JPH111956A - U字溝 - Google Patents

U字溝

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JPH111956A
JPH111956A JP15520697A JP15520697A JPH111956A JP H111956 A JPH111956 A JP H111956A JP 15520697 A JP15520697 A JP 15520697A JP 15520697 A JP15520697 A JP 15520697A JP H111956 A JPH111956 A JP H111956A
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源太郎 斎藤
Fumio Kurashima
文夫 倉島
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文廣 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂材で形成されたものであっても、大きな
土圧等の圧力に耐えて変形を防止できる剛性の高いU字
溝を提供すること。 【解決手段】 樹脂材から成り、流体通路を形成すべく
底壁部14と両側壁部15、15とが一体に成形されて
断面U字状に設けられると共に、剛性を向上させるべく
底壁部14と両側壁部15、15とに長手方向に直交す
る方向へ延びる多数の凹条16及び凸条17が形成され
るよう、波形に成形されたU字溝において、凹条16及
び凸条17が両側壁部15、15の各上端15aまで形
成されると共に、両側壁部15、15の各上端15aで
側壁部15と一体に成形されて凹条16を埋める隔壁部
18を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はU字溝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、U字溝としてはコンクリート製の
U字溝が主に使用されていた。しかし、コンクリート製
のU字溝は重量が大きいので作業はもちろん、運搬、保
管も大変であり、近年樹脂製のU字溝が用いられるよう
になった。この樹脂製のU字溝は肉圧が薄く、剛性があ
まりないので、側壁が横からの力(土圧)を受け、内側
へ倒れ込んでしまうことがある。
【0003】これを防止するため、図5に示すような補
強材40によって、補強されたU字溝50が考案されて
いる。この補強材40は、U字溝50の側壁部52の土
圧による内側への倒れ込みを阻止すべく剛性を備えるよ
う、両側壁部上端のそれぞれに沿って配された一対のあ
てがい部材53、53と、その一対のあてがい部材5
3、53の間にU字溝50の両側壁部上端間を架け渡す
ように配され、両端部でそれぞれに一対のあてがい部材
53、53へ連結された複数の架け渡し部材54、54
とによって構成されている。なお、あてがい部材53及
び架け渡し部材54は、断面L字形のアングル型鋼材に
よって形成されている。このようにして構成された補強
材40は、リベット、又はボルト・ナット等の固定手段
55によってU字溝の上端部に固定されている。また、
このU字溝50では、その剛性を向上させるように、底
壁部51と両側壁部52、52とに、長手方向に直交す
る方向へ延びる多数の凹条56及び凸条57が形成さ
れ、長手方向について波形に成形されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のU字溝では、補強材40をU字溝の上端部に固定す
るために、その補強材40を構成する一対のあてがい部
材53、53の水平な受け面を備える受け部58が形成
されている。この受け部58を形成するため、成形型の
制約上、剛性を向上させるため折角形成された凹56条
及び凸条57は、両側壁部52、52の上端の手前で消
滅した形状になっている。すなわち、各側壁部52、5
2の上端に形成された各受け部58の付け根の部分の剛
性が不十分であり、大きな土圧等の圧力Pがかかった際
には、その圧力Pによって、図5に点線で示したように
U字溝が変形してしまうという課題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、樹脂材で形成さ
れたものであっても、大きな土圧等の圧力に耐えて変形
を防止できる剛性の高いU字溝を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を備える。すなわち、本発明は、
樹脂材から成り、流体通路を形成すべく底壁部と両側壁
部とが一体に成形されて断面U字状に設けられると共
に、剛性を向上させるべく前記底壁部と両側壁部とに長
手方向に直交する方向へ延びる多数の凹条及び凸条が形
成されるよう、波形に成形されたU字溝において、前記
凹条及び凸条が前記両側壁部の各上端まで形成されると
共に、該両側壁部の各上端で該側壁部と一体に成形され
て前記凹条を埋める隔壁部を具備する。
【0007】また、前記凹条は、前記各側壁部の内面側
に形成された凹条であり、前記隔壁部はその凹条を埋め
るべく成形されていることで、好適な剛性強度を有する
U字溝を適切且つ容易に成形できる。
【0008】また、前記両側壁部への土圧による内側へ
の倒れ込みを阻止すべく剛性を備えるよう、両側壁部の
上端のそれぞれに沿って配された一対のあてがい部材
と、該一対のあてがい部材の間に両側壁部の上端間を架
け渡すように配され、両端部でそれぞれに一対のあてが
い部材へ連結された複数の架け渡し部材とから成る補強
