JPH11192076A - 冷凍飲料 - Google Patents

冷凍飲料

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JPH11192076A
JPH11192076A JP9368521A JP36852197A JPH11192076A JP H11192076 A JPH11192076 A JP H11192076A JP 9368521 A JP9368521 A JP 9368521A JP 36852197 A JP36852197 A JP 36852197A JP H11192076 A JPH11192076 A JP H11192076A
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JP
Japan
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ice
container
frozen
beverage
liquid
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JP9368521A
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Inventor
Keiichiro Torii
恵一郎 鳥居
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KANESEN TRADING KK
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KANESEN TRADING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料を容易に冷凍保存することができ、しか
も解凍が容易な冷凍飲料を提供する。 【解決手段】 氷片を容器に封入する。この冷凍飲料に
おいては、例えば電子レンジで加温されて、氷片が溶解
される。この冷凍飲料は、加温によって適当な温度まで
昇温された後、飲料として提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍飲料に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、飲料の風味を保持しつつ保存
するためには飲料を凍結させると良いことが知られてい
る。しかしながら、従来は、コーヒーやジュースなどの
飲料を凍結させて(すなわち冷凍して)保存し、そのま
ま店頭で販売することは行われていない。通常は、飲料
を、液体の状態で缶やビンやペットボトルに詰めて販売
している。その理由として考えられることは、液体であ
る飲料を冷凍保存すると、飲料の体積が凍結時に膨張す
るため、容器に要求される性能が厳しくなってコスト的
に無理が生じること、また、解凍に時間がかかるため、
消費者の、すぐに飲みたいという要求に答えにくいこと
がある。したがって、従来の飲料(最終消費者に販売さ
れる状態の飲料)においては、冷凍のまま販売すること
はほとんど行われていなかった。一般的には、飲料の風
味を保持するためには、保存料の添加や窒素充填などの
手段が取られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事情
に鑑みてなされたもので、飲料を容易に冷凍保存するこ
とができ、しかも解凍が容易な冷凍飲料を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る冷凍飲料
は、氷片と、氷片が封入された容器とを備えた構成とな
っている。ここで、飲料とは、コーヒー、紅茶、ジュー
ス、スープ、水など任意の飲料であってよい。また、飲
料は、低温(常温以下)で飲まれるものであってもよ
く、高温(常温以上)で飲まれるものであってもよい。
氷片は、粒状氷、切片状(鱗片状または雲母状)氷(例
えば特公平5−1691の実施例の方法によって得られ
た氷)、削氷された氷などを用いることができる。この
発明において着味または着色された飲料を得るには、氷
片自体として着味または着色されたものを用いてもよい
し、単なる氷からなる氷片と着味または着色された若干
量の液体との混合物を容器に充填する構成としてもよ
い。氷片の大きさとしては、1つの氷片あたり10g以
下のものを用いるのが、充填作業の容易性や溶けやすさ
などの観点から好適である。容器としては、加温に耐え
る材質であることが好ましく、電子レンジでの加熱に耐
える材質(例えば紙)であれば一層好ましい。本発明の
冷凍飲料は、電子レンジなど任意の加温手段によって加
温されて、氷片が溶解される。この冷凍飲料では、1つ
あたりの体積が小さいものである氷片を封入しているた
めに、溶解が早いという利点がある。また、この冷凍飲
料では、固体である氷片を封入しているために、冷凍飲
