JPH11196648A - 可動刃用制動装置を備えた携帯式刈取機 - Google Patents
可動刃用制動装置を備えた携帯式刈取機Info
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- JPH11196648A JPH11196648A JP10006446A JP644698A JPH11196648A JP H11196648 A JPH11196648 A JP H11196648A JP 10006446 A JP10006446 A JP 10006446A JP 644698 A JP644698 A JP 644698A JP H11196648 A JPH11196648 A JP H11196648A
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Abstract
ムの駆動を確実に断つ。 【解決手段】摩擦部材38と、摩擦部材38をクラッチ
ドラム34に対して押圧する制動位置と、クラッチドラ
ム34と離間させる非制動位置との間で揺動可能な第一
揺動部材40と、スロットルレバーの操作によるスロッ
トルワイヤの移動に伴って、第一揺動部材40に対して
枢軸を中心として揺動自在に設けられた第二揺動部材5
0とを有し、スロットルワイヤは第二揺動部材50との
連結点を中心として屈曲した経路に沿って延びており、
第一揺動部材40が非制動位置にあるときスロットルワ
イヤが遊びのない状態となるように、第二揺動部材50
の枢軸が第一揺動部材40の揺動によって屈曲した経路
に向かって移動され、第一揺動部材40が制動位置にあ
るときスロットルワイヤに遊びが設けられるように、第
二揺動部材50の枢軸が第一揺動部材40の揺動によっ
て屈曲した経路から遠ざかって移動される。
Description
の動力を遠心クラッチを介して可動刃に伝達する、例え
ば、肩掛け式の刈払機、ヘッジトリマなどの携帯式刈取
機に関し、より詳しくは、不用意な可動刃の作動を制動
するための制動装置を備えた携帯式刈取機に関する。
ヘッジトリマなどの携帯式刈取機にあっては、一般的
に、内燃機関の動力を遠心クラッチを介して可動刃に伝
達する駆動機構が採用されている。このような携帯式刈
取機において、例えば、特公昭52−12089号公報
に見られるように、前記刈取機において、始動時の安全
性の向上を図るべく、可動刃の空転を防止するために、
例えば、ブレーキシュー、ブレーキバンド等の摩擦部材
を前記遠心クラッチのクラッチドラムに摺接させる制動
装置を設けることが提案されている。これによれば、作
業者がブレーキレバーから手を離しているときには制動
装置によって、クラッチドラムの回転が制動され、前記
可動刃が不用意に回転してしまうのが防止される。ま
た、作業者がブレーキレバーを握って制動装置を解除し
た後は、スロットルレバーを握って、スロットル弁の開
度を調節することにより、内燃機関の出力を調整しなが
らクラッチドラムを介して前記可動刃を駆動し、刈取作
業を行うようになっている。
うな刈取機によれば、ブレーキレバーを握って解除する
前に、作業者がスロットルレバーを握ってクラッチドラ
ムを回転駆動させると、前記制動装置の制動力を越えた
回転動力によって前記クラッチドラムが回転駆動され、
その結果、前記可動刃が意に反して回転してしまう事態
が生じる場合がある。更に、摩擦部材がクラッチドラム
に対して押圧されている状態で、クラッチドラムが回転
駆動されてしまうと摩擦部材に負荷がかかり、制動装置
に損傷を与えたり、制動装置の部品の寿命を縮める恐れ
がある。そこで、本発明の目的は、制動装置が制動状態
にあるとき、クラッチドラムの駆動を確実に断つことを
可能にした携帯式刈取機を提供することにある。
6)が制動状態にあるとき、クラッチドラム(34)が
回転駆動されないように、スロットルワイヤ(54、5
6)に遊びを設け、スロットルレバー(22)からスロ
ットル弁(46a)への作動有効伝達が阻止されるよう
にし、しかもこれを前記制動装置(36)の制動及び解
除作動と連動して行うようにしたことを特徴とする。本
発明の上記目的は、内燃機関(6)の動力を遠心クラッ
チ(32)を介して可動刃(18)に伝達するととも
に、前記内燃機関(6)の出力を手動式のスロットルレ
バー(22)を操作することによりスロットルワイヤ
(54、56)を介してスロットル弁(46a)の開度
を調整する携帯式刈取機(2、2’)において、前記遠
心クラッチ(32)のクラッチドラム(34)と対面し
