JPH11181969A - 耐汚染性に優れた高反射性表面処理板 - Google Patents
耐汚染性に優れた高反射性表面処理板Info
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- JPH11181969A JPH11181969A JP9355578A JP35557897A JPH11181969A JP H11181969 A JPH11181969 A JP H11181969A JP 9355578 A JP9355578 A JP 9355578A JP 35557897 A JP35557897 A JP 35557897A JP H11181969 A JPH11181969 A JP H11181969A
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Abstract
く、太陽光に対する優れた反射性を長期にわたって維持
できる高反射性表面処理板を提供すること。 【解決手段】基板表面に、反射性に富む無機セラミック
ス粒子を含み、残部が実質的に有機樹脂からなる反射層
と、その上の光触媒層とを有する耐汚染性に優れた高反
射性表面処理板。光触媒粒子として酸化チタンとチタン
酸ジルコニウムの結合体を含有する光触媒粒子を用いる
とさらに優れた耐汚染性を示す。
Description
屋根、壁など、建築用材料として使用される高反射性表
面処理板に関する。
とともに屋根材の軽量化が望まれている。屋根材として
は、日本瓦の他に、新窯業系の材料からなる屋根材、金
属屋根材等があるが、金属屋根材は、日本瓦に比べて重
量が約1/10、新窯業系瓦に比べても約1/3と軽量
である。しかし、金属屋根材は太陽光による熱が屋根裏
に容易に伝達し、室内が暑くなるという問題点があっ
た。
裏面に断熱材を貼合する方法があるが、金属板を成形後
した後に断熱材を貼合するという手順を採るために、製
造工程が煩雑なことや、材料コストが高いためにイニシ
ャルコストが高いという問題があった。また、遮熱断熱
塗料を塗装する方法もあるが、この塗料は、顔料として
真空バブルを多数包含するセラミックスを利用するもの
で、非常に厚く塗装する必要があるなどの制約があり、
一般用途には適さない。
ルミニウム、銅、黄銅などの金属微粉末とバインダーか
らなる塗料で塗膜を形成した太陽熱集熱器用反射板が開
示されている。この反射板は、りん片状の金属粉を混入
させた塗料を用いることにより、高い太陽光反射率を実
現するものである。しかしながら、外界に浮遊するほこ
りや排気ガスなどが表面に付着し汚れが生じると太陽光
の反射率が著しく低下し、輻射熱の吸収が増大する問題
があった。
化亜鉛(ZnO)等の半導体に、そのバンドギャップよ
りも大きいエネルギーを持つ光が照射されると、これら
の半導体は励起されてn型半導体となり有機物の分解作
用を示す。このことは光触媒作用として知られており
(「表面」Vol.25 No.8、頁477〜49
5、(1987))、これらの光触媒機能を有する粒子
(以下、単に「光触媒粒子」と記す)は有害物質等の分
解、除去などに応用されている。また、光触媒粒子は、
紫外線の照射を受けると水に対する接触角が0度に近い
超親水性表面を形成することも知られている(「Nat
ure」Vol.388、頁431、(1997))。
する課題は、上記の問題点を解決し、屋根材などの建材
用外装材に要求される性能のうち、表面に汚れが付着し
難く、太陽光に対するすぐれた反射性を長期にわたって
維持できる高反射性表面処理板を提供することにある。
(1)および(2)に記載の耐汚染性に優れた高反射性
表面処理板にある。
クス粒子を含み、残部が実質的に有機樹脂からなる反射
層と、その上の光触媒層とを有することを特徴とする耐
汚染性に優れた高反射性表面処理板。
のチタン酸ジルコニウムとの結合体を含有するものであ
