JPH11171016A - 自動進路制御装置 - Google Patents

自動進路制御装置

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JPH11171016A
JPH11171016A JP34465997A JP34465997A JPH11171016A JP H11171016 A JPH11171016 A JP H11171016A JP 34465997 A JP34465997 A JP 34465997A JP 34465997 A JP34465997 A JP 34465997A JP H11171016 A JPH11171016 A JP H11171016A
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JP34465997A
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Hidetaka Osumi
英貴 大隅
Hiroshi Tomita
浩史 冨田
Naoki Miwa
直樹 三和
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動進路制御装置における障害原因の調査を、
装置の動作記録より人が解析しており時間がかかる。更
に、自動進路制御論理が不具合の場合は装置の動作記録
では原因が特定できない。 【解決手段】自動進路制御装置において、再生用ジャー
ナルデータベース,文字変換処理部,ジャーナル再生処
理部、及び切り替え処理部を備えることによって、列
車,信号機,転てつ器などの現場設備との間で授受され
る情報の代わりにジャーナル再生処理部で作成した模擬
情報を進路制御処理部に入力し、模擬情報に基づき障害
発生時の現象を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車がダイヤ通り
に走行するように、軌道回路の予約,転てつ器の転換,
信号機現示の変化といった現場装置を制御する自動進路
制御装置に関し、特に、障害原因の調査と自動進路制御
論理の健全性の検証との2つの効率を高めることのでき
る自動進路制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動進路制御装置において、なん
らかの障害が発生した場合、自動進路制御装置が記録し
ている入出力の時系列情報であるジャーナルを紙に出力
し、そして、人間がこのジャーナルをもとに列車の動き
と装置の動きとを追って原因を調査し、自動進路制御論
理の検証を行っていた。
【0003】ジャーナルには、日時情報,人間の入力履
歴であるマンマシン装置からの指令,列車の線路上の在
線位置を表す軌道回路情報が記録されている。また自動
進路制御装置が信号機や転てつ器等の現場装置に対し出
力する制御出力や、現場装置からの制御済応答情報を含
む進路制御情報も記録されている。
【0004】検証を行う時は、人間がジャーナルを取得
したい日時をマンマシン装置より入力し、自動進路制御
装置に蓄えられているジャーナルを紙に時系列,種類別
に印字する。この印字したジャーナルをもとに人間が列
車の動きと装置の動きとを追って検証を行っていた。
【0005】更に、特開平6−72334号公報の列車運行再
現装置では、検証したい動作が記録されているジャーナ
ルを入力として、実際の線路形態を模擬したグラフィッ
ク画面に、時系列的に列車の動きと進路制御状況との表
示を行っていた。
【0006】一方、ジャーナルの解析だけでは把握でき
ない自動進路制御装置の内部処理の詳細を詳しく調査し
たい場合もある。この場合は、オンラインで稼動してい
る実際の装置と同様のオフライン装置を用意する必要が
あった。そしてジャーナルから模擬的に検証したい環境
を人間が作成し、再現試験を行い検証を行っていた。検
証の結果により、障害が自動制御論理に起因している場
合や、自動進路制御装置の仕様が変更になった場合に、
論理の変更が発生する。この場合、変更した論理が有効
かどうかを再度検証する必要がある。現在、こういった
検証は、人手により、検証したい列車の動作を模擬し、
