JPH11164100A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH11164100A
JPH11164100A JP9326375A JP32637597A JPH11164100A JP H11164100 A JPH11164100 A JP H11164100A JP 9326375 A JP9326375 A JP 9326375A JP 32637597 A JP32637597 A JP 32637597A JP H11164100 A JPH11164100 A JP H11164100A
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JP
Japan
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image
reading
film
data
unit
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JP9326375A
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English (en)
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Yoichi Nakamura
洋一 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の読み取りに際し、常に高精度に画像に
合焦させる。 【解決手段】 ラインセンサで読み取りを行うスキャナ
に対し、写真フィルムのプレスキャンを指示し(300) 、
スキャナより入力されたデータからフィルムに記録され
ている各画像のコマ位置を判定して画像データを切り出
す(306) ことを繰り返す。所定数の画像について上記処
理を行う毎に、切り出した画像データから画像中の高コ
ントラスト部を抽出し、この高コントラスト部の位置を
合焦制御位置として記憶する(312,314) 。スキャナで
は、フィルムの各画像を再度読み取る(ファインスキャ
ン) 際に、フィルム上の合焦制御位置がセンサによる読
取位置に到達するとフィルムの搬送を停止し、結像レン
ズの位置をステップ移動させながらラインセンサの読み
取りによって得られるデータの変化を監視して最適位置
に結像レンズを移動させる合焦制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置に係
り、特に、画像を読み取る読取手段から出力されるデー
タに基づいて、結像手段による画像の結像位置と読取手
段の位置とが一致するように結像手段及び読取手段の少
なくとも一方を移動させる合焦制御を行う画像読取装置
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、写真フィルムに記録されているフィルム画像を、C
CD等の読取センサを備えた画像読取装置によって読み
取り、該読み取りによって得られた画像データに対して
各種の補正等の画像処理を行った後に、記録材料への画
像の記録やディスプレイへの画像の表示等を行う画像処
理システムが知られている。この画像処理システムにお
いて、画像読取装置によるフィルム画像の読み取りは、
画像読取装置にセットしたフィルムキャリアにより、フ
ィルム画像が記録されている箇所が読取センサによる読
取位置に対応するように写真フィルムを搬送することに
よって行っている。
【0003】しかしながら、フィルムキャリアの各部の
寸法は個々のフィルムキャリア毎にばらついているの
で、画像読取装置にセットしたフィルムキャリアによっ
て読取センサと写真フィルムとの距離は変化する。ま
た、写真フィルムには種々のサイズがあり、フィルムキ
ャリアも写真フィルムのサイズに応じて複数種用意され
ているので、読取センサと写真フィルムとの距離は画像
読取装置にセットしたフィルムキャリアの種類によって
も変化する。更に、フィルム画像を読取センサの受光面
に結像させるための結像レンズの焦点位置は、周囲温度
の変化に応じて変化する。
【0004】従って、フィルム画像を常に精度良く読み
取るためには、フィルム画像の読み取りに際し、キャリ
アの交換や周囲温度の変化に拘らず、結像レンズによる
フィルム画像の結像位置が読取センサの受光面に正確に
一致するように結像レンズの位置を調整する合焦制御
(オートフォーカス制御)を行う必要がある。
【0005】合焦制御の一例として、測距センサによっ
て物体との距離を測定し、測定した距離に基づいてレン
ズを移動させて合焦させる方式が知られている。しか
し、結像レンズによる画像の結像位置を、周囲温度の変
化に拘らず読取センサの受光面に一致させるためには、
周囲温度と結像位置との関係を予め測定しておき、合焦
制御時に、写真フィルムとの距離に加えて周囲温度も測
定し、周囲温度と結像位置との関係も考慮して合焦制御
を行う必要があるので、温度センサを設けることにより
コストアップ、信頼性の低下を招く、という問題があ
る。
【0006】また、測距センサ、写真フィルム及び結像
レンズの位置関係についても、これらを固定又は保持す
る部材の熱膨張により、周囲温度が変化すると微妙に変
化する。従って、上記のように結像レンズによる画像の
結像位置の変化を補正したとしても、画像の結像位置を
読取センサの受光面に正確に一致させることは困難であ
る。
【0007】また、特公平 7-69572号公報には、マイク
ロロールフィルムの画像コマを透過した光をスクリーン
や感光体に結像させることで、スクリーンに画像を拡大
投影したり画像のハードコピーを得るリーダプリンタに
おいて、各画像コマから一定距離離れた位置に設けられ
ているブリップマークを透過した光をラインCCDセン
サに導き、投影レンズを移動させて自動的に合焦させる
合焦制御方法が記載されており、特開昭 60-169268号公
報には、画像領域外に光透過部と光不透過部から成る焦
点検出用のマークを設けた原稿が開示されている。
【0008】しかしながら、上記技術では、読取対象の
画像が記録されている記録材料にブリップマークや焦点
検出用のマークが記録されていない場合(例えば写真フ
ィルムに記録された画像が読取対象である場合)に、記
録材料に合焦制御のためのマークを新たに記録する必要
がある、という問題がある。
【0009】一方、特開昭54-45127号公報には、フォト
センサによって物体を撮像しフォトセンサから出力され
る信号の低周波成分を微分したときのピーク値が最大と
なるようにレンズを移動させると共に、物体の明るさが
明るくなるに従ってフォトセンサの電荷蓄積時間を短く
することが提案されている。フィルム画像を読み取る画
像読取装置に上記技術を適用し、読取センサによって読
み取られる画像のコントラストが最大となるように合焦
制御を行うようにすれば、写真フィルムに合焦制御用の
マークを新たに記録することなく、かつ周囲温度の影響
を補正して精度良く合焦させることが可能となる。
【0010】しかしながら、画像読取装置が、1回の読
み取りで画像を部分的に読み取るラインセンサ等の読取
センサにより、写真フィルムを搬送しながらフィルム画
像を順次読み取る構成であった場合の合焦制御は、具体
的には、写真フィルムの搬送を停止している状態で、結
像レンズ等の位置を移動させながら読取センサによって
画像を読み取ることを繰り返し、各回の読み取りで得ら
れたデータが表すコントラストを比較して最適位置(合
焦位置)を判断する制御となるが、このとき読取センサ
によって読み取られる箇所がフィルム画像中のコントラ
ストが乏しい箇所であったとすると、結像レンズ等の位
置を移動させても各データが表すコントラストの変化が
乏しくなるので、合焦位置を精度良く判断することがで
きず合焦制御の精度が著しく低下する、という問題があ
る。
【0011】特に、写真フィルムに記録されるフィルム
画像には、例えば空や海等を背景とした画像等のように
部分的にコントラストが乏しい箇所が存在している画像
が多数含まれていることが多いので、常に高精度に合焦
制御を行うことは困難であった。また、上述した問題は
読取センサがラインセンサの場合に限られるものではな
く、読取センサが、1回の読み取りで画像の全面を読み
取るエリアセンサ等であった場合にも、合焦制御に用い
る画像が、コントラストの乏しい箇所の占める面積の大
きい画像であれば、同様に合焦制御が著しく低下する。
【0012】更に、画像読み取りにおける被写界深度に
比較して読取対象画像が記録されている記録材料の平面
性が低い等の場合には、画像の全面に亘って高精度に合
焦させることは困難であるが、このような場合に、画像
を読み取ることで得られるデータから合焦制御の精度が
高いと評価されるように合焦させるために、具体的にど
のような合焦制御を行えば良いかについては、何ら明ら
かになっていない。
【0013】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、画像の読み取りに際し、常に高精度に画像に合焦さ
