JPH111614A - ポリイミド前駆体溶液、それから得られるポリイミド塗膜又はポリイミドフィルム、及びそれらの製造方法 - Google Patents

ポリイミド前駆体溶液、それから得られるポリイミド塗膜又はポリイミドフィルム、及びそれらの製造方法

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JPH111614A
JPH111614A JP14508997A JP14508997A JPH111614A JP H111614 A JPH111614 A JP H111614A JP 14508997 A JP14508997 A JP 14508997A JP 14508997 A JP14508997 A JP 14508997A JP H111614 A JPH111614 A JP H111614A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高濃度かつ低粘度であるポリイミド前駆体溶
液、それから得られる良好な物性を有するポリイミド塗
膜又はポリイミドフィルム、及びそれらの製造方法を提
供する。 【解決手段】 アミノ基を有する特定の化合物とカルボ
キシル基を有する特定の化合物とからなる塩を溶質とし
て溶解するポリイミド前駆体溶液。溶媒中で特定のジア
ミン1モルに対して0.3〜0.9モルの特定のテトラ
カルボン酸二無水物を反応させ、アミノ基を有する特定
の化合物を得た後、このアミノ基を有する化合物1モル
に対してカルボキシル基を有する特定の化合物0.95
〜1.05モルを加えて、反応させて前記ポリイミド前
駆体溶液を得る。前記ポリイミド前駆体溶液を基材上に
塗工し、加熱イミド化してポリイミド塗膜を得、さらに
ポリイミド塗膜を剥離してポリイミドフィルムを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリイミド前駆体
溶液、それから得られるポリイミド塗膜又はポリイミド
フィルム、及びそれらの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリイミドは、エレクトロニクス分野へ
の応用に有用なものであり、半導体デバイス上への絶縁
フィルムや保護コーティングとして用いられている。特
に全芳香族ポリイミドは、その優れた耐熱性、機械的特
性、電気的特性から、フレキシブル回路基板や集積回路
等において高密度化、多機能化等に大きく貢献してい
る。このように、微細な回路の層間絶縁膜や保護膜を形
成させる場合、従来よりポリイミド前駆体溶液が用いら
れてきた。このようなポリイミド前駆体溶液としては、
下記一般式に示されるポリアミド酸を溶質とするポリア
ミド酸溶液が知られている。
【0003】
【化14】
【0004】これらポリアミド酸溶液は、溶媒中で芳香
族ジアミンと芳香族テトラカルボン酸二無水物を反応さ
せることにより製造されるもので、例えば特公昭36−
10999号公報、特開昭62−275165号公報、
特開昭64−5057号公報、特公平2−38149号
公報、特公平2−38150号公報、特開平1−299
871号公報、特開昭58−122920号公報、特公
平1−34454号公報、特開昭58−185624号
公報、Journal,of,Polymer,Science,Macromolecular,Re
views,Vol.11,P.199,(1976),、米国特許第423852
8号、特公平3−4588号公報、特公平7−3024
7号公報、特開平7−41556号公報、特開平7−6
2095号公報、特開平7−133349号公報、特開
平7−149896号公報、特開平6−207014号
公報、特公平7−17870号公報、特公平7−178
71号公報、IBM,Technical,Disclosure,Bulletin,Vol.
20,No.6,P.2041,(1977)等に開示されているように非プ
ロトン性極性溶媒を用いるものや、特開平6−1915
号公報に開示されているような水溶性エーテル系化合
物、水溶性アルコール系化合物、水溶性ケトン系化合物
及び水から選ばれる混合溶媒を用いるものなど、種々の
溶液が提案されている。
【0005】また、ポリイミド前駆体溶液における溶質
としてのポリイミド前駆体としてはポリアミド酸以外に
も種々のポリマーが知られている。例えば、Macromolec
ules,Vol.22,P.4477,(1989) やPolyimides,and,Other H
igh,Temperature,Polymers.P.45,(1991)には、下記一般
式からなるポリアミド酸エステルが開示されており、
【0006】
【化15】
【0007】Macromolecules,Vol.24,P.3475,(1991) に
は、下記一般式からなるポリアミド酸トリメチルシリル
エステルが開示されており、
【0008】
【化16】
【0009】Journal,of,Polymer,Science,Part,B,Vol.
8,P.29,(1970) 、Journal,of Polymer,Science,Part,B,
Vol.8,P.559,(1970)、日本化学会誌,Vol.1972,P.1992、
Journal,of,Polymer,Science,Polymer,Chemistry,Editi
on Vol.13,P.365,(1975)には、下記式からなるポリアミ
ド酸ビス(ジエチルアミド)が開示されている。
【0010】
【化17】
【0011】上述したこれらポリイミド前駆体はいずれ
も高重合度のポリマーの溶液である。これらポリマー溶
液からポリイミド塗膜を得る際は、一般的にはこのポリ
マー溶液を銅、ガラス等の基材上にコーティングし、加
熱することにより溶媒の除去及びイミド化を行いポリイ
ミド塗膜を得る。
【0012】しかしながら、この高重合度のポリマー溶
液をコーティングする場合には、その高重合度故に溶液
を塗工可能な粘度にするためには、溶質濃度を低くしな
ければならないという問題があり、反対に生産性を高め
るために、溶質濃度を高くすると溶液の粘度が高くな
り、塗工できなくなってしまうという問題があった。ま
た、たとえ塗工できたとしても、機械的、熱的特性に優
れた塗膜やフィルムが得られないという問題があった。
さらに、ポリマー溶液は長期の保存に耐え難く、その重
合度を維持しつつ長期間保存することは極めて困難であ
った。
【0013】
【本発明が解決しようとする課題】上記状況に鑑み、本
発明の課題は、高濃度かつ低粘度であるポリイミド前駆
体溶液、それから得られるポリイミド塗膜又はポリイミ
ドフィルム、及びそれらの製造方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究した結果、特定のモノマーを組み合
わせれば、重合体でなくともそれらモノマーを含む溶液
から、良好な物性を有するポリイミド塗膜が得られるこ
とを見い出した。すなわち、後述する一般式(1)に示
すアミノ基を有する化合物と一般式(2)に示すカルボ
キシル基を有する化合物とから得られる塩を溶質として
含有しているポリイミド前駆体溶液は、モノマーの塩を
高濃度で含有しているにもかかわらず、低粘度を示し、
しかも、この溶液からは高強度のポリイミド塗膜又はフ
ィルムが得られるという知見を得、これらの知見に基づ
いて、本発明に到達したものである。かかる知見は、従
来、ポリイミド前駆体溶液を構成するポリイミド前駆体
が高重合度のものしか知られていなかったことに鑑みれ
ば全く驚くべき知見である。
【0015】すなわち、本発明の要旨は、第1に、下記
一般式(1)に示すアミノ基を有する化合物〔式中、R
は少なくとも1つの炭素6員環を含む4価の芳香族残基
を示し、4つのカルボニル基はこの残基中異なった炭素
原子に直接連結しており、4つのうちの2つずつは対を
なし、炭素6員環内の隣接する炭素原子に結合してお
り、R’は少なくとも1つの炭素6員環を持つ2価の芳
香族残基を示す。〕と下記一般式(2)に示すカルボキ
シル基を有する化合物〔式中、R''は少なくとも1つの
炭素6員環を含む4価の芳香族残基を示し、4つのカル
ボニル基はこの残基中異なった炭素原子に直接連結して
おり、4つのうちの2つずつは対をなし、炭素6員環内
の隣接する炭素原子に結合している。R''' は水素及び
炭素数1から5までのアルキル基からそれぞれ選ばれ
る。〕とから得られる塩が溶質として溶媒中に溶解して
いることを特徴とするポリイミド前駆体溶液である。
【0016】
【化18】
【0017】第2に、溶媒中で下記一般式(3)に示す
ジアミン〔式中、R’は少なくとも1つの炭素6員環を
持つ2価の芳香族残基を示す。〕1モルに対して、0.