変更内容の有効性を検証している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、ジャーナルデータベースに記録されている入出
力情報と時刻とを見比べながら、列車の動作と自動進路
制御装置の動作とを人間が追うことになる。この場合、
状況把握に時間がかかるだけでなく、見間違いや勘違い
を引き起こすという問題がある。
【0008】また、自動制御論理の動作の詳細がジャー
ナルからではわからない場合、オンラインで稼動してい
る実際の装置と同様のオフライン装置を用意し、再現す
る必要があった。この場合、ジャーナルに基づいてダイ
ヤデータ,在線位置,転てつ器や信号機の状態を人間が
設定する。このため微妙なタイミングの再現は不可能で
あった。現象が再現するまで環境設定を繰り返さなけれ
ばならず、原因調査に時間を要してしまうという問題も
あった。
【0009】特開平6−72334号公報の列車運行再現装置
では、再生専用装置で画面表示のみを行うため、自動進
路制御装置の自動進路制御論理がどのように働いたかを
確認することがむずかしい。
【0010】更に、自動進路制御論理の変更に伴う検証
については、オンラインで稼動している実際の装置と同
様のオフライン装置を用意し、人手により列車走行を模
擬して検証していたため、微妙なタイミングの再現は困
難であり、同一条件での、改修前後の自動進路制御装置
の動作を比較し、所望の動作をえられているかどうかの
健全性の確認を行うことは完全には出来ないのが現状で
あった。
【0011】本発明は、前記実状に鑑みてなされたもの
で、自動進路制御装置における障害発生や自動進路制御
論理の変更による動作検証時に、検証したい自動進路制
御装置の動作を画面上に再生するだけでなく、自動制御
論理の動作の詳細確認が可能な自動進路制御装置を提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の、自動進路制御
装置は、列車の線路上の在線位置を表す軌道回路情報,
列車の各駅の到着/出発時刻表であるダイヤデータ、及
びマンマシン装置からの指令の入力情報によって、列車
がダイヤ通りに走行するように、軌道回路の予約,転て
つ器の転換,信号機現示の変化といった現場装置の操作
を指示し、前記マンマシン装置に線路配線の模擬図表
示,軌道回路情報表示,軌道回路の予約情報表示,転て
つ器の転換情報表示,信号機現示の変化情報表示を指示
する進路制御処理部と、前記軌道回路情報,前記マンマ
シン装置からの指令,前記現場装置への操作指示内容、
及び前記操作指示内容に対する前記現場装置の制御済応
答情報を、日時情報と共にジャーナルとして記録するジ
ャーナルデータベースと、を有するものである。
【0013】そして、前記ジャーナルデータベースに記
録されたジャーナルのうち、前記軌道回路情報,前記マ
ンマシン装置からの指令,前記現場装置への操作指示内
容、及び前記操作指示内容に対する前記現場装置の制御
済応答情報をジャーナルとして記録する再生用ジャーナ
ルデータベースと、前記進路制御処理部に前記入力情報
の代わりに前記再生用ジャーナルデータベースからの情
報を入力する切り替え処理部と、を有することを特徴と
する。
【0014】また、本発明の自動進路制御装置は、前記
再生用ジャーナルデータベースに記録された軌道回路情
報から模擬軌道回路情報を作成する文字変換処理部と、
前記再生用ジャーナルデータベースに記憶されている日
時情報に沿って時系列的に、前記マンマシン装置からの
指令,前記現場装置への操作指示内容,前記操作指示内
容に対する前記現場装置の制御済応答情報を読み出し、
前記文字変換処理部で作成された模擬軌道回路情報と合
わせて、前記切り替え処理部に出力するジャーナル再生
処理部と、を有することを特徴とする。
【0015】また、本発明の自動進路制御装置は、前記
文字変換処理部は、前記再生用ジャーナルデータベース
に記録されている軌道回路情報を読み出す際に、前記自
動進路制御装置内で共有的に使用される設備番号テーブ
ルを用いて、軌道回路の名称とその状態を示すジャーナ
ルの文字列とを数値に変換し、前記ジャーナル再生処理