ることを特徴とする上記(1)に記載の耐汚染性に優れ
た高反射性表面処理板。
性から、各種のめっき金属板や塗装金属板が用いられる
場合が多い。用途によってはプラスチックスなども用い
られる。本発明の高反射性表面処理板は、これらの金属
板やプラスチックス等(以下、単に「基板」と記す)の
表面に、太陽光からの輻射エネルギーに対する反射特性
に優れた無機セラミックス粒子と有機樹脂を含有する塗
膜(以下、単に「反射層」とも記す)を設けて、太陽光
からの熱エネルギーの伝搬を防止する。
ギーは、主として0.2〜2.5μmの領域の短波長の
電磁波として伝搬される。そのエネルギーを熱として吸
収して温度が上昇した物体からは、これよりも長波長の
電磁波としてエネルギーが放射される。たとえば、物体
表面温度が80〜100℃に加熱された面から放散され
る放射エネルギーは2.5〜20μmの赤外域にある。
効率の良い反射板を構成するためには、輻射エネルギー
の反射能が大きく(吸収能が小さく)、かつ、反射板か
らのエネルギー放射率が高いものがよい。つまり、太陽
光を反射する面は、波長2.5μm以下の輻射に対する
反射率が1に近く、また、その表面からの波長2.5μ
m以上のエネルギーの放射率が1に近い特性を持ってい
ることが望ましい。本発明の表面処理板では、上記のよ
うな分光性能を有する反射性に富む粒子を塗料に含有さ
せて有機樹脂をバインダーとして塗膜をその表面に形成
させる。
する。表面処理板を屋外で使用する場合、水濡れ性の悪
い疎水性の表面に付着した水濡れ性の悪い有機物に徐々
に汚れが付着し、汚染物として認識される。したがって
汚染を防ぐためには、表面に汚染物が付着しないように
しかつ表面の水濡れ性を良くすることが有効である。
触媒粒子を保持させ、その光触媒反応により有機物を分
解させる。さらに、反射層の表面を親水性の表面にし
て、汚染物が付着しても降水時に洗い流される。これら
の作用を活用して反射層の反射性を永続的に良好な状態
に維持する。
に述べる。
無機セラミックス粒子としては、2.5μm以下の波長
の輻射に対する反射率が0.7以上であるものが好まし
い。この反射率が0.7に満たない場合には、反射層に
おける太陽光の反射が不十分になる。より好ましくは
0.8以上である。また、反射性に富む無機セラミック
ス粒子としては、2.5μm以上の波長のエネルギーの
放射率が0.7以上であるものが好ましい。放射率が
0.7に満たない場合には反射層からの放熱が不十分に
なる。より好ましくは放射率が0.8以上である。
子としては、コージェライト(2MgO・2Al2O3・
5SiO)、ジルコニア(ZrO2 )、マグネシア(M
gO)、アルミナ(Al2O3)、窒化ホウ素(hBN、
cBN)などの無機セラミックス粒子が好適である。こ
れらの粒子の波長が0.3〜2.5μmの領域の反射率
は市販の可視・紫外線吸収スペクトル測定器を用いて測
定することができ、波長が2.5μm以上の領域の放射
率は市販のフーリエ変換型赤外分光強度計を用いて測定
することができる。反射性に富む無機セラミックス粒子
は、上記の粒子の内の1種を用いればよいが、2種以上
を混合して用いてもよい。
さは質量中位径で30μm以下とするのが好ましい。さ
らに、反射層の厚さの35%以下の大きさのものが望ま
しい。粒径が小さいほど太陽光に対する遮蔽性に優れる
からである。より好ましくは15μm以下である。
ックス粒子の含有量が多いほど向上する。このため、反
射層の重量に対して30重量%以上とするのが好まし
い。反射性に富む無機セラミックス粒子の含有量がこれ
に満たない場合には太陽光に対する遮蔽性が不十分にな
る場合がある。より好ましくは50重量%以上である。
反射性に富む無機セラミックス粒子の含有量が90重量
%を超えると塗膜としての凝集強度や基板との密着性が
低下する。このため、その含有量の上限は90重量%と
するのが好ましい。
