JPH1184293A - 走査光学系 - Google Patents

走査光学系

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JPH1184293A
JPH1184293A JP24694997A JP24694997A JPH1184293A JP H1184293 A JPH1184293 A JP H1184293A JP 24694997 A JP24694997 A JP 24694997A JP 24694997 A JP24694997 A JP 24694997A JP H1184293 A JPH1184293 A JP H1184293A
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scanning
image
optical system
laser beam
unit
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JP24694997A
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Inventor
Kenichi Saito
賢一 斉藤
Naritoshi Inoue
斉逸 井上
Yoshinori Morimoto
美範 森本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系への塵の付着を防止することができる
走査光学系を得る。 【解決手段】 走査露光を行う際には、隔壁312の内
部へのファン308によるフィルタ306を介した加圧
風の送風を開始した後に、ソレノイド340に通電して
シャッタ304を実線で示した開状態とすることによ
り、開口部314を介した隔壁312内への塵の侵入を
防止して、隔壁312内に配設されたポリゴンミラー2
18、fθレンズ220、シリンドリカルレンズ22
1、平面ミラー222、折り返しミラー223への塵の
付着を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査光学系に係
り、特に、感光材料上をレーザビームで走査露光するこ
とにより潜像を形成する走査光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルムに記録された画像を
印画紙に記録するディジタルラボシステム等における像
の書込みには、レーザビームを発生する光源を用いて印
画紙を走査露光する画像露光装置が広く用いられてい
る。
【0003】このような画像露光装置では、R(赤)、
G(緑)、B(青)の各色のレーザビームを発生する光
源を備えており、カラー画像データに基づいてR、G、
B各色毎にレーザビームを変調し、該レーザビームをポ
リゴンミラー等の偏向器により主走査方向に偏向すると
共に印画紙を副走査方向に搬送し、fθレンズ、シリン
ドリカルレンズ、平面ミラー、折り返しミラー等で構成
された光学系を介して印画紙上を走査露光し、カラー画
像を記録していた。
【0004】このような画像露光装置における走査光学
系では、図16に示すように、偏向器よりレーザビーム
の光路の下流側に配置されたfθレンズ220、折り返
しミラー223等に塵320が付着した場合、この塵3
20によりレーザビーム322が遮られることによって
その領域だけ光量が低下し、印画紙224上に副走査方
向に延びる縦筋326が発生する、という問題点があっ
た。
【0005】この問題点を解消ために、従来の画像露光
装置の走査光学系には、図17(A)に示すように、ポ
リゴンミラー218、fθレンズ220、シリンドリカ
ルレンズ221、平面ミラー222、及び折り返しミラ
ー223から成る光学系を、レーザビーム322の射出
位置にレーザビームを透過する窓ガラス330を備えか
つ密閉された走査系光学ユニット箱334の内部に配置
することにより、光学系を構成する各素子に対する塵の
付着を防止するもの、図17(B)に示すように上記図
17(A)の構成に対して、窓ガラス330の走査系光
学ユニット箱334の外部に面した面に対して送風する
ファン332をさらに備えたもの、があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
17(A)に示したものでは、走査系光学ユニット箱3
34の内部に配置した各素子に対する防塵は可能である
ものの、走査系光学ユニット箱334の外面に対する防
塵を行うことができず、この結果、窓ガラス330の外
面に塵が付着する、という問題点があった。
【0007】一方、上記図17(B)に示したもので
は、ファン332の作用によって窓ガラス330の外面
の防塵もある程度は可能であるが、水分を含むような塵
が窓ガラス330に付着した場合等、強い付着力で窓ガ
ラス330に付着した塵については取り除くことができ
ない、という問題点があった。
【0008】このように窓ガラス330に塵が付着した
場合、この塵によりレーザビームが遮られることによっ
てその領域だけ光量が低下し、印画紙224上に記録さ
れる画像には副走査方向に延びる縦筋が発生してしま
う。
【0009】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、光学系への塵の付着を防止することが
できる走査光学系を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の走査光学系は、光源から射出された
レーザビームを所定走査方向に偏向する偏向手段と、前
記偏向手段により偏向されたレーザビームを感光材料上
に収束させる光学系とが内部に配設された走査系光学ユ
ニット箱と、前記走査系光学ユニット箱の内部に加圧風
を送風して前記走査系光学ユニット箱の内部を加圧する
加圧手段と、前記走査系光学ユニット箱の前記レーザビ
ームの射出位置に開閉可能に配設された開閉手段と、を
備えている。
【0011】請求項1に記載の走査光学系によれば、光
源から射出されたレーザビームを所定走査方向に偏向す
る偏向手段と、偏向手段により偏向されたレーザビーム
を感光材料上に収束させる光学系とが内部に配設された
走査系光学ユニット箱のレーザビームの射出位置に開閉
可能に配設された開閉手段を、通常は閉状態、すなわち
走査系光学ユニット箱を密閉した状態としておき、走査
露光を行う際にのみ、加圧手段により走査系光学ユニッ
ト箱の内部に加圧風を送風して走査系光学ユニット箱の
内部を加圧した状態で開閉手段を開状態、すなわちレー
ザビームを走査系光学ユニット箱の外部へ射出可能な状
態とすることにより、走査系光学ユニット箱の内部への
塵の侵入を防止することができる。なお、上記偏向手段
としては、ポリゴンミラー、ガルバノメータミラー等を
適用することができる。
【0012】このように、請求項1に記載の走査光学系
によれば、偏向手段と光学系とが配設された走査系光学
ユニット箱のレーザビーム射出位置に走査露光を行う際
に開状態とされる開閉手段を設けたので、走査露光を行
う際に走査系光学ユニット箱の内部を加圧した状態で開
閉手段を開状態とすることにより、走査系光学ユニット