て配置された摩擦部材(38)と、該摩擦部材(38)
に連結され、かつ、該摩擦部材(38)を前記クラッチ
ドラム(34)に対して押圧する制動位置(A)と、前
記クラッチドラム(34)から離間させる非制動位置
(B)との間で揺動可能な第一揺動部材(40)と、前
記スロットルワイヤ(54、56)の中間部分に連結さ
れ、かつ、前記スロットルレバー(22)の操作による
前記スロットルワイヤ(54、56)の移動に伴って、
前記第一揺動部材(40)に対して枢軸(52)を中心
として揺動自在に設けられた第二揺動部材(50)とを
有し、前記スロットルワイヤ(54、56)は前記第二
揺動部材(50)との連結点(54a、56a)を中心
として屈曲した経路(R)に沿って延びており、前記第
一揺動部材(40)が前記非制動位置(B)にあると
き、前記スロットルワイヤ(54、56)が遊びのない
状態となるように、前記第二揺動部材(50)の前記枢
軸(52)が前記第一揺動部材(40)の揺動によって
前記屈曲した経路(R)に向かって移動され、前記第一
揺動部材(40)が前記制動位置(A)にあるとき、前
記スロットルワイヤ(54、56)に遊びが設けられる
ように、前記第二揺動部材(50)の前記枢軸(52)
が前記第一揺動部材(40)の揺動によって前記屈曲し
た経路(R)から遠ざかって移動される、ことを特徴と
する携帯用刈取機によって達成することができる。
(54、56)は前記第二揺動部材(50)との連結点
(54a、56a)を中心として前記屈曲した経路
(R)に沿って延びている。前記第一揺動部材(40)
が前記非制動位置(B)にあるとき、前記第二揺動部材
(50)の前記枢軸(52)が前記第一揺動部材(4
0)の揺動によって前記屈曲した経路(R)に向かって
移動され、前記スロットルワイヤ(54、56)が遊び
のない状態となる。また、前記第一揺動部材(40)が
前記制動位置(A)にあるとき、前記第二揺動部材(5
0)の前記枢軸(52)が前記第一揺動部材(40)の
揺動によって、前記屈曲した経路(R)から遠ざかって
移動され、前記スロットルワイヤ(54、56)に遊び
が設けられる。これにより、前記制動装置(36)が前
記制動位置(A)にあるときには、前記スロットルレバ
ー(22)から前記スロットル弁(46a)への前記ス
ロットルワイヤ(54、56)を介しての動作有効伝達
が阻止され、作業者が前記スロットルレバー(22)を
握っても、前記スロットル弁(46a)は開かれず、従
って、前記クラッチドラム(34)が回転駆動されるこ
とがない。従って、前記制動装置(36)が前記制動状
態(A)にあるときに、作業者が前記スロットルレバー
(22)を握ることによって、前記クラッチドラム(3
4)が前記制動装置(36)の制動力を越えて回転し、
前記可動刃(18)が作業者の意に反して駆動される事
態を回避することができ、安全性をなお一層確保するこ
とができる。また、前記摩擦部材(38)と前記クラッ
チドラム(34)に過負荷がかからず、前記制動装置
(36)に損傷を与えることがなく、また、前記制動装
置(36)の部品の寿命を長くすることができる。
を添付の図面を参照しつつ説明する。なお、本実施例に
おいては、携帯用刈取機として携帯式刈払機を例示とし
て説明する。図1〜図4は、本発明の第一の実施例にか
かる携帯式刈払機を示す。図1は、第一の実施例にかか
る携帯式刈払機全体を示す斜視図である。図1に示す携
帯式刈払機2の基本的構成は周知であり、典型的にはハ
ウジング4に収容された空冷式の2サイクル内燃機関6
を有する動力部8と、該動力部8から前方に真っ直ぐに
延びる操作桿10と、該操作桿10の前端に設けられた
回転式刈刃装置12とを有する。前記内燃機関6のクラ
ンク軸72からの動力は、後述する遠心クラッチ32及
び前記操作桿10内に収容された伝動軸14を介して前
記回転式刈刃装置12に伝達され、該回転式刈刃装置1
2によって可動刃としての刈刃18が回転駆動される。
前記操作桿10の中間部分には、ハンドルバー16が設
けられており、該ハンドルバー16の左右両端にそれぞ
れ、右グリップ部分19と左グリップ部分20が設けら
れている。前記内燃機関6の気化器46のスロットル弁
46aの開度調整操作を行うためのスロットルレバー2
2が、右グリップ部分19に隣接して設けられている。
後に詳述するように、前記スロットルレバー22は、ス
ロットルケーブル54を介して前記スロットル弁46a
に連結されている。また、ブレーキ解除レバー24が前
記左グリップ部分20に隣接して設けられており、該ブ
レーキ解除レバー24は、後述するように、前記内燃機
