JPH1119085A - 鉗子型電気処置器具 - Google Patents
鉗子型電気処置器具Info
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- JPH1119085A JPH1119085A JP9193115A JP19311597A JPH1119085A JP H1119085 A JPH1119085 A JP H1119085A JP 9193115 A JP9193115 A JP 9193115A JP 19311597 A JP19311597 A JP 19311597A JP H1119085 A JPH1119085 A JP H1119085A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単極式の電気処置器具が有する不都合を有さ
ず、しかも体腔内の採取部位が略平坦な場合でも、採取
部位の生体組織組織片を容易に挟み込み、容易に焼き切
ることができる双極式の鉗子型電気処置器具を提供する
こと。 【解決手段】 体内に挿入可能な可撓性を有するシース
4と、シース4の遠位端側に装着され、カップ状の凹所
24がそれぞれ形成され、両凹所24が向き合うように
開閉自在に連結された一対の鉗子片12と、前記一対の
鉗子片12の凹所24の先端側縁部にそれぞれ形成され
た第1電極32と、前記一対の鉗子片12が閉じられた
状態で、第1電極32と接触することなく凹所34内に
収容され、先端が先細の突起物から成る第2電極30
と、第1電極30と第2電極32との間に高周波電圧を
供給するように、シース4の近位端側に接続される電圧
供給手段40と、前記一対の鉗子片の開閉を制御する開
閉制御手段13,17,18,20とを有する。
ず、しかも体腔内の採取部位が略平坦な場合でも、採取
部位の生体組織組織片を容易に挟み込み、容易に焼き切
ることができる双極式の鉗子型電気処置器具を提供する
こと。 【解決手段】 体内に挿入可能な可撓性を有するシース
4と、シース4の遠位端側に装着され、カップ状の凹所
24がそれぞれ形成され、両凹所24が向き合うように
開閉自在に連結された一対の鉗子片12と、前記一対の
鉗子片12の凹所24の先端側縁部にそれぞれ形成され
た第1電極32と、前記一対の鉗子片12が閉じられた
状態で、第1電極32と接触することなく凹所34内に
収容され、先端が先細の突起物から成る第2電極30
と、第1電極30と第2電極32との間に高周波電圧を
供給するように、シース4の近位端側に接続される電圧
供給手段40と、前記一対の鉗子片の開閉を制御する開
閉制御手段13,17,18,20とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉗子型電気処置器
具に係り、さらに詳しくは、体腔内の病変部などの組織
片をカップ状の鉗子を用いて摘み、鉗子間に高周波電流
を流すことにより組織片の基部を焼き切り、病変部の治
療と組織片の採取を可能とする双極式の鉗子型電気処置
器具に関する。
具に係り、さらに詳しくは、体腔内の病変部などの組織
片をカップ状の鉗子を用いて摘み、鉗子間に高周波電流
を流すことにより組織片の基部を焼き切り、病変部の治
療と組織片の採取を可能とする双極式の鉗子型電気処置
器具に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内の病変部が良性か悪性かを組織学
的に診断を行うためなどに、生検鉗子が用いられる。従
来の生検鉗子としては、たとえば特開昭59−9055
3号公報および特開平5−42159号公報に示すよう
に、一対のカップ状鉗子片を開閉させて、カップのエッ
ジ部により切断するタイプのものが知られている。
的に診断を行うためなどに、生検鉗子が用いられる。従
来の生検鉗子としては、たとえば特開昭59−9055
3号公報および特開平5−42159号公報に示すよう
に、一対のカップ状鉗子片を開閉させて、カップのエッ
ジ部により切断するタイプのものが知られている。
【0003】しかしながら、カップのエッジにより切断
するタイプの生検鉗子では、鋭利なエッジ部が、病変部
以外の正常組織を傷つける可能性が高いという課題を有
する。また、このタイプの生検鉗子では、数回の採取に
より、エッジ部の鋭利性が鈍化すると共に、エッジ部の
噛み合わせにずれが生じる結果、切れ味が著しく低下
し、良好な採取が不可能になると言う課題を有してい
る。
するタイプの生検鉗子では、鋭利なエッジ部が、病変部
以外の正常組織を傷つける可能性が高いという課題を有
する。また、このタイプの生検鉗子では、数回の採取に
より、エッジ部の鋭利性が鈍化すると共に、エッジ部の
噛み合わせにずれが生じる結果、切れ味が著しく低下
し、良好な採取が不可能になると言う課題を有してい
る。
【0004】そこで、実開昭62−186,708号公
報に示すように、単極式の鉗子型電気処置器具が提案さ
れている。この単極式の電気処置器具では、体腔内に挿
入されるカップ状鉗子片に電極を設け、他の電極を構成
する電極プレートを患者の体外で接触させて配置し、こ
れら電極間に高電圧の高周波電圧を印加させる。カップ
状鉗子片で組織片を摘むことにより、摘まれた組織片の
基部に電流が集中し、その部分の患部組織を凝固壊死さ
せるとともに焼き切ることができる。焼き切られた組織
片は、カップ状鉗子片の内部に残り、これを採取するこ
とができる。
報に示すように、単極式の鉗子型電気処置器具が提案さ
れている。この単極式の電気処置器具では、体腔内に挿
入されるカップ状鉗子片に電極を設け、他の電極を構成
する電極プレートを患者の体外で接触させて配置し、こ
れら電極間に高電圧の高周波電圧を印加させる。カップ
