2.38V 誘電率異方性(Δε): 3.00 屈折率異方性(Δn): 0.093 応答時間(τ): 54.1m秒 ここで、閾値電圧ならびに応答時間はセル厚8μmのT
Nセルに封入して測定した値であり、応答時間は立ち上
がり時間(τr)と立ち下がり時間(τd)が等しくな
るような電圧印加時の測定値である。
(H−A)のネマチック相上限温度(T N-I)ならびに
電気光学的特性は以下の通りであった。 ネマチック相上限温度(TN-I):65.5℃ 閾値電圧(Vth): 2.38V 誘電率異方性(Δε): 3.00 屈折率異方性(Δn): 0.093 応答時間(τ): 54.1m秒 ここで、閾値電圧ならびに応答時間はセル厚8μmのT
Nセルに封入して測定した値であり、応答時間は立ち上
がり時間(τr)と立ち下がり時間(τd)が等しくな
るような電圧印加時の測定値である。
【0058】次に第1表に示された本発明の式(I−
1)
1)
【0059】
【化19】
【0060】の化合物をホスト液晶(H)に同量(10
重量%)加えて液晶組成物(H−1)を調製した。この
(H−1)のネマチック相上限温度(TN-I)は62.
8℃で(H−A)よりわずかに低くなった。同様にして
測定した電気光学的特性は以下の通りであった。
重量%)加えて液晶組成物(H−1)を調製した。この
(H−1)のネマチック相上限温度(TN-I)は62.
8℃で(H−A)よりわずかに低くなった。同様にして
測定した電気光学的特性は以下の通りであった。
【0061】 閾値電圧(Vth): 2.03V 誘電率異方性(Δε): 3.37 屈折率異方性(Δn): 0.088 応答時間(τ): 57.4m秒 従って、誘電率異方性(Δε)が10%以上大きくな
り、それにともなって閾値電圧(Vth)が0.35V
も低減されていることがわかる。また、そのわりに応答
は遅くなっていない。
り、それにともなって閾値電圧(Vth)が0.35V
も低減されていることがわかる。また、そのわりに応答
は遅くなっていない。
【0062】これに対して、前述の一般式(B)で表さ
れる化合物である式(B−1)
れる化合物である式(B−1)
【0063】
【化20】
【0064】の化合物をホスト液晶(H)に同量(10
重量%)加えて液晶組成物(H−B)を調製した。この
(H−B)のネマチック相上限温度(TN-I)は64.
1℃で(H−A)よりわずかに低いが、(H−1)より
はわずかに高くなった。同様にして測定した電気光学的
特性は以下の通りであった。
重量%)加えて液晶組成物(H−B)を調製した。この
(H−B)のネマチック相上限温度(TN-I)は64.
1℃で(H−A)よりわずかに低いが、(H−1)より
はわずかに高くなった。同様にして測定した電気光学的
特性は以下の通りであった。
【0065】 閾値電圧(Vth): 2.30V 誘電率異方性(Δε): 3.40 屈折率異方性(Δn): 0.091 応答時間(τ): 53.7m秒 従って、応答時間は(H−A)と比較しても改善されて
いるが、閾値電圧は(H−A)と比較してもわずかしか
低減されておらず、(H−1)には遙かに及ばないこと
がわかる。
いるが、閾値電圧は(H−A)と比較してもわずかしか
低減されておらず、(H−1)には遙かに及ばないこと
がわかる。
【0066】さらに、前述の一般式(C)で表される化
合物である式(C−1)
合物である式(C−1)
【0067】
【化21】
【0068】の化合物をホスト液晶(H)に同量(10
重量%)加えて液晶組成物(H−C)を調製した。この
(H−C)のネマチック相上限温度(TN-I)は63.
0℃で(H−1)とほとんど同程度であった。同様にし
て測定した電気光学的特性は以下の通りであった。
重量%)加えて液晶組成物(H−C)を調製した。この
(H−C)のネマチック相上限温度(TN-I)は63.