関6と前記伝動軸14との間に介装された遠心クラッチ
32のクラッチドラム34の回りに配設された摩擦部材
であるブレーキバンド38に、ブレーキケーブル48を
介して連結されている。
り、棒状第一揺動部材40が初期位置である制動位置A
にあり、前記ブレーキバンド38が前記クラッチドラム
34に対して締付け押圧された状態を示す図である。図
2に示すように、本実施例にかかる前記携帯式刈払機2
は、前記内燃機関6の前記クランク軸72に作動上連結
された前記遠心クラッチ32を有する。該遠心クラッチ
32の前記クラッチドラム34の回転は、作業者が刈払
作業を行っていない間、前記刈刃18の空転を防止する
ための制動装置36によって規制される。該制動装置3
6は、前記遠心クラッチ32の前記クラッチドラム34
の回りに配設された摩擦部材としての前記ブレーキバン
ド38と、前記クラッチドラム34の周面34aに対し
て前記ブレーキバンド38を締め付けたり、また、緩め
たりして、前記制動装置36の制動及び解除を行うため
の前記棒状第一揺動部材40を有する。該棒状第一揺動
部材40は、そのほぼ中間部分に配置された第一枢軸4
2を中心として左右揺動可能に、前記ハウジング4に対
して取付けられている。前記棒状第一揺動部材40の下
方アーム部分40aの下端は、前記ブレーキバンド38
の一端38aに連結され、前記棒状第一揺動部材40が
前記第一枢軸42を中心として、前記ブレーキバンド3
8を前記クラッチドラム34の前記周面34aに対して
押圧する制動位置Aと、前記クラッチドラム34の前記
周面34aから離間させる非制動位置Bとの間で左右に
揺動する。前記ブレーキバンド38は帯状のばね鋼材か
らなり、前記クラッチドラム34の回りに曲げて配設さ
れ、他端38bは前記ハウジング4に係止されている。
図2に示すように、前記棒状第一揺動部材40は、前記
第一枢軸42に対してその上方アーム部分40bに付勢
力を与える第一引張ばね44によって、前記制動位置A
方向に向けて付勢されており、これにより、常時は前記
ブレーキバンド38が前記クラッチドラム34に対して
押圧される。
見たとき前記操作桿10に対して左側に、前記気化器4
6が配設されている。該気化器46の内部にスロットル
弁46aが設けられている。再び、図2を参照すると、
前記棒状第一揺動部材40には、前記第一枢軸42の近
傍から、前記気化器46から遠ざかる方向に、横方向に
延びる横方向アーム部分40cが一体的に形成されてお
り、該横方向アーム部分40cの先端に、前記ブレーキ
解除レバー24に連結された前記ブレーキケーブル48
がほぼ遊びのない状態で連結されている。更に、前記棒
状第一揺動部材40の上方には、上向きにV字形に突出
する第二揺動部材50が、そのV字形の基端が前記棒状
第一揺動部材40の前記上方アーム部分40bの上端
に、第二枢軸52を中心として左右揺動自在に設けられ
ている。該V字形第二揺動部材50の二つの揺動アーム
部分のうち、前記気化器46から遠い側のスロットルレ
バー側揺動アーム部分50aには、前記スロットルレバ
ー22に連結された第一スロットルワイヤ部分54が連
結されている。該第一スロットルワイヤ部分54は、前
記スロットルレバー側揺動アーム部分50aから前記ス
ロットルレバー22に向かって下方に延びている。ま
た、前記V字形揺動部材50の二つの揺動アーム部分の
うち、前記気化器46に近い側の気化器側揺動アーム部
分50bには、前記気化器46に設けられた前記スロッ
トル弁46aに連結された第二スロットルワイヤ部分5
6が連結されている。該第二スロットルワイヤ部分56
は、前記気化器側揺動アーム部分50bから前記気化器
46の前記スロットル弁46aに向かって、横方向に延
びている。すなわち、前記第一スロットルワイヤ部分5
4と第二スロットルワイヤ部分56は、前記V字形揺動
部材50との連結点54a、56aを中心として屈曲す
る経路Rに沿って延びている。
記制動位置Aにあるとき、前記V字形揺動部材50の前
記第二枢軸52は、前記屈曲する経路Rから遠ざかった
位置にあり、図2に示すように、前記第一スロットルワ
イヤ部分54及び前記第二スロットルワイヤ部分56に
は遊びが設けられている。従って、前記棒状第一揺動部
材40が前記制動位置Aにあるとき、作業者が前記スロ
ットルレバー22を一杯に握っても、前記遊びにより、
前記スロットルワイヤ54、56を介する前記スロット
ル弁46aへの作動有効伝達が阻止されており、前記ス
ロットル弁46aは開かれず、前記内燃機関6の動力に