状鉗子片で組織片を摘むことにより、摘まれた組織片の
基部に電流が集中し、その部分の患部組織を凝固壊死さ
せるとともに焼き切ることができる。焼き切られた組織
片は、カップ状鉗子片の内部に残り、これを採取するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に開示された単極式の鉗子型電気処置器具では、単極
式であるために、電流が完全に患者の体を突き抜けるこ
とから、鉗子片の電極から目的としない部分にもアーク
を生成したり、患者の体内を流れる電流が迷走して、損
傷を与えるべきでない組織にも損傷を与え得る可能性が
ある。また、単極式では、比較的高電圧を必要とするた
めに、アークによって過度の組織破壊を生じる可能性も
ある。
報に開示された単極式の鉗子型電気処置器具では、単極
式であるために、電流が完全に患者の体を突き抜けるこ
とから、鉗子片の電極から目的としない部分にもアーク
を生成したり、患者の体内を流れる電流が迷走して、損
傷を与えるべきでない組織にも損傷を与え得る可能性が
ある。また、単極式では、比較的高電圧を必要とするた
めに、アークによって過度の組織破壊を生じる可能性も
ある。
【0006】そこで、一対のカップ状鉗子片相互を、そ
れぞれ別の電極として、これら電極の間に高周波電圧を
印加する双極式の電気処置器具も考えられるが、採取す
べき組織までも焼かれてしまい、採取した組織の検査を
正確にできないおそれがある。
れぞれ別の電極として、これら電極の間に高周波電圧を
印加する双極式の電気処置器具も考えられるが、採取す
べき組織までも焼かれてしまい、採取した組織の検査を
正確にできないおそれがある。
【0007】また、従来の電気処置器具では、一対の鉗
子片を閉じることにより、病変部などの採取部位の組織
片を摘み上げるが、採取部位が平坦な場合などには、目
的とする採取治療部位の生体組織片を摘み上げることが
困難であると言う課題を有する。
子片を閉じることにより、病変部などの採取部位の組織
片を摘み上げるが、採取部位が平坦な場合などには、目
的とする採取治療部位の生体組織片を摘み上げることが
困難であると言う課題を有する。
【0008】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、単極式の電気処置器具が有する不都合を有さず、し
かも体腔内の採取治療部位が略平坦な場合でも、採取治
療部位の生体組織片を容易に挟み込み、容易に患部の凝
固壊死および焼き切ることができる双極式の鉗子型電気
処置器具を提供することを目的とする。
れ、単極式の電気処置器具が有する不都合を有さず、し
かも体腔内の採取治療部位が略平坦な場合でも、採取治
療部位の生体組織片を容易に挟み込み、容易に患部の凝
固壊死および焼き切ることができる双極式の鉗子型電気
処置器具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る鉗子型電気処置器具は、体内に挿入可
能な可撓性を有するシースと、前記シースの遠位端側に
装着され、カップ状の凹所がそれぞれ形成され、両凹所
が向き合うように開閉自在に連結された一対の鉗子片
と、前記一対の鉗子片の凹所の先端側縁部にそれぞれ形
成された第1電極と、前記一対の鉗子片が閉じられた状
態で、前記第1電極と接触することなく前記凹所内に収
容され、先端が先細の突起物から成る第2電極と、前記
第1電極と第2電極との間に高周波電圧を供給するよう
に、前記シースの近位端側に接続される電圧供給手段
と、前記一対の鉗子片の開閉を制御する開閉制御手段と
を有する。
に、本発明に係る鉗子型電気処置器具は、体内に挿入可
能な可撓性を有するシースと、前記シースの遠位端側に
装着され、カップ状の凹所がそれぞれ形成され、両凹所
が向き合うように開閉自在に連結された一対の鉗子片
と、前記一対の鉗子片の凹所の先端側縁部にそれぞれ形
成された第1電極と、前記一対の鉗子片が閉じられた状
態で、前記第1電極と接触することなく前記凹所内に収
容され、先端が先細の突起物から成る第2電極と、前記
第1電極と第2電極との間に高周波電圧を供給するよう
に、前記シースの近位端側に接続される電圧供給手段
と、前記一対の鉗子片の開閉を制御する開閉制御手段と
を有する。
【0010】本発明において、第1電極を、それぞれの
鉗子片の先端側に形成するには、各々の鉗子片を絶縁性
部材で構成し、先端側にのみ、導電性膜を成膜すれば良
い。または、各々の鉗子片を導電性部材で構成し、先端
側を除いて、絶縁性膜を成膜すれば良い。
鉗子片の先端側に形成するには、各々の鉗子片を絶縁性
部材で構成し、先端側にのみ、導電性膜を成膜すれば良
い。または、各々の鉗子片を導電性部材で構成し、先端
側を除いて、絶縁性膜を成膜すれば良い。
【0011】本発明において、第1電極が形成される鉗
子片の先端側とは、先端側であれば、縁部でも外周面で
も良い。
子片の先端側とは、先端側であれば、縁部でも外周面で
も良い。
【0012】鉗子片を構成する導電性部材としては、た
とえばステンレス鋼、炭素鋼、金、銀、白金、ニッケ
ル、アルミニウムなどの熱性および耐腐食性に優れた金
属であることが好ましい。このような導電性部材から成
る鉗子片の表面に成膜する絶縁性膜としては、特に限定
されないが、アルミナ、窒化チタン、炭化チタンなどの
セラミックコーティング膜、ガラスコーティング膜、合
成ダイヤモンド膜、ポリイミド樹脂、フッ素系樹脂など
が、耐熱性の観点から好ましい。コーティング方法とし
ては、イオンプレーティング法、プラズマまたは火炎溶
射堆積法、浸漬法、塗布法などを例示することができ
る。
とえばステンレス鋼、炭素鋼、金、銀、白金、ニッケ
ル、アルミニウムなどの熱性および耐腐食性に優れた金
