JPH11190826A - 回転多面鏡駆動装置 - Google Patents
回転多面鏡駆動装置Info
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- JPH11190826A JPH11190826A JP9359285A JP35928597A JPH11190826A JP H11190826 A JPH11190826 A JP H11190826A JP 9359285 A JP9359285 A JP 9359285A JP 35928597 A JP35928597 A JP 35928597A JP H11190826 A JPH11190826 A JP H11190826A
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Abstract
鏡のロータ上でのずれを確実に防止することのできる回
転多面鏡駆動装置を提供すること。 【解決手段】 回転多面鏡駆動装置1において、ロータ
4のねじ止めされたキャップ9と、キャップ9と回転多
面鏡7との間に配置された押さえばね8とを用いて、ロ
ータ4のミラー載置部48に回転多面鏡7が押し付け固
定されている。回転多面鏡7には、上面側環状溝71お
よび下面側環状溝72によって、遠心力による膨張を内
側に及ばないようにする肉薄部分76が形成されている
ので、回転多面鏡7の嵌め込み孔70とロータ4の円筒
部41との間に隙間を確保することができる。上面側環
状溝71にはキャップ9の係合突起91が嵌まってお
り、回転多面鏡7の位置を規定している。
Description
おいて光偏向器などとして用いられる回転多面鏡駆動装
置に関するものである。さらに詳しくは、ロータに対す
る回転多面鏡の取り付け構造に関するものである。
して用いられる回転多面鏡駆動装置は、たとえば、特開
平8−205452号公報に開示されているように、駆
動マグネットが装着されたロータと、駆動マグネットに
対向配置されたステータと、ロータの一部が挿入される
中心孔を備える回転多面鏡と、この回転多面鏡をスラス
ト方向に押圧した状態でロータに対して取り付けられた
ミラー押さえ部材とを有している。
多面鏡の中心孔(嵌合孔)に嵌まるべきロータの筒部分
(嵌合突部)の上端面にすり割り状の溝を形成すること
により、その外側の部分を弾性変形部としてある。従っ
て、回転多面鏡の中心孔に比して嵌合突部の外径が小さ
くても、ロータの上端面で溝の内側に形成してあるねじ
孔に対して、ミラー押さえ部材をロータに固定するねじ
を拡径用としてねじ込めば、弾性変形部が外側に開くの
で、回転多面鏡の回転中も、弾性変形部と回転多面鏡の
中心孔の内周面との隙間をなくすことができる。
回転多面鏡の取り付け構造では、回転多面鏡の回転中も
弾性変形部と回転多面鏡の中心孔の内周面との隙間を確
実になくそうとあまりにも強くねじ(拡径用のねじ)を
締めると、回転多面鏡の中心孔の内周面が大きなストレ
スを受け、回転多面鏡の外周面に形成してある鏡面が歪
んでしまうという問題点がある。このような問題点は、
ねじの締め付け力を弱めることにより解消できるが、そ
の代わりに、回転多面鏡が高速回転したときに回転多面
鏡に大きな遠心力が作用して回転多面鏡が膨張し、その
中心孔が拡がると回転多面鏡にがたが生じる。その結
果、回転多面鏡は、ロータ上でずれてバランスが崩れ、
大きな振動が発生するという新たな問題が発生する。
ータとの外周面との間に隙間を残したまま、ミラー押さ
え部材が回転多面鏡を弾性をもってスラスト方向に押圧
してロータに押し付け固定する構成が考えられる。しか
し、この構成では、回転多面鏡が10,000回転/分
程度で回転するときには支障がないものの、37,00
0回転/分位の高速回転を行い、かつ、かかる高速回転
と停止とを繰り返すと、それに合わせて回転多面鏡が大
きな遠心力を受けて膨張し、かつ、停止する際に収縮す