よって前記クラッチドラム34が回転駆動されることは
ない。図3は、図1に示すIII −III 矢視断面図であ
り、作業者が前記ブレーキ解除レバー24を握り、前記
棒状第一揺動部材40が制動位置Aから非制動位置Bに
移動され、前記ブレーキバンド38が緩められた状態を
示す図である。
24を握り続けると、前記ブレーキケーブル48を介し
て、前記棒状第一揺動部材40の横方向アーム部分40
cが引っ張られ、前記第一引張ばね44の付勢力に抗し
て、前記棒状第一揺動部材40が前記制動位置Aから前
記非制動位置Bに移動される。これにより、前記ブレー
キバンド38が図3に示すように緩められる。ばね鋼材
製の前記ブレーキバンド38は、その弾性的戻り力によ
り前記クラッチドラム34の前記周壁34aと間隔を隔
てる方向に移動し、前記ハウジング4に形成されたブレ
ーキバンドストッパである三つの突起4a、4a、4a
に当接した位置に保持される。前記第一スロットルワイ
ヤ部分54は、管54aの中に相対移動可能に収容され
ている。該管54aの上端から前記V字形第二揺動部材
50の前記スロットルレバー側揺動アーム部分50aま
での距離は、図3に示す前記棒状第一揺動部材40の前
記非制動位置Bにおける距離d2の方が、図2に示す前
記棒状第一揺動部材40の前記制動位置Aにおける同じ
部分の距離d1よりも長い。すなわち、前記棒状第一揺
動部材40が前記制動位置Aから前記非制動位置Bへ移
動すると、前記棒状第一揺動部材40の上端に位置する
前記V字形第二揺動部材50の前記第二枢軸52が、前
記スロットルワイヤ54、56の延びる経路Rに向かっ
て矢印Rbで示す方向に移動され、前記第一スロットル
ワイヤ部分54及び前記第二スロットルワイヤ部分56
に遊びがない状態となる。前記V字形第二揺動部材50
は、図3に示すように、前記第一スロットルワイヤ部分
54及び前記第二スロットルワイヤ部分56に遊びがな
い状態の位置まで、前記第一スロットルワイヤ部分54
と前記第二スロットルワイヤ部分56によって、互いに
反対の回転方向に引っ張られ、互いに均衡した位置にあ
る。これにより、前記スロットルレバー22と前記スロ
ットル弁46aとの間の作動有効伝達が可能とされる。
24を握ることにより、前記棒状第一揺動部材が制動位
置Aから非制動位置Bに移動されて前記ブレーキバンド
38が緩められ、更に、前記スロットルレバー22を握
って、前記スロットル弁46aの開操作を行った状態を
示す図である。作業者が前記ブレーキ解除レバー24を
握ったまま、引続き、前記スロットルレバー22を握る
と、前記スロットルレバー22の引きストローク増大に
伴って、前記第一スロットルワイヤ部分54と前記第二
スロットルワイヤ部分56が引っ張られ、前記スロット
ル弁46aが開かれる。前記第一スロットルワイヤ部分
54と前記第二スロットルワイヤ部分56の移動によっ
て、前記V字形第二揺動部材50だけが前記第二枢軸5
2を中心として前記棒状第一揺動部材40に対して揺動
し、前記棒状第一揺動部材40は前記非制動位置Bに保
持されたまま揺動しない。
払機の第二の実施例を示す。図5は、本発明の第二の実
施例にかかる携帯式刈取機の全体を示す斜視図である。
図1に示す携帯式刈払機2と比較して、図5に示す携帯
式刈払機2’には、前記左グリップ部分20に隣接して
設けられた前記ブレーキ解除レバー24が設けられてい
ない点を除いては、両者は同様に構成されている。従っ
て、同様な部分については同じ符号で示している。図6
は、図5に示すVI− VI 矢視断面図である。また、図7
は、図9に示すVII −VII 矢視断面図である。前記ハウ
ジング4の後部には、前記内燃機関6を始動するための
リコイルスタータ60が設けられている。該リコイルス
タータ60自体の構成は周知のものであり、例えば、実
開平5−92470号公報に開示されている。従って、
ここでは、前記リコイルスタータ60の構成の詳細な説
明は省略し、概略的に説明する。該リコイルスタータ6
0は、スタータカバー62と、先端に取付けられたハン
ドル64を強く引っ張って、リコイルロープ66を引く
ことにより回転されるリコイルドラム68と、前記スタ
ータカバー62に設けられた軸受部70に軸支され、か
つ、前記リコイルドラム68の回転にともなってベンデ
ィックスギア式に軸線方向前方に移動して前記リコイル
ドラム68からのトルクをクランクシャフト72に伝達
する回転伝達部材74とを有する。
には、前記内燃機関6のデコンプ装置76が設けられて
いる。該デコンプ装置76の構成も、例えば、実開平5
−92470号公報に開示されているデコンプ装置と同
