JPH11176399A - 非水電解質電池の気密端子 - Google Patents
非水電解質電池の気密端子Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラスハーメチックシールに熱膨張率の大き
い低融点ガラス4を用いることにより、熱膨張率の大き
いアルミニウム材を用いてもクラック等が生じるおそれ
のない非水電解質電池の気密端子を提供する。 【解決手段】 金属蓋材2と金属ピン端子3との間に低
融点ガラス4を封入充填することにより、気密端子のガ
ラスハーメチックシールを形成する。
い低融点ガラス4を用いることにより、熱膨張率の大き
いアルミニウム材を用いてもクラック等が生じるおそれ
のない非水電解質電池の気密端子を提供する。 【解決手段】 金属蓋材2と金属ピン端子3との間に低
融点ガラス4を封入充填することにより、気密端子のガ
ラスハーメチックシールを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質電池に
おいて、外環金属部材に金属ピン端子を絶縁密封して取
り付けた気密端子に関する。
おいて、外環金属部材に金属ピン端子を絶縁密封して取
り付けた気密端子に関する。
【0002】
【従来の技術】電池は、内部の発電要素の正負極を外部
回路と接続するために気密端子が設けられる。気密端子
は、電池ケースの金属蓋材等からなる外環金属部材に金
属ピン端子を絶縁して取り付けると共に、電池ケース内
部を密閉するためにこの取付部を封口する必要がある。
そこで、例えば金属ピン端子と外環金属部材とが共にス
テンレス鋼材からなる場合には、外環金属部材の取付孔
に金属ピン端子を隙間を開けて嵌入し、これらの間に高
融点ガラスを封入充填してガラスハーメチックシールと
することにより絶縁封口すればよい。
回路と接続するために気密端子が設けられる。気密端子
は、電池ケースの金属蓋材等からなる外環金属部材に金
属ピン端子を絶縁して取り付けると共に、電池ケース内
部を密閉するためにこの取付部を封口する必要がある。
そこで、例えば金属ピン端子と外環金属部材とが共にス
テンレス鋼材からなる場合には、外環金属部材の取付孔
に金属ピン端子を隙間を開けて嵌入し、これらの間に高
融点ガラスを封入充填してガラスハーメチックシールと
することにより絶縁封口すればよい。
【0003】ところで、非水電解質電池は、起電力が高
いために(4V以上)、正極には電気化学的な安定性の
ためアルミニウム材を用いることが好ましく、金属ピン
端子と外環金属部材のいずれかが正極となる場合には、
これにアルミニウム材を用いるのが一般的である。しか
し、アルミニウム材は、熱膨張率が特に大きいために、
これら金属ピン端子や外環金属部材の少なくともいずれ
か一方にアルミニウム材を用いて高融点ガラスにより絶
縁封口すると、この高融点ガラスが高温で溶融し冷却固
化する際にアルミニウム材との熱膨張率の差によってク
ラック等を生じるおそれがある。このため、従来の非水
電解質電池は、気密端子の絶縁封口に柔軟性のある樹脂
パッキンを用いて、アルミニウム材との熱膨張率の差に
対応し得るようにしていた。
いために(4V以上)、正極には電気化学的な安定性の
ためアルミニウム材を用いることが好ましく、金属ピン
端子と外環金属部材のいずれかが正極となる場合には、
これにアルミニウム材を用いるのが一般的である。しか
し、アルミニウム材は、熱膨張率が特に大きいために、
これら金属ピン端子や外環金属部材の少なくともいずれ
か一方にアルミニウム材を用いて高融点ガラスにより絶
縁封口すると、この高融点ガラスが高温で溶融し冷却固
化する際にアルミニウム材との熱膨張率の差によってク
ラック等を生じるおそれがある。このため、従来の非水
電解質電池は、気密端子の絶縁封口に柔軟性のある樹脂
パッキンを用いて、アルミニウム材との熱膨張率の差に
対応し得るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
樹脂パッキンを用いた気密端子は、長期間の使用や温度
の高い環境での使用により樹脂が劣化し易くなるので、
封口が不完全となり漏液のおそれが生じるという問題が
あった。
樹脂パッキンを用いた気密端子は、長期間の使用や温度
の高い環境での使用により樹脂が劣化し易くなるので、
封口が不完全となり漏液のおそれが生じるという問題が
あった。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、金属ピン端子と外環金属部材との間に熱膨張