属であることが好ましい。このような導電性部材から成
る鉗子片の表面に成膜する絶縁性膜としては、特に限定
されないが、アルミナ、窒化チタン、炭化チタンなどの
セラミックコーティング膜、ガラスコーティング膜、合
成ダイヤモンド膜、ポリイミド樹脂、フッ素系樹脂など
が、耐熱性の観点から好ましい。コーティング方法とし
ては、イオンプレーティング法、プラズマまたは火炎溶
射堆積法、浸漬法、塗布法などを例示することができ
る。
【0013】また、鉗子片を構成する絶縁部材として
は、アルミナ、窒化チタン、炭化チタンなどのセラミッ
ク;ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルス
ルホン、フッ素系樹脂などが、耐熱性の観点から好まし
い。このような絶縁性部材から成る鉗子片の表面に成膜
する導電性膜としては、特に限定されないが、銀、銅、
金、白金などが好ましい。導電性が高いからである。コ
ーティング方法としては、金属メッキ法、スパッタリン
グ法、蒸着法、塗布法などを例示することができる。
は、アルミナ、窒化チタン、炭化チタンなどのセラミッ
ク;ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルス
ルホン、フッ素系樹脂などが、耐熱性の観点から好まし
い。このような絶縁性部材から成る鉗子片の表面に成膜
する導電性膜としては、特に限定されないが、銀、銅、
金、白金などが好ましい。導電性が高いからである。コ
ーティング方法としては、金属メッキ法、スパッタリン
グ法、蒸着法、塗布法などを例示することができる。
【0014】本発明において、第2電極は、先端が先細
の突起物から成る導電性部材で構成してあり、その材質
は、特に限定されないが、銀、銅、金、白金、ステンレ
ス鋼などが好ましい。導電性が高いからである。また、
第2電極の先端は、針状であることが好ましい。先細の
第2電極の先端と第1電極との最小隙間は、間に何もな
い状態で絶縁性が確保され、且つ、間に生体組織が介在
された状態で通電されるように、0.2〜2.0mmが
好ましく、さらに好ましくは0.4〜1.5mmであ
る。
の突起物から成る導電性部材で構成してあり、その材質
は、特に限定されないが、銀、銅、金、白金、ステンレ
ス鋼などが好ましい。導電性が高いからである。また、
第2電極の先端は、針状であることが好ましい。先細の
第2電極の先端と第1電極との最小隙間は、間に何もな
い状態で絶縁性が確保され、且つ、間に生体組織が介在
された状態で通電されるように、0.2〜2.0mmが
好ましく、さらに好ましくは0.4〜1.5mmであ
る。
【0015】第2電極の基端部は、絶縁性部材に保持さ
れ、前記鉗子片に対して絶縁保持されることが好まし
い。また、本発明において、一対の鉗子片の開閉のため
の連結部分は、絶縁部材で構成してあることが好まし
い。
れ、前記鉗子片に対して絶縁保持されることが好まし
い。また、本発明において、一対の鉗子片の開閉のため
の連結部分は、絶縁部材で構成してあることが好まし
い。
【0016】本発明において、一対の鉗子片相互の開閉
を制御する開閉制御手段は、特に限定されないが、シー
ス内に進退移動自在に配置される可撓性長手部材と、こ
の可撓性長手部材の進退移動を、鉗子片相互の開閉移動
に変換するリンク機構と、前記可撓性長手部材の近位端
に接続され、当該長手部材のシース内進退移動を操作す
る操作部とを有することが好ましい。
を制御する開閉制御手段は、特に限定されないが、シー
ス内に進退移動自在に配置される可撓性長手部材と、こ
の可撓性長手部材の進退移動を、鉗子片相互の開閉移動
に変換するリンク機構と、前記可撓性長手部材の近位端
に接続され、当該長手部材のシース内進退移動を操作す
る操作部とを有することが好ましい。
【0017】本発明において、電圧供給手段から供給さ
れる高周波電圧の周波数は、特に限定されないが、10
0kHz〜800kHz程度が好ましく、電力は、好ま
しくは5〜35ワット程度である。
れる高周波電圧の周波数は、特に限定されないが、10
0kHz〜800kHz程度が好ましく、電力は、好ま
しくは5〜35ワット程度である。
【0018】
【作用】本発明に係る鉗子型電気処置器具を用いて、た
とえば病変部組織の凝固壊死および生体組織を採取する
には、まず、内視鏡などを用いて本処置器具の遠位端を
体腔内の病変部などの採取部位近くまで導く。次に、一
対の鉗子片を開く方向に回動させ、先端が先細の突起物
から成る第2電極を露出させ、その先端を、採取部位の
生体組織へ突き刺し、採取部位を持ち上げる。そして、
シースの体外側近位端に接続された操作部を操作して、
シースの遠位端に装着された一対の鉗子片を閉じる方向
に回動させる。一対の鉗子片を閉じることにより、採取
部位の生体組織片を挟み込み、鉗子片に形成されたカッ
プ状の第1,第2凹所内に位置させる。摘み上げられた
採取部位の生体組織片の基部は、各鉗子片の先端側の第
1電極間に挟まれた状態となる。
とえば病変部組織の凝固壊死および生体組織を採取する
には、まず、内視鏡などを用いて本処置器具の遠位端を
体腔内の病変部などの採取部位近くまで導く。次に、一
対の鉗子片を開く方向に回動させ、先端が先細の突起物
から成る第2電極を露出させ、その先端を、採取部位の
生体組織へ突き刺し、採取部位を持ち上げる。そして、
シースの体外側近位端に接続された操作部を操作して、
シースの遠位端に装着された一対の鉗子片を閉じる方向
に回動させる。一対の鉗子片を閉じることにより、採取
部位の生体組織片を挟み込み、鉗子片に形成されたカッ
プ状の第1,第2凹所内に位置させる。摘み上げられた
採取部位の生体組織片の基部は、各鉗子片の先端側の第
1電極間に挟まれた状態となる。