様に構成されており、それ自体公知であるので詳細な説
明は省略するが、前記デコンプ装置76は、前記回転伝
達部材74に取付けられ、かつ、デコンプ弁76aまで
上方に延びる押圧部材78を有する。該押圧部材78
は、前記回転伝達部材74の軸方向前方への移動に伴っ
て一体的に軸線方向前方に移動し、前記デコンプ弁76
aを押して開弁させる。それにより、前記内燃機関6の
燃焼室80の混合気が、図示しないデコンプ通路を通じ
て掃気ポートに導出され、ピストンの頂面に作用する圧
力が低減され、前記リコイルスタータ60に大きな操作
力を与えずに、容易に前記内燃機関6を始動させること
ができる。
向前方に移動すると、該回転伝達部材74に取付けられ
た前記押圧部材78も軸方向前方に移動する。また、前
記ハウジング4内には、図7を見ても分かるように、前
記押圧部材78の前方近傍から、前記内燃機関6のシリ
ンダ部分を迂回するようにして、前記ハウジング4の前
方壁まで水平方向に延びる連動部材である軸線方向移動
部材82が設けられている。前記軸線方向移動部材82
の前端部近傍には、前記ハウジング4の前方壁4bの外
面に第三枢軸84aで枢着され、かつ、前記ハウジング
4の前記前方壁4bに隣接する保持位置(C)と、前記
ハウジング4の前記前方壁4bから遠ざかる方向に回動
した退避位置(D)との間で回動可能に設けられた保持
部材84が設けられている(図9も参照)。該保持部材
84は第二ばね86によって前記保持位置(C)に付勢
されている。前記保持部材84は、前記棒状第一揺動部
材40の前記下方アーム部分40aと係合し(図7参
照)、前記棒状第一揺動部材40を前記非制動位置Bに
保持している。なお、前記保持部材84は、前記軸線方
向移動部材82が、前記回転伝達部材74の軸線方向前
方への移動に伴う前記押圧部材78の前方移動によっ
て、前記保持位置(C)から前記退避位置(D)に移動
される。
り、前記棒状第一揺動部材40が初期位置である非制動
位置Bにあり、前記ブレーキバンド38が緩められた状
態を示す。図9は、図6に示すIX−IX矢視断面図であ
る、図8と同様な図である。図8及び図9は、図2〜図
4において示す第一の実施例の図3に対応するが、本第
二の実施例においては、前記ブレーキ解除レバー24、
前記ブレーキケーブル48、及び前記棒状第一揺動部材
40の前記横方向アーム部分40cが設けられていない
点、及び、前記棒状第一揺動部材40が、前記保持部材
84によって、前記非制動位置Bに保持されており、初
期状態において、前記ブレーキバンド38が前記クラッ
チドラム34と間隔を隔てた、緩められた状態にある点
を除いて同様に構成されている。従って、同様な部分に
ついては同じ符号で示す。前記第一スロットルワイヤ部
分54と前記第二スロットルワイヤ部分56は、第一の
実施例と同様に、前記V字形第二揺動部材50との連結
点54a、56aを中心として屈曲する経路Rに沿って
延びている。また、前記棒状第一揺動部材40が前記非
制動位置Bにあり、前記棒状第一揺動部材40の上端に
位置する前記V字形揺動部材50の前記第二枢軸52
が、前記スロットルワイヤ54、56の延びる前記経路
Rに向かって矢印Rbの方向に移動した位置にある。す
なわち、前記第一スロットルワイヤ部分54及び前記第
二スロットルワイヤ部分56は、図8及び図9に示すよ
うに遊びがない状態となっており、前記スロットルレバ
ー22と前記スロットル弁46aとの間の作動伝達経路
が作られている。前記棒状第一揺動部材40は、前記制
動位置Aに前記第一引張ばね44によって付勢されてい
るが、図7に示すように、前記ハウジング4の外面に設
けられた前記保持部材84が前記保持位置(C)にある
とき、前記棒状回転部材40に係合し、前記第一引張ば
ね44の付勢力に抗して前記非制動位置Bに保持する。
更に、前記ハウジング4の外面には、前記棒状第一揺動
部材40の前記上方アーム部分40bに連結され、か
つ、横方向に移動可能なリセット操作部88が設けられ
ている。後に詳述するが、前記前記保持部材84が前記
軸線方向移動部材82によって前記退避位置(D)に移
動されると、前記棒状第一揺動部材40が前記第一引張
ばね44によって、前記非制動位置Bから前記制動位置
Aに移動される。作業者が前記リセット操作部88を横
方向に移動させることにより、前記棒状第一揺動部材4
0を前記制動位置Aから前記非制動位置Bに移動させる
ことができ、前記棒状第一揺動部材40が前記非制動位
置Bまで移動すると、前記保持部材84が前記第二ばね