る結果、停止状態では発見できないほどのずれが回転中
の回転多面鏡に発生し、光の偏向性能を低下させる。
回転多面鏡が高速回転したときでも回転多面鏡のロータ
上でのずれを確実に防止することのできる回転多面鏡駆
動装置を提供することにある。
め、本発明では、駆動マグネットが装着されたロータ
と、前記駆動マグネットに対向配置されたステータと、
前記ロータの一部が挿入された中心孔をもって当該ロー
タのミラー載置部上に載置された回転多面鏡と、該回転
多面鏡をスラスト方向に押圧して当該回転多面鏡を前記
ロータ上に押し付け固定した状態で前記ロータに固定さ
れたキャップとを有する回転多面鏡駆動装置において、
前記回転多面鏡は、上端面および下端面のうち前記ロー
タのミラー載置部よりも外周側(半径方向外側)の互い
に重なる領域に前記中心孔と同心円状の上面側環状溝お
よび下面側環状溝が形成されていることを特徴とする。
側環状溝が互いに重なる領域に形成されているとは、上
面側環状溝と下面側環状溝とが完全に重なる領域に形成
されている場合の他、上面側環状溝と下面側環状溝とが
部分的に重なる領域に形成されている場合も含む意味で
ある。
タに押し付け固定しているので、回転多面鏡のロータ上
でのずれを防止でき、しかも、キャップの力はスラスト
方向に作用するので、回転多面鏡の外周面に形成してあ
る鏡面が歪むことはない。また、回転多面鏡では、上面
側環状溝および下面側環状溝が形成されている領域が肉
薄部分になっているので、回転多面鏡が37,000回
転/分位の高速回転を行っているときでも、その大きな
遠心力で膨張するのは回転多面鏡の肉薄部分であり、こ
のような遠心力の影響は、肉薄部分より内側でキャップ
によってミラー載置部に対して押し付け固定されている
部分には及ばない。それ故、回転多面鏡は、高速回転と
停止とを繰り返しても、上面側環状溝および下面側環状
溝よりも内側のミラー載置部上でキャップによって押し
付け固定されたままであり、ロータ上で位置ずれを起こ
すことがない。
の内周面と前記ロータの外周面との間に隙間をもって当
該ロータ上に当該回転多面鏡を搭載することにより、回
転多面鏡の中心孔にロータの一部を嵌め込む際に回転多
面鏡に大きなストレスが加わらないようにすることが好
ましい。本発明では、回転多面鏡が高速回転したときの
影響が肉薄部分より内側には及ばないことから、前記回
転多面鏡の中心孔の内周面と前記ロータの外周面との間
に隙間を残しておいても、回転多面鏡がロータ上でずれ
ることがない。
下面側環状溝とは開口幅および深さが等しいことが好ま
しい。すなわち、回転多面鏡において前記上面側環状溝
と前記下面側環状溝とを形成しても上端面側と下端面側
との対称性を維持することにより、回転多面鏡が高速回
転しても面振れなどが発生しないようにバランスをとる
ことが好ましい。
転多面鏡に向けて突出して前記上面側環状溝に嵌まった
キャップ側係合突起を備え、該キャップ側係合突起は、
少なくとも前記上面側環状溝の内周側面壁に当接してい
ることが好ましい。また、前記ロータは、前記回転多面
鏡に向けて突出して前記下面側環状溝に嵌まったロータ
側係合突起を備え、該ロータ側係合突起は、少なくとも
前記下面側環状溝の内周側面壁に当接していることが好
ましい。この場合に、前記係合突起は、少なくとも前記
環状溝の内周側面壁に接着剤により固定されていること
が好ましい。
回転と停止とを繰り返す際に、回転多面鏡が膨張と収縮
を繰り返しても、回転多面鏡の位置は環状溝と係合突起
との係合によって規定されるので、回転多面鏡のずれを
確実に防止できる。
転多面鏡をロータに押し付け固定する際には、前記キャ
ップと前記回転多面鏡との間において当該キャップから
のスラスト方向の力により弾性変形する押さえばねを用
いてもよい。
た回転多面鏡駆動装置を説明する。
多面鏡駆動装置(光偏向器)の半断面図である。図1に
示すように、光偏向器1は、モータフレーム2と、この
モータフレーム2から直立する固定軸3と、この固定軸