【0019】次に、シースの近位端側に接続される電圧
供給手段からシース内に配線された導電線などを通し
て、第1電極および第2電極間に高周波電圧を印加す
る。これら電極間に高周波電圧が印加されると、第2電
極の先端と第1電極との間の最小隙間の部分、すなわ
ち、鉗子片間に挟まれた組織片の基部の部分で最も電流
密度が高くなる。その結果、鉗子片間に挟まれた組織片
の基部の部分にのみ電流が流れて加熱し、基部が焼き切
られる。この加熱により、切断された部分の止血および
凝固壊死も行われる。鉗子片の凹所内には、切断された
生検用組織片が残る。したがって、鉗子片相互が閉じた
まま、処置器具を体腔内から体外へ取り出せば、生検用
組織片の採取が完了する。
供給手段からシース内に配線された導電線などを通し
て、第1電極および第2電極間に高周波電圧を印加す
る。これら電極間に高周波電圧が印加されると、第2電
極の先端と第1電極との間の最小隙間の部分、すなわ
ち、鉗子片間に挟まれた組織片の基部の部分で最も電流
密度が高くなる。その結果、鉗子片間に挟まれた組織片
の基部の部分にのみ電流が流れて加熱し、基部が焼き切
られる。この加熱により、切断された部分の止血および
凝固壊死も行われる。鉗子片の凹所内には、切断された
生検用組織片が残る。したがって、鉗子片相互が閉じた
まま、処置器具を体腔内から体外へ取り出せば、生検用
組織片の採取が完了する。
【0020】本発明では、鉗子片の先端側縁部に形成さ
れた各電極間に挟まれる生体組織にのみ電流が流れる。
したがって、単極式に比較して、生体組織の焼灼が少な
く、且つ小さな電力で確実な病変部の凝固壊死および組
織片の切除が可能となる。また、通電に必要な部分のみ
に電極が形成してあり、切除された生体組織片が収容さ
れる鉗子片のカップ状凹所内は絶縁してあるので、切除
された生体組織片の損傷がない。さらに本発明では、第
2電極が先端先細の突起物で構成してあるので、生体組
織の採取時に、生体組織の採取部位に第2電極の先端を
突き刺すことができる。その結果、採取部位を容易に持
ち上げることができ、持ち上げられて固定された状態で
鉗子片を閉じるので、容易に採取部位の組織片を鉗子片
で挟み込み、切除および通電することができる。
れた各電極間に挟まれる生体組織にのみ電流が流れる。
したがって、単極式に比較して、生体組織の焼灼が少な
く、且つ小さな電力で確実な病変部の凝固壊死および組
織片の切除が可能となる。また、通電に必要な部分のみ
に電極が形成してあり、切除された生体組織片が収容さ
れる鉗子片のカップ状凹所内は絶縁してあるので、切除
された生体組織片の損傷がない。さらに本発明では、第
2電極が先端先細の突起物で構成してあるので、生体組
織の採取時に、生体組織の採取部位に第2電極の先端を
突き刺すことができる。その結果、採取部位を容易に持
ち上げることができ、持ち上げられて固定された状態で
鉗子片を閉じるので、容易に採取部位の組織片を鉗子片
で挟み込み、切除および通電することができる。
【0021】また、本発明では、第2電極が鉗子片の内
部に、第1電極と接触しないように収容されるので、こ
れらの間の短絡を有効に防止することができる。
部に、第1電極と接触しないように収容されるので、こ
れらの間の短絡を有効に防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
形態に基づき説明する。
【0023】図1は本発明の一実施形態に係る鉗子型電
気処置器具の概略図、図2は図1に示す鉗子型電気処置
器具の遠位端側要部断面概略図、図3は図2に示す鉗子
片の平面図、図4は同実施形態に係る鉗子型電気処置器
具の使用状態を示す遠位端側要部断面概略図、図5は図
4に示すV線に示す方向からの要部断面図、図6は本発
明の他の実施形態に係る鉗子型電気処置器具の概略図で
ある。
気処置器具の概略図、図2は図1に示す鉗子型電気処置
器具の遠位端側要部断面概略図、図3は図2に示す鉗子
片の平面図、図4は同実施形態に係る鉗子型電気処置器
具の使用状態を示す遠位端側要部断面概略図、図5は図
4に示すV線に示す方向からの要部断面図、図6は本発
明の他の実施形態に係る鉗子型電気処置器具の概略図で
ある。
【0024】第1実施形態 図1に示すように、本実施形態に係る鉗子型電気処置器
具2は、体内に挿入可能なシース4を有する。シース4
は、内部にルーメンを有し、可撓性のある材料で構成し
てある。シース4を構成する材料としては、可撓性を有
する電気絶縁材料であれば特に制限はなく、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエ
ーテルスルホンなどのプラスチック類を使用することが
でき、目的に応じて適切な弾性率を有する材料を選択す
ることができる。
具2は、体内に挿入可能なシース4を有する。シース4
は、内部にルーメンを有し、可撓性のある材料で構成し
てある。シース4を構成する材料としては、可撓性を有
する電気絶縁材料であれば特に制限はなく、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、
ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエ
ーテルスルホンなどのプラスチック類を使用することが
でき、目的に応じて適切な弾性率を有する材料を選択す
ることができる。
【0025】シース4の外径は、特に限定されないが、
好ましくは1.0〜5.0mm、さらに好ましくは1.
5〜3.0mmである。シースの肉厚は、特に限定され
ないが、好ましくは0.1〜1.5mm、さらに好まし
くは0.2〜1.0mmである。
好ましくは1.0〜5.0mm、さらに好ましくは1.