部に出力することを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0017】図1は本発明に係わる自動進路制御装置の
構成を示すものである。図1において、1はジャーナル
の再生機能を有する自動進路制御装置である。進路制御
処理部2は列車3の走行によって発生する2本のレール
4の短絡情報である軌道回路情報5と、ダイヤデータベ
ース(以下、データベースを「DB」と示す。)6に蓄
積されている列車ダイヤ情報7より、列車の走行をダイ
ヤ通りに実現できるように軌道回路の鎖錠(他列車の進
入をふせぐための線路の予約),信号機8の現示出力,
転てつ器9の転換といった列車進路設定処理を行う。こ
の時、信号機8,転てつ器9に対して進路制御情報1
0,12が連動部11に対して出力される。連動部11
は進路制御処理部2の列車進路設定出力に対し列車の衝
突が起きないよう、安全を確保する保安装置である。連
動部11は400〜600ms程度で制御信号を出力す
る。進路制御情報10,12の出力が安全な内容である
と連動部11で判断されると、信号機8に対しては信号
機制御情報47が出力される。転てつ器9に対しては転
てつ器制御情報46がそれぞれ出力される。また現場設
備から制御済応答情報48,49が出力される。48は
信号機8の応答情報、49は転てつ器9の応答情報であ
る。これらは連動部11に入力されたのち、制御済応答
情報43として切り替え処理部32に入力される。
【0018】切り替え処理部32はオンライン稼動時と
ジャーナル再生時とで進路制御処理部2に対する入出力
対象を切り替える。入力選択処理部44は、オンライン
装置のマンマシン入出力装置13や現場装置(設備)
8,9からの入力と、ジャーナル再生処理部35からの
入力を切り替える。出力選択処理部45は、現場設備へ
の制御出力と現場設備模擬処理部39への出力を切り替
える。
【0019】これらの切り替え処理部32により、進路
制御処理部の処理を変えることなく、オンラインでの稼
動とジャーナル再生を同一の自動進路制御装置1で実現
することが出来る。
【0020】軌道回路情報5は、切り替え処理部32を
経て、制御入力情報18として進路制御処理部2に入力
される。また、軌道回路情報5,制御済応答情報43は
それぞれ、ジャーナル入力情報19として、文字変換処
理部20に入力される。そして、人間が読むことが出来
るような形式に変換される。この変換されたジャーナル
21はジャーナルDB22に記録される。
【0021】マンマシン入出力装置13より、オペレー
タから列車ダイヤ変更や手動での進路設定入力が行われ
た場合、マンマシン入力I/F14を介してマンマシン
入力情報15,16が自動進路制御装置1内の切り替え
処理部32に入力される。
【0022】そのうち、列車ダイヤ変更情報17が入力
された場合、ダイヤDB6の内容を変更する。それ以外
は進路制御処理部2に制御入力情報18として入力す
る。また、これらのマンマシン入力情報15,16は、
ジャーナル入力情報19として、文字付加処理部20に
入力される。そして、人間が読むことが出来るような形
式に変換される。この変換されたジャーナル21はジャ
ーナルDB22に記憶される。
【0023】進路制御処理部2では進路制御処理部2の
管轄の線路形態図,現在の列車在線状況,転てつ器の向
き,信号機の現示,軌道回路の鎖錠等の進路設定情報を
マンマシン出力情報23,24として、マンマシン出力
I/F25を介してマンマシン入出力装置13に出力
し、視覚的な状況把握を可能としている。
【0024】再生用ジャーナルDB26は、自動進路制
御装置1の動作の検証を実施したいジャーナルを記憶す
る。再生用ジャーナル29,30はネットワーク27,
フロッピーディスクや磁気テープなどの可搬型記憶媒体
28から再生用ジャーナルDB26に入力する。文字変
換処理部31は再生用ジャーナル33を再生用ジャーナ
ルDB26より取り出し、自動進路制御装置1の内部で
用いる数値情報34に変換する。ジャーナル再生処理部
35は再生用ジャーナルDB26から再生用ジャーナル
42を取り出し、模擬マンマシン入力情報36を作成す
る。また文字変換処理部31より入力される数値情報3