3の外周に動圧軸受6によって回転可能に支持されたロ
ータ4と、このロータ4に対向配置されたステータ5
と、ロータ4に取り付けられた回転多面鏡7とを有して
いる。ロータ4は軸孔411を備え、この軸孔411に
固定軸3が差し込まれている。動圧軸受6は、固定軸3
の外周面にへリングボーン状に形成された動圧発生溝6
1を備えており、ロータ4が回転すると固定軸3の外周
面と軸孔411の内周面の間に動圧が発生し、ロータ4
を抵抗無く回転させることができる。
む状態に設けられ、モータフレーム2から円筒状に立ち
上がったコアホルダ51を備えている。このコアホルダ
51の上端側の外周側面にはステータコア52が取り付
けられている。このステータコア52においてラジアル
方向に向けて一定の間隔で形成された複数の突極にはス
テータコイル53が巻回され、電機子50が構成されて
いる。
環状凹部401を下向きに備えるカップ状を呈し、その
外周側面部43の内周面にはマグネットヨーク45が固
着されている。また、マグネットヨーク45の内周面に
は、ステータコア52の外周を同心状に取り囲むように
環状の駆動マグネット44が固着され、この駆動マグネ
ット44と電機子50とは対向配置された状態にある。
従って、ステータコイル53に電流を流すと、ロータ4
が回転し、ロータ4に取り付けた回転多面鏡7を回転さ
せることができる。
下方におけるモータフレーム2の上面にはモータ基板1
2が配置され、この基板12の上面および下面にはコネ
クタ13等の電子部品が搭載されている。
成され、この凹部32の内周側面には環状の固定マグネ
ット14が固定されている。この固定マグネット14の
内側には、後述するキャップ9に固定された環状の回転
マグネット15が配置されている。ここで、回転マグネ
ット15の軸線1aの方向における磁気中心は、固定マ
グネット14の軸線1aの方向における磁気中心に対し
て、軸線1aの方向において固定軸3の側にわずかにず
れている。また、固定マグネット14と回転マグネット
15とは、同じ極同士が対向しているので、それらの間
に発生する磁気的な反発力によってスラスト軸受が構成
され、ロータ4の軸線1aの方向のがたの発生を抑制し
ている。
アルミニウム合金のダイカスト製品であり、機械加工に
よって仕上げ加工されている。ロータ4は、軸孔411
を備えた円筒部41と、この円筒部41の外周側面にお
ける略中程の位置から、軸線1aに対して略垂直方向に
張り出した環状のフランジ部42と、このフランジ部4
2の外周縁からモータフレーム2に向かって軸線1aの
方向に垂直に折れ曲がった円筒状の側面部43とを備
え、これらによって、ロータ4には、電機子50を配置
すべき環状凹部401が形成されている。ここで、フラ
ンジ部42は、環状凹部401の底壁に相当し、円筒部
41および側面部43が環状凹部401の側壁に相当す
る。なお、側面部43の開口端部には外周側に張り出し
た張出部46が構成されている。
造)フランジ部42の環状凹部401に対して反対側の
面には回転多面鏡7を取り付けるためのミラー載置部4
8があり、そこでは、回転多面鏡7の中心に形成されて
いる嵌め込み孔70(中心孔)にロータ4の円筒部41
を嵌め込んで回転多面鏡7をミラー載置部48の上に載
置してある。ここで、回転多面鏡7の嵌め込み孔70に
ロータ4の円筒部41を嵌め込む際に回転多面鏡7に過
大な応力がかかると、回転多面鏡7に歪みが生じること
から、回転多面鏡7の嵌め込み孔70とロータ4の円筒
部41との間には適度なクリアランス、たとえば、5μ
m〜20μm程度のクリアランスを設けてある。このよ
うなクリアランスに起因して、回転多面鏡7の嵌め込み
孔70とロータ4の円筒部41との間には隙間が形成さ
れるが、この隙間はそのまま残され、接着剤などで埋め
られることはない。但し、そのままではロータ4上で回
転多面鏡7が位置ずれを起こすので、この位置ずれはミ
ラー押さえ部材81によって防止している。
タ4に固定された状態で回転多面鏡7をスラスト方向に