86の付勢力によって、前記退避位置(D)から前記保
持位置(C)に移動され、これにより、前記棒状第一揺
動部材40は前記非制動位置Bに保持される。
ルスタータ60を作動させ、前記軸線方向移動部材82
によって前記保持部材84が解除されたときの、前記制
動装置36及び前記スロットルワイヤ54、56の状態
を示し、図2と同様な図である。図12は、作業者が前
記リセット操作部88を横方向に移動させ、前記棒状第
一揺動部材40が制動位置Aから非制動位置Bに移動さ
れて前記ブレーキバンド38が緩められ、更に、前記ス
ロットルレバー22を握って、前記スロットル弁46a
の開操作を行ったときの状態を示す図である。まず、図
6、図7、図10及び図11を参照しつつ、前記制動装
置36と前記スロットルワイヤ54、56の作動を説明
すると、まず、前記制動装置36は、初め、図8及び図
9に示す前記非制動位置Bにある。作業者が、図6に示
す前記リコイルスタータ60の前記ハンドル64を持っ
て、前記リコイルロープ66を強く引っ張ると、前記回
転伝達部材74及びそれに取付けられた前記押圧部材7
8が軸線方向前方に移動し、前記軸線方向移動部材82
も軸線方向前方に移動する。該軸線方向移動部材82の
移動によって、前記保持部材84は、図7に実線で示す
前記保持位置(C)から仮想線で示す前記退避位置
(D)に枢動され、前記保持部材84と前記棒状第一揺
動部材40との係合が解除される。これにより、図8及
び図9に示す前記非制動位置Bにある前記棒状第一揺動
部材40が、前記第一引張ばね44の付勢力によって、
図10及び図11に示す前記制動位置Aに移動され、前
記ブレーキバンド38が前記クラッチドラム34の回り
に締付けられる。また、前記V字形第二揺動部材50の
前記第二枢軸52は、前記スロットルワイヤ54、56
の屈曲する経路Rから遠ざかる矢印Raで示す方向に移
動され、前記第一の実施例において図2を参照しつつ説
明したように、前記第一スロットルワイヤ部分54及び
前記第二スロットルワイヤ部分56が緩んだ状態にな
り、遊びが設けられる。これにより、前記スロットルレ
バー22から前記スロットル弁46aへの作動有効伝達
が阻止される。
を肩に掛け、前記携帯式刈払機2’を持つ。このとき、
作業者が前記スロットルレバー22を握ったとてして
も、前記第一スロットルワイヤ部分54及び前記第二ス
ロットルワイヤ部分56の遊びにより、前記スロットル
弁46aが開かれることがない。従って、前記クラッチ
ドラム34が前記ブレーキバンド38によって制動され
た状態にあるときには、前記クラッチドラム34は回転
駆動されない。前記状態において前記内燃機関6の始動
後、作業者は手で前記リセット操作部88を横方向に押
す。これにより前記棒状第一揺動部材40が前記制動位
置Aから前記非制動位置Bに回転され、前記保持部材8
4が前記第二ばね86の付勢力によって、前記退避位置
(D)から前記保持位置(C)に移動され、前記棒状第
一揺動部材40と係合して、これを図8及び図9に示す
前記非制動位置Bに保持する。また、これにより、前記
V字形第二揺動部材50の前記第二枢軸52が、再び、
前記スロットルワイヤ54、56の屈曲する経路Rに向
かって矢印Rbで示す方向に移動され、前記第一スロッ
トルワイヤ部分54及び前記第二スロットルワイヤ部分
56は遊びのない引張状態となる。すなわち、前記スロ
ットルレバー22から前記スロットル弁46aへの作動
有効伝達経路が作られる。また、このとき、前記ブレー
キバンド38は緩められ、前記クラッチドラム34は自
由に回転することができる。
ると、前記スロットルレバー22のストローク分だけ前
記第一スロットルワイヤ部分54が引っ張られ、図12
に示すように、前記棒状第一揺動部材が移動することな
く、前記V字形第二揺動部材50だけが前記第二枢軸5
2を中心として揺動し、前記第二スロットルワイヤ部分
56が引っ張られて、前記スロットル弁46aが開かれ
る。これにより、前記内燃機関6の動力により前記クラ
ッチドラム34が回転され、前記刈刃18が回転駆動さ
れる。本発明の第一の実施例及び第二の実施例によれ
ば、前記棒状第一揺動部材40が前記制動位置Aと前記
非制動位置Bとの間を移動するとき、前記スロットルワ
イヤ54、56が連結された前記V字形第二揺動部材5
0の前記第二枢軸52が、前記スロットルワイヤ54、
56の延びる経路Rから遠ざかる矢印Raで示す方向
に、また、それに近づく方向に移動するので、前記制動
装置36の作動と、前記スロットルレバー22から前記
スロットル弁46aへの作動有効伝達経路を断ったり、
