JPH11181020A - エポキシ化ブロック共重合体の製造方法 - Google Patents
エポキシ化ブロック共重合体の製造方法Info
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- JPH11181020A JPH11181020A JP36554297A JP36554297A JPH11181020A JP H11181020 A JPH11181020 A JP H11181020A JP 36554297 A JP36554297 A JP 36554297A JP 36554297 A JP36554297 A JP 36554297A JP H11181020 A JPH11181020 A JP H11181020A
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Abstract
いエポキシ化ブロック共重合体の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 エポキシ化ブロック共重合体をエポキシ
化反応溶液から回収するに際し、前記反応溶液を撹拌膜
型蒸発機、好ましくは濃縮液排出口に強制的に濃縮液を
排出することが出来る構造を有するものに供給し有機溶
媒を蒸発させエポキシ化反応溶液を濃縮し、次いで二軸
ベント式押出機によって当該濃縮液から有機溶媒を除去
することを特徴とするエポキシ化ブロック共重合体の製
造方法。
Description
液を2段階に分けて効果的に脱溶媒し、残存有機溶媒含
量の少ないエポキシ化ブロック共重合体を製造する方法
に関する。本発明の製造方法によるエポキシ化ブロック
共重合体は、それ自体を成形品に用いることができるほ
か、ゴム状重合体もしくは樹脂状重合体の改質剤又は改
質助剤、接着剤、シーラント、アスファルト改質剤等に
好適である。
ン化合物とからなるブロック共重合体は、透明で加硫を
しなくても加硫された天然ゴムあるいは合成ゴムと同様
の弾性を常温で有し、しかも高温で熱可塑性樹脂と同様
の加工性を有することから、各種改質剤や接着等の分野
で広く利用されている。上記の性能をさらに改善する目
的で、ブロック共重合体のジエンブロックに由来する炭
素−炭素二重結合をエポキシ化したエポキシ化ブロック
共重合体が既に提案されている。このようなエポキシ化
ブロック共重合体は、まず有機溶媒中でエポキシ化反応
を行い、次いで溶媒に均一に溶解またはスラリー状に存
在するエポキシ化ブロック共重合体を反応溶液中から回
収することによって製造される。
ら回収する方法としては、スチームストリッピング法が
よく知られている。これは、反応溶液であるエポキシ化
ブロック共重合体を含む有機溶媒溶液またはスラリーを
熱水中に注入して有機溶媒を水蒸気と共に蒸留し、エポ
キシ化ブロック共重合体をクラム状で析出させる方法で
あり、例えば特公昭55−7457号公報、特公昭55
−22489号公報、特公昭58−10411号公報等
に開示されている。得られたクラム状のエポキシ化ブロ
ック共重合体は、一般に脱水・乾燥工程で水分を除去す
る。また、特開昭59−53504号公報には、スチー
ムストリッピング法により得られたクラム状物に、金属
酸化物もしくは金属炭酸塩を添加して乾燥機で乾燥する
方法が開示され、特開昭61−218614号公報等に
は、スチームストリッピング法により得られたクラム状
物を脱水装置により含水率を低下させた後、二軸ベント
式押出機で更に水分を除去する方法が開示されている。
リッピング法を経ると、クラムを析出する工程、固液分
離する工程、脱水・乾燥する工程という多くの工程を要
するため、運転が容易ではない。特に、スチームストリ
ッピングに際して適切な界面活性剤を選択しないと、析
出したクラムがスチームストリッピング槽内壁や撹拌翼
などに多量に付着し運転不能になる場合がある。また、
析出したクラムを脱水機で脱水する場合に、クラムの形
状等によっては脱水機のスクリューに食い込みにくい場
合もある。さらに、溶媒除去に際して多量のスチームを
必要とするため、経済的にも問題がある。
の問題点に対し、エポキシ化ブロック共重合体を含有す
る有機溶液から、蒸発機を使用して直接的に溶媒を除去
してエポキシ化ブロック共重合体を回収する方法があ