弾性をもって押圧して回転多面鏡7をロータ4に押し付
け固定している。このようなミラー押さえ部材81とし
て、本形態では、回転多面鏡7の上面側を覆うように配
置されたキャップ9と、キャップ9と回転多面鏡7の上
面部との間においてキャップ9からのスラスト方向の力
により弾性変形している環状の押さえばね8とが用いら
れている。キャップ9は、ロータ4の円筒部41におけ
る回転多面鏡7よりも上方に突き出した部分に軽圧入
後、ねじ40によってロータ4に完全に固定されてい
る。ここで、ミラー押さえ部材81は大きな力で回転多
面鏡7をロータ4に押し付け固定しても、ミラー押さえ
部材81の力が回転多面鏡7に作用する方向はあくまで
スラスト方向なので、回転多面鏡7の外周面に形成して
ある鏡面73が歪むことはない。なお、環状の押さえば
ね8に代えて、弾性のないスペーサを用いてもよい。
の熱変形によって、ミラー押さえ部材81による回転多
面鏡7のロータ4への固定状態が変動しないように、ロ
ータ4、キャップ9、および回転多面鏡7については全
て、線膨張係数が実質的に同一の材料から形成してあ
る。本形態では、ロータ4、キャップ9、および回転多
面鏡7は、いずれもアルミニウム−銅合金から構成され
ている。なお、線膨張係数が実質的に同一とは、想定さ
れる温度変化に起因して発生した熱変形によって、回転
多面鏡7のロータ4への固定状態が阻害されない範囲内
に属する線膨張係数を備えているという意味である。
防止構造)このような回転多面鏡7のロータ4への取り
付け構造だけでは、回転多面鏡7が10,000回転/
分程度で回転する場合は支障がないものの、回転多面鏡
7が37,000回転/分位の高速回転を繰り返し行う
と、停止状態では発見できないほどのずれが回転多面鏡
7で発生し、光の偏向性能を低下させる。
面および下端面の双方に嵌め込み孔70と同心円状の上
面側環状溝71および下面側環状溝72が形成されてい
る(図2を参照。)。これらの上面側環状溝71および
下面側環状溝72が形成されている領域は、ロータ4の
ミラー載置部48よりも半径方向外側である。ここで、
上面側環状溝71および下面側環状溝72は互いに等し
い半径距離の位置に形成され、しかも溝幅が等しい。従
って、上面側環状溝71と下面側環状溝72とは、回転
多面鏡7の上下で完全に重なり、上面側環状溝71およ
び下面側環状溝72の底面同士で挟まれた部分は肉薄部
分76になっている。しかも、上面側環状溝71および
下面側環状溝72は深さも等しいので、回転多面鏡7は
上端面側と下端面側とで対称である。それ故、回転多面
鏡7は上下のバランスがとれているので、高速回転して
も面振れなどが発生しない。
において、回転多面鏡7には、この回転多面鏡7をキャ
ップ9および押さえばね8をロータ4に押し付け固定し
ている部分より外側に上面側環状溝71および下面側環
状溝72によって肉薄部分76が形成されているので、
回転多面鏡7が37,000回転/分位の高速回転を行
っているときでも、その大きな遠心力で膨張するのは回
転多面鏡7の肉薄部分76に限定されている。従って、
回転多面鏡7が高速回転しているときの遠心力の影響
は、肉薄部分76で吸収され、肉薄部分76より内側で
キャップ9によってミラー載置部48に対して押し付け
固定されている部分には及ばない。すなわち、回転多面
鏡7が高速回転と停止とを繰り返す度に回転多面鏡7に
膨張、収縮が起きても、このような変形は肉薄部分76
で起こるのみで、肉薄部分76より内側でキャップ9に
よってミラー載置部48に対して押し付け固定されてい
る部分には起きない。それ故、回転多面鏡7は、肉薄部
分76より内周側にあるロータ4のミラー載置部48上
でキャップ8によって確実に押し付け固定されたままで
あり、ロータ4上で位置ずれを起こすことがない。ま
た、回転多面鏡7が高速回転したときの影響が肉薄部分
76より内側には及ばないので、回転多面鏡7の嵌め込
み孔70の内周面とロータ4の外周面との間に隙間を残
