JPH11190199A - トンネル内のセグメント搬送装置 - Google Patents

トンネル内のセグメント搬送装置

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JPH11190199A
JPH11190199A JP9358999A JP35899997A JPH11190199A JP H11190199 A JPH11190199 A JP H11190199A JP 9358999 A JP9358999 A JP 9358999A JP 35899997 A JP35899997 A JP 35899997A JP H11190199 A JPH11190199 A JP H11190199A
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JP
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segment
tunnel
length
transport
divided
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JP9358999A
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Hideo Kanbayashi
秀雄 神林
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成によりトンネルの全方向への曲線施
工に追従可能で、且つトンネル機械の動力の負担を軽減
させるとともに、経済性に優れた搬送装置を形供する。 【解決手段】屈曲自在に連結された通常ビーム長より短
い規定の長さに分割された分割ビーム(11)間を屈曲自在
に接合した搬送ビーム(10)を、トンネル施工の計画曲線
に沿って既設セグメント(3′) に懸架支持させる。そし
て、規定された前記分割長を既設セグメント(3′) のト
ンネル軸方向長さの整数分の1か同等の長さ、或いはそ
の2倍の長さとしている。セグメント搬送装置をトンネ
ル機械及び後続台車と分離させるため、トンネル機械の
動力の軽減につながるばかでなく、トンネル機械及び後
続台車との間の狭い曲線区間の搬送空間内を他の周辺機
材やトンネル坑壁面との干渉を避けて円滑に新たなセグ
メント(3) の搬送を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトンネル内のセグメ
ント搬送装置に関し、特に、トンネル機械と後続台車と
の間をセグメントや枕木等の構築用資材や工事用機材を
搬送するためのトンネル内の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル工事の計画線形は、その掘削技
術や周辺技術の向上に伴い、多様な施工域における掘進
が計画されるようになり、それらの計画線形に応じて施
工をせざるを得ない場合が増加している。ところで、ト
ンネルを掘削・構築するためのトンネル機械が前記計画
線形に沿って掘進すると共に、トンネル坑壁を構築する
ために、覆工体であるセグメントや、或いは枕木、レー
ル等を搬入したり搬出する必要がある。その搬送には前
記Iビームに懸架されたホイストを使ってなされること
が多い。前記Iビームは、通常、トンネル機械の後端部
及び後続台車の前端部にその両端が接続される。
【0003】一方、前記Iビームの長さは10〜15m
に設定されていることが多く、単に直線上を掘進する場
合には格別の不都合はないが、前述のような曲線区間に
あっては、Iビーム自体あるいは搬送資材や機材、特に
所要の幅と長さを有するセグメントが、トンネル坑壁面
やトンネル機械と後続台車との間に配される他の設備、
例えばスクリュコンベヤなどと干渉するため、前記計画
線形に沿って掘進することが不可能となる。
【0004】そこで、従来も、例えば特開平8−326
498号公報により提案されているように、一般の長さ
(10〜15m)のIビームを複数に分割し、自在継手
を用いてその接続部を上下・左右の各方向ともに屈曲自
在に接続することが行われている。従って、個々のIビ
ームは分割されただけ短くなり、特に掘進路線の曲線区
間においても搬送ビームをトンネル機械に追随させるこ
とができるため、Iビームに設置された搬送機が分割さ
れた各ビーム間を円滑に移動させることができ、セグメ
ントを後続台車に衝突させることなく搬送できる。しか
も、トンネル機械のローリング等によっても後続台車と