せることができる画像読取装置を得ることが目的であ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る画像読取装置は、記録材料
に記録された画像からの光を結像させる結像手段と、前
記結像手段による前記画像の結像位置付近に配置され、
前記画像を読み取る読取手段と、前記結像手段及び読取
手段の少なくとも一方を移動させる移動手段と、前記読
取手段が前記画像の全面を読み取ることで得られたデー
タに基づいて、前記画像中の高コントラスト部又は主要
部の位置を判定する判定手段と、前記判定手段によって
位置が判定された画像中の高コントラスト部又は主要部
に対応して前記読取手段から出力されるデータに基づい
て、前記結像手段による前記画像の結像位置と前記読取
手段の位置とが一致するように前記移動手段により前記
結像手段及び読取手段の少なくとも一方を移動させる合
焦制御を行う合焦制御手段と、を含んで構成している。
【0015】請求項1記載の発明では、読取手段が画像
の全面を読み取ることで得られたデータに基づいて、画
像中の高コントラスト部又は主要部の位置を判定手段に
よって判定し、判定された画像中の高コントラスト部又
は主要部に対応して読取手段から出力されるデータに基
づいて、結像手段による画像の結像位置と読取手段の位
置とが一致するように結像手段及び読取手段の少なくと
も一方を移動させる合焦制御を行うようにしている。
【0016】画像中の高コントラスト部に対応して読取
手段から出力されるデータは、結像手段による画像の結
像位置と読取手段の位置とが一致しているときと一致し
ていないときとで、前記データが表す画像のコントラス
トが大きく相違する。従って、画像中の高コントラスト
部に対応して読取手段から出力されるデータに基づいて
合焦制御を行えば、例えば画像中の低コントラスト部の
面積が広い等の場合であっても、高精度に画像に合焦さ
せることができる。
【0017】また、画像の画質の評価等においては、画
像の各部分が均一に検定されることは少なく、画像中の
特定の部分(すなわち主要部)が重点的に検定されるこ
とが多い。このため、画像中の主要部に対応して読取手
段から出力されるデータに基づいて合焦制御を行えば、
画像中の主要部に精度良く合焦させることができ、読取
手段が画像中の特に主要部を精度良く読み取ることがで
きる。従って、画像読み取りにおける被写界深度に比較
して記録材料の平面性が低い等の場合であっても、読取
手段が画像を読み取ることで得られたデータから合焦制
御の精度が高いと評価されるように画像に合焦させるこ
とができる。
【0018】このように、請求項1の発明によれば、画
像中の高コントラスト部又は主要部に対応して読取手段
から出力されるデータに基づいて合焦制御を行うので、
画像の読み取りに際し、常に高精度に画像に合焦させる
ことができる。
【0019】なお、判定手段が画像中の主要部の位置を
判定する場合には、請求項2に記載したように、前記主
要部の位置として、人物の顔に相当する領域の位置を判
定することが好ましい。人物に相当する領域を含んでい
る画像は、特に人物の顔に相当する領域が画質等の評価
における主要な検定対象領域となることが殆どである。
請求項2の発明によれば、画像中の主要部としての人物
の顔に相当する領域に対応して読取手段から出力される
データに基づいて合焦制御が行われるので、人物に相当
する領域を含んでいる画像に対し、該画像を読取手段が
読み取ることで読取手段から出力されるデータから合焦
制御の精度が高いと評価されるように画像に合焦させる
ことができる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、記録材料は写真フィルムであり、読取手段は、
写真フィルムに記録されている画像の予備読み取り及び
本読み取りを順に行い、判定手段は、読取手段が画像の
予備読み取りを行うことで得られたデータに基づいて前
記判定を行い、合焦制御手段は、読取手段による画像の
本読み取り時に合焦制御を行うことを特徴としている。
【0021】一般に写真フィルムに記録されている画像
は濃度等のばらつきが大きく、写真フィルムに記録され
ている画像を読取手段によって高精度に読み取るために
は、画像を比較的粗い解像度で予備的に読み取って画像
の濃度等を検出し、画像の本読み取りを行う際の条件等
を決定した後に、比較的細かい解像度で画像の本読み取
りを行うことが多い。
【0022】これに対し請求項3の発明では、読取手段
が画像の予備読み取りを行うことで得られたデータを利
用して画像中の高コントラスト部又は主要部の位置を判
定するので、上記の判定を行うために画像の読み取り回
数が増加することはなく、合焦制御及び画像の読み取り
に要する時間の増大を抑制することができる。また合焦
制御手段は、読取手段による画像の本読み取り時に合焦
制御を行うので、読取手段による画像の本読み取りを高
精度に行うことができる。
【0023】なお、本発明に係る読取手段としては、例
えば一回の読み取りで画像の全面を読み取るエリアセン
サ等の読取センサを用いることも可能ではあるが、画像
よりも狭い領域を単位として複数回に分けて画像を読み
取るラインセンサ等の読取センサを用いることも可能で
ある。読取手段としてラインセンサを用いた場合、請求
項4に記載したように、ラインセンサは、写真フィルム
が搬送手段によって搬送されている状態で画像の予備読
み取り及び本読み取りを各々行うことになるので、合焦
制御手段は、ラインセンサによる画像の本読み取り時
に、画像中の高コントラスト部又は主要部がラインセン
サに対応したときに写真フィルムの搬送を停止させて合
焦制御を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。
【0025】〔第1実施形態〕まず本第1実施形態に係
るディジタルラボシステムについて説明する。
【0026】(システム全体の概略構成)図1には本実
施形態に係るディジタルラボシステム10の概略構成が
示されており、図2にはディジタルラボシステム10の
外観が示されている。図1に示すように、このラボシス
テム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部1
6、レーザプリンタ部18、及びプロセッサ部20を含
んで構成されており、ラインCCDスキャナ14と画像
処理部16は、図2に示す入力部26として一体化され
ており、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20
は、図2に示す出力部28として一体化されている。
【0027】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるフィルム画像を読み取るためのものであり、例えば
135サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィ
ルム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(2
40サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、1
20サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真
フィルムのフィルム画像を読取対象とすることができ
る。ラインCCDスキャナ14は、上記の読取対象のフ
ィルム画像をラインCCDで読み取り、画像データを出
力する。なお、上記のラインCCDスキャナ14に代え
て、エリアCCDによってフィルム画像を読み取るエリ
アCCDスキャナを設けてもよい。
【0028】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって
得られた画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば
反射原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像
データ、コンピュータで生成された画像データ等(以
下、これらをファイル画像データと総称する)を外部か
ら入力する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介し
て入力したり、通信回線を介して他の情報処理機器から
入力する等)ことも可能なように構成されている。
【0029】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)ことも可能とされている。
【0030】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザ光源を備えており、画像処理部16から入力された記
録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照
射して、走査露光によって印画紙に画像を記録する。ま
た、プロセッサ部20は、レーザプリンタ部18で走査
露光によって画像が記録された印画紙に対し、発色現
像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これによ