3〜0.9モルの下記一般式(4)に示すテトラカルボ
ン酸二無水物〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環
を含む4価の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基は
この残基中異なった炭素原子に直接連結しており、4つ
のうちの2つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する
炭素原子に結合している。〕を反応させ、一般式(1)
に示すアミノ基を有する化合物を得た後、この化合物1
モルに対し、一般式(2)に示すカルボキシル基を有す
る化合物〔式中、R''は少なくとも1つの炭素6員環を
含む4価の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基はこ
の残基中異なった炭素原子に直接連結しており、4つの
うちの2つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する炭
素原子に結合している。R''' は水素及び炭素数1から
5までのアルキル基からそれぞれ選ばれる。〕を0.9
5〜1.05モル加え、反応させることを特徴とするポ
リイミド前駆体溶液の製造方法である。
【0018】
【化19】
【0019】第3に、前記ポリイミド前駆体溶液から得
られるポリイミド塗膜である。第4に、前記ポリイミド
前駆体溶液を基材上に塗工し、加熱してイミド化するこ
とを特徴とするポリイミド塗膜の製造方法である。第5
に、前記ポリイミド前駆体溶液から得られるポリイミド
フィルムである。第4に、前記ポリイミド前駆体溶液を
基材上に塗工し、加熱してイミド化し、剥離することを
特徴とするポリイミドフィルムの製造方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。まず、本発明で用いる用語について説明する。
【0021】(1)塩 アミノ基を有する化合物とカルボキシル基を有する化合
物とを溶媒中で混合して得られる複合体をいい、アミノ
基とカルボキシル基とはいかなる状態の結合(イオン結
合もしくは非イオン結合)をしていてもよい。 (2)ポリイミド ポリマー鎖の繰り返し単位の80モル%以上がイミド構
造を有する有機ポリマーをいう。そして、一般にこの有
機ポリマーは400℃以下では融点もしくは軟化点を持
たない。 (3)ポリイミド前駆体 加熱、又は、化学的作用により閉環してポリイミドとな
る有機化合物をいう。ここで、閉環とはイミド環が形成
されることをいう。 (4)ポリイミド前駆体溶液 ポリイミド前駆体が溶媒に溶解しているものである。こ
こで溶媒とは、25℃で液状の化合物をいう。 (5)粘度 (株)トキメック社製、DVL−BII型デジタル粘度計
(B型粘度計)を用い、20℃における回転粘度を測定
したものである。 (6)溶質濃度 溶液中に占めるポリイミド前駆体の重量割合を百分率で
表した数値である。 (7)ポリイミド塗膜 例えば銅、アルミニウム、ガラス等の基材上に形成され
たポリイミドの膜をいい、基材と密着したまま使用され
る。 (8)ポリイミドフィルム 例えば銅、アルミニウム、ガラス等の基材上に形成され
たポリイミドの膜の中で基材から剥離したものをいう。
【0022】さらに本発明について説明する。本発明の
ポリイミド前駆体溶液は、一般式(1)に示すアミノ基
を有する化合物と一般式(2)に示すカルボキシル基を
有する化合物とから得られる塩を溶質として含有するポ
リイミド前駆体の溶液である。ここで、Rは少なくとも
1つの炭素6員環を含む4価の芳香族残基を示し、4つ
のカルボニル基はこの残基中異なった炭素原子に直連結
しており、4つのうちの2つずつは対をなし、炭素6員
環内の隣接する炭素原子に結合している。Rの具体例と
しては次のようなものが挙げられる。
【0023】
【化20】
【0024】特にRとしては、次のものが好ましい。
【0025】
【化21】
【0026】R’は少なくとも1つの炭素6員環を持つ
2価の芳香族残基を示す。R’の具体例としては次のよ
うなものが挙げられる。
【0027】
【化22】
【0028】
【化23】
【0029】特に、R’としては次のものが好ましい。
【0030】
【化24】
【0031】本発明において、一般式(2)に示すカル
ボキシル基を有する化合物において、R''は少なくとも
1つの炭素6員環を含む4価の芳香族残基を示し、4つ
のカルボニル基はこの残基中異なった炭素原子に直接連
結しており、4つのうちの2つずつは対をなし、炭素6
員環内の隣接する炭素原子に結合しており、R''' は水
素及び炭素数1から5までのアルキル基からそれぞれ選
ばれる。R''の具体例としては前記Rとして示したもの
が挙げられ、一般式(1)に示すアミノ基を有する化合
物と一般式(2)に示すカルボキシル基を有する化合物
とから得られる塩において、R及びR''として同一のも
のが用いられていても異なって用いられてもよい。特に
R''としては、次のものが好ましい。
【0032】
【化25】
【0033】R''' の具体例としては次のようなものが
挙げられ、
【0034】
【化26】
【0035】特にR''' としては次のものが好ましい。
【0036】
【化27】
【0037】本発明のポリイミド前駆体溶液において、
溶媒としては一般式(1)に示すアミノ基を有する化合
物と一般式(2)に示すカルボキシル基を有する化合物
とから得られる塩を溶かす溶媒であればいかなる溶媒も
用いることができる。
【0038】例えば、非プロトン性極性溶媒である、N
−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルフォスフォラアミド等、エーテル系化
合物である、2−メトキシエタノール、2−エトキシエ
タノール、2−(メトキシメトキシ)エトキシエタノー
ル、2−イソプロポキシエタノール、2−ブトキシエタ
ノール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ジエチレ
ングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリ
コール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、
テトラエチレングリコール、1−メトキシ−2−プロパ
ノール、1−エトキシ−2−プロパノール、ジプロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエー
テル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ト
リプロピレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジエチルエーテル等、水溶性アルコール系化合
物である、メタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール、
エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,
3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5
−ペンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール、
2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,2,6−
ヘキサントリオール、ジアセトンアルコール等が挙げら
れ、上記各化合物を単独、もしくは二種以上を混合して
用いることができる。このうち特に好ましい例として
は、単独溶媒としてはN、N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、2−メトキシエタノー
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、1−メ
トキシ−2−プロパノール等が挙げられ、混合溶媒とし
ては、N−メチルピロリドンとジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、N−メチルピロリドンとメタノー
ル、N−メチルピロリドンと2−メトキシエタノール等
の組み合わせが挙げられる。
【0039】本発明におけるポリイミド前駆体溶液のポ
リイミド前駆体の濃度は、30重量%以上が好ましい。
35重量%以上がより好ましく、40重量%以上がさら
に好ましい。30重量%未満では、塗工の際の生産性を
高める効果が薄くなることがある。上限は80重量%が
好ましく、80重量%を超えると溶解が不十分となるこ
とがある。また、ポリイミド前駆体溶液の粘度は、10
0ポイズ以下が好ましく、85ポイズ以下がより好まし
く、60ポイズ以下がさらに好ましい。100ポイズを
超えると塗工が困難になることがある。
【0040】本発明におけるポリイミド前駆体溶液は、
溶媒中で一般式(3)に示すジアミン1モルに対して、
0.3〜0.9モルの一般式(4)に示すテトラカルボ
ン酸二無水物を反応させ、一般式(1)に示すアミノ基
を有する化合物を得た後、この化合物1モルに対し、一
般式(2)に示すカルボキシル基を有する化合物を0.