5〜3.0mmである。シースの肉厚は、特に限定され
ないが、好ましくは0.1〜1.5mm、さらに好まし
くは0.2〜1.0mmである。
【0026】シース4の遠位端部(体内に挿入される
側)には、図1,2に示すように、支持具6が接着また
は融着などの手段で固定してある。支持具6は、たとえ
ばセラミック、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、フ
ッ素系樹脂などの絶縁性部材で構成してあり、軸方向に
突出する一対の支持片8,8を有する。
側)には、図1,2に示すように、支持具6が接着また
は融着などの手段で固定してある。支持具6は、たとえ
ばセラミック、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、フ
ッ素系樹脂などの絶縁性部材で構成してあり、軸方向に
突出する一対の支持片8,8を有する。
【0027】支持片8,8の遠位端側には、支点軸10
が掛け渡してあり、この支点軸10に一対の鉗子片1
2,12のそれぞれのリンク片13,13が、回動自在
に装着してある。図2に示すように、リンク片13,1
3の間には、円盤状の絶縁スペーサ35が装着してあ
り、これらの絶縁が保持してある。支点軸10および絶
縁スペーサ35は、たとえばポリイミド、ポリエーテル
スルホン、フッ素系樹脂などの耐熱プラスチックで構成
してある。
が掛け渡してあり、この支点軸10に一対の鉗子片1
2,12のそれぞれのリンク片13,13が、回動自在
に装着してある。図2に示すように、リンク片13,1
3の間には、円盤状の絶縁スペーサ35が装着してあ
り、これらの絶縁が保持してある。支点軸10および絶
縁スペーサ35は、たとえばポリイミド、ポリエーテル
スルホン、フッ素系樹脂などの耐熱プラスチックで構成
してある。
【0028】本実施形態では、この絶縁スペーサ35の
遠位端側に、先端が先細の針状突起物から成る第2電極
30が、接着または融着などの手段で接合してある。あ
るいは、第2電極30とスペーサ35とを、導電性部材
により一体に成形し、スペーサ35の外周面のみを絶縁
性膜で被覆しても良い。あるいはまた、第2電極30と
スペーサ35とを、絶縁性部材により一体に成形し、第
2電極30の外周面のみを導電性膜で被覆しても良い。
この作り方の詳細は、後述する第1電極32の場合と同
様であるので省略する。
遠位端側に、先端が先細の針状突起物から成る第2電極
30が、接着または融着などの手段で接合してある。あ
るいは、第2電極30とスペーサ35とを、導電性部材
により一体に成形し、スペーサ35の外周面のみを絶縁
性膜で被覆しても良い。あるいはまた、第2電極30と
スペーサ35とを、絶縁性部材により一体に成形し、第
2電極30の外周面のみを導電性膜で被覆しても良い。
この作り方の詳細は、後述する第1電極32の場合と同
様であるので省略する。
【0029】図1に示すように、各鉗子片12,12の
リンク片13,13には、他のリンク片17,17がパ
ンタグラフ状に連結してあり、リンク片17,17の後
端には、長手部材18の遠位端が連結してある。長手部
材18は、シース4の内部のルーメンに沿って長手方向
Xに進退移動自在に装着してある。長手部材18は、そ
の長手方向Xに沿っては操作力が伝達可能になってお
り、且つシース4の半径方向には、シース4と共に湾曲
可能なように、十分な可撓性を有している。また、長手
部材18は絶縁性材料で構成してあることが好ましい。
このような要求を満足する長手部材18としては、ポリ
アミド、ポリアセタール、フッ素系樹脂などのプラスチ
ック製ロッド、あるいは絶縁被覆を施したステンレス鋼
などを用いることができる。
リンク片13,13には、他のリンク片17,17がパ
ンタグラフ状に連結してあり、リンク片17,17の後
端には、長手部材18の遠位端が連結してある。長手部
材18は、シース4の内部のルーメンに沿って長手方向
Xに進退移動自在に装着してある。長手部材18は、そ
の長手方向Xに沿っては操作力が伝達可能になってお
り、且つシース4の半径方向には、シース4と共に湾曲
可能なように、十分な可撓性を有している。また、長手
部材18は絶縁性材料で構成してあることが好ましい。
このような要求を満足する長手部材18としては、ポリ
アミド、ポリアセタール、フッ素系樹脂などのプラスチ
ック製ロッド、あるいは絶縁被覆を施したステンレス鋼
などを用いることができる。
【0030】長手部材18の近位端は、体外に配置され
る操作部20に対して長手方向Xに移動自在に装着され
たハンドル22に対して連結してある。操作部20は、
片手で持ちやすい程度の外径を有し、シース4の近位端
が接着または融着の手段で接合してある。なお、シース
4と一体に成形しても良い。操作部20の材質は、シー
ス4と同様な絶縁性材質で構成してある。
る操作部20に対して長手方向Xに移動自在に装着され
たハンドル22に対して連結してある。操作部20は、
片手で持ちやすい程度の外径を有し、シース4の近位端
が接着または融着の手段で接合してある。なお、シース
4と一体に成形しても良い。操作部20の材質は、シー
ス4と同様な絶縁性材質で構成してある。
【0031】操作部20に対してハンドル22を長手方
向Xに前進および後退させることで、長手部材18がシ
