JPH11179771A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH11179771A
JPH11179771A JP35048797A JP35048797A JPH11179771A JP H11179771 A JPH11179771 A JP H11179771A JP 35048797 A JP35048797 A JP 35048797A JP 35048797 A JP35048797 A JP 35048797A JP H11179771 A JPH11179771 A JP H11179771A
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cut punch
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    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26—Moulds
    • B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲートカットパンチの偏りによるカジリの発
生及びゲートカットパンチからの磨耗粉の発生を防止
し、そしてゲートカットパンチの寿命を延ばせる射出成
形用金型を得ること。 【解決手段】 本発明の射出成形用金型1Aは、固定側
金型2に対して摺動自在に組み込まれたゲートカットパ
ンチ装置40を備えた可動側金型とから構成され、両者
を締結して形成されたキャビティC内に溶融樹脂を充填
した後、成形されたディスクMのスプルー部Sをカット
するゲートカットパンチ装置40を同軸的に可動のゲー
トカットパンチ41と固定のパンチガイド42とで構成
し、パンチガイド42にゲートカットパンチ用冷却装置
50を配管し、このゲートカットパンチ用冷却装置50
のパンチ用冷却回路51に温度調節装置31からの冷却
水ホース35を接続し、ゲートカットパンチ41でディ
スクMのゲートカット部をパンチさせるように構成され
ている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク、
光ディスクのような中心部に中心孔が形成された被成形
物を射出成形する時に、射出成形機に組み付けて用いら
れる射出成形用金型に関し、特にその冷却装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図を参照しながら、従来技術の射
出成形用金型を説明する。なお、以下の説明では、射出
成形される被成形物として光磁気ディスク、光ディスク
のようなディスクを採り挙げて説明するが、本発明にお
いては、被成形物がこのようなディスクに限定されるも
のでないことを付言しておく。図4は従来技術の射出成
形用金型の断面側面図、図5は図4に示した射出成形用
金型に組み込まれている従来技術のゲートカットパンチ
用冷却装置の側面図、そして図6は図5に示したゲート
カットパンチ用冷却装置の内のゲートカットパンチ部分
の正面図である。
【0003】図4において、符号1は従来技術の射出成
形用金型を指す。この射出成形用金型1は、固定側金型
2と可動側金型10とから構成されており、これらの中
心軸が射出成形用金型1の中心軸Loと一致する同一中
心軸で配設されている。先ず、固定側金型2の構造につ
いて説明する。固定側金型2は固定部材3と、この固定
部材3に連接する固定側ミラー4と、この固定側ミラー
4の外周端部に配設された固定側位置決めリング5とか
ら構成されており、これらの中心軸は前記中心軸Loに
一致した状態で配設されている。前記固定側ミラー4の
固定部材3側とは反対側の面はキャビティ面4Aとなっ
ている。また、固定側ミラー4には冷却溝4Bが設けら
れ、冷却水を供給して固定側ミラー4を冷却する構造に
なっている。そして固定部材3の背面に形成された凹部
及びその中心孔には、固定側ミラー4のキャビティ面4
Aの中心に開口する射出孔7を備え、そして先端部内に
冷却溝6Aが形成されたスプルーブッシュ6が圧入され
ている。
【0004】また、このスプルーブッシュ6の背面には