率の大きい低融点ガラスによるガラスハーメチックシー
ルを用いることにより、熱膨張率の大きいアルミニウム
材を用いてもクラック等が生じるおそれのない非水電解
質電池の気密端子を提供することを目的としている。
のであり、金属ピン端子と外環金属部材との間に熱膨張
率の大きい低融点ガラスによるガラスハーメチックシー
ルを用いることにより、熱膨張率の大きいアルミニウム
材を用いてもクラック等が生じるおそれのない非水電解
質電池の気密端子を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
課題を解決するために、外環金属部材に金属ピン端子を
絶縁封口して取り付けたものであって、これら外環金属
部材と金属ピン端子の少なくともいずれか一方にアルミ
ニウム材を用いた非水電解質電池の気密端子において、
外環金属部材と金属ピン端子との間に低融点ガラスを封
入充填することによりこの金属ピン端子を絶縁し封着し
たことを特徴とする。
課題を解決するために、外環金属部材に金属ピン端子を
絶縁封口して取り付けたものであって、これら外環金属
部材と金属ピン端子の少なくともいずれか一方にアルミ
ニウム材を用いた非水電解質電池の気密端子において、
外環金属部材と金属ピン端子との間に低融点ガラスを封
入充填することによりこの金属ピン端子を絶縁し封着し
たことを特徴とする。
【0007】請求項1によれば、外環金属部材と金属ピ
ン端子との間のガラスハーメチックシールに溶融温度の
低い低融点ガラスを用いるので、これら外環金属部材と
金属ピン端子とのいずれか一方にアルミニウム材を用い
ても、封入充填時の熱膨張が比較的小さくて済み、ガラ
スハーメチックシールにクラック等が生じるのを防止す
ることができる。
ン端子との間のガラスハーメチックシールに溶融温度の
低い低融点ガラスを用いるので、これら外環金属部材と
金属ピン端子とのいずれか一方にアルミニウム材を用い
ても、封入充填時の熱膨張が比較的小さくて済み、ガラ
スハーメチックシールにクラック等が生じるのを防止す
ることができる。
【0008】請求項2の発明は、前記外環金属部材がア
ルミニウム材からなることを特徴とする。
ルミニウム材からなることを特徴とする。
【0009】請求項2は、金属ピン端子が負極端子とな
り、外環金属部材にアルミニウム材を用いる場合を示
す。外環金属部材は、正極端子となってもよいし、正負
極端子とは絶縁されていてもよい。
り、外環金属部材にアルミニウム材を用いる場合を示
す。外環金属部材は、正極端子となってもよいし、正負
極端子とは絶縁されていてもよい。
【0010】請求項3の発明は、前記金属ピン端子がス
テンレス鋼材からなることを特徴とする。
テンレス鋼材からなることを特徴とする。
【0011】請求項3は、負極端子となる金属ピン端子
にステンレス鋼材を用いる場合を示す。
にステンレス鋼材を用いる場合を示す。
【0012】請求項4の発明は、前記金属ピン端子がニ
ッケル−鉄合金材からなることを特徴とする。
ッケル−鉄合金材からなることを特徴とする。
【0013】請求項4は、負極端子となる金属ピン端子
にニッケル−鉄合金材を用いる場合を示す。
にニッケル−鉄合金材を用いる場合を示す。
【0014】請求項5の発明は、前記金属ピン端子がア
ルミニウム材からなることを特徴とする。
ルミニウム材からなることを特徴とする。
【0015】請求項5は、金属ピン端子が正極側となっ
てアルミニウム材を用いる場合を示す。外環金属部材
は、負極端子となってもよいし、正負極端子とは絶縁さ
れていてもよい。
てアルミニウム材を用いる場合を示す。外環金属部材
は、負極端子となってもよいし、正負極端子とは絶縁さ
れていてもよい。
【0016】請求項6の発明は、前記封入充填された低
融点ガラスの少なくとも一端側に高融点ガラスの層が形
成されたことを特徴とする。
融点ガラスの少なくとも一端側に高融点ガラスの層が形
成されたことを特徴とする。
【0017】外環金属部材と金属ピン端子との間に低融
点ガラスを封入充填する場合、通常は少なくとも一端側
にカーボン製等の耐熱性のある治具を添えておいて低融
点ガラスを溶融させる。しかし、低融点ガラスは、治具
に接着し易いために、これら低融点ガラスと治具との間
に高融点ガラスの層を配置すれば、接着を防止できるよ
うになる。また、この高融点ガラスを電池ケース内部側
に配置すれば、電池の電解液が直接低融点ガラスと接触