箱の内部への塵の侵入を防止することができ、光学系へ
の塵の付着を防止することができる。
【0013】また、請求項2記載の走査光学系は、請求
項1記載の走査光学系において、前記偏向手段及び前記
光学系を用いて走査露光を行う際に、前記加圧手段によ
り前記走査系光学ユニット箱の内部に加圧風を送風させ
ると共に、前記走査系光学ユニット箱の内部が加圧され
た状態で前記開閉手段が開状態となるように制御する制
御手段を、さらに備えている。
【0014】このように、請求項2に記載の走査光学系
によれば、偏向手段及び光学系を用いて走査露光を行う
際に、制御手段によって加圧手段により走査系光学ユニ
ット箱の内部に加圧風を送風させると共に、開閉手段が
開状態とされるように制御されるので、自動的に走査露
光時の加圧手段及び開閉手段を制御することができる。
【0015】また、請求項3記載の走査光学系は、請求
項1又は請求項2記載の走査光学系において、前記走査
系光学ユニット箱の内部に送風される加圧風に含まれる
塵を捕集するフィルタを、さらに備えている。
【0016】このように、請求項3に記載の走査光学系
によれば、フィルタにより走査系光学ユニット箱に送風
される加圧風に含まれる塵を捕集することができるの
で、加圧時に走査系光学ユニット箱の内部への塵の侵入
を防止することができる。この際のフィルタは、加圧手
段と走査系光学ユニット箱との間に設けることができ
る。
【0017】なお、請求項3記載の走査光学系における
フィルタは、光学系を構成する光学素子上におけるレー
ザビームの半径をω、感光材料の階調をγとしたとき、
フィルタの孔の短辺方向の開口幅Lを下記の式により定
めることが好ましい。
【0018】
【数2】
【0019】なお、(1)式は、次のように導出したも
のである。すなわち、塵の付着面における塵320とレ
ーザビーム322との相対的な位置関係は、時間の経過
に従って図13の上から下に示すように変化する。
【0020】塵の付着が問題となる光学素子、例えば光
学系を構成する素子のうち感光材料に最も近い素子の表
面におけるレーザビームを理想的なガウシアンビーム、
塵の形状を球形、塵のレーザビームの透過率を零と仮定
して、上記感光材料に最も近い素子の表面におけるレー
ザビームの径をレーザビームの最大強度の1/e2 (た
だし、eは自然対数の底である)倍の強度の部分のビー
ム径(半径)、すなわちガウシアンビームの径をωと
し、付着した塵の半径をd、塵のないときの光量を
0 、塵に遮られる光量をE1 、塵に遮られることが想
定される領域の半径をsとすると、光量E0 及び光量E
1 は各々(2)式及び(3)式で表わされ、光量低下相
対量は(4)式で示される。
【0021】
【数3】
【0022】
【数4】
【0023】
【数5】
【0024】なお、(2)式及び(3)式におけるs2
及びdSは、次の定義式により定義される。
【0025】s2 =x2 +y2 、dS=dxdy この定義式におけるx及びyは各々、塵の中心を原点と
したときの主走査方向のx座標及び副走査方向のy座標
を表す。
【0026】このときの濃度変化ΔDは、感光材料の階
調をγとして、次の(5)式で表される。
【0027】
【数6】
【0028】上記(2)式及び(3)式を計算して、ω
/dの関数としてプロットすると、図14に示すよう
に、レーザビームの波長、各素子に無関係にd/ω(塵
の半径/ビーム径)が大きくなるに従って光量低下相対
量は小さくなる。さらに図14に示した各プロット点を
最小自乗法でフィッティングすると、
【0029】
【数7】
【0030】として表される。これを(5)式に代入す
ると、
【0031】
【数8】
【0032】となり、
【0033】
【数9】
【0034】となる。濃度低下は0.002以上になる
と人間の眼で視認できるようになるため、これを発生さ
せ得る塵の半径dは、
【0035】
【数10】
【0036】として表される。従って、多数の矩形状の
孔を備えたメッシュ状のフィルタを用いてこのような塵
を捕集するためには、矩形のフィルタの孔の短辺方向の
開口幅Lが、
【0037】
【数11】
【0038】を満足すればよいことになる。なお、レー
ザビームのビーム径ωを408μm、レーザビームの波
長λを685nmとしたときの各種半径の塵の付着によ
る露光面でのRレーザビームの光量低下の一例を図15
(A)に、レーザビームのビーム径ωを408μm、レ
ーザビームの波長λを685nm、感光材料の階調γを
2.55としたときの各種半径の塵の付着による露光面
でのシアンの濃度低下の一例を図15(B)に、各々示
す。
【0039】図15(A)及び図15(B)に示すよう
に、感光材料の感光面での光量及び濃度は、共に塵の半
径dが大きくなるに従って低下の度合いが大きくなる。
【0040】また、請求項1乃至請求項4の何れか1項
記載の走査光学系における偏向手段は密閉されているこ
とが好ましい。このように、偏向手段が密閉されること
により、通常の環境で偏向手段を回転させた場合に偏向
手段の偏向面に曇りを生じさせるような回転速度(例え
ば、10000回転/分以上)で偏向手段を回転させる
場合の、偏向面における汚染を防止することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の走
査光学系をディジタルラボシステムに適用した場合の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下では、まず
本実施形態に係るディジタルラボシステムについて説明
する。
【0042】(システム全体の概略構成)図1には本実
施形態に係るディジタルラボシステム10の概略構成が
示されており、図2にはディジタルラボシステム10の
外観が示されている。図1に示すように、このラボシス
テム10は、ラインCCDスキャナ14、画像処理部1
6、レーザプリンタ部18、及びプロセッサ部20を含
んで構成されており、ラインCCDスキャナ14と画像
処理部16は、図2に示す入力部26に設けられてお
り、レーザプリンタ部18及びプロセッサ部20は、図
2に示す出力部28に設けられている。
【0043】ラインCCDスキャナ14は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるフィルム画像を読み取るためのものであり、例えば
135サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィ
ルム、及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(2
40サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、1
20サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真
フィルムのフィルム画像を読取対象とすることができ
る。ラインCCDスキャナ14は、上記の読取対象のフ
ィルム画像をラインCCDで読み取り、画像データを出
力する。なお、上記のラインCCDスキャナ14に代え