り、特開平2−187404号公報、特公平5−387
62号公報、特公平7−681号公報に開示されてい
る。しかし、エポキシ化反応溶液から直接的に脱溶媒処
理するのは、経済性および処理工程が少ない点でスチー
ムストリッピング法に比し優れるが、最終的に得られた
エポキシ化ブロック共重合体が熱安定性に劣る場合があ
る。また、処理工程中に特にゲルを発生しやすく、エポ
キシ化ブロッック共重合体の色相が低下する場合もあ
る。
点を解決すべく、エポキシ化ブロック共重合体の製造方
法について検討した結果、エポキシ化反応溶液を撹拌膜
型蒸発機で濃縮し、次いで二軸ベント式押出機により脱
溶媒するいわゆる2段脱溶媒により、前記問題点を解決
し得ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
化合物を主体とする重合体ブロック(A)と共役ジエン
化合物を主体とする重合体ブロック(B)とからなるブ
ロック共重合体(C)又はその水添物(D)を当該共重
合体濃度5〜50重量%の有機溶媒中でエポキシ化して
得たエポキシ化ブロック共重合体(E)をエポキシ化反
応溶液から回収するに際し、前記反応溶液を撹拌膜型蒸
発機に供給し有機溶媒を蒸発させエポキシ化反応溶液を
濃縮し、次いで二軸ベント式押出機によって当該濃縮液
から有機溶媒を除去することを特徴とするエポキシ化ブ
ロック共重合体の製造方法を提供するものである。ま
た、エポキシ化ブロック共重合体(E)のエポキシ当量
が140〜15,000または200〜12,000で
あることを特徴とする前記エポキシ化ブロック共重合体
の製造方法を提供するものである。また、撹拌膜型蒸発
機の使用条件が、温度80〜300℃、内圧760mm
Hg以下であることを特徴とする前記エポキシ化ブロッ
ク共重合体の製造方法を提供するものである。また、撹
拌膜型蒸発機が、濃縮液排出口に強制的に濃縮液を排出
することが出来る構造を有することを特徴とする前記エ
ポキシ化ブロック共重合体の製造方法を提供するもので
ある。更に、二軸ベント式押出機の使用条件が温度80
〜300℃、内圧500mmHg以下であることを特徴
とする前記エポキシ化ブロック共重合体の製造方法を提
供するものである。加えて、製造されたエポキシ化ブロ
ック共重合体の残存有機溶媒含量が1,000ppm以
下であることを特徴とする前記エポキシ化ブロック共重
合体の製造方法を提供するものである。以下、詳細に本
発明を説明する。
(C)とは、ビニル芳香族炭化水素化合物を主体とする
重合体ブロック(A)と、共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロック(B)とを共重合させたものである。
また、ブロック共重合体の水添物(D)とは、ブロック
共重合(C)体の共重合体ブロック(B)に存在する炭
素−炭素二重結合を部分的に水添反応により水素化した
ものをいう。更に、本発明でいうエポキシ化ブロック共
重合体(E)とは、ブロック共重合体(C)またはその
水添物(D)における共重合体ブロック(B)に存在す
る炭素−炭素二重結合をエポキシ化した共重合体をい
う。
ル芳香族炭化水素化合物としては、スチレン、α−メチ
ルスチレン等の種々のアルキル置換スチレン、アルコキ
シ置換スチレン、ビニルナフタレン、アルキル置換ビニ
ルナフタレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン等が
挙げられる。これらの中でもスチレンが好ましい。これ
らは、単独で使用できるほか2種以上を組み合わせて用
いることもできる。
ジエン化合物としては、1,3−ブタジエン、イソプレ
ン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3
−ブタジエン、3−ブチル−1,3−オクタジエン、フ
ェニル−1,3−ブタジエン等が挙げられる。これらの
中で、1,3−ブタジエンとイソプレンが安価であり、
かつ入手しやすいので好ましい。これらは単独で使用で
きるほか2種以上を組み合わせてもよい。
ル芳香族炭化水素化合物と共役ジエン化合物との共重合
組成比(ビニル芳香族炭化水素化合物/共役ジエン化合
物(重量比))は、好ましくは5/95〜80/20で
あり、さらに好ましくは10/90〜70/30であ
る。また、本発明で使用できるブロック共重合体(C)