料の冷凍保存時における容積の増加量を低く押さえるこ
とができる。このため、容器への負担を軽減することが
でき、容器に掛かるコストを低減させることができると
いう利点がある。本発明の冷凍飲料は、飲料に応じた所
望の温度まで昇温された後、通常の飲料としての使用に
供される。
【0005】請求項2に係る冷凍飲料は、請求項1記載
の冷凍飲料において、容器の内部に、氷片よりも体積が
大きい氷塊がさらに封入されたものとなっている。
【0006】請求項3に係る冷凍飲料は、請求項1また
は2に記載の冷凍飲料において、氷片の一部または全部
を、着味または着色された氷とした。
【0007】請求項4に係る冷凍飲料の製造方法は、容
器の内部に氷片と液体とを封入した後、容器を冷却して
前記液体を凍結させる構成とされている。
【0008】請求項5に係る冷凍飲料の製造方法は、請
求項4記載の冷凍飲料の製造方法において、液体の体積
を、容器の容積の1/2以下とした。
【0009】請求項6に係る冷凍飲料の製造方法は、請
求項4または5に記載の冷凍飲料の製造方法において、
液体の固形分(いわゆるブリックス)を、5.0%(本
明細書では%を重量%の意味で用いる。)以上とした。
ここで、固形分が4.5%以下の場合には、液体が凍結
した後にこれを解凍させようとすると、固形分5.0%
以上の場合に比較して解凍時間が増加すること、解凍作
業をしても、凍結した液体が、カップ内面の底部や側部
に沿って残存しやすいことという不都合がある。
【0010】請求項7に係る飲料の提供方法は、請求項
1〜3のいずれか1項に記載の冷凍飲料または請求項4
〜6のいずれか1項に記載の冷凍飲料の製造方法によっ
て製造された冷凍飲料を電子レンジで加熱して飲料とす
る構成とされている。
【0011】
【実施例1】紙コップ(容器)内に、通常の削氷(例え
ば特公平5−1691の第5図に記載された刃付きドラ
ムによる削氷)によって得られた氷片127gと、固形
分22%のコーヒーエキス12gと、冷水(2℃)40
gとを入れた。ここで、コーヒーエキスと冷水とは、容
器に入れる前に混合しておいた。コーヒーエキスと冷水
との混合物の固形分(ブリックス)は、この実施例で
は、約5.3%である。氷片の重量としては、この例で
は、1つあたり約0.5〜7gとなっていた。また、本
例の氷片は、削氷によって得られたものであるので、比
較的に細長く、かつ薄い形状となっていた。ついで、紙
コップに蓋をして内部を閉鎖した。ついで、紙コップを
−20℃の温度雰囲気(冷凍庫中)においた。これによ
り、コーヒーエキスと冷水との混合物は完全に凍結し
た。この状態では、紙コップはごく僅かに膨張した。し
かしながら、氷片を入れてある分、液体の容積を少なく
することができたため、この例では、膨張量を、強度的
にも外観的にもなんら問題の無い範囲内に低く押さえる
ことができた。一週間後、紙コップを冷凍庫から取り出
し、出力1400Wの電子レンジにて45秒間加熱し
た。加熱後、紙コップの蓋を取り外して、内部の状態を
調べた。すると、紙コップの内部では、温度がほぼ均一
に約6℃となっているコーヒー(すなわちアイスコーヒ
ー)に、直径5mm程度と小さな氷粒(氷片のうち、部
分的に未解凍で残存したもの)が浮かんだ状態となって
いた。このアイスコーヒーを試飲したところ、風味に優
れたものであった。また、後述する実施例4や比較例と
異なり、容器内面に氷塊が残存して付着することはな
く、前記した浮かんだ小さな氷粒以外は全て溶解させる
ことができたため、商品価値が高いものであった。な
お、各実施例および比較例における、容器底部での氷塊
付着の有無を表1に示した。
【0012】
【表1】
【0013】すなわち、実施例1の冷凍飲料では、風味
の良いアイスコーヒーを提供することができた。また、
容器に負担を掛けずに冷凍飲料を提供することができ
た。さらに、後述の比較例と比較して、加熱時間を短く
しても飲料を十分に溶解させることができた。また、こ
の例では、氷片だけでなく、冷水を入れたので、氷片だ
けを入れた場合に比較して、解凍して得られる飲料の容
量を多くすることができるという利点もある。
【0014】
【実施例2】紙コップ(容器)内に、着味および着色さ
れた小さい氷塊(氷片)10gと、固形分22%のコー
ヒーエキス12gと、冷水(2℃)38gと、実施例1
と同様の削氷によって得られた氷片120gとを入れ
た。ここで、着味および着色された小さい氷塊とは、氷
自身にコーヒーの味と色が付けられたものである。この
ような小さい氷塊は、例えば、特公平5−70066号
公報に示された製造方法によって得られた着色氷塊を破
砕することによって得ることができる。破砕された氷塊
の大きさとしては、1つあたりの重量が約0.5〜10
gとなっている。破砕された氷塊の1つあたりの平均体
積は、通常の削氷による氷片の1つあたりの平均体積よ
りも50%ほど大きいものとされている。破砕された氷
塊の形状としては、もちろん不定形ではあるが、多くの
