JPH11158236A - シリコーングラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法 - Google Patents

シリコーングラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法

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JPH11158236A
JPH11158236A JP9342037A JP34203797A JPH11158236A JP H11158236 A JPH11158236 A JP H11158236A JP 9342037 A JP9342037 A JP 9342037A JP 34203797 A JP34203797 A JP 34203797A JP H11158236 A JPH11158236 A JP H11158236A
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JP
Japan
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silicone
hydrocarbon group
vinyl polymer
unsaturated aliphatic
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JP9342037A
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Takako Manzouji
隆子 萬造寺
Sunao Okawa
直 大川
Ryuzo Mikami
隆三 三上
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F230/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal
    • C08F230/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal
    • C08F230/08Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal containing silicon
    • C08F230/085Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal containing silicon the monomer being a polymerisable silane, e.g. (meth)acryloyloxy trialkoxy silanes or vinyl trialkoxysilanes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 末端にシラノール基を有するシリコーン鎖が
グラフト結合した新規なシリコーングラフト型ビニルポ
リマーおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 側鎖に、下記一般式(A)および(B)
で表されるシリコーン鎖がグラフト結合してなるシリコ
ーングラフト型ビニルポリマー、およびその製造方法。 【化1】 (式中、Rは不飽和脂肪族を含有する基を除く一価炭化
水素基であり、R1は二価炭化水素基またはアルキレン
オキシアルキレン基であり、aは0または1であり、n
は1以上の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なシリコーング
ラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法に関するも
のであり、詳しくは、末端にシラノ−ル基を有するシリ
コーン鎖がグラフト結合した新規なシリコーングラフト
型ビニルポリマーおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコーン鎖がグラフト結合して
なるビニルポリマーとしては、アルコキシシリル基含有
ラジカル重合性モノマー,ラジカル重合性基含有シリコ
ーンマクロモノマーおよびその他のラジカル重合性モノ
マーを共重合させて得られるコポリマーが提案されてい
る(特開平3−216385号公報参照。)。このコポ
リマーは、分子中のアルコキシシリル基が湿気により加
水分解されてシラノール基に変換され、次いでこのシラ
ノール基同士が縮合してシロキサン結合を形成すること
により架橋させることができる。そしてこのようにして
得られた硬化物はシリコーンマクロモノマーを含んでい
るため、離型性と低摩擦性に優れたものであることが報
告されている。しかしながら、このコポリマーは、アル
コキシシリル基が加水分解されてシラノール基を生成す
るまでの速度が遅いために硬化速度が極めて遅いという
問題点があった。また、このコポリマー中のシリコーン
グラフト鎖が自由に動くことができるために経時的に硬
化物内部に取り込まれ、その結果、硬化物の離型性や低
摩擦性が時間と共に低下するという問題点があった。一
方、末端がシラノール基で封鎖された2種類のシリコー
ン鎖がグラフト結合してなるビニルポリマーは知られて
いなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記問
題点を克服するため鋭意研究した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明の目的は、末端にシラノ−ル基を有す
るシリコーン鎖がグラフト結合した新規なシリコーング
ラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、側鎖に、下記
一般式(A)および(B)で表されるシリコーン鎖がグ