Iビームとの接続部に変形や損傷を与えないというもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかして、前述の公報
に開示された搬送装置にあっては、そのIビームの分割
長さは工事の曲線区間ごとに決定されるものであって、
計画線図に合わせて様々な長さのIビームを準備する必
要があり、そのため煩雑なIビームの製作と管理などの
作業と多数の工程が余儀なくされるため、勢いその分割
数を最小限に抑えることになり、通常の長さよりも短い
とはいえ長尺であることに変わりなく、Iビームの設置
位置も必然的に他の設備等との干渉を避ける部位とされ
る。因みに、上記公報に示された図から明らかなよう
に、同公報記載の搬送装置にあっては、その搬送ビーム
は3分割されているに過ぎず、しかもトンネル坑壁面と
の間隔が最も広くとれるトンネル軸の直上に配されてい
る。
【0006】しかるに、トンネル機械には掘削土の排出
のためスクリュウコンベヤやベルトコンベヤ等が同機械
と後続設備との間に延在して設置されており、前記公報
記載の設備にあっては前記コンベヤなどは必然的に前記
Iビームを避けてトンネル坑壁面に接近させて配設せざ
るを得ない。このとき、分割されたIビームの長さを前
述のように曲線区間における必要最大限の長さに設定し
た場合には、トンネル坑壁面との干渉は回避できても、
隣接して配される周辺設備との干渉までも回避できる保
証はない。
【0007】更に、前記公報に開示された搬送ビームは
その分割されたIビームがそのトンネル工事に専用に使
われるものであるため、他の工事にも利用することは難
しく、従って分割されたIビーム同士の連結部の組立て
及び分解が可能な構造とする必要がないことから、一旦
接続すると分解が不要な接続構造となっている。
【0008】また、従来、この種の搬送装置にあって搬
送ビームの設置は、上述のようにトンネル機械の後端部
と後続台車の先端部との間に架設されるのが一般的であ
るが、その他にも、例えば後続台車に搬送ビームの一端
部を固設して、他端を自由端とする片持ち支持とする方
式、或いはトンネル坑内の既設セグメントに固設する方
式が採用されるが、前者は強度の点で後続台車からの延
設長さに制約があり、前者及び後者は搬送ビームはその
工事が終了後に回収されず廃却され、上述の工程数の増
加に加えて経済性の点で大きな影響がある。
【0009】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
すべくなされたものであり、具体的には簡単な構成をも
ってトンネル坑壁面や周辺機材との干渉を回避しながら
トンネルの曲線施工に追従可能で、しかも同一工事現場
であるか異なる工事現場であるかを問わず、使用済みの
搬送ビームの繰返し使用を可能ならしめ、汎用性に富む
分割ビームを採用したトンネル機械の搬送装置を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】前記目的は
上記請求項1〜4に記載されたトンネル内の搬送装置に
係る発明により達成される。請求項1に係る発明は、長
手方向に複数個に分割して連結され、トンネル内のトン
ネル方向に配設されるセグメント搬送ビームと、前記搬
送ビームに懸垂支持され、セグメントを搬送ビームに沿
って搬送するセグメント搬送機とを備えてなり、分割さ
れた前記搬送ビームは屈曲自在に連結され、その連結部
間の長さが前記セグメントのトンネル軸方向長さの整数
分の1又は2倍であり、前記セグメント搬送ビームの支
持位置の間隔はほぼ一定であり、前記セグメント搬送ビ
ームは、その屈曲部周辺で脱着可能であることを特徴と
している。
【0011】すなわち、本発明にあっては分割ビームを
既設セグメントに懸架支持させることを前提としてお
り、更には分割ビームの長さを前記セグメントのトンネ
ル軸方向長さの整数分の1又は同長さの2倍と規定して
いる。通常のセグメントのトンネル軸方向の幅寸法が7
50mm〜1000mmであることを参考にすると、本
発明の前記分割ビームの最大長さは2000mmであっ
て、上記公報に図示されているように分割ビーム長が通
常のビームが3分割されたとすると、その長さは約30
00mm〜5000mmとなり、本発明と比較して未だ
に長尺であるため、曲率半径の小さい曲線区間では搬送
機により搬送されるセグメントがトンネル坑壁面或いは
圧送排土パイプライン等の周辺設備と干渉しないとする
保証はない。
【0012】これに対して、本発明にあっては前述のよ
うに分割ビーム長をセグメントのトンネル軸方向の幅寸