ものはブロック状となっていた。また、本例でも、氷コ
ーヒーエキスと冷水とは、紙コップに入れる前に予め混
合しておいた。コーヒーエキスと冷水との混合物の固形
分(ブリックス)は、この実施例では、約5.6%とな
っている。ついで、紙コップに蓋をして内部を封入し
た。ついで、紙コップを−20℃の温度雰囲気(冷凍庫
中)においた。これにより、コーヒーエキスと冷水との
混合物は凍結した。この状態では、紙コップはごく僅か
に膨張したものの、液体の容積が少ないため、この膨張
は、なんら問題の無い範囲内であった。一週間後、紙コ
ップを冷凍庫から取り出し、出力1400Wの電子レン
ジにて40秒間加熱した。加熱後、紙コップの蓋を取り
外して、内部の状態を調べた。すると、紙コップの内部
では、場所によらず温度がほぼ均一に約6℃となってい
るコーヒー(すなわちアイスコーヒー)に、直径5〜1
0mm程度の氷粒と、これより大きい着色された氷(残
存した着色氷塊)とが浮かんだ状態となっていた。着色
氷塊は、削氷された氷と異なりブロック状であるため、
残存しやすかったものと考えられる。このアイスコーヒ
ーを試飲したところ、風味に優れたものであった。
【0015】すなわち、実施例2の冷凍飲料では、実施
例1のものと同様の利点を有していた。さらに、実施例
2の冷凍飲料では、コーヒー色の着色氷を浮かべること
ができるので、商品価値をさらに向上させることができ
るという利点がある。また、コーヒーの味を有する氷を
使用しているので、その分、コーヒーエキスや冷水の添
加量を少なくすることができ、このため、容器底部に形
成された氷塊の量を少なくすることができる。よって、
解凍時間を縮めることも可能となるという利点もある。
【0016】
【実施例3】実施例1に記載された条件で得られた冷凍
飲料を、1400Wの電子レンジで80秒間加熱した。
すると、温度80℃程度でほぼ均一に加熱されたホット
コーヒーを得ることができた。この例では、氷片は全く
残存していなかった。
【0017】
【実施例4】紙コップ(容器)内に、固形分22%のコ
ーヒーエキス12gと、冷水(2℃)58gと、実施例
1と同様の削氷によって得られた氷片110gとを入れ
た。また、本例でも、コーヒーエキスと冷水とは、紙コ
ップに入れる前に予め混合しておいた。コーヒーエキス
と冷水との混合物の固形分(ブリックス)は、この例で
は約3.9%となっている。ついで、紙コップに蓋をし
て内部を封入した。ついで、紙コップを−20℃の温度
雰囲気(冷凍庫中)においた。これにより、コーヒーエ
キスと冷水との混合物は凍結した。この状態では、紙コ
ップはごく僅かに膨張したものの、液体の容積が少ない
ため、この膨張は、なんら問題の無い範囲内であった。
一週間後、紙コップを冷凍庫から取り出し、出力140
0Wの電子レンジにて45秒間加熱した。加熱後、紙コ
ップの蓋を取り外して、内部の状態を調べた。すると、
紙コップの内部では、温度がほぼ均一に約6℃となって
いるコーヒー(すなわちアイスコーヒー)に、直径5m
m程度の氷粒が浮かんだ状態となっていた。このアイス
コーヒーを試飲したところ、風味に優れたものであっ
た。
【0018】しかしながら、実施例4の冷凍飲料では、
容器内面の側部と底部に若干量の塊状の氷(コーヒーエ
キスと冷水との混合物)が貼り付いたように残存した。
これ自体は、風味をほとんど低下させるものではない
が、商品価値を低下させてしまうという問題を生じる。
この問題は、コーヒーエキスと冷水との混合物(すなわ
ち容器底部において凍結する部分)の固形分が5.0%
より低いことに起因すると考えられる。
【0019】
【実施例5】紙コップ(容器)内に、実施例1と同様の
削氷によって得られた氷片127gと、1/5に濃縮さ
れたオレンジ濃縮果汁11gと、液糖20gと、若干の
酸味量および香料と、冷水(2℃)22gとを混合した
ものを入れた。オレンジ濃縮果汁と液糖と冷水との混合
物の固形分(ブリックス)は、この実施例では、約38
%である。ついで、紙コップに蓋をして内部を封入し
た。ついで、紙コップを−20℃の温度雰囲気(冷凍庫
中)においた。これにより、オレンジ濃縮果汁と液糖と
冷水との混合物は凍結した。この状態では、紙コップは
ごく僅かに膨張したものの、液体の容積が少ないため、
この膨張は、なんら問題の無い範囲内であった。一週間
後、紙コップを冷凍庫から取り出し、出力1400Wの
電子レンジにて30〜40秒間加熱した。加熱後、紙コ
ップの蓋を取り外して、内部の状態を調べた。すると、
紙コップの内部では、温度がほぼ均一に約6℃となって
いるオレンジジュースに、直径5〜10mm程度の氷粒
(氷片のうち、部分的に未解凍で残存したもの)が浮か
んだ状態となっていた。このオレンジジュースを試飲し
たところ、風味に優れたものであった。
【0020】すなわち、実施例5の冷凍飲料では、飲料
の種類が異なる他は実施例1と同様の利点を得ることが
できた。
【0021】
【実施例6】紙コップ(容器)内に、実施例1と同様の
削氷によって得られた氷片120gと、1/5に濃縮さ
れたオレンジ濃縮果汁10gと、液糖20gと、若干の
酸味量および香料と、冷水(2℃)22gと、オレンジ
味に着味され、かつオレンジ色に着色された小さい着色
氷塊15gとを混合したものを入れた。着色氷塊の製法
や大きさは前記実施例2と同様である。オレンジ濃縮果
汁と液糖と冷水との混合物の固形分(ブリックス)は、
この実施例では、約37%である。ついで、紙コップに
蓋をして内部を封入した。ついで、紙コップを−20℃
の温度雰囲気(冷凍庫)においた。これにより、オレン
ジ濃縮果汁と液糖と冷水との混合物は凍結した。この状
態では、紙コップはごく僅かに膨張したものの、液体の
容積が少ないため、この膨張は、なんら問題の無い範囲
内であった。一週間後、紙コップを冷凍庫から取り出
し、出力1400Wの電子レンジにて30〜40秒間加
熱した。加熱後、紙コップの蓋を取り外して、内部の状
態を調べた。すると、紙コップの内部では、温度がほぼ
均一に約6℃となっているオレンジジュースに、直径5
〜10mm程度の氷粒と、これより大きいオレンジ色の
小さい氷塊(残存した着色氷塊)が浮かんだ状態となっ
ていた。このオレンジジュースを試飲したところ、風味
に優れたものであった。
【0022】すなわち、実施例6の冷凍飲料では、実施
例5の冷凍飲料と同様の利点を有していた。さらに、実
施例6の冷凍飲料では、実施例2の冷凍飲料と同様に、
オレンジ色の着色氷を浮かべることができるので、商品
価値を向上させることができるという利点がある。ま
た、オレンジの味を有する氷を使用しているので、その
分、オレンジ果汁や冷水の添加量を少なくすることがで
き、このため、容器底部における氷塊の量を少なくする
ことができる。よって、解凍時間を縮めることが可能と
なるという利点もある。
【0023】
【比較例】
【0024】紙コップ(容器)内に、冷水167gと、
固形分22%のコーヒーエキス12gとの混合物を入れ
た。コーヒーエキスと冷水との混合物の固形分(ブリッ
クス)は、この実施例では、約1.5%である。つい
で、紙コップに蓋をして内部を閉鎖した。ついで、紙コ
ップを−20℃の温度雰囲気(冷凍庫中)においた。こ
れにより、コーヒーエキスと冷水との混合物は完全に凍
結した。この状態では、紙コップは、凍結した飲料の膨
張により、かなり膨らんだ状態となっており、外観的に
商品価値が低いだけでなく、破断の危険が高いものであ
った。一週間後、紙コップを冷凍庫から取り出し、出力
1400Wの電子レンジにて50秒間加熱した。加熱
後、紙コップの蓋を取り外して、内部の状態を調べた。
すると、紙コップの内部では、未解凍の大きな氷塊が、
容器内面の底部から側面にかけて貼り付くように残存し
ており、飲料としては商品価値のないものであった。そ
こで、同様に凍結させた冷凍飲料を80秒間加熱したと
ころ、今度は、残存する氷塊はごく僅かであったが、解
凍された飲料温度の場所によるばらつきが非常に大きく
なった。例えば、解凍直後であると、部分的に40℃近
い場所と、5℃程度の場所とが存在していた。もちろ
ん、攪拌すれば均一温度となりうるが、攪拌前ではかな
り飲みづらく、商品価値としては低いものとなった。さ
らに、解凍時間を長くすると、低温で提供すべき飲料
(アイスコーヒーやジュースなど)を適温に解凍するこ
とが困難となってしまった。
【0025】すなわち、比較例のように、氷片を使用し
ない場合には、凍結および解凍に困難を生じるという不
都合がある。この不都合は、コーヒーエキスと冷水との
混合物のブリックスが低いということにも起因している
と思われる。しかしながら、ブリックスを無理に上げる
ためにエキスの量を増すと、風味が変わってしまうなど
の不都合があり、これを解消することは容易でないとい
う問題がある。これに対し、実施例1、2、3、5、6
では、氷片を使用している分冷水の使用量が少ないため
に、エキスを添加することによってそれらの混合物のブ
リックスを容易に適正範囲(5.0%以上)まで上げる
ことができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る冷凍飲料は、氷片と、氷
片が封入された容器とを備えた構成となっている。容器
に充填された液体の飲料を単に凍結させた場合には、容
器に負荷がかかるとともに、凍結した飲料を解凍する作
業に時間が係るという不都合があるが、この冷凍飲料で
は、予め破砕や削氷などによって小さいものとされた氷
片を容器に封入しているために、加温したときに溶解が
早いという効果がある。また、氷片を封入しているため
に、冷凍飲料を凍結保存しても体積膨張が少なく、容器
に掛かる負担を小さくすることができるという効果もあ
る。さらに、飲料を冷凍保存が容易となるので、風味の
良い飲料を容易に提供することが可能であるという効果
もある。
【0027】請求項2に係る冷凍飲料は、請求項1記載