4を模擬軌道回路情報37とする。そしてこれらを切り
替え処理部32に出力する。切り替え処理部では信号1
6又は36を17,18,19へ、信号5,37,4
1,43を18,19へ伝えるように接続されている。
【0025】現場設備模擬処理部39は、進路制御処理
部2からの進路制御情報12,38を受け取る。また再
生用ジャーナルDB26に記録されているジャーナルに
基づき、ジャーナル再生処理部35を介して、模擬制御
済応答情報40を取り出す。そして、模擬制御済応答情
報41を切り替え処理部32を介して進路制御処理部2
に送信する。
【0026】次に、図1に示した各装置の詳細構成およ
び動作について説明する。
【0027】まず、自動進路制御装置1の動作再現を可
能とするためのジャーナルの内容について図2を用いて
説明する。
【0028】ジャーナルは本来、障害発生時の調査用に
取得されるため、さまざまな情報を取得している。その
中で、ジャーナル再生において必須なのが、軌道回路情
報5,マンマシン入力情報15、そして進路制御情報の
うち制御済応答情報43に関するジャーナルである。
【0029】本提案の自動進路制御装置1はジャーナル
をもとに、オンライン稼動時と同様の処理を行うため
に、これらの入力情報のみがあれば、ジャーナル再生が
可能となる。
【0030】まず、軌道回路情報5が記載される軌道回
路情報ジャーナルについて説明する。軌道回路情報ジャ
ーナル(a)は日付51,時間52,動作53,軌道回
路名(名称)54といった内容をもっている。ここで、
動作に記される落下とは列車の進入により2本の線路が
短絡された状態のことである。一方、扛上とは、列車の
進出により線路が短絡状態から絶縁状態に変化したこと
を示す。この軌道回路情報ジャーナルの記述より、軌道
回路の落下/扛上を模擬する情報を作り出すことができ
る。
【0031】マンマシン入力情報15については、人間
による入力操作がすべて記録されていることが必要とな
る。そこでマンマシンジャーナル(b)では、日付6
0,時間61,動作62を記録する。動作の部分は、ど
のような操作がマンマシン入出力装置13より行われた
かが詳細に記録される。
【0032】63のジャーナルの例では、手動場内信号
機に対して上り進入口から上り本線までの進路を端末1
から設定したことを示している。
【0033】64では運転整理を実施している。具体的
には1という列番(列車番号)の列車について、電車区
1という番線から出1という列番で電車区を出区すると
いう情報を追加している。
【0034】これらの人間の入力を詳細に記述すること
で、人間の入力の模擬を可能にしている。
【0035】制御済応答情報43については、どの現場
設備に対し制御出力を行ったかがわかることが必要とな
る。そこで進路制御ジャーナル(c)では、日付70,
時間71,動作72,列番73,進路74,詳細75を
記録する。
【0036】76は進路制御処理部2から連動部11に
対して要求された進路設定の記録である。列番1の列車
の走行進路である1RAを反位、つまり列車の走行可能
な状態にすることを要求している。
【0037】77は進路設定の要求に対する、転てつ器
の制御済応答を示す。具体的には21番転てつ器は定位
方向に転換終了したことを示す。
【0038】78は76の進路設定要求に対して、連動
部11から、軌道回路の鎖錠,転てつ器の転換を含めて
進路設定が正常に終了したことを示す。
【0039】79は1RAの進路設定が正常に終了し、
1RAの進路に対する信号機において、進行現示(青信
号)が出力されていることを示す。
【0040】これらの現場設備からの制御済応答は、列
車の在線状況によっては信号機の現示が出力されない、
安全のため進路が設定されない、という状況もある。そ
の場合の連動系や現場設備からの応答についても同様に
記録されるため、ジャーナルを収集した時の状況を正確
に再現することが出来る。
【0041】ジャーナル再生処理部35について図3を
用いて説明する。
【0042】再生を実施するジャーナルは、オンライン
で稼動している自動進路制御装置1と接続されているネ
ットワーク27、または可搬型媒体28にて取り出す。