球面のノズル当接面8が形成されている。ノズル当接面
8の矢印X方向には先端に射出ノズルを備えた加熱筒
(不図示)が配設されている。射出ノズルは加熱筒内の
樹脂溜まりと連通していて、加熱筒から供給される溶融
樹脂を射出する。また、加熱筒が矢印Y方向に向かって
前進した場合には、射出ノズルの先端をノズル当接面8
に密着当接できる構造に形成されている。従って、加熱
筒からの溶融樹脂は射出ノズルを経て射出孔7から後記
のキャビティC内に射出される。
【0005】次に、可動側金型10の構造を説明する。
この可動側金型10は可動側取付け板11と、この可動
側取付け板11に連接する断熱板12と、この断熱板1
2に連接する可動側型板13と、この可動側型板13に
連接する可動側ミラー14と、この可動側ミラー14の
外周端部に配設された可動側位置決めリング15とから
構成されており、これらの中心軸は前記中心軸Loに一
致した状態で組み上げられている。
【0006】前記可動側取付け板11には、その中央部
に中心軸が前記中心軸Loに一致する大口径の貫通孔1
1Aが開けられており、その固定側金型2側の側面の貫
通孔11Aの周りには凹部11Bが形成されている。そ
してこの凹部11Bにメインシリンダ17が圧入されて
おり、そして可動側取付け板11に密着し、そしてメイ
ンシリンダ17の外周面に断熱板12が装着されてい
る。
【0007】前記可動側型板13の可動側取付け板11
側の側面には、その表面側から順次大口径の第1凹部D
1、この口径より小さい口径で深さが浅い第2凹部D
2、この口径より小さい口径で深さがやや深い第3凹部
D3、そして第3凹部D3の底面中心部に比較的太い貫
通孔D4が開けられている。これら第1凹部D1、第2
凹部D2、第3凹部D3及び貫通孔D4は同心的に前記
中心軸Loに一致して形成されている。そして、この可
動側型板13は、その第1凹部D1をメインシリンダ1
7の固定側金型2側側面部に嵌め込み、メインシリンダ
17及び断熱板12に密着するように取り付けられる。
【0008】可動側ミラー14は、固定側金型2と可動
側金型10Aとが締結された時に固定側ミラー4とディ
スクの中心軸が一致するように可動側位置決めリング1
5により周辺部が規制、位置決めされた状態で、可動側
型板13のメインシリンダ17側とは反対側の中央部側
面に固定されている。その可動側ミラー14の固定側ミ
ラー4側の側面はキャビティ面14Aとなる。また、回
動側ミラー14には冷却溝14Bが形成されており、冷
却水を供給して可動側ミラー14を冷却する構造になっ
ている。
【0009】可動側ミラー14の外周端部には、ディス
クの外周端部を規制し、固定側ミラー4のキャビティ面
4Aと可動側ミラー14のキャビティ面14Aとでディ
スク面の厚みを規制してキャビティCを形成する外周リ
ング16が嵌め込まれている。この外周リング16は、
また、可動側金型10が固定側金型2に締結された時
に、固定側ミラー4の外周部のキャビティ面4Aに当接
し、そして固定側ミラー4の外周端部の周りを取り囲
む。即ち、この射出成形用金型1におけるキャビティC
は固定側ミラー4のキャビティ面4A、可動側ミラー1
4のキャビティ面14A、及び外周リング16の内周面
とで形成されることになる。
【0010】前記可動側取付け板11の中央部に開けら
れた貫通孔11A部分にはエジェクタープレート18が
装着されており、このエジェクタープレート18は前記
メインシリンダ17内で摺動自在に貫通している複数本
のコネクティングロッド19でエジェクタースリーブプ
レート21に連結されている。このエジェクタースリー
ブプレート21はメインシリンダ17と可動側型板13
の第2凹部D2とで形成されている空間20内に配設さ
れていて、この空間20内で摺動でき、常時、空気圧で
矢印Yの方向に後退させられている。
【0011】前記エジェクタープレート18の中央部に
は、複数個の貫通孔18Aが開けられており、これらの
貫通孔18Aを貫通してメインシリンダ17の側面で終
端しているピストン押し部材22が摺動自在に取り付け
られている。そしてこのピストン押し部材22の前記終
端面には、メインシリンダ17の側面に形成された空間
17a内で中心軸Lo方向に摺動自在に配設されている
