JPH11159577A - ダンパおよびその製造方法 - Google Patents

ダンパおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH11159577A
JPH11159577A JP34191297A JP34191297A JPH11159577A JP H11159577 A JPH11159577 A JP H11159577A JP 34191297 A JP34191297 A JP 34191297A JP 34191297 A JP34191297 A JP 34191297A JP H11159577 A JPH11159577 A JP H11159577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
mass body
connecting portion
mass
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34191297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3633769B2 (ja
Inventor
Shuichi Matsumoto
修一 松本
Takayuki Yanase
貴之 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
Nok Megulastik Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Megulastik Co Ltd filed Critical Nok Megulastik Co Ltd
Priority to JP34191297A priority Critical patent/JP3633769B2/ja
Publication of JPH11159577A publication Critical patent/JPH11159577A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3633769B2 publication Critical patent/JP3633769B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合タイプのダンパの製造方法において、切
削加工にかかる手間と時間を削減することが可能であ
り、コスト的にも有利なダンパの製造方法を提供する。 【解決手段】 ハブ1および質量体2の間に弾性体4を
圧入する嵌合タイプのダンパの製造方法であって、ハブ
1および質量体2が連結部5を介して一体に繋った状態
となるように、これらを一つの材料部品から一体に製作
する工程と、前記工程で製作した一体のハブ1および質
量体2の間に弾性体4を圧入し、そのとき加える荷重に
よって連結部5を分断する工程とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパおよびその
製造方法に係り、更に詳しくは、内燃機関のクランクシ
ャフト等の回転駆動系に生起される捩り振動を吸収する
トーショナルダンパと、その製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハブおよび質量体をゴム状弾
性材製の弾性体を介して連結したトーショナルダンパが
知られており、またその一種として、図7に示すよう
に、径方向に並べたハブ51および質量体52の間に軸
方向一方からゴム状弾性材製の弾性体53を圧入する嵌
合タイプのトーショナルダンパが知られている。
【0003】従来、この種の嵌合タイプのトーショナル
ダンパは、以下のようにして製造されている。
【0004】すなわち先ず、図8(A)(B)に示すよ
うに、ハブ51および質量体52をそれぞれ別の材料部
品61,62から製品形状となるように切削加工し、次
いでこの切削加工したハブ51および質量体52を径方
向に並べて、その間に軸方向一方から弾性体53を圧入
している。
【0005】したがってこの従来の製造方法によると、
ハブ51および質量体52をそれぞれ別の材料部品6
1,62から切削加工しているために、この切削加工に
多くの手間と時間がかかる不都合がある。また材料部品
61,62に削り代や抜き勾配等といった無駄となる部
分が多いことから、材料コスト(原材料費)が嵩む不都
合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、切削加工にかかる手間と時間を削減することが可能
であり、コスト的にも有利なダンパの製造方法を提供す
ることを目的とする。またこのような方法によって製造
することによりコスト的に有利なダンパを提供すること
を目的とする。更にまた、上記製造方法の一過程で形成
される連結部を有効に利用して、ダンパの作動時に弾性
体がハブおよび質量体の間から滑り抜けた場合でも、質
量体がハブから軸方向一方(フロント側)に脱落しない
構造を備えたダンパを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る発明は、ハブおよび質量体