そして、オフラインで稼動している自動進路制御装置1
の再生用ジャーナルDB26にジャーナルを記録させ
る。
【0043】列車走行を模擬するにあたり、列車ダイヤ
が必要となる。
【0044】列車ダイヤ情報7には、通常走行時の列車
ダイヤ情報と運転整理などの入力により作られた列車ダ
イヤ情報と2通りある。このうち通常走行時の列車ダイ
ヤ情報は、ダイヤ改正により変更される以外は、通常一
定の内容である。ジャーナル再生時はこの通常走行時の
ダイヤ情報を再生前に事前にダイヤDB6に入力してお
く。ダイヤ変更などの運転整理入力については、マンマ
シン入力情報ジャーナル101を元にリアルタイムに再
現する。
【0045】ジャーナル再生時は同期処理部106より
再生時刻111,112,113,114が再生用ジャ
ーナルDB26,模擬軌道回路情報テーブル展開処理部
103,模擬マンマシン入力情報生成処理部104,設備制
御済応答情報取得処理部105に入力され、ジャーナル再
生の同期を取り、必要な情報を必要なタイミングで切り
替え処理32に送信できるようにする。
【0046】まず、模擬軌道回路情報37の生成につい
て説明する。
【0047】軌道回路の変化情報は、他の情報に比べ、
ジャーナルに記録されている件数が多く、また変化も数
百ミリ秒単位に発生する。従ってジャーナル再生時に逐
次再生していたのでは、処理する情報量が多く、タイミ
ングを忠実に再現することが難しくなる。そこで同期処
理部106より入力される再生時刻111,112とは
関係なくジャーナルを先読みする。
【0048】具体的には、文字変換処理部31にて再生
用ジャーナルDB26から軌道回路情報ジャーナル11
5を取得する。そして、記録されている軌道回路の落下
/扛上情報を数値情報34に変換する。その後模擬軌道
回路情報テーブル展開処理部103内に蓄積する。再生
に用いる模擬軌道回路情報37については、模擬軌道回
路情報テーブル展開処理部103に入力される再生時刻
112に基づき、蓄積されている情報を用いて切り替え
処理部32に出力する。
【0049】模擬マンマシン入力情報生成処理部104
は、同期処理部106より送信される再生時刻113に
従って、マンマシン入力情報ジャーナル101より、マ
ンマシン入力を再現する。そして模擬マンマシン入力情
報36が作成され、切り替え処理部2に入力される。
【0050】設備制御済応答情報取得処理部105は、
同期処理部106より送信される再生時刻114に従っ
て、進路制御情報ジャーナル102より、制御済応答情
報40を取り出し、現場設備模擬処理部39に送信す
る。
【0051】次に、軌道回路情報ジャーナル115から
数値情報34に変換を行う時の流れを、図4を用いて説
明する。
【0052】自動進路制御装置1内では、各軌道回路に
設備番号が振られている。例えば「上り1T」は1、
「上り2T」は2というようになっている。また軌道回
路の落下や扛上も、落下は0、扛上は1と数値で表され
ている。これらの番号と数値を用いて自動進路制御処理
1が動作している。
【0053】ジャーナルを用いて再生を実施する場合、
人間が読むことが可能な軌道回路情報ジャーナル115
を、自動進路制御装置1内で用いる設備番号や状態を示
す数値に変換する必要がある。文字変換処理部31で
は、ジャーナルから軌道回路名称を取り出し、自動進路
制御装置1内にもっている設備名称テーブル201から
設備番号を取り出す。また落下/扛上といった状態変化
を0,1の数値に変換する。変換後、日時と設備番号,
状態を示す数値を模擬軌道回路情報テーブル202に時系
列順に登録する。
【0054】次に、模擬軌道回路情報テーブル展開処理
部103について、図5を用いて説明する。
【0055】模擬軌道回路情報テーブル展開処理部10
3は、文字変換処理部31において、先読みをした軌道
回路情報ジャーナルより生成した模擬軌道回路情報34
を、模擬軌道回路情報テーブルDB1 301,模擬軌
道回路情報テーブルDB2 302,模擬軌道回路情報テーブ
ルDB3 303 に蓄積する機能を有している。また、
再生時刻に従って模擬軌道回路情報テーブルDB1 3
01 ,模擬軌道回路情報テーブルDB2 302,模擬