ミックス粒子を保持するバインダーとしての作用をす
る。この樹脂は、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、シ
リコン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂、フッ素系樹脂などの各種有機樹脂の内のい
ずれかの樹脂を用いることができる。バインダー樹脂
は、上記の樹脂の中の1種を用いればよいが、2種以上
を混合して用いてもよい。有機樹脂は、無機セラミック
スに対するバインダー効果を確保するために、反射層の
重量に対して10重量%以上含有させるのがよい。70
重量%含有させるとバインダーとしての効果が飽和する
ので、その上限は70重量%とするのがよい。
味は、反射層には、上述の反射性に富む無機セラミック
ス粒子と有機樹脂以外に、例えばシリカ、チタニアまた
はアルミナのような体質顔料や、メラミン系化合物、イ
ソシアネート系化合物、ベンゾグアナミン系化合物、エ
ポキシ系化合物等の架橋剤などを含有させても構わない
ことを意味する。これにより、基板表面とバインダーで
ある有機樹脂との密着性を向上させたり、塗膜自体の凝
集強度を増すことができる。また、屈折率が有機樹脂の
それに近い顔料であれば、これらを反射層に含有させて
も可視光に対する透明性に対する影響が少ないので、基
板の塗装の色調が維持できる。
好ましい。反射層の厚さが3μmに満たない場合には反
射性に劣る。反射層の厚さの上限は特に限定されない
が、厚すぎると加工性が劣化するので100μm以下が
好ましい。
媒粒子が含有されている。この光触媒粒子としては、公
知の光触媒機能を有する半導体粒子を用いることができ
るが、中でも、酸化チタンあるいは酸化亜鉛の半導体
が、光触媒機能に優れるので好ましい。さらに、光触媒
粒子として、酸化チタンと結晶質のチタン酸ジルコニウ
ムとの結合体を含有するものがより好適である。この結
合体は、結晶質のチタン酸ジルコニウムと酸化チタンを
単に混合したものではなく、Ti−O−Zr結合を介し
て両者を一体化させたものである。酸化チタンとチタン
酸ジルコニウムをこのように配することにより、酸化チ
タン単体の光触媒粒子を用いた場合に較べ光触媒機能を
大幅に向上させることができる。
コニウムとの結合体は、例えば、チタン化合物とジルコ
ニウム化合物との反応生成物を大気雰囲気下で焼成する
等の方法で得ることができる。
特に限定する必要はなく通常得られる1μm以下のもの
でよい。光触媒粒子を構成する結晶子サイズの大きさ
は、5〜50nmが好ましい。結晶子サイズは、X線回
折で得られるアナターゼ結晶の(101)面からの回折
ピークから算出される。結晶子サイズが50nmを超え
ると光触媒活性が低下するので好ましくない。結晶子サ
イズは小さいほど光触媒活性がよいのでいくら小さくて
も構わないが、5nmに満たないものは通常の手段では
得られない。
が好ましい。光触媒層の厚さが50nmに満たない場合
には十分な防汚効果が得られない。光触媒層の厚さが3
μmを超えると、防汚効果が飽和するうえ表面処理板を
成形する際の加工性が損なわれることがあるからであ
る。
に対して10〜90重量%含有させるのがよい。光触媒
粒子の含有量が10重量%に満たない場合には十分な防
汚効果が得られない。光触媒粒子の含有量が90重量%
を超えると防汚効果が飽和するうえ高価になり経済性を
損なう。
皮膜の強度や密着性を向上させるために、シリコン系樹
脂、フッ素系樹脂、コロイド状シリカ、コロイド状アル
ミナ、クロム酸、クロム酸塩、リン酸、リン酸塩等を、
光触媒層の重量に対して90重量%まで含有しても構わ
ない。
の種類は特に限定される必要はなく、公知の、各種の冷
間圧延鋼板、熱間圧延鋼板、ステンレス鋼板、アルミニ
ウム板等の金属板、各種のプラスチック板、これらの金
属板またはプラスチック板の表面に公知の各種のめっき