法を基準に規定しているため、セグメントの寸法がトン
ネル半径や曲線区間の曲率により決定されることを考慮
すると、いかなる曲率の曲線施工区間にあっても十分に
対応することができ、搬送セグメントがトンネル坑壁面
や周辺設備と干渉することが確実に回避できる。
【0013】更に加えて、本発明では同一寸法形態をも
つ各分割ビームの長さを整数分の1又は2倍にしたた
め、ビームを盛り替えてもセグメントの吊り上げ位置及
び吊り下げ位置がトンネル機械本体に対して相対的にず
れることがない。また、既設セグメントから垂設された
ビーム支持部材も同じものでよい。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1において
分割された各搬送ビームの屈曲部間の長さをセグメント
のトンネル軸方向長さに等しく設定している。
【0015】このように分割ビーム長を設定する場合に
はセグメントを1リング組むごとにビームの盛り替え作
業を行うため、作業工程を単純にできる。
【0016】請求項3に係る発明は、長手方向に複数個
に分割して連結され、トンネル内のトンネル方向に配設
される搬送ビームと、前記搬送ビームに懸垂され、セグ
メントを搬送ビームに沿って搬送するセグメント搬送機
とを備えてなり、分割された前記セグメント搬送ビーム
は屈曲自在に連結され、既設セグメントに取り付けた回
転自在な転動体を有する搬送ビーム支持部材に、連結さ
れた前記セグメント搬送ビームが前記転動体に移動自在
に載置されてなることを特徴としている。
【0017】本発明にあっては、搬送ビームの全体が転
動体上をトンネル方向に移動可能となるので、掘進に合
わせて搬送ビームを順次トンネル軸の前方へ送ることが
できる。従って、既設セグメントに順次搬送ビーム支持
部材を取り付けていけば、搬送ビームの盛り替え作業の
必要がなく、例えば搬送ビームを人手により後方から押
して必要な距離を簡単に前進させることができる。
【0018】請求項4に係る発明は、請求項3において
分割された各搬送ビームの屈曲部間の長さをセグメント
のトンネル軸方向長さに等しく設定するとともに、各分
割ビームの連結を外すことができる連結構造としてあれ
ば、複数の工事現場にて利用が可能となる。
【0019】このように、分割ビーム長を設定すると、
ほぼセグメントの屈曲に合わせて搬送ビームを屈曲させ
ることができるので、いかなる曲率の曲線施工区間であ
っても十分に対応することができ、搬送セグメントがト
ンネル坑壁面や周辺設備と干渉することがない。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の態様を
添付図面に従って具体的に説明する。図1は本発明に係
る第1実施例を適用したシールド機械及びその後続台車
との間の全体構成を概略で示す側面図である。
【0021】シールド機械1により掘削されたトンネル
壁2には、その掘進の都度、一次覆工としてセグメント
3が組み立てられ、そのセグメント3により覆工された
トンネル内に後続台車4の走行用レール5が敷設され
る。前記レール5には圧送ポンプ用油圧ユニット41、
圧送ポンプ用制御盤42、圧送ポンプ用注水装置43、
排土用パイプライン44等が搭載されるに必要な台数の
後続台車4が走行する。また、前記後続台車4の走行用
レール5とは別にセグメント搬送台車6が走行するレー
ル5aが並設される。
【0022】複数個のセグメント3を積載して走行する
セグメント搬送用台車6は、前記後続台車4の走行と干
渉しない部位を走行して所定の位置に達すると、次回の
組立てに使用する新たなセグメントをセグメント組立装
置の待機位置まで搬送すべく前記セグメント搬送台車6
からセグメント搬送機8に移す。そのため本発明にあっ
ては、図1に示すように前記セグメント搬送機8が、セ
グメント搬送路に沿って既設セグメント3′に垂設した
複数のビーム支持部材17に懸架された搬送ビーム10
上を走行できるようにしている。
【0023】かかるセグメント搬送装置の具体的な構造
を、図1〜図4に示す第1実施例に基づいて説明する。
図1は同トンネル坑内のシールド掘進機と後続台車との
間における諸設備を配設関係を示す側面図、図2は本実
施例のセグメント搬送装置に適用される搬送ビームの懸
架状態を示すトンネル坑内の上面図、図3は前記屈曲連
結部におけるセグメント搬送ビームの屈曲状態を示す模
式図、図4は前記セグメント搬送ビームの屈曲連結部の
構造及びビーム懸架支持構造の一例を示す側面図であ
る。
【0024】図2に示すように、本実施例ではセグメン
ト搬送ビーム10の走行路と後続台車4の走行路とをト