て、エリアCCDによってフィルム画像を読み取るエリ
アCCDスキャナを設けてもよい。
【0044】画像処理部16は、ラインCCDスキャナ
14から出力された画像データ(スキャン画像データ)
が入力されると共に、デジタルカメラでの撮影によって
得られた画像データ、フィルム画像以外の原稿(例えば
反射原稿等)をスキャナで読み取ることで得られた画像
データ、コンピュータで生成された画像データ等(以
下、これらをファイル画像データと総称する)を外部か
ら入力する(例えば、メモリカード等の記憶媒体を介し
て入力したり、通信回線を介して他の情報処理機器から
入力する等)ことも可能なように構成されている。
【0045】画像処理部16は、入力された画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って、記録用画像
データとしてレーザプリンタ部18へ出力する。また、
画像処理部16は、画像処理を行った画像データを画像
ファイルとして外部へ出力する(例えばメモリカード等
の記憶媒体に出力したり、通信回線を介して他の情報処
理機器へ送信する等)ことも可能である。
【0046】レーザプリンタ部18はR、G、Bのレー
ザビームを発振するレーザ光源を備えており、画像処理
部16から入力された記録用画像データに応じて変調し
たレーザビームを印画紙に照射して、走査露光によって
印画紙に画像を記録する。また、プロセッサ部20は、
レーザプリンタ部18で走査露光によって画像が記録さ
れた印画紙に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の
各処理を施す。これにより、印画紙上に画像が形成され
る。
【0047】(ラインCCDスキャナの構成)次にライ
ンCCDスキャナ14の構成について説明する。図3に
はラインCCDスキャナ14の光学系の概略構成が示さ
れている。この光学系は、ハロゲンランプやメタルハラ
イドランプ等から成り写真フィルム22に光を照射する
光源30を備えており、光源30の光射出側には、写真
フィルム22に照射する光を拡散光とする光拡散ボック
ス36が配置されている。
【0048】写真フィルム22は、光拡散ボックス36
の光射出側に配置されたフィルムキャリア38(図5参
照、図3では図示省略)によって光軸と直交する方向に
搬送される。なお、図3では長尺状の写真フィルム22
を示しているが、1コマ毎にスライド用のホルダに保持
されたスライドフィルム(リバーサルフィルム)やAP
Sフィルムについては、各々専用のフィルムキャリアが
用意されており(APSフィルム用のフィルムキャリア
は磁気層に磁気記録された情報を読み取る磁気ヘッドを
有している)、これらの写真フィルムを搬送することも
可能である。
【0049】また、光源30と光拡散ボックス36との
間には、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)の調光フィルタ114C、114M、114Yが射
出光の光軸に沿って順に設けられており、写真フィルム
22を挟んで光源30と反対側には、光軸に沿って、フ
ィルム画像を透過した光を結像させるレンズユニット4
0、ラインCCD116が順に配置されている。図3で
はレンズユニット40として単一のレンズのみを示して
いるが、レンズユニット40は、実際には複数枚のレン
ズから構成されたズームレンズである。
【0050】ラインCCD116は、CCDセルから成
る光電変換素子が一列に多数配置されかつ電子シャッタ
機構が設けられたセンシング部が、間隔を空けて互いに
平行に3ライン設けられており、各センシング部の光入
射側にR、G、Bの色分解フィルタの何れかが各々取付
けられて構成されている(所謂3ラインカラーCC
D)。ラインCCD116は、各センシング部の受光面
がレンズユニット40の結像位置に一致するように配置
されている。また、各センシング部の近傍には、転送部
が各センシング部に対応して各々設けられており、各セ
ンシング部の各CCDセルに蓄積された電荷は、対応す
る転送部を介して順に転送される。また図示は省略する
が、ラインCCD116とレンズユニット40との間に
はシャッタが設けられている。
【0051】図4にはラインCCDスキャナ14の電気
系の概略構成が示されている。ラインCCDスキャナ1
4は、ラインCCDスキャナ14全体の制御を司るマイ
クロプロセッサ46を備えている。マイクロプロセッサ
46には、バス62を介してRAM64(例えばSRA
M)、ROM66(例えば記憶内容を書換え可能なRO
M)が接続されると共に、モータドライバ48が接続さ
れており、モータドライバ48にはフィルタ駆動モータ
54が接続されている。フィルタ駆動モータ54は調光
フィルタ114C、114M、114Yを各々独立にス
ライド移動させることが可能である。
【0052】マイクロプロセッサ46は、図示しない電
源スイッチのオンオフに連動して光源30を点消灯させ
る。また、マイクロプロセッサ46は、ラインCCD1
16によるフィルム画像の読み取り(測光)を行う際
に、フィルタ駆動モータ54によって調光フィルタ11
4C、114M、114Yを各々独立にスライド移動さ
せ、ラインCCD116に入射される光量を各成分色光
毎に調節する。
【0053】またモータドライバ48には、レンズユニ
ット40の複数枚のレンズの位置を相対的に移動させる
ことでレンズユニット40のズーム倍率を変更するズー
ム駆動モータ70、レンズユニット40全体を移動させ
ることでレンズユニット40の結像位置を光軸に沿って
移動させるレンズ駆動モータ106が接続されている。
マイクロプロセッサ46は、フィルム画像のサイズやト
リミングを行うか否か等に応じて、ズーム駆動モータ7
0によってレンズユニット40のズーム倍率を所望の倍
率に変更する。
【0054】一方、ラインCCD116にはタイミング
ジェネレータ74が接続されている。タイミングジェネ
レータ74は、ラインCCD116や後述するA/D変
換器82等を動作させるための各種のタイミング信号
(クロック信号)を発生する。ラインCCD116の信
号出力端は、増幅器76を介してA/D変換器82に接
続されており、ラインCCD116から出力された信号
は、増幅器76で増幅されA/D変換器82でディジタ
ルデータに変換される。
【0055】A/D変換器82の出力端は、相関二重サ
ンプリング回路(CDS)88を介してインタフェース
(I/F)回路90に接続されている。CDS88で
は、フィードスルー信号のレベルを表すフィードスルー
データ及び画素信号のレベルを表す画素データを各々サ
ンプリングし、各画素毎に画素データからフィードスル
ーデータを減算する。そして、演算結果(各CCDセル
での蓄積電荷量に正確に対応する画素データ)を、I/
F回路90を介してスキャン画像データとして画像処理
部16へ順次出力する。
【0056】なお、ラインCCD116からはR、G、
Bの測光信号が並列に出力されるので、増幅器76、A
/D変換器82、CDS88から成る信号処理系も3系
統設けられており、I/F回路90からは、スキャン画
像データとしてR、G、Bの画像データが並列に出力さ
れる。