ゲートカットピストン23が固定されている。このゲー
トカットピストン23は前記空間17a内で、常時、空
気圧で矢印Yの方向に後退させられている。
【0012】また、メインシリンダ17の可動側型板1
3側の側面に形成された第3凹部D3及び貫通孔D4に
は、円筒状のエジェクタースリーブ25が中心軸Lo方
向に摺動自在に挿入されており、そしてこのエジェクタ
ースリーブ25の中空部、メインシリンダ17側の前記
凹部、及びエジェクタースリーブプレート21の中央部
に形成された開口にわたってゲートカットパンチ24が
配設されている。そして、このゲートカットパンチ24
は、その非作動時には、常時、矢印Yの方向に引かれて
いる。この時のゲートカットパンチ24の先端面は、前
記エジェクタープスリーブ25の先端面と共に、可動側
ミラー14のキャビティ面14Aと同一の面内に在る。
更に、このゲートカットパンチ24はガイドスリーブ2
6を介して前記ゲートカットピストン23に連結されて
いる。
【0013】そして、前記ゲートカットパンチ24の内
部には、図5及び図6に示した従来技術のゲートカット
パンチ用冷却装置30の一部分が形成されている。即
ち、ゲートカットパンチ24の基部から長軸方向に延
び、その先端部で終端するようにパンチ用冷却回路32
が設けられている。このゲートカットパンチ用冷却装置
30は温度調節装置31、前記のパンチ用冷却回路3
2、このパンチ用冷却回路32の基端部に接続された一
対の延長プラグ33A、33B、先端部にソケット34
が接続されている一対の冷却水ホース35とから構成さ
れている。
【0014】前記のように、ゲートカットパンチ用冷却
装置30のパンチ用冷却回路32はゲートカットパンチ
24の中心軸Loに沿って、その基部から先端部の長軸
方向に延び、図6に示したように、その先端部で環状回
路32Aが形成されている。そして前記延長プラグ33
には温度調節装置31から導出されている冷却水ホース
35のソケット32を接続する。温度調節装置31から
は、例えば、70°〜120°C程度の温度に設定、調
節された冷却水などが往路の冷却水ホース35、延長プ
ラグ33Aを介して前記パンチ用冷却回路32へ流さ
れ、ゲートカットパンチ24の先端部の環状回路32A
に流して復路の延長プラグ33Bへ、そして冷却水ホー
ス35を介して温度調節装置31へ還流させている。
【0015】前記延長プラグ33は、メインシリンダ1
7及び可動側型板13にわたって、射出成形用金型1の
中心軸Loに直交して形成された1本の貫通孔27に挿
入されている。この貫通孔27の直径は延長プラグ33
の直径よりも大きく、そしてゲートカットパンチ24が
摺動する距離に相当する長さをカバーする寸法の直径で
形成されている。
【0016】次に、この構成の射出成形用金型1を用い
て被成形物であるディスクを成形する場合の射出成形用
金型1の動作を説明する。先ず、図示していない射出成
形機に射出成形用金型1を装着し、その油圧装置を作動
させて、固定側金型2と可動側金型10とを締結する。
そして射出ノズルを矢印X方向に移動させてスプルーブ
ッシュ6のノズル当接面8に装着する。そしてスプルー
ブッシュ6の冷却溝6A、固定側ミラー4の冷却溝4
B、可動側ミラー14の冷却溝14Bに図示していない
温度調節装置で、通常、70〜120°C程度の温度に
調節された冷却水などを強制循環させる。同様に前記ゲ
ートカットパンチ24のパンチ用冷却回路32にも前記
温度調節装置31から冷却水ホース35、延長プラグ3
3A、33Bを介して前記と同様の温度の冷却水などを
強制循環させてゲートカットパンチ24を冷却しなが
ら、加熱筒内の樹脂溜まりから供給される溶融樹脂を射
出ノズルを経てスプルーブッシュ6の射出孔7から前記
キャビティC内に射出する。スプルー部の溶融樹脂は冷
却溝6Aで冷却され、キャビティC内に射出された溶融
樹脂のディスクの情報記録面を形成する溶融樹脂は冷却
溝4B及び冷却溝14Bで冷却され、そしてディスクの
中央部に相当するゲートカットパンチ部の溶融樹脂は主
として前記ゲートカットパンチ用冷却装置30から供給
される冷却水で冷却される。
【0017】キャビティC内への溶融樹脂の充填完了