ラフト結合してなるシリコーングラフト型ビニルポリマ
ー、および、
【化5】 (式中、Rは不飽和脂肪族を含有する基を除く一価炭化
水素基であり、R1は二価炭化水素基またはアルキレン
オキシアルキレン基であり、aは0または1であり、n
は1以上の整数である。) (a)一般式:
【化6】 (式中、R,R1,aおよびnは前記と同じであり、R2
は水素原子または不飽和脂肪族を含有する基を除く一価
炭化水素基である。)で表されるシリコーンマクロモノ
マーと、(b)一般式:
【化7】 (式中、R,R1,R2およびaは前記と同じである。)
で表される重合性モノマーと、必要に応じて、(c)上
記(a)成分および(b)成分以外の重合性ビニルモノ
マーとを共重合することを特徴とする、該シリコーング
ラフト型ビニルポリマーの製造方法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】これを詳しく説明すると、本発明
のビニルポリマーは、側鎖に、下記一般式(A)および
(B)で表される2種類のシリコーン鎖がグラフト結合
してなるポリマーである。
【化8】 上式中、Rは不飽和脂肪族を含有する基を除く一価炭化
水素基であり、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチ
ル基,ヘキシル基のようなアルキル基;フェニル基,ト
リル基,キシリル基のようなアリール基;ベンジル基,
フェネチル基のようなアラルキル基が例示される。R1
は二価炭化水素基またはアルキレンオキシアルキレン基
であり、二価炭化水素基としては、エチレン基,プロピ
レン基,ブチレン基,ヘキシレン基が例示され、アルキ
レンオキシアルキレン基としては、エチレンオキシプロ
ピレン基が例示される。aは0または1である。nは1
以上の整数であるが、10〜200の範囲であることが
好ましく、20〜150の範囲であることが特に好まし
い。
【0006】このような本発明のシリコーングラフト型
ビニルポリマーとしては、下記一般式で表されるポリマ
ーが例示される。
【化9】 上式中、R,R1,aおよびnは前記と同じである。R2
は水素原子または不飽和脂肪族を含有する基を除く一価
炭化水素基であり、一価炭化水素基としては、メチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ヘキシル基のよ
うなアルキル基;フェニル基,トリル基,キシリル基の
ようなアリール基;ベンジル基,フェネチル基のような
アラルキル基が例示される。R3は水素原子,塩素原子
または不飽和脂肪族を含有する基を除く一価炭化水素基
であり、一価炭化水素基としては前記と同様の基が挙げ
られる。R4は一価有機基であり、例えば、アリール
基,シクロアルキル基等の一価炭化水素基,シアノ基,
塩素原子,水素原子および式:
【化10】 で表される基が挙げられる。上式中、R5は水素原子,
塩素原子,アルカリ金属原子,一価炭化水素基,アミノ
アルキル基,カルビノール基である。具体的には、下記
式で表される基が例示される。
【化11】 これ以外にも、このR4としては下記式で表される基が
例示される。
【化12】 x,yおよびzは、x>0,y>0,z≧0の数である
が、これらの比は、x:y:z=0.02〜5.00:
0.30〜99.98:0〜99.7モル%であること
が好ましく、より好ましくは0.1〜3.0:1〜9
0:0〜98.9モル%であり、特に好ましくは0.5
〜2.0:3〜80:0〜96.5モル%である。尚、
このシリコーングラフト型ビニルポリマーの数平均分子
量は、通常、500,000以下であるが、1,000〜
300,000の範囲が好ましく、10,000〜20
0,000の範囲がより好ましい。
【0007】このような本発明のシリコーングラフト型
ビニルポリマーは、例えば、(a)一般式:
【化13】 で表されるシリコーンマクロモノマーと、(b)一般
式:
【化14】 で表される重合性モノマーと、必要に応じて、(c)上
記(a)成分および(b)成分以外の重合性ビニルモノ
マーとを共重合することによって製造することができ
る。
【0008】上記(a)成分のシリコーンマクロモノマ
ーは、上記一般式で表される、片末端にメタクリレート
基もしくはアクリレート基を有し、他方の末端にシラノ
ール基を有するシロキサンである。上式中、R,R1
2,aおよびnは前記と同じである。その平均分子量
は、他成分との共重合反応性を考え合わせると、500
〜50,000の範囲であることが好ましく、1,000
〜20,000の範囲であることが特に好ましい。尚、
この(a)成分のシリコーンマクロモノマーは、例え
ば、リチウムメタクリロキシプロピルジメチルシラノレ
ートを重合開始剤とし、環状トリシロキサンをリビング
アニオン重合させてから酢酸等の酸で重合を停止させる
ことにより製造することができる。
【0009】このような(a)成分としては、下記式で
表されるシロキサンが例示される。
【化15】
【0010】上記(b)成分の重合性モノマーは、上記
一般式で表されるメタクリレート基もしくはアクリレー
ト基含有シラノールである。上式中、R,R1,R2およ
びaは前記と同じである。このシラノールは、例えば、
式:
【化16】 で表されるようなメタクリレート基含有クロロシランを
加水分解することにより製造することができる(特開平
6−256355号公報参照)。
【0011】このような(b)成分としては、下記式で
表されるシラノールが例示される。
【化17】
【0012】上記(c)成分の重合性ビニルモノマー
は、上記(a)成分および(b)成分以外のラジカル重
合性ビニルモノマーであり、かつ、(a)成分および
(b)成分と共重合し得る成分である。この(c)成分
はビニル重合可能なものであればよく、例えば、アクリ
ル酸,メタクリル酸,アクリル酸エステル,メタクリル
酸エステル,酢酸ビニル,塩化ビニリデン,塩化ビニ