95〜1.05モル加え、反応させることにより製造す
ることができる。
【0041】ここでは、好ましい例として、溶媒として
非プロトン性極性化合物とエーテル系化合物の混合物を
用いてポリイミド前駆体の溶液を製造する方法について
述べる。まず、一般式(4)に示すテトラカルボン酸二
無水物及び一般式(3)に示すジアミンを、非プロトン
性極性化合物とエーテル系化合物の混合物中で反応さ
せ、得られた一般式(1)に示すアミノ基を有する化合
物を含有する溶液に一般式(2)に示すカルボキシル基
を有する化合物を添加する。一般式(4)に示すテトラ
カルボン酸二無水物と一般式(3)に示すジアミンとを
反応させて一般式(1)に示すアミノ基を有する化合物
を得るための反応温度は−30〜60℃が好ましく、−
20〜40℃がより好ましい。−30〜60℃の範囲外
では温度制御が困難となる。反応時間は30分間〜24
時間が好ましく、1〜12時間がより好ましい。反応時
間が30分間未満では生成したアミノ基を有する化合物
の溶解が不十分となることがある。また、一般に24時
間以内に反応は完結する。
【0042】また、一般式(1)に示すアミノ基を有す
る化合物と一般式(2)に示すカルボキシル基を有する
化合物との反応温度は、−30〜60℃が好ましく、−
20〜40℃がより好ましい。−30〜60℃の範囲外
では温度制が御困難となる。反応時間は30分間〜24
時間が好ましく、1〜12時間がより好ましい。反応時
間が30分間未満では生成した塩の溶解が不十分となる
ことがある。また、一般に24時間以内に反応は完結す
る。一般式(1)に示されるアミノ基を有する化合物を
得るための一般式(4)に示すテトラカルボン酸二無水
物と一般式(3)に示すジアミンとの反応は、ジアミン
1モルに対し、テトラカルボン酸二無水物0.3〜0.
9モルが好ましく、より好ましくは0.4〜0.6モル
であり、更に好ましくは0.45〜0.55モルであ
る。ジアミン1モルに対しテトラカルボン酸二無水物が
0.3〜0.9モルの範囲外では一般式(1)で示され
るアミノ基を有する化合物が得られにくくなる。さら
に、一般式(2)に示すカルボキシル基を有する化合物
の添加割合は一般式(1)に示されるアミノ基を有する
化合物に対して0.95〜1.05モルが好ましく、よ
り好ましくは0.97〜1.03モルである。一般式
(2)に示すカルボキシル基を有する化合物の添加割合
が、0.95〜1.05モルの範囲外では目的とする塩
が得られにくくなる。
【0043】一般式(1)に示すアミノ基を有する化合
物を合成する際には、モノマー及び溶媒の混合順序はど
んな順序にしてもよい。溶媒として、混合溶媒を用いる
場合は、個々の溶媒に別々のモノマーを溶解又は懸濁さ
せておき、それらを混合し、撹拌下、所定の温度と時間
で反応させることにより、一般式(1)に示すアミノ基
を有する化合物の溶液が得られる。また、一般式(2)
に示すカルボキシル基を有する化合物を添加する方法
は、前記アミノ基を有する化合物の溶液に撹拌下、個体
のままか、もしくは溶液にして添加する。
【0044】さらに、本発明のポリイミド前駆体溶液に
は、必要に応じて例えば、有機シラン、顔料、導電性の
カーボンブラック及び金属粒子のような充填剤、摩滅
剤、誘電体、潤滑剤等の他公知の添加物を本発明の効果
を損なわない範囲で添加することができる。また、他の
重合体や例えば水不溶性のエーテル類、アルコール類、
ケトン類、エステル、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素
類等の溶媒を本発明の効果を損なわない範囲で添加する
ことができる。
【0045】前記のようにして得られたポリイミド前駆
体溶液を基材上に塗工し、加熱してイミド化すると、ポ
リイミド塗膜が得られ、さらにポリイミド塗膜を基材か
ら剥離するとポリイミドフィルムが得られる。例えば、
ポリイミド前駆体溶液を従来公知のスピンコート法、ス
プレイコート法等や、スリット状ノズルから押し出した
り、バーコーター等により基材上に塗工し、乾燥して溶
媒を除去した後、これをイミド化するとポリイミド塗膜
が得られ、さらにこれを基材から剥離するとポリイミド
フィルムが得られる。この際のイミド化条件は200〜
400℃が好ましく、250〜350℃がより好まし
い。200〜400℃の範囲外ではイミド化が不十分で
あったり、熱により塗膜の変形、劣化をきたすことがあ
る。
【0046】本発明のポリイミド前駆体溶液、それから
得られるポリイミド塗膜又はポリイミドフィルムは次の
ようなものに用いられる。例えば、耐熱絶縁テープ、耐
熱粘着テープ、高密度磁気記録ベース、コンデンサー、
FPC用のフィルム等の製造に用いられる。また、例え
ば、フッ素樹脂やグラファイト等を充填した摺動部材、
ガラス繊維や炭素繊維で強化した構造部材、小型コイル
のボビン、スリーブ、端末絶縁用チューブ等の成形材や
成形品の製造に用いられる。また、パワートランジスタ
ーの絶縁スペーサ、磁気ヘッドスペーサ、パワーリレー
のスペーサ、トランスのスペーサ等の積層材の製造に用
いられる。また、電線・ケーブル絶縁被膜、太陽電池、
低温貯蔵タンク、宇宙断熱材、集積回路、スロットライ
ナー等のエナメルコーティング材の製造に用いられる。
また、限外ろ過膜、逆浸透膜、ガス分離膜の製造に用い
られる。また、耐熱性を有する糸、織物、不織布等の製
造にも用いられる。
【0047】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明する
が本発明はこれらの実施例により限定されるものではな
い。 実施例1 4,4’−オキシジアニリン18.00g(90.0m
mol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
101.2gに溶解し、8℃に保った。これに4,4’
−オキシジフタル酸二無水物13.95g(45.0m
mol)を30分間にわたり徐々に加え、下記式(5)
に示すジアミンを得た。
【0048】
【化28】
【0049】1時間撹拌した後、ピロメリット酸11.
43g(45.0mmol)を加え、さらに1時間撹拌
を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られた(固
形分濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したとこ
ろ、9.5ポイズであった。さらにこの溶液をフィルム
アプリケーターを用いて、ガラス板上に70μmの厚み
で流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒
素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、
塗膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィ
ルムが得られた。このポリイミドフィルムの厚みは22
μmであり、引っ張り強度は15.0kg/mm2 であ
った。
【0050】実施例2 4,4’−オキシジアニリン18.00g(90.0m
mol)を、2−メトキシエタノール101.2gに溶
解し、8℃に保った。これに4,4’−オキシジフタル
酸二無水物13.95g(45.0mmol)を30分
間にわたり徐々に加え、式(5)に示すジアミンを得
た。
【0051】1時間撹拌した後、ピロメリット酸11.
43g(45.0mmol)を加え、さらに1時間撹拌
を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られた(固
形分濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したとこ
ろ、1.5ポイズであった。さらにこの溶液をフィルム
アプリケーターを用いて、ガラス板上に70μmの厚み
で流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒
素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、
塗膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィ
ルムが得られた。このポリイミドフィルムの厚みは21
μmであり、引っ張り強度は13.0kg/mm2 であ
った。
【0052】実施例3 4,4’−オキシジアニリン16.00g(80.0m
mol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
57.83gに溶解し、8℃に保った。これに4,4’
−オキシジフタル酸二無水物12.4g(40.0mm
ol)を30分間にわたり徐々に加え、式(5)に示す
ジアミンを得た。
【0053】1時間撹拌した後、ピロメリット酸10.