しておいても、高速回転している回転多面鏡7がロータ
上で位置ずれを起こすことはない。
形態2に係る回転多面鏡駆動装置(光偏向器)の半断面
図である。なお、本形態に係る回転多面鏡駆動装置(光
偏向器)は、実施の形態1と基本的な構成が同一で、ロ
ータ上での回転多面鏡の位置ずれ防止構造のみが相違す
る。従って、共通する機能を有する部材には同一の符号
を付して図3に示すとともに、それらの説明を省略す
る。
0にロータ4の円筒部41を嵌め込む際に回転多面鏡7
に過大な応力がかかると、回転多面鏡7に歪みが生じる
ことから、回転多面鏡7の嵌め込み孔70とロータ4の
円筒部41との間には適度なクリアランスを設けてあ
る。このため、回転多面鏡7の嵌め込み孔70とロータ
4の円筒部41との間には隙間が形成されるが、この隙
間はそのまま残され、接着剤などで埋められることはな
い。但し、そのままではロータ4上で回転多面鏡7が位
置ずれを起こすので、この位置ずれはミラー押さえ部材
81によって防止している。ミラー押さえ部材81とし
て、本形態では、回転多面鏡7の上面側を覆うように配
置されたキャップ9と、キャップ9と回転多面鏡7の上
面部との間においてキャップ9からのスラスト方向の力
により弾性変形している環状の押さえばね8とが用いら
れている。キャップ9は、ロータ4の円筒部41におけ
る回転多面鏡7よりも上方に突き出した部分に軽圧入
後、ねじ40によってロータ4に完全に固定されてい
る。なお、環状の押さえばね8に代えて、弾性のないス
ペーサを用いてもよい。
回転多面鏡7の上端面および下端面の双方に嵌め込み孔
70と同心円状の上面側環状溝71および下面側環状溝
72が形成されている。これらの上面側環状溝71およ
び下面側環状溝72はロータ4のミラー載置部48より
も半径方向外側に形成されている。また、上面側環状溝
71および下面側環状溝72は互いに等しい半径距離の
位置に形成され、しかも溝幅が等しいので、上面側環状
溝71と下面側環状溝72とは、回転多面鏡7の上下で
完全に重なり、上面側環状溝71および下面側環状溝7
2の底面同士で挟まれた部分は肉薄部分76になってい
る。しかも、上面側環状溝71および下面側環状溝72
は深さも等しいので、回転多面鏡7は上端面側と下端面
側とで対称である。それ故、回転多面鏡7は上下のバラ
ンスがとれているので、高速回転しても面振れなどが発
生しない。
状溝71に被さるような外径寸法を有している。キャッ
プ9の外周縁からは回転多面鏡7に向かって環状の係合
突起91(キャップ側係合突起)が突出しており、この
係合突起91は上面側環状溝71に嵌まっている。しか
も、係合突起91の内周側面910は上面側環状溝71
の内周側面壁710に当接している。
では、実施の形態1と同様、回転多面鏡7が高速回転を
行っているときでも、その大きな遠心力で膨張するのは
回転多面鏡7の肉薄部分76に限定されている。従っ
て、回転多面鏡7が高速回転しているときの遠心力の影
響は肉薄部分76で吸収され、肉薄部分76より内側で
キャップ9によってミラー載置部48に対して回転多面
鏡7が押し付け固定されている部分には及ばない。それ
故、回転多面鏡7は高速回転と停止とを繰り返しても、
ロータ4上で位置ずれを起こすことがない。
面鏡7の上面側環状溝71に嵌まり、かつ、係合突起9
1は上面側環状溝71の内周側面壁710に当接してい
るので、回転多面鏡7が高速回転と停止とを繰り返す際
に、回転多面鏡7が膨張と収縮を繰り返しても、回転多
面鏡7の位置は上面側環状溝71と係合突起91との係
合によって規定されるので、回転多面鏡7のずれを確実
に防止できる。
形態3に係る回転多面鏡駆動装置(光偏向器)の半断面
図である。なお、本形態に係る回転多面鏡駆動装置(光
偏向器)は、実施の形態1、2と基本的な構成が同一
で、ロータ上での回転多面鏡の位置ずれ防止構造のみが
相違する。従って、共通する機能を有する部材には同一