の間にゴム状弾性材製の弾性体を圧入する嵌合タイプの
ダンパを製造する方法であって、前記ハブおよび質量体
が連結部を介して一体に繋った状態となるように、これ
らを一つの材料部品から一体に製作する工程と、前記工
程で製作した一体のハブおよび質量体の間に弾性体を圧
入し、そのとき加える荷重によって前記連結部を分断す
る工程とを有することを特徴とするダンパの製造方法を
提供する。
【0008】また本発明の請求項2に係る発明は、ハブ
および質量体の間にゴム状弾性材製の弾性体を圧入する
嵌合タイプのダンパであって、上記請求項1記載の方法
によって製造されたことを特徴とするダンパである。
【0009】また本発明の請求項3に係る発明は、ハブ
および質量体の間にゴム状弾性材製の弾性体を圧入する
嵌合タイプのダンパであって、上記請求項1記載の方法
によって製造され、更に、上記圧入工程で分断された連
結部が、弾性体がハブおよび質量体の間から滑り抜けた
場合に質量体がハブから脱落しないためのストッパとし
て機能することを特徴するダンパである。
【0010】上記工程を備えた本発明の請求項1に係る
発明のように、ハブおよび質量体が連結部を介して一体
に繋った状態となるように、これらを一つの材料部品か
ら一体に製作すれば、ハブおよび質量体についての切削
加工が従来のように二度ではなく一度で済むために、こ
の切削加工にかかる手間と時間を従来より削減すること
が可能となる。材料部品は一般に鋳物であり、一つの鋳
物がハブおよび質量体を含むように、これを比較的大き
めに鋳造することになるが、従来のハブおよび質量体そ
れぞれのための二つの鋳物(図8参照)を個別に切削加
工する場合と比較すれば、鋳造後の削り代、抜き勾配等
といった無駄な部分のボリュームを格段に減らすことが
できる。
【0011】ハブおよび質量体は、ダンパの作動時に、
弾性体の弾性変形限度内で相対回転し、これにより捩り
振動を吸収するものである。したがって上記切削工程で
ハブおよび質量体を連結部を介して一体に繋った状態に
製作した場合には、その後の工程で連結部を分断してハ
ブおよび質量体を互いに分離する必要がある。切削工程
の次の工程は、上記したように一般に弾性体の圧入工程
であり、この弾性体圧入工程では、ハブおよび質量体の
間に弾性体を圧入すべく、そのための荷重が加えられ
る。したがって、このとき加える荷重によって連結部を
分断することにすれば、連結部を分断するために新たに
一工程を付け足さなくても連結部を自動的に分断するこ
とができ、極めて効率が良い。したがって本発明では、
上記切削工程で製作した一体のハブおよび質量体の間に
弾性体を圧入し、そのとき加える荷重によって連結部を
分断することにした。
【0012】弾性体圧入工程で加える荷重によって連結
部を自動的に分断するには、この連結部を比較的薄肉と
して容易に分断し得るように形成するのが望ましい。ま
たその一方で連結部は、ハブおよび質量体の間に弾性体
を圧入する際に邪魔になるものであってはならない。し
たがってこれらの観点から、径方向に並べたハブおよび
質量体の間に軸方向一方から弾性体を圧入する場合に、
連結部をハブおよび質量体の間の間隙にあってその軸方
向他端部か、またはその近傍に、薄肉状のものとして設
けるのが好適である。
【0013】またダンパが自動車エンジン等のクランク
シャフトの外周にハブをもって取り付けられた場合、作
動中に万一、弾性体がハブおよび質量体の間から軸方向
に滑り抜けるようなことがあると、質量体がハブに対し
てフリーとなるために、質量体が回転慣性力によってハ
ブの外周から軸方向何れかに脱落することになる。
【0014】軸方向何れかの一方はエンジン側であり、
質量体がこの方向に脱落した場合には、クランクシャフ
トがエンジン本体によって先止りとされているために、
質量体はエンジンにぶつかってクランクシャフトから外
れることがない。
【0015】これに対して、軸方向何れかの他方はクラ
ンクシャフトの先端側(フロント側)であって、こちら
の方には、質量体がクランクシャフトから外れるのを阻
止するようなものがない。したがって質量体がクランク
シャフトから外れて周辺の機器を壊したり、酷いときに
は高速で回転しながら車外に飛び出すことさえある。
【0016】したがって質量体がフロント側に脱落する
のを確実に防止する必要があり、このため本発明では、
上記製造方法の一過程で形成される連結部を、この質量
体の脱落防止構造に利用することにした。そして、この
ように上記製造方法の一過程で形成される連結部によっ
て質量体の脱落を防止する構造とすれば、この連結部が
本来、ハブおよび質量体を一体化するために設けられる
ものであるために、質量体脱落防止専用の部品または部
分を新たに設ける必要がなく、よって効率良く質量体の
脱落を防止することができる。
【0017】このような質量体脱落防止機能を連結部に
持たせるため、連結部はこれを以下のように形成する。
【0018】すなわち、上記した弾性体圧入工程で分断
される連結部が、分断後にハブ側に残される場合には、
連結部を少なくともその先端部が質量体のフロント側に
位置するように形成し、かつこの連結部の外径寸法を質