0℃で(H−1)とほとんど同程度であった。同様にし
て測定した電気光学的特性は以下の通りであった。
【0069】 閾値電圧(Vth): 2.15V 誘電率異方性(Δε): 3.51 屈折率異方性(Δn): 0.089 応答時間(τ): 64.2m秒 (H−C)の誘電率異方性は非常に大きく、そのために
閾値電圧は(H−A)や(H−B)と比較して大きく改
善されている。しかしながら、(H−1)と比較すると
より大きい誘電率異方性を有するにもかかわらず、その
閾値電圧は(H−1)より0.1V以上高くその低減効
果において及ばないことがわかる。さらに、その応答は
(H−1)と比較して7m秒、(H−A)よりは10m
秒も遅くなっていることがわかる。
閾値電圧は(H−A)や(H−B)と比較して大きく改
善されている。しかしながら、(H−1)と比較すると
より大きい誘電率異方性を有するにもかかわらず、その
閾値電圧は(H−1)より0.1V以上高くその低減効
果において及ばないことがわかる。さらに、その応答は
(H−1)と比較して7m秒、(H−A)よりは10m
秒も遅くなっていることがわかる。
【0070】以上から本発明の(I)の化合物が従来の
強p型安息香酸フェニル誘導体と比較して、優れた閾値
電圧の低減効果を有し、さらに応答性にも優れることが
明らかである。
強p型安息香酸フェニル誘導体と比較して、優れた閾値
電圧の低減効果を有し、さらに応答性にも優れることが
明らかである。
【0071】従って、一般式(I)の化合物は、イ)閾
値電圧が低く低電圧駆動が可能であり、ロ)温度範囲が
広く、ハ)特にSTN表示用として好適な液晶組成物を
調製するうえにおいて非常に有用であることがわかる。
本発明はこのように一般式(I)の化合物を含有する液
晶組成物、特にSTN表示用液晶組成物を提供するもの
である。
値電圧が低く低電圧駆動が可能であり、ロ)温度範囲が
広く、ハ)特にSTN表示用として好適な液晶組成物を
調製するうえにおいて非常に有用であることがわかる。
本発明はこのように一般式(I)の化合物を含有する液
晶組成物、特にSTN表示用液晶組成物を提供するもの
である。
【0072】このように、一般式(I)で表される化合
物と混合して使用することのできるネマチック液晶化合
物の好ましい代表例としては、例えば、安息香酸フェニ
ル誘導体、シクロヘキサンカルボン酸フェニル誘導体、
シクロヘキサンカルボン酸ビフェニル−4−イル誘導
体、シクロヘキサンカルボニルオキシ安息香酸フェニル
誘導体、シクロヘキシル安息香酸フェニル誘導体、シク
ロヘキシル安息香酸シクロヘキシル誘導体、ビフェニル
誘導体、シクロヘキシルベンゼン誘導体、テルフェニル
誘導体、ビシクロヘキサン誘導体、4−シクロヘキシル
ビフェニル誘導体、4−フェニルビシクロヘキサン誘導
体、テルシクロヘキサン誘導体、1,2−ジシクロヘキ
シルエタン誘導体、1,2−ジフェニルエタン誘導体、
1,2−ジフェニルエチン誘導体、(2−シクロヘキシ
ルエチル)ベンゼン誘導体、4−フェネチルビシクロヘ
キサン誘導体、4−(2−シクロヘキシルエチル)ビフ
ェニル誘導体、1−(4−フェニル)シクロヘキシル−
2−シクロヘキシルエタン誘導体、1−(4−シクロヘ
キシルフェニル)−2−フェニルエチン誘導体、フェニ
ルピリミジン誘導体、(4−ビフェニル−4−イル)ピ
リミジン誘導体、フェニルピリジン誘導体、(4−ビフ
ェニル−4−イル)ピリジン誘導体、などを挙げること
ができる。
物と混合して使用することのできるネマチック液晶化合
物の好ましい代表例としては、例えば、安息香酸フェニ
ル誘導体、シクロヘキサンカルボン酸フェニル誘導体、
シクロヘキサンカルボン酸ビフェニル−4−イル誘導
体、シクロヘキサンカルボニルオキシ安息香酸フェニル
誘導体、シクロヘキシル安息香酸フェニル誘導体、シク
ロヘキシル安息香酸シクロヘキシル誘導体、ビフェニル
誘導体、シクロヘキシルベンゼン誘導体、テルフェニル
誘導体、ビシクロヘキサン誘導体、4−シクロヘキシル
ビフェニル誘導体、4−フェニルビシクロヘキサン誘導
体、テルシクロヘキサン誘導体、1,2−ジシクロヘキ
シルエタン誘導体、1,2−ジフェニルエタン誘導体、
1,2−ジフェニルエチン誘導体、(2−シクロヘキシ
ルエチル)ベンゼン誘導体、4−フェネチルビシクロヘ
キサン誘導体、4−(2−シクロヘキシルエチル)ビフ
ェニル誘導体、1−(4−フェニル)シクロヘキシル−
2−シクロヘキシルエタン誘導体、1−(4−シクロヘ
キシルフェニル)−2−フェニルエチン誘導体、フェニ
ルピリミジン誘導体、(4−ビフェニル−4−イル)ピ
リミジン誘導体、フェニルピリジン誘導体、(4−ビフ
ェニル−4−イル)ピリジン誘導体、などを挙げること
ができる。
【0073】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0074】なお、相転移温度の測定は温度調節ステー
ジを備えた偏光顕微鏡および示差走査熱量計(DSC)
を併用して行った。また、化合物の構造は核磁気共鳴ス
ペクトル(1H−NMR、13C−NMR、19F−NM
R)、赤外共鳴スペクトル(IR)、質量スペクトル
(MS)等により確認した。
ジを備えた偏光顕微鏡および示差走査熱量計(DSC)
を併用して行った。また、化合物の構造は核磁気共鳴ス
ペクトル(1H−NMR、13C−NMR、19F−NM