しこれを腐食するのを防止することもできるようにな
る。
点ガラスを封入充填する場合、通常は少なくとも一端側
にカーボン製等の耐熱性のある治具を添えておいて低融
点ガラスを溶融させる。しかし、低融点ガラスは、治具
に接着し易いために、これら低融点ガラスと治具との間
に高融点ガラスの層を配置すれば、接着を防止できるよ
うになる。また、この高融点ガラスを電池ケース内部側
に配置すれば、電池の電解液が直接低融点ガラスと接触
しこれを腐食するのを防止することもできるようにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0019】図1〜図2は本発明の第1実施形態を示す
ものであって、図1は非水電解質電池の気密端子の縦断
面図、図2は気密端子の分解斜視図である。
ものであって、図1は非水電解質電池の気密端子の縦断
面図、図2は気密端子の分解斜視図である。
【0020】本実施形態の非水電解質電池の気密端子
は、図1に示すように、電池ケース1の上端に取り付け
られた金属蓋材2を外環金属部材とし、その中央に金属
ピン端子3を絶縁封口して取り付ける場合について説明
する。金属蓋材2は、図2に示すように、純アルミニウ
ム材(例えばA1070)からなる円盤状の外環金属部
材であり、中央部に同心円状の取付孔2aが形成されて
いる。金属ピン端子3は、ステンレス鋼材(例えばSU
S329J2やSUS304)からなる丸棒状の端子で
あり、金属蓋材2の取付孔2aに十分な隙間を開けて嵌
入するような太さに形成されている。
は、図1に示すように、電池ケース1の上端に取り付け
られた金属蓋材2を外環金属部材とし、その中央に金属
ピン端子3を絶縁封口して取り付ける場合について説明
する。金属蓋材2は、図2に示すように、純アルミニウ
ム材(例えばA1070)からなる円盤状の外環金属部
材であり、中央部に同心円状の取付孔2aが形成されて
いる。金属ピン端子3は、ステンレス鋼材(例えばSU
S329J2やSUS304)からなる丸棒状の端子で
あり、金属蓋材2の取付孔2aに十分な隙間を開けて嵌
入するような太さに形成されている。
【0021】上記金属ピン端子3は、低融点ガラス4を
嵌め込んで金属蓋材2の取付孔2aに嵌入させる。低融
点ガラス4は、例えば旭硝子社製のPbOを主成分とす
る低融点ガラス「ASF1950FC」を用い、外径は
金属蓋材2の取付孔2aに嵌合し、内径には金属ピン端
子3が嵌合するような大きさのリング状に成形して使用
する。また、金属蓋材2の下方には、金属ピン端子3の
下部を嵌入させると共に、その周囲の取付孔2aの下方
開口部を塞ぐ図示しないカーボン治具を配置しておく。
嵌め込んで金属蓋材2の取付孔2aに嵌入させる。低融
点ガラス4は、例えば旭硝子社製のPbOを主成分とす
る低融点ガラス「ASF1950FC」を用い、外径は
金属蓋材2の取付孔2aに嵌合し、内径には金属ピン端
子3が嵌合するような大きさのリング状に成形して使用
する。また、金属蓋材2の下方には、金属ピン端子3の
下部を嵌入させると共に、その周囲の取付孔2aの下方
開口部を塞ぐ図示しないカーボン治具を配置しておく。
【0022】上記金属蓋材2を嵌入させた金属ピン端子
3は、窒素雰囲気中で20分間500°Cに加熱する。
すると、低融点ガラス4が溶融するが、取付孔2aの下
方開口部がカーボン治具で塞がれるので、図1に示すよ
うに、この取付孔2a内で金属蓋材2と金属ピン端子3
との間に封入充填される。アルミニウム材からなる金属
蓋は、熱膨張率が大きいので、熱膨張率の大きな低融点
ガラスを用いることにより、封入後の冷却による収縮率
に大きな差が生じないので、この低融点ガラス4のガラ
スハーメチックシールにクラック等が発生することな
く、金属蓋材2と金属ピン端子3との間を絶縁封口する
ことができる。
3は、窒素雰囲気中で20分間500°Cに加熱する。
すると、低融点ガラス4が溶融するが、取付孔2aの下
方開口部がカーボン治具で塞がれるので、図1に示すよ
うに、この取付孔2a内で金属蓋材2と金属ピン端子3
との間に封入充填される。アルミニウム材からなる金属
蓋は、熱膨張率が大きいので、熱膨張率の大きな低融点
ガラスを用いることにより、封入後の冷却による収縮率
に大きな差が生じないので、この低融点ガラス4のガラ
スハーメチックシールにクラック等が発生することな
く、金属蓋材2と金属ピン端子3との間を絶縁封口する
ことができる。
【0023】このようにして金属ピン端子3を低融点ガ