後、或る時間、例えば、0.2〜0.4秒程度の時間経
過後、射出成形機の油圧ロッド60を作動させて矢印X
方向にピストン押し部材22、ゲートカットピストン2
3を押圧し、そしてその押圧力でゲートカットパンチ2
4を矢印X方向に押圧し、ディスクの中央部をカット
し、スプルー部を切り離す。このゲートカットが終了す
ると、油圧ロッド60の押圧が解除される。そしてゲー
トカットパンチ24は冷却が終了し、可動側金型10が
開いてディスクを突き出す直前に後退位置に引き戻され
る。その後、所定の冷却時間経過後、矢印Y方向に射出
成形用金型1の可動側金型10を固定側金型2から引き
離して開き、開き切った時点で、射出成形機の油圧装置
を作動させて、コネクティングロッド19をエジェクタ
ープレートガイド19Aで案内しながらエジェクタープ
レート18を、そしてエジェクタースリーブプレート2
1を矢印Xの方向に押圧し、その押圧力でエジェクター
プスリーブ25を矢印Xの方向に押圧する。エジェクタ
ープスリーブ25が可動側ミラー14のキャビティ面1
4Aから矢印X方向に突出することで、そのキャビティ
面14Aに張り付いているディスク及びスプルー部が突
き出され、射出成形用金型1から取り出され、ディスク
の成形が完了する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゲートカッ
トパンチ24の外径とエジェクタープスリーブ25の内
径との間には、通常、片側5〜10μm程度の範囲でク
リアランスが存在していて、前記のように射出成形中、
冷却水ホース35がゲートカットパンチ24に接続され
ているために、ゲートカットパンチ24は冷却水ホース
35から加えられる外力によりいずれかの側に寄せられ
てしまい、エジェクタープスリーブ25のカジリやディ
スク中央孔に相当するゲートカット部にバリなどが発生
するという望ましくない事象が生じる。そして、この冷
却水ホース35は、通常、耐熱ホースであり、かなり硬
くて重いものである点も、冷却水ホース35による外力
を大きなものにしている。この冷却水ホース35の外力
によるゲートカットパンチ24の偏りを防止するため
に、ゲートカットパンチ24の長さの長くすること、配
設位置を変更すること、或いはプリロードを掛けたリニ
アベアリングを使用することなどが行われているが、偏
荷重の発生は決して免れるものではない。また、ゲート
カットパンチ24のカジリにより発生する金属粉は成形
中のディスクに付着する可能性が高く、磁気ディスクの
ように、その表面に凸欠陥があってはならないディスク
では非常に問題となる。
【0019】本発明は前記のような課題を解決しようと
するものであって、可動するゲートカットパンチに前記
冷却水ホースを直接接続しないように構成して、ゲート
カットパンチの偏りによる前記カジリの発生を防止し、
ゲートカットパンチの寿命を延ばせるディスクなどの被
成形物の射出成形用金型を得ることを目的とするもので
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の実施
形態の射出成形用金型は、固定側金型と、その固定側金
型側へ摺動自在に移動可能に組み込まれたゲートカット
パンチを備えた可動側金型とから構成され、前記固定側
金型と前記可動側金型とを締結した時に両者で形成され
るキャビティ内に溶融樹脂を充填して被成形物を射出成
形するための射出成形用金型において、前記ゲートカッ
トパンチを、同軸的にその長軸方向の中央部分を固定部
として、そしてその長軸方向の外周部分を可動部として
分割し、前記固定部分にゲートカットパンチ用冷却回路
を設け、そのゲートカットパンチ用冷却回路に温度調節
装置から導出されているホースを接続し、前記外周部分
を可動させて被成形物のゲートカット部をパンチするよ
うに構成して、前記課題を解決している。
【0021】従って、本発明の射出成形用金型において
は、前記ゲートカットパンチを構成する可動部分にはホ
ースの重量やホースのたわみの変化による反力などの外
力が加わらない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態の
射出成形用金型を添付図面に基づいて説明する。図1は