R)、赤外共鳴スペクトル(IR)、質量スペクトル
(MS)等により確認した。
【0075】以下、「%」は『重量%』を表す。 (実施例1) 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチ
ル安息香酸の合成
ル安息香酸の合成
【0076】
【化22】
【0077】(1−a) 3,5−ジフルオロベンズア
ルデヒドの合成 マグネシウム28gをテトラヒドロフラン60mlに懸
濁させ、3,5−ジフルオロ−1−ブロモベンゼン20
0gのテトラヒドロフラン800ml溶液を溶媒が穏や
かに還流する速度で滴下した。滴下後、さらに室温で1
時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド84gを滴
下した。滴下後、さらに室温で1時間撹拌後、10%塩
酸1000mlを加え、1時間撹拌した。酢酸エチル1
000mlで抽出し、飽和食塩水で2回洗滌し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し、3,5−ジフ
ルオロベンズアルデヒド129gを得た。 (1−b) 3,5−ジフルオロベンジルアルコールの
合成 水素化ホウ素ナトリウム21gをエタノール80mlに
懸濁(一部溶解)し、3,5−ジフルオロベンズアルデ
ヒド129gのエタノール390ml溶液を氷冷温で滴
下した。滴下後さらに1時間撹拌し、溶媒を溜去し、水
400mlを加えた。酢酸エチル700mlで抽出し、
水、飽和食塩水で順次洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を溜去し、3,5−ジフルオロベンジルア
ルコール118gを得た。 (1−c) 3,5−ジフルオロ−1−メトキシメチル
ベンゼンの合成 水素化ナトリウム38gをテトラヒドロフラン150m
lに懸濁し、3,5−ジフルオロベンジルアルコール1
18gのテトラヒドロフラン470ml溶液を室温で滴
下した、滴下後さらに1時間撹拌し、ヨウ化メチル13
8gのテトラヒドロフラン550ml溶液を氷零下、2
0℃以下を保つ速度で滴下した。滴下後室温でさらに1
時間撹拌し、砕いた氷に注いだ。ヘキサン500mlで
抽出し、飽和食塩水で2回洗滌し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。蒸留により精製(63℃/16mmHg)
し、3,5−ジフルオロ−1−メトキシメチルベンゼン
102gを得た。 (1−d) 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル
安息香酸の合成 3,5−ジフルオロ−1−メトキシメチルベンゼン10
0gをテトラヒドロフラン800mlに溶解し、−60
℃に冷却した。内温が−40℃以下を保つ速度で、n−
ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.59mol/l)
400mlを滴下し、滴下後さらに1時間撹拌した。こ
の溶液中に、内温が−40℃以下を保つ速度で炭酸ガス
を吹き込んだ。反応が終了し、もはや発熱がみられなく
なった後、さらに1時間撹拌し、室温に戻した。10%
塩酸280mlを加え、酢酸エチル800mlで抽出
し、飽和食塩水で2回洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を溜去し、2,6−ジフルオロ−4−メト
キシメチル安息香酸126gを得た。 (実施例2) 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチ
ル安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル(I−
1)の合成
ルデヒドの合成 マグネシウム28gをテトラヒドロフラン60mlに懸
濁させ、3,5−ジフルオロ−1−ブロモベンゼン20
0gのテトラヒドロフラン800ml溶液を溶媒が穏や
かに還流する速度で滴下した。滴下後、さらに室温で1
時間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド84gを滴
下した。滴下後、さらに室温で1時間撹拌後、10%塩
酸1000mlを加え、1時間撹拌した。酢酸エチル1
000mlで抽出し、飽和食塩水で2回洗滌し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し、3,5−ジフ
ルオロベンズアルデヒド129gを得た。 (1−b) 3,5−ジフルオロベンジルアルコールの
合成 水素化ホウ素ナトリウム21gをエタノール80mlに
懸濁(一部溶解)し、3,5−ジフルオロベンズアルデ
ヒド129gのエタノール390ml溶液を氷冷温で滴
下した。滴下後さらに1時間撹拌し、溶媒を溜去し、水
400mlを加えた。酢酸エチル700mlで抽出し、
水、飽和食塩水で順次洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を溜去し、3,5−ジフルオロベンジルア
ルコール118gを得た。 (1−c) 3,5−ジフルオロ−1−メトキシメチル
ベンゼンの合成 水素化ナトリウム38gをテトラヒドロフラン150m
lに懸濁し、3,5−ジフルオロベンジルアルコール1
18gのテトラヒドロフラン470ml溶液を室温で滴