ラス4を介して金属蓋材2に絶縁封口することにより気
密端子を形成すると、図示しない発電要素の負極をリー
ド等を介して金属ピン端子3に接続した後に、金属蓋材
2の周囲を電池ケース1の上端開口部に溶接等によって
取り付けることにより非水電解質電池を完成する。この
際、金属蓋材2は、発電要素の正極に接続されていても
よいし、別途設けた正極端子とは絶縁されていてもよ
い。
ラス4を介して金属蓋材2に絶縁封口することにより気
密端子を形成すると、図示しない発電要素の負極をリー
ド等を介して金属ピン端子3に接続した後に、金属蓋材
2の周囲を電池ケース1の上端開口部に溶接等によって
取り付けることにより非水電解質電池を完成する。この
際、金属蓋材2は、発電要素の正極に接続されていても
よいし、別途設けた正極端子とは絶縁されていてもよ
い。
【0024】上記構成の非水電解質電池の気密端子によ
れば、アルミニウム材を用いた金属蓋材2と金属ピン端
子3との間を溶融温度の低い低融点ガラス4によって絶
縁封口するので、この低融点ガラス4によるガラスハー
メチックシールにクラック等が生じるのを防止すること
ができる。
れば、アルミニウム材を用いた金属蓋材2と金属ピン端
子3との間を溶融温度の低い低融点ガラス4によって絶
縁封口するので、この低融点ガラス4によるガラスハー
メチックシールにクラック等が生じるのを防止すること
ができる。
【0025】なお、上記実施形態では、金属ピン端子3
にステンレス鋼材を用いたが、ニッケル−鉄合金材(例
えば52Ni−Fe)や耐熱鋼棒材(例えばSUH44
6)等を用いることもできる。また、上記実施形態で
は、金属蓋材2に純アルミニウム材を用いたが、アルミ
ニウム合金のアルミニウム材を用いることもできる。
にステンレス鋼材を用いたが、ニッケル−鉄合金材(例
えば52Ni−Fe)や耐熱鋼棒材(例えばSUH44
6)等を用いることもできる。また、上記実施形態で
は、金属蓋材2に純アルミニウム材を用いたが、アルミ
ニウム合金のアルミニウム材を用いることもできる。
【0026】さらに、上記実施形態では、金属蓋材2に
アルミニウム材を用いた場合について説明したが、金属
ピン端子3を正極端子とし、これにアルミニウム材(例
えばA1070)を用いることもできる。この場合、金
属蓋材2は、これを正極端子としたときはステンレス鋼
材等を用いる。また、正極端子としない場合には、アル
ミニウム材を用いることもできる。
アルミニウム材を用いた場合について説明したが、金属
ピン端子3を正極端子とし、これにアルミニウム材(例
えばA1070)を用いることもできる。この場合、金
属蓋材2は、これを正極端子としたときはステンレス鋼
材等を用いる。また、正極端子としない場合には、アル
ミニウム材を用いることもできる。
【0027】図3〜図4は本発明の第2実施形態を示す
ものであって、図3は非水電解質電池の気密端子の縦断
面図、図4は気密端子の分解斜視図である。なお、図1
〜図2に示した第1実施形態と同様の機能を有する構成
部材には同じ番号を付記して説明を省略する。
ものであって、図3は非水電解質電池の気密端子の縦断
面図、図4は気密端子の分解斜視図である。なお、図1
〜図2に示した第1実施形態と同様の機能を有する構成
部材には同じ番号を付記して説明を省略する。
【0028】本実施形態の非水電解質電池の気密端子
も、図3に示すように、電池ケース1の上端に取り付け
られた金属蓋材2を外環金属部材とし、その中央に金属
ピン端子3を絶縁封口して取り付ける場合について説明
する。図4に示すように、金属蓋材2と金属ピン端子3
は、第1実施形態と同様の構成である。また、低融点ガ
ラス4も同様のものを用いる。ただし、本実施形態で
は、この低融点ガラス4の下方のカーボン治具との間
に、低融点ガラス4と同じ内外径を有する十分に薄いリ
ング状の高融点ガラス5を嵌め込む。高融点ガラス5
は、熱膨張率が低融点ガラス4に近いものが好ましい。
も、図3に示すように、電池ケース1の上端に取り付け
られた金属蓋材2を外環金属部材とし、その中央に金属
ピン端子3を絶縁封口して取り付ける場合について説明
する。図4に示すように、金属蓋材2と金属ピン端子3
は、第1実施形態と同様の構成である。また、低融点ガ
ラス4も同様のものを用いる。ただし、本実施形態で
は、この低融点ガラス4の下方のカーボン治具との間
に、低融点ガラス4と同じ内外径を有する十分に薄いリ
ング状の高融点ガラス5を嵌め込む。高融点ガラス5
は、熱膨張率が低融点ガラス4に近いものが好ましい。