ース4のルーメン内を矢印X方向に沿って移動し、リン
ク17,19を動作させて、鉗子片12,12を矢印Y
方向に回動させ、それらの開閉を制御可能になってい
る。
向Xに前進および後退させることで、長手部材18がシ
ース4のルーメン内を矢印X方向に沿って移動し、リン
ク17,19を動作させて、鉗子片12,12を矢印Y
方向に回動させ、それらの開閉を制御可能になってい
る。
【0032】図1,4に示すように、各鉗子片12,1
2には、カップ状の凹所24,24が各々形成してあ
る。各凹所24,24の容積は、特に限定されないが、
採取すべき生体組織片の体積などに応じて決定され、各
々好ましくは0.5〜33.0mm3 、さらに好ましく
は1.0〜18.0mm3 程度である。各凹所24,2
4が向き合うように、鉗子片12,12の各リンク片1
3,13が支点軸10に対して回動自在に装着される。
2には、カップ状の凹所24,24が各々形成してあ
る。各凹所24,24の容積は、特に限定されないが、
採取すべき生体組織片の体積などに応じて決定され、各
々好ましくは0.5〜33.0mm3 、さらに好ましく
は1.0〜18.0mm3 程度である。各凹所24,2
4が向き合うように、鉗子片12,12の各リンク片1
3,13が支点軸10に対して回動自在に装着される。
【0033】各鉗子片12,12の凹所24,24の先
端側縁部には、図3に示すように、それぞれ第1電極3
2,32が形成してある。各電極32,32の電極面積
は、特に限定されないが、それぞれ0.3〜8.0mm
2 であることが好ましい。
端側縁部には、図3に示すように、それぞれ第1電極3
2,32が形成してある。各電極32,32の電極面積
は、特に限定されないが、それぞれ0.3〜8.0mm
2 であることが好ましい。
【0034】本実施形態では、図5に示すように、鉗子
片12,12が閉じられた状態で、針状突起物から成る
第2電極30は、カップ状の凹所24内に収容されるよ
うに、その長さが調節してあり、第1電極32と第2電
極30とは短絡しないように構成してある。また、先細
の第2電極30の先端と第1電極32との最小隙間t
は、0.4〜1.5mmとなるように設定される。これ
らの間に何もない状態で絶縁性が確保され、且つ、間に
生体組織が介在された状態で通電されるようにするため
である。
片12,12が閉じられた状態で、針状突起物から成る
第2電極30は、カップ状の凹所24内に収容されるよ
うに、その長さが調節してあり、第1電極32と第2電
極30とは短絡しないように構成してある。また、先細
の第2電極30の先端と第1電極32との最小隙間t
は、0.4〜1.5mmとなるように設定される。これ
らの間に何もない状態で絶縁性が確保され、且つ、間に
生体組織が介在された状態で通電されるようにするため
である。
【0035】各鉗子片12,12に形成された第1電極
32,32は、同じ電位となるように、シース内を通し
て延びる第1導電線(図示省略)の遠位端に接続してあ
る。また、針状突起物から成る第2電極30は、シース
内を通して延びる第2導電線(図示省略)の遠位端に接
続してある。前記第1導電線と第2導電線とは、相互に
絶縁状態となるように絶縁被覆してある。
32,32は、同じ電位となるように、シース内を通し
て延びる第1導電線(図示省略)の遠位端に接続してあ
る。また、針状突起物から成る第2電極30は、シース
内を通して延びる第2導電線(図示省略)の遠位端に接
続してある。前記第1導電線と第2導電線とは、相互に
絶縁状態となるように絶縁被覆してある。
【0036】各導電線の近位端は、操作部20から分岐
している電気コード42を介して電圧供給手段としての
高周波電源40に接続してあり、高周波電源40から各
電極30,32間に高周波電圧が印加されるようになっ
ている。
している電気コード42を介して電圧供給手段としての
高周波電源40に接続してあり、高周波電源40から各
電極30,32間に高周波電圧が印加されるようになっ
ている。
【0037】高周波電源40から供給される高周波電圧
の周波数は、特に限定されないが、100kHz〜80
0kHz程度が好ましく、電力は、好ましくは5〜35
ワット程度である。
の周波数は、特に限定されないが、100kHz〜80
0kHz程度が好ましく、電力は、好ましくは5〜35
ワット程度である。
【0038】本実施形態では、各鉗子片12,12は、
ステンレス鋼で構成し、前記第1電極32,32に相当
する部分以外を全て絶縁性膜で被覆してある。絶縁性膜
は、本実施形態では、アルミナなどのセラミックコーテ
ィング膜を採用している。このセラミックコーティング
膜は、イオンプレーティング法などにより成膜すること
ができる。この絶縁性膜の膜厚は、両鉗子片12,12
の絶縁性が保たれる程度の膜厚であり、好ましくは0.
01〜0.06mmである。
ステンレス鋼で構成し、前記第1電極32,32に相当
する部分以外を全て絶縁性膜で被覆してある。絶縁性膜
は、本実施形態では、アルミナなどのセラミックコーテ
ィング膜を採用している。このセラミックコーティング
膜は、イオンプレーティング法などにより成膜すること
ができる。この絶縁性膜の膜厚は、両鉗子片12,12
の絶縁性が保たれる程度の膜厚であり、好ましくは0.