り、印画紙上に画像が形成される。
【0031】(ラインCCDスキャナの構成)次にライ
ンCCDスキャナ14の構成について説明する。図3に
はラインCCDスキャナ14の光学系の概略構成が示さ
れている。この光学系は、ハロゲンランプやメタルハラ
イドランプ等から成り写真フィルム22に光を照射する
光源30を備えており、光源30の光射出側には、写真
フィルム22に照射する光を拡散光とする光拡散ボック
ス36が順に配置されている。
【0032】写真フィルム22は、光拡散ボックス36
の光射出側に配置されたフィルムキャリア38(図4及
び図6参照、図3では図示省略)によってフィルム画像
の画面中心が光軸に一致するように位置決めされる。図
4に示すように、フィルムキャリア38は光源30から
の射出光の光軸Lを中心として両側に各々配置された搬
送ローラ対280、282を備えている。搬送ローラ対
280、282は各々モータ284、286の駆動力が
伝達されて回転され、この搬送ローラ対280、282
の回転に伴い、搬送ローラ対280、282に挟持され
た写真フィルム22は、所定速度で読取位置(光軸Lが
交差している位置)を通過するように搬送される。モー
タ284、286はドライバ288、290を介して搬
送制御部172(図6も参照、詳細は後述)に接続され
ている。なお、搬送ローラ対280、282及びモータ
284、286は請求項4に記載の搬送手段に対応して
いる。
【0033】なお、図3では長尺状の写真フィルム22
を示しているが、1コマ毎にスライド用のホルダに保持
されたスライドフィルム(リバーサルフィルム)やAP
Sフィルムについては、各々専用のフィルムキャリアが
用意されており(APSフィルム用のフィルムキャリア
は磁気層に磁気記録された情報を読み取る磁気ヘッドを
有している)、これらの写真フィルムのフィルム画像を
位置決めすることも可能とされている。
【0034】また、光源30と光拡散ボックス36との
間には、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロ
ー)の調光フィルタ114C、114M、114Yが射
出光の光軸に沿って順に設けられており、写真フィルム
22を挟んで光源30と反対側には、光軸に沿って、フ
ィルム画像を透過した光を結像させるレンズユニット4
0、ラインCCD116が順に配置されている。図3で
はレンズユニット40として単一のレンズのみを示して
いるが、レンズユニット40は、実際には複数枚のレン
ズから構成されたズームレンズである。なお、レンズユ
ニット40は本発明の結像手段に対応しており、ライン
CCD116は本発明の読取手段に対応している。
【0035】ラインCCD116は、CCDセル及びフ
ォトダイオード等の光電変換素子が一列に多数配置され
かつ電子シャッタ機構が設けられたセンシング部が、間
隔を空けて互いに平行に3ライン設けられており、各セ
ンシング部の光入射側にR、G、Bの色分解フィルタの
何れかが各々取付けられて構成されている(所謂3ライ
ンカラーCCD)。ラインCCD116は、各センシン
グ部の受光面がレンズユニット40によるフィルム画像
の結像位置に一致するように配置されている。また、各
センシング部の近傍には、多数のCCDセルから成る転
送部が各センシング部に対応して各々設けられており、
各センシング部の各CCDセルに蓄積された電荷は、対
応する転送部を介して順に転送される。また図示は省略
するが、ラインCCD116とレンズユニット40との
間にはシャッタが設けられている。
【0036】図5にはラインCCDスキャナ14の電気
系の概略構成が示されている。ラインCCDスキャナ1
4は、ラインCCDスキャナ14全体の制御を司るマイ
クロプロセッサ46を備えている。マイクロプロセッサ
46は後述するオートフォーカス回路と共に本発明の合
焦制御手段に対応している。マイクロプロセッサ46に
は、バス62を介してRAM64(例えばSRAM)、
ROM66(例えば記憶内容を書換え可能なROM)が
接続されていると共に、モータドライバ48が接続され
ており、モータドライバ48にはフィルタ駆動モータ5
4が接続されている。フィルタ駆動モータ54は調光フ
ィルタ114C、114M、114Yを各々独立にスラ
イド移動させることが可能とされている。
【0037】マイクロプロセッサ46は、図示しない電
源スイッチのオンオフに連動して光源30を点消灯させ
る。また、マイクロプロセッサ46は、ラインCCD1
16によるフィルム画像の読み取り(測光)を行う際
に、フィルタ駆動モータ54によって調光フィルタ11
4C、114M、114Yを各々独立にスライド移動さ
せ、ラインCCD116に入射される光量を各成分色光
毎に調節する。
【0038】またモータドライバ48には、レンズユニ
ット40の複数枚のレンズの位置を相対的に移動させる
ことでレンズユニット40のズーム倍率を変更するズー
ム駆動モータ70、レンズユニット40のズーム倍率を
検出するズーム位置センサ72が接続されている。マイ
クロプロセッサ46は、フィルム画像のサイズやトリミ
ングを行うか否か等に応じて、ズーム位置センサ72に
よって検出されるズーム倍率を監視しながらズーム駆動
モータ70を駆動し、レンズユニット40のズーム倍率
を所望の倍率に変更する。
【0039】一方、ラインCCD116にはタイミング
ジェネレータ74が接続されている。タイミングジェネ
レータ74は、ラインCCD116や後述するA/D変
換器82等を動作させるための各種のタイミング信号
(クロック信号)を発生する。ラインCCD116の信
号出力端は、増幅器76を介してA/D変換器82に接
続されており、ラインCCD116から出力された信号
は、増幅器76で増幅されA/D変換器82でディジタ
ルデータに変換される。
【0040】A/D変換器82の出力端は、相関二重サ
ンプリング回路(CDS)88を介してインタフェース
(I/F)回路90に接続されている。CDS88で
は、フィードスルー信号のレベルを表すフィードスルー
データ及び画素信号のレベルを表す画素データを各々サ
ンプリングし、各画素毎に画素データからフィードスル
ーデータを減算する。そして、演算結果(各CCDセル
での蓄積電荷量に正確に対応する画素データ)を、I/
F回路90を介してスキャン画像データとして画像処理
部16へ順次出力する。
【0041】なお、ラインCCD116からはR、G、
Bの測光信号が並列に出力されるので、増幅器76、A
/D変換器82、CDS88から成る信号処理系も3系
統設けられており、I/F回路90からは、スキャン画
像データとしてR、G、Bの画像データが並列に出力さ
れる。
【0042】また、モータドライバ48にはシャッタを
開閉させるシャッタ駆動モータ92が接続されている。
ラインCCD116の暗出力については、後段の画像処
理部16で補正されるが、暗出力レベルは、フィルム画
像の読み取りを行っていないときに、マイクロプロセッ
サ46がシャッタを閉止させることで得ることができ
る。
【0043】また、Gのデータを出力するCDS88の
出力端は、デジタルのバンドパスフィルタ(BPF)9
6、絶対値演算回路(ABS)98、加算回路(AD
D)100、及びI/F回路102から成るオートフォ
ーカス回路に接続されている。BPF96は、CDS8
8から出力されたデータから、ラインCCD116に入
射される光の光量が急激に変化している箇所(すなわち
エッジ)に相当する周波数成分のみをエッジデータとし
て抽出し、ABS98は入力されたエッジデータを絶対
値に変換して出力する。ADD100はABS98から
出力されたエッジデータの絶対値を表すデータを積算す
る。I/F回路102はバス62を介してマイクロプロ
セッサ46に接続されており、ADD100から出力さ
れたエッジデータの絶対値の積算値を表すデータ(AF
データ)をマイクロプロセッサ46に出力する。
【0044】モータドライバ48には、レンズユニット
40のレンズユニット40全体を移動させることでレン
ズユニット40による画像の結像位置を光軸Lに沿って
移動させるレンズ駆動モータ106、レンズユニット4
0の位置を検出するレンズ位置センサ108が接続され
ている。マイクロプロセッサ46はオートフォーカス回
路から入力されたAFデータに基づいてレンズユニット
40によるフィルム画像の結像位置の調整を所定のタイ
ミングで行う。なお、レンズ駆動モータ106は本発明
の移動手段に対応している。
【0045】(画像処理部の構成)次に画像処理部16
の構成について図6を参照して説明する。画像処理部1
6は、ラインCCDスキャナ14に対応してラインスキ
ャナ補正部122が設けられている。ラインスキャナ補
正部122は、ラインCCDスキャナ14から並列に出
力されるR、G、Bの画像データに対応して、暗補正回
路124、欠陥画素補正部128、及び明補正回路13
0から成る信号処理系が3系統設けられている。
【0046】暗補正回路124は、ラインCCD116
の光入射側がシャッタにより遮光されている状態で、ラ
インCCDスキャナ14から入力されたデータ(ライン