ル,ポリアルキレングリコールモノメタクリレートの
他、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化18】 尚、本成分としてこれらを2種以上組み合わせて用いる
こともできる。
【0013】本発明のビニルポリマーは、前記(a)成
分、(b)成分および必要に応じて(c)成分をラジカ
ル共重合することにより製造されるが、これ以外にも従
来公知の重合方法を使用することができる。このときの
各成分の共重合比率は、シリコーンマクロモノマーの重
合度や共重合モノマー成分の種類などによって異なる
が、一般に、(a)成分:(b)成分:(c)成分のモ
ル比が、0.02〜5.00:0.30〜99.98:
0〜99.7となる範囲であり、好ましくは、0.1〜
3.0:1〜90:0〜98.9となる範囲である。ラ
ジカル共重合時に使用されるラジカル重合開始剤として
は、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ系化合物;ベ
ンゾイルパーオキサイド,ジクミルパーオキサイド等の
過酸化物が例示される。また、その重合方法としては、
溶液重合法,乳化重合法,懸濁重合法,塊状重合法が挙
げられるが、上記(a)成分、(b)成分および(c)
成分を均一に溶解し、均一系で重合させることのできる
溶液重合法が望ましい。使用される溶媒は(c)成分の
種類および含有量により異なるが、一般に、ベンゼン,
トルエン,キシレン等の芳香族炭化水素;メチルエチル
ケトン,メチルイソブチルケトン等のケトン類;酢酸エ
チル,酢酸ブチルなどのエステル類;テトラヒドロフラ
ン,ジオキサン,ジエチルエーテルなどのエーテル類が
例示される。また、これらの溶媒を2種類以上組み合わ
せて使用してもよい。
【0014】以上のような本発明のシリコーングラフト
型ビニルポリマーは、シラノール基で封鎖された2種類
のシリコーン鎖がグラフト結合してなる新規なポリマー
である。そしてこのビニルポリマーは、側鎖であるシリ
コーングラフト鎖の末端に縮合反応性の高いシラノール
基を有しているため、加水分解性シランとシラノール縮
合反応用触媒の存在下で縮合架橋して急速硬化し、か
つ、硬化後の離型性や低摩擦性などの特性の経時変化が
極めて少ないという利点を有する。加水分解性シランと
しては、例えば、テトラメトキシシラン,メチルトリメ
トキシシラン,ビニルトリメトキシシラン,フェニルト
リメトキシシランなどのアルコキシシラン類またはそれ
らの部分加水分解物が挙げられる。シラノール縮合反応
用触媒としては、ジブチル錫ジラウレート,ジブチル錫
ジオクトエート,ジブチル錫ジアセテート,テトラブト
キシチタン,テトライソプロポキシチタンが例示され
る。尚、この反応はシラノール基とアルコキシシリル基
との反応であるので、空気中の湿気の有無によらず急速
に硬化させることができる。また、アルコキシシリル基
を含有する従来のビニルポリマーが、保存中に空気中の
湿気を吸収して縮合反応することによりゲル化を引き起
こすため、貯蔵安定性に劣るという問題点を有するのに
対し、本発明のシリコーングラフト型ビニルポリマー
は、シラノール基を有するために貯蔵安定性に優れると
いう特徴を有する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳細に説明す
る。実施例中、Meはメチル基を示している。なお、得
られたシリコーングラフト型ビニルポリマーの数平均分
子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(G
PC)による標準ポリスチレン換算の測定値を示した。
【0016】
【合成例1】攪拌機,温度計,滴下漏斗を備えた500
ミリリットルのフラスコに、水25グラム,トリエチル
アミン41.4グラム(408.7ミリモル),ヘキサ
ン70ミリリットルを投入した。次いでこれに、メタク
リロキシプロピルジメチルクロロシラン30グラム(1
36.2ミリモル)とヘキサン30ミリリットルの混合
物を、反応温度が30℃を超えないように水浴で冷却し
ながら滴下した。滴下終了後、1時間攪拌してpHが酸
性でないことを確認した後、フラスコを静置して水層を
分離し、得られた有機層を3回水洗した。その後有機層
に、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ−ルを
0.06グラム加えて、1時間共沸脱水を行った。共沸
脱水後の反応混合物から、加熱減圧によりヘキサンを留
去して、反応生成物27グラムを得た。得られた反応生
成物を、核磁気共鳴分析(以下、NMR分析)により分
析したところ、下記式で示されるメタクリロキシプロピ
ルジメチルシラノールであることが判明した。このシラ
ノール化合物のガスクロマトグラフィー(GLC)によ
る純度は99%であった。
【化19】
【0017】
【合成例2】攪拌機,温度計,冷却管,窒素ガス導入管
を備えた1リットルのフラスコに、トルエン188グラ
ムとヘキサメチルシクロトリシロキサン247グラム
(3.337モル)を投入して混合し、1時間共沸脱水
を行なった。次いでこれを室温まで冷却して系内を窒素
で置換した後、n−ブチルリチウムの1.68Nヘキサ
ン溶液250.2マイクロリットル(0.420333
7ミリモル)を投入して、10分間室温で攪拌した。次
に、合成例1で合成したメタクリロキシプロピルジメチ
ルシラノール10.72グラム(52.98ミリモ
ル),ジメチルホルムアミド19.8グラムおよびアセ
トニトリル61.8グラムの混合物を投入したところ、
重合反応が開始した。この重合反応の進行状況をGLC
でモニターし、ヘキサメチルシクロトリシロキサンの転
化率が約81.0%になった時点で、酢酸を加えて反応
を停止させた。このトルエン溶液にヒドロキノンモノメ
チルエーテル12.9ミリグラムを添加し、低沸点物を
加熱減圧留去することにより、無色透明な液体217.