量体の内径寸法より大きくなるように設定する。このよ
うにすれば、質量体がフロント側に脱落しようとしたと
きに、質量体がその内周部で、ハブに対して一体の連結
部に対して軸方向に係合し、よって質量体がフロント側
に脱落するのを防止することが可能となる。
【0019】また反対に、上記した弾性体圧入工程で分
断される連結部が、分断後に質量体側に残される場合に
は、連結部を少なくともその先端部がハブのエンジン側
に位置するように形成し、かつこの連結部の内径寸法を
ハブの外径寸法より小さくなるように設定する。このよ
うにすれば、質量体がフロント側に脱落しようとしたと
きに、質量体に対して一体の連結部がハブに対して軸方
向に係合し、よって質量体がフロント側に脱落するのを
防止することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
【0021】図1(A)(B)および図2(C)(D)
はそれぞれ、製造過程にあるトーショナルダンパを示し
ており、図2(D)が、弾性体圧入工程完了後のトーシ
ョナルダンパを示している。図3は、図1(B)または
図2(C)におけるE部拡大図、図4は、図2(D)に
おけるF部拡大図である。
【0022】図2(D)に示すように、当該実施形態に
係るトーショナルダンパは先ず、自動車エンジン等のク
ランクシャフト(図示せず)の端部外周に取り付けられ
るハブ1を有しており、このハブ1の外周側に質量体
(振動リングとも称する)2が同心的に配置されて、両
部品1,2の間に間隙3が設定され、両部品1,2の
間、すなわちこの間隙3に軸方向一方から弾性体(ゴム
リングとも称する)4が圧入されており、この弾性体4
を介してハブ1および質量体2が連結されている。
【0023】ハブ1は、所定の金属によって環状に成形
されており、クランクシャフトに取り付けられる内周側
筒状部1aと、ディスク部1bと、外周側筒状部1cと
を一体に備えており、この外周側筒状部1cの外周側に
弾性体4を介して質量体2が連結されている。ディスク
部1bには、孔状の肉盗み部1dが所要数、等配状(例
えば三等配)に設けられている。質量体2は所定の金属
によって環状に成形されている。弾性体4は所定のゴム
状弾性材(加硫ゴム)によって環状に成形されている。
各図断面図の右側がエンジン側、左側がフロント側であ
る。
【0024】図4に拡大して示すように、ハブ1の外周
側筒状部1cのフロント側端部が質量体2および弾性体
4の各フロント側端部よりフロント側に突出していて、
このハブ1の外周側筒状部1cのフロント側端部に環状
を呈するストッパ5’が径方向外方に向けて一体成形さ
れており、このストッパ5’の外周端部が質量体2のフ
ロント側に配置され、かつその外径寸法φxが質量体2
の内径寸法φyより大きく設定されている。ストッパ
5’と質量体2の間およびストッパ5’と弾性体4の間
にはそれぞれ適当な大きさの軸方向間隙6,7が設けら
れていて、ストッパ5’は質量体2および弾性体4に対
してそれぞれ常態において非接触とされており、これに
よりストッパ5’が弾性体4の弾性変形および質量体2
のハブ1に対する回転方向の相対変位を阻害することが
ないようになっている。
【0025】この図4の状態で、実機使用中に何らかの
異変が生じて、弾性体4がハブ1および質量体2の間か
らエンジン側に滑り抜けるようなことがあると、質量体
2がハブ1に対してフリーとなるために、矢印Gで示す
ように質量体2がフロント側に脱落しようとする場合が
あるが、この質量体2がその内周部で、ハブ1に対して
一体のストッパ5’の外周端部に当接して軸方向に係合
するために、質量体2がハブ1の外周からフロント側に
脱落するのを未然に防止することができる。
【0026】上記構成のトーショナルダンパは、これを
以下のようにして製作する。
【0027】すなわち先ず、図1(A)に示すように、
ハブ1および質量体2を材料部品である鋳物21の段階
で一体形状に荒加工し、次いで同図(B)に示すよう
に、このハブ1および質量体2が連結部(結合部とも称
する)5を介して一体に繋った形状となるように、これ
らを精密に機械加工する。連結部5は、後(のち)に上
記したストッパ5’となるものであることから、これを
以下のようなものに形成する。
【0028】すなわち、図3に拡大して示すように先
ず、ハブ1の外周側筒状部1cのフロント側端部を、質
量体2のフロント側端部よりフロント側に突出するよう
に形成し、このハブ1の外周側筒状部1cのフロント側
端部に、環状を呈する連結部5を径方向外方に向けて一
体成形し、この連結部5をその外周端部で、質量体2の
フロント側端部であってその内周縁部に一体に接続した
形状とする。連結部5の外径寸法φxは、これを質量体
2の内径寸法φyより大きく設定する。
【0029】また連結部5と質量体2の間に、後の弾性
体圧入工程による連結部5の分断を容易にし、かつ分断
箇所を特定するために、環状の凹部(切欠部とも称す
る)8を外周側に設けて、環状の薄肉部9を設けてお
く。
【0030】また更に、弾性体圧入工程において、ハブ
1および質量体2の間の間隙3内の空気が弾性体4の圧
入に伴って自動的に外部に抜け出るように、排気孔10