【0029】上記低融点ガラス4と高融点ガラス5を重
ね合わせて金属蓋材2を嵌入させた金属ピン端子3は、
窒素雰囲気中で20分間500°Cに加熱する。する
と、低融点ガラス4が溶融して、第1実施形態の場合と
同様に、取付孔2a内の金属蓋材2と金属ピン端子3と
の間に封入充填される。
ね合わせて金属蓋材2を嵌入させた金属ピン端子3は、
窒素雰囲気中で20分間500°Cに加熱する。する
と、低融点ガラス4が溶融して、第1実施形態の場合と
同様に、取付孔2a内の金属蓋材2と金属ピン端子3と
の間に封入充填される。
【0030】上記低融点ガラス4が溶融すると、高融点
ガラス5にも融着し、ガラスハーメチックシールの下端
にこの高融点ガラス5の層を形成する。ここで、第1実
施形態の場合には、高融点ガラス5を用いないので、低
融点ガラス4が直接カーボン治具と接触し、これに融着
するおそれが生じる。また、この融着を防止するため
に、カーボン治具と直接接触しないように低融点ガラス
4をセットする必要も生じる。しかし、本実施形態の場
合には、低融点ガラス4とカーボン治具との間に高融点
ガラス5が介在し、この高融点ガラス5は500°Cの
加熱では完全に溶融しないので、カーボン治具に融着す
るおそれがなくなる。しかも、電解液にフッ化水素など
が含まれていると低融点ガラス4が侵されるおそれが生
じるが、本実施形態の場合には、低融点ガラス4の電池
ケース内部側に高融点ガラス5が介在するので、この低
融点ガラス4が直接電解液と接触することがなくなると
いう利点も生じる。
ガラス5にも融着し、ガラスハーメチックシールの下端
にこの高融点ガラス5の層を形成する。ここで、第1実
施形態の場合には、高融点ガラス5を用いないので、低
融点ガラス4が直接カーボン治具と接触し、これに融着
するおそれが生じる。また、この融着を防止するため
に、カーボン治具と直接接触しないように低融点ガラス
4をセットする必要も生じる。しかし、本実施形態の場
合には、低融点ガラス4とカーボン治具との間に高融点
ガラス5が介在し、この高融点ガラス5は500°Cの
加熱では完全に溶融しないので、カーボン治具に融着す
るおそれがなくなる。しかも、電解液にフッ化水素など
が含まれていると低融点ガラス4が侵されるおそれが生
じるが、本実施形態の場合には、低融点ガラス4の電池
ケース内部側に高融点ガラス5が介在するので、この低
融点ガラス4が直接電解液と接触することがなくなると
いう利点も生じる。
【0031】このようにして低融点ガラス4と高融点ガ
ラス5からなるガラスハーメチックシールを介して金属
ピン端子3を金属蓋材2に絶縁封口することにより気密
端子を形成すると、第1実施形態の場合と同様に、発電
要素の正負極の接続を行った後に、金属蓋材2の周囲を
電池ケース1の上端開口部に溶接等によって取り付ける
ことにより非水電解質電池を完成する。
ラス5からなるガラスハーメチックシールを介して金属
ピン端子3を金属蓋材2に絶縁封口することにより気密
端子を形成すると、第1実施形態の場合と同様に、発電
要素の正負極の接続を行った後に、金属蓋材2の周囲を
電池ケース1の上端開口部に溶接等によって取り付ける
ことにより非水電解質電池を完成する。
【0032】上記構成の非水電解質電池の気密端子によ
れば、金属蓋材2と金属ピン端子3との間を溶融温度の
低い低融点ガラス4によって絶縁封口するので、これら
金属蓋材2と金属ピン端子3のいずれにアルミニウム材
を用いても、ガラスハーメチックシールにクラック等が
生じるのを防止することができる。しかも、このガラス
ハーメチックシールの下端に高融点ガラス5の層が形成
されるので、カーボン治具への融着を防止できると共
に、低融点ガラス4が電解液に侵されるのを防ぐことも
できるようになる。
れば、金属蓋材2と金属ピン端子3との間を溶融温度の
低い低融点ガラス4によって絶縁封口するので、これら
金属蓋材2と金属ピン端子3のいずれにアルミニウム材
を用いても、ガラスハーメチックシールにクラック等が
生じるのを防止することができる。しかも、このガラス
ハーメチックシールの下端に高融点ガラス5の層が形成
されるので、カーボン治具への融着を防止できると共
に、低融点ガラス4が電解液に侵されるのを防ぐことも
できるようになる。
【0033】なお、本実施形態の場合にも、第1実施形
態と同様に、少なくとも金属蓋材2と金属ピン端子3の
いずれか一方にアルミニウム材を用いればよく、他方の
金属の材質は任意である。