の符号を付して図4に示すとともに、それらの説明を省
略する。
0にロータ4の円筒部41を嵌め込む際に回転多面鏡7
に過大な応力がかかると、回転多面鏡7に歪みが生じる
ことから、回転多面鏡7の嵌め込み孔70とロータ4の
円筒部41との間には適度なクリアランスを設けてあ
る。このようなクリアランスに起因して、回転多面鏡7
の嵌め込み孔70とロータ4の円筒部41との間には隙
間が形成されるが、この隙間はそのまま残され、接着剤
などで埋められることはない。但し、そのままではロー
タ4上で回転多面鏡7が位置ずれを起こすので、この位
置ずれはミラー押さえ部材81によって防止している。
ミラー押さえ部材81として、本形態でも、回転多面鏡
7の上面側を覆うように配置されたキャップ9と、キャ
ップ9と回転多面鏡7の上面部との間においてキャップ
9からのスラスト方向の力により弾性変形している環状
の押さえばね8とが用いられている。キャップ9は、ロ
ータ4の円筒部41における回転多面鏡7よりも上方に
突き出した部分に軽圧入後、ねじ40によってロータ4
に完全に固定されている。なお、環状の押さえばね8に
代えて、弾性のないスペーサを用いてもよい。
転多面鏡7の上端面および下端面の双方に嵌め込み孔7
0と同心円状の上面側環状溝71および下面側環状溝7
2が形成されている。これらの上面側環状溝71および
下面側環状溝72はロータ4のミラー載置部48よりも
半径方向外側に形成されている。また、上面側環状溝7
1および下面側環状溝72は互いに等しい半径距離の位
置に形成され、しかも溝幅が等しいので、上面側環状溝
71と下面側環状溝72とは、回転多面鏡7の上下で完
全に重なり、上面側環状溝71および下面側環状溝72
の底面同士で挟まれた部分は肉薄部分76になってい
る。しかも、上面側環状溝71および下面側環状溝72
は深さも等しいので、回転多面鏡7は上端面側と下端面
側とで対称である。それ故、回転多面鏡7は上下のバラ
ンスがとれているので、高速回転しても面振れなどが発
生しない。
に、ロータ4のミラー載置部48より外周側からは回転
多面鏡7に向かって環状の係合突起49(ロータ側係合
突起)が突出しており、この係合突起49は下面側環状
溝72に嵌まっている。しかも、係合突起49の内周側
面490は下面側環状溝72の内周側壁720に当接し
ている。
では、実施の形態1と同様、回転多面鏡7が高速回転を
行っているときでも、その大きな遠心力で膨張するのは
回転多面鏡7の肉薄部分76に限定されている。従っ
て、回転多面鏡7が高速回転しているときの遠心力の影
響は、肉薄部分76で吸収され、肉薄部分76より内側
でキャップ9によって回転多面鏡7がミラー載置部48
に対して押し付け固定されている部分には及ばない。そ
れ故、回転多面鏡7は高速回転と停止とを繰り返して
も、ロータ4上で位置ずれを起こすことがない。
鏡7の下面側環状溝72に嵌まり、かつ、係合突起49
は下面側環状溝72の内周側面壁720に当接している
ので、回転多面鏡7が高速回転と停止とを繰り返す際
に、回転多面鏡7が膨張と収縮を繰り返しても、回転多
面鏡7の位置は下面側環状溝72と係合突起49との係
合によって規定されるので、回転多面鏡7のずれを確実
に防止できる。
回転多面鏡7の上面側環状溝71および下面側環状溝7
2のうち、一方の環状溝に対してのみ、キャップ9の環
状の係合突起91あるいはロータ4の環状の係合突起4
9が嵌まる構成であったが、回転多面鏡7の上面側環状
溝71および下面側環状溝72の双方の環状溝に対して
キャップ9の係合突起91およびロータ4の係合突起4
9がそれぞれ嵌まる構成であってもよい。
1、2、3、4では、回転多面鏡7の上面側環状溝71
および下面側環状溝72は断面矩形の環状溝であった
が、図5(A)、(B)に示すように、断面U字形状の
環状溝であってもよい。
転多面鏡7に形成した上面側環状溝71および下面側環
状溝72はいずれも断面矩形で、かつ、上面側環状溝7
1と下面側環状溝72との間で溝幅および深さが完全に