01〜0.06mmである。
【0039】本実施形態に係る鉗子型電気処置器具2を
用いて、たとえば病変部の生体組織を採取するには、ま
ず、内視鏡などを用いて処置器具2の遠位端を、図3に
示す体腔50内の病変部52近くまで導く。次に、図1
に示すように、一対の鉗子片12,12を開く方向Yに
回動させ、先端が先細の突起物から成る第2電極30を
露出させ、その先端を、採取部位の生体組織へ突き刺
し、採取部位を持ち上げる。そして、シース4の体外側
近位端に接続された図1に示す操作部20を操作して、
シース4の遠位端に装着された一対の鉗子片12,12
を閉じる方向に回動させる。一対の鉗子片12,12を
閉じることにより、採取部位の生体組織片を挟み込み、
鉗子片12,12に形成されたカップ状の凹所24内に
位置させる。摘み上げられた採取部位の生体組織片の基
部は、図4に示すように、各鉗子片12,12の先端側
縁部の第1電極32,32間に挟まれた状態となる。
用いて、たとえば病変部の生体組織を採取するには、ま
ず、内視鏡などを用いて処置器具2の遠位端を、図3に
示す体腔50内の病変部52近くまで導く。次に、図1
に示すように、一対の鉗子片12,12を開く方向Yに
回動させ、先端が先細の突起物から成る第2電極30を
露出させ、その先端を、採取部位の生体組織へ突き刺
し、採取部位を持ち上げる。そして、シース4の体外側
近位端に接続された図1に示す操作部20を操作して、
シース4の遠位端に装着された一対の鉗子片12,12
を閉じる方向に回動させる。一対の鉗子片12,12を
閉じることにより、採取部位の生体組織片を挟み込み、
鉗子片12,12に形成されたカップ状の凹所24内に
位置させる。摘み上げられた採取部位の生体組織片の基
部は、図4に示すように、各鉗子片12,12の先端側
縁部の第1電極32,32間に挟まれた状態となる。
【0040】次に、シース4の近位端側に接続される高
周波電源40からシース4内に配線された導電線などを
通して、第1電極32および第2電極30間に高周波電
圧を印加する。これら電極30,32間に高周波電圧が
印加されると、第2電極30の先端と第1電極32との
間の最小隙間の部分、すなわち、鉗子片12,12間に
挟まれた組織片の基部の部分で最も電流密度が高くな
る。その結果、鉗子片12,12間に挟まれた組織片の
基部の部分にのみ電流が流れて加熱し、基部が焼き切ら
れる。この加熱により、切断された周囲の凝固壊死およ
び止血も行われる。鉗子片12,12の凹所24内に
は、切断された生検用組織片が残る。したがって、鉗子
片12,12相互が閉じたまま、処置器具を体腔内から
体外へ取り出せば、生検用組織片の採取が完了する。
周波電源40からシース4内に配線された導電線などを
通して、第1電極32および第2電極30間に高周波電
圧を印加する。これら電極30,32間に高周波電圧が
印加されると、第2電極30の先端と第1電極32との
間の最小隙間の部分、すなわち、鉗子片12,12間に
挟まれた組織片の基部の部分で最も電流密度が高くな
る。その結果、鉗子片12,12間に挟まれた組織片の
基部の部分にのみ電流が流れて加熱し、基部が焼き切ら
れる。この加熱により、切断された周囲の凝固壊死およ
び止血も行われる。鉗子片12,12の凹所24内に
は、切断された生検用組織片が残る。したがって、鉗子
片12,12相互が閉じたまま、処置器具を体腔内から
体外へ取り出せば、生検用組織片の採取が完了する。
【0041】本実施形態では、挟み込まれた組織片の基
部にのみ電流が流れる。したがって、単極式に比較し
て、生体組織の焼灼が少なく、且つ小さな電力で確実な
組織片の切除が可能となる。また、通電に必要な部分の
みに電極30,32が形成してあり、切除された生体組
織片が収容される鉗子片のカップ状凹所24内は絶縁し
てあるので、切除された生体組織片の損傷がない。
部にのみ電流が流れる。したがって、単極式に比較し
て、生体組織の焼灼が少なく、且つ小さな電力で確実な
組織片の切除が可能となる。また、通電に必要な部分の
みに電極30,32が形成してあり、切除された生体組
織片が収容される鉗子片のカップ状凹所24内は絶縁し
てあるので、切除された生体組織片の損傷がない。
【0042】さらに本実施形態では、第2電極30が針
状突起物で構成してあるので、生体組織の採取時に、生
体組織の採取部位に第2電極30の先端を突き刺すこと
ができる。その結果、採取部位を容易に持ち上げること
ができ、持ち上げられて固定された状態で鉗子片12,
12を閉じるので、容易に採取部位の組織片を鉗子片1
2,12で挟み込み、切除することができる。
状突起物で構成してあるので、生体組織の採取時に、生
体組織の採取部位に第2電極30の先端を突き刺すこと
ができる。その結果、採取部位を容易に持ち上げること
ができ、持ち上げられて固定された状態で鉗子片12,
12を閉じるので、容易に採取部位の組織片を鉗子片1
2,12で挟み込み、切除することができる。
【0043】また、本実施形態では、第2電極30が鉗
子片12,12の内部に、第1電極32と接触しないよ
うに収容されるので、これらの間の短絡を有効に防止す
ることができる。
子片12,12の内部に、第1電極32と接触しないよ
うに収容されるので、これらの間の短絡を有効に防止す
ることができる。
【0044】第2実施形態 本実施形態では、図6に示すように、鉗子片12,12
を開閉制御する開閉制御手段が、遠位端が各鉗子片1
2,12のリンク片13,13に直接連結してある二本
の可撓性線条体18aを有する。可撓性線条体18aの
近位端は、ハンドル22に連結してある。二本の線条体
18aは、相互に絶縁してあり、各線条体18aの内部
に導電線が内蔵してある。各導電線の近位端がコード4
2に接続されることにより、図1に示す第1電極32と
高周波電源40とを接続している。また、第2電極30
は、導電線を内蔵する絶縁被覆線条体34に電気的に接
続してあり、この線条体34がコード42に接続してあ
る。その他の構成および作用は前記第1実施形態と同様
である。
を開閉制御する開閉制御手段が、遠位端が各鉗子片1
2,12のリンク片13,13に直接連結してある二本
の可撓性線条体18aを有する。可撓性線条体18aの
近位端は、ハンドル22に連結してある。二本の線条体
18aは、相互に絶縁してあり、各線条体18aの内部
に導電線が内蔵してある。各導電線の近位端がコード4
2に接続されることにより、図1に示す第1電極32と
高周波電源40とを接続している。また、第2電極30
は、導電線を内蔵する絶縁被覆線条体34に電気的に接
続してあり、この線条体34がコード42に接続してあ
る。その他の構成および作用は前記第1実施形態と同様
である。
【0045】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0046】たとえば、前記実施形態では、鉗子片1
2,12を、導電性部材で構成し、電極32,32に相
当する部分以外を絶縁性膜で被覆したが、本発明では、