【0057】また、モータドライバ48には、ラインC
CD16とレンズユニット40との間に設けられたシャ
ッタを開閉させるシャッタ駆動モータ92が接続されて
いる。ラインCCD116の暗出力については、後段の
画像処理部16で補正されるが、暗出力レベルは、フィ
ルム画像の読み取りを行っていないときに、マイクロプ
ロセッサ46がシャッタを閉止させることで得ることが
できる。
【0058】(画像処理部の構成)次に画像処理部16
の構成について図5を参照して説明する。画像処理部1
6は、ラインCCDスキャナ14に対応してラインスキ
ャナ補正部122が設けられている。ラインスキャナ補
正部122は、ラインCCDスキャナ14から並列に出
力されるR、G、Bの画像データに対応して、暗補正回
路124、欠陥画素補正部128、及び明補正回路13
0から成る信号処理系が3系統設けられている。
【0059】暗補正回路124は、ラインCCD116
の光入射側がラインCCD16とレンズユニット40と
の間に設けられたシャッタにより遮光されている状態
で、ラインCCDスキャナ14から入力されたデータ
(ラインCCD116のセンシング部の各セルの暗出力
レベルを表すデータ)を各セル毎に記憶しておき、ライ
ンCCDスキャナ14から入力されたスキャン画像デー
タから、各画素毎に対応するセルの暗出力レベルを減ず
ることによって補正する。
【0060】また、ラインCCD116の光電変換特性
は各セル単位で濃度のばらつきもある。欠陥画素補正部
128の後段の明補正回路130では、ラインCCDス
キャナ14に画面全体が一定濃度の調整用のフィルム画
像がセットされている状態で、ラインCCD116で前
記調整用のフィルム画像を読み取ることによりラインC
CDスキャナ14から入力された調整用のフィルム画像
の画像データ(この画像データが表す各画素毎の濃度の
ばらつきは各セルの光電変換特性のばらつきに起因す
る)に基づいて各セル毎にゲインを定めておき、ライン
CCDスキャナ14から入力された読取対象のフィルム
画像の画像データを、各セル毎に定めたゲインに応じて
各画素毎に補正する。
【0061】一方、調整用のフィルム画像の画像データ
において、特定の画素の濃度が他の画素の濃度と大きく
異なっていた場合には、ラインCCD116の前記特定
の画素に対応するセルには何らかの異常があり、前記特
定の画素は欠陥画素と判断できる。欠陥画素補正部12
8は調整用のフィルム画像の画像データに基づき欠陥画
素のアドレスを記憶しておき、ラインCCDスキャナ1
4から入力された読取対象のフィルム画像の画像データ
のうち、欠陥画素のデータについては周囲の画素のデー
タから補間してデータを新たに生成する。
【0062】また、ラインCCD116は写真フィルム
22の搬送方向と直交する方向に延びた3本のライン
(CCDセル列)が写真フィルム22の搬送方向に沿っ
て所定の間隔を空けて順に配置されているので、ライン
CCDスキャナ14からR、G、Bの各成分色の画像デ
ータの出力が開始されるタイミングには時間差がある。
ラインスキャナ補正部122には、図示しない遅延回路
が設けられており、フィルム画像上で同一の画素のR、
G、Bの画像データが同時に出力されるように、最も遅
く出力される画像データの出力タイミングを基準として
残りの2色毎に異なる遅延時間で画像データの出力タイ
ミングの遅延を行う。
【0063】ラインスキャナ補正部122の出力端はセ
レクタ132の入力端に接続されており、補正部122
から出力された画像データはセレクタ132に入力され
る。また、セレクタ132の入力端は入出力コントロー
ラ134のデータ出力端にも接続されており、入出力コ
ントローラ134からは、外部から入力されたファイル
画像データがセレクタ132に入力される。セレクタ1
32の出力端は入出力コントローラ134、イメージプ
ロセッサ部136A、136Bのデータ入力端に各々接
続されている。セレクタ132は、入力された画像デー
タを、入出力コントローラ134、イメージプロセッサ
部136A、136Bの各々に選択的に出力可能とされ
ている。
【0064】イメージプロセッサ部136Aは、メモリ
コントローラ138、イメージプロセッサ140、3個
のフレームメモリ142A、142B、142Cを備え
ている。フレームメモリ142A、142B、142C
は各々1フレーム分のフィルム画像の画像データを記憶
可能な容量を有しており、セレクタ132から入力され
た画像データは3個のフレームメモリ142の何れかに
記憶されるが、メモリコントローラ138は、入力され
た画像データの各画素のデータが、フレームメモリ14
2の記憶領域に一定の順序で並んで記憶されるように、
画像データをフレームメモリ142に記憶させる際のア
ドレスを制御する。
【0065】イメージプロセッサ140は、フレームメ
モリ142に記憶された画像データを取込み、階調変
換、色変換、画像の超低周波輝度成分の階調を圧縮する
ハイパートーン処理、粒状を抑制しながらシャープネス
を強調するハイパーシャープネス処理等の各種の画像処
理を行う。なお、上記の画像処理の処理条件は、オート
セットアップエンジン144(後述)によって自動的に
演算され、演算された処理条件に従って画像処理が行わ
れる。イメージプロセッサ140は入出力コントローラ
134に接続されており、画像処理を行った画像データ
は、フレームメモリ142に一旦記憶された後に、所定
のタイミングで入出力コントローラ134へ出力され
る。なお、イメージプロセッサ部136Bは、上述した
イメージプロセッサ部136Aと同一の構成であるので
説明を省略する。
【0066】ところで、本実施形態では個々のフィルム
画像に対し、ラインCCDスキャナ14において異なる
解像度で2回の読み取りを行う。1回目の比較的低解像
度での読み取り(以下、プレスキャンという)では、フ
ィルム画像の濃度が極端に低い場合(例えばネガフィル
ムにおける露光オーバのネガ画像)にも、ラインCCD
116で蓄積電荷の飽和が生じないように決定した読取
条件(写真フィルムに照射する光のR、G、Bの各波長
域毎の光量、CCDの電荷蓄積時間)でフィルム画像の
読み取りが行われる。このプレスキャンによって得られ
た画像データ(プレスキャン画像データ)は、セレクタ
132から入出力コントローラ134に入力され、更に
入出力コントローラ134に接続されたオートセットア
ップエンジン144に出力される。
【0067】オートセットアップエンジン144は、C
PU146、RAM148(例えばDRAM)、ROM
150(例えば記憶内容を書換え可能なROM)、入出
力ポート152を備え、これらがバス154を介して互
いに接続されて構成されている。
【0068】オートセットアップエンジン144は、入
出力コントローラ134から入力された複数コマ分のフ
ィルム画像のプレスキャン画像データに基づいて、ライ
ンCCDスキャナ14による2回目の比較的高解像度で
の読み取り(以下、ファインスキャンという)における
光源30の光量を決定すると共に、ファインスキャンに
よって得られた画像データに対する画像処理の処理条件
を演算し、演算した処理条件をイメージプロセッサ部1