3グラムを得た。これを、NMR分析および赤外吸光分
析(以下、IR分析)により分析したところ、下記の平
均組成式で示されるシリコーンマクロモノマーであるこ
とが判明した。
【化20】 このシリコーンマクロモノマーのGPCによる数平均分
子量は5,290であり、分散度は1.10であった。
【0018】
【実施例1】攪拌機,温度計,冷却管,窒素ガス導入管
を備えた100ミリリットルのフラスコに、トルエン3
0グラムを仕込み、次いで窒素ガスを30分間バブリン
グして溶存酸素を取り除いた。これに、アクリル酸ブチ
ル13グラム,合成例1で合成したメタクリロキシプロ
ピルジメチルシラノール1グラム,合成例2で合成した
シリコーンマクロモノマー6グラムおよびアゾビスイソ
ブチロニトリル0.4グラムを投入し、さらに窒素ガス
を30分間バブリングした。この反応混合物を窒素雰囲
気下、60℃で24時間加熱攪拌した後、GPCにより
分析したところ、原料であるアクリル酸ブチル、メタク
リロキシプロピルジメチルシラノールおよびシリコーン
マクロモノマーのピークがほぼ消失していることが確認
できた。このトルエン溶液からトルエンおよび未反応の
アクリル酸ブチルを加熱減圧することにより除去して、
半固体状の反応生成物20.3グラムを得た。この反応
生成物をNMR分析およびIR分析したところ、下記の
平均組成式で示されるシリコーングラフト型ポリアクリ
レートであることが判明した。
【化21】 このシリコーングラフト型ポリアクリレートのGPCに
よる数平均分子量は53,811であった。
【0019】
【実施例2】実施例1において、重合開始剤としてアゾ
ビスイソブチロニトリルの代わりにジメチル2,2−ア
ゾビス(2−メチルプロピオネート)を使用した以外は
実施例1と同様にして反応させることにより、反応混合
物のトルエン溶液を得た。このトルエン溶液をGPCに
より分析したところ、原料であるアクリル酸ブチル、メ
タクリロキシプロピルジメチルシラノールおよびシリコ
ーンマクロモノマーのピークがほぼ消失していることが
確認できた。このトルエン溶液からトルエンおよび未反
応のアクリル酸ブチルを加熱減圧することにより除去し
て、半固体状の反応生成物20.3グラムを得た。この
反応生成物をNMR分析およびIR分析したところ、下
記の平均組成式で示されるシリコーングラフト型ポリア
クリレートであることが判明した。
【化22】 このシリコーングラフト型ポリアクリレートのGPCに
よる数平均分子量は69,720であった。
【0020】
【実施例3】実施例1において、アクリル酸ブチルの配
合量を12グラムおよび合成例1で合成したメタクリロ
キシプロピルジメチルシラノールの配合量を2グラムと
した以外は実施例1と同様にして反応させることによ
り、反応混合物のトルエン溶液を得た。このトルエン溶
液をGPCにより分析したところ、原料であるアクリル
酸ブチル、メタクリロキシプロピルジメチルシラノール
およびシリコーンマクロモノマーのピークがほぼ消失し
ていることが確認できた。このトルエン溶液からトルエ
ンおよび未反応のアクリル酸ブチルを加熱減圧すること
により除去して、半固体状の反応生成物20.2グラム
を得た。この反応生成物をNMR分析およびIR分析し
たところ、下記の平均組成式で示されるシリコーングラ
フト型ポリアクリレートであることが判明した。
【化23】 このシリコーングラフト型ポリアクリレートのGPCに
よる数平均分子量は76,870であった。
【0021】
【実施例4】実施例1において、アクリル酸ブチルの配
合量を15.87グラム,合成例1で合成したメタクリ
ロキシプロピルジメチルシラノールの配合量を1.13
グラム,合成例2で合成したシリコーンマクロモノマー
の配合量を3グラムとした以外は実施例1と同様にして
反応させることにより、反応混合物のトルエン溶液を得
た。このトルエン溶液をGPCにより分析したところ、
原料であるアクリル酸ブチル、メタクリロキシプロピル