の数平均分子量は、好ましくは5,000〜500,0
00であり、さらに好ましくは10,000〜100,
000である。5,000より低分子量では、ゴム状弾
性体の性質が発現しにくく、また高分子量では溶融しに
くくなるので好ましくない。ここで、数平均分子量と
は、GPC法によって測定した標準ポリスチレン換算分
子量を意味する。
されるものではない。例えば、A−B−A、B−A−B
−A、A−B−A−B−A等で表されるビニル芳香族炭
化水素化合物と共役ジエン化合物のブロック共重合体で
あってもよい。また、分子自体の構造は直鎖状、分岐
状、放射状などのいずれの構造であってもよく、さらに
これらの任意の組み合わせであってもよい。ブロック共
重合体中において、ビニル芳香族炭化水素化合物は、均
一に分布していても、またテーパー状に分布していても
よい。また、共重合部分は、ビニル芳香族炭化水素化合
物が均一に分布している部分及び/又はテーパー状に分
布している部分がそれぞれ複数個共存していてもよい。
法は特に限定されるものではなく、どのような方法であ
っても差しつかえない。例えば、特公昭42−8704
号公報、特公昭43−6636号公報等に記載されてい
るように、不活性溶媒中でブロック共重合体(C)を水
素化触媒の存在下に水素化する方法が例示できる。水素
化量は特に限定されるものではないが、引き続きエポキ
シ化反応を行なう際、エポキシ化剤と反応し得る不飽和
炭素結合が水添物(D)の分子内に残っている必要があ
る。
たはその水添物(D)を、適当な有機溶媒に溶解した後
にエポキシ化剤を用いて行う。有機溶媒中の共重合体の
濃度は、5〜50重量%であることが好ましく、エポキ
シ化剤によりエポキシ化される部位は、共重合体ブロッ
ク(B)に存在する炭素−炭素二重結合である。尚、有
機溶媒へのブロック共重合体(C)の溶解には、共重合
体(C)がスラリー状に存在する場合も含まれる。
ては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の直
鎖状及び分岐状炭化水素及びそれらのアルキル基置換誘
導体、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタ
ン等の脂環式炭化水素及びそれらのアルキル基置換誘導
体、ベンゼン、ナフタレン、トルエン、キシレン等の芳
香族及びアルキル基置換芳香族炭化水素、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸プロピル等の脂肪族カルボン酸エステ
ル、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素などが挙げ
られる。これらの中で、ブロック共重合体(C)又はそ
の水添物(D)の溶解性及び、沸点その他有機溶媒回収
の容易性などから、シクロヘキサン、酢酸エチル、クロ
ロホルム、トルエン、キシレン、ヘキサンを使用するこ
とが好ましい。
ポキシ化剤としては、過酢酸、過安息香酸、過ギ酸、ト
リフルオロ過酢酸等の有機過酸類、過酸化水素、過酸化
水素と低分子の脂肪酸とを組み合わせたもの等を例示す
ることができる。これらの中で工業的に大量に製造され
るため安価に入手でき、しかも安定度の比較的高い過酢
酸が、エポキシ化剤として好ましい。なお、エポキシ化
の際には、必要に応じて触媒を使用することもできる。
れるものではなく、使用するエポキシ化剤の反応性や所
望されるエポキシ化度、使用するブロック共重合体
(C)又はその水添物(D)中の炭素−炭素二重結合数
等の条件により任意に適当な量を使用し得る。最終的に
得られる重合体(E)のエポキシ当量は、140〜1
5,000、より好ましくは200〜12,000であ
る。エポキシ当量が140より小さいと、重合体の弾性
的な性質が発現しにくくなり好ましくなく、また15,
000より大きいとエポキシ化したことによる特異的な
物性が発現しにくくなり好ましくない。尚、エポキシ当
量は、エポキシ当量=1,600/{エポキシ化ブロッ
ク共重合体中のオキシラン酸素濃度(wt%)}で算出
され、オキシラン酸素1モル当たりのエポキシ化ブロッ
ク共重合体の重量を表す。オキシラン酸素濃度は、臭化
水素の酢酸溶液を用いて滴定して求める。エポキシ当量
が大きいとオキシラン酸素濃度が低くなり、逆に小さい