一致していたが、回転多面鏡7が高速回転しても面振れ
などが発生しない範囲であれば、図6(A)、(B)、
(C)、(D)に示すように、上面側環状溝71と下面
側環状溝72との間で形状、形成位置、溝幅、深さなど
が相違していてもよい。たとえば、図6(A)に示す回
転多面鏡7では、上面側環状溝71および下面側環状溝
72のうち、一方が断面U字形状の環状溝であり、他方
が断面矩形の環状溝である。図6(B)に示す回転多面
鏡7では、上面側環状溝71と下面側環状溝72との間
で溝幅および深さが一致しているが、その形成領域がず
れており、上面側環状溝71と下面側環状溝72とは部
分的に重なっている。図6(C)に示す回転多面鏡7で
は、上面側環状溝71と下面側環状溝72との間で深さ
が一致しているが、その溝幅が相違しているため、上面
側環状溝71と下面側環状溝72とは部分的に重なって
いる。図6(D)に示す回転多面鏡7では、上面側環状
溝71と下面側環状溝72との間で溝幅が一致している
が、その深さが相違している。これらいずれの構造の回
転多面鏡7であっても、上面側環状溝71と下面側環状
溝72とによって肉薄部分76が形成されているので、
回転多面鏡7が高速回転したときの遠心力の影響は肉薄
部分76で吸収され、その内側には及ばない。それ故、
回転多面鏡7が高速回転したときでも、回転多面鏡7は
ロータ4の上で位置ずれを起こすことがない。
(D)に示すいずれの構造の回転多面鏡7においても、
回転多面鏡7の上面側環状溝71および下面側環状溝7
2のうち、一方の環状溝、あるいは双方の環状溝に対し
て、キャップ9の環状の係合突起91またはロータ4の
環状の係合突起49が嵌まる構成にし、回転多面鏡7が
高速回転と停止とを繰り返す度に回転多面鏡7が膨張と
収縮を繰り返しても、回転多面鏡7の位置を上面側環状
溝71と係合突起91との係合、または下面側環状溝7
2と係合突起49との係合によって規定し、回転多面鏡
7のずれを防止してもよい。
係合突起91またはロータ4の係合突起49が回転多面
鏡7の上面側環状溝71または下面側環状溝72に嵌ま
り、かつ、係合突起91、49は、上面側環状溝71ま
たは下面側環状溝72の各内周側面壁710、720に
当接する構成とするが、キャップ9の係合突起91また
はロータ4の係合突起49を上面側環状溝71または下
面側環状溝72の各内周側面壁710、720にエポキ
シ樹脂系などの接着剤で固着させておけば、回転多面鏡
7が膨張、収縮する際でも、回転多面鏡7の位置が係合
突起91、49によってより確実に規定され、回転多面
鏡7に位置ずれが発生しない。
ネットとステータとがラジアル方向で対向している周対
向型モータ構造で説明したが、駆動マグネットとステー
タとがスラストで対向している軸対向型モータ構造にも
本発明を適用できる。また、軸固定型のモータ構造の他
にも、軸回転型のモータ構造にも本発明を適用できる。
多面鏡駆動装置では、ミラー押さえ部材が回転多面鏡を
ロータに押し付け固定しているので、回転多面鏡のロー
タ上でのずれを防止でき、しかも、ミラー押さえ部材の
力はスラスト方向に作用するので、回転多面鏡の外周面
に形成してある鏡面が歪むことはない。また、回転多面
鏡では、上面側環状溝および下面側環状溝が形成されて
いる領域が肉薄部分になっているので、回転多面鏡が高
速回転を行っているときでも、その大きな遠心力で膨張
するのは回転多面鏡の肉薄部分であり、このような遠心
力の影響は、肉薄部分より内側でキャップによって回転
多面鏡がミラー載置部に対して押し付け固定されている
部分には及ばない。それ故、回転多面鏡は高速回転と停
止とを繰り返してもロータ上で位置ずれを起こすことが
ない。よって、回転多面鏡の中心孔にロータの一部を嵌
め込む際に回転多面鏡に大きなストレスが加わらないよ
うに回転多面鏡の中心孔の内周面とロータの外周面との
間に隙間を確保しても、かかる隙間に起因して回転多面
鏡が位置ずれを起こすことはない。