CCD116のセンシング部の各セルの暗出力レベルを
表すデータ)を各セル毎に記憶しておき、ラインCCD
スキャナ14から入力されたスキャン画像データから、
各画素毎に対応するセルの暗出力レベルを減ずることに
よって補正する。
【0047】また、ラインCCD116の光電変換特性
は各セル単位でのばらつきもある。欠陥画素補正部12
8の後段の明補正回路130では、ラインCCDスキャ
ナ14に画面全体が一定濃度の調整用のフィルム画像が
セットされている状態で、ラインCCD116で前記調
整用のフィルム画像を読み取ることによりラインCCD
スキャナ14から入力された調整用のフィルム画像の画
像データ(この画像データが表す各画素毎の濃度のばら
つきは各セルの光電変換特性のばらつきに起因する)に
基づいて各セル毎にゲインを定めておき、ラインCCD
スキャナ14から入力された読取対象のフィルム画像の
画像データを、各セル毎に定めたゲインに応じて各画素
毎に補正する。
【0048】一方、調整用のフィルム画像の画像データ
において、特定の画素の濃度が他の画素の濃度と大きく
異なっていた場合には、ラインCCD116の前記特定
の画素に対応するセルには何らかの異常があり、前記特
定の画素は欠陥画素と判断できる。欠陥画素補正部12
8は調整用のフィルム画像の画像データに基づき欠陥画
素のアドレスを記憶しておき、ラインCCDスキャナ1
4から入力された読取対象のフィルム画像の画像データ
のうち、欠陥画素のデータについては周囲の画素のデー
タから補間してデータを新たに生成する。
【0049】また、ラインCCD116は3本のライン
(CCDセル列)が写真フィルム22の搬送方向に沿っ
て所定の間隔を空けて順に配置されているので、ライン
CCDスキャナ14の各ラインセンサによる写真フィル
ム22上の読取位置(読取ラインの位置)は互いにずれ
ており、ラインCCDスキャナ14からR、G、Bの各
成分色の画像データの出力が開始されるタイミングには
時間差がある。ラインスキャナ補正部122は、フィル
ム画像上で同一の画素のR、G、Bの画像データが同時
に出力されるように、各成分色毎に異なる遅延時間で画
像データの出力タイミングの遅延を行う。
【0050】ラインスキャナ補正部122の出力端はセ
レクタ132の入力端に接続されており、補正部122
から出力された画像データはセレクタ132に入力され
る。また、セレクタ132の入力端は入出力コントロー
ラ134のデータ出力端にも接続されており、入出力コ
ントローラ134からは、外部から入力されたファイル
画像データがセレクタ132に入力される。セレクタ1
32の出力端は入出力コントローラ134、イメージプ
ロセッサ部136A、136Bのデータ入力端に各々接
続されている。セレクタ132は、入力された画像デー
タを、入出力コントローラ134、イメージプロセッサ
部136A、136Bの各々に選択的に出力可能とされ
ている。
【0051】イメージプロセッサ部136Aは、メモリ
コントローラ138、イメージプロセッサ140、3個
のフレームメモリ142A、142B、142Cを備え
ている。フレームメモリ142A、142B、142C
は各々1フレーム分のフィルム画像の画像データを記憶
可能な容量を有しており、セレクタ132から入力され
た画像データは3個のフレームメモリ142の何れかに
記憶されるが、メモリコントローラ138は、入力され
た画像データの各画素のデータが、フレームメモリ14
2の記憶領域に一定の順序で並んで記憶されるように、
画像データをフレームメモリ142に記憶させる際のア
ドレスを制御する。
【0052】イメージプロセッサ140は、フレームメ
モリ142に記憶された画像データを取込み、階調変
換、色変換、画像の超低周波輝度成分の階調を圧縮する
ハイパートーン処理、粒状を抑制しながらシャープネス
を強調するハイパーシャープネス処理等の各種の画像処
理を行う。なお、上記の画像処理の処理条件は、オート
セットアップエンジン144(後述)によって自動的に
演算され、演算された処理条件に従って画像処理が行わ
れる。イメージプロセッサ140は入出力コントローラ
134に接続されており、画像処理を行った画像データ
は、フレームメモリ142に一旦記憶された後に、所定
のタイミングで入出力コントローラ134へ出力され
る。なお、イメージプロセッサ部136Bは、上述した
イメージプロセッサ部136Aと同一の構成であるので
説明を省略する。
【0053】ところで、本実施形態では個々のフィルム
画像に対し、ラインCCDスキャナ14において異なる
解像度で2回の読み取りを行う。1回目の比較的低解像
度での読み取り(以下、プレスキャンという、請求項3
に記載の予備読み取りに対応している)では、フィルム
画像の濃度が極端に低い場合(例えばネガフィルムにお
ける露光オーバのネガ画像)にも、ラインCCD116
で蓄積電荷の飽和が生じないように決定した読取条件
(写真フィルム22に照射する光のR、G、Bの各波長
域毎の光量、CCDの電荷蓄積時間)で写真フィルム2
2の全面が読み取られる。このプレスキャンによって得
られたデータ(プレスキャンデータ)は、セレクタ13
2から入出力コントローラ134に入力され、更に入出
力コントローラ134に接続されたオートセットアップ
エンジン144に出力される。
【0054】オートセットアップエンジン144は、C
PU146、RAM148(例えばDRAM)、ROM
150(例えば記憶内容を書換え可能なROM)、入出
力ポート152を備え、これらがバス154を介して互
いに接続されて構成されており、入出力コントローラ1
34を介して入力されたプレスキャンデータから、写真
フィルム22上のフィルム画像が記録されている領域の
データ(プレスキャン画像データ)の切り出しを行う。
【0055】オートセットアップエンジン144は、複
数コマ分のフィルム画像のプレスキャン画像データに基
づいて、ラインCCDスキャナ14による2回目の比較
的高解像度での読み取り(以下、ファインスキャンとい
う、請求項3に記載の本読み取りに対応している)によ
って得られた画像データ(ファインスキャン画像デー
タ)に対する画像処理の処理条件を演算し、演算した処
理条件をイメージプロセッサ部136のイメージプロセ
ッサ140へ出力する。この画像処理の処理条件の演算
では、撮影時の露光量、撮影光源種やその他の特徴量か
ら類似のシーンを撮影した複数のフィルム画像が有るか
否か判定し、類似のシーンを撮影した複数のフィルム画
像が有った場合には、これらのフィルム画像のファイン
スキャン画像データに対する画像処理の処理条件が同一
又は近似するように決定する。
【0056】なお、画像処理の最適な処理条件は、画像
処理後の画像データを、レーザプリンタ部18における
印画紙への画像の記録に用いるのか、外部へ出力するの
か等によっても変化する。画像処理部16には2つのイ
メージプロセッサ部136A、136Bが設けられてい
るので、例えば、画像データを印画紙への画像の記録に
用いると共に外部へ出力する等の場合には、オートセッ
トアップエンジン144は各々の用途に最適な処理条件
を各々演算し、イメージプロセッサ部136A、136
Bへ出力する。これにより、イメージプロセッサ部13
6A、136Bでは、同一のファインスキャン画像デー
タに対し、互いに異なる処理条件で画像処理が行われ
る。
【0057】更に、オートセットアップエンジン144
は、プレスキャン画像データに基づいて、レーザプリン
タ部18で印画紙に画像を記録する際のグレーバランス
等を規定する画像記録用パラメータを算出し、レーザプ
リンタ部18に記録用画像データ(後述)を出力する際
に同時に出力する。また、オートセットアップエンジン
144は、外部から入力されるファイル画像データに対
しても、上記と同様にして画像処理の処理条件を演算す
る。
【0058】入出力コントローラ134はI/F回路1
56を介してレーザプリンタ部18に接続されている。
画像処理後の画像データを印画紙への画像の記録に用い
る場合には、イメージプロセッサ部136で画像処理が
行われた画像データは、入出力コントローラ134から
I/F回路156を介し記録用画像データとしてレーザ
プリンタ部18へ出力される。また、オートセットアッ
プエンジン144はパーソナルコンピュータ158に接
続されている。画像処理後の画像データを画像ファイル
として外部へ出力する場合には、イメージプロセッサ部
136で画像処理が行われた画像データは、入出力コン
トローラ134からオートセットアップエンジン144
を介してパーソナルコンピュータ158に出力される。
【0059】パーソナルコンピュータ158は、CPU
160、メモリ162、ディスプレイ164及びキーボ
ード166(図2も参照)、ハードディスク168、C
D−ROMドライバ170、搬送制御部172、拡張ス
ロット174、画像圧縮/伸長部176を備えており、
これらがバス178を介して互いに接続されて構成され
ている。搬送制御部172はフィルムキャリア38に接
続されており、フィルムキャリア38による写真フィル
ム22の搬送を制御する。また、フィルムキャリア38