を所要数、等配状(例えば三等配)に設けておく。この
排気孔9は、図1(A)の鋳物21の段階で既に、この
鋳物21に凹部22を所要数、等配状(例えば三等配)
に設けておき、切削工程の一部である間隙3の形成過程
で、この凹部22と間隙3とを連通させることにより形
成する。
【0031】次いで、図2(C)に示すように、ハブ1
および質量体2の間の間隙3にエンジン側から弾性体4
を圧入し、このときハブ1にも軸方向荷重をかけると、
ハブ1および質量体2の間の間隙3に弾性体4が圧入さ
れるとともに、環状の連結部5が全周に亙って自動的に
分断され、これにより同図(D)または図4に示したよ
うなストッパ5’を備えたトーショナルダンパとなる。
【0032】上記の製造方法は、以下の特徴を有してい
る。
【0033】すなわち先ず、ハブ1および質量体2が連
結部5を介して一体に繋った状態となるように、これら
を一つの鋳物21から一体に製作するようにしたため
に、ハブ1および質量体2についての切削加工が従来の
ように二度ではなく、一度で済む。また鋳造後の削り
代、抜き勾配等といった無駄な部分のボリュームないし
鋳肌面の加工部のボリュームを従来より格段に減らすこ
とができる。また弾性体4の圧入工程で連結部5が自動
的に分断されるために、連結部5を分断するために新た
に一工程を追加する必要もない。
【0034】したがって、これらのことから、切削加工
にかかる手間と時間を削減することができ、余分な手間
と時間をかけずに連結部5を自動的に分断することがで
き、コスト的にも有利なトーショナルダンパの製造方法
を提供することができる。またハブおよび質量体を個別
に製作する場合と比較して、ハブ1および質量体2の同
心精度を向上させることもできる。
【0035】また上記製造方法によって製造されるトー
ショナルダンパとしては、以下の特徴を有している。
【0036】すなわち、上記製造方法の一過程で形成さ
れる連結部5が、弾性体4がハブ1および質量体2の間
から滑り抜けた場合に質量体2がハブ1の外周からフロ
ント側に脱落しないためのストッパ5’として機能する
ために、質量体2がハブ1の外周からフロント側に脱落
するのを確実に防止することができる。
【0037】したがって、上記製造方法によって製作さ
れることによりコスト的に有利であるとともに、安全性
の高いトーショナルダンパを提供することができる。
【0038】尚、ストッパ5’は分断後、ハブ1側では
なく、質量体2側に残されるようにしても良く、この場
合には、ハブ1および質量体2を連結部5を介して一体
に製作するときに、連結部5を以下のようなものに形成
する。
【0039】すなわち、図5に示すように、質量体2の
エンジン側端部(図上右端部)をハブ1の外周側筒状部
1cのエンジン側端部よりエンジン側(図上右側)に突
出するように形成し、この質量体2のエンジン側端部
に、環状を呈する連結部5を径方向内方に向けて一体成
形し、この連結部5をその内周端部で、ハブ1の外周側
筒状部1cのエンジン側端部であってその外周縁部に一
体に接続した形状とする。連結部5の内径寸法は、これ
をハブ1の外周側筒状部1cの外径寸法より小さく設定
する。また連結部5とハブ1の外周側筒状部1cの間
に、後の弾性体圧入工程による連結部5の分断を容易に
し、かつ分断箇所を特定するために、環状の凹部8を内
周側に設けて、環状の薄肉部9を設けておく。また更
に、弾性体圧入工程において、ハブ1および質量体2の
間の間隙3内の空気が弾性体4の圧入に伴って自動的に
外部に抜け出るように、排気孔(図示せず)を所要数、
等配状(例えば三等配)に設けておく。
【0040】この図5の一体品に対して、そのフロント
側(図上左側)から弾性体4を圧入し、このとき質量体
2にも軸方向荷重をかけると、ハブ1および質量体2の
間の間隙3に弾性体4が圧入されるとともに、環状の連
結部5が全周に亙って自動的に分断され、これにより図
6に示すような、質量体2側にストッパ5’を備えたト
ーショナルダンパとなる。
【0041】そして、このトーショナルダンパにおいて
は、図6の状態で実機使用中に何らかの異変が生じて、
弾性体4がハブ1および質量体2の間からフロント側に
滑り抜けることがあると、質量体2がハブ1に対してフ
リーとなるために、質量体2がフロント側に脱落しよう
とする場合があるが、この質量体2に対して一体のスト
ッパ5’がその内周端部でハブ1の外周側筒状部1cの
外周部に当接して軸方向に係合するために、質量体2が
ハブ1の外周からフロント側に脱落するのを未然に防止
することができることになる。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0043】すなわち先ず、上記工程を備えた本発明の
請求項1によるダンパの製造方法においては、ハブおよ
び質量体が連結部を介して一体に繋った状態となるよう
に、これらを一つの材料部品から一体に製作するように
したために、ハブおよび質量体についての切削加工が従
来のように二度ではなく、一度で済む。また鋳造後の削
り代、抜き勾配等といった無駄な部分のボリュームない
し鋳肌面の加工部のボリュームを従来より格段に減らす
ことができる。また弾性体圧入工程で連結部が自動的に