15g(40.0mmol)を加え、さらに1時間撹拌
を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られた(固
形分濃度40重量%)。この溶液の粘度を測定したとこ
ろ、60ポイズであった。さらにこの溶液をフィルムア
プリケーターを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで
流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素
雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗
膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィル
ムが得られた。このポリイミドフィルムの厚みは20μ
mであり、引っ張り強度は13.0kg/mm2 であっ
た。
【0054】実施例4 4,4’−オキシジアニリン21.00g(105.0
mmol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル112.43gに溶解し、8℃に保った。これに4,
4’−オキシジフタル酸二無水物8.12g(26.2
mmol)とピロメリット酸二無水物5.72g(2
6.2mmol)を30分間にわたり徐々に加え、下記
式(6)に示すジアミンを得た。
【0055】
【化29】
【0056】1時間撹拌した後、ピロメリット酸13.
33g(52.4mmol)を加え、さらに1時間撹拌
を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られた(固
形分濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したとこ
ろ、22ポイズであった。さらにこの溶液をフィルムア
プリケーターを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで
流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素
雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗
膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィル
ムが得られた。このポリイミドフィルムの厚みは16μ
mであり、引っ張り強度は15.0kg/mm2 であっ
た。
【0057】実施例5 4,4’−オキシジアニリン21.00g(105.0
mmol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル116.11gに溶解し、8℃に保った。これに3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
15.43g(52.4mmol)を30分間にわたり
徐々に加え、下記式(7)に示すジアミンを得た。
【0058】
【化30】
【0059】1時間撹拌した後、ピロメリット酸13.
33g(52.4mmol)を加え、さらに1時間撹拌
を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られた(固
形分濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したとこ
ろ、10ポイズであった。さらにこの溶液をフィルムア
プリケーターを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで
流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素
雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗
膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィル
ムが得られた。このポリイミドフィルムの厚みは10μ
mであり、引っ張り強度は15.3kg/mm2 であっ
た。
【0060】比較例1 4,4’−オキシジアニリン16.00g(80.0m
mol)をジエチレングリコールモノメチルエーテル8
0.44gに溶解し、8℃に保った。これにピロメリッ
ト酸二無水物18.48g(84.7mmol)を二時
間にわたり徐々に加え、さらに6時間撹拌を続けたとこ
ろ、溶液はゲル化した。(固形分濃度30重量%)
【0061】比較例2 4,4’−オキシジアニリン15.00g(70.0m
mol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
85.8gに溶解し、8℃に保った。これに4,4’−
オキシジフタル酸二無水物12.78g(41.2mm
ol)とピロメリット酸二無水物9.00g(41.3
mmol)を3時間にわたり徐々に加えた。さらに6時
間撹拌を続けたところ、溶液はゲル化した。(固形分濃
度35重量%)
【0062】実施例6 4,4’−オキシジアニリン16.02g(80.0m
mol)を、N,N−ジメチルアセトアミド82.06
gに溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無
水物8.72g(40.0mmol)を30分間にわた
り徐々に加え、下記式(8)に示すジアミンを得た。
【0063】
【化31】
【0064】1時間撹拌した後、ピロメリット酸ジメチ
ルエステル11.28g(40.0mmol)を加え、
さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色透明な溶
液が得られた(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度
を測定したところ、8.0ポイズであった。この溶液
は、室温下12時間攪拌した後も粘度に変化はなかっ
た。さらにこの溶液をフィルムアプリケーターを用い
て、ガラス板上に25μmの厚みで流延し、窒素雰囲気
下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で
5時間加熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上から
剥離したところ、ポリイミドフィルムが得られた。この
ポリイミドフィルムの厚みは5.6μmであり、引っ張
り強度は11.0kg/mm2 であった。
【0065】実施例7 4,4’−オキシジアニリン16.02g(80.0m
mol)を、N−メチルピロリドン16.8gとジエチ
レングリコールモノメチルエーテル67.26gの混合
物に溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無
水物8.72g(40.0mmol)を30分間にわた
り徐々に加え、式(8)に示すジアミンを得た。1時間
撹拌した後、ピロメリット酸ジメチルエステル11.2
8g(40.0mmol)を加え、さらに1時間撹拌を
続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られた(溶質
濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したところ、
29.0ポイズであった。この溶液は、室温下12時間
攪拌した後も粘度に変化はなかった。さらにこの溶液を
フィルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に25μ
mの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥し
た後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行
った後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイ
ミドフィルムが得られた。このポリイミドフィルムの厚
みは5.7μmであり、引っ張り強度は11.4kg/
mm2 であった。
【0066】実施例8 4,4’−オキシジアニリン16.02g(80.0m
mol)を、N−メチルピロリドン25.2gとジエチ
レングリコールモノメチルエーテル50.9gの混合物
に溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無水
物8.7g(40.0mmol)を30分間にわたり徐
々に加え、式(8)に示すジアミンを得た。1時間撹拌
した後、ピロメリット酸ジアルキルエステル11.3g
(40.0mmol)を加え、さらに1時間撹拌を続け
たところ、均一な黄色透明な溶液が得られた(溶質濃度
30重量%)。この溶液の粘度を測定したところ、6.
4ポイズであった。この溶液は、室温下12時間攪拌し
た後も粘度に変化はなかった。さらにこの溶液をフィル
ムアプリケーターを用いて、ガラス板上に25μmの厚
みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、
窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った
後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミド
フィルムが得られた。このポリイミドフィルムの厚みは
7.1μmであり、引っ張り強度は11.2kg/mm
2 であった。
【0067】比較例3 4,4’−オキシジアニリン16.00g(80.0m
mol)をN−メチルピロリドン16.1gとジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル65.35gの混合物
に溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無水
物18.48g(84.7mmol)を2時間にわたり
徐々に加え、さらに6時間撹拌を続けたところ、溶液は
ゲル化した。(溶質濃度30重量%)
【0068】実施例9 4,4’−オキシジアニリン18.00g(90.0m
mol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
104.2gに溶解し、8℃に保った。これに4,4’
−オキシジフタル酸二無水物13.96g(45.0m
mol)を30分間にわたり徐々に加え、式(5)に示
すジアミンを得た。1時間撹拌した後、ピロメリット酸
ジメチルエステル12.69g(45.0mmol)を
加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色透
明な溶液が得られた(固形分濃度30重量%)。この溶
液の粘度を測定したところ、3.1ポイズであった。さ
らにこの溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラ
ス板上に50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃
で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加
熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離した
ところ、透明なポリイミドフィルムが得られた。このポ
リイミドフィルムの厚みは14μmであり、引っ張り強
度は14.0kg/mm2 であった。
【0069】実施例10 4,4’−オキシジアニリン18.00g(90.0m
mol)を、N−メチルピロリドン104.2gに溶解
し、8℃に保った。これに4,4’−オキシジフタル酸
二無水物13.95g(45.0mmol)を30分間
にわたり徐々に加え、式(5)に示すジアミンを得た。
1時間撹拌した後、ピロメリット酸ジメチルエステル1
2.69g(45.0mmol)を加え、さらに1時間