材が固定されていることで、非常に高い剛性を有するU
字溝を適切且つ容易に構成できる。なお、各側壁部の内
面側に形成された凹条に前記隔壁部を成形することで、
側壁部の上端の内側に、あてがい部材に当接できる直線
である受けラインを形成できる。従って、土圧等の圧力
を補強材で分散して適切に受けることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
の形態を添付図面と共に詳細に説明する。図1は本発明
にかかるU字溝の一部破断斜視図であり、図2は図1の
実施例の組立斜視図である。図3は図1の実施例の正面
図であり、図面の右側半分が、波形の内側に形成される
凹条の底稜線に沿って切断した断面図になっている。ま
た、図4は図1の実施例の正面図であり、図面の右側半
分が、波形の内側へ膨出した凸条の稜線に沿って切断し
た断面図になっている。
【0010】U字溝10は、U字溝本体12と補強材2
0とによって構成されている。U字溝本体12は樹脂材
によって一体に成形されている。樹脂の材質としては例
えば中密度のポリエチレンがある。なお、この種のU字
溝本体12は、回転成形によって好適に成形できる。そ
の回転成形によれば、U字溝本体12の各部の肉厚さ
は、原則的に均一になるように成形できる。
【0011】また、このU字溝本体12は、樹脂材から
成り、流体通路を形成すべく底壁部14と両側壁部1
5、15とが一体に成形されて断面U字状に設けられる
と共に、剛性を向上させるように底壁部14と両側壁部
15、15とに長手方向に直交する方向へ延びる多数の
凹条16及び凸条17が形成されるよう、波形に成形さ
れたU字溝でもある。
【0012】本実施例では、両側壁部15、15が、底
壁部14に対して、外側へ傾斜するように設けられてい
る。断面が上面が開放された底辺の方が短い逆台形枠状
になっている。このように側壁部15を外側へ傾斜させ
ることにより、土圧の側壁部15へ作用する力の成分を
分散し、側壁部15の変形を抑制している。なお、本発
明にかかるU字とは、流体通路を形成すべき断面が溝形
のものを広く含み、例えば、上面が開放された断面コの
字状、或いは上面が開放された断面半円枠形状のもの等
を含む概念である。
【0013】各凹条16及び凸条17は、底壁部14と
両側壁部15、15に連続するように形成されている。
なお、本発明では、これに限らず、凹条16及び凸条1
7は断続的でもよいし、断続的に形成された場合は千鳥
状に配設されてもよい。そして、各凹条16及び凸条1
7が、各側壁部15の各上端15aまで形成されてい
る。このため、土圧に耐えて、内側へ変形しにくい形態
になっている。また、18は隔壁部であり、各側壁部1
5の各上端15aで、側壁部15と一体に成形され、前
記凹条16及び凸条17のうちの凹条16を、部分的に
埋めた状態に形成されている。本実施例の隔壁部18
は、厚さが底壁部14及び両側壁部15、15の厚さと
同等であり、各側壁部15の各上端15aに、水平板面
を形成している(図3参照)。これにより、特にねじれ
方向の圧力にも好適に対抗でき、波形の形態を好適に維
持するように作用し、U字溝本体12単体として、非常
に変形しにくい、剛性の高い形態を実現している。すな
わち、この隔壁部18は、好適な補強壁としてU字溝本
体12の剛性を著しく向上させるように機能する。ま
た、以上のように構成された側壁部15の上端15a
は、補強材20が固定される部分であり、その部分の剛
性を好適に向上させた形態になっている。
【0014】また、本実施例では、隔壁部18が、各側
壁部15の内面側に形成された凹条16の上端を薄層状
に埋めた状態、すなわち凹条16の側端面を塞いだ状態
に形成されている(図3参照)。このように、隔壁部1
8を形成することは、いわゆる回転成形で容易に成形で
きる。そして、このように各側壁部15の内面側に形成
されたの凹条16に、隔壁部18を成形することで、側
壁部15の上端15aの内側に、後述する補強材20の
あてがい部材22に当接する直線である受けライン19
(図2参照)を形成できる。従って、この受けライン1
9を介して、土圧等の圧力を、補強材20で好適に分散
して受けることができ、U字溝10の剛性強度を著しく
向上できる。
【0015】次に補強材20について説明する。22は
あてがい部材であり、両側壁部15、15の上端15
a、15aのそれぞれに沿って長手方向へ配される。こ
の一対のあてがい部材22、22は、補強材20の構成
要素であり、断面略L字状のアングル型鋼材から形成さ
れている。すなわち、各あてがい部材22は、各側壁部
15の各上端15aに沿って内側からあてがわれ、断面
L字の一方の一辺22aが、その内側面で前記隔壁部1
8の水平板面に当接すると共に、他方の一辺22bが各
側壁部15の内面に沿って下方へ向いて配されている。
このため、図5で示した従来の構成とは異なり、L字の
一辺が上方へ突き出ることがなく、シンプルな外観にす
ることができる。
【0016】24は架け渡し部材であり、一対のあてが
い部材22、22の間に両側壁部15、15の上端15
a、15a間を架け渡すように配され、両端部でそれぞ
れに一対のあてがい部材22、22へ連結されている。
この架け渡し部材24は、補強材20の構成要素であ
り、本実施例では2本の架け渡し部材24を設けてある
が、これに限られることはなく、複数本であればよい。
【0017】この架け渡し部材24は、断面略L字状の
アングル型鋼材から形成され、断面L字の一方の一辺2
4aである水平部材の両端部で、各あてがい部材22の
水平面(断面L字の一方の一辺22a)に連結すると共