本発明の実施形態の射出成形用金型の断面図、図2は図
1に示した射出成形用金型のディスク成形時の一部断面
図、そして図3は図1に示した射出成形用金型のディス
ク成形後の一部断面図である。なお、本発明の実施形態
の射出成形用金型において、従来技術の射出成形用金型
1の構成部分と同一の構成部分には同一の符号を付して
説明する。
【0023】先ず、図1を参照しながら本発明の実施形
態である射出成形用金型の構成を説明する。図1におい
て、符号1Aは本発明の実施形態の射出成形用金型を指
す。この射出成形用金型1Aは、固定側金型2と可動側
金型10Aとから構成されており、これらの中心軸が射
出成形用金型1Aの中心軸Loと一致する同一中心軸で
配設されている。
【0024】この実施形態の固定側金型2の構造は従来
技術のものと同一の構造であるので、その同一構成要素
には同一の符号を付すのみで、それら説明を省略する。
【0025】次に、可動側金型10Aの構造を説明す
る。この可動側金型10Aは可動側取付け板11と、こ
の可動側取付け板11に連接する断熱板12と、この断
熱板12に連接する可動側型板13Aと、この可動側型
板13Aに連接する可動側ミラー14と、この可動側ミ
ラー14の外周端部に配設された可動側位置決めリング
15とから構成されており、これらの中心軸は前記中心
軸Loに一致した状態で組み上げられていることは、従
来技術の可動側金型10の構成と同一である。そして、
前記可動側取付け板11、断熱板12、可動側ミラー1
4、可動側位置決めリング15及び外周リング16のそ
れぞれの構造、配設関係も、この可動側ミラー14と固
定側ミラー4との位置関係も、キャビティCの形成も、
そしてエジェクタープレート18、エジェクタースリー
ブプレート21、ピストン押し部材22、ゲートカット
ピストン23の構造、それらの配設関係及び可動側取付
け板11との配設関係も、従来技術のものと同一である
ので、それらの説明を省略する。
【0026】前記可動側型板13Aは、その可動側取付
け板11側の側面に従来技術の可動側型板13の構造と
同様に複数個の各種凹部D1、D2、D3及び貫通孔D
4が形成されているが、可動側型板13Aの外周面から
内部中心部に掛けて後記するゲートカットパンチ用冷却
装置50の一部構成要素の往路管512及び復路管(不
図示)が敷設されている。
【0027】前記メインシリンダ17A、可動側型板1
3A、可動側ミラー14の中央部分を貫通し、可動側金
型10の中心軸Loに一致してゲートカットパンチ装置
40とエジェクター装置の一部分であるエジェクタース
リーブプレート21及びエジェクタープスリーブ25が
装着されている。
【0028】ゲートカットパンチ装置40は中心軸Lo
に一致した中心軸を備えた円柱状のパンチガイド42と
このゲートカットパンチ41の外周面に沿って摺動でき
る円筒状のゲートカットパンチ41、ガイドスリーブ4
3、パンチ用冷却回路53とから構成されている。前記
ゲートカットパンチ41は、中心部に貫通孔が開けられ
た円筒状のもので、その外径直径が比較的大きい円板状
の基端部とこの基端部に連続して形成されている、内径
が前記貫通孔と同一直径で、その外径の直径が被成形物
であるディスクMのゲートカットパンチ部に相当する大
きさの先端部とから構成された構造のものである。前記
パンチガイド42は、その直径が前記ゲートカットパン
チ41の基端部の外径直径よりやや大きい円板状の基端
部と、外径直径が前記ゲートカットパンチ41の内径よ
りやや小さい円柱状の先端部とから構成された構造のも
のである。前記パンチ用冷却回路53はパンチガイド4
2の内部に、その長軸方向に沿って配管された往路管5
31と復路管532と、図6に示したような、パンチガ
イド42の先端部分に設けられている環状回路32Aと
から構成されている。このような構成のゲートカットパ
ンチ装置40は次のようにメインシリンダ17A、可動
側型板13A及び可動側ミラー14の中央部に組み込ま
れている。
【0029】ゲートカットパンチ装置40を組み込む前
に先立って、先ず、エジェクタースリーブ25をメイン
シリンダ17Aなどに組み込む必要がある。このエジェ
クタープスリーブ25は前記可動側型板13Aの第3凹