各々の鉗子片12,12を絶縁性部材で構成し、各鉗子
片12,12の第1電極32,32に相当する先端側縁
部にのみ、導電性膜を成膜しても良い。
2,12を、導電性部材で構成し、電極32,32に相
当する部分以外を絶縁性膜で被覆したが、本発明では、
各々の鉗子片12,12を絶縁性部材で構成し、各鉗子
片12,12の第1電極32,32に相当する先端側縁
部にのみ、導電性膜を成膜しても良い。
【0047】また、第2電極30の形状は、先端が先細
であれば特に限定されず、種々の形状が考えられる。
であれば特に限定されず、種々の形状が考えられる。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、鉗子片の先端側に形成された各電極間に挟まれる生
体組織にのみ電流が流れる。したがって、単極式に比較
して、生体組織の焼灼が少なく、且つ小さな出力で確実
な患部組織の凝固壊死および組織片の切除が可能とな
る。また、通電に必要な部分のみに電極が形成してあ
り、切除された生体組織片が収容される鉗子片のカップ
状凹所内は絶縁してあるので、切除された生体組織片の
損傷がない。さらに本発明では、第2電極が先端先細の
突起物で構成してあるので、生体組織の採取時に、生体
組織の採取部位に第2電極の先端を突き刺すことができ
る。その結果、採取部位を容易に持ち上げることがで
き、持ち上げられて固定された状態で鉗子片を閉じるの
で、容易に採取部位の組織片を鉗子片で挟み込み、切除
することができる。
ば、鉗子片の先端側に形成された各電極間に挟まれる生
体組織にのみ電流が流れる。したがって、単極式に比較
して、生体組織の焼灼が少なく、且つ小さな出力で確実
な患部組織の凝固壊死および組織片の切除が可能とな
る。また、通電に必要な部分のみに電極が形成してあ
り、切除された生体組織片が収容される鉗子片のカップ
状凹所内は絶縁してあるので、切除された生体組織片の
損傷がない。さらに本発明では、第2電極が先端先細の
突起物で構成してあるので、生体組織の採取時に、生体
組織の採取部位に第2電極の先端を突き刺すことができ
る。その結果、採取部位を容易に持ち上げることがで
き、持ち上げられて固定された状態で鉗子片を閉じるの
で、容易に採取部位の組織片を鉗子片で挟み込み、切除
することができる。
【図1】図1は本発明の一実施形態に係る鉗子型電気処
置器具の概略図である。
置器具の概略図である。
【図2】図2は図1に示す鉗子型電気処置器具の遠位端
側要部断面概略図である。
側要部断面概略図である。
【図3】図3は図2に示す鉗子片の平面図である。
【図4】図4は同実施形態に係る鉗子型電気処置器具の
使用状態を示す遠位端側要部断面概略図である。
使用状態を示す遠位端側要部断面概略図である。
【図5】図5は図4に示すV線に示す方向からの要部断
面図である。
面図である。
【図6】図6は本発明の他の実施形態に係る鉗子型電気
処置器具の概略図である。
処置器具の概略図である。
2… 鉗子型電気処置器具 4… シース 10… 支点軸 12… 鉗子片 18… 長手部材 20… 操作部 22… ハンドル 24… 凹所 30… 第2電極 32… 第1電極
Claims (1)
- 【請求項1】 体内に挿入可能な可撓性を有するシース
と、 前記シースの遠位端側に装着され、カップ状の凹所がそ
れぞれ形成され、両凹所が向き合うように開閉自在に連
結された一対の鉗子片と、 前記一対の鉗子片の先端側にそれぞれ形成された第1電
極と、 前記一対の鉗子片が閉じられた状態で、前記第1電極と
接触することなく前記凹所内に収容され、先端が先細の
突起物から成る第2電極と、 前記第1電極と第2電極との間に高周波電圧を供給する
ように、前記シースの近位端側に接続される電圧供給手
段と、 前記一対の鉗子片の開閉を制御する開閉制御手段とを有
する鉗子型電気処置器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9193115A JPH1119085A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 鉗子型電気処置器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9193115A JPH1119085A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 鉗子型電気処置器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1119085A true JPH1119085A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16302513
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9193115A Pending JPH1119085A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 鉗子型電気処置器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1119085A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9681857B2 (en) | 2003-06-18 | 2017-06-20 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Endoscopic instruments and methods of manufacture |
| CN108523985A (zh) * | 2018-04-23 | 2018-09-14 | 南京微创医学科技股份有限公司 | 一种多功能高频电切开刀 |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP9193115A patent/JPH1119085A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9681857B2 (en) | 2003-06-18 | 2017-06-20 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Endoscopic instruments and methods of manufacture |
| CN108523985A (zh) * | 2018-04-23 | 2018-09-14 | 南京微创医学科技股份有限公司 | 一种多功能高频电切开刀 |
| CN108523985B (zh) * | 2018-04-23 | 2024-05-07 | 南微医学科技股份有限公司 | 一种多功能高频电切开刀 |
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