撹拌を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られた
(固形分濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定した
ところ、1.2ポイズであった。さらにこの溶液をフィ
ルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に50μmの
厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した
後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行っ
た後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、透明なポ
リイミドフィルムが得られた。このポリイミドフィルム
の厚みは13μmであり、引っ張り強度は14.0kg
/mm2 であった。
【0070】実施例11 4,4’−オキシジアニリン16.02g(80.0m
mol)を、2−メトキシエタノール80.68gに溶
解し、8℃に保った。これに4,4’−オキシジフタル
酸二無水物12.4g(40.0mmol)を30分間
にわたり徐々に加え、式(5)に示すジアミンを得た。
1時間撹拌した後、ピロメリット酸ジメチルエステル1
1.28g(40.0mmol)を加え、さらに1時間
撹拌を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られた
(固形分濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定した
ところ、1.0ポイズであった。さらにこの溶液をフィ
ルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に50μmの
厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した
後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行っ
た後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、透明なポ
リイミドフィルムが得られた。このポリイミドフィルム
の厚みは13μmであり、引っ張り強度は13.0kg
/mm2 であった。
【0071】実施例12 4,4’−オキシジアニリン16.02g(80.0m
mol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
73.76gに溶解し、8℃に保った。これに4,4’
−オキシジフタル酸二無水物12.4g(40.0mm
ol)を30分間にわたり徐々に加え、式(5)に示す
ジアミンを得た。1時間撹拌した後、ピロメリット酸ジ
メチルエステル11.28g(40.0mmol)を加
え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色透明
な溶液が得られた(固形分濃度35重量%)。この溶液
の粘度を測定したところ、10ポイズであった。さらに
この溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラス板
上に50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5
時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イ
ミド化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離したとこ
ろ、透明なポリイミドフィルムが得られた。このポリイ
ミドフィルムの厚みは17μmであり、引っ張り強度は
14.0kg/mm2 であった。
【0072】実施例13 m−フェニレンジアミン9.73g(90.0mmo
l)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル8
4.86gに溶解し、8℃に保った。これに4,4’−
オキシジフタル酸二無水物13.96g(45.0mm
ol)を30分間にわたり徐々に加え、下記式(9)に
示すジアミンを得た。
【0073】
【化32】
【0074】1時間撹拌した後、ピロメリット酸ジメチ
ルエステル12.69g(45.0mmol)を加え、
さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な深緑色透明な
溶液が得られた(固形分濃度30重量%)。この溶液の
粘度を測定したところ、1.9ポイズであった。さらに
この溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラス板
上に50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5
時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イ
ミド化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離したとこ
ろ、透明なポリイミドフィルムが得られた。このポリイ
ミドフィルムの厚みは14μmであり、引っ張り強度は
15.0kg/mm2 であった。
【0075】実施例14 4,4’−オキシジアニリン20.02g(100.0
mmol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル110.46gに溶解し、8℃に保った。これに4,
4’−オキシジフタル酸二無水物7.76g(25.0
mmol)とピロメリット酸二無水物5.45g(2
5.0mmol)を30分間にわたり徐々に加え、下記
式(6)に示すジアミンを得た。1時間撹拌した後、ピ
ロメリット酸ジメチルエステル14.11g(50.0
mmol)を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、
均一な黄色透明な溶液が得られた(固形分濃度30重量
%)。この溶液の粘度を測定したところ、7.2ポイズ
であった。さらにこの溶液をフィルムアプリケーターを
用いて、ガラス板上に50μmの厚みで流延し、窒素雰
囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300
℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上
から剥離したところ、透明なポリイミドフィルムが得ら
れた。このポリイミドフィルムの厚みは16μmであ
り、引っ張り強度は15.0kg/mm2 であった。
【0076】実施例15 4,4’−オキシジアニリン14.00g(69.9m
mol)を、N−メチルピロリドン21.4gとジエチ
レングリコールモノメチルエーテル49.8gの混合物
に溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無水
物7.6g(35.0mmol)を30分間にわたり徐
々に加え、式(8)に示すジアミンを得た。1時間撹拌
した後、ピロメリット酸8.9g(35.0mmol)
を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色
透明な溶液が得られた(溶質濃度30重量%)。この溶
液の粘度を測定したところ、34.9ポイズであった。
この溶液は、室温下12時間攪拌した後も粘度に変化は
なかった。さらにこの溶液をフィルムアプリケーターを
用いて、ガラス板上に25μmの厚みで流延し、窒素雰
囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300
℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上
から剥離したところ、ポリイミドフィルムが得られた。
このポリイミドフィルムの厚みは7.0μmであり、引
っ張り強度は12.8kg/mm2 であった。
【0077】実施例16 4,4’−オキシジアニリン14.00g(69.9m
mol)を、N−メチルピロリドン14.2gとジエチ
レングリコールモノメチルエーテル57.0gの混合物
に溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無水
物7.6g(35.0mmol)を30分間にわたり徐
々に加え、式(8)に示すジアミンを得た。1時間撹拌
した後、ピロメリット酸8.9g(35.0mmol)
を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色
透明な溶液が得られた(溶質濃度30重量%)。この溶
液の粘度を測定したところ、6.5ポイズであった。こ
の溶液は、室温下12時間攪拌した後も粘度に変化はな
かった。さらにこの溶液をフィルムアプリケーターを用
いて、ガラス板上に25μmの厚みで流延し、窒素雰囲
気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃
で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上か
ら剥離したところ、ポリイミドフィルムが得られた。こ
のポリイミドフィルムの厚みは6.7μmであり、引っ
張り強度は13.0kg/mm2 であった。
【0078】実施例17 4,4’−オキシジアニリン14.00g(69.9m
mol)を、N−メチルピロリドン28.5gとジエチ
レングリコールモノメチルエーテル42.5gの混合物
に溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無水
物7.6g(35.0mmol)を30分間にわたり徐
々に加え、式(8)に示すジアミンを得た。1時間撹拌
した後、ピロメリット酸8.9g(35.0mmol)
を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色
透明な溶液が得られた(溶質濃度30重量%)。この溶
液の粘度を測定したところ、6.4ポイズであった。こ
の溶液は、室温下12時間攪拌した後も粘度に変化はな
かった。さらにこの溶液をフィルムアプリケーターを用
いて、ガラス板上に25μmの厚みで流延し、窒素雰囲
気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃
で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上か
ら剥離したところ、ポリイミドフィルムが得られた。こ
のポリイミドフィルムの厚みは7.5μmであり、引っ
張り強度は12.8kg/mm2 であった。
【0079】実施例18 4,4’−オキシジアニリン14.00g(69.9m
mol)を、N,N’−ジメチルホルムアミド71.2
gに溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無
水物7.6g(35.0mmol)を30分間にわたり
徐々に加え、式(8)に示すジアミンを得た。1時間撹
拌した後、ピロメリット酸8.9g(35.0mmo
l)を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な
黄色透明な溶液が得られた(溶質濃度30重量%)。こ
の溶液の粘度を測定したところ、2.5ポイズであっ
た。この溶液は、室温下12時間攪拌した後も粘度に変
化はなかった。さらにこの溶液をフィルムアプリケータ
ーを用いて、ガラス板上に25μmの厚みで流延し、窒
素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下3
00℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜をガラス
板上から剥離したところ、ポリイミドフィルムが得られ