ンネル軸を中心に左右に振り分けてほぼ平行に設定して
いる。図示例では、曲線区間にあって後続台車4の走行
路は、トンネル軸を挟んで片側を走行するように設定さ
れ、セグメント3は前記後続台車4の走行路とは反対側
を搬送される。
【0025】圧送排土パイプのパイプライン44は、ほ
ぼトンネル中央に沿って湾曲して配され、一端がシール
ド掘進機1に装備されるスクリューコンベヤ21の圧送
ポンプ22に接続されており、その排土側は後続台車4
に搭載される。そして、前記パイプライン44はシール
ド掘進機1に装備された前記圧送ポンプ22に向けて徐
々に下傾斜させて配されている。従って、セグメント3
の搬送空間はトンネル坑壁面と圧送排土パイプの前記パ
イプライン44との間の狭い空間に限られることにな
る。図示例では、セグメント搬送空間を前述のように設
定しているが、同セグメント搬送空間としては、他にも
前記パイプライン44を挟んで左右に配された搬送ビー
ム上を走行する一対のセグメント搬送機がそれぞれのチ
ェーンにより、セグメントの周方向をトンネル軸に直交
させて、同セグメントの左右両端を懸垂支持し、前記パ
イプライン44の下方をセグメント搬送空間とする場合
もある。
【0026】なお、排土手段として圧送ポンプによる方
法を記載したが、これに限るものではなく、例えば多段
スクリューコンベヤやベルトコイベヤ等による方法でも
よいことは勿論である。
【0027】このように狭い搬送空間を、従来のような
長尺のセグメント搬送ビームによって周辺機材やトンネ
ル坑壁面と干渉させずにセグメント3を搬送することは
至難の技であり、そのため従来では既述したようにトン
ネル工事ごとの計画曲線に適合するセグメント搬送ビー
ムのビーム長を設定して製造しているのが一般的であ
る。そのため、従来は前記ビームの製造に手間がかか
り、しかも一回使われたビームを他のトンネル工事に転
用することはできず、廃棄する場合が多い。このことは
上記公報に開示された分割ビームについても同様であ
る。
【0028】かかる不都合を避けるため、トンネル機械
と後続台車との間に必要な所要のビーム長を有する搬送
ビーム10を分割する点では、上記公報に開示された搬
送ビームと同様であるが、本発明にあっては、その分割
長をいかなる曲線区間に対しても適用することができる
長さに設定し、しかもそのビーム形態を統一化させてい
る。そして、分割された各ビームを屈曲自在に連結し
て、これを既設セグメントに懸架させる。
【0029】すなわち本実施例では、図1及び図2に示
すように前記分割ビーム長をセグメント3のトンネル軸
方向の長さ(幅)の略2倍に設定しており、こうして分
割されたビーム11は屈曲自在に連結されて、既設セグ
メント3′に懸垂支持部材12を介して懸架される。そ
の連結構造と懸垂支持構造の一例を図3及び図4に基づ
いて具体的に説明すると、前記分割ビーム11はIビー
ムからなり、その前後連結端部の上面にはそれぞれ第1
及び第2のブラケット13,14が上方に突設されてい
る。前記第1ブラケット13は略コ字状をなしており、
前記第2ブラケット14は第1部ラケット13に突設端
が遊嵌される略横L字状をなしている。
【0030】なお、図示例では前述のように分割ビーム
長を既設セグメント3′のトンネル軸方向の長さの2倍
に設定しているが、同分割ビーム長を前記セグメント
3′の前記長さに等しく設定することが好ましく、或い
は同セグメント3′の前記長さの整数分の1に設定する
場合には、後述するように通常許容されるトンネル施工
の計画曲線にあって如何なる曲線区間でも、搬送セグメ
ント3がトンネル坑壁面や上記パイプライン44などと
干渉することなく、円滑に搬送することを可能にするた
め更に好ましい。
【0031】前記各ブラケット13,14の嵌合部に
は、それぞれに連結ピン15が上下に挿通される挿通孔
が形成され、同挿通孔に連結ピン15が抜脱不能に挿通
される。そのため、同連結ピン15の上端には上端フラ
ンジ15aが形成されると共に、同連結ピン15の下端
には、前記挿通孔に挿通されたのちにボルト16等の固
着具によって下端フランジ15bが脱着自在に固定され
て、ピンヒンジ構造を構成する。本実施例では、かかる
ピンヒンジ構造を採用しているため、前記ボルト16等
を脱着させることにより、各分割ビーム11の連結と分
解が簡単にできるものである。
【0032】また、本実施例によれば前記連結ピン15
の上端フランジ15aに既設セグメント3′に上記懸垂
支持部材12により支持される第1取付け片15cが上
方に突出されている。従って、前記上端フランジ15a