部D3及び貫通孔D4に中心軸Lo方向に摺動自在に装
着されている。エジェクタープスリーブ25は円筒状の
ものであって、その全長にわたって内径の直径がゲート
カットパンチ41の先端部の外径直径よりやや大きい貫
通孔が開けられている。また、このエジェクタープスリ
ーブ25の基端部は第3凹部D3の直径よりやや小さい
外径直径で、また、その先端部の外径直径は貫通孔D4
の内径直径よりやや小さい寸法で形成されており、そし
て前記基端部のスリーブ側とは反対側の側面中心部には
前記ゲートカットパンチ41の基端部が嵌まり込んで中
心軸Lo方向に摺動自在に移動できる内径と深さの凹部
が形成されている。エジェクタープスリーブ25は、そ
のスリーブ部が貫通孔D4に挿入され、前記基端部が第
3凹部D3に嵌め込んだ状態で装着されている。
【0030】前記ゲートカットパンチ41は、その先端
部を前記のように可動側型板13Aに組み込まれたエジ
ェクタースリーブ25の基端部の凹部から貫通孔(中空
部)の先端部に摺動自在に差し込み、ゲートカットパン
チ41の基端部をそのエジェクタースリーブ25の前記
凹部に摺動自在に嵌め込んだ状態で組み込まれている。
そしてこのゲートカットパンチ24はメインシリンダ1
7Aの後方に配設されているゲートカットピストン23
にガイドスリーブ43を通して連結され、射出成形用金
型の油圧シリンダ(不図示)によって駆動される。
【0031】更に、このゲートカットパンチ41の貫通
孔(中空部)及びエジェクタースリーブプレート21の
中央部開口にパンチガイド42が挿入されている。そし
て前記メインシリンダ17Aの他の側面中央部に形成さ
れた凹部にパンチガイド42の基端部が圧入されてい
る。また、このパンチガイド42の基端部の可動側ミラ
ー14側に前記ゲートカットパンチ41の基端部が隣接
している。これらパンチガイド42の基端部とゲートカ
ットパンチ41の基端部との隣接部分の外周面にはエジ
ェクタースリーブプレート21が中心軸Lo方向に摺動
できる構造で配設されている。
【0032】前記エジェクタースリーブプレート21、
エジェクタースリーブ25及びゲートカットパンチ41
は、その非作動時には、常時、空気圧で矢印Yの方向に
押圧されている。この時のゲートカットパンチ41とエ
ジェクタープスリーブ25の先端面とは共に、可動側ミ
ラー14のキャビティ面14Aと同一の面内に在る。
【0033】本発明の射出成形用金型1Aにおけるゲー
トカットパンチ装置40には、従来技術の射出成形用金
型1におけるゲートカットパンチ24に設けられている
ゲートカットパンチ用冷却装置30のパンチ用冷却回路
32とは異なる冷却装置が形成されている。即ち、本発
明の射出成形用金型1Aの可動側金型10Aにおけるゲ
ートカットパンチ用冷却装置50は、可動側型板13A
部のパンチ用冷却回路51とメインシリンダ17A部の
パンチ用冷却回路52とパンチガイド42部のパンチ用
冷却回路53とから構成されている。
【0034】前記可動側型板13A部のパンチ用冷却回
路51は、可動側型板13Aの側面に取付けられている
一対のプラグ511(図1には1個しか示されていな
い)と、これらのプラグ511の内の1個のプラグに接
続され、可動側型板13Aの内部からメインシリンダ1
7A内に延長して穴明け加工で形成されている往路管5
12と、他のプラグに接続され、メインシリンダ17A
の内部から可動側型板13A内へ穴明け加工で形成され
ている復路管(不図示)とから構成されている。前記メ
インシリンダ17A部のパンチ用冷却回路52は、前記
往路管512に接続され、メインシリンダ17Aの中心
部に向かって穴明け加工で形成されている往路管521
とメインシリンダ17Aの中心部から外周部へ向かって
穴明け加工され、そして前記可動側型板13Aの復路管
に接続されている復路管522とから構成されている。
そして前記パンチガイド42部のパンチ用冷却回路53
は、メインシリンダ17Aの中心部に形成された前記往
路管521の端部からパンチガイド42の先端部まで延
長して形成され、その先端部に形成されている円環状の
配管(図6に示した環状回路32Aとほぼ同様のもの)
に接続されている往路管531と、この前記円環状の配