分断されるために、連結部を分断するために新たに一工
程を追加する必要がない。
【0044】したがって、これらのことから、切削加工
にかかる手間と時間を削減することができ、余分な手間
と時間をかけずに連結部を自動的に分断することがで
き、コスト的にも有利なトーショナルダンパの製造方法
を提供することができる。またハブおよび質量体を個別
に製作する場合と比較して、ハブおよび質量体の同心精
度を向上させることもできる。
【0045】また請求項2または3のように、上記製造
方法によって製造されるダンパとしては、以下の特徴を
有している。
【0046】すなわち、上記請求項1による製造方法の
一過程で形成される連結部が、弾性体がハブおよび質量
体の間から滑り抜けた場合に質量体が軸方向一方に脱落
しないためのストッパとして機能するために、質量体が
脱落するのを確実に防止することができる。したがっ
て、上記製造方法によって製作されることによりコスト
的に有利であるとともに、安全性の高いトーショナルダ
ンパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)とも、本発明の実施形態に
係る製造方法の工程説明図であって、(A)は鋳物の断
面図、(B)はハブおよび質量体一体品の半裁側面図お
よび断面図
【図2】(C)および(D)とも、本発明の実施形態に
係る製造方法の工程説明図であって、(C)はハブおよ
び質量体一体品ならびに弾性体の断面図、(D)は圧入
工程完了後のダンパの断面図
【図3】図1(B)または図2(C)におけるE部拡大
【図4】図2(D)におけるF部拡大図
【図5】本発明の他の実施形態に係る製造方法の工程説
明図であってハブおよび質量体一体品の要部断面図
【図6】本発明の他の実施形態に係る製造方法の工程説
明図であって圧入工程完了後のダンパの要部断面図
【図7】従来技術に係るダンパの断面図
【図8】(A)(B)とも、従来例に係る製造方法の工
程説明図であって、(A)は質量体成形用鋳物の断面
図、(B)はハブ成形用鋳物の断面図
【符号の説明】
1 ハブ 1a 内周側筒状部 1b ディスク部 1c 外周側筒状部 1d 肉盗み部 2 質量体 3,6,7 間隙 4 弾性体 5 連結部 5’ ストッパ 8,22 凹部 9 薄肉部 10 排気孔 21 鋳物(材料部品)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ(1)および質量体(2)の間にゴ
    ム状弾性材製の弾性体(4)を圧入する嵌合タイプのダ
    ンパを製造する方法であって、 前記ハブ(1)および質量体(2)が連結部(5)を介
    して一体に繋った状態となるように、これらを一つの材
    料部品(21)から一体に製作する工程と、 前記工程で製作した一体のハブ(1)および質量体
    (2)の間に弾性体(4)を圧入し、そのとき加える荷
    重によって前記連結部(5)を分断する工程とを有する
    ことを特徴とするダンパの製造方法。
  2. 【請求項2】 ハブ(1)および質量体(2)の間にゴ
    ム状弾性材製の弾性体(4)を圧入する嵌合タイプのダ
    ンパであって、 上記請求項1記載の方法によって製造されたことを特徴
    とするダンパ。
  3. 【請求項3】 ハブ(1)および質量体(2)の間にゴ
    ム状弾性材製の弾性体(4)を圧入する嵌合タイプのダ
    ンパであって、 上記請求項1記載の方法によって製造され、 更に、上記圧入工程で分断された連結部(5)が、弾性
    体(4)がハブ(1)および質量体(2)の間から滑り
    抜けた場合に質量体(2)がハブ(1)から軸方向一方
    に脱落しないためのストッパ(5’)として機能するこ
    とを特徴とするダンパ。
JP34191297A 1997-11-28 1997-11-28 ダンパおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP3633769B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34191297A JP3633769B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ダンパおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34191297A JP3633769B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ダンパおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11159577A true JPH11159577A (ja) 1999-06-15
JP3633769B2 JP3633769B2 (ja) 2005-03-30

Family