の冷凍飲料において、容器の内部に、氷片よりも体積が
大きい氷塊がさらに封入されたものとなっているので、
解凍後に、解凍された飲料(液体)の表面に氷塊を確実
に浮かべることができ、飲料の商品価値を高めることが
できる。
【0028】請求項3に係る冷凍飲料は、請求項1また
は2に記載の冷凍飲料において、氷片の一部または全部
を着味または着色された氷としたので、解凍された飲料
の表面に着味または着色された氷を浮かべることができ
る。このため、商品価値を向上させることができるとい
う効果がある。また、着味または着色された氷を氷片と
して使用したときには、その分、氷片の味付けや着色に
使用する液体の量を少なくすることができる。すると、
飲料の凍結保存時に容器底部に形成される氷塊の量を少
なくすることができる。よって、解凍時間を縮めること
が可能となるという効果もある。
【0029】請求項4に係る冷凍飲料の製造方法は、容
器の内部に氷片と液体とを封入した後、容器を冷却して
前記液体を凍結させる構成とされている。ここで、容器
の内部に氷片だけを充填した場合には、氷片の間に空気
が入り込むため、溶解させた場合に、飲料としての容量
が少なくなりがちである。これに対して、請求項4の製
造方法では、解凍して得られる飲料の容量を、氷片だけ
を使用した場合よりも増やすことができるという効果が
ある。
【0030】請求項5に係る冷凍飲料の製造方法は、請
求項4記載の冷凍飲料の製造方法において、液体の体積
を、容器の容積の1/2以下としたので、液体が凍結し
て氷塊となっても、冷凍飲料としての解凍時間があまり
増加しないという効果がある。特に、電子レンジでは、
容器の底部近傍が加熱されやすくなっているため、液体
を容器の容積の1/2以下として容器の底部付近で凍ら
せることにより、加熱しやすくすることができ、したが
って、解凍時間を短縮することができる。
【0031】請求項6に係る冷凍飲料の製造方法は、請
求項4または5に記載の冷凍飲料の製造方法において、
液体の固形分(いわゆるブリックス)を、5.0%以上
としたので、解凍時間を短縮することができる。
【0032】請求項7に係る飲料の提供方法は、請求項
1〜3のいずれか1項に記載の冷凍飲料または請求項4
〜6のいずれか1項に記載の冷凍飲料の製造方法によっ
て製造された冷凍飲料を電子レンジで加熱して飲料とす
る構成とされているので、冷凍飲料を比較的に短時間で
解凍して、飲料として提供することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 氷片と、前記氷片が封入された容器とを
    備えたことを特徴とする冷凍飲料。
  2. 【請求項2】 前記容器の内部には、前記氷片よりも体
    積が大きい氷塊がさらに封入されていることを特徴とす
    る請求項1記載の冷凍飲料。
  3. 【請求項3】 前記氷片の一部または全部は、着味また
    は着色された氷であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の冷凍飲料。
  4. 【請求項4】 容器の内部に、氷片と液体とを封入した
    後、前記容器を冷却して前記液体を凍結させることを特
    徴とする冷凍飲料の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記液体の体積は、前記容器の容積の1
    /2以下であることを特徴とする請求項4記載の冷凍飲
    料の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記液体の固形分は、5.0%以上であ
    ることを特徴とする請求項4または5に記載の冷凍飲料
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷
    凍飲料または請求項4〜6のいずれか1項に記載の冷凍
    飲料の製造方法によって製造された冷凍飲料を電子レン
    ジで加熱して飲料とすることを特徴とする飲料の提供方
    法。
JP9368521A 1997-12-29 1997-12-29 冷凍飲料 Withdrawn JPH11192076A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009014253A1 (ja) * 2007-07-26 2010-10-07 味の素株式会社 カプシノイド化合物を含有する植物体を含む冷凍飲料の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2009014253A1 (ja) * 2007-07-26 2010-10-07 味の素株式会社 カプシノイド化合物を含有する植物体を含む冷凍飲料の製造方法

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