作ったりするタイミングの連動を図ることができる。従
って、前記制動装置36が作動しているときに、前記ク
ラッチドラム34が前記制動装置36の制動力を越えて
回転駆動され、意に反して前記刈刃18が回転されてし
まう事態を回避することができる。また、前記クラッチ
ドラム34が回転してしまうことにより前記制動装置3
6に損傷を与えることがなく、また、前記ブレーキバン
ド38の寿命を長くすることができる。他方、前記制動
装置36が前記非制動状態Bにあるときには、前記第二
枢軸52が前記スロットルワイヤ54、56の屈曲した
経路Rに向かって矢印Rbで示す方向に移動して、前記
スロットルワイヤ54、56に遊びがない状態となるの
で、前記スロットルレバー22の操作に応答して、前記
スロットル弁46aが開き、前記クラッチドラム34が
回転駆動される。
レバー24を握って、前記制動装置36を解除していな
い限り、作業者が前記スロットルレバー22を握って
も、前記スロットルワイヤ54、56に設けられた遊び
により、前記スロットル弁46aに前記スロットルレバ
ー22のストロークが有効に伝達されない。従って、作
業者の誤動作によって、前記刈刃18が前記制動装置3
6の制動力を越えて回転駆動されたり、前記制動装置3
6に損傷を与えてしまうような事態を回避することがで
きる。また、作業者は刈取作業中、左右の前記グリップ
部分18、20を握って作業するので、前記ブレーキ解
除レバー24を前記左グリップ部分20と一緒に握る自
然な体勢で、作業中、前記制動装置36を解除した状態
に維持することができる。また、前記ブレーキ解除レバ
ー24から手を離せば、前記ブレーキバンド38が前記
クラッチドラム34に締付けられて回転が制動され、そ
れと同時に、前記スロットルワイヤ54、56が緩むこ
とにより前記スロットル弁46aが自動的に閉じるの
で、前記クラッチドラム34には動力が伝達されず、短
時間に、小さな制動力で、前記刈刃18の回転を停止さ
せることができる。
コイルスタータ60の前記回転伝達部材74の軸線方向
前方の移動を利用し、前記リコイルスタータ60による
前記内燃機関6の始動と、前記制動装置36の作動を自
動的に連動させることができる。また、作業者が前記リ
セット操作部88を操作することにより、前記制動装置
36を解除するようになっているので、前記作業者は、
周囲の安全性を確認した上で、前記制動装置36を解除
することにより、なお一層の安全性を確保することがで
きる。本発明は、以上の実施例に限定されることなく、
特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更
が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるも
のであることはいうまでもない。
例においては、前記V字形第二揺動部材50はV字形で
あるが、前記V字形第二揺動部材50は前記棒状第一揺
動部材40に対して揺動自在に設けられていればよく、
例えば、下端が前記第二枢軸52に連結されたI字形で
あってもよい。また、その他の形状であってもよい。前
記V字形第二揺動部材50の形状は、前記第一スロット
ルワイヤ部分54と前記第二スロットルワイヤ部分56
の延びる方向、及び、前記スロットル弁46aの開弁操
作に必要な、前記スロットルレバー22の操作に伴う前
記第一スロットルワイヤ54及び第二スロットルワイヤ
56のストロークに基づき、適宜決定すれば良い。ま
た、前記棒状第一揺動部材40は棒状である必要はな
く、前記第一枢軸42を中心として揺動し、かつ、前記
V字形第二揺動部材50を揺動自在に設けることができ
れば、例えば、板状部材であってもよい。
における前記棒状第一揺動部材40においては、それが
揺動することによって、前記V字形第二揺動部材50の
前記第二枢軸52を前記スロットルワイヤ54、56の
延びる経路に向かって矢印Rbで示す方向及び遠ざかる
矢印Raで示す方向に移動させるようになっているが、
前記V字形第二揺動部材50が枢着されている部材を、
横方向に直線移動させるようにして、前記第二枢軸52
を移動させるようにしてもよい。この場合、前記ブレー
キバンド38は、この部材の直線移動によって、前記ク
ラッチドラム34の周に締め付けたり、緩めたりするよ
うにすればよい。更に、前記第一の実施例及び第二の実
施例における前記制動装置36においては、前記ブレー
キバンド38を前記クラッチドラム34に締め付けるよ
うにしているが、他の摩擦部材を前記棒状第一揺動部材
40の移動により、前記クラッチドラム34に押圧する