下した、滴下後さらに1時間撹拌し、ヨウ化メチル13
8gのテトラヒドロフラン550ml溶液を氷零下、2
0℃以下を保つ速度で滴下した。滴下後室温でさらに1
時間撹拌し、砕いた氷に注いだ。ヘキサン500mlで
抽出し、飽和食塩水で2回洗滌し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。蒸留により精製(63℃/16mmHg)
し、3,5−ジフルオロ−1−メトキシメチルベンゼン
102gを得た。 (1−d) 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル
安息香酸の合成 3,5−ジフルオロ−1−メトキシメチルベンゼン10
0gをテトラヒドロフラン800mlに溶解し、−60
℃に冷却した。内温が−40℃以下を保つ速度で、n−
ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.59mol/l)
400mlを滴下し、滴下後さらに1時間撹拌した。こ
の溶液中に、内温が−40℃以下を保つ速度で炭酸ガス
を吹き込んだ。反応が終了し、もはや発熱がみられなく
なった後、さらに1時間撹拌し、室温に戻した。10%
塩酸280mlを加え、酢酸エチル800mlで抽出
し、飽和食塩水で2回洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を溜去し、2,6−ジフルオロ−4−メト
キシメチル安息香酸126gを得た。 (実施例2) 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチ
ル安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル(I−
1)の合成
【0078】
【化23】
【0079】(2−a) 2,6−ジフルオロ−4−メ
トキシメチル安息香酸クロリドの合成 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル安息香酸10
0gをジクロロメタン400mlに溶解し、塩化チオニ
ル89gおよびピリジン2mlを加え、6時間加熱還流
させた。溶媒を溜去し、2,6−ジフルオロ−4−メト
キシメチル安息香酸クロリド119gを得た。 (2−b) 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル
安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニルの合成 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル安息香酸クロ
リド43gおよび3−フルオロ−4−シアノフェノール
27gをジクロロメタン280mlに溶解し、ピリジン
23gを室温で滴下した。滴下後さらに1時間撹拌し、
10%塩酸280mlを加えた。有機層を分離し、水、
飽和炭酸水素ナトリウム、水、飽和食塩水で順次洗滌
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン)で精製
し、さらにエタノールから再結晶して2,6−ジフルオ
ロ−4−メトキシメチル安息香酸3−フルオロ−4−シ
アノフェニル38gを得た。
トキシメチル安息香酸クロリドの合成 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル安息香酸10
0gをジクロロメタン400mlに溶解し、塩化チオニ
ル89gおよびピリジン2mlを加え、6時間加熱還流
させた。溶媒を溜去し、2,6−ジフルオロ−4−メト
キシメチル安息香酸クロリド119gを得た。 (2−b) 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル
安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニルの合成 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル安息香酸クロ
リド43gおよび3−フルオロ−4−シアノフェノール
27gをジクロロメタン280mlに溶解し、ピリジン
23gを室温で滴下した。滴下後さらに1時間撹拌し、
10%塩酸280mlを加えた。有機層を分離し、水、
飽和炭酸水素ナトリウム、水、飽和食塩水で順次洗滌
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン)で精製
し、さらにエタノールから再結晶して2,6−ジフルオ
ロ−4−メトキシメチル安息香酸3−フルオロ−4−シ
アノフェニル38gを得た。
【0080】同様にして以下の化合物を得た。 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル安息香酸4−
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル安息香酸3,
5−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−エトキシメチル安息香酸4−
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−エトキシメチル安息香酸3−
フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−エトキシメチル安息香酸3,
5−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−プロポキシメチル安息香酸4
−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−プロポキシメチル安息香酸3
−フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−プロポキシメチル安息香酸
3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−ブトキシメチル安息香酸4−
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−ブトキシメチル安息香酸3−
フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−ブトキシメチル安息香酸3,
5−ジフルオロ−4−シアノフェニル (実施例3) 2,6−ジフルオロ−4−(2−メトキ
シエチル)安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
の合成 25gの2,6−ジフルオロ−4−メトキシエチル安息
香酸クロリド(この化合物は実施例(1−a)におい
て、N,N−ジメチルホルムアミドに換えて、ジクロロ
銅(I)リチウム存在下にエチレンオキシドと反応させ、
次いで(1−c)以下と同様にして合成した。)および
3−フルオロ−4−シアノフェノール14gをジクロロ
メタン200mlに溶解し、ピリジン14gを室温で滴
下した。滴下後さらに1時間撹拌し、10%塩酸200
mlを加えた。有機層を分離し、水、飽和炭酸水素ナト
リウム、水、飽和食塩水で順次洗滌し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を溜去し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(トルエン)で精製し、さらにエタノー
ルから再結晶し、2,6−ジフルオロ−4−メトキシエ
チル安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル28g
を得た。
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシメチル安息香酸3,
5−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−エトキシメチル安息香酸4−
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−エトキシメチル安息香酸3−
フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−エトキシメチル安息香酸3,
5−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−プロポキシメチル安息香酸4
−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−プロポキシメチル安息香酸3
−フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−プロポキシメチル安息香酸
3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−ブトキシメチル安息香酸4−
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−ブトキシメチル安息香酸3−
フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−ブトキシメチル安息香酸3,
5−ジフルオロ−4−シアノフェニル (実施例3) 2,6−ジフルオロ−4−(2−メトキ
シエチル)安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル
の合成 25gの2,6−ジフルオロ−4−メトキシエチル安息
香酸クロリド(この化合物は実施例(1−a)におい
て、N,N−ジメチルホルムアミドに換えて、ジクロロ
銅(I)リチウム存在下にエチレンオキシドと反応させ、
次いで(1−c)以下と同様にして合成した。)および
3−フルオロ−4−シアノフェノール14gをジクロロ
メタン200mlに溶解し、ピリジン14gを室温で滴
下した。滴下後さらに1時間撹拌し、10%塩酸200
mlを加えた。有機層を分離し、水、飽和炭酸水素ナト
リウム、水、飽和食塩水で順次洗滌し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を溜去し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(トルエン)で精製し、さらにエタノー
ルから再結晶し、2,6−ジフルオロ−4−メトキシエ
チル安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル28g
を得た。