を施した板等を用いることができる。めっき品を基板と
して用いる場合は、Zn系、Al系など、公知のめっき
種を電気めっき、溶融めっき、無電解めっき等の公知の
方法でめっきしたものが適用できる。めっきを施した基
板には、さらに防錆性向上等を目的として公知のクロメ
ート処理や、燐酸塩化成処理が施されているものでも構
わない。さらに基板としては、上述の各種の板に塗装を
施したものでもかまわない。塗装の種類は任意であり、
公知のロールコート、ディップコート等で塗装したもの
が使用できる。
理板の製造方法は特に限定されないが、上述の無機セラ
ミックス粒子と有機樹脂とを溶媒に分散させて塗料組成
物とし、この塗料組成物を基板表面に塗布し乾燥させて
反射層を形成し、その後、光触媒粒子を分散させたゾル
液をそのまま、あるいは前記のコロイド状シリカ、クロ
ム酸塩などを添加して、塗料組成物とし、反射層の上に
塗布して乾燥させて製造するのが好ましい。
シクロヘキサン、メチルエチルケトン等の通常用いられ
ているものを適宜選択して用いればよい。前記塗料組成
物には、合成微粉シリカ、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、有機ベントナイト等の増粘
剤、ポリアクリル酸およびその塩、ナフタレンスルホン
酸などの分散剤、などが含まれていても構わない。塗料
組成物の塗布方法は公知の方法でおこなえばよく、例え
ば、スプレーコート、ロールコート、カーテンフローコ
ート、バーコート等の方法が適用できる。塗装後は、熱
風オーブン、誘導加熱オーブン等公知の方法で乾燥し、
公知の方法で冷却すればよい。これらの処理は、基板が
金属板の場合には、一般的な2コート2ベーク方式の連
続塗装金属板製造設備を用いれば効率的に製造できる。
m以下の波長の輻射に対する反射率が0.75、2.5
μm以上の波長の放射率が0.85の分光特性を持つ無
機セラミックス粒子であるコージェライト粉末45重量
部とポリエステル樹脂55重量部を、溶剤としての適量
のシクロヘキサノンと共にボールミルを用いて分散混合
して反射層を形成するための塗料組成物(以下、「コー
ジェライト含有塗料」と記す)を得た。さらに、酸化チ
タンゾル50重量部と市販の水ガラスコーティング材を
50重量部づつ配合した光触媒層を形成するための塗料
組成物(以下、「酸化チタン含有コーティング剤」と記
す)を得た。
に、乾燥膜厚が約10μmとなるように上述のコージェ
ライト含有塗料をロールコートし、250℃で40秒間
の乾燥処理を施した。その後、上述の酸化チタン含有コ
ーティング剤を、乾燥膜厚が1μmとなるようにディッ
プコートして180℃で70秒間乾燥し、本発明の表面
処理板(試料A)を得た。
溶融亜鉛めっき鋼板に、実施例1で用いた反射層を形成
するための塗料組成物に替えて、ポリエステル樹脂と溶
剤としての適量のシクロヘキサノンを含有する塗料組成
物を用いて乾燥膜厚が約10μmとなるように塗装し乾
燥処理を施した。その後、上述の酸化チタン含有コーテ
ィング剤を実施例1と同一の条件で処理して試料Lを得
た。
溶融亜鉛めっき鋼板に、実施例1に記載したのと同一組
成のコージェライト含有塗料を実施例1に記載したのと
同様に塗布し乾燥処理して、基板の上に反射層のみを有
する試料Mを得た。
溶融亜鉛めっき鋼板に、実施例1に記載したのと同じ組
成の酸化チタン含有コーティング剤を、実施例1に記載
したのと同じ条件で直接塗布し乾燥処理して基板の上に
光触媒層のみを有する試料Nを得た。
明度Lを色差測定器を用いてJIS−Z−8722に規
定される方法に従って測定した後、3ヶ月間屋外暴露
し、再度表面の明度を測定し、表面の汚れを落とさずに
そのまま太陽光に対する反射性評価試験に供した。
置の断面を模式的に示す図である。保温容器6の試料積
載部分以外は断熱材で熱の出入りが遮断されている。そ
れぞれの試料は、反射層2を外部に向けて試料毎に準備