軌道回路情報テーブルDB3 303より模擬軌道回路
情報37を読み出し、切り替え処理部32に出力する機
能も有している。
【0056】先読みにより模擬軌道回路情報34を模擬
軌道回路情報テーブルDB1 301 ,模擬軌道回路情報テー
ブルDB2 302,模擬軌道回路情報テーブルDB3 303
に書き込む場合、模擬軌道回路情報34の読み出しを行
っているDBに上書きすることを防ぐ必要がある。
【0057】そこで模擬軌道回路情報テーブル展開処理
部では、模擬軌道回路情報テーブルDBを3つもつ。さ
らに、記憶DB選択処理部304にて、306,30
7,308のうち、どれか1つの模擬軌道回路情報の書
き込みルートが選択され、書き込むDBが選択される。
また再生DB選択処理部305では309,310,3
11のどれかの模擬軌道回路情報の読み出しルートが選
択される。この時、書き込むDBと読み出すDBが同一
にならないようにする。ジャーナル再生時、逐次DBを
切り替えていくことで、上書きを防ぎながら、模擬軌道
回路情報の出力を同時に行うことが可能となる。
【0058】ジャーナル再生を行う時は、再生前に模擬
軌道回路情報テーブルDBのうち、どれか1つだけ模擬
軌道回路情報34を事前にDBの容量分だけ蓄積してお
く必要がある。
【0059】本構成にすると、ジャーナルの連続再生が
可能となり、1日や1週間という単位の長時間のジャー
ナルを事前の準備をほとんど行わずに再生することがで
きる。
【0060】次に現場設備模擬処理部39について説明
する。
【0061】オンラインで稼動している進路制御処理部
2は列車をダイヤ通りに走行させるために信号機8の制
御,転てつ器9の制御を行う。つまり現場設備に対して
制御出力を行い、現場設備からの制御済応答をもって制
御終了と判断する。従ってジャーナル再生時は現場設備
への制御出力はマスキングして他に影響を与えないよう
にする必要がある。現場設備模擬処理部39は、このマ
スキング処理を実施する。また、制御出力に対する応答
はジャーナル再生処理部35において、進路制御ジャー
ナルより取り出している制御済応答情報40を用いて切
り替え処理部32に入力する。
【0062】本装置では、ジャーナルを用いて再生する
が、自動進路制御装置においては記憶媒体の容量により
ジャーナルを有限量しか保存できない。そこで、自動進
路制御装置において、正常に動作している時は人間系の
入力を必要とせず、また、警報等の出力も行わないこと
に着目する。そしてマンマシン入力,警報出力,プログ
ラムエラー等をトリガーとして、自動進路制御装置が管
轄する線路上に在線しているすべての列車について、列
車番号をもとに関係する列車のジャーナル情報のみを既
に獲得されているジャーナルから切り出す。そしてこの
ジャーナルは通常のジャーナル記憶領域とは異なる領域
に保存し、保存期間を長くとる。これにより障害発見が
遅れても調査を可能とすることができる。
【0063】また障害発生時、ジャーナルをもとに自動
進路制御装置の動作再現を行っても、従来の人間による
検証環境を作成する方法では同様の現象が発生しないこ
とがある。この場合、数回繰り返して再現性の確認をす
る必要があるが、本ジャーナル再生型自動進路制御装置
を用いると反復再生は容易に実施することがが出来る。
【0064】本発明の実施例においては、ジャーナルを
再生する場合に、画面表示のみならず、オンライン稼動
している装置を用いて、オンライン装置が行った処理と
同一の処理を行うため、オンライン装置と同様な状態を
再生することが可能となり、動作確認,障害調査といっ
た検証が容易になる。さらに付加的に各種テーブル表示
等の機能を追加した再生装置を作成することで効率的な
自動進路制御論理の検証や健全性確認の環境を構築でき
る。
【0065】
【発明の効果】本発明の実施例においては、ジャーナル
を再生する場合に、画面表示のみならず、実稼動してい
る装置を用いて、再計算を行うため、実システムと同様
な状態を再生することが可能となり、自動進路制御装置
の各種検証が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャーナル再生機能を有する自動進路制御装置