にAPSフィルムがセットされた場合には、フィルムキ
ャリア38がAPSフィルムの磁気層から読み取った情
報(例えば画像記録サイズ等)が入力される。
【0060】また、メモリカード等の記憶媒体に対して
データの読出し/書込みを行うドライバ(図示省略)
や、他の情報処理機器と通信を行うための通信制御装置
は、拡張スロット174を介してパーソナルコンピュー
タ158に接続される。入出力コントローラ134から
外部への出力用の画像データが入力された場合には、前
記画像データは拡張スロット174を介して画像ファイ
ルとして外部(前記ドライバや通信制御装置等)に出力
される。また、拡張スロット174を介して外部からフ
ァイル画像データが入力された場合には、入力されたフ
ァイル画像データは、オートセットアップエンジン14
4を介して入出力コントローラ134へ出力される。こ
の場合、入出力コントローラ134では入力されたファ
イル画像データをセレクタ132へ出力する。
【0061】なお、画像処理部16は、プレスキャン画
像データ等をパーソナルコンピュータ158に出力し、
ラインCCDスキャナ14で読み取られたフィルム画像
をディスプレイ164に表示したり、印画紙に記録する
ことで得られる画像を推定してディスプレイ164に表
示し、キーボード166を介してオペレータにより画像
の修正等が指示されると、これを画像処理の処理条件に
反映することも可能とされている。
【0062】(レーザプリンタ部及びプロセッサ部の構
成)次にレーザプリンタ部18及びプロセッサ部20の
構成について説明する。図7には、レーザプリンタ部1
8の光学系の構成が示されている。レーザプリンタ部1
8は、レーザ光源210R、210G、210Bの3個
のレーザ光源を備えている。レーザ光源210RはRの
波長のレーザ光を射出する半導体レーザ(LD)で構成
されている。また、レーザ光源210Gは、LDと、該
LDから射出されたレーザ光を1/2の波長のレーザ光
に変換する波長変換素子(SHG)から構成されてお
り、SHGからGの波長のレーザ光が射出されるように
LDの発振波長が定められている。同様に、レーザ光源
210BもLDとSHGから構成されており、SHGか
らBの波長のレーザ光が射出されるようにLDの発振波
長が定められている。
【0063】レーザ光源210R、210G、210B
のレーザ光射出側には、各々コリメータレンズ212、
音響光学光変調素子(AOM)214が順に配置されて
いる。AOM214は、入射されたレーザ光が音響光学
媒質を透過するように配置されていると共に、AOMド
ライバ216(図8参照)に接続されており、AOMド
ライバ216から高周波信号が入力されると、音響光学
媒質内を前記高周波信号に応じた超音波が伝搬し、音響
光学媒質を透過するレーザ光に音響光学効果が作用して
回折が生じ、前記高周波信号の振幅に応じた強度のレー
ザ光がAOM214から回折光として射出される。
【0064】AOM214の回折光射出側にはポリゴン
ミラー218が配置されており、各AOM214から回
折光として各々射出されたR、G、Bの波長の3本のレ
ーザ光は、ポリゴンミラー218の反射面上の略同一の
位置に照射され、ポリゴンミラー218で反射される。
ポリゴンミラー218のレーザ光射出側にはfθレンズ
220、平面ミラー222が配置されており、ポリゴン
ミラー218で反射された3本のレーザ光はfθレンズ
220を透過し、平面ミラー222で反射されて印画紙
224に照射される。
【0065】図8にはレーザプリンタ部18及びプロセ
ッサ部20の電気系の概略構成が示されている。レーザ
プリンタ部18は画像データを記憶するフレームメモリ
230を備えている。フレームメモリ230はI/F回
路232を介して画像処理部16に接続されており、画
像処理部16から入力された記録用画像データ(印画紙
224に記録すべき画像の各画素毎のR、G、B濃度を
表す画像データ)はI/F回路232を介してフレーム
メモリ230に一旦記憶される。フレームメモリ230
はD/A変換器234を介して露光部236に接続され
ていると共に、プリンタ部制御回路238に接続されて
いる。
【0066】露光部236は、前述のようにLD(及び
SHG)から成るレーザ光源210を3個備えていると
共に、AOM214及びAOMドライバ216も3系統
備えており、ポリゴンミラー218、ポリゴンミラー2
18を回転させるモータを備えた主走査ユニット240
が設けられている。露光部236はプリンタ部制御回路
238に接続されており、プリンタ部制御回路238に
よって各部の動作が制御される。
【0067】印画紙224への画像の記録を行う場合、
プリンタ部制御回路238は、記録用画像データが表す
画像を走査露光によって印画紙224に記録するため
に、画像処理部16から入力された画像記録用パラメー
タに基づき、記録用画像データに対して各種の補正を行
って走査露光用画像データを生成し、フレームメモリ2
30に記憶させる。そして、露光部236のポリゴンミ
ラー218を回転させ、レーザ光源210R、210
G、210Bからレーザ光を射出させると共に、生成し
た走査露光用画像データをフレームメモリ230からD
/A変換器234を介して露光部236へ出力させる。
これにより、走査露光用画像データがアナログ信号に変
換されて露光部236に入力される。
【0068】AOMドライバ216は、入力されたアナ
ログ信号のレベルに応じてAOM214に供給する超音
波信号の振幅を変化させ、AOM214から回折光とし
て射出されるレーザ光の強度をアナログ信号のレベル
(すなわち、印画紙224に記録すべき画像の各画素の
R濃度及びG濃度及びB濃度の何れか)に応じて変調す
る。従って、3個のAOM214からは印画紙224に
記録すべき画像のR、G、B濃度に応じて強度変調され
たR、G、Bのレーザ光が射出され、これらのレーザ光
はポリゴンミラー218、fθレンズ220、ミラー2
22を介して印画紙224に照射される。
【0069】そして、ポリゴンミラー218の回転に伴
って各レーザ光の照射位置が図7矢印B方向に沿って走
査されることにより主走査が成され、印画紙224が図
7矢印C方向に沿って一定速度で搬送されることにより
レーザ光の副走査が成され、走査露光によって印画紙2
24に画像が記録される。走査露光によって画像が記録
された印画紙224はプロセッサ部20へ送り込まれ
る。
【0070】プリンタ部制御回路238にはプリンタ部
ドライバ242が接続されており、プリンタ部ドライバ
242には、露光部236に対して送風するファン24
4、レーザプリンタ部に装填されたマガジンに収納され
ている印画紙をマガジンから引き出すためのマガジンモ
ータ246が接続されている。また、プリンタ部制御回
路238には、印画紙224の裏面に文字等をプリント
するバックプリント部248が接続されている。これら
のファン244、マガジンモータ246、バックプリン
ト部248はプリンタ部制御回路238によって作動が
制御される。
【0071】また、プリンタ部制御回路238には、未
露光の印画紙224が収納されるマガジンの着脱及びマ
ガジンに収納されている印画紙のサイズを検出するマガ
ジンセンサ250、オペレータが各種の指示を入力する
ための操作盤252(図2も参照)、プロセッサ部20
で現像等の処理が行われて可視化された画像の濃度を測
定する濃度計254、プロセッサ部20のプロセッサ部
制御回路256が接続されている。
【0072】プロセッサ部制御回路256には、プロセ
ッサ部20の機体内の印画紙搬送経路を搬送される印画
紙224の通過の検出や、処理槽内に貯留されている各
種の処理液の液面位置の検出等を行う各種センサ258
が接続されている。
【0073】また、プロセッサ部制御回路256には、
現像等の処理が完了して機体外に排出された印画紙を所
定のグループ毎に仕分けするソータ260(図2参
照)、処理槽内に補充液を補充する補充システム26
2、ローラ等の洗浄を行う自動洗浄システム264が接
続されていると共に、プロセッサ部ドライバ266を介
して、各種ポンプ/ソレノイド268が接続されてい
る。これらのソータ260、補充システム262、自動
洗浄システム264、及び各種ポンプ/ソレノイド26
8はプロセッサ部制御回路256によって作動が制御さ
れる。
【0074】(作用)次に本第1実施形態の作用とし
て、フィルム画像の読み取り(プレスキャン、ファイン
スキャン)について説明する。フィルム画像の読み取り
を行う場合、画像処理部16のオートセットアップエン
ジン144では図9に示す読取制御処理が行われ、ライ
ンCCDスキャナ14のマイクロプロセッサ46では図
10に示すフィルム画像読取処理が行われる。
【0075】図9に示すように、オートセットアップエ
ンジン144では、フィルム画像読取制御処理のステッ
プ298でカウンタnの値を0にした後に、ステップ3
00において、フィルム画像に対してプレスキャンを行
う際の所定の読取条件をラインCCDスキャナ14に対
して通知すると共に、ラインCCDスキャナ14及び搬
送制御部172に対し写真フィルム22に記録されたフ
ィルム画像に対するプレスキャンの実行を指示する。次