36のイメージプロセッサ140へ出力する。この画像
処理の処理条件の演算では、撮影時の露光量、撮影光源
種やその他の特徴量から類似のシーンを撮影した複数の
フィルム画像が有るか否か判定し、類似のシーンを撮影
した複数のフィルム画像が有った場合には、これらのフ
ィルム画像のファインスキャン画像データに対する画像
処理の処理条件が同一又は近似するように決定する。
【0069】なお、画像処理の最適な処理条件は、画像
処理後の画像データを、レーザプリンタ部18における
印画紙への画像の記録に用いるのか、外部へ出力するの
か等によっても変化する。画像処理部16には2つのイ
メージプロセッサ部136A、136Bが設けられてい
るので、例えば、画像データを印画紙への画像の記録に
用いると共に外部へ出力する等の場合には、オートセッ
トアップエンジン144は各々の用途に最適な処理条件
を各々演算し、イメージプロセッサ部136A、136
Bへ出力する。これにより、イメージプロセッサ部13
6A、136Bでは、同一のファインスキャン画像デー
タに対し、互いに異なる処理条件で画像処理が行われ
る。
【0070】更に、オートセットアップエンジン144
は、入出力コントローラ134から入力されたフィルム
画像のプレスキャン画像データに基づいて、レーザプリ
ンタ部18で印画紙に画像を記録する際のグレーバラン
ス等を規定する画像記録用パラメータを算出し、レーザ
プリンタ部18に記録用画像データ(後述)を出力する
際に同時に出力する。また、オートセットアップエンジ
ン144は、外部から入力されるファイル画像データに
対しても、上記と同様にして画像処理の処理条件を演算
する。
【0071】入出力コントローラ134はI/F回路1
56を介してレーザプリンタ部18に接続されている。
画像処理後の画像データを印画紙への画像の記録に用い
る場合には、イメージプロセッサ部136で画像処理が
行われた画像データは、入出力コントローラ134から
I/F回路156を介し記録用画像データとしてレーザ
プリンタ部18へ出力される。また、オートセットアッ
プエンジン144はパーソナルコンピュータ158に接
続されている。画像処理後の画像データを画像ファイル
として外部へ出力する場合には、イメージプロセッサ部
136で画像処理が行われた画像データは、入出力コン
トローラ134からオートセットアップエンジン144
を介してパーソナルコンピュータ158に出力される。
【0072】パーソナルコンピュータ158は、CPU
160、メモリ162、ディスプレイ164及びキーボ
ード166(図2も参照)、ハードディスク168、C
D−ROMドライバ170、搬送制御部172、拡張ス
ロット174、画像圧縮/伸長部176を備えており、
これらがバス178を介して互いに接続されて構成され
ている。搬送制御部172はフィルムキャリア38に接
続されており、フィルムキャリア38による写真フィル
ム22の搬送を制御する。また、フィルムキャリア38
にAPSフィルムがセットされた場合には、フィルムキ
ャリア38がAPSフィルムの磁気層から読み取った情
報(例えば画像記録サイズ等)が入力される。
【0073】また、メモリカード等の記憶媒体に対して
データの読出し/書込みを行うドライバ(図示省略)
や、他の情報処理機器と通信を行うための通信制御装置
は、拡張スロット174を介してパーソナルコンピュー
タ158に接続される。入出力コントローラ134から
外部への出力用の画像データが入力された場合には、前
記画像データは拡張スロット174を介して画像ファイ
ルとして外部(前記ドライバや通信制御装置等)に出力
される。また、拡張スロット174を介して外部からフ
ァイル画像データが入力された場合には、入力されたフ
ァイル画像データは、オートセットアップエンジン14
4を介して入出力コントローラ134へ出力される。こ
の場合、入出力コントローラ134では入力されたファ
イル画像データをセレクタ132へ出力する。
【0074】なお、画像処理部16は、プレスキャン画
像データ等をパーソナルコンピュータ158に出力し、
ラインCCDスキャナ14で読み取られたフィルム画像
をディスプレイ164に表示したり、印画紙に記録する
ことで得られる画像を推定してディスプレイ164に表
示し、キーボード166を介してオペレータにより画像
の修正等が指示されると、これを画像処理の処理条件に
反映することも可能とされている。
【0075】(レーザプリンタ部及びプロセッサ部の構
成)次にレーザプリンタ部18及びプロセッサ部20の
構成について説明する。図6には、レーザプリンタ部1
8の光学系の構成が示されている。レーザプリンタ部1
8は、光源としてのレーザ光源210R、210G、2
10Bの3個のレーザ光源を備えている。レーザ光源2
10RはRの波長(例えば、680nm)のレーザビー
ム(以下、Rレーザビームと称する)を射出する半導体
レーザ(LD)で構成されている。また、レーザ光源2
10Gは、LDと、該LDから射出されたレーザビーム
を1/2の波長のレーザビームに変換する波長変換素子
(SHG)から構成されており、SHGからGの波長
(例えば、532nm)のレーザビーム(以下、Gレー
ザビームと称する)が射出されるようにLDの発振波長
が定められている。同様に、レーザ光源210BもLD
とSHGから構成されており、SHGからBの波長(例
えば、475nm)のレーザビーム(以下、Bレーザビ
ームと称する)が射出されるようにLDの発振波長が定
められている。なお、上記LDに代えて固体レーザを使
用してもよい。
【0076】レーザ光源210R、210G、210B
のレーザビーム射出側には、各々コリメータレンズ21
2、音響光学変調素子(AOM)214が順に配置され
ている。AOM214は、各々入射されたレーザビーム
が音響光学媒質を透過するように配置されていると共
に、各々AOMドライバ213(図9参照)に接続され
ており、AOMドライバ213から高周波信号が入力さ
れると、音響光学媒質内を前記高周波信号に応じた超音
波が伝搬し、音響光学媒質を透過するレーザビームに音
響光学効果が作用して回折が生じ、前記高周波信号の振
幅に応じた強度のレーザビームがAOM214から回折
光として射出される。
【0077】AOM214の各々の回折光射出側には、
AOM214から射出されたR、G、B各々の回折光に
対応して設けられた窓ガラス301及びミラー215
R、215G、215Bが各々配置されており、各ミラ
ー215R、215G、215Bの各レーザビーム射出
側には、各々球面レンズ216、シリンドリカルレンズ
217、及び偏向手段としてのポリゴンミラー218が
順に配置されており、AOM214の各々から回折光と
して射出されたRレーザビーム、Gレーザビーム、及び
Bレーザビームは、各々窓ガラス301を透過してミラ
ー215R、215G、215Bによって反射された
後、球面レンズ216及びシリンドリカルレンズ217
を介してポリゴンミラー218の反射面上の略同一の位
置に照射され、ポリゴンミラー218で反射される。な
お、図7の破断側面図に示すように、ポリゴンミラー2
18は各レーザビームが入射する位置及び各レーザビー
ムを射出する位置に対応して各レーザビームを透過する