た。このポリイミドフィルムの厚みは7.0μmであ
り、引っ張り強度は13.2kg/mm2 であった。
【0080】実施例19 4,4’−オキシジアニリン14.00g(69.9m
mol)を、N−メチルピロリドン21.4gと2−メ
トキシエタノール49.8gの混合物に溶解し、8℃に
保った。これにピロメリット酸二無水物7.6g(3
5.0mmol)を30分間にわたり徐々に加え、式
(8)に示すジアミンを得た。1時間撹拌した後、ピロ
メリット酸8.9g(35.0mmol)を加え、さら
に1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が
得られた(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測
定したところ、13.5ポイズであった。この溶液は、
室温下12時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さ
らにこの溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラ
ス板上に25μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃
で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加
熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離した
ところ、ポリイミドフィルムが得られた。このポリイミ
ドフィルムの厚みは6.8μmであり、引っ張り強度は
12.9kg/mm2 であった。
【0081】比較例4 4,4’−オキシジアニリン16.00g(80.0m
mol)をN−メチルピロリドン16.1gとジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル65.35gの混合物
に溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二無水
物18.48g(84.7mmol)を2時間にわたり
徐々に加え、さらに6時間撹拌を続けたところ、溶液は
ゲル化した。(溶質濃度30重量%)
【0082】比較例5 4,4’−オキシジアニリン15.00g(70.0m
mol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテル
85.8gに溶解し、8℃に保った。これに4,4’−
オキシジフタル酸二無水物12.78g(41.2mm
ol)とピロメリット酸二無水物9.00g(41.3
mmol)を3時間にわたり徐々に加えた。さらに6時
間撹拌を続けたところ、溶液はゲル化した。(固形分濃
度35重量%)
【0083】実施例20 2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン20
g(62.5mmol)を、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル92.2gに溶解し、8℃に保った。こ
れに3,3’4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物9.2g(31.3mmol)を30分間にわた
り徐々に加え、下記式(10)に示すジアミンを得た。
【0084】
【化33】
【0085】1時間撹拌した後、3,3’4,4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸10.3g(31.3mmo
l)を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一な
薄黄色透明な溶液が得られた(溶質濃度30重量%)。
この溶液の粘度を測定したところ、1.6ポイズであっ
た。この溶液は、室温下12時間攪拌した後も粘度に変
化はなかった。さらにこの溶液をフィルムアプリケータ
ーを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで流延し、窒
素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下3
00℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜をガラス
板上から剥離したところ、ポリイミドフィルムが得られ
た。このポリイミドフィルムの厚みは8.3μmであ
り、引っ張り強度は18.4kg/mm2 であった。
【0086】実施例21 2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン20
g(62.5mmol)を、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテル59.3gに溶解し、8℃に保った。こ
れに3,3’4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物9.2g(31.3mmol)を30分間にわた
り徐々に加え、式(10)に示すジアミンを得た。1時
間撹拌した後、3,3’4,4’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸10.3g(31.3mmol)を加え、さら
に1時間撹拌を続けたところ、均一な薄黄色透明な溶液
が得られた(溶質濃度40重量%)。この溶液の粘度を
測定したところ、8.0ポイズであった。この溶液は、
室温下12時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さ
らにこの溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラ
ス板上に50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃
で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加
熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離した
ところ、ポリイミドフィルムが得られた。このポリイミ
ドフィルムの厚みは13.0μmであり、引っ張り強度
は18.8kg/mm2 であった。
【0087】比較例6 2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン20
g(62.5mmol)をN―メチルピロリドン89.
1gに溶解し、8℃に保った。これに3,3’4,4’
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物18.4g(6
2.5mmol)を2時間にわたり徐々に加え、さらに
6時間撹拌を続けたところ、溶液はゲル化した。(溶質
濃度30重量%)
【0088】実施例22 4,4’−ビス−(3−アミノフェノキシ)−ビフェニ
ル12.00g(31.07mmol)を、N,N’−
ジメチルホルムアミド45.95gに溶解し、8℃に保
った。これにピロメリット酸二無水物3.55g(1
6.29mmol)を30分間にわたり徐々に加え、下
記式(11)に示すジアミンを得た。
【0089】
【化34】
【0090】1時間撹拌した後、ピロメリット酸4.1
4g(16.29mmol)を加え、さらに1時間撹拌
を続けたところ、均一な褐色透明な溶液が得られた(溶
質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したとこ
ろ、0.45ポイズであった。この溶液は、室温下12
時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さらにこの溶
液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に5
0μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾
燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化
を行った後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、ポ
リイミドフィルムが得られた。このポリイミドフィルム
の厚みは8.5μmであり、引っ張り強度は12.0k
g/mm2 であった。
【0091】実施例23 3,4’−オキシジアニリン21.00g(104.9
0mmol)を、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル129.33gに溶解し、8℃に保った。これにオ
キシジフタル酸二無水物16.27g(52.45mm
ol)を30分間にわたり徐々に加え、下記式(12)
に示すジアミンを得た。
【0092】
【化35】
【0093】1時間撹拌した後、オキシジフタル酸1
8.16g(52.45mmol)を加え、さらに1時
間撹拌を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得られ
た(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定した
ところ、4.8ポイズであった。この溶液は、室温下1
2時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さらにこの
溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に
50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間
乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド
化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、
ポリイミドフィルムが得られた。このポリイミドフィル
ムの厚みは8.8μmであり、引っ張り強度は15.0
kg/mm2 であった。
【0094】実施例24 3,4’−オキシジアニリン12.00g(59.94
mmol)と1,3−ビス−(3−アミノフェノキシ)
−ベンゼン3.09g(10.58mmol)を、ジエ
チレングリコールモノメチルエーテル86.59gに溶
解し、8℃に保った。これに3,3’,4,4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物10.37g(35.
26mmol)を30分間にわたり徐々に加え、下記式
(13)に示すジアミンを得た。
【0095】
【化36】
【0096】1時間撹拌した後、3,3’,4,4’−
ビフェニルテトラカルボン酸11.64g(35.26
mmol)を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、
均一な濃褐色透明な溶液が得られた(溶質濃度30重量
%)。この溶液の粘度を測定したところ、4.6ポイズ
であった。この溶液は、室温下12時間攪拌した後も粘
度に変化はなかった。さらにこの溶液をフィルムアプリ
ケーターを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで流延
し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲
気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜を
ガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィルムが
得られた。このポリイミドフィルムの厚みは8.5μm
であり、引っ張り強度は12.0kg/mm2 であっ
た。
【0097】実施例25 p−フェニレンジアミン24.00g(221.93m
mol)を、N,N’−ジメチルアセトアミド217.