ジメチルシラノールおよびシリコーンマクロモノマーの
ピークがほぼ消失していることが確認できた。このトル
エン溶液からトルエンおよび未反応のアクリル酸ブチル
を加熱減圧することにより除去して、半固体状の反応生
成物20.1グラムを得た。この反応生成物をNMR分
析およびIR分析したところ、下記の平均組成式で示さ
れるシリコーングラフト型ポリアクリレートであること
が判明した。
【化24】 このシリコーングラフト型ポリアクリレートのGPCに
よる数平均分子量は85,979であった。
【0022】
【発明の効果】本発明のシリコーングラフト型ビニルポ
リマーは、末端にシラノール基を有するシリコーン鎖が
グラフト結合した新規なビニルポリマーであり、加水分
解性シランとシラノール縮合反応用触媒の存在下で縮合
架橋して硬化するという特徴を有する。また、本発明の
製造方法は、このような新規のシリコーングラフト型ビ
ニルポリマーを生産性良く製造できるという特徴を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1で合成したシリコーングラ
フト型ポリアクリレートの29Si−NMRチャートであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 隆三 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側鎖に、下記一般式(A)および(B)
    で表されるシリコーン鎖がグラフト結合してなるシリコ
    ーングラフト型ビニルポリマー。 【化1】 (式中、Rは不飽和脂肪族を含有する基を除く一価炭化
    水素基であり、R1は二価炭化水素基またはアルキレン
    オキシアルキレン基であり、aは0または1であり、n
    は1以上の整数である。)
  2. 【請求項2】 シリコーングラフト型ビニルポリマー
    が、一般式: 【化2】 (式中、Rは不飽和脂肪族を含有する基を除く一価炭化
    水素基であり、R1は二価炭化水素基またはアルキレン
    オキシアルキレン基であり、R2は水素原子または不飽
    和脂肪族を含有する基を除く一価炭化水素基であり、R
    3は水素原子,塩素原子または不飽和脂肪族を含有する
    基を除く一価炭化水素基であり、R4は一価有機基であ
    る。aは0または1であり、nは1以上の整数であり、
    x,yおよびzは、x>0,y>0,z≧0の数であ
    る。)で表され、数平均分子量が500,000以下で
    ある請求項1に記載のシリコーングラフト型ビニルポリ
    マー。
  3. 【請求項3】 (a)一般式: 【化3】 (式中、Rは不飽和脂肪族を含有する基を除く一価炭化
    水素基であり、R1は二価炭化水素基またはアルキレン
    オキシアルキレン基であり、R2は水素原子または不飽
    和脂肪族を含有する基を除く一価炭化水素基であり、a
    は0または1であり、nは1以上の整数である。)で表
    されるシリコーンマクロモノマーと、(b)一般式: 【化4】 (式中、Rは不飽和脂肪族を含有する基を除く一価炭化
    水素基であり、R1は二価炭化水素基またはアルキレン
    オキシアルキレン基であり、R2は水素原子または不飽
    和脂肪族を含有する基を除く一価炭化水素基であり、a
    は0または1である。)で表される重合性モノマーと、
    必要に応じて、(c)上記(a)成分および(b)成分
    以外の重合性ビニルモノマーとを共重合することを特徴
    とする、請求項1に記載のシリコーングラフト型ビニル
    ポリマーの製造方法。
JP9342037A 1997-11-27 1997-11-27 シリコーングラフト型ビニルポリマーおよびその製造方法 Pending JPH11158236A (ja)

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