下面側環状溝に嵌まる係合突起をキャップまたはロータ
に形成しておけば、回転多面鏡の位置は環状溝と係合突
起との係合によって規定されるので、回転多面鏡のずれ
を確実に防止できる。
置の半断面図である。
多面鏡の斜視図である。
置の半断面図である。
置の半断面図である。
回転多面鏡駆動装置に使用可能な回転多面鏡の斜視図、
およびこの回転多面鏡に形成した環状溝の形状を示すB
−B′断面図である。
本発明を適用した回転多面鏡駆動装置の回転多面鏡に形
成される環状溝の各種形状を示す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 駆動マグネットが装着されたロータと、
前記駆動マグネットに対向配置されたステータと、前記
ロータの一部が挿入された中心孔をもって当該ロータの
ミラー載置部上に載置された回転多面鏡と、該回転多面
鏡をスラスト方向に押圧して当該回転多面鏡を前記ロー
タ上に押し付け固定した状態で前記ロータに固定された
キャップとを有する回転多面鏡駆動装置において、 前記回転多面鏡は、上端面および下端面のうち前記ロー
タのミラー載置部よりも半径方向外側の互いに重なる領
域に前記中心孔と同心円状の上面側環状溝および下面側
環状溝が形成されていることを特徴とする回転多面鏡駆
動装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記回転多面鏡は、
前記中心孔の内周面と前記ロータの外周面との間に隙間
をもって当該ロータ上に搭載されていることを特徴とす
る回転多面鏡駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記上面側
環状溝と前記下面側環状溝とは開口幅および深さが等し
いことを特徴とする回転多面鏡駆動装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
前記キャップは、前記回転多面鏡に向けて突出して前記
上面側環状溝に嵌まったキャップ側係合突起を備え、該
キャップ側係合突起は、少なくとも前記上面側環状溝の
内周側面壁に当接していることを特徴とする回転多面鏡
駆動装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
前記ロータは、前記回転多面鏡に向けて突出して前記下
面側環状溝に嵌まったロータ側係合突起を備え、該ロー
タ側係合突起は、少なくとも前記下面側環状溝の内周側
面壁に当接していることを特徴とする回転多面鏡駆動装
置。 - 【請求項6】 請求項4または5において、前記係合突
起は、少なくとも前記環状溝の内周側面壁に接着剤によ
り固定されていることを特徴とする回転多面鏡駆動装
置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
前記キャップと前記回転多面鏡との間には当該キャップ
からのスラスト方向の力により弾性変形している押さえ
ばねを備えていることを特徴とする回転多面鏡駆動装
置。
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Family
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Family Applications (1)
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| JP35928597A Expired - Fee Related JP3607482B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 回転多面鏡駆動装置 |
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-
1998
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