の構成図。
【図2】自動進路制御装置で収集するジャーナルの詳細
図。
【図3】ジャーナル再生処理部の詳細構成図。
【図4】文字変換処理部の詳細構成図。
【図5】模擬軌道回路情報テーブル展開処理部構成図。
【符号の説明】
5…軌道回路情報、7…列車ダイヤ情報、10,12,
38…進路制御情報、15,16…マンマシン入力情
報、17…列車ダイヤ変更情報、18…制御入力情報、
23,24…マンマシン出力情報、29,30,33,
42…再生用ジャーナル、34…数値情報、36…模擬
マンマシン入力情報、37…模擬軌道回路情報、40,
41…模擬制御済応答情報、43,48,49…制御済
応答情報、44…入力選択処理部、45…出力選択処理
部、46…信号機制御情報、47…転てつ器制御情報。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】列車の線路上の在線位置を表す軌道回路情
    報,列車の各駅の到着/出発時刻表であるダイヤデー
    タ、及びマンマシン装置からの指令の入力情報によっ
    て、列車がダイヤ通りに走行するように、軌道回路の予
    約,転てつ器の転換,信号機現示の変化といった現場装
    置の操作を指示し、前記マンマシン装置に線路配線の模
    擬図表示,軌道回路情報表示,軌道回路の予約情報表
    示,転てつ器の転換情報表示,信号機現示の変化情報表
    示を指示する進路制御処理部と、 前記軌道回路情報,前記マンマシン装置からの指令,前
    記現場装置への操作指示内容、及び前記操作指示内容に
    対する前記現場装置の制御済応答情報を、日時情報と共
    にジャーナルとして記録するジャーナルデータベース
    と、を有する自動進路制御装置において、 前記ジャーナルデータベースに記録されたジャーナルの
    うち、前記軌道回路情報,前記マンマシン装置からの指
    令,前記現場装置への操作指示内容、及び前記操作指示
    内容に対する前記現場装置の制御済応答情報をジャーナ
    ルとして記録する再生用ジャーナルデータベースと、前
    記進路制御処理部に前記入力情報の代わりに前記再生用
    ジャーナルデータベースからの情報を入力する切り替え
    処理部と、を有することを特徴とする自動進路制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記再生用ジャーナルデータベースに記録
    された軌道回路情報から模擬軌道回路情報を作成する文
    字変換処理部と、前記再生用ジャーナルデータベースに
    記憶されている日時情報に沿って時系列的に、前記マン
    マシン装置からの指令,前記現場装置への操作指示内
    容,前記操作指示内容に対する前記現場装置の制御済応
    答情報を読み出し、前記文字変換処理部で作成された模
    擬軌道回路情報と合わせて、前記切り替え処理部に出力
    するジャーナル再生処理部と、を有することを特徴とす
    る請求項1記載の自動進路制御装置。
  3. 【請求項3】前記文字変換処理部は、前記再生用ジャー
    ナルデータベースに記録されている軌道回路情報を読み
    出す際に、前記自動進路制御装置内で共有的に使用され
    る設備番号テーブルを用いて、軌道回路の名称とその状
    態を示すジャーナルの文字列とを数値に変換し、前記ジ
    ャーナル再生処理部に出力することを特徴とする請求項
    2記載の自動進路制御装置。
JP34465997A 1997-12-15 1997-12-15 自動進路制御装置 Pending JPH11171016A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116279659A (zh) * 2023-02-17 2023-06-23 浙江众合科技股份有限公司 一种车载防护方法、装置、计算机设备及存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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