ようにしてもよい。
あるとき、クラッチドラムの駆動を確実に断つことを可
能にした携帯式刈取機を提供することができる。
体を示す斜視図である。
揺動部材が初期位置である制動位置にあり、ブレーキバ
ンドがクラッチドラムに対して締付けられた状態を示す
図である。
者がブレーキ解除レバーを握り、棒状第一揺動部材が制
動位置から非制動位置に移動され、ブレーキバンドが緩
められた状態を示す図である。
揺動部材が制動位置から非制動位置に移動されてブレー
キバンドが緩められ、更に、スロットルレバーを握っ
て、スロットル弁の開弁操作を行った状態を示す図であ
る。
全体を示す斜視図である。
揺動部材が初期位置である非制動位置にあり、ブレーキ
バンドが緩められた状態を示す。
様な図である。
部材によって保持部材が解除されたときの制動装置及び
スロットルワイヤの状態を示し、図2と同様な図であ
る。
一揺動部材が制動位置から非制動位置に移動されてブレ
ーキバンドが緩められ、更に、スロットルレバーを握っ
て、スロットル弁の開弁操作を行ったときの状態を示す
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関(6)の動力を遠心クラッチ
(32)を介して可動刃(18)に伝達するとともに、
前記内燃機関(6)の出力を手動式のスロットルレバー
(22)を操作することによりスロットルワイヤ(5
4、56)を介してスロットル弁(46a)の開度を調
整する携帯式刈取機(2、2’)において、 前記遠心クラッチ(32)のクラッチドラム(34)と
対面して配置された摩擦部材(38)と、該摩擦部材
(38)に連結され、かつ、該摩擦部材(38)を前記
クラッチドラム(34)に対して押圧する制動位置
(A)と、前記クラッチドラム(34)から離間させる
非制動位置(B)との間で揺動可能な第一揺動部材(4
0)と、前記スロットルワイヤ(54、56)の中間部
分に連結され、かつ、前記スロットルレバー(22)の
操作による前記スロットルワイヤ(54、56)の移動
に伴って、前記第一揺動部材(40)に対して枢軸(5
2)を中心として揺動自在に設けられた第二揺動部材
(50)とを有し、 前記スロットルワイヤ(54、56)は前記第二揺動部
材(50)との連結点(54a、56a)を中心として
屈曲した経路(R)に沿って延びており、前記第一揺動
部材(40)が前記非制動位置(B)にあるとき、前記
スロットルワイヤ(54、56)が遊びのない状態とな
るように、前記第二揺動部材(50)の前記枢軸(5
2)が前記第一揺動部材(40)の揺動によって前記屈
曲した経路(R)に向かって移動され、前記第一揺動部
材(40)が前記制動位置(A)にあるとき、前記スロ
ットルワイヤ(54、56)に遊びが設けられるよう
に、前記第二揺動部材(50)の前記枢軸(52)が前
記第一揺動部材(40)の揺動によって前記屈曲した経
路(R)から遠ざかって移動される、ことを特徴とする
携帯用刈取機。 - 【請求項2】 更に、前記第一揺動部材(40)を前記
制動位置(A)に付勢するための付勢手段(44)と、
前記第一揺動部材(40)を前記付勢手段(44)の付
勢力に抗して、前記制動位置(A)から前記非制動位置
(B)に移動させるための制動解除手段(40c、4
8)を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯
用刈取機。 - 【請求項3】 更に、前記第一揺動部材(40)を前記
制動位置(A)に付勢するための付勢手段(44)と、
前記第一揺動部材(40)と係合して、該第二揺動部材
(40)を前記付勢手段(44)の付勢力に抗して前記
非制動位置(B)に保持する保持位置(C)と前記第一
揺動部材(40)から遠ざかる退避位置(D)との間で
移動する保持部材(84)と、前記内燃機関(6)を始
動するためのリコイルスタータ(60)とを有し、該リ
コイルスタータ(60)は、リコイルロープ(66)に
よって回転されるリコイルドラム(68)と、該リコイ
ルドラム(68)の回転に連動して軸線方向に移動し
て、前記リコイルドラム(68)からのトルクを前記内
燃機関(6)のクランクシャフト(72)に伝達するた
めの回転伝達部材(74)と、該回転伝達部材(74)
の移動によって前記保持部材(84)を前記退避位置
(D)から前記保持位置(C)に移動させる連動部材
(82)とを有する、ことを特徴とする請求項1に記載
の携帯用刈取機。
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