管の他端に接続され、そしてメインシリンダ17Aの中
心部に位置する前記復路管522に接続された復路管5
32とから構成されている。
【0035】前記一対のプラグ511には、図5に示し
た従来技術のゲートカットパンチ用冷却装置30に用い
られた温度調節装置31から導出されている一対の冷却
水ホース35が、それらのソケット34を用いて接続さ
れる。このようにゲートカットパンチ用冷却装置50を
構成することにより、温度調節された冷却水は温度調節
装置31から各パンチ用冷却回路51(可動側型板13
A部)の往路管512、パンチ用冷却回路52(メイン
シリンダ17A部)の往路管521、パンチ用冷却回路
53(パンチガイド42部)の往路管531、パンチガ
イド42の先端部の環状の配管(不図示)、パンチ用冷
却回路53の復路管532、パンチ用冷却回路52の復
路管522、パンチ用冷却回路51(可動側型板13A
部)の復路管、そして他のソケット34及び復路用の冷
却水ホース35を介して前記温度調節装置31に還流す
る。
【0036】次に、このような構成の射出成形用金型1
Aを用いて被成形物であるディスクMを成形する場合の
射出成形用金型1Aの動作を説明する。先ず、図示して
いない射出成形機に射出成形用金型1Aを装着し、その
油圧装置を作動させて、固定側金型2と可動側金型10
Aとを締結する。そして射出ノズルを矢印X方向に移動
させてスプルーブッシュ6のノズル当接面8に装着す
る。そしてスプルーブッシュ6の冷却溝6A、固定側ミ
ラー4の冷却溝4B、可動側ミラー14の冷却溝14B
に図示していない温度調節装置で、通常、70〜120
°C程度の温度に設定された冷却水などを強制循環さ
せ、スプルーブッシュ6、固定側ミラー4及び可動側ミ
ラー14を冷却する。
【0037】同様に前記ゲートカットパンチ24のパン
チ用冷却回路32にも前記温度調節装置31から一方の
冷却水ホース35、パンチ用冷却回路51の往路管51
2、パンチ用冷却回路52の往路管521、パンチ用冷
却回路53の往路管531、ゲートカットパンチ41の
先端部の環状管、パンチ用冷却回路53の復路管53
2、パンチ用冷却回路52の復路管522、パンチ用冷
却回路51の復路管(不図示)、他方の冷却水ホース3
5を介して前記と同様の温度の冷却水などを流し、強制
循環させてゲートカットパンチ41を冷却する。
【0038】このように冷却された状態の固定側ミラー
4、可動側ミラー14などで形成されたキャビティC内
に加熱筒内の樹脂溜まりから供給される溶融樹脂を射出
ノズルを経てスプルーブッシュ6の射出孔7から射出す
る。スプルー部Sの溶融樹脂は冷却溝6Aで冷却された
スプルーブッシュ6で冷却され、キャビティC内に射出
された溶融樹脂のディスクMの情報記録面を形成する溶
融樹脂は冷却溝4B及び冷却溝14Bで冷却された固定
側ミラー4及び可動側ミラー14で冷却され、そしてデ
ィスクMの中央部に相当するゲートカットパンチ部の溶
融樹脂は主としてゲートカットパンチ用冷却装置50を
循環する冷却水で冷却されるパンチガイド42及びゲー
トカットパンチ41で冷却される。
【0039】キャビティC内への溶融樹脂の充填完了
後、或る時間、例えば、0.2〜0.4秒程度の時間経
過後、図2に示したように、射出成形機の油圧ロッド6
0を作動させて不図示のバネに抗して矢印X方向にピス
トン押し部材22、ゲートカットピストン23を押圧
し、そしてその押圧力でガイドスリーブ43を介し、固
定のパンチガイド42に沿ってゲートカットパンチ41
を矢印X方向に押圧し、ディスクMの中央部分をカット
してスプルー部SをディスクMから切り離す。このゲー
トカットが終了すると、油圧ロッド60の押圧が解除さ
れる。そしてゲートカットパンチ24はディスクMの冷
却が終了し、可動側金型10が開いてディスクMを突き
出す直前に後退位置に引き戻される。
【0040】その後、所定の冷却時間経過後、矢印Y方
向に射出成形用金型1Aの可動側金型10Aを固定側金
型2から引き離して開き、開き切った時点で、図3に示
したように、射出成形機の油圧装置を作動させて、コネ
クティングロッド19をエジェクタープレートガイド1
9Aで案内しながらエジェクタースリーブプレート21