とオキシラン酸素濃度が高くなる。エポキシ当量は、エ
ポキシ化剤の量を調整等により任意に選択することがで
きる。
化剤、用いる有機溶媒、ブロック共重合体(C)もしく
はその水添物(D)の種類や量などにより異なり、特に
限定されるものではない。例えば、過酢酸をエポキシ化
剤として使用する場合の反応温度は、好ましくは0〜7
0℃である。0℃以下では反応速度が遅く、70℃を越
えると生成したエポキシ基が開環したり過酢酸の分解が
進行したりして好ましくない。過酢酸の安定性を向上さ
せるために、リン酸塩類をエポキシ化反応に際して反応
系に添加してもよい。エポキシ化反応時間は、0.1〜
72時間、より好ましくは0.2〜10時間の範囲で選
ぶことが生産性の観点から好ましい。なお、エポキシ化
反応終了後は、エポキシ化反応の際に生成した酸類をア
ルカリ水溶液で中和するか、水でエポキシ化反応溶液を
洗浄することが好ましい。水洗は連続的に行ってもバッ
チ式で行ってもよい。
シ化ブロック共重合体のエポキシ化反応溶液から、一段
目の濃縮として撹拌膜型蒸発機によって有機溶媒を除去
し、次いで二段目の脱溶媒として二軸ベント式押出機に
より残りの揮発成分を除去する。撹拌膜型蒸発機は、回
転するかき取り板によって伝熱面上を下降する液膜をか
き取って伝熱を促進し、かつ蒸発を均一にするものであ
れば、一般的な装置を使用することができるが、その中
でも濃縮液排出口に強制的に濃縮液を排出することがで
きる構造を有するものが特に好ましい。このような構造
を有する蒸発機は、重力自然落下領域を越えた高粘度物
質を送液することが可能なため、蒸発機内の樹脂の滞留
を少なくでき、ゲル発生などの品質劣化を少なくできる
からである。
回転数は、処理能力、重合体の特性(粘度、熱安定性
等)、有機溶媒の種類や濃度、製品の品質等を考慮して
適宜選定することができる。好ましい蒸発機内の温度
は、80〜300℃、さらに好ましくは100〜250
℃である。蒸発機の温度が80℃未満であると、有機溶
媒が十分に除去できず、一方300℃より高いと重合体
中にゲルが多量に発生するので好ましくない。撹拌膜型
蒸発機の内圧は、好ましくは760mmHg以下、さら
に好ましくは400〜1mmHgの範囲である。なお、
撹拌膜型蒸発機の内圧とは、撹拌膜型蒸発機内で樹脂と
接触している気相部の中で最も低い圧力を示す箇所の圧
力をさす。内圧が760mmHgより高いと、有機溶媒
が十分に除去されないので好ましくない。なお、撹拌膜
型蒸発機の撹拌翼回転数は、剪断速度が100〜5,0
00sec-1になるように設定することが好ましい。
を少なくとも1個、好ましくは1〜10個、さらに好ま
しくは1〜5個有する押出機であることが好ましい。ま
た、リアベントは使用しても、しなくてもさしつかえな
い。かかる構造の二軸ベント式押出機としては、L/D
=2〜50、好ましくは4〜45(Lはスクリューの長
さ、Dはスクリューの外径)程度のものがよく、スクリ
ューのかみ合い構造は、「かみ合い」、「非かみ合い」
のいずれでもよく、また回転方向については同方向、異
方向のいずれでもよい。なお、一般的に二軸ベント式押
出機に代えて、二軸式セルフクリーニング蒸発機、連続
式混練機などが使用されることがあるが、二軸ベント式
押出機に比べて樹脂の滞留時間が長いため、本発明の製
造方法の対象とするエポキシ化ブロック共重合体の場合
には、ゲル発生などの品質劣化を引き起こすなどの問題
点があり好ましくない。
条件、押出機内部の圧力、スクリュー回転数は、処理能
力、重合体の特性(粘度、熱安定性等)、有機溶媒の種
類や濃度、製品の品質、撹拌膜型蒸発機の脱揮能力のバ
ランスなどを考慮して適宜選定することができる。押出
機内の温度は、80〜300℃、さらに好ましくは10
0〜250℃である。尚、バレルごとに異なる温度を設
定することもできる。押出機の温度が80℃未満である
と、有機溶媒が十分に除去されず、一方、300℃より
高いと重合体中にゲルが多量に発生するので好ましくな
い。押出機の内圧は、好ましくは500mmHg以下、
さらに好ましくは400〜1mmHgの範囲から選択さ
れる。なお、押出機の内圧とは、通常、ベント部に取り
付けた圧力計で読み取った値を意味する。押出機の内圧
が500mmHgより高いと、有機溶媒が十分に除去さ
れないので好ましくない。なお、押出機のスクリュー回