に、他方の一辺24bが下方へ向いて配されている。こ
のため、図5で示した従来の構成とは異なり、L字の一
辺が上方へ突き出ることがなく、シンプルな外観にする
ことができる。26は連結手段であり、一対のあてがい
部材22、22と、架け渡し部材24とを連結してい
る。この連結手段としては、図4に示すようなリベット
状のもの、或いはボルト・ナットを利用できるのは勿論
である。なお、補強材20の形態は、本実施例のように
はしご状に限らず、前記一対のあてがい部材と、前記複
数の架け渡し部材に加えて、対角線も補強したトラス式
にしてもよい。
【0018】28は固定手段である。この固定手段とし
ては、図4に示すようなリベット状のもの、或いはボル
ト・ナットを利用できるのは勿論である。この固定手段
28によって、各あてがい部材22の内側へ膨出した凸
条17の天端部分(稜線部分)で、補強材20をU字溝
本体12に固定している。このように補強材20が固定
されることで、非常に高い剛性を有するU字溝10を適
切且つ容易に構成できる。ところで、補強材20をU字
溝本体12に固定するには、U字溝本体12の隔壁部1
8にあてがい部材22を固定手段で固定することによっ
ても可能であることは勿論である。
【0019】なお、以上のように固定手段28によっ
て、補強材20をU字溝本体12に固定するとき、前記
連結手段26は、各側壁部15の外面側に形成される凹
条16aに対応させて位置するように設定しておけば、
上記のような連結手段26がU字溝本体12と干渉しな
い(図4参照)。従って、U字溝本体12に補強材20
を適切に固定できる。
【0020】以上のように形成されたU字溝10によれ
ば、図3および図4に示すように地面30に掘削して設
けた溝に上方を開放して埋設し、連続的に接続して排水
路などとして用いることができる。なお、U字溝10相
互間の連結は、本実施例では、両端に設けられている接
続部を介して行えばよい。この複数のU字溝10が長尺
に接続された排水路に排水が流れる際には、本物品の内
壁には凹凸波が形成されているため、流れの勢いが弱め
られ、その流速を低下させることができる。このため、
傾斜地の排水路、側溝として好適に用いることができ
る。以上、本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明
してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
なく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施
し得るのは勿論のことである。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、凹条及び凸条が両側壁
部の各上端まで形成されると共に、その両側壁部の各上
端で、その側壁部と一体に成形されて前記凹条を埋める
隔壁部を具備することによって、U字溝本体単体とし
て、非常に変形しにくい、剛性の高い形態を実現してい
る。また、側壁部の上端は、補強材が固定される部分で
あり、その部分の剛性を好適に向上させた形態になって
いる。このため、本発明によれば、樹脂材で形成された
ものであっても、大きな土圧等の圧力に耐えて変形を防
止できる剛性の高いU字溝を得ることができるという著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるU字溝の一実施例を示す一部破
断斜視図である。
【図2】図1の実施例の組立斜視図である。
【図3】図1の実施例の右側半分を断面図にあらわした
正面図である。
【図4】図1の実施例の右側半分を断面図にあらわした
正面図である。
【図5】従来の技術を説明する右側半分を断面図にあら
わした正面図である。
【符号の説明】
10 U字溝 12 U字溝本体 14 底壁部 15 側壁部 15a 上端 16 凹条 17 凸条 18 隔壁部 20 補強材 22 あてがい部材 24 架け渡し部材 26 連結手段 28 固定手段 30 地面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材から成り、流体通路を形成すべく
    底壁部と両側壁部とが一体に成形されて断面U字状に設
    けられると共に、剛性を向上させるべく前記底壁部と両
    側壁部とに長手方向に直交する方向へ延びる多数の凹条
    及び凸条が形成されるよう、波形に成形されたU字溝に
    おいて、 前記凹条及び凸条が前記両側壁部の各上端まで形成され
    ると共に、該両側壁部の各上端で該側壁部と一体に成形
    されて前記凹条を埋める隔壁部を具備することを特徴と
    するU字溝。
  2. 【請求項2】 前記凹条は、前記各側壁部の内面側に形
    成された凹条であり、前記隔壁部はその凹条を埋めるべ
    く成形されていることを特徴とする請求項1記載のU字
    溝。
  3. 【請求項3】 前記両側壁部への土圧による内側への倒
    れ込みを阻止すべく剛性を備えるよう、両側壁部の上端
    のそれぞれに沿って配された一対のあてがい部材と、該
    一対のあてがい部材の間に両側壁部の上端間を架け渡す
    ように配され、両端部でそれぞれに一対のあてがい部材
    へ連結された複数の架け渡し部材とから成る補強部材が
    固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    U字溝。
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