の断面は逆T字状をなしており、前記取付け片15cに
はボルト挿通孔が形成されている。前記懸垂支持部材1
2はターンバックルからなり、その下端に前記第1取付
け片15cが嵌合されて、ボルト12aとナット12b
によってトンネル方向の左右に揺動自在に支持される。
また、前記懸垂支持部材12の上端は、前記既設セグメ
ント3′のトンネル軸方向の前後(図4の左右)端面間
に跨がって固設された垂下支持部材17により支持され
るが設けられている。この垂下支持部材17は既設セグ
メント3′の前後両端面にボルト17aにより垂設され
る前後一対のアーム部材17bと各アーム部材17bの
下端に水平に固設される水平ロッド17cから構成され
ている。同水平ロッド17cは両端にネジが切られ、そ
の両端を前後の各アーム部材17bの下端に形成された
挿通孔に挿通してナットにより前記アーム部材17bに
固定される。なお、連結ピン15の挿通孔と垂下支持部
材17は摺動自在に嵌合されており、既設セグメント
3′に分割ビーム11を取り付ける際のずれを吸収させ
ることができるようにしている。
【0033】シールド掘進機1が掘進を繰り返すたび
に、その後方で新たなセグメント3が搬入されて、同セ
グメント3がエレクタ24によってトンネル坑壁面に順
次組み立てられていく。この新たなセグメント3の組立
てに先立って、後続台車4はシールド掘進機1の前進に
追従して前方へ走行すると共に、新たなセグメント3を
積載したセグメント搬送台車6がセグメント搬送機8の
待機位置まで走行する。
【0034】また、前記セグメント3の組立時には、セ
グメント搬送路にあたるトンネル上壁面に組み立てられ
るセグメント3′に上記垂下支持部材17が同時に取り
付けられ、シールド掘進機1による掘進とともに新たな
セグメント3の組立てが終了したのちに、既設の分割ビ
ーム11の前端部に新たに連結する分割ビーム11の後
端部を連結すると共に、前記垂下支持部材17に懸垂支
持部材12を固定し、同懸垂支持部材12の下端に上記
連結ピン15の上端の第1取付け片15cを嵌合して、
ボルト12a及びナット12bによって取り付ける。
【0035】なお、本実施例にあっては、前記分割ビー
ム11の取付けにあたり、新たに取付ける前記分割ビー
ム11として、既に使用された最後部の分割ビーム11
を既設セグメント3′から取り外して利用することがで
きる。すなわち、本実施例による上述した分割ビーム1
1の連結構造及び懸垂支持構造により、分割ビーム11
同志の連結及び取外しと、セグメント3′に対する分割
ビーム11の架設及び取外しの双方ともが可能であるた
め、前述のようないわゆる分割ビーム11の盛替え作業
が可能となる。この盛替えのためには、分割ビーム長を
シールド掘進回数、つまり1個のセグメント3のトンネ
ル軸方向長さの整数分の1、または同等の長さ、若しく
は2倍に設定することが肝要である。
【0036】こうして、既設セグメント3′に対する新
たな分割ビーム11の取り付けがなされて、シールド掘
進機1が再び掘進を開始し、所定回数の掘進を終了する
と(本実施例では、分割ビーム長が既設セグメント3′
のトンネル軸方向長さの2倍であるため、通常は2回の
掘進後)、シールド掘進機1の後方で待機しているセグ
メント搬送台車6から新たな積載セグメント3がセグメ
ント搬送機8のチェーン8aに懸垂支持され、新たに連
結された分割ビームの先端部の近傍で待機するセグメン
トエレクタ24の付近まで搬送される。この搬送時にも
分割ビーム長が上述のように短く設定されているため、
トンネルの曲線区間にあっても周辺機材及びトンネル坑
壁面との干渉が避けられ、円滑に搬送される。
【0037】図5は前記連結構造の変形例を示してお
り、同図によればI形ビームからなる分割ビーム11の
前端を矩形状に切り欠き、その切り欠きの中央に第1水
平ブラケット13′をトンネル前方に突設している。一
方、同分割ビームと連結される他方の分割ビーム11の
後端の中央から、前記水平ブラケット13′を上下で挟
むようにして、第2及び第3の2本の水平ブラケット1
4′,14″をトンネル後方に突設している。前記第1
〜3ブラケットにはピン穴が形成されており、第1ブラ
ケット13′を第2及び第3ブラケット14′,14″
に嵌合させた状態で、上記実施例と同様に連結ピン15
を取付け・取外し自在に取り付ける。なお、本変形例に
あっても、分割ビームの懸垂支持構造は上記第1実施例
と同様の構造である。
【0038】図6は、分割ビーム11の連結構造とセグ
メントからの垂下支持構造の第2実施例を示している。