転数は、剪断速度が100〜2,000sec-1になる
ように設定することが好ましい。また、押出機の適当な
位置から少量の水を添加することにより、製品であるエ
ポキシ化ブロック共重合体中の残存有機溶媒量を減少さ
せることもできる。
有機溶媒を除去することにより、滞留時間を短くして溶
媒を除去することができ、長時間の熱履歴を与えること
なく製品を製造することができる。撹拌膜型蒸発機でエ
ポキシ化ブロック共重合体溶液中の有機溶媒濃度を5〜
70重量%、好ましくは20〜40重量%に減少させる
ことができるため、次いで使用される2段目の蒸発機に
小型の二軸ベント式押出機を用いることができる。この
様にして最終的に得られたエポキシ化ブロック共重合体
中の残存有機溶媒含量は、5,000ppm以下、より
好ましくは2,000ppm以下、特には1,000p
pm以下であることが好ましい。残存有機溶媒含量が
5,000ppmより多いと、成形品にする際に発泡
し、臭気が発生する場合があるため好ましくない。尚、
残存有機溶媒含量の調整は、使用する蒸発機の温度、蒸
発機内部の圧力、処理速度等の条件を変更することによ
り行うことができる。
共重合体を最終的に得るまでのいずれかの工程におい
て、各種添加剤、例えば耐熱安定剤、老化防止剤、架橋
剤、紫外線吸収剤、またはシリカ、タルク、カーボンな
どの無機物充填剤、可塑剤、オイルなどの軟化剤を添加
した場合も含まれる。
重合体は、ストランド状、ペレット状、発泡クラム状、
粒状、粉末状のいずれの形態とすることができるが、好
ましくはペレット状である。また、当該ペレット等を、
シート、フィルム、各種形状の射出成形品、中空成形品
等の成形品とすることができ、家電製品、自動車部品、
工業部品、家庭用品、玩具等の素材とすることもでき
る。更に各種熱可塑性樹脂の改質剤、粘着剤、接着剤の
素材、アスファルト改質剤とすることもできる。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお
「%」は、特に示す場合を除くほか「重量%」を示す。
ン−ポリスチレンのブロック共重合体(SBS,日本合
成ゴム(株)製「TR−2000」)300重量部を酢
酸エチル1,500重量部に完全に溶解させ、これに過
酢酸の30%酢酸エチル溶液169重量部を連続的に滴
下し、撹拌下40℃で3時間エポキシ化反応を行った。
次いで、反応液を常温に戻し純水にて洗浄し、エポキシ
化ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン共重合
体(ESBS)の酢酸エチル溶液を得た。このエポキシ
化ブロック共重合体の溶液中の揮発分濃度は、70重量
%(エポキシ化ブロック共重合体の濃度は30重量%)
であった。この溶液の酸価は、1.0mgKOH/gで
あった。この溶液を、濃縮液排出口直前に送液用スクリ
ューを有する伝熱面積0.5m2の撹拌膜型蒸発機に供
給した。撹拌膜型蒸発機は、熱媒供給温度150℃、系
内圧力400mmHg、撹拌翼の回転数300rpm
(剪断速度1580sec-1に相当)で行った。その結
果、このエポキシ化ブロック共重合体の溶液中の揮発分
濃度は25重量%(エポキシ化ブロック共重合体の濃度
は75重量%)に濃縮された。次いで、この濃縮物をス
クリュー外径44mm、L/D=42、ベント部を4個
有するリアベントなしの二軸ベント式押出機に供給し
た。押出機の運転は、熱媒供給温度150℃、系内圧力
100mmHg、スクリューの回転数100rpm(剪
断速度600sec-1に相当)で行った。また、二軸ベ
ント式押出機で得られる重合体の生産速度が15kg/
hとなるように撹拌膜型蒸発機にエポキシ化ブロック共
重合体の酢酸エチル溶液を供給した。全体のフローを図
1に示す。次いで、押出機先端から排出された共重合体
をカッターにてペレット状にした。脱溶媒後の共重合体
中の残存溶媒含量は、2,300ppmであり、共重合
体のエポキシ当量は520であった。また、成形品の発
泡は全く認められなかった。なお、発泡の確認は重合体
を200℃でプレスして2mm厚のシートに成形し、こ
のシートを目視で観察して行った。また、運転終了後に
押出機スクリューを引き抜き内部を目視観察したとこ
ろ、ゲルの付着は見られず、ゲル含量は0.1重量%以
下であった。
機において、第4ベント部の手前の供給口から水を0.