される保温容器6の上面に貼り付けた。試料1の裏面に
は熱電対4を装着し、外部の記録計に接続して試料の温
度変化が記録できるようになっている。それぞれの試料
を張り付けた保温容器は、屋外で、反射層2が太陽光7
に対して同一方向に同一角度になるように配置し、太陽
光に曝し始めた時以降の鋼板裏面の温度上昇状況を測定
した。
反射性評価試験の結果を図1に示す。
層を有する試料AおよびNは3ケ月間の屋外暴露後も表
面の明度に僅かな変化しか認められず、良好な耐汚染性
が得られた。
ある試料Aは、比較材である試料L、MおよびNに較べ
て、反射性評価試験開始後の温度上昇速度が遅く、定常
状態の温度も低かった。試料Mの温度上昇速度は、試料
LおよびNよりも遅いが試料Aよりも早く、定常状態で
の温度も試料Aよりも高い。これは、屋外暴露時に付着
した汚れが太陽光を吸収し鋼板裏面の温度が上昇したも
のである。試料LおよびNはともに反射層が無く、鋼板
裏面の温度は、試料AおよびMよりも高温になった。
μm以下の波長の輻射に対する反射率が0.9、2.5
μm以上の波長の放射率が0.9の分光特性を持つ窒化
ホウ素を60重量部とポリウレタン系樹脂40重量部
を、シクロヘキサノン:トルエン:キシレンを体積比で
1:1:1の割合で混合した液で希釈し、ペイントシェ
ーカーを用いて分散混合して乾燥固形分50重量%の反
射層を形成するための塗料組成物(以下、「窒化ホウ素
含有塗料」と記す)を得た。実施例1で用いたのと同様
の溶融亜鉛めっき鋼板上に、乾燥膜厚が約10μmとな
るように上述の窒化ホウ素含有塗料をロールコートし、
240℃で40秒間の乾燥処理を施した。その上に、実
施例1で記載した酸化チタン含有コーティング剤を、乾
燥膜厚が1μmとなるように実施例1と同様の条件で塗
布、乾燥し、本発明の表面処理板(試料B)を得た。
ム10重量部と酸化チタン90重量部を混合し、大気中
で500℃で2時間焼成した後粉砕し、水に分散させて
固形分が10重量%のスラリを作製した。このスラリを
水酸化ナトリウムを用いてpH10に調整し、オートク
レーブで150℃で3時間水熱処理を施した。その後、
濃度60%の硝酸を加えてpH7に調整し、ろ過してチ
タン酸ジルコニウム−酸化チタン結合体を得た。このチ
タン酸ジルコニウム−酸化チタン結合体に市販の水ガラ
ス系コーティング剤を固形分で50重量%となるように
混合し、光触媒層を形成するための塗料組成物(以下、
「チタン酸ジルコニウム−酸化チタン系コーティング
剤」と記す)を得た。実施例1で使用したのと同様の溶
融亜鉛めっき鋼板上に、窒化ホウ素含有塗料を乾燥膜厚
10μmとなるように実施例2と同様の方法で塗布し、
乾燥した上に、上記のチタン酸ジルコニウム−酸化チタ
ン系コーティング剤を乾燥膜厚が1μmとなるようにロ
ールコートし、180℃で60秒間乾燥させて本発明の
表面処理板(試料C)を得た。
の溶融亜鉛めっき鋼板上に、窒化ホウ素含有塗料を乾燥
膜厚10μmとなるように実施例2と同様の方法で塗布
し、235℃で70秒間乾燥し、反射層のみを有する試
料Pを得た。
接、チタン酸ジルコニウム−酸化チタン系コーティング
剤を乾燥膜厚が1μmとなるように塗布し、180℃で
60秒間乾燥して基板の上に光触媒層のみを有する試料
Rを得た。
mm、長さ300mmの試験片を切りだし、各試験片の
表裏面に温度測定用の熱電対を取り付け、それぞれを図
4に示すように保温容器6の上面に張りつけた。これら
を、ビルの屋上に南向きに同一方向に同一角度で試験表
面(反射層や光触媒層を有する面)が日射に曝されるよ
うに設置し、6月から11月の間の6ケ月間屋外暴露し
た。暴露期間毎日正午に、簡易可搬式色差測定器による
試験表面の明度の測定と、試験片の表裏面間の温度差
(以下、「△T」と記す)の測定をおこない、それぞれ
1ケ月間の平均値を求めて耐汚染性と日射に対する反射
性を評価した。日射に対する反射性は、△Tが大きいほ