態と同様に、少なくとも金属蓋材2と金属ピン端子3の
いずれか一方にアルミニウム材を用いればよく、他方の
金属の材質は任意である。
【0034】また、上記第1と第2の実施形態では、外
環金属部材として金属蓋材2を用いたが、金属ピン端子
3を絶縁封口して取り付けるものであれば、必ずしも蓋
材である必要はない。
環金属部材として金属蓋材2を用いたが、金属ピン端子
3を絶縁封口して取り付けるものであれば、必ずしも蓋
材である必要はない。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の非水電解質電池の気密端子によれば、外環金属部材と
金属ピン端子との間のガラスハーメチックシールに熱膨
張率の高い低融点ガラスを用いるので、ガラス層に亀裂
や割れ等の破損が殆どなく、絶縁性並びに密閉性の優れ
た電池用アルミニウム製気密端子を得ることが可能とな
る。また、素材にアルミニウム又はアルミニウム合金を
使用し、且つ電池ケ−スにもアルミニウム材を使用でき
るので、電池全体がより一層軽量化されたものを得るこ
とが可能となる。
の非水電解質電池の気密端子によれば、外環金属部材と
金属ピン端子との間のガラスハーメチックシールに熱膨
張率の高い低融点ガラスを用いるので、ガラス層に亀裂
や割れ等の破損が殆どなく、絶縁性並びに密閉性の優れ
た電池用アルミニウム製気密端子を得ることが可能とな
る。また、素材にアルミニウム又はアルミニウム合金を
使用し、且つ電池ケ−スにもアルミニウム材を使用でき
るので、電池全体がより一層軽量化されたものを得るこ
とが可能となる。
【図1】本発明の第1実施形態を示すものであって、非
水電解質電池の気密端子の縦断面図である。
水電解質電池の気密端子の縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示すものであって、気
密端子の分解斜視図である。
密端子の分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示すものであって、非
水電解質電池の気密端子の縦断面図である。
水電解質電池の気密端子の縦断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示すものであって、気
密端子の分解斜視図である。
密端子の分解斜視図である。
2 金属蓋材 3 金属ピン端子 4 低融点ガラス 5 高融点ガラス
Claims (6)
- 【請求項1】 外環金属部材に金属ピン端子を絶縁封口
して取り付けたものであって、これら外環金属部材と金
属ピン端子の少なくともいずれか一方にアルミニウム材
を用いた非水電解質電池の気密端子において、 外環金属部材と金属ピン端子との間に低融点ガラスを封
入充填することによりこの金属ピン端子を絶縁し封着し
たことを特徴とする非水電解質電池の気密端子。 - 【請求項2】 前記外環金属部材がアルミニウム材から
なることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質電池
の気密端子。 - 【請求項3】 前記金属ピン端子がステンレス鋼材から
なることを特徴とする請求項2に記載の非水電解質電池
の気密端子。 - 【請求項4】 前記金属ピン端子がニッケル−鉄合金材
からなることを特徴とする請求項2に記載の非水電解質
電池の気密端子。 - 【請求項5】 前記金属ピン端子がアルミニウム材から
なることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質電池
の気密端子。 - 【請求項6】 前記封入充填された低融点ガラスの少な
くとも一端側に高融点ガラスの層が形成されたことを特
徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の非水