同図に示す分割ビーム11の連結構造とセグメントから
の垂下支持構造は、上記公報に開示された分割ビームの
連結構造と同じ連結構造を備えると共に、上記第1実施
例と同様の分割ビームの垂下支持構造を採用したもので
ある。
【0039】同図において、Iビームからなる分割ビー
ム11の前端部の上部に溶接などにより固設された雌ブ
ラケット18と、同分割ビーム11の後端部の上部に同
じく溶接などにより固設された雄ブラケット19とは、
雌ブラケット18に固定された雌球面ナックル18aに
形成された凹状球面部18bに、雄ブラケット19に固
定された雄球面ナックル19aに形成された凸状球面部
19bを嵌合して抜止部材20をボルトにより雌球面ナ
ックル18aに固定することにより連結している。
【0040】また、前記雌ブラケット18又は雄ブラケ
ット19のいずれか一方が、上記第1実施例と同様の垂
下支持構造を有している。従って、同図において第1実
施例と実質的に同等の構成部材に対しては同一符号を付
している。図示例によれば、前記雌ブラケット18の上
面に、既設セグメント3′に上記懸垂支持部材12によ
って支持される第1取付け片15cが上方に突出されて
いる。前記懸垂支持部材12はターンバックルからな
り、その下端に前記第1取付け片15cが嵌合されて、
ボルト12aとナット12bによってトンネル方向の左
右に揺動自在に支持される。また、前記懸垂支持部材1
2の上端は、前記既設セグメント3′のトンネル軸方向
の前後(図4の左右)端面間に跨がって固設された垂下
支持部材17により支持される取付け片が設けられてい
る。
【0041】この実施例によれば、搬送ビーム10は分
割ビーム11ごとにその連結部が上下及び水平方向のい
ずれに対しても屈曲自在に連結されるため有利である
が、分割ビーム11が一旦連結されると、その取外しが
しにくい構造であることから、分割ビーム11を連結状
態のままで回収せずに放置する場合がある。勿論、ボル
トを外して上記抜止部材20を雌球面ナックル18aか
ら分離させれば、取外すことが可能なため、第1実施例
と同様に分割ビーム11を盛り替えすことも可能であ
る。その他の作用効果は上記第1実施例と同様である。
【0042】図7及び図8は本発明の第3実施例を示し
ており、同実施例の特徴部は上記第1及び第2実施例と
異なり、前方へ搬送ビーム懸架用アーム25をセグメン
トに取り付けながら必要本数の分割ビーム11を屈曲自
在に連結した搬送ビームの全体を搬送ビーム懸架用アー
ム25に設けた転動ローラ25aの上面に載置してセグ
メント搬送路に沿って移動させることを可能にしている
点である。
【0043】すなわち、図示例では既設セグメント3′
にセグメント搬送路に沿って適宜間隔をおいてトンネル
正面に向かって左右一対の搬送ビーム懸架用アーム25
を垂設する。この左右一対の搬送ビーム懸架用アーム2
5の下端には転動ローラ25aが対設されている。一
方、本実施例による分割ビーム11の連結構造は上記第
1実施例と同様であるが、その垂下支持構造はI形ビー
ムからなる各分割ビーム11の上端部の左右フランジ部
11cを前記左右一対の転動ローラ25aの上面にそれ
ぞれ載置する。
【0044】かかる構成により、必要本数の分割ビーム
11が屈曲自在に連結された搬送ビーム10の全体は前
記転動ローラ25aの上面を円滑に移動することができ
るため、第1実施例のように所定回数の掘進ごとに分割
ビーム11を盛り替える必要がなく、例えば人手により
後方から押して必要な距離を前進させることができる。
この移動時に、搬送ビーム10は前記転動ローラ25a
に案内されて曲線区間に沿って屈曲させることが可能で
ある。また、図示は省略したが前記移動の終了後に搬送
ビーム10を不動とするため、適宜部位にストッパー等
を設けることもできる。なお、上下左右屈曲部構造とし
て、第2実施例のように雌球面ナックルと雄球面ナック
ルで構成したものを採用することができることは勿論で
ある。
【0045】以上の説明は、本発明の好適な実施例であ
り、本発明がこれらの実施例に限定されるものでないこ
とは、上述の説明からも明らかであろう。すなわち、当
該技術分野の技術者であれば、上記実施例以外にも多様
な設計変更が可能であり、それらの変更が本発明の精神
を逸脱しない限り、当然に本発明に包まれるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセグメント搬送装置を適用したト
ンネル機械とその後方台車の全体構成を概略で示す側面
図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すトンネル機械とその