【0081】同様にして以下の化合物を得た。 2,6−ジフルオロ−4−メトキシエチル安息香酸4−
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシエチル安息香酸3,
4−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシプロピル安息香酸4
−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシプロピル安息香酸3
−フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシプロピル安息香酸
3,4−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシブチル安息香酸4−
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシブチル安息香酸3−
フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシブチル安息香酸3,
4−ジフルオロ−4−シアノフェニル (実施例4) 液晶組成物の調製 n型液晶からなる以下の組成のホスト液晶組成物(H)
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシエチル安息香酸3,
4−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシプロピル安息香酸4
−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシプロピル安息香酸3
−フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシプロピル安息香酸
3,4−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシブチル安息香酸4−
シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシブチル安息香酸3−
フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−メトキシブチル安息香酸3,
4−ジフルオロ−4−シアノフェニル (実施例4) 液晶組成物の調製 n型液晶からなる以下の組成のホスト液晶組成物(H)
【0082】
【化24】
【0083】(等量混合物)を調製した。ホスト液晶
(H)のネマチック相上限温度(TN-I)は72.5℃
でその融点は17℃である。このホスト液晶(H)の電
気光学的特性を測定したところ、誘電率異方性(Δε)
は−1.3であり、屈折率異方性(Δn)は0.085
であった。
(H)のネマチック相上限温度(TN-I)は72.5℃
でその融点は17℃である。このホスト液晶(H)の電
気光学的特性を測定したところ、誘電率異方性(Δε)
は−1.3であり、屈折率異方性(Δn)は0.085
であった。
【0084】次にこのホスト液晶(H)の90%に実施
例2で得られた本発明の式(I−1)
例2で得られた本発明の式(I−1)
【0085】
【化25】
【0086】の化合物を10%添加して液晶組成物(H
−1)を調製した。この(H−1)のネマチック相上限
温度(TN-I)は62.8℃で、同様にして測定した電
気光学的特性は以下の通りであった。
−1)を調製した。この(H−1)のネマチック相上限
温度(TN-I)は62.8℃で、同様にして測定した電
気光学的特性は以下の通りであった。
【0087】 閾値電圧(Vth): 2.03V 誘電率異方性(Δε): 3.37 屈折率異方性(Δn): 0.088 応答時間(τ): 57.4m秒 ここで、閾値電圧ならびに応答時間はセル厚8μmのT
Nセルに封入して測定した値であり、応答時間は立ち上
がり時間(τr)と立ち下がり時間(τd)が等しくな
るような電圧印加時の測定値である。
Nセルに封入して測定した値であり、応答時間は立ち上
がり時間(τr)と立ち下がり時間(τd)が等しくな
るような電圧印加時の測定値である。
【0088】従って、わずか10%の添加にもかかわら
ず大きな誘電率異方性(Δε)を得ることができ、それ
にともなって閾値電圧(Vth)が約2Vと低く、低電
圧駆動が可能となっていることがわかる。また、応答も
比較的高速である。 (比較例1)ホスト液晶組成物(H)の90%及び前述
の汎用強p化合物である一般式(A)で表される式(A
−1)
ず大きな誘電率異方性(Δε)を得ることができ、それ
にともなって閾値電圧(Vth)が約2Vと低く、低電
圧駆動が可能となっていることがわかる。また、応答も
比較的高速である。 (比較例1)ホスト液晶組成物(H)の90%及び前述
の汎用強p化合物である一般式(A)で表される式(A
−1)
【0089】
【化26】
【0090】の化合物10%からなる液晶組成物(H−
A)を調製した。(H−A)のネマチック相上限温度
(TN-I)ならびに電気光学的特性は以下の通りであっ
た。 ネマチック相上限温度(TN-I):65.5℃ 閾値電圧(Vth): 2.38V 誘電率異方性(Δε): 3.00 屈折率異方性(Δn): 0.093 応答時間(τ): 54.1m秒 従って(H−1)と比較すると、ネマチック相上限温度
(TN-I)はわずかに高く、応答もわずかに高速である