電解質電池の気密端子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9342941A JPH11176399A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 非水電解質電池の気密端子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9342941A JPH11176399A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 非水電解質電池の気密端子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11176399A true JPH11176399A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18357710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9342941A Pending JPH11176399A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 非水電解質電池の気密端子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11176399A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020093181A (ko) * | 2001-06-07 | 2002-12-16 | 주식회사 애니셀 | 리튬 티오닐 클로라이드 전지의 헤더 및 그 제조방법 |
| KR100412019B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2003-12-24 | 주식회사 애니셀 | 리튬 티오닐 클로라이드 전지의 헤더 및 그 제조방법 |
| CN103298762A (zh) * | 2011-02-18 | 2013-09-11 | 肖特公开股份有限公司 | 穿通件 |
| US10224521B2 (en) | 2011-02-18 | 2019-03-05 | Schott Ag | Feed-through |
| US11462789B2 (en) | 2011-02-18 | 2022-10-04 | Schott Ag | Base body for feeding through of a conductor, and a housing component of a housing, in particular a battery housing comprising said base body |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP9342941A patent/JPH11176399A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100412019B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2003-12-24 | 주식회사 애니셀 | 리튬 티오닐 클로라이드 전지의 헤더 및 그 제조방법 |
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| JP2014510995A (ja) * | 2011-02-18 | 2014-05-01 | ショット アクチエンゲゼルシャフト | 貫通部 |
| JP2014511544A (ja) * | 2011-02-18 | 2014-05-15 | ショット アクチエンゲゼルシャフト | 貫通部 |
| US9527157B2 (en) | 2011-02-18 | 2016-12-27 | Schott Ag | Feed-through |
| US9616518B2 (en) | 2011-02-18 | 2017-04-11 | Schott Ag | Feed-through |
| KR20180131648A (ko) * | 2011-02-18 | 2018-12-10 | 쇼오트 아게 | 피드스루 |
| US10224521B2 (en) | 2011-02-18 | 2019-03-05 | Schott Ag | Feed-through |
| US11462789B2 (en) | 2011-02-18 | 2022-10-04 | Schott Ag | Base body for feeding through of a conductor, and a housing component of a housing, in particular a battery housing comprising said base body |
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