を、そしてエジェクタースリーブ25を矢印Xの方向に
押圧し、その押圧力でエジェクタースリーブ25を矢印
Xの方向に押圧する。エジェクタースリーブ25が可動
側ミラー14のキャビティ面14Aから矢印X方向に突
出することで、そのキャビティ面14Aに張り付いてい
るディスクM及びスプルー部Sが突き出され、射出成形
用金型1Aから取り出され、ディスクMの成形が完了す
る。
【0041】以上の説明から明らかなように、本発明の
射出成形用金型1Aのゲートカットパンチ装置40は可
動のゲートカットパンチ41と固定のパンチガイド42
に2分され、その固定のパンチガイド42にのみ冷却水
ホース35が接続されていて、可動のゲートカットパン
チ41には冷却水ホース35が接続されておらず、従っ
て、ゲートカットパンチ41には冷却水ホース35によ
る外力が加わることがないため、スプルー部Sの切り離
しの時のゲートカットパンチ41の前進、後退の際に、
ゲートカットパンチ41とエジェクタースリーブ25と
の間のクリアランスの範囲で一方に寄せられることなく
動作することができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の射出成形用金型は、ディスクMなどの被成形物のスプ
ルー部Sを切り離すためのゲートカットパンチの片当た
りによるカジリ、作動不良などの発生を抑え、パンチの
寿命を延ばすことができるとともに、金属粉の発生によ
るディスク表面に凸欠陥の発生を減少させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の射出成形用金型の断面図
である。
【図2】 図1に示した射出成形用金型のディスク成形
時の一部断面図である。
【図3】 図1に示した射出成形用金型のディスク成形
後の一部断面図である。
【図4】 従来技術の射出成形用金型の断面側面図であ
る。
【図5】 図4に示した射出成形用金型に組み込まれて
いる従来技術のゲートカットパンチ用冷却装置の側面図
である。
【図6】 図5に示したゲートカットパンチ用冷却装置
の内のゲートカットパンチ部分の正面図である。
【符号の説明】
1A…本発明の実施形態の射出成形用金型、2…固定側
金型、3…固定部材、4…固定側ミラー、4A…固定側
ミラー4のキャビティ面、5…固定側位置決めリング、
6…スプルーブッシュ、7…射出孔、10A…可動側金
型、11…可動側取付け板、12…断熱板、13…可動
側型板、14…可動側ミラー、14A…可動側ミラー1
4のキャビティ面、15…可動側位置決めリング、16
…外周リング、17A…メインシリンダ、18…エジェ
クタープレート、19…コネクティングロッド、20…
空間、21…エジェクタースリーブプレート、22…ピ
ストン押し部材、23…ゲートカットピストン、25…
エジェクタースリーブ、31…温度調節装置、35…冷
却水ホース、40…ゲートカットパンチ装置、41…ゲ
ートカットパンチ、42…パンチガイド、43…ガイド
スリーブ、50…ゲートカットパンチ用冷却装置、5
1,52,53…パンチ用冷却回路、512,521,
531…往路管、522,532…復路管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側金型と、該固定側金型側へ摺動自
    在に移動可能に組み込まれたゲートカットパンチを備え
    た可動側金型とから構成され、前記固定側金型と前記可
    動側金型とを締結した時に両者で形成されるキャビティ
    内に溶融樹脂を充填して被成形物を射出成形するための
    射出成形用金型において、 前記ゲートカットパンチを、同軸的にその長軸方向の中
    央部分を固定部として、そしてその長軸方向の外周部分
    を可動部として分割し、前記固定部分にゲートカットパ
    ンチ用冷却回路を設け、該ゲートカットパンチ用冷却回
    路に温度調節装置から導出されているホースを接続し、
    前記外周部分を可動させて被成形物のゲートカット部を
    パンチさせるように構成されていることを特徴とする射
    出成形用金型。
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