ものの、誘電率異方性(Δε)が小さくなり、それにと
もなって、閾値電圧(Vth)が0.35Vも高くなっ
ていることがわかる。 (比較例2)ホスト液晶組成物(H)の90%及び前述
の一般式(B)で表される式(B−1)
A)を調製した。(H−A)のネマチック相上限温度
(TN-I)ならびに電気光学的特性は以下の通りであっ
た。 ネマチック相上限温度(TN-I):65.5℃ 閾値電圧(Vth): 2.38V 誘電率異方性(Δε): 3.00 屈折率異方性(Δn): 0.093 応答時間(τ): 54.1m秒 従って(H−1)と比較すると、ネマチック相上限温度
(TN-I)はわずかに高く、応答もわずかに高速である
ものの、誘電率異方性(Δε)が小さくなり、それにと
もなって、閾値電圧(Vth)が0.35Vも高くなっ
ていることがわかる。 (比較例2)ホスト液晶組成物(H)の90%及び前述
の一般式(B)で表される式(B−1)
【0091】
【化27】
【0092】の化合物10%からなる液晶組成物(H−
B)を調製した。(H−B)のネマチック相上限温度
(TN-I)ならびに同様にして測定した電気光学的特性
は以下の通りであった。
B)を調製した。(H−B)のネマチック相上限温度
(TN-I)ならびに同様にして測定した電気光学的特性
は以下の通りであった。
【0093】 ネマチック相上限温度(TN-I):64.1℃ 閾値電圧(Vth): 2.30V 誘電率異方性(Δε): 3.40 屈折率異方性(Δn): 0.091 応答時間(τ): 53.7m秒 従って、ネマチック相上限温度(TN-I)は(H−1)
よりわずかに高くなり、応答時間は(H−A)と比較し
ても改善されている。しかしながら、閾値電圧は(H−
A)と比較してもわずかしか低減されておらず、(H−
1)には遙かに及ばないことがわかる。 (比較例3)ホスト液晶組成物(H)の90%及び前述
の一般式(C)で表される式(C−1)
よりわずかに高くなり、応答時間は(H−A)と比較し
ても改善されている。しかしながら、閾値電圧は(H−
A)と比較してもわずかしか低減されておらず、(H−
1)には遙かに及ばないことがわかる。 (比較例3)ホスト液晶組成物(H)の90%及び前述
の一般式(C)で表される式(C−1)
【0094】
【化28】
【0095】の化合物10%からなる液晶組成物(H−
C)を調製した。(H−C)のネマチック相上限温度
(TN-I)ならびに同様にして測定した電気光学的特性
は以下の通りであった。
C)を調製した。(H−C)のネマチック相上限温度
(TN-I)ならびに同様にして測定した電気光学的特性
は以下の通りであった。
【0096】 ネマチック相上限温度(TN-I):63.0℃ 閾値電圧(Vth): 2.15V 誘電率異方性(Δε): 3.51 屈折率異方性(Δn): 0.089 応答時間(τ): 64.2m秒 この(H−C)の誘電率異方性は非常に大きく、そのた
めに閾値電圧は(H−A)や(H−B)と比較して大き
く改善されている。しかしながら、その誘電率異方性が
(H−1)と比較してもより大きいにもかかわらず、そ
の閾値電圧は(H−1)より0.1V以上高く、その低
減効果において及ばないことがわかる。さらに、その応
答は(H−1)と比較して7m秒、(H−A)よりは1
0m秒も遅くなっていることがわかる。また、(H−
C)のネマチック相上限温度(TN- I)は63.0℃で
(H−1)とほとんど同程度であった。
めに閾値電圧は(H−A)や(H−B)と比較して大き
く改善されている。しかしながら、その誘電率異方性が
(H−1)と比較してもより大きいにもかかわらず、そ
の閾値電圧は(H−1)より0.1V以上高く、その低
減効果において及ばないことがわかる。さらに、その応
答は(H−1)と比較して7m秒、(H−A)よりは1
0m秒も遅くなっていることがわかる。また、(H−
C)のネマチック相上限温度(TN- I)は63.0℃で
(H−1)とほとんど同程度であった。
【0097】以上から本発明の一般式(I)の化合物が
従来の強p型安息香酸フェニル誘導体と比較して、優れ
た閾値電圧の低減効果を有し、さらに応答性にも優れる
ことが明らかである。
従来の強p型安息香酸フェニル誘導体と比較して、優れ
た閾値電圧の低減効果を有し、さらに応答性にも優れる
ことが明らかである。
【0098】
【発明の効果】本発明に係わる一般式(I)で表される
化合物は、実施例に示したように本発明の提供する製造
方法に基づき、工業的にも容易に製造することが可能で
あり、熱、光、水に対し化学的に安定である。また、現
在汎用のホスト液晶組成物に添加してもその温度範囲を
大きく降下させることはなく、容易に温度範囲が広い液
晶組成物を調製することができる。
化合物は、実施例に示したように本発明の提供する製造
方法に基づき、工業的にも容易に製造することが可能で
あり、熱、光、水に対し化学的に安定である。また、現
在汎用のホスト液晶組成物に添加してもその温度範囲を
大きく降下させることはなく、容易に温度範囲が広い液
晶組成物を調製することができる。
【0099】しかも一般式(I)の化合物は誘電率異方
性が極めて大きく、それを添加することによりその閾値
電圧を低減することができ、その効果は対応するアルキ
ル側鎖を有する化合物と比較してもより優れている。
性が極めて大きく、それを添加することによりその閾値