2kg/h供給し、スクリューの回転数を70rpm
(剪断速度420sec-1に相当)とした他は、実施例
1と同様の方法によりエポキシ化ブロック共重合体を得
た。得られた重合体の残存溶媒含量は760ppmであ
り、重合体のエポキシ当量は520であった。また、成
形品の発泡は全く認められなかった。また、運転終了後
に押出機スクリューを引き抜き内部を目視観察したとこ
ろ、ゲルの付着は見られず、ゲル含量は0.1重量%以
下であった。
エポキシ化ブロック共重合体の酢酸エチル溶液(揮発分
濃度70重量%)を、濃縮液排出口直前に送液用スクリ
ューを有しない伝熱面積0.5m2の撹拌膜型蒸発機に
66kg/hで供給した。撹拌膜型蒸発機は、熱媒供給
温度150℃、系内圧力400mmHg、撹拌翼の回転
数300rpm(剪断速度1,580sec-1に相当)
で行った。濃縮物は蒸発機排出口直前で滞留を起こし、
濃縮物を蒸発機から排出することが不可能となり、運転
を継続することができなかった。ゲル含量は、3.0重
量%であった。
機をスクリュー外径100mm、L/D=6の横型二軸
式セルフクリーニング蒸発機とし、熱媒供給温度160
℃、系内圧力100mmHg、スクリューの回転数を3
0rpm(剪断速度75sec-1に相当)とした他は、
実施例1と同様の方法によりエポキシ化ブロック共重合
体を得た。得られた共重合体の残存溶媒含量は、1,1
50ppmであり、重合体のエポキシ当量は520であ
った。また、成形品の発泡は全く認められなかったが、
多量のフィッシュアイが発生して成形不良を起こした。
運転終了後にスクリューを引き抜き、蒸発機内部を開放
して目視観察したところ、装置内壁およびスクリューに
黄色に変色した樹脂の付着が見られた。ゲル含量は3.
0重量%であった。
ベント式押出機との二段脱溶媒によってエポキシ化反応
溶液から有機溶媒を除去するため、長時間の熱履歴を与
えることなく有機溶媒とエポキシ化ブロック共重合体を
分離することができ、熱劣化が少なく、かつ残存有機溶
媒量の少ないエポキシ化ブロック共重合体を製造するこ
とができる。
媒除去のフロー図を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 ビニル芳香族炭化水素化合物を主体とす
る重合体ブロック(A)と共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロック(B)とからなるブロック共重合体
(C)又はその水添物(D)を当該共重合体濃度5〜5
0重量%の有機溶媒中でエポキシ化して得たエポキシ化
ブロック共重合体(E)をエポキシ化反応溶液から回収
するに際し、前記反応溶液を撹拌膜型蒸発機に供給し有
機溶媒を蒸発させエポキシ化反応溶液を濃縮し、次いで
二軸ベント式押出機によって当該濃縮液から有機溶媒を
除去することを特徴とするエポキシ化ブロック共重合体
の製造方法。 - 【請求項2】 エポキシ化ブロック共重合体(E)のエ
ポキシ当量が140〜15,000であることを特徴と
する請求項1記載のエポキシ化ブロック共重合体の製造
方法。 - 【請求項3】 エポキシ化ブロック共重合体(E)のエ
ポキシ当量が200〜12,000であることを特徴と
する請求項1記載のエポキシ化ブロック共重合体の製造
方法。 - 【請求項4】 撹拌膜型蒸発機の使用条件が、温度80
〜300℃、内圧760mmHg以下であることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載のエポキシ化ブロ
ック共重合体の製造方法。 - 【請求項5】 撹拌膜型蒸発機が、濃縮液排出口に強制
的に濃縮液を排出することが出来る構造を有することを
特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエポキシ化
ブロック共重合体の製造方法。 - 【請求項6】 二軸ベント式押出機の使用条件が温度8
0〜300℃、内圧500mmHg以下であることを特
徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエポキシ化ブ
ロック共重合体の製造方法。 - 【請求項7】 製造されたエポキシ化ブロック共重合体
の残存有機溶媒含量が1,000ppm以下であること
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエポキシ
化ブロック共重合体の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36554297A JPH11181020A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | エポキシ化ブロック共重合体の製造方法 |
| EP19980310571 EP0924224B1 (en) | 1997-12-22 | 1998-12-22 | Process for producing epoxidized block copolymer |
| ES98310571T ES2182235T3 (es) | 1997-12-22 | 1998-12-22 | Procedimiento de preparacion de copolimeros secuenciados epoxidados. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36554297A JPH11181020A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | エポキシ化ブロック共重合体の製造方法 |
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| JPH11181020A true JPH11181020A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18484519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36554297A Pending JPH11181020A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | エポキシ化ブロック共重合体の製造方法 |
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| JP (1) | JPH11181020A (ja) |
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- 1998-12-22 ES ES98310571T patent/ES2182235T3/es not_active Expired - Lifetime
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