5gに溶解し、8℃に保った。これに3,3’4,4’
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物32.65g
(110.98mmol)を30分間にわたり徐々に加
え、下記式(14)に示すジアミンを得た。
【0098】
【化37】
【0099】1時間撹拌した後、3,3’4,4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸36.64g(110.97
mmol)を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、
均一な黒緑色透明な溶液が得られた(溶質濃度30重量
%)。この溶液の粘度を測定したところ、5.5ポイズ
であった。この溶液は、室温下12時間攪拌した後も粘
度に変化はなかった。さらにこの溶液をフィルムアプリ
ケーターを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで流延
し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲
気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜を
ガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィルムが
得られた。このポリイミドフィルムの厚みは9.2μm
であり、引っ張り強度は27.0kg/mm2 であっ
た。
【0100】実施例26 1,3’−ビス−(4−アミノフェノキシ)−ベンゼン
14.00g(47.89mmol)を、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル74.68gに溶解し、8
℃に保った。これに3,3’4,4’−ビフェニルスル
ホンテトラカルボン酸二無水物8.57g(23.95
mmol)を30分間にわたり徐々に加え、下記式(1
5)に示すジアミンを得た。
【0101】
【化38】
【0102】1時間撹拌した後、3,3’4,4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸9.43g(23.95mm
ol)を加え、さらに1時間撹拌を続けたところ、均一
な黄色透明な溶液が得られた(溶質濃度30重量%)。
この溶液の粘度を測定したところ、30ポイズであっ
た。この溶液は、室温下12時間攪拌した後も粘度に変
化はなかった。さらにこの溶液をフィルムアプリケータ
ーを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで流延し、窒
素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下3
00℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜をガラス
板上から剥離したところ、ポリイミドフィルムが得られ
た。このポリイミドフィルムの厚みは9.8μmであ
り、引っ張り強度は13.0kg/mm2 であった。
【0103】実施例27 4,4’−オキシジアニリン15.00g(74.93
mmol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル115.81gに溶解し、8℃に保った。これに2,
2−ビス−(3,4−ジカルボキシフェニル)−ヘキサ
フルオロプロパン二無水物16.64g(37.46m
mol)を30分間にわたり徐々に加え、下記式(1
6)に示すジアミンを得た。
【0104】
【化39】
【0105】1時間撹拌した後、2,2−ビス−(3,
4−ジカルボキシフェニル)−ヘキサフルオロプロパン
19.99(37.46mmol)を加え、さらに1時
間撹拌を続けたところ、均一な淡黄色透明な溶液が得ら
れた(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定し
たところ5.0ポイズであった。この溶液は、室温下1
2時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さらにこの
溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に
50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間
乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド
化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、
ポリイミドフィルムが得られた。このポリイミドフィル
ムの厚みは9.0μmであり、引っ張り強度は14.0
kg/mm2 であった。
【0106】実施例28 4,4’−ビス−(4−アミノフェノキシ)−ビフェニ
ル14.74g(40.00mmol)を、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル54.28gとN−メチ
ルピロリドン23.2gに溶解し、8℃に保った。これ
に2,2−ビス−(3,4−ジカルボキシフェニル)−
ヘキサフルオロプロパン二無水物8.88g(20.0
0mmol)を30分間にわたり徐々に加え、下記式
(17)に示すジアミンを得た。
【0107】
【化40】
【0108】1時間撹拌した後、2,2−ビス−(3,
4−ジカルボキシフェニル)−ヘキサフルオロプロパン
9.6g(20.00mmol)を加え、さらに1時間
撹拌を続けたところ、均一な淡黄色透明な溶液が得られ
た(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定した
ところ、5.4ポイズであった。この溶液は、室温下1
2時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さらにこの
溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に
50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間
乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド
化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、
ポリイミドフィルムが得られた。このポリイミドフィル
ムの厚みは9.3μmであり、引っ張り強度は11.0
kg/mm2 であった。
【0109】実施例29 3,4’−オキシジアニリン21.00g(104.9
0mmol)を、2−メトキシ−プロパノール129.
33gに溶解し、8℃に保った。これに4,4’−オキ
シジフタル酸二無水物16.27g(52.45mmo
l)を30分間にわたり徐々に加え、下記式(18)に
示すジアミンを得た。
【0110】
【化41】
【0111】1時間撹拌した後、4,4’−オキシジフ
タル酸18.16g(52.45mmol)を加え、さ
らに1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色透明な溶液
が得られた(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を
測定したところ、1.6ポイズであった。この溶液は、
室温下12時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さ
らにこの溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラ
ス板上に50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃
で5時間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加
熱イミド化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離した
ところ、ポリイミドフィルムが得られた。このポリイミ
ドフィルムの厚みは9.4μmであり、引っ張り強度は
14.0kg/mm2 であった。
【0112】実施例30 4,4’−オキシジアニリン15.00g(74.93
mmol)を、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル85.97gに溶解し、8℃に保った。これに4,
4’−オキシジフタル酸二無水物15.5g(49.9
5mmol)を30分間にわたり徐々に加え、式(5)
に示すジアミンを得た。1時間撹拌した後、ピロメリッ
ト酸6.35g(24.98mmol)を加え、さらに
1時間撹拌を続けたところ、均一な黄色透明な溶液が得
られた(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定
したところ、30ポイズであった。この溶液は、室温下
12時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さらにこ
の溶液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラス板上
に50μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時
間乾燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミ
ド化を行った後、塗膜をガラス板上から剥離したとこ
ろ、ポリイミドフィルムが得られた。このポリイミドフ
ィルムの厚みは8.5μmであり、引っ張り強度は1
2.0kg/mm2 であった。
【0113】実施例31 4,4’−オキシジアニリン14.00g(69.93
mmol)を、N,N−ジメチルホルムアミド70.6
1gに溶解し、8℃に保った。これにピロメリット酸二
無水物9.15g(41.96mmol)を30分間に
わたり徐々に加え、式(8)に示すジアミンを得た。1
時間撹拌した後、ピロメリット酸7.11g(27.9
2mmol)を加え、さらに1時間撹拌を続けたとこ
ろ、均一な黄色透明な溶液が得られた(溶質濃度30重
量%)。この溶液の粘度を測定したところ、4.3ポイ
ズであった。この溶液は、室温下12時間攪拌した後も
粘度に変化はなかった。さらにこの溶液をフィルムアプ
リケーターを用いて、ガラス板上に25μmの厚みで流
延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素雰
囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗膜
をガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィルム
が得られた。このポリイミドフィルムの厚みは5.0μ
mであり、引っ張り強度は12.3kg/mm2 であっ
た。
【0114】実施例32 p−フェニレンジアミン14.0g(129.46mm
ol)を、N,N−ジメチルアセトアミド125.89
gに溶解し、8℃に保った。これに3,3’4,4’−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物22.85g(7
7.68mmol)を30分間にわたり徐々に加え、式
(14)に示すジアミンを得た。1時間撹拌した後、
3,3’4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸17.
1g(51.78mmol)を加え、さらに1時間撹拌
を続けたところ、均一な緑色透明な溶液が得られた(溶
質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したとこ
ろ、18ポイズであった。この溶液は、室温下12時間
攪拌した後も粘度に変化はなかった。さらにこの溶液を
フィルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に50μ
mの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥し
た後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行
った後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイ
ミドフィルムが得られた。このポリイミドフィルムの厚
みは8.3μmであり、引っ張り強度は27.5kg/
mm2 であった。
【0115】実施例33 p−フェニレンジアミン14.0g(129.46mm
ol)を、N,N−ジメチルアセトアミド123.72
gに溶解し、8℃に保った。これに3,3’4,4’−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物30.47g(1
03.57mmol)を30分間にわたり徐々に加え、
式(14)に示すジアミンを得た。1時間撹拌した後、
3,3’4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸8.5
5g(25.89mmol)を加え、さらに1時間撹拌
を続けたところ、均一な緑色透明な溶液が得られた(溶
質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したところ
70ポイズであった。この溶液は、室温下12時間攪拌
した後も粘度に変化はなかった。さらにこの溶液をフィ
ルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に50μmの
厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した
後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行っ
た後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミ
ドフィルムが得られた。このポリイミドフィルムの厚み
は8.6μmであり、引っ張り強度は29.0kg/m
2 であった。
【0116】実施例34 4,4’−オキシジアニリン8.37g(41.8mm
ol)を、N,N−ジメチルアセトアミド50.0gに
溶解し、8℃に保った。これに3,3’4,4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物6.15g(20.0
9mmol)を30分間にわたり徐々に加え、式(7)
に示すジアミンを得た。1時間撹拌した後、3,3’
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸6.90g(2
0.9mmol)を加え、さらに1時間撹拌を続けたと
ころ、均一な緑色透明な溶液が得られた(溶質濃度30
重量%)。この溶液の粘度を測定したところ、0.7ポ
イズであった。この溶液は、室温下12時間攪拌した後
も粘度に変化はなかった。さらにこの溶液をフィルムア
プリケーターを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで
流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素
雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗
膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィル
ムが得られた。このポリイミドフィルムの厚みは9.7
μmであり、引っ張り強度は15.2kg/mm2 であ
った。
【0117】実施例35 4,4’−オキシジアニリン8.37g(41.8mm
ol)を、N,N−ジメチルホルムアミド50.0gに
溶解し、8℃に保った。これに3,3’4,4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物6.15g(20.0
9mmol)を30分間にわたり徐々に加え、式(7)
に示すジアミンを得た。1時間撹拌した後、3,3’
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸6.90g(2
0.9mmol)を加え、さらに1時間撹拌を続けたと
ころ、均一な緑色透明な溶液が得られた(溶質濃度30
重量%)。この溶液の粘度を測定したところ、0.3ポ
イズであった。この溶液は、室温下12時間攪拌した後
も粘度に変化はなかった。さらにこの溶液をフィルムア
プリケーターを用いて、ガラス板上に50μmの厚みで
流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾燥した後、窒素
雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化を行った後、塗
膜をガラス板上から剥離したところ、ポリイミドフィル
ムが得られた。このポリイミドフィルムの厚みは9.2
μmであり、引っ張り強度は13.3kg/mm2 であ
った。
【0118】実施例36 4,4’−オキシジアニリン8.37g(41.8mm
ol)を、エチレングリコールモノメチルエーテル5
0.0gに溶解し、8℃に保った。これに3,3’4,
4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物6.15g
(20.09mmol)を30分間にわたり徐々に加
え、式(7)に示すジアミンを得た。1時間撹拌した
後、3,3’4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸
6.90g(20.9mmol)を加え、さらに1時間
撹拌を続けたところ、均一な緑色透明な溶液が得られた
(溶質濃度30重量%)。この溶液の粘度を測定したと
ころ、7.0ポイズであった。この溶液は、室温下12
時間攪拌した後も粘度に変化はなかった。さらにこの溶
液をフィルムアプリケーターを用いて、ガラス板上に5
0μmの厚みで流延し、窒素雰囲気下80℃で5時間乾
燥した後、窒素雰囲気下300℃で5時間加熱イミド化
を行った後、塗膜をガラス板上から剥離したところ、ポ
リイミドフィルムが得られた。このポリイミドフィルム
の厚みは9.2μmであり、引っ張り強度は18.5k
g/mm2 であった。
【0119】
【発明の効果】以上のように、本発明のポリイミド前駆
体溶液は、溶質が重合体ではなくモノマーの塩であるの
で、高濃度で溶解しているにもかかわらず、その溶液は
低粘度である。また、このポリイミド前駆体溶液から得
られるポリイミド塗膜は良好な物性を有する。したがっ
て、本発明のポリイミド前駆体溶液はスピンコート法等
で大規模集積回路等の層間絶縁膜や保護膜を形成するこ
とができて、これらの膜は優れた物性を示す。また、本
発明のポリイミド前駆体溶液の製造方法によれば前記の
ポリイミド前駆体溶液を容易に製造することができ、ポ
リイミド塗膜の製造方法によればポリイミド塗膜を容易
に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 179/08 C09D 179/08 // B29K 77:00 B29L 7:00 (31)優先権主張番号 特願平8−339370 (32)優先日 平8(1996)12月19日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−101274 (32)優先日 平9(1997)4月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 越後 良彰 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)に示すアミノ基を有す
    る化合物〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環を含
    む4価の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基はこの
    残基中異なった炭素原子に直接連結しており、4つのう
    ちの2つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する炭素
    原子に結合しており、R’は少なくとも1つの炭素6員
    環を持つ2価の芳香族残基を示す。〕と下記一般式
    (2)に示すカルボキシル基を有する化合物〔式中、
    R''は少なくとも1つの炭素6員環を含む4価の芳香族
    残基を示し、4つのカルボニル基はこの残基中異なった
    炭素原子に直接連結しており、4つのうちの2つずつは
    対をなし、炭素6員環内の隣接する炭素原子に結合して
    いる。R''' は水素及び炭素数1から5までのアルキル
    基からそれぞれ選ばれる。〕とから得られる塩が溶質と
    して溶媒中に溶解していることを特徴とするポリイミド
    前駆体溶液。 【化1】
  2. 【請求項2】 一般式(1)及び一般式(2)における
    R及びR''がそれぞれ次に挙げるもののうちから選ばれ
    る少なくとも1種から構成されていることを特徴とする
    請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化2】
  3. 【請求項3】 一般式(1)において、R’が次に挙げ
    るもののうちから選ばれる少なくとも1種から構成され
    ているものであることを特徴とする請求項1記載のポリ
    イミド前駆体溶液。 【化3】
  4. 【請求項4】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化4】
  5. 【請求項5】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化5】
  6. 【請求項6】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化6】
  7. 【請求項7】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化7】
  8. 【請求項8】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化8】
  9. 【請求項9】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化9】
  10. 【請求項10】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化10】
  11. 【請求項11】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化11】
  12. 【請求項12】 一般式(1)、(2)において、R、
    R' 、R''がそれぞれ次に示すものであることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。 【化12】
  13. 【請求項13】 溶媒が、2−メトキシエタノール、2
    −メトキシプロパノール、ジエレングリコールモノメチ
    ルエーテル及びプロピレングリコールモノメチルエーテ
    ルから選ばれる少なくとも1種からなることを特徴とす
    る請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。
  14. 【請求項14】 溶媒が、N,N−ジメチルホルムアミ
    ド、N,N−ジメチルアセトアミド及びN−メチルピロ
    リドンから選ばれる少なくとも1種からなることを特徴
    とする請求項1記載のポリイミド前駆体溶液。
  15. 【請求項15】 溶質濃度が30重量%以上であり、か
    つ粘度が100ポイズ以下であることを特徴とする請求
    項1記載のポリイミド前駆体溶液。
  16. 【請求項16】 溶媒中で下記一般式(3)に示すジア
    ミン〔式中、R’は少なくとも1つの炭素6員環を持つ
    2価の芳香族残基を示す。〕1モルに対して、0.3〜
    0.9モルの下記一般式(4)に示すテトラカルボン酸
    二無水物〔式中、Rは少なくとも1つの炭素6員環を含
    む4価の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基はこの
    残基中異なった炭素原子に直接連結しており、4つのう
    ちの2つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する炭素
    原子に結合している。〕を反応させ、一般式(1)に示
    すアミノ基を有する化合物を得た後、この化合物1モル
    に対し、一般式(2)に示すカルボキシル基を有する化
    合物〔式中、R''は少なくとも1つの炭素6員環を含む
    4価の芳香族残基を示し、4つのカルボニル基はこの残
    基中異なった炭素原子に直接連結しており、4つのうち
    の2つずつは対をなし、炭素6員環内の隣接する炭素原
    子に結合している。R''' は水素及び炭素数1から5ま
    でのアルキル基からそれぞれ選ばれる。〕を0.95〜
    1.05モル加え、反応させることを特徴とする請求項
    1記載のポリイミド前駆体溶液の製造方法。 【化13】
  17. 【請求項17】 請求項1記載のポリイミド前駆体溶液
    から得られるポリイミド塗膜。
  18. 【請求項18】 請求項1記載のポリイミド前駆体溶液
    を基材上に塗工し、加熱してイミド化することを特徴と
    するポリイミド塗膜の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項1記載のポリイミド前駆体溶液
    から得られるポリイミドフィルム。
  20. 【請求項20】 請求項1記載のポリイミド前駆体溶液
    を基材上に塗工し、加熱してイミド化し、剥離すること
    を特徴とするポリイミドフィルムの製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001277264A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Unitika Ltd ポリイミドシームレスチューブ及びその製造方法
KR100767233B1 (ko) 2000-04-18 2007-10-17 이 잉크 코포레이션 박막 트랜지스터의 제조 공정 및 기판
JP2019116563A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 ユニチカ株式会社 ガラス基板への塗工用溶液
JP2019196500A (ja) * 2019-08-09 2019-11-14 ユニチカ株式会社 塗工用溶液
JP2020075513A (ja) * 2020-02-03 2020-05-21 ユニチカ株式会社 フレキシブルポリイミド基板の製造方法

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