電圧を低減することができ、その効果は対応するアルキ
ル側鎖を有する化合物と比較してもより優れている。
【0100】従って、温度範囲が広く、安定で、かつ低
電圧駆動が可能な、特にSTN表示用液晶材料として極
めて有用である。
電圧駆動が可能な、特にSTN表示用液晶材料として極
めて有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、 Rは炭素原子数1〜7の直鎖状のアルキル基
を表し、nは1〜5の整数を表し、X及びYはそれぞれ
独立的に水素原子又はフッ素原子を表す。)で表される
安息香酸フェニル誘導体。 - 【請求項2】 一般式(I)においてnが1を表すとこ
ろの請求項1記載の安息香酸フェニル誘導体。 - 【請求項3】 一般式(I)においてXがフッ素原子を
表し、Yが水素原子を表すところの請求項1又は2記載
の安息香酸フェニル誘導体。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の一般式(I)
で表される化合物を含有する液晶組成物。 - 【請求項5】 請求項4記載の液晶組成物を構成要素と
する液晶表示素子。 - 【請求項6】 STN表示方式による請求項5記載の液
晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9325972A JPH11158138A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 安息香酸フェニル誘導体とそれを含有する液晶組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9325972A JPH11158138A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 安息香酸フェニル誘導体とそれを含有する液晶組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11158138A true JPH11158138A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18182657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9325972A Pending JPH11158138A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 安息香酸フェニル誘導体とそれを含有する液晶組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11158138A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002069453A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | Dainippon Ink & Chem Inc | 液晶組成物 |
| JP2003511390A (ja) * | 1999-10-06 | 2003-03-25 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | 液晶フェノールエステル |
| US6761938B2 (en) * | 2000-04-18 | 2004-07-13 | Merck Patent Gmbh | Electro-optical liquid-crystal display and liquid-crystal medium |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP9325972A patent/JPH11158138A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003511390A (ja) * | 1999-10-06 | 2003-03-25 | メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング | 液晶フェノールエステル |
| US6761938B2 (en) * | 2000-04-18 | 2004-07-13 | Merck Patent Gmbh | Electro-optical liquid-crystal display and liquid-crystal medium |
| JP2002069453A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-08 | Dainippon Ink & Chem Inc | 液晶組成物 |
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Legal Events
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|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070612 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071122 |