窓ガラス302が設けられた隔壁300(図6では図示
省略)により密閉されている。
【0078】ポリゴンミラー218のレーザビーム射出
側にはfθレンズ220、副走査方向にパワーを持つ面
倒れ補正用のシリンドリカルレンズ221、平面ミラー
222が順に配置されており、さらに平面ミラー222
のレーザビーム射出側には折り返しミラー223が配置
されている。
【0079】ミラー215、球面レンズ216、シリン
ドリカルレンズ217、ポリゴンミラー218、fθレ
ンズ220、シリンドリカルレンズ221、平面ミラー
222、及び折り返しミラー223は、図6及び図7に
示すように隔壁312により覆われている(図6では隔
壁312の上面を、図7ではミラー215、球面レンズ
216、シリンドリカルレンズ217を、各々図示省
略)。
【0080】隔壁312には、折り返りミラー223か
ら射出されたレーザビームが通過可能な位置及びサイズ
の開口部314が設けられ、開口部314の上端にはヒ
ンジ303によって図7矢印S1方向に揺動可能に開閉
手段としてのシャッタ304の一端部が取り付けられて
いる。
【0081】シャッタ304は上記隔壁312の開口部
314と略等しい形状でかつ略等しいサイズとされてい
ると共に、シャッタ304の他端部にはリンク344を
介してソレノイド340のシャフト342が連結されて
いる。本実施形態におけるシャッタ304は、ソレノイ
ド340に通電していない場合に図7の破線で示す状
態、すなわちシャッタ304を閉じた状態とされ、ソレ
ノイドに通電した場合に図7の実線で示す状態、すなわ
ちシャッタ304を開いた状態とされる。従って、停電
時にはシャッタ304は閉じた状態となり、開口部31
4からの塵の侵入を防止することができる。
【0082】なお、上記ソレノイド340は、レーザプ
リンタ部18の各部の制御を行う制御手段としてのプリ
ンタ部制御回路238(後述)に接続されており、ソレ
ノイド340はプリンタ部制御回路238によって動作
が制御される。
【0083】図7に示すように隔壁312の上面には、
開口部316(図6では図示省略)が設けられており、
該開口部316の内周面に対応してフィルタ306(図
6では図示省略)の最下部外周面が接合されており、フ
ィルタ306の上部には、フィルタ306を介して隔壁
312内に加圧風を送風する加圧手段としてのファン3
08(図6では図示省略)が取り付けられている。な
お、フィルタ306は図8の平面図に示す各々の孔31
8の短辺方向の開口幅Lが、上記(1)式を満足するよ
うに構成されたエアフィルタとして製作されており、こ
れによって開口幅Lよりサイズの大きい塵は捕集され、
隔壁312の内部への侵入を防止することができる。
【0084】なお、上記ファン308は、プリンタ部制
御回路238(後述)に接続されており、ファン308
はプリンタ部制御回路238によって動作が制御され
る。
【0085】シャッタ304が開いた状態において、ポ
リゴンミラー218で反射された3本のレーザビームは
窓ガラス302、fθレンズ220、シリンドリカルレ
ンズ221を順に透過し、平面ミラー222によって反
射された後、折り返しミラー223によって略水平方向
に反射されて開口部314を介して印画紙224に照射
される。なお、上記隔壁312が本発明の走査系光学ユ
ニット箱に相当する。
【0086】図9にはレーザプリンタ部18及びプロセ
ッサ部20の電気系の概略構成が示されている。レーザ
プリンタ部18は画像データを記憶するフレームメモリ
230を備えている。フレームメモリ230はI/F回
路232を介して画像処理部16に接続されており、画
像処理部16から入力された記録用画像データ(印画紙
224に記録すべき画像の各画素毎のR、G、B濃度を
表す画像データ)はI/F回路232を介してフレーム
メモリ230に一旦記憶される。フレームメモリ230
はD/A変換器234を介して露光部236に接続され
ると共に、プリンタ部制御回路238に接続されてい
る。
【0087】露光部236は、前述のようにLD(及び
SHG)から成るレーザ光源210を3個備えると共
に、AOM214及びAOMドライバ213も3系統備
えており、ポリゴンミラー218、ポリゴンミラー21
8を回転させるモータ、隔壁312内に加圧風を送風す
るファン308、シャッタ304の開閉動作を行うソレ
ノイド340等を備えた主走査ユニット240が設けら
れている。露光部236はプリンタ部制御回路238に
接続されており、プリンタ部制御回路238によって各
部の動作が制御される。プリンタ部制御回路238には
プリンタ部ドライバ242が接続されており、プリンタ
部ドライバ242には、露光部236に対して送風する
ファン244、レーザプリンタ部に装填されたマガジン
に収納されている印画紙をマガジンから引き出すための
マガジンモータ246が接続されている。また、プリン
タ部制御回路238には、印画紙224の裏面に文字等
をプリントするバックプリント部248が接続されてい
る。これらのファン244、マガジンモータ246、バ
ックプリント部248はプリンタ部制御回路238によ
って作動が制御される。
【0088】また、プリンタ部制御回路238には、未
露光の印画紙224が収納されるマガジンの着脱及びマ
ガジンに収納されている印画紙のサイズを検出するマガ
ジンセンサ250、オペレータが各種の指示を入力する
ための操作盤252(図2も参照)、プロセッサ部20
で現像等の処理が行われて可視化された画像の濃度を測
定する濃度計254、プロセッサ部20のプロセッサ部
制御回路256が接続されている。
【0089】プロセッサ部制御回路256には、プロセ
ッサ部20の機体内の印画紙搬送経路を搬送される印画
紙224の通過の検出や、処理槽内に貯留されている各
種の処理液の液面位置の検出等を行う各種センサ258
が接続されている。
【0090】また、プロセッサ部制御回路256には、
現像等の処理が完了して機体外に排出された印画紙を所
定のグループ毎に仕分けするソータ260(図2参
照)、処理槽内に補充液を補充する補充システム26
2、ローラ等の洗浄を行う自動洗浄システム264が接
続されていると共に、プロセッサ部ドライバ266を介
して、各種ポンプ/ソレノイド268が接続されてい
る。これらのソータ260、補充システム262、自動
洗浄システム264、及び各種ポンプ/ソレノイド26
8はプロセッサ部制御回路256によって作動が制御さ
れる。
【0091】次に、印画紙224への画像の記録を行う
場合のプリンタ部制御回路238の作用を図10の概略
フローチャートを参照して説明する。なお、図10は、
印画紙224への画像の記録を行う場合にプリンタ部制
御回路238に設けられた図示しないCPUによって実
行される制御プログラムの概略フローチャートであり、
該制御プログラムはプリンタ部制御回路238に設けら
れた図示しないメモリに予め記憶されている。
【0092】図10のステップ400では、画像処理部
16から入力された画像記録用パラメータに基づき、記
録用画像データに対して各種の補正を行って走査露光用
画像データを生成し、フレームメモリ230に記憶す
る。
【0093】次のステップ402では、ファン308の
回転を開始することにより隔壁312内に加圧風を送風
させ、次のステップ404では、隔壁312内を加圧し
た状態でソレノイド340に通電することによりシャッ
タ304を開状態とする。なお、上記ステップ404に
よってシャッタ304が開状態となっても、上記ステッ
プ402によって隔壁312内が加圧されているので、
開口部314からの隔壁312の内部への塵の侵入を防
止することができる。
【0094】次のステップ406では、ポリゴンミラー
218を図6矢印A方向に回転させ、次のステップ40
8では、レーザ光源210R、210G、210Bから
レーザビームを射出させ、さらに次のステップ410で
は、次の手順により走査露光を行う。
【0095】すなわち、上記ステップ400において生
成した走査露光用画像データをフレームメモリ230か
らD/A変換器234を介してAOMドライバ213へ
出力させる。これにより、走査露光用画像データがアナ
ログ信号に変換されてAOMドライバ213に入力され
る。
【0096】AOMドライバ213は、入力された各ア
ナログ信号のレベルに応じてAOM214に供給する超
音波信号の振幅を変化させ、AOM214から回折光と
して射出されるレーザビームの強度をアナログ信号のレ
ベル(すなわち、印画紙224に記録すべき画像の各画
素のR濃度及びG濃度及びB濃度の何れか)に応じて変
調する。従って、3個のAOM214からは印画紙22
4に記録すべき画像のR、G、B濃度に応じて強度変調
されたR、G、Bのレーザビームが射出され、これらの
レーザビームはミラー215、球面レンズ216、シリ
ンドリカルレンズ217、ポリゴンミラー218、fθ
レンズ220、シリンドリカルレンズ221、平面ミラ
ー222、及び折り返しミラー223を介して印画紙2
24に照射される。
【0097】そして、ポリゴンミラー218の図6矢印
A方向の回転に伴って各レーザビームの照射位置が図6
矢印B方向に沿って走査されることにより主走査が成さ
れ、印画紙224が図6矢印C方向に沿って一定速度で
搬送されることによりレーザビームの副走査が成され、
走査露光によって印画紙224に潜像が記録される。
【0098】以上により走査露光が終了すると、次のス
テップ412では、隔壁312内をファン308で加圧
している状態でソレノイド340への通電を終了するこ
とによりシャッタ304を閉状態とした後に、ファン3
08の回転、ポリゴンミラー218の回転、及び各レー
ザビームの射出を終了して、本制御プログラムを終了す
る。
【0099】なお、上記の走査露光によって潜像が記録
された印画紙224はプロセッサ部20へ送り込まれ、
発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理が施される。
これにより、印画紙224上に画像が形成される。
【0100】以上詳細に説明したように、本実施形態に
係るレーザプリンタ部18の走査光学系は、ミラー21
5及びミラー215よりレーザビームの光路の下流側に
位置する光学系を構成する素子を隔壁312で囲むと共
に、隔壁312からのレーザビーム射出位置にシャッタ
304を設け、走査露光の際にはシャッタ304を開状
態とすることによって各レーザビームの隔壁312外へ
の射出を可能とし、隔壁312のレーザビーム射出位置
に窓ガラスを設けていないので、窓ガラスの外面に塵が
付着するという不具合を除去することができると共に、
走査露光を行う際にはファン308により隔壁312内
を加圧した状態でシャッタ304を開状態としているの
で、隔壁312の内部への塵の侵入を防止することがで
き、隔壁312内に設けられた光学系を構成するレン
ズ、ミラー等の各素子への塵の付着を防止することがで
きる。
【0101】また、本実施形態に係るレーザプリンタ部
18の走査光学系は、フィルタ306の孔318の短辺
方向の開口幅Lを(1)式を満足するようにフィルタ3
06を製作しているので、ファン308の加圧風の送風
による隔壁312内への塵、特に形成される画像に視認
できる縦筋を発生させ得る大きさの塵の侵入を防止する
ことができる。
【0102】さらに、本実施形態に係るレーザプリンタ
部18の走査光学系は、ポリゴンミラー218を隔壁3
00で密閉しているので、ポリゴンミラー218を通常
の環境において回転させた場合にミラー表面に曇りが生
じるような回転速度(例えば、10000回転/分以
上)で回転させた場合にも、ミラー表面の曇りの発生を
防止することができ、ミラー表面の汚染を防止すること
ができる。
【0103】なお、本実施形態では、AOMによりレー
ザビームの強度変調を行う場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えばAOMに
代えて、電気光学変調素子(EOM)、磁気光学変調素
子(MOM)を適用してレーザビームの強度変調を行う
形態としてもよい。
【0104】また、本実施形態では、ミラー215以降
の光学系を隔壁312で囲む場合について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、光源
210を含めた全ての光学系を囲むようにしてもよく、
またポリゴンミラー218以降のみの光学系を囲むよう
にしてもよい。
【0105】さらに、本実施形態では、シャッタ304
をヒンジ303によって隔壁312に取り付け、ソレノ
イド340への通電によってシャッタ304の開閉動作
を制御する場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えばシャッタ304を隔壁3
12へは取り付けずに、シャッタ304を上下方向に移
動させるモータ等の駆動手段を用いて、開口部314を
全開する位置及び全閉する位置にシャッタ304を移動
させる形態としてもよい。
【0106】〔その他の実施形態〕次に本発明の他の実
施の形態について説明する。なお、本実施形態における
レーザプリンタ部18以外の部分の構成、及び動作につ
いては上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
また、レーザプリンタ部18についても、上記実施形態
と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0107】図11及び図12に示すように、本実施形
態のレーザプリンタ部18は、図6及び図7に示した上
記実施形態のレーザプリンタ部に比較して、ミラー21
5R、215G、215Bが1枚の平面ミラー215と
されている点、平面ミラー222がシリンドリカルミラ
ー222Aとされている点、及び折り返しミラー223
によるレーザビームの射出方法が略水平方向ではなく、
略鉛直下方向とされている点が相違している。
【0108】従って、上記実施形態における開口部31
4に相当する開口部314Aは隔壁312の下面でかつ
折り返しミラー223から射出された各レーザビームが
通過可能な位置に設けられていると共に、開口部314
Aにはシャッタ310の一端部が図12矢印S2方向に
揺動可能にヒンジ309により取り付けられており、シ
ャッタ310の他端部は、上記実施形態と同様にリンク
344を介してソレノイド340のシャフト342に接
続されている。
【0109】従って、本実施形態においては、印画紙2
24は、走査露光面が折り返しミラー223からのレー
ザビームの射出方向に対応するように位置決めされ、ポ
リゴンミラー218の図11矢印A方向の回転に伴って
各レーザビームの照射位置が図11矢印B方向に沿って
走査されることにより主走査され、印画紙224が図1
1矢印C方向に沿って一定速度で搬送されることにより
レーザビームの副走査が成され、走査露光によって印画
紙224に画像が記録される。
【0110】なお、折り返しミラー223を省略し、シ
リンドリカルミラー222Aによって直接略鉛直下方向
に反射して印画紙224に照射してもよい。
【0111】このような構成のレーザプリンタ部18に
おいても、上記実施形態と同様の効果を奏することがで
きる。
【0112】
【発明の効果】請求項1及び請求項2記載の走査光学系
によれば、偏向手段と光学系とが配設された走査系光学
ユニット箱のレーザビーム射出位置に走査露光を行う際
に開状態とされる開閉手段を設けたので、走査露光を行
う際に走査系光学ユニット箱の内部を加圧した状態で開
閉手段を開状態とすることにより、走査系光学ユニット
箱の内部への塵の侵入を防止することができ、光学系へ
の塵の付着を防止することができる、という効果が得ら
れる。
【0113】また、請求項3及び請求項4記載の走査光
学系によれば、フィルタにより走査系光学ユニット箱に
送風される加圧風に含まれる塵を捕集することができる
ので、加圧時に走査系光学ユニット箱の内部への塵の侵
入を防止することができる、という効果が得られる。
【0114】さらに、請求項5記載の走査光学系によれ
ば、偏向手段が密閉されているので、通常の環境で偏向
手段を回転させた場合に偏向手段の偏向面に曇りを生じ
させるような回転速度(例えば、10000回転/分以
上)で偏向手段を回転させる場合の、偏向面における汚
染を防止することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るディジタルラボシステムの概
略ブロック図である。
【図2】ディジタルラボシステムの外観図である。
【図3】ラインCCDスキャナの光学系の概略構成図で
ある。
【図4】ラインCCDスキャナの電気系の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】画像処理部の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図6】レーザプリンタ部の光学系の概略構成図であ
る。
【図7】レーザプリンタ部の光学系の概略破断側面図で
ある。
【図8】フィルタの孔の短辺方向の開口幅を説明する概
略平面図である。
【図9】レーザプリンタ部及びプロセッサ部の電気系の
概略構成を示すブロック図である。
【図10】走査露光の際にプリンタ部制御回路で実行さ
れる制御プログラムの概略フローチャートである。
【図11】その他の実施形態に係るレーザプリンタ部の
光学系の概略構成図である。
【図12】その他の実施形態に係るレーザプリンタ部の
光学系の概略破断側面図である。
【図13】塵の付着面における時間経過に伴う塵とレー
ザビームとの相対的な位置関係の変化を示す概略図であ
る。
【図14】塵の半径/ビーム径の変化に伴う光量低下相
対量の変化の一例を示すグラフである。
【図15】(A)は付着した塵の各種半径における露光
面でのRレーザビームの光量低下の一例を示すグラフで
あり、(B)は付着した塵の各種半径における露光面で
のシアンの濃度低下の一例を示すグラフである。
【図16】レンズ、ミラー等への塵の付着に起因する縦
筋の発生を示す概略図である。
【図17】従来のレンズ、ミラー等への塵の付着を防止
する画像露光装置の例を示す破断側面図であり、(A)
はポリゴンミラー以降の光学系を走査系光学ユニット箱
内に密閉したもの、(B)は(A)に対して走査系光学
ユニット箱に設けられた窓ガラスに対応してファンを設
けたものである。
【符号の説明】
18 レーザプリンタ部 210R、210G、210Bレーザ光源(光源) 214 音響光学変調素子 218 ポリゴンミラー(偏向手段) 220 fθレンズ 221 シリンドリカルレンズ 222 平面ミラー 223 折り返しミラー 238 プリンタ部制御回路(制御手段) 304、310シャッタ(開閉手段) 306 フィルタ 308 ファン(加圧手段) 312 隔壁(走査系光学ユニット箱)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から射出されたレーザビームを所定
    走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏
    向されたレーザビームを感光材料上に収束させる光学系
    とが内部に配設された走査系光学ユニット箱と、 前記走査系光学ユニット箱の内部に加圧風を送風して前
    記走査系光学ユニット箱の内部を加圧する加圧手段と、 前記走査系光学ユニット箱の前記レーザビームの射出位
    置に開閉可能に配設された開閉手段と、 を備えた走査光学系。
  2. 【請求項2】 前記偏向手段及び前記光学系を用いて走
    査露光を行う際に、前記加圧手段により前記走査系光学
    ユニット箱の内部に加圧風を送風させると共に、前記走
    査系光学ユニット箱の内部が加圧された状態で前記開閉
    手段が開状態となるように制御する制御手段をさらに備
    えた請求項1記載の走査光学系。
  3. 【請求項3】 前記走査系光学ユニット箱の内部に送風
    される加圧風に含まれる塵を捕集するフィルタをさらに
    備えた請求項1又は請求項2記載の走査光学系。
  4. 【請求項4】 前記光学系を構成する光学素子上におけ
    るレーザビームの半径をω、前記感光材料の階調をγと
    したとき、前記フィルタの孔の短辺方向の開口幅Lを下
    記の式により定めたことを特徴とする請求項3記載の走
    査光学系。 【数1】
  5. 【請求項5】 前記偏向手段は密閉されている請求項1
    乃至請求項4の何れか1項記載の走査光学系。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1175083A2 (en) 2000-03-28 2002-01-23 Nortisu Koki Co., Ltd. Laser beam scanner and photographic printer using the same
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KR100717048B1 (ko) 2005-11-01 2007-05-14 삼성전자주식회사 스캐닝 모듈, 이를 구비한 화상독취장치, 및 스캐닝 모듈의메인트넌스 방법

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