のステップ302では、プレスキャンデータが入力され
たか否か判定する。前記判定が否定された場合にはステ
ップ304へ移行し、1本の写真フィルム22のプレス
キャンデータの入力が終了したか否か判定する。この判
定も否定された場合にはステップ302に戻り、ステッ
プ302、304を繰り返す。
【0076】一方、マイクロプロセッサ46で実行され
るフィルム画像読取処理(図10)では、ステップ33
0でプレスキャンの実行が指示されたか否か判定し、判
定が肯定されるまで待機する。プレスキャンの実行が指
示されるとステップ330の判定が肯定されてステップ
332へ移行する。ステップ332では、写真フィルム
22をフィルムキャリア38によりプレスキャンに適し
た一定の搬送速度で所定方向に搬送し、次のステップ3
34では、オートセットアップエンジン144から通知
されたプレスキャン時の読取条件に従って、ラインCC
D116により写真フィルム22の全面を比較的低解像
度で読み取るプレスキャンを行い、プレスキャンによっ
て得られたデータをプレスキャンデータとして画像処理
部16に順に出力する。
【0077】画像処理部16に入力されたプレスキャン
データはオートセットアップエンジン144のRAM1
48に順に記憶される。未処理のプレスキャンデータが
RAM148に所定量以上蓄積されると、読取条件演算
処理(図9)のステップ302の判定が肯定されてステ
ップ306へ移行し、RAM148に蓄積されたプレス
キャン画像データに基づき、写真フィルム22に記録さ
れているフィルム画像の写真フィルム22の搬送方向に
沿った両側(上流側及び下流側)のエッジ位置を各々判
定してフィルム画像のコマ位置を判定し、判定結果をR
AM148に記憶すると共に、プレスキャンデータから
フィルム画像が記録されている領域のデータ(プレスキ
ャン画像データ)の切り出しを行う。
【0078】次のステップ308ではカウンタnに1を
加算し、ステップ310でカウンタnの値が所定値Aに
達したか否か判定する。判定が否定された場合にはステ
ップ320へ移行し、先に切り出したプレスキャン画像
データに基づき、同一のフィルム画像に対してファイン
スキャンを行う際の読取条件や、ファインスキャンによ
って得られるファインスキャン画像データに対する画像
処理の処理条件等を演算し、演算結果をコマ番号と対応
させてRAM148等に記憶する。
【0079】上記のようにして単一のフィルム画像につ
いて、コマ位置の判定、プレスキャン画像データの切り
出し、ファインスキャン時の読取条件、画像処理の処理
条件等の決定を行うとステップ302に戻る。従って、
プレスキャンデータの入力が終了する迄の間、プレスキ
ャンデータとして読み取られた全てのフィルム画像に対
してステップ306、320の処理が繰り返されること
になる。また、所定数Aのフィルム画像に対して上記処
理を行うと、ステップ310の判定が肯定されてステッ
プ312へ移行する。
【0080】ステップ312では、ステップ306で切
り出したプレスキャン画像データに基づいてフィルム画
像中の高コントラスト部を抽出し、ステップ314では
抽出した高コントラスト部の位置を合焦制御位置として
RAM148に記憶する。この高コントラスト部の抽出
は、例えば以下のようにして行うことができる。
【0081】すなわち前記プレスキャン画像データに基
づいて、エッジに相当する周波数成分のデータのみを抽
出し、抽出したデータを絶対値に変換して積算し、エッ
ジデータの絶対値の積算値を表すデータ(AFデータ)
を求めることを、写真フィルム22の幅方向(ラインC
CD116による読取ラインに平行な方向)に沿った各
画素列毎に各々行う。そして、フィルム画像を構成する
各画素列のAFデータの値を比較し、AFデータの値が
最大の画素列を高コントラスト部として抽出する。
【0082】なお、ステップ312、314は本発明の
判定手段に対応している。ステップ314の処理を行う
と、ステップ316でカウンタnの値を0に戻した後に
ステップ320へ移行する。従って、プレスキャンデー
タの入力が終了する迄の間、所定数Aのフィルム画像に
対してコマ位置の判定、プレスキャン画像データの切り
出しを行う毎に、上述した合焦制御位置の設定も行われ
ることになる。
【0083】プレスキャンデータの入力が終了すると、
ステップ304の判定が肯定されてステップ324へ移
行し、各フィルム画像のコマ位置、ファインスキャン時
の読取条件、合焦制御位置をラインCCDスキャナ14
に通知すると共に、フィルム画像に対するファインスキ
ャンの実行をラインCCDスキャナ14に指示し、読取
制御処理を終了する。なお、先にフィルム画像毎に演算
した画像処理の処理条件は、イメージプロセッサ部13
6のイメージプロセッサ140に通知される。
【0084】一方、フィルム画像読取処理(図10)で
は、写真フィルム22のプレスキャンが終了するとステ
ップ336で写真フィルム22の搬送を停止する。次の
ステップ338では各フィルム画像の読取条件や合焦制
御位置等が通知されたか否か判定し、判定が肯定される
迄待機する。ステップ338の判定が肯定されるとステ
ップ340に移行し、写真フィルム22を所定の搬送速
度で所定方向と逆の方向に搬送する。次のステップ34
2では、オートセットアップエンジン144から通知さ
れた各フィルム画像のコマ位置に基づいて、ラインCC
D116による読取位置にフィルム画像が到達したか否
か判定する。判定が否定された場合にはステップ344
へ移行し、写真フィルム22の全てのフィルム画像の読
み取りを行ったか否か判定する。この判定も否定された
場合にはステップ342に戻り、ステップ342、34
4を繰り返す。
【0085】ラインCCD116による読取位置にフィ
ルム画像が到達するとステップ342の判定が肯定され
てステップ346へ移行し、オートセットアップエンジ
ン144から通知された合焦制御位置に基づいて、写真
フィルム22上の合焦制御位置がラインCCD116に
よる読取位置(より詳しくはGのラインセンサの読取位
置)に到達したか否か判定する。判定が否定された場合
にはステップ348へ移行し、オートセットアップエン
ジン144から通知されたファインスキャン時の読取条
件に従って、ラインCCD116により比較的高解像度
でフィルム画像を読み取るファインスキャンを行う。次
のステップ358では単一のフィルム画像の読み取り
(ファインスキャン)を完了したか否か判定する。判定
が否定された場合にはステップ346に戻り、単一のフ
ィルム画像に対するファインスキャンを完了する迄ステ
ップ346、348、358を繰り返す。この間、ファ
インスキャンによって得られた画像データ(ファインス
キャン画像データ)は画像処理部16に順次出力され
る。
【0086】そして、単一のフィルム画像に対するファ
インスキャンを完了すると、ステップ358の判定が肯
定されてステップ342に戻り、ステップ342以降の
処理を繰り返す。上記により、写真フィルム22に記録
されている各フィルム画像の読み取り(ファインスキャ
ン)が順次行われることになる。
【0087】ところで、所定数Aのフィルム画像のファ
インスキャンが終了する毎に、次のフィルム画像のファ
インスキャンを行っている途中で写真フィルム22上の
合焦制御位置がラインCCD116による読取位置に到
達する。これにより、ステップ346の判定が肯定され
てステップ350に移行し、写真フィルム22の搬送を
停止する。これにより、前記フィルム画像に対するファ
インスキャンが中断される。ステップ352ではAF制
御処理を行う。このAF制御処理の詳細について、図1
1のフローチャートを参照して説明する。なお、このA
F制御処理は、先のステップ346、350と共に本発
明の合焦制御手段による処理に対応している(ステップ
350は、より詳しくは請求項4に記載の合焦制御手段
に対応している)。
【0088】ステップ370では、レンズ位置センサ1
08によって検出されるレンズユニット40の位置を監
視しながらレンズ駆動モータ106を駆動し、レンズユ
ニット40を所定方向(写真フィルムに接近する方向又
は離間する方向)に所定量だけ移動させる。ステップ3
72ではオートフォーカス回路からAFデータを取込
み、次のステップ374では、レンズユニット40の初
期位置(レンズ駆動モータ106を駆動する前の位置)
におけるAFデータの値よりも増加したか否か判定す
る。
【0089】AFデータ(エッジデータの絶対値の積算
値)は、ラインCCD116によって読み取られた写真
フィルム22上の合焦制御位置の鮮鋭度を表している。
このため、レンズユニット40を移動させた後のAFデ
ータの値がレンズユニット40を移動させる前のAFデ
ータの値よりも大きい場合には、レンズユニット40の
移動方向(所定方向)が、レンズユニット40によるフ
ィルム画像の結像位置がラインCCD116の受光面の
位置に近づく方向であると判断できる。
【0090】このため、ステップ374の判定が肯定さ
れた場合にはステップ376へ移行し、先のステップ3
70と同様にレンズユニット40を所定方向に所定量移
動させ、次のステップ378でAFデータの取込みを行
う。ステップ380では、前回取り込んだAFデータの
値に対し、今回取り込んだAFデータの値が増加したか
否か判定し、判定が肯定された場合はステップ376へ
戻る。従って、AFデータが漸増している間はステップ
376〜380が繰り返され、レンズユニット40は所
定方向に所定量ずつ移動される。
【0091】また、ステップ380の判定が否定された
場合(今回取り込んだAFデータの値が前回よりも減少
した場合)は、レンズユニット40によるフィルム画像
の結像位置がラインCCD116の受光面の位置から遠
ざかったと判断できるので、ステップ388へ移行し、
AFデータが極大となった位置にレンズユニット40を
移動させ(すなわち、この場合はレンズユニット40の
位置を所定方向と反対方向に所定量移動させる)、AF
制御処理を終了する。
【0092】一方、先のステップ374の判定が否定さ
れた場合には、レンズユニット40の移動方向(所定方
向)が、レンズユニット40によるフィルム画像の結像
位置がラインCCD116の受光面の位置から遠ざかる
方向であると判断できる。このためステップ382へ移
行し、レンズユニット40を所定方向と反対の方向に所
定量移動させ、次のステップ384でAFデータの取込
みを行う。ステップ386では、前回取り込んだAFデ
ータの値に対し、今回取り込んだAFデータの値が増加
したか否か判定し、判定が肯定された場合はステップ3
82へ戻る。従って、AFデータが漸増している間はス
テップ382〜386が繰り返され、レンズユニット4
0は所定方向と反対の方向に所定量ずつ移動される。
【0093】ステップ386の判定が否定された場合は
ステップ388へ移行し、AFデータが極大となった位
置にレンズユニット40を移動させ(すなわち、この場
合はレンズユニット40の位置を所定方向に所定量移動
させる)、AF制御処理を終了する。
【0094】上記のAF制御処理は、写真フィルム22
上の合焦制御位置がラインCCD116による読取位置
に対応している状態で行っているので、レンズユニット
40によるフィルム画像の結像位置とラインCCD11
6の受光面の位置との距離によってAFデータの値も大
きく変化する。従って、読取対象のフィルム画像がコン
トラストの低い部分の面積が広い画像である等の場合に
も、レンズユニット40によるフィルム画像の結像位置
をラインCCD116の受光面上に高精度に一致させる
ことができる。
【0095】AF制御処理を終了するとフィルム画像読
取処理(図10)のステップ354へ移行し、写真フィ
ルム22の搬送を再開した後にステップ358へ移行す
る。これにより、中断されていたフィルム画像に対する
ファインスキャンが再開されることになる。
【0096】上記のように、写真フィルム22に記録さ
れている各フィルム画像の読み取り(ファインスキャ
ン)が順次行われると共に、写真フィルム22上の合焦
制御位置がラインCCD116による読取位置に到達す
る毎に合焦制御が行われる。そして、写真フィルム22
に記録されている全てのフィルム画像に対するファイン
スキャンが完了するとステップ344の判定が肯定さ
れ、ステップ346で写真フィルム22の搬送を停止し
てフィルム画像読取処理を終了する。なお、ラインCC
Dスキャナ14から画像処理部16に入力された各フィ
ルム画像のファインスキャン画像データは、イメージプ
ロセッサ部136において、オートセットアップエンジ
ン144で各フィルム画像毎に演算された処理条件に応
じた画像処理が施されて出力される。
【0097】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について説明する。なお、本第2実施形態は第1実施
形態と同一の構成であるので同一の部分には同一の符号
を付して構成の説明を省略し、以下では本第2実施形態
に係る読取制御処理について、図12のフローチャート
を参照し、第1実施形態で説明した読取制御処理と異な
る部分についてのみ説明する。
【0098】本第2実施形態に係る読取制御処理では、
ステップ310の判定が肯定されるとステップ311へ
移行し、切り出したプレスキャン画像データに基づき、
フィルム画像に対して人物の顔に相当する領域(顔領
域)を探索し、次のステップ313では、フィルム画像
中に顔領域が有ったか否か判定する。
【0099】顔領域の抽出方法としては、例えば特開昭
52-156624号公報、特開昭 52-156625号公報、特開昭53
-12330号公報、特開昭 53-145620号公報、特開昭 53-14
5621号公報、特開昭 53-145622号公報等に記載されてい
るように、フィルム画像のデータに基づき、各画素が色
座標上で肌色の範囲内に含まれているか否か判定し、肌
色の範囲内と判断した画素のクラスタ(群)が存在して
いる領域を顔領域として抽出することができる。
【0100】また、本願出願人が特開平4-346333号公
報、特開平5-100328号公報、特開平5-165120号公報等で
提案しているように、画像データに基づいて色相値(及
び彩度値)についてのヒストグラムを求め、求めたヒス
トグラムを山毎に分割し、各測定点が分割した山の何れ
に属するかを判断して各測定点を分割した山に対応する
群に分け、各群毎に画像を複数の領域に分割し(所謂ク
ラスタリング)、該複数の領域のうち人物の顔に相当す
る領域を推定し、推定した領域を顔領域として抽出する
抽出方式を適用するようにしてもよい。
【0101】また、本願出願人が既に特開平8-122944
号、特開平8-184925号で提案しているように、画像デー
タに基づいて、画像中に存在する人物の各部に特有の形
状パターン(例えば頭部の輪郭、顔の輪郭、顔の内部構
造、胴体の輪郭等を表す形状パターン)の何れか1つを
探索し、検出した形状パターンの大きさ、向き、検出し
た形状パターンが表す人物の所定部分と人物の顔との位
置関係に応じて、人物の顔に相当すると推定される領域
を設定すると共に、検出した形状パターンと異なる他の
形状パターンを探索し、先に設定した領域の、人物の顔
としての整合性を求め、顔領域を抽出する抽出方式を適
用することも可能である。
【0102】ステップ313の判定は、上記の顔領域の
抽出において、高い確度で顔領域が抽出された場合には
肯定され、顔領域が抽出されなかった場合や抽出した領
域の顔領域としての確度が低い場合(例えば風景写真等
のように人物が含まれていない画像や、画像の複雑度
(特開平0-146194号、特開平9-197575号参照)が高く顔
領域の抽出精度が低い画像)には否定される。
【0103】ステップ313の判定が否定された場合に
は、第1実施形態で説明したようにフィルム画像中の高
コントラスト部を抽出し(ステップ312)、高コント
ラスト部の位置を合焦制御位置として記憶する(ステッ
プ314)が、ステップ313の判定が肯定された場合
にはステップ315に移行し、先のステップ311にお
ける顔領域の探索により抽出した顔領域の位置に基づい
て、合焦制御位置を決定する。なお、この場合の合焦制
御位置は、例えば顔領域の中央部に相当する位置として
もよいし、前述の高コントラスト部の抽出と同様に、顔
領域の中でAFデータの値が最大となる画素列の位置を
合焦制御位置としてもよい。
【0104】なお、このステップ315は、先に説明し
たステップ311と共に本発明の判定手段(より詳しく
は請求項2に記載の判定手段)に対応している。
【0105】上記のように、本第2実施形態ではフィル
ム画像から高い確度で顔領域を抽出できた場合には、合
焦制御位置を抽出した顔領域内に設定するので、フィル
ム画像のうちの特に顔領域の結像位置がラインCCD1
16の受光面上に一致するように合焦制御が行われ、ラ
インCCD116による読取位置における写真フィルム
22の平面性が低い等の場合であっても、顔領域を精度
良く読み取ることができる。
【0106】なお、第2実施形態ではフィルム画像中の
主要部として人物の顔に相当する領域を抽出する場合を
例に説明したが、これに限定されるものではなく、抽出
対象領域を人物の顔に絞り込むことなく、フィルム画像
中の背景に相当すると推定される領域(背景領域)を判
断し、背景領域以外の領域を主要部(主要画像部に相当
する領域)として抽出するようにしてもよい。
【0107】具体的には、例えば画像データに基づいて
各画素の色が、色座標上で明らかに背景に属する特定の
色(例えば空や海の青、芝生や木の緑等)の範囲内に含
まれているか否か判定し、前記特定の色範囲内と判断し
た画素のクラスタ(群)が存在している領域を背景領域
と判断して除去し、残った領域を非背景領域(主要画像
部)として抽出することができる。同様に、明らかに背
景に属する特定濃度の範囲内に含まれるか否かを判定し
て背景領域を求め、残った領域を主要画像部として抽出
するようにしてもよい。
【0108】また、本願出願人が特開平8-122944号、特
願平6-266598号で提案しているように、前記と同様にし
て画像を複数の領域に分割した後に、各領域毎に背景に
相当する領域としての特徴量(輪郭に含まれる直線部分
の比率、線対称度、凹凸数、画像外縁との接触率、領域
内の濃度コントラスト、領域内の濃度の変化パターンの
有無等)を求め、求めた特徴量に基づいて各領域が背景
領域か否か判定し背景部と判断した領域を除去し、残っ
た領域を非背景領域(主要画像部)として抽出するよう
にしてもよい。
【0109】また、上記ではフィルム画像のファインス
キャン時に、定期的に(所定数Aのフィルム画像のファ
インスキャンを行う毎に)合焦制御が行われるように合
焦制御位置を設定していたが、これに限定されるもので
はなく、最初にファインスキャンを行うフィルム画像に
ついてのみ合焦制御位置を設定し、この合焦制御位置で
合焦制御を行った後に、ファインスキャン時の搬送方向
と逆の方向に写真フィルム22を一旦搬送し、途中で合
焦制御を行うことなう各フィルム画像のファインスキャ
ンを行うようにしてもよい。
【0110】更に、上記では移動手段としてのレンズ駆
動モータ106によってレンズユニット40全体を移動
させることでレンズユニット40による画像の結像位置
を光軸Lに沿って移動させ、レンズユニット40による
フィルム画像の結像位置をラインCCD116の受光面
上に一致させるようにしていたが、レンズユニット40
によるフィルム画像の結像位置をラインCCD116の
受光面上に一致させることはレンズユニット40及びラ
インCCD116の少なくとも一方を移動させることで
実現できるので、移動手段はラインCCD116のみを
移動させる構成であってもよいし、レンズユニット40
及びラインCCD116を各々移動させる構成であって
もよい。また、レンズユニット40の移動には、レンズ
ユニット40を構成する複数枚のレンズの相対位置が変
化するように各レンズを移動させることも含まれること
は言うまでもない。
【0111】また、上記では本発明に係る読取手段とし
てラインCCD116を用いて説明したが、読取手段
は、ラインセンサのように読取対象画像の全面よりも狭
い範囲を単位として、読取対象画像を複数回に分けて読
み取る読取センサに限定されるものではなく、エリアC
CD等のように読取対象画像の全面を1回で読み取る読
取センサを適用してもよい。この場合には、読取対象画
像の全面を1回で読み取る読取センサによる1回の読み
取りによって得られた画像データから高コントラスト部
又は顔領域を抽出し、抽出したデータを用いて合焦制御
を行うようにすれば、高精度に合焦制御を行うことがで
きる。
【0112】また、上記ではBPF96、ABS98、
及びADD100によってAFデータを演算するように
していたが、これに限定されるものではなく、上記回路
を省略し、マイクロプロセッサ46が上記回路と同様の
演算を行うことによってAFデータを得るようにしても
よい。
【0113】更に、上記ではエッジデータの絶対値の積
算値(AFデータ)に基づいてオートフォーカス制御を
行うようにした場合を説明したが、オートフォーカス制
御は上記のAFデータを用いて行うことに限定されるも
のではなく、写真フィルムの孔又は切欠又はマークが設
けられた箇所からの光に対応して読取手段から出力され
る信号に基づき、公知の種々の制御方法を適用してオー
トフォーカス制御を行うことが可能であることは言うま
でもない。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、読取手段が画像の全面を読み取ることで得られたデ
ータに基づいて、画像中の高コントラスト部又は主要部
の位置を判定し、画像中の高コントラスト部又は主要部
に対応して読取手段から出力されるデータに基づいて合
焦制御を行うようにしたので、画像の読み取りに際し、
常に高精度に画像に合焦させることができる、という優
れた効果を有する。
【0115】請求項2記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、主要部の位置として画像中の人物の顔に相当す
る領域の位置を判定するようにしたので、上記効果に加
え、人物に相当する領域を含んでいる画像に対し、該画
像を読取手段が読み取ることで読取手段から出力される
データから合焦制御の精度が高いと評価されるように画
像に合焦させることができる、という効果を有する。
【0116】請求項3記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、読取手段は写真フィルムに記録されている画像
の予備読み取り及び本読み取りを順に行い、判定手段は
画像の予備読み取りを行うことで得られたデータに基づ
いて画像中の高コントラスト部又は主要部の位置の判定
を行い、合焦制御手段は画像の本読み取り時に合焦制御
を行うので、上記効果に加え、合焦制御及び画像の読み
取りに要する時間の増大を抑制することができ、画像の
本読み取りを高精度に行うことができる、という効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るディジタルラボシステムの概
略ブロック図である。
【図2】ディジタルラボシステムの外観図である。
【図3】ラインCCDスキャナの光学系の概略構成図で
ある。
【図4】ラインCCDスキャナにセットされるフィルム
キャリアの概略構成を示すブロック図である。
【図5】ラインCCDスキャナの電気系の概略構成を示
すブロック図である。
【図6】画像処理部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図7】レーザプリンタ部の光学系の概略構成図であ
る。
【図8】レーザプリンタ部及びプロセッサ部の電気系の
概略構成を示すブロック図である。
【図9】第1実施形態に係る読取制御処理を表すフロー
チャートである。
【図10】フィルム画像読取処理を表すフローチャート
である。
【図11】AF制御処理を表すフローチャートである。
【図12】第2実施形態に係る読取制御処理を表すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
14 ラインCCDスキャナ 46 マイクロプロセッサ 96 バンドパスフィルタ(BPF) 98 絶対値演算回路(ABS) 100 加算回路(ADD) 102 I/F回路 106 レンズ駆動モータ 116 ラインCCD

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材料に記録された画像からの光を結
    像させる結像手段と、 前記結像手段による前記画像の結像位置付近に配置さ
    れ、前記画像を読み取る読取手段と、 前記結像手段及び読取手段の少なくとも一方を移動させ
    る移動手段と、 前記読取手段が前記画像の全面を読み取ることで得られ
    たデータに基づいて、前記画像中の高コントラスト部又
    は主要部の位置を判定する判定手段と、 前記判定手段によって位置が判定された画像中の高コン
    トラスト部又は主要部に対応して前記読取手段から出力
    されるデータに基づいて、前記結像手段による前記画像
    の結像位置と前記読取手段の位置とが一致するように前
    記移動手段により前記結像手段及び読取手段の少なくと
    も一方を移動させる合焦制御を行う合焦制御手段と、 を含む画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記主要部の位置とし
    て前記画像中の人物の顔に相当する領域の位置を判定す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記記録材料は写真フィルムであり、 前記読取手段は、前記写真フィルムに記録されている画
    像の予備読み取り及び本読み取りを順に行い、 前記判定手段は、前記読取手段が画像の予備読み取りを
    行うことで得られたデータに基づいて前記判定を行い、 前記合焦制御手段は、前記読取手段による画像の本読み
    取り時に前記合焦制御を行うことを特徴とする請求項1
    記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記読取手段はラインセンサであり、前
    記写真フィルムが搬送手段によって搬送されている状態
    で画像の予備読み取り及び本読み取りを各々行い、 前記合焦制御手段は、前記ラインセンサが画像の本読み
    取りを行う際に、画像中の高コントラスト部又は主要部
    が前記ラインセンサに対応したときに写真フィルムの搬
    送を停止させて前記合焦制御を行うことを特徴とする請
    求項3記載の画像読取装置。
JP9326375A 1997-11-27 1997-11-27 画像読取装置 Pending JPH11164100A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015075352A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 佐鳥 新 ハイパースペクトルカメラおよびハイパースペクトルカメラ用プログラム

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