ど優れていると判断した。
3に示されているように、表面に光触媒層を有する試料
A、B、CおよびRの試験表面は優れた耐汚染性を示し
た。中でも光触媒粒子としてチタン酸ジルコニウム−酸
化チタン系コーティング剤を使用した試料CおよびRの
耐汚染性は特に良好であった。実施例1で使用し表面に
光触媒層を有さない試料Pの試験表面は暴露期間中に次
第に汚れが堆積した。
2に示されているように、本発明が規定する範囲の反射
層を有する試料は良好な遮熱性を示した。特に、反射層
に反射性と放射性に優れた窒化ホウ素系塗料組成物を使
用した試料BおよびCは、コージェライトを用いた試料
Aに比較してさらに優れた遮熱性を示した。光触媒層に
チタン酸ジルコニウム−酸化チタン系塗料組成物を用い
た試料Cでは、試料Bに比較してさらに汚れが付着し難
く、長期間安定して優れた遮熱性を示した。これに較べ
て、反射層に窒化ホウ素系塗料組成物を使用したが光触
媒層を設けなかった試料Pは、暴露開始直後の遮熱性は
優れていたが暴露期間中に表面に汚れが付着し、次第に
遮熱性が悪くなった。反射層を設けないで基材の上に直
接、チタン酸ジルコニウム−酸化チタン系塗料組成物か
らなる光触媒層を設けた試料Rの遮熱性は好ましくなか
った。
処理板は、軽量であることに加えて、表面が汚染され難
く、太陽光に対する優れた遮熱性をメンテナンスフリー
で長期にわたって維持できる。また、生産性が高いので
安価に供給することができる。本発明の表面処理板は上
記の特性を有しており、特に、屋根材や壁材などの建材
用外装材として好適である。
を示す図である。
示す図である。
ある。
図である
・・・基板、5・・・熱電対、6・・・保温容器、7・
・・記録計、8・・・太陽光。
Claims (2)
- 【請求項1】表面に、反射性に富む無機セラミックス粒
子を含み、残部が実質的に有機樹脂からなる反射層と、
その上の光触媒層とを有することを特徴とする耐汚染性
に優れた高反射性表面処理板。 - 【請求項2】光触媒層が、酸化チタンと結晶質のチタン
酸ジルコニウムとの結合体を含有するものであることを
特徴とする請求項1に記載の耐汚染性に優れた高反射性
表面処理板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35557897A JP4304382B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 耐汚染性に優れた高反射性表面処理板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35557897A JP4304382B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 耐汚染性に優れた高反射性表面処理板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11181969A true JPH11181969A (ja) | 1999-07-06 |
| JP4304382B2 JP4304382B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=18444705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35557897A Expired - Fee Related JP4304382B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 耐汚染性に優れた高反射性表面処理板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4304382B2 (ja) |
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