ID=18349718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34191297A Expired - Fee Related JP3633769B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ダンパおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3633769B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127879A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Toyoda Mach Works Ltd 電動式パワーステアリング装置
CN106015450A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 四川然新材料科技有限公司 一种抗外圈飞脱与橡胶打滑的曲轴减震器
CN106015451A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 四川然新材料科技有限公司 一种防止外圈飞脱与橡胶打滑的曲轴减震器
CN106015449A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 四川然新材料科技有限公司 一种防止外圈飞脱的曲轴减震器
CN106015448A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 四川然新材料科技有限公司 一种抗外圈飞脱的曲轴减震器结构

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003127879A (ja) * 2001-10-22 2003-05-08 Toyoda Mach Works Ltd 電動式パワーステアリング装置
CN106015450A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 四川然新材料科技有限公司 一种抗外圈飞脱与橡胶打滑的曲轴减震器
CN106015451A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 四川然新材料科技有限公司 一种防止外圈飞脱与橡胶打滑的曲轴减震器
CN106015449A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 四川然新材料科技有限公司 一种防止外圈飞脱的曲轴减震器
CN106015448A (zh) * 2016-07-26 2016-10-12 四川然新材料科技有限公司 一种抗外圈飞脱的曲轴减震器结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP3633769B2 (ja) 2005-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2709269B2 (ja) 軸と回転体の摩擦式締結具
US10876594B2 (en) Automotive flywheel with fins to increase airflow through clutch, and heat management method
US6527516B2 (en) Device for fixing a fan-blade assembly onto a motor shaft
AU8339987A (en) Harmonic balancer
JPH11159577A (ja) ダンパおよびその製造方法
JPS6116251A (ja) 内燃機関のための多部分から成る行程ピストン
EP1416164A2 (en) Two-piece molded fan
US4741225A (en) Engine and transmission housing with improved attachment
JP2001295857A (ja) クラッチレス圧縮機の動力伝達装置
JP2808008B2 (ja) ダンパの製造方法
JPH0314932A (ja) ダンパの製造方法
JP3671498B2 (ja) 始動モータ取り付け用ハウジング及びその製造方法
JP3173301B2 (ja) 割り軸受の製造方法
JPH07208553A (ja) ダンパとその製造方法
JPH0640991Y2 (ja) ダンパ
JP5772418B2 (ja) 摺動式スプライン軸装置およびその製造方法
JPH1029109A (ja) 孔開け用刃物及びその製造方法
JP3534131B2 (ja) ダンパの製造方法
JPS63243570A (ja) 内燃機関のピストンピン
JPH11230269A (ja) ダンパおよびその製造方法
JP3661744B2 (ja) ダンパ
JPH06288437A (ja) ダンパープーリー及びその製造方法
JPH054595Y2 (ja)
JPH054593Y2 (ja)
JPS6326574Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20041221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees