JPH11169104A - こんにゃくマンナンを利用した高食物繊維含量を有する食品素材 - Google Patents
こんにゃくマンナンを利用した高食物繊維含量を有する食品素材Info
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- JPH11169104A JPH11169104A JP9367462A JP36746297A JPH11169104A JP H11169104 A JPH11169104 A JP H11169104A JP 9367462 A JP9367462 A JP 9367462A JP 36746297 A JP36746297 A JP 36746297A JP H11169104 A JPH11169104 A JP H11169104A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 こんにゃくマンナンを利用して高食物繊維含
量を有する食品素材を提供するに当たり、製造過程で使
用したアルカリの残留物及び二酸化イオウ等の成分を除
去する。 【解決手段】 こんにゃく粉から常法に従って製造し
た微細糸状、微小粒状等のこんにゃくを5℃以下の冷水
に充分に晒す。
量を有する食品素材を提供するに当たり、製造過程で使
用したアルカリの残留物及び二酸化イオウ等の成分を除
去する。 【解決手段】 こんにゃく粉から常法に従って製造し
た微細糸状、微小粒状等のこんにゃくを5℃以下の冷水
に充分に晒す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、こんにゃくマンナ
ンを利用して食物繊維を多量含有してなる新しい食品素
材を提供することにある。詳述すれば、本発明は、ダイ
エット用の健康食品、一般の食品、ペットフード等の製
造に利用される高食物繊維含量の食品素材に係る。
ンを利用して食物繊維を多量含有してなる新しい食品素
材を提供することにある。詳述すれば、本発明は、ダイ
エット用の健康食品、一般の食品、ペットフード等の製
造に利用される高食物繊維含量の食品素材に係る。
【0002】
【従来の技術】こんにゃくマンナンは、「サトイモ」科
に属する植物の地下茎を乾燥、粉砕して得られる。
に属する植物の地下茎を乾燥、粉砕して得られる。
【0003】こんにゃくマンナンは、これに水を加え、
撹拌しながらアルカリ(Ca(OH)2等)を加えて加
熱することによってこんにゃくを製造する原料として従
来から利用されてきた。
撹拌しながらアルカリ(Ca(OH)2等)を加えて加
熱することによってこんにゃくを製造する原料として従
来から利用されてきた。
【0004】こんにゃくマンナンは、栄養価は無いもの
の、難消化性の多糖類であり、こんにゃく粉の約85%
を占めており、最近では高食物繊維食品素材として利用
価値が注目されるようになってきた。
の、難消化性の多糖類であり、こんにゃく粉の約85%
を占めており、最近では高食物繊維食品素材として利用
価値が注目されるようになってきた。
【0005】こんにゃくマンナンは、低カロリーである
ため、単に料理の材料であるこんにゃくだけでなく、ダ
イエットを目的として各種の食品に利用されるようにも
なっている。
ため、単に料理の材料であるこんにゃくだけでなく、ダ
イエットを目的として各種の食品に利用されるようにも
なっている。
【0006】こんにゃくマンナンは、水が添加される際
に、これを吸収して膨潤してのりを形成する性質がある
ため、各種食物の製造における増粘剤、結合剤として利
用される。
に、これを吸収して膨潤してのりを形成する性質がある
ため、各種食物の製造における増粘剤、結合剤として利
用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】こんにゃくマンナンが
有する水によって膨潤してのりを形成する性質は極めて
強力であり、少量であっても得られる増粘性、結合性は
強い。従って、配合できるこんにゃくマンナンの量は極
めて少量に制限される。この場合には、こんにゃくマン
ナンが配合されているとしても、食物繊維の摂取量は極
めて少量である。
有する水によって膨潤してのりを形成する性質は極めて
強力であり、少量であっても得られる増粘性、結合性は
強い。従って、配合できるこんにゃくマンナンの量は極
めて少量に制限される。この場合には、こんにゃくマン
ナンが配合されているとしても、食物繊維の摂取量は極
めて少量である。
【0008】市販されている角形板こんにゃく(平均2
50g)においてこんにゃくマンナンが占める割合は約
3%といわれており、仮に、1日当たり板こんにゃく1
/2個を食するとすると、こんにゃくマンナン約7.5
gを食することになる(この内、食物繊維は6gに相当
する)。これと同じ量のこんにゃくマンナンを、例えば
スープ等の粉末即席飲料を介して摂取しようとすると、
1食分の粉末即席飲料に配合された7.5gのこんにゃ
くマンナンは添加された熱湯又は水(一般的に、1食当
たり150ccが使用される)によって膨潤し、こんに
ゃくと同様のテキチャーとなり、もはや飲料とは言えな
いものとなる。
50g)においてこんにゃくマンナンが占める割合は約
3%といわれており、仮に、1日当たり板こんにゃく1
/2個を食するとすると、こんにゃくマンナン約7.5
gを食することになる(この内、食物繊維は6gに相当
する)。これと同じ量のこんにゃくマンナンを、例えば
スープ等の粉末即席飲料を介して摂取しようとすると、
1食分の粉末即席飲料に配合された7.5gのこんにゃ
くマンナンは添加された熱湯又は水(一般的に、1食当
たり150ccが使用される)によって膨潤し、こんに
ゃくと同様のテキチャーとなり、もはや飲料とは言えな
いものとなる。
【0009】さらに、ビン入り又は缶入りの形態で市販
されているジュース、コーヒー、スープ等において、食
物繊維の摂取を目的として、こんにゃくマンナンを配合
する際にも、得られる製品がこんにゃく様となることを
避け得るためには極めて少量しか配合できず、こんにゃ
くマンナン自体では適切な食物繊維食品素材とは言えな
い。
されているジュース、コーヒー、スープ等において、食
物繊維の摂取を目的として、こんにゃくマンナンを配合
する際にも、得られる製品がこんにゃく様となることを
避け得るためには極めて少量しか配合できず、こんにゃ
くマンナン自体では適切な食物繊維食品素材とは言えな
い。
【0010】このような不都合を考慮して、こんにゃく
粉から従来技術に従って、一旦、こんにゃくとし、これ
を乾燥した後粉末状とし、こんにゃく粉末として使用す
る技術が開発されている。
粉から従来技術に従って、一旦、こんにゃくとし、これ
を乾燥した後粉末状とし、こんにゃく粉末として使用す
る技術が開発されている。
【0011】しかしながら、アルカリ(Ca(OH)2
等)を加え、加熱することによって製造したこんにゃく
を乾燥後、粉砕して食物繊維食品素材として使用した場
合、残存アルカリ(Ca(OH)2等)が食品の製造過
程で工程管理を複雑にし、品質が安定しない。
等)を加え、加熱することによって製造したこんにゃく
を乾燥後、粉砕して食物繊維食品素材として使用した場
合、残存アルカリ(Ca(OH)2等)が食品の製造過
程で工程管理を複雑にし、品質が安定しない。
【0012】また、こんにゃくをクエン酸等の有機酸で
中和又は酸性にした後、乾燥、粉砕することが行われて
いるが、アルカリの場合と同様に食品等の製造過程で工
程管理を複雑にし、有機酸残留の恐れがあり、品質が安
定しない。
中和又は酸性にした後、乾燥、粉砕することが行われて
いるが、アルカリの場合と同様に食品等の製造過程で工
程管理を複雑にし、有機酸残留の恐れがあり、品質が安
定しない。
【0013】また、こんにゃくは有害物質であるトリメ
チルアミン、二酸化イオウを含み、その含有量が規制さ
れており、これら有害物質の除去が望まれている。
チルアミン、二酸化イオウを含み、その含有量が規制さ
れており、これら有害物質の除去が望まれている。
【0014】
【課題を解決するための手段】発明者は、こんにゃくマ
ンナンを、こんにゃく粉から常法に従って一旦こんにゃ
くを生成した後、有機酸等を使用しないで中性になるま
で水洗し、これを各種方法によって乾燥し、その後粉砕
して得られた「粉末状こんにゃく」をそのままで食品用
食物繊維素材として提供することにより、アルカリ(C
a(OH)2等)残存、有機酸残留の恐れもなく、安定
した工程管理、安定した品質の食品を製造することがで
きることを見出し、本発明に至った。
ンナンを、こんにゃく粉から常法に従って一旦こんにゃ
くを生成した後、有機酸等を使用しないで中性になるま
で水洗し、これを各種方法によって乾燥し、その後粉砕
して得られた「粉末状こんにゃく」をそのままで食品用
食物繊維素材として提供することにより、アルカリ(C
a(OH)2等)残存、有機酸残留の恐れもなく、安定
した工程管理、安定した品質の食品を製造することがで
きることを見出し、本発明に至った。
【0015】本発明の目的は、こんにゃくマンナンを良
質の「粉末状こんにゃく」の形で提供することにある。
質の「粉末状こんにゃく」の形で提供することにある。
【0016】本発明による「粉末状こんにゃく」を配合
できる高食物繊維含量の食品形態としては、パン、カス
テラ、洋菓子、和菓子、麺類、スナック、飲料、畜肉製
品、水産練製品、米加工品などがある。
できる高食物繊維含量の食品形態としては、パン、カス
テラ、洋菓子、和菓子、麺類、スナック、飲料、畜肉製
品、水産練製品、米加工品などがある。
【0017】当該明細書において使用している用語「粉
末状こんにゃく」とは、こんにゃくマンナンを、こんに
ゃく粉から常法に従って一旦こんにゃくを生成した後、
有機酸等を使用しないで中性になるまで水洗いし、これ
を各種方法によって乾燥し、その後粉砕して得られたこ
んにゃくの粉状物を言う。
末状こんにゃく」とは、こんにゃくマンナンを、こんに
ゃく粉から常法に従って一旦こんにゃくを生成した後、
有機酸等を使用しないで中性になるまで水洗いし、これ
を各種方法によって乾燥し、その後粉砕して得られたこ
んにゃくの粉状物を言う。
【0018】
【実施例】こんにゃく粉500gに水18リットルを加
え、撹拌しながら煮沸させ、約10分後にCa(OH)
2を50g添加し、さらに数分間撹拌し、約950℃の
熱湯の中に直径1〜2mmの目皿を通して押出して極細
糸状こんにゃく、又は、極小粒状こんにゃくを生成し、
30〜60分間放置した後、5℃以下の冷たい流水にて
5時間充分に洗浄した。この結果、こんにゃく約18.
6Kgが得られた。
え、撹拌しながら煮沸させ、約10分後にCa(OH)
2を50g添加し、さらに数分間撹拌し、約950℃の
熱湯の中に直径1〜2mmの目皿を通して押出して極細
糸状こんにゃく、又は、極小粒状こんにゃくを生成し、
30〜60分間放置した後、5℃以下の冷たい流水にて
5時間充分に洗浄した。この結果、こんにゃく約18.
6Kgが得られた。
【0019】ついで、凍結乾燥器を使用して、初めに、
こんにゃくを−20℃に予備凍結した後、さらに、−7
0℃に保持すると共に、10−2〜10−3mmHgの
真空に保持し、こんにゃく中の水を昇華させ、こんにゃ
くを乾燥させた。これにより、凍結乾燥した水に不溶性
のこんにゃく約550gが得られた。
こんにゃくを−20℃に予備凍結した後、さらに、−7
0℃に保持すると共に、10−2〜10−3mmHgの
真空に保持し、こんにゃく中の水を昇華させ、こんにゃ
くを乾燥させた。これにより、凍結乾燥した水に不溶性
のこんにゃく約550gが得られた。
【0020】さらに、これを粉砕し、200メッシュの
篩を通過する粉末状こんにゃくを得た。
篩を通過する粉末状こんにゃくを得た。
【0021】このようにして得られた粉末状こんにゃく
1gは、こんにゃくマンナン約0.9gに相当する。
1gは、こんにゃくマンナン約0.9gに相当する。
【0022】
【発明の効果】こんにゃく自体はアルカリ性が強い食品
であり、これを乾燥粉末してもそのまま食品に配合した
場合には、残存アルカリ(Ca(OH)2等)が被配合
食品の製造過程で工程管理を複雑にし、品質が安定しな
い。また、クエン酸等で中性、酸性にした場合、有機酸
残留の恐れがあり、品質が安定しない。極細糸状、微小
粒状こんにゃくを5℃以下の冷水のみで水洗することに
よって得られた中性こんにゃくを乾燥、微粉末化した
「粉末状こんにゃく」は水を吸収してのりを生成する性
質を既に失っており、熱湯又は水が注がれても粘性を生
ずることはなく、量的制限が無く食品に配合される。ま
た、二酸化イオウを含有せず、トリメチルアミンも痕跡
量程度でしか含有しておらず、しかも、無味、無臭、中
性であり、各種食品への配合に制約を生じない。これに
より、高食物繊維含量食品を安定した品質で、安価且つ
色々な形の食品を介して多量に食物繊維を摂取すること
が可能になる。
であり、これを乾燥粉末してもそのまま食品に配合した
場合には、残存アルカリ(Ca(OH)2等)が被配合
食品の製造過程で工程管理を複雑にし、品質が安定しな
い。また、クエン酸等で中性、酸性にした場合、有機酸
残留の恐れがあり、品質が安定しない。極細糸状、微小
粒状こんにゃくを5℃以下の冷水のみで水洗することに
よって得られた中性こんにゃくを乾燥、微粉末化した
「粉末状こんにゃく」は水を吸収してのりを生成する性
質を既に失っており、熱湯又は水が注がれても粘性を生
ずることはなく、量的制限が無く食品に配合される。ま
た、二酸化イオウを含有せず、トリメチルアミンも痕跡
量程度でしか含有しておらず、しかも、無味、無臭、中
性であり、各種食品への配合に制約を生じない。これに
より、高食物繊維含量食品を安定した品質で、安価且つ
色々な形の食品を介して多量に食物繊維を摂取すること
が可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598008972 600/1 MOO 11 SUKHAPIB ARN 8 ROAD NONGKHAR M SIRACHA CHOLBURI THAILAND (72)発明者 スラット パタナウオン タイ チョンブリ シラチャ ノンカーム スカピバーン8ロード 600/1ム−11 サハチョール フード サプライ カンパ ニー リミテッド内
Claims (2)
- 【請求項1】こんにゃく粉に水を添加し、さらにアルカ
リを添加した後、極細糸状、微粒状等のこんにゃくを製
造し、これを5℃以下の冷水に晒すことによって得られ
た高食物繊維含量を有する水に不溶性の食品素材。 - 【請求項2】食物繊維が100メッシュ以上になるよう
に粉砕した、請求項1記載の食品素材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9367462A JPH11169104A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | こんにゃくマンナンを利用した高食物繊維含量を有する食品素材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9367462A JPH11169104A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | こんにゃくマンナンを利用した高食物繊維含量を有する食品素材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11169104A true JPH11169104A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18489365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9367462A Pending JPH11169104A (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | こんにゃくマンナンを利用した高食物繊維含量を有する食品素材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11169104A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009247251A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Fudo Gongen:Kk | こんにゃく粉及びその製造方法 |
| JP2015534815A (ja) * | 2012-11-02 | 2015-12-07 | エムスランド−シュテルケ ゲーエムベーハーEmsland−Staerke GmbH | デンプン含有植物部分から製造された食物製品及び該食物製品の製造方法 |
| JP2017184735A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-12 | 錦町農産加工株式会社 | 炊飯用米粒状こんにゃくの製造方法 |
| JP7629601B1 (ja) * | 2024-08-02 | 2025-02-14 | 雪国アグリ株式会社 | 機能性組成物及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-12-08 JP JP9367462A patent/JPH11169104A/ja active Pending
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