後方台車との間に設置される搬送ビームの設置状態を示
す上面図である。
【図3】前記搬送ビームによる分割ビームの連結構造及
びセグメントに対する懸垂支持構造例を示す側面図であ
る。
【図4】前記分割ビームの連結部にみける屈曲状態を示
す上面図である。
【図5】前記連結構造の変形例を示す要部の側面図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例である分割ビームの連結構
造及びセグメントに対する懸垂支持構造例を示す側面図
である。
【図7】本発明の第3実施例である分割ビームの連結構
造及びセグメントに対する懸垂支持構造例を示す正面図
である。
【図8】同側面図である。
【符号の説明】
1 シールド機械 2 トンネル壁 3 セグメント 3′ 既設セグメント 4 後続台車 5 後続台車走行用レール 5′ セグメント搬送台車用レール 6 セグメント搬送用台車 7 セグメント組立装置 8 セグメント搬送機 9 ビーム支持部材 10 搬送ビーム 11 分割ビーム 12 懸垂支持部材 12a ボルト 12b ナット 12c 左右フランジ部 13,14 ブラケット 13′ 第1水平ブラケット 14′,14″ 第2及び第3水平ブラケット 15 連結ピン 15a 上端フランジ 15b 下端フランジ 15c 第1取付け片 15d 第2取付け片 16 ボルト 17 垂下支持部材 17a ボルト 17b アーム部材 17c 水平ロッド 18 雌ブラケット 18a 雌球面ナックル 18b 凹状球面部 18c 第1取付け片 19 雄ブラケット 19a 雄球面ナックル 19b 凸状球面部 20 抜止部材 21 スクリューコンベヤ 22 圧送ポンプ 23 圧送排土パイプ 25 搬送ビーム懸架用アーム 25a 転動ローラ 41 圧送ポンプ用油圧ユニット 42 圧送ポンプ用制御盤 43 圧送ポンプ用注水装置 44 (排土用)パイプライン 45 排水管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に複数個に分割して連結され、
    トンネル内のトンネル方向に配設されるセグメント搬送
    ビームと、前記搬送ビームに懸垂支持され、セグメント
    を搬送ビームに沿って搬送するセグメント搬送機とを備
    えてなり、 分割された前記搬送ビームは屈曲自在に連結され、その
    連結部間の長さが前記セグメントのトンネル軸方向長さ
    の整数分の1又は2倍であり、 前記セグメント搬送ビームの支持位置の間隔はほぼ一定
    であり、 前記セグメント搬送ビームは、その屈曲部周辺で脱着可
    能である、ことを特徴とするトンネル機械のセグメント
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 分割された各搬送ビームの屈曲部間の長
    さがセグメントのトンネル軸方向長さに等しく設定され
    てなる請求項1記載のセグメント搬送装置。
  3. 【請求項3】 長手方向に複数個に分割して連結され、
    トンネル内のトンネル方向に配設される搬送ビームと、
    前記搬送ビームに懸垂され、セグメントを搬送ビームに
    沿って搬送するセグメント搬送機とを備えてなり、 分割された前記セグメント搬送ビームは屈曲自在に連結
    され、 既設セグメントに取り付けた回転自在な転動体を有する
    搬送ビーム支持部材に、連結された前記セグメント搬送
    ビームが前記転動体に移動自在に載置されてなることを
    特徴とするトンネル機械のセグメント搬送装置。
  4. 【請求項4】 分割された各搬送ビームの屈曲部間の長
    さがセグメントのトンネル軸方向長さに等しく設定され
    てなる請求項3記載のセグメント搬送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008174908A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Kajima Corp トンネル坑内の仮置きヤード
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CN115539098A (zh) * 2022-09-13 2022-12-30 武汉容晟吉美科技有限公司 